JPH1155183A - 光伝送装置およびそれを利用した光伝送システム - Google Patents

光伝送装置およびそれを利用した光伝送システム

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JPH1155183A
JPH1155183A JP10187139A JP18713998A JPH1155183A JP H1155183 A JPH1155183 A JP H1155183A JP 10187139 A JP10187139 A JP 10187139A JP 18713998 A JP18713998 A JP 18713998A JP H1155183 A JPH1155183 A JP H1155183A
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optical amplifier
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淳也 小坂
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隆之 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端局中継装置、中間中継装置によって構成さ
れる、光伝送システムにおいて、各装置の雑音指数を低
下させる構成を提供することにより、伝送距離を飛躍的
に拡張可能かつ、信頼性の高いシステムを提供すること
にある。 【構成】 端局中継装置、あるいは中間中継装置におい
て、伝送路に接する少なくとも一つのバッファ光増幅装
置と、前記バッファ光増幅装置に接する少なくとも一つ
のコア光増幅装置と、から構成されている。端局中継装
置、あるいは中間中継装置の雑音指数を低下させること
が可能となり、伝送距離を飛躍的に拡張可能かつ、信頼
性の高いシステムを提供することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送装置および光伝
送システムに係り、特に双方向伝送に好適な光伝送装置
および光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムの低コスト化要求に伴
い、一本の光伝送ファイバに波長の異なる信号光を伝送
する波長多重光伝送システムが検討されている。特に、
相対する局間で双方向に情報のやりとりが必要な場合に
は一本の伝送ファイバに波長の異なる信号光を双方向に
伝送する双方向光伝送システムが適している。このよう
な技術背景において、双方向光伝送システムに適用可能
な光増幅器を提供することが重要となっている。
【0003】これに関する従来の方式として、特開平6
−85369号公報には、ドープファイバ両端に信号光
を順方向および逆方向に合分波する手段を具備すること
により、1つの光増幅媒体と1つの励起光源とを順方向
および逆方向で共用することができ、双方向光伝送シス
テムに適用可能でかつ構成が簡単な光増幅器が記載され
ている。
【0004】また、特開平9−98136号公報には、
信号波長多重度の変化があっても、個々の波長出力の制
御が可能な光増幅器が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る光増幅器では実使用状態において次のよう
な問題が生じる。一般に、1本のドープファイバを有す
る一方向の光増幅器ではドープファイバ前段の信号光入
力損失がS/N比劣化の要因となることが知られてい
る。従来技術に係る光増幅器は一方向の光増幅器に比較
して、光サーキュレータの異なるファイバへの結合損失
および光方向性結合器の異なるファイバへの結合損失に
より、信号光入力損失が大きくなりS/N比が劣化す
る。
【0006】光増幅器をk個用いて多中継伝送する場
合、S/N比劣化量は段数kに比例して増加する。従っ
て、総S/N比劣化量に上限のある実際の光伝送システ
ムにおいては、光増幅器のS/N劣化量増加に伴い中継
段数が減る。この結果、光伝送距離が短くなる。
【0007】例えば、総S/N比劣化量12dB以下の
規定の元で、S/N比劣化量4dBの光増幅器と6dB
の光増幅器を各々80km間隔で設置した場合、4dB
の光増幅器は3段中継により総S/N劣化量12dB、
6dBの光増幅器は2段中継により同じく総S/N比劣
化量12dBとなる。つまり、S/N劣化量4dBの光
増幅器は3段中継できるので、240km伝送できるの
に対し、6dBの光増幅器は2段中継しかできないの
で、160kmの伝送距離に留まってしまう。
【0008】本発明の第1の目的は、上述した不具合を
なくすことにあり、双方向光伝送システムに適用可能で
かつS/N比の劣化を抑え、長距離光伝送に適した光伝
送装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、
長距離光伝送に適した双方向光伝送システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、端局中継装置、中間中継装置を、伝送路に接する少
なくとも一つのバッファ光増幅装置と、前記バッファ光
増幅装置に接する少なくとも一つのコア光増幅装置とで
構成する。この構成によって、伝送路での伝搬によって
微弱化した信号光が、光学デバイスの損失を受ける前
に、バッファ光増幅装置によって入力信号を増幅するこ
とができるので、光伝送装置全体の雑音指数劣化を防ぐ
ことが可能となる。
【0010】これによって、双方向光伝送システムに適
用可能でかつS/N比の劣化を抑え、長距離光伝送に適
した光伝送装置を達成することができる。さらに、その
光伝送装置を利用することにより、長距離光伝送に適し
た双方向光伝送システムを達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図11を用いて説明しよう。図1に、本発明の第
一の実施の形態である光伝送システムの実施例について
基本的な機能ブロック図を示す。光伝送システムは、複
数の光送信器1を含んだ光送信装置2と、複数の光受信
器3を含んだ光受信装置4と、端局中継装置5とから成
っている。また、端局中継装置5と中間中継装置と6
は、少なくとも一つの伝送路7によって接続されてお
り、この構成によって、光送信装置2−1から光受信装
置4−2へ、あるいは、光送信装置2−2から光受信装
置4−1へ、信号光は双方向に伝送されている。(以下
の図面では、図示の簡単のため2−1を21と表示す
る。) 伝送路7の回線状態は、監視装置8より導入された監視
光を監視光合分波器9によって伝送路に導入し、次の端
局中継装置5あるいは中間中継装置6において監視光合
分波器9によって導出された監視光を監視装置8に導入
することにより監視している。ただし、監視装置は必須
ではなく、取り除いても本発明の効果に影響はない。
【0012】伝送路7−1は、端局中継装置5−1内に
少なくとも一つ設置されたバッファ光増幅装置10−1
に接続されており、バッファ光増幅装置10−1は、監
視光合分波器9−1を介して少なくとも一つ設置された
コア光増幅装置11−1に接続されている。さらにコア
光増幅装置11−1は、光合分波器12−1に接続さ
れ、少なくとも一つの光送信器1および光受信器3と接
続されている。端局中継装置5−2も同様な構成となっ
ている。
【0013】また、伝送路7−1あるいは7−2は、中
間中継装置6−1内に少なくとも一つづつ設置されたバ
ッファ光増幅器10−2あるいは10−3と接続されて
いる。このバッファ光増幅装置10−2あるいは10−
3は、監視光合分波器9−2あるいは9−3を介して少
なくとも一つ設置されたコア光増幅装置11−2に接続
されている。中間中継装置6−2も同様な構成となって
いる。
【0014】本伝送システム中、中間中継装置6は直列
に幾つ設置されても良い。また本構成ではいわゆる双方
向伝送システムとしたが、単方向伝送システムの場合に
も同様な構成が適用可能である。
【0015】この構成によれば、伝送路損失により微弱
化した信号光が、光学デバイスの損失を受ける前に、バ
ッファ光増幅装置によって入力信号を増幅することがで
きるので、光伝送装置全体の雑音指数劣化を防ぐことが
可能となる。この結果、長距離光伝送に適した光伝送シ
ステムとすることができる。
【0016】図2を用いて、本発明の第二の実施の形態
である光伝送装置の実施例を説明しよう。図2は、図1
に示した双方向光伝送システムのうち、端局中継装置5
−1の具体的構成図を示している。図2において、伝送
路7−1よりの信号光は、バッファ光増幅器10−1に
導入される。導入された信号光は、光分岐器13によっ
て一部を分岐される。分岐された信号光は、監視信号光
を除去する光フィルタ14を通過して光検出器15によ
って検出されている。検出した入力モニタ信号は、コア
光増幅装置12−1内の光増幅器16に伝達される。
【0017】光分岐器13を通過した信号光は、光合波
器17によって、励起光源18よりの励起光と共に合波
され、希土類添加光ファイバ19に導入される。希土類
添加光ファイバ19は、励起光によって励起状態にある
ため、信号光は増幅され、監視光合分波器9−1を通過
してコア光増幅装置12−1内の光合分波器20に導入
される。信号光は、光合分波器20によって、光増幅器
16に導入され増幅された後、光合分波器21を介して
光分岐器22によって一部を分岐される。分岐された光
は光検出器23によって検出され、出力モニタ信号とし
てコア光増幅装置12−1内の光増幅器16に伝達され
る。分岐器22を通過した信号光は、光合分波器12−
1に到達する。光合分波器12−1では、信号光が所定
の波長に分波され、光受信装置4−1(図示せず)に到
達する。
【0018】なお、ここで光分岐器13、22および光
検出器23、15および光フィルタ14は必ずしもこの
位置になくとも良い。例えば、光増幅器16の後段や、
光合分波器12−1の後段に各経路毎に複数設置しても
良い。
【0019】光送信装置2−1(図示せず)よりの逆方
向の信号光は、端局中継装置5−1内の光合分波器12
−1によって合波された後、コア光増幅装置12−1内
の光分岐器22によって一部を分岐され、分岐された光
は光検出器24によって検出され、入力モニタ信号とし
てコア光増幅装置12−1内の光増幅器25に伝達され
る。
【0020】および 光分岐器22を通過した信号光
は、光合分波器21を介して光増幅器25によって増幅
される。増幅された信号光は、光合波器20によって監
視光合分波器9−1に到達し、監視光合分波器9−1を
通過した後バッファ光増幅装置10−1内の希土類添加
光ファイバ19に前記信号光とは逆方向に導入されて増
幅される。増幅された信号光は光合波器17を通過して
光分岐器13によって一部分岐される。分岐された光は
監視信号光を除去する光フィルタ26を通過して光検出
器27によって検出され、出力モニタ信号としてコア光
増幅装置12−1内の光増幅器25に伝達される。光分
岐器13を通過した信号光は、伝送路7−1に配送され
る構成となっている。
【0021】ここで、光分岐器22および光検出器24
は必ずしもこの位置にある必要はない。例えば、光増幅
器25の前段や、光合波器12−1の前段に各経路毎に
複数設置しても良い。また、光分岐器13および光フィ
ルタ26と光検出器27は必ずしもこの位置にある必要
はない。例えば、光増幅器25の後段に設置したり、バ
ッファ光増幅装置の前段あるいは監視光合分波器9−1
の前段に設置しても良い。
【0022】一方、監視光源(図示せず)よりの監視光
は監視光合分波器9−1によって導入されバッファ光増
幅装置10−1を通過して伝送路に導入される。なお、
光増幅器16、25は入力モニタ信号および出力モニタ
信号によって制御される構成となっている。
【0023】従来の端局中継装置では、光増幅器16の
前段に設置される光合波器20、監視光合分波器9−1
および、光増幅器16内に設置される光アイソレータ等
の光学デバイスによる光損失によって、端局中継装置全
体の雑音指数が劣化する要因となっていた。本発明のよ
うに、伝送路7−1よりの微弱化した信号光が、上記光
学デバイスの損失を受ける前に、バッファ光増幅装置1
0−1によって入力信号を増幅する構成とした結果、端
局中継装置全体の雑音指数劣化を防ぐことが可能とな
る。
【0024】同時に本構成のバッファ光増装置10−1
によれば、従来の光増幅器では必須であった光アイソレ
ータを使う必要がないため、バッファ光増幅装置10−
1自体の雑音指数劣化をも防ぐことが可能となり、引い
ては端局中継装置5−1全体の雑音指数劣化を防ぐこと
が可能となる。
【0025】次に、図3を用いて本発明の第二の実施の
形態である光伝送装置の他の実施例を説明しよう。図3
に、図1に示した双方向光伝送システムのうち、中間中
継装置6−1の具体的構成図を示す。伝送路7−1より
の信号光は、バッファ光増幅器10−2に導入される。
導入された信号光は、光分岐器28によって一部分岐さ
れ、分岐された信号光は監視信号光を除去する光フィル
タ29を通過して光検出器30によって検出されてい
る。検出した入力モニタ信号はコア光増幅装置11−2
内の光増幅器31に伝達される。
【0026】光分岐器28を通過した信号光は、光合波
器32によって、励起光源33よりの励起光と共に合波
され、希土類添加光ファイバ34に導入される。希土類
添加光ファイバ34は励起光によって励起状態にあるた
め、信号光は増幅され、監視光合分波器9−2を通過し
てコア光増幅装置11−2内の光合分波器35に導入さ
れる。光合分波器35によって信号光は、光増幅器36
に導入され増幅された後、光合分波器37を介し監視光
合分波器9−3を通過してバッファ光増幅装置10−3
内の希土類添加光ファイバ38に導入される。
【0027】希土類添加光ファイバ38は、励起光源3
9よりの励起光が光合波器40によって合波され導入さ
れ励起状態にあるため、信号光は増幅され光合波器40
を通過して光分岐器41によって一部分岐される。分岐
された光は監視信号光を除去する光フィルタ42を通過
して光検出器43によって検出され、出力モニタ信号と
してコア光増幅装置11−2内の光増幅器36に伝達さ
れる。光分岐器41を通過した信号光は、伝送路7−2
に配送される。
【0028】ただし、光分岐器41および光フィルタ4
2と光検出器43は必ずしもこの位置にある必要はな
い。例えば、光増幅器36の後段に設置したり、バッフ
ァ光増幅装置10−3の前段あるいは監視光合分波器9
−3の前段に設置しても良い。
【0029】伝送路7−2よりの逆方向の信号光は、バ
ッファ光増幅装置10−3に導入される。導入された信
号光は、光分岐器41によって一部分岐され、分岐され
た光は監視信号光を除去する光フィルタ44を通過して
光検出器45によって検出されている。検出した入力モ
ニタ信号はコア光増幅装置11−2内の光増幅器31に
伝達される。
【0030】光分岐器41を通過した信号光は、光合波
器40によって、励起光源39よりの励起光と共に合波
され、希土類添加光ファイバ38に導入される。希土類
添加光ファイバ38は励起光によって励起状態にあるた
め、信号光は増幅され、監視光合分波器9−3を通過し
てコア光増幅装置11−2内の光合分波器37に導入さ
れる。光合分波器37によって信号光は、光増幅器31
に導入され増幅された後、光合分波器35を介して監視
光合分波器9−2を通過してバッファ光増幅装置10−
2内の希土類添加光ファイバ34に導入される。希土類
添加光ファイバ34は、励起光源33よりの励起光が光
合波器32によって合波され導入され励起状態にあるた
め、信号光は増幅され光合波器32を通過して光分岐器
28によって一部分岐される。分岐された光は監視信号
光を除去する光フィルタ46を通過して光検出器47に
よって検出され、出力モニタ信号としてコア光増幅装置
11−2内の光増幅器31に伝達される。光分岐器28
を通過した信号光は、伝送路7−1に配送される。
【0031】ただし、光分岐器28および光フィルタ4
6と光検出器47は必ずしもこの位置にある必要はな
い。例えば、光増幅器31の後段に設置したり、バッフ
ァ光増幅装置10−2の前段あるいは監視光合分波器9
−2の前段に設置しても良い。
【0032】一方、監視光源(図示せず)よりの監視光
は監視光合分波器9−2、9−3によって導入されバッ
ファ光増幅装置10−2、10−3を通過して伝送路7
−1、7−2に導入される。なお、光増幅器31、36
は入力モニタ信号および出力モニタ信号によって制御さ
れる構成となっている。
【0033】従来の中間中継装置では、光増幅器31、
36の前段に設置される光合波器2035、37、監視
光合分波器9−2、9−3および、光増幅器31、36
内に設置される光アイソレータ等の光学デバイスによる
光損失によって、中間中継装置全体の雑音指数が劣化す
る要因となっていた。本実施例のように、伝送路7−
1、7−2よりの微弱化した信号光が、上記光学デバイ
スの損失を受ける前に、バッファ光増幅装置10−2ま
たは10−3によって入力信号を増幅する構成とした結
果、中間中継装置全体の雑音指数劣化を防ぐことが可能
となる。
【0034】同時に本構成のバッファ光増装置10−
2、10−3によれば、従来の光増幅器では必須であっ
た光アイソレータを使う必要がないため、バッファ光増
幅装置10−2、10−3自体の雑音指数劣化をも防ぐ
ことが可能となり、ひいては中間中継装置6−1全体の
雑音指数劣化を防ぐことが可能となる。
【0035】次に、図4ないし図10を用いて本発明の
第二の実施の形態である光伝送装置の他の実施例を説明
しよう。ここで。図4は、端局中継装置の機能を具体的
に示したブロック図である。図5は、バッファ光増幅装
置を示したブロック図である。図6は、制御装置の機能
を具体的に示したブロック図である。また、図8ないし
図10は、中間中継装置による実験結果を示した図であ
る。
【0036】図4において、信号光は、λ1=153
0.33nm、λ2=1531.90nm、λ3=15
33.47nm、λ4=1535.04nmの4つの波
長が含まれ、さらにλp1=1543.73なる波長の
プローブ光源48によってプローブ光が送信されてい
る。また、λ5=1555.75nm、λ6=155
7.36nm、λ7=1558.98nm、λ8=15
60.61nmの4つの波長が受信されており、さらに
λp2=1546.92なるプローブ光源(図示せず)
によってプローブ光が受信されている。
【0037】λ1からλ4の各波長は、それぞれ分岐比
率5:95の光分岐器22−1〜22−4によって分岐
され、それぞれ光検出器24−1〜24−4によって検
出されている。検出した各波長の入力モニタ信号は、後
述する光増幅器25内の制御装置49内に伝達されてい
る。光分岐器22−1〜22−4を通過した信号光とプ
ローブ光は、光合分波器12−1内の光合波器50によ
って合波され、光増幅器25内の分散補償器51を通過
する。分散補償器51は、信号光が伝送路7−1〜7−
4を通過することによって生じる分散特性を補償する。
分散補償器51を通過した多重光は、光アイソレータ5
2を通過して希土類添加光ファイバ53に導入される。
【0038】希土類添加光ファイバ53は、励起光源5
4である1480nm近隣に発振波長を有する半導体レ
ーザーから励起光が光合波器55を介して導入されてお
り、励起状態にある。従って、多重光は、増幅を受け光
アイソレータ56、光合波器20および監視光合分波器
9−1を通過してバッファ光増幅装置10−1に導入さ
れる。監視光合分波器9−1によって1.48μmの監
視光と信号光が合波されている。
【0039】バッファ光増幅装置10−1内に導入され
た多重光は、980nm近隣に発振波長を有する半導体
レーザー(励起光源18)からの励起光が光合波器17
によって希土類添加光ファイバ19としてのエルビウム
添加光ファイバに導入される。エルビウム添加光ファイ
バ19は、励起状態となっているが、増幅を受けるのは
λ1からλ4の多重光およびプローブ光のみであり、
1.48μmの監視光は、若干の損失を受けた後通過す
る。また励起光源18は、励起光源18よりの光出力の
一部を検出する光検出器57によってモニタされ、この
励起光源モニタ信号が一定となるよう、制御装置58に
よって制御する構成となっている。
【0040】増幅された多重光と、1.48μmの監視
光は、分岐比率5:95の光分岐器13によって一部分
岐されプローブ光を通過させる狭帯域光フィルタ26を
通過してプローブ光の一部が光検出器27によって検出
される。検出されたプローブ光モニタ信号は前記制御装
置49に伝達される。制御装置49では前記プローブ光
モニタ信号が一定となるように、励起光源54を制御す
る構成となっている。このようにプローブ光モニタ信号
が一定となるよう制御することによって、信号光λ1か
らλ4の全ての信号光を一定出力に制御することが可能
となる。
【0041】つまり、信号光λ1からλ4のうちいずれ
かの信号が途切れた場合や、信号光λ1からλ4以外の
波長の信号光が新たに追加された場合にも、信号光λ1
からλ4(例えばλ4が途切れた場合にはλ1からλ
3)の光出力は影響を受けず、常に一定にかつ安定に制
御することが可能となる。
【0042】光分岐器13を通過した多重光および監視
光は伝送路7−1である、シングルモードの伝送ファイ
バに配送される。
【0043】ここで、分散補償器51は、伝送路の分散
特性がシステム全体の伝送特性に影響を与えない場合に
は、省いても良い。また、分散補償器51の設置場所
は、必ずしもこの位置である必要はない。希土類添加光
ファイバ53、励起光源54と、光合波器55の部分は
半導体光増幅器で置き換えても良い。この場合、励起光
源54の変わりに励起電流によって増幅率を制御すれば
よい。同様に、希土類添加光ファイバ19、励起光源1
8と、光合波器17の部分は半導体光増幅器で置き換え
ても良い。
【0044】一方、伝送ファイバ7−1より送られてき
た逆方向の信号光λ5からλ8およびλp2の多重光
と、1.48μmの監視光は、分岐比率5:95の光分
岐器13によって一部分岐されプローブ光を通過させる
狭帯域光フィルタ14を通過してプローブ光の一部だけ
が光検出器15によって検出される。検出された入力モ
ニタ信号は後述する制御装置59に伝達される。光分岐
器13を通過した多重光および監視光はバッファ光増幅
装置10−1内の光合波器17によって、励起光源18
としての980nm近隣に発振波長を有する半導体レー
ザーからの励起光と合波され、エルビウム添加光ファイ
バ19によって増幅される。ここでも同様に、増幅を受
けるのはλ5からλ8およびλp2の多重光だけで1.
48μmの監視光は、若干の損失を受けた後通過する。
通過した1.48μmの監視光は、監視光合分波器9−
1によって分波され監視光経路に送達される。多重光
は、光合波器20を通過して光増幅器16内の光アイソ
レータ60を通過し、励起光源61としての980nm
近隣に発振波長を有する半導体レーザーからの励起光と
光合波器62によって合波されてエルビウム添加光ファ
イバ63にて増幅される。また励起光源61は、励起光
源61よりの光出力の一部を検出する光検出器64によ
ってモニタされこの励起光源モニタ信号が一定となるよ
う、制御装置65によって制御する構成となっている。
【0045】増幅された信号光は、光アイソレータ66
を通過して分散補償器67に導入され、第二のエルビウ
ム添加光ファイバ68によって増幅された後、光合波器
69を通過して光アイソレータ70より出力される。第
二のエルビウム添加光ファイバ69は、980nm近隣
に発振波長を有する半導体レーザー(第二の励起光源7
1)からの励起光と合波されて励起状態にある。光アイ
ソレータ70よりの多重光は、分岐比率5:95の光分
岐器72によって多重光が一部分岐される。分岐された
多重光は、プローブ光を通過させる狭帯域光フィルタ7
3を通過してプローブ光の一部だけが光検出器74によ
って検出される。検出された出力モニタ信号は、光増幅
器16内の制御装置59に伝達され出力モニタ信号が一
定となるよう励起光源71を制御する構成となってい
る。
【0046】光分岐器72を通過した多重光は、光合分
波器12−1内の光分波器75によってλ5からλ8の
各波長毎に分波され、各波長は、それぞれ分岐比率5:
95の光分岐器22−5〜22−8によって分岐され、
それぞれ光検出器23−1〜23−4によって検出され
ている。検出した各波長の出力モニタ信号は、光増幅器
16内の制御装置59内に伝達されている。光分岐器2
2−5〜22−8を通過した各波長の信号光は、端局装
置(図示せず)に配送される。
【0047】本構成におけるバッファ増幅装置10−1
への伝送路7−1よりの信号入力パワーは、波長当たり
−30dBmより−5dBmであり、バッファ増幅装置
10−1の信号増幅利得は約10dB程度である。バッ
ファ光増幅装置10−1内には光アイソレータを設置し
ないため、光の発振現象に留意しなければならない。従
って、バッファ増幅装置10−1の信号増幅利得は30
dB以下にすることが望ましいが、より望ましくは15
dB以下である。また、伝送路7−1よりの信号入力に
対する端局中継装置における雑音指数は、バッファ増幅
装置10−1の信号増幅利得を正の利得にすることによ
って従来方式より明らかに改善されるが、より望ましく
は5dB以上である。
【0048】また、コア光増幅装置11−1、バッファ
光増幅装置10−1の増幅利得配分は、まず伝送路7−
1への必要出力パワーより算出することが望ましい。例
えば、伝送路への出力パワーを信号波長当たり、+11
dBmとするとき、全信号パワー(λ1からλ4および
λp1)は+18dBmであるから、励起光源18のパ
ワーは、このパワーの約1.25から3.3倍に設定す
ることが望ましい。励起光源のパワーが不足するとき
は、図5に示すように新たな励起光源18−a、この光
出力を検出する光検出器57−a、検出したモニタ信号
を一定にする制御装置58−a、および励起光を導入す
る光合波器17−aを設置し、エルビウム添加光ファイ
バに対して双方向励起としても良い。ただし、伝送路7
−1よりの多重光に対して前方励起となる励起光源18
は、いずれにしても設置することが望ましい。
【0049】設定された励起光源18の能力に従って光
増幅器25より配送される多重光のバッファ光増幅装置
10−1への入力パワーを[バッファ光増幅装置10−
1よりの光出力(+11dBm)−XdB]に設定可能
である。Xの範囲は、0から20が望ましい。Xの値を
調節することにより、逆方向すなわち伝送路7−1より
の信号入力パワーに対する信号増幅利得を、上述した、
より望ましい値に設定することが可能である。
【0050】ここで、光増幅器25内の励起光源54
は、980nm半導体レーザーを用いても良い。また、
光増幅器16内の励起光源71は、1480nm半導体
レーザーを用いても良い。ただし、バッファ光増幅装置
10−1内の励起光源18および光増幅器16内の励起
光源61−1は980nm半導体レーザーを使用するこ
とが最も良い。
【0051】次に、制御装置49の具体的構成例を図6
に示す。制御装置49内に伝達された出力モニタ信号
は、比較器76によってあらかじめ定められた基準値7
7と比較されており、基準値77との誤差信号を駆動回
路78に伝達することによって励起光源54(図示せ
ず)を制御する。
【0052】また、制御装置49内に伝達されたλ1か
らλ4に相当する入力モニタ信号は、それぞれ基準値7
9と比較器80によって比較されており、あらかじめ定
められた値より高い場合に正常信号を波長数検出回路8
1に伝達し、低い場合には異常信号を伝達する。波長数
検出回路81では、伝達された正常信号の波長数をカウ
ントし、現在伝送可能な波長数を判定する。伝送可能な
波長がない場合には、警報を発出する。またこのとき同
時に警報は駆動回路78にも伝達され、これを受けた駆
動回路78は励起光源54(図示せず)を停止させるよ
う制御する構成となっている。
【0053】制御装置59内に伝達された出力モニタ信
号は比較器82によってあらかじめ定められた基準値8
3と比較されており、基準値83との誤差信号を駆動回
路84に伝達することによって励起光源71(図示せ
ず)を制御する。
【0054】次に、制御装置59の具体的構成例を図7
に示す。制御装置59内に伝達されたλ5からλ8に相
当する出力モニタ信号と、λp2に相当する入力モニタ
信号は、それぞれ基準値85と比較器86によって比較
されており、あらかじめ定められた値より高い場合に正
常信号を波長数検出回路87に伝達し、低い場合には異
常信号を伝達する。波長数検出回路87では、伝達され
た正常信号の波長数をカウントし、現在伝送可能な波長
数を判定する。伝送可能な波長がない場合には、警報を
発出する。またこのとき同時に警報は駆動回路84にも
伝達され、これを受けた駆動回路84は励起光源71
(図示せず)を停止させるよう制御する構成となってい
る。
【0055】伝送可能な信号が、λp2のみの場合にも
警報を発出するよう制御しても良い。本発明のバッファ
光増幅装置10−1の特徴は、希土類添加光ファイバ1
9に双方向から多重光が導入され、双方向に多重光を増
幅する点にある。また、伝送路7−1より導入される微
弱な多重光に対して大きな損失を受ける前に増幅させる
点に特徴がある。
【0056】上述したように、制御装置58によって、
励起光源18出力を一定に制御することにより、バッフ
ァ増幅装置10−1の雑音指数を安定にかつ低く維持す
ることが可能となり、かつほぼ一定の利得を有する光増
幅装置として機能させることが可能となる。励起光源1
8出力を一定に制御することは、希土類添加光ファイバ
が一般的に有する利得の波長依存性を縮減し、伝送特性
上問題となる利得の波長偏差変動を抑圧する点で重要で
ある。
【0057】また上述のように、制御装置49によって
プローブ光の出力を一定に制御することにより、自動的
にバッファ光増幅装置10−1の伝送路7−1への多重
光出力を制御することが可能となる。
【0058】本実施例において、信号光の入出力特性お
よび雑音指数を測定した結果を図8ないし図10に示
す。この実験では、バッファ光増幅装置へ約+11dB
mの信号が導入されることによって伝送路へ、常に+1
7dBmの信号出力が配送されている。このときバッフ
ァ光増幅装置内の励起光源の出力パワーは、信号出力+
17dBmの約2.2倍に相当する約110mWのパワ
ーが供給されていた。
【0059】図8によれば、伝送路よりの入力信号に対
する雑音指数が、3.9dB以下に制御されていること
が明らかである。実システムにおける温度変動や、製造
上のばらつきを考慮しても、本発明によれば、4.5d
B以下に制御することができる。さらに、実験構成を実
システムにおいて維持することによって4.0dB以下
とすることができる。また図9によれば、バッファ光増
幅装置の伝送路よりの入力信号ゲインは、約10dBと
なっていることがわかる。
【0060】次に、図11を用いて本発明の第二の実施
の形態である光伝送装置の他の実施例を説明しよう。図
11は、中間中継装置の構成および機能を、より具体的
に示したブロック図である。
【0061】信号光は、伝送路7−1から、λ1=15
30.33nm、λ2=1531.90nm、λ3=1
533.47nm、λ4=1535.04nmの4つの
波長が送信されており、さらにλp1=1543.73
なるプローブ光が送信されている。また、伝送路7−2
から、λ5=1555.75nm、λ6=1557.3
6nm、λ7=1558.98nm、λ8=1560.
61nmの4つの波長が送信されており、さらにλp2
=1546.92なるプローブ光が送信されている。
【0062】本具体例が、図4に示した端局中継装置と
異なる点は、バッファ光増幅装置10−2、10−3
が、コア光増幅装置11−2の両端に設置されている
点、またコア光増幅装置11−2は、図4における光増
幅器16と同様の形態を有する光増幅器31および36
の二つより構成されている点である。
【0063】伝送ファイバ7−1より送られてきた信号
光λ1からλ4およびλp1の多重光と、1.48μm
の監視光は、分岐比率5:95の光分岐器28によって
一部分岐されプローブ光を通過させる狭帯域光フィルタ
29を通過してプローブ光の一部だけが光検出器30に
よって検出される。検出された入力モニタ信号は後述す
る制御装置59−2に伝達される。光分岐器28を通過
した多重光および監視光はバッファ光増幅装置10−2
内の光合波器32によって励起光源33としての980
nm近隣に発振波長を有する半導体レーザーからの励起
光と合波され、希土類添加光ファイバ34としてのエル
ビウム添加光ファイバに導入される。この時、エルビウ
ム添加光ファイバ34は励起状態となっているが、増幅
を受けるのはλ1からλ4の多重光およびプローブ光の
みであり、1.48μmの監視光は、若干の損失を受け
た後通過する。
【0064】また励起光源33は、励起光源33よりの
光出力の一部を検出する光検出器57−2によってモニ
タされ、この励起光源モニタ信号が一定となるよう、制
御装置58−2によって制御する構成となっている。
【0065】通過した1.48μmの監視光は、監視光
合分波器9−2によって分波され監視光経路に送達され
る。多重光は、光合波器35を通過して光増幅器36内
の光アイソレータ60−2を通過し、励起光源61−2
としての980nm近隣に発振波長を有する半導体レー
ザーからの励起光と光合波器62−2によって合波され
て、エルビウム添加光ファイバ63−2にて増幅され
る。また励起光源61−2は、励起光源61−2よりの
光出力の一部を検出する光検出器64−2によってモニ
タされ、この励起光源モニタ信号が一定となるよう、制
御装置65−2によって制御する構成となっている。
【0066】増幅された信号光は光アイソレータ66−
2を通過して分散補償器67−2に導入され、第二のエ
ルビウム添加光ファイバ68−2によって増幅された
後、光合波器69−2を通過して光アイソレータ70−
2より出力される。第二のエルビウム添加光ファイバ6
8−2は、第二の励起光源71−2としての980nm
近隣に発振波長を有する半導体レーザーからの励起光と
合波されて励起状態にある。光アイソレータ70−2よ
りの多重光は、光合波器37および監視光合分波器9−
3を通過してバッファ光増幅装置10−3に導入され
る。監視光合分波器9−3によって1.48μmの監視
光と信号光が合波されている。
【0067】バッファ光増幅装置10−3内に導入され
た多重光は、励起光源39としての980nm近隣に発
振波長を有する半導体レーザーからの励起光が光合波器
40によって希土類添加光ファイバ38としてのエルビ
ウム添加光ファイバに導入される。エルビウム添加光フ
ァイバ38は、励起状態となっているが、増幅を受ける
のはλ1からλ4の多重光およびプローブ光のみであ
り、1.48μmの監視光は、若干の損失を受けた後、
通過する。
【0068】また励起光源39は、励起光源39よりの
光出力の一部を検出する光検出器57−3によってモニ
タされこの励起光源モニタ信号が一定となるよう、制御
装置58−3によって制御する構成となっている。増幅
された多重光と、1.48μmの監視光は、分岐比率
5:95の光分岐器41によって一部分岐されプローブ
光を通過させる狭帯域光フィルタ42を通過してプロー
ブ光の一部が光検出器43によって検出される。検出さ
れたプローブ光モニタ信号は前記制御装置59−2に伝
達される。制御装置59−2では前記プローブ光モニタ
信号が一定となるように、励起光源71−2を制御する
構成となっている。このようにプローブ光モニタ信号が
一定となるよう制御することによって、信号光λ1から
λ4の全ての信号光を一定出力に制御することが可能と
なる。
【0069】信号光λ1からλ4のうちいずれかの信号
が途切れた場合や、信号光λ1からλ4以外の波長の信
号光が新たに追加された場合にも、信号光λ1からλ4
(例えばλ4が途切れた場合にはλ1からλ3)の光出
力は影響を受けず、常に一定にかつ安定に制御すること
が可能となる。光分岐器41を通過した多重光および監
視光は伝送路7−2である、シングルモードの伝送ファ
イバに配送される。
【0070】希土類添加光ファイバ34、63−2、6
8−2、38、励起光源33、61−2、71−2、3
9と、光合波器32、62−2、69−2、40の部分
は半導体光増幅器で置き換えても良い。この場合励起光
源33、61−2、71−2、39の代わりに励起電流
によって増幅率を制御すればよい。
【0071】一方、伝送ファイバ7−2より送られてき
た逆方向の信号光λ5からλ8およびλp2の多重光
と、1.48μmの監視光は、分岐比率5:95の光分
岐器41によって一部分岐されプローブ光を通過させる
狭帯域光フィルタ44を通過してプローブ光の一部だけ
が光検出器45によって検出される。検出された入力モ
ニタ信号は後述する制御装置59−3に伝達される。
【0072】光分岐器41を通過した多重光および監視
光はバッファ光増幅装置10−3内の光合波器40によ
って励起光源39としての980nm近隣に発振波長を
有する半導体レーザーからの励起光と合波され、希土類
添加光ファイバ38としてのエルビウム添加光ファイバ
に導入され、エルビウム添加光ファイバ38は励起状態
となっているが、増幅を受けるのはλ5からλ8の多重
光およびプローブ光のみであり、1.48μmの監視光
は、若干の損失を受けた後通過する。
【0073】また励起光源39は、励起光源39よりの
光出力の一部を検出する光検出器57−3によってモニ
タされこの励起光源モニタ信号が一定となるよう、制御
装置58−3によって制御する構成となっている。通過
した1.48μmの監視光は、監視光合分波器9−3に
よって分波され監視光経路に送達される。多重光は、光
合波器37を通過して光増幅器31内の光アイソレータ
60−3を通過し、励起光源61−3としての980n
m近隣に発振波長を有する半導体レーザーからの励起光
と光合波器62−3によって合波されてエルビウム添加
光ファイバ63−3にて増幅される。また励起光源61
−3は、励起光源61−3よりの光出力の一部を検出す
る光検出器64−3によってモニタされこの励起光源モ
ニタ信号が一定となるよう、制御装置65−3によって
制御する構成となっている。
【0074】増幅された信号光は光アイソレータ66−
3を通過して分散補償器67−3に導入され、第二のエ
ルビウム添加光ファイバ68−3によって増幅された
後、光合波器69−3を通過して光アイソレータ70−
3より出力される。第二のエルビウム添加光ファイバ6
8−3は、第二の励起光源71−3としての980nm
近隣に発振波長を有する半導体レーザーからの励起光と
合波されて励起状態にある。光アイソレータ70−3よ
りの多重光は、光合波器35および監視光合分波器9−
2を通過してバッファ光増幅装置10−2に導入され
る。監視光合分波器9−2によって1.48μmの監視
光と信号光が合波されている。
【0075】バッファ光増幅装置10−2内に導入され
た多重光は、励起光源33としての980nm近隣に発
振波長を有する半導体レーザーからの励起光によって励
起状態にあるエルビウム添加光ファイバ34に導入さ
れ、λ5からλ8の多重光およびプローブ光のみ増幅を
受け、1.48μmの監視光は、若干の損失を受けた
後、通過する。
【0076】また励起光源33は、励起光源33よりの
光出力の一部を検出する光検出器57−2によってモニ
タされこの励起光源モニタ信号が一定となるよう、制御
装置58−2によって制御する構成となっている。増幅
された多重光と、1.48μmの監視光は、分岐比率
5:95の光分岐器28によって一部分岐されプローブ
光を通過させる狭帯域光フィルタ46を通過してプロー
ブ光の一部が光検出器47によって検出される。
【0077】検出されたプローブ光モニタ信号は前記制
御装置59−3に伝達される。制御装置59−3では前
記プローブ光モニタ信号が一定となるように、励起光源
71−3を制御する構成となっている。このようにプロ
ーブ光モニタ信号が一定となるよう制御することによっ
て、信号光λ5からλ8の全ての信号光を一定出力に制
御することが可能となる。信号光λ5からλ8のうちい
ずれかの信号が途切れた場合や、信号光λ5からλ8以
外の波長の信号光が新たに追加された場合にも、信号光
λ5からλ8(例えばλ8が途切れた場合にはλ5から
λ7)の光出力は影響を受けず、常に一定にかつ安定に
制御することが可能となる。
【0078】光分岐器28を通過した多重光および監視
光は伝送路7−1である、シングルモードの伝送ファイ
バに配送される。希土類添加光ファイバ34、63−
3、68−3、38、励起光源33、61−3、71−
3、39と、光合波器32、62−3、69−3、40
の部分は半導体光増幅器で置き換えても良い。この場合
励起光源33、61−3、71−3、39の変わりに励
起電流によって増幅率を制御すればよい。
【0079】本構成におけるバッファ増幅装置10−
2、10−3への伝送路7−1、7−2よりの信号入力
パワーは、波長当たり−30dBmより−5dBmであ
り、バッファ増幅装置10−2、10−3の信号増幅利
得は約10dB程度である。バッファ光増幅装置10−
2、10−3内には光アイソレータを設置しないため、
光の発振現象に留意しなければならない。従って、バッ
ファ増幅装置10−2、10−3の信号増幅利得は30
dB以下にすることが望ましいが、より望ましくは15
dB以下である。また、伝送路7−1、7−2よりの信
号入力に対する中間中継装置における雑音指数は、バッ
ファ増幅装置10−2、10−3の信号増幅利得を正の
利得にすることによって従来方式より明らかに改善され
るが、より望ましくは5dB以上である。
【0080】また、コア光増幅装置11−2、バッファ
光増幅装置10−2、10−3の増幅利得配分は、まず
伝送路7−1、7−2への必要出力パワーより算出する
ことが望ましい。例えば、伝送路7−1、7−2への出
力パワーを信号波長当たり、+11dBmとするとき、
全信号パワー(λ1からλ4およびλp1あるいはλ5
からλ8およびλp2)は+18dBmであるから、励
起光源33、39のパワーは、このパワーの約1.25
から3.3倍に設定することが望ましい。励起光源のパ
ワーが不足するときは、図5に示すように新たな励起光
源18−a、この光出力を検出する光検出器57−a、
検出したモニタ信号を一定にする制御装置58−a、お
よび励起光を導入する光合波器17−aを設置し、エル
ビウム添加光ファイバに対して双方向励起としても良
い。ただし、伝送路7−1、7−2よりの多重光に対し
て前方励起となる励起光源33、39は、いずれにして
も設置することが望ましい。
【0081】設定された励起光源33、39の能力に従
って光増幅器31、36より配送される多重光のバッフ
ァ光増幅装置10−2、10−3への入力パワーを[バ
ッファ光増幅装置10−2、10−3よりの光出力(+
11dBm)−XdB]に設定可能である。Xの範囲
は、0から20が望ましい。Xの値を調節することによ
り、逆方向すなわちバッファ光増幅装置10−2は伝送
路7−1より、バッファ光増幅装置10−3は7−2よ
りの信号入力パワーに対する信号増幅利得を、上述し
た、より望ましい値に設定することが可能である。
【0082】ここで、光増幅器31、36内の励起光源
71−2、71−3は、高出力励起に有利な、1480
nm半導体レーザーを用いても良い。ただし、バッファ
光増幅装置10−2、10−3内の励起光源33、39
および光増幅器31、36内の励起光源61−2、61
−3は980nm半導体レーザーの使用が好ましい。
【0083】以上、端局中継装置5−1は、端局中継装
置5−2に、中間中継装置6−1は中間中継装置6−
2、6−3等に同様にして適用可能であることは言うま
でもない。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、端局中継装置、中間中
継装置によって構成される、光伝送システムにおいて、
長距離伝送可能で信頼性の高い光伝送装置を提供するこ
とができた。また、信頼性の高い長距離光伝送システム
を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の双方向光伝送システムの基
本的な機能ブロック図である。
【図2】 本発明の実施例の端局中継装置の機能を示す
ブロック図である。
【図3】 本発明の実施例の中間中継装置の機能を示す
ブロック図である。
【図4】 本発明の実施例の端局中継装置の構成と機能
を具体的に示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施例のバッファ光増幅装置を示す
ブロック図である。
【図6】 本発明の実施例の制御装置の構成と機能を具
体的に示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施例の制御装置の構成と機能を具
体的に示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施例の端局中継装置による実験結
果を示す図である。
【図9】 本発明の実施例の端局中継装置による実験結
果を示す図である。
【図10】 本発明の実施例の端局中継装置による実験
結果を示す図である。
【図11】 本発明の実施例の中間中継装置の構成と機
能を具体的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光送信器、2…光送信装置、3…光受信器、4…光
受信装置、5…端局中継装置、6…中間中継装置、7…
伝送路、8…監視装置、9…監視光合分波器、10…バ
ッファ光増幅装置、11…コア光増幅装置、12、2
0、21、35、37…光合分波器、13、22、2
8、41、72…光分岐器、14、26、29、42、
44、46、73…帯域通過光フィルタ、15、23、
24、27、30、43、45、47、57、64、7
4…光検出器、16、25、31、36…光増幅器、1
7、32、40、50、55、62、69…光合波器、
18、33、39、54、61、71…励起光源、1
9、34、38、53、63、68…希土類添加光ファ
イバ、48…ブローブ光源、49、58、59、65…
制御装置、51、67…分散補償器、52、56、6
0、66、70…光アイソレータ、75…光分波器、7
6、80、82、86…比較器、77、79、83、8
5…基準値、78、84…駆動回路、81、87…波長
数検出回路100・・・第1の端局、101・・・光サーキュ
レータ、102・・・光方向性結合器、103・・・ドープフ
ァイバ、104・・・レーザダイオード、105・・・光サー
キュレータ、106・・・光方向性結合器、107・・・第2
の端局、108・・・光伝送路、109・・・光伝送路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/17 10/16 10/24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア光増幅装置と、 第1の伝送路よりの第1の信号光と前記コア光増幅装置
    からの増幅された第2の信号光とを増幅し、前記第1の
    信号光を前記コア光増幅装置に供給し、前記増幅された
    第2の信号光を前記第1の伝送路に供給する第1バッフ
    ァ光増幅装置と、 第2の伝送路よりの第2の信号光と前記コア光増幅装置
    からの増幅された第1の信号光とを増幅し、前記第2の
    信号光を前記コア光増幅装置に供給し、前記増幅された
    第1の信号光を前記第2の伝送路に供給する第2バッフ
    ァ光増幅装置と、から構成されていることを特徴とする
    光伝送装置。
  2. 【請求項2】 特許請求項1記載の光伝送装置であっ
    て、 前記コア光増幅装置は、 第1の光合分波器と、第2の光合分波器と、前記第1の
    光合分波器からの前記第1の信号光を増幅し前記第2の
    光合分波器に前記増幅された第1の信号光を送出する第
    1の光増幅器と、前記第2の光合分波器からの前記第2
    の信号光を増幅し前記第1の光合分波器に前記増幅され
    た第2の信号光を送出する第2の光増幅器と、から構成
    されていることを特徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】 伝送路よりの信号光を増幅するバッファ
    光増幅装置と、 前記バッファ光増幅装置によって増幅された前記信号光
    を増幅するコア光増幅装置とから構成され、 雑音指数を低減していることを特徴とする光伝送装置。
  4. 【請求項4】 特許請求項1ないし3のいずれか一に記
    載の光伝送装置であって、 雑音指数を4.5dB以下とすることを特徴とする光伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 コア光増幅装置と、 第1の伝送路よりの第1の信号光と前記コア光増幅装置
    からの増幅された第2の信号光とを増幅し、前記第1の
    信号光を前記コア光増幅装置に供給し、前記増幅された
    第2の信号光を前記第1の伝送路に供給する第1バッフ
    ァ光増幅装置と、 第2の伝送路よりの第2の信号光と前記コア光増幅装置
    からの増幅された第1の信号光とを増幅し、前記第2の
    信号光を前記コア光増幅装置に供給し、前記増幅された
    第1の信号光を前記第2の伝送路に供給する第2バッフ
    ァ光増幅装置と、からなる中継伝送装置を含む伝送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 伝送路よりの信号光を増幅するバッファ
    光増幅装置と、前記バッファ光増幅装置によって増幅さ
    れた前記信号光を増幅するコア光増幅装置と、からなる
    端局伝送装置を含む伝送システム。
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JP2010258055A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Fujitsu Ltd 光増幅器モジュール及び分散補償ファイバ損失検出方法

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