JPH1164401A - 簡易電力モニタ - Google Patents

簡易電力モニタ

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JPH1164401A
JPH1164401A JP22210697A JP22210697A JPH1164401A JP H1164401 A JPH1164401 A JP H1164401A JP 22210697 A JP22210697 A JP 22210697A JP 22210697 A JP22210697 A JP 22210697A JP H1164401 A JPH1164401 A JP H1164401A
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JP
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power
voltage
circuit
value
pseudo
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JP22210697A
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English (en)
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Masaaki Kawabata
正明 川畑
Tsuneyoshi Nakajima
恒義 中島
Tokuyuki Yamagata
徳幸 山形
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Fujitsu Sinter Ltd
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Fujitsu Sinter Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力線から得る電圧値を使用することなく、装
置や部屋毎の電力消費状態が従前に比較してどのように
変化しているのかをチェックすることができる簡便な電
力モニタを提供すること。 【解決手段】交流電流を測定する交流電流測定手段6
と、演算結果を外部に出力する情報取出し手段を具備す
る電力モニタにおいて、擬似交流電圧信号を出力する交
流電圧値出力手段4−1と、前記交流電流測定手段6か
ら出力された交流電流値と、前記交流電圧値出力手段4
−1から出力された擬似交流電圧値にもとづき擬似電力
を演算する演算処理手段2と、前記演算手段の出力値を
出力する出力手段4と、直流電圧を出力する電源手段7
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力モニタ装置に係
り、特に電力線からの電圧値を使用することなく装置や
部屋毎の電力の消費状態が従前に比較してどのように変
化しているのかをチェックすることができる簡便な電力
モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年環境意識の高まりにともなって省エ
ネルギー化が提案され、省電力化が推進されている。こ
れにともなってこまめな節電等も実行されているが、実
際にそれによっていくら節電できたのかということは、
電力計の設置されている単位、つまり家屋、建屋、ある
いは工場といった大きな単位でしかわからず、総合的な
節電効果は確認できるものの、装置単位等の、きめ細か
い努力の結果が不明であって、実効があまり上がらない
のが実情である。
【0003】積算電力の測定は、電力線の電圧、電流、
力率等を測定し、それらを基に演算、積算して測定した
り、渦電流損にもとづく回転円板型の積算電力計にもと
づき精算電力を測定していた。
【0004】このような測定を行うためには、省エネル
ギー対象の機器接続前の電力計の設置や、あるいは機器
設置後に機器への接続配線の切断、積算電力計の接続、
機器への再接続という電力計設置工事が必要であった。
【0005】したがって電力計の設置は、建屋、フロ
ア、あるいは比較的大きな設備等の単位で課金を目的に
実施されることが多く、個々の機器の消費電力はあまり
問題とされず、カタログ等の最大消費電力から算定した
り、あるいは全体の消費電力から機器の数で分割して推
定したりしていた。
【0006】それ故個々の設備の電力消費の実体を把握
できず、建屋、フロアといった大きな単位での電力消費
は確認できても、個々の努力の結果が数字として捉えに
くく、個人の省エネルギー、省電力の意識に直接つなが
らず、実効があまり上がらないのが実情である。
【0007】また個々の装置に従来の電力計を取りつけ
ようとしても、各単位で有資格者による電気工事が必要
となり、費用がかゝり、しかも工事のために一旦電力供
給を停止させることが必要になるなど弊害が多かった。
【0008】しかも電力計の設置・変更にも電気工事が
必要であり、このため有資格者による作業を必要とする
ため、容易に電力計の設置や取り外しができず、このた
め個々の単位、例えばフロア毎、部屋毎、装置毎、ある
いは部・課・個人といった小さなまとまりの単位での節
電効果を直接計測・把握しにくいのが実情である。
【0009】そこでこのような小さなまとまりの単位
で、誰でも容易に設置することができ、節電効果を確認
できる機器が求められている。そのため、図4に示す電
力測定装置が先行技術として提案されている。図4にお
いて、101は電流測定回路、102は力率・電力算出
演算処理回路、103は積算・記憶回路、104は測定
結果表示・情報取出し回路、105は測定タイミング制
御回路、106は電流センサ、107は直流電源、10
8は電圧検出回路、110、110′は被測定電力線で
ある。
【0010】電力線110、110′には節電効果を測
定すべき単位の負荷が接続され、その電流値は電流変成
器(Current Transformer:CT)
の如き交流電流センサ106により検出されて電流測定
回路101に伝達され、また電力線110、110′の
被測定電圧信号118は電圧検出回路108に伝達され
る。なおこの電圧検出回路108にはヒューズの如き安
全機器の外に伝達された交流電圧信号を演算処理に適し
た電圧に変換するための電圧変換回路が設けられてい
る。
【0011】測定結果表示・情報取出し回路104に
は、図示省略した外部入力装置より入力された測定イン
ターバル設定値にもとづき、例えば10秒間隔というよ
うな測定インターバル設定信号116が測定タイミング
制御回路105に伝達され、これに応じて測定タイミン
グ制御回路105から例えば10秒毎にサンプリング時
間を示す測定タイミング制御信号114が、図示された
各回路に伝達される。
【0012】図4に示す電力測定装置の動作を説明す
る。交流電流センサ106より被測定線である電力線1
10、110′に流れる交流電流を示すモニタ電流波形
信号111が電流測定回路101に伝達される。また電
力線110、110′間の交流電圧を示す被測定電圧信
号118が電圧検出回路108に伝達される。
【0013】電流測定回路101は、測定タイミング制
御回路105から出力されるサンプリング信号である測
定タイミング制御信号114により瞬時電流値信号11
2を力率・電力算出演算処理回路102に送出する。ま
た電圧検出回路108は、同様に測定タイミング制御信
号114により瞬時電圧信号119を送出する。
【0014】力率・電力算出演算処理回路102は、同
じく測定タイミング制御信号114が入力されたとき、
前記瞬時電流値信号112と瞬時電圧値信号119によ
りその力率と瞬時電力値を算出し、瞬時電力値を示す瞬
時電力値信号113を積算・記憶回路103に送出す
る。
【0015】積算・記憶回路103は、この瞬時電力値
を記憶してあるそれまでの積算電力値に加算して新しく
積算電力値を得てこれを記憶回路に記憶するとともに、
この新しく積算した積算電力値を示す積算電力値信号1
15を測定結果表示・情報取出し回路104に送出す
る。
【0016】測定結果表示・情報取出し回路104は、
この積算電力値を表示する測定結果表示信号あるいは外
部装置に出力する外部読出し信号117として出力す
る。さらに測定結果表示・情報取出し回路104は、前
記力率・電力算出演算処理回路102に入力された瞬時
電流値や、瞬時電圧値、あるいは算出した力率等を表示
出力または外部装置に出力する測定結果表示信号あるい
は外部読出信号117として表示出力あるいは外部出力
するものである。
【0017】なお、直流電源107は前記各回路に直流
電圧を供給するもので、例えば電池や交流から所定の直
流電圧を得る交流直流変換部等により構成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
図4に示す如き電力測定装置でも、被測定配線である電
力線110、110′から被測定電圧信号118を得る
ことが必要であり、このため電力線110、110′に
電圧検出回路108を直接接続することが必要となる。
【0019】従って、図4に示す従来の技術による電力
測定では、電圧測定のために電力線に対する接続工事が
必要であり、接続工事時に安全のため電力線に対する電
源供給を一時的に停止させなければならなかった。さら
に電力測定装置内に電力線を引き込む必要があることか
ら、電圧変換用のトランスや測定器の故障による電力線
側への影響を避けるためのヒューズ他の安全装置が必要
である。このような理由により測定装置が複雑で高価に
なるという問題がある。
【0020】本発明はこのような状況に対応し、特別な
電気工事を必要とせず、取扱者の判断で誰でも何時でも
必要なときに電力を測定することができる簡易電力モニ
タを提供するものであり、例えば個人の担当部分の消費
電力を把握することにより、省エネルギー、省電力の意
識を持たせることができるとともに、ある一定期間、特
定範囲の省エネルギー、省電力効果を直接測定すること
を誰でもが容易に実施できるようにすることにより、個
人の省電力意識改革をもたらし、省電力の実効を上げる
ことができる簡易電力モニタの提供を目的とするもので
ある。
【0021】
【問題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では、図1に示す如く、電流測定回路1、演算処
理回路2、積算・記憶回路3、交流電圧値・情報取出し
回路(以下情報取出し回路という)4、測定タイミング
制御回路5、交流電流センサ6、電源部7等を具備す
る。使用電力が測定される負荷装置は電力線(被測定
線)10、10′に接続され、この電力線10に流れる
交流電流をクランプ式の交流電流センサ6が検出する。
情報取出し回路4には、電力線10、10′のAC電圧
が200Vの場合には、AC200Vの交流電圧値を出
力する200V擬似AC電圧信号源4−1が設けられて
いる。
【0022】測定タイミング制御回路5から出力される
サンプリングクロック、すなわち測定タイミング制御信
号14により、電流測定回路1、演算処理回路2、積算
・記憶回路3等が制御され、電流測定回路1から出力さ
れた交流電流の実効値112と、情報取出し回路4から
出力された擬似AC電圧値から演算処理回路2におい
て、あらかじめ固定的に設定された力率(力率1とか
0.9の如き設定値)にもとづき得られた瞬時値より算
出された交流電圧の実効値が乗算されて得られた瞬時電
力値13を出力する。この瞬時電力値13は積算・記憶
回路3により順次積算され、その値が記憶される。そし
てこの積算値が情報取出し回路4に送出されて、出力信
号となり、出力端子18から表示装置に出力されたり、
外部読出し信号となって外部装置に送出される。
【0023】このようにして、電力線10、10′に対
する接続工事を行うことなく、例えば1週間毎にその積
算値を比較することにより節電効果を推定することがで
きる。
【0024】前記目的を達成するための、請求項1に記
載された本発明は、交流電流を測定する交流電流測定手
段6と、演算結果を外部に出力する情報取出し手段を具
備する電力モニタにおいて、擬似交流電圧信号を出力す
る交流電圧値出力手段4−1と、前記交流電流測定手段
6から出力された交流電流値と、前記交流電圧値出力手
段4−1から出力された擬似交流電圧値にもとづき擬似
電力を演算する演算処理手段2と、前記演算手段の出力
値を出力する出力手段4と、直流電圧を出力する電源手
段7を備えたことを特徴とする。
【0025】請求項2に記載された本発明では、請求項
1の記載において前記交流電流測定手段1としてクラン
プ式交流電流センサを用いたことを特徴とする。請求項
3に記載された本発明では、請求項1の記載において、
前記交流電圧値出力手段は、複数の大きさの電圧に応じ
た擬似交流電圧信号の1つを選択的に出力可能に構成さ
れていることを特徴とする。
【0026】本発明では下記の作用効果を奏する。 (1)電力線に直接電気工事することなく、簡易的に電
力量を積算することができるので、過去の期間に比較し
てどの程度の節電効果があったかということを、装置毎
に、あるいはフロアー毎に、部屋毎に、個人毎に等の限
定された範囲で測定することができる。
【0027】(2)クランプ式交流電流計を使用するこ
とにより、電力線を切断することなく交流電流計を簡単
に設置することができるので、取扱い易い簡易電力モニ
タを提供することができる。
【0028】(3)例えばAC100V、AC200
V、AC400V等の、通常の事業所で使用される交流
電圧の擬似交流電圧信号出力手段を用意し、その使用箇
所に応じてこれらの1つを選択することができるので、
異なるAC電圧の電力線に対しても対応可能なユニバー
サルな簡易電力モニタを提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2及び図
3にもとづき説明する。図中他図と同記号は同一部を示
し、1は電流測定回路、2は演算処理回路、3は積算・
記憶回路、4は情報取出し回路、5は測定タイミング制
御回路、6は交流電流センサ、7は電源部である。
【0030】電流測定回路1は交流電流センサ6から入
力された交流電流に応じたモニタ電流波形信号11を測
定タイミング制御回路6から伝達されたサンプリングク
ロックすなわち測定タイミング制御信号14にもとづき
サンプリングし、実効値に変換し、この実効値を演算処
理回路2に送出するものである。
【0031】演算処理回路2は、前記電流測定回路1か
ら送出された交流電流の実効値と、情報取出し回路4か
ら伝達された、電力線10、10′間の交流電圧に応じ
た電圧値と、事前に設定された力率にもとづき、得られ
た瞬時値より算出された交流電圧の実効値を算出し、こ
れら電流・電圧の実効値を乗算して前記測定タイミング
制御信号14に指示された時点での瞬時電力値13を演
算するものである。
【0032】積算・記憶回路3は、前記演算処理回路2
から送出された瞬時電力値13を前記測定タイミング制
御信号14にもとづき、それまでの積算値と加算して新
しい積算値を求め、これを記憶するとともに、この新し
い積算電力値15を出力するものである。
【0033】情報取出し回路4は、AC100Vの交流
電圧値を出力する100V擬似AC電圧信号源4−0、
AC200Vの交流電圧値を出力する200V擬似AC
電圧信号源4−1、AC400Vの交流電圧値を出力す
る400V疑似AC電圧信号源4−2と、これら100
V擬似AC電圧信号源4−0〜400V擬似AC電圧信
号源4−2のうちから1つの交流電圧値を選択出力する
セレクタ4−3が設けられ、電力線10、10′に応じ
た交流電圧値を前記演算処理回路2に送出する。なおこ
れら各AC電圧信号源はAC電圧を示すデータで構成さ
れているソフトである。
【0034】さらに情報取出し回路4は、前記演算処理
回路2から伝達された交流電流の実効値12、交流の実
効値等を測定結果表示・外部読出し信号17として図示
省略した表示装置あるいは外部装置に送出するものであ
り、出力端子18が設けられている。その他図示省略し
た入力装置からサンプリング期間を設定する測定インタ
ーバル値が入力されたとき、これに応じて測定インター
バル設定信号16を測定タイミング制御回路5に出力す
るものである。
【0035】測定タイミング制御回路5は、前記測定イ
ンターバル設定信号16にもとづきサンプリングクロッ
クである測定タイミング制御信号14を、電流測定回路
1、演算処理回路2、積算・記憶回路3等に送出するも
のである。
【0036】交流電流センサ6は、電力線10に流れる
交流電流値を検出するものであって、例えば、図3に示
す如く、クランプ式の交流電流センサ(Current
Transformer;CT)が好ましい。クラン
プ式の電流センサ6は、コイル6−3が巻回された磁心
6−0と、この磁心6−0に対して軸部6−2により回
転する可動磁心6−1により構成され、可動磁心6−1
を開くことにより絶縁配線10−0を切断することな
く、これに装着することができ、測定対象の負荷に対し
て、簡単に交流電流を測定することができる。
【0037】電源部7は前記電流測定回路1〜測定タイ
ミング制御回路5に直流電圧を供給するものであって、
例えば電池で構成され、これにより特別な電源が取りに
くいところでも、簡単にこの電力モニタを設置すること
ができる。
【0038】なお電力線10、10′は測定対象となる
負荷が接続されている電力線であり単相配線の場合を示
したものである。本発明の動作を説明する。オペレ−タ
は情報取出し回路4から測定対象の負荷の電力線10−
10′の交流電圧に応じた擬似AC電圧値をセレクタ4
−3から出力させ、演算処理回路2に送出する。また同
じく情報取出し回路4に対してサンプリング時間の設定
を行い、これに応じた測定インターバル設定信号16が
測定タイミング制御回路5に送出される。
【0039】測定タイミング制御回路5から一定時間毎
に出力される測定タイミング制御信号14により、まず
交流電流センサ6から得られたモニタ電流値を電流測定
回路1により瞬時電流値を示す実効値に変換し、演算処
理回路2に伝達される。
【0040】演算処理回路2では、この値と情報取出し
回路4から伝達された擬似AC電圧値と、前記の如く、
あらかじめ設定してある力率にもとづき得られた交流電
圧の瞬時値より算出した交流電圧の実効値とを乗算して
瞬時電力値13を求め、これを積算・記憶回路3に送出
する。積算・記憶回路3ではこの送出された瞬時電力値
13をそれまでに積算していた電力値と加算して新積算
電力値としてこれを記憶し、同時にこの新積算電力値1
5を情報取出し回路4に送出する。このようにして測定
タイミング制御回路5から出力される測定タイミング制
御信号14により、演算処理回路2において前記瞬時電
力値13の計算が行われ、積算・記憶回路3で前記新積
算電力値の計算が行われる。
【0041】そしてこれが情報取出し回路4に送出され
て、図示省略した表示装置に表示されたり、外部装置に
送出されるものである。なお情報取出し回路4は、演算
処理回路2に送出される瞬時電流値12等の他の測定結
果を表示したり、外部読み出し信号として外部装置に出
力することもできる。
【0042】なお前記説明では、演算処理回路2におい
て、交流電流の実効値と交流電圧の実効値とを乗算して
瞬時電力値を算出する例について説明したが、本発明は
勿論これに限定されるものではなく、電流測定回路1よ
り得られた瞬時電流値と、また演算処理回路2において
得られた瞬時電圧値、あらかじめ設定している力率にも
とづき瞬時電力値を演算し、この瞬時電力値の積算値を
モニタ用の電力積算値として使用することもできる。
【0043】このようにして得られた積算電力値を、例
えば節電対策を施す一週間前の値と、節電対策後一週間
の値とを比較することにより、どの程度の割合だけ節電
効果があったかの目安にすることができる。
【0044】従来における電力測定では電圧測定のため
に被測定線への接続工事が必要で、接続工事時に安全の
ため、被測定線の電源供給を一時的に停止させなければ
ならないこと、さらに測定器内に電力線を引き込む必要
があることから電圧変換用のパワートランスや測定器の
故障による被測定線への影響を避けるためのヒューズ他
の安全装置が必須であり、測定回路が複雑で高価になる
という欠点がある。
【0045】本発明はかかる欠点を回避するため、電圧
測定回路を設けず、その代わりに擬似AC電圧信号源を
設けることにより、被測定線に接続せずに電力の概略測
定を可能とし、例えば節電効果の検討のときのように電
力の比較でよい場合に効果的な測定装置を提供すること
ができる。
【0046】本発明では、実際の電力線10、10′に
電圧変動が発生すると測定に誤差が生じることになる
が、現在の国内の電力事情では大きな電圧変動は少な
く、また省エネルギー効果ということに着目すると対策
前後の電力の比較で充分なことから電圧変動による実際
の影響は小さいと考えられ、簡易的な電力測定には支障
は少ない。
【0047】またセレクタは被測定線に供給される電圧
値を出力する単なる選択スイッチでよく、場合によって
は被測定線の電圧を計測して擬似AC電圧信号源を設定
してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば下記の如き効果を奏す
る。 (1)電力線に直接電気工事を行うことなく本発明の電
力モニタを設置することができるので、簡便に省電力効
果を確認することができる。
【0049】(2)被測定線に交流電流センサをクラン
プするだけでよいので、被測定線を切断することなく、
取扱い易い電力モニタを提供することができる。 (3)複数の擬似交流電圧信号源を有するので、ユニバ
ーサルな電力モニタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】クランプ式交流電流センサ説明図である。
【図4】従来例である。
【符号の説明】
1 電流測定回路 2 演算処理回路 3 積算・記憶回路 4 交流電圧値・情報取出し回路 5 測定タイミング制御回路 6 交流電流センサ 7 電源部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電流を測定する交流電流測定手段と、
    演算結果を外部に出力する情報取出し手段を具備する電
    力モニタにおいて、 擬似交流電圧信号を出力する交流電圧値出力手段と、 前記交流電流測定手段から出力された交流電流値と、前
    記交流電圧値出力手段から出力された擬似交流電圧値に
    もとづき擬似電力を演算する演算処理手段と、 前記演算手段の出力値を出力する出力手段と、 直流電圧を出力する電源手段を備えたことを特徴とする
    簡易電力モニタ。
  2. 【請求項2】前記交流電流測定手段としてクランプ式交
    流電流センサを用いたことを特徴とする請求項1記載の
    簡易電力モニタ。
  3. 【請求項3】前記交流電圧値出力手段は、複数の大きさ
    の電圧に応じた擬似交流電圧信号の1つを選択的に出力
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    簡易電力モニタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008108A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Ntt Facilities Inc 電力量測定システム、電流測定装置及び電圧測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010008108A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Ntt Facilities Inc 電力量測定システム、電流測定装置及び電圧測定装置

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