JPH11513212A - マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法 - Google Patents

マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法

Info

Publication number
JPH11513212A
JPH11513212A JP10502869A JP50286998A JPH11513212A JP H11513212 A JPH11513212 A JP H11513212A JP 10502869 A JP10502869 A JP 10502869A JP 50286998 A JP50286998 A JP 50286998A JP H11513212 A JPH11513212 A JP H11513212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
instance
audio
streams
stream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10502869A
Other languages
English (en)
Inventor
ボイヤー,デイヴィッド,グレイ.
Original Assignee
ベル コミュニケーションズ リサーチ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベル コミュニケーションズ リサーチ,インコーポレイテッド filed Critical ベル コミュニケーションズ リサーチ,インコーポレイテッド
Publication of JPH11513212A publication Critical patent/JPH11513212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/147Communication arrangements, e.g. identifying the communication as a video-communication, intermediate storage of the signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • H04N7/152Multipoint control units therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 セントラル・マルチメディア・ブリッジ(32)を使用して複数の会議参加者(34〜37)からのマルチメディア信号を、各参加者ごとに単一のコンポジット信号に結合するテレビ会議システム(30)および方法が開示されている。このシステムによれば、各会議参加者はディスプレイの選択した部分をキーイン・キーアウトすることや、表示されるイメージをオーバラップすることを含めて、他の参加者の個別ディスプレイをカスタマイズすることができ、また合成ビデオ・ストリームの中の個別イメージをクリック・アンド・ドラッグ操作などによって特定することができる。このシステムはビデオ合成モジュールのチェインを使用しており、これらのモジュールは任意の数の会議参加者からのビデオ信号ストリームをリアルタイムで結合するように必要に応じて拡張可能である。マルチメディア関連づけソフトウェアは、異種のマルチメディア・タイプを関連づけてマルチメディア用途用にディスプレイ機能と操作機能を強化するためのものである。また、このシステムによれば、各ユーザは会議に提供する情報をだれに受け取らせるかを動的に変更することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法発明の背景 発明の分野 本発明はマルチメディア・オブジェクトの関連づけに関する。さらに具体的に は、本発明はマルチメディア・オブジェクトを関連づけ、例えば、リアルタイム・ テレビ会議(real-time video conferencing)などの、マルチメディア用途用に ディスプレイ機能と操作機能を強化するためのシステムおよび方法に関する。 関連技術の説明 テレビ会議(video teleconferencing)は、異なるロケーションにいる人達が 音声とビデオ・データを相互に送信し合って、参加者の全員が1つの会議室にい るかのようにシミュレートする目的で行われている。マルチポイント会議に参加 している各人は他の参加者の全員または大部分を見たいと望んでいる。従って、 さまざまなビデオ・ストリームは空間的に離れている各参加者に、シングル・ビ デオ・ディスプレイの別々のスクリーンに表示されるか、あるいはシングル・ビ デオ・ディスプレイの別々のエリアに表示されている。ビデオ会議端末の各々は ローカルで生成されたビデオ・イメージ(画像、映像など)を他の参加者の端末 の各々に送信し、ビデオ・イメージを他の参加者の各々から受信している。従来 技術では、このことは3ウェイ会議では、6つのビデオ・ストリームを伝送しな ければならないこと、5ウェイ会議では、12のビデオ・ストリームを伝送しな ければならないこと、8人が参加する会議では、56のビデオ・イメージを伝送 しなければならないこと(以下同様)を意味していた。一般的に、N人の人がテ レビ会議を開いているとすれば、N×(N−1)個の伝送チャネルを使用しなけ ればならない。従って、多数の人が参加するテレビ会議のために使用されるチャ ネル数は相対的に多くなるため、従来のシステムではコスト的に問題があった。 さらに、参加者には、異なる参加者から多数のイメージを受信し、表示するため にはそれに見合う数の入力チャネル、デコーダ(復号器)、およびトランスレータ (伝送されるビデオ・フォーマットが異なる場合)が必要であった。そのために 、必要となるチャネル、デコーダ、および/またはトランスレータの数がコスト 的に問題となっていた。 従来のシステムによれば、テレビ会議参加者は表示されたイメージの一部をキ ーインまたはキーアウトすることにより、あるいは参加者のさまざまなイメージ を自然に見えるようにオーバラップさせることによってビデオ・ディスプレイを カスタマイズすることも、イメージを好きなように置いてサイズ変更することも できなかった。また、参加者はビデオ・イメージを他のマルチメディア・オブジ ェクトと関連づけて、享受できるさまざまな会議機能を強化することもできなか った。発明の概要 本発明の目的は複数のユーザで使用され、各ユーザへの所要伝送バンド幅を最 小限にする、フレキシブルなリアルタイム・テレビ会議システムを提供すること にある。 本発明の別の目的は、各参加者が必要とするバンド幅、エンコード(符号化) およびビデオ標準の1つのビデオ(およびオーディオ)ストリームだけを、セン トラル・マルチメディア・ブリッジ(central multimedia bridge)から受信する ようにしたテレビ会議システムを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、各参加者が他の参加者のビデオ・イメージを完全 にカストマイズされたディスプレイに合成できるようにするテレビ会議サービス を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、無限に拡張可能な優先駆動型(priority driven) ビデオ合成ユニットを提供し、任意の数のビデオ信号を単一の優先ビデオ・スト リームに結合するようにしたことにある。 本発明のさらに別の目的は、ビデオ・ディスプレイのイメージを階層構造で関 連づけると共に、マルチメディア・オブジェクトを一緒に関連づけてビデオ会議 および他のマルチメディア・アプリケーションを強化する方法を提供することに ある。 本発明のさらに別の目的は、各ユーザが会議に提供する情報をだれに受信させ るかを動的に変更できるようにしたことにある。 本発明のさらに別の目的は、ユーザが合成ビデオ・ストリームの中の個々のイ メージを、クリック・アンド・ドラッグ操作などによって特定できるようにした ことにある。 本発明のその他の目的、利点および新規な特徴は以下の説明の中で明らかにす るが、これらは以下の説明を読むことにより、あるいは本発明を実施することに よりこの分野の当業者に当然に理解されるものである。本発明の目的および利点 は請求の範囲に明確化されている本発明の特徴事項によって実現し、達成するこ とが可能である。 本発明は、各参加者に対してカストマ・プレゼンテーション・コントロールを もつマルチポイント・マルチメディア・テレビ会議サービスである。先進的マル チメディア・ブリッジは、各参加者用に機能が豊富で、カストマが制御できるメ ディア(主に、ビデオとオーディオ)混合機能を備えている。このマルチメディ ア・ブリッジはユーザが所有する必要も、ユーザと一緒に置いておく必要もなく 、タイムスライス・ベースでレンタルできる共有ネットワーク・リソースである 。「スター形」ネットワーク・トポロジが各ユーザをサーバ(または複数のサー バ)に接続するために使用される。セントラル・ブッリジ・ロケーションには、 異種タイプのコーダとデコーダも用意されているので、異種タイプと異種メーカ の機器をもつカストマは相互に通信し合うことが可能になっている。中央で結合 するので、各参加者のデスクトップに複数の入力チャネルや複数のデコーダを設 ける必要がない。 各ユーザは、必要とするバンド幅、エンコードおよびビデオ標準のビデオ・ス トリームを1つだけ受信する。コード変換(transcoding)と標準変換のすべては マルチメディア・ブリッジで行われる。先進的マルチメディア・ブリッジによれ ば、ユーザは他の会議参加者のディスプレイと異なるビジュアルスペース(視覚 的空間)を自分用に合成することができる。本発明がパーソナル・プレゼンス・ システム(personal presense system - PPS)と呼ばれるのは、この「パーソナ ル」コントロールの特徴があるためである。 本発明のソフトウェアはマルチメディア・ブリッジを制御、管理し、会議のセ ットアップと調整(コーディネート)を行い、使いやすいヒューマン・インタフェ ースを提供している。本発明を使用するマルチメディア会議の各参加者は、さま ざまのビデオ・イメージを自分に都合のようにようにディスプレイに並べ、セッ ション期間の途中でいつでもこれらを並べ替えることができる。 自分のディスプレイを配置するには、会議参加者はウィンドウ操作ワークステ ーション・ディスプレイと同じように、ビデオ・イメージを移動、スケーリング し、これらのビデオ・イメージを優先順にオーバラップ(重ね合わせ)すること ができる。ユーザは自分のビデオ・ディスプレイに表示されているイメージのい ずれかを選択して、そのイメージに操作を加えることができる。ユーザのポイン ティング・デバイス(例えば、マウス)はPC Window環境でサポートさ れている「クリック・アンド・ドラッグ」操作と同じように、イメージを移動し 、サイズを変えることができる。本発明によれば、この前例のない能力はビデオ ・ワークスペースにもたらされる。さらに、人やチャートのように、各イメージ の種々エレメントはイメージに「キー」インまたはイメージから「キー」アウト できるので、必要とするエレメントを四角の境界に制約されることなくより自然 な形で組み立てることができる。 また、本発明は、ユーザがマルチメディア・ストリームを相互に「関連づける」 ことにより、コンポジットまたはオブジェクト・グループの作成を可能にするプ レゼンテーション・コントロール機能も備えている。このマルチメディア関連づ け機能を使用すると、オーディオとビデオを同時に受信し、その同期をとること も、録音されたオーディオと同期してピクチャ・スライスを配送することもでき る。マルチメディア・プロバイダはこの機能を使用して、異なるサーバからの情 報を同期化することにより、情報記憶容量の制約やある種の情報の著作権による 制約に対処することができる。 ユーザはいくつかの異なるビデオ・イメージを関連づけて1つのビデオ・シー ンを合成することができる。カメラ・アレイから送信されるイメージを関連づけ ると、パノラマビューを生成できるので、このパノラマ・ビューをパンすること をサポートすることができる。また、異なる着信イメージを関連づけると、テレ ビ会議ユーザは他の会議参加者のサブセットを選んで見ることができるので、結 合ビデオ・シーンを左右にパンするだけで異なる会議参加者のイメージに都合の よい方法でアクセスることもできる。 以上のほかに、ユーザはオーディオ・インスタンスとビデオ・インスタンスを 一緒に関連づけると、ビデオ・インスタンスのサイズが変わったときオーディオ ・インスタンスのボリューム(音量)が変化し、ビデオ・インスタンスのロケーシ ョンが変わったときオーディオ・インスタンスのステレオ・パン・ボリュームが 変化するようにすることができる。図面の簡単な説明 以下、本発明の理解を容易にするために、添付図面を参照して本発明の好まし い実施例について詳しく説明するが、図中において同様の参照符号は同様の素子 を参照している。添付図面において、 図1は本発明の主要コンポーネントを示す概要図である。 図2は本発明を使用するテレビ会議セッションを絵で示す図である。 図3は本発明に関連するユーザ・ステーションを絵で示す図である。 図4は、本発明を使用するテレビ会議セッション期間のサンプル・ビデオ・ディ スプレイを示す図である。 図5は本発明で使用される先進的マルチメディア・ブリッジを示す概略図であ る。 図6は図5のマルチメディア・ブリッジのビデオ部分を示す概略図である。 図7は図6のビデオ・ブリッジ部分内のビデオ・コンポーザを示す概略図であ る。 図8は図7のビデオ・コンポーザ・チェイン内のビデオ合成モジュールを示す 概略図である。 図9は本発明で使用されるソフトウェア・コンポーネントを示すビルディング ブロック図である。 図10は図9に示すクライアント・プログラムのオブジェクト・モデル図であ る。 図11は図9に示すサービス・セッション・プログラムのオブジェクト・モデ ル図である。 図12は図9に示すリソース・エージェント・プログラムに関連して使用され るブリッジ・マネージャ・プログラムのオブジェクト・モデル図である。 図13は本発明のマルチメディア・ブリッジとのセッションを確立するプロセ スを示すフローチャートである。 図14は本発明を使用するビデオ・イメージ関連づけを絵で示す図である。 図15は本発明と共に使用されるマルチメディア・オブジェクト関連づけソフ トウェアのオブジェクト・モデル図である。 図16はビデオ・インスタンス・グループ・オブジェクトを使用するマルチメ ディア・オブジェクト関連づけの例を示すオブジェクト・モデル図である。 図17はビデオ・インスタンスとオーディオ・インスタンスが一緒に関連づけ られたマルチメディア・オブジェクト関連づけの例を示すオブジェクト・モデル 図である。 図18は本発明を使用するビデオ・ディスプレイの一部をキーイングアウトす るプロセスを絵で示す図である。好適実施例の詳細な説明 図面に示す本発明の好ましい実施例を説明するに当たり、説明を理解しやすく するために特定の用語が用いられている。しかし、本発明はそこで選択されてい る特定の用語に限定されるものではなく、当然に理解されるように、各特定エレ メントには、同じように動作して類似の目的を達成する技術的に同等の機能がす べて含まれることはもちろんである。 図1に示すように、リアルタイム・テレビ会議システム10は先進的マルチメ ディア・ブリッジ(advanced multimedia bridge 〜 AMB)32と、AMB 3 2に接続された複数のユーザ・ステーション34〜37とを含んでいる。ユーザ・ ステーション34〜37とAMB 32の間の接続は電話モデム・リンクやブロ ードバンドISDNなどのように、従来の種々電気的/データ接続のどれにす ることも可能である。ユーザ・ステーション34〜37の各々はAMB 32と の間でビデオ、オーディオおよび/またはその他のデータを送受信する。AMB 32は、ユーザ・ステーション34〜37とAMB 32の間の従来の種々通信 リンクとのインタフェースとなるように構成され、ユーザ・ステーション34〜 37との間でデータを送受信するように構成されている。 図2は本発明を使用するテレビ会議セッションを示している。ユーザ・ステー ション34〜37の各々には一人または複数のユーザが存在し、テレビ会議を見 るためのビデオ端末、オーディオ入出力機能、および/または1つまたは複数の ビデオ・カメラが置かれている。ビデオ・カメラからのデータおよびユーザから のオーディオ・データはユーザ・ステーション34〜37の各々からAMB 3 2に伝送される。AMB 32はこのデータを以下で詳しく説明するように結合 して操作し、ユーザ・ステーション34〜37にいるユーザの各々にリターン信 号を返送する。 図3を参照するに、図1のユーザ・ステーション34が詳細に示されている。 ユーザ・ステーション34には、図示のように、シングル・ユーザ42、シング ル・カメラ44、およびシングル・ディスプレイ・ステーション46が置かれて いる。カメラ44とディスプレイ・ステーション46は、ユーザ・ステーション 34をAMB 32に接続している通信チャネルに電気的に接続されている。デ ィスプレイ・ステーション46は従来のスクリーン(画面)48をもち、他のユ ーザ・ステーション35〜37のビデオ信号から受信したイメージが、以下で詳 しく説明するようにそこに表示される。このユーザ・ステーションがテレビジョ ンとセットトップボックス(set-top-box)を含んでいれば、ユーザ42はリモー トコンロール・デバイス49を使用してスクリーン48のディスプレイを制御す ることができる。また、このユーザ・ステーションがPCまたはワークステーシ ョンを含んでいれば、ユーザはマウスを使用してビデオ・ディスプレイを制御す ることができる。 ユーザ・ステーション34は一人のユーザ42、1つのカメラ44および1つ のディスプレイ端末46をもつものとして示されているが、他のユーザ・ステー ション35〜37は2人以上のユーザがいて、および/またはカメラが2つ以上 である場合もあり得る。さらに、種々の端末デバイスを使用することも可能であ り、この中には、スタンドアロンPC、ネットワーク・ワークステーション、さ らには別のロケーションに置かれている制御ソフトウェア(下述する)搭載の従 来テレビジョン・モニタが含まれる。エンドユーザ・アプリケーションはセット トップボックスまたはコントロールPCで実行される。図3に示すユーザ・ステ ーション34の具体的構成は単なる例示である。 図4に示すように、図3のスクリーン48が詳しく示されている。スクリーン 48にはポップアップ・ウィンドウ52があり、そこにはテレビ会議の他の参加 者54〜58が表示されている。参加者54〜58の各々からの別々のビデオ・ イメージは、ユーザ・ステーション35〜37の他の各々からの別々のビデオ信 号でAMB 32に送ることが可能である。別の方法として、参加者54〜56 の一部が同じ部屋にいることもあるので、シングル・ビデオ・イメージ信号でキャ プチャすることも可能である。このようなことが起こるのは、参加者54〜56 が実際に、ウィンドウ52に示すように、シングル・ユーザ・ステーションに一 緒にいる場合である。しかし、参加者54〜56の各々からのイメージが別々の ビデオ・カメラからのものであることも起こり得る。以下で詳しく説明するよう に、AMB 32はさまざまな参加者54〜58からのイメージをポップアップ ・ウィンドウ52に表示するように結合し、テレビ会議の参加者のシングル・ビ ジュアル・ディスプレイをユーザに表示できるので、参加者がテレビ会議に一緒 にいるかのような錯覚が生じることになる。 図5に示すように、AMB 32の全体的ハードウェア・アーキテクチャが概 略図で示されている。AMB 32は、ユーザ・ステーション34〜37からの 着信信号と送出信号を処理するためのネットワーク・インタフェース72、78 を含んでいる。デマルチプレクサ73は着信信号をデータ、オーディオ、ビデオ 、およびコントロールのそれぞれの信号に分離し、これらの信号をそれぞれのデ ータ、オーディオおよびビデオのそれぞれのブリッジ、およびコントロール・ユ ニット76に転送する。コントロール・ユニット76はデータ、オーディオおよ びビデオ・ブリッジの各々の機能を、ユーザ・ステーション34〜37から受信 したコントロール信号と指示に基づいて制御する。マルチプレクサ・ユニット7 7は ブリッジの各々とコントロール・ユニット76からの送出信号を多重化し、それ らをネットワーク・インタフェース78を経由してユーザ・ステーション34〜 37に返送する。 図6に示すように、AMB 32のビデオ部分(AVB)32aが概略図で示 されている。AVB 32aはN人のユーザの各々からコントロール信号C1、 C2、...CNを受信する。また、AVB 32aはユーザ・ステーション34〜 37に置かれているK個のカメラの各々からビデオ入力信号VIN1、VIN2、 ...VINKも受信する。なお、上述したように、カメラの数は必ずしもユーザ の数と同じである必要はない。AVB 32aはビデオ信号VOUT1、VOU T2、...VOUTNをN人のユーザに出力する。以下で詳しく説明するように、 ビデオ出力信号の各々はユーザの各々からのコントロール入力によって制御され る。例えば、ビデオ出力信号VOUT1は図4のポップアップ・ウィンドウ52 に示すビデオ・イメージを表すことが可能である。ポップアップ・ウィンドウ5 2を見ているユーザは、以下で詳しく説明するように、コントロール信号C1を AVB 32aに送ることによってビデオ信号VOUT1の内容とプレゼンテー ションを制御することができる。 カメラからのビデオ入力信号はビデオ・インタフェース正規化ユニット72a に送られる。このビデオ・インタフェース・ユニット72aは、AMB 32と ユーザ・ステーション34〜37の間の接続に用意されている、さまざまの通信 フォーマットを従来と同じ方法で処理する。また、このユニット72aは入力ビ デオ信号のカラー成分を正規化し、ビデオ入力信号の各々の各画素(「ペル」また は「ピクセル」)が対応する赤、緑、青の成分をもつようにする。ビデオ・インタ フェース正規化ユニット72aの出力信号は正規化入力ビデオ信号である。 ビ デオ合成ユニット(video composing unit - VCU)74はカメラから正規化入力 ビデオ信号を受信し、その信号を結合する。また、VCU 74にはコントロー ル・ユニット76から出力されたコントロール信号も入力され、コントロール・ ユニット76はユーザ・コントロール信号C1、C2、..CNを処理してVCU 74の出力の内容とプレゼンテーションを制御する。VCU 74とコントロー ル・ユニット76のオペレーションは以下で詳しく説明する。VCU 74の出 力は複数の正規化ビデオ信号であり、その各々は図4のポップアップ・ウィンド ウ52に示すものと同じようなビデオ・イメージを収めている。 ビデオ・インタフェース非正規化ユニット(video interface and denormaliz ation unit)78aはVCU 74からの出力を受信し、出力信号VOUT1、 VOUT2、...VOUTNをNユーザの各々に送る。ビデオ・インタフェース非 正規化ユニット78aは、入力ビデオ信号を非正規化してユーザ要求の各々に従 って該当のビデオ出力フォーマットを出力する。 図7に示すように、VCU 74の詳細が概略図で示されている。図7の説明 を簡単にするために、VCU 74のコントロール入力とコントロール回路は図 7の概略図には示されていない。 VCU 74は複数のビデオ合成チェイン(video composing chain - VCC)9 2〜94から構成されている。VCCは各出力VOUT1、VOUT2、...VO UTNごとに1つある。すなわち、システムがN人のユーザをサポートするため には、VCU 74は少なくともN個のVCC 92〜94をもっていなければ ならない。 VCC 92〜94は複数のビデオ合成モジュール(video composing mojule - VCM)ユニット96〜107から構成されている。VCC 92はVCM 9 6〜99を含み、VCC 93はVCM 100〜103を含み、VCC 94 はVCM 104〜107を含んでいる。 VCM 96〜107の各々は他のVCM 96〜107の各々と同じである 。VCM 96〜107の各々はA入力とB入力をもち、その各々には別々のビ デオ信号が入力される。VCM 96〜107の各々は、以下で詳しく説明する ようにB入力からのビデオ信号をA入力からのビデオ信号の上に重ねる。その出 力はB信号をA信号の上に重ねた結果である。 VCC 92〜94への入力はそれぞれスイッチ112〜114から与えられ る。スイッチへの入力はカメラVIN1、VIN2、...VINKからのビデオ入 力信号である。コントロール信号(図7に図示せず)はビデオ入力信号の特定の 1つひとつをVCC 92〜94のVCM 96〜107の特定入力に与えるよ うにスイッチ112〜114を動作させる。スイッチ112〜114へのコント ロール信号はユーザが与えるコントロール入力に応じて変化する。例えば、VO UT1を受信しているユーザがビデオ入力信号の特定サブセットを見ることを望 んでいれば、そのユーザは該当のコントロール信号をAVB 32aに与えるこ とになる。コントロール・ロジック(図7に図示せず)は、スイッチが要求され たビデオ入力信号をVCC 92のVCM 96〜99に与えてVOUT1が得 られるようにスイッチ112を動作させる。 図7に示すVCU 74では、VCC 92〜94は、各々がそれぞれ4つの VCM 96〜99、100〜103、104〜107をもつものとして示され ている。従って、VCC 92〜94は5つの別々のビデオ・イメージを結合す る能力をもっている。これはVCC 92を調べると理解できるように、VCM 96はビデオ入力の2つを受信し、これらの入力を結合して出力を得ている。V CM 96の出力はVCM 97へのA入力として得られ、VCM 97は別の ビデオ信号をそのB入力から受信し、その信号をA入力と結合してVCM 98 への出力が得られ、VCM 98は結合入力をそのA入力として受信し、新しい ビデオ信号をそのB入力から受信し、これらの信号を結合し、VCM 99のA 入力への出力が得られる。VCM 99は結合信号をそのA入力から、新しいビ デオ信号をそのB入力から受信し、これらの信号を結合し、出力VOUT1が得 られる。図7に示すものとは別に、任意の数のビデオ構成モジュールをもつビデ オ合成チェインを構築することが可能である。重ねることができるイメージの最 大数はVCC内のVCMの数よりも常に1だけ大きくなっている。 図7には、VCC 92〜94は各々がそれぞれ4つのVCM 96〜99、 100〜103、104〜107をもち、一緒にハードワイヤされているものと して示されているが、VCM間の接続自体がスイッチングされるようにVCU7 4を構成することも可能である。そのようにすると、ユーザが特定の数のVCM を利用可能VCMプールから要求し、そのあと、カスタマイズされたVCC内の スイッチで一緒にワイヤされるようにすることが可能になる。スイッチ構成は公 知のものを使用できるので、そうようなスイッチ構成を実装することはこの分野 の通常知識の範囲に属するものである。 図7に記載されているビデオ合成チェインはセントラル・ネットワーク・ブリッ ジに置かれているものとして示されている。当然に理解されるように、本発明の これらの部分はここで説明しているものと同じ目的のために、一部のユーザ・ス テーションまたは類似の端末機器内で使用することも可能であるので、本発明の これらの部分はセントラル施設内で使用されることに限定されない。 図8に示すように、図7のVCM 96の詳細が概略図で示されている。上述 したように、図7のVCM 96〜107は基本的に同一であり、異なるのはそ こに与えられる入力だけである。 VCM 96はA入力からのビデオ・データをB入力からのビデオ・データと マージする。出力ラスタ内の各ペル位置ごとに、A入力またはB入力からのデー タの1ペルが出力に転送される。どちらの入力が選択されるかはAおよびB入力 ビデオ・ストリームの各々内の各ペルに割り当てられた優先度によって決まる。 図8に示すVCM 96のA入力では、ビデオの各ペルは各々が24ビットをも ち(赤、緑、青ごとに8ビット)、優先度を表す8ビットをもつものとして示され ている。従って、A入力の各ペルは32ビット値で表されている。同様に、B入 力では、各ペルは24ビットのビデオ信号(赤、緑、青ごとに8ビット)と8ビッ トの優先度で表されている。従って、A信号とまったく同じように、B入力の各 ペルは32ビット値で表されている。 ここで説明し、図面に示されているビット値は単なる例示であり、本発明の範 囲を限定するものではない。VCM 96への入力と出力のビット値として開示 されているものは、いずれも、本発明を変更しない範囲で変えることが可能であ る。例えば、ビデオ入力と出力を18ビットまたは30ビットにし、優先度/キ ー入力と出力を6ビットまたは10ビットにすることが可能であり、以下同様で である。 Aビデオ入力は優先駆動型マルチプレクサ122に直接に与えられる。他方、 Bビデオ入力は最初に512K x 32ビットのフレームメモリ124に送られ、そこ にはB入力ビデオ信号のビデオ・データと優先度データがストアされている。B 優先度入力とフレームメモリとの間には、以下で詳しく説明するように、フレキ シブルな優先度マスキング・生成システムが置かれており、このシステムはB入 力のオリジナル優先度値を変更するものである。フレームメモリ124はBビデ オ入力をAビデオ入力に対して同期をとり、オフセットし、ミラーリングし、ス ケーリングするために使用できる。 フレームメモリ124の出力は優先度駆動型マルチプレクサ122に与えられ る。従って、優先度駆動型マルチプレクサ122はA入力の各ペルの優先度をフ レームメモリ124からのB入力の各ペルの優先度と比較し、高い方の優先度が 関連づけられているペルを出力する。また、優先度駆動型マルチプレクサ122 はA入力とB入力の各ペルの間で最高優先度をもつペルの優先度も出力する。入 力アドレス・ジェネレータ126はBビデオ入力のH、V、およびクロック信号 を受信する。この入力アドレス・ジェネレータ126は、Bビデオ入力データに 大きな変更を加えることなくB入力の各ペルの24ビット・ビデオ部分をフレー ムメモリ124にストアする。すなわち、入力アドレス・ジェネレータ126は 、Bビデオ入力をオフセットし、サイズ変更し、または他のイメージ変更をする ことなくBビデオ入力の各ペルの24ビット・ビデオ部分をストアする。従って 、フレームメモリ124にストアされるB入力のビデオ部分はVCM 96に与 えられるものとほぼ同じである。 Bビデオ入力の8ビット優先度部分はB優先度マスク・セレクタ128に与え られる。優先度ジェネレータ130からもB優先度マスク・セレクタ128への 入力が与えられる。優先度ジェネレータ130のオペレーションは以下で詳しく 説明する。B優先度マスク・セレクタ128は優先度ジェネレータ130の出力 からのある種のビットと入力優先度値を選択し、その出力を優先度ルックアップ ・テーブル(P−LUT)132に送る。P−LUT 132は256 x 8のRA M(または互換性を持つ他のサイズ)であり、そこへの8ビット入力をペル単位 でフレームメモリ124にストアされている8ビット優先度値に対応づけている (マッピングしている)。優先度ルックアップ・テーブル132の値は以下で詳し く説明するようにVCM 96に与えられる。 P−LUT 132およびフレームメモリ124のサイズはHDTVのように 異なる最大ビデオ・ラスタ・フォーマットに合わせて、また256(P-LUT = 256 x 8)または64(P-LUT = 64 x 6)のように異なる優先度スタッキング・レベル 数に合わせて、本発明を変更することなく変えることが可能である。 優先度ジェネレータ130はフレームメモリ124にストアされたBビデオ入 力のペルの各々の優先度値を生成する。1つまたは複数のペル値キーヤ(keyer) セクション134はペルの各々の優先度値を24ビット・ビデオ信号の値に従っ て出力する。すなわち、ペル値キーヤ134は各ペルの優先度をそのペルの入力 カラーと輝度に応じて変更する。 図示のペル値キーヤ134はA、B、およびCと名づけた3つのセクションを もっている。各セクションは優先度の1ビットを出力し、そのビット出力はペル が規定カラー範囲内にあればディジタル”1”に等しく、ペルが規定カラー範囲 外にあればディジタル”0”に等しくなっている。例えば、ペル値キーヤAは6 つの値T1−T6をもち、これらの値は以下で詳しく説明するように定数値がロ ードされている。ペル値キーヤAは入力Bビデオ・イメージからの各ペルを検査 し、そのペルの赤部分がT1とT2の値の間にあるかどうか、緑部分がT3とT 4の値の間にあるかどうか、青部分がT5とT6の値の間にあるかどうかを判断 する。これらの条件をすべて満たしていれば、つまり、ペルの赤、緑および青の 値のすべてが、それぞれT1とT2、T3とT4、およびT5とT6の間にあれ ば、ペル値キーヤAは”1”を出力する。そうでなければ、ペル値キーヤAは” 0”を出力する。ペル値キーヤBとペル値キーヤCのオペレーションは同じであ る。このようにして、ペル値キーヤ・ユニット134のペル値キーヤの各々は入 力Bビデオ・ペルのカラー値に応じて優先度のビットを別々にかつ独立して出力 することができる。 ペル値キーヤ134は、公知のようにディジタル・コンパレータ・ハードウェ アを使用して実現することが可能である。目的によっては、3つのビデオ・チャ ネルが、従来のYIQやYUVフォーマットのような、RBG(赤緑青)以外の フォーマットで情報を伝搬するようにすると便利な場合がある。このような代替 エンコード(符号化)はペル値キーヤでも使用できるので、カラー空間と必要な しきい値を変更すること以外そのオペレーションは変更されない。 優先度ジェネレータ130は1つまたは複数のウィンドウ生成セクション13 6も備えている。これらのウィンドウ生成セクション136の各々はウィンドウ 生成A部分、ウィンドウ生成B部分、およびウィンドウ生成C部分からなってい る。これらの部分の各々は相互に独立して動作する。ウィンドウ生成部分はBビ デオ入力のH、V、およびクロック(CLK)部分を処理し、Bビデオ入力のペ ルの各々の水平位置と垂直位置に応じてディジタル”1”ビットまたはディジタ ル”0”ビットを出力する。例えば、ウィンドウ生成A部分はH1、H2、V1 およびV2の4つの個別値をもつことができる。B入力ビデオ信号のH入力で示 された入力値がH1とH2の間にあり、V入力で示された入力値がV1とV2の 間にあれば、ウィンドウ生成セクション136のウィンドウ生成A部分はディジ タル”1”ビットを出力する。そうでなければ、ウィンドウ生成A部分はディジ タル”0”ビットを出力する。ウィンドウ生成部分の各々、つまり、ウィンドウ 生成A部分、ウィンドウ生成B部分およびウィンドウ生成C部分は相互に独立し て動作する。ウィンドウ生成セクション136は公知のようにディジタル・コン パレータ・ハードウェアを使用して実現することが可能である。 各々が1ビットを出力する複数のウィンドウ・ジェネレータ136とペル値キ ーヤ134を組み合わせると、ピクチャ(画像)の異なる部分における異種カラ ーの複数のオブジェクトに対して異なる優先度を定義することができる。個々の 出力ビットは8ビット・ワードとして扱われる。このワードは数値として定義さ れ、P−LUT 132をアドレスするために使用される。P−LUT 132 のメモリ内容に応じて、任意の入力を全ビデオ・ペル・クロックレートで任意の 数値優先度出力に変換することが可能である。この変換が必要になるのは、マル チプレクサ122が各ペル位置で最高優先度入力だけを通過させるためである。 優先度ジェネレータ130に必要なことは、B入力ビデオ・ラスタ内の異なるウ ィンドウまたはオブジェクトに異なる数値優先度値を割り当てることだけである 。従って、P−LUT 132を使用すると、カストマはこれらの優先度の順序 づけを制御することができる。例えば、カストマがユーザ・ステーション34〜 37からグラフィカル・インタラクションによって、合成シーンの中の特定のオ ブジェクトまたはウィンドウを格上げする要求を行うと、ヒューマン・インタフ ェース・プログラムとハードウェア・コントロール・プログラムはその要求をイ メージのそのエリアに付けられた数値優先度を再割り当てしたものに変換し、要 求オブジェクトの優先度を格上げするか、あるいは隠されたオブジェクトの優先 度を 格下げする。 優先度ジェネレータ130は、ペル値キーヤ・セクション134が3つの独立 ペル値キーヤ部分からなり、ウィンドウ生成セクション136が3つの別々で独 立のウィンドウ生成部分からなるものとして図8に示されている。ウィンドウ・ ジェネレータとペル値キーヤの数は、本発明を変更することなく変えることが可 能である。さらに、セクション134、136で使用される個別部分の数は設計 上の選択項目であり、優先度用に使用されるビットの数、必要とする独立部分の 数およびこの分野の当業者に周知の他の基準を含む、種々の機能上の要因に基づ いて選択できる。従って、本発明は、1つまたは複数のペル値キーヤ・セクショ ン134が3つ以外の個数の部分からなり、1つまたは複数のウィンドウ生成セ クション136が3つ以外の個数の独立ウィンドウ生成部分からなる場合でも実 施することができる。 優先度ジェネレータ130の6ビット出力は優先度マスク・セレクタ128に 入力され、このセレクタにはBビデオ入力からの入力優先度信号も入力される。 従来のコントロール・レジスタ(図示せず)は、優先度マスク・セレクタ128 に入力された入力14ビットのどの8ビットが優先度ルックアップ・テーブル1 32に入力されるかを判断している。優先度マスク・セレクタ128の出力は8 ビット出力として示され、同様に、優先度ルックアップ・テーブル132への入 力は8ビット入力として示されているが、本発明は優先度マスク・セレクタ12 8の出力ビットと入力ビットがいくつでも実施可能である。ビット数をいくつに するかは設計上の選択事項であり、必要とする異種優先度の数および所望の優先 度コントロール量を含む、この分野の当業者に知られているの種々の機能上の要 因に基づいてビット数を選択することができる。 上述したように、優先度ルックアップ・テーブル132は256 x 8 RAMであ り、これは優先度マスク・セレクタ128から与えられた8ビットをフレームメ モリ124に入れられる8ビット値に対応づけている。従って、フレームメモリ 124にストアされた各ペルに関連づけられた優先度は優先度ルックアップ・テ ーブル132から得られる。 優先度マスク・ジェネレータ128、優先度ジェネレータ130および優先度 ルックアップ・テーブル132は一緒に動作して、Bビデオ入力の各セルの優先 度が得られるようにする。以下で詳しく説明するように、Bビデオ入力の優先度 を変更すると、種々の効果が得られるようになる。例えば、Bビデオ入力がクリ ップされたウィンドウで与えられる場合、ウィンドウ生成セクション136は、 クリップされたウィンドウの外側にあるペルは低い優先度が与えられ、クリップ されたウィンドウの内側にあるペルは相対的に高い優先度が与えられるようにセ ットすることができる。同様に、ペル値キーヤ・セクション134は、例えば、 青のバックグランドの前面に参加者を表示しているテレビ会議参加者のビデオ・ イメージがBビデオ入力として与えられるように1つまたは複数のカラーをマス クアウトするために使用できるので、ペル値キーヤ・セクション134は、青の バックグランドに対応するカラーをもつペルに相対的に低い優先度を与え、Bビ デオ入力イメージの他のペルに相対的に高い優先度を与えることによって青のバ ックグランドをマスクアウトするようにセットできる。 読み取りアドレス・ジェネレータ140はフレームメモリ124からB入力デ ータを読み取り、そのデータを優先度駆動型マルチプレクサ122に渡す。A入 力とB入力で使用されるビデオ標準の違いを埋め合わせるために、読み取りアド レス・ジェネレータ140はAビデオ入力から入力されるデータのレートに対応 するレートでデータを読み取る。すなわち、読み取りアドレス・ジェネレータ1 40は優先度駆動型マルチプレクサ122への入力の同期をとって、フレームメ モリ124からのペルがAビデオ入力からの対応するペルと同時に優先度駆動型 マルチプレクサ122に到着するようにする。 読み取りアドレス・ジェネレータ140はA入力とB入力の間のオフセットお よびBビデオ入力のスケーリングおよび/またはミラーリングも処理する。Xと Yオフセットの要求量、拡大量または縮小量、およびフリッピングはすべて、以 下で詳しく説明するようにVCM 96に渡される。 読み取りアドレス・ジェネレータ140はフレームメモリ124からのペル・ データを、Aビデオ入力からのデータからの指定の垂直および水平オフセットで 与えることによってオフセットを処理する。例えば、Bビデオ・イメージをAビ デオ入力から水平に5ペルだけシフトさせるためには、読み取りアドレス・ジェ ネレータ140はAビデオ入力の左エッジの後5ペルだけ待って、Bビデオ入力 の左エッジを得るようにする。Bビデオ入力の拡大/縮小およびBビデオ入力の フリッピングは同じように処理される。なお、ビデオ・イメージにオフセットを 与えること、ビデオ・イメージを拡大または縮小すること、およびビデオ・イメー ジをフリッピングすることはいずれも、この分野の当業者に公知であるので、こ れ以上詳しく説明することは省略する。 コンピュータ・コントロール・インタフェース142はVCM 96を図5と 図6に示すコントロール・ユニット76のような、外部コントロール・デバイス に接続している。このコンピュータ・コントロール・インタフェース142はア ドレス入力とデータ入力をもっている。アドレス入力は16ビット値で示され、 データ入力は図8に8ビット値で示されている。しかし、この分野の当業者なら ば理解されるように、アドレス入力とデータ入力のビットの数は変更可能で、設 計上の選択事項であり、この分野の当業者に周知の種々の機能上の要因によって 決まるものである。 アドレス入力は、異なるVCMおよび各VCM 96内の種々レジスタを選択 し、優先度ルックアップ・テーブル132をロードするために使用される。アド レス入力が異なるごとに、これらのエレメントは異なるものがロードされる。デ ータ入力は、種々レジスタとルックアップ・テーブル132に入力されるデータ である。従って、優先度ルックアップ・テーブル132に値を入力したいユーザ は、ここに示す優先度ルックアップ・テーブル132内の256ロケーションの 各々の該当アドレスを与え、ルックアップ・テーブル132にロードしようとす るデータを与えるだけでよい。同様に、ペル値キーヤ・セクション134および /またはウィンドウ生成セクション136は、ペル値キーヤ134またはウィン ドウ生成セクション136のエレメントの各々の該当アドレスを与え、そのため の必要なデータを与えることによってコンピュータ・コントロール・インタフェ ース142からロードすることができる。そのほかは、VCM 96は公知のよ うにアクセスされるので、ここで詳しく説明することは省略する。 以下は、VCM 96に与えられる入力パラメータである。 HBMAX Bビデオ入力の水平ライン内のピクセルの数。 HP Aビデオ・イメージに対するBビデオ・イメージの望みの水平位 置。 HS Bビデオ・イメージに適用される水平スケーリング。このスケー リングはBビデオ・イメージがAビデオ・イメージに対して縮小 する係数と定義されている。 HF 水平フリッピングをビデオ・イメージに適用するか否かを示すバ イナリ値。すなわち、HFが1に等しいとき、イメージはミラー ・イメージが得られるようにフリッピングされる。 VBMAX Bビデオ入力の垂直ライン内のピクセルの数。 VP Aビデオ・イメージに対するBビデオ・イメージの望みの垂直位 置。 VS Bビデオ・イメージに適用される垂直スケーリング。このスケー リングはBビデオ・イメージが縮小する係数と定義されている。 VF イメージに垂直フリッピングを適用するか否か(つまり、イメー ジを上下反対にフリップするか否か)を示すバイナリ値。 ソフトウェア・アーキテクチャ 図9は本発明のオペレーションをサポートするソフトウェア・プロダクトを示 すビルディングブロック図である。このソフトウェアはネットワーク・ベースの マルチメディア・ブリッジを制御する汎用サービス・プラットフォームを提供し ている。上述したAVBはこのサービス・プログラムによって制御できるビデオ ・ブリッジの例である。他のビデオ・ブリッジもオーディオ・ブリッジと共に、 このサービス・プログラムによって制御可能である。分散処理環境(distribute d processing environment - DPE)のリモートプロシージャコール(remote proc edure call -RPC)メカニズムはPPSクライアントとPPSサービス・セッショ ン・モジュール間の通信メカニズムとして使用することができる。 PPSクライアント・プログラム200は、セッションでローカル・ユーザに よって与えられたマルチメディア・オブジェクトと、メディアの受信インスタン スのマルチメディア関連づけをトラッキング(追跡)するアプリケーション・プ ログラミング・インタフェース(application programming interface - API)を 提供している。PPSサービス・セッション・プログラム201はすべてのユー ザ、メディア・オブジェクト、セッションにおけるインスタンス、およびマルチ メイア・ブリッジをトラッキングする。このPPSサービス・セッション・プロ グラム201はネットワーク接続マネージャ(これはPPSの一部ではなく、ど のネットワーク管理環境でも必要とされるコア・コンポーネントである)と連絡 をとってすべての参加者の間の接続を確立する。リソース・エージェント・プロ グラム202は必要なハードウェアを予約し、ネットワーク・サービス・マネー ジャ205(PPSの一部でない)(以下で説明する)と連絡をとってビリング(請 求書発行)を行う。最後に、リソース・マネージャ・プログラム203はハード ウェアを構成し、フィードバックがあればそれを戻す。 PPSサービスを管理するために必要な4つのソフトウェア・コンポーネント (上述した)(つまり、PPSリソース・マネージャ203、PPSリソース・エ ージェント202、PPSサービス・セッション201、およびPPSクライア ント・プログラム200)のほかに、接続マネージャ(connection manager-CM)2 04とサービス・マネージャ205はPPSサービスをサポートするネットワー ク管理環境の一部を構成している。CM 204はユーザが要求するネットワー ク接続性を確立し、維持することを担当している。サービス・マネージャ205 はネットワーク・サービスに対しオペレーション・サポート機能を提供すること を担当している。サービス・マネージャ205はサービスを構成し、ビリングを 行い、パフォーマンスをモニタし、障害をモニタし、イベントを報告する、とい ったことを行う。 PPSクライアント・プログラム PPSクライアント200は、接続性がCM 204を通して確立されると、 ユーザ・ステーション34〜37に置かれたエンドユーザ・アプリケーションと 通信する。エンドユーザ・アプリケーションとしては、例えば、マルチパーティ ・コンファレンシング、遠隔学習(distance learning)、遠隔監視、遠隔製造な どを、ユーザ・ステーション34〜37からグラフィカル・ユーザ・インタフェ ー ス(GUI)を通してユーザに統合ビューを表示することによってサポートする アプリケーションがある。 クライアント・プログラム200は2つの基本コマンド・タイプをサポートし ている。セッションのネットワーク接続性を確立または変更するためのコマンド (CM 204に送られるコマンド)と、ユーザに送られるプレゼンテーション の制御を目的としたコマンド(PPSサービス・セッション・マネージャ201 に送られる信号はそのあとリソース・エージェント202に送られる)である。 図10に示すように、クライアント・プログラム200のオブジェクト・モデル はRumbaugh オブジェクト・モデリング表記を使用している。1対多数の関連づ けは2つのクラス・ボックスをラインの多数終端上の「ドット」と結ぶラインで 表されている。継承関係は複数のラインの交点の三角形で表されている。三角形 の頂点につながるラインはスーパクラスに通じている。 PPSクライアント・プログラム200はクライアントが表しているユーザか ら与えられるメディア・オブジェクトの記録をとっている。ユーザによって受信 されたメディア・インスタンスは、データ・インスタンス210、オーディオ・ インスタンス212、およびビデオ・インスタンス213のクラスによってリフ ァインされたスーパクラスである、メディア・インスタンス・クラスで表されて いる。各メディア・インスタンスは、PPSサービス・セッション・プログラム 201によって生成されるユニークなInstIDと、そのインスタンスがどのオブジ ェクトから生成されたものかを示すobjectIDをもっている。instIDはビデオ・イ ンスタンスの作成と制御を担当するVCM 96〜107にクライアント・プロ グラム200がアクセスできるようにするハンドルである。 ビデオ・フレーム215はビデオ・フレーム・アイテム216のセットを収め ている。空間関連づけ(マルチメディア関連づけの一種)はビデオ・インスタン スまたは「もっと小さな」空間関連づけから作ることができる。ビデオ・フレー ム215が必要になるのは、ユーザが受信しているビデオ・ストリームからどの ビデオ・インスタンスを選択してプレゼンテーション・コントロール・アクショ ンをとったかを判断するためである。ビデオ・フレーム215はビデオ・ディス プレイ・ウィンドウで選択されたロケーションを特定のビデオ・インスタンスに 対応づけている(マッピング)。これが必要なのは、特定のイメージに対するアク ション、例えば、ユーザCのインスタンスのサイズ変更を定義するプレゼンテー ション・コントロール・シグナリングをサポートするためである。PPSクライ アント・プログラム200はプレゼンテーション・コントロール信号をリソース・ エージェント202に送信し、選択したビデオ・インスタンス(そのmedia_inst ID に基づく)がユーザが望む新しい方法で表示されるようにする。 空間関連づけに対して、例えば、関連づけの移動などのアクションをとると、 は複数のネットワーク信号が送信される。例えば、パンニング・アクションがユ ーザによって要求されると、クライアント・プログラム200は別々の相互に関 連づけられたプレゼンテーション・コントロール信号を、ユーザのプレゼンテー ションの変更の影響を受けるVCM 96〜107の各々に送信する。2つのビ デオ・イメージが1つに関連づけられていて、パン要求がユーザによって行われ たときは、2つのイメージのうちユーザが受信するビューはシフトされる。この 変更によって影響を受けたVCM 96〜107の各々はその表示イメージの起 点がシフトされることになる。 サービス・セッション 図11には、PPSサービス・セッション・プログラム201のオブジェクト・ モデルが示されている。PPSサービス・セッションの基底クラス(base class )はPPSクライアント200と関連づけられたものとは異なる、独自のメディ ア・オブジェクト・クラス200と、メディア・オブジェクト・インスタンス2 21、ブリッジ222およびクライアント223とをもっている。どのビデオ・ ブリッジからユーザが出力を受信しているかといったクライアント情報とそのcl ientIDは各クライアント・オブジェクト223にストアされている。 メディア・オブジェクト・クラス220はそのセッションの参加者が利用でき る、すべてのマルチメディア・オブジェクトを記録しておくために使用される。 これらのオブジェクトの属性としては、それがどのタイプのオブジェクトである か(オーディオ、ビデオ、データ)、オブジェクトの所有者、オブジェクトのアク セスリストなどがある。オブジェクトの所有者はオブジェクトのアクセスリスト のどのユーザを追加できるかを制御する。チェア(Chair)224も、オブジェク ト所有者が設定したアクセスリストを制御できる(所有者のセットアップをオー バライドする)。メディア関連づけ(Media Assoc)クラス225は、セッション・ レベル関連づけのメディア・オブジェクト相互間の関連づけ関係を記録している 。 メディア・オブジェクト・アクセス・コントロールによると、ユーザまたは他 の権限をもつ個人は、メディア・ストリーム上で自分が所有するメディア・オブ ジェクトをどのユーザに受信させるかをメディア・オブジェクト・ベースで判断 することができる。ユーザが自分のサイトから送信するオブジェクトはユーザが 所有するメディア・オブジェクトであるのが代表的である。しかし、一般的ケー スでは、メディア・オブジェクトを所有することは、ユーザがそのメディア・オ ブジェクトをだれにアクセスさせるかを制御できることを意味する。例えば、チ ェア・セッションでは、セッションのチェアがオブジェクトへのアクセス特権を 別のロケーションから制御できるようになっている。例えば、教師は生徒同士の アクセスをテスト期間中に制御することができる。 PPSサービス・セッション201は各メディア・オブジェクトのアクセス許 可をトラッキング(追跡)することを担当している。メディア・オブジェクト・ クラス220のaccess_listパラメータはユーザのアクセス許可を記録する。サ ービス・セッション・プログラムがユーザにメディア・オブジェクトへのアクセ ス権があることを確認すると、そのユーザはそのメディア・オブジェクトのイン スタンスを受信し、そのインスタンスのステート(状態)をPPSクライアント に反映するようにメディア・オブジェクト・インスタンス221が作成される。メ ディア・オブジェクトへのアクセス許可が変更されると(例えば、ユーザはサイ ドチャット(side-chat)を始めるために他のユーザが自分のイメージを見るのを 禁止したい場合)、そのメディア・オブジェクトを受信することが制限されたユ ーザにはその変更が通知され、メディア・オブジェクトへのアクセスが打ち切ら れることになる。例えば、メディア・オブジェクトのインスタンスは除去される 。 ブリッジ・クラス222は、このセッションの参加者が使用するために予約さ れていたリソースをトラッキングするために使用される。セッションが作成され るとき、最小限のリソース・セットがセッションの参加者が使用するために予約 される場合がある(例えば、ユーザ当たりまたはそのセッション用の複数のビデ オ・インスタンス)。例えば、セッションの参加者は利用できるリソースが十分 にあって、各ユーザが(ビデオの場合)他の参加者全員を見ることができるかど うかを確かめたい場合がある。リソースが予約されていても、セッションの存続 期間にいつでもすべてが使用できるとは限らない。ブリッジ・クラス222はネ ットワーク・アドレス情報も収めているので、サービス・セッション・マネージ ャは正しい信号を正しいブリッジに送信することができる。 リソース管理 リソース・エージェント202は、ネットワーク・リソースの管理対象オブジェ クトをネットワークに対してベンダから独立した方法で表現するソフトウェア・ コンポーネントである。管理対象オブジェクトはリソースのステートと機能を表 している。一般的に、ネットワークでサービスを提供するどのリソースも、2種 類のインタフェースをもっている。サービスのクライアントで使用されるサービ ス・インタフェースと、サービスの機能を管理、制御するために管理側システム によって使用される管理インタフェースである。 PPSリソース・エージェント202は2つの管理インタフェースと1つのサ ービス・インタフェースをサポートしている。第1のインタフェースはネットワ ーク管理ソフトウェアとのインタフェースとなるもので、リソースのビューをネ ットワークに提示して、ネットワーク接続管理ソフトウェアがトランスポートを そのリソースに接続できるようにする。第2のインタフェースはサービス管理( 例えば、オペレーションのサポート)機能をサポートしている。最後のインタフ ェースはセッション期間中にリソースを制御するために必要なサービス固有のシ グナリング(プレゼンテーション・コントロール・シグナリング)をサポートし ている(PPSサービス・セッション・マネージャ201のインタフェース)。P PSリソース・エージェント202はCM 204、PPSサービス・セッション ・マネージャ201、およびネットワークのサービス管理マネージャ205から そこに送られてきたコマンドを受信し、これらのコマンドを社内所有コマンド (internal proprietary command)に変換する。各リソース・エージェントのイン タフェースがサポートするコマンドとプロトコルは異なる場合がある。例えば、 サービス・セッション・マネージャのプレゼンテーション・コントロール・シグ ナリングをサポートするインタフェースはRPCプロトコルをサポートすること ができ、サービス管理インタフェースはCMISEまたはSNMPインタフェー スをサポートすることができる。ビデオ・ブリッジ・マネージャ(下述)はベン ダ固有の所有コマンドをリソース・エージェント202から受信し、リソースの 内部構成を担当する。 図12には、ビデオ・リソース管理サブシステムのオブジェクト・モデルが示 されている。オーディオおよびデータ・リソース・マネージャにも類似のオブジェ クト・モデル(図示せず)が存在する。ビデオ・ブリッジはネットワークから見 たとき、ある種の機能(サポートされるメディア・タイプ、バンド幅、QoSなど )をもつ入力ポートと出力ポートがあるブラックボックスとして見える。管理イ ンフォ・ベース(Management Info Base - MIB)231はAVB 32aのステ ートと機能をネットワーク管理ソフトウェアが理解できる形式で反映している管 理対象オブジェクトを収めている。 ビデオ・ブリッジ・マネージャ(Video Bridge Manager-VBM)230とリソー ス・エージェント202との間の通信は企業所有コマンドを通して行われる。例 えば、AMB 32に送られるコマンドは、AMBハードウェアと通信するため に使用されるコンピュータ・インタフェースのプロコトルに準拠するコマンド言 語を使用している。特定のVCM 96〜107と通信するために、ハードウェ アVCMに対応するVCMオブジェクト232は、VBM 230から受け取っ たコマンドを、そのコマンドの宛先であるVCMタイプのハードウェア固有の命 令に変換する。各VCMのステート(ウィンドウ/クロマキー情報、優先度情報 など)、例えば、各VCMのレジスタに格納された値はVCMオブジェクト23 2によってトラッキングされる。 VBM 230(図12)はブリッジの内部構成も担当している。VBMは正 しいVCM 96〜107を1つに接続してVCCに入れ(対応するVCCオブ ジェクト233と一緒に)、VCCをユーザの出力ポート234に接続する。新 し いセッションが要求されると、VCMとポート・オブジェクト232、235を 調べて、AVB 32aに要求セッションに必要なリソースがあるかどうかが確 かめられる。State変数がVCMオブジェクト232またはポート・オブジェク ト235で使用可能(Available)にセットされていれば、これはポートまたはV CMが新しいセッションで使用できることを意味する。このStateが予約(Reserv ed)または使用中(In-Use)にセットされていれば、ポートまたはVCMは使用 不能である。 VCMエージェント・サブシステム206(図9)はVCMのハードウェアV CMまたはソフトウェア・エミュレータを制御するための、VBM 230との シングル・インタフェースを提供している。VCMエージェント・サブシステム 206はインタフェース定義とVCMの基本的機能を提供するVCM基底クラス からなっている。VCMハードウェアは書き込みアクセスだけを行うので、ハー ドウェア内の各レジスタのステートをストアし、VBM 230のために入出力 を行うのはVCMエージェント206が担当している。 VCM基底クラスには、softVCM 207とhardVCM 208の2つの派生クラス がある。これらのクラスのインタフェースが異なるのは、コンストラクタだけで ある。softVCM 207はコマンドをsoftVCMに書くために使用するファイル名を 表すストリングを受け取る。hardVCM 208はハードウェアのベース・アドレス であるアドレス値を受け取る。この設計によれば、ハードウェア・インプリメン テーションを使用しているか、ソフトウェア・インプリメンテーションを使用し ているかに関係なく、タイプVCMのポインタを使用することができる。 セッション初期化 図13はAVB 32aとのセッションを初期化するステップを示している。 オーディオとデータ・ブリッジの場合も、類似のステップが必要である。初期化 は接続マネージャのインスタンス、または該当のネットワーク管理ソフトウェア がユーザの自発的セッション要求または予約マネージャ203からの要求によっ て作成されたとき開始される。そのあと、セッションは以下のステップで確立さ れる。 第1に、PPSクライアント・プログラム200はCM 204のインタフェ ースを使用して要求セッションをサポートするために必要なリソースが使用可能 であるかどうかを判断する。CM 204はビデオ・リソース・エージェント2 02にリソースを要求し、これを受けてエージェント202はリソース・マネー ジャ203のVBM 230と通信して必要なリソースが使用可能であるかどう かを判断する。 第二に、CM 204は参加者の間で必要なセッション・セットアップ交渉を 処理する。ユーザと接続マネージャとの間で交渉される属性のいくつかを挙げる と、バンド幅アクセス、サービス品質、ビデオ・レート、ビデオ品質、オーディ オ品質、AMB 32に送られるセッション・オブジェクト(ユーザはオーディ オ・データだけを伝送することを要求されても、ビデオも送信したい場合がある) 、受け取ろうとするセッション・オブジェクト(ユーザはオーディオ・データだ けを受け取ることに制限されていても、ビデオ・オブジェクトも受け取りたい場 合がある)などがある。 第三に、セッション交渉が完了すると、各ユーザとのマルチメディア接続がネ ットワーク接続マネージャによって確立される。この中には、各ユーザのカメラ をビデオ・ブリッジに接続すること、各ユーザのビデオ・ブリッジの指定出力ポ ートをユーザの端末に接続することが含まれる。 第四に、接続マネージャはセッションのトランスポートがセットアップされた ことをPPSクライアント・プログラムに通知する。PPSクライアント・プロ グラムは次に、PPSサービス・セッション・マネージャを作成する。PPSク ライアント・プログラムはセッションに係りをもつリソースの初期構成情報をP PSサービス・セッション・マネージャに引き渡す。この中には、どのユーザ・ カメラがビデオ・ブリッジのどの入力ポートに接続されているか、どの出力が各 ユーザの結合ビデオ・ストリームを担当しているか、に関する情報がある。 第五に、PPSサービス・セッション・マネージャはAVB 32aのどの部 分が、リソース・エージェントのサービス・インタフェースを使用して現行セッ ションによって使用中であるかを示すように、ポートとVCMオブジェクト(図 12)をブリッジ・マネージャ(または複数の)に更新させる。 第六に、セッション参加者のクライアント・オブジェクト223がサービス・ セッションでインスタンス生成(インスタンス化)され、次に各VCMのVCM ステート情報がリソース・マネージャでインスタンス生成され初期化される。 セッション・オペレーション 通信セッションの期間、ユーザはイメージにアクセスし、イメージ受信方法を 変更し、メディア・オブジェクトを追加、除去する。このプロセスはクライアン ト・プログラム(API)200が上述した種々のソフトウェア・コンポーネン トとやりとりすることにより行われる。PPSクライアント・プログラムはアプ リケーション開発者がPPSプログラムにアクセスできるようにするAPIをも っている。アプリケーション開発者はネットワーク接続マネージャの詳細を知っ ている必要もなければ、新しいアプリケーションをサポートするためにPPSネ ットワーク・ベースのソフトウェアにどのような変更を加える必要もない。この APIオペレーションの擬似コード・リストは付録Aに示されている。 ユーザがビデオ・オブジェクトのインスタンスを受信するためには、ユーザは まずオブジェクトへのアクセス許可を要求しなければならない(APIコマンド のaccess_obj_request)。ユーザがビデオ・オブジェクトのインスタンスを受信 する許可をもっていれば、ユーザはそのインスタンスの初期ロケーションとサイ ズを指定し、APIコマンドreceive_video_instを使用する。このプロセスの詳 細はユーザから見えないようにし、単一の受信イメージ・メニュー・アイテムを 起動すると、access_obj_requestAPIコマンドがコールされ、そのあと受信ビ デオ・インスタンス・コマンドがコールされるようにすることが好ましい。 初期ロケーションとサイズはアプリケーションによって自動的に与えることが できる。インスタンスの初期ロケーションとサイズはクライアント・ビデオ・イ ンスタンス213(図10)にストアされるので、結合ビデオ・ストリーム内の 各インスタンスのロケーション、サイズ、およびスタッキング順序をトラッキン グすることができる。これが必要になるのは、ユーザに送られるビデオ・ストリ ームがユーザが受信するイメージを結合したものであり、各ユニーク・イメージ がそのコンポジット・ビデオ・ストリーム内のどこにあるかを判断する方法がな い ためである。オーディオ・インスタンスも同じように受信される。 プレゼンテーション・コントロール・コマンド(移動、サイズ変更、クロマキー 、プッシュ、ポップ、ボリューム変更、パン、バス、トレブルなど)を実行する と、該当のクライアント・インスタンスが更新され、メッセージがサービス・セッ ションに送られ、そこからメッセージは該当のリソース・マネージャ(オーディ オまたはビデオ・ブリッジ・マネージャ)に渡される。アプリケーションはコマ ンドを受け取らせるインスタンスの名前を指定しなければならない。 get_instances APIコマンドを使用すると、アプリケーション開発者はメデ ィア・インスタンスの属性の現在の設定値を判断することができる。このため、 各アプリケーションはこの情報をトラッキングする必要がなくなる。ユーザが受 信するオーディオ・インスタンスのボリューム属性を変更したい場合は、現在の 設定値がどうなっているかを知っている必要がある。 ビデオ・インスタンスでは、ビデオ・クリックとドラッグ・インタフェースの サポートを向上するために、選択をベースとするプレゼンテーション・コントロ ール・コマンドが用意されている。ユーザは、まず、プレゼンテーション・コン トロール・コマンドを実行しようとする対象のインスタンスがビデオ・ウィンド ウ内に置かれているロケーションをチェックする。API pick_items()コマンドが 起動され、指定したロケーションに置かれているインスタンスのリストが戻され る。インスタンスはオーバラップできるので、これをユーザに表示する最善の方 法を判断することはアプリケーション開発者に任されている(例えば、各インス タンスを循環してそのロケーションでハイライトすることによって、インスタン スのリストとして表示するといったように)。ユーザが希望のインスタンスを選 択すると、API select_itemコマンドが起動され、そのインスタンスが選択され る。インスタンスが選択された後、該当のAPIコマンド、例えば、move_selec tionを指定すると、その選択で異なるプレゼンテーション・コントロール・コマ ンドを利用することができる。 複数のインスタンスを選択してそれらを1つのグループにまとめることができ る。1つのグループにまとめられたビデオ・インスタンスでは、そのグループは シングル・インスタンスであるものとして扱われる。すべてのプレゼンテーショ ン・コントロール・コマンドは、それが個別インスタンスであるかのようにグルー プに対して実行することができる。選択コマンドがあるロケーションでアプリケ ーションから出されたとき、そのロケーションのビデオ・インスタンスがグルー プ内にあれば、そのグループ情報がアプリケーションに戻される。個別インスタ ンス情報は、グループが分解されるまではアプリケーションが再び使用すること ができない。プレゼンテーション・コマンドがグループに対して出されたときは 、PPSクライアント・プログラムはグループをばらばらにし、個別コマンドを 各インスタンスの生成を担当するビデオ・ブリッジ(VCM)のコンポーネント に送付する。言い換えれば、個別プレゼンテーション・コマンド信号はグループ 内の各インスタンスごとにその生成を担当するVCMに送られる。 ユーザがインスタンスを受け取ることを望まなくなったときは、drop_media_i nstanceコマンドが出され、ビデオ・インスタンス・オブジェクトがクライアン ト・プログラムから削除される。 セッションに寄与されているオブジェクトが切り離されたときは、そのオブジ ェクトのすべてのインスタンスも一緒に除去する必要がある。ビデオ/オーディ オ・インスタンスはそれを受け取っていたユーザの各々に送信されることを中止 する。 ユーザが所有しているオブジェクトへのアクセス許可を変更したときは、その オブジェクトへのアクセスを許可されなくなったユーザはそのオブジェクトの受 信していたインスタンスが除去されることになる。サービス・セッションはクラ イアント・プログラムをそれに応じて更新する。プログラムは、オブジェクトが セッションから除去されたかどうか、あるいはそのユーザのアクセス権が変更さ れたかどうかをチェックして確かめる。 マルチメディア・オブジェクト関連づけの制御 本発明の顕著な利点は、マルチメディア・オブジェクト関連づけがセッション ・レベルとユーザ・レベルで行われることである。ビデオ・イメージと他のマル チメディア・オブジェクトとの関連づけをユーザが制御すると、異種マルチメデ ィア・ストリームを1つのグループにまとめて望みのプレゼンテーション目標を 達 成することができる。ユーザは異種ビデオ・イメージを一緒に関連づけてビデオ シーンを構成したい場合がある。この方法を使用すると、カメラ・アレイから送 信されたイメージを関連づけて、パノラマビューを得たり、3次元投影図を得た り、あるいはユーザがテレビ会議の他のユーザを1つのグループにまとめたりす ることができる。 テレビ会議ユーザは、結合ビデオシーンを左右にパンするだけで他の会議参加 者のサブセットを見て、異なる会議参加者のイメージに都合よくアクセスするこ とができる。例えば、図14に示すように、関連づけられているオブジェクトは パン可能なシーンとしてユーザに提示されている。3つのカメラ・アレイからの イメージは拡大したシングル・イメージ(複合ビュー)が得られるように一列に 並べられる。グループのロケーションはグループ内のビデオ・インスタンスのロ ケーションに影響する。グループが移動すると、グループ内のビデオ・インスタ ンスはそのロケーションが新しいグループ・ロケーションから事前設定量だけオ フセットされる。 本発明のマルチメディア・オブジェクト関連づけソフトウェアは異種タイプの オブジェクトを一緒に関連づけることも可能である。オーディオ・オブジェクト とビデオ・オブジェクトを一緒に関連づけると、いくつかのプレゼンテーション 目標を達成することができる。例えば、オーディオ・オブジェクトのボリューム はビデオ・オブジェクトのサイズと関連づけることができる。ビデオ・オブジェ クトのサイズを大きくすると、関連づけられたオーディオ・オブジェクトのボリ ュームは増加する。ビデオ・オブジェクトのサイズを小さくすると、オーディオ ・オブジェクトのボリュームは減少する。ステレオ・オーディオの2つのストリ ームはディスプレイ上のビデオ・オブジェクトのロケーションと関連づけること ができる。ビデオ・オブジェクトがスクリーンの右に移動されると、オーディオ の右チャネルは音が大きくなり、左チャネルは音が小さくなる。 メディア関連づけはメディア・オブジェクトまたは同種または異種メディアの インスタンスのグループ相互間の関係を定義し、オブジェクト・グループを作成 するものである。メディア関連づけは関連づけ内のインスタンス/オブジェクト の属性の一部または全部を制御するために使用される属性をもっている。メディ ア関連づけの属性が変更されると、関連づけ内のメディア・インスタンス/オブ ジェクトの特定属性の値が変更される。 関連づけの中には、各インスタンス属性値のオフセット、例えば、インスタン ス・ロケーションがグループ・ロケーションから離れているオフセットを必要と するものがある。これが必要になるのは、実際のメディア・インスタンスの属性 値がその属性の絶対値、例えば、スクリーン上のビデオ・インスタンスのロケー ションを反映しているためである。 図15にはマルチメディア関連づけのオブジェクト・モデルが示されている。 MediaAssociation(メディア関連づけ)オブジェクト301はMedia Instance/O bj(メディア・インスタンス/オブジェクト)オブジェクト302と1対多数の 関係(多数終端上の「ドット」でオブジェクト間を結ぶライン)をもっている。つ まり、マルチメディア関連づけの中には1つまたは複数のメディア・インスタン スがある。メディア関連づけは1つまたは複数のAssoc属性303をももってい る。他方、Assoc属性の各々は関連づけ内の各インスタンスの1つまたは複数の 属性に影響を及ぼす。影響を受ける各属性(Video Inst Attrib 307、Audio I nst Attrib 308、Data Inst Attrib309)は関連づけの中で Assoc Inst 属性(Assoc Vid Inst Attrib 304、Assoc Aud Inst Attrib 305、Assoc Data Inst Attrib306)によって表されている。 Assoc Inst属性はInst属性(Video Inst 310、Audio Inst311、Data In st312)と関連づけとの関係を定義している。ビデオ・インスタンス(Video Ins t 310)のロケーション属性は、それがグループ・ロケーションから離れてい るオフセットが関連づけの中で表されている必要がある。Assoc Vid Inst Attri b 304はこの目的のために利用される。各Assoc Inst Attribは1つのInst At tribに影響を及ぼす(1対1の関係)。ロケーションの場合のVideo Inst Attrib 307はVideo Inst 310が端末から表示されるときの実際のロケーションを 反映している。これはビデオ・インスタンスの絶対ロケーションであり、ロケー ションのAssoc Vid Inst Attrib 304によって反映される、グループ・ロケー ションに対する相対ロケーションではない。 ユーザ・レベル関連づけの例 図16と図17に示すオブジェクト・モデルは図15に示す一般的オブジェク ト・モデルのサブセットである、具体的ユーザ・レベル関連づけの例を示してい る。一般的に、インスタンスで実行できるオペレーションはすべて関連づけで実 行することができる。ビデオ・インスタンス関連づけでは、ユーザは関連づけを 移動し、スケーリングし、優先順序付けし、クロマキーイングし、ウィンドウ操 作し、フリップすることができる。図16と図17には、図15の一般的オブジ ェクト・モデルのコンポーネントのうち、この例に関係するものだけが示されて いる。なお、すべての例を実際に実現するとき同じソフトウェアが使用されるこ とは当然である。 例1 最初の例は、ユーザがいくつかのビデオ・インスタンスをビデオ・グループに まとめて、すべてのインスタンスをシーンとして移動し、インスタンスをグルー プでスケーリングする場合のケースである(空間関連づけと呼ばれる)。この例で のオブジェクト・モデルは図16に示されている。このメディア関連づけはビデ オ・メディア・インスタンスだけを含んでいる。関連づけられるメディア属性( メディア関連づけ属性)はビデオ・インスタンスのスケールとロケーションであ る(Assoc Scale Attrib313/Assoc Vid Inst Scale Attrib 315およびAsso c Loc Attrib314/Assoc Vid Inst Loc Attrib 316)。 この例では、関連づけのロケーション属性が変更されると、ビデオ・インスタ ンスのロケーション属性(Video Inst Loc Attrib 317)がその変更量だけ関 連づけのロケーションに変更される。各ビデオ・インスタンスは関連づけロケー ション属性をもち、これはそのインスタンス・ロケーションがグループのロケー ションから離れているオフセットを記録している。ビデオ・インスタンス関連づ けロケーション属性のメンバ関数である、update_attribは起動されると、その オフセットをグループ・ロケーションに加えると同時に、ビデオ・インスタンス・ ロケーション属性(Video Inst Loc Attrib 317)のchange_attrib メンバ関 数を起動する。ビデオ・インスタンス(Video Inst310)が実際にビデオ・フ レーム内に置かれているロケーションは、ビデオ・インスタンス・ロケーション 属性317が変更されたとき変更される。 メディア関連づけ301のAssocスケール属性313が変更されると、ビデオ ・インスタンス310の各々のロケーションとスケールが変更される。 グループのスケールが大きくなると、ビデオ・インスタンスの各々のスケール は同じパーセントだけ大きくなる。各インスタンスのロケーション・オフセット も、グループ・スケールの変更と同じパーセントだけ大きくなる。このケースで のメディア関連づけスケール属性313はビデオ・インスタンスのスケールだけ でなく、グループ起点からの各インスタンスのロケーション・オフセット属性の 値も変更する。ビデオ・インスタンス・スケール属性318はロケーション属性 317で要求されるような、関連づけ「オフセット属性」を必要としない。関連 づけスケール属性313のメンバ関数update_attrib()は、グループ・スケール が変更されたのと同じパーセントだけインスタンス・スケール属性318を変更 させる。 この例を反映する図16のオブジェクト・モデルは一般的モデル(図15))の オブジェクト・モデル・コンポーネントのうち、この例で使用されるものだけを 示している。Assoc Attribオブジェクトは別々に表されている。一般的モデルで は、Assoc Attribオブジェクトはメディア関連づけ301との1対多数の関係で 表されている。 例2 第2の例は、ユーザがビデオ・インスタンスをオーディオ・インスタンスと関 連づけて、ビデオ・インスタンス・グループのスケールがサイズ変更されたとき、 オーディオ・ボリュームも変更されるようにし、ビデオ・インスタンスのロケー ションが変わったとき、オーディオのボリュームとパン・ロケーションも変わる ようにするケースである。この関連づけのオブジェクト・モデルは図17に示さ れている。このケースでは、ビデオ・インスタンスのスケールが大きくなる、オ ーディオ・ボリュームも大きくなり、スケールが小さくなると、オーディオ・ボリ ュームも小さくなる。 さらに、グループ内のビデオ・インスタンスのロケーションが変わると、ステ レオパン・ボリュームがオーディオ・インスタンス側で変化し、総ボリュームが オーディオ・インスタンス側で変化する。ビデオ・インスタンスがスクリーンの 中央に移動されると、ボリュームは音が大きくなり、そのインスタンスがスクリ ーンのエッジに移動されるか、スクリーンの外に出ると、オーディオ・インスタ ンス・ボリュームは音がソフトになる。 メディア関連づけ301は関連づけ内のビデオ・インスタンスの境界ボックス に対応するスケール属性318をもっている。メディア関連づけスケールが変更 されると、これは第1の例と同じようにビデオ・インスタンスのスケールに影響 を及ぼす。メディア関連づけオーディオ・ボリュームレベル属性(Audio Inst Vo lAtt)321ももっている。 各オーディオ・インスタンス・ボリューム属性321はボリューム「オフセッ ト」をもち、これはグループのオーディオ・ボリューム属性に加算(減算)され 、各オーディオ・インスタンスのオーディオ・ボリュームの値が得られる。関連 グループのオーディオ・ボリュームが変更されると、update_volメンバ関数が起 動され、該当のAssoc Vol Inst Attオブジェクト320のupdate_attrib(vol) メンバ関数を起動することによってすべての該当オーディオ・インスタンス・ボ リュームを変更する。 ビデオ・グループのスケールが変更されると、関連づけ内の各インスタンスの オーディオ・ボリュームはビデオ・スケール属性が変更されたのと同じパーセン トだけ変更される。これを行うために各Assoc Vol Inst Attオブジェクト320 のupdate_attrib(scale)メンバ関数が起動される。オーディオ・インスタンス・ ボリュームレベルはあらかじめ決めたパーセントだけ変更される。Assoc Vol In st Attオブジェクト320はビデオ・ロケーション属性が変更されたときも同じ ように変更される。 セッション・レベルのオブジェクト関連づけ セッション・レベルの関連づけの主な用途は同期関連づけとプレゼンテーショ ン関連づけである。同期関連づけの指定はマルチメディア関連づけアーキテク チャによって与えられる。許容配送オフセットも指定される。この情報は端末機 器またはネットワークによって使用され(バッファリング機能があるものと想定) メディア・オブジェクトが同期して配送されることを保証する。 プレゼンテーション関連づけを行うと、グループ内のすべてのビデオ・インス タンスは、グループのあるメンバが選択されたときフォアグラウンドにポップす る。このような関連づけはセッション・レベルで、多分ユーザによって作成され るのが通常である。このグループ化情報は関心のあるユーザのクライアント・プ ログラムに渡される。 メディア関連づけアーキテクチャによってサポートされるメディア関連づけの 可能性はほかにも多数ある。同期化、役割別ビデオ・グループ化(管理者、講師 など)、ピクチャ(vu-graphs)などである。 PPSクライアント・プログラムおよびセッション・マネージャはどちらも、 関連づけを維持する同じソフトウェアを含んでいる。セッションはオブジェクト 関連づけを維持し、各クライアント・プログラムはそのユーザのためにインスタ ンス関連づけを制御する。 基本オペレーションの特徴 プレゼンテーション・コントロール 本発明のユーザはビュー・ウィンドウ48内のユーザ独自の好みのビューを使 いやすい(クリック・アンド・ドラッグ)ヒューマン・インタフェースを通して 配置することができる。ユーザは見たいピクチャを選んで、それを好きなように 配置することができる。ユーザはピクチャを望みの位置に移動し、ピクチャを望 みのスケールにスケーリングすることができる。また、ユーザはピクチャを水平 方向および/または垂直方向にフリップすることができる。 ユーザはウィンドウ・エリアおよび/またはクロマキーを指定することでピク チャの部分をカットアウトすることもできる。例えば、図18はいくつかのウィ ンドウとキー・ジェネレータのアクションを組み合わせて抜き出すべきイメージ の不規則なエリアを定義する例を示している。図示の例では、3つの矩形ウィン ドウ・ジェネレータ136(図8)はウィンドウA、BおよびCを定義し、その ウィンドウ内の選択をペル値キーヤ134の設定値によってさらに変更できるよ うにしている。 ウィンドウAは最終的シーンから除去すべきエリアのラフなカットである。ウ ィンドウAの下部エッジの正確なロケーションを不要にするために、ウィンドウ Bは男性のスーツのカラーだけが除去される領域をおおざっぱに定義するために 使用されている。マップと女性の姿の間の不規則なボーダは矩形ウィンドウでは 定義できないので、ウィンドウCは別の全体エリアを定義し、その中でマップの 特定のカラーがキーアウトされ、分離を完了している。 AVB 32aのビデオ部分はマルチレベル優先度オーバラップ・パラダイム を使用して可視性をピクセル単位で判断する。従って、出力ビューは相互にオー バラップすることを続け、相対的移動が2人の体または頭をスクリーン上で接触 させるようになると、優先度の高い方のイメージは自然に他方の前を通過するよ うになる。各ユーザはディスプレイ・ウィンドウに追加される各オブジェクトの サイズ、形状、および向き(向き合う方向)を制御できるので、異なるフォーマ ットは自然の形で好ましい全体ピクチャにブレンドされることになる。 オブジェクト関連づけ ビデオ・イメージと他のマルチメディア・オブジェクトの関連づけをユーザが 制御すると、異種マルチメディア・ストリームの同期をとってプレゼンテーショ ン目標を達成することができる。メディア・ストリームを相互に関連づけると、 ユーザはコンポジットまたはオブジェクト・グループと考えられるものを作成す ることができる。これらのオブジェクトはアクセスと配置がしやすいように1つ のグループにまとめることができる。 このメカニズムを使用すると、異種マルチメディア・ストリームの配送を同期 化してある種のプレゼンテーション目標を達成することができる。例えば、ピク チャ・スライド・ショーはオーディオ・サーバからの記録されたプレゼンテーショ ンと同期をとることができる。マルチメディア・プロバイダは異なるサーバから の情報を同期化することを望んでいるが、これはプロバイダが必要な情報をすべ てストアするだけの記憶容量をもっていないか、ある種の情報の著作権をもって いないことがあるためである。また、オブジェクト関連づけを使用すると、ビデ オ・カメラのパン移動をシミュレートするようにパン効果を生成し、オーディオ ・インスタンスとビデオ・インスタンスを関連づけることができる。 アクセス・コントロール アクセス・コントロール機能を使用すると、本発明の各ユーザは自分が「所有」 するメディア・オブジェクトをだれにアクセスさせるかを指定することができる 。サイドチャット(side-chat)は、メディア・オブジェクトの所有者がメディア ・オブジェクトへのアクセス許可を変更できるようにすることによりサポートさ れる。サイドチャットの参加者は自分のオーディオおよびビデオ・メディア・オ ブジェクトを他のどのユーザにアクセスさせるかを指定することができ、サイド チャットから除外された参加者はそのサイドチャットにプライベートであるメデ ィア・オブジェクトにアクセスすることが禁止されることになる。 本発明の上述した実施例は、上述した教示事項に照らしてこの分野の当業者に 自明であるように、種々態様に改良および変更することが可能である。従って、 添付の請求の範囲およびその均等の範囲内において、具体的に上述してきた以外 の方法で本発明を実施することが可能であることはもちろんである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/15 630 H04L 11/20 102Z 【要約の続き】 更することもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. メディア信号ストリームのプレゼンテーションを制御する方法であって 、 複数のメディア信号ストリームであって、該ストリームの各々は複数のメデ ィア・インスタンスを含み、各メディア・インスタンスは該メディア・ストリーム によって表された全体情報の個々の部分であるものを提供するステップと、 異なるメディア信号ストリームからの複数のインスタンスを個々のメディア ・インスタンス・グループに関連づけるステップと、 前記個々のメディア・インスタンス・グループを、それがメディア信号スト リームであるかのように操作するステップとを具えたことを特徴とする方法。 2. 請求項1に記載のメディア信号ストリームのプレゼンテーションを制御 する方法において、前記メディア・インスタンスはビデオ・インスタンスを有し、 前記方法は前記ビデオ・インスタンスをビデオ・ディスプレイ・デバイスから表 示するステップをさらに具えたことを特徴とする方法。 3. 請求項2に記載のメディア信号ストリームのプレゼンテーションを制御 する方法において、前記メディア・インスタンスは前記ビデオ・インスタンスの 他にオーディオ・インスタンスを有することを特徴とする方法。 4. ビュワがマルチポイント・テレビ会議サービスにおいて複数の離散的ソ ースからのビュワへのプレゼンテーションを制御することを可能にする方法であ って、該方法は、 ソースからのイメージをコンポジット・ストリームに結合するステップと、 複数のコンポジット・ストリームからのイメージのサブセットを1つのグループ にまとめるステップと、 1つのグループにまとめたイメージをそれがシングル・ストリームであるか のように操作するステップと、 操作したイメージをビュワに表示するステップとを具えたことを特徴とする 方法。 5. 個人の各参加者が他の参加者に表示されたビデオ・イメージから切り離 して、その参加者に表示されるビデオ・イメージを合成できるようにするテレビ 会議システムであって、該システムは、 複数の参加者ステーションからの複数のビデオ信号ストリームであって、各 ビデオ信号ストリームは複数のビデオ・インスタンスを含み、各ビデオ・インス タンスはビデオ信号ストリームで表されたビデオ・ピクチャの個々のイメージ・ エレメントであるものを受信する手段と、 前記複数のビデオ信号ストリームを複数のコンポジット・ビデオ・ストリー ムに結合する手段であって、各コンポジット・ビデオ・ストリームは該ビデオ信 号ストリームの2つまたは3つ以上の選択した部分を有する手段と、 前記コンポジット・ビデオ・ストリームの各々をそれぞれの参加者ステーショ ンに出力する手段と、 ソフトウェアによって制御され、異なるビデオ信号ストリームからの複数の インスタンスを個々のビデオ・インスタンス・グループに関連づける手段と、 ソフトウェアによって制御され、前記個々のビデオ・インスタンス・グルー プをそれがビデオ信号ストリームであるかのように操作する手段とを具えたこと を特徴とするテレビ会議システム。 6. 請求項5に記載のテレビ会議システムにおいて、前記関連づけ手段はビ デオ・インスタンス・グループをグループとしてスケーリングする手段を含むこ とを特徴とするテレビ会議システム。 7. 請求項5に記載のテレビ会議システムにおいて、前記関連づけ手段はビ デオ・インスタンス・グループをクロマキーイングする手段を含み、グループの カラーまたは輝度範囲を除去できるようにしたことを特徴とするテレビ会議シス テム。 8. 請求項5に記載のテレビ会議システムにおいて、前記関連づけ手段はビ デオ・インスタンス・グループをグループとしてミラーリングする手段を含むこ とを特徴とするテレビ会議システム。 9. 請求項5に記載のテレビ会議システムにおいて、前記関連づけ手段はビ デオ・インスタンス・グループの優先度をグループとして変更する手段を含み、 関連するグループのスタッキング順序をグループと関連しないビデオ・インスタ ンスに対して変更できるようにしたことを特徴とするテレビ会議システム。 10. テレビ会議システムであって、 複数のユーザ・ステーションからの複数のビデオ信号ストリームであって、 各ビデオ信号ストリームは1つまたは2つ以上のビデオ・インスタンスを含むも のを受信する手段と、 前記複数のビデオ信号ストリームを複数のコンポジット・ビデオ・ストリー ムに結合する手段であって、各コンポジット・ビデオ・ストリームは該ビデオ信 号ストリームの2つまたは複数の選択した部分を有する手段と、 前記コンポジット・ビデオ・ストリームの各々をそれぞれのユーザ・ステー ションに出力する手段と、 異なるビデオ信号ストリームからの複数のインスタンスをグループとして操 作できる個々のビデオ・インスタンス・グループに関連づける手段とを備え、 前記関連づけ手段はビデオ・インスタンス・グループをグループとしてウィ ンドウ操作する手段を含み、定義されたウィンドウ内の関連グループの部分を除 去できるようにしたことを特徴とするテレビ会議システム。 11. 請求項5に記載のテレビ会議システムにおいて、 複数のユーザ・ステーションからの複数のオーディオ信号ストリームであっ て、オーディオ信号ストリームの各々が複数のオーディオ・インスタンスを含む ものを受信する手段と、 前記オーディオストリームを複数のコンポジット・オーディオ・ストリーム に結合する手段と、 前記コンポジット・オーディオ信号ストリームをそれぞれのユーザ・ステー ションに出力する手段とをさらに具えたことを特徴とするテレビ会議システム。 12. 請求項11に記載のテレビ会議システムにおいて、前記関連づけ手段は 前記ビデオ・インスタンス・グループをビデオ・インスタンス・グループに対応 するそれぞれのオーディオ信号ストリームのオーディオ・インスタンスと関連づ ける手段を含むことを特徴とするテレビ会議システム。 13. テレビ会議システムであって、 複数のユーザ・ステーションからの複数のビデオ信号ストリームであって、 各ビデオ信号ストリームは1つまたは2つ以上のビデオ・インスタンスを含むも のを受信する手段と、 前記複数のビデオ信号ストリームを複数のコンポジット・ビデオ・ストリー ムに結合する手段であって、各コンポジット・ビデオ・ストリームは該ビデオ信 号ストリームの2つまたは3つ以上の選択した部分を有する手段と、 前記コンポジット・ビデオ・ストリームの各々をそれぞれのユーザ・ステー ションに出力する手段と、 複数のユーザ・ステーションからの複数のオーディオ信号ストリームであっ て、該オーディオ信号ストリームの各々が複数のオーディオ・インスタンスを含 むものを受信する手段と、 前記オーディオ・ストリームを複数のコンポジット・オーディオ・ストリー ムに結合する手段と、 前記コンポジット・オーディオ信号ストリームをそれぞれのユーザ・ステー ションに出力する手段と、 異なるビデオ信号ストリームからの複数のインスタンスをグループとして操 作できるビデオ・インスタンス・グループに関連づける手段と、 前記関連づけ手段は前記ビデオ・インスタンス・グループをビデオ・インス タンス・グループに対応するそれぞれのオーディオ信号ストリームのオーディ オ・インスタンスと関連づける手段を含んでいるものと、 該ビデオ・インスタンス・グループと関連づけられたオーディオ・インスタ ンスのボリュームをグループのサイズと関連づけ、オーディオ・インスタンスの ボリュームがグループのサイズの変化と共に増減するようにする手段とを具えた ことを特徴とするテレビ会議システム。 14. 個人の各参加者が他の参加者に表示されたビデオ・イメージから切り離 して、その参加者に表示されるビデオ・イメージを合成できるようにするテレビ 会議システムであって、該システムは、 複数の参加者ステーションからの複数のビデオ信号ストリームであって、各 ビデオ信号ストリームは複数のビデオ・インスタンスを含み、各ビデオ・インス タンスはビデオ信号ストリームで表されたビデオ・ピクチャの個々のイメージ・ エレメントであるものを受信する手段と、 前記複数のビデオ信号ストリームを複数のコンポジット・ビデオ・ストリー ムに結合する手段であって、各コンポジット・ビデオ・ストリームは該ビデオ信 号ストリームの2つまたは3つ以上の選択した部分を有する手段と、 前記コンポジット・ビデオ・ストリームの各々をそれぞれの参加者ステーショ ンに出力する手段と、 前記複数の参加者ステーションからの複数のオーディオ信号ストリームであ って、各オーディオ信号ストリームは複数のオーディオ・インスタンスを含み、 各オーディオ・インスタンスは個々のサウンド・エレメントであるものを受信す る手段と、 前記複数のオーディオ信号ストリームを複数のコンポジット・オーディオ・ ストリームに結合する手段と、 前記コンポジット・オーディオ・ストリームの各々をそれぞれの参加者ステー ションに出力する手段と、 ソフトウェアによって制御され、それぞれのビデオ信号ストリームのビデオ ・インスタンスをそれぞれのオーディオ信号ストリームのオーディオ・インスタ ントと関連づけて個々の関連オーディオおよびビデオ・インスタンス・グルー プになるようにする手段と、 ソフトウェアによって制御され、前記個々のオーディオおよびビデオ・イン スタンス・グループをそれがシングル・ストリームであるかのように操作する手 段とを具えたことを特徴とするテレビ会議システム。 15. テレビ会議システムであって、 複数のユーザ・ステーションからの複数のビデオ信号ストリームであって、 各ビデオ信号ストリームは1つまたは2つ以上のビデオ・インスタンスを含むも のを受信する手段と、 前記複数のビデオ信号ストリームを複数のコンポジット・ビデオ・ストリー ムに結合する手段であって、各コンポジット・ビデオ・ストリームは該ビデオ信 号ストリームの2つまたは3つ以上の選択した部分を有する手段と、 前記コンポジット・ビデオ・ストリームの各々をそれぞれのユーザ・ステー ションに出力する手段と、 複数のユーザ・ステーションからの複数のオーディオ信号ストリームであっ て、該オーディオ信号ストリームの各々は1つまたは複数のオーディオ・インス タンスを含むものを受信する手段と、 前記複数のオーディオ信号ストリームを複数のコンポジット・オーディオ・ ストリームに結合する手段と、 該コンポジット・オーディオ信号ストリームの各々を前記ユーザ・ステーショ ンに出力する手段と、 それぞれのビデオ信号ストリームのビデオ・インスタンスをそれぞれのオー ディオ信号ストリームのオーディオ・インスタンスと関連づける手段であって、 該関連づけ手段は少なくとも1つの選択されたオーディオ・インスタンスのボリ ュームを少なくとも1つの選択されたビデオ・インスタンスのサイズと関連づけ る手段を含み、選択されたオーディオ・インスタンスのボリュームが選択された ビデオ・インスタンスの変化と共に増減するようにした関連づけ手段とを具えた ことを特徴とするテレビ会議システム。
JP10502869A 1996-06-21 1996-06-21 マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法 Pending JPH11513212A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1996/010656 WO1997049244A1 (en) 1996-06-21 1996-06-21 System and method for associating multimedia objects

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11513212A true JPH11513212A (ja) 1999-11-09

Family

ID=25680707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10502869A Pending JPH11513212A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0906695A4 (ja)
JP (1) JPH11513212A (ja)
CA (1) CA2258091C (ja)
WO (1) WO1997049244A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001028571A (ja) * 1999-04-30 2001-01-30 Sony Internatl Europ Gmbh 放送システムによって提供される情報サービスにアクセスするアプリケーションプログラミングのインターフェース装置
JP2015177474A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社リコー 端末、方法、及びプログラム
KR20160141932A (ko) * 2015-06-01 2016-12-12 (주)씨어스테크놀로지 Avb를 이용한 화상 메신저

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1192807A1 (de) * 1999-02-16 2002-04-03 Voxar AG Videokommunikationsvorrichtung, -system und -verfahren
EP1304878A1 (de) * 2001-10-11 2003-04-23 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Übertragung von Kommunikationsdaten, Video-Konferenz- und Video-Chat-System
FR2835385B1 (fr) * 2002-01-30 2004-06-04 France Telecom Systeme de visioconference pour tele-travail
US7454460B2 (en) 2003-05-16 2008-11-18 Seiko Epson Corporation Method and system for delivering produced content to passive participants of a videoconference
TW200701022A (en) * 2005-06-24 2007-01-01 Era Digital Media Co Interactive news gathering and media production control system
EP1784020A1 (en) * 2005-11-08 2007-05-09 TCL & Alcatel Mobile Phones Limited Method and communication apparatus for reproducing a moving picture, and use in a videoconference system
CN101626482B (zh) * 2008-07-11 2011-11-09 华为技术有限公司 视频会议实现方法、设备及系统
CN101668160B (zh) * 2009-09-10 2012-08-29 华为终端有限公司 视频图像数据处理方法、装置及视频会议系统及终端
CN102790872B (zh) 2011-05-20 2016-11-16 南京中兴软件有限责任公司 一种视频会议的实现方法及系统
US9519792B1 (en) 2013-11-15 2016-12-13 Google Inc. Copyright protection

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4004084A (en) * 1976-03-03 1977-01-18 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Video conferencing system using spatial reduction and temporal resolution

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001028571A (ja) * 1999-04-30 2001-01-30 Sony Internatl Europ Gmbh 放送システムによって提供される情報サービスにアクセスするアプリケーションプログラミングのインターフェース装置
JP2015177474A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社リコー 端末、方法、及びプログラム
KR20160141932A (ko) * 2015-06-01 2016-12-12 (주)씨어스테크놀로지 Avb를 이용한 화상 메신저

Also Published As

Publication number Publication date
EP0906695A4 (en) 1999-06-16
WO1997049244A1 (en) 1997-12-24
EP0906695A1 (en) 1999-04-07
CA2258091C (en) 2002-05-07
CA2258091A1 (en) 1997-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5896128A (en) System and method for associating multimedia objects for use in a video conferencing system
US5657096A (en) Real time video conferencing system and method with multilayer keying of multiple video images
US5737011A (en) Infinitely expandable real-time video conferencing system
US10200422B1 (en) Method and apparatus for creating a dynamic history of presentation materials in a multimedia collaboration session
US6330022B1 (en) Digital processing apparatus and method to support video conferencing in variable contexts
US5999208A (en) System for implementing multiple simultaneous meetings in a virtual reality mixed media meeting room
US9204099B2 (en) Videoconferencing system providing virtual physical context
US8300078B2 (en) Computer-processor based interface for telepresence system, method and computer program product
US7079177B2 (en) Remote control system and access control method for information input apparatus with limitation by user for image access and camemremote control
US20030174202A1 (en) Method and system for controlling multimedia video communication
WO1996037069A1 (en) Videoconferencing and multimedia system
JP2003532347A (ja) ビデオ会議ネットワークにおけるメディアの役割管理
JPH11513212A (ja) マルチメディア・オブジェクトを関連づけるシステムおよび方法
JPH09505448A (ja) マルチメディアが可能とされたネットワーク
US11831454B2 (en) Full dome conference
Boyer et al. The personal presence system—a wide area network resource for the real time composition of multipoint multimedia communications
Lukacs et al. A universal broadband multipoint teleconferencing service for the 21st century
Boyer et al. The personal presence system experimental research prototype
EP4203464A1 (en) Full dome conference
MXPA98010440A (en) System and method for associating multime objects
Hanko et al. Integrated multimedia at SUN microsystems
JPH09162996A (ja) テレビ会議装置及びテレビ会議システム
Liu et al. A technical implementation guide for multi-site videoconferencing
Knudsen Distance learning applications across multiple platforms and networks
Ensor et al. User interfaces for multimedia multiparty communications