JPH11513441A - 抄紙機における方法 - Google Patents

抄紙機における方法

Info

Publication number
JPH11513441A
JPH11513441A JP9512415A JP51241597A JPH11513441A JP H11513441 A JPH11513441 A JP H11513441A JP 9512415 A JP9512415 A JP 9512415A JP 51241597 A JP51241597 A JP 51241597A JP H11513441 A JPH11513441 A JP H11513441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
paper
enzymes
movable part
release
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9512415A
Other languages
English (en)
Inventor
ペールネーネン,ペルッティ
クッカメキ,エスコ
アホ,ペッカ
ヨキネン,オッリ
カンテリネン,アンネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ChampionX LLC
Original Assignee
Nalco Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nalco Chemical Co filed Critical Nalco Chemical Co
Publication of JPH11513441A publication Critical patent/JPH11513441A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/32Washing wire-cloths or felts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G3/00Doctors
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、シリンダ、ロール、フェルト、ワイヤなどの可動部に関連する、可動部が製造される紙匹に接する抄紙機における方法に関する。可動部は、可動部に付着しやすく製紙工程における操作を損いやすい、紙匹内の物質にさらされている。組成物が、プレス部のセンターロール(1)などの可動部に、例えば、ノズル構造(4)によって塗布される。この流水のような組成物には、解放化学薬剤が添加されており、紙匹(6)からセンターロール(1)などの可動部に付着する少なくとも一つの物質に化学プロセスにより作用するように選択された少なくとも一つの酵素を含む。化学プロセスの目的は、少なくとも一つの付着物質を可動部すなわちセンターロール(1)から解放または分解し、製紙工程における信頼性を維持または改善することである。

Description

【発明の詳細な説明】 抄紙機における方法 本発明は、シリンダ、ロール、フェルト、ワイヤなどの可動部に関連する抄紙 機における方法に関し、可動部は、可動部に付着可能な紙匹内の物質に可動部が さらされる状態下で製造される、製紙工程において可動部の動作を損なう紙匹と 接している。 抄紙機は、現在、益々速い運転速度で使用されている。従って、製紙工程の制 御性を考慮した場合、重要な要素は、シリンダ、ロール、フェルト、ワイヤとい った、抄紙機内の可動部の信頼性を維持することである。信頼性の維持に加え、 他の重要な要素は、製紙工程の速度を上げるために、可動部、特にプレス部のセ ンターロールの運転能力を向上することである。抄紙機は多くの可動部を含み、 これらが製紙工程の種々の各段階で紙匹と接触し、紙匹からなんら制御されるこ となく物質が放出されて可動部に付着していく。このような物質には、木材成分 と、ラテックス、デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのコーテ ィングとを含む。これらの物質は、可動部に付着すると、長期にわたって運転す る間に製紙工程における種々の段階で問題を生じ、最悪の場合、紙匹の損傷を招 くことがあり得る。 以下の明細書中で、抄紙機のいくつかの可動部を、上述の物質が紙匹から可動 部に付着する場合に発生する問題とともに列挙する。まず、フェルトに付着する 物質は、フェルトの脱水能力を低下させるので、運転能力の問題を引き起こす。 フェルトを交換する時、作業は必ず中止され、そのような交換作業を他のメンテ ナンス作業と同時に行うことができない場合、余分な作業中止を招くことになる 。フェルトの脱水能力が極度に低下した場合、結果的に紙匹を損傷させ、そのよ うな損傷によって必ず多大なコストが費やされることは明らかである。同様の問 題はワイヤにも起こる。ワイヤの脱水能力が損なわれると、機械を汚すだけでな く、紙匹を損傷させる結果にもなり得る。乾燥シリンダにとって、問題は汚れで あり、 工程中の操作性が低減し、掃除が必要になる。さらに、紙匹から放出されて乾燥 ワイヤに付着した物質は、乾燥ワイヤが汚れていると、乾燥能力を低減させる。 特に厄介な問題は、抄紙機のプレス部において、紙匹がプレス部のセンターロー ルから解放される時に起こる。この時、紙匹は製紙工程において初めて、紙匹が 支持なしにプレス部のセンターロールから延伸ロールに流れるという状態に置か れている。付着物質によって紙匹に向けられている保持力のために、延伸比を上 げなければならない場合、紙匹は指数的に増大する荷重にさらされることになる 。特に高速抄紙機を使用する時や、製紙工程の運転速度をさらに上昇させる時に 、最も重要なことは、上記の理由により、プレス部のセンターロールから紙匹を 解放することである。紙匹からセンターロール表面に付着する物質は、この重要 な段階において、紙匹が最適な方法でプレスニップ後方のセンターロール表面か ら解放するのを妨げる。従って、紙匹は、より早く解放させるような引張荷重の 影響を受けなければならない。この引張荷重は、指数的に増大するように紙匹に 向けられている。紙匹の張力は損傷しやすさに比例するため、センターロールか ら紙匹を解放させることは、非常に重要な段階なのである。当然、現在使用され ている抄紙機のプレス部においては、例えば、紙匹が解放される地点より後方に 、センターロール表面に対向してドクターブレードを設けることによって、また 、センターロールの外面に、様々な解放薬とともに純水または水のどちらかの液 体を噴射することによって、センターロールの汚れを防ぐための試みがなされて いる。この方法によって、紙匹からセンターロール表面に付着する物質のほとん どを除去することが可能な程度にまで、状況を大幅に改善することができる。し かしながら、ドクターブレードや解放薬を用いる現在の処理では、コロイド膜状 層がセンターロールの外面に形成され、その層は解放薬やドクターブレードの洗 浄効果に耐性を有しているので、十分ではない。 同様の問題は抄紙機の他の部分においても当業者にとって自明であり、その場 合、可動部は、紙匹から放出された物質が可動部に付着して製紙工程の操作性を 損なう様に、紙匹に接する。この状況において、プレス部、特にそのセンターロ ールは、上述のように、製紙工程において最も重大な荷重が、プレス部のセンタ ーロールから解放される時に紙匹にかけられるので、抄紙機において最も重要な 部分とみなされている。 製紙工程にかかわる上記の問題の大部分を排除し、技術状態を向上させること が、本発明の目的である。また、本発明の目的には、製紙工程においてより速い 運転速度の利用を可能にし、同時に、製紙工程の連続性を確保することを含む。 これらの目的を達成するために、本発明による方法は、可動部から少なくとも一 つの付着物質を放出または分解して製紙工程における可動部の信頼性を維持また は改善するために、少なくとも1つの酵素を含む組成物が可動部に塗布され、組 成物中の該少なくとも1つの酵素が、紙匹から放出されて可動部に付着する少な くとも1つの物質に化学プロセスにより作用するように改変されることを特徴と する。 従って、本発明は、酵素が可動部に運ばれて、付着効果を除去する化学プロセ スによって可動部に存在する物質に作用できるという様に、紙匹から放出されて 可動部に付着する物質に効果的な酵素を塗布することが可能であり、物質は、分 解または変形された形状で可動部との接触から取り除かれるというという驚くべ き発見に関する。 本発明による方法は、付着物質に対して別々の影響を与えることができるとい う利点を提供する。適切な酵素組成物は、上述の目的を達成するために、付着物 質の種類ごとに作用メカニズムに基づいて、広く知られている酵素の中から選定 することが可能である。このように、本発明による方法の有利な実施例によれば 、付着物質は、以下のグループ、すなわち、セルロース、ヘミセルロース、ペク チン、エキス、タンパク質、リグニンまたはリグナンス(lignans)などの木材 成分と、ラテックス、デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのコ ーティングとの中からの、一つあるいはいくつかの物質で構成され、また少なく とも一つの酵素が、可動部に付着するまたは付着する可能性のある物質の種類に 基づいて、塗布される物質用に選択されると言うことができる。 また、本発明のいくつかの有利な実施形態が他の従属クレームにおいて提示さ れている。 下記の説明において、本発明を添付の図面と例とを参照して、より詳細に説明 する。 図1は、抄紙機のプレス部における本発明による構成を示す略側面図であり、 図2は、図1のI地点の拡大した略部分図であり、 図3は、例5による試験運転の結果を示すグラフである。 図1に関して、抄紙機のセンターロール1の第2プレスニップ2の後方かつプ レスロールの回転方向(矢印PS)にあるドクターブレード3の手前において、液 体組成物がセンターロール1の外面にノズル構造4などによって噴射される。こ の組成物は、本発明の基本概念により選択される少なくとも一つの酵素を含む。 この少なくとも一つの酵素は、センターロール1の外面上のコロイド膜状層に作 用する。この酵素は、コロイド層に浸透し、コロイド層に本発明による化学反応 を生じさせて、紙匹6から放出されセンターロール1の外面上に付着することに よりセンターロール1の外面上に形成されるコロイド膜状層を、実質的に薄くす るまたは完全に除去する。センターロール1の外面上に噴射された組成物は、ド クターブレードを用いて除去されるマクロ層に作用する薬品も当然含むことが可 能である。酵素に必要な作用時間は数回転分の時間に相当するので、塗布地点を ドクターブレード3後方に設けることも可能であり、塗布地点とドクターブレー ドとの距離は、この点で重要ではない。 図2は、本発明による方法により達成される効果を、破線5を用いて図式的に 示しており、センターロール1表面を洗浄することにより、センターローラー1 の外面上に対する紙匹6の付着力は実質的に低減可能であり、紙匹はセンターロ ール外面から理想的な接線位置により近づいて解放されることになる。このよう に紙匹6を早めに解放させることは、延伸比すなわちセンターロール1と延伸ロ ール7との間の周速差を減少させ、その結果、紙匹の張力が実質的に減少し、紙 匹の損傷リスクが減少することによって、または、酵素処理を行わない時と同じ 延伸比を維持しながら抄紙機の運転速度を上昇させることによって、利用可能に なる。このように、本発明による方法を応用することによって、連続的な運転を 考慮したプレス部のより高い信頼性、または、より速い運転速度が、製紙工程に おいて達成される。 類似の作用はワイヤやフェルトなどの製紙工程において重要度の低い可動部に おいても達成可能であり、可動部に塗布される酵素を含む組成物が可動部に保持 されて所望の化学反応を生じることで、可動部が洗浄されて操作性が維持される ことは、当業者にとって自明である。また、酵素が、抄紙機に塗布可能な適切な 方法で、可動部に接触しながらもたらされることも、自明である。 以下に、センターロール1、シリンダ、フェルト、ワイヤといった可動部に付 着する物質の分解または変形に貢献し、製紙工程の運転能力を向上させる、例え ば紙匹をプレス部のセンターロールから解放するような酵素を列挙する。 セルロースを分解・変形させる、エンドグルカナーゼ、セロビオハイド ロラーゼ、β−グルコシダーゼなどの酵素 キシラン、マンナン、アラビノガラクタンなどの木材のヘミセルロース 重合体を分解・変形させ、キシラナーゼ、マンナナーゼ、β−キシロシダーゼ、 β−マンノシダーゼを含む酵素と、上記重合体の側基を分解させる酵素 木材エキス、特にトリグリセリドを加水分解するリパーゼを分解・変形 させる酵素 木材のペクチン重合体を分解するペクチナーゼ酵素 木材のタンパク質を分解するプロテアーゼ 木材のリグニンおよびリグナンス(lignans)に作用し、ペロキシダー ゼとフェノールオキシダーゼ、特にラッカーゼを含み、単独でもしくは低分子の 有機質または無機質の補因子や媒体と組み合わせて使用される、オキシドレドク ターゼ酵素 アミラーゼなどのデンプンを分解する酵素 以下の例には、本発明による方法の操作性が、一連の例を用いて詳述され、実 験室試験と、パイロットプラント試験と、工場の試験運転とが記載されている。 実験室試験は、最も多額の費用を要し、広範囲の酵素を用いて本発明の応用性を 詳述するためのものである。一連のパイロットプラント試験は、本発明による方 法の応用性をさらに特徴づける。工場の試験運転は、また、工業製品におけるこ の方法の応用性を示している。以下の例は、本発明を詳述するためのものであり 、本発明を限定することを意図していない。 例1 実験室での研究は、紙匹の解放に対する、抄紙機のロール表面に行われる酵素 処理の効果を調べるために実施された。 この目的のために設計された実験用装置が、ロール表面に酵素処理する前後に 紙匹の解放張力を測定するために使用された。 実験用シートは、インク抜きされたパルプ(DIP)とサーモメカニカルパルプ (TMP)とを配合して用意された。 DIP 50% 未ざらしサーモメカニカルパルプ 50% 坪量 56g/m2 乾燥物質 プレス後42% pH 7.0(無調整) シートは、製紙分野で一般的に知られているValrokプレスロール材の表面に、 2.2MPaの圧力下で2回プレスされ、その間に乾燥シートが交換された。各プレス 時間は、1分であった。 使用する酵素混合物は、PERGALASE A40という商標で入手可能な酵素である。P ergalase A40は、Genencor International社製の酵素混合物で、センターロー ル表面上のコロイド炭水化物を加水分解することのできる、Trichodermareesei のセルラーゼとヘミセルラーゼとの酵素を含む。Pergalase A40は、1ミリリッ トルあたり約2,700セルラーゼユニットを含む。セルラーゼ活性の測定は、50℃ かつpH4.8の0.05M酢酸ナトリウム緩衝液中での、カルボキシメチルセルロース (CMC)の酵素加水分解に基づく。1活性単位は、グルコースとして算出される 1マイクロモルの還元糖を、基板から1分間に解放する酵素量に相当する。還元 糖はジニトロサリチル酸(DNS)を用いて測定される。 酵素処理のために、洗浄することなく連続してValrokロール表面に10シー トをプレスすることによって、Valrokロール表面に蓄積物が生成された。 酵素処理は、Valrokロール表面を、1.0%のPergalase A40酵素を含む溶液中に 50℃で1時間維持することによって行われた。 解放張力(N/m)は、UPM−Kymmene/PHORD法によって測定された。 結果: 解放張力(N/m) DIP/TMP パルプ: 酵素処理前 シート1 1.41 シート4 1.45 シート10 1.45 酵素処理後 シート1 0.99 シート2 1.18 シート3 1.41 これらの予備的試験は、解放張力が明らかに低下することを示した。紙匹をロ ール表面から解放することはより容易であり、解放値は明らかに減少した。 例2 この例は、紙匹の解放特質に対する、様々な酵素調合剤の効果を示している。 全ての調合剤は、WO95/30744とUSP5,445,949とに開示される方法で製造および回 収され、100 DLU U/mlの濃度で使用されるPseudomonas リパーゼを除いて、市 販されている。DLUリパーゼ活性は、pH6.8かつ37℃での、1,2−O ジライリル −ラク−グリセロ−3−グルタル酸レゾルフィンエステルの加水分解において形 成されるレゾルフィンの量として、550nmで分光測光法的に測定される を使った、Novo Nordisk社製のペクチナーゼであり、3,000 FDU/mlの標準化活 性を有する。酵素処理は例1と同様の方法で実行された。実験用シートは、填料 が使用されないことと、5枚のシートだけが酵素処理前に用意されたこととを除 き、例1と同様にDIPとTMPを配合して用意された。すべての酵素液に関して、投 与量は1%とした。 処理結果: させ、これは解放張力を約38%削減したことに相当する。2つのリパーゼは、pH 5で解放張力を最大に削減し、pH7ではやや低い効率性で削減することを示した 。ペクチナーゼは穏やかな解放効果を示した。 例3 実験室での研究は、前の結果を確認するために、また、最も効率的な酵素を調 合した化学薬品が解放を向上させるわけでなないことを確めるために実施された 。実験は、新たなパルプ試料が使用されたことと、必要とされる解放力のレベル が例2の場合よりも低いこととを除き、例2と同様に行われた。全ての酵素およ び対照標準の処理は、pH5で行われた。 上記結果は、活性酵素プロテインが解放張力を低減させることを明確に示して いる。このように、対照標準処理の場合よりも容易にValrok表面から紙匹を取り 除くことが可能である。 例4 この例は、プレスロール表面材から紙匹を解放することに対する、セルラーゼ /ヘミセルラーゼおよびリパーゼ酵素の効果を示しており、シートは、坪量56g/ m2のSC紙を製造する抄紙機から供給されるものから準備された。1%酵素溶液が、 pH5で処理に使用された。例3と同様の方法で、シートが準備され、測定が行わ れた。 パルプ配合 さらし/未ざらし TMP 50/50 化学パルプ/TMP 20/80 坪量 56g/m2 灰分 24% pH 4.7 保持剤(Fennopol K 3400 R) 470g/t(0.27%) プレス後乾燥物質40% この実験の主な目的は、単独であるいは組み合わせて塗布された場合、どのよ うに酵素が解放に影響するかを調べることである。以下の結果が得られた。 上記の酵素は、DIPを含むパルプ配合の場合とほぼ同じ程度にまで解放張力を 低下させた。驚くべきことに、2つの酵素は、一緒に塗布されると、Valrok表面 から紙匹を解放するのに必要な力を、最も高い程度に低減させた。解放張力は、 酵素処理後には56%も低くなった。さらに、この処理は、表面に新たな沈着物が 形成される速度を減少させることも明らかになった。 例5 この例は、図1に示すプレス部にほぼ相当する試験装置において、パイロット プラント規模で実施された試験運転を示している。そのねらいは、抄紙機のプレ にどのように作用するか、ということを発見することである。 試験装置の主な寸法と工程条件は、下記のとおりである。ロール径1230mm、ニ ップ荷重120kN/m、ロール材にはValrokを使用、回転速度は22m/sである。シス テムの温度は47℃で、pH値は4.3である。 試験運転において供給したものはSC紙であり、すなわち関与する工程は雑誌印 刷用紙の製造であった。 酵素の塗布、すなわち事実上の試験運転Kは、標準運転後、約2.5時間を要した 。試験運転中の酵素混合物の供給量は、紙1トンにつき2リットルであった。 添付の表1および図3は、紙匹がセンターロールから解放する時点での、標準 運転Rおよび、事実上の試験運転K、すなわち酵素の塗布の両方の効果を示して いる。延伸差は、標準運転Rおよび、事実上の試験運転K、すなわち酵素の塗布 中、一定に、数値にすると0.49m/sに保たれていたことに注目しなければならな い。酵素混合物は、原水に加えられて混合され、ドクターブレード後方に設けら れたノズルを介してセンターロール表面に噴射され、その後方には第2ドクター ブレードが設けられていた。 上表は、図2のA点、すなわち試験運転中に、最初の状態で紙匹が解放される 地点が、センターロールの回転方向と反対の方向に約2cm移動した(図2におけ る移行S,A→B)ことを示している。灰分の割合と坪量は、試験運転中、ほぼ 一定であった。 塗布することによって、紙匹の解放地点の移行S(図2)が生じたことを明確に 示しており、これは重大なことである。図2はさらに、移行と、最初の位置すな わち標準運転中の位置を示すA点と、酵素の効果すなわち移行を示すB点とを示 している。図3を参照すると、事実上の試験運転Kは、酵素が塗布開始から約1 時間で作用し始めたことも示している。 例6 工業規模で実施される試験運転の目的は、紙匹がプレス部のセンターロールか ら解放することと、センターロールを清潔に保つこととに対する、例2で研究さ から損紙システムにまで達するからである。 試験運転の条件: 紙質: 50g/m2 SC紙(灰分30%)と、 60g/m2 SC紙(灰分32%) 製造: 55t/h 運転速度: 1550m/min 試験の手順: 下記の構成を有する物質の様々な混合物が、ドクターブレードの手前で、プレ ス部のセンターロールに噴射することによって塗布された。 き0.2リットル塗布、対照標準AおよびBと同様の水量 試験第3部 純水、すなわち対照標準B 試験第4部 対照標準A 試験第1部による投与が行われるとき、第1プレスのパルパーは1〜2時間の フォローアップおよび測定: 延伸差; 4分間でのセンターロールの汚れ、停止するセンターロールの円滑化; 供給される損紙の質; 紙質; 脱水および保持 試験運転の過程および結果: 試験運転の開始時における試験第2部用の対照標準は、試験第1部であり、試 験運転の終了時における対照標準は試験第3部(2時間)と試験第4部であった 。 延伸差とセンターロールの汚れとに関する試験運転の結果が、表1に示されて がわかり、この時対照標準は、純水(試験第3部)あるいは水と解放薬との混合 物(試験第1部および試験第4部)のいずれかであった。また、試験第2部、す する際の向上が観察されるまでに約1.0〜1.5時間のタイムスパンが必要であり、 試験第2部の開始から2.5時間後に、効果が確認され、延伸差が低減されること なわち試験第3部を開始した後、0.5〜1.0時間で、センターロールからの解放は 明らかに損なわれ、延伸差が増大しなければならなくなった。 純水(試験第3部)と、水と解放薬との混合物(試験第1部および試験第4部) ーロールに付着する物質の量は、試験第1、3および4部に比べ、非常に減少す る。 試験運転中、損紙の質、紙質、脱水および保持が観察されたが、標準的なの変 動値からの逸脱は見られなかった。 工業規模で実施される試験運転は、プレス部のセンターロールを、酵素 の方法、すなわち純水または水と解放薬品との混合物のいずれかを用いるよりも 、紙匹の解放とセンターロールを清潔に保つこととの両方に関して、極めて良い 結果が達成されることを明確に示した。センターロールから、酵素(Pergalase ても、脱水および保持においても、重大な影響は観察されなかった。 例7 実験は、新聞用紙を製造し、サーモメカニカルパルプとDIPとをパルプ原料と して使用する抄紙機から得られるワイヤ材から、酵素を用いて不純物を除去する 物と、Pseudomonasリパーゼとを、ワイヤでの処理においてpH5かつ50℃で調査 リパーゼ 500DLU/ml)中に24時間維持された。処理前に、沈着物が双眼実体 顕微鏡で調査・記録され、処理後に同じ沈着物が調べられた。洗浄が、圧力水で 5分間、酵素処理後に再度行われた。沈着物は酵素処理後と圧力洗浄後に調べら れた。 双眼実体顕微鏡での観察は、酵素処理後、沈着物は依然としてワイヤに付着し ているが、圧力洗浄などの機械的な力を使って格段容易に除去できることを明確 に立証している。高圧水シャワーは、製紙工場で、抄紙機の運転中にワイヤやフ ェルトを洗浄するのによく使われる。 例8 この例では、サーモメカニカルパルプとインク抜されたパルプとから新間用紙 を製造する抄紙機で実施された工場試験運転について記載している。紙匹の解放 は、センタープレスロール後方の第4プレスニップで調べられた。この試験運転 の目的は、酵素を使用して解放を向上させることであった。酵素は図1に示すの と同様の方法で塗布された。試験運転のために、セルラーゼ酵素とリパーゼ酵素 との混合物が生成された。酵素は下記の活性を含んでいた。 セルラーゼ:2463 CMC U/ml リパーゼ: 82 DLU/ml 試験運転の条件: 紙質: 45g/m2 製造: 34.8t/h 抄紙機の速度: 1447m/min 試験手順: 参照標準の時間 従来の薬品 酵素の時間 セルラーゼーリパーゼ混合物、投与量0.18 1/t フォローアップおよび測定: 第4プレスニップと乾燥部との延伸差 紙質 ウェットエンド(wet−end)測定 第4プレスニップと乾燥部との延伸差は、対照標準の時間中、13.1m/minであ った。酵素が付加され始めてから15分で、紙匹の解放する地点が変化し始め、 次の2時間の間に、解放角度が酵素付加前に比べて小さいことが明らかにわかっ た。酵素を付加し始めてから4時間で、延伸差は12.2m/minに減少したが、これ は7%の減少に相当する。酵素は、紙質やウェットエンド(wet-end)作用に対し 、全く悪影響をもたらさなかった。 例9 この例では、化学パルプ紙が、パルプ乾燥装置の2つのプレスロールから解放 する様子を調べるための、工場試験運転について記載している。エキスやヘミセ ルロースを多量に含むパルプを用いて解放をおこなうことは特に困難であった。 解放薬として、水で希釈した界面活性剤が両プレスロールに使用された。薬品と 酵素はプレス上部に付加され、ドクターブレード手前に液体層を形成した。 試験運転の条件: パルプ: 未ざらし化学パルプ 製造: 12tons/h 試験手順: 紙匹の解放を向上させるために、セルラーゼとリパーゼとの混合物が、界面活 性剤のかわりに、プレスロールに付加された。酵素液は下記の活性を含んでいた 。 セルラーゼ: 2488 CMC U/ml リパーゼ: 407 DLU U/ml 酵素は、2つのプレスロールに、以下の量で塗布された。 酵素を使用したパルプの解放は、1日目および2日目には、界面活性剤を使用 した場合と等しかった。3日目に、両プレスロールへの投与量を0.081/tに減少 させたことによって、第2プレスへのパルプ紙の付着が非常に増大した。酵素投 与量を第2プレスで0.241/tのレベルに戻してから15分で、解放は1日目およ び2日目と同じレベルにまで向上した。試験運転中、プレス部では損傷が起こら なかったが、現在の薬品を使う対照標準運転中、プレス部での損傷の数は、3日 間の運転で通常およそ1〜2であった。酵素はパルプ紙の解放を向上させるため にも使用できると結論づけることができる。 上述の内容から、水と酵素と従来の解放薬の混合物も、全く可能であるという ことは、当業者にとって自明であり、その理由は、それぞれの成分の作用のメカ ニズムは、有害な相互作用が予想されない程度に異なり、水と酵素と解放薬の組 成物の作用の洗浄メカニズムが、相互に支持し合うからである。 本発明が、抄紙機の他の可動部との関連において、効果的であることも明らか である。例えば、フェルトにおいて、酵素による少なくとも同等の効果的な作用 が期待できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 ペールネーネン,ペルッティ フィンランド国 エフアイエヌ−42300 イェムセンコスキ ピー.オー.ボックス 35 ウーペーエム キムメネ コーポレ ーション (72)発明者 クッカメキ,エスコ フィンランド国 エフアイエヌ−42300 イェムセンコスキ ピー.オー.ボックス 35 ウーペーエム キムメネ コーポレ ーション (72)発明者 アホ,ペッカ フィンランド国 エフアイエヌ−42300 イェムセンコスキ ピー.オー.ボックス 35 ウーペーエム キムメネ コーポレ ーション (72)発明者 ヨキネン,オッリ フィンランド国 エフアイエヌ−02460 カントビック ラヤカッリオンティ 17 ビー (72)発明者 カンテリネン,アンネ フィンランド国 エフアイエヌ−42300 イェムセンコスキ コイブチエ 20 ビー 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.シリンダ、ロール、フェルト、ワイヤなどの可動部に関連する、抄紙機に おける方法であり、可動部に付着しやすい紙匹内の物質に可動部がさらされる状 態下で製造される、製紙工程において操作を損なう紙匹に可動部が接する抄紙機 における方法において、可動部から少なくとも一つの付着物質を解放および/ま たは分解して製紙工程における可動部の信頼性を維持または改善するために、少 なくとも一つの酵素を含む組成物が可動部に塗布され、その組成物中の少なくと も一つの酵素が、紙匹から放出されて可動部に付着する少なくとも一つの物質に 化学プロセスにより作用するように改変されていることを特徴とする方法。 2.付着物質は、以下の群、すなわち、セルロース、ヘミセルロース、ペクチ ン、エキス、タンパク質、リグニンまたはリグナンス(lignans)などの木材成 分と、ラテックス、デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのコー ティングとの中の1つあるいはいくつかの物質であり、少なくとも1つの酵素が 、可動部に付着するまたは付着する可能性のある物質の種類に基づいて、塗布さ れる物質として選択されることを特徴とする、請求項1記載の方法。 3.酵素は、エンドグルカナーゼ、セロビオハイドロラーゼ、βグルコシダー ゼなどのセルラーゼであることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。 4.酵素は、エンドキシラナーゼ、エンドマンナナーゼなどのヘミセルラーゼ と、アラビノガラクタン、βキシロシダーゼ、βマンノシダーゼを分解する酵素 と、ヘミセルロース、αアラビノシダーゼ、αグルクロニダーゼ、αガラクトシ ダーゼのアセチル基を分解するエステラーゼであることを特徴とする、請求項1 または2記載の方法。 5.酵素は、リパーゼであることを特徴とする、請求項1または2記載の方法 。 6.酵素は、プロテアーゼであることを特徴とする、請求項1または2記載の 方法。 7.酵素は、ペクチナーゼであることを特徴とする、請求項1または2記載の 方法。 8.酵素は、ペロキシダーゼやラッカーゼのなどのオキシドレドクターゼ酵素 であることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。 9.酵素は、アミラーゼであることを特徴とする、請求項1または2記載の方 法。 10.塗布される組成物は、異なる酵素群の酵素を二つ以上含み、以下の酵素 群、すなわち、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、ペクチ ナーゼ、オキシドレドクターゼ酵素、アミラーゼから選択されることを特徴とす る、請求項3〜8のいずれかに記載の方法。 11.塗布される組成物は、少なくとも一つの非酵素化学薬剤とともに、少な くとも一つの酵素を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の 方法。 12.可動部はプレス部のセンターロールであり、センターロール(1)から 少なくとも一つの付着物質を解放または分解するために、特に紙匹がセンターロ ールから解放する際の制御性を向上させるために、少なくとも一つの酵素を含む 組成物がプレス部のセンターロール(1)の外面に塗布され、その組成物中の少 なくとも一つの酵素は、紙匹(6)からセンターロール(1)に付着する少なく とも一つの物質に化学プロセスにより作用するよう改変されていることを特徴と する、抄紙機、特にそのプレス部における請求項1に記載の方法。
JP9512415A 1995-09-18 1996-09-18 抄紙機における方法 Withdrawn JPH11513441A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI954377 1995-09-18
FI954377A FI954377A (fi) 1995-09-18 1995-09-18 Menetelmä paperikoneessa
PCT/FI1996/000493 WO1997011225A1 (en) 1995-09-18 1996-09-18 Method in a paper machine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11513441A true JPH11513441A (ja) 1999-11-16

Family

ID=8544034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9512415A Withdrawn JPH11513441A (ja) 1995-09-18 1996-09-18 抄紙機における方法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0868568A2 (ja)
JP (1) JPH11513441A (ja)
KR (1) KR19990044688A (ja)
AU (1) AU702824B2 (ja)
BR (1) BR9610555A (ja)
CA (1) CA2229422A1 (ja)
FI (1) FI954377A (ja)
NZ (1) NZ318419A (ja)
WO (1) WO1997011225A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7306702B2 (en) * 2002-07-12 2007-12-11 Hercules Incorporation Enzymatic press felt treatment
MX343252B (es) 2010-08-23 2016-10-31 Solenis Technologies Cayman Lp Aditivos de fabricacion de papel para mejora de liberacion de rodillo.

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8801490A (nl) * 1988-06-10 1990-01-02 Philips Nv Inrichting voor optische heterodyne detektie en geintegreerde optische komponent geschikt voor toepassing in een dergelijke inrichting.
SE467667B (sv) * 1988-08-11 1992-08-24 Grace W R & Co Foerfarande foer reglering av produktionsstoerande mikrobiologiska avsaettningar paa papperstillverkningsutrustning
FI85041C (fi) * 1989-01-16 1992-02-25 Enso Gutzeit Oy Foerfarande foer att bringa pappersmassa pao en pappersmaskins vira.

Also Published As

Publication number Publication date
BR9610555A (pt) 1999-07-06
CA2229422A1 (en) 1997-03-27
KR19990044688A (ko) 1999-06-25
NZ318419A (en) 1998-08-26
AU6989896A (en) 1997-04-09
AU702824B2 (en) 1999-03-04
FI954377A0 (fi) 1995-09-18
FI954377A (fi) 1997-03-19
EP0868568A2 (en) 1998-10-07
WO1997011225A1 (en) 1997-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5492766B2 (ja) 繊維中の有機夾雑物を制御する方法
DE69632058T2 (de) Herstellung von weichen papierprodukten aus fasern mit hoher und geringer grobheit
EP0262040B1 (fr) Procédé de traitement d'une pâte papetière par une solution enzymatique
KR100399853B1 (ko) 오래된신문지로부터부드러운종이제품의제조방법
US6413363B1 (en) Method of making absorbent tissue from recycled waste paper
US5370773A (en) Creping adhesives
JP2004501293A (ja) 繊維中の有機夾雑物の制御方法
Christov et al. Enzymatic prebleaching of sulphite pulps
JPH11513441A (ja) 抄紙機における方法
JP2588465B2 (ja) メカニカルパルプにおけるピッチ障害を低減させる方法
US6468394B1 (en) Method of preventing over-adhesion of paper onto press roll of paper machine
US5961735A (en) Method of cleaning papermaking felts with enzymes
JP3273137B2 (ja) 抄紙機のプレスロールに対する紙の過付着防止方法
US20180363249A1 (en) Methods to reduce Rewinder Breaks during Paper Production from Recycled Paper Furnish
JP7429212B2 (ja) カルバメート化セルロース繊維の製造方法
CN115917081A (zh) 在制浆或造纸工艺中控制粘液的方法
KR20240068621A (ko) 셀룰로오스 섬유 함유물의 제조 방법, 반응 셀룰로오스 섬유의 제조 방법, 및 반응 미세섬유의 제조 방법
MXPA98002948A (en) Production of soft paper products of high flexible fibers and b

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070510

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070712

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090202