JPH1163021A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH1163021A
JPH1163021A JP9217292A JP21729297A JPH1163021A JP H1163021 A JPH1163021 A JP H1163021A JP 9217292 A JP9217292 A JP 9217292A JP 21729297 A JP21729297 A JP 21729297A JP H1163021 A JPH1163021 A JP H1163021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
rotor
shaft
boss
side engaging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9217292A
Other languages
English (en)
Inventor
Koshin Matsumoto
康臣 松本
Keiichi Tomaru
敬一 外丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP9217292A priority Critical patent/JPH1163021A/ja
Publication of JPH1163021A publication Critical patent/JPH1163021A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトが折損してもアーマチュアアセンブ
リの脱落が発生しない電磁クラッチを提供すること。 【解決手段】 ロータ4の軸端面に対向したアーマチュ
ア5をシャフト6に支持するためのアーマチュアボス9
の軸方向外方への脱落をロータとの係合により阻止する
係合機構13を設けた。ロータは機器筐体1の筒状部2
の外側に回転可能であるが軸方向の移動を係止された状
態で装着されたものである。シャフトは筒状部の内側に
挿通されたものである。アーマチュアボスはシャフト及
びアーマチュアに結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
使用される圧縮機等に備えられる電磁クラッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電磁クラッチは様々な技術分野で使用さ
れているが、図5はその一例として車両用空調装置に使
用される圧縮機に備えられたものを示す。この電磁クラ
ッチは、圧縮機の機器筐体1の筒状部2の外側に回転可
能であるが軸方向の移動を係止された状態でロータ軸受
3を介して装着されたロータ4を含んでいる。ロータ4
の軸端面にはアーマチュア5が対向している。ロータ4
は車両の駆動源にて常時回転駆動されている。
【0003】また筒状部2の内側にはシャフト6が挿通
されている。シャフト6はシャフト軸受7を介して回転
可能に機器筐体1に支持される。シャフト6の機器筐体
1内側の端部には圧縮要素等の内部機構8が接続されて
いる。したがって、シャフト6の回転にしたがい冷媒ガ
ス等の圧縮作用が得られる。
【0004】アーマチュア5はシャフト6にアーマチュ
アボス9等を介して軸方向に可動に支持されている。こ
の支持を得るために、アーマチュアボス9はアーマチュ
ア5に支持バネを介して間接的に結合されるとともにシ
ャフト6にはナット11を用いて直接的に結合されてい
る。
【0005】ロータ4の空所に配した電磁ソレノイド1
2に通電すると、電磁吸引力が発生し、アーマチュア5
が支持バネを撓ませつつロータ4の軸端面に吸着されロ
ータ4とともに回転する。したがって回転力が支持バネ
及びアーマチュアボス8を介してシャフト6に伝わる。
電磁ソレノイド12への通電を断つと、アーマチュア5
は支持バネの反力によりロータ4の軸端面から離間す
る。したがってシャフト6の回転は停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、何等かの異常
により圧縮要素などの内部機構8がロックした場合、ロ
ータ4とアーマチュア5の接触面で滑りを発生し、シャ
フト6を回転させることができなくなる。その場合、車
両用空調装置のスイッチのオン・オフ、または保護スイ
ッチのオン・オフにより、ロータ4とアーマチュア5の
接触/非接触が断続的に繰り返えされ、シャフト6がね
じり切られる状態で折損する虞がある。この事故が発生
すると、アーマチュア5及びアーマチュアボス9等を含
むアーマチュアアセンブリが脱落してしまう。このアー
マチュアアセンブリは重量が約400gと比較的重くか
つ通常の運転時には数千回転の高速で回転しているの
で、これが飛散した場合には重大な事故にもなりかねな
い。
【0007】それ故に本発明の課題は、シャフトが折損
してもアーマチュアアセンブリの脱落が発生しない電磁
クラッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、機器筐
体の筒状部の外側に回転可能であるが軸方向の移動を係
止された状態で装着されたロータと、前記ロータの軸端
面に対向したアーマチュアと、前記筒状部の内側に挿通
されたシャフトと、前記シャフト及び前記アーマチュア
に結合され、前記シャフトに前記アーマチュアを支持さ
せたアーマチュアボスとを含む電磁クラッチにおいて、
前記アーマチュアボスの軸方向外方への脱落を前記ロー
タとの係合により阻止する係合機構を設けたことを特徴
とする電磁クラッチが得られる。
【0009】前記係合機構は、前記ロータから径方向内
側に突設されたロータ側係合部と、前記アーマチュアボ
スから径方向外側に突設されたボス側係合部とを含み、
前記ボス側係合部は前記ロータ側係合部よりも軸方向内
方位置にあって前記ロータ側係合部に軸方向で対向して
いるとよい。
【0010】前記ロータ側係合部は一部に切り欠きをも
つ環状部であり、前記ボス側係合部は前記切り欠きを軸
方向に通過できる寸法の突起部であるとよい。
【0011】また本発明によれば、機器筐体の筒状部の
外側に回転可能であるが軸方向の移動を係止された状態
で装着されたロータと、前記ロータの軸端面に対向した
アーマチュアと、前記筒状部の内側に挿通されたシャフ
トと、前記シャフト及び前記アーマチュアに結合され、
前記シャフトに前記アーマチュアを支持させたアーマチ
ュアボスとを含む電磁クラッチにおいて、前記アーマチ
ュアを軸方向外方から覆いかつ前記ロータに取り付けら
れたカバーを設けたことを特徴とする電磁クラッチが得
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の一実施
例に係る電磁クラッチを備えたスクロール圧縮機をまず
構成について説明する。この圧縮機は車両用空調装置に
おける冷媒ガスの圧縮等に使用されるものであり、図5
と同等な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0013】この圧縮機には、アーマチュアボス9の軸
方向外方への脱落をロータ4との係合により阻止する係
合機構13を設けている。係合機構13はロータ4から
径方向内側に突設されたロータ側係合部14と、アーマ
チュアボス9から径方向外側に突設されたボス側係合部
15とを含んでいる。ボス側係合部15はロータ側係合
部14よりも軸方向で機器筐体1の内方側にあってロー
タ側係合部14に軸方向で対向している。
【0014】図1に加えて図2をも参照して具体的に述
べると、ロータ側係合部14は径方向で対向する二位置
に夫々内向き切り欠き16をもつ環状部である。一方、
ボス側係合部15は内向き切り欠き16を軸方向に同時
に通過させることのできる寸法の二つの外向き突起部で
ある。即ち、アーマチュアボス8をシャフト6に組み付
ける際には、ボス側係合部15をロータ側係合部14の
内向き切り欠き16に通過させる。組み付け後には、ボ
ス側係合部15はロータ側係合部14の内向き切り欠き
16とは異なる部分に対向するものとする。
【0015】次に動作を説明する。ロータ4の空所に配
した電磁ソレノイド12に通電すると、電磁吸引力が発
生し、アーマチュア5が支持バネを撓ませつつロータ4
の軸端面に吸着されロータ4とともに回転する。したが
って回転力が支持バネ及びアーマチュアボス8を介して
シャフト6に伝わる。電磁ソレノイド12への通電を断
つと、アーマチュア5は支持バネの反力によりロータ4
の軸端面から離間する。したがってシャフト6の回転は
停止する。
【0016】正常な状態にあるときは、電磁ソレノイド
12の通電の有無にかかわらず、ボス側係合部15はロ
ータ側係合部14から離間している。即ち、電磁ソレノ
イド12への通電が断たれてシャフト6が停止した状態
でロータ4が回転駆動されたとしても、ロータ側係合部
14がボス側係合部15に摺動することのないように寸
法関係を設計されている。
【0017】今、何等かの異常により圧縮要素などの内
部機構8がロックした場合、ロータ4とアーマチュア5
の接触面で滑りを発生し、シャフト6を回転させること
ができなくなる。その場合、車両用空調装置のスイッチ
(図示せず)のオン・オフ、または保護スイッチ(図示
せず)のオン・オフにより、ロータ4とアーマチュア5
の接触/非接触が断続的に繰り返えされ、シャフト6が
ねじり切られる状態で折損する虞がある。この事故が発
生したときには、ボス側係合部15がロータ側係合部1
4に軸方向で係合することにより、アーマチュア5の軸
方向外側への脱落を阻止することになる。また同時に、
アーマチュアボス9及びシャフト6も脱落を阻止される
ことは言うまでもない。
【0018】ところでロータ4とアーマチュアボス8は
時折相対的な回転を示すので、ボス側係合部15がロー
タ側係合部14の内向き切り欠き16を通って係合が外
れる虞が皆無とは言えない。この不慮の事態をさけるた
めに、内向き切り欠き16をボス側係合部15と同等な
寸法に設計することは好ましい。
【0019】図3及び図4を参照して、本発明の他の実
施例に係る電磁クラッチを備えた圧縮機について説明す
る。この圧縮機も車両用空調装置における冷媒ガスの圧
縮等に使用されるものであり、図5と同等な部分には同
じ符号を付して説明を省略する。
【0020】この圧縮機においては、アーマチュア5を
軸方向外方から覆いかつロータ4の外側に嵌合したカバ
ー21を設けている。このカバー21はボルト22にて
ロータ4に固着されている。
【0021】この構造によると、シャフト6が折損する
事故が発生したとたとしても、アーマチュア5はロータ
4に固定のカバー21で覆われているため軸方向外側へ
の脱落は阻止される。したがって図1及び図2を用いて
説明した圧縮機と同等の作用を奏する。
【0022】さらに図3及び図4の圧縮機によると、ロ
ータ4とアーマチュア5との接触面への外部からの砂塵
等の入り込みが防止されるため、接触面の異常摩耗や、
すべりの発生による空調能力不足を解消でき、シャフト
軸受7及びロータ軸受3への水分の侵入を防止し、軸受
内のグリースの流出を低減し、焼き付きや騒音の発生を
解消でき、アーマチュア5及びアーマチュアボス9等か
らなるアーマチュアアセンブリの風切り音を低減でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャフトが折損してもアーマチュアアセンブリの脱落が
発生しない電磁クラッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電磁クラッチを備えた
スクロール圧縮機の断面図。
【図2】図1のII−II線に沿って得られた断面図。
【図3】本発明の他の実施例に係る電磁クラッチを備え
た圧縮機の正面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿って得られた断面で示
す要部を含む圧縮機の側面図。
【図5】従来の電磁クラッチを備えたスクロール圧縮機
の断面図。
【符号の説明】
1 機器筐体 2 筒状部 3 ロータ軸受 4 ロータ 5 アーマチュア 6 シャフト 7 シャフト軸受 8 圧縮要素などの内部機構 9 アーマチュアボス 11 ナット 12 電磁ソレノイド 13 係合機構 14 ロータ側係合部 15 ボス側係合部 16 切り欠き 21 カバー 22 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器筐体の筒状部の外側に回転可能であ
    るが軸方向の移動を係止された状態で装着されたロータ
    と、前記ロータの軸端面に対向したアーマチュアと、前
    記筒状部の内側に挿通されたシャフトと、前記シャフト
    及び前記アーマチュアに結合され、前記シャフトに前記
    アーマチュアを支持させたアーマチュアボスとを含む電
    磁クラッチにおいて、前記アーマチュアボスの軸方向外
    方への脱落を前記ロータとの係合により阻止する係合機
    構を設けたことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記係合機構は、前記ロータから径方向
    内側に突設されたロータ側係合部と、前記アーマチュア
    ボスから径方向外側に突設されたボス側係合部とを含
    み、前記ボス側係合部は前記ロータ側係合部よりも軸方
    向内方位置にあって前記ロータ側係合部に軸方向で対向
    している請求項1記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記ロータ側係合部は一部に切り欠きを
    もつ環状部であり、前記ボス側係合部は前記切り欠きを
    軸方向に通過できる寸法の突起部である請求項2記載の
    電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 機器筐体の筒状部の外側に回転可能であ
    るが軸方向の移動を係止された状態で装着されたロータ
    と、前記ロータの軸端面に対向したアーマチュアと、前
    記筒状部の内側に挿通されたシャフトと、前記シャフト
    及び前記アーマチュアに結合され、前記シャフトに前記
    アーマチュアを支持させたアーマチュアボスとを含む電
    磁クラッチにおいて、前記アーマチュアを軸方向外方か
    ら覆いかつ前記ロータに取り付けられたカバーを設けた
    ことを特徴とする電磁クラッチ。
JP9217292A 1997-08-12 1997-08-12 電磁クラッチ Withdrawn JPH1163021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9217292A JPH1163021A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 電磁クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9217292A JPH1163021A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 電磁クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1163021A true JPH1163021A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16701858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9217292A Withdrawn JPH1163021A (ja) 1997-08-12 1997-08-12 電磁クラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1163021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311188B2 (en) 2003-08-28 2007-12-25 Sanden Corporation Electromagnetic clutch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102