JPH1162208A - 床の間構造 - Google Patents
床の間構造Info
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- JPH1162208A JPH1162208A JP23040797A JP23040797A JPH1162208A JP H1162208 A JPH1162208 A JP H1162208A JP 23040797 A JP23040797 A JP 23040797A JP 23040797 A JP23040797 A JP 23040797A JP H1162208 A JPH1162208 A JP H1162208A
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- floor plate
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】床板に載せる飾り物を取り替える以外にも床の
間にさまざまな変化を付けて室内の雰囲気を楽しむ。 【解決手段】本発明に係る床の間構造は、中空の内部空
間1を有する容器2を床の間内に埋設するとともに、該
内部空間1を塞ぐ位置に第1の床板3を蝶番4を介して
同図矢印に示すように回動自在に取り付け、内部空間1
内には、第1の床板3よりも下方の位置において第2の
床板5を配置してある。第2の床板5の上面には、枯山
水を模した箱庭15を載せてある。一方、第2の床板5
の下面には昇降手段としての電動モータ10及びラック
ピニオン機構を組み込んである。第1の床板3は、その
裏面を装飾仕上げとしてある。
間にさまざまな変化を付けて室内の雰囲気を楽しむ。 【解決手段】本発明に係る床の間構造は、中空の内部空
間1を有する容器2を床の間内に埋設するとともに、該
内部空間1を塞ぐ位置に第1の床板3を蝶番4を介して
同図矢印に示すように回動自在に取り付け、内部空間1
内には、第1の床板3よりも下方の位置において第2の
床板5を配置してある。第2の床板5の上面には、枯山
水を模した箱庭15を載せてある。一方、第2の床板5
の下面には昇降手段としての電動モータ10及びラック
ピニオン機構を組み込んである。第1の床板3は、その
裏面を装飾仕上げとしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として和風住宅
に設置する床の間構造に関する。
に設置する床の間構造に関する。
【0002】
【従来の技術】和風住宅における床の間は、床脇、書院
などとともに座敷飾りを構成する和風住宅の重要な造作
である。床の間には、床框を用いたいわゆる本床をはじ
め、蹴込み床、踏込み床などの形式があり、さらに床板
(とこいた)にも、畳を敷き込んだ畳床、下地板に畳表
を張り付けた薄縁床、あるいは、松、くわ、けやきなど
の地板を敷き込んだ板床等の種類がある。
などとともに座敷飾りを構成する和風住宅の重要な造作
である。床の間には、床框を用いたいわゆる本床をはじ
め、蹴込み床、踏込み床などの形式があり、さらに床板
(とこいた)にも、畳を敷き込んだ畳床、下地板に畳表
を張り付けた薄縁床、あるいは、松、くわ、けやきなど
の地板を敷き込んだ板床等の種類がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
にしろ、かかる床の間構造では、床板に載せる飾り物を
季節ごとにあるいは随時取り替えることで、和室内の雰
囲気をある程度変化させることはできるが、逆に言えば
飾り物を取り替える以外、床の間の雰囲気を変化させる
ことはほとんどできないのが現状であった。
にしろ、かかる床の間構造では、床板に載せる飾り物を
季節ごとにあるいは随時取り替えることで、和室内の雰
囲気をある程度変化させることはできるが、逆に言えば
飾り物を取り替える以外、床の間の雰囲気を変化させる
ことはほとんどできないのが現状であった。
【0004】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、床板に載せる飾り物を取り替える以外にも床
の間にさまざまな変化を付けて室内の雰囲気を楽しむこ
とが可能な床の間構造を提供することを目的とする。
たもので、床板に載せる飾り物を取り替える以外にも床
の間にさまざまな変化を付けて室内の雰囲気を楽しむこ
とが可能な床の間構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る床の間構造は請求項1に記載したよう
に、床の間に中空の内部空間を形成して該空間を塞ぐ位
置に第1の床板を着脱自在に配置するとともに、該第1
の床板よりも下方の前記内部空間内の位置において第2
の床板を配置したものである。
め、本発明に係る床の間構造は請求項1に記載したよう
に、床の間に中空の内部空間を形成して該空間を塞ぐ位
置に第1の床板を着脱自在に配置するとともに、該第1
の床板よりも下方の前記内部空間内の位置において第2
の床板を配置したものである。
【0006】また、本発明に係る床の間構造は請求項2
に記載したように、床の間に中空の内部空間を形成して
該空間を塞ぐ位置に第1の床板を配置するとともに前記
第1の床板よりも下方の前記内部空間内の位置に第2の
床板を配置し、前記第1の床板についてはその裏面を装
飾仕上げとするとともにほぼ垂直に立設される位置まで
回動自在となるように取り付けたものである。
に記載したように、床の間に中空の内部空間を形成して
該空間を塞ぐ位置に第1の床板を配置するとともに前記
第1の床板よりも下方の前記内部空間内の位置に第2の
床板を配置し、前記第1の床板についてはその裏面を装
飾仕上げとするとともにほぼ垂直に立設される位置まで
回動自在となるように取り付けたものである。
【0007】また、本発明に係る床の間構造は、前記第
2の床板を透光性材料で構成するとともに、該床板の下
方に所定の照明手段を設置したものである。
2の床板を透光性材料で構成するとともに、該床板の下
方に所定の照明手段を設置したものである。
【0008】また、本発明に係る床の間構造は、前記第
2の床板を昇降させる昇降手段を前記内部空間に設置し
たものである。
2の床板を昇降させる昇降手段を前記内部空間に設置し
たものである。
【0009】また、本発明に係る床の間構造は、前記第
2の床板を着脱自在若しくは回動自在としたものであ
る。
2の床板を着脱自在若しくは回動自在としたものであ
る。
【0010】本発明に係る床の間構造においては、通常
使用時には、第1の床板を取り外さず、若しくは回動さ
せずにそのまま使用し、従来通り、例えばその上に壷や
花器といった飾り物を載せる。
使用時には、第1の床板を取り外さず、若しくは回動さ
せずにそのまま使用し、従来通り、例えばその上に壷や
花器といった飾り物を載せる。
【0011】一方、床の間の雰囲気を変えたい場合に
は、第1の床板を取り外して、若しくは回動させてほぼ
垂直に立設させ、その下方に配置された第2の床板に飾
り物を配置する。
は、第1の床板を取り外して、若しくは回動させてほぼ
垂直に立設させ、その下方に配置された第2の床板に飾
り物を配置する。
【0012】このようにすると、床板が変わることによ
って、あるいはそれに加えて飾り物が変わることによっ
て床の間の雰囲気が変化し、一種の演出効果が期待でき
る。そして、第1の床板を回動させる場合にはその裏面
に施した装飾仕上げがさらに新たな趣を醸しだし、上述
した演出効果を高める。
って、あるいはそれに加えて飾り物が変わることによっ
て床の間の雰囲気が変化し、一種の演出効果が期待でき
る。そして、第1の床板を回動させる場合にはその裏面
に施した装飾仕上げがさらに新たな趣を醸しだし、上述
した演出効果を高める。
【0013】なお、第2の床板に載せる飾り物は、第1
の床板に載せていたものをそのまま載せ代えるようにし
てもよいし、床板の変更に合わせて別の飾り物を載せる
ようにしてもよい。さらに、例えば枯山水を模した箱庭
のような常設の飾り物を予め第2の床板の上に配置して
おき、通常時は、第1の床板で隠すようにしてもよい。
の床板に載せていたものをそのまま載せ代えるようにし
てもよいし、床板の変更に合わせて別の飾り物を載せる
ようにしてもよい。さらに、例えば枯山水を模した箱庭
のような常設の飾り物を予め第2の床板の上に配置して
おき、通常時は、第1の床板で隠すようにしてもよい。
【0014】第1の床板は、その上面については通常の
仕上げ、例えば、下地板に畳表を張り付けた薄縁床、あ
るいは地板からなる板床とすればよいが、回動させる場
合については、その裏面を、垂直に立設された状態での
見栄えと第2の床板若しくはそれに載せられた装飾物と
の相性とを適宜考慮して、さまざまな装飾仕上げ、例え
ば、和紙貼りや鏡貼りとしたり、あるいは剥板で編んだ
網代張り、籐、竹、よしなどを簾に編んで仕上げる。
仕上げ、例えば、下地板に畳表を張り付けた薄縁床、あ
るいは地板からなる板床とすればよいが、回動させる場
合については、その裏面を、垂直に立設された状態での
見栄えと第2の床板若しくはそれに載せられた装飾物と
の相性とを適宜考慮して、さまざまな装飾仕上げ、例え
ば、和紙貼りや鏡貼りとしたり、あるいは剥板で編んだ
網代張り、籐、竹、よしなどを簾に編んで仕上げる。
【0015】第2の床板の上面については、第1の床板
と同じ仕上げでもよいし、異なる仕上げとしてもよい
が、該第2の床板を透光性材料で構成するとともに、該
床板の下方に所定の照明手段を設置したならば、第2の
床板に載せた飾り物が該床板下方からの照明によって浮
かび上がるといったような視覚効果を期待することがで
きる。透光性材料としては、透明材として例えばガラ
ス、不透明材としてたとえばアクリル板が考えられる。
と同じ仕上げでもよいし、異なる仕上げとしてもよい
が、該第2の床板を透光性材料で構成するとともに、該
床板の下方に所定の照明手段を設置したならば、第2の
床板に載せた飾り物が該床板下方からの照明によって浮
かび上がるといったような視覚効果を期待することがで
きる。透光性材料としては、透明材として例えばガラ
ス、不透明材としてたとえばアクリル板が考えられる。
【0016】第1の床板と第2の床板の間隔あるいはそ
れらの設置高さをどのように設定するかは任意である
が、第2の床板に例えば箱庭のような常設の飾り物を設
置するのであれば、その設置状態で内部空間を塞ぐこと
ができるよう、第1の床板と第2の床板の間隔をある程
度確保しておく。逆に、同じ飾り物を別の床板に載せ代
えるだけの場合には、第1の床板と第2の床板とはほと
んど隙間無く重ねて配置してもかまわない。
れらの設置高さをどのように設定するかは任意である
が、第2の床板に例えば箱庭のような常設の飾り物を設
置するのであれば、その設置状態で内部空間を塞ぐこと
ができるよう、第1の床板と第2の床板の間隔をある程
度確保しておく。逆に、同じ飾り物を別の床板に載せ代
えるだけの場合には、第1の床板と第2の床板とはほと
んど隙間無く重ねて配置してもかまわない。
【0017】ここで、第2の床板を昇降させる昇降手段
を前記内部空間に設置した場合においては、通常時は、
第2の床板に載せた飾り物が第1の床板の裏面と干渉し
ないように第2の床板を下げておき、第2の床板に載せ
た飾り物を見せたいときには、第1の床板を取り外した
上で、若しくは回動によってほぼ垂直に立設させた上で
第2の床板を上昇させる。
を前記内部空間に設置した場合においては、通常時は、
第2の床板に載せた飾り物が第1の床板の裏面と干渉し
ないように第2の床板を下げておき、第2の床板に載せ
た飾り物を見せたいときには、第1の床板を取り外した
上で、若しくは回動によってほぼ垂直に立設させた上で
第2の床板を上昇させる。
【0018】かかる構成によれば、第2の床板に載せる
飾り物の高さを気にする必要がなくなるとともに、該飾
り物を所望の高さ位置で鑑賞することが可能となる。
飾り物の高さを気にする必要がなくなるとともに、該飾
り物を所望の高さ位置で鑑賞することが可能となる。
【0019】また、第2の床板を内部空間に固定するに
しろ、昇降自在に構成するにしろ、該第2の床板を着脱
自在若しくは回動自在としておけば、該床板の下方を収
納空として利用することが可能となる。
しろ、昇降自在に構成するにしろ、該第2の床板を着脱
自在若しくは回動自在としておけば、該床板の下方を収
納空として利用することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る床の間構造の
実施の形態について、添付図面を参照して説明する。な
お、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の
符号を付してその説明を省略する。
実施の形態について、添付図面を参照して説明する。な
お、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0021】図1は、本実施形態に係る床の間構造を示
した断面図である。同図でわかるように、本実施形態に
係る床の間構造は、中空の内部空間1を有するプラスチ
ックなどで形成された容器2を床の間内に埋設するとと
もに、該内部空間1を塞ぐ位置に第1の床板3を蝶番4
を介して同図矢印に示すように回動自在に取り付け、内
部空間1内には、第1の床板3よりも下方の位置におい
て第2の床板5を配置してある。
した断面図である。同図でわかるように、本実施形態に
係る床の間構造は、中空の内部空間1を有するプラスチ
ックなどで形成された容器2を床の間内に埋設するとと
もに、該内部空間1を塞ぐ位置に第1の床板3を蝶番4
を介して同図矢印に示すように回動自在に取り付け、内
部空間1内には、第1の床板3よりも下方の位置におい
て第2の床板5を配置してある。
【0022】第1の床板3は、水平にした状態にて床框
8の天端に合わせておくのがよい。なお、床框8は、畳
6の縁部に設置された畳寄せ7の上に載せてあり、端部
において床柱9の側面に突き合わせてある。
8の天端に合わせておくのがよい。なお、床框8は、畳
6の縁部に設置された畳寄せ7の上に載せてあり、端部
において床柱9の側面に突き合わせてある。
【0023】第2の床板5の上面には、枯山水を模した
箱庭15を載せてある。
箱庭15を載せてある。
【0024】一方、第2の床板5の下面には昇降手段と
しての電動モータ10及びラックピニオン機構を組み込
んであり、電動モータ10は、その回転シャフト11の
先端に取り付けられた減速ギア12を介してピニオンギ
ア13に連結してあり、該ピニオンギアと噛合するラッ
ク14との相互作用によって、第2の床板5を昇降させ
ることができるようになっている。なお、図示していな
いが、第2の床板5が水平状態を維持して昇降するよ
う、公知の技術を用いて適宜工夫する。
しての電動モータ10及びラックピニオン機構を組み込
んであり、電動モータ10は、その回転シャフト11の
先端に取り付けられた減速ギア12を介してピニオンギ
ア13に連結してあり、該ピニオンギアと噛合するラッ
ク14との相互作用によって、第2の床板5を昇降させ
ることができるようになっている。なお、図示していな
いが、第2の床板5が水平状態を維持して昇降するよ
う、公知の技術を用いて適宜工夫する。
【0025】第1の床板3は、その裏面を装飾仕上げと
してある。すなわち、床板3は、図2の分解斜視図でよ
くわかるように、同図(a)に示すように、畳表21を合
板22の両端に巻き込むようにして該合板に張り付けて
薄縁23とし、これを枠材24の一方の面に取り付ける
とともに、同図(b)に示すように、裏面である他方の面
に装飾仕上げとしての竹簀子25を取り付けて構成して
ある。
してある。すなわち、床板3は、図2の分解斜視図でよ
くわかるように、同図(a)に示すように、畳表21を合
板22の両端に巻き込むようにして該合板に張り付けて
薄縁23とし、これを枠材24の一方の面に取り付ける
とともに、同図(b)に示すように、裏面である他方の面
に装飾仕上げとしての竹簀子25を取り付けて構成して
ある。
【0026】本実施形態に係る床の間構造においては、
通常使用時には、第1の床板3を図1で示したように回
動させずにそのまま使用し、従来通り、例えばその上に
壷や花器といった飾り物を載せる。
通常使用時には、第1の床板3を図1で示したように回
動させずにそのまま使用し、従来通り、例えばその上に
壷や花器といった飾り物を載せる。
【0027】一方、床の間の雰囲気を変えたい場合に
は、第1の床板3を図1の矢印方向に回動させてほぼ垂
直に立設させるとともに、電動モータ10を作動させて
図3に示すように第2の床板5を上昇させ、該床板に載
せた枯山水15を室内から鑑賞できるようにする。
は、第1の床板3を図1の矢印方向に回動させてほぼ垂
直に立設させるとともに、電動モータ10を作動させて
図3に示すように第2の床板5を上昇させ、該床板に載
せた枯山水15を室内から鑑賞できるようにする。
【0028】図4は、第1の床板3をほぼ垂直に立設さ
せるとともに、第2の床板5を上昇させた様子を示した
全体斜視図である。
せるとともに、第2の床板5を上昇させた様子を示した
全体斜視図である。
【0029】このようにすると、床の間の飾り物が枯山
水に変わるので、その雰囲気は一変し、かなりの演出効
果が期待できる。また、第1の床板3の裏面に施した装
飾仕上げである竹簀子25がさらに新たな趣を醸しだ
し、上述した演出効果を高める。
水に変わるので、その雰囲気は一変し、かなりの演出効
果が期待できる。また、第1の床板3の裏面に施した装
飾仕上げである竹簀子25がさらに新たな趣を醸しだ
し、上述した演出効果を高める。
【0030】以上説明したように、本実施形態に係る床
の間構造によれば、第1の床板3をほぼ垂直に立設され
る位置まで回動自在とするとともに、その裏面を装飾仕
上げとしたので、室内から見える床板としては第1の床
板から第2の床板に変化するとともに、飾り物の背景と
して新たに第1の床板の裏面の装飾仕上げが見えること
となるので、飾り物自体の変化と相まって床の間の雰囲
気を一変させることができる。
の間構造によれば、第1の床板3をほぼ垂直に立設され
る位置まで回動自在とするとともに、その裏面を装飾仕
上げとしたので、室内から見える床板としては第1の床
板から第2の床板に変化するとともに、飾り物の背景と
して新たに第1の床板の裏面の装飾仕上げが見えること
となるので、飾り物自体の変化と相まって床の間の雰囲
気を一変させることができる。
【0031】また、第2の床板5を昇降させる昇降手段
としての電動モータ10及びラックピニオン機構を備え
たので、第2の床板5に載せる飾り物が背の高いもので
あっても、第1の床板の裏面に当たるおそれがなくなる
とともに、第2の床板5を鑑賞にふさわしい高さまで上
昇させることができる。
としての電動モータ10及びラックピニオン機構を備え
たので、第2の床板5に載せる飾り物が背の高いもので
あっても、第1の床板の裏面に当たるおそれがなくなる
とともに、第2の床板5を鑑賞にふさわしい高さまで上
昇させることができる。
【0032】本実施形態では、第1の床板3を回動自在
するとともにその裏面を装飾仕上げとしたが、かかる構
成に代えて該第1の床板を着脱自在に構成してもよい
し、場合によってはその裏面を装飾仕上げとしなくても
よい。後者の構成においては、第1の床板3の裏面に施
した装飾仕上げによる床の間演出の相乗効果は期待でき
ないが、室内から見える床板として第1の床板から第2
の床板に変化する点、並びに第2の床板5を昇降させる
ことによって、該第2の床板に載せる常設の飾り物が背
の高いものであっても、第1の床板の裏面に当たるおそ
れがなくなるとともに、第2の床板5を鑑賞にふさわし
い高さまで上昇させることができる点については上述の
実施形態と同様の効果を奏する。
するとともにその裏面を装飾仕上げとしたが、かかる構
成に代えて該第1の床板を着脱自在に構成してもよい
し、場合によってはその裏面を装飾仕上げとしなくても
よい。後者の構成においては、第1の床板3の裏面に施
した装飾仕上げによる床の間演出の相乗効果は期待でき
ないが、室内から見える床板として第1の床板から第2
の床板に変化する点、並びに第2の床板5を昇降させる
ことによって、該第2の床板に載せる常設の飾り物が背
の高いものであっても、第1の床板の裏面に当たるおそ
れがなくなるとともに、第2の床板5を鑑賞にふさわし
い高さまで上昇させることができる点については上述の
実施形態と同様の効果を奏する。
【0033】また、本実施形態では、昇降手段として、
電動モータ及びラックピニオン機構で構成したが、これ
に代えてさまざまな公知の手段、例えばエアジャッキ、
スプロケットとチェーンを使った手動の駆動機構などを
使用することができる。
電動モータ及びラックピニオン機構で構成したが、これ
に代えてさまざまな公知の手段、例えばエアジャッキ、
スプロケットとチェーンを使った手動の駆動機構などを
使用することができる。
【0034】また、本実施形態では、昇降手段を備える
ことによって第2の床板5を昇降自在に構成したが、こ
れに代えて昇降手段を省略するようにしてもよい。かか
る構成においては、背の高い常設の飾り物は設置できな
いといった不利な点はあるが、室内から見える床板とし
て第1の床板から第2の床板に変化させることによって
床の間の雰囲気を変えることができる点については上述
の実施形態とほぼ同様の効果を奏する。
ことによって第2の床板5を昇降自在に構成したが、こ
れに代えて昇降手段を省略するようにしてもよい。かか
る構成においては、背の高い常設の飾り物は設置できな
いといった不利な点はあるが、室内から見える床板とし
て第1の床板から第2の床板に変化させることによって
床の間の雰囲気を変えることができる点については上述
の実施形態とほぼ同様の効果を奏する。
【0035】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、図5に示すように、第2の床板として透光性材料で
あるアクリル板31を使用するとともに、容器2内に照
明手段としての白熱電灯32を取り付けるようにしても
よい。
が、図5に示すように、第2の床板として透光性材料で
あるアクリル板31を使用するとともに、容器2内に照
明手段としての白熱電灯32を取り付けるようにしても
よい。
【0036】かかる構成においては、白熱電灯32から
放たれた光がアクリル板31を透過し、その上に載せら
れた枯山水15の足下から上方に抜けるので、枯山水1
5が浮かび上がって見えるという照明効果を期待するこ
とができる。
放たれた光がアクリル板31を透過し、その上に載せら
れた枯山水15の足下から上方に抜けるので、枯山水1
5が浮かび上がって見えるという照明効果を期待するこ
とができる。
【0037】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、図6のように、第2の床板を回動自在に設置し、そ
の下方を収納スペースとして利用するようにしてもよ
い。
が、図6のように、第2の床板を回動自在に設置し、そ
の下方を収納スペースとして利用するようにしてもよ
い。
【0038】すなわち、図6に示した床の間構造は、第
1の床板41を着脱自在するとともに、その直下に配設
した第2の床板42を蝶番43を介して回動自在として
ある。
1の床板41を着脱自在するとともに、その直下に配設
した第2の床板42を蝶番43を介して回動自在として
ある。
【0039】第1の床板41は、例えばその一方の面を
薄縁23、他方の面を地板とし、これを反転配置するこ
とによって第1の床板41だけでも2種類の雰囲気を楽
しめることができるようになっている。
薄縁23、他方の面を地板とし、これを反転配置するこ
とによって第1の床板41だけでも2種類の雰囲気を楽
しめることができるようになっている。
【0040】また、第2の床板42は、上述したと同
様、透光性を有するアクリル板で構成してあり、容器2
内に配設した白熱電灯32の光を上方に透過させること
ができるようになっている。
様、透光性を有するアクリル板で構成してあり、容器2
内に配設した白熱電灯32の光を上方に透過させること
ができるようになっている。
【0041】かかる構成においては、通常の使用時に
は、図6に示したように、第1の床板41を所望の面を
上にして床の間に嵌め込み、その上に壷44などを載せ
て鑑賞する。一方、床の間の雰囲気を変えたい場合に
は、図7(a)に示すように、第1の床板41を取り外し
て第2の床板42を露出させ、その上に例えばガラス製
の置物51を載せる。
は、図6に示したように、第1の床板41を所望の面を
上にして床の間に嵌め込み、その上に壷44などを載せ
て鑑賞する。一方、床の間の雰囲気を変えたい場合に
は、図7(a)に示すように、第1の床板41を取り外し
て第2の床板42を露出させ、その上に例えばガラス製
の置物51を載せる。
【0042】このようにすると、白熱電灯32からの光
が第2の床板であるアクリル板42を透過してガラス製
の置物51を鮮やかに浮かび上がらせることができる。
そして、かかるアクリル板42を回動させれば、同図
(b)に示すように内部空間1を収納空間として利用する
ことができる。
が第2の床板であるアクリル板42を透過してガラス製
の置物51を鮮やかに浮かび上がらせることができる。
そして、かかるアクリル板42を回動させれば、同図
(b)に示すように内部空間1を収納空間として利用する
ことができる。
【0043】なお、第2の床板であるアクリル板42を
必ずしも蝶番43を介して回動自在に取り付ける必要は
なく、単に着脱自在に容器2の上面近傍に取り付けるよ
うにしてもよい。
必ずしも蝶番43を介して回動自在に取り付ける必要は
なく、単に着脱自在に容器2の上面近傍に取り付けるよ
うにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の床の間構造によれば、室内から見える床板として第
1の床板から第2の床板に変化させることによって床の
間の雰囲気を変えることができる。
明の床の間構造によれば、室内から見える床板として第
1の床板から第2の床板に変化させることによって床の
間の雰囲気を変えることができる。
【0045】また、請求項2に係る本発明の床の間構造
によれば、室内から見える床板としては第1の床板から
第2の床板に変化するとともに、飾り物の背景として新
たに第1の床板の裏面の装飾仕上げが見えることとなる
ので、飾り物自体の変化と相まって床の間の雰囲気を一
変させることができる。
によれば、室内から見える床板としては第1の床板から
第2の床板に変化するとともに、飾り物の背景として新
たに第1の床板の裏面の装飾仕上げが見えることとなる
ので、飾り物自体の変化と相まって床の間の雰囲気を一
変させることができる。
【0046】また、請求項3に係る本発明の床の間構造
によれば、照明手段から放たれた光が透光性材料で構成
された第2の床板を透過し、その上に載せられた飾り物
を浮かび上がらせるという照明効果を期待することがで
きるという効果も奏する。
によれば、照明手段から放たれた光が透光性材料で構成
された第2の床板を透過し、その上に載せられた飾り物
を浮かび上がらせるという照明効果を期待することがで
きるという効果も奏する。
【0047】また、請求項4に係る本発明の床の間構造
によれば、第2の床板に載せる飾り物が背の高いもので
あっても、第1の床板の裏面に当たるおそれがなくなる
とともに、第2の床板を鑑賞にふさわしい高さまで上昇
させることができるという効果も奏する。
によれば、第2の床板に載せる飾り物が背の高いもので
あっても、第1の床板の裏面に当たるおそれがなくなる
とともに、第2の床板を鑑賞にふさわしい高さまで上昇
させることができるという効果も奏する。
【0048】また、請求項5に係る本発明の床の間構造
によれば、第2の床板を取り外し若しくは回動させるこ
とによって、その下方の内部空間を収納空間として利用
することができるという効果を奏する。
によれば、第2の床板を取り外し若しくは回動させるこ
とによって、その下方の内部空間を収納空間として利用
することができるという効果を奏する。
【0049】
【図1】本実施形態に係る床の間構造の断面図。
【図2】本実施形態に係る床の間構造に使用する第1の
床板の構成を示した分解斜視図。
床板の構成を示した分解斜視図。
【図3】本実施形態に係る床の間構造において第1の床
板を垂直に立設するとともに、第2の床板を上昇させた
様子を示した断面図。
板を垂直に立設するとともに、第2の床板を上昇させた
様子を示した断面図。
【図4】同じくそのときの全体斜視図。
【図5】変形例に係る床の間構造を示した断面図。
【図6】別の変形例に係る床の間構造を示した断面図。
【図7】図6の変形例における使用形態を示した断面図
であり、(a)は第1の床板を取り外して使用している様
子、(b)は第2の床板を開いている様子をそれぞれ示し
た断面図。
であり、(a)は第1の床板を取り外して使用している様
子、(b)は第2の床板を開いている様子をそれぞれ示し
た断面図。
1 内部空間 3、41 第1の床板 5、42 第2の床板 10 電動モータ(昇降手段) 13 ピニオン(昇降手段) 14 ラック(昇降手段) 25 竹簀子(装飾仕上げ) 32 白熱電灯(照明手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 床の間に中空の内部空間を形成して該空
間を塞ぐ位置に第1の床板を着脱自在に配置するととも
に、該第1の床板よりも下方の前記内部空間内の位置に
おいて第2の床板を配置したことを特徴とする床の間構
造。 - 【請求項2】 床の間に中空の内部空間を形成して該空
間を塞ぐ位置に第1の床板を配置するとともに前記第1
の床板よりも下方の前記内部空間内の位置に第2の床板
を配置し、前記第1の床板についてはその裏面を装飾仕
上げとするとともにほぼ垂直に立設される位置まで回動
自在となるように取り付けたことを特徴とする床の間構
造。 - 【請求項3】 前記第2の床板を透光性材料で構成する
とともに、該床板の下方に所定の照明手段を設置した請
求項1若しくは請求項2記載の床の間構造。 - 【請求項4】 前記第2の床板を昇降させる昇降手段を
前記内部空間に設置した請求項1若しくは請求項2記載
の床の間構造。 - 【請求項5】 前記第2の床板を着脱自在若しくは回動
自在とした請求項1乃至請求項4のいずれか一記載の床
の間構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23040797A JPH1162208A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 床の間構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23040797A JPH1162208A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 床の間構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162208A true JPH1162208A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16907411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23040797A Withdrawn JPH1162208A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 床の間構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162208A (ja) |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP23040797A patent/JPH1162208A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |