JPH1151923A - 分子排除クロマトグラフィにおける補正方法及び装置 - Google Patents

分子排除クロマトグラフィにおける補正方法及び装置

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JPH1151923A
JPH1151923A JP20588997A JP20588997A JPH1151923A JP H1151923 A JPH1151923 A JP H1151923A JP 20588997 A JP20588997 A JP 20588997A JP 20588997 A JP20588997 A JP 20588997A JP H1151923 A JPH1151923 A JP H1151923A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検量線を作製するために標準試料について測定
を行う間に生じ得るポンプの送液送料の変動による誤差
についても補正し得る補正方法及び当該補正を行う装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】検量線を作製するために分子量既知の物質
からなる標準試料混合物を2種類以上使用し、各混合物
について基準となるピーク及び各標準試料のピークの溶
出時間を測定し、測定されるべき試料について基準とな
るピーク及び測定されるべき試料のピークの溶出時間を
測定し、標準試料の基準となるピークの溶出時間と測定
されるべき試料の基準となるピークの溶出時間の比を算
出し、算出した比を各標準試料のピークの溶出時間に乗
じて補正を行い、このようにして補正された各標準試料
のピークの溶出時間と各標準試料の既知分子量から検量
線を作製し、測定されるべき試料のピークの溶出時間と
前記検量線から測定されるべき試料の分子量を算出す
る、分子排除クロマトグラフィにおける補正方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分子排除クロマトグ
ラフィ(以下、GPCと略記する)における検量線の補
正方法及びデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、高分子試料の分子量を測定す
る場合に、GPCによる方法が多く用いられている。G
PCにおいては、log(分子量)と溶出時間又は溶出
容量の間に関数関係が有ることから、既に分子量が明ら
かな標準試料を複数用いて検量線を作製し、それに基づ
き、未知試料の溶出時間(溶出容量)から分子量計算を
行う(図9)。
【0003】GPCを行う場合には、図10に示すよう
な装置を用いるのが一般的である。図10において、1
は溶離液、2は送液のためのポンプ、3は分析されるべ
き試料を注入する試料注入バルブ、4は分析カラム、5
は検出器、6はカラムオーブンそして7はデータ処理手
段である。
【0004】溶離液1をポンプ2により送液し、分析カ
ラム4、検出器5へと導くが、試料は注入バルブ3から
溶離液とともに分析カラム4内に入れられ、分析カラム
4で分離され、検出器5により成分の検出が行われる。
データ処理手段7では、試料を注入してからの時間と検
出器の信号レベルが検知され、計算によりピークの溶出
時間が特定される。そしてデータ処理手段7では、更
に、検知された溶出時間を予め作製された検量線の関数
に代入し分子量計算を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】再現性が理想的な状態
下では、同一の試料であれば同一の時間に溶出ピークが
出現するが、現実には外気温等の影響を受けるため、溶
出時間にばらつきが生じる。この原因の中で最も大きい
のは、温度変化によりるポンプ送液流量の変動である。
【0006】このため、GPCによる分子量測定を行う
場合は、未知試料の測定前に検量線を作製し直す必要が
ある。即ち、ポンプ等のGPC装置に日差変動が存在す
る場合、測定を行う日に改めて検量線を作製することが
必要であり、以前に作製した検量線を破棄して手間のか
かる検量線作製作業を繰り返して行わなければならない
という課題がある。
【0007】また、試料測定と同日であっても、GPC
装置、特にポンプの送液流量は常に変動しており、結果
として同一分子量の標準試料であっても分析カラムから
の溶出時間が変動することがあるため、GPCにより推
定されるた試料の分子量には多くの誤差が含まれてしま
う。
【0008】これらの誤差を最少にするため、検量線の
補正法が提案されている。例えば、内部標準試料を検量
線を作製するための標準試料と測定されるべき試料(以
下、実試料ということがある)の両方に添加し、内部標
準試料の溶出時間から検量線を補正する方法がある(図
11)。この方法では、基準となる内部標準試料、即ち
標準試料に添加した内部標準試料の溶出時間を予め設定
しておき、これに対する実試料に添加した内部標準試料
の溶出時間の比を求め、該比を標準試料の溶出時間に乗
じて標準試料の溶出時間を補正し、この補正された値に
基づき検量線を再度作製して分子量計算を行う。この場
合の補正式は、log(分子量)=f(T×Tr/Tp
r)(ただし、Tprは実試料に添加した内部標準試料
の溶出時間を、Trは標準試料に添加した内部標準試料
の溶出時間を、Tは各標準試料の溶出時間を、fは関数
を示す)となる。
【0009】この補正法では、標準試料を複数使用する
場合であっても、各標準試料について補正係数を求める
訳ではなく、内部標準を添加していない標準試料や、内
部標準を添加していても、補正の際に参照しない標準試
料についてピークの溶出時間を測定し検量線を作製する
間は、ポンプの送液流量が一定であることを前提として
いる。しかし、かかる補正法を用いて検量線を作製する
場合、具体的に例えば標準試料A(Ta1〜Tan)、
B(Tb1〜Tbn)そしてC(Tc1〜Tcn)等、
分子量が既知の物質を混合した標準試料(標準試料混合
物)(図12におけるA、B及びC)を使用するのが普
通であるが、これらの各ピーク溶出時間を測定するには
1.5時間〜3時間の時間を要するため、各試料を測定
している間にもポンプの流量が変化し、このポンプの送
液送料の変動による誤差を補正することができないとい
う課題が生じる(図12)。即ち、例えば標準試料A中
の内部標準物質と実試料中の内部標準物質のピークの溶
出時間から算出される、各標準試料等のピーク溶出時間
を補正するための補正係数(Tr/Tpr)により、同
一送液送料の条件下で測定されたとは限らない標準試料
B及びCのピークの溶出時間を補正しているのである。
【0010】従って本願発明は、かかる従来技術の課題
に鑑み、検量線を作製するために標準試料について測定
を行う間に生じ得るポンプの送液送料の変動による誤差
についても補正し得る補正方法及び当該補正を行う装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本願発明の補正方法は、分子排除クロマトグ
ラフィにおいて、検量線を作製するために分子量既知の
物質からなる標準試料混合物を2種類以上使用し、各混
合物について基準となるピーク及び各標準試料のピーク
の溶出時間を測定し、測定されるべき試料について基準
となるピーク及び測定されるべき試料のピークの溶出時
間を測定し、標準試料の基準となるピークの溶出時間と
測定されるべき試料の基準となるピークの溶出時間の比
を算出し、算出した比を各標準試料のピークの溶出時間
に乗じて補正を行い、このようにして補正された各標準
試料のピークの溶出時間と各標準試料の既知分子量から
検量線を作製し、測定されるべき試料のピークの溶出時
間と前記検量線から測定されるべき試料の分子量を算出
する、分子排除クロマトグラフィにおける補正方法であ
る。
【0012】かかる補正方法は、検量線を作製するため
の標準試料と実試料に共通する成分のピーク(基準ピー
ク)の溶出時間の比をもとにして行うものである。基準
となるピークとしては、例えば、測定する実試料と標準
試料に共通に存在する成分のピーク(例えば可塑剤等の
添加剤や内部標準試料)のピーク、溶媒によるベースの
変動のピーク(最下点)、吸着を起こした試料のピーク
を利用することもできる。
【0013】また、上記目的を達成するために成された
本願発明のデータ処理装置は、検量線を作製するために
分子量既知の物質からなる標準試料混合物を2種類以上
使用する分子排除クロマトグラフィにおけるデータ処理
装置であって、前記各混合物について基準となるピーク
及び各標準試料のピークの溶出時間を測定して得られ
る、測定されるべき試料について基準となるピーク及び
測定されるべき試料のピークの溶出時間を記憶し、標準
試料の基準となるピークの溶出時間と測定されるべき試
料の基準となるピークの溶出時間の比を算出し、算出し
た比を各標準試料のピークの溶出時間に乗じて補正を行
い、このようにして補正した各標準試料のピークの溶出
時間と各標準試料の既知分子量から検量線を作製し、測
定されるべき試料のピークの溶出時間と前記検量線から
測定されるべき試料の分子量を算出するものである。
【0014】かかるデータ処理装置は、検量線を作製す
るための標準試料と実試料に共通する成分のピーク(基
準ピーク)の溶出時間の比をもとに補正を行う装置であ
る。記憶されるべき基準となるピークとしては、例え
ば、測定する実試料と標準試料に共通に存在する成分の
ピーク(例えば可塑剤等の添加剤や内部標準試料)のピ
ーク、溶媒によるベースの変動のピーク(最下点)、吸
着を起こした試料のピークを利用することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、内部標準試料のピークを
基準ピークとする場合について本願発明を更に詳細に説
明する。
【0016】検量線を作製する場合、分子量が既知の標
準試料を数種類準備し、それをいくつかの混合物にした
うえでカラムに注入し、各標準試料のピークの溶出時間
を測定する。以上の作業を、例えば検量線を作製するた
めの標準試料の混合物をA、B及びCとすれば、以下よ
うに示すことができる(図1参照)。
【0017】標準試料混合物A 混合物を構成する各標準試料(a1、a2、a3、・
・、an) 混合物に添加した内部標準試料(r) 標準試料混合物B 混合物を構成する各標準試料(b1、b2、b3、・
・、bn) 混合物に添加した内部標準試料(r) 標準試料混合物C 混合物を構成する各標準試料(c1、c2、c3、・
・、cn) 混合物に添加した内部標準試料(r) 実試料 高分子成分(p) 実試料に添加した内部標準試料(r) 次に、標準試料混合物A〜Cをカラムに注入し、各標準
試料及び内部標準試料のピークの溶出時間を測定する。
次に実試料をカラムに注入し、高分子成分及び内部標準
試料のピークの溶出時間を測定する(例えば標準試料混
合物A中の標準試料a1のピークの溶出時間をTa1
と、同Aに添加した内部標準試料rのピークの溶出時間
をTarと示す)。
【0018】標準試料混合物Aについて測定して得られ
る各成分のピークの溶出時間 Ta1、Ta2、Ta3、・・、Tan、Tar;(1) 標準試料混合物Bについて測定して得られる各成分のピ
ークの溶出時間 Tb1、Tb2、Tb3、・・、Tbn、Tbr;(2) 標準試料混合物Cについて測定して得られる各成分のピ
ークの溶出時間 Tc1、Tc2、Tc3、・・、Tcn、Tcr;(3) ここで、各標準試料混合物中の標準試料の分子量は以下
の通りである(例えば標準試料混合物A中の標準試料a
1の分子量をMa1と示す)。
【0019】標準試料混合物A Ma1、Ma2、Ma3、・・Man;(4) 標準試料混合物B Mb1、Mb2、Mb3、・・Mbn;(5) 標準試料混合物C Mc1、Mc2、Mc3、・・Mcn;(6) 一方、実試料について測定して得られる高分子成分
(p)のピークの溶出時間及び添加した標準試料のピー
クの溶出時間は、それぞれTp、Tprである;
(7)。
【0020】以上のようにして測定されたピークの溶出
時間について、まず、(1)と(7)の内部標準試料の
溶出時間の比を標準試料混合物Aの各成分の溶出時間に
乗じて補正を行う。この結果、標準試料混合物A中の各
標準試料についての補正後のピーク溶出時間は以下の通
りとなる(例えばTa1’は補正後のa1のピークの溶
出時間を示す)。
【0021】 Ta1’=Ta1×Tpr/Tar、 Ta2’=Ta2×Tpr/Tar、 Ta3’=Ta3×Tpr/Tar、・・、 Tan’=Tan×Tpr/Tar ;(8) 同様にして、(2)と(7)の内部標準試料の溶出時間
の比を標準試料混合物Bの各成分の溶出時間に乗じて補
正を行う。この結果、標準試料混合物B中の各標準試料
についての補正後のピーク溶出時間は以下の通りとなる
(例えばTb1’は補正後のb1のピークの溶出時間を
示す)。
【0022】 Tb1’=Tb1×Tpr/Tbr、 Tb2’=Tb2×Tpr/Tbr、 Tb3’=Tb3×Tpr/Tbr、・・、 Tbn’=Tbn×Tpr/Tbr ;(9) 更に、(3)と(7)の内部標準試料の溶出時間の比を
標準試料混合物Cの各成分の溶出時間に乗じて補正を行
う。この結果、標準試料混合物C中の各標準試料につい
ての補正後のピーク溶出時間は以下の通りとなる(例え
ばTc1’は補正後のc1のピークの溶出時間を示
す)。
【0023】 Tc1’=Tc1×Tpr/Tcr、 Tc2’=Tc2×Tpr/Tcr、 Tc3’=Tc3×Tpr/Tcr、・・、 Tcn’=Tcn×Tpr/Tcr ;(10) 以上のようにして補正された、各標準試料のピークの溶
出時間(8)、(9)及び(10)と各標準試料の分子
量(4)、(5)及び(6)から近似式を計算する。近
似式の計算は、通常は最少2乗法を用いて多項式近似を
行えば良い。例えば、近似式が三次式であればlog
(分子量)=AT3+BT2+CT+Dとすることが例示
できる。なお、式中、Tは補正後のピークの溶出時間
を、A〜Dは定数を示す。
【0024】このようにして得られた近似式に、実試料
中の高分子成分のピークの溶出時間(Tp)を代入し、
各種の分子量計算を行う。例えばピーク頂点の溶出時間
に溶出した分子の分子量を計算する場合は、ピークの溶
出時間(Tp)を上記近似式のTの項に代入すれば良
い。これに対して、数平均分子量(MN)、重量平均分
子量(MW)、Z平均分子量(MZ)又は粘度平均分子
量(MV)を計算する場合は、高分子成分のピークを微
小区間に分割し、各微少区画に対応する溶出時間から該
区画の分子量を上記のようにして計算しておき、以下の
式に従いMN、MW、MZ、MVを計算することで分子
量分布を得ることができる。
【0025】MN=Σhi/(Σhi/Mi) MW=(Σhi×Mi)/Σhi MZ=(Σhi×Mi2)/(Σhi×Mi) MV=(Σhi×MiαB/Σhi)1/αB ここで、hiは微小区間でのピーク高さ、αBはマーク
ホイン係数、Miは微小区間での分子量(得られた近似
式に溶出時間を代入し算出できる)を示す。以上に示し
た本願発明の補正方法を模式的に示せば、図4のように
なる。これに対して従来の、補正を行わない場合は図2
のようになり、従来のような補正を行う場合には図3の
ようになる。
【0026】以上の説明は、本願発明における基準ピー
クとして内部標準物質のピークを用いた例についての説
明であるが、図5に示すように、他に(1)測定する実
試料と標準試料に共通に存在する成分のピーク(例えば
可塑剤等の添加剤)のピーク、(2)溶媒によるベース
の変動のピーク(最下点)、(3)吸着を起こした試料
のピーク、を利用することもできる。
【0027】これまでに説明した本願発明の補正方法を
行うためのデータ処理装置は、例えば、ポンプ、試料注
入バルブ、分析カラム、屈折計等の検出手段、そしてカ
ラムオーブン等のGPC装置に付加されるものであり、
各ピークの溶出時間を記憶し、かつ、記憶した各ピーク
の溶出時間について前述のようなデータ処理を行うもの
である。また、かかるGPC装置においては、データ処
理装置による補正処理の内容を表示したり、記録紙に出
力するための表示・出力手段を加えても良い。
【0028】実施例 1 以下に、本願発明の補正方法を用いて塩化ビニル(実試
料)の測定を行った例を示す。測定においては、溶離液
としてはテトラヒドロフラン(THF)を、標準試料と
しては市販の単分散の標準ポリスチレン12種類(東ソ
ー(株)製、F−128、F−850、F−288、F
−20、F−80、F−40、F−1、F−10、F−
2、A−1000、A−5000、A−2500)を使
用した。測定に際しては、標準試料及び実試料とも50
μlをカラムに供し、その送液流量は1ml/分に設定
した。測定に使用したGPC用分析カラムは市販のカラ
ム(TSKgel GMH(東ソー(株)製)、内径
7.8mm×長さ30mm×3本直列接続)であり、該
カラムを覆うカラムオーブンの温度は45℃に設定し
た。
【0029】上記各標準試料は、以下、A、B及びCの
3種類の混合物にして用いた。なお、実試料及び標準試
料とも、Butylatedhydroxy tolu
ene(BTH)を0.1%溶解したTHFで溶解し、
測定に供した。
【0030】標準試料混合物A F−128 (分子量;1090000) F−20 (分子量;190000) F−1 (分子量;9100) A−1000(分子量;1050) 標準試料混合物B F−850 (分子量;8420000) F−80 (分子量;706000) F−10 (分子量;96400) A−5000(分子量;570) 標準試料混合物C F−288 (分子量;2890000) F−40 (分子量;355000) F−2 (分子量;18100) A−2500(分子量;2630) 測定結果(クロマトグラム)を図6に示す。図中、a1
はF−128のピーク(溶出時間19.50分)、a2
はF−20のピーク(溶出時間22.57分)、a3は
F−1のピーク(溶出時間27.95分)、a4はA−
1000のピーク(31.58分)、b1はF−850
のピーク(溶出時間17.24分)、b2はF−80の
ピーク(溶出時間20.41分)、b3はF−10のピ
ーク(溶出時間23.86分)、b4はA−5000の
ピーク(溶出時間29.16分)、c1はF−288の
ピーク(溶出時間18.23分)、c2はF−40のピ
ーク(溶出時間21.53分)、c3はF−2のピーク
(溶出時間26.92分)、c4はA−2500(溶出
時間30.30分)のピークをそれぞれ示し、またピー
クar、br及びcrはそれぞれ標準混合試料A、B又
はC中のBHTのピークであり、その溶出時間はそれぞ
れ32.58、32.68そして32.65分である。
【0031】BHTのピークの溶出時間から分かるよう
に、再現性が理想的な条件下では同一成分のピークは同
一時間に溶出するはずであるが、現実には外気温の変動
等によりポンプの送液流量が変化し、その結果、溶出時
間に若干の変化が生じる。
【0032】図7に実試料(塩化ビニル)のクロマトグ
ラムを示す。ピークpが塩化ビニル、ピークprが実試
料及び標準試料に共通に含まれる成分であるBHTのピ
ーク(基準ピーク)である。このようにして得られたピ
ークの溶出時間は、塩化ビニルが23.44分、BHT
が32.69分である。
【0033】上記結果について、いかなる補正方法をも
適用しない場合には、塩化ビニルの分子量は以下のよう
に計算される。
【0034】まず、3種類の標準試料混合物のピ−ク溶
出時間とlog(分子量)を最小2乗法を用いて関数近
似し、検量線を作製する。ここでは一例として3次式で
近似した結果を示す。各標準試料のピーク溶出時間とそ
れぞれの分子量から検量線を求めると、次の式が得られ
る。log(分子量)=−0.000888532×T
3+0.0664857×T2−1.88449×T+2
4.1504(ただし、Tはピーク溶出時間)。
【0035】この式に塩化ビニルの溶出時間を代入する
と、log(分子量)=−0.000888532×
(23.44)3+0.0664857×(23.4
4)2−1.88449×(23.44)+24.15
04となり、log(分子量)=5.06427という
結果から、分子量=115950が計算できる。
【0036】次に、本発明の補正方法を適用した場合の
結果を示す。まず、実試料中のBHTのピークの溶出時
間と、標準試料混合物中のBHTのピークの溶出時間か
ら各標準試料混合物に対する補正係数を算出する。
【0037】標準物質混合物A 補正係数(fa)=32.69/32.58= 1.00
3376304481 標準物質混合物B 補正係数(fb)=32.69/32.68= 1.00
0305997552 標準物質混合物C 補正係数(fc)=32.69/32.65= 1.00
1225114855 次に、これらの係数を各標準試料のピークの溶出時間に
乗じて、標準試料のピーク溶出時間についての補正を行
う。
【0038】標準物質混合物A(補正係数(fa)=
1.003376304481) F−128 ;19.50×fa=19.5658 F−20 ;22.57×fa=22.6462 F−1 ;27.95×fa=28.0444 A−1000;31.28×fa=31.3856 BHT ;32.58×fa=32.69 標準物質混合物B(補正係数(fb)=1.00030
5997552) F−850 ;17.24×fb=17.2453 F−80 ;20.41×fb=20.4162 F−10 ;23.86×fb=23.8673 A−5000;29.16×fb=29.1659 BHT ;32.68×fb=32.69 標準物質混合物C(補正係数(fc)=1.00122
5114855) F−288 ;18.23×fc=18.2523 F−40 ;21.53×fc=21.5564 F−2 ;26.92×fc=26.9530 A−2500;30.30×fc=30.3371 BHT ;32.65×fc=32.69 以上のように補正を行った各標準試料のピークの溶出時
間とそれぞれの分子量から検量線(3次式による最少2
乗法近似)を求めると、log(分子量)=−0.00
0909915×T3+0.0681817×T2−1.
9274×T+24.5074という式が求められる。
この式に塩化ビニルの溶出時間を代入すると、log
(分子量)=−0.000909915×(23.4
4)3+0.0681817×(23.44)2−1.9
274×(23.44)+24.5074となり、分子
量=118010が計算できる。
【0039】以上の通り、補正を行わない方法と本発明
により補正を行った場合では、実試料である塩化ビニル
の分子量に約2、000の差異が生じる。これは、補正
を行わない場合は温度変化等によるポンプ送液流量の変
動が考慮されていないためである。これに対して本願発
明の補正方法を行った場合は、検量線を作成するために
標準試料のピークの溶出時間を測定している間の前記変
動をも考慮し、補正するため、より正確に実試料の分子
量を計算できる。
【0040】これを実証するために、前記同様の測定を
40回実施し、ピークの頂点で溶出している塩化ビニル
の分子量を計算し、変動係数(Cv%)を算出した結果
を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかなように、本発明による補
正方法を適用した場合、Cv%は約1/7に減少する。
【0043】実施例2 本発明の補正方法によるポンプの送液送料の変動に対す
る補正効果をより明らかにするため、実施例1と同一の
標準試料及び実試料について、ポンプの送液流量を故意
に変化させて分子量の計算を実施した。
【0044】ポンプの送液流量を、1.00ml/分、
0.970ml/分、1.020ml/分の3つの流速
に変化させた測定結果(クロマトグラム)を図8に示
す。実試料に関しては、送液送料がそれぞれ1.00、
0.970又は1.020ml/分の場合、塩化ビニル
のピークの溶出時はそれぞれ23.44、24.17、
22.91分であり、BHTのピークの溶出時間はそれ
ぞれ32.69、33.72、31.91分であった。
また、標準試料混合物A、B、C中のBHTのピークの
溶出時間は、送液送料が1.00、0.970又は1.
020ml/分の場合、それぞれ32.69、33.7
2、31.91であった。
【0045】以上の結果から、送液送料が1.00、
0.970又は1.020ml/分の場合の各標準試料
混合物に対する補正係数を計算すると、標準試料混合物
Aについては、1.003376、1.034991、
0.979435であり、標準試料Bについては、1.
000306、1.031824、0.976438で
あり、標準試料Cについては、1.001225、1.
032772、0.977335である。
【0046】計算された係数を用いて各ピークの溶出時
間を補正し、log(分子量)=AT3+BT2−CT+
Dとの3次式近似を行った場合の各定数(A〜D)と、
近似式に塩化ビニルのピーク溶出時間を代入して計算さ
れる分子量を以下に示す。 送液送料が1.00ml/分の場合 A=−0.000909915 B=0.0681817 C=−1.92740 D=24.5074 塩化ビニルの分子量=118009 送液送料が0.970ml/分の場合 A=−0.000914765 B=0.0705274 C=−2.02701 D=25.7795 塩化ビニルの分子量=117937 送液送料が1.020ml/分の場合 A=−0.000929832 B=0.0681017 C=−1.89406 D=23.8956 塩化ビニルの分子量=116444 以上の結果から明らかなように、本願発明の補正方法を
行った場合には、ポンプの送液送料が0.970から
1.020ml/分に変動しても、計算される分子量の
変化は1500程度とわずかである。
【0047】比較のため、本願発明の補正方法を行わ
ず、各標準試料混合物のピークの溶出時間(実測値)を
log(分子量)=AT3+BT2−CT+Dとの3次式
近似を行った場合の各定数(A〜D)と、近似式に塩化
ビニルのピーク溶出時間を代入して計算される分子量を
以下に示す。
【0048】送液送料が1.00ml/分の場合 A=−0.000888532 B=0.0664857 C=−1.88449 D=24.1504 塩化ビニルの分子量=115951 送液送料が0.970ml/分の場合 A、B、C及びDとも1.00ml/分の場合と同一 塩化ビニルの分子量=78804 送液送料が1.020ml/分の場合 A、B、C及びDとも1.00ml/分の場合と同一 塩化ビニルの分子量=154384 このように、補正を行わない場合には、ポンプの送液送
料が0.970から1.020ml/分に変動すると、
計算される分子量の変化は70000になる。GPC装
置におけるポンプ等による送液送料の日差変動は、設定
値に対して2%程度であることから、補正を行わない場
合に比べ、本願発明の補正方法を実施した場合にいかに
正確に実試料の分子量を推定し得るかが解る。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願発
明の補正方法によれば、GPC測定において、送液流量
の変動により推定される実試料の分子量が変動すること
を防止することができる。この結果、GPC測定により
得られた分子量に関するデータの信頼性を大幅に向上さ
せることが可能となる。送液送料の変化は、例えばGP
C測定を行う際の温度変化や、送液手段として用いるポ
ンプ等の機械的精度、更にはGPC用カラムの目詰まり
等、種々の要因によって生じ、これを取り除くことは実
質的に不可能であるから、本願発明の補正方法はGPC
によって実試料の分子量を推定する場合に大いに役立つ
ものである。
【0050】また、GPC測定により分子量測定を行う
場合、通常は実試料を測定する直前に古い検量線を廃棄
するとともに新たな検量線を作製することで前記のよう
な変動が測定結果(推定される分子量)に影響すること
を防止する必要があったが、本願発明の補正方法によれ
ば日差変動による影響を排除できることから、検量線を
作製する頻度を減ずることも可能である。従って本願発
明の補正方法によれば、GPC測定における検量線作製
に要する時間、労力等を減少して、作業効率を大幅に向
上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の補正方法について説明する
ための図である。図中のクロマトグラムは、縦軸が出
力、横軸が時間を示し、上から順に、標準試料混合物A
中の各標準試料と内部標準試料のピークとその溶出時間
(左から順にTa1、Ta2、Ta3、Tar)、標準
試料混合物B中の各標準試料と内部標準試料のピークと
その溶出時間(左から順にTb1、Tb2、Tb3、T
br)、標準試料混合物C中の各標準試料と内部標準試
料のピークとその溶出時間(左から順にTc1、Tc
2、Tc3、Tcr)、そして実試料中の成分と内部標
準試料のピーク溶出時間(左から順にTp、Tpr)で
ある。
【図2】図2は、従来の補正を行わない場合について模
式的に示す図である。この場合は、標準試料混合物につ
いての測定結果から検量線を作製し、該検量線から試料
の分子量を計算する。
【図3】図3は、従来の補正を行う場合について模式的
に示す図である。この場合は、標準試料混合物について
の測定結果に対し、一律の補正係数を算出して一律の補
正を行い、検量線を作製し、該検量線から試料の分子量
を計算する。
【図4】図4は、本願発明の補正を行う場合について模
式的に示す図である。
【図5】図5は、本願発明において基準ピークとして使
用し得るピークを説明するための図である。
【図6】図6は、実施例1における試料混合物について
の測定結果を示す図である。図中のクロマトグラムは、
上から順に試料混合物A、B及びCの結果を示す。
【図7】図7は、実施例1における実試料(塩化ビニ
ル)の測定結果を示すクロマトグラムである。図中、p
を付した溶出ピークが塩化ビニルの溶出ピークであり、
prを付したのがBHTの溶出ピークである。
【図8】図8は、実施例2においてポンプの送液流量を
変化させた場合の測定結果を示す図である。図中のクロ
マトグラムは、上から順に、送液送料を1.00ml/
分、0.970ml/分、1.020ml/分の結果を
示す。
【図9】図9は、GPCにおけるlog(分子量)(縦
軸)とピークの溶出時間(横軸)の関係を示す図であ
る。
【図10】図10は、GPCを行う場合の、通常の装置
構成を示すための図である。
【図11】図11は、従来の補正方法を行った場合のG
PCにおけるlog(分子量)(縦軸)とピークの溶出
時間(横軸)の関係を示す図である。
【図12】図12は、従来の補正方法について説明する
ための図である。図中のクロマトグラムは、縦軸が出
力、横軸が時間を示し、上から順に、標準試料混合物A
中の各標準試料と内部標準試料のピークとその溶出時間
(左から順にTa1、Ta2、Ta3、Tar)、標準
試料混合物B中の各標準試料と内部標準試料のピークと
その溶出時間(左から順にTb1、Tb2、Tb3、T
br)、標準試料混合物C中の各標準試料と内部標準試
料のピークとその溶出時間(左から順にTc1、Tc
2、Tc3、Tcr)、そして実試料中の成分と内部標
準試料のピーク溶出時間(左から順にTp、Tpr)で
ある。
【符号の説明】
1 溶離液 2 ポンプ 3 試料注入バルブ 4 分析カラム 5 検出器 6 カラムオーブン 7 データ処理手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子排除クロマトグラフィにおいて、検量
    線を作製するために分子量既知の物質からなる標準試料
    混合物を2種類以上使用し、各混合物について基準とな
    るピーク及び各標準試料のピークの溶出時間を測定し、
    測定されるべき試料について基準となるピーク及び測定
    されるべき試料のピークの溶出時間を測定し、標準試料
    の基準となるピークの溶出時間と測定されるべき試料の
    基準となるピークの溶出時間の比を算出し、算出した比
    を各標準試料のピークの溶出時間に乗じて補正を行い、
    このようにして補正された各標準試料のピークの溶出時
    間と各標準試料の既知分子量から検量線を作製し、測定
    されるべき試料のピークの溶出時間と前記検量線から測
    定されるべき試料の分子量を算出する、分子排除クロマ
    トグラフィにおける補正方法。
  2. 【請求項2】前記基準となるピークが各標準試料混合物
    及び測定されるべき試料に添加した内部標準試料のピー
    クであることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】前記基準となるピークが溶離液によるベー
    ス変動のピークであることを特徴とする請求項1方法。
  4. 【請求項4】補正の基準となるピークが溶離液のピーク
    であることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】検量線を作製するために分子量既知の物質
    からなる標準試料混合物を2種類以上使用する分子排除
    クロマトグラフィにおけるデータ処理装置であって、前
    記各混合物について基準となるピーク及び各標準試料の
    ピークの溶出時間を測定して得られる、測定されるべき
    試料について基準となるピーク及び測定されるべき試料
    のピークの溶出時間を記憶し、標準試料の基準となるピ
    ークの溶出時間と測定されるべき試料の基準となるピー
    クの溶出時間の比を算出し、算出した比を各標準試料の
    ピークの溶出時間に乗じて補正を行い、このようにして
    補正した各標準試料のピークの溶出時間と各標準試料の
    既知分子量から検量線を作製し、測定されるべき試料の
    ピークの溶出時間と前記検量線から測定されるべき試料
    の分子量を算出する、前記装置。
  6. 【請求項6】前記基準となるピークが各標準試料混合物
    及び測定されるべき試料に添加した内部標準試料のピー
    クであることを特徴とする請求項5のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】前記基準となるピークが溶離液によるベー
    ス変動のピークであることを特徴とする請求項5のデー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】補正の基準となるピークが溶離液のピーク
    であることを特徴とする請求項5のデータ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010127803A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Systems Engineering Inc 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2018096850A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 東ソー株式会社 多項式検量線による定量および補正方法
JP2019211386A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 東ソー株式会社 クロマトグラムの類似度の計算方法
JPWO2020261321A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30

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WO2020261321A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30 日本電信電話株式会社 分析方法

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