JPH11513095A - 電動弁の組立時軸方向一体性を維持するための構造 - Google Patents

電動弁の組立時軸方向一体性を維持するための構造

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JPH11513095A JP9509643A JP50964397A JPH11513095A JP H11513095 A JPH11513095 A JP H11513095A JP 9509643 A JP9509643 A JP 9509643A JP 50964397 A JP50964397 A JP 50964397A JP H11513095 A JPH11513095 A JP H11513095A
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Abstract

(57)【要約】 円形の金属クリンチリング(36)を用いて、EEGR弁(20)のシェル(24)にキャップ(26)を固定する。クリンチリングは、キャップの重合体材料に部分的に食い込む複数の先の尖った突起(210)を一体に備える。リングはシェルとキャップ間の相対的な軸方向および円周方向の移動を規制するものであり、そのキャップとシェル間の円周方向両方への相対移動を阻止するため、幾つかの突起が円周方向一方に向いて、他の突起が円周方向他方に向いて設けられる。弁内でのボビン取付けソレノイドコイル(70)の軸方向位置を維持するため、波形ばね座金(186)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 電動弁の組立時軸方向一体性を維持するための構造 発明の分野 本発明は、一般的に電動弁に関し、特に、弁が過酷な動作環境で、製造時に弁 に付与される重要な軸方向関係を維持できないために動弁性能が低下することが ないように、電動弁の所定部品について組立時の軸方向一体性を維持するのに効 果的な構造に関するものである。 発明の背景と要約 多くの電動弁はかなり過酷な動作環境に曝される。自動車に使用される弁がこ の範疇に入り、車両のエンジン或いはその近傍に搭載される弁は恐らく最も過酷 な環境を経験しがちである。このような弁の一つが、内燃機関の排気ガス制御に 用いられる種類の電動式排気ガス再循環(Electric Exhaust Gas Recirculation: EEGR)弁である。 特許出願公報第 WO88/07625 に開示された排気ガス再循環弁は、弁座で分離さ れたガス入口と出口を備えたハウジングから成っている。弁を開閉するために可 動弁部材が設けられている。弁部材はステップモータにより作動する。弁部材と 弁座は逆に動作するように配置されている。モータがオフの時に弁部材を閉位置 に移動させるように付勢するばねが、弁部材に接続されている。 排気ガスの再循環は、内燃機関の排気ガスにおける窒素含有物中の酸化物を減 少させるのに用いられる技術である。EGR 弁は、エンジンの燃焼室の空間に入る 新鮮な導入空燃流と再循環して混じり合う排気ガスの量を制御するもので、典型 的にはエンジンに直接搭載される。このような弁ための電気式アクチュエータの 一つのタイプがソレノイド式アクチュエータである。ソレノイド組立体は、弁が エンジン用の電気制御システムと電気的に接続するために仲介する電気コネクタ プラグの端子に電気的に接続されるボビン取付け式電磁コイルを有する。 弁の電気アクチュエータ部を収容する円筒形シェルの軸方向開放端に組付けら れた端部閉鎖キャップを備えた弁において、この端部閉鎖キャップに取付けられ た端子と係合するボビン取付け式端子に磁石ワイヤの端部を直接取付けることが できる。ボビン取付け式端子と係合する端部と対向する閉鎖部取付け端子の両端 は、端部閉鎖キャップに一体に形成されたシェルに囲繞されて電気コネクタプラ グを形成し、これを介して弁がエンジン用の電気制御システムに接続される。こ のような構造は、閉鎖キャップをシェルに組付けると閉鎖キャップ端子がボビン 端子に係合されるため、組立が容易で効率的である。 本発明は、端部閉鎖キャップがシェルに組付けられる部分に特製の金属クリン チリングと従来のOリングシールとを備えた、上述の種類の弁の組立時軸方向一 体性を維持するための新規の構造に関するものである。また、関連する磁気回路 構造部に対するボヒンの軸方向位置の維持を確実にするため、ボビンとこの磁気 回路構造部との間に波形ばね座金が協働するように設けられている。このように 本発明は組立の容易性と組立時の軸方向一体性の維持とを両立させることにより 、過酷な動作環境で、弁が製造時に弁に与えられた重要な軸方向関係を維持でき ないために動弁性能が低下しないようにするものである。 本発明の前述の点、及び更なる長所、特徴、利益、並びにその発明原理は、本 発明を実施するために今回考え出された最良の態様を示す特定の実施例の詳細に 関する以下の説明に開示されている。開示に含まれる添付図面は、本発明の現時 点での好適な実施例を特に詳細に示したものである。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の原理を実現する電動式 EGR 弁(EEGR 弁)の、部分的に断面 で示した、縦断面図; 図2は、単独で示された EEGR 弁の部品の一つ、すなわち上方ステータ部材の 平面図; 図3は、単独で示された EEGR 弁の部品の別の一つ、すなわち波形ばね座金の 平面図; 図4は、図3の矢印4-4方向における断面図; 図5は、EEGR弁への組付け前の状態で単独で示されたEEGR弁の更に別の部品、 すなわちクリンチリングの平面図; 図6は、図5の矢印6-6方向における断面図; 図7は図5の円7の部分拡大図; 図8は、図7の矢印8-8方向における部分断面図; 図9,10,11は、それぞれ図5,7,8に対応するクリンチリングの別の 形状を示す図; 図12は、クリンチリングの更に別の形状を示す、図1と同じ方向における拡 大部分断面図; 図13は、図12の矢印13方向における部分縮小図; 図14は、図13の右側面図である。 好適な実施例の説明 図面は、電動式排気ガス再循環(EGR)弁(EEGR弁)20を例として、本発明の 原理を示している。図1は、金属ベース22、ベース22の頂部に配置され該ベース に固定された概ね円筒形の金属シェル24、およびシェル24の開放頂部を閉じるセ ンサキャップ26からなるEEGR弁20の一般的な構成を示す。 ベース22は、内燃機関の排気マニホルドの表面に相対向して配置される平坦な 底面を有し、典型的には、自身と排気マニホルド間に適切な形状のガスケット( 図示せず)を挟持している。ベース22は、EEGR弁20を排気マニホルドに分離可能 に取付けるための貫通孔(図示せず)を持つフランジを有する。例えば、ねじ山 を形成した一対のスタッドをマニホルドに設け、それらのスタッドをフランジの 貫通孔に通し、それらのスタッドの自由端に止め座金を最初に載置し、次に、ナ ットを螺合・緊締してベース22をマニホルドへ押圧し、これによって弁20とマニ ホルドとの間に漏れの無いジョイントを形成することができる。参照符号28は、 EEGR弁20の主たる縦軸線を示す。 センサキャップ26は、非金属部品であり、好ましくは適切な重合体材料から製 造される。センサキャップ26は、シェル24の開放頂部を閉じることに加え、中央 の円筒状塔部30及び、該塔部30から径方向外方に突出する電気コネクタシェル32 を有する。塔部30は、EEGR弁20の開弁度合を検知するために使用される位置セン サーを収容する形状とされた中空の内部を有する。センサキャップ26は更に、後 述するソレノイド−コイル組立体及びかかるセンサが、エンジンの電気制御シス テムに連接するように数個の電気端子Tを有する。端子Tの端部はシェル32によっ て囲繞されて電気コネクタプラグ34を形成し、このプラグは、エンジンの電気制 御システムの電気配線ハーネスの相手プラグ(図示せず)と係合する。追って詳 述する本発明の要旨の一部を成す金属クリンチリング36は、セ ンサキャップ26をシェル24にしっかりと固定する。 ベース22は、軸線28と同軸の入口40および、入口40から径方向に離隔した出口 42を持つ排気通路38を有する。入口40と出口42は共に、エンジンの排気マニホル ド内のそれぞれの通路と整合している。 弁座44は、入口40と同軸の通路38内に配置される。更に軸線28と同軸のアーマ チュア−ピントル組立体46が、ピントル48及びアーマチュア50を有する。 ピントル48は、下端部の弁頭部54と、上端部のねじ込みスタッド56と、ショルダ 58とを持つシャフト52を有する。弁頭部54は、弁座44内にその中央の貫通開口部 によって形成された環状の弁座面と協働する形状とされる。ねじ込みスタッド56 は、環状シム60、波形ばね座金62およびナット64を含む取付け手段を用いてピン トル48をアーマチュア50に取付けるためのものである。図1は、弁頭部54が弁座 44上に着座して閉じているEEGR弁20の閉弁位置を示す。 EEGR弁20は更に、下方ステータ部材66、上方ステータ部材68およびソレノイド −コイル組立体70を有する。下方ステータ部材66は円形のフランジ72を有し、そ のフランジのすぐ下には小径の円筒壁74が、またそのすぐ上にはテーパ状円筒壁 76が設けられる。貫通孔がステータ部材66の中心を通って延びており、フランジ 72と結合する円筒壁76の基部に直角ショルダを有する。 上方ステータ部材68は下方ステータ部材66と協働するように関連して、磁気回 路内にエアギャップ80を設けている。ステータ部材68は、上端近傍の外側回りに フランジ84が延設された直線状の円筒形側壁82を有する。フランジ84の一部に設 けられたスロット86(図2)が、ソレノイド−コイル組立体70をコネクタプラグ3 4の或る端子Tに電気的に接続するための間隙を提供している。 ソレノイド−コイル組立体70は、ステータ部材66,68間のシェル24内部に配設 される。ソレノイド−コイル組立体70は、軸線28と同軸の直線状円管形コア90な らびに、コア90の軸方向両端の概ね円形状の上部フランジ92および下部フランジ 94を持つ非金属ボビン88を有する。或る長さの磁石ワイヤがフランジ92と94の間 のコア90に巻かれて、電磁コイル96を形成している。 ボビン88は、典型的には自動車エンジンへの使用時に遭遇する極限温度の範囲 にわたって形状安定性を保持する射出成形プラスチックであることが望ましい。 2つの電気端子98(そのうちの一つだけを図1に示す)は、上部フランジ92の上 面でそれぞれ上方に開口したソケット内に取付けられており、コイル96を形成す る磁石ワイヤの各端部片は、各端子98に電気的に接続されている。 アーマチュア50の一部は、円筒壁76及び82の径方向内方で、エアギャップ80に 軸方向に架かっている。非磁性スリーブ104は、2つのステータ部材66,68及び アーマチュア−ピントル組立体46と協働する関係に配設される。スリーブ104は 、2つのステータ部材66,68からアーマチュア50を離しておくための、直線状の 円筒壁を持つ。スリーブ104はまた下端壁106を有し、該下端壁106は、ヘリカル コイルばね108の下方軸端部が着座するためのカップ状のばね座と、ピントル軸5 2を貫通させる小さな円形孔と、アーマチュア50の下方移動を規制するストッパ とを提供する形状とされる。 下方ステータ部材66の中央に圧入されている軸受案内部材110内に設けられた 中央貫通孔が、アーマチュア−ピントル組立体46の、軸線28に沿う移動を案内す る。ピントル軸52は、軸受案内部材の貫通孔に正確に、しかも低摩擦で摺合され る。 アーマチュア50は強磁性体であり、軸線28と同軸の円筒壁112と、壁112の全長 の略中央部でその壁112の内部を横切る横断内壁114とを有する。壁114は中央に 円孔を有し、該円孔により、ピントル48の上端部がシム60、波形ばね座金62およ びナット64を含む固定手段によってアーマチュア50に取付けられる。壁114はま た、その中央の円孔から外方において且つ均等に隔てて設けられた小さなブリー ド孔116を持つ。 シム60は、ピントル48の上端部を貫通させると共に、ばね108の上端が壁114の 下面に当接すべく概ね中心位置を占めるための位置決めを行い、更に、エアギャ ップ80に対してアーマチュア50を軸方向の所望の位置に設定するよう働く。 ナット64の外径部は、大径の多角形部118(すなわち六角形部)を間に挟んで 直線状の円筒形端部を有する。ナット64の下端部の外径は、アーマチュア壁114 内の中央孔に対して径方向に幾らかの間隙を設ける位置とされる。ナット64がね じ込みスタッド56上に螺合されると、波形ばね座金62は、六角形部118の下部シ ョルダと、壁114内の中央孔を囲繞する壁114の表面との間で軸方向に圧 縮される。このナットは、ショルダ58がシム60と係合してシム60の平坦な上端面 を壁114の平坦な下面に対して或る力で当接させる状態にまで締め付けられる。 しかし、ナット64はシム60に当接することはない。この時、波形ばね座金62は完 全には軸方向に圧縮されておらず、この種のジョイントによってスリーブ104内 にアーマチュア50自身が位置決めされ、軸受案内部材110によるピントルの案内 と一層整合した状態をもたらす。弁の作動に伴う、ピントルからアーマチュアへ またはアーマチュアからピントルへと伝達される側方荷重を最小化することによ ってヒステリシスが最小に保たれる。ここに開示したアーマチュアへのピントル の取付け手段は、この目的にとって極めて有効である。 図1に示す閉じられた位置は、ソレノイド−コイル組立体70が、エンジンの電 気制御システムからの電流によって励磁されていないときに得られる。この状態 では、ばね108から伝達される力によって弁頭部54が弁座44上に着座して閉弁さ れる。センサキャップ26の塔部30内に収容されている位置センサと関連するプラ ンジャ120は、ナット64の平坦な上端面に対してそれ自身により付勢されている 。 ソレノイド−コイル組立体70がエンジン制御システムからの電流で励磁される 量が増えるにつれて、2つのステータ部材66,68及びシェル24を有する磁気回路 内の磁束は増大し、非磁性スリーブ104を介してエアギャップ80においてアーマ チュア50と相互に作用する。これによって、アーマチュア50に作用する下向きの 磁力が増大し、弁頭部54が、排気通路38の開度を増大させ、排気ガスが流れる。 ブリード孔116により、アーマチュアの動きに伴いアーマチュアの両側の空気圧 が等しくなる。同時に、ばね108の圧縮が増大し、自身により付勢されたプラン ジャ120はナット64との接触を保ち、その結果、位置センサーはアーマチュア− ピントル組立体46の位置に正確に追従し、弁の開度をエンジン制御システムに通 知する。 図1には、上部のボビンフランジの上面において直径方向に互いに対向する2 本の直立ポスト130の一方が図示されている。ポスト130は、上方ステータ部材68 のフランジ84に形成された対応する貫通孔181,183(図2)を貫通している。図 1に示されているのは、フランジの貫通孔181,183をポストが通過した 後の状態であり、上部のボビンフランジ92の上面が上方ステータフランジ84の下 面に当接して平らに配置されている。この状態では、ポストの端部は、ポストが フランジ貫通孔181,183を通過可能な以前の直線形状から変形させられており、 上方ステータフランジに当接したきのこ状頭部182を形成し、自身と上部のボビ ンフランジとの間にステータフランジを挟持している。図1では、描写を簡潔に するためだけに、ポストの一方130とその頭部182を円周方向に90°ずらして示し ていることに留意すべきである。 図3と4の波形ばね座金186は、壁76の外側の周りに配置され、下部のボビン フランジ94と下方ステータ部材66のフランジ72との間に軽く圧縮されている。ポ スト130と頭部182とによって得られる上方ステータフランジ84への上部ボビンフ ランジ92の取り付けに何らかの緩みがあっても、波形ばね座金の働きにより、上 部ボビンフランジ92は上方ステータフランジ84に当接した状態で保持される。極 めて過酷な動作条件では、ボビンと、それと一体で且つ頭部182を備えた2つの ポスト130を形成する重合体材料に膨張および/またはクリープが起こり、緩み を生じさせる可能性があるが、この緩みは、上部ボビンフランジを上方ステータ フランジに当接状態で保持する波形ばね座金186の働きにより防止される。これ は、弁20の組立時の軸方向一体性を維持するための進歩的特徴の一つである。 この一体性を維持する別の進歩的特徴は、クリンチリング36によって与えられ る。クリンチリング36はキャップ26の壁189の外周リム188と係合して、Oリング シール190によってキャップがシェルに対して径方向にシールされた状態で、、 キャップをシェル24に固着する。このOリングシール190は、リム188の下方で径 方向内方にあるキャップの壁の一部分の周囲を円形状に延びて、径方向外方に開 口する溝部内に配置される。Oリングシール190は、径方向外方を向くリム191か ら成るシェルの軸方向端部近傍においてシェル24の内壁とキャップとの間に径方 向のシールを提供する。 図5〜8は、図1の形状に形成される前のクリンチリング36の形状を示してい る。クリンチリング36は、円筒形の側壁206と、該側壁の上端から径方向内方に 突出する上部円形フランジ208を有している。図6は、フランジ208が側壁 206に対して直角より若干小さい角度を成していることを290で示している。また フランジ208の径方向内側縁部は、下方に湾曲して尖った一体の突起210を有して いる。図示した実施例では、このような4個の突起がリングの周囲に90°間隔で 配置されている。これら突起は完成品の弁においてキャップリム188の重合体材 料に若干食い込み、シェル24に対するキャップ26の相対回動を阻止するのにも役 立つ。 図5、6の状態でクリンチリングがキャップ26の上に載置され、各リム188,19 1が当接するようにキャップがシェル24の頂部に配置されると、側壁206は当接す る両リムの径方向外方に位置する。次に、側壁206の下部をシェルのリム下面に 当接するフランジ212を形成する図1に示す位置まで、内向きに湾曲させる。上 述したクリンチリング36の初期形状は、二つの部品24,26を一体に効果的に不動 にして狭持する軸方向保持力を保持する最終形状となり、これにより部品24,26 間の軸方向移動及び周方向移動が防止される。 図9〜11はクリンチリングの他の形態を示し、尖った突起210の形状と位置 を除いては、図5〜8と同様である。この代替例では、フランジ内縁部から内方 向に離隔した位置でフランジ208の材料を切り突いて突起を形成している。平面 図で見ると各突起は円周方向を向いており、先端を中心に対称となっている。突 起のうち二つは一円周方向一方に、他の二つは円周方向反対側に向いている。 図12〜14はクリンチリングの別の形状を示し、突起210の代わりに円周方 向に離れた多数の浮彫り部460を備える。浮彫り部は、クリンチリングの頂部フ ランジと側面とをこれらの接合部において取り替えて形成したものである。クリ ンチリングがカップとシェルの互いに当接するリム188,191に折り止めされると 、頂部フランジのすぐ近傍で、各浮彫り部はキャップの底壁部のリム188の外縁 と係合する。 クリンチリングは、酸化防止のため調節された環境下で成形後に焼きなまし、 冷却の処理を施されたステンレス鋼から、従来の金属加工および処理手順により 製造されることが望ましい。クリンチリングによってキャップ26をシェル24に固 定する方法は、シェルに対するキャップの軸方向一体性を維持するのに役立つ。 以上、本発明の現時点での好適な実施例を開示したが、本発明の原理は、以下 の特許請求の範囲に含まれる他の同等の実施例にも適用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 武嗣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 根本 浩臣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山本 善夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ベース(22)を有する外枠体と、再循環させられるエンジン排気ガスの該ベー スへの進入口である入口(40)と、前記ベースを貫通して延び、前記入口(40)に進入 したエンジン排気ガスを搬送する通路(38)と、該通路(38)を通過したエンジン排 気ガスの前記ベース(22)からの退出口である出口(42)と、前記ベース(22)内に配 置されて、前記通路(38)を通る流れを制御する弁機構(44,46)と、前記外枠体内に 配置されて、前記弁機構(44,46)を作動させる電気式アクチュエータ(70)とから なる、内燃機関の電動式排気ガス再循環(EEGR)弁(20)であって、前記外枠体は 、前記弁機構(44,46)に対して前記電気式アクチュエータ(70)を軸方向に越えた 軸方向端部で終端する側壁を有するシェル(24)からなり、前記軸方向端部は径方 向外方を向くリム(191)からなるものにおいて、 前記シェルの側壁の前記軸方向端部を閉鎖する閉鎖部(26)が、その軸方向端部 の前記リムに当接して配置される重合体材料製のリム(188)を有し、前記リム(18 8,191)を組付け状態に固定する手段(36)が、それら両リム(188,191)の径方向外方 に設けられて該両リムと軸方向に重なり合う側壁(206)を有する円形リング(36) からなり、前記円形リング(36)は、該リングの側壁の径方向内方を向いて前記閉 鎖部の前記リム(188)と径方向に重なり合う第一フランジ(208)と、該リングの側 壁(206)の径方向内方を向いて前記シェル側壁の前記軸方向端部の前記リム(191) と径方向に重なり合う第二フランジ(212)とからなり、前記円形リング(36)は更 に、円周方向に配置され、前記閉鎖部のリム(188)の前記重合体材料に食い込む 複数の尖った突起(210)からなり、前記リングは前記リム(188,191)を軸方向に 一体化させる軸方向の力を発揮してなることを特徴とする、電動式排気ガス再循 環(EEGR)弁。 2.前記尖った突起(210)のうち少なくとも一つが円周方向の一方を向き、別の 少なくとも一つの突起が円周方向の反対側に向いていることを特徴とする、請求 項1記載のEEGR弁。 3.前記突起(210)のうち直径方向に互いに対向して位置する二つが円周方向の 前記一方を向き、直径方向に互いに対向するとともに前記した最初の二つの突 起と直交した位置にある別の二つの突起(210)が円周方向の前記反対側を向いて いることを特徴とする、請求項2記載のEEGR弁。 4.前記突起(210)が前記第一フランジ(208)の径方向内縁に設けられていること を特徴とする、請求項1記載のEEGR弁。 5.前記突起(210)が前記第一フランジ(208)の径方向内端より径方向外側に離れ て設けられていることを特徴とする、請求項1記載のEEGR弁。 6.前記リングが弁への組付け前の自由状態にあるときには、前記第一フランジ (208)が該リングの側壁(206)に対して鋭角に位置することを特徴とする請求項1 記載のEEGR弁。 7.Oリングシール(190)が前記閉鎖部と前記シェル側壁との間をシールするよ うに設けられていることを特徴とする、請求項1記載のEEGR弁。 8.前記閉鎖部と前記シェル側壁の一方の円周方向溝に設けられる径方向シール として前記Oリングシール(190)が配置されることを特徴とする、請求項7記載 のEEGR弁。 9.前記溝が、前記閉鎖リム(188)に対して前記シェル側壁のリム(191)を軸方向 に越えた位置で前記閉鎖部に設けられることを特徴とする、請求項8記載のEEGR 弁。 10.前記電気式アクチュエータ(70)が、ボビン取付けソレノイドコイル(70)と 、それと関連する、径方向フランジ(72)を有するステータ構造部(66,68)とから なり、更に、前記ボビン取付けソレノイドコイル(70)に作用して、前記ステータ 構造部(66,68)の径方向フランジ(72)へと前記ボビン取付けコイルを押圧するよ うに配設された波形ばね座金(186)を有することを特徴とする、請求項1記載のE EGR弁。 11.前記ボビン取付けソレノイドコイル(70)のボビン(88)のフランジ(94)が、 前記ステータ構造部(66,68)の前記径方向フランジ(72)に当接・結合され、前記 波形ばね座金(186)が、前記ボビン取付けソレノイドコイル(70)に作用して、前 記ステータ構造部(66,68)の径方向フランジ(72)へと前記ボビンフランジ(94)を 押圧するように配設されていることを特徴とする、請求項10記載のEEGR弁。 12.ベース(22)を有する外枠体と、再循環させられるエンジン排気ガスの該ベ ース(22)への進入口である入口(40)と、前記ベースを貫通して延び、前記入口(4 0)に進入したエンジン排気ガスを搬送する通路(38)と、該通路(38)を通過したエ ンジン排気ガスの前記ベース(22)からの退出口である出口(42)と、前記ベース(2 2)内に設けられて、前記通路(38)を通る流れを制御する弁機構(44,46)と、前記 外枠体内に設けられて、前記弁機構(44,46)を作動する電気式アクチュエータ(7 0)とからなる、内燃機関の電動式排気ガス再循環(EEGR)弁(20)であって、前記 電気式アクチュエータ(70)が、ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)と、それ と関連する、径方向フランジ(84)を有するステータ構造部(66,68)とからなるも のにおいて、 波形ばね座金(186)が、前記ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)に作用し て、該ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)を前記ステータ構造部(84)の径方 向フランジに押圧し、該ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)の該ステータ構 造部(66,68)に対する軸方向位置を維持するよう配設されることを特徴とする、 内燃機関の電動式排気ガス再循環(EEGR)弁(20)。 13.前記ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)のボビンのフランジ(92)が、 前記ステータ構造部(66,68)の前記径方向フランジ(84)に当接・結合され、前記 波形ばね座金(186)が、前記ボビン取付けソレノイドコイル(88,96)に作用して 、前記ステータ構造部(66,68)の径方向フランジ(84)へと前記ボビンフランジ(9 2)を押圧するように配設されることを特徴とする、請求項12記載のEEGR弁(20) 。
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