JPH11513380A - 5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法 - Google Patents

5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法

Info

Publication number
JPH11513380A
JPH11513380A JP9513521A JP51352197A JPH11513380A JP H11513380 A JPH11513380 A JP H11513380A JP 9513521 A JP9513521 A JP 9513521A JP 51352197 A JP51352197 A JP 51352197A JP H11513380 A JPH11513380 A JP H11513380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
day
aza
dosage
androst
reductase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9513521A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴームレイ,グレン・ジエイ
カウフマン,キース・デイ
Original Assignee
メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9602834.5A external-priority patent/GB9602834D0/en
Application filed by メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド filed Critical メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド
Publication of JPH11513380A publication Critical patent/JPH11513380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/56Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids
    • A61K31/58Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids containing heterocyclic rings, e.g. danazol, stanozolol, pancuronium or digitogenin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/24Drugs for disorders of the endocrine system of the sex hormones
    • A61P5/26Androgens

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、アンドロゲン性脱毛症の予防及び毛髪成長促進の方法であって、このような治療の必要のある患者、特に、アンドロゲン性脱毛症にかかる遺伝的素因のある正常アンドロゲンレベルを有するヒトを含むアンドロゲン性脱毛症の素因のあるヒトに、毛髪維持量の、フィナステライドのような5α−レダクターゼ2阻害剤を投与することを特徴とする該方法を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法 本発明は、5−αレダクターゼアイソザイム2型阻害剤である化合物による男 性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱毛症の予防に関する。発明の背景 にきび、脂漏症、女性多毛症、女性及び男性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱 毛症(androgenetic alopecia又はandrogenic alopecia)並びに良性前立腺過形成 などのある種の望ましくない生理的症状は、代謝系に於けるテストステロン(“ T”)又は同様の男性ホルモンの過度の蓄積が原因の過アンドロゲン刺激の結果 である。過アンドロゲンの望ましくない結果を抑える化学療法剤を提供する初期 の試みによって、それら自身の望ましくないホルモン活性を有する幾つかのステ ロイド性抗アンドロゲン剤が発見された。例えば、エストロゲンは、アンドロゲ ンの影響を抑えるだけでなく、女性化作用も有する。非ステロイドの抗アンドロ ゲン剤もまた開発された。例えば、4′−ニトロ−3′−トリフルオロメチル− イソブチルアニリ ドである。Neriら、Endocrinol.1972,91(2)を参照されたい。しかし、これら のものは、ホルモン作用はないけれど、レセプター部位ですべての天然のアンド ロゲンと拮抗し、そのため男性、又は女性体内の男性胎児を女性化する傾向及び /又は精巣の過刺激の原因となるフィードバック効果を開始させる傾向をもつ。 いくつかの標的器官、例えば前立腺に於けるアンドロゲン活性の主要な仲介物 質は、5α−ジヒドロテストステロン(“DHT”)であり、それは、テストス テロン−5α−レダクターゼの作用で、標的器官で局所的に生成される。テスト ステロン−5α−レダクターゼの阻害剤は、これらの器官における過アンドロゲ ン刺激の症状を妨ぐか軽くするのに役立つであろう。特に、Merck & Co.,Inc. に譲渡された1983年3月22日発行の米国特許第4,377,584号を参照されたい。特 に頭皮組織において皮膚組織と相互作用する第2の5α−レダクターゼアイソザ イムが存在することが現在知られている。例えば、G.Harrisら、Proc.Natl.A cad.Sci.USA,Vol.89,pp.10787-10791(1992年11月)を参照されたい。主に 皮膚組織で相互作用するアイソザイムは慣用的に5α−レダクターゼ1(又は 5α−レダクターゼ1型)と命名されている一方、主に前立腺組織で相互作用す るアイソザイムは5α−レダクターゼ2(又は5α−レダクターゼ2型)と命名 されている。 ているフィナステライド(17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−4−ア ザ−5α−アンドロスタ−1−エン−3−オン)は5α−レダクターゼ2の阻害 剤であり、過アンドロゲン状態の治療に有用であることが知られている。例えば 、米国特許第4,760,071号を参照されたい。フィナステライドは、良性 前立腺過形成の治療のために現在米国及び世界中で市販されている。アンドロゲ ン性脱毛症及び前立腺癌腫の治療におけるフィナステライドの有用性も以下の特 許で開示されている:欧州特許公開第0,285,382号(1988年10月5日公 開)、欧州特許公開第0,285,383号(1988年10月5日公開)、カナダ特 許第1,302,277号、及びカナダ特許第1,302,276号。上記特許 で例示された特定の投与量は、5〜2000mg/(患者・日)であった。 女性型及び男性型禿頭症の両方を含むアンドロゲン性脱毛症、並びに他の過ア ンドロゲン状態の予防において、可能な限りの 最低投与量の医薬化合物を患者に投与し、過アンドロゲン状態を予防することが 望ましい。驚くべきことに、更に予期せぬことに、本出願人らは、5α−レダク ターゼ2阻害剤は、アンドロゲン性脱毛症の素因のあるヒトにおけるアンドロゲ ン性脱毛症の予防に特に有用であることを見出した。上記ヒトには、アンドロゲ ン性脱毛症にかかる遺伝的素因を有する正常アンドロゲンレベルのヒトが含まれ る。これらのヒトは、兄弟、親、祖父母における禿頭の早期且つ旺盛な発症とい う家族歴を有するヒトということができる。発明の詳細な説明 本発明は、アンドロゲン性脱毛症の予防及び毛髪成長促進の方法であって、こ のような治療の必要のある患者に5α−レダクターゼ2阻害剤を投与することを 特徴とする該方法を包含する。“予防”という用語は、アンドロゲン性脱毛症に かかるリスクを、特にアンドロゲン性脱毛症の素因のあるヒトにおいて減少させ ることを含む。これらのヒトは、アンドロゲン性脱毛症にかかる遺伝的素因を有 する正常アンドロゲンレベルを有するヒトを含む。これらのヒトは、兄弟、親又 は祖父母における禿頭の早期で旺盛な発症という家族瀝を有するヒトということ ができる。アンドロゲン性脱毛症の“予防”は、5α−レダクターゼ2阻害剤を 最初に投与するときに、以下の技術のいずれかで測定して患者が有した毛髪の基 準量以下まで毛髪を患者が失わないときに、臨床環境中での患者において更に定 義される:毛髪数カウント、調査者評価、もしくは全体の写真、又はそれらの技 術の組合せ。禿頭症の罹患の予防の他に、本発明の方法は、更なる毛髪損失を予 防するためにも使用できる。アンドロゲン性脱毛症という用語は男性型禿頭症と 女性型禿頭症の両方を含むが、後者はより広がった禿頭パターンを特徴とする。 本発明の一実施態様では、5α−レダクターゼ2阻害剤を、投与量0.01〜1 00mg/日で投与する。この実施態様の一クラスでは、5α−レダクターゼ2 阻害剤を、投与量0.05〜10mg/日で投与し、この実施態様の一サブクラ スでは、5α−レダクターゼ2阻害剤を、投与量約0.2〜5mg/日で投与す る。投与量約0.2、1.0及び5.0mg/日はこのサブクラスの例である。 5α−レダクターゼ2阻害剤である化合物は、実施例3に記載するアッセイを用 いて決定できる。 本発明の第2の実施態様で、アンドロゲン性脱毛症の予防方法は、構造式I (式中、 R1は、水素、メチル、又はエチル; R2は、1〜12個の炭素の直鎖及び分岐鎖アルキルから選択される炭化水素基 、 あるいは1〜2個の炭素原子の低級アルキル;ハロゲン置換C1-2アルキル;及 びハロゲンから選択される1〜3個の置換基を場合によっては含む単環アリール から選択される炭化水素基; R′は水素又はメチル; R″は水素又はβ−メチル; R′′′は水素、α−メチル、又はβ−メチル)を有する5α−レダクターゼ2 阻害剤又は医薬として許容できるその塩の投与を特徴とする。上記に関し、2個 以下の炭素からなるアルキル置換基は直鎖でなければならないが、3個以上の炭 素原子のア ルキル置換基は直鎖でも分岐鎖でもよいことが理解される。 アリールは、フェニル、ナフチル、チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピ ラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソ インドール、ピロール、ベンゾフラン、フラン、インドール、プリンなどから選 択されるが、好適には単環アリール、最適にはフェニルである。 この第2の実施態様の一クラスで、5α−レダクターゼ2阻害剤化合物は、式 II (式中、 R1は水素又はメチル;及び R3は4〜8個の炭素からなる分岐鎖アルキル) を有するか、又は医薬として許容できるその塩である。 本発明で使用できる代表的化合物は、 17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5 α−アンドロスタ−1−エン−3−オン、 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ− 1−エン−3−オン、 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロス タ−1−エン−3−オン、 17β−(N−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ−1 −エン−3−オン、 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−ア ンドロスタ−1−エン−3−オン、 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ −1−エン−3−オン、 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ −1−エン−3−オン、 17β−(N−2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル) −4−アザ−5α−アンドロスタ−1−エン−3−オン、及び 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロス タ−1−エン−3−オン、並びに 上記化合物の各々で4−窒素がメチル基又はエチル基で置換さ れている対応する化合物 を含む。 更に、N−分岐鎖アルキル置換基を、メチル、エチル、プロピル、i−プロピ ル、ブチル、フェニル、2,3もしくは4トリル、キシリル、2−ブロモもしく は2−クロロフェニル、2,6−ジクロロ、又は2,6−ジブロモフェニル置換 基で取替えた上記化合物のいずれも代表的化合物として含まれる。 本発明の第3の実施態様で、アンドロゲン性脱毛症の予防方法は、構造式III (式中、 A環は最大2個の二重結合を有する; B、C及びD環は、場合によっては破線で示した二重結合を有する、但しA−B 環及びB−C環が隣接した二重結合を有せず、R13が2個の置換基又は2価の置 換基を表す場合にD環はC16−C17二重結合を有しない; MはO又はS; ZはCH2、又は二重結合の一部のときにはCH; Xは、H、Cl、F、Br、I、CF3、又はC1-6アルキル; Yは、H、CF3、F、Cl又はCH3、但しC5−C6二重結合が無い場合にはY はH; R11はH又はC1-8アルキル; R12は、存在しないか又はHもしくはCH3として存在する、但しR12が結合す る炭素が二重結合であるときはR12は存在しない; R20は、C4−C5、C5−C6、又はC5−C10二重結合が存在する場合には存在 せず、又はα水素として存在する; R13は、 (1)α−水素、α−ヒドロキシル又はα−アセトキシ、及び/又は(a) (式中、Wは結合又はC1-12アルキル、 及びR14は、(i)水素、 (ii)ヒドロキシル、 (iii)C1-8アルキル、 (iv)ヒドロキシC1-8アルキル、 (v)C1-8アルコキシ、 (vi)NR1516(式中、R15及びR16は各々独立に、水素、C1- 8 アルキル、C3-6シクロアルキル、フェニルから選択される;又はR15及びR16 は、それらが結合する窒素と一緒になって、酸素及び窒素から選択される最大1 個の他のヘテロ原子を含む5〜6員飽和環を表す)、 又は、 (vii)OR17(式中、R17は水素、アルカリ金属、C1-18アルキ ル、ベンジル)、又は (b)β−Alk−OR18(式中、AlkはC1-12アルキル、及びR18は、 (i)フェニルC1-6アルキルカルボニル、 (ii)C5-10シクロアルキルカルボニル、 (iii)ベンゾイル、 (iv)C1-8アルコキシカルボニル、 (v)アミノカルボニル、又はC1-8アルキル置換アミノカルボニ ル、 (vi)水素、又は (vii)C1-8アルキル)、 (2)=CH−W−CO−R14又は=CH−W−OR18(式中、Wは結合又はC1-12 アルキル、及びR14とR18は上記と同じ意味をもち、R18はまた水素又はC1-20 アルキルカルボニルである)、 (3) (式中、ダッシュで表した結合は17−α−水素に置き換わる)、 (4)α−水素及びβ−NHCOR19(式中、R19はC1-12アルキル又はβ−N R1516(ここで、R15とR16は上記と同じ意味をもつ))、 (5)α−水素及びβ−シアノ、 (6)α−水素及びβ−テトラゾリル、又は (7)ケト; を表すが、但し、A環がC3−C4二重結合を有し、B環がC5−C6二重結合を有 し、R11がメチルであり、及びR13がケトである化合物; A環がC3−C4二重結合を有し、B環がC5−C6二重結合を有し、R11がメチル であり、及びR13がCOOCH3である化合物;及び B環がC5−C6二重結合を有し、R11がメチルであり、及びR13がCOCH3で ある化合物を除く)) を有する5α−レダクターゼ2阻害剤化合物又は医薬として許容できるその塩の 投与を包含する。 この実施態様の化合物の一例は、 本発明の第4の実施態様で、アンドロゲン性脱毛症の予防方法は、構造式IV (式中、 R21は、水素、C1-6アルキル基、ベンジル基、p−メトキシベンジル基、又は ベンゾイル基; Y1は酸素又は硫黄; W1は基 (式中、R22及びR23の各々は独立に、水素、C1-6アルキル、C5-6シクロアル キル、C6-9シクロアルキルアルキル、及びフェニルからなる群から選択される 、但し、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びフェニル基の 各々は、非置換でも置換基−OR24(R24は水素又はC1-4アルキル)で置換さ れていてもよい); A1は、水素、C1-6アルキル、C5-6シクロアルキル、又はC6-9シクロアルキル アルキル(ここで、アルキル、シクロアルキル及びシクロアルキルアルキルは非 置換でも以下のものから選択される置換基で置換されていてもよい: (a)−OR24(式中、R24は上記の通りである)及び (式中、R25及びR26の各々は独立に、水素、C1-6アルキル、C5-6シクロアル キル及びフェニルからなる群から選択される、又はR25及びR26は、それらが結 合する窒素原子と一緒になって を表す)、 及び、点線は単結合又は二重結合を表す) を有する5α−レダクターゼ2阻害剤及び医薬として許容できるその塩の投与を 包含する。 この実施態様の化合物の一例は、 又は医薬として許容できるその塩である。 上記式IとIIの化合物は、当業界周知の方法で合成でき、例えば米国特許第4 ,760,071号、欧州特許第285,382号、及び欧州特許第285,3 83号に記載されている。化合物フィナステライドは現在、Merck & Co.,Inc. から処方薬として入手できる。フィナステライドの合成は米国特許第4,760 ,071号に記載されている。フィナステライドの別の合成は、Synthetic Comm unications,30(17),p.2683-2690(1990)に記載されている。 上記式IIIの化合物は、当業界周知の方法で合成でき、例えば米国特許第5, 017,568号に記載されている。 上記式IVの化合物は、当業界周知の方法で合成でき、例えば米国特許第5,1 55,107号及び米国特許第5,342,948号に記載されている。 本発明は、投与量0.01〜100mg/日、特に約0.05〜10mg/日 、更に特別には0.2〜5mg/日で、5α−レダクターゼ2阻害剤の、経口、 非経口を含む全身的投与及び局所投与による、男性型禿頭症及び女性型禿頭症を 含むアンドロゲン性脱毛症の過アンドロゲン状態の予防方法の提供という目的を 有する。本発明の例は更に、投与量約0.2、1.0、 5.0mg/日である。また、5α−レダクターゼ2阻害剤、例えばフィナステ ライドは、ミノキシジルのようなカリウムチャネルオープナー又は医薬として許 容できるその塩と組合せて、男性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱毛症の治療の ために使用できる。5α−レダクターゼ2阻害剤とカリウムチャネルオープナー は両方とも局所投与でき、又は各薬剤は異なる投与経路で投与してもよい。例え ば、5α−レダクターゼ2阻害剤は経口投与し、カリウムチャネルオープナーは 局所投与してもよい。 本発明はまた、本発明の新規治療方法での使用のために、経口、非経口を含む 適切な全身的医薬組成物及び局所医薬組成物の提供という目的を有する。上記過 アンドロゲン状態の治療における使用のための、活性成分として5α−レダクタ ーゼ2阻害化合物を含む組成物を、全身的投与のための通常のビヒクル中の種々 の治療投与剤形で投与できる。例えば、化合物は、錠剤、カプセル(各々は時間 規定型放出組成物及び持続型放出組成物を含む)、ピル、粉末、顆粒、エリキシ ル剤、チンキ剤、溶液、懸濁液、シロップ及びエマルションのような経口投与剤 形で投与できる。同様に、化合物はまた、静脈内(ボーラスと注入の両方)、腹 腔内、皮下、閉塞でも非閉塞でもよい局所、 又は筋肉内剤形で投与できるが、全ての使用剤形は製薬業界当業者周知である。 経口投与の場合、例えば、組成物を、治療患者の症状に合わせた投与量調整のた めに、活性成分を0.01、0.05、0.1、0.2、1.0、5.0mg含 む刻み目のある錠剤でも刻み目が無い錠剤でも両方の剤形で提供できる。 男性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱毛症の予防の場合、5α−レダクターゼ 2阻害化合物を、局所投与に適した医薬として許容できる担体と組合せて活性化 合物を含む医薬組成物で投与できる。局所医薬組成物は、例えば皮膚への適用に 適した溶液、クリーム、軟膏、ゲル、ローション、シャンプー、又はエアルゾル 組成物の剤形でありうる。本発明の治療方法に有用な局所医薬組成物は、医薬と して許容できる担体と混合した活性成分を約0.001%〜0.1%を含みうる 。 有利なことだが、本発明の化合物は1日1回投与量で投与できるし、又は1日 合計投与量を1日に2回、3回もしくは4回の分割投与量で投与できる。本発明 の化合物は、適切な鼻内ビヒクルの局所使用により鼻内剤形で投与できるし、又 は当業者周知の経皮皮膚パッチの剤形を用いて経皮経路で投与できる。経皮投与 系の剤形で投与するために、投与は勿論、投与期間中 間歇的というよりもむしろ連続的であろう。本発明の化合物はまた、カカオバタ ー、グリセリン化ゼラチン、水素化植物油、種々の分子量のポリエチレングリコ ールの混合物、及びポリエチレングリコールの脂肪酸エステルのような基材を用 いる座薬としても投与できる。 本発明の化合物を用いる投与法は、患者のタイプ、人種、年齢、体重、性別及 び医学的状態;治療する疾患の程度;投与経路;患者の腎肝機能;用いる特定の 化合物などの種々の因子に基づいて選択する。通常の技術をもつ医師又は獣医な らば、疾患の進行を予防し、反撃し、阻止し、又は逆転させるために必要な有効 量の薬剤を決定し、処方するのは容易にできる。毒性無くして効力を与える範囲 内の薬剤の濃度を最適な正確さで達成するのには、標的部位への薬剤の利用性の キネティックスに基づく投与法が必要である。このために、薬剤の分布、平衡及 び排泄を考慮しなければならない。 本発明の方法で、本明細書で詳細に記述した5α−レダクターゼ2阻害化合物 は活性成分を形成でき、典型的には、投与の意図した剤形、即ち経口用錠剤、カ プセル、エリキシル剤、シロップなどに関し適切に選択され、通常の製薬実務と 一致して いる適切な医薬希釈剤、賦形剤、又は担体(集合的に本明細書では“担体”物質 という)と混合して投与しうる。 例えば、錠剤又はカプセルの剤形での経口投与の場合、活性薬剤成分を、エタ ノール、グリセロール、水などの経口的、非毒性の医薬として許容できる不活性 担体と混合できる。本発明の薬剤を含むカプセルは、本発明の活性化合物を、乳 糖、及びステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、澱粉、タルク、 又は他の担体と混合し、混合物をゼラチンカプセルに入れて製造できる。錠剤は 、活性成分を、リン酸カルシウム、乳糖、コーンスターチ、又はステアリン酸マ グネシウムなどの通常の錠剤化成分と混合して製造できる。更に、所望又は必要 のあるとき、適切な結合剤、潤滑剤、崩壊剤、及び着色剤も混合物に導入できる 。適切な結合剤には、澱粉、ゼラチン、グルコースもしくはベータ乳糖などの天 然の糖、トウモロコシ甘味剤、アカシア・トラガカント・又はアルギン酸ナトリ ウムなどの天然及び合成ゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリ コール、ワックスなどがある。これらの投与剤形で用いる潤滑剤には、オレイン 酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸 ナトリウム、酢酸 ナトリウム、塩化ナトリウムなどがある。崩壊剤には、澱粉、メチルセルロース 、寒天、ベントナイト、キサンタンゴムなどがあるがそれらに限定されない。 液体は、合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アカシア、メチルセルロー スなどの、適切な風味のある懸濁剤又は分散剤中に形成される。用いることがで きる他の分散剤にはグリセリンなどがある。非経口投与の場合、滅菌懸濁液と溶 液が望ましい。静脈投与が望ましい場合、適切な保存剤を一般的に含む等張組成 物が望ましい。 活性薬剤成分を含む局所組成物は、当業界周知の種々の担体物質、例えばアル コール、アロエベラゲル、アラントイン、グリセリン、ビタミンAとE油、鉱物 油、プロピレングリコール、PPG2ミリスチルプロピオネートなどと混合して 、例えばアルコール溶液、局所クレンザー、クレンジングクリーム、スキンゲル 、スキンローション、及びクリーム又はゲル組成物中のシャンプーを形成できる 。欧州特許第285,382号を参照されたい。 本発明の化合物はまた、小単ラメラ小胞、大単ラメラ小胞、及び多重ラメラ小 胞などのリポソームデリバリー系の剤形でも 投与できる。リポソームは、コレステロール、ステアリルアミン又はホスファチ ジルコリンなどの種々のリン脂質から形成できる。 本発明の化合物はまた、個々の担体として、化合物分子が結合しているモノク ローナル抗体の使用によっても送達できる。本発明の化合物はまた、標的に向け た薬剤担体として可溶性ポリマーと結合できる。このようなポリマーには、ポリ ビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミ ドフェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルトアミドフェノール、又はパルミ トイル残基で置換したポリエチレンオキシドポリリシンなどがある。更に、本発 明の化合物は、薬剤の放出制御を行うのに有用な一群の生分解性ポリマー、例え ばポリ乳酸、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルト エステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリレート、及 びヒドロゲルの架橋もしくは両親媒性ブロックコポリマーなどに結合できる。 以下の実施例で本発明を説明するが、それ自体請求の範囲に記載の本発明を限 定するものと考えるべきではない。 実施例1 フィナステライドは、“I型”及び“II型”という名の2つの異なる多形結晶 型が存在することが知られている。I型は5 である。 フィナステライドI型は、フィナステライドを氷酢酸に溶解し(約100mg /mL)、水の重量%が84%以上になるまで攪拌しながら水を加えることにと って製造できる。得られた個体相を濾過して集め、真空下約50℃で乾燥する。 得られたI型は、示差走査熱量測定(DSC)曲線によって、加熱速度20℃/ 分、密閉容器でキャラクタリゼーションを行うが、ピーク温度約232℃の小さ な吸熱、随伴熱約11ジュール/gの推定開始温度約223℃、及びピーク温度 約262℃の主要溶解吸熱、随伴熱約89J/gの推定開始温度約258℃を示 す。X線粉末回折パターンは、d−スペーシング6.44、5.69、5.36 、4.89、4.55、4.31、3.85、3.59、及び3.14を特徴と する。FT−IRスペクトルは、3431、3237、1692、1666、1 602、688cm-1のバンドを示す。25℃で水とシクロヘキサン での溶解度はそれぞれ、0.05±0.02、0.27±0.05mg/gであ る。更に、フィナステライドのI型は、乾燥(H2O<1mg/mL)酢酸エチ ルと酢酸イソプロピルから再結晶化により製造できる。単離した固体を真空下約 50℃で乾燥し、上記と同じ物理的キャラクタリゼーションデータを示す。 実施例2 フィナステライドII型は、フィナステライドを氷酢酸に溶解し(約100mg /mL)、水の重量%が約75%に等しい(ただし、80%を超えない)まで、 攪拌しながら水を加えることによって製造できる。得られた固体相を濾過して集 め、真空下約100℃で乾燥する。得られたII型は、DSC曲線によって、加熱 速度20℃/分、密閉容器でキャラクタリゼーションを行うが、約261℃のピ ーク温度を有する単一溶解吸熱、随伴熱約89J/gを有する推定開始温度約2 58℃を示す。X線粉末回折パターンは、d−スペーシング14.09、10. 36、7.92、7.18、6.40、5.93、5.66、5.31、4.6 8、3.90、3.60、3.25を特徴とする。FT−IRスペクトルは、3 441、3215、1678、 1654、1597、1476、752cm-1のバンドを示す。25℃で水とシ クロヘキサンでの溶解度はそれぞれ、0.16+0.02、0.42+0.05 mg/gである。更に、フィナステライドのII型は、2〜30mg/mLの水を 含む酢酸エチルと2〜15mg/mLの水を含む酢酸イソプロピルから再結晶化 により製造できる。単離した固体を真空下約80℃で乾燥し、上記と同じ物理的 キャラクタリゼーションデータを示す。II型はまた、I型を約150℃まで加熱 し、約1時間保ち、室温に冷却することによっても製造できる。この方法で製造 したII型は上記と同じ物理的キャラクタリゼーションデータを有する。 実施例3 ヒト前立腺5α−レダクターゼの調製 ヒト組織の試料をフリーザーミルを用いて粉砕し、Potter−Elvehjemホモジナ イザーを用いて、40mMリン酸カリウム(pH6.5)、5mM硫酸マグネシウム、2 5mM塩化カリウム、1mMフッ化フェニルメチルスルホニル、0.25Mスクロー ス含有ジチオトレイトール(DTT)1mM中でホモジナイズした。ホモジネー トを1,500×g、15分間遠心して、粗核ペレットを 調製した。粗核ペレットを2回洗い、2倍量の緩衝液に再懸濁した。再懸濁ペレ ットにグリセロールを最終濃度20%になるまで加えた。その酵素懸濁液を分注し て−80℃で凍らせた。前立腺レダクターゼは、上記条件下で保存すると少なくと も4ケ月安定であった。5α−レダクターゼアッセイ 5α−レダクターゼ2型用の反応混合液は、最終容量100μLで、40mMクエ ン酸ナトリウム(pH5.5)、0.3μM[7−3H]−テストステロン、1mMジ チオトレイトール、500μMNADPHを含んでいた。典型的には、前立腺ホモ ジネート50〜100μgを添加してアッセイを開始し、37℃でインキュベートした 。10〜50分後、DHTとTを各々10μg含む70%シクロヘキサン:30%酢酸エチ ルの混合液250μLによって抽出することで反応を止めた。水層及び有機層をEpp endorfミクロフュージ(microfuge)で14,000rpmの遠心で分離した。有機層を正 常相のHPLC(1ml/分、70%シクロヘキサン:30%酢酸エチルで平衡化した 10cm Whatman partisil 5シリカカラム;保持時間:DHT,6.8-7.2分;アンド ロスタンジオール、7.6-8.0分;T,9.1-9.7分)にかけた。HPLC系は、Hita chi Model 655Aオートサンプラー、Applied Biosystems Model 757 variable UVディ テクター、Radiomatic Model A 120ラジオアクティビティアナライザーを装着し たWaters Model 680グラジエントシステムからなった。TからDHTへの変換は 、HPLC流出液を同量のFlo Scint l(Radiomatic)と混合し、放射活性フロー 検出器を用いてモニターした。上記条件下で、DHTの生成は、少なくとも25分 間は直線性を有した。ヒト前立腺調製物を用いて観察されたステロイドは、T、 DHT、アンドロスタンジオールだけであった。阻害研究 化合物を100%エタノールに溶解した。IC50値は、酵素活性を対照の50%に 減少させるのに必要な阻害剤濃度を表わす。IC50値は、阻害剤濃度を0.1〜10 00nMとする6点滴定で測定された。 実施例4 毛髪の成長の検出のための低倍率写真法及び全体的写真法 A.低倍率写真法 位置:IDカード 毛髪カウントターゲット区域 備品:フィルム:同一の感光乳剤ロット番号のKodak−T−max 24露 出(exposure) カメラ:Nikon N−6000 レンズ:Nikkor 60mm f2.8 フラッシュ:Nikon SB−21Bマクロフラッシュ 装置:登録装置写真方法 これらの臨床用写真に於いて、許される唯一の変数は毛髪のカウントである。 フィルム感光乳剤、照明、枠組、露出、リプロダクション(reproduction)比は 一定に保つ。 1.患者の毛髪カウント区域は、次のように調製する: 研究の始めに、頭頂部はげスポットの中心のまん前のはげ区域の先端部に、市 販のいれずみ器(tattooing machine)を用いて、又は手で(針とインキ)、小 さな(約1mm)一つの点でいれずみ(tattoo)をする。はげ区域の先端で、いれ ずみを中心として、約1平方インチの区域を短く刈る(約2mm)。カットされた 毛髪を写真に撮られる区域からテープを用いて取り除く。圧縮空気及び/又はエ タノールで拭くこともまた、カットされた毛髪の除去を容易にするために使用さ れ得る。 2.倍率:装備された各レンズは一定のリプロダクション比1:1.2を有する。 口径:各写真をf/22で撮る。 フィルム:T−Max100(24露出)を使用する。 3.患者の毛髪カウントターゲット区域。3種の露出(−2/3,0,+2/3 f− ストップ) 訓練された技術員が写真プリントの上に透明板を置き、フェルトチップペンを 用いて、各々の目で見える毛髪の上に黒い点で印をつける。次に、点の画かれた 地図のような透明板を、コンピューターの助けでイメージ解析を用いてカウント する。 写真は、時間に無関係にするために、研究部位に対応する無作為数、ビジット ナンバー(visit number)、患者割り当てナンバー(allocation number)でコ ード化される。6ケ月で、ベースラインと6ケ月写真をカウントし、中間分析と してデータを分析する。12ケ月で、ベースライン、6ケ月写真、12ケ月写真をカ ウントし、データの第1の終点を分析する。 毛髪成長の検出の方法はまた、Olsen,E.A.とDeLong,E.,J.American Acad emy of Dermatology,Vol.23,p.470(1990)に記載されている。 B.全体的写真法 位置:カラーカード/患者Id 全体的写真 備品:フィルム:同一の感光乳剤ロット番号のKodachrome KR-64 24露出 カメラ:Nikon N−6000 レンズ:Nikkor 60mm f2.8 フラッシュ:Nikon SB−23写真方法 これらの臨床用写真において、許される唯一の変数は、全体的区域の外観であ る。区域に無関係のもの(衣服、家具、壁など)はどんなものでも、写真撮影さ れるフィールドから除去する。 1.患者は、毛髪を刈る前に頭を固定して(装備された定位型(stereotactic )装置により決定)、全体的写真を撮られる。患者の頭髪は、はげ区域が不明確 にならないように一定の位置に定める。 2.倍率:装備された各レンズは一定のリプロダクション比1:6を有する。 口径:各写真をf/11で撮る。 フィルム:Kodachrome(24露出)を使用する。 3.患者の全体的写真。0調整での3種の露出。 上記方法を用いて、フィナステライドを含む5α−レダクターゼ2阻害剤を、 患者1人当り0.01〜100mg/日の投与量、例えば5mg/日、1mg/ 日、又は0.2mg/日投与することは、アンドロゲン性脱毛症の予防に有用で あり、患者の毛髪成長、特にアンドロゲン性脱毛症の素因のあるヒトの毛髪成長 を促進することを示すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ, EE,GE,HU,IL,IS,JP,KG,KR,K Z,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK ,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG, SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,US,U Z,VN (72)発明者 カウフマン,キース・デイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. アンドロゲン性脱毛症の予防方法であって、このような治療の必要のある ヒトに毛髪維持量の5α−レダクターゼ2阻害剤を投与することを特徴とする該 方法。 2. 投与量が約0.01〜100.0mg/日であることを特徴とする請求項 1に記載の方法。 3. 投与量が約0.05〜10.0mg/日であることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 4. 投与量が約0.2〜5.0mg/日であることを特徴とする請求項1に記 載の方法。 5. 投与量が約0.2mg/日であることを特徴とする請求項1に記載の方法 。 6. 投与量が約1.0mg/日であることを特徴とする請求項1に記載の方法 。 7. 投与量が約5.0mg/日であることを特徴とする請求項1に記載の方法 。 8. アンドロゲン性脱毛症が男性型禿頭症であることを特徴とする請求項1に 記載の方法。 9. 5α−レダクターゼ2阻害剤を経口投与することを特徴とする請求項1に 記載の方法。 10. 5α−レダクターゼ2阻害剤を局所投与することを特徴とする請求項1 に記載の方法。 11. 5α−レダクターゼ2阻害剤が、構造式I (式中、 R1は、水素、メチル、又はエチルであり; R2は、 (a)直鎖又は分岐鎖C1-12アルキル、並びに (b)非置換の単環アリール、又はC1-2アルキル、ハロ置換C1-2アルキル、及 びハロゲン(Cl、FもしくはBr)から独立に選択される1〜3個の置換基で 置換された単環アリール、 から選択される炭化水素基であり; R′は水素及びメチルから選択され; R″は水素及びβ−メチルから選択され;及び、 R′′′は水素、α−メチル、及びβ−メチルから選択される) を有するか、又は医薬として許容できるその塩であることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 12. 5α−レダクターゼ2阻害剤が、構造式II (式中、 R1は水素又はメチルであり;及び、 R3は4〜8個の炭素からなる分岐鎖アルキルである) を有するか、又は医薬として許容できるその塩であることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 13. 5α−レダクターゼ2阻害剤が、 17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ −1−エン−3−オン、 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−アザ−5α −アンドロスタ−1−エン−3−オン、 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロス タ−1−エン−3−オン、 17β−(N−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ−1 −エン−3−オン、 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−ア ンドロスタ−1−エン−3−オン、 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ −1−エン−3−オン、 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ −1−エン−3−オン、 17β−(N−2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル) −4−アザ−5α−アンドロスタ−1−エン−3−オン、及び 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロス タ−1−エン−3−オン から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 14. アンドロゲン性脱毛症の子防方法であって、このような治療の必要のあ るヒトに毛髪維持量の17β−(N−tert− ブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタ−1−エン−3−オンを 投与することを特徴とする該方法。 15. アンドロゲン性脱毛症が男性型禿頭症であることを特徴とする請求項1 4に記載の方法。 16. 投与量が約0.01〜100.0mg/日であることを特徴とする請求 項14に記載の方法。 17. 投与量が約0.05〜10.0mg/日であることを特徴とする請求項 14に記載の方法。 18. 投与量が約0.2〜5.0mg/日であることを特徴とする請求項14 に記載の方法。 19. 投与量が0.2mg/日であることを特徴とする請求項14に記載の方 法。 20. 投与量が1.0mg/日であることを特徴とする請求項14に記載の方 法。 21. 投与量が5.0mg/日であることを特徴とする請求項14に記載の方 法。 22. 17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンド ロスタ−1−エン−3−オンを局所投与することを特徴とする請求項14に記載 の方法。 23. 17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンド ロスタ−1−エン−3−オンを経口投与することを特徴とする請求項14に記載 の方法。 24. 投与量が0.2mg/日であることを特徴とする請求項23に記載の方 法。 25. 投与量が1.0mg/日であることを特徴とする請求項23に記載の方 法。 26. 投与量が5.0mg/日であることを特徴とする請求項23に記載の方 法。 27. 治療の必要のあるヒトがハミルトン分類III頭頂型禿頭症でもIV男性型 禿頭症でもないことを特徴とする請求項15に記載の方法。
JP9513521A 1995-09-27 1996-09-23 5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法 Pending JPH11513380A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US442195P 1995-09-27 1995-09-27
GBGB9602834.5A GB9602834D0 (en) 1996-02-13 1996-02-13 Method of preventing androgenetic alopecia with 5-alpha reductase inhibitors
GB9602834.5 1996-02-13
GB60/004,421 1996-02-13
PCT/US1996/015164 WO1997011702A1 (en) 1995-09-27 1996-09-23 Method of preventing androgenetic alopecia with 5-alpha reductase inhibitors

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11513380A true JPH11513380A (ja) 1999-11-16

Family

ID=26308658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9513521A Pending JPH11513380A (ja) 1995-09-27 1996-09-23 5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0859617A1 (ja)
JP (1) JPH11513380A (ja)
AU (1) AU7078296A (ja)
CA (1) CA2231434A1 (ja)
WO (1) WO1997011702A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE39056E1 (en) 1995-09-15 2006-04-04 Merck & Co, Inc. 4-Azasteroids for treatment of hyperandrogenic conditions
IL134199A0 (en) 1997-07-29 2001-04-30 Sankyo Co MEDICAMENTS CONTAINING 5α-ANDROST-1-ENE-17β-CARBOXAMIDE DERIVATIVES
GB9717444D0 (en) * 1997-08-19 1997-10-22 Glaxo Group Ltd Pharmaceutical composition
IL124764A0 (en) * 1998-06-04 1999-01-26 Univ Ben Gurion Topical composition for treatment of baldness
AU771256B2 (en) * 1999-07-06 2004-03-18 Raziel Lurie Medicaments comprising relaxin and their use
US6645974B2 (en) 2001-07-31 2003-11-11 Merck & Co., Inc. Androgen receptor modulators and methods for use thereof
GB201102913D0 (en) 2011-02-18 2011-04-06 Univ Birmingham Novel therapeutic

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4377584A (en) * 1978-04-13 1983-03-22 Merck & Co., Inc. 4-Aza-17β-substituted-5α-androstan-3-one-reductase inhibitors
US4760071A (en) * 1984-02-27 1988-07-26 Merck & Co., Inc. 17β-N-monosubstituted carbamoyl-4-aza-5α-androst-1-en-3-ones which are active as testosterone 5α-reductase inhibitors
DE3888994T2 (de) * 1987-04-03 1994-11-03 Merck & Co Inc Behandlung von androgener Alopecia mit 17-beta-n-mono-substituierten-carbamoyl-4-aza-5-alpha-androst-1-en-3-onen.
ZA883034B (en) * 1987-04-29 1989-03-29 Smithkline Beckman Corp Steroid 5-alpha-reductase inhibitors
GB9002922D0 (en) * 1990-02-09 1990-04-04 Erba Carlo Spa 17 beta-substituted-4-aza-5 alpha-androstan-3-one derivatives and process for their preparation
US5516768A (en) * 1990-03-16 1996-05-14 Smithkline Beecham Corporation Uncompetitive inhibition of steroid and 5α-reductose
GB9115676D0 (en) * 1991-07-19 1991-09-04 Erba Carlo Spa Process for the preparation of 17 beta substituted-4-aza-5 alpha-androstan-3-one derivatives
US5359071A (en) * 1993-03-12 1994-10-25 Merck & Co., Inc. 15-substituted 4-azasteroids

Also Published As

Publication number Publication date
CA2231434A1 (en) 1997-04-03
AU7078296A (en) 1997-04-17
WO1997011702A1 (en) 1997-04-03
EP0859617A1 (en) 1998-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6355649B1 (en) Method of treating seborrhea with 5-α reductase inhibitors
US5824686A (en) Method of treating androgenic alopecia with 5-alpha reductase inhibitors
JPH11513380A (ja) 5−αレダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン性脱毛症の予防方法
JPH09504553A (ja) 5α−レダクターゼ阻害薬としての7−置換−4−アザ−ステロイド誘導体
JPH11513684A (ja) 16−置換−6−アザ−ステロイド5α−レダクターゼ阻害剤
US5763361A (en) 17-alkyl-7-substituted-4-aza steroid derivatives as 5-α-reductase inhibitors
EP0862556B1 (en) 17-alkyl-7-substituted-4-aza steroid derivatives
USRE39056E1 (en) 4-Azasteroids for treatment of hyperandrogenic conditions
JPH11512434A (ja) アンドロゲン過剰状態治療用の4−アザステロイド
AU688395C (en) Method of treating androgenic alopecia with 5-alpha reductase inhibitors
RU2173152C2 (ru) Способ лечения андрогенной алопеции ингибиторами 5-альфа-редуктазы
CN117205216A (zh) 一种局部作用的雄激素受体拮抗剂与米诺地尔的组合物及其应用
JPH0597684A (ja) テストステロン 5αーレダクターゼ阻害剤
GB2279952A (en) Naphthopyridine derivative 5alpha-reductase inhibitors