JPH1173228A - 水位調整装置 - Google Patents

水位調整装置

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Publication number
JPH1173228A
JPH1173228A JP23398097A JP23398097A JPH1173228A JP H1173228 A JPH1173228 A JP H1173228A JP 23398097 A JP23398097 A JP 23398097A JP 23398097 A JP23398097 A JP 23398097A JP H1173228 A JPH1173228 A JP H1173228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water tank
pool
valve
open
Prior art date
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Pending
Application number
JP23398097A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Yokoyama
文郎 横山
Seiji Kawai
精二 川井
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP23398097A priority Critical patent/JPH1173228A/ja
Publication of JPH1173228A publication Critical patent/JPH1173228A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水資源を有効に使いつつ、かつ、ポンプの寿命
を損なわない、安価で簡便な水位調整装置と、水位調整
装置を付設したプール浄化システムを提供する。 【解決手段】開放系水槽1からの送水量の一部を還流す
る分岐管5を付設した送水管4と、開放系水槽1の水位
に応じて還流水量を調整する弁6とを設けた水位調整装
置とし、固液分離装置15とプール14の間に開放系水
槽1を設けたプール浄化システムの開放系水槽1に、そ
の水位調整装置を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プール水を浄化し
再利用するためのプール浄化システムなどに好適な水位
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プール浄化システムには開放系水槽が設
けられている場合が多いが、この場合、必要に応じた量
の浄水を常時プールへ送水できるようにするために、開
放系水槽の水位を一定レベルに保たなければならない。
そのため、開放系水槽に取り付けられた受水ポンプと送
水ポンプの流量を設定するが、初期設定を行うだけで
は、開放系水槽の水位を一定に保つことは困難である。
【0003】そこで、開放系水槽内に設置された液面計
の高・低水位レベルに応じて受水ポンプまたは送水ポン
プのON・OFFを繰り返したり、送水量より受水量を
多くし余分な水をオーバーフロー管で排出するなどし
て、水槽内の水位を調整していた。しかし、受水ポンプ
または送水ポンプのON・OFFを繰り返すことはポン
プの寿命を短くし、また、余分な水を排出することは費
用が安く容易であるが資源の無駄になるので好ましくな
い。
【0004】一方、ポンプの断続を避けるためにインバ
ータ方式によって受水量または送水量を調整し開放系水
槽内の水位を一定範囲に保つ方法もあるが、センサトラ
ブルが生じ易いことに加えて設備費用も高くなるので、
簡単には採用しがたい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、受水
ポンプや送水ポンプのスイッチを断続することなく、か
つ、水資源を無駄することなく水位を調整する、安価で
簡便な水位調整装置と、水位調整装置を付設したプール
浄化システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の水位調整装置は、開放系水槽からの送水量の
一部をその開放系水槽に還流する分岐管を付設した送水
管と、開放系水槽の水位に応じて還流水量を調整する弁
とを設けたことを特徴とするものである。ここで、上記
弁がボールタップ弁であることが好ましい。
【0007】また、上記課題を達成するための本発明の
プール浄化システムは、固液分離装置とプールとの間に
開放系水槽を設けたプール浄化システムにおいて、開放
系水槽に、その開放系水槽からプールへの送水量の一部
を上記開放系水槽に還流する分岐管を付設した送水管
と、開放系水槽の水位に応じて還流水量を調整する弁と
を設けた水位調整装置を付設したことを特徴とするもの
である。ここで、上記弁がボールタップ弁であることが
好ましく、また、上記固液分離装置が回転ドラム型であ
ることも好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すプール浄化システム
は、プール14と固液分離装置15の間に開放系水槽1
が配置され、プール14から固液分離装置15、固液分
離装置15から開放系水槽1、開放系水槽1からプール
14へと水が循環するように、受送水管で接続されてい
る。開放系水槽1とプール14とを接続する送水管4に
は、開放系水槽1からプール14への送水量の一部を開
放系水槽1に還流するための分岐管5が設けられてい
る。送水管4の上流側には、送水ポンプ3とバタフライ
弁7および逆止弁13が順に取り付けらており、分岐管
5の上流側には、ボールコック弁8とボールタップ弁6
が順に取り付けられている。また、開放系水槽1には、
液面計9、オーバーフロー管10、排水管11、排水弁
12が設けられている。
【0009】固液分離装置15は回転ドラム型であるこ
とが好ましい。回転ドラム型固液分離装置とは、胴に濾
布を装着した濾過ドラム内に原水を導入し、濾過ドラム
を回転させることにより水中の固形成分を分離し浄水を
得るものである。固液分離装置15が回転ドラム型であ
ると、絶えず濾布が逆洗され目詰まりが少ないので開放
系水槽の受水量の変動が小さくなる。そのため、安価で
簡便なボールタップ弁での水位調整も、より円滑に行わ
れる。
【0010】回転ドラム型固液分離装置15で濾過処理
されたプール水は、受水管2を経て、開放系水槽1に導
入される。同時に、開放系水槽1内の水は、送水ポンプ
3によってバタフライ弁7と送水管4を経てプール14
に送られる。また、プールへの送水量の一部が、開放系
水槽1の水位を一定に保つために取り付けられたボール
タップ弁6の開度に応じて、分岐管5を通り開放系水槽
1に送られる。なお、圧損の関係から分岐管5が優先流
路となる。
【0011】受水管2から開放系水槽1に取り込まれる
水量をQ、開放系水槽1から送水ポンプ3で送られる水
量をQ+αとすると、送水管4に設けられた分岐管5を
経て開放系水槽1に還流される水量をαとすることで、
開放系水槽1内の水位を一定にすることができる。な
お、αは還流水量の最大値であり、ボールコック弁8で
設定し、Q+αは送水量の最大値であり、バタフライ弁
7で設定する。
【0012】受水量がQ−βと減少すると、送水ポンプ
3で送水される水量はQ+αであるから開放系水槽1内
の水位は低下する。水位が低下するとボールの動きによ
りタップ弁の開度が大きくなり、開放系水槽1内に還流
される水量は増加しα+βとなり、プール14に戻され
る水は減少してQ−βとなる。その結果、開放系水槽1
内の水位は一定範囲内で調整される。反対に、受水量が
Q+βと増加した場合は、水槽内の水位は上昇してボー
ルの動きによりタップ弁の開度が小さくなり、開放系水
槽1内に還流する水量は減少しα−βとなり、プール1
4に戻される水は増加してQ+βとなる。その結果、開
放系水槽1内の水位は一定範囲内で調整される。この受
水量の変動βがβ>αの場合は、タップ弁が閉まり開放
系水槽1内に還流する水量が0となり、プール14にQ
+αの水が戻される。その結果、一時的にはβ−αの水
が余分に開放系水槽1に貯えられることになるが、開放
系水槽1に還流する水量が0の状態が続くので、開放系
水槽1に貯えられる水量および水位は一定範囲内で調整
され、元に戻る。
【0013】受水量の変動βがαよりも大きい状態が長
時間続くと、還流による調整の範囲を越えるために水槽
内の水位を一定範囲に保つことができなくなる。その場
合は、オーバーフロー管10および排水管11から余分
な水を流したり、液面計9に付設されているリミットス
ィッチで送水ポンプ3を停止し、プール14への送水を
止める必要がある。そして、送水ポンプ3を停止した場
合に水が逆流することを防ぐために、逆止弁13が取り
付けられている。しかし、通常、受送水する開放系水槽
1において受水量が調整の範囲を越えて変動することは
なく、また、必要があればバタフライ弁7の開きを調整
したり、ボールコック弁8でαを調整すればよいので、
オーバーフローさせたり、送水ポンプ3をOFFにする
必要はない。
【0014】本発明の水位調整装置の作動を円滑にする
ためには、αがQに対して20%以下で設定されること
が好ましく、さらには10〜12%であることが好まし
い。
【0015】
【発明の効果】本発明の水位調整装置は、開放系水槽の
水位に応じて還流水量を調整する弁を有するので、受送
水ポンプをON・OFFせずに、そして、開放系水槽内
の水をオーバーフローさせずにその水位を一定に保つこ
とができる。その結果ポンプの寿命を延ばすことがで
き、また、水資源を無駄にせず有効に使うことができ
る。ボールタップ弁を用いた場合には安価で簡便であ
る。
【0016】また、本発明の水位調整装置を付設したプ
ール浄化システムによっては、浄水を断続することなく
プールへ還流することができ、プールのアメニティ度が
向上される。そして、ボールタップ弁を用いた場合は安
価で簡便なシステムとなる。また、回転ドラム型固液分
離装置を用いた場合には、絶えず濾布が逆洗され目詰ま
りが少ないので開放系水槽の受水量の変動は小さく、開
放系水槽の水位調整がより円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプール浄化システムの一実施態様を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 : 開放系水槽 2 : 受水管 3 : 送水ポンプ 4 : 送水管 5 : 分岐管 6 : ボールタップ弁 7 : バタフライ弁 8 : ボールコック 9 : 液面計 10 : オーバーフロー管 11 : 排水管 12 : 排水弁 13 : 逆止弁 14 : プール 15 : 固液分離装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放系水槽からの送水量の一部をその開放
    系水槽に還流する分岐管を付設した送水管と、開放系水
    槽の水位に応じて還流水量を調整する弁とを設けたこと
    を特徴とする水位調整装置。
  2. 【請求項2】上記弁がボールタップ弁である、請求項1
    に記載の水位調整装置。
  3. 【請求項3】固液分離装置とプールとの間に開放系水槽
    を設けたプール浄化システムにおいて、開放系水槽に、
    その開放系水槽からプールへの送水量の一部を上記開放
    系水槽に還流する分岐管を付設した送水管と、開放系水
    槽の水位に応じて還流水量を調整する弁とを設けた水位
    調整装置を付設したことを特徴とするプール浄化システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記弁がボールタップ弁である、請求項3
    に記載のプール浄化システム。
  5. 【請求項5】上記固液分離装置が回転ドラム型である、
    請求項3または4に記載のプール浄化システム。
JP23398097A 1997-08-29 1997-08-29 水位調整装置 Pending JPH1173228A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23398097A JPH1173228A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 水位調整装置

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JP23398097A JPH1173228A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 水位調整装置

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JPH1173228A true JPH1173228A (ja) 1999-03-16

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ID=16963657

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JP23398097A Pending JPH1173228A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 水位調整装置

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