JPH11514428A - 複合式の水の浄化／分配器および立入り式の冷却室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複合式の冷却室及び水の浄化／分配システムであって、外壁と冷却室内の商品を冷却するための冷却システムとを有する立入り式の冷却室と、外壁に隣接しておりシステムの分配部分が冷却室の外側からアクセス可能である水の浄化／分配システムと、水の浄化／分配システムに水を供給する水の供給システムであって、該水の供給システムは冷却室内に配置された部分を有するものとからなり、立入り式の冷却室内に配置された水の供給システムの部分の中の水が冷却されて、水の浄化／分配システムから冷された状態で分配される。

Description

【発明の詳細な説明】 複合式の水の浄化／分配器および立入り式の冷却室 発明の技術分野 本発明は、水を浄化し分配する装置に関し、より詳細には複合式の立入り式の 冷却室及び水の浄化／分配装置に関する。 発明の背景 水の浄化及び分配器は非常によく知られている。多くの商業的な小売店は店内 に自立形の水の浄化及び分配ユニットを有している。代表的には、顧客は小売店 から提供された容器か、自己の所有する容器を使用して、容器を機械で満たす。 機械は代表的には顧客が操作する。ある機械は水を販売するように構成されてお り、顧客は機械にお金を投入して支払う。他の機械は顧客が水の代金を小売店の キャッシャーで支払うように使用される。 多くのタイプの水の浄化及び分配器がある。Harris，JR.の米国特許No.4,160, 727号は、水を浄化及び分配するための貯蔵された逆浸透ユニットを開示する。D iSantoの米国特許No.5,108,590号は、特に食品雑貨店の店内に配置するのに適し たセルフサービスの水の分配装置を開示する。ミネソタ州のマンケート市のCost er Engineering社は小売店で使用する数々の水の浄化及び分配機械を市場で販売 している。 現在では、多くの人々がサイクリングやジョギングのような運動の最中はもち ろん、日常の日々の行動の最中に水ボトルを持歩いている。時にはこれらの人々 はボトルに詰められた水を購入する。そのような水ボトルは現在公知の水の浄化 及び分配機械で充填することができる。しかしながら、そのような機械の水は通 常は冷却されていない。ゆえに室温の水か、機械に供給された水の温度のままの 水が分配される。Hamlinの米国特許No.5,112,477号は浄化された水と、浄化され た水から作られた氷とを分配する装置を開示する。水を浄化するシステムに加え て、氷を作る機械をも含まなければならない。このため機械はかなり複雑になる 。余分な冷却システムを含む機械なしに冷却された水を分配する、水の浄化及び 分配機械が有益であろう。 家庭にはもちろん冷却された水を分配する冷蔵庫がある。Wehrの米国特許No.2 ,553,693号は、内部に配管が取付けられ、外側には蛇口が配置されて、蛇口を通 して冷蔵庫内の冷却された水を分配することができる冷蔵庫を開示する。現在入 手可能な家庭用冷蔵庫は、冷蔵された区画内に貯水槽を含み、冷蔵庫のドアの水 取出装置に接続されている。そのようなシステムは一般的に、システム内の水を 全く浄化しないし、小売店に配置された水の浄化及び分配機械を通して通常分配 されるような流速と大きな体積を取扱うようには装備されていない。 従って、簡単でかつ冷却されて浄化された水を大きな体積及び流速で分配する ことができる、水の浄化及び分配装置の必要性がある。 発明の要約 このニーズに見合う冷された水の浄化及び分配装置が発明された。システムは 水の浄化及び分配機械を店内に存在する立入り式の冷却室と複合させたものであ る。 一つの観点からは、本発明は、複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配 システムであって、ａ）外壁と冷却室内の商品を冷却するための冷却システムと を有する立入り式の冷却室と、ｂ）冷却室の外壁に隣接しており、システムの分 配部分に冷却室の外側からアクセス可能な水の浄化／分配システムと、ｃ）水の 浄化／分配システムに水を供給する水の供給システムであって、水の供給システ ムは冷却室の内部に配置された部分を含み、水供給システムの冷却室内の部分の 水は冷却されて、冷された状態で水の浄化／分配システムから分配される、こと を特徴とするシステムである。 好ましくは、水の浄化及び分配器具は、さもなければ使用されることのない、 冷却室の断熱壁に取付けられ、その前面は壁と面一になる。代りに、水の浄化及 び分配システムは冷却室のドアのすぐ向う側に取付けたり、冷却室のドアの１枚 と置換えられたパネルに取付けてもよい。器具の残りの部分は冷却された空間内 に配置される。好ましくは水の浄化及び分配システムに供給する水配管は良好な 熱伝達特性を有し、十分な長さをもち、分配システムに流れる水が冷却室内の既 存の冷却器具によって冷却されるようにするのがよい。 本発明は、以下に簡単に説明する図面を参照することで最良に理解されるであ ろう。 図面の簡単な説明 図１は、立入り式の冷却室の壁面に取付けられた水の浄化及び分配システムの 正面立面図である。 図２は、図１の水の浄化及び分配システムの模式的な背面立面図である。 図３は、立入り式の冷却室と図１に示した水の浄化及び分配システムの平面図 である。 図４は、図１の４−４線に沿っ断面図である。 図５は、本発明の第２の実施形態の正面立面図であって、立入り式の冷却室の ドアの向こう側に配置された水の浄化及び分配システムを示している。 図６は、図５の６−６線に沿った断面図である。 図７は、本発明の第３の実施形態の正面立面図であって、立入り式の冷却室の ドア枠に保持された水の浄化及び分配システムを示している。 本発明の図面と好ましい実施形態の詳細な説明 本発明の基本的な好ましい実施形態は３つある。それぞれの実施形態は、外壁 （断熱壁又は、商品を見たり取出したりすることができるガラスドアからなる） を有する立入り式の冷却室と、外壁に隣接した水の浄化及び分配システムと、水 供給システムとを含んでいる。図１〜図４に示した第１の実施形態では、水の浄 化及び分配システムは立入り式の冷却室の壁面に取付けられている。第２の実施 形態は、冷却室の壁面が露出していない店舗で使用され、水の浄化及び分配シス テムは立入り式の冷却室のドアの１つの向こう側に取付けられている（図５〜図 ６）。第３の実施形態では、水の浄化及び分配システムは冷却室のドアの１つと 置換えて用いたパネルに取付けられている。 代表的な立入り式の冷却室は、水以外の飲料や生鮮食品を冷やして、顧客がセ ルフサービスで購入するのに用いられる。そのような立入り式の冷却室は小売店 、 特にコンビニエンスストアで普通にみられる。冷却室は代表的には約３２°Ｆか ら３４°Ｆの温度に維持される。図３に示すように、代表的な立入り式の冷却室 １０は３方の外壁が断熱壁１２で作られ、第４の外壁は代表的にはガラスででき た１又は複数のドア１４で、ドア枠１５に取付けられている。他のドア１６は冷 却室１０に店員が立入ったり出たりするのに使用される。冷却室１０内の商品は しばしばガラスドア１４の内側の車輪付棚１７上に展示される。従って、冷され た商品をガラスドア１４を通して見たり取出したりすることができる。 立入り式の冷却室１０は冷却室１０内の商品を冷却するための冷却システム１ ８を含んでいる。代表的には冷却システム１８は、天井に取付けられ冷蔵システ ム（図示せず）に接続された冷蔵器からなる。冷蔵器は代表的には、冷蔵器の蒸 発器に吹付け又は吸引して空気を通過させる１又は複数のファン１９を含む。従 って、空気は蒸発器で冷却されて冷却室１０内の空間を循環する。冷蔵器は代表 的には、蒸発器上で凝縮した空気中の湿気を冷却室１０から排出する凝縮液ドレ ン配管１３を含む。 図３に示した実施形態では、冷却室１０は、他の点では使用されないものの、 露出した外壁が店内の内壁となる１面の断熱壁１１を含んでいる。図１に示すよ うに、この壁には出入穴が切設され、水の浄化及び分配システム２０が壁１１に 取付けられる。水の浄化及び分配システム２０はいかなるデザインでもよい。浄 化は、その地域の水供給から求められるところに応じて、フィルターを通すこと によるか、逆浸透によることができる。上に列挙した特許はそのような浄化シス テムについて開示しており、出典を明示することによってその開示内容が本明細 書の一部とされる。 図４に最良に示されるように、水の浄化及び分配システム２０は好ましくは、 ガラス繊維製ハウジング２１と、これに備えられた冷却室の壁１１の開口の前面 をフランジ状に覆う縁２２からなる。縁２２は、石壁４６又は壁１１の外側を作 る他の被覆と面一になっている。従って縁２２は、水の浄化及び分配器具に洗練 された外観を与えて審美的な感覚的印象を改善すると同様に、器具を安定させる 点として働く。壁１１は、好ましくは処理された木材で出入穴のまわりを枠取ら れている。ハウジング２１を枠の木材４７に保持するのには木ネジ４８を使用で きる。この配置は水の浄化及び分配システム２０を壁１１内に支持するのに好適 で、さらに別の支持を必要とはしないことが見いだされた。もしも壁１１がシス テム２０を支持するのに十分でないときには、冷却室１０の内側にスタンド又は テーブルが使用される。 冷却室の壁１１は一般的に断熱材を含んでいる。好ましくは壁１１とシステム ２０との接続部のまわりに、壁１１の前面側と背面側とに、コーキングが使用さ れる。代りに、二重ゴムケーシング（図示せず）を分配器具２０を囲むように使 用して、壁１１を冷却室からシール隔離してもよい。この場合には、縁２２はこ の二重ゴムケーシングを覆うだろう。本発明のこの実施形態のシステムを見る者 は、水の浄化及び分配システム２０だけと、冷却室の壁１１又はシステムの周囲 の商品広告及び／又は表示とを見る。 図３に最良に示されるように、浄化／分配システムの主要部分は冷却室１０の 中にある。水供給配管２４は水の浄化及び分配システム２０に新鮮な水を供給す る。ドレンポンプ２６は、分配システムから溢れた水を、どこか冷却室１０の外 部の、水を排出するのに必要な箇所へ排出するための圧力を与えるのに用いられ る。ドレン配管２８の引回しはその場の条件に基づいて設計される。好ましくは 、図３に示すように、ドレン配管２８は、冷蔵器１８からの凝縮液ドレン配管と 接続される。 冷された水は、水の浄化及び分配システム２０に、冷却室内に配置されたリザ ーバを介して、又は、より好ましくは冷却室内に取付けられた管を介して供給さ れる。リザーバを使用するときには、リザーバは大きな表面積を必要とするか、 又は、フィン又は他の機構を与えられて、リザーバ中の水と冷却室内の空気との 間で十分な熱交換がなされる。リザーバが好ましくない理由のひとつは、リザー バが微生物や酸化に起因する他の汚染物を集めやすいことである。これは水の浄 化システムが激しく働くことを要求する。もしもフィルターが使用されたときに は、フィルターはより頻繁に劣化する。タンクもまた追加的なメンテナンスを要 求し、清掃・消毒を一定期間毎にしなければならない。これはシステムを使用で きない時間を生じさせ、余分なメンテナンスコストを生じさせる。加えて、タン クがタンク内の水の量を制御するためのレベル計又は浮きを含んだり、一旦一定 の部分まで使用されたときにタンクにさらに水を入れてもよいことを許可する充 満指示器を含んだりすると、可動部品が必要となって、故障や誤動作の原因とな る。 図３に示すように、好ましくは冷却室１０内の水供給配管２４は、ファン１９ によって吹出された空気が衝突するように配置された部分６５を含む。この部分 ６５は好ましくは前後に引回すようにデザインされ形成された配管であり、十分 な長さの配管が冷却室内に固定できるようにされている。水供給配管２４は、市 の認証を受けた水源のような、冷却室が水を提供するために配置された場所で確 立された既存の水配管に接続される。 好ましくは、冷却室内の供給配管２４の断面は３／４インチの直径を有する銅 管である。銅管は概して６０フィート以上、好ましくは１００フィート以上、さ らに多量の使用が予測されるときには１５０フィート以上の長さが必要と見積ら れる。望ましい長さは冷却室の寸法と水の浄化及び分配システム２０に期待され る使用量とによって決定される。 供給配管２４は、冷却室１０に入ったところで、非常時に使用するための遮断 弁３０を有する。供給配管２４は好ましくは冷却室の天井に取付けられる。これ により供給配管は冷却室でできた他の使用については禁じられる。好ましくは銅 管の最後の５０から７５フィートは冷却室の冷却ファン１９の通路に直に配置さ れ、ファンによって循環する空気が管に振向けられるようにする。冷された空気 が管に吹き当ることで、効率的に熱交換されて、管とその中の水を冷す。 分配ユニットは５ガロンの容器を充満させることができ、流速は少なくとも１ ．５ガロン／分であることが好ましい。しかしながら、もしも分配ユニットが日 常的に大型の水差しで使用されるときには、２ガロン／分の流速が好ましい。も しも顧客が５ガロンの水差しを充満するとしたら、冷却室の冷された管の中の水 は涸渇することだろう。冷却された空気を管の最終部分に直に当てることにより 、たとえ最初の水が涸渇したときであってもシステムが冷された水を提供するこ とが保証されるだろう。好ましくは、管はまた水の浄化及び分配システム２０と 接続する箇所に遮断弁３１（図２）を有する。また、システム２０に直に接続さ れる供給配管２４の部分は可撓性を有して、器具を水供給配管２４に容易に接続 で きることが好ましい。好ましくは、供給配管２４はまたその熱伝達容量を付加さ せる金属製の強化部品を有する。 好ましい水の浄化及び分配システムは、１２オンスの瓶、紙カップ、１ガロン の水差し、５ガロンの水差し又は他の大きさの容器を要求に応じて冷された水で 満たすことができる。好ましい水の浄化及び分配システムは図１及び図４及び、 模式的な図２に示される。 分配システムは棚２３を含み、その上に小さな水差しや、瓶又はカップを満た すために置くことができる。棚２３は好ましくは蝶番２７によってハウジング２ １に結合され、棚は水平で水差しを支持する第１の位置と、棚が分配吐出口２５ の直下から外れる第２の位置（図６の第２の実施形態に見られる）との間でひっ くり返すことができる。棚２３をはね上げたときには、大きな水差しをハウジン グ２１の内側に配置することができ、ハウジングの底部の格子４１上に置かれる 。 把手４３を備え、蝶番４９で取付けられたプレクシグラス（商標名）の扉２９ は、システムが使用されていないときにハウジングを閉じた状態に保ち、そして 、もしも顧客が充填吐出口２５の下の不適切な位置に水差しを置いたときにも水 が床にはねかかるのを防止する。水差し、瓶、カップ、又は他の容器を吐出口２ ５の下に置いてドア２９を閉じたら、顧客は充満ボタン５８を押して、冷された 浄化された水を容器内に分配し、容器が希望するレベルまで満たされたらボタン ５８から手を離す。 ハウジング２１の背面には取付けブラケット４４があり、それにマニホールド ３２が取付けられている。マニホールド３２には３つのフィルター３３、３４、 及び３５が取付けられている。水は供給配管２４からマニホールドに入って、一 連のフィルター３３〜３５を通過する。浄化された水はマニホールドを出ると、 流量計３６を通り、配管３８を通って紫外線殺菌器６２（標準的な設計のものな ので詳細は示さない）へ入る。しかしながら、水は殺菌器内部のＵＶ光線電球を 取巻く透明な管を通って殺菌器６２の底部から排出されることを注記しておく。 その後、水はソレノイド駆動弁６０を通過して、ハウジング２１内の分配吐出口 ２５から排出される（図１）。ハウジング２１内に置かれた容器からあふれでた 水は、格子４１を通過して、ハウジングの漏斗形の底部４２に入って、そこから ドレンポンプ２６に流れる。 システムに必要な電力は通常の壁コンセント５０から供給される。１本の電線 ５２はポンプ２６に電力を供給する。他の電線５４はパワーパック５６に電力を 供給する。パワーパック５６からは２組の電線が出ている。１組の電線はＵＶ光 線殺菌器６２の電気回路となる。他の組の電線５７は充満ボタン５８とソレノイ ド弁６０を含む回路に電力を与える。好ましくは、パワーパックは、ＵＶ光線が 機能的に適正でないかぎり充満ボタン５８を押してもソレノイド弁６０を開ける ことができないような回路構成を有する。また、電気回路システムにカウンタ（ 図示せず）を追加してもよく、充満ボタン５８が押された回数を数える。 好ましい設計では、冷却室１０内の冷却された空気だけを使用して水を冷して いる。冷された管２４内を水が流れると、水の熱が冷却室へ伝達する。冷却室の ファン１９からの強制的な空気流れに接触している管の中を水が通るとき、熱伝 達は増強する。好ましくは、システムは２ガロン／分の流速で４０°Ｆ以下に冷 却された水を連続使用のもとで提供することができる。しかしながら、、冷却室 の温度は凍結の機会がないように維持されて、３２°Ｆ以下にはならない。冷蔵 器１８の前面の部分６５の長さは、管のジグザグの数を増やしたり減らしたりし て必要に応じて改変することができる。代りに、部分６５は渦巻状のコイルに形 成してもよく、その正確な形状は冷却室内の利用可能な空間によって決定される 。 図５及び図６に本発明の第２の実施形態を示す。本実施形態の水の浄化及び分 配システム１２０は第１の実施形態で用いられた水の浄化及び分配システム２０ と同じでもよい。しかしながら、この実施形態では省スペースのためにより小型 のシステムが好ましいだろう。立入り式の冷却室と水の供給システムは一般的に は第１の実施形態と同様である。従って、図５及び図６の参照符号は、１００を 加算する他、図１〜４と同一の要素に用いられたのと同様のものが使用される。 従って、冷却室は枠１１５に取付けられたドア１１４を有する等となる。 第２の実施形態の第１の実施形態と比較しての主要な相違点は、水の浄化及び 分配システム１２０に隣接した冷却室の壁が、ガラスドア１１４が配置された壁 であることである。実際には、水の浄化及び分配システム１２０はドア１１４の 向こう側の冷却室内に取付け又は配設され、ドア１１４を開けたときにアクセス できる。図５に示したの実施形態では、ハウジング１２１を閉じる別個の扉（第 １の実施形態の扉２９のような）は示されていないが、そのような扉は、冷却室 のドア１１４を開けたときに顧客に水がはねかかるのを防いだり、システムが動 作したときに冷却室内に水がはねかかるのを防いだりするのに好ましいだろう。 図６は、図１〜４に示されていなかったシステムの詳細についていくつか示し ている。好ましくはＵＶ光線殺菌器１６２をハウジング１２１の上方に保持する ブラケット１７０が壁面に結合されている。また、棚１２３がたたまれた状態が 明瞭に示されている。この実施形態では、ポンプ１２６及び分配システムの全体 が特別に設計された棚１１７上に支持されている。水の浄化及び分配システムの 隣側と下側とに商品を保存し展示できる棚を備えた棚１１７を用いることで、店 主は冷却室の展示領域を最大限に使用することができ、第３の実施形態と比較さ れる。 図７の実施形態では、冷却室が露出した使用されていない壁面を有していない 場合で、冷却室のドアの１枚に置換えてパネル２１１を使用している。パネル２ １１はドア枠２１５に固定され、冷却室の他のドア２１４の前面と面一になって いる。水の浄化及び分配システム２２０は、第１の実施形態のものとほぼ同じで よい。本発明の第１の実施形態が冷却室の側壁１１を使用して取付けたのと同様 に、システム２２０はパネル２１１に取付けられる。図７の実施形態では、棚２ ３０は分配器の周囲にスペースがあるだけ設けることができる。この実施形態で は、展示ユニットは冷却室の内側にドア枠の寸法だけ窪んで、分配器の必要な深 さと同じ深さになる。 この実施形態では水の浄化及び分配システム２２０を支持するのにテーブル又 はスタンド（図示せず）が必要になるだろう。テーブル又はスタンドは好ましく はステンレス鋼で作ることができる。 本発明の好ましい実施形態では、流量計３６と、充満ボタン５８と、ソレノイ ド６０と、ポンプ２６とを除いては、可動部品や機構を必要とせずにシステム装 置を作っている。冷却され冷されて浄化された水を提供するために必要な唯一の 必需品は、前提として冷却室内にすでに冷された空気があることである。従って 、冷された水は、初期設備コストを除けば、店の人にとって実質的に出費なしに 提 供することができる。 十分に清浄な水源に対して逆浸透の処理を行うことが必要となるいくつかの例 がある。ビルディングの設備の不適切な使用のような古い給水システムで供給さ れる水には多くの有害な化学物質が蓄積されていることがある。従って、設備さ れたシステムが要求された基準を満たすかどうか、それぞれの立地での水を試験 すべきである。 逆浸透システムは、すべての地域で見られるわけではない鉛や他の化学物質を 除去することができる。しかしながら、分配システムに十分な水を行かせるため に、貯水タンクが不可欠である。前述した通り、貯水タンクは多くの理由から好 ましくない。従って、逆浸透システムは他のオプションが不可能なときに付加す る。逆浸透システムと貯水タンクは好ましくは冷却室の外部に配置される。冷却 室へ行く銅管は、このタンクから補給される。タンクは５０から１００ガロンの 大きさでなければならず、逆浸透システムの動作の速度とピーク状態で予想され る使用量に依存する。１ガロンの水を生成するには、逆浸透システムはどこでも １時間から５時間がかかり、水の品質と逆浸透膜の状態に依存する。分配器（分 配に先立つ最後の浄水点において、いかなる場合もフィルターシステムを含む） にいつでも水を供給可能にすることを確実にするためには、大きな貯水タンクが 必要である。しかしながら、このタンクは冷却室の内部に配置することは必要で はない。実際、逆浸透システムは室温の方がよく働く。銅管の長さと配置とは水 を冷すためには前述したもので十分である。しかしながら、もしも貯水タンク内 の５０から１００ガロンを冷やそうとすれば、実効コストは増加するだろう。 本発明の好ましい実施形態では、ハウジング２１は図４に示したように丸めら れて審美的な外観を与えており、ガラス繊維でできており、好ましくは３／１６ インチと１／４インチの間の厚さである。ハウジングはステンレス鋼から作って もよい。好ましいハウジングは約２０インチ幅で、３２インチ高さで、１５．５ インチの深さである。棚２３は好ましくはゴムで被覆されている。格子４１は好 ましくはハウジングの底部上に少なくとも１．５インチの間隔をあけて置かれる 。この間隔を設けることで、いったん格子４１を通過した水が分配器の底面から はね戻って来ることをする。好ましくは、ドレン配管は分配器の最大容量の水の 流 れを取扱うことができる大きさにされる。３／４インチのドレン器具と３／４イ ンチのドレン配管は、２ガロン／分の水がハウジングの底部や漏斗形の部分４２ からあふれでないために十分であろう。 フィルター３３は好ましくは５μｍの沈澱フィルター(sediment filter)で、 フィルター３４と３５は好ましくは１／２μｍのフィルターで、封入奇形体の包 嚢や他の不純物を除去することができる。好ましくは、フィルターのハウジング はプラスチック材料でできている。好適なフィルターはCunoから入手可能である 。 たとえフィルターがどこかハウジング２１の背面などに取付けられたとしても 、紫外線殺菌器６２はできる限り分配吐出口２５に近づけて取付けるべきである 。好ましいＵＶ殺菌器６２は、Hydro-Flow社で製造されミネソタ州イーガンのYe s Distributing Inc.社から入手可能なモデルUVT-8-A型である。このモデルは、 John Guest型の取付け具を水接続に用いており、ＵＶ光線が動作しなくなったと きに交換が容易である。 もちろん、本発明により入手された浄化され冷却された水を使用して、味付き の及び／又は炭酸含有の水以外の飲料が分配されるように、システムに更なる変 更をしてもよい。 わずかの実施形態だけを図示し上述したけれども、本発明の装置と方法は様々 な実施形態を形成するのに引用することができることを認識すべきである。本発 明は、その精神と本質的な特徴から離れることなく、他の形態で実施してもよい 。例えば、供給配管は冷却室の天井よりもむしろ冷却室の内壁に取付けてもよい 。押しボタン５８とソレノイド弁６０を手動操作弁に置換えれば器具はさらに簡 単化される。上述した実施形態はすべての観点から、ただの例示であって、限定 ではないことを考慮すべきであり、従って、発明の範囲は前述の実施形態よりも むしろ添付された請求の範囲によって示される。請求の範囲の趣旨の範囲内およ び均等物の範囲内のものは、その範囲内に含まれる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ (72)発明者 バージ ラリー ディー アメリカ合衆国 ミネソタ州 56472 ピ コットレイクス ウォルデンハイム エイ チシー２−＃535

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システムであって、 ａ）外壁と冷却室内の商品を冷却するための冷却システムとを有する立入り式 の冷却室と、 ｂ）冷却室の外壁に隣接しており、システムの分配部分に冷却室の外側からア クセス可能な水の浄化／分配システムと、 ｃ）水の浄化／分配システムに水を供給する水の供給システムであって、水の 供給システムは冷却室の内部に配置された部分を含み、水供給システムの冷却室 内の部分の水は冷却されて、冷された状態で水の浄化／分配システムから分配さ れる、 ことを特徴とするシステム。 ２．水の浄化／分配システムが水を浄化するフィルターを含むことを特徴とする 請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システム。 ３．水の浄化／分配システムが水を浄化する逆浸透ユニットを含むことを特徴と する請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システム。 ４．分配器が冷却室の外壁に取付けられていることを特徴とする請求項１に記載 の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システム。 ５．水の浄化／分配システムが取付けられた冷却室の外壁は冷却室の断熱壁から なることを特徴とする請求項４に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化 ／分配システム。 ６．水の浄化／分配システムが取付けられた冷却室の外壁は、冷却室のドア枠に 固定されたパネルからなることを特徴とする請求項４に記載の複合式の立入り式 の冷却室及び水の浄化／分配システム。 ７．水の浄化／分配システムが隣接する外壁はドアからなり、水の浄化／分配シ ステムはドアの向こう側の冷却室内に配置され、ドアを開けるとアクセスできる ことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分 配システム。 ８．立入り式の冷却室内の水の供給システムの部分は６０フィートの長さ以上の 管を含むことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の 浄化／分配システム。 ９．立入り式の冷却室内の水の供給システムの部分は１００フィートの長さ以上 の管を含むことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水 の浄化／分配システム。 １０．冷却システムは冷却室内の冷却された空気を循環させる１又は複数のファ ンを含み、冷却室内の水の供給システムの少なくとも一部は、１又は複数のファ ンによって循環された空気が水の供給システムの前記部分にぶつかるように配置 されていることを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水 の浄化／分配システム。 １１．水の浄化／分配システムは少なくとも１．５ガロン／分の流速で水を分配 することができることを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室 及び水の浄化／分配システム。 １２．水の浄化／分配システムは少なくとも２ガロン／分の流速で水を分配する ことができることを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び 水の浄化／分配システム。 １３．水の浄化／分配システムは１．５ガロン／分の流速で４０°Ｆ又はそれ以 下の温度の水を連続的に無期限に分配することができることを特徴とする請求項 １に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システム。 １４．立入り式の冷却室内の冷却された空気のみによって、分配される水が冷却 されることを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄 化／分配システム。 １５．立入り式の冷却室は冷された商品を観察し、取出すことができるドアを備 えたことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化 ／分配システム。 １６．冷却システムは凝縮液ドレン配管を有する冷蔵器を含み、水の浄化／分配 システムからのドレン配管が冷蔵器の凝縮液ドレン配管に接続されていることを 特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配シス テム。 １７．分配システムからあふれでた水を立入り式の冷却室から排出するポンプを さらに含むことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷却室及び水 の浄化／分配システム。 １８．水の浄化／分配システムは、第１及び第２の位置の間を回動可能で、棚が 前記第１の位置にあるときには水差しが棚の上に載せられて充満吐出口の下に配 置され、棚が前記第２の位置にあるときには棚は充満吐出口の下から排除される ような棚をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の複合式の立入り式の冷 却室及び水の浄化／分配システム。 １９．複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システムであって、 ａ）外壁と、冷却室内の冷却された空気を循環させる１又は複数のファンを含 む冷却システムを含む冷却室とを有する立入り式の冷却室と、 ｂ）冷却室の外壁内に取付けられて、システムの分配部分に冷却室の外側から アクセス可能な水の浄化／分配システムと、 ｃ）水の浄化／分配システムに水を供給する水の供給システムであって、水の 供給システムは少なくとも６０フィートの長さの冷却室の内部に配置された部分 を含み、かかる部分の少なくとも一部は１又は複数のファンによって循環された 空気が前記部分にぶつかるように配置され、水供給システムの冷却室内の部分の 水は冷却されて、冷された状態で水の浄化／分配システムから分配される、 こ とを特徴とするシステム。 ２０．複合式の立入り式の冷却室及び水の浄化／分配システムであって、 ａ）１又は複数のドアを含む外壁を有する立入り式の冷却室であって、ドアを 通して冷却室内の商品を取出すことができ、また冷却室は冷却室内の商品を冷却 するための冷却システムを含み、 ｂ）前記ドアのひとつの内側に取付けられて、前記ドアを開けたときにシステ ムの分配部分に冷却室の外側からアクセス可能な水の浄化／分配システムと、 ｃ）水の浄化／分配システムに水を供給する水の供給システムであって、水の 供給システムは冷却室の内部に配置された部分を含み、水供給システムの冷却室 内の部分の水は冷却されて、冷された状態で水の浄化／分配システムから分配さ れる、 ことを特徴とするシステム。