JPH1161635A - 繊維製品の伸長寸法の測定装置 - Google Patents

繊維製品の伸長寸法の測定装置

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JPH1161635A
JPH1161635A JP23174497A JP23174497A JPH1161635A JP H1161635 A JPH1161635 A JP H1161635A JP 23174497 A JP23174497 A JP 23174497A JP 23174497 A JP23174497 A JP 23174497A JP H1161635 A JPH1161635 A JP H1161635A
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turned
relay
holding means
chuck
measuring
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JP23174497A
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Kimio Takeda
田 公 男 武
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DAN KK
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DAN KK
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製品に応じて適切な引張力を加えること
ができ、繊維製品の伸長寸法を正確にかつ迅速に測定す
ることができる、繊維製品の伸長寸法の測定装置を提供
する。 【解決手段】 測定装置10は、流体の圧力で駆動する
ロッドレスシリンダ12を含む。ロッドレスシリンダ1
2の一端およびスライダ16には、固定チャック20お
よび移動チャック30がそれぞれ設けられる。固定チャ
ック20および移動チャック30は、繊維製品たとえば
靴下Aの一部分A1および他の部分A2を挟持する挟持
部材24a,24b,34a,34bを有する。ロッド
レスシリンダ12には、シリンダチューブ14に沿っ
て、目盛りを有する帯状のスケール40が固着される。
移動チャック30には、指針42がスケール40の目盛
りを指すように固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は繊維製品の伸長寸
法の測定装置に関し、特にたとえば靴下やセーターなど
の繊維製品の伸長寸法を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維製品、特に靴下やセーターな
どのニット製品については、品質管理を目的として、繊
維製品に任意の引張力を緩やかに加えたときの伸長寸法
が測定される場合がある。この場合、測定者が繊維製品
の測定部分の両端を手で引っ張って伸長寸法を測定した
り、繊維製品の一端を高所で挟持しその繊維製品の他端
に任意の重りをぶら下げることにより伸長寸法を測定し
たり、または、電動モータを駆動源とする引張試験機を
用いて繊維製品の伸長寸法を測定したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、測定者
が繊維製品の測定部分の両端を手で引っ張って伸長寸法
を測定する場合には、測定者の体力、特に筋力に個人差
があり、また、測定者の測定基準についても個人差があ
るため、測定結果に大きなバラツキが生じる。
【0004】また、重りを用いて伸長寸法を測定する場
合には、繊維製品の一端を高所で挟持しその繊維製品の
他端に重りをぶら下げるなどの準備が必要であるため
に、作業能率が悪く測定時間に多くの時間を要する。ま
た、繊維製品に重りをぶら下げるときには、緩やかに重
りの荷重を加えなければならないため、測定者が重りを
徐々に手放す必要がある。そのため、測定者にはある程
度の体力、特に筋力が必要とされる。特に、数多くの測
定作業を行う場合には、測定者に肉体的重労働を強いる
ことになる。
【0005】さらに、電動モータを駆動源とする引張試
験機を用いて伸長寸法を測定する場合には、引張力を任
意に変更することができないため、繊維製品に応じて適
切な引張力を加えることができず、また、繊維製品に引
張力が急激に加えられるため、正確な測定結果を得るこ
とができない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、繊
維製品に応じて適切な引張力を加えることができ、繊維
製品の伸長寸法を正確にかつ迅速に測定することができ
る、繊維製品の伸長寸法の測定装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる繊維製
品の伸長寸法の測定装置は、繊維製品の一部分を保持す
るための第1の保持手段と、繊維製品の他の部分を保持
するための第2の保持手段と、第1の保持手段および第
2の保持手段間の距離を変化させるための変化手段と、
第1の保持手段および第2の保持手段間の距離を測定す
るための測定手段とを含み、変化手段は流体の圧力で駆
動される、繊維製品の伸長寸法の測定装置である。この
発明にかかる繊維製品の伸長寸法の測定装置において、
変化手段は、たとえば、第1の保持手段および第2の保
持手段の少なくとも一方を変位するためのロッドレスシ
リンダを含む。また、この発明にかかる繊維製品の伸長
寸法の測定装置において、第1の保持手段は、たとえ
ば、繊維製品の一部分を挟持するための第1の挟持手段
を含む。さらに、この発明にかかる繊維製品の伸長寸法
の測定装置において、第2の保持手段は、たとえば、繊
維製品の他の部分を挟持するための第2の挟持手段を含
む。また、この発明にかかる繊維製品の伸長寸法の測定
装置において、測定手段は、たとえば、第1の保持手段
および第2の保持手段間の距離を測定するためのスケー
ルを含む。
【0008】この発明にかかる繊維製品の伸長寸法の測
定装置では、伸長寸法を測定すべき繊維製品の一部分が
第1の保持手段で保持され、その繊維製品の他の部分が
第2の保持手段で保持される。また、第1の保持手段お
よび第2の保持手段間の距離が変化手段で変化され、そ
れによって、繊維製品に引張力が加えられる。さらに、
第1の保持手段および第2の保持手段間の距離が測定手
段で測定され、それによって、繊維製品の伸長寸法が測
定される。
【0009】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる繊維製品
の伸長寸法の測定装置の一例を示す図解図である。な
お、図1には測定装置10をテーブル11上に載置した
状態を図示している。図1に示す測定装置10は、流体
の圧力で駆動する変化手段としてのロッドレスシリンダ
12を含む。
【0011】ロッドレスシリンダ12は、両端が塞がれ
た中空状のシリンダチューブ14を含む。シリンダチュ
ーブ14の両端には、その内部に流体を供給したりその
内部から流体を排出したりするための入出力ポート(図
示せず)が、それぞれ形成される。また、シリンダチュ
ーブ14の内部にはピストン(図示せず)がシリンダチ
ューブ14に沿って摺動可能に設けられ、そのピストン
には磁石(図示せず)が固着される。さらに、シリンダ
チューブ14の外周部には、スライダ16がシリンダチ
ューブ14に沿って摺動可能に設けられる。このスライ
ダ16には、ピストンに形成した磁石と磁力で互いに引
き合う磁石(図示せず)が固着される。したがって、シ
リンダチューブ14に形成した入出力ポートに流体を供
給すれば、ピストンとともにスライダ16をシリンダチ
ューブ14に沿って摺動することができる。
【0012】ロッドレスシリンダ12の一端には、図1
および図2に示すように、第1の保持手段として固定チ
ャック20が設けられる。固定チャック20は、流体の
圧力で駆動するシリンダ22を含む。シリンダ22の本
体22aは、ロッドレスシリンダ12の一端に固着され
る。シリンダ22の本体22aには、図2および図3に
示すように、一方の挟持部材24aが固着される。ま
た、シリンダ22のロッド22bの先端にはプレート2
6が固着され、そのプレート26には他方の挟持部材2
4bが固着される。したがって、固定チャック20のシ
リンダ22を駆動することによって、2つの挟持部材2
4a,24bを接近させることができ、それらの挟持部
材24a,24bで繊維製品の一部分を挟持することが
できる。
【0013】ロッドレスシリンダ12のスライダ16に
は、図1および図2に示すように、第2の保持手段とし
て移動チャック30が設けられる。移動チャック30
は、固定チャック20と同様に、流体の圧力で駆動する
シリンダ32を含む。シリンダ32の本体32aは、ロ
ッドレスシリンダ12のスライダ16に固着される。シ
リンダ32の本体32aには、図2および図4に示すよ
うに、一方の挟持部材34aが固着される。また、シリ
ンダ32のロッド32bの先端にはプレート36が固着
され、そのプレート36には他方の挟持部材34bが固
着される。したがって、移動チャック30のシリンダ3
2を駆動することによって、2つの挟持部材34a,3
4bを接近させることができ、それらの挟持部材34
a,34bで繊維製品の他の部分を挟持することができ
る。また、ロッドレスシリンダ12を駆動することによ
って、スライダ16とともに移動チャック30をシリン
ダチューブ14に沿って移動することができる。
【0014】ロッドレスシリンダ12には、図2に示す
ように、シリンダチューブ14に沿って、目盛りを有す
る帯状のスケール40が固着される。また、移動チャッ
ク30のプレート36には、指針42がスケール40の
目盛りを指すように固着される。したがって、スケール
40および指針42によって、固定チャック20および
移動チャック30間の距離を測定することができる。
【0015】固定チャック20の近傍および移動チャッ
ク30の近傍には、リミットスイッチLS1およびLS
2がそれぞれ設けられる。この場合、リミットスイッチ
LS1は、図3に示すように、固定チャック20の2つ
の挟持部材24a,24bが離れているときにオンにな
るように、シリンダ22のロッド22bが伸びた状態に
おいてプレート26の近傍に設けられる。また、リミッ
トスイッチLS2は、図4に示すように、移動チャック
30の2つの挟持部材34a,34bが離れているとき
にオンになるように、シリンダ32のロッド32bが伸
びた状態においてプレート36の近傍に設けられる。
【0016】さらに、ロッドレスシリンダ12の近傍に
は、図5に示すように、4つのリミットスイッチLS
3,LS4,LS5およびLS6が設けられる。この場
合、リミットスイッチLS3は、スライダ16がロッド
レスシリンダ12の一端の近傍に移動したときにオンに
なるように、ロッドレスシリンダ12の一端の近傍に固
着される。リミットスイッチLS4は、スライダ16が
ロッドレスシリンダ12の他端の近傍に移動したときに
オンになるように、ロッドレスシリンダ12の他端の近
傍に固着される。リミットスイッチLS5およびLS6
は、固定チャック20および移動チャック30で繊維製
品の一部分および他の部分を挟持するために好ましい位
置にスライダ16が移動したときにオンになるように、
ロッドレスシリンダ12の一端から繊維製品の伸長寸法
を測定すべき部分の長さとほぼ同じ距離だけ離れた位置
に固着される。なお、異なった長さの繊維製品に対応す
るために、リミットスイッチLS5およびLS6は、ロ
ッドレスシリンダ12の長手方向に間隔を隔てて固着さ
れる。
【0017】ロッドレスシリンダ12の横には、図1に
示すように、コントロールボックス50が設けられる。
コントロールボックス50の前面には、図6に示すよう
に、伸長スイッチS2、戻しスイッチS3、電源ランプ
PL1、待機ランプPL2、計測ランプPL3および完
了ランプPL4が形成される。伸長スイッチS2は、移
動チャック30を固定チャック20から離すためのスイ
ッチであり、戻しスイッチS3は、移動チャック30を
固定チャック20側に戻すためのスイッチである。ま
た、電源ランプPL1は電源が入ったことを示すランプ
であり、待機ランプPL2は待機状態であることを示す
ランプであり、計測ランプPL3は計測中であることを
示すランプであり、完了ランプPL4は繊維製品に所定
の引張力が加えられていることを示すランプである。ま
た、コントロールボックス50の中には、後述する、第
1のリレーR1、第2のリレーR2、第3のリレーR
3、第4のリレーR4、第1のタイマリレーT1、第2
のタイマリレーT2および第1の電磁弁V1などが入れ
られる。また、コントロールボックス50の外には、図
1に示すように、移動チャック30を固定チャック20
から離したり固定チャック20側に戻したりするための
フットスイッチFSが設けられる。
【0018】コントロールボックス50の近傍には、流
体としてたとえば空気などの気体やオイルなどの液体を
供給するための流体供給源(図示せず)が設けられる。
この流体供給源は、手動の第1の減圧弁60(図1、図
6参照)および第1の電磁弁V1を介して、固定チャッ
ク20のシリンダ22および移動チャック30のシリン
ダ32に接続される。この場合、第1の電磁弁V1をオ
ンにすることによって、固定チャック20の挟持部材2
4a,24bおよび移動チャック30の挟持部材34
a,34bがそれぞれ接近し、第1の電磁弁V1をオフ
にすることによって、固定チャック20の挟持部材24
a,24bおよび移動チャック30の挟持部材34a,
34bがそれぞれ離れるように、それらが接続される。
なお、第1の減圧弁60を調整することによって、挟持
部材24a,24bおよび挟持部材34a,34bによ
るそれぞれの繊維製品の挟持力を調整することができ
る。
【0019】また、上述の流体供給源は、手動の第2の
減圧弁62(図1、図6参照)、第2の電磁弁V2およ
び第3の電磁弁V3を介して、ロッドレスシリンダ12
のシリンダチューブ14に形成した2つの入出力ポート
に接続される。この場合、第2の電磁弁V2をオンにす
ることによって、ロッドレスシリンダ12のスライダ1
6および移動チャック30がロッドレスシリンダ12の
他端側すなわち固定チャック20とは反対側に移動し、
第3の電磁弁V3をオンにすることによって、ロッドレ
スシリンダ12のスライダ16および移動チャック30
がロッドレスシリンダ12の一端側すなわち固定チャッ
ク20側に移動するように、それらが接続される。な
お、第2の減圧弁62を調整することによって、移動チ
ャック30などで繊維製品に加える引張力を調整するこ
とができる。
【0020】次に、この測定装置10の回路構成につい
て図7に示すシーケンス回路図を用いて説明する。
【0021】この測定装置10は、2つの電源端子D1
およびD2を含む。一方の電源端子D1には、一方のヒ
ューズF1を介して、一方の電源ラインL1が接続され
る。また、他方の電源端子D2には、他方のヒューズF
2および電源スイッチS1を介して、他方の電源ライン
L2が接続される。
【0022】一方の電源ラインL1には、電源ランプP
L1、待機ランプPL2、計測ランプPL3、完了ラン
プPL4、第1のリレーR1、第2のリレーR2、第3
のリレーR3、第4のリレーR4、第1のタイマリレー
T1、第2のタイマリレーT2、第1の電磁弁V1、第
2の電磁弁V2および第3の電磁弁V3の各一端が、そ
れぞれ接続される。
【0023】電源ランプPL1の他端は、他方の電源ラ
インL2に接続される。
【0024】待機ランプPL2の他端は、第1のリレー
R1の第1のb接点R1b1を介して、電源ラインL2
に接続される。
【0025】第1のリレーR1の他端は、第3のリレー
R3の第1のb接点R3b1、リミットスイッチLS
2,LS1および第4のリレーR4のa接点R4aの直
列回路を介して、電源ラインL2の接続される。また、
第3のリレーR3の第1のb接点R3b1には、第2の
タイマリレーT2の第1のb接点T2b1が並列に接続
される。さらに、第3のリレーR3の第1のb接点R3
b1とリミットスイッチLS2との接続点には、計測ラ
ンプPL3の他端および第1の電磁弁V1の他端が接続
される。また、リミットスイッチLS2,LS1および
第4のリレーR4のa接点R4aの直列回路には、第1
のリレーR1の第1のa接点R1a1が並列に接続され
る。
【0026】第1のタイマリレーT1の他端および第2
のタイマリレーT2の他端は、第1のリレーR1の第2
のa接点R1a2を介して、電源ラインL2に接続され
る。
【0027】第2の電磁弁V2の他端は、第2のリレー
R2のb接点R2bおよび第1のタイマリレーT1の第
1のa接点T1a1の直列回路を介して、電源ラインL
2に接続される。また、第1のタイマリレーT1の第1
のa接点T1a1には、伸長スイッチS2および第1の
リレーR1の第2のb接点R1b2の直列回路が、並列
に接続される。
【0028】第3の電磁弁V3の他端は、第2のリレー
R2の第1のa接点R2a1および第1のリレーR1の
第3のa接点R1a3の直列回路を介して、電源ライン
L2に接続される。また、その直列回路には、戻りスイ
ッチS3、第3のリレーR3の第2のb接点R3b2お
よび第1のリレーR1の第3のb接点R1b3の直列回
路が、並列に接続される。
【0029】完了ランプPL4の他端は、第2のタイマ
リレーT2の第1のa接点T2a1を介して、電源ライ
ンL2に接続される。
【0030】第3のリレーR3の他端は、第2のリレー
R2の第2のa接点R2a2およびリミットスイッチL
S6の直列回路を介して、電源ラインL2に接続され
る。また、また、その直列回路には、リミットスイッチ
LS3が並列に接続される。さらに、リミットスイッチ
LS6には、リミットスイッチLS5が並列に接続され
る。
【0031】第4のリレーR4の他端は、第2のタイマ
リレーT2の第2のb接点T2b2およびフットスイッ
チFSの直列回路を介して、電源ラインL2に接続され
る。
【0032】第2のリレーR2の他端は、第2のタイマ
リレーT2の第2のa接点T2a2および第2のリレー
R2の第3のa接点R2a3の直列回路を介して、電源
ラインL2に接続される。また、その直列回路には、リ
ミットスイッチLS4が並列に接続される。さらに、第
2のタイマリレーT2の第2のb接点T2b2およびフ
ットスイッチFSの接続点と、第2のタイマリレーT2
の第2のa接点T2a2および第2のリレーR2の第3
のa接点R2a3の接続点とは、第1のタイマリレーT
1の第2のa接点T1a2を介して接続される。
【0033】次に、この測定装置10の操作ないし動作
について説明する。
【0034】まず、電源スイッチS1をオンにすると、
電源ランプPL1および待機ランプPL2が点灯し、待
機状態になる。
【0035】そして、必要に応じて、固定チャック20
および移動チャック30間の距離を、繊維製品の伸長寸
法を測定すべき部分の長さ以下になるように調整する。
この場合、伸長スイッチS2をオンにすると、第2の電
磁弁V2がオンになり、ロッドレスシリンダ12のスラ
イダ16とともに移動チャック30が固定チャック20
から離れる。なお、スライダ16がロッドレスシリンダ
12の他端の近傍まで移動すれば、リミットスイッチL
S4がオンになって、第2のリレーR2がオンになるの
で、伸長スイッチS2をオンにしても、第2の電磁弁V
2がオンにならず、移動チャック30はそれ以上固定チ
ャック20から離れない。また、戻りスイッチS3をオ
ンにすると、第3の電磁弁V3がオンになり、ロッドレ
スシリンダ12のスライダ16とともに移動チャック3
0が固定チャック20に近づく。なお、スライダ16が
ロッドレスシリンダ12の一端の近傍まで移動すれば、
リミットスイッチLS3がオンになって、第3のリレー
R3がオンになるので、戻りスイッチS3をオンにして
も、第3の電磁弁V3がオンにならず、移動チャック3
0はそれ以上固定チャック20に近づかない。
【0036】そして、繊維製品としてたとえば靴下Aの
一部分A1(かかとの部分)および他の部分A2(口の
部分)が、固定チャック20の挟持部材24a,24b
間および移動チャック30の挟持部材34a,34b間
にそれぞれ合わせられる。
【0037】それから、フットスイッチFSを足で踏ん
でオンにすると、第4のリレーR4がオンになって、第
1のリレーR1がオンになる。なお、フットスイッチF
Sから足をはなすと、フットスイッチFSとともに第4
のリレーR4がオフになる。第1のリレーR1がオンに
なると、待機ランプPL2が消灯し、第1のリレーR1
のオン状態が自己保持され、計測ランプPL3が点灯
し、第1の電磁弁V1がオンになり、第1のタイマリレ
ーT1および第2のタイマリレーT2が働く。
【0038】第1の電磁弁V1がオンになると、固定チ
ャック20のシリンダ22および移動チャック30のシ
リンダ32が働き、図8に示すように、挟持部材24
a,24b間および挟持部材34a,34b間に靴下A
の一部分A1および他の部分A2がそれぞれ挟持され
る。
【0039】第1のタイマリレーT1は、第1のリレー
R1がオンになってから第1の一定時間を経過した後に
オンになる。この第1の一定時間とは、第1のリレーR
1がオンになってから挟持部材24a,24b間および
挟持部材34a,34b間に靴下Aの一部分A1および
他の部分A2が完全に挟持されるまでの時間を含む。第
1のタイマリレーT1がオンになると、第2の電磁弁V
2がオンになって、移動チャック30が固定チャック2
0から離れる。そして、移動チャック30は、図9に示
すように、ロッドレスシリンダ12による引張力と靴下
Aのそれに対抗する力とが釣り合ったところで静止す
る。
【0040】第2のタイマリレーT2は、第1のリレー
R1がオンになってから第2の一定時間を経過した後に
オンになる。この第2の一定時間とは、第1のリレーR
1がオンになってから移動チャック30が静止するまで
の時間を含む。第2のタイマリレーT2がオンになる
と、完了ランプPL4が点灯する。この完了ランプPL
4の点灯を合図に、靴下Aの伸長寸法がスケール40お
よび指針42で測定される。
【0041】そして、フットスイッチFSを再び踏んで
オンにすると、第2のリレーR2がオンになる。第2の
リレーR2がオンになると、第2の電磁弁V2がオフに
なり、第3の電磁弁がオンになり、第2のリレーR2の
オン状態が自己保持される。
【0042】第2の電磁弁V2がオフになり、かつ、第
3の電磁弁V3がオンになると、移動チャック30が固
定チャック20側に戻る。
【0043】移動チャック30が固定チャック20側に
戻ってリミットスイッチLS6がオンになると、第3の
リレーR3がオンになる。なお、リミットスイッチLS
6をずらすなどして働かないようにしておけば、移動チ
ャック30が固定チャック20側に戻ってリミットスイ
ッチLS5がオンになると、第3のリレーR3がオンに
なる。
【0044】第3のリレーR3がオンになると、第1の
リレーR1がオフになるので、待機ランプPL2が点灯
し、計測ランプPL3が消灯し、第1の電磁弁V1がオ
フになり、第1のタイマリレーT1および第2のタイマ
リレーT2がオフになり、第3の電磁弁V3がオフにな
る。
【0045】第1の電磁弁V1がオフになると、固定チ
ャック20の挟持部材24a,24bおよび移動チャッ
ク30の挟持部材34a,34bがそれぞれ離れ、固定
チャック20および移動チャック30から靴下Aが外さ
れる。
【0046】また、第2のタイマリレーT2がオフにな
ると、完了ランプPL4が消灯し、第2のリレーR2が
オフになって、第3のリレーR3がオフになる。
【0047】さらに、第3の電磁弁V3がオフになる
と、移動チャック30は止まり、待機状態に戻る。
【0048】以下、同様にして、次々の繊維製品の伸長
寸法が測定される。
【0049】この測定装置10では、流体の圧力で駆動
するロッドレスシリンダ12によって繊維製品に引張力
が加えられるので、流体の圧力を調整することによって
繊維製品に応じて適切な引張力を加えることができる。
【0050】さらに、この測定装置10では、繊維製品
の伸長寸法を測定する際に、測定者が繊維製品の測定部
分の両端を手で引っ張ることなく、繊維製品の一端を高
所で挟持しその繊維製品の他端に重りをぶら下げること
なく、繊維製品の一部分および他の部分を固定チャック
20および移動チャック30で保持すればよいので、繊
維製品の伸長寸法を正確にかつ迅速に測定することがで
きる。
【0051】なお、上述の測定装置10では、第1の保
持手段および第2の保持手段として流体の圧力で挟持す
る固定チャック20および移動チャック30が用いられ
ているが、この発明では、第1の保持手段および第2の
保持手段としてたとえば洗濯ばさみなどのようにばね力
で挟持する手段がそれぞれ用いられてもよい。
【0052】また、この発明では、第1の保持手段およ
び第2の保持手段のうちの一方が、繊維製品の一部分を
挟持して保持する手段で構成され、第1の保持手段およ
び第2の保持手段のうちの他方が、繊維製品の他の部分
を巻きつけてあるいは引っかけて保持する手段で構成さ
れてもよい。この場合、第1の保持手段および第2の保
持手段のうちの一方で、繊維製品の一部分たとえば両端
部分を挟持して保持し、第1の保持手段および第2の保
持手段のうちの他方で、繊維製品の他の部分たとえば中
央部分を巻きつけてあるいは引っかけて保持すればよ
い。
【0053】さらに、上述の測定装置10では、第1の
保持手段としての固定チャック20が固定され第2の保
持手段としての移動チャック30が移動するように構成
されているが、この発明では、第2の保持手段が固定さ
れ第1の保持手段が移動するように構成されてもよく、
あるいは、第1の保持手段および第2の保持手段の両方
が移動するように構成されてもよい。
【0054】また、上述の測定装置10では、繊維製品
の伸長寸法を目盛りを有するスケール40および指針4
2で読み取るように構成されているが、変位センサや表
示器などを用いて繊維製品の伸長寸法を電気的に読み取
って表示するように構成されてもよい。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、流体の圧力で駆動す
る変化手段によって繊維製品に引張力が加えられるの
で、流体の圧力を調整することによって繊維製品に応じ
て適切な引張力を加えることができる。さらに、この発
明によれば、繊維製品の伸長寸法を測定する際に、測定
者が繊維製品の測定部分の両端を手で引っ張ることな
く、繊維製品の一端を高所で挟持しその繊維製品の他端
に重りをぶら下げることなく、繊維製品の一部分および
他の部分を第1の保持手段および第2の保持手段で保持
すればよいので、繊維製品の伸長寸法を正確にかつ迅速
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる繊維製品の伸長寸法の測定装
置の一例を示す図解図である。
【図2】図1に示す測定装置の固定チャック、移動チャ
ックおよびそれらの周辺部分を示す図解図である。
【図3】図1に示す測定装置の固定チャックおよびそれ
に関連して設けられるリミットスイッチを示す図解図で
ある。
【図4】図1に示す測定装置の移動チャックおよびそれ
に関連して設けられるリミットスイッチを示す図解図で
ある。
【図5】図1に示す測定装置のロッドレスシリンダおよ
びそれに関連して設けられるリミットスイッチを示す図
解図である。
【図6】図1に示す測定装置の固定チャック、移動チャ
ック、ロッドレスシリンダを駆動する流体の圧力を調整
する減圧弁などを示す図解図である。
【図7】図1に示す測定装置の回路構成を示すシーケン
ス回路図である。
【図8】図1に示す測定装置で靴下を保持した状態を示
す図解図である。
【図9】図1に示す測定装置で靴下に引張力を加えた状
態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 繊維製品の伸長寸法の測定装置 11 テーブル 12 ロッドレスシリンダ 14 シリンダチューブ 16 スライダ 20 固定チャック 22 シリンダ 22a 本体 22b ロッド 24a,24b 挟持部材 26 プレート 30 移動チャック 32 シリンダ 32a 本体 32b ロッド 34a,34b 挟持部材 36 プレート 40 スケール 42 指針 50 コントロールボックス 60,62 減圧弁 V1〜V3 電磁弁 SW1 電源スイッチ SW2 伸長スイッチ SW3 戻しスイッチ FS フットスイッチ LS1〜LS6 リミットスイッチ PL1 電源ランプ PL2 待機ランプ PL3 計測ランプ PL4 完了ランプ R1〜R4 リレー T1,T2 タイマリレー A 靴下

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維製品の一部分を保持するための第1
    の保持手段、 前記繊維製品の他の部分を保持するための第2の保持手
    段、 前記第1の保持手段および前記第2の保持手段間の距離
    を変化させるための変化手段、および前記第1の保持手
    段および前記第2の保持手段間の距離を測定するための
    測定手段を含み、 前記変化手段は流体の圧力で駆動される、繊維製品の伸
    長寸法の測定装置。
  2. 【請求項2】 前記変化手段は、前記第1の保持手段お
    よび前記第2の保持手段の少なくとも一方を変位するた
    めのロッドレスシリンダを含む、請求項1に記載の繊維
    製品の伸長寸法の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の保持手段は、前記繊維製品の
    一部分を挟持するための第1の挟持手段を含む、請求項
    1または請求項2に記載の繊維製品の伸長寸法の測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の保持手段は、前記繊維製品の
    他の部分を挟持するための第2の挟持手段を含む、請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の繊維製品の伸長
    寸法の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記測定手段は、前記第1の保持手段お
    よび前記第2の保持手段間の距離を測定するためのスケ
    ールを含む、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の繊維製品の伸長寸法の測定装置。
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