JPH1153461A - バーコード読み取り装置 - Google Patents

バーコード読み取り装置

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Publication number
JPH1153461A
JPH1153461A JP9210651A JP21065197A JPH1153461A JP H1153461 A JPH1153461 A JP H1153461A JP 9210651 A JP9210651 A JP 9210651A JP 21065197 A JP21065197 A JP 21065197A JP H1153461 A JPH1153461 A JP H1153461A
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JP
Japan
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bar code
window
scanning beam
scanner unit
scanning
Prior art date
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JP9210651A
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English (en)
Inventor
Akiteru Kimura
昭輝 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1153461A publication Critical patent/JPH1153461A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品に付されているバーコードを効率良く読
み取ることができるバーコード読み取り装置を提供す
る。 【解決手段】 ほぼ垂直上方に開口した窓5を経て走査
ビームを出射する第1のスキャナユニット2と、窓5の
開口方向と交差するようにほぼ水平方向に開口した窓7
を経て走査ビームを出射する第2のスキャナユニット3
との少なくとも一方を、走査ビームとして、その窓5,7
に垂直な面内でバーの並び方向が窓に平行な第1のバー
コード32,35 、および窓に水平な面内でバーの並び方向
が第1のバーコードと平行な第2のバーコード33,36 に
対して、ほぼ同じ角度で入射してこれら第1,第2のバ
ーコードを走査可能な第1の走査ビームと、窓に水平な
面内でバーの並び方向が第2のバーコードと直交する第
3のバーコード34,37 を走査可能な第2の走査ビームと
を出射するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デパー
トやスーパーマーケットでの販売時点(POS:pointof sal
es)操作において、物品に添付あるいは印刷されている
バーコードを読み取るバーコード読み取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバーコード読み取り装置として、
ほぼ垂直上方に開口した窓を有し、該窓を経て走査ビー
ムを出射してバーコードを読み取る第1のスキャナユニ
ットと、この第1のスキャナユニットの窓の開口方向と
交差するようにほぼ水平方向に開口した窓を有し、該窓
を経て走査ビームを出射してバーコードを読み取る第2
のスキャナユニットとを有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバーコード読み取り装置にあっては、第1,第
2のスキャナユニットの各々が、その窓にほぼ水平な面
内に付されているバーコードのみを読み取るように構成
されているため、例えば六面体の物品の二面しかバーコ
ードを読み取ることができない。このため、オペレータ
は、物品に付されているバーコードが、一方のスキャナ
ユニットの窓と対向するように、物品の姿勢を調整する
必要があることから、バーコードを効率良く読み取るこ
とができないという問題がある。
【0004】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、物品に付されているバーコード
を効率良く読み取ることができるよう適切に構成したバ
ーコード読み取り装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ほぼ垂直上方に開口した窓
を有し、該窓を経て走査ビームを出射してバーコードを
読み取るための第1のスキャナユニットと、この第1の
スキャナユニットの前記窓の開口方向と交差するように
ほぼ水平方向に開口した窓を有し、該窓を経て走査ビー
ムを出射してバーコードを読み取るための第2のスキャ
ナユニットとを有するバーコード読み取り装置におい
て、前記第1および第2のスキャナユニットの少なくと
も一方を、前記走査ビームとして、前記窓に垂直な面内
でバーの並び方向が前記窓に平行な第1のバーコード、
および前記窓に水平な面内でバーの並び方向が前記第1
のバーコードと平行な第2のバーコードに対して、ほぼ
同じ角度で入射してこれら第1,第2のバーコードを走
査可能な第1の走査ビームと、前記窓に水平な面内でバ
ーの並び方向が前記第2のバーコードと直交する第3の
バーコードを走査可能な第2の走査ビームとを出射する
よう構成したことを特徴とするものである。
【0006】さらに、請求項2に係る発明は、請求項1
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1およ
び第2のスキャナユニットの双方を、前記第1の走査ビ
ームおよび第2の走査ビームを出射するように構成す
る。このように構成すれば、それぞれの第1の走査ビー
ムどうし、および第2の走査ビームどうしをほぼ直交さ
せることができる。したがって、それぞれの窓にほぼ垂
直な面に対して同じ側から第1の走査ビームを入射させ
るようにすれば、六面体物品の三面に対してバーコード
の読み取りが可能となり、また、前記垂直な面に対して
互いに反対側から第1の走査ビームを入射させるように
すれば、六面体物品の四面に対してバーコードの読み取
りが可能となるので、物品の姿勢の調整が容易となる。
【0007】こらに、請求項3に係る発明は、請求項2
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1およ
び第2のスキャナユニットを、各々の第1の走査ビーム
が、それぞれの窓にほぼ垂直な面に同じ側から入射する
ように配置する。このように構成すれば、第2のスキャ
ナユニットの窓に向かって見て、物品を右から左方向
に、あるいは左から右方向に移送しながらバーコードを
読み取る際に、それぞれのスキャナユニットの第1の走
査ビームを物品の移送方向先端面にほぼ直交するように
投射することができるので、バーコードが付されている
面を先頭にして物品を移送することにより、効率良くバ
ーコードを読み取ることが可能となる。
【0008】さらに、請求項4に係る発明は、請求項3
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1の走
査ビームを、前記第2のスキャナユニットの窓に向かっ
て見て、右側に出射させるようにする。このように構成
すれば、例えば、デパートやスーパーマーケットでのPO
S 操作においては、バーコード読み取り装置に対して物
品を右側から左側に移送しながらバーコードを読み取る
ことが多いので、それぞれの第1の走査ビームを物品の
移送方向先端面にほぼ直交するように投射することがで
き、バーコードを効率良く読み取ることが可能となる。
【0009】さらに、請求項5に係る発明は、請求項2
に係るバーコード読み取り装置において、前記第2のス
キャナユニットの窓に向かって見て、前記第1のスキャ
ナユニットの第1の走査ビームは向こう側に、前記第2
のスキャナユニットの第1の走査ビームは下側に出射す
るように、前記第1および第2のスキャナユニットを配
置する。このように構成すれば、例えば、物品をバーコ
ード読み取り装置に対して手前側から移送してバーコー
ドを読み取る場合には、第2のスキャナユニットで物品
の移送方向先端面側および上面側に付されたバーコード
を、第1のスキャナユニットで移送方向後端面側および
底面側に付されたバーコードを読み取ることが可能とな
り、バーコードを効率良く読み取ることが可能となる。
【0010】さらに、請求項6に係る発明は、請求項2
に係るバーコード読み取り装置において、前記第2のス
キャナユニットの窓に向かって見て、前記第1のスキャ
ナユニットの第1の走査ビームは上側に、前記第2のス
キャナユニットの第1の走査ビームは下側に出射するよ
うに、前記第1および第2のスキャナユニットを配置す
る。このように構成すれば、第2のスキャナユニットの
窓に向かって見て、六面体物品の左右の端面を除く三側
面あるいは四側面に対して、物品を包み込むようにして
バーコードの読み取りが可能となる。
【0011】さらに、請求項7に係る発明は、請求項2
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1の走
査ビームの出射方向を任意に設定し得るように、前記第
1および第2のスキャナユニットの装置本体に対する取
り付け姿勢を可変にする。このように構成すれば、第
1,第2のスキャナユニットのそれぞれの第1の走査ビ
ームの出射方向を所望の方向に設定できるので、ユーザ
の使用態様に適した設定が可能となる。
【0012】さらに、請求項8に係る発明は、請求項1
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1のス
キャナユニットは、前記第1および第2の走査ビームを
出射するよう構成し、前記第2のスキャナユニットは、
その窓に水平な面内のバーコードのみを読み取るための
走査ビームを出射するよう構成する。このように構成す
れば、従来のように第1,第2のスキャナユニットが方
向性を有しない、すなわちそれぞれ対応する窓に水平な
面内のバーコードのみを読み取る場合に比べて、物品の
姿勢の調整が容易となる。
【0013】さらに、請求項9に係る発明は、請求項8
に係るバーコード読み取り装置において、前記第1のス
キャナユニットは、前記第1の走査ビームを、前記第2
のスキャナユニットの窓に向かって見て、向こう側に出
射させるようにする。このように構成すれば、例えば、
物品をバーコード読み取り装置に対して手前側から移送
してバーコードを読み取る場合に、第1の走査ビームが
物品の移送方向後端面に投射されることになるので、バ
ーコードを効率良く読み取ることが可能となる。
【0014】さらに、請求項10に係る発明は、請求項
8に係るバーコード読み取り装置において、前記第1の
スキャナユニットは、前記第1の走査ビームを、前記第
2のスキャナユニットの窓に向かって見て、右側に出射
させるようにする。このように構成すれば、バーコード
読み取り装置に対して物品を右側から左側に移送しなが
らバーコードを読み取る一般的な読み取り操作におい
て、第1の走査ビームを物品の移送方向先端面に投射さ
せることができるので、バーコードを効率良く読み取る
ことが可能となる。
【0015】さらに、請求項11に係る発明は、請求項
1〜10のいずれか一項に係るバーコード読み取り装置
において、前記第1の走査ビームおよび第2の走査ビー
ムは、それぞれ互いにほぼ平行な複数の走査ビームを含
むようにする。このように構成すれば、バーコードをよ
り確実に読み取ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1実施形態
を示す外観斜視図である。このバーコード読み取り装置
は、装置本体1に取り付けた第1のスキャナユニット2
および第2のスキャナユニット3を有する。第1のスキ
ャナユニット2は、水平なテーブル4のほぼ中央部に、
垂直上方向に開口した窓5を経て走査ビームを出射して
バーコードを読み取るように取り付け、第2のスキャナ
ユニット3は、テーブル4からほぼ垂直に立ち上がった
正面パネル6に、第1のスキャナユニット2の窓5の開
口方向と交差するようにほぼ水平方向に開口した窓7を
経て走査ビームを出射してバーコードを読み取るように
取り付ける。
【0017】図2および図3は、図1に示す第1のスキ
ャナユニット2の光学系の一例の構成を示す平面図およ
び横断面図である。このスキャナユニット2は、共通の
シャーシ10に取り付けた、レーザダイオード11、コ
リメータレンズ12、偏向ミラー13、回転多面鏡1
4、パターンミラー15〜18、集光ミラー19、集光
レンズ20、光検出器21を有する。
【0018】レーザダイオード11およびコリメータレ
ンズ12は、共通の保持部材22に保持し、この保持部
材22をシャーシ10に回動調整可能に取り付けて、レ
ーザダイオード11からの光ビームを、コリメータレン
ズ12で平行に近い光束として偏向ミラー13に投射す
るようにする。偏向ミラー13は、集光ミラー19の反
射面内に配置した小径の円形の平面ミラーからなり、該
偏向ミラー13でレーザダイオード11からの光ビーム
を回転多面鏡14に向けて反射させるようにする。
【0019】回転多面鏡14には、モータ23の回転軸
に支持して、3つの反射面14a〜14cを設ける。こ
れら反射面14a〜14cは、それぞれ偏向ミラー13
を経て入射する光ビームを異なる角度で反射させるよう
に、回転軸に対して異なる傾斜角で取り付ける。このよ
うにして、モータ23を駆動して反射面14a〜14c
を、例えば、5400rpmで回転させて、その各1回
転で周期的に異なる軌道を走査する3本の走査ビームを
生成するようにする。なお、この実施形態では、回転多
面鏡14の回転による風損を低減して、モータ23の消
費電流を小さくするために、回転多面鏡14の上部に反
射面14a〜14cと一体に回転するように円板24を
設ける。
【0020】回転多面鏡14の各反射面で生成される走
査ビームは、パターンミラー15〜18に順次入射させ
てそれぞれ反射させる。これらパターンミラー15〜1
8は、回転多面鏡14の周囲にそれぞれ異なる面方向に
配置する。なお、パターンミラー15と18およびパタ
ーンミラー16と17は、それぞれほぼ同じ傾斜角で配
置する。
【0021】このようにして、回転多面鏡14の反射面
14a〜14cで生成される各走査ビームを、パターン
ミラー15〜18で順次反射させ、これらの走査ビーム
を窓5を経て射出して物品に順次投射するようにする。
したがって、この実施形態では、回転多面鏡14の3つ
の反射面14a〜14cで異なる軌道の3本の走査ビー
ムが得られ、その各走査ビームがパターンミラー15〜
18で4方向に偏向されるので、回転多面鏡14が1回
転すると、各パターンミラーに対応してそれぞれほぼ平
行な3本の走査ビームを有する走査ビーム群が得られる
ことになり、走査ビームの本数は、合計で12本(4×
3)となる。
【0022】図4は、この場合の各走査ビーム群の出射
方向およびその走査角を説明するためのものである。図
4(a)は、窓5上における各走査ビーム群のパターン
を示すもので、走査ビーム群15aはパターンミラー1
5に、走査ビーム群16aはパターンミラー16に、走
査ビーム群17aはパターンミラー17に、走査ビーム
群18aはパターンミラー18にそれぞれ対応し、また
各走査ビーム群において、ほぼ平行な三本の走査ビーム
は、回転多面鏡14の三つの反射面14a〜14cに対
応する。
【0023】この実施形態では、図4(b)に正面図
を、図4(c)に左側面図を示すように、走査ビーム群
16a,17aは、窓5に垂直な面内でバーの並び方向
が窓5に平行な第1のバーコード、および窓5に水平な
面内でバーの並び方向が第1のバーコードと平行な第2
のバーコードに対して、ほぼ同じ角度で入射してこれら
第1,第2のバーコードを走査し得るように、窓5の面
に対して傾き角θ1 ≒45°の斜め上方に、走査角φ1
で出射させる。また、走査ビーム群15a,18aは、
窓5に水平な面内でバーの並び方向が上記第2のバーコ
ードと直交する第3のバーコードを走査し得るように、
窓5の面に対して傾き角θ2 が、45°<θ2 ≦90°
の上方に、走査角φ2 で出射させる。したがって、走査
ビーム群16a,17aの各走査ビームが第1の走査ビ
ームとなり、走査ビーム群15a,18aの各走査ビー
ムが第2の走査ビームとなる。なお、図4(c)では、
走査ビーム群17aの図示を省略してある。
【0024】図2および図3において、物品で反射・散
乱される光は、往路と同一光路、すなわち窓5、対応す
るパターンミラーおよび回転多面鏡14の反射面を経て
集光ミラー19で反射させて集光し、さらにその集光さ
れた光を集光レンズ20で集光して光検出器21で受光
して、その出力に基づいて物品に付けられているバーコ
ードを読み取るようにする。なお、集光レンズ20およ
び光検出器21は、レーザダイオード11およびコリメ
ータレンズ12を支持する保持部材22に取り付ける。
【0025】第2のスキャナユニット3についても、上
述した第1のスキャナユニット2と同様に構成する。
【0026】この実施形態では、上記の第1,第2のス
キャナユニット2,3を、図1において、第2のスキャ
ナユニット3の窓7に向かって見て、それぞれの第1の
走査ビーム群が右側に出射されるように、すなわちパタ
ーンミラー16,17が左側に位置するように装置本体
1に取り付ける。このようにすれば、図5に示すよう
に、例えば六面体の物品31を、装置本体1に対してそ
の底面がテーブル4とほぼ平行になるように右側から左
側に移送してバーコードを読み取る場合には、第1のス
キャナユニット2の第1の走査ビーム群によって、その
窓5に垂直な物品31の移送方向先端面に付されたバー
の並び方向が窓5に平行なバーコード32と、窓5に水
平な物品31の底面に付されたバーの並び方向がバーコ
ード32と平行なバーコード33とを読み取ることがで
きる。また、第1のスキャナユニット2の第2の走査ビ
ーム群によって、物品31の底面に付されたバーの並び
方向がバーコード33と直交するバーコード34を読み
取ることができる。
【0027】同様に、第2のスキャナユニット3の第1
の走査ビーム群によって、その窓7に垂直な物品31の
移送方向先端面に付されたバーの並び方向が窓7にほぼ
平行なバーコード35と、窓5にほぼ水平な物品31の
背面に付されたバーの並び方向がバーコード35と平行
なバーコード36とを読み取ることができ、第2の走査
ビーム群によって、物品31の背面に付されたバーの並
び方向がバーコード36と直交するバーコード37を読
み取ることができる。
【0028】したがって、この実施形態によれば、物品
31を、装置本体1に対して右側から左側に移送してバ
ーコードを読み取る場合に、物品31の移送方向先端
面、底面および背面の三面についてバーコードの読み取
りができるので、物品の姿勢の調整が容易となり、バー
コードを効率良く読み取ることができる。
【0029】図6は、この発明の第2実施形態を説明す
るための図である。この実施形態では、第1のスキャナ
ユニット2および第2のスキャナユニット3の外形をそ
れぞれほぼ正四角柱状に形成し、装置本体1には第1の
スキャナユニット2および第2のスキャナユニット3を
それぞれ着脱自在に装着するための対応するほぼ正四角
柱状の凹部42および43を形成して、これら凹部4
2,43にそれぞれ第1,第2のスキャナユニット2,
3を直交する四方向において任意の向きで取り付け得る
ようにしたもので、その他の構成は第1実施形態と同様
である。
【0030】したがって、この実施形態によれば、第1
のスキャナユニット2は、その第1の走査ビーム群が、
装置本体1の正面パネル6に向かって見て、前後左右の
任意の方向に出射されるように凹部42に取り付けるこ
とができ、また第2のスキャナユニット3は、その第1
の走査ビーム群が、装置本体1の正面パネル6に向かっ
て見て、上下左右の任意の方向に出射されるように凹部
43に取り付けることができるので、ユーザの使用態様
に適した設定にすることができ、バーコードを効率良く
読み取ることができる。
【0031】なお、この発明は、上述した実施形態にの
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、第1,第2のスキャナユニット2,
3は、集光ミラー19を用いることなく、パターンミラ
ー、回転多面鏡14および集光レンズ20を経て光検出
器21で受光するよう構成することもできるし、パター
ンミラーおよび回転多面鏡14を経ることなく、直接集
光レンズ20に入射させたり、あるいは集光ミラー19
を経て集光レンズ20に入射させて光検出器21で受光
するよう構成することもできる。また、第1,第2の走
査ビームの本数は、回転多面鏡14に設ける反射面の数
や、パターンミラーの数を適宜変更することにより、任
意の本数とすることができる。
【0032】また、第1実施形態では、第1,第2のス
キャナユニット2,3を、それぞれの第1の走査ビーム
が、第2のスキャナユニット3の窓7に向かって見て右
側に出射されるように装置本体1に取り付けたが、第2
実施形態におけると同様に、装置本体1の正面パネル6
に向かって見て、第1のスキャナユニット2は、前後左
右の任意の方向に第1の走査ビームが出射されるよう
に、また第2のスキャナユニット3は、上下左右の任意
の方向に第1の走査ビームが出射されるように、それぞ
れの第1の走査ビームの出射方向を適宜組み合わせて取
り付けることもできる。
【0033】さらに、第2実施形態においては、第1,
第2のスキャナユニット2,3の外形をそれぞれほぼ正
四角柱状として、装置本体1の対応するほぼ正四角柱状
の凹部42,43に、それぞれ直交する四方向において
任意の向きで取り付け得るようにしたが、第1,第2の
スキャナユニット2,3の外形をそれぞれほぼ円柱状に
すると共に、装置本体1の対応する凹部42,43もそ
れぞれ円柱状にして、それぞれの第1の走査ビームが任
意の方向に出射されるように取り付けることもできる。
【0034】また、第1,第2のスキャナユニット2,
3は、その双方が第1の走査ビームを出射するように方
向性を持たせる必要はなく、いずれか一方のみが第1の
走査ビームを出射する方向性を有し、他方はその窓に対
向する面内のみのバーコードを読み取るように方向性を
有しないように構成することもできる。この場合におい
ては、第1のスキャナユニット2が方向性を有し、第2
のスキャナユニット3が方向性を有しないように構成し
て、バーコードを読み取るべき物品の移送方向に応じ
て、第1のスキャナユニットを、その第1の走査ビーム
が、第2のスキャナユニットの窓に向かって見て、手前
側あるいは右側に出射されるように取り付けるのが、バ
ーコードを効率良く読み取る点で好ましい。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、ほぼ垂直上方に開口
した窓を経て走査ビームを出射する第1のスキャナユニ
ットと、この第1のスキャナユニットの窓の開口方向と
交差するようにほぼ水平方向に開口した窓を経て走査ビ
ームを出射する第2のスキャナユニットとの少なくとも
一方を、走査ビームとして、その窓に垂直な面内でバー
の並び方向が窓に平行な第1のバーコード、および窓に
水平な面内でバーの並び方向が第1のバーコードと平行
な第2のバーコードに対して、ほぼ同じ角度で入射して
これら第1,第2のバーコードを走査可能な第1の走査
ビームと、窓に水平な面内でバーの並び方向が第2のバ
ーコードと直交する第3のバーコードを走査可能な第2
の走査ビームとを出射するように構成したので、物品に
付されているバーコードを効率良く読み取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すスキャナユニットの光学系の一例の
構成を示す平面図である。
【図3】同じく、横断面図である。
【図4】図1に示すスキャナユニットからの走査ビーム
の出射方向およびその走査角を説明するための図であ
る。
【図5】第1実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【図6】この発明の第2実施形態を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 装置本体 2 第1のスキャナユニット 3 第2のスキャナユニット 4 テーブル 5,7 窓 6 正面パネル 11 レーザダイオード 12 コリメータレンズ 13 偏向ミラー 14 回転多面鏡 14a,14b,14c 反射面 15,16,17,18 パターンミラー 15a,16a,17a,18a 走査ビーム群 19 集光ミラー 20 集光レンズ 21 光検出器 23 モータ 31 物品 32,33,34,35,36,37 バーコード 42,43 凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ垂直上方に開口した窓を有し、該窓
    を経て走査ビームを出射してバーコードを読み取るため
    の第1のスキャナユニットと、 この第1のスキャナユニットの前記窓の開口方向と交差
    するようにほぼ水平方向に開口した窓を有し、該窓を経
    て走査ビームを出射してバーコードを読み取るための第
    2のスキャナユニットとを有するバーコード読み取り装
    置において、 前記第1および第2のスキャナユニットの少なくとも一
    方を、前記走査ビームとして、前記窓に垂直な面内でバ
    ーの並び方向が前記窓に平行な第1のバーコード、およ
    び前記窓に水平な面内でバーの並び方向が前記第1のバ
    ーコードと平行な第2のバーコードに対して、ほぼ同じ
    角度で入射してこれら第1,第2のバーコードを走査可
    能な第1の走査ビームと、前記窓に水平な面内でバーの
    並び方向が前記第2のバーコードと直交する第3のバー
    コードを走査可能な第2の走査ビームとを出射するよう
    構成したことを特徴とするバーコード読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1および第2のスキャナユニットの各々を、前記
    第1の走査ビームおよび第2の走査ビームを出射するよ
    う構成したことを特徴とするバーコード読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1および第2のスキャナユニットを、各々の第1
    の走査ビームが、それぞれの窓にほぼ垂直な面に対して
    同じ側から入射するように配置したことを特徴とするバ
    ーコード読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1の走査ビームは、前記第2のスキャナユニット
    の窓に向かって見て、右側に出射することを特徴とする
    バーコード読み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第2のスキャナユニットの窓に向かって見て、前記
    第1のスキャナユニットの第1の走査ビームは向こう側
    に、前記第2のスキャナユニットの第1の走査ビームは
    下側に出射するように、前記第1および第2のスキャナ
    ユニットを配置したことを特徴とするバーコード読み取
    り装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第2のスキャナユニットの窓に向かって見て、前記
    第1のスキャナユニットの第1の走査ビームは上側に、
    前記第2のスキャナユニットの第1の走査ビームは下側
    に出射するように、前記第1および第2のスキャナユニ
    ットを配置したことを特徴とするバーコード読み取り装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1の走査ビームの出射方向を任意に設定し得るよ
    うに、前記第1および第2のスキャナユニットの装置本
    体に対する取り付け姿勢を可変にしたことを特徴とする
    バーコード読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1のスキャナユニットは、前記第1および第2の
    走査ビームを出射するよう構成し、前記第2のスキャナ
    ユニットは、その窓に水平な面内のバーコードのみを読
    み取るための走査ビームを出射するよう構成したことを
    特徴とするバーコード読み取り装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のバーコード読み取り装置
    において、 前記第1のスキャナユニットは、前記第1の走査ビーム
    を、前記第2のスキャナユニットの窓に向かって見て、
    向こう側に出射することを特徴とするバーコード読み取
    り装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のバーコード読み取り装
    置において、 前記第1のスキャナユニットは、前記第1の走査ビーム
    を、前記第2のスキャナユニットの窓に向かって見て、
    右側に出射することを特徴とするバーコード読み取り装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項記載の
    バーコード読み取り装置において、 前記第1の走査ビームおよび第2の走査ビームは、それ
    ぞれ互いにほぼ平行な複数の走査ビームを含むことを特
    徴とするバーコード読み取り装置。
JP9210651A 1997-08-05 1997-08-05 バーコード読み取り装置 Withdrawn JPH1153461A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109426750A (zh) * 2017-08-28 2019-03-05 广州本安信息科技有限公司 一种错位型雷管编码扫描机构

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