JPH1159697A - 粉粒体充填袋 - Google Patents

粉粒体充填袋

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JPH1159697A
JPH1159697A JP24456897A JP24456897A JPH1159697A JP H1159697 A JPH1159697 A JP H1159697A JP 24456897 A JP24456897 A JP 24456897A JP 24456897 A JP24456897 A JP 24456897A JP H1159697 A JPH1159697 A JP H1159697A
Authority
JP
Japan
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bag
thread
sheet
filled
sewed
Prior art date
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Pending
Application number
JP24456897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Igawa
義之 井川
Hirobumi Yamamoto
博文 山本
Takeo Chigira
健夫 千金楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAMADA SANGYO KK
Toray Industries Inc
Original Assignee
MAMADA SANGYO KK
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by MAMADA SANGYO KK, Toray Industries Inc filed Critical MAMADA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、充填物への繊維屑の混入の心配がな
く、しかも作業性、生産性および開封性に優れた粉粒体
充填袋を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の粉粒体充填袋は、シート状物から
なる袋体の開口端部に縫い合わせ部を有する粉粒体充填
袋であって、該縫い合わせ部が少なくとも上糸を長繊維
で構成された糸で縫製されているものであることを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業性、生産性お
よび開封性に優れた粉粒体充填袋に関するものである。
詳しくは農産物である食料品や合成樹脂等の粉粒体を輸
送したり、あるいは倉庫等に貯蔵したりする際に用いら
れる粉粒体充填用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の粉粒体充填用袋は紙、麻、樹脂
等からなる袋体の開口部に二重環縫いミシン糸によって
形成された縫い合わせ部を有しており、該粉粒体充填用
袋の縫い合わせ部を形成する上糸および下糸は従来より
複数本からなる短繊維を撚り合わせて用いられていたも
のである。短繊維が使用されてきた主な理由は二重環縫
い後、運搬や保管時に短繊維の適度な摩擦により縫い目
が自然にほつれないようにするためであるが、しかし逆
に開封時には、下糸を引っ張ることによって、簡単に開
封することができることも大切な要件である。かかる理
由から従来から短繊維が使用されていたものである。し
かし短繊維で構成されているため、縫製時や、開封時に
短繊維が撚り合わさった繊維束から、飛散、脱落し、袋
体内部に混入したり、袋体内容物を取り出す時などに内
容物に混入するという不都合が生じていたものである。
またさらに、生産性向上のため、ミシン縫いのスピード
アップ化が進んでいる現状にあり、そのため、短繊維使
いのミシン糸には、スベリ性等を加味して一般に樹脂加
工を施すという対策を講じられているが、それだけコス
ト高となっているのが実情である。このため、最近はミ
シン縫い合わせをする替わりに上、下合わせ部をのり付
けし密封することが行われ出している。しかし、この方
法によると、のり付け部の付き具合が不十分であった
り、開封に手間が掛かったり、ミシン縫い合わせに比べ
作業性が悪いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、充填物への繊維屑の混入の心配がな
く、しかも作業性、生産性および開封性に優れた粉粒体
充填袋を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の粉粒体充填袋は、シート状物か
らなる袋体の開口端部に縫い合わせ部を有する粉粒体充
填袋であって、該縫い合わせ部が少なくとも上糸を長繊
維で構成された糸で縫製されているものであることを特
徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、充填物への繊維屑の混
入がなく、しかも生産性も開封性にも優れた粉粒体充填
袋を提供するために、鋭意検討したところ、少なくとも
上糸を長繊維糸条を用いて縫製したところ、かかる課題
を一挙に解決することを究明したものである。
【0006】本発明の粉粒体充填袋は、該袋体の開口端
部の縫合わせ部を、少なくとも上糸を長繊維で構成され
た糸で縫製したものである。かかる長繊維糸条を使用し
たことにより、縫製時とか開封時に短繊維が袋体内容物
に混入するという問題に加えて、ミシン縫いのスピード
アップを達成し、かつ、開封性に優れた粉粒体充填袋を
提供することができたものである。
【0007】かかる縫い合わせ部は、二重環縫いミシン
によって形成された縫製が、開封性の上から好ましく採
用される。また、かかる縫製に使用される糸条として、
単糸繊度500d〜1000dの長繊維を2本〜4本撚
り合わせたものが縫製性の上から好ましく使用される。
かかる糸条としては、好ましくは長繊維で構成された加
工糸、さらに好ましくは嵩高加工糸、特に好ましくはタ
スラン加工糸が、上述効果の上から使用される。
【0008】なお、本発明の粉粒体充填袋は、該袋体開
口端部の縫い合わせ部を、少なくとも上糸を長繊維で構
成された糸で縫製するが、下糸は、従来からミシン縫製
後の端部で上糸と下糸の絡みを少なくするために一般に
樹脂加工が施されているものが使用されていたので、繊
維屑の袋内容物への混入を心配することはなく、従来ミ
シン糸をそのまま使用することもできるが、好ましくは
本発明の上糸である長繊維加工糸を下糸にも使用するの
がよい。
【0009】かかる長繊維を構成する素材としては、ナ
イロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン
等を使用することができるが、これらの中でもポリエス
テルが特に好ましく使用される。
【0010】本発明の粉粒体充填袋の袋を構成する該シ
ート状物は、繊維および樹脂のいずれから構成されてい
てもよい。すなわち、これら両者から選ばれた少なくと
も1種で構成されたシートであれば使用することができ
る。すなわち、該繊維で構成されたシート状物として
は、織物、編物、不織布および紙から選ばれた少なくと
も1種で構成されたものを使用することができ、また、
該樹脂で構成されたシート状物としては、フィルムで構
成されたものを使用することができる。もちろん、かか
る繊維および樹脂からなる複合シートも使用することが
できる。
【0011】以下、本発明を図面により説明する。図
1、図3は、構造の異なる2種の袋体からなる粉粒体充
填用袋1の平面図であって、図2と図4はそれぞれの縫
い合わせ部の断面図である。これらの袋体2、11は、
シート状物で袋体本体を構成しており、これらの袋体の
開口端部の縫い合わせ部5、13は、封止テープ3、
4、12で封止されている。封止テープ3、4はクレー
プ紙テープで構成されている。この封止テープ3、4、
12の一方、つまり充填のために開口してある側は、該
袋体内部に充填物が充填された後で、閉口して該封止テ
ープ3、4、12で封止する。かかる封止の後で縫い合
わせ部5、13が二重環縫いミシンによってそれぞれ形
成される。この縫い合わせ部5、13は図2、図4に示
すように、上糸6、14と下糸7、15とで形成されて
いる。
【0012】
【実施例】本発明を実施例により、さらに詳細に説明す
る。 実施例1〜2、比較例1 図1(実施例1)、図3(実施例2)の、2種の袋体か
らなる粉粒体充填用袋を、麻糸30番手からなる目付1
300g/m2 の平織物で作った。これらの袋体の下側
端部の閉口部を封止テープで封止して、縫合せ部を二重
環縫いミシンによってそれぞれ形成した。
【0013】実施例1は、上糸にポリエステル長繊維5
00d糸を3本ヨリ合せたものを使用し、下糸はポリエ
ステルスパン糸20番手を6本撚り合せたものをシリコ
ーン樹脂加工したものを使用した。
【0014】実施例2は、上糸にポリエステル長繊維5
00d糸にタスラン加工を施したものを3本ヨリ合した
ものを使用し、下糸は、この上糸にシリコーン樹脂加工
を施したものを使用した。
【0015】比較例1は、上糸としてポリエステルスパ
ン糸20番手を6本撚り合したものであり、下糸はこの
上糸をシリコーン樹脂加工した従来品である。
【0016】
【表1】
【0017】評価項目はそれぞれ、ミシンの縫合性及
び、上、下糸のからみ性と短繊維混入を評価した。尚、
縫合性はミシン掛け時の糸切れや縫製スピードで評価し
た。上、下糸とのからみ性は下糸を引張り、開封すると
きの上、下ミシン糸とのからみ具合で判定した。短繊維
の混入は、数量評価が困難なことから、短繊維の有無で
判断した。
【0018】表1から明らかなように、実施例1、2の
ものは、比較例1のものに比して、上糸に長繊維及び又
は長繊維にタスラン加工を施したミシン糸を使用したの
で、繊維屑の充填物への混入がなく、かつ、ミシン縫い
のスピードアップも達成し、さらに、開封性にも優れた
粉粒体充填袋であった。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、充填物への繊維屑の混
入の心配がなく、しかも作業性、生産性および開封性に
優れた粉粒体充填袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、本発明に係る粉粒体充填用袋の一例
を示す斜視図である。
【図2】この図は、図1の粉粒体充填用袋の縫い合わせ
部の上糸と下糸の状態を示す断面図である。
【図3】この図は、本発明に係る粉粒体充填用袋の他の
一例を示す斜視図である。
【図4】この図は、図3の粉粒体充填用袋の縫い合わせ
部の上糸と下糸の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2、11:袋体 3、4 :クレープ紙テープ 5、13 :縫い合わせ部 12 :封止テープ 6、14 :上糸 7、15 :下糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千金楽 健夫 東京都中央区日本橋小舟町13−10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物からなる袋体の開口端部に縫
    い合わせ部を有する粉粒体充填袋であって、該縫い合わ
    せ部が少なくとも上糸を長繊維で構成された糸で縫製さ
    れているものであることを特徴とする粉粒体充填袋。
  2. 【請求項2】 該縫い合わせ部が、二重環縫いミシンに
    よって形成されたものである請求項1記載の粉粒体充填
    袋。
  3. 【請求項3】 該長繊維で構成された糸が、加工糸であ
    る請求項1記載の粉粒体充填袋。
  4. 【請求項4】 該加工糸が、嵩高加工糸である請求項3
    記載の粉粒体充填袋。
  5. 【請求項5】 該加工糸が、タスラン加工糸である請求
    項3または4記載の粉粒体充填袋。
  6. 【請求項6】 該シート状物が、繊維および樹脂から選
    ばれた少なくとも1種で構成されたシートである請求項
    1記載の粉粒体充填袋。
  7. 【請求項7】 該繊維で構成されたシート状物が、織
    物、編物、不織布および紙から選ばれた少なくとも1種
    で構成されたものである請求項6記載の粉粒体充填袋。
  8. 【請求項8】 該樹脂で構成されたシート状物が、フィ
    ルムである請求項6記載の粉粒体充填袋。
  9. 【請求項9】 該シート状物が、繊維および樹脂からな
    る複合シートである請求項6記載の粉粒体充填袋。
JP24456897A 1997-08-25 1997-08-25 粉粒体充填袋 Pending JPH1159697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9396312B2 (en) 2010-11-12 2016-07-19 Google Inc. Syndication including melody recognition and opt out

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US9396312B2 (en) 2010-11-12 2016-07-19 Google Inc. Syndication including melody recognition and opt out

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