JPH1151346A - 熱分解装置 - Google Patents

熱分解装置

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Publication number
JPH1151346A
JPH1151346A JP22016997A JP22016997A JPH1151346A JP H1151346 A JPH1151346 A JP H1151346A JP 22016997 A JP22016997 A JP 22016997A JP 22016997 A JP22016997 A JP 22016997A JP H1151346 A JPH1151346 A JP H1151346A
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JP
Japan
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gate valve
pyrolysis furnace
valve
organic matter
supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP22016997A
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English (en)
Inventor
Keiji Yamada
啓司 山田
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Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication of JPH1151346A publication Critical patent/JPH1151346A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱分解炉の高熱の影響を受けず、長期間安定
・確実に有機物を供給できる供給部を備えた熱分解装置
の提供。 【解決手段】 供給部3は、熱分解炉1に設けた供給口
13に連結される有機物の貯留部12を有し、その貯留
部12の出口側から前記供給口13までの間に、順に排
出用仕切弁14と熱遮蔽弁15が設けられ、有機物と常
時接触する排出用仕切弁14の温度が熱遮蔽弁15によ
り緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機物を熱分解する
熱分解装置に関し、特に熱分解装置における熱分解炉に
有機物を供給するために設けられる供給部の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から廃プラスチックなどのプラスチ
ックやその他の有機質廃棄物等の有機物は熱分解装置で
熱分解され、得られた油成分を資源として回収すること
が行われている。熱分解装置の1例として、上部に有機
物の供給部と分解ガスの排出部を設けた熱分解炉を備え
たものがある。このタイプの熱分解装置は、供給部から
供給された有機物を熱分解炉内で加熱分解し、蒸発する
分解ガスを連続的に分解ガス排出部から外部に取り出す
もので、取り出された分解ガスは冷却装置で冷却凝縮さ
れて油成分として回収される。
【0003】熱分解炉の底部には外部の駆動装置で回転
駆動されるスクレーパが配設され、さらに底部から下方
に残渣排出部が延長される。残渣排出部の簡単なものは
垂直な排出管だけで構成されるが、通常は排出管とその
内部に配置されてその回転軸が前記スクレーパに連結さ
れる回転フィーダを有するものが多い。そして熱分解が
終了すると、駆動装置でスクレーパを回転して底部に堆
積した残渣を掻き取り、それを回転フィーダのスクリュ
ー翼で下方へ送り出すようになっている。熱分解炉へ有
機物を供給する供給部としては、有機物の貯留部を備
え、その出口側と熱分解炉の供給口との間に排出用の仕
切弁を設けたものが知られている。そして貯留部内に貯
留された有機物はその仕切弁を開けることにより、下方
にある熱分解炉の供給口に落下するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記供給部は、
熱分解炉の供給口へ有機物の供給を行う排出用の仕切弁
が熱分解炉内部の高温により加熱され、仕切弁に接して
いるプラスチックなどの有機物が溶融して仕切弁の高温
部に溶着するという問題がある。そのため仕切弁を開け
ても有機物の通過が困難になり、場合によっては仕切弁
自体の操作が不能に陥ることもある。その対策として、
仕切弁を外部から冷却して有機物の溶着を防止すること
も考えられるが、仕切弁の入口側と出口側との間に不均
一な温度分布が生じ、仕切弁全体の構造およびシール面
が熱変形を起こし、そのためシール性能が低下して、仕
切弁を閉めて貯留部に有機物を補給している作業中に熱
分解炉の高温ガスが仕切弁から漏れて上昇し、発火およ
び作業者への接触などの危険があるという別の問題を生
じるおそれがある。そこで本発明は、上記供給部におけ
る問題を解決する熱分解装置の提供を課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、有機物を熱分解する熱分解
炉と、熱分解炉に有機物を供給する供給部を備えた熱分
解装置である。そして前記供給部は、熱分解炉に設けた
供給口に連結される有機物の貯留部を有し、該貯留部の
出口側から前記供給口までの間に、排出用仕切弁と熱遮
蔽弁が順に設けられていることを特徴とするものであ
る。上記供給部によれば、熱分解炉からの高熱は熱遮蔽
弁により遮蔽されて排出用仕切弁が加熱されることを大
幅に緩和できる。そのため排出用仕切弁に有機物が溶着
することもなく、長期間の運転において高いシール性を
保持させることが可能となる。また高温にさらされる熱
遮蔽弁は常時有機物に接触しないので、それ自体に有機
物が溶着してシール性等を損うこともない。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の実施の形態であって、貯留部が内部を不活性ガ
スで置換できるようになっていることを特徴とするもの
である。このように構成すると、熱分解炉内に空気中の
酸素が浸入することをより確実に防止できる。請求項3
に記載の発明は、上記いずれかの発明の実施の形態であ
って、貯留部が有機物を中間的に貯留する中間容器であ
り、その出口側に排出用仕切弁を設けると共に、入口側
に受入用仕切弁を設けたことを特徴とするものである。
このように構成すると、ホッパーなどの大きい貯留部か
ら有機物を中間容器に落とし込むことにより一時貯留し
ておき、排出用の仕切弁を開ける毎に確実に所定量だけ
熱分解炉に有機物を供給することができる。さらに中間
容器の内部を不活性ガス置換できるようにすれば、少な
い不活性ガスで効率よく置換することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の熱分解
装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の熱分解装
置の1例を模式的に示す説明図である。図1において、
1は熱分解炉、2はスチームジャケットもしくは加熱ヒ
ータを壁内に埋設した加熱装置、3は熱分解すべき有機
物を供給する供給部、4は熱分解炉1の底部に配設され
たスクレーパ、5はスクレーパを回転駆動する駆動装
置、6は熱分解炉1の底部から下方へ垂直に延長される
残渣排出部、7は分解ガスを排出する配管、8は配管7
に接続された凝縮器、9は凝縮器8と油成分回収槽10
を接続する配管、11は仕切弁などの開閉手段、12a
は残渣収容容器である。
【0008】供給部3は、熱分解炉1の上部に設けた供
給口13に連結される有機物の貯留部12と、その貯留
部12の出口側から供給口13までの間に順に設けらた
排出用仕切弁14と熱遮蔽弁15を備えている。貯留部
12は細長い円筒状に形成された中間容器からなり、そ
の入口側に図示しないホッパーなどの大きい貯留部から
有機物を受け入れるための入口部16が接続され、その
入口部16には有機物を受け入れる受入用仕切弁17が
設けられる。さらに貯留部12の側部に、図示しない窒
素などの不活性ガス供給源からの不活性ガス供給配管1
8と、内部ガスを排出する内部ガス出口配管19が接続
されている。
【0009】排出用仕切弁14および受入用仕切弁17
は、電気駆動式,空気圧駆動式または油圧駆動式などの
遠隔操作可能な往復駆動手段と、その出力軸に連結され
た弁体を有しており、該弁体が弁箱内を直線状に前後移
動することにより開閉が行われる。そして弁体を弁箱内
から後退させて完全に開状態としたとき、仕切弁が有機
物に対して何ら障害物にならないように構成されてい
る。排出用仕切弁14の出口側に短管20を介して接続
される熱遮蔽弁15の出口側は、熱分解炉1における供
給口13に接続される。そして好ましくはこの熱遮蔽弁
15も、排出用仕切弁14と同様な仕切弁とされる。な
お熱遮蔽弁15および排出用仕切弁14は、例えばその
弁箱の周囲に冷却用ジャケットを設け、冷却水で冷却す
るように構成することもできる。
【0010】次に、上記熱分解装置の作用を説明する。
供給部3から熱分解炉1内に供給される廃プラスチック
などの有機物は、内部で加熱されて熱分解し、それによ
り発生する分解ガスは配管7から凝縮器8に導入されて
冷却・液化し、配管9を通って油成分回収槽10に回収
される。なお凝縮器8に複数の油成分回収槽10を接続
し、凝縮器8の冷却温度を変えて運転することにより、
最初は凝縮温度の高い重質油を凝縮して重質油用の油成
分回収槽に貯留し、次第に凝縮温度の低い軽質油を凝縮
して軽質油用の油成分回収槽に貯留するように運転する
こともできる。次に分解されない残渣は、熱分解炉1の
底部の傾斜面に堆積していく。そこで適宜開閉手段11
を開閉して、残渣を残渣排出部6から残渣収容容器12
a内に排出する。
【0011】次いで供給部3の作用を説明すると、先ず
受入用仕切弁17を開けて図示しないホッパーからその
貯留部12内に有機物を投入し貯留してから受入用仕切
弁17を閉じる。次に不活性ガス供給配管18から窒素
等の不活性ガスを供給し、内部の空気を不活性ガスと置
換する。このように貯留部12内を不活性ガスで置換す
ることにより、排出用仕切弁14および熱遮蔽弁15を
開けたときに熱分解炉1内に空気中の酸素が浸入するこ
とをより有効に防止することができる。貯留部12内の
有機物を熱分解炉1に供給するには、熱遮蔽弁15,排
出用仕切弁14の順に開け、有機物を供給口13に落下
させればよい。供給が終了したら排出用仕切弁14,熱
遮蔽弁15の順に閉じ、再び受入用仕切弁17を開けて
貯留部12内に有機物を投入する操作を繰り返す。
【0012】
【発明の効果】以上のように構成した請求項1に記載の
熱分解装置によれば、熱分解炉からの高熱は熱遮蔽弁に
より遮蔽されて排出用仕切弁が加熱されることを大幅に
緩和できる。そのため排出用仕切弁に有機物が溶着する
こともなく、長期間の運転において高いシール性を保持
させることが可能となる。また、高温にさらされる熱遮
蔽弁は常時有機物に接触しないので、それ自体に有機物
が溶着してシール性等を損うこともない。次に請求項2
に記載の発明によれば、熱分解炉内に空気中の酸素が浸
入することをより確実に防止できる。さらに、請求項3
に記載の発明によれば、ホッパーなどの大きい貯留部か
ら有機物を中間容器に落とし込むことにより一時貯留し
ておき、排出用の仕切弁を開ける毎に確実に所定量だけ
熱分解炉に有機物を供給することができる。また、中間
容器の内部を不活性ガス置換できるようにすれば、少な
い不活性ガスで効率よく置換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱分解装置の1例を模式的に示す説明
図。
【符号の説明】
1 熱分解炉 2 加熱装置 3 供給部 4 スクレーパ 5 駆動装置 6 残渣排出部 7 配管 8 凝縮器 9 配管 10 油成分回収槽 11 開閉手段 12 貯留部 12a 残渣収容容器 13 供給口 14 排出用仕切弁 15 熱遮蔽弁 16 入口部 17 受入用仕切弁 18 不活性ガス供給配管 19 内部ガス出口配管 20 短管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を熱分解する熱分解炉1と、該熱
    分解炉1に有機物を供給する供給部3を備えた熱分解装
    置において、 前記供給部3は熱分解炉1に設けた供給口13に連結さ
    れる有機物の貯留部12を有し、該貯留部12の出口側
    から前記供給口13までの間に、排出用仕切弁14と熱
    遮蔽弁15が順に設けられていることを特徴とする熱分
    解装置。
  2. 【請求項2】 貯留部12が内部を不活性ガスで置換で
    きるようになっている請求項1に記載の熱分解装置。
  3. 【請求項3】 貯留部12が有機物を中間的に貯留する
    中間容器であり、その出口側に排出用仕切弁14が設け
    られると共に、入口側に受入用仕切弁17が設けられる
    請求項1または請求項2に記載の熱分解装置。
JP22016997A 1997-07-31 1997-07-31 熱分解装置 Pending JPH1151346A (ja)

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JP22016997A JPH1151346A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 熱分解装置

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JP22016997A JPH1151346A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 熱分解装置

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JPH1151346A true JPH1151346A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16746976

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JP22016997A Pending JPH1151346A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 熱分解装置

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JP (1) JPH1151346A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205188A (ja) * 2002-11-07 2004-07-22 Tokyo Elex Kk 廃棄物の処理方法及び処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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