JPH1165686A - 太陽光発電量予測装置 - Google Patents

太陽光発電量予測装置

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JPH1165686A
JPH1165686A JP9223523A JP22352397A JPH1165686A JP H1165686 A JPH1165686 A JP H1165686A JP 9223523 A JP9223523 A JP 9223523A JP 22352397 A JP22352397 A JP 22352397A JP H1165686 A JPH1165686 A JP H1165686A
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敬示 清水
Giichi Kitagami
義一 北上
Nobuyuki Taniyama
信幸 谷山
Yutaka Ogawa
豊 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽光発電設備により確保される電力量の目安
が、容易な操作で算出されるようになる太陽光発電量予
測装置の提供。 【解決手段】住宅に設けた太陽電池で発電される電力量
を、計算により予測する太陽光発電量予測装置1に、国
内に設定された複数の地域の各日射量データを記憶した
記憶手段12と、前記住宅の建築地が該当する前記地域を
特定する地域特定手段32と、前記日射量データが入力さ
れると、この日射量データに基づいて前記太陽電池で発
電されるであろう電力量を算出する演算手段33と設け、
これにより、住宅の建築地を指定する操作を行う等の簡
単な操作で、充分正確な電力量が算出されるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光を受けて発
電する太陽電池により得られる電力量を計算により予測
する太陽光発電量予測装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、石油等の化石燃料を燃焼させる
火力発電や、廃棄物の処理が困難な原子力発電等と異な
り、地球環境への影響がきわめて少ない、クリーンな太
陽エネルギーを利用して発電する太陽電池が知られてい
る。このような太陽電池は、近年、その価格の低下に伴
って、一般の住宅等にも採用されるようになっている。
ここで、太陽電池で発電する太陽光発電設備を設けてお
けば、昼間は電力会社からの送電がなくとも、電力供給
が行えるので、電力会社に支払う電力使用料を低減でき
るうえ、昼間の発電量が余剰となる場合があり、この場
合、余剰の電力を電力会社の送電線へ送り返し、その電
力量に応じた金額を、電力使用料から相殺することもで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、太陽光
発電設備は、前述のように太陽光で発電を行うので、気
象条件によって発電される電力量が異なる。このため、
太陽光発電設備を導入するにあたり、煩雑な計算を行わ
ないと、どれほどの電力量が太陽光発電設備で確保でき
るかが不明であり、導入の効果を把握するための目安を
容易に表示できる装置が要望されている。
【0004】本発明の目的は、太陽光発電設備により確
保される電力量の目安が、容易な操作で算出されるよう
になる太陽光発電量予測装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図をも参照し
て説明すると、住宅に設けた太陽電池で発電される電力
量を、計算により予測する太陽光発電量予測装置1であ
って、国内に設定された複数の地域の各日射量データを
記憶した記憶手段12と、前記住宅の建築地が該当する前
記地域を特定する地域特定手段32と、前記日射量データ
が入力されると、この日射量データに基づいて前記太陽
電池で発電されるであろう電力量を算出する演算手段33
とを備えていることを特徴とする。このような本発明で
は、太陽光発電量予測装置1の本体として、パーソナル
コンピュータ等の電子計算機が採用できる。そして、記
憶手段12に気象条件が同一とみなせる範囲で、複数の地
域を設定し、各地域の日射量データを記憶しておけば、
住宅の建築地を指定する操作を行うだけで、地域特定手
段32が該当する地域を特定し、当該地域の日射量データ
が演算手段33に取り入れられ、太陽光発電で得られる電
力量が算出される。これにより、太陽光発電により確保
されるうる電力量の目安として、充分正確な数値が容易
な操作で得られるようになる。
【0006】以上において、前記記憶手段には、その地
域の1月から12月までの各月毎の平均日射量が日射量
データとして記憶されているとともに、その地域におけ
る1月から12月までの各月毎の平均温度と、その地域
の緯度と、1月から12月までの各月毎の平均赤緯とが
記憶されていることが好ましい。このようにすれば、季
節により異なる太陽電池の発電電力量が、1月から12
月までの各月毎に算出されるようになるうえ、各月の平
均温度および赤緯、ならびに、緯度に基づいて、日射量
データから求めた電力量が補正可能となり、より正確な
数値が得られるようになる。
【0007】また、前記演算手段は、各月毎の電力量を
算出するものであり、かつ、前記演算手段が演算した各
月毎の電力量を棒グラフで表示するグラフ表示手段を備
えていることが望ましい。このようにすれば、季節によ
り異なる太陽電池の発電電力量が、1月から12月まで
の各月毎にグラフで表示されるようになり、太陽光発電
設備導入の効果が容易に把握できるようになる。
【0008】さらに、前記演算手段は、その地域の緯度
および温度、ならびに、太陽赤緯により、前記日射量デ
ータに基づいて算出した前記電力量の補正を行うもので
あることが好ましい。このようにすれば、日射量データ
から求めた電力量が自動的に補正可能となり、補正にあ
たり煩雑な操作を行う必要がなく、容易な操作性が確保
される。
【0009】また、複数の前記地域をまとめて示す地図
を表示する表示手段を備え、かつ、前記地域特定手段
は、前記表示手段の表示する地図において、前記建築地
が存在する位置を指定することでも、該当する地域を特
定できるものであることが望ましい。このようにすれ
ば、地域を特定するにあたり、都道府県名の入力によ
り、表示手段が該当する地図を表示し、その地図に表示
される複数の地域の中から選択することで、地域の特定
が行え、住宅の建築地の緯度・経度を入力する等の煩雑
な作業が省略され、地域特定操作が容易に行え、使い勝
手が向上する。
【0010】さらに、前記記憶手段に記憶された日射量
データのうち、冬季に雪が多く降る多雪地域の日射量デ
ータには、多雪地域の日射量データであることを示す多
雪記号が付され、前記演算手段は、前記日射量データと
ともに多雪記号が入力されると、降雪により太陽光発電
に影響がでる旨の注意を発することが好ましい。このよ
うにすれば、太陽電池が積雪で覆われることにより、発
電能力が失われるおそれがあるか否かが明確となるう
え、多雪地域特有の要因を加味して、電力量を補正する
ことが可能となり、冬季に見込まれる電力量がより正確
に算出されるようになる。
【0011】また、前記演算手段は、前記住宅の屋根面
の傾斜角度および当該屋根面の方位に対応して前記電力
量を算出するものであることが望ましい。このようにす
れば、太陽電池が設置される屋根面の傾斜角度や、屋根
面の方位が、敷地の広さや形状によって異なり、太陽に
対する太陽電池の傾斜角度や方位が住宅毎に異なってい
ても、住宅の屋根面の傾斜角度および当該屋根面の方位
を入力することにより、各住宅に応じた電力量が容易に
算出されるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る太
陽光発電量予測装置1の全体構成がブロック図で示され
ている。この予測装置1は、ノート型のパーソナルコン
ピュータ10を含んで構成されたものである。このパーソ
ナルコンピュータ10には、搭載されたアプリケーション
ソフトウェアにより、住宅に設けられた太陽電池で発電
される電力量を計算して予測するCPU11と、各種のデ
ータを記憶する記憶手段としてのハードディスク装置12
と、入力装置としてのキーボード13と、表示装置として
の液晶ディスプレイ14とが内蔵され、かつ、外付けのプ
リンタ15および入力装置としてのマウス(図示略)が接
続されている。
【0013】ハードディスク装置12は、国内に設定され
た複数の地域における各日射量データを記憶したもので
ある。ハードディスク装置12には、各地域における1月
から12月までの各月毎の平均日射量が、前述の日射量
データとして記憶されている日射量データ記憶部21と、
各地域における1月から12月までの各月毎の平均温度
が記憶されている平均温度記憶部22と、各地域の緯度が
記憶されている緯度記憶部23と、1月から12月までの
各月毎の平均赤緯が記憶されている平均赤緯記憶部24
と、降雪量の多い多雪地域の気象データが記憶されてい
る多雪気象データ記憶部25とが設けられている。これら
の平均日射量、平均温度、平均赤緯および気象データ
は、各地方に設けられた気象官署が観測してきた、過去
の気象データに基づいて設定されたものである。なお、
多雪地域の気象データとしては、1月から12月までの
各月毎における、積雪量が10cm以上となった日の平均
日数を、前述の気象データから設定したものである平均
降雪日数が採用されている。また、多雪地域の日射量デ
ータには、多雪地域の日射量データであることを示す多
雪記号が付されている。
【0014】前述の地域は、各地域の内の気象条件が同
一とみなせるように、図2の如く、日本地図を緯度・経
度ともに15分毎に分割することで設定された、矩形状
の領域3となっている。このうち、斜線でハッチングさ
れた領域が多雪地域4となっている。
【0015】図1に戻って、CPU11には、前述のアプ
リケーションソフトウェアにより形成されるソフトウエ
アモジュールである入出力制御部31、地域特定部32、演
算部33、グラフ生成部34および地図生成部35が設けられ
ている。入出力制御部31は、ハードディスク装置12、キ
ーボード13、液晶ディスプレイ14、プリンタ15およびマ
ウスと、CPU11との間の制御信号やデータの送受信を
制御するものである。地域特定部32は、前述の建築地の
該当する地域を特定するための地域特定手段である。演
算部33は、ハードディスク装置12から各月毎の日射量デ
ータが入力されると、この日射量データに基づいて、各
月毎に、太陽電池で発電されるであろう電力量を算出す
る演算手段である。地図生成部35は、前述の建築地の該
当地域を特定するにあたり、液晶ディスプレイ14に表示
された地図を利用可能とするために、建築地近傍の複数
の地域をまとめて示す地図を表示する表示手段であり、
液晶ディスプレイ14に表示する地図を生成するものであ
る。ここで、地域特定部32は、地図生成部35により液晶
ディスプレイ14に表示された地図上において、建築地の
位置をマウスで指定することで、該当する地域を特定で
きるようになっている。グラフ生成部34は、演算部33が
算出した各月毎の電力量を、図3の如く、棒グラフで表
示するためのグラフ表示手段であり、液晶ディスプレイ
14に表示するための棒グラフおよびプリンタ15で印刷す
るための棒グラフを生成するようになっている。
【0016】ここで、演算部33には、各月毎の電力量を
算出するにあたり、当該地域における緯度、平均温度お
よび平均太陽赤緯の各データが、ハードディスク装置12
から入力されるとともに、住宅の屋根面の傾斜角度およ
び当該屋根面の方位が、マウス操作により、入力される
ようになっている。そして、演算部33は、これらの緯
度、平均温度、平均太陽赤緯、屋根面の傾斜角度および
当該屋根面の方位に基づいて、平均日射量から得られる
電力量を補正するようになっている。なお、屋根面の傾
斜角度は、図4に示されるように、太陽電池41の受光面
と水平面とがなす角度θであり、当該屋根面の方位は、
屋根42の傾斜に沿った方位Aと、南へ向かう方位Sとの
なす角度γである。この角度γは、西側が「+」とさ
れ、東側が「−」とされている。また、特定された地域
が、冬季に雪が多く降る多雪地域で有る場合には、日射
量データに付された多雪記号が演算部33に認識されるよ
うになっている。演算部33は、多雪記号を認識すると、
液晶ディスプレイ14の画面およびプリンタ15の印刷用紙
面に、降雪により太陽光発電に影響がでる旨の注意を表
示するとともに、平均降雪日数に基づいて、平均日射量
から得られる電力量を補正するようになっている。
【0017】このような本実施形態では、次のような手
順で、太陽電池で発電される電力量を計算して予測す
る。まず、住宅の建築地の住所、少なくとも都道府県名
をキーボード13を用いて入力する。すると、図5(A)
に示されるように、建築地近傍の複数の地域をまとめて
示す地図が液晶ディスプレイ14の画面に表示される。そ
して、この地図に示されている地域のうち、該当するも
のをマウスで選択し、地域の指定を行う。地域の指定が
完了すると、図5(B)に示されるように、液晶ディス
プレイ14の画面において、指定された地域を示す領域が
点滅する。この状態で、正しい地域が指定されている場
合には、「確認」のアイコンをマウスでクリックし、指
定した地域が正しいことを確認する。一方、誤って地域
が指定されている場合には、マウスを用いて、前述の地
域指定操作を再度行う。地域指定の確認操作が完了する
と、液晶ディスプレイ14には、図5(C)に示されるよ
うに、屋根面の方位設定画面が表示される。この画面に
おいて、「東」から「西」まで間に設けられた7方位の
うちのひとつを、マウスで選択することにより、方位の
設定を行う。
【0018】屋根の方位設定を終えると、液晶ディスプ
レイ14には、図5(D)に示されるように、屋根面の傾
斜角度、換言すると、屋根勾配の設定画面が表示され
る。この画面において、1/3から1/1まで4段階に
設けられた勾配のうちのひとつを、マウスで選択するこ
とにより、屋根面の傾斜角度設定を行う。屋根面の傾斜
角度設定が完了すると、液晶ディスプレイ14には、図5
(E)に示されるように、屋根面に設置される太陽電池
の定格発電力の設定画面が表示される。この画面におい
て、0.82kWから4.92kWまでの5段階に設けられ
た発電力のうちのひとつを、マウスで選択することによ
り、太陽電池の定格発電力の設定を行う。以上の操作を
行うと、太陽電池が発電した電力量が計算され、予測さ
れる毎月の発電量が、棒グラフの形式で表示・印刷され
る。この際、予測される発電量を電力料金に換算したい
等、必要に応じて、太陽電池の定格発電力の設定操作後
に、電力量の計算開始前に、電力会社からの電力の単価
設定を行っておく。この電力単価設定は、所定の操作に
より液晶ディスプレイ14に表示される電力の単価設定画
面を利用して行う。単価設定画面は、図5(F)に示さ
れるように、全国にある電力会社10社を表示するもの
となっている。この画面において、10社のうちのひと
つを、マウスで選択することで電力単価の設定を行う。
これにより、太陽光発電から得られる電力量が金額に換
算され、発電量とともに表示される。
【0019】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果が得られる。すなわち、その範囲内では気象条
件が同一とみなせるように、国内に複数設定された地域
の各日射量データを記憶したハードディスク装置12と、
建築地のある地域を特定する地域特定部32と、日射量デ
ータが入力されると、この日射量データに基づいて太陽
電池で発電されるであろう電力量を算出する演算部33と
を、太陽光発電量予測装置1に設け、当該地域の日射量
データに基づき、演算部33で、太陽光発電で得られる電
力量を算出するようにしたので、煩雑な操作をいっさい
行わずに電力量の予測が行え、容易な操作性を確保でき
る。しかも、予測される電力量が目安として充分正確な
数値となるので、太陽光発電を導入する際等に予測結果
を有効活用できる。
【0020】また、ハードディスク装置12に、その地域
の1月から12月までの各月毎の平均日射量を日射量デ
ータとして記憶させ、季節により異なる太陽電池の発電
電力量が、1月から12月までの各月毎に算出されるよ
うにしたので、太陽光発電設備導入の効果や、得られる
電力量の通年変化を容易に把握することができる。その
うえ、ハードディスク装置12に、その地域における1月
から12月までの各月毎の平均温度と、その地域の緯度
と、1月から12月までの各月毎の平均赤緯とを記憶
し、各月の平均温度および赤緯、ならびに、緯度に基づ
いて、日射量データから求めた電力量の補正を可能とし
たので、より正確な電力量を得ることができる。
【0021】さらに、演算部33が算出した各月毎の電力
量を棒グラフで表示するグラフ生成部34を設け、季節に
より異なる太陽電池の発電電力量を、1月から12月ま
での各月毎に棒グラフで表示するようにしたので、太陽
光発電設備導入の効果の把握をより容易とできる。
【0022】また、演算部33は、その地域の緯度および
温度、ならびに、太陽赤緯により、前記日射量データに
基づいて算出した電力量の補正を行うものとしたので、
日射量データから求めた電力量が自動的に補正されるよ
うになり、補正にあたり煩雑な操作を行う必要がなく、
この点からも容易な操作性を確保できる。
【0023】さらに、複数の地域を含む地図を液晶ディ
スプレイ14に表示する地図生成部35を設け、地図生成部
35により表示される地図を利用して建築地が存在する位
置を指定するようにしたので、住宅の建築地の緯度・経
度を入力する等の煩雑な作業が省略され、地域特定操作
が容易に行え、この点からも容易な操作性を確保でき、
使い勝手を向上できる。
【0024】また、記憶部12に記憶された日射量データ
のうち、冬季に雪が多く降る多雪地域の日射量データに
は、多雪地域の日射量データであることを示す多雪記号
を付し、演算部33に、多雪記号が入力されると、降雪に
より太陽光発電に影響がでる旨の注意を演算部33が発す
るようにしたので、太陽電池が積雪で覆われることによ
り、発電能力が失われるおそれがあることを確実に把握
できるうえ、多雪地域特有の要因を加味して、電力量を
補正することが可能となり、冬季に見込まれる電力量を
より正確に算出できる。
【0025】また、演算部33として、住宅の屋根面の傾
斜角度および当該屋根面の方位に対応して電力量を算出
するものを採用したので、太陽電池が設置される屋根面
の傾斜角度や、屋根面の方位が異なっていても、住宅の
屋根面の傾斜角度および当該屋根面の方位を入力するこ
とにより、各住宅に応じた電力量に補正されるようにな
る。しかも、屋根面の傾斜角度および当該屋根面の方位
の入力は容易な操作で入力されるようにしたので、正確
な電力量を容易な操作で算出できる。
【0026】さらに、太陽光発電量予測装置1の本体と
して、ノート型パーソナルコンピュータを採用したの
で、持ち運びが容易となり、操作する場所を選ばず、ど
こででも電力量の予測ができる。
【0027】なお、本発明は、前述の一実施形態に限定
されるものではなく、次に示す様な変形などをも含むも
のである。すなわち、前期実施形態では、演算結果を棒
グラフで表示したが、演算結果の表示は、棒グラフに限
らず、折れ線グラフや曲線グラフでもよい。
【0028】また、太陽光発電量予測装置の本体として
は、ノート型パーソナルコンピュータに限らず、デスク
トップ型等、他の形式のコンピュータでもよい。
【0029】さらに、地域としては、各地域の内の気象
条件が同一とみなせるように、緯度・経度ともに15分
毎に、矩形状に分割することで設定されたものに限ら
ず、より細分化されたものや、気象条件が同一とみなせ
る範囲内であれば、面積が異なっていてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上に述べたように、太陽光発電設備に
より確保される電力量を、充分正確に、かつ、容易な操
作で、算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体を示すブロック図
である。
【図2】前記実施形態で設定された地域を示す日本地図
である。
【図3】前記実施形態の予測結果の表示形式を説明する
ための図である。
【図4】前記実施形態の屋根面の傾斜角度および方位の
設定操作を説明するための図である。
【図5】前記実施形態の操作手順を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 太陽光発電量予測装置 12 記憶手段としてのハードディスク装置 32 地域特定手段としての地域特定部 33 演算手段としての演算部 34 グラフ表示手段としてのグラフ生成部 35 表示手段としての地図生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 豊 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅に設けた太陽電池で発電される電力量
    を、計算により予測する太陽光発電量予測装置であっ
    て、 国内に設定された複数の地域の各日射量データを記憶し
    た記憶手段と、 前記住宅の建築地が該当する前記地域を特定する地域特
    定手段と、 前記日射量データが入力されると、この日射量データに
    基づいて前記太陽電池で発電されるであろう電力量を算
    出する演算手段と、を備えていることを特徴とする太陽
    光発電量予測装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の太陽光発電量予測装置に
    おいて、前記記憶手段には、その地域の1月から12月
    までの各月毎の平均日射量が日射量データとして記憶さ
    れているとともに、その地域における1月から12月ま
    での各月毎の平均温度と、その地域の緯度と、1月から
    12月までの各月毎の平均赤緯とが記憶されていること
    を特徴とする太陽光発電量予測装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の太陽光発電量予測装置に
    おいて、前記演算手段は、各月毎の電力量を算出するも
    のであり、かつ、前記演算手段が演算した各月毎の電力
    量を棒グラフで表示するグラフ表示手段を備えているこ
    とを特徴とする太陽光発電量予測装置。
  4. 【請求項4】請求項1または3に記載の太陽光発電量予
    測装置において、前記演算手段は、その地域の緯度およ
    び温度、ならびに、太陽赤緯により、前記日射量データ
    に基づいて算出した前記電力量の補正を行うものである
    ことを特徴とする太陽光発電量予測装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の太陽光発電量予測装置において、複数の前記地域をま
    とめて示す地図を表示する表示手段を備え、かつ、前記
    地域特定手段は、前記表示手段の表示する地図におい
    て、前記建築地が存在する位置を指定することで、該当
    する地域を特定するものであることを特徴とする太陽光
    発電量予測装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の太陽光発電量予測装置において、前記記憶手段に記憶
    された日射量データのうち、冬季に雪が多く降る多雪地
    域の日射量データには、多雪地域の日射量データである
    ことを示す多雪記号が付され、前記演算手段は、前記日
    射量データとともに多雪記号が入力されると、降雪によ
    り太陽光発電に影響がでる旨の注意を表示することを特
    徴とする太陽光発電量予測装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の太陽光発電量予測装置において、前記演算手段は、前
    記住宅の屋根面の傾斜角度および当該屋根面の方位に対
    応して前記電力量を算出するものであることを特徴とす
    る太陽光発電量予測装置。
JP1997223523A 1997-08-20 太陽光発電量予測装置 Expired - Fee Related JP3734344B6 (ja)

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