JPH1155616A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JPH1155616A
JPH1155616A JP9206906A JP20690697A JPH1155616A JP H1155616 A JPH1155616 A JP H1155616A JP 9206906 A JP9206906 A JP 9206906A JP 20690697 A JP20690697 A JP 20690697A JP H1155616 A JPH1155616 A JP H1155616A
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JP
Japan
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signal
editing
clock rate
circuit
signals
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JP9206906A
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English (en)
Inventor
Shinichi Fujita
晋一 藤田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デイジタルビデオ信号の編集処理の効率を格段
的に向上し得るようにする。 【解決手段】本発明は、クロツクレート変換手段を介し
てデイジタルビデオ信号の第1のクロツクレートを任意
の第2のクロツクレートに変換し、編集処理手段により
当該クロツクレート変換手段により第2のクロツクレー
トに変換されたデイジタルビデオ信号を所定状態となる
ように編集処理するようにしたことにより、第2のクロ
ツクレートを第1のクロツクレートよりも比較的速い任
意の値に変換した場合、デイジタルビデオ信号を比較的
高速で編集処理して単位時間当たりに編集処理し得る信
号量を大幅に増加させることができ、かくしてデイジタ
ルビデオ信号の編集処理の効率を格段的に向上し得る編
集装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する 発明の属する技術分野 従来の技術(図30) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図29) 発明の実施の形態 (1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態による編集装置の構成(図
1) (1−2)編集処理部の構成(図2〜図4(I)) (1−3)編集装置内の各部の構成(図5〜図12) (1−4)編集処理回路の構成(図13及び図24) (1−5)第1の実施の形態による動作及び効果 (2)第2の実施の形態 (2−1)第2の実施の形態による編集装置の構成(図
25及び図26) (2−2)第2の実施の形態による動作及び効果 (3)他の実施の形態(図27〜図29) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は編集装置に関し、例
えば放送機器として用いられる編集装置に適用して好適
なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の編集装置として、第1の
ビデオテープレコーダによつて第1のビデオテープから
再生されたデイジタルビデオ信号に対して所定の編集処
理を実行し、当該編集処理されたデイジタルビデオ信号
(以下、これを編集ビデオ信号と呼ぶ)を第2のビデオ
テープレコーダを介して第2のビデオテープに記録する
ようになされた、いわゆるリニア編集装置と呼ばれるも
のがある。
【0004】この場合この種の編集装置においては、第
1及び第2のビデオテープレコーダに例えばカラーテレ
ビジヨン方式のNTSC(National Television System
Committee)方式又はPAL(Phase Alternating by L
ine )方式をデイジタル化したD2規格又はITU−R
601で規格化されたD1規格が適用され、当該第1及
び第2のビデオテープレコーダがD1規格又はD2規格
で規定された所定のクロツクレート(以下、これを第1
のクロツクレートと呼ぶ)で動作することにより、これ
に応じて第1のクロツクレートで動作する。これにより
この種の編集装置においては、第1のビデオテープレコ
ーダから順次供給されるデイジタルビデオ信号を順次所
望の状態となるようにリニア編集し得るようになされて
いる。
【0005】因みに図30に示すように、NTSC用の
編集装置においては、水平走査線 525本方式によるD1
規格又はD2規格が適用され、1秒間に 29.97フレーム
分のデイジタルビデオ信号を伝送する。またPAL用の
編集装置においては、水平走査線 625本方式によるD1
規格が適用され、1秒間に25フレーム分のデイジタルビ
デオ信号を伝送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
編集装置としては、例えば2種類の映像を重ね処理した
り、映像と文字とを重ね処理し得るスイツチヤ、映像を
縮小、拡大、回転等のような特殊効果と呼ばれる編集処
理を実行し得るイフエクタ、映像の色バランスを調整し
得るカラーコレクタ、複数種類の映像から任意の映像を
選択し得るラウタ、映像中のブルーバツクを取り除くク
ロマキーヤ及び映像に重ねられた文字の色を任意に選定
し得るマツトジエネレータ等のように複数種類のものが
ある。
【0007】ところがデイジタルビデオ信号を編集処理
する場合、その編集処理の内容によつては各種編集装置
を順次用いてデイジタルビデオ信号を編集処理する必要
があり、当該デイジタルビデオ信号の編集処理に比較的
長い時間が必要となる問題があつた。これに加えてこの
場合には、各種編集装置を設置するための比較的広い設
置スペースが必要になると共に、各種編集装置を動作さ
せることにより消費電力が比較的増大する問題があつ
た。
【0008】またこの編集装置においては、デイジタル
ビデオ信号の編集処理時、第1のビデオテープレコーダ
によつてデイジタルビデオ信号を第1のビデオテープか
ら実時間で再生すると共に、編集ビデオ信号を第2のビ
デオテープレコーダを介して第2のビデオテープに実時
間で記録することにより、この記録及び再生に比較的長
い時間が必要となる問題があつた。
【0009】かかる問題を解決する1つの方法として、
第1のビデオテープから再生されたデイジタルビデオ信
号をハードデイスクに一旦記録し、当該ハードデイスク
に記録されたデイジタルビデオ信号を編集処理する、い
わゆるノンリニア編集装置を用いる方法があるもののこ
の方法によると、編集処理に先立ちデイジタルビデオ信
号を第1のビデオテープからハードデイスクに一旦記録
しなおす必要があり、この記録に比較的長い時間が必要
となる問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、デイジタルビデオ信号の編集処理の効率を格段的に
向上し得る編集装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、デイジタルビデオ信号の第1のク
ロツクレートを任意の第2のクロツクレートに変換する
クロツクレート変換手段と、当該クロツクレート変換手
段により第2のクロツクレートに変換されたデイジタル
ビデオ信号を所定状態となるように編集処理する編集処
理手段とを設けるようにした。
【0012】この結果、クロツクレート変換手段により
デイジタルビデオ信号の第1のクロツクレートを任意の
第2のクロツクレートに変換し、編集処理手段により当
該クロツクレート変換手段によつて第2のクロツクレー
トに変換されたデイジタルビデオ信号を所定状態となる
ように編集処理するようにしたことにより、第2のクロ
ツクレートを第1のクロツクレートよりも比較的速い任
意の値に変換した場合、デイジタルビデオ信号を比較的
高速で編集処理して単位時間当たりに編集処理し得る信
号量を大幅に増加させることができる。従つて編集処理
手段に複数種類の編集処理機能を持たせ、1つの編集処
理手段により比較的短時間で複数の編集処理を実行させ
ることができる。
【0013】また本発明においては、所定の再生手段に
より第1の記録媒体から再生されたデイジタルビデオ信
号を編集処理して所定の記録媒体に与え、当該編集処理
されたデイジタルビデオ信号を記録手段を介して第2の
記録媒体に記録させるようになされた編集装置におい
て、再生手段から得られるデイジタルビデオ信号を所定
状態となるように編集処理する編集処理手段と、再生手
段、編集処理手段及び記録手段を任意のクロツクレート
で動作するように制御する制御手段とを設けるようにし
た。
【0014】この結果、制御手段により再生手段、編集
処理手段及び記録手段を任意のクロツクレートで動作す
るように制御するようにしたことにより、当該再生手
段、編集処理手段及び記録手段を従来の編集装置に適用
されたクロツクレートよりも比較的速いクロツクレート
で制御した場合、デイジタルビデオ信号を比較的高速で
編集処理して単位時間当たりに編集処理し得る信号量を
大幅に増加させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0016】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態による編集装置の構成 図1において、1は全体として本発明による画像効果装
置としての編集装置を示し、ビデオテープレコーダによ
つてビデオテープから再生されたデイジタルビデオ信号
S1を入力部2を介して編集処理部3に入力する。
【0017】この場合編集処理部3には、パラメータ記
憶部4からこれに予め記憶された複数の編集制御用のパ
ラメータ(以下、これを制御用パラメータと呼ぶ)のう
ち、デイジタルビデオ信号S1の編集処理内容に応じた
制御用パラメータが制御用パラメータ信号S2として与
えられる。これにより編集処理部3においては、CPU
(Central Processing Unit )5の制御のもとに、制御
用パラメータに基づいてデイジタルビデオ信号S1を所
定状態に編集処理し、得られた編集ビデオ信号S3を出
力部6を介して外部(例えばビデオテープレコーダ)に
出力する。
【0018】因みに編集装置1においては、タイミング
ジエネレータ7が外部から与えられる所定の基準信号S
4を基準にして動作クロツクを生成すると共に、当該生
成した動作クロツクに基づいて水平同期信号HD(又は
垂直同期信号)を生成し、当該生成した動作クロツクの
タイミングを示すクロツク信号S5と、水平同期信号H
Dとを編集装置1内の各部に送出することにより各部が
それぞれ動作クロツクのクロツクレート(以下、これを
第2のクロツクレート呼ぶ)で動作すると共に、水平同
期信号HDに基づいてデイジタルビデオ信号S1を例え
ば1走査線単位毎に編集処理する。
【0019】ただしこの編集装置1においては、CPU
5が必要に応じてレート設定信号S6をタイミングジエ
ネレータ7に送出することにより、当該タイミングジエ
ネレータ7は入力されるレート設定信号S6に基づい
て、第2のクロツクレートを例えば第1のクロツクレー
トから、ハイデフイニシヨンテレビジヨン方式で規定さ
れたクロツクレート(以下、これを第3のクロツクレー
トと呼ぶ)までの間で任意に設定し得るようになされて
いる。
【0020】(1−2)編集処理部の構成 実際上図2〜図4(I)に示すように、編集装置1にお
いては、区間a及びbに示す入力部2及び出力部6と編
集処理部3の一部分とがそれぞれ当該編集装置1の外部
に設けられたビデオテープレコーダ(図示せず)に応じ
て第1のクロツクレートで動作すると共に、区間cに示
す編集処理部3が第2のクロツクレートで動作する。
【0021】ここで第2のクロツクレートが第1のクロ
ツクレートよりも比較的速い所定の値に設定された場合
について説明する。
【0022】この場合入力部2は、CPU5の制御のも
とに、タイミングジエネレータ7から供給されるクロツ
ク信号S5に基づいて第1のクロツクレートの動作クロ
ツク(図3(A))を生成し、当該生成した動作クロツ
クに基づいて動作する。この状態において入力部2は、
複数系統でシリアル信号として入力される第1〜第5の
デイジタルビデオ信号S1A〜S1Eをそれぞれパラレ
ル変換し、得られた第1〜第5のパラレルビデオ信号S
10A〜S10E(図3(B)〜(F))を第1のクロ
ツクレート変換回路10に送出する。
【0023】第1のクロツクレート変換回路10は、C
PU5の制御のもとに、入力される第1〜第5のパラレ
ルビデオ信号S10A〜S10Eを所定フオーマツトで
多重化しながらクロツク信号S5が表す動作クロツク
(図3(G))のタイミングで時間圧縮し、かくして得
られた第2のクロツクレートに変換されてなる多重化ビ
デオ信号S11(図3(H))を第1の並べ換え回路1
1に送出する。
【0024】この場合第1の並べ換え回路11において
は、CPU5の制御のもとに、区間a及びbにおける水
平同期信号(図4(A))よりもレートの速い区間cに
おける水平同期信号HD(図4(B))に基づいて、多
重化ビデオ信号S11に含まれる第1〜第5のパラレル
ビデオ信号S10A〜10Eをそれぞれ所定単位毎にま
とめてパケツト化し、得られる第1〜第5のパケツトビ
デオ信号S12A〜S12E(図4(C)〜(G))を
複数系統で信号選択回路12に送出する。
【0025】このときパラメータ記憶部4の選択制御回
路13は、予め設定された編集処理の順番にしたがつて
1つ又は2つのパケツトビデオ信号S12A〜S12E
を指定する選択信号S13を順次信号選択回路12に送
出しており、これにより信号選択回路12は、入力され
る第1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12E
のうち、選択信号S13に対応するパケツトビデオ信号
S12A〜S12Eを順次選択し、これを編集処理回路
14に送出する(図4(H))。
【0026】ここで編集処理回路14においては、第2
のクロツクレートで時間圧縮され、従来の編集装置に比
べて単位時間当たりの信号量が比較的多い第1〜第5の
パケツトビデオ信号S12A〜S12Eが入力されるこ
とにより、スイツチヤやイフエクタ等の複数種類の編集
処理機能を有するように構成されており、入力される第
1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12Eに対
して各種編集処理を実行し得るようになされている。
【0027】実際にはパラメータ記憶部4に例えばパケ
ツトビデオ信号S10A〜S10Eに対応させて、それ
ぞれスイツチヤやイフエクタ等の各種編集装置において
用いられる複数種類の制御用パラメータが記憶された複
数の記憶回路15A〜15Eが設けられており、選択制
御回路13が各選択信号S13に対応する記憶回路15
A〜15Eを順次選択することにより、CPU5が順次
選択された記憶回路15A〜15Eから編集処理対象の
パケツトビデオ信号S12A〜S12Eに対応する制御
用パラメータを制御用パラメータ信号S2として編集処
理回路14に送出する(図4(I))。因みにCPU5
は、タイミングジエネレータ7から入力される書換え信
号S5Aに基づいて各記憶回路15A〜15Eに記憶さ
れた各種制御用パラメータを書き換え得るようになされ
ている。
【0028】これにより編集処理回路14においては、
CPU5の制御のもとに、順次入力されるパケツトビデ
オ信号S12A〜S12Eを対応する制御用パラメータ
に基づいて編集処理する。また編集処理回路14におい
ては、編集処理して得られた編集ビデオ信号S3を必要
に応じて信号選択回路12に戻すことにより当該編集ビ
デオ信号S3を再び編集処理し得るようになされてお
り、これにより編集処理対象のパケツトビデオ信号S1
2A〜S12Eに対して必要に応じて複数種類の編集処
理を加えることができるようになされている。
【0029】このようにして第1〜第5のパケツトビデ
オ信号S12A〜S12Eは、この後編集処理回路14
において編集処理が終了すると編集ビデオ信号S3とし
て第2の並べ換え回路16に送出される。
【0030】第2の並べ換え回路16は、CPU5の制
御のもとに、入力される編集ビデオ信号3を上述した多
重化ビデオ信号S11と同様の所定フオーマツトに変換
し、得られた変換ビデオ信号S14を第2のクロツクレ
ート変換回路17に送出する。
【0031】第2のクロツクレート変換回路17は、C
PU5の制御のもとに、入力される変換ビデオ信号S1
4を所定単位毎に分離しながら時間伸長し、かくして第
1のクロツクレートに変換されてなり、上述した第1〜
第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10Eと同様の
フオーマツトでなる第6〜第10のパラレルビデオ信号
S15A〜S15Eを出力部6に送出する。
【0032】出力部6は、CPU5の制御のもとに、入
力されるクロツク信号S5に基づいて第1のクロツクレ
ートの動作クロツクを生成し、当該生成した動作クロツ
クに基づいて動作する。この状態において出力部6は、
入力される第6〜第10のパラレルビデオ信号S15A
〜S15Eをそれぞれシリアル変換し、得られた第6〜
第10のデイジタルビデオ信号S16A〜S16Eを外
部に出力する。
【0033】このようにして編集装置1においては、比
較的遅い第1のクロツクレートで入力されるデイジタル
ビデオ信号S1A〜S1Eを比較的速い第2のクロツク
レートで編集処理し得るようになされている。
【0034】因みにこの編集装置1においては、CPU
5がタイミングジエネレータ7を制御して第2のクロツ
クレートを第1のクロツクレートと同じ値に設定した場
合には、入力部2及び出力部6と、編集処理部3とを第
1のクロツクレートで動作させることによりクロツクレ
ートの変換動作を必要としなくなる。従つてこの場合に
は、CPU5により入力部2から得られるデイジタルビ
デオ信号を第1のクロツクレート変換回路10、第1の
並べ換え回路11及び信号選択回路12を側路させて編
集処理回路14に送出させ、当該編集処理回路14から
得られる編集ビデオ信号を第2の並べ換え回路16及び
第2のクロツクレート変換回路17を側路させて出力部
6に送出する。
【0035】(1−3)編集装置内の各部の構成 この編集装置の場合、図5に示すように、入力部2にお
いては、入力される第1〜第5のデイジタルビデオ信号
S1A〜S1Eをシリアル/パラレル変換器20を介し
てパラレル変換し、この後タイムベースコレクタ21を
介して読み出しタイミングを制御することにより第1〜
第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10E同士の位
相を一致させる。
【0036】また図6に示すように、第1のクロツクレ
ート変換回路10においては、入力部2から得られる第
1〜第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10Eがマ
ルチプレクサ23に入力され、当該マルチプレクサ23
は、入力される第1〜第5のパラレルビデオ信号S10
A〜S10Eをカウンタ24から入力されるセレクト信
号S20にしたがつて順次多重化し、これをラツチ回路
25に送出する。
【0037】ラツチ回路25は、入力される信号をクロ
ツク信号S5の入力されるタイミングで順次ラツチする
ことにより第2のクロツクレートで変化するように時間
圧縮して多重化ビデオ信号S11を生成する。因みにカ
ウンタ24は、入力されるクロツク信号S5に基づいて
動作し、所定のタイミングでセレクト信号S20を生成
する。
【0038】図7に示すように、第1の並べ換え回路1
1には、第1〜第5のパラレルビデオ信号S10A〜S
10Eの格納領域が予め設定されたデユアルポートメモ
リ26が設けられており、当該デユアルポートメモリ2
6は、書込み制御回路27から入力される書込み制御信
号S21に基づいて、入力される多重化ビデオ信号S1
1を第1〜第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10
Eに分離してそれぞれ対応する第1〜第5の格納領域2
6A〜26Eに格納する、またデユアルポートメモリ2
6においては、読出し制御回路28から入力される読出
し制御信号S22に基づいて、第1〜第5の格納領域2
6A〜26Eにそれぞれ格納された第1〜第5のパラレ
ルビデオ信号S10A〜S10Eを所定単位毎に第1〜
第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12Eとして読
み出して第1〜第5のデイレイ29A〜29Eに送出す
る。
【0039】因みに書込み制御回路27は、2つのカウ
ンタから構成されており、一方のカウンタで第1〜第5
のパラレルビデオ信号S10A〜S10Eを選択するセ
レクト信号を生成すると共に、他方のカウンタで選択し
た第1〜第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10E
を格納するためのアドレス情報を生成し、当該生成した
セレクト信号とアドレス情報とを書込み制御信号S21
とする。また読出し制御回路28は、2つのカウンタか
ら構成されており、一方のカウンタで第1〜第5の格納
領域26A〜26Eを選択するセレクト信号を生成する
と共に、他方のカウンタで選択した第1〜第5の格納領
域26A〜26Eからこれに格納された1パケツト分の
第1〜第5のパラレルビデオ信号S10A〜S10Eを
読み出すためのアドレス情報を生成し、当該生成したセ
レクト信号とアドレス情報とを読出し制御信号S22と
する。
【0040】第1のデイレイ29Aから第5のデイレイ
29Eは、上述した図4(C)〜(G)に示すように順
次位相をずらすようにしてそれぞれ第1〜第5のパケツ
トビデオ信号S12A〜S12Eを送出する。
【0041】図8に示すように、信号選択回路12にお
いては、セレクタ30に第1〜第5のパケツトビデオ信
号S12A〜S12Eが入力されると共に、編集処理回
路14から得られる編集ビデオ信号S3がデイレイ31
を介して入力され、当該セレクタ30が入力される選択
信号S13に基づいて順次編集処理対象の第1〜第5の
パケツトビデオ信号S12A〜S12E又は編集ビデオ
信号S3を選択する。
【0042】実際上図9に示すように、セレクタ30
は、マトリツクスで構成されており、選択信号S13に
基づいて当該マトリツクスの切り換えシーケンスが制御
されると共に、前段の第1の並べ換え回路11に設けら
れた第1〜第5のデイレイ29A〜29Eのデイレイ値
が変更されることにより、第1〜第5のパケツトビデオ
信号SS12A〜S12E及び編集ビデオ信号S3を選
択して送出するようになされている。
【0043】図10に示すように、第2の並べ換え回路
16には、第1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜
S12Eの格納領域が予め設定されたデユアルポートメ
モリ33が設けられており、当該デユアルポートメモリ
33は、書込み制御回路34から入力される書込み制御
信号S25に基づいて、入力される編集ビデオ信号S3
を第1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12E
に分離してそれぞれ対応する第1〜第5の格納領域33
A〜33Eに格納する、またデユアルポートメモリ33
においては、読出し制御回路35から入力される読出し
制御信号S26に基づいて、第1〜第5の格納領域33
A〜33Eにそれぞれ格納された第1〜第5のパケツト
ビデオ信号S12A〜S12Eを所定単位毎に第6〜第
10のパラレルビデオ信号として読み出す。このように
して読み出された第6〜第10のパラレルビデオ信号
は、第1〜第5のデイレイ36A〜36Eを介してセレ
クタ37に入力され、当該セレクタ37によつて変換ビ
デオ信号S14に変換される。
【0044】因みに書込み制御回路34は、2つのカウ
ンタから構成されており、一方のカウンタで第6〜第1
0のパケツトビデオ信号を選択するセレクト信号を生成
すると共に、他方のカウンタで選択した第6〜第10の
パケツトビデオ信号を格納するためのアドレス情報を生
成し、当該生成したセレクト信号とアドレス情報とを書
込み制御信号S25とする。また読出し制御回路35
は、2つのカウンタから構成されており、一方のカウン
タで第1〜第5の格納領域33A〜33Eを選択するセ
レクト信号を生成すると共に、他方のカウンタで選択し
た第1〜第5の格納領域33A〜33Eからこれに格納
された所定単位の第1〜第5のパケツトビデオ信号を読
み出すためのアドレス情報を生成し、当該生成したセレ
クト信号とアドレス情報とを読出し制御信号S26とす
る。
【0045】図11に示すように、第2のクロツクレー
ト変換回路17においては、シフトレジスタ及びラツチ
回路から構成されており、入力される変換ビデオ信号S
14を第2のクロツクレートでシフトさせ、この後第1
のクロツクレートでラツチすることにより第6〜第10
のパラレルビデオ信号S15A〜S15Eを生成する。
【0046】図12に示すように、出力部6はパラレル
/シリアル変換器でなり、入力される第6〜第10のパ
ラレルビデオ信号S15A〜S15Eをそれぞれシリア
ル信号変換する。
【0047】(1−4)編集処理回路の構成 編集処理回路14においては、ラウタ、スイツチヤ、カ
ラーコレクタ、クロマキーヤ及びイフエクタ等の各種編
集機能を有するように構成されてなる。
【0048】この場合図13に示すように、ラウタにお
いては、通常、マトリツクスで構成されており、入力さ
れる複数の信号In1〜In10のうち、編集処理対象
の素材とする信号(以下、これを単に素材と呼ぶ)を自
在に選択し得るようになされている。
【0049】ところで編集処理回路14にはパケツトビ
デオ信号S12A〜S12Eが入力されることにより、
図14に示すように、ラウタ40においては、信号選択
回路12で選択された例えば第1及び第2のパケツトビ
デオ信号S12A及びS12Bがそれぞれマトリツクス
の入力側に供給され、当該マトリツクスで選択した第1
及び第2のパケツトビデオ信号S12A及びS12Bを
それぞれ対応する第1〜第5のデイレイ41A〜41E
に送出する。
【0050】第1〜第5のデイレイ41A〜41Eは、
それぞれ予め設定された固定値でなるデイレイ値が制御
され、入力される第1及び第2のパケツトビデオ信号S
12A〜S12Bをこれを構成する所定単位の複数の信
号の位相をずらしてセレクタ42に送出する。これによ
りセレクタ42は、当該位相のずらされた信号のうち、
所望の信号を素材として選択する。因みにラウタ40に
おいては、時間圧縮され、かつパケツト化されてなる第
1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12Eが入
力されることにより、マトリクツスを簡易に構成し得る
ようになされている。
【0051】また図15に示すように、スイツチヤ44
においては、上述したラウタ40に第1〜第5のパケツ
トビデオ信号S12A〜S12Eが入力されると共に、
映像と文字との重ね処理等に用いるパケツト化されてな
るキーフイル信号S28及びパケツト化されてなるキー
ソース信号S29等が入力される。
【0052】この場合ラウタ40は、編集処理対象とし
て例えば第1及び第2のパケツトビデオ信号S12A及
びS12Bを選択すると共に、所定のキーフイル信号S
28及びキーソース信号S29を選択し、これらをミツ
クスエフエクト45に送出する。かくしてミツクスエフ
エクト45は、第1及び第2のパケツトビデオ信号S1
2A及びS12Bに基づく2つの映像(以下、これを第
1及び第2の映像と呼ぶ)を重ねるように編集処理し、
又は第1又は第2の映像に所定の文字を重ねるように編
集処理し得るようになされている。
【0053】ところでスイツチヤ44においては、2つ
の映像を重ねる場合、ミツクスエフエクト45内に設け
られた第1の積和演算器を用いて第1及び第2のパケツ
トビデオ信号S12A及びS12Bを積和演算処理す
る。
【0054】この場合図16に示すように、第1の積和
演算器46においては、入力される第1のパケツトビデ
オ信号S12Aと、映像の重ね処理に用いる所定の処理
定数K(例えば1以下の値でなる)とを掛け算器47を
介して積算すると共に、第2のパケツトビデオ信号S1
2Bと、1から処理定数Kを減算した値とを掛け算器4
8によつて積算し、得られた積算結果を加算器49を介
して加算処理することにより第1及び第2のパケツトビ
デオ信号S12A及びS12Bに基づく映像の重ね処理
を実行し得るようになされている。
【0055】因みに第1の積和演算器46においては、
例えば処理定数Kが1の場合、第1のパケツトビデオ信
号S12Aを出力すると共に、当該処理定数Kが0の場
合には第2のパケツトビデオ信号S12Bを出力する。
また処理定数Kが 0.5の場合には、第1及び第2のパケ
ツトビデオ信号S12A及びS12Bをそれぞれ半分づ
つ混ぜた状態で出力する。
【0056】なお図17(A)及び(B)に示すよう
に、スイツチヤ44においては、映像の重ね処理時、処
理定数Kの値を時間の経過と共に減少させることにより
(図17(A))、第1の映像が第2の映像と混じりな
がら当該第2の映像に変化していく(図17(B))、
いわゆるミツクスと呼ばれる編集処理を実行し得る。ま
た図18(A)及び(B)に示すように、処理定数Kの
トランジエント点を時間の経過と共に変化させることに
より(図18(A))、第1の映像と第2の映像との表
示の割合を変化させる(図18(B))、いわゆるワイ
プと呼ばれる編集処理を実行し得る。
【0057】また映像と文字との重ね処理には、キーソ
ース信号S29から処理定数Kを生成し、当該生成した
処理定数Kを用いて映像と文字とを重ね処理する、いわ
ゆるキーイングと呼ばれる方法がある。因みにこのよう
な処理では、ミツクスエフエクト45内に設けられた第
2の積和演算器が用いられる。
【0058】実際上図19に示すように、第2の積和演
算器50においては、文字が重ね処理された映像に基づ
くビデオ信号をキーソース信号S29としてクリツプ回
路51に与え、当該クリツプ回路51において所定の制
御信号S31に基づいてキーソース信号S29から所定
レベル以上の信号を取り出し、これを所定の利得制御信
号S32が入力される掛け算器52を介して所定レベル
に補正することにより処理定数Kを得てこれをキー信号
S30として、掛け算器53を介してキーフイルS28
と積算し、かくして得られたキー処理信号S33を加算
器54に与えると共に、キー信号S30を減算回路55
に与える。
【0059】また積和演算器50においては、減算回路
55に入力されるキー信号S30を1から減算し、得ら
れた減算結果を掛け算器を介して例えば第1のパケツト
ビデオ信号S12Aと積算した後、得られた積算結果を
加算器54を介してキー処理信号S33と加算し、これ
により第1のパケツビデオ信号S12Aに文字を重ね処
理し得るようになされている。
【0060】ここで図20に示すように、通常、スイツ
チヤにおいては、ミツクスエフエクトが第1のクロツク
レートで動作することにより、重ね処理を並列して実行
する場合には、1つの重ね処理に対して1つのミツクス
エフエクトが必要とされた。ところがこの編集処理回路
14に設けられたスイツチヤ44においては、第2のク
ロツクレートが第1のクロツクレートよりも比較的速い
と、当該所定倍の重ね処理を1つのミツクスエフエクト
で実行し得るようになされている。
【0061】またこのスイツチヤ44においては、通
常、上述したように映像を重ね処理する第1の積和演算
器46と、映像に文字を重ね処理する第2の積和演算器
50とが必要とされた。ところが図21に示すように、
このスイツチヤ44においては、ミツクスエフエクト4
5を、入力されるキーフイル信号S28、キーソース信
号S29、例えば第1及び第2のパケツトビデオ信号S
12A及びS12Bをセレクタ56を介して選択し、当
該選択した信号を積和演算器57に送出して重ね処理を
実行した後、得られた編集ビデオ信号S3をデイレイ5
8を介して再びセレクタ56に戻すように構成し、1つ
の積和演算器57を映像の重ね処理及び映像と文字との
重ね処理の双方に使用するようにした。これによりこの
スイツチヤ44では、回路構成を簡易にした。
【0062】図22に示すように、カラーコレクタ60
においては、輝度信号Y及び色差信号R−Y及びB−Y
をゲインコントローラ61及びマトリツクス回路62を
順次介して赤色信号R、緑色信号G及び青色信号Bに変
換した後、これらを変換/回転回路63を介して色レベ
ルを所定レベルに変換し、又は色変換等を実行し、マト
リツク回路64を介して輝度レベルを変換させて編集処
理した輝度信号Y1、及びクロマレベル及びクロマ位相
を変換させて編集処理した色差信号R−Y1及びB−Y
1を出力する。この場合カラーコレクタ60では、入力
される各信号がそれぞれ時間圧縮されていることによ
り、多入力の編集処理を実行し得るようになされてい
る。
【0063】また図23に示すように、クロマキーヤ6
5においては、色差信号R−Y及びB−Yをマトリツク
ス回路66を介してキーソース信号として所望する色相
へ座標変換すると共に、この後クリツプ/ゲインコント
ローラ67を介して所望のキーソース信号S35を生成
して出力し得るようになされている。因みにこのように
して得られたキーソース信号S35をスイツチヤ44に
用いることによりクロマキー合成等の編集処理を実行し
得るようになされている。この場合クロマキーヤ65で
は、入力される各信号がそれぞれ時間圧縮されているこ
とにより、多入力のクロマキー合成処理を実行し得るよ
うになされている。
【0064】さらに図24に示すように、イフエクタ6
8においては、第1〜第5のパケツトビデオ信号S12
A〜S12Eをメモリ69に一旦格納し、又は当該メモ
リ69に格納された第1〜第5のパケツトビデオ信号S
12A〜S12Eを読み出す際に、アドレス発生回路7
0からメモリ69に入力されるアドレス情報に基づいて
第1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12Eを
構成する所定単位の各信号の格納順番又は読出し順番を
換え、メモリ69から読み出された信号をフイルタ(ア
ンチエリアフイルタ)71を介して出力する。これによ
りイフエクタ68は、第1〜第5のパケツトビデオ信号
S12A〜S12Eに基づく映像を回転させ又は縮小さ
せる等の編集処理を実行し得るようになされている。因
みにイフエクタ68においては、メモリ69に時間圧縮
された信号が格納されることにより、アドレス発生回路
70及びフイルタ71の回路規模を大幅に減少させるこ
とができるようになされている。
【0065】(1−5)第1の実施の形態による動作及
び効果 以上の構成において、この編集装置1では、CPU5が
タイミングジエネレータ7を制御することにより第2の
クロツクレートを任意に設定し、入力部2及び出力部6
を外部のビデオテープレコーダの第1のクロツクレート
と同じクロツクレートで動作させると共に、編集処理部
3及びパラメータ記憶部4を第2のクロツクレートで動
作させる。
【0066】ここで第2のクロツクレートが第1のクロ
ツクレートよりも比較的速い場合には、入力部2を介し
て外部から得られたデイジタルビデオ信号S1A〜S1
Eの第1のクロツクレートを第1のクロツクレート変換
回路10を介して第2のクロツクレートに変換し、この
後編集処理回路14において編集処理すると共に、当該
編集処理回路14から得られる編集ビデオ信号S3を第
2のクロツク変換回路17を介して第1のクロツクレー
トに変換し、この後出力部6を介して外部に出力する。
【0067】この場合編集装置1においては、第2のク
ロツクレートを第3のクロツクレートと同じ値に設定す
ると、当該第2のクロツクレートにおける信号の伝送レ
ート( 1.5〔Gbps〕程度)が第1のクロツクレートにお
ける伝送レート( 270〔bps〕程度)の5倍程度の値
となり、従来の編集装置のように第1のクロツクレート
で動作するビデオテープレコーダが接続された場合で
も、従来の編集装置に比べて大幅に速い第2のクロツク
レートで編集処理を実行することができる。
【0068】従つてこの編集装置1においては、第2の
クロツクレートを比較的速い値に設定し、時間圧縮して
なる第1〜第5のパケツトビデオ信号SD12A〜S1
2Eを編集処理回路14に供給するようにしたことによ
り、当該編集処理回路14に回路構成を比較的簡易にし
て各種編集処理機能を持たせることができ、これにより
従来のように各種編集装置が必要とされた場合に比べて
編集装置1の設置スペースを大幅に削減できる。また1
台の編集装置1において各種編集処理を実行し得ること
により消費電力を大幅に減少させることができる。
【0069】またこの編集装置1においては、編集処理
回路14において、1度編集処理して得られた編集ビデ
オ信号S3を必要に応じて複数回編集処理回路14を介
して編集処理し得るようにしたことにより、1つの信号
に対する複数種類の編集処理を一括して実行することが
できる。
【0070】以上の構成によれば、CPU5により設定
される第2のクロツクレートを第1のクロツクレートよ
りも速い任意の値に設定すると共に、当該設定された第
2のクロツクレートに基づいて時間圧縮してなる第1〜
第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12Eを編集処
理回路14によつて編集処理するようにしたことによ
り、第1〜第5のパケツトビデオ信号S12A〜S12
Eを比較的高速で編集処理し、単位時間当たりに編集処
理し得る信号量を大幅に増加させることができ、かくし
て信号の編集処理の効率を大幅に向上し得る編集装置を
実現することかできる。
【0071】(2)第2の実施の形態 (2−1)第2の実施の形態による編集装置の構成 図25において、75は全体として第2の実施の形態に
よる編集装置を示し、第1及び第2の再生用ビデオテー
プレコーダ(VTR)76及び77がそれぞれコントロ
ーラ78の制御のもとに、ビデオテープから再生したデ
イジタルビデオ信号S40及びS41を編集処理回路7
9に送出する。
【0072】この場合編集処理回路79は、スイツチヤ
やイフエクタ等の各種編集処理機能のうち、所定の一種
類の編集処理機能を有し、コントローラ78の制御のも
とに、入力されるデイジタルビデオ信号S40及びS4
1を予め内部に格納された所定の制御用パラメータに基
づいて編集処理し、得られた編集ビデオ信号S42を記
録用ビデオテープレコーダ80に送出する。これにより
記録用ビデオテープレコーダ80は、コントローラ78
の制御のもとに、入力される編集ビデオ信号をビデオテ
ープに記録する。
【0073】ここでコントローラ78においては、例え
ば第1のクロツクレート及び第3のクロツクレート等の
ように予め複数種類のクロツクレートが設定され、当該
設定されたクロツクレートから任意のクロツクレートを
選択し得るようになされており、当該選択したクロツク
レートで第1及び第2の再生用ビデオテープレコーダ7
6及び77、編集処理回路79及び記録用ビデオテープ
レコーダ80を動作させるように制御する。因みにコン
トローラ78は、例えば第3のクロツクレートを選択し
た場合、第1のクロツクレートで動作する従来の編集装
置に比べて5倍程度のクロツクレートで編集装置75全
体を動作させることができるようになされている。
【0074】この場合コントローラ78は、図26に示
すように、1秒間に 150フレーム程度の制御用パラ
メータを伝送し得ることにより、第3のクロツクレート
を選択すると、第1のクロツクレートでは通常1フイー
ルド毎の信号を16〔ms〕程度の時間間隔で編集処理する
ところを、当該時間間隔の5分の1程度でなる 3.2〔m
s〕程度の時間間隔で編集処理し得るようになされてい
る。
【0075】なおこの編集装置75では、コントローラ
78が第1のクロツクレートを選択した場合、デイジタ
ルビデオ信号D40及びS41に基づく映像と、編集ビ
デオ信号S42に基づく映像とをオペレータに実時間で
目視確認させることができるようになされている。
【0076】(2−2)第2の実施の形態による動作及
び効果 以上の構成において、この編集装置75では、コントロ
ーラ78が任意のクロツクレートを選択し、当該選択し
たクロツクレートで編集装置75全体を動作させる。
【0077】従つてこの編集装置75では、コントロー
ラ78が第3のクロツクレートを選択した場合、当該編
集装置75全体を第1のクロツクレートの5倍程度の速
度で動作させることができ、第1のクロツクレートで動
作するビデオテープレコーダに比べて第1及び第2の再
生用ビデオテープレコーダ76及び77の再生時間を大
幅に短縮させることができると共に、記録用ビデオテー
プレコーダ80の記録時間を大幅に短縮させることがで
きる。また編集処理回路79の編集処理時間を、従来の
編集装置に比べて大幅に短縮させることができる。
【0078】以上の構成によれば、コントローラ78に
よつて任意のクロツクレートを選択し得るようにしたこ
とにより、当該コントローラ78が第3のクロツクレー
トを選択した場合には、デイジタルビデオ信号S40及
びS41の編集時間を大幅に短縮させ、単位時間当たり
に編集処理し得る信号量を大幅に増加させることがで
き、かくして信号の編集処理の効率を大幅に向上し得る
編集装置を実現することかできる。
【0079】(3)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、編集処理回路
14により所定単位毎にパケツト化されてなるパケツト
ビデオ信号S12A〜S12Eを編集処理するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1
のクロツクレート変換回路10から得られる多重化ビデ
オ信号S11を編集処理回路14において編集処理する
ようにしても良い。
【0080】また上述の第1の実施の形態においては、
パラメータ記憶部4に複数の記憶回路15A〜15Eを
設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、パラメータ記憶部4に1つの記憶回路を設
け、当該記憶回路に記憶させる制御用パラメータをCP
U5によつて所定のタイミングで順次書き換えるように
しても良い。
【0081】さらに上述の第1の実施の形態において
は、第2のクロツクレートを第1のクロツクレートから
第3のクロツクレートまでの間において任意に設定する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、第2のクロツクレートを第1のクロツクレートより
も遅いクロツクレートや、第3のクロツクレートよりも
速いクロツクレートから任意に設定するようにしても良
い。
【0082】さらに上述の第1の実施の形態において
は、編集処理回路14に2系統でパケツトビデオ信号S
12A〜S12Eを送出させるようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、イフエクタやカラー
コレクタ等のように1つのパケツトビデオ信号S12A
〜S12Eを編集処理するような場合にはパケツトビデ
オ信号S12A〜S12Eを信号選択回路12を側路さ
せて1系統で編集処理回路14に送出させるようにして
も良い。
【0083】因みにこの場合第1の並べ換え回路を種々
の構成とすることができ、まず図7との対応部分に同一
符号を付して示す図27のように、第1の並べ換え回路
82をデユアルポートメモリ26から得られるパケツト
ビデオ信号S12A〜S12Eを1系統で直接編集処理
回路14に送出させるように構成しても良い。
【0084】また図28に示すように、第1の並べ換え
回路83に複数のFIFO(FirstIn First Out)84
A〜84Eを設け、各FIFO84A〜84Eに多重化
ビデオ信号S11を第1〜第5のパラレルビデオ信号S
10A〜S10E単位で循環的に振り分けて入力させ、
これらを書込み制御信号S45に基づいて書き込むと共
に、読み出し制御信号S46に基づいて順次読み出して
第1〜第5のデイレイ85A〜85Eに送出し、この後
制御信号S47に基づいて第1〜第5のデイレイ85A
〜85Eからパケツト化されてなる第1〜第5のパケツ
トビデオ信号S12A〜S12Eを順次出力させも良
い。
【0085】さらに上述の第1の実施の形態において
は、第1の並べ換え回路11にデユアルポートメモリ2
7を設けるようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、当該デユアルポートメモリ26に代えて
複数のFIFOを設けるようにしても良い。因みに図7
との対応部分に同一符号を付して示す図29において、
第1の並べ換え回路86では、各FIFO87A〜87
Eに多重化ビデオ信号S11を第1〜第5のパラレルビ
デオ信号S10A〜S10E単位で循環的に振り分けて
入力させ、これらを書込み制御信号S48に基づいて書
き込むと共に、読み出し制御信号S49に基づいて順次
読み出して第1〜第5のデイレイ29A〜29Eに送出
する。
【0086】さらに上述の第1の実施の形態において
は、編集処理回路14から得られた編集ビデオ信号S3
を第2の並べ換え回路16、第2のクロツクレート変換
回路17及び出力部6を順次介して外部に出力するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
編集装置1に編集処理されたデイジタルビデオ信号の記
録用として第2のクロツクレートで動作する記録装置を
接続し、編集処理回路14から得られた編集ビデオ信号
S3を直接当該記録装置に送出するようにしても良い。
【0087】さらに上述した第1の実施の形態において
は、デイジタルビデオ信号の第1のクロツクレートを任
意の第2のクロツクレートに変換するクロツクレート変
換手段として、第1のクロツクレート変換回路10を適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、この他種々のクロツクレート変換手段を適用
するようにしても良い。
【0088】さらに上述した第1の実施の形態において
は、クロツクレート変換手段により第2のクロツクレー
トに変換されたデイジタルビデオ信号を所定状態となる
ように編集処理する編集処理手段として、CPU5、信
号選択回路12、選択制御回路13、編集処理回路14
及び記録回路15A〜15Eを適用するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々
の編集処理手段を適用するようにしても良い。
【0089】さらに上述した第2の実施の形態において
は、編集装置75にデイジタルビデオ信号S40及びS
41の再生用として第1及び第2の再生用ビデオテープ
レコーダ76及び77を設けると共に、編集ビデオ信号
S42の記録用として記録用ビデオテープレコーダ80
を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、再生用及び記録用としてビデオテープレコ
ーダに換えてデイスク状記録媒体を用いた記録再生装置
等のように、この他種々の記録再生装置を用いるように
しても良い。
【0090】さらに上述した第2の実施の形態において
は、第1の記録媒体からデイジタルビデオ信号を再生す
る所定の再生手段として、2台の第1及び第2の再生用
ビデオテープレコーダ76及び77を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、少な
くとも1台のビデオテープレコーダ、又はデスク状記録
媒体を用いた再生装置等のこの他種々の再生手段を適用
するようにしても良い。
【0091】さらに上述した第2の実施の形態において
は、編集処理されたデイジタルビデオ信号を第2の記録
媒体に記録させる所定の記録手段として、1台の記録用
ビデオテープレコーダ80を適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、少なくとも1
台のビデオテープレコーダ、又はデスク状記録媒体を用
いた記録装置等のこの他種々の記録手段を適用するよう
にしても良い。
【0092】さらに上述した第2の実施の形態において
は、再生手段、編集処理手段及び記録手段を任意のクロ
ツクレートで動作するように制御する制御手段として、
コントローラ78を適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の制御手段
を適用するようにしても良い。
【0093】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、クロツク
レート変換手段を介してデイジタルビデオ信号の第1の
クロツクレートを任意の第2のクロツクレートに変換
し、編集処理手段により当該クロツクレート変換手段に
より第2のクロツクレートに変換されたデイジタルビデ
オ信号を所定状態となるように編集処理するようにした
ことにより、第2のクロツクレートを第1のクロツクレ
ートよりも比較的速い任意の値に変換した場合、デイジ
タルビデオ信号を比較的高速で編集処理して単位時間当
たりに編集処理し得る信号量を大幅に増加させることが
でき、かくしてデイジタルビデオ信号の編集処理の効率
を格段的に向上し得る編集装置を実現することができ
る。
【0094】また再生手段、当該再生手段から得られる
デイジタルビデオ信号を所定状態となるように編集処理
する編集処理手段及び記録手段を制御手段により任意の
クロツクレートで動作するように制御するようにしたこ
とにより、再生手段、編集処理手段及び記録手段を従来
の編集装置に適用されたクロツクレートよりも比較的速
いクロツクレートで制御した場合、デイジタルビデオ信
号を比較的高速で編集処理して単位時間当たりに編集処
理し得る信号量を大幅に増加させることができ、かくし
てデイジタルビデオ信号の編集処理の効率を格段的に向
上し得る編集装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による編集装置の第1の実施の形態を示
すブロツク図である。
【図2】編集処理部の構成を示すブロツク図である。
【図3】クロツクレートの変換の説明に供するタイミン
グチヤートである。
【図4】パケツトビデオ信号の生成の説明に供するタイ
ミングチヤートである。
【図5】入力部の構成を示すブロツク図である。
【図6】第1のクロツクレート変換回路の構成を示すブ
ロツク図である。
【図7】第1の並べ換え回路の構成を示すブロツク図で
ある。
【図8】信号選択回路の構成を示すブロツク図である。
【図9】信号選択回路に設けられたセレクタの構成を示
す略線図である。
【図10】第2の並べ換え回路の構成を示すブロツク図
である。
【図11】第2のクロツクレート変換回路の構成を示す
ブロツク図である。
【図12】出力部の構成を示すブロツク図である。
【図13】ラウタの基本構成を示す略線図である。
【図14】編集処理回路内のラウタの構成を示すブロツ
ク図である。
【図15】スイツチヤの構成を示すブロツク図である。
【図16】第1の積和演算器の構成を示すブロツク図で
ある。
【図17】スイツチヤによるミツクス処理の説明に供す
る略線図である。
【図18】スイツチヤによるワイプ処理の説明に供する
略線図である。
【図19】第2の積和演算器の構成を示すブロツク図で
ある。
【図20】スイツチヤの基本構成を示すブロツク図であ
る。
【図21】ミツクスエフエクトの構成を示すブロツク図
である。
【図22】カラーコレクタの構成を示すブロツク図であ
る。
【図23】キロマキーヤの構成を示すブロツク図であ
る。
【図24】イフエクタの構成を示すブロツク図である。
【図25】本発明による編集装置の第2の実施の形態を
示すブロツク図である。
【図26】クロツクレートの変換の説明に供するタイミ
ングチヤートである。
【図27】他の実施の形態による第1の並べ換え回路の
構成を示すブロツク図である。
【図28】他の実施の形態による第1の並べ換え回路の
構成を示すブロツク図である。
【図29】他の実施の形態による第1の並べ換え回路の
構成を示すブロツク図である。
【図30】従来のビデオレートの説明に供する略線図で
ある。
【符号の説明】
1、75……編集装置、3……編集処理部、4……パラ
メータ記憶部、5……CPU、7……タイミングジエネ
レータ、10……第1のクロツクレート変換回路、1
1、82、83、86……第1の並べ換え回路、12…
…信号選択回路、13……選択制御回路、14、79…
…編集処理回路、16……第2の並べ換え回路、17…
…第2のクロツクレート変換回路、76……第1の再生
用ビデオテープレコーダ、77……第2の再生用ビデオ
テープレコーダ、78……コントローラ、80……記録
用ビデオテープレコーダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の第1のクロツクレートで外部から入
    力されるデイジタルビデオ信号を編集処理する編集装置
    において、 上記デイジタルビデオ信号の上記第1のクロツクレート
    を任意の第2のクロツクレートに変換するクロツクレー
    ト変換手段と、 上記クロツクレート変換手段により上記第2のクロツク
    レートに変換された上記デイジタルビデオ信号を所定状
    態となるように編集処理する編集処理手段とを具えるこ
    とを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】上記編集処理手段は、複数種類の編集処理
    機能を有することを特徴とする請求項1に記載の編集装
    置。
  3. 【請求項3】上記編集処理手段は、 上記デイジタルビデオ信号を必要に応じて複数回編集処
    理することを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
  4. 【請求項4】所定の再生手段により第1の記録媒体から
    再生されたデイジタルビデオ信号を編集処理して所定の
    記録媒体に与え、当該編集処理されたデイジタルビデオ
    信号を上記記録手段を介して第2の記録媒体に記録させ
    るようになされた編集装置において、 上記再生手段から得られる上記デイジタルビデオ信号を
    所定状態となるように編集処理する編集処理手段と、 上記再生手段、上記編集処理手段及び上記記録手段を任
    意のクロツクレートで動作するように制御する制御手段
    とを具えることを特徴とする編集装置。
JP9206906A 1997-07-31 1997-07-31 編集装置 Pending JPH1155616A (ja)

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