JPH11514329A - 標識化ペプチド化合物 - Google Patents

標識化ペプチド化合物

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JPH11514329A JP7521978A JP52197895A JPH11514329A JP H11514329 A JPH11514329 A JP H11514329A JP 7521978 A JP7521978 A JP 7521978A JP 52197895 A JP52197895 A JP 52197895A JP H11514329 A JPH11514329 A JP H11514329A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ペプチドが選択的ニューロテンシン受容体親和性を有し、かつ一般式 式中:R1は(C1−C3)アルカノイル基、アリールカルボニル基、アリール(C1−C3)アルカノイル基、または、アミド基によりまたはスペース化基を介してペプチド分子に結合しているキレート化基であり;XaaおよびXbbはそれぞれ独立してArgまたはLysであり;Xccは不飽和または飽和の環状アミノ酸であって、好ましくはProおよびHypから選ばれるものであり;XddはTyr、TrpまたはPheであり;XeeはLeu、Ileまたはt−ブチルアラニンであり;そしては0または1である、で表され、さらに、該ペプチドが、(i)もし標識が金属アイソトープであるなら、R1は該アイソトープをキレート化するキレート化剤であり;さらに(ii)もし標識が放射性ハロゲンアイソトープであるなら、該ハロゲンアイソトープがフェニル環の2−位で4Tyr、4Trp、または置換基R1のアリール基に結合している、との条件下に(a)金属アイソトープ、または(b)放射性ハロゲンアイソトープ、で標識されている、標識化ペプチド化合物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 標識化ペプチド化合物 本発明は標識化ペプチド化合物、本化合物の製造法、本化合物を含む医薬組成 物、診断および治療における本化合物の使用および放射性医薬組成物を製造する ためのキットに関する。 ニューロテンシンは13個のアミノ酸ペプチドであり、1973年にウシ視床 下部から単離された。以下の構造を有する: pGlu-Leu-Tyr-Glu-Asn-Lys-Pro-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-OH 高濃度のニューロテンシンは、啼乳類中枢神経系の分離領域に見られる。加え て、ニューロテンシンは末梢の特異的受容体と相互作用する。この10年間、ニ ューロテンシン受容体が、小細胞肺癌、ヒト大腸癌およびヒト髄膜腫のような多 くの癌細胞で発見されている。 2個の放射性ヨウ素化ニューロテンシン誘導体が文献に記載されている。ニュ ーロテンシン配列中のチロシン残基の存在のために、非常に異なる生物学的特性 および、更に、異なる純度を有するニューロテンシンのヨウ素化は放射性ペプチ ドの錯体混合物を形成する。したがって、Mazella et al.(J.Biol.Chem .1983,258,3476-3781)は、チロシン−11がトリプトファン残基で置換され ているニューロテンシンアナログを合成した:[Trp11]ニューロテンシン。ヨウ 素化(チロシン−3の芳香族環で求電子条件下で125−ヨウ素による)は、ラッ ト脳シナプス膜に対する結合について0.1nmのKdを示すモノヨウド誘導体をも たらす。同じグループの研究者の予備実験(Sadoul et al.;Biochem.Biophy s.Res.Commun.1984,120,812-819)は、ヒト脳におけるニューロテンシン 受容体がモノヨウド−[Trp11]−ニューロテンシンに低い親和性を示すことを示 唆し、この化合物が結合実験には適さないとされた。同じグループの研究者は、 後に、ニューロテンシンそれ自身のモノヨウド誘導体の製造に成功した;本方法 において、チロシン−3のみを125−ヨウ素でヨウ素化した。この放射性ヨウ 素化アナログは、ラット脳シナプス膜の結合について0.2nmのKdおよびヒト脳 ニューロテンシン受容体の結合について0.26nmのKdを有する。 標識天然ニューロテンシンおよび標識トリプトファン−11ニューロテンシン アナログは、しかしながら、ペプチド結合の開裂による酵素的破壊を受け、イン ビボ半減期が僅か数分となる難点があった。 構造活性研究(Granier et al.;Eur.J.Biochem.1982,124,117-125) は、ニューロテンシン分子の右手部分が、そのα−アミノ末端基がアセチル化に より保護されている限り、完全な配列を模倣するための構造的要求を満たすこと を明らかにした。このアナログの結合親和性は、2つの結合検定、すなわち、ラ ット脳シナプス膜およびHT29細胞上でのものでニューロテンシンのものと同 等である。 このアナログは、1つの残存チロシン残基を含み、これは容易に、フェノール 基のオルト位の水素の求電子置換を使用して放射性ヨウ素化できる。しかしなが ら、構造活性研究は、このアナログのチロシン残基の3位のヨウ素化は、即ち、 20の因子(Mazella et al.;上記参照)との受容体親和性の著しい損失をもた らすことを明らかにした。 ニューロテンシン自身と同等なニューロテンシン受容体親和性を有し、診断お よび治療上の使用を可能にする充分な酵素耐性を有する標識化ペプチド化合物を 提供するのが本発明の目的である。 この目的は、ペプチドが選択的ニューロテンシン受容体親和性を有し、かつ一 般式 R1−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (I) 式中: R1は(C1−C3)アルカノイル基、アリールカルボニル基、アリール(C1− C3)アルカノイル基、または、アミド基によりまたはスペース化基を介してペ プチド分子に結合しているキレート化基であり; XaaおよびXbbはそれぞれ独立してArgまたはLysであり; Xccは不飽和または飽和の環状アミノ酸であって、好ましくはProおよびHyp から選ばれるものであり; XddはTyr、TrpまたはPheであり; XeeはLeu、Ileまたはt−ブチルアラニンであり;そして は0または1である、 で表され、さらに、該ペプチドが、 (i)もし標識が金属アイソトープであるなら、R1は該アイソトープをキレー ト化するキレート化基であり;さらに (ii)もし標識が放射性ハロゲンアイソトープであるなら、該ハロゲンアイソト ープがフェニル環の2−位で4Tyr、4Trp、または置換基R1のアリール基に結 合している、との条件下に (a)99mTc、203Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97R u、62Cu、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、186Re、188Re、77As、9 0 Y、67Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199A u、161Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、159G d、166Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111Agか ら成る群から選ばれる金属アイソトープ、または (b)放射性ハロゲンアイソトープ、 で標識されている、標識化ペプチド化合物によって達成される。 R1のアリール基の好適な例は:フェニル、ハロ置換フェニルまたはインドリ ル;好ましくはフェニル、4−フルオロフェニル、2−または4−ブロモフェニ ル、2−ヨウドフェニル、4−フルオロ−2−ブロモフェニルおよび4−フルオ ロ−2−ヨウドフェニルである。放射活性ハロゲンアイソトープの好適な例は:123 I、124I、125I、131I、75Br、76Br、77Brおよび82Brである。 上記標識化ペプチド化合物において、1個またはそれ以上のアミノ酸は、通常 のL−配置の代わりにD−配置を有し得る。本発明の標識化ペプチド化合物は、 いわゆる疑似ペプチド結合、即ち−CH2−NH−結合を、天然アミド結合、即 ち−CO−NH−に加えて含み得る。ペプチドにおける天然発生アミノ酸のこの ような修飾は本発明の範囲内である。 本発明により、キレート化基を伴って、上記した金属アイソトープで、直接ま たはスペース化基を経由して標識されたペプチド化合物が提供されるが、該キレ ート化基は、アミド結合により該ペプチド化合物のアミノ基に結合しているもの である。 キレート化基は、好ましくは、エチレンジアミン テトラ酢酸(EDTA)、ジ エチレントリアミン ペンタ酢酸(DTPA)、シクロヘキシル 1,2−ジアミ ンテトラ酢酸(CDTA)、エチレングリコール−O,O'−ビス(2−アミノエチ ル)−N,N,N',N'−テトラ酢酸(EGTA)、N,N−ビス((ヒドロキシベンジ ル)−エチレンジアミン−N,N'−ジ酢酸(HBED)、トリエチレンテオラミン ヘキサ酢酸(TTHA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N',N ",N"'−テトラ酢酸(DOTA)、ヒドロキシエチルジアミンテトラ酢酸(HED TA)、1,4,8,11−テトラアザシクロ−テトラデカン−N,N',N",N"'− テトラ酢酸(TETA)、置換DTPA、置換EDTAから、または、 一般式 式中、Rは分枝または非分枝の、所望により置換されているヒドロカルビル基で あり、該基は1つまたはそれ以上のN,O,およびSから選ばれるヘテロ原子、 および/または1つまたはそれ以上のNH基が介在してもよく、そして、 Yは、ペプチドのアミノ基と反応し得る基であり、好ましくはカルボニル、 カルブイミドイル、N−(C1−C6)アルキルカルブイミドイル、N−ヒドロキシ カルブイミドイル、およびN−(C1−C6)アルコキシカルブイミドイルから成る 群から選ばれるものである、 から誘導されるものである。 一般式IIIの好適なキレート化基は、非置換または置換2−イミノチオランお よび2−イミノチオアセクロヘキサン、特に2−イミノ−4−メルカプトメチル チオランである。所望により存在してもよいスペース化基は、好ましくは一般式 式中、R5はC1−C10アルキレン基、C1−C10アルキリデン基、またはC1−C10 アルケニレン基であり、Xはチオカルボニル基またはメチルカルボニル基であ る、 を有する。 その生物学的特性、特にそのニューロテンシン受容体への結合親和性およびイ ンビボ安定性、およびその合成容易性との関連で、以下の本発明の標識化ペプチ ド化合物が好適なものである: (1)(2−*I−フェニル)アセチル−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Le u−OH (2)(4−*I−フェニル)アセチル−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Le u−OH (3)2−*I−ベンゾイル−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Leu−OH (4)4−*I−ベンゾイル−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Leu−OH (5)(4−F−2−*I−フェニル)アセチル−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5I le−6Leu−OH (6)(4−F−2−*I−ベンゾイル)−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6 Leu−OH および、1Argが疑似ペプチド結合により3Argに結合している化合物(1)から( 6)の変種、 (7)(2−*I−フェニル)アセチル−1Lys−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Le u−OH (8)(2−*I−フェニル)アセチル−1Arg−2Lys−3Pro−4Tyr−5Ile−6Le u−OH (9)Ac−1Arg−2Arg−3Pro−4(2−*I−Tyr)−5Ile−6Leu−OH (10)Ac−1Arg−2Arg−3Pro−4(2−*I−Trp)−5Ile−6Leu−OH (11)Ac−1Arg−2Arg−3Pro−4(5−*I−Trp)−5Ile−6Leu−OH (12)Ac−1Arg−2Arg−3Pro−4(7−*I−Trp)−5Ile−6Leu−OH (13)(*M−DTPA)−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Leu−OH (14)(*M−EDTA)−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6Leu−OH (15)(*M−(2−イミノチオラン))−1Arg−2Arg−3Pro−4Tyr−5Ile−6 Leu−OH (16)(*M−(4−メルカプトメチル−2−イミノチオラン))−1Arg−2Arg−3 Pro−4Tyr−5Ile−6Leu−OH; 式中、*Iは123I、125Iまたは131Iおよび*Mは111In、99mTc、186Re、166 Ho、153Smまたは161Tbである。 上記標識化ペプチド化合物は、インビボ適用を予測した多くの好適なモデル実 験で試験された。これらの実験は実施例に記載する。これらの実験の結果から、 本発明の標識化ペプチド化合物が、それらを診断および治療目的に適する特性を 有することが明白であろう。診断目的に好適なアイソトープで標識した場合、こ のペプチド化合物は、例えば、標識が分離することによる破壊を示すことなく、 標的器官または組織の造影を可能にするために投与後充分長期間無傷のままであ る。治療のために好適な放射性アイソトープで標識した場合、このような標識化 ペプチドは、小細胞肺癌、大腸癌および髄膜腫のような、ニューロテンシンが結 合する場所に関係する多くの悪性腫瘍の処置のための確実な治療剤である。 本発明の新規放射性ハロゲン化ペプチド化合物は、関連化合物についてそれ自 体既知の方法により製造できる。従って、本発明は、一般式 R1−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (I) 式中、Xaa、Xbb、Xcc、Xdd、Xee、およびR1は、上記での定義と同一の 意味を有し、かつ該化合物は、フェニル環の2−位で4Tyrに、4Trpに、または 置換基R1のアリール基に結合している; で表される化合物を、銅(I)イオン、水溶性酸、および還元剤の存在下に、123 -124-125-131-75Br-76Br-77Br-、および82Br-か ら選ばれる水溶性ハロゲン化物と反応させることをを特徴とする、上記で定義の 放射性ハロゲン化ペプチド化合物の製造方法にも関する。 このようなハロゲン交換反応は、欧州特許第165630号に記載されている 。好適な水溶性酸の例は、クエン酸;好適な還元剤の例はSn(III)塩、ゲンチ シン酸、イソアスコルビン酸、モノサッカライドおよび亜硫酸塩である。 また本発明の新規金属標識化ペプチド化合物は、関連化合物についてそれ自身 既知の方法により製造できる。この目的のために、ペプチド分子は、上記に定義 のキレート剤、例えばEDTA、DTPA等で、上記のように直接またはスペー ス化基の導入後に誘導体化し、その後、一般式 R2−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (II) 式中、Xaa、Xbb、Xcc、Xdd、Xee、およびR1は、上記での定義と同一の 意味を有し、R2はアミド基によりまたはスペース化基を介してペプチド分子に 結合しているキレート化基である、 を上記定義の金属アイソトープと、塩または、錯体を形成させるために比較的に 弱いキレート化剤と結合したキレートの形態で反応させる。 所望の金属アイソトープの好適な塩またはキレートの例は:111In−オキシ ネート、99mTc−タートレート等である。錯体形成反応は、一般に単純な方法 で、ペプチドに有害でない条件下で行うことができる。 本発明は、更に、製薬的に許容可能な担体物質に加えて、所望より、少なくと も一つの製薬的に許容可能なアジュバント、活性物質として前記で定義の標識化 ペプチド化合物を含む医薬組成物に関する。 本発明は、また、温血動物の生体中の、ニューロテンシン受容体を有する組織 を検出並びに特定化する方法であって、 (i)該生体に、(a)99mTc、203Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113 m In、97Ru、62Cu、64Cu、52Fe、52mMn、51Crから成る群から選ば れる金属アイソトープ、または(b)123I、131I、75Br、76Brおよび77Br から成る群から選ばれる放射性ハロゲンアイソトープで標識化されている、標識 化ペプチド化合物を、外部イメージングに充分量含む組成物を投与すること、さ らに、 (ii)該生体中の標的部位を、背景活性との関連において決定するために該生体を 外部イメージング処理すること、 を含んで成る方法にも関する。 本発明は、また温血動物の生体中の、ニューロテンシン受容体を有する組織を 手術中に検出並びに特定化する方法であって、 (i)該生体に、標識化ペプチド化合物を、ガンマ検出プローブによる検出に充分 量含む組成物を投与すること、但し、該ペプチド中の放射性アイソトープは161 Tb、123I、または125I、好ましくは161Tbまたは125Iであり、さらに、 (ii)有効物質を該組織中に取り込ませた後、かつ血液の放射活性を除去した後、 該生体の適切な領域を、ガンマ検出プローブを用いて放射性免疫測定技術で処理 すること、 を含んで成る方法にも関する。 上記放射性アイソトープ、すなわち、特に161Tbまたは125Iは、このような 標識化ペプチド化合物の放射能先導手術の技術における使用を可能にし、患者体 内の適切な那組織を手術中に、ガンマ検出プローブの手段により検出および位置 決定できる。外科医は、手術中にこのプローブを使用し、低エネルギーガンマ光 子エミッターである放射性アイソトープで標識された化合物の取り込みが行われ ている領域を見付けられる。 上記のように、小細胞肺癌、大腸癌および髄膜腫のようなある種の癌細胞が、 その表面にニューロテンシン受容体を有することは文献から知られている。故に 、本発明のペプチド化合物は、それらをその目的に適したアイソトープで放射性 標識した場合、これら腫瘍の治療的処置に用いることができる。従って、本発明 はさらに、腫瘍の表面に高密度のニューロテンシン受容体部位を有する、温血動 物の生体中の腫瘍の治療的処置法であって、該生体に、腫瘍を攻撃し制御するの に有効量のペプチド化合物、それらのペプチド化合物は、186Re、188Re、77 As、90Y、67Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au 、199Au、161Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd 、159 Gd、166Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111A gから成る群から選ばれる金属アイソトープで標識されたものである、を含む組 成物を投与することを含んで成る方法にも関連する。 放射活性標識化ペプチド化合物を診断剤として使用する場合、多くの放射性標 識化合物の貯蔵寿命が短いことおよび/または放射性核種の半減期が短いことの 故に、使用者がいつでも任意に使用可能な状態の組成物とすることはしばしば不 可能である。このような場合、使用者は放射性核種との標識反応を病院または研 究室で行う。それ故、この目的のために、種々の反応成分が、いわゆる“キット ”の形で使用者に提供される。明らかに所望の反応を行うのに必要な操作は、使 用者が自由に使用できる設備を使用して、可能な限り単純にキットから放射性標 識組成物を調製可能であるべきである。したがって、本発明はまた放射性医薬組 成物を製造するためのキットにも関連する。 このような本発明のキットは、(i)ニューロテンシン受容体に選択的親和性を 有し、かつ上記で定義の一般式IIを有するペプチド化合物、但し該化合物には、 必要に応じて不活性な医薬的に許容され得る担体および/または調剤用剤および /またはアジュバントを加えてある、(ii)塩溶液または好適な金属アイソトープ のキレート溶液還元剤、さらに、(iii)キットの成分反応の処方並びに使用法指 示書、 を含んで成る。 上記キットのための好適な放射性核種は、以下の金属アイソトープである:20 3 Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97Ru、62Cu、99mT c、186Re、188Re、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、77As、90Y、67 Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199Au、161 Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、159Gd、166 Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111Ag。 好ましくは、上記キットの成分として用いられるペプチド化合物は、上に定義 したキレート化剤との反応によって修飾される。得られたペプチドコンジュゲー トは、簡単な方法で放射性核種をしっかりと固着せしめるのを容易にする。ペプ チドを修飾せしめるのに適切なキレート剤は詳細に上記した。上記したようなN −含有ジ−またはポリ酢酸またはその誘導体は、In−111およびIn−113 mのような種々の金属放射性核種をペプチド分子に固着せしめるのに非常に適切 であることが明らかになった。ユーザーに供給されるキットは、上記sub(i) で定義された成分と使用説明書を含み、上記sub(ii)で定義された放射性核種 の塩またはキレートの溶液は、限定的な保存期間があり、別個に個々にユーザー の処分自由とされ得る。 キットを、Tc−99m、Re−186またはRe−188で標識された放射性医 薬組成物の製造に用いる場合、本発明による該キットは、上記(i)で定義され た成分に加えるに、(ii)還元剤、所望すればキレーターおよび(iii)キット の成分と過テクネテートの形でのTc−99mまたは過レネートの形でのRe−1 86あるいはRe−188とを反応させるための方法の使用説明書を含み得る。 所望すれば、キットの成分は、適合する限り結合せしめ得るキットは、過テクネ テート(pertechnetate)または過レネート(perrhenate)を還元するための還 元剤、例えばジチオナイト、金属性還元剤または複合−安定化還元剤、例えばS nCl2、Sn(II)−タルトレート、Sn(II)−ホスフェートあるいはピロホスフェ ート、またはSn(II)−グルコヘプトネートを含む。過テクネテートまたは過レ ネートの溶液は、適当な製造業者からユーザーが入手できる。望ましい実施態様 において、本発明のキットは、上に定義されたペプチドをキレート剤との処理に より修飾せしめて得た修飾ペプチドすなわちペプチドコンジュゲートを含む。適 当なキレート剤は上述した。 放射性核種がキット自体中に存在するとき、ペプチドコンジュゲートとの反応 を形成する複合体は中性媒体中で成分を結合せしめ、反応せしめることにより、 簡単に製造することができる。この目的のために放射性核種は、上記したように 、比較的弱いキレーターと結合したキレートの形において、ペプチドコンジュゲ ートに提供され得る。 キットが上に定義したペプチドコンジュゲートを含み、Tc−99m、Re−1 86またはRe−188で標識した放射性医薬組成物の製造を意図するときは、 放射性核種は過テクネテートまたは過レネートの形で別個に望ましくは加えられ る。その場合、キットは適当な還元剤および、所望すれば、キレート剤を含み、 還元剤は過テクネテートまたは過レネートを還元する。使用し得る還元剤として は、例えばジチオナイトまたは金属還元剤がある。成分は、適合する限り、選択 的に結合せしめ得る。このような一成分系のキットは、結合した成分が望ましく は凍結乾燥されており、ユーザーによって放射核種溶液と反応せしめられるのに 非常に適切である。上記のキットについての還元剤としては好ましくは金属還元 剤、例えばSn(II)、Ce(III)、Fe(II)、Cu(I)、Ti(III)またはSb(III)が 用いられ、Sn(II)が非常に適切である。上記キットのペプチド構成体、すなわ ち好ましくはペプチドコンジュゲートは、溶液として例えば生理食塩水の形態あ るいは何らかの緩衝液として供給され得るが、好ましくは乾燥状態、例えば凍結 乾燥で提供される。注射液の成分として用いられるときは、液体は滅菌されてい なければならず、成分が乾燥状態である場合、使用者は好ましくは滅菌生理食塩 水を溶媒として使用する。所望ならば、上記成分は既知の方法で、既知の安定剤 、例えばアスコルビン酸、ゲンチシン酸またはこれらの酸の塩により安定化して もよく、または他の補助剤、例えばグルコース、ラクトース、マンニトール等の 充填剤を含んでいてもよい。 本発明は以下の具体的実施例を参考にしてより詳細に記載する。 実施例I 放射性標識化ペプチド化合物(1)、(2)、(3)および(4)の製造 (a)対応するブロモ−置換ペプチド化合物の合成。出発ブロモ置換ペプチド、す なわちブロモ置換ベンゾイルArg−Arg−Pro−Tyr−Ile−Leu−OHまたは フェニルアセチル−Arg−Arg−Pro−Tyr−Ile−Leu−OHを、固相ペプチ ド合成(SPPS)法により、N−α−tert.−ブチルオキシカルボニル(Boc)保 護アミノ酸を使用して合成する。合成中、Argの側鎖をトシル(Tos)基で保護し 、チロシンのフェノール性側鎖o−ブロモーベンジルオキシカルボニル(o−Br −Z)基で保護する。 最初のアミノ酸を樹脂(クロモメチルポリスチレン、1%の1,4−ジビニルベ ンゼンと架橋)と、所望のアミノ酸、即ちロイシンのCs−塩を介して結合させ る。置換率(0.60mmol/g樹脂)をピクリン酸法により測定する。 ペプチドを下記のような反復サイクルにより集合させる: −トリフルオロ酢酸(TFA)溶液(TFA/ジクロロメタン/アニソール)による 主鎖保護基、即ちBoc基の脱保護; −TFA塩のジイソプロピルエチルアミン(DIEA)による中和; −遊離アミノ酸と次のアミノ酸のカルボキシ官能基の結合;N,N'−ジシクロヘ キシルカルボジイミド(DCC)および1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HO Bt)を結合剤として使用する。 サイクルをペプチド鎖が集合するまで行う。 ペプチドを樹脂から液体HFとの反応により開裂する。酢酸抽出を使用してペ プチドを樹脂から分離する。 凍結乾燥後、ペプチドを、勾配=15%→40%(0−20分)のアセトニト リル/H2O/TFA−/(100−)/0.001を使用したRP−HPLC およびVydac(商標)RP−C18カラムにより精製する。 最後にペプチドの純度は分析用RP−HPLCおよび薄層クロマトグラフィー により確認される。ペプチドはFAB質量分光測定により特徴づけられる。4個 のブロモ−置換化合物が31−61%の収率で得られる。 (b)131Iによる放射ヨード化 欧州特許第165630に記載の方法に従い、ペプチドをヨード131によるブ ロムの求核変位により放射ヨード化する。典型的な例として、 原料溶液: 1mg SnSO4 25mg 2,5−ジヒドロ安息香酸(ゲンチシン酸) 35mg クエン酸1水和物 2.5ml 10% AcOH水溶液(v/v)中; Cu2+溶液: 10ml水中(0.013M) 32.5mg CuSO4・5H2O ペプチド(1mg)を原料溶液500μlおよびCu2+溶液60μlに溶かす。すべ て の溶質が溶けるまで、溶液を超音波処理する。透明液に5分間N2を流す。 Na131I 10μl(132μCi)を加えた後、反応混合物を1時間140℃ で加熱する。混合物を最終的に室温にまで冷やす。PR−HPLCを行い、ヨー ド化収量を計算する。アセトニトリル/H2O/TFA−/(100−)/0. 001、の変化=15%→40%(0−20分);Lichrospher(商標)100 RP−18(5μm)コラム;流速1ml/min。意図した放射ヨード化ペプチド( 1)、(2)、(3)および(4)が夫々の収率84%、54%、86%および55% で得られる(最適化ではない)。 実施例II 生物学的試験 結合検定試験 結合検定をモルモットの前脳膜に結合している[3H]ノイロテンシンの阻害を 調べて行う。標識していないアセチル化合物Ac−Arg−Arg−Pro−Tyr−Il e−Leu−OH(a)を対照として用いて、下記の結果を得る。 親和物はpIC50価(50%の阻害をもたらすペプチド同族体の濃度)として 示す。 上の数値から、放射ヨード化同族体(1)−(4)は、本結合検定においてニューロ テンシン受容部位に対する親和性を示し、それは標識していない化合物に匹敵す ることが明らかである。 酵素安定性 4つの放射ヨード化同族体(1)、(2)、(3)および(4)の酵素安定性を通常の 方法でヒト血清でインビトロで調べ、その安定性は充分である。 ニューロテンシンおよびその同族体の構造−活性研究は、同じ関係すなわち構 造対活性が腫瘍受容体と同様にラット脳受容体に存在することを示している。ラ ット脳の受容体が腫瘍細胞のそれと同じであることを表している。従って、上記 試験は、試験化合物がニューロテンシン受容体に関連する悪性腫瘍の診断におい て有望な武器であることを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 1/13 C07K 5/06 5/06 A61K 43/00 (72)発明者 セウステルス、マルク ベルギー、ベー−1050ブリュッセル、プラ インラーン2番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ペプチドが選択的ニューロテンシン受容体親和性を有し、かつ一般式 R1−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (I) 式中: R1は(C1−C3)アルカノイル基、アリールカルボニル基、アリール(C1−C3 )アルカノイル基、または、アミド基によりまたはスペース化基を介してペプチ ド分子に結合しているキレート化基であり; XaaおよびXbbはそれぞれ独立してArgまたはLysであり; Xccは不飽和または飽和の環状アミノ酸であって、好ましくはProおよびHyp から選ばれるものであり; XddはTyr、TrpまたはPheであり; XeeはLeu、Ileまたはt−ブチルアラニンであり;そして は0または1である、 で表され、さらに、該ペプチドが、 (i)もし標識が金属アイソトープであるなら、R1は該アイソトープをキレート 化するキレート化基であり;さらに (ii)もし標識が放射性ハロゲンアイソトープであるなら、該ハロゲンアイソトー プがフェニル環の2−位で4Tyr、4Trp、または置換基R1のアリール基に結合 している、との条件下に (a)99mTc、203Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97Ru 、62Cu、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、186Re、188Re、77As、90 Y、67Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199A u、161Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、159G d、166Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111Agか ら成る群から選ばれる金属アイソトープ、または (b)放射性ハロゲンアイソトープ、 で標識されている、標識化ペプチド化合物。 2.該ペプチドが、123I、124I、125I、131I、75Br、76Br、77Brお よび82Brから成る群から選ばれる放射性ハロゲンアイソトープ、で標識されて いる、請求の範囲第1項に記載の標識化ペプチド化合物。 3.該ペプチドが、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ジエチレントリ アミンペンタ酢酸(DTPA)、シクロヘキシル1,2−ジアミンテトラ酢酸(CD TA)、エチレングリコール−O,O'−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N',N' −テトラ酢酸(EGTA)、N,N−ビス((ヒドロキシベンジル)−エチレンジア ミン−N,N'−ジ酢酸(HBED)、トリエチレンテオラミンヘキサ酢酸(TTH A)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−N,N',N",N"'−テトラ酢 酸(DOTA)、ヒドロキシエチルジアミン テトラ酢酸(HEDTA)、1,4,8 ,11−テトラアザシクロ−テトラデカン−N,N',N",N"'−テトラ酢酸(TE TA)、置換DTPA、置換EDTAから、または、 一般式 式中、Rは分枝または非分枝の、所望により置換されているヒドロカルビル基で あり、該基は1つまたはそれ以上のN,O,およびSから選ばれるヘテロ原子、 および/または1つまたはそれ以上のNH基が介在してもよく、そして、 Yは、ペプチドのアミノ基と反応し得る基であり、好ましくはカルボニル、 カルブイミドイル、N−(C1−C6)アルキルカルブイミドイル、N−ヒドロキシ カルブイミドイル、およびN−(C1−C6)アルコキシカルブイミドイルから成る 群から選ばれるものであり;さらに、 所望により存在するスペース化基は、一般式 式中、R5はC1−C10アルキレン基、C1−C10アルキリデン基、またはC1−C10 アルケニレン基であり、Xはチオカルボニル基またはメチルカルボニル基であ る、 で表される化合物から誘導されるキレート化基R1でキレート化された金属アイ ソトープ、で標識されている、請求の範囲第1項に記載の標識化ペプチド化合物 。 4.一般式 R1−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (I) 式中、Xaa、Xbb、Xcc、Xdd、Xee、およびR1は、請求の範囲第1項での 定義と同一の意味を有し、かつ該化合物は、フェニル環の2−位で4Tyrに、4T rpに、または置換基R1のアリール基に結合している; で表される化合物を、銅(I)イオン、水溶性酸、および還元剤の存在下に、123 -124-125-131-75Br-76Br-77Br-、および82Br-か ら選ばれる水溶性ハロゲン化物と反応させることをを特徴とする、請求の範囲第 2項に記載の放射性ハロゲン化ペプチド化合物の製造方法。 5.一般式 R2−(1Pro) n 2Xaa−3Xbb−4Xcc−5Xdd−6Xee−7Leu−OH (II) 式中、Xaa、Xbb、Xcc、Xdd、Xee、およびR1は、請求の範囲第1項での 定義と同一の意味を有し、R2はアミド基によりまたはスペース化基を介してペ プチド分子に結合しているキレート化基である、 を請求の範囲第1項に記載の金属アイソトープと、塩または、錯体を形成させる ために比較的に弱いキレート化剤と結合したキレートの形態で、反応させること を特徴とする、請求の範囲第3項に記載の金属標識化ペプチド化合物の製造方法 。 6.医薬的に許容され得る担体物質、および必要に応じて、少なくとも1種の 医薬的に許容し得るアジュバントに加えて、有効物質として請求の範囲第1、2 または3項に記載の標識化ペプチド化合物を含んで成る、医薬組成物。 7.温血動物の生体中の、ニューロテンシン受容体を有する組織を検出並びに 特定化する方法であって、 (i)該生体に、請求の範囲第1、2、または3項に記載の標識化ペプチド化合物 を、外部イメージングに充分量含む組成物を投与すること、但し、該ペプチドは (a)99mTc、203Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97Ru 、62Cu、64Cu、52Fe、52mMn、51Crから成る群から選ばれる金属アイ ソトープ、または(b)123I、131I、75Br、76Brおよび77Brから成る群か ら選ばれる放射性ハロゲンアイソトープで標識化されており、さらに、 (ii)該生体中の標的部位を、背景活性との関連において決定するために該生体を 外部イメージング処理すること、 を含んで成る方法。 8.温血動物の生体中の、ニューロテンシン受容体を有する組織を手術中に検 出並びに特定化する方法であって、 (i)該生体に、請求の範囲第1項に記載の標識化ペプチド化合物を、ガンマ検出 プローブによる検出に充分量含む組成物を投与すること、但し、該ペプチド中の 放射性アイソトープは161Tb、123I、または125I、好ましくは161Tbまたは125 Iであり、さらに、 (ii)有効物質を該組織中に取り込ませた後、かつ血液の放射活性を除去した後、 該生体の適切な領域を、ガンマ検出プローブを用いて放射性免疫測定技術で処理 すること、 を含んで成る方法。 9.腫瘍の表面に高密度のニューロテンシン受容体部位を有する、温血動物の 生体中の腫瘍の治療的処置法であって、該生体に、腫瘍を攻撃し制御するのに有 効量の請求の範囲第3項に記載のペプチド化合物、それらのペプチド化合物は20 3 Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97Ru、62Cu、99mT c、186Re、188Re、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、77As、90Y、67 Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199Au、161 Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、159Gd、166 Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111Agから成る群 から選ばれる金属アイソトープで標識されたものである、を含む組成物を投与す ることを含んで成る方法。 10.放射性医薬組成物の製造用キットであって、 (i)ニューロテンシン受容体に選択的親和性を有し、かつ一般式IIを有するペ プチド化合物、但し該化合物には、必要に応じて不活性な医薬的に許容され得る 担体および/または調剤用剤および/またはアジュバントを加えてある、(ii)塩 溶液、または203Pb、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、97Ru、62 Cu、99mTc、186Re、188Re、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、77A s、90Y、67Cu、169Er、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199 Au、161Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、159 Gd、166Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rhおよび111A gから成る群から選ばれる金属アイソトープのキレート溶液、および (iii)キット中に存在する成分反応の処方並びに使用法指示書、 を含んで成るキット。 11.放射性医薬組成物の製造用キットであって、 (i)ニューロテンシン受容体に選択的親和性を有し、かつ一般式IIを有するペプ チド化合物、但し該化合物には、必要に応じて不活性な医薬的に許容され得る担 体および/または調剤用剤および/またはアジュバントを加えてある、(ii)還元 剤、および必要に応じて、キレーター、但し、成分(i)および(ii)は所望により 混合されており、さらに、 (iii)過テクネテート溶液の形態での99Tc、または過レネート溶液の形態での1 86 Reまたは188Reについてのキットの成分反応の処方並びに使用法指示書を 含んで成るキット。
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