JPH1156148A - 給餌設備 - Google Patents

給餌設備

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JPH1156148A
JPH1156148A JP9272489A JP27248997A JPH1156148A JP H1156148 A JPH1156148 A JP H1156148A JP 9272489 A JP9272489 A JP 9272489A JP 27248997 A JP27248997 A JP 27248997A JP H1156148 A JPH1156148 A JP H1156148A
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JP
Japan
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livestock
feed
feeding
tag
stimulus
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Application number
JP9272489A
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English (en)
Inventor
Ichiro Takeyama
一郎 竹山
Yasuo Nishioka
廉生 西岡
Akira Hiwatari
章 樋渡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各家畜が適正に飼料受け部の飼料を食べるよ
うにする点にある。 【解決手段】 複数体の家畜Aが放牧されている放牧場
に設置され且つ家畜A用の飼料が供給される飼料受け部
5と、その飼料受け部5の飼料を食べようとする家畜A
の情報を検出する家畜情報検出手段CSと、前記飼料受
け部5の設置位置に位置する家畜Aがその飼料受け部5
の飼料を食べるのを阻止するための阻止手段EBと、家
畜情報検出手段CSの検出情報に基づいて、阻止手段E
Bを阻止作動状態と阻止停止状態とに切換える給餌制御
手段とが設けられている給餌設備において、阻止手段E
Bは、家畜Aが嫌うと推定される刺激を家畜Aに付与し
て、その家畜Aが飼料を食べるのを阻止するように構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数体の家畜が放
牧されている放牧場に設置され且つ前記家畜用の飼料が
供給される飼料受け部と、その飼料受け部の飼料を食べ
ようとする家畜の情報を検出する家畜情報検出手段と、
前記飼料受け部の設置位置に位置する家畜がその飼料受
け部の飼料を食べるのを阻止するための阻止手段と、前
記家畜情報検出手段の検出情報に基づいて、前記阻止手
段を阻止作動状態と阻止停止状態とに切換える給餌制御
手段とが設けられている給餌設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる給餌設備は、複数体の家畜を放牧
場にて放牧して飼育する場合において、飼育する各家畜
が適正に飼料受け部の飼料を食べるようにするものであ
る。このために、飼料受け部の飼料を食べようとする家
畜の情報を検出する家畜情報検出手段の検出情報に基づ
いて、飼料受け部の設置位置に位置する家畜が、その飼
料受け部の飼料を食べるべきではない家畜であると判断
した場合には、阻止手段にて飼料受け部の飼料を食べる
のを阻止する。この阻止手段としては、従来、例えば、
飼料受け部をロック付の開閉扉にて覆い、家畜が飼料を
食べるのを阻止するときは、その開閉扉をロックし、家
畜が飼料を食べるのを許容するときは、その開閉扉のロ
ックを解除して、家畜が開閉扉を押し開いて飼料受け部
の飼料を食べることができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構成では、家畜の力が強いときに、ロックのかかった開
閉扉を強引に押し開いて、開閉扉やロック機構を壊して
飼料受け部の飼料を食べてしまう場合があった。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的
は、各家畜が適正に飼料受け部の飼料を食べるようにす
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、家畜情報検出手段の検出情報に基
づいて、飼料受け部の設置位置に位置する家畜が、その
飼料受け部の飼料を食べるべきではない家畜であると判
断した場合には、その家畜に対して、家畜が嫌うと推定
される刺激を付与する。従って、その刺激を受けた家畜
は、その刺激自体によって、飼料受け部の飼料を食べる
のをためらい、的確に飼料を食べるのを阻止でき、各家
畜が適正に飼料受け部の飼料を食べるようにできるに至
った。
【0005】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、家畜情報検出手段は、家畜の情報として家畜の
識別情報を検出し、その検出情報に基づいて、複数の家
畜の夫々に対応して阻止手段の作動が制御される。従っ
て、放牧される複数の家畜を個々に区別した状態で給餌
の可否が制御されるので、きめ細かい給餌管理を行うこ
とが可能となり、給餌設備を一層便利なものとできる。
【0006】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、飼料受け部は、複数体の家畜の夫々と対応付け
状態で複数個設けられる。つまり、飼育される家畜は、
どの飼料受け部の飼料を食べても良いわけではなく、各
家畜夫々が飼料を食べるべき飼料受け部が特定され、各
家畜毎に供給する飼料の量又は種類等を的確に管理する
ことが可能となる。従って、各家畜が、その家畜に対応
する飼料受け部以外の飼料受け部の飼料を食べようとす
る場合もあり得るが、家畜が嫌うと推定される刺激を付
与してそれを的確に阻止でき、適正な給餌の管理を行え
るものとなる。しかも、上記のように家畜が嫌うと推定
される刺激を付与することで、家畜に対して学習効果を
もたらすものとなり、各家畜は、自然と自分に割り当て
られた飼料受け部に向かうようになり、結果として、家
畜が上記のような刺激によりストレスを受けるのを抑制
できるものとなる。
【0007】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、家畜情報検出手段は、放牧場で飼育されている
複数体の家畜のうちから特定の属性を有する家畜を識別
し、給餌制御手段は、その家畜情報検出手段の検出情報
に基づいて、複数個の飼料受け部のうちの一部の飼料受
け部において、前記特定の属性を有する家畜以外の家畜
が飼料を食べようとしたときに、それを阻止するように
作動する。すなわち、複数個の飼料受け部のうちの一部
の飼料受け部を、前記特定の属性を有する家畜に対する
給餌のために確保し、特定の属性を有する家畜以外の家
畜がその飼料受け部の飼料を食べようとするのを阻止す
るのである。
【0008】このように、放牧場で飼育されている各家
畜を個々に識別するのではなく、複数体の家畜を特定の
属性を有するか否かによってグループ分けして給餌管理
を行うことで、複数体の家畜の給餌管理を簡便に行うこ
とができる。尚、この属性としては、例えば、体躯が大
きく強い家畜であるか否か、何らかの理由で給餌を制限
する必要のある家畜であるか否か等がある。又、前記特
定の属性を有する家畜以外の家畜に、家畜が嫌うと推定
される刺激を付与することで、家畜に対して学習効果を
もたらすものとなり、各家畜は、自然と前記特定の属性
を有する家畜のための飼料受け部の飼料を食べないよう
になり、結果として、家畜が上記のような刺激によりス
トレスを受けるのを抑制できるものとなる。
【0009】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、家畜情報検出手段は、各家畜夫々に取付けられ
たIDタグから送信される各家畜夫々の識別情報を、ア
ンテナにて受信することで、飼料受け部の飼料を食べよ
うとする家畜の情報を検出する。従って、家畜情報検出
手段は、飼料受け部の飼料を食べようとする家畜の情報
を、各家畜の識別情報として把握するので、個々の家畜
毎の給餌管理が可能であると共に、各家畜の識別情報と
前記特定の属性とを対応付けて記憶しておき、受信した
家畜の識別情報から前記特定の属性を有する家畜か否か
を判別できるものとなり、多様な給餌管理が可能とな
る。
【0010】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、複数個の飼料受け部のうちの一部の飼料受け部
を、前記特定の属性を有する家畜に割り当てる形式の給
餌管理を行う場合において、家畜情報検出手段は、前記
特定の属性を有する家畜と、他の家畜との何れか一方に
取り付けられた送信タグから送信される電波を、アンテ
ナにて受信するか否かによって、飼料受け部の飼料を食
べようとする家畜が前記特定の属性を有する家畜である
か否かを判別できる。従って、送信タグからの電波を受
信するか否かによって、阻止手段を阻止作動状態とする
か否かを決定できるので、設備構成の簡素化を図ること
ができる。
【0011】又、上記請求項7記載の構成を備えること
により、高圧電気による刺激を付与することにより、家
畜が飼料受け部の飼料を食べるのを阻止する。高圧電気
による刺激は、的確に家畜が飼料を食べるのを阻止しう
るものであり、しかも、開閉扉等によって飼料受け部の
飼料を食べるのを阻止するような構成に比べて構成の簡
素化を図れる。
【0012】又、上記請求項8記載の構成を備えること
により、高圧電気を付与するための電極は、飼料受け部
の飼料を食べる姿勢の家畜の体躯前端側が位置すると予
定される位置に配置される。すなわち、高圧電気による
刺激を付与するには、高圧電気を付与するための電極を
家畜の体躯に接触させる必要があるが、家畜がその頭部
を飼料受け部に望ませて飼料を食べるときの姿勢をとっ
たときは、家畜の体躯前端側は家畜の大小等にそれほど
依存せず安定するので、的確に電極を家畜の体躯に接触
させることができる。従って、例えば、その電極を家畜
の存在すると予定される箇所に出退させて電極と家畜の
体躯との的確な接触を図るような構成に比べて、構成の
簡素化を図れるものともなる。
【0013】又、上記請求項9記載の構成を備えること
により、高圧電気を付与するための電極は、飼料受け部
の飼料を食べる姿勢の家畜の首部の左右両側及び下側に
配置されているので、左右両側の電極の間隔を適当に設
定することで、飼料受け部の飼料を食べる姿勢をとった
家畜が首部を持ち上げつつ首部を左右に移動させたよう
な場合や、又、家畜がその首部を下側の電極に接触する
位置まで下げないでも飼料受け部の飼料を食べることが
できるような場合でも、左右の電極を家畜に接触させる
ことができ、もって、的確に家畜に刺激を付与できる。
又、上記請求項10記載の構成を備えることにより、高
圧電気を付与するための電極は、飼料受け部の飼料を食
べる姿勢の家畜の体躯前端側が位置すると予定される位
置に配置され、且つ、その設置高さを調節することがで
きる。従って、例えば、放牧場に放牧する家畜を、平均
的な体格の異なる他の群に入れ換えたような場合でも、
電極を高さ調節することで、電極と家畜の体躯とを一層
的確に接触させることができる。
【0014】又、上記請求項11記載の構成を備えるこ
とにより、家畜の情報を検出する家畜情報検出手段は、
家畜の頭部近くに取り付けられた前記IDタグ又は前記
送信タグから送信される電波をアンテナにて受信する。
このアンテナは、家畜に高圧電気による刺激を付与する
ための電極の近くに配置してあり、家畜情報検出手段や
阻止手段を集中配置して全体として構成の簡素化を図れ
る。
【0015】又、上記請求項12記載の構成を備えるこ
とにより、家畜の頭部近くに取り付けられた前記IDタ
グ又は前記送信タグからの送信電波を受信するアンテナ
はループアンテナにて構成され、飼料受け部の飼料を食
べる姿勢の家畜の頭部が位置すると予定される位置を囲
むように配置されている。すなわち、飼料受け部の飼料
を食べるときの家畜の姿勢は、飼料受け部にそれの頭部
を望ませる姿勢をとるので、家畜の大小にそれほど依存
せず頭部の存在位置が安定する。これに伴って、家畜の
頭部近くに取り付けられた前記IDタグ又は前記送信タ
グの存在位置が安定するものとなるので、これを利用し
て、前記IDタグ又は前記送信タグから送信される電波
を受信するループアンテナを飼料受け部の飼料を食べる
姿勢の家畜の頭部が位置すると予定される位置を囲むよ
うに配置して、前記IDタグ又は前記送信タグから送信
される電波を的確に受信できるものとできるのである。
【0016】又、上記請求項13記載の構成を備えるこ
とにより、高圧電気を付与するための電極は、飼料受け
部の家畜存在予定箇所において、家畜の視界を遮る方向
に垂下状態で並べて配置される複数の導電性索状体にて
形成される。すなわち、高圧電気による刺激を付与する
には、高圧電気を付与するための電極を家畜の体躯に接
触させる必要があるが、導電性索状体を上述の如く配置
することで、飼料受け部の設置位置に位置する家畜が的
確に導電性索状体に接触するものとなる。しかも、導電
性索状体の材質等を適当に選択することで、導電性索状
体と接触することにより家畜が受ける重量的な負担を十
分に小さいものとできる。
【0017】又、上記請求項14記載の構成を備えるこ
とにより、高圧電気を付与するための電極は、家畜の体
躯表面に配置される。従って、家畜の姿勢に拘らず的確
に高圧電気を付与することができ、給餌管理を一層便利
に行える。
【0018】又、上記請求項15記載の構成を備えるこ
とにより、高圧電気を付与するために家畜の体躯表面に
配置される電極は、家畜に取り付けられる前記IDタグ
又は前記送信タグと一体に構成され、前記IDタグ又は
前記送信タグが受信する電波を電力源として、電極から
高圧電気を付与する。従って、高圧電気を付与するため
の電極を家畜に備えても、その電極への電力供給源を家
畜に備える必要が必ずしもなく、家畜に備える装置構成
を簡素化できる。
【0019】又、上記請求項16記載の構成を備えるこ
とにより、阻止手段は、家畜が嫌うと推定される刺激と
して、家畜に与える刺激の強さが異なる複数の刺激を付
与することができ、刺激を付与するについて、その複数
の刺激を併用して付与する状態と、複数のうちの弱い刺
激を付与する状態とに切換えることができる。従って、
例えば、当初においては強い刺激と弱い刺激とを併用し
て付与することで、家畜が飼料受け部の飼料を食べるの
を阻止すると共に、強い刺激と弱い刺激とが関連してい
ることを家畜に印象付けて学習させ、その後に、複数の
刺激のうちの弱い刺激を付与する状態に切換えて刺激を
付与し、家畜にその弱い刺激によって強い刺激を連想さ
せて、家畜が飼料受け部の飼料を食べるのを阻止すると
いうような運用が可能となる。このような運用では、家
畜が飼料受け部の飼料を食べるのを阻止できながら、全
体として家畜に与えるストレスを低減できるものとな
る。
【0020】又、上記請求項17記載の構成を備えるこ
とにより、前記強い刺激として高圧電気による刺激を用
い、前記弱い刺激として音又は光による刺激を用いる。
これらの強い刺激と弱い刺激とを適宜併用して付与する
ことで、上述のように、家畜に与えるストレスを低減す
ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、本発明の給餌設備を、家畜の一
例として牛を飼育する設備に適用した場合の実施の形態
を図面に基づいて説明する。給餌設備は、図3に示すよ
うに、複数体の牛Aを放牧する放牧場1の1側部外側に
並べて配置される複数の飼料受け部5を備えて構成さ
れ、各飼料受け部5に牛用の飼料が供給される。放牧場
1内における飼料受け部5夫々に対応する位置には、一
頭の牛Aのみが飼料受け部5の飼料を食べる位置に進入
できるように、図1にも示すように、出入り口3を除く
周囲を仕切る仕切枠体4が放牧場1の飼料受け部側の側
枠2に連結される状態で設置され、各飼料受け部5に対
応した給餌空間Bが形成されている。
【0022】給餌設備には、更に、飼料受け部側の側枠
2において、飼料受け部5の飼料を食べる牛の頭部が入
り込む位置を囲むように取り付けられたループアンテナ
6と、そのループアンテナ6の下辺に沿う姿勢で取り付
けられる電極7とが備えられる。ループアンテナ6は、
図1に示すように牛夫々の頭部近くに取り付けられたI
Dタグ8から電波にて送信される、その牛の識別情報を
受信するためのアンテナであり、電極7は、短パルス状
の高圧電気による刺激を牛Aに付与するためのもので
る。図1及び図2に示すように、これらは互いに接近し
た状態で集中配置されており、図1から明らかなよう
に、飼料受け部5の飼料を食べる姿勢の牛Aの体躯前端
側が位置すると予定される位置に配置してあり、図1及
び図2から明らかなように、ループアンテナ6は、飼料
受け部5の飼料を食べる姿勢の牛Aの頭部が位置すると
予定される位置を囲むように配置されている。又、飼料
受け部5の下部には、飼料受け部5の重量を測定するロ
ードセル式の重量計9が備えられている。
【0023】上記のループアンテナ6、電極7及び重量
計9は、図4に示すように、制御部CUに接続され、牛
Aの給餌の制御及び管理に利用される。制御部CUに
は、メインコントローラCOの他、複数の飼料受け部5
の夫々に対応して備えられる複数のループアンテナ6の
うちの一つを選択してメインコントローラCOに接続す
る切換装置10と、電気パルス発生器10と、複数の飼
料受け部5の夫々に対応して備えられる複数の電極7の
うちの一つを選択して電気パルス発生器10に接続する
切換装置10と、複数の飼料受け部5の夫々に対応して
備えられる複数のループアンテナ6のうちの一つを選択
してメインコントローラCOに接続する切換装置12と
が備えられている。
【0024】上記給餌設備においては、複数の飼料受け
部5の夫々は、放牧場1で飼育される牛Aの夫々と対応
付けられており、仕切枠体4等で形成される各給餌空間
にはその飼料受け部5に割り当てられている牛Aのみが
入ることが予定され、各飼料受け部5には、その飼料受
け部5に対応する牛Aに応じた種類又は量の飼料が作業
者によって投入される。しかしながら、図3に示すよう
に各給餌空間Bは出入り口3が開放されているので、各
飼料受け部5に対応した牛A以外の牛Aが入り込む可能
性がある。そこで、制御部CUのメインコントローラC
Oの制御により、夫々の飼料受け部5に対応付けられて
いる牛A以外の牛Aがその飼料受け部5の飼料を食べな
いようにしている。
【0025】以下、メインコントローラCOによる制御
作動を図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、
図5のフローチャートに基づく処理は、一つの飼料受け
部5についての処理を示しており、このフローチャート
の処理が複数の飼料受け部5について順次実行され、更
に、その順次実行される処理が常時高速に繰り返され
る。
【0026】すなわち、メインコントローラCOは、切
換装置12に切換指令を送り、各給餌空間Bのループア
ンテナ6の信号をモニタしながら、何れかの給餌空間B
に牛Aが進入したか否かを検知する(ステップ#1)。
何れかのループアンテナ6がIDタグ8からの送信電波
を受信して、そのループアンテナ6が設置された給餌空
間Bに牛Aが進入したのを検知すると(ステップ#
1)、そのIDタグ8からの送信電波に含まれる牛Aの
識別情報が、その飼料受け部5に対応付けられた牛Aで
あるか否かを、メインコントローラCOに予め設定記憶
されている情報から判断する(ステップ#2)。その飼
料受け部5に対応した正規の牛であれば、先ず牛Aが飼
料Aを食べていない状態の飼料受け部5の重量を初期重
量データとして取り込み(ステップ#4)、記憶する。
【0027】その牛Aが、飼料受け部5の飼料を食べ終
わり、給餌空間Bから出ていくと、ループアンテナ6が
IDタグ8からの送信電波を受信しない状態となり(ス
テップ#1)、しかも上記のように初期重量データを取
り込んだ状態となっているので(ステップ#5)、牛A
が飼料を食べ終わって給餌空間Bから出て行った状態で
あると判断できることになる。そこで、そのときの飼料
受け部5の重量を取り込み(ステップ#6)、上記初期
重量データとの差から牛Aの採食量を求め記憶する(ス
テップ#8,#9)と共に、初期重量データを消去す
る。尚、この各牛Aの採食量のデータは、適宜、パソコ
ン等により構成される管理装置に送信される。
【0028】一方、ループアンテナ6が受信した牛Aの
識別情報が、その飼料受け部5に対応付けられたもので
なければ(ステップ#2)、切換装置11に対して、そ
の飼料受け部5に対応する電極7に、電気パルス発生器
10で発生する設定周期で繰り返す短パルスの高圧電気
を印加するように指令し、その牛Aが給餌空間Bから出
て行くまで、その状態を維持する(ステップ#9〜#1
1)。尚、電極7に対する低電位側の電極は接地するも
のとして、電極7と地面との間に高圧電気が印加され
る。この高圧電気による刺激は、牛Aが嫌うと推定され
る刺激であり、この刺激が付与された後の牛Aの行動か
らもそれが確認される。
【0029】従って、ループアンテナ6及びメインコン
トローラCOを主要部として、飼料受け部5の飼料を食
べようとする牛Aの識別情報を検出することで牛Aの情
報を検出する家畜情報検出手段CSが構成され、電気パ
ルス発生回路10及び電極7を主要部として飼料受け部
5の設置位置に位置する牛Aがその飼料受け部5の飼料
を食べるのを阻止する阻止手段EBが構成され、更に、
メインコントローラCOが、家畜情報検出手段CSの識
別情報に基づいて、複数の牛Aの夫々に対応して、前記
阻止手段EBを阻止作動状態と阻止停止状態とに切換え
る給餌制御手段MCとして機能する。
【0030】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
複数の飼料受け部5の夫々が、放牧場1で飼育される牛
Aの夫々と対応付けられているのに対して、本発明の第
2実施形態は、放牧場1で飼育される牛Aのうち、特定
の属性を有するか否かによってグループ分けして、原則
として夫々のグループと飼料受け部5とが対応付けられ
ているものである。本第2実施形態では、前記特定の属
性として、他の牛Aに比較して体格が小さい等により、
一つの飼料受け部5の飼料を他の牛Aと奪いあった場合
に常に負けてしまうような弱い牛Aであることとし、そ
れらの弱い牛Aが優先して飼料を食べることができる飼
料受け部5を対応付けて、弱い牛Aに対する給餌を確保
するものである。このため、上記第1実施形態では各飼
料受け部5の夫々に対応して阻止手段EB等を備えられ
ているのに対し、本第2実施形態では、図6及び図7に
示すように、複数の飼料受け部5のうち一部(本第2実
施形態では二つ)の飼料受け部5に対応させて阻止手段
EBの一部を構成する電極及び家畜情報検出手段CSの
一部を構成するループアンテナ6が備えられている。こ
の他の構成については、特に説明しない限り、上記第1
実施形態と同一構成である。
【0031】以下、第2実施形態におけるメインコント
ローラCOによる制御作動を図8のフローチャートに基
づいて説明する。尚、図8のフローチャートに基づく処
理は、一つの飼料受け部5についての処理を示してお
り、このフローチャートの処理が二つの飼料受け部5に
ついて順次実行され、更に、その順次実行される処理が
常時高速に繰り返される。
【0032】すなわち、メインコントローラCOは、切
換装置12に切換指令を送り、二つの給餌空間Bのルー
プアンテナ6の信号をモニタしながら、何れかの給餌空
間Bに牛Aが進入したか否かを検知する(ステップ#2
1)。何れかのループアンテナ6がIDタグ8からの送
信電波を受信して、そのループアンテナ6が設置された
給餌空間Bに牛Aが進入したのを検知すると(ステップ
#21)、そのIDタグ8からの送信電波に含まれる牛
Aの識別情報が、メインコントローラCOに前記弱い牛
Aとして登録されている牛Aであるか否かを判別する
(ステップ#22)。すなわち、特定の属性を有するか
否かを判別する。
【0033】前記弱い牛Aに該当すれば、その牛Aが飼
料受け部5の飼料を食べるのを許容し、該当しなけれ
ば、切換装置11に対して、その飼料受け部5に対応す
る電極7に、電気パルス発生器10で発生する設定周期
で繰り返す短パルスの高圧電気を印加するように指令
し、その牛Aが給餌空間Bから出て行くまで、その状態
を維持する(ステップ#23〜#25)。つまり、前記
弱い牛Aは、全ての飼料受け部5の飼料を食べることが
可能であり、且つ、最低限、電極7を配置した二つの飼
料受け部5の利用が確保されている。
【0034】従って、上記第1実施形態と同様に、ルー
プアンテナ6及びメインコントローラCOを主要部とし
て、飼料受け部5の飼料を食べようとする牛Aの識別情
報を検出することで牛Aの情報を検出する家畜情報検出
手段CSが構成され、電気パルス発生回路10及び電極
7を主要部として飼料受け部5の設置位置に位置する牛
Aがその飼料受け部5の飼料を食べるのを阻止する阻止
手段EBが構成され、更に、メインコントローラCO
が、家畜情報検出手段CSの識別情報に基づいて、複数
の牛Aの夫々に対応して、前記阻止手段EBを阻止作動
状態と阻止停止状態とに切換える給餌制御手段MCとし
て機能する。
【0035】〔第3実施形態〕第3実施形態は、牛Aの
給餌管理の手法については、放牧場1で飼育される牛A
のうち、特定の属性を有するか否かによってグループ分
けして、原則として夫々のグループと飼料受け部5とを
対応付けて管理するもので、上記第2実施形態と共通す
るが、上記第2実施形態では、家畜情報検出手段CS
が、IDタグ8から送信される牛Aの識別情報を受信す
ることで、個々の牛Aを特定できる情報を検出している
が、本第3実施形態では、その牛Aが、前記特定の属性
の有するグループの牛Aであるか否かのみを検出する。
ここで、前記特定の属性としては、上記第2実施形態と
同様に、他の牛Aに比較して体格が小さい等により、一
つの飼料受け部5の飼料を他の牛Aと奪いあった場合に
常に負けてしまうような弱い牛Aであることとしてい
る。牛Aが、前記弱い牛Aであるかを区別するために、
図9に示すように、前記弱い牛Aに該当しない牛Aに、
電波を送信する送信タグ30を取り付けている。尚、こ
の送信タグ30として前記IDタグ8をそのまま利用す
ることも可能である。又、この他の構成については、特
に説明しない限り、上記第2実施形態と同一構成であ
る。
【0036】以下、第3実施形態におけるメインコント
ローラCOによる制御作動を図10のフローチャートに
基づいて説明する。尚、図8のフローチャートに基づく
処理は、一つの飼料受け部5についての処理を示してお
り、このフローチャートの処理が二つの飼料受け部5に
ついて順次実行され、更に、その順次実行される処理が
常時高速に繰り返される。
【0037】すなわち、メインコントローラCOは、切
換装置12に切換指令を送り、二つの給餌空間Bのルー
プアンテナ6が送信タグ30からの送信電波の有無をモ
ニタし(ステップ#31)、何れかのループアンテナ6
が送信タグ30からの送信電波を受信すると(ステップ
#31)、切換装置11に対して、その飼料受け部5に
対応する電極7に、電気パルス発生器10で発生する設
定周期で繰り返す短パルスの高圧電気を印加するように
指令し、その牛Aが給餌空間Bから出て行くまで、その
状態を維持する(ステップ#32〜#34)。つまり、
前記弱い牛Aは、全ての飼料受け部5の飼料を食べるこ
とが可能であり、且つ、最低限、電極7を配置した二つ
の飼料受け部5の利用が確保されている。
【0038】従って、ループアンテナ6及びメインコン
トローラCOを主要部として、飼料受け部5の飼料を食
べようとする牛Aが前記特定の属性を有する牛Aである
か否かを検出することで牛Aの情報を検出する家畜情報
検出手段CSが構成され、電気パルス発生回路10及び
電極7を主要部として飼料受け部5の設置位置に位置す
る牛Aがその飼料受け部5の飼料を食べるのを阻止する
阻止手段EBが構成され、更に、メインコントローラC
Oが、家畜情報検出手段CSの識別情報に基づいて、複
数の牛Aの夫々に対応して、前記阻止手段EBを阻止作
動状態と阻止停止状態とに切換える給餌制御手段MCと
して機能する。
【0039】尚、本第3実施形態では、前記弱い牛Aに
該当しない牛Aに、電波を送信する送信タグ30を取り
付けるものとしているが、前記弱い牛Aに該当する牛A
に、電波を送信する送信タグ30を取り付けるものとし
ても良い。この場合、阻止手段EBは、電極7に設定周
期で繰り返す短パルスの高圧電気を常時印加するように
し、ループアンテナ6が送信タグ30から送信される電
波を受信している間、高圧電気の印加を停止するように
構成すれば良い。
【0040】〔第4実施形態〕上記第1乃至第3実施形
態では、牛Aが嫌うと推定される刺激として、高圧電気
による刺激のみを付与しているが、第4実施形態では、
牛Aに与える刺激の強さが異なる複数の刺激を付与す
る。具体的には、強い刺激として高圧電気による刺激を
付与し、弱い刺激として音による刺激を付与する。この
技術は、上記第1乃至第3の何れの実施形態に対しても
適用できるものであるが、上記第1実施形態に適用した
場合の実施形態として説明する。本第4実施形態の上記
第1実施形態との主な相違点は、本第4実施形態では、
前記IDタグ8に、ループアンテナ6からの電波による
指令によって放音するブザーを内蔵させたことにあり、
この他の構成については、特に説明しない限り、上記第
1実施形態と同一構成である。
【0041】以下、第4実施形態におけるメインコント
ローラCOによる制御作動を図11のフローチャートに
基づいて説明する。尚、図11のフローチャートに基づ
く処理は、一つの飼料受け部5についての処理を示して
おり、このフローチャートの処理が複数の飼料受け部5
について順次実行され、更に、その順次実行される処理
が常時高速に繰り返される。
【0042】すなわち、メインコントローラCOは、切
換装置12に切換指令を送り、各給餌空間Bのループア
ンテナ6の信号をモニタしながら、何れかの給餌空間B
に牛Aが進入したか否かを検知する(ステップ#4
1)。何れかのループアンテナ6がIDタグ8からの送
信電波を受信して、そのループアンテナ6が設置された
給餌空間Bに牛Aが進入したのを検知すると(ステップ
#41)、そのIDタグ8からの送信電波に含まれる牛
Aの識別情報が、その飼料受け部5に対応付けられた牛
Aであるか否かを、メインコントローラCOに予め設定
記憶されている情報から判断する(ステップ#42)。
その飼料受け部5に対応した正規の牛であれば、先ず牛
Aが飼料Aを食べていない状態の飼料受け部5の重量を
初期重量データとして取り込み(ステップ#44)、記
憶する。
【0043】その牛Aが、飼料受け部5の飼料を食べ終
わり、給餌空間Bから出ていくと、ループアンテナ6が
IDタグ8からの送信電波を受信しない状態となり(ス
テップ#41)、しかも上記のように初期重量データを
取り込んだ状態となっているので(ステップ#45)、
牛Aが飼料を食べ終わって給餌空間Bから出て行った状
態であると判断できることになる。そこで、そのときの
飼料受け部5の重量を取り込み(ステップ#46)、上
記初期重量データとの差から牛Aの採食量を求め記憶す
る(ステップ#47,#48)と共に、初期重量データ
を消去する。尚、この各牛Aの採食量のデータは、適
宜、パソコン等により構成される管理装置に送信され
る。
【0044】一方、ループアンテナ6が受信した牛Aの
識別情報が、その飼料受け部5に対応付けられたもので
なければ(ステップ#42)、そのループアンテナ6か
ら、IDタグ8のブザーを放音させる放音指令を送信し
(ステップ#49)、IDタグ8はこの放音指令を受信
すると直ちにブザーから放音させる。放音指令の送信の
後、制御部CUに備えられている図示しない刺激モード
切換スイッチが強刺激モードに設定されているか、弱刺
激モードに設定されているかを確認し(ステップ#5
0)、強刺激モードに設定されていれば、切換装置11
に対して、その飼料受け部5に対応する電極7に、電気
パルス発生器10で発生する設定周期で繰り返す短パル
スの高圧電気を印加するように指令する(ステップ#5
1)。一方、弱刺激モードに設定されていれば、高圧電
気は印加せず、高圧電気による刺激は付与しない。その
牛Aが給餌空間Bから出て行くまで、その状態を維持し
(ステップ#52)、牛Aが出て行くと、高圧電気の印
加及び前記放音指令の送信を停止する(ステップ#5
3)。つまり、作業者が制御部CUの前記刺激モード切
換スイッチを切換操作して、強刺激モードと弱刺激モー
ドとに切り換え可能とすることで、飼育開始当初は強刺
激モードで運用し、一定期間運用後に弱刺激モードに切
り換えて運用することで、牛Aにかかるストレスを低減
できる。
【0045】従って、ループアンテナ6及びメインコン
トローラCOを主要部として、飼料受け部5の飼料を食
べようとする牛Aの識別情報を検出することで牛Aの情
報を検出する家畜情報検出手段CSが構成され、電気パ
ルス発生回路10,電極7及びIDタグ8を主要部とし
て飼料受け部5の設置位置に位置する牛Aがその飼料受
け部5の飼料を食べるのを阻止する阻止手段EBが構成
され、更に、メインコントローラCOが、家畜情報検出
手段CSの識別情報に基づいて、複数の牛Aの夫々に対
応して、前記阻止手段EBを阻止作動状態と阻止停止状
態とに切換える給餌制御手段MCとして機能する。
【0046】尚、本第4実施形態では、牛Aに弱い刺激
を付与するためのブザーを、牛Aに取り付けられるID
タグ8に内蔵させるものとしているが、ブザーを側枠2
に取り付けても良い。更に、飼料受け部5の飼料を食べ
ようとする牛Aの視界前方位置にフラッシュランプを備
え、牛Aに付与する弱い刺激として、音のかわりに光を
用いても良いし、更には、両者を併用しても良い。
【0047】〔その他の実施形態〕以下、その他の実施
形態を列記する。 上記各実施形態では、各飼料受け部5に作業者が飼
料を投入する場合を例示しているが、例えば、図12及
び図13に示すように、二つの放牧場1を飼料受け部5
の設置側が向かい合う状態で配置し、それらの中央に、
案内レール20に走行案内される自動給餌車21を自動
走行自在に備えて、各飼料受け部5に対して、オーガ等
により供給量を制御しながら、飼料供給口21a,21
bから飼料を供給するように構成する等、放牧場1の具
体構成及び飼料の供給形態を種々変更可能である。 上記各実施形態では、高圧電気による刺激を付与す
るための電極7は、側枠2に固定的に設置されている
が、図14に概略的に示すように、電極7の長手方向両
端部を、一対の昇降ガイド35に昇降自在に支持させる
と共に、ねじ止めによって任意高さに固定可能として、
電極7の高さ調節を行えるようにしても良い。
【0048】 上記各実施形態では、高圧電気による
刺激を付与するための電極7を略棒状に形成している
が、例えば、図15に示すように、飼料受け部5の家畜
存在予定箇所、具体的には、側枠2における牛Aが飼料
受け部5に向けて頭部を進入させる箇所に、複数の導電
性索状体としての複数の金属性の鎖36を、牛Aの視界
を遮る方向に、垂下状態で並べて配置しても良い。尚、
鎖36の設置位置は、図15に示す位置に限らず、飼料
受け部5に向けて頭部を進入させた姿勢をとった牛Aの
体躯に接触可能な場所であれば良い。又、上記各実施形
態では、高圧電気による刺激を付与するための略棒状の
電極7は直線状に形成されているが、図16に示すよう
に、電極7を略U字状に形成して、飼料受け部5の飼料
を食べる姿勢の家畜の首部の左右両側及び下側に配置さ
れるように構成しても良い。この場合、電極7が単一の
棒状体である必要は必ずしもなく、首部の下側に位置す
るものと、左右両側夫々に位置するものとを別体に構成
しても良い。 上記各実施形態では、家畜が嫌うと推定される刺激
として高圧電気による刺激等を例示しているが、例え
ば、圧縮空気を吹き付ける等の刺激によっても同様の効
果が得られる。
【0049】 上記第1実施形態等では、家畜の識別
情報を検出する家畜情報検出手段として、IDタグ8か
ら送信される識別情報を受信する構成を例示している
が、例えば、各家畜に、その家畜の識別情報を記録した
バーコードを貼着し、給餌空間Bに、そのバーコードを
記録情報を読み取るバーコードリーダを備えるような構
成としても良い。 上記第1実施形態等では、各飼料受け部5に対して
家畜を対応付けて管理する場合を例示しているが、多数
の家畜に対して単一の飼料受け部を備え、例えば、飼料
を食べるべき時間でないときに飼料受け部の飼料を食べ
ようとした場合や、飼料受け部の飼料を食べる時間があ
まりに長い場合に、その家畜が飼料を食べるのを阻止す
ることにも利用できる。 上記各実施形態では、家畜として牛を例示している
が、馬、羊等に対しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる要部側面図
【図2】本発明の第1実施形態にかかる要部正面図
【図3】本発明の第1実施形態にかかる設備の概略平面
【図4】本発明の第1実施形態にかかるブロック構成図
【図5】本発明の第1実施形態にかかるフローチャート
【図6】本発明の第2実施形態にかかる要部正面図
【図7】本発明の第2実施形態にかかる設備の概略平面
【図8】本発明の第2実施形態にかかるフローチャート
【図9】本発明の第3実施形態にかかる要部側面図
【図10】本発明の第3実施形態にかかるフローチャー
【図11】本発明の第4実施形態にかかるフローチャー
【図12】本発明のその他の実施形態にかかる平面視に
よる設備の概略構成図
【図13】本発明のその他の実施形態にかかる側面視に
よる設備の概略構成図
【図14】本発明のその他の実施形態にかかる要部側面
【図15】本発明のその他の実施形態にかかる要部正面
【図16】本発明のその他の実施形態にかかる要部正面
【符号の説明】
5 飼料受け部 6 アンテナ 7,36 電極 8 IDタグ 30 送信タグ A 家畜 CS 家畜情報検出手段 EB 阻止手段 MC 給餌制御手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数体の家畜が放牧されている放牧場に
    設置され且つ前記家畜用の飼料が供給される飼料受け部
    と、 その飼料受け部の飼料を食べようとする家畜の情報を検
    出する家畜情報検出手段と、 前記飼料受け部の設置位置に位置する家畜がその飼料受
    け部の飼料を食べるのを阻止するための阻止手段と、 前記家畜情報検出手段の検出情報に基づいて、前記阻止
    手段を阻止作動状態と阻止停止状態とに切換える給餌制
    御手段とが設けられている給餌設備であって、 前記阻止手段は、家畜が嫌うと推定される刺激を家畜に
    付与して、その家畜が飼料を食べるのを阻止するように
    構成されている給餌設備。
  2. 【請求項2】 前記家畜情報検出手段は、家畜の識別情
    報を検出するように構成され、 前記給餌制御手段は、前記家畜情報検出手段の検出情報
    に基づいて、複数の家畜の夫々に対応して、前記阻止手
    段を阻止作動状態と阻止停止状態とに切換えるように構
    成されている請求項1記載の給餌設備。
  3. 【請求項3】 前記複数体の家畜の夫々と対応付けた状
    態で前記飼料受け部が複数個設けられ、 前記給餌制御手段は、前記家畜情報検出手段が読み取っ
    た識別情報が、夫々の飼料受け部に対応付けられている
    家畜の識別情報以外の識別情報であるときに、前記阻止
    手段を阻止作動状態とするように構成されている請求項
    2記載の給餌設備。
  4. 【請求項4】 前記飼料受け部が複数個設けられ、 前記家畜情報検出手段は、前記複数体の家畜のうちから
    特定の属性を有する家畜を識別可能に構成され、 前記給餌制御手段は、前記家畜情報検出手段の検出情報
    に基づいて、前記複数個の飼料受け部のうちの一部の飼
    料受け部において、前記特定の属性を有する家畜以外の
    家畜が飼料を食べようとしたときに、前記阻止手段を阻
    止作動状態とするように構成されている請求項1記載の
    給餌設備。
  5. 【請求項5】 前記家畜の夫々に、家畜夫々の識別情報
    を電波により送信するIDタグが取付けられ、 前記家畜情報検出手段は、前記IDタグから送信される
    家畜の識別情報をアンテナにて受信することで、家畜の
    情報を検出するように構成されている請求項2〜4のい
    ずれか1項に記載の給餌設備。
  6. 【請求項6】 前記特定の属性を有する家畜と、他の家
    畜との何れか一方に、電波を送信する送信タグが取り付
    けられ、 前記家畜情報検出手段は、前記送信タグから送信される
    電波をアンテナにて受信するか否かによって、前記特定
    の属性を有する家畜であるか否かを検出するように構成
    されている請求項4記載の給餌設備。
  7. 【請求項7】 前記阻止手段は、高圧電気による刺激を
    付与するように構成されている請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の給餌設備。
  8. 【請求項8】 前記阻止手段は、高圧電気による刺激を
    付与するための電極を、前記飼料受け部の飼料を食べる
    姿勢の家畜の体躯前端側が位置すると予定される位置に
    配置して構成されている請求項7記載の給餌設備。
  9. 【請求項9】 前記電極が、前記飼料受け部の飼料を食
    べる姿勢の家畜の首部の左右両側及び下側に配置されて
    いる請求項8記載の給餌設備。
  10. 【請求項10】 前記電極が、高さ調節可能に配置され
    ている請求項8又は9記載の給餌設備。
  11. 【請求項11】 前記家畜夫々の頭部近くに、前記ID
    タグ又は前記送信タグが取り付けられ、 前記IDタグ又は前記送信タグから送信される電波を受
    信するアンテナを前記電極の近くに配置して構成されて
    いる請求項8〜10のいずれか1項に記載の給餌設備。
  12. 【請求項12】 前記アンテナが、ループアンテナにて
    構成されると共に、前記飼料受け部の飼料を食べる姿勢
    の家畜の頭部が位置すると予定される位置を囲むように
    配置されている請求項11記載の給餌設備。
  13. 【請求項13】 前記阻止手段は、高圧電気による刺激
    を付与するための電極が、前記飼料受け部の家畜存在予
    定箇所側において、家畜の視界を遮る方向に垂下状態で
    並べて配置される複数の導電性索状体にて形成されて構
    成されている請求項7記載の給餌設備。
  14. 【請求項14】 前記阻止手段は、高圧電気による刺激
    を付与するための電極を、家畜の体躯表面に配置して構
    成されている請求項7記載の給餌設備。
  15. 【請求項15】 前記IDタグ又は前記送信タグと前記
    電極とが一体に構成され、 前記阻止手段は、前記IDタグ又は前記送信タグが受信
    する電波を電力源として、前記電極から高圧電気を付与
    するように構成されている請求項14記載の給餌設備。
  16. 【請求項16】 前記阻止手段は、家畜に与える刺激の
    強さが異なる複数の刺激を付与可能で、且つ、前記複数
    の刺激を併用して付与する状態と、前記複数の刺激のう
    ちの弱い刺激のみを付与する状態とに切換可能に構成さ
    れている請求項1〜15のいずれか1項に記載の給餌設
    備。
  17. 【請求項17】 前記阻止手段は、高圧電気による刺激
    を強い刺激として付与し、音又は光による刺激を弱い刺
    激として付与するように構成されている請求項16記載
    の給餌設備。
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