JPH1156199A - 薬液散布器 - Google Patents
薬液散布器Info
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- JPH1156199A JPH1156199A JP23145197A JP23145197A JPH1156199A JP H1156199 A JPH1156199 A JP H1156199A JP 23145197 A JP23145197 A JP 23145197A JP 23145197 A JP23145197 A JP 23145197A JP H1156199 A JPH1156199 A JP H1156199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造が簡単で取扱いが容易で散布効率の高い薬
液散布装置を提供すること。 【解決手段】薬液を吸引・吐出するシリンダ部４に薬液
を吐出するノズル部１を設けるとともに、同ノズル部１
先端から離隔してグリップ８を設け、同ノズル部１とグ
リップ８との間に、薬液ボトル５を着脱自在に取付け
た。
液散布装置を提供すること。 【解決手段】薬液を吸引・吐出するシリンダ部４に薬液
を吐出するノズル部１を設けるとともに、同ノズル部１
先端から離隔してグリップ８を設け、同ノズル部１とグ
リップ８との間に、薬液ボトル５を着脱自在に取付け
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、薬液散布器に関
し、詳しくは、市販の薬液ボトルが容易に着脱可能で、
かつ長距離散布を可能とした薬液散布器に関するもので
ある。
し、詳しくは、市販の薬液ボトルが容易に着脱可能で、
かつ長距離散布を可能とした薬液散布器に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば水田等の除草を行う場合、
除草剤を水で希釈した薬液を加圧散布装置で散布した
り、ボトル内に収容して手振り散布していた。
除草剤を水で希釈した薬液を加圧散布装置で散布した
り、ボトル内に収容して手振り散布していた。
【０００３】加圧散布装置は、加圧ポンプを取付けた薬
液タンク部に、先端に噴射ノズルと散布レバーを設けた
ホースを連設した構成のものがよく知られているが、実
際に使用するに際しては、使用前にタンク部内を加圧操
作する必要があるなど手間がかかっていた。したがっ
て、現状では手にしたボトルから直接散布する手振り散
布が広く行われている。
液タンク部に、先端に噴射ノズルと散布レバーを設けた
ホースを連設した構成のものがよく知られているが、実
際に使用するに際しては、使用前にタンク部内を加圧操
作する必要があるなど手間がかかっていた。したがっ
て、現状では手にしたボトルから直接散布する手振り散
布が広く行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手振り散布
はきわめて簡易ではあるが、散布飛距離が短いために、
所定の水田全体に薬液散布するためには徒歩距離が長く
なり、当然時間もかかってしまう。また、手振りである
ために、使用者の負担も大きくなるとともに、一回毎に
散布量が異なったり、飛散した薬液が手等にかかってし
まうおそれがあった。
はきわめて簡易ではあるが、散布飛距離が短いために、
所定の水田全体に薬液散布するためには徒歩距離が長く
なり、当然時間もかかってしまう。また、手振りである
ために、使用者の負担も大きくなるとともに、一回毎に
散布量が異なったり、飛散した薬液が手等にかかってし
まうおそれがあった。
【０００５】そこで、容易かつ効率的に定量散布できる
薬液散布器を望む声が大きくなってきている。
薬液散布器を望む声が大きくなってきている。
【０００６】本発明は、上記課題を解決することのでき
る薬液散布器を提供することを目的としている。
る薬液散布器を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の本発明では、薬液を吸引・吐出する
シリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設けるととも
に、同ノズル部先端から離隔してグリップを設け、同ノ
ズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱自在に取
付けた。したがって、あたかも水鉄砲を扱うように、容
易かつ飛距離の長い薬液散布が可能となり、散布効率が
向上するとともに、グリップとノズル部先端とが離隔し
ており、しかもその間に薬液ボトルが位置しているので
薬液が手にかかるおそれがない。
に、請求項１記載の本発明では、薬液を吸引・吐出する
シリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設けるととも
に、同ノズル部先端から離隔してグリップを設け、同ノ
ズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱自在に取
付けた。したがって、あたかも水鉄砲を扱うように、容
易かつ飛距離の長い薬液散布が可能となり、散布効率が
向上するとともに、グリップとノズル部先端とが離隔し
ており、しかもその間に薬液ボトルが位置しているので
薬液が手にかかるおそれがない。
【０００８】また、請求項２記載の本発明では、前記シ
リンダ部に弁機構部を連設し、同弁機構部に薬液ボトル
の取付口を設けた。したがって、薬液と弁機構部との間
の距離が短く、薬液の吸引効率が良好となる。
リンダ部に弁機構部を連設し、同弁機構部に薬液ボトル
の取付口を設けた。したがって、薬液と弁機構部との間
の距離が短く、薬液の吸引効率が良好となる。
【０００９】また、請求項３記載の本発明では、風向認
識手段を具備することとした。したがって、薬液散布を
しながら風向きを確認することができるので、誤って風
上に向かって散布してしまい、薬液が散布者にかかって
しまうといったおそれを防止することができる。
識手段を具備することとした。したがって、薬液散布を
しながら風向きを確認することができるので、誤って風
上に向かって散布してしまい、薬液が散布者にかかって
しまうといったおそれを防止することができる。
【００１０】また、請求項４記載の本発明では、前記風
向認識手段は、少なくともグリップよりも前方に位置す
ることとした。したがって、ノズル近くに位置するので
風を人体で遮ったりすることがなく、薬液が噴出される
付近の風向きを確実に知ることができる。
向認識手段は、少なくともグリップよりも前方に位置す
ることとした。したがって、ノズル近くに位置するので
風を人体で遮ったりすることがなく、薬液が噴出される
付近の風向きを確実に知ることができる。
【００１１】さらに、請求項５記載の本発明では、前記
風向認識手段は、撥水性を有する素材からなる吹き流し
であることとした。したがって、薬液が付着したりして
も吹き流し自体が劣化損傷することがない。
風向認識手段は、撥水性を有する素材からなる吹き流し
であることとした。したがって、薬液が付着したりして
も吹き流し自体が劣化損傷することがない。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明は、薬液を吸引・吐出する
シリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設けるととも
に、同ノズル部先端から離隔してグリップを設け、同ノ
ズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱自在に取
付けたものである。
シリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設けるととも
に、同ノズル部先端から離隔してグリップを設け、同ノ
ズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱自在に取
付けたものである。
【００１３】すなわち、本発明に係る薬液散布器は、シ
リンダ部に設けたグリップを片方の手で握り、他方の手
でシリンダ部のピストンを往復移動させることにより、
薬液ボトルから薬液をシリンダ部内に所定量だけ吸引
し、吸引した薬液を高飛距離で散布することができるも
ので、あたかも水鉄砲を扱うように、容易かつ飛距離の
長い薬液散布が可能となって散布効率を向上させてい
る。
リンダ部に設けたグリップを片方の手で握り、他方の手
でシリンダ部のピストンを往復移動させることにより、
薬液ボトルから薬液をシリンダ部内に所定量だけ吸引
し、吸引した薬液を高飛距離で散布することができるも
ので、あたかも水鉄砲を扱うように、容易かつ飛距離の
長い薬液散布が可能となって散布効率を向上させてい
る。
【００１４】しかも、市販の薬液ボトルを直接取付ける
ことができるので、薬液を希釈して濃度調節をしたりす
る必要もない。
ことができるので、薬液を希釈して濃度調節をしたりす
る必要もない。
【００１５】また、薬液散布器の先端に位置するノズル
部と、その後方に設けたグリップとが離隔し、その間に
薬液ボトルが取付けられているので、薬液が手にかかる
ことを可及的に防止することができる。
部と、その後方に設けたグリップとが離隔し、その間に
薬液ボトルが取付けられているので、薬液が手にかかる
ことを可及的に防止することができる。
【００１６】さらに、前記シリンダ部には弁機構部を連
設しており、前記ピストンの往復動により薬液ボトルか
ら所定量の薬液をシリンダ部内に吸引させ、吸引した薬
液を薬液ボトルに逆流させたりすることなく確実に高飛
距離で吐出し散布するようにしている。そして、かかる
弁機構部に薬液ボトルの取付口を設け、薬液と弁機構部
との間の距離を短くして薬液の吸引効率を高めている。
設しており、前記ピストンの往復動により薬液ボトルか
ら所定量の薬液をシリンダ部内に吸引させ、吸引した薬
液を薬液ボトルに逆流させたりすることなく確実に高飛
距離で吐出し散布するようにしている。そして、かかる
弁機構部に薬液ボトルの取付口を設け、薬液と弁機構部
との間の距離を短くして薬液の吸引効率を高めている。
【００１７】また、本薬液散布器には、風向認識手段を
具備させることができる。
具備させることができる。
【００１８】風向認識手段としては、いわゆる風見鶏の
構造や吹き流しといったものを採用することができる。
構造や吹き流しといったものを採用することができる。
【００１９】かかる構成により、薬液散布をしながら風
向きを確認することができるので、誤って風上に向かっ
て散布してしまい、薬液が散布者にかかってしまうとい
ったおそれを防止することができる。
向きを確認することができるので、誤って風上に向かっ
て散布してしまい、薬液が散布者にかかってしまうとい
ったおそれを防止することができる。
【００２０】この風向認識手段は、少なくともグリップ
よりも前方に位置することが好ましい。すなわち、ノズ
ル近くに位置させることで風が人体で遮られることがな
く、薬液が噴出される付近の風向きを確実に知ることが
できる。したがって、薬液が人体にきわめて有害なもの
である場合に有益である。
よりも前方に位置することが好ましい。すなわち、ノズ
ル近くに位置させることで風が人体で遮られることがな
く、薬液が噴出される付近の風向きを確実に知ることが
できる。したがって、薬液が人体にきわめて有害なもの
である場合に有益である。
【００２１】また、風向認識手段として吹き流しを採用
する場合、薬液散布器の上方へ向けて突設した芯棒に取
付けたり、あるいは吊り下げ式とすることができるが、
上方に取付けたものは、ノズル先端から液垂れがあって
も落下液が付着するおそれがない。
する場合、薬液散布器の上方へ向けて突設した芯棒に取
付けたり、あるいは吊り下げ式とすることができるが、
上方に取付けたものは、ノズル先端から液垂れがあって
も落下液が付着するおそれがない。
【００２２】また、吹き流しの素材は、撥水性を有する
ものとすることが好ましく、特に、吊り下げ式を採用し
た場合に、薬液が付着しても劣化損傷するおそれがな
い。
ものとすることが好ましく、特に、吊り下げ式を採用し
た場合に、薬液が付着しても劣化損傷するおそれがな
い。
【００２３】このように、本発明に係る薬液散布器は、
軽量で構造が簡単で、薬液散布をより省力・簡略化する
ことができる上に安全面も考慮され、しかも、低コスト
での提供が可能となっている。
軽量で構造が簡単で、薬液散布をより省力・簡略化する
ことができる上に安全面も考慮され、しかも、低コスト
での提供が可能となっている。
【００２４】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図面に基づき具
体的に説明する。
体的に説明する。
【００２５】図１は本実施例に係る薬液散布器Ａの断面
図であり、薬液散布器Ａは、先端にノズル部１を連設す
るとともに、ボールバルブ式の弁機構２を内蔵した弁機
構部３に、前記ノズル部１と同軸方向に長尺のシリンダ
部４を連設し、さらに、同シリンダ部４の軸方向と直交
するように、弁機構部３の下方に薬液ボトル５を着脱自
在に取付けている。
図であり、薬液散布器Ａは、先端にノズル部１を連設す
るとともに、ボールバルブ式の弁機構２を内蔵した弁機
構部３に、前記ノズル部１と同軸方向に長尺のシリンダ
部４を連設し、さらに、同シリンダ部４の軸方向と直交
するように、弁機構部３の下方に薬液ボトル５を着脱自
在に取付けている。
【００２６】シリンダ部４には、同シリンダ部４内を摺
動自在としたピストンロッド６を装備しており、同ピス
トンロッド６の後端に把手７を連設している。
動自在としたピストンロッド６を装備しており、同ピス
トンロッド６の後端に把手７を連設している。
【００２７】また、シリンダ部４の前側部には、表面に
滑り止め用溝80を刻設したグリップ８を巻装している。
なお、同グリップ８は例えばゴム等の合成樹脂製とする
とよい。
滑り止め用溝80を刻設したグリップ８を巻装している。
なお、同グリップ８は例えばゴム等の合成樹脂製とする
とよい。
【００２８】ノズル部１は、薬液の吐出口10を設けた先
端部と前記グリップ８とが離隔するように長手状に形成
され、弁機構部３の前方へ伸延するようにその基端部を
弁機構部３に螺着し、また、先端部内部を縮径してい
る。
端部と前記グリップ８とが離隔するように長手状に形成
され、弁機構部３の前方へ伸延するようにその基端部を
弁機構部３に螺着し、また、先端部内部を縮径してい
る。
【００２９】弁機構部３はＴ字状に形成され、水平軸線
方向の前側部30及び後側部31、これらに直交方向に伸延
する下側部32とを形成したケース体に弁機構２を収納配
設したもので、前側部30に前記ノズル部１を螺着すると
ともに、内部には弁孔20を形成し、同弁孔20を開閉する
弁体としてのボール体21を収納している。22はボール体
受けである。
方向の前側部30及び後側部31、これらに直交方向に伸延
する下側部32とを形成したケース体に弁機構２を収納配
設したもので、前側部30に前記ノズル部１を螺着すると
ともに、内部には弁孔20を形成し、同弁孔20を開閉する
弁体としてのボール体21を収納している。22はボール体
受けである。
【００３０】また、垂直軸方向に伸延した下側部32は、
吸引孔33を介して前記後側部31と連通しており、その下
方開口を薬液ボトル５を取付ける取付口34としている。
さらに、下側部32の内部から前記吸引孔33に連通連結し
た吸引管35を、薬液ボトル５内に伸延させている。
吸引孔33を介して前記後側部31と連通しており、その下
方開口を薬液ボトル５を取付ける取付口34としている。
さらに、下側部32の内部から前記吸引孔33に連通連結し
た吸引管35を、薬液ボトル５内に伸延させている。
【００３１】そして、前記吸引孔33と吸引管35の基端開
口部との間には、この基端開口部を開閉する弁体となる
ボール体36を収納配設している。
口部との間には、この基端開口部を開閉する弁体となる
ボール体36を収納配設している。
【００３２】なお、取付口34の内周面には雌ねじ部を形
成し、市販の薬液ボトル５を直接螺着可能としている
が、ボトル５の口径に合わせて別途アダプタを具備させ
ることもできる。
成し、市販の薬液ボトル５を直接螺着可能としている
が、ボトル５の口径に合わせて別途アダプタを具備させ
ることもできる。
【００３３】かかる構成により、シリンダ部４に設けた
グリップ８を片方の手で握り、他方の手で把手７を握っ
てシリンダ部４のピストンロッド６を往復移動させるこ
とにより、薬液ボトル５から薬液をシリンダ部４内に所
定量だけ吸引し、吸引した薬液を高飛距離で散布するこ
とができる。
グリップ８を片方の手で握り、他方の手で把手７を握っ
てシリンダ部４のピストンロッド６を往復移動させるこ
とにより、薬液ボトル５から薬液をシリンダ部４内に所
定量だけ吸引し、吸引した薬液を高飛距離で散布するこ
とができる。
【００３４】このように、本実施例に係る薬液散布器Ａ
は、あたかも水鉄砲を扱うように、容易に操作すること
ができ、かつ飛距離の長い薬液散布が可能なので散布効
率を著しく向上させることができる。
は、あたかも水鉄砲を扱うように、容易に操作すること
ができ、かつ飛距離の長い薬液散布が可能なので散布効
率を著しく向上させることができる。
【００３５】しかも、市販の薬液ボトルを直接取付ける
ことができるので、薬液を希釈して濃度調節をしたりす
る必要もない。
ことができるので、薬液を希釈して濃度調節をしたりす
る必要もない。
【００３６】したがって、図２に示すように、例えば水
田Ｂに除草剤等の薬液を散布する場合、対向する畦B1,B
1 に沿って歩きながら水田Ｂの中央に向けて所定量の薬
液を所定間隔で散布していくだけで、水田Ｂ全体の薬液
散布を効率的に終えることができる。図２中、Ｍは薬液
散布作業者である。
田Ｂに除草剤等の薬液を散布する場合、対向する畦B1,B
1 に沿って歩きながら水田Ｂの中央に向けて所定量の薬
液を所定間隔で散布していくだけで、水田Ｂ全体の薬液
散布を効率的に終えることができる。図２中、Ｍは薬液
散布作業者である。
【００３７】また、前記ノズル部１と、その後方に設け
たグリップ８とが離隔し、その間に薬液ボトル５が取付
けられているので、薬液ボトル５が遮蔽体として機能
し、散布中に薬液が手にかかることを可及的に防止でき
る。
たグリップ８とが離隔し、その間に薬液ボトル５が取付
けられているので、薬液ボトル５が遮蔽体として機能
し、散布中に薬液が手にかかることを可及的に防止でき
る。
【００３８】図３に示したものは、第二実施例としての
薬液散布器Ａであり、構造的には第一実施例と全く同じ
であるが、ここでは、風向認識手段９を具備させてい
る。
薬液散布器Ａであり、構造的には第一実施例と全く同じ
であるが、ここでは、風向認識手段９を具備させてい
る。
【００３９】すなわち、弁機構部３の上面に、風上に先
端を向ける風見鶏方式の風向認識手段９を取付けて風向
きを確実に認識可能としている。したがって、正面から
風が吹いている場合、風速によっては散布した薬液が作
業者Ｍに飛散するおそれがあるが、風向認識手段９によ
って風向き及び風速などを確認し、散布タイミングをず
らすなどしてトラブルを回避することができる。
端を向ける風見鶏方式の風向認識手段９を取付けて風向
きを確実に認識可能としている。したがって、正面から
風が吹いている場合、風速によっては散布した薬液が作
業者Ｍに飛散するおそれがあるが、風向認識手段９によ
って風向き及び風速などを確認し、散布タイミングをず
らすなどしてトラブルを回避することができる。
【００４０】また、図４に示したものは、第三実施例と
しての薬液散布器Ａである。
しての薬液散布器Ａである。
【００４１】これは、風向認識手段９を吹き流しとし、
ノズル部１の先端近傍に芯棒91を突設し、これにリボン
や糸状の吹き流し片92を取付けている。かかる吹き流し
であっても、風向及び風速を知ることができる。
ノズル部１の先端近傍に芯棒91を突設し、これにリボン
や糸状の吹き流し片92を取付けている。かかる吹き流し
であっても、風向及び風速を知ることができる。
【００４２】吹き流し片92の素材としては、撥水材や撥
水性塗料をコーティングしたものや撥水繊維を好適に用
いることができる。本実施例では、ポリテトラフルオロ
エチレン（所謂「テフロン繊維（デュポン社製）」）を
使用している。
水性塗料をコーティングしたものや撥水繊維を好適に用
いることができる。本実施例では、ポリテトラフルオロ
エチレン（所謂「テフロン繊維（デュポン社製）」）を
使用している。
【００４３】また、本実施例では、グリップ８をシリン
ダ部４に突設したガンタイプの形状としているが、やは
りこれもノズル部１の先端から離隔し、薬液ボトル５の
後方に設けており、薬液が手にかかることを防止してい
る。
ダ部４に突設したガンタイプの形状としているが、やは
りこれもノズル部１の先端から離隔し、薬液ボトル５の
後方に設けており、薬液が手にかかることを防止してい
る。
【００４４】図５に示したものは第三実施例の変形例で
あり、ノズル部１の先端近傍下側面で、ノズル部１の吐
出口10から液垂れが生じても付着しない程度に吐出口10
から離隔した位置に取付リング93を設け、同リング93に
吹き流し片92を吊り下げ状態に取付けている。この場合
でも、風向及び風速を知ることができ、また、吹き流し
片92は撥水性を有するので、薬液が付着しても劣化損傷
のおそれがない。
あり、ノズル部１の先端近傍下側面で、ノズル部１の吐
出口10から液垂れが生じても付着しない程度に吐出口10
から離隔した位置に取付リング93を設け、同リング93に
吹き流し片92を吊り下げ状態に取付けている。この場合
でも、風向及び風速を知ることができ、また、吹き流し
片92は撥水性を有するので、薬液が付着しても劣化損傷
のおそれがない。
【００４５】
【発明の効果】本発明は上記の形態で実施されるもの
で、以下の効果を奏する。
で、以下の効果を奏する。
【００４６】請求項１記載の本発明では、薬液を吸引
・吐出するシリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設け
るとともに、同ノズル部先端から離隔してグリップを設
け、同ノズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱
自在に取付けたことにより、あたかも水鉄砲を扱うよう
に、容易かつ飛距離の長い薬液散布が可能となり、散布
効率が向上する。また、グリップとノズル部先端とが離
隔しており、しかもその間に薬液ボトルが位置している
ので薬液が手にかかるおそれがなく、薬液が人体にきわ
めて有害なものである場合に有益である。
・吐出するシリンダ部に薬液を吐出するノズル部を設け
るとともに、同ノズル部先端から離隔してグリップを設
け、同ノズル部とグリップとの間に、薬液ボトルを着脱
自在に取付けたことにより、あたかも水鉄砲を扱うよう
に、容易かつ飛距離の長い薬液散布が可能となり、散布
効率が向上する。また、グリップとノズル部先端とが離
隔しており、しかもその間に薬液ボトルが位置している
ので薬液が手にかかるおそれがなく、薬液が人体にきわ
めて有害なものである場合に有益である。
【００４７】請求項２記載の本発明では、前記シリン
ダ部に弁機構部を連設し、同弁機構部に薬液ボトルの取
付口を設けたことにより、上記の効果に加え、薬液と
弁機構部との間の距離が短くなり、薬液の吸引効率を向
上させることができる。
ダ部に弁機構部を連設し、同弁機構部に薬液ボトルの取
付口を設けたことにより、上記の効果に加え、薬液と
弁機構部との間の距離が短くなり、薬液の吸引効率を向
上させることができる。
【００４８】請求項３記載の本発明では、風向認識手
段を具備することとしたことにより、薬液散布をしなが
ら風向きを確認することができるので、及びの効果
に加え、誤って風上に向かって散布してしまい、薬液が
散布者にかかってしまうといったおそれを防止すること
ができる。
段を具備することとしたことにより、薬液散布をしなが
ら風向きを確認することができるので、及びの効果
に加え、誤って風上に向かって散布してしまい、薬液が
散布者にかかってしまうといったおそれを防止すること
ができる。
【００４９】請求項４記載の本発明では、前記風向認
識手段は、少なくともグリップよりも前方に位置するこ
ととしたことにより、ノズル近くに位置するので風を人
体で遮ったりすることがなく、薬液が噴出される付近の
風向きを確実に知ることができるので、上記及びの
効果に加え、さらにの効果をより高めることができ
る。
識手段は、少なくともグリップよりも前方に位置するこ
ととしたことにより、ノズル近くに位置するので風を人
体で遮ったりすることがなく、薬液が噴出される付近の
風向きを確実に知ることができるので、上記及びの
効果に加え、さらにの効果をより高めることができ
る。
【００５０】請求項５記載の本発明では、前記風向認
識手段は、撥水性を有する素材からなる吹き流しである
こととしたことにより、上記〜の効果に加え、吹き
流しに薬液が付着したりしても、これが劣化損傷するこ
とがない。
識手段は、撥水性を有する素材からなる吹き流しである
こととしたことにより、上記〜の効果に加え、吹き
流しに薬液が付着したりしても、これが劣化損傷するこ
とがない。
【図１】第一実施例に係る薬液散布器の断面図である。
【図２】同薬液散布器の使用状態を示す説明図である。
【図３】第二実施例に係る薬液散布器の説明図である。
【図４】第三実施例に係る薬液散布器の説明図である。
【図５】第三実施例に係る薬液散布器の変形例の説明図
である。
である。
Ａ 薬液散布器 １ ノズル部 ２ 弁機構 ３ 弁機構部 ４ シリンダ部 ５ 薬液ボトル ８ グリップ ９ 風向認識手段 34 取付口
Claims (5)
- 【請求項１】薬液を吸引・吐出するシリンダ部(4) に薬
液を吐出するノズル部(1) を設けるとともに、同ノズル
部(1) 先端から離隔してグリップ(8) を設け、同ノズル
部(1) とグリップ(8) との間に、薬液ボトル(5) を着脱
自在に取付けたことを特徴とする薬液散布器。 - 【請求項２】前記シリンダ部(4) に弁機構部(2) を連設
し、同弁機構部(2) に薬液ボトル(5) の取付口(34)を設
けたことを特徴とする請求項１記載の薬液散布器。 - 【請求項３】風向認識手段(9) を具備することを特徴と
する請求項１又は２に記載の薬液散布器。 - 【請求項４】前記風向認識手段(9) は、少なくともグリ
ップ(8) よりも前方に位置することを特徴とする請求項
３記載の薬液散布器。 - 【請求項５】前記風向認識手段(9) は、撥水性を有する
素材からなる吹き流しであることを特徴とする請求項３
又は４に記載の薬液散布器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23145197A JPH1156199A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 薬液散布器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23145197A JPH1156199A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 薬液散布器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156199A true JPH1156199A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16923736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23145197A Pending JPH1156199A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 薬液散布器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1156199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103430930A (zh) * | 2013-08-31 | 2013-12-11 | 邵宏 | 无毒杀虫清洁剂 |
| WO2015035672A1 (zh) * | 2013-09-12 | 2015-03-19 | 北京农业信息技术研究中心 | 一种产生农药定量直径喷洒雾滴的装置及方法 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP23145197A patent/JPH1156199A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103430930A (zh) * | 2013-08-31 | 2013-12-11 | 邵宏 | 无毒杀虫清洁剂 |
| WO2015035672A1 (zh) * | 2013-09-12 | 2015-03-19 | 北京农业信息技术研究中心 | 一种产生农药定量直径喷洒雾滴的装置及方法 |
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