JPH11513058A - 琥珀酸誘導体分解性キレート化剤、その使用及びその組成物 - Google Patents

琥珀酸誘導体分解性キレート化剤、その使用及びその組成物

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JPH11513058A JP9510584A JP51058496A JPH11513058A JP H11513058 A JPH11513058 A JP H11513058A JP 9510584 A JP9510584 A JP 9510584A JP 51058496 A JP51058496 A JP 51058496A JP H11513058 A JPH11513058 A JP H11513058A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸を含む溶液は気体調節(好ましくは鉄キレートとして)において有効である。銅キレートは無電解銅めっきにおいても有効である。本発明の他の態様は、洗濯洗剤組成物におけるアミノ琥珀酸混合物の使用を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 琥珀酸誘導体分解性キレート化剤、その使用及びその組成物 本発明は、キレート化剤に関し、詳細にはある種の分解性キレート化剤の相乗 的組合せに関する。 キレート化剤は、金属イオンと配位共有結合を形成し、キレートを形成する化 合物である。キレート化剤は、中心金属原子が、少なくとも1つの他の分子(リ ガンドと呼ばれる)中の2以上の他の原子に結合し、各環の一部として金属原子 を含む少なくとも1つの複素環を形成する配位化合物である。 キレート化剤は、食品加工、石鹸、洗剤、洗浄製品、個人用ケア製品、医薬品 、パルプ及び製紙、気体調節、水処理、金属細工及び金属めっき溶液、繊維加工 溶液、肥料、動物飼料、除草剤、ゴム及びポリマー化学、現像、並びに油田化学 を含む多くの用途において用いられている。これらのあるものは、キレート化剤 を環境に放出する。例えば、農薬もしくは洗剤は、多量のキレート化剤を水に放 出する。従って、キレート化剤は使用後に分解することが望ましい。 微生物によって分解しやすい生分解性が特に有効である。それは、微生物は通 常キレート化剤が放出される環境中に自然に存在するからである。EDTA(エ チレンジアミン四酢酸)のような一般に用いられているキレート化剤は生分解性 であるが、その分解速度はある条件によっては望ましい速度よりも遅い(Tiedje の"Microbial Degradation of Ethylenediaminetetraacetate in Soils and Sed iments",Applied Microbiology,1975年8月,pp.327-329を参照されたい)。 EDTAもしくは他の一般に用いられているキレート 化剤よりも速く分解するキレート化剤が望ましい。 キレート化剤の生分解性は、多くの金属イオンコントロール用途において特に 重要である。その例は、無電解銅めっき、望ましくない鉄付着の防止もしくは除 去、布帛からの有機物のしみの除去、金属キレート化剤による気体流からのH2 S及び/又はNOxの除去、セルロース漂白システムにおける過酸化物の安定化 等の分野におけるキレート化剤の使用を含む。しかしながら、これらの用途に対 する産業上有効な生分解性キレート化剤を見出すことは困難である。最も有効な キレート化剤は望ましいほど生分解性ではなく(例えば、エチレンジアミン四酢 酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレンジアミン五酢酸 、シクロヘキサンジアミン四酢酸、及びプロピレンジアミン四酢酸)、これらは すべてOECD 301 B Modified Sturmテストを用いて28日以内で60%未満の生分解 性である。 OECD 301B Modified Sturmテストにより28日未満で約60パーセント以上の生分 解性を示す、金属イオンコントロール法において有効なキレート化剤又はキレー ト化剤の混合物が望ましい。 少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、 又はこれらの塩を含むキレート化剤の組合せ又はその金属キレートが、高い生分 解性が望ましい金属イオンコントロール用途において有効であることが見出され た。キレート化剤のある種の混合物が予想外の金属イオンコントロール特性及び 生分解性を示すことが見出された。 一態様において、本発明は、少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以 上のポリアミノモノ琥珀酸又はこれらの塩を含むキレート化剤の混合物と錯体を 形成した種々の金属(特に銅)を用いる無電解めっき方法を含む。本発明は、可 溶性銅塩及び少なくとも1 種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩 を含む水溶液と非金属表面とを接触させる工程を含む、銅めっきを受け入れる非 金属表面上に銅を無電解めっきする方法を含む。また、水、水溶性銅塩、及び第 二銅イオン用の錯体形成剤として少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種 以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩を含むアルカリ性の自触媒銅槽に めっきされる表面を浸漬することを含む無電解銅めっき方法も含まれる。さらに 、水溶性銅塩、第二銅イオン用の錯体形成剤、及び第二銅用の還元剤を、銅を無 電解めっきすることができる比率で含む自触媒アルカリ性水溶液に非金属表面を 浸漬することにより、銅を無電解めっきするために前処理された選ばれた部分に のみ、この非金属表面上に銅をめっきする方法において、第二銅用の錯体形成剤 として少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀 酸、又はこれらの塩を用いることを含む改良方法が提供される。本発明は、水、 水溶性銅塩、第二銅イオン用の錯体形成剤としての少なくとも1種のポリアミノ ジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩成剤、pHを10 〜14にするに十分なアルカリ金属水酸化物、及び還元剤を含む、銅を無電解めっ きするための槽を含む。 本発明の他の態様は、酸化鉄付着物又は有機汚染を表面から除去する方法であ って、この付着物もしくは汚染を少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種 以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩を含む溶液と接触させることを含 む方法を含む。 本発明のさらに他の態様は、気体調節を含む。この態様において、本発明は、 少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又 はこれらの塩の、原子価のより高い多価金属キレートを少なくとも1種含む水溶 液と流体とをH2Sを除去 するに適したpHにおいて接触させることを含む、流体からH2Sを除去する方 法を含む。この気体調節の他の態様は、少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及 び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩の、より原子価の低い状態 の多価金属キレートを少なくとも1種含む水溶液と流体とを接触させることを含 む、流体からNOxを除去する方法を含む。 本発明はまた、(a)1〜80重量%の、ノニオン、アニオン、カチオン、及び両 性界面活性剤、及びこれらの混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、(b)5〜80 重量%の少なくとも1種の洗剤用ビルダー、及び(C)0.1 〜15重量%の少なくと も1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれら の塩を含むキレート化剤の組合せを含む洗濯洗剤組成物である。 他の態様において、本発明は、(a)10〜50重量%の、ノニオン、アニオン、カ チオン、及び両性界面活性剤、及びこれらの混合物より選ばれる洗剤用界面活性 剤、(b)10〜40重量%の少なくとも1種の洗剤用ビルダー、及び(c)0.1〜10重量 %の少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸 、又はこれらの塩を含むキレート化剤の組合せを含む液体洗濯洗剤組成物であっ てもよい。 本発明はまた、(a)5〜50重量%の、ノニオン、アニオン、カチオン、及び両 性界面活性剤、及びこれらの混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、(b)10〜40 重量%の少なくとも1種の洗剤用ビルダー、及び(c)0.1〜10重量%の少なくとも 1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの 塩を含むキレート化剤の組合せを含む粒状洗濯洗剤組成物である。 上記洗濯洗剤組成物は、布帛を上記洗濯洗剤組成物の水溶液と接触させること を含む布帛の洗濯方法に用いられる。 本発明は、少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモ ノ琥珀酸、又はこれらの塩を含む混合物(以後、琥珀酸混合物とする)の使用に 関する。この化合物の混合物を金属、例えば鉄のキレート化に用いた場合、前記 混合物がこの金属イオンをキレート化する高い能力を示し、この錯体が個々の化 合物の合計より予想されるよりも高い安定性を有することが見出された。この混 合物は、OECD 301 B Modified Sturmテストにより測定したところ予想外に高い 生分解性も示した。 ポリアミノジ琥珀酸は2以上の窒素原子を有し、2個の窒素原子が琥珀酸(又 は塩)基に結合しており、好ましくは2個の窒素原子の各々にのみ琥珀酸(又は 塩)基が結合している化合物である。ここで琥珀酸とはその塩も含む。この化合 物は少なくとも2個の窒素原子を含み、アミンの市販入手性のため、好ましくは 約10個以下、より好ましくは約6個以下、最も好ましくは2個の窒素原子を有す る。残りの窒素原子は最も好ましくは水素原子で置換している。より好ましくは 、この琥珀酸基は末端窒素原子上に存在し、最も好ましくは各窒素原子は水素置 換基を有する。1つの窒素原子における2つの琥珀酸基の立体障害のため、琥珀 酸基を有する各窒素原子はそのような基を1個のみ含んでいる。琥珀酸基を有す る窒素原子上の残りの結合は、好ましくは水素又はアルキルもしくはアルキレン 基(直鎖、分枝鎖又は環式(1以上の窒素原子もしくは1以上の窒素原子の結合 を連結する環構造を含む)であってよく、好ましくは直鎖である)、又はエーテ ルもしくはチオエーテル結合を有する基(これらはすべて好ましくは1〜10個、 より好ましくは1〜6個、最も好ましくは1〜3個の炭素原子を有する)でみた されており、最も好ましくは水素でみたされている。より好ましくは、窒素原子 は、好ましくは2〜12個、より好ましくは2〜10個、さらにより好 ましくは2〜8個、最も好ましくは2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基で 結合されている。ポリアミノジ琥珀酸化合物は好ましくは少なくとも約10個の炭 素原子を有する、好ましくは最大約50個、より好ましくは最大約40個、最も好ま しくは最大約30個の炭素原子を有する。「琥珀酸」とは、酸及び塩を意味し、こ の塩は金属カチオン(例えばカリウム、ナトリウム)及びアンモニウムもしくは アミン塩を含む。本発明において有効なポリアミノジ琥珀酸は未置換(これが好 ましい)であるか、又は不活性置換されており、すなわち特定の用途においてポ リアミノジ琥珀酸の活性に悪影響を与えない基で置換されている。そのような不 活性置換基は、アルキル基(好ましくは1〜6個の炭素原子を有する)、アリー ルアルキル及びアルキルアリール基(好ましくは6〜12個の炭素原子を有する) を含むアリール基を含み、これらのうち、アルキル基が好ましく、アルキル基の うちではメチル及びエチル基が好ましい。不活性置換基は分子のあらゆる部位に 存在し、好ましくは炭素原子上、より好ましくはアルキレン基上、例えば窒素原 子の間のアルキレン基又はカルボン酸基の間のアルキレン基上、最も好ましくは 窒素原子の間のアルキレン基上に存在する。 好ましいポリアミノジ琥珀酸は、エチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、ジ エチレントリアミン−N,N”−ジ琥珀酸、トリエチレンテトラアミン−N,N "'−ジ琥珀酸、1,6−ヘキサメチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、テトラ エチレンペンタミン−N,N""−ジ琥珀酸、2−ヒドロキシプロピレン−1,3 −ジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、1,2−プロピレンジアミン−N,N’−ジ 琥珀酸、1,3−プロピレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、シス−シクロヘキ サンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、トランス−シクロヘキサンジアミン−N, N’−ジ琥珀酸、及びエチレンビス(オ キシエチレンニトリロ)−N,N’−ジ琥珀酸を含む。好ましいポリアミノジ琥 珀酸はエチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸である。 このポリアミノジ琥珀酸は、例えば米国特許第3,158,635号のKezerianらの方 法により製造することができる。Kezerianらは、無水マレイン酸(又はエステル もしくは塩)を所望のポリアミノジ琥珀酸に対応するポリアミンとアルカリ性条 件において反応させることを開示している。この反応により多くの光学異性体が 得られ、例えばエチレンジアミンと無水マレイン酸との反応により、3種の光学 異性体、すなわち[R,R]、[S,S]及び[S,R]エチレンジアミンジ琥珀酸(EDDS )が得られる。それは、エチレンジアミンジ琥珀酸には2つの不斉炭素原子が存 在しているからである。これらの混合物は混合物として又は所望の異性体を得る ために周知の方法により分離して用いられる。又は、[S,S]異性体は、Neal and Rose の"Stereospecific Ligands and Their Complexes of Ethylenediamine di succinic Acid",Inorganic Chemistry,Vol.7(1968),pp.2405-2412に記載され ているように、L−アスパラギン酸のような酸と1,2−ジブロモエタンのよう な化合物との反応により製造される。 ポリアミノモノ琥珀酸は、2つの窒素原子を有し、この窒素原子の1つに琥珀 酸(もしくは塩)部分が結合している化合物である。好ましくは、この化合物は 少なくとも2個の窒素原子を含み、アミンの市販入手性のため、好ましくは約10 個以下、より好ましくは約6個以下、最も好ましくは2個の窒素原子を有する。 残りの窒素原子、すなわち琥珀酸部分が結合していない窒素原子は、好ましくは 水素で置換している。琥珀酸部分はいずれのアミンに結合していてもよいが、好 ましくは琥珀酸基は末端窒素原子に結合している。こ の末端とは、他の置換基とは関係なく、化合物中に存在する最初の又は最後のア ミンを意味する。琥珀酸基を有する窒素上の残りの結合は、好ましくは、水素又 はアルキルもしくはアルキレン基(直鎖、分枝鎖もしくは環式基(1以上の窒素 原子もしくは1以上のちそ原子の結合を連結する環式構造を含む)、又はエーテ ルもしくはチオエーテル結合を有する基(これらはすべて好ましくは1〜10個、 より好ましくは1〜6個、最も好ましくは1〜3個の炭素原子を有する)でみた されており、最も好ましくは水素でみたされている。通常、窒素原子をアルキレ ン基で結合されており、このアルキレン基は2〜12個、好ましくは2〜10個、よ り好ましくは2〜8個、最も好ましくは2〜6個の炭素原子を有する。このポリ アミノモノ琥珀酸化合物は好ましくは少なくとも6個の炭素原子を有し、好まし くは最大約50個、より好ましくは最大約40個、最も好ましくは最大約30個の炭素 原子を有する。本発明において有効なポリアミノモノ琥珀酸は未置換であるか、 又は上記の不活性置換基で置換されていてもよい。 好ましいポリアミノモノ琥珀酸は、エチレンジアミンモノ琥珀酸、ジエチレン トリアミンモノ琥珀酸、トリエチレンテトラアミンモノ琥珀酸、1,6−ヘキサ メチレンジアミンモノ琥珀酸、テトラエチレンペンタアミンモノ琥珀酸、2−ヒ ドロキシプロピレン−1,3−ジアミンモノ琥珀酸、1,2−プロピレンジアミ ンモノ琥珀酸、1,3−プロピレンジアミンモノ琥珀酸、シス−シクロヘキサン ジアミンモノ琥珀酸、トランス−シクロヘキサンジアミンモノ琥珀酸、及びエチ レンビス(オキシエチレンニトリロ)モノ琥珀酸を含む。好ましいポリアミノモ ノ琥珀酸はエチレンジアミンモノ琥珀酸である。 ポリアミノモノ琥珀酸は、例えば、米国特許第2,761,874号にお けるBersworthらの方法、及び特開昭57−116,031号公報に記載の方法により製造 することができる。Bersworthらは、アルコール中において温和な条件(アルコ ール中)でアルキレンジアミン及びジアルキレントリアミンをマレイン酸エステ ルと反応させてN−アルキル置換アスパラギン酸のアミノ誘導体を形成すること を開示している。この反応によりR異性体とS異性体の混合物が得られる。 好ましい実施態様において、キレート化剤溶液がポリアミノジ琥珀酸とポリア ミノモノ琥珀酸の混合物を含む場合、ポリアミノジ琥珀酸とポリアミノモノ琥珀 酸のポリアミノ置換基が同じであることが好ましい。ポリアミノジ琥珀酸がエチ レンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸である場合、ポリアミンモノ琥珀酸はエチレ ンジアミンモノ琥珀酸である。 本発明は、硫化水素及び他の酸性ガスの排除における、及び植物栄養の鉄源と しての、ポリアミノジ琥珀酸及びポリアミノモノ琥珀酸の鉄錯体の使用を含む。 同様に、銅、亜鉛及びマンガンのような他の金属錯体も植物栄養における微量の 金属を提供する。第一鉄錯体も酸化窒素の除去において有効である。 本発明において用いられる鉄錯体は、琥珀酸混合物、又はその塩の水溶液を鉄 化合物と混合することにより形成される。得られる鉄キレート溶液のpH値は好 ましくはアルカリ性物質、例えばアンモニア溶液、炭酸ナトリウム、又は希苛性 (NaOH)により調整される。水溶性鉄化合物を用いることが好ましい。鉄化 合物の例は、硝酸鉄、硫酸鉄、及び塩化鉄を含む。鉄キレート溶液の最終pH値 は好ましくは4〜9、より好ましくは5〜8である。酸化鉄のような不溶性鉄源 を用いる場合、琥珀酸化合物は好ましくは酸性pHにおいて水性媒体中で不溶性 鉄源と共に加熱される。アンモニア化されたアミノ琥珀酸溶液の使用が特に有効 である。アンモニア化され たアミノ琥珀酸キレート化剤は、好ましくは酸(塩ではなく)形態のアミノ琥珀 酸の水溶液もしくはスラリーとアンモニア水溶液とを混合することにより形成さ れる。 琥珀酸混合物は、特に鉄及び銅のような金属用のキレート化剤として有効であ る。キレート化剤としての有効性は、濃度が周知なキレート化剤の水溶液を濃度 が周知の銅(II)イオンを含む水溶液とを混合し、指示染料の存在下においてキ レート化剤を銅により滴定することによってキレート化能をもとめることによる ような、銅のような金属をキレート化剤と錯体形成することによって測定される 。 琥珀酸化合物は好ましくは水溶性塩、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩、 又はアルキルアンモニウム塩の形態で用いられる。このアルカリ金属塩は、1種 のアルカリ金属塩又はその混合物を含むが、カリウムもしくはナトリム塩、とり わけ酸の部分もしくは完全ナトリウム塩が好ましい。 琥珀酸混合物は、例えば、金属触媒化損傷もしくは変色、金属イオンを除去す るための洗浄(これは洗浄剤の有効性、外観、安定性、洗浄性、漂白効率、殺菌 効率又は他の特性を低下させるかもしれない)、クリーム、ローション、消臭剤 及び軟膏のような個人用ケア製品(金属触媒化酸化及び悪臭、濁り、可使時間の 低下を防ぐため)、漂白効率を高めるためのパルプ及び製紙、パイプ、容器、熱 交換器、フィルターにおけるスケール防止もしくは除去、医薬品、金属加工、繊 維製造、脱サイジング、磨き、漂白、染色、キレート化された微生物もしくは除 草剤のような農業、ポリマーの重合もしくは安定化、掘削、製造、回収、硫化水 素除去のためのような油田においても有効である。 キレート化剤は、鉄もしくは銅のような金属イオンが有害であり 防止されるべき場合においても産業上用いることができる。 本発明における琥珀酸混合物は、1994年5月20日発行のWO 94/05674における ジ琥珀酸化合物の用途に開示されているような、多くの用途に用いることができ る。これらの用途は、ニッケル及び銅のような金属の無電解めっき、ゴムの重合 、繊維産業、農業における微量元素供給、並びにH2S、窒素酸化物(NOx)及 びSO2を除去するための気体調節における琥珀酸混合物の使用を含む。 H2Sの除去におけるキレート化剤の使用は、米国特許第4,421,733号、4,614, 644号、4,629,608号、4,683,076号、4,696,802号、4,774,071号、4,816,238号及 び4,830,838号にも示されている。NOx又はSO2化合物を除去するための気体 調節は、米国特許第4,732,744号、4,612,175号、4,708,854号、4,615,780号、4, 126,529号、4,820,391号及び4,957,716号に開示されている。 琥珀酸混合物は洗濯洗剤、特に洗剤用界面活性剤及びビルダーを含む洗濯洗剤 においても有効である。琥珀酸の混合物は、洗濯の間に布帛からの紅茶のしみ、 グレープジュースのしみ及び種々の食品のしみのような有機物のしみの除去を促 進する。このしみは銅及び鉄のような金属を含むと考えられている。琥珀酸混合 物はこれらの金属をキレート化し、やっかいなしみの除去を促進することにおい てとても有効である。この組成物は、1〜80重量%、好ましくは10〜50重量%の 、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活 性剤及びこれらの混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、5〜80重量%、好まし くは10〜50重量%の洗剤用ビルダー、及び0.1〜15重量%、好ましくは1〜10重 量%のポリアミノモノ琥珀酸、又はそのアルカリ金属、アルカリ土類金属、アン モニウムもしくは置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物を含む。 皿洗浄組成物を含む洗剤組成物において用いる場合、ポリアミノモノ琥珀酸に 対するポリアミノジ琥珀酸のモル比は、99:1〜5:95である。 本発明において適するノニオン界面活性剤は、米国特許第3,929,678号(Laugh linら)に記載されているものを含む。エチレンオキシドと脂肪族アルコールの 縮合生成物、プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合より形成される 塩基又はプロピレンオキシドとエチレンジアミンの縮合より形成される生成物と エチレンオキシドとの縮合生成物が含まれる。また、アルキルフェノールと種々 のアミンオキシド界面活性剤の種々のポリエチレンオキシド縮合体も含まれる。 好適なアニオン界面活性剤は、米国特許第3,929,678号に記載されている。こ れは、ナトリウム及びカリウムアルキルスルフェート、高級脂肪酸の種々の塩、 及びアルキルポリエトキシレートスルフェートを含む。 用いてよいカチオン界面活性剤は米国特許第4,228,044号(Cambre)に記載され ている。特に好ましいカチオン界面活性剤は4級アンモニウム界面活性剤である 。 さらに、米国特許第3,929,678号に教示されているような両性界面活性剤も本 発明に用いることができる。 好適なビルダーは、例えば洗浄アルカリ(wash alkalis)、例えばホスフェート 、又はイオン交換樹脂、例えばゼオライト、及びこれらの混合物である。これら のビルダーは、その機能として、一部は水由来であり一部はほこりもしくは繊維 由来である硬イオンを排除し、かつ界面活性剤作用を支える。上記ビルダーに加 え、このビルダー成分はコビルダーを含んでいてもよい。最近の洗剤において、 コビルダーの機能はホスフェートの機能の一部を担うことであり、 例えば金属イオン封鎖、よごれ再付着防止並びに第一及び第二の洗浄作用である 。 ビルダー成分は、例えば、独公開出願DE-OS No.2,412,837に記載されているよ うな水不溶性シリケート、及び/又はホスフェートを含んでいてもよい。ホスフ ェートとしては、ピロホスフェート、トリホスフェート、高級ポリホスフェート 及びメタホスフェートを用いることができる。同様に、リン含有有機錯体形成剤 、例えばアルカンポリリン酸、アミノ及びヒドロキシアルカンポリリン酸並びに ホスホノカルボン酸も洗剤成分として適している(これらは安定剤又はホスホネ ートと呼ばれる)。そのような洗剤添加剤の例は、メタンジホスホン酸、プロパ ン−1,2,3−トリホスホン酸、ブタン−1,2,3,4−テトラホスホン酸 、ポリビニルホスホン酸、1−アミノエタン−1,1−ジホスホン酸、アミノト リスメチレントリホスホン酸、メチルアミノもしくはエチルアミノビスメチレン ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリア ミンペンタメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 、ホスホノ酢酸、ホスホノプロピオン酸、ビニルホスホン酸とアクリル酸及び/ 又はマレイン酸のコポリマー、並びにこれらの一部もしくは完全中和塩である。 洗剤中に存在してよいキレート化剤として機能する他の有機化合物は、ポリカ ルボン酸、ヒドロキシカルボン酸及びアミノカルボン酸(通常その水溶性塩の形 態で用いられる)である。 ポリカルボン酸の例は、一般式HOOC-(CH2)mCOOH(式中、mは0〜 8である)のジカルボン酸、マレイン酸、メチレンマロン酸、シトラコン酸、メ サコン酸、イタコン酸、分子内に3以上のカルボキシル基を有する非環式ポリカ ルボン酸、例えばトリカルバリル酸、アコニチン酸、エチレンテトラカルボン酸 、1,1,3 −プロパントリカルボン酸、1,1,3,3,5,5−ペンタンヘキサカルボン 酸、ヘキサンヘキサカルボン酸、環式ジもしくはポリカルボン酸(例えばシクロ ペンタンテトラカルボン酸、シクロヘキサンヘキサカルボン酸、テトラヒドロフ ランテトラカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、ベンゼントリカルボン酸、ベ ンゼンテトラカルボン酸、ベンゼンペンタカルボン酸、及びメリット酸である。 ヒドロキシモノカルボン酸及びヒドロキシポリカルボン酸の例は、グリコール 酸、乳酸、リンゴ酸、タルトロン酸、メチルタルトロン酸、グルコン酸、グリセ リン酸、クエン酸、酒石酸及びサリチル酸である。 アミノカルボン酸の例は、グリシン、グリシルグリシン、アラニン、アスパラ ギン、グルタミン酸、アミノ安息香酸、イミノ二酢酸、イミノ三酢酸、ヒドロキ シエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジ アミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、及びN−アジリジルカルボン酸誘 導体、例えば酢酸、琥珀酸もしくはトリカルバリル酸を重合し、次いで加水分解 することにより、又は500〜10,000の分子量を有するポリアミンとクロロ酢酸も しくはブロモ酢酸の塩とを縮合することにより形成される高級同族体である。 好ましいコビルダーは高分子カルボキシレートである。この高分子カルボン酸 は、糖、スターチ及びセルロースのカルボキシメチルエーテルを含む。ゼオライ ト及びホスホネートも有効である。 特に重要な高分子カルボン酸は、例えばアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸 、メサコン酸、アコニチン酸、メチレンマロン酸、シトラコン酸のポリマー、上 記カルボン酸の間のコポリマー、例えば70,000の分子量を有するアクリル酸とマ レイン酸の70:30の比のコポリマー、又はこれらとエチレン系不飽和化合物、例 えばエチレン 、プロピレン、イソブチレン、ビニルメチルエーテル、フラン、アクロレイン、 酢酸ビニル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸、クロトン酸と のコポリマー、例えば70,000の分子量を有する無水マレイン酸とメチルビニルエ ーテルとの1:1のコポリマー、又は無水マレイン酸とエチレン及び/又はプロ ピレン及び/又はフランとのコポリマーである。 コビルダーは、液体中の懸濁液中の繊維からよごれを分離したままにし、灰色 化を防止するよごれ再付着防止剤をさらに含んでいてもよい。この目的に適する ものは、通常有機特性を有する水溶性コロイド、例えば高分子カルボン酸の水溶 性塩、グルー、ゼラチン、スターチ及びセルロースのエーテルスルホン酸もしく はエーテルカルボン酸の塩、又はセルロース及びスターチの酸スルフェートの塩 である。酸基を含む水溶性ポリアミドも適している。水溶性スターチ製品及び上 記以外のスターチ製品、例えば分解スターチ、アルデヒドスターチも用いること ができる。ポリビニルピロリドンも用いることができる。 用いることのできる漂白剤は、過酸化水素及びその誘導体、又は有効な塩素化 合物である。この漂白剤のうち、水にH22を与える化合物、すなわち過硼素酸 ナトリウム水和物、例えばNaBO2H2O23H2O及びNaBO2H2O2並びに過炭酸、例えば2N a2CO33H2O2が特に重要である。これらの化合物は他の活性酸素源、特にペルオキ シヒドレート、例えばペルオキシホスホネート、シトレートペルヒドレート、ウ レア、H22供与過酸塩、例えばカロエート(caroates)、ペルベンゾエート又は ペルオキシフタレート又は他のペルオキシ化合物と一部もしくは完全に置換して もよい。 本発明によるものを除き、ペルオキシ化合物用の一般的な水溶性及び/又は水 不溶性安定剤を、ペルオキシ化合物の重量を基準とし て0.25〜10重量%混入させてもよい。好適な水不溶性安定剤は、通常水溶液の沈 澱から得られる、4:1〜1:4、好ましくは2:1〜1:2、特に好ましくは 1:1の珪酸マグネシウムMgO:SiO2である。対応する組成の他のアルカ リ土類金属も用いてよい。 80℃以下の温度、特に60〜40℃の温度においてさえも満足な漂白作用を得るた め、洗剤中に漂白活性剤を、H22供与化合物を基準として5〜30重量%の量で 混入することが有利である。 水中にH22を供与するペルオキシ化合物用の活性剤はある種のN−アシル及 びO−アシル化合物、特にアセチル、プロピオニルもしくはベンジル化合物(こ れらはH22と有機過酸を形成する)、並びにカルボン酸エステル及びピロカル ボン酸エステルである。有効な化合物は特に、N−ジアシル化及びN,N’−テ トラアシル化アミン、例えばN,N,N’,N’−テトラアセチル−メチレンジ アミンもしくは−エチレンジアミン、N,N−ジアセチルアニリン及びN,N− ジアセチル−p−トルイジン、及び1,3−ジアシル化ヒダントイン、アルキル −N−スルホニルカルボキシルアミド、N−アシル化ヒドラジド、アシル化トリ アゾールもしくはウラゾール、例えばモノアセチルマレオヒドラジド、O,N, N−三置換ヒドロキシルアミン、例えばO−ベンゾイル−N,N−スクシニルヒ ドロキシルアミン、O−アセチル−N,N−スクシニルヒドロキシルアミン、O −p−メトキシベンゾイル−N,N−スクシニルヒドロキシルアミン、O−p− ニトロベンゾイル−N,N−スクシニルヒドロキシルアミン及びO,N,N−ト リアセチルヒドロキシルアミン、無水カルボン酸、例えば無水安息香酸、m−ク ロロ無水安息香酸、無水フタル酸及び4−クロロ無水フタル酸、糖エステル、例 えばグルコースペンタアセテート、イミダゾリジン誘導体、例えば1,3−ジホ ルミル−4,5−ジアセトキシイミダゾリジン、1 ,3−ジアセチル−4,5−ジアセトキシイミダゾリン及び1,3−ジアセチル −4,5−ジプロピオニルオキシイミダゾリジン、アセチル化グルコルリル、例 えばテトラプロピオニルグリコルリルもしくはジアセチルジベンゾイルグリコル リル、ジアルキル化2,5−ジケトピペラジン、例えば1,4−ジプロピオニル −2,5−ジケトピペラジン及び1,4−ジプロピオニル−3,6−ジメチル− 2,5−ジケトピペラジン及び1,4−ジプロピオニル−3,6−2,5−ジケ トピペラジン、プロピレンジウレアもしくは2,2−ジメチルプロピレンジウレ アのアセチル化及びベンゾイル化生成物である。 用いられる漂白剤は、無機もしくは有機タイプの活性塩素化合物であってよい 。無機活性塩素化合物は、特にその混合塩の形態で用いることができるアルカリ 金属ヒドロクロライト及びオルトホスフェートもしくは縮合ホスフェート、例え ばピロホスフェート及びポリホスフェート上又はアルカリ金属シリケート上の付 加物を含む。洗剤がモノペルスルフェート及びクロリドを含む場合、活性塩素は 水溶液の形態であってもよい。 有機活性塩素化合物は、特に1もしくは2つの塩素原子が窒素原子に結合して おりかつ好ましくは窒素原子の第三の原子価が負の基、特にCOもしくはSO2 基に結合しているN−塩素化合物である。これらの化合物は、ジクロロシアヌル 酸及びトリクロロシアヌル酸並びにこれらの塩、塩素化アルキルグアニドもしく はアルキルビグアニド、塩素化ヒダントイン及び塩素化メラミンを含む。 他の助剤の例は、適当な発泡抑制剤であり、特にスルホネートもしくはスルフ ェートタイプの界面活性剤を用いる場合には界面活性カルボキシベタインもしく はスルホベタイン、及び上記アルキロールアミドタイプのノニオンである。また 、脂肪アルコールもしくは 高級末端ジオールも適している。 機械洗浄において特に望ましい抑制された発泡は、種々の界面活性剤、例えば スルフェート及び/又はスルホネートをノニオン及び/又は石鹸と混合すること により得られる。石鹸の場合、飽和度及び脂肪酸エステルの炭素原子数に伴い発 泡抑制が高められ、従って、飽和C20〜C24脂肪酸の石鹸が発泡抑制剤として特 に適している。 非界面活性剤様の発泡抑制剤は、所望により塩素含有N−アルキル化アミノト リアジンを含み、これは1モルの塩化シアヌル酸を2〜3モルの、6〜20個、好 ましくは8〜18個の炭素原子をアルキル中に有するモノ及び/又はジアルキルア ミンと反応させることにより得られる。プロポキシル化及び/又はブトキシル化 アミノトリアジン、例えば5〜10モルのプロピレンオキシドを1モルのメラミン に付加し、さらに10〜50モルのブチレンオキシドをこのプロピレンオキシド誘導 体に付加することにより得られる生成物によって同様の効果が得られる。 他の好適な非界面活性剤様発泡抑制剤は、水溶性有機化合物、例えば100℃以 下の融点を有するパラフィンもしくはハロパラフィン、脂肪族C18〜C40ケトン 及び脂肪族カルボキシルエステルであり、これらは酸もしくはアルコール部分に おいて、たぶんこの両方の部分において、18個以上の炭素原子を含み(例えばト リグリセリドもしくは脂肪酸脂肪アルコールエステル)、これらは特にスルフェ ート及び/又はスルホネートタイプの界面活性剤と発泡抑制用の石鹸とを組み合 わせて用いることができる。 洗剤は、コットン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル又はポリエステル布帛 用の蛍光増白剤を含んでいてもよい。好適な蛍光増白剤の例は、コットン用のジ アミノスチルベンジスルホン酸の誘導体 、ポリアミド用の1,3−ジアリールピラゾリンの誘導体、ポリアクリロニトリ ル用の7−メトキシ−2−ベンズイミダゾール−2’−イルベンゾフランの4級 塩もしくは7−〔1’,2’,5’−トリアゾール−1’−イル〕−3−〔1”, 2”,4”−トリアゾール−1”イル〕クマリンの誘導体である。ポリエステル に適した蛍光増白剤の例は、置換チリル、エチレン、チオフェン、ナフタレンジ カルボン酸もしくはこれらの誘導体、スチルベン、クマリン、及びナフタルイミ ドである。 洗剤組成物は、種々のよごれもしくはしみに対するその洗浄特性を高めるため に酵素を含むことが好ましい。洗剤に使用するに適したアミラーゼ及びプロテア ーゼは当該分野においてよく知られており、市販入手可能な液体もしくは粒状洗 剤である。市販の洗浄用酵素(好ましくはアミラーゼとプロテアーゼの混合物) は、本発明の洗剤組成物において0.001〜2重量パーセント及びそれ以上のレベ ルで用いられるのが一般的である。 本発明の洗剤組成物は、その効果を高めるために他の一般的に用いられている 物質を少量含んでいてもよい。そのような物質の例は、可溶性ナトリウムカルボ キシメチルセルロースもしくは他のよごれ再付着防止剤、ベンゾトリアゾール、 エチレンチオウレア、又は曇り防止剤、香料、蛍光剤、染料もしくは顔料、増白 剤、酵素、水、アルコール、他のビルダー添加剤、例えばエチレンジアミン四酢 酸の水溶性塩、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン四酢酸、及びp H調整剤、例えば水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムである。他の所望の成分 は、pH調整剤、ポリエステルよごれ剥離剤、ヒドロトロープ及びゲル調整剤、 凍解安定剤、殺菌剤、防腐剤、石鹸泡抑制剤、布帛柔軟剤、特にクレー及びクレ ーと種々のアミン及び4級アンモニウム化合物との混合物を含む。本発明の液体 洗剤組成物の形成において、ヒドロトロープ剤の使用が有効であろう。好適なヒ ドロトロープは、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、及びキシレンスル ホン酸の水溶性アルカリ金属塩を含む。トルエンスルホン酸カリウム及びトルエ ンスルホン酸ナトリウムが好ましく、通常組成物全体を基準として10〜12重量パ ーセントまでの濃度で用いられる。 本発明の組成物はどのような形態に配合してもよいことは明らかであろう。例 えば、本発明の組成物は粒状形態、液体形態、フレークもしくは粉末のタブレッ トの形態で提供してもよい。 これらの成分の使用は当該分野の範囲内である。この組成物は周知の方法を用 いて製造される。 本発明を以下の実施例によりさらに明確にする。この実施例は本発明の単なる 例示である。 実施例1 1.46gのエチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸(EDDS)(0.0050モル) 及び200gの脱イオン水をビーカーに加えることにより、EDDSの0.01M鉄(第 二鉄)キレート溶液を製造した。この混合物を磁気攪拌棒により攪拌し、アンモ ニア水溶液を加えてpHを約8.7に調整した。Shepherd Chemical Company製の硝 酸鉄溶液(11.7%鉄)約2.3gを攪拌しながら加えた。この鉄キレート溶液(pH= 3.1)をメスフラスコ内で脱イオン水により500mlの最終体積まで希釈した。次い でこの溶液50gを2オンスのビンに入れ、アンモニア水溶液を数滴加えることに よってpHを5.0、6.0、7.0、8.0、9.0及び10.0に調整した。サンプルを7日間 放置した。この間、pH10のサンプルには水酸化鉄が存在した。各サンプルの「 オーバーヘッド」を濾過し、プラズマ分光分析によって可溶性鉄を分析 した。この結果を表1に示す。 実施例2 0.88gのエチレンジアミン−N,N’−モノ琥珀酸(EDMS)(0.0050モル) 及び200gの脱イオン水をビーカーに加えることにより、EDMSの0.01M鉄キレ ート溶液を製造した。この混合物を磁気攪拌棒により攪拌し、硝酸鉄溶液(11.7 %鉄)約2.3gを攪拌しながら加えた。この鉄キレート溶液(pH=2.3)をメスフラ スコ内で脱イオン水により500mlの最終体積まで希釈した。次いでこの溶液50gを 2オンスのビンに入れ、アンモニア水溶液を数滴加えることによってpHを5.0 、6.0、7.0、8.0、9.0及び10.0に調整した。サンプルを7日間放置した。この間 、pH9及び10のサンプルには水酸化鉄が存在した。各サンプルの「オーバーヘ ッド」を濾過し、プラズマ分光分析によって可溶性鉄を分析した。この結果を表 2に示す。 実施例3 上記実施例1及び2と同じ方法において、EDDSとEDMSの種々の混合物 より0.01モルの鉄キレート溶液を製造した。キレート化剤の総量は0.0050モルと 一定に保った。90/10、80/20、60/40、40/60、20/80及び10/90のEDMS に対するEDDSのモル比を調製し、50gを上記のようにしてpHを調整した。 このサンプルを7日間放置し、その際、pH9のサンプルは10/90のモル比にお いて水酸化鉄が存在した。各サンプルの「オーバーヘッド」を濾過し、可溶性鉄 について分析した。pH9サンプルについて得られた結果を、表3に示す。各比 において鉄について「予想された」値も示し、並びにEDDS及びEDMSにつ いての結果も示す。予想されたppm と実際に測定した値との比較により、EDD S/EDMS混合物から得られる相乗効果が示される。さらに17日後、pH9の サンプルは20/80及び40/60のモル比において、水酸化鉄が存在した。60/40の 比について少量の水酸化鉄がみられた。 実施例4 EDMSのサンプル及びEDDSの種々の異性体について、OECD 301B Modifi ed Sturmテストによって生分解性をテストした。このテストは、微生物の唯一の 炭素源として用いた、テスト化合物もしくは標準により発生したCO2を測定す る。以下のサンプルをテストした。 a)EDSMラセミ混合物 b)R,R−EDDS c)S,S−EDDS d)EDDSラセミ混合物。約25%R,R−EDDS及び約25%S,S−ED DS及び50%メソEDDS e)サンプルA:69.8%EDDSラセミ混合物、16.7%EDMSラセミ混合物 、及び13.5%フマル酸を含む。 各化合物は20ppmレベル(酸形態としてのEDMSもしくはEDDS成分を基 準とする)でテストした。各化合物は、てすと容器、標準容器、及びブランク容 器において評価した。各テスト化合物についての種接種源(seedCinnoculum)は、 semi-continuous activated sludgeテストにおいてそれぞれの化合物にあらかじ め暴露した微生物より得た。容器の総体積は各々2100mlであった。各種接種源の 能力を調べるため、各々において標準として20ppmの濃度で酢酸を用いた。各接 種源から発生する固有のCO2をもとめるためにブランク容器を用いた。水酸化 バリウムトラップにおいて捕捉された二酸化炭素を28日間のテストの間の様々な 時間において測定した。このテストの結果を表4に示す。 サンプルAは、サンプル中に20ppmのレベルの活性EDDSを達成するように テストセルに加えた。従って、理論CO2量は、20ppmのEDDS異性体からの1. 44ppmのCO2プラスEDMS(0.34mMole)からのCO2の理論量及びフマル酸( 0.27mMole)からのCO2の理論量であった。従ってこのサンプルからCO2の総 理論量は、1.44 EDDS+ 0.34 EDMS+ 0.27 フマル酸=2.05mMole CO2であった 。 表4の実験データを用いて、サンプルAにより実際に発生されると予想される CO2の量を計算した。 表4に示すように、EDMSは理論上のCO2の発生量の75%を発生した。サ ンプルAに存在するEDMSより可能なCO2の理論上の発生量は0.34ミリモル であった。従って、サンプルA中のEDMSにより発生するCO2の理論量に75 %をかけると、0.34×0.75=0.26ミリモルの予想量が得られる。 フマル酸は別個に測定しなかったため、CO2の理論発生量の95%発生すると 仮定した(これは酢酸標準により発生するCO2よりも化なり多い)。サンプル Aに存在するフマル酸より発生可能なCO2の理論量は0.27ミリモルであった。 従って、サンプルA中のフマル酸により発生するCO2の理論量に95%をかける と、0.27×0.95=0.26ミリモルの予想量が得られる。 表4より、EDDSラセミ混合物は理論CO2量の30%を発生した。サンプル A中のEDDSからのCO2の理論量は1.44ミリモルであった。従って、サンプ ルAのEDDS部分から発生するCO2の理論量は、表4に示すように、1.44×0 .=0.43ミリモルであった。 サンプルA中のEDMS、フマル酸及びEDDSより予想されるCO2の量を 加えると、総量は、EDMSからの0.26ミリモルのCO2+フマル酸からの0.26 ミリモルのCO2+EDDSからの0.43ミリモルのCO2=0.95ミリモルのCO2 であった。この予想される量(0.95ミリモルのCO2)を理論量(2.05ミリモルのC O2)でわると、46%の予想されるCO2量が得られる。実測される量は理論量の6 8%であった。 これらの結果をさらに表5にまとめる。 このデータを評価する他の方法は、サンプルAのEDDS部分のみから予想さ れるCO2の量を計算することである。 表5より、サンプルA中のEDDSからのCO2の予想される量は、EDDS ラセミ混合物の実験測定値に基づいて、0.43ミリモルであった。 このサンプルのEDMS部分からのCO2の予想される量は0.26ミリモルであ り、フマル酸部分からのCO2の予想される量は0.26ミリモルであった。EDM S及びフマル酸からの予想されるCO2の量を発生したCO2の実測量から減じる と、サンプルのEDDS部分により発生したCO2の量が得られる。すなわち、1 .40ミリモル(サンプルAにより発生したCO2の総量)−0.26ミリモル(サンプ ルA中のEDMSより発生したCO2の予想量)−0.26ミリモル(サンプルA中 のフマル酸より発生したCO2の予想量)=0.88ミリモル。 サンプルAのEDDS部分からの可能なCO2の理論量は1.44ミリモルであっ た。従って、理論上のCO2の発生量に対する予想される(及び実測される)量 の比は0.43ミリモルを1.44ミリモルで割って30%であった。しかしながら、これ らのテストにおいて、サンプルAのEDDS部分について計算される実際のCO2 の発生量は0.88ミリモルであった。この0.88ミリモルを理論量の1.44ミリモル で割ると、サンプルAのEDDS部分により発生した理論上のCO2量の61%、 が得られる。60%より高い値は、この化合物が容易に生分解することを示してい る。サンプルAのEDDS部分について実験的に測定した値は30%であった。 サンプルAのEDDS部分についてのデータは、生分解性の観点より、EDD S単独よりもEDDSとEDMSの混合物を用いることが有利であることを示し ている。表6に上記の計算の結果を示す。 実施例5 90/10、80/20、60/40、40/60、20/80及び10/90のEDMSに対するED DSのモル比を調製し、指示薬としてムレキシド(Murexide)を用いて0.01モルの 銅溶液で滴定した。このキレート化剤混合物はすべて等モルで銅と錯体を形成し た。 本発明の他の態様は本明細書を考慮すれば当業者に明らかであろう。本明細書 及び実施例は単なる例示であり、本発明の真の範囲及び精神は以下の請求の範囲 に示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 17/08 B01D 53/34 127A C23C 18/38 130A G03C 7/42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)1〜80重量%の、ノニオン、アニオン、カチオン、及び両性界面活性 剤及びその混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、(b)5〜80重量%の少なくと も1種の洗剤用ビルダー、及び(c)0.1〜15重量%の少なくとも1種のポリアミノ ジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸もしくはこれらの塩を含むキレー ト化剤の組合せ、を含む洗濯洗剤組成物。 2.(a)10〜50重量%の、ノニオン、アニオン、カチオン、及び両性界面活性 剤及びその混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、(b)10〜40重量%の少なくと も1種の洗剤用ビルダー、及び(c)0.1〜10重量%の少なくとも1種のポリアミノ ジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸もしくはこれらの塩を含むキレー ト化剤の組合せ、を含む液体洗濯洗剤組成物。 3.(a)5〜50重量%の、ノニオン、アニオン、カチオン、及び両性界面活性 剤及びその混合物より選ばれる洗剤用界面活性剤、(b)10〜40重量%の少なくと も1種の洗剤用ビルダー、及び(c)0.1〜10重量%の少なくとも1種のポリアミノ ジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸もしくはこれらの塩を含むキレー ト化剤の組合せ、を含む粒状洗濯洗剤組成物。 4.(a)少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び少なくとも1種のポリアミ ノモノ琥珀酸もしくはこれらの塩、及び(b)漂白活性塩を含む自動皿洗い組成物 。 5.ポリアミノジ琥珀酸が2個以上の窒素原子を有し、この窒素原子の2つが 琥珀酸もしくはその塩に結合しており、このポリアミノジ琥珀酸が10〜50個の炭 素を有し、この炭素が未置換であるか又は1〜6個の炭素原子を含むアルキル基 、又は6〜12個の炭素原子 を含むアリールアルキル基もしくはアルキルアリール基で置換している、請求項 1〜4のいずれか1項に記載の組成物。 6.ポリアミノジ琥珀酸が2〜6個の窒素原子を有し、この窒素原子が各々2 〜12個の炭素原子を有するアルキレン基により分離している、請求項5記載の組 成物。 7.ポリアミノジ琥珀酸において、琥珀酸もしくはその塩が結合している2つ の窒素原子が、その上の1つの置換基として水素を有している、請求項6記載の 組成物。 8.ポリアミノジ琥珀酸が、エチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、ジエチ レントリアミン−N,N”−ジ琥珀酸、トリエチレンテトラアミン−N,N"'− ジ琥珀酸、1,6−ヘキサメチレンジアミン−N,N−ジ琥珀酸、テトラエチレ ンペンタアミン−N,N""−ジ琥珀酸、2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジ アミン−N,N’−ジ琥珀酸、1,2−プロピレンジアミン−N,N’−ジ琥珀 酸、1,3−プロピレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、シス−シクロヘキサン ジアミン−N,N’−ジ琥珀酸、トランス−シクロヘキサンジアミン−N,N’ −ジ琥珀酸、エチレンビス(オキシエチレンニトリロ)−N,N’−ジ琥珀酸、 及びこれらの組合せより選ばれる、請求項7記載の組成物。 9.ポリアミノジ琥珀酸がエチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸である、請 求項8記載の組成物。 10.エチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀酸がS,S異性体である、請求項9 記載の組成物。 11.ポリアミノモノ琥珀酸が2以上の窒素原子を有しており、この窒素原子の 1つが琥珀酸もしくはその塩に結合しており、このポリアミノモノ琥珀酸が6〜 50個の炭素原子を有し、この炭素原子が未置換であるかもしくは1〜6個の炭素 原子を有するアルキル基、 6〜12個の炭素原子を有するアリールアルキル基又は6〜12個の炭素原子を有す るアリールアルキル基もしくはアルキルアリール基で置換されている、請求項1 〜10のいずれか1項に記載の組成物。 12.ポリアミノモノ琥珀酸が2〜6個の窒素原子を有し、この窒素原子が各々 2〜12個の炭素原子を有するアルキレン基により分離している、請求項11記載の 組成物。 13.ポリアミノモノ琥珀酸において、琥珀酸もしくはその塩が結合している2 つの窒素原子が、その上の1つの置換基として水素を有している、請求項12記載 の組成物。 14.ポリアミノモノ琥珀酸が、エチレンジアミン−N−モノ琥珀酸、ジエチレ ントリアミン−N−モノ琥珀酸、トリエチレンテトラアミン−N−モノ琥珀酸、 1,6−ヘキサメチレンジアミン−N−モノ琥珀酸、テトラエチレンペンタアミ ン−N−モノ琥珀酸、2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジアミン−N−モノ 琥珀酸、1,2−プロピレンジアミン−N−モノ琥珀酸、1,3−プロピレンジ アミン−N−モノ琥珀酸、シス−シクロヘキサンジアミン−N−モノ琥珀酸、ト ランス−シクロヘキサンジアミン−N−モノ琥珀酸、及びエチレンビス(オキシ エチレンニトリロ)−N−モノ琥珀酸より選ばれる、請求項13記載の組成物。 15.ポリアミノモノ琥珀酸がエチレンジアミン−N−モノ琥珀酸である、請求 項14記載の組成物。 16.エチレンジアミン−N−モノ琥珀酸がS異性体である、請求項15記載の組 成物。 17.ポリアミノジ琥珀酸のポリアミノ置換基とポリアミノモノ琥珀酸のポリア ミノ置換基が同じである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。 18.ポリアミノジ琥珀酸がエチレンジアミン−N,N’−ジ琥珀 酸であり、ポリアミノモノ琥珀酸がエチレンジアミン−N−モノ琥珀酸である、 請求項17記載の組成物。 19.ポリアミノモノ琥珀酸に対するポリアミノジ琥珀酸のモル比が99:1〜5 :95である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。 20.2〜40重量%の漂白活性塩を含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載の 組成物。 21.漂白活性塩が過硼酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、及びこれらの混合物 より選ばれる、請求項20記載の組成物。 22.請求項1、2又は3のいずれか記載の組成物を含む水溶液と布帛を接触さ せることを含む、布帛の洗濯方法。 23.H2Sを除去するに適するpHにおいて、少なくとも1種のポリアミノジ 琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又はこれらの塩を含むキレート化 剤の組合せの原子価の高い多価金属キレートを含む水溶液と流体とを接触させる ことを含む、流体からH2Sを除去する方法。 24.少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀 酸、又はこれらの塩の組合せを含み、原子価の低い状態の多価金属キレートの水 溶液と流体とを接触させることを含む、流体からNOxを除去する方法。 25.銅めっきを受け入れる非金属表面に銅を無電解めっきする方法であって、 少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び1種以上のポリアミノモノ琥珀酸、又 はこれらの塩を含むキレート化剤の組合せ及び可溶性銅塩を含む水溶液を非金属 表面と接触させる工程を含む方法。 26.少なくとも1種のポリアミノジ琥珀酸及び少なくとも1種のポリアミノモ ノ琥珀酸を含む、金属をキレート化するための組成物。
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