JPH1171070A - エレベータのテールコードケーブル - Google Patents
エレベータのテールコードケーブルInfo
- Publication number
- JPH1171070A JPH1171070A JP23494897A JP23494897A JPH1171070A JP H1171070 A JPH1171070 A JP H1171070A JP 23494897 A JP23494897 A JP 23494897A JP 23494897 A JP23494897 A JP 23494897A JP H1171070 A JPH1171070 A JP H1171070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- coat
- car
- heater wires
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気温の変化に係わらず、常にかごと干渉しな
い程度の自重径を有するエレベータのテールコードケー
ブルを提供する。 【解決手段】 ケーブル1の被覆7を暖めるヒータ線5
を内部に配備して、このヒータ線5により適宜被覆7を
暖めることで、被覆7の固さを自重径がかごに干渉しな
い程度にしてケーブル1の自重径を自重径がかごに干渉
しない程度にする。
い程度の自重径を有するエレベータのテールコードケー
ブルを提供する。 【解決手段】 ケーブル1の被覆7を暖めるヒータ線5
を内部に配備して、このヒータ線5により適宜被覆7を
暖めることで、被覆7の固さを自重径がかごに干渉しな
い程度にしてケーブル1の自重径を自重径がかごに干渉
しない程度にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
に電気信号を伝えるため、かごと制御盤の間に繋げるエ
レベータのテールコードケーブルに関するものである。
に電気信号を伝えるため、かごと制御盤の間に繋げるエ
レベータのテールコードケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、エレベータにおいては、図3に示
す如く、かご101に付属する照明・ドア・換気扇・ス
ピーカー等機器を作動させるため、機械室の制御盤10
3からかご101までテールコードケーブル(以下単に
「ケーブル」と呼ぶ)305で繋ぎ、電気信号をかご1
01に送ってこれらの機器を作動させている。ケーブル
105としては、図4に示す如く、複数の電線107
と、これを覆う被覆109からなる。
す如く、かご101に付属する照明・ドア・換気扇・ス
ピーカー等機器を作動させるため、機械室の制御盤10
3からかご101までテールコードケーブル(以下単に
「ケーブル」と呼ぶ)305で繋ぎ、電気信号をかご1
01に送ってこれらの機器を作動させている。ケーブル
105としては、図4に示す如く、複数の電線107
と、これを覆う被覆109からなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケーブル1
05においては、気温により被覆109の固さが変化し
てケーブルの自重径が変わるため、種々の不具合が生じ
るおそれがある。すなわち、冬季等気温が0℃前後の場
合、ケーブル105の被覆109は常温(20℃前後)
より固くなるため、図5に示す如く、かご101が最下
階に近づき、ケーブル105の自重が小さくなるに従
い、ケーブル105の自重径が大きくなることでケーブ
ル105が膨らんで昇降路の壁や保護金網(図示略)と
干渉するおそれがあるのである。
05においては、気温により被覆109の固さが変化し
てケーブルの自重径が変わるため、種々の不具合が生じ
るおそれがある。すなわち、冬季等気温が0℃前後の場
合、ケーブル105の被覆109は常温(20℃前後)
より固くなるため、図5に示す如く、かご101が最下
階に近づき、ケーブル105の自重が小さくなるに従
い、ケーブル105の自重径が大きくなることでケーブ
ル105が膨らんで昇降路の壁や保護金網(図示略)と
干渉するおそれがあるのである。
【0004】この一方で、このような不具合を解決する
ため、ケーブル105の膨らみを考慮し、かご101の
内側にケーブル105を取り付けた場合には、夏期等気
温が上昇したときにはケーブル105の被覆109が柔
らかくなるため、図6に示す如く、かご101が最下階
に近づくと、冬季より自重径の小さくなったケーブル1
05とかご101とが干渉するという別の不具合が生じ
るおそれがある。
ため、ケーブル105の膨らみを考慮し、かご101の
内側にケーブル105を取り付けた場合には、夏期等気
温が上昇したときにはケーブル105の被覆109が柔
らかくなるため、図6に示す如く、かご101が最下階
に近づくと、冬季より自重径の小さくなったケーブル1
05とかご101とが干渉するという別の不具合が生じ
るおそれがある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、気温の変化に係わらず、
常にかごと干渉しない程度の自重径を有するエレベータ
のテールコードケーブルを提供することにある。
り、その目的とするところは、気温の変化に係わらず、
常にかごと干渉しない程度の自重径を有するエレベータ
のテールコードケーブルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明は、ケーブルの被覆を暖め
るヒータ線が内部に配備されていることを要旨とする。
これにより、適宜被覆を暖めることで、被覆の固さを自
重径がかごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径が
変わらないようにしている。
め、請求項1に記載の本発明は、ケーブルの被覆を暖め
るヒータ線が内部に配備されていることを要旨とする。
これにより、適宜被覆を暖めることで、被覆の固さを自
重径がかごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径が
変わらないようにしている。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記ヒータ線が、ケーブルの全長
に渡って配備されていることを要旨とする。これによ
り、ケーブルの全長に渡って被覆の固さを自重径がかご
に干渉しない程度にしてケーブルの自重径を一定にして
いる。
記載の発明において、前記ヒータ線が、ケーブルの全長
に渡って配備されていることを要旨とする。これによ
り、ケーブルの全長に渡って被覆の固さを自重径がかご
に干渉しない程度にしてケーブルの自重径を一定にして
いる。
【0008】さらに、請求項3記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、前記ヒータ線が、ケーブルの一
部に配備されていることを要旨とする。これにより、ケ
ーブルの膨らみやすい特定の箇所における被覆の固さを
自重径がかごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径
を一定にしている。
1記載の発明において、前記ヒータ線が、ケーブルの一
部に配備されていることを要旨とする。これにより、ケ
ーブルの膨らみやすい特定の箇所における被覆の固さを
自重径がかごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径
を一定にしている。
【0009】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
乃至3記載の発明において、前記ヒータ線が、単数また
は複数配備されていることを要旨とする。これにより、
ケーブルの断面形状あるいは断面面積に関係なく、被覆
の固さを一定にしてケーブルの自重径を自重径がかごに
干渉しない程度にすることができる。
乃至3記載の発明において、前記ヒータ線が、単数また
は複数配備されていることを要旨とする。これにより、
ケーブルの断面形状あるいは断面面積に関係なく、被覆
の固さを一定にしてケーブルの自重径を自重径がかごに
干渉しない程度にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係るケーブ
ル1の断面構成を示す図である。その特徴としては、機
械室の制御盤からかごに電気信号を伝送するための電線
3と並行にヒータ線5が複数配備されたことにある。こ
こで、ヒータ線5により発生する熱はケーブル1内の他
の電線3に損傷を与えず、ケーブル1の被覆7のみを暖
めるものとする。
ル1の断面構成を示す図である。その特徴としては、機
械室の制御盤からかごに電気信号を伝送するための電線
3と並行にヒータ線5が複数配備されたことにある。こ
こで、ヒータ線5により発生する熱はケーブル1内の他
の電線3に損傷を与えず、ケーブル1の被覆7のみを暖
めるものとする。
【0012】したがって、本実施の形態の構成によれ
ば、冬季等気温の低い場合、ヒータ線5を通電させ、ヒ
ータ線5の熱によりケーブル1の被覆7を暖め、被覆7
の固さを常温と同じ状態にし、これにより、かごが最下
階に近づいてもケーブル1は膨らまないため、前記図5
に示した如くケーブル1が昇降路壁や保護金網に干渉す
るといった不具合を防止することができる。
ば、冬季等気温の低い場合、ヒータ線5を通電させ、ヒ
ータ線5の熱によりケーブル1の被覆7を暖め、被覆7
の固さを常温と同じ状態にし、これにより、かごが最下
階に近づいてもケーブル1は膨らまないため、前記図5
に示した如くケーブル1が昇降路壁や保護金網に干渉す
るといった不具合を防止することができる。
【0013】なお、上述した実施の形態においては、ヒ
ータ線5を3本配備したが、本発明は、これに限定され
るものではなく、ケーブルの断面形状や断面面積等に応
じて単数または複数とすればよい。
ータ線5を3本配備したが、本発明は、これに限定され
るものではなく、ケーブルの断面形状や断面面積等に応
じて単数または複数とすればよい。
【0014】図2は、本発明の別の実施の形態に係るケ
ーブル9を示す図である。その特徴としては、低温時、
かごが最下階に近づいたときにケーブル9の膨らむ箇所
にのみヒータ線11を巻付けたことにある。
ーブル9を示す図である。その特徴としては、低温時、
かごが最下階に近づいたときにケーブル9の膨らむ箇所
にのみヒータ線11を巻付けたことにある。
【0015】したがって、本実施の形態によれば、ケー
ブル9全体を暖めることなく前記図5に示した如き不具
合の発生を防止することができ、効率的に優れている。
ブル9全体を暖めることなく前記図5に示した如き不具
合の発生を防止することができ、効率的に優れている。
【0016】なお、上述した実施の形態においては、ヒ
ータ線11を7本配備したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、ケーブルの配備箇所の数、断面形状や
断面面積等に応じて単数または複数とすればよい。
ータ線11を7本配備したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、ケーブルの配備箇所の数、断面形状や
断面面積等に応じて単数または複数とすればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、ケーブルの被覆を暖めるヒータ線を内部
に配備して、このヒータ線により適宜被覆を暖めるよう
にしたので、被覆の固さを自重径がかごに干渉しない程
度にしてケーブルの自重径を一定にでき、もってかごが
最下階に近づいてもケーブルが膨らみ昇降路壁や保護金
網と干渉するといった不具合を防止することができる。
発明によれば、ケーブルの被覆を暖めるヒータ線を内部
に配備して、このヒータ線により適宜被覆を暖めるよう
にしたので、被覆の固さを自重径がかごに干渉しない程
度にしてケーブルの自重径を一定にでき、もってかごが
最下階に近づいてもケーブルが膨らみ昇降路壁や保護金
網と干渉するといった不具合を防止することができる。
【0018】また、請求項2記載の本発明によれば、ヒ
ータ線を、ケーブルの全長に渡って配備するようにした
ので、ケーブルの全長に渡って被覆の固さを自重径がか
ごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径を一定にす
ることができる。
ータ線を、ケーブルの全長に渡って配備するようにした
ので、ケーブルの全長に渡って被覆の固さを自重径がか
ごに干渉しない程度にしてケーブルの自重径を一定にす
ることができる。
【0019】さらに、請求項3記載の発明によれば、ヒ
ータ線を、ケーブルの一部に配備するようにしたので、
ケーブルの膨らみやすい特定の箇所における被覆の固さ
を自重径がかごに干渉しない程度にして、効率的にケー
ブル全体の自重径を一定にすることができる。
ータ線を、ケーブルの一部に配備するようにしたので、
ケーブルの膨らみやすい特定の箇所における被覆の固さ
を自重径がかごに干渉しない程度にして、効率的にケー
ブル全体の自重径を一定にすることができる。
【0020】また、請求項4記載の本発明によれば、ヒ
ータ線を、単数または複数配備するようにしたので、ケ
ーブルの断面形状あるいは断面面積に関係なく、被覆の
固さを一定にしてケーブルの自重径を一定にすることが
できる。
ータ線を、単数または複数配備するようにしたので、ケ
ーブルの断面形状あるいは断面面積に関係なく、被覆の
固さを一定にしてケーブルの自重径を一定にすることが
できる。
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の別の実施の形態を示す図である。
【図3】エレベータの昇降路縦断面を示す図である。
【図4】従来のケーブルの断面を示す図である。
【図5】従来の問題点を説明するための図である。
【図6】従来の別の問題点を説明するための図である。
1,9,105 ケーブル 3,107 電線 5,11 ヒータ線 7,109 被覆 101 かご 103 制御盤
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーブルの被覆を暖めるヒータ線が内部
に配備されていることを特徴とするエレベータのテール
コードケーブル。 - 【請求項2】 前記ヒータ線は、ケーブルの全長に渡っ
て配備されていることを特徴とする請求項1記載のエレ
ベータのテールコードケーブル。 - 【請求項3】 前記ヒータ線は、ケーブルの一部に配備
されていることを特徴する請求項1記載のエレベータの
テールコードケーブル。 - 【請求項4】 前記ヒータ線は、単数または複数配備さ
れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載のエレベータのテールコードケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23494897A JPH1171070A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | エレベータのテールコードケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23494897A JPH1171070A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | エレベータのテールコードケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1171070A true JPH1171070A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16978778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23494897A Pending JPH1171070A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | エレベータのテールコードケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1171070A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1790608A1 (de) * | 2005-11-28 | 2007-05-30 | Inventio Ag | Aufzugsanlage mit Einrichtung zur Kompensation des Gewichtsunterschieds zwischen den Kabinentrumen und den Gegengewichtstrumen der Tragmittel und Verfahren zur Realisierung einer solchen Kompensation |
JP2010100359A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの制御ケーブル装置 |
WO2013053379A1 (en) * | 2011-10-10 | 2013-04-18 | Kone Corporation | Heated hoisting members |
CN113651207A (zh) * | 2020-05-12 | 2021-11-16 | 奥的斯电梯公司 | 电加热的电梯张力部件 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23494897A patent/JPH1171070A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1790608A1 (de) * | 2005-11-28 | 2007-05-30 | Inventio Ag | Aufzugsanlage mit Einrichtung zur Kompensation des Gewichtsunterschieds zwischen den Kabinentrumen und den Gegengewichtstrumen der Tragmittel und Verfahren zur Realisierung einer solchen Kompensation |
JP2010100359A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの制御ケーブル装置 |
WO2013053379A1 (en) * | 2011-10-10 | 2013-04-18 | Kone Corporation | Heated hoisting members |
CN113651207A (zh) * | 2020-05-12 | 2021-11-16 | 奥的斯电梯公司 | 电加热的电梯张力部件 |
EP3909899A1 (en) * | 2020-05-12 | 2021-11-17 | Otis Elevator Company | Electrically heated elevator tension member |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2599162A1 (en) | Floor vent booster fan | |
JPH1171070A (ja) | エレベータのテールコードケーブル | |
JP2002313144A (ja) | サーボモータシステム | |
DE29705843U1 (de) | Kühlgebläse, das keine elektromagnetischen Störungen erzeugt | |
KR101194362B1 (ko) | 선박의 환기시스템 및 환기방법 | |
JP2012229536A (ja) | シャッタ装置 | |
JPH0814631A (ja) | 浴室換気システム | |
JP2010112660A (ja) | 設備機器 | |
JPH09152256A (ja) | 排水管 | |
JP5531404B2 (ja) | 設備機器 | |
CN216838663U (zh) | 一种洗衣机的烘干加热结构 | |
JP5359181B2 (ja) | エレベーターの制御ケーブル装置 | |
JPH109625A (ja) | 浴室用換気乾燥機 | |
CN209213975U (zh) | 一种进风口具有防护导风结构的取暖器 | |
JP7324988B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
WO1987003071A1 (en) | An air supply device | |
CN205065878U (zh) | 小太阳电暖器 | |
KR20180104347A (ko) | 히팅모듈 및 이를 포함하는 차량 | |
JPH08190683A (ja) | 電源コード自在型ガスもれ警報器 | |
JP3992132B2 (ja) | 分岐配線用のユニットケーブル | |
KR100312550B1 (ko) | 버스용 난방장치 | |
CN206640243U (zh) | 一种服务器托管机房内部用防火走线管 | |
JP2000104450A (ja) | 開閉装置の制御信号送信方法及びその送信装置、並びに開閉装置の制御信号出力方法及びその受信装置 | |
JP2001082875A (ja) | 浴室衣類乾燥装置の防水構造 | |
JPS63233232A (ja) | ウインドレス鶏舎の換気装置 |