JPH11511365A - 改良された義歯固定剤 - Google Patents
改良された義歯固定剤Info
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- JPH11511365A JPH11511365A JP9512900A JP51290097A JPH11511365A JP H11511365 A JPH11511365 A JP H11511365A JP 9512900 A JP9512900 A JP 9512900A JP 51290097 A JP51290097 A JP 51290097A JP H11511365 A JPH11511365 A JP H11511365A
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Abstract
(57)【要約】
改良された義歯接着材組成物は、初期カルボキシル基の総数の約85%までを1種以上の架橋剤と反応させて、高度に架橋した低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸もしくは無水マレイン酸のコポリマーを含有する。前記架橋剤は、カルシウム、マグネシウムおよび亜鉛のような無機の2価のカチオンと、ポリプロピレングリコール、グリセリン等のようなポリヒドロキシ化合物を含む有機2官能価の化合物との混合物である。前記コポリマーは、比粘度1.5以上を有する。アルギン酸ナトリウムまたはカルボキシメチルセルロースのような親水性ポリマーを低級アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーに添加してもよく、その後、他の付形剤と合わせて、ペースト、粉末、液体、ゲルまたはクリーム状の組成物を調製する。
Description
【発明の詳細な説明】
改良された義歯固定剤
高品質の義歯接着材は、いくつかの望ましい特徴および機能を示さなければな
らない。そのような特徴の一つは、唾液と接触すると、粘着性のある均質でかつ
粘稠な粘質体を迅速に発現しなければならないことであり、それによって、義歯
は、口の中の歯肉の上に置かれるやいなや、適切に固定される。粘質体は、十分
な密着強度を有して咀嚼圧に耐え、咀嚼中に、義歯とその支持する歯肉または組
織との間にクッション性を提供することも大変望ましい。さらに、義歯固定剤は
、コーヒーのような熱い飲み物や冷たい飲み物、および非常に酸味のある食べ物
を飲食する等の通常の動作の間に口腔内で生じる極端な周囲温度やpHの変化の
下で十分な変質耐性を示さなければならない。
改良された義歯固定剤組成物を開発するために多数の努力が絶えずなされてい
る。天然および合成の親水性ポリマーの両者は、単体で、または液体、粉末、ク
リームもしくはフィルム組成物と組み合わせて用いられている。米国特許第3,00
3,988号公報には、義歯固定剤が、カルシウムカチオンと、低級アルキルビニル
エーテル/無水マレイン酸系コポリマーまたはその部分低級アルキルエステルの
アルカリもしくは4級アンモニウムカチオンを含有する混合された部分塩である
義歯接着材組成物が記載されている。それ以来、改良された媒介中にまたは他の
水溶性ポリマーもしくは添加剤と組み合わせた有効な義歯接着材として、このコ
ポリマーを用いた多数の異なる義歯接着材組成物が開示されている。例えば、米
国特許第4,373,036号公報[チャン(Chang)ら]、同第4,514,528号公報および
同第4,549,955号公報[ダーバー(Dhabhar)ら]、同第4,910,247号公報[ハル
ダー(Haldar)ら]、同第4,980,391号公報および同第5,006,571号公報[クマー
ル(Kumar)ら]、同第5,037,924号公報[タニ(Tani)ら]、および同第5,093,
387号公報[(Kumar)ら]を参照し、上記公報の内容全てをここに挿入する。
低級アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーまたはマレイン酸コ
ポリマーの上述のナトリウムおよびカルシウム部分塩以外の多くの誘導体は、有
効な義歯接着材組成物として開示されている。米国特許第4,521,551号公報[チ
ャンら]には、ポリヒドロキシ化合物で部分架橋した、低級アルキルビニルエー
テル/マレイン酸コポリマーのアルカリカチオンの部分塩を含有する有効な義歯
接着材組成物も開示されている。米国特許第4,758,630号公報には、亜鉛とスト
ロンチウムカチオンが、コポリマー塩中の他のどのようなカチオンもしくはエス
テル官能基とも「混ざっておらず」、低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸
コポリマーの亜鉛もしくはストロンチウム部分塩を含む、有効な義歯固定剤組成
物が教示されている。さらに、米国特許第5,073,604号公報[ホレヴァ(Holeva
)ら]には、低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸コポリマーの亜鉛もしく
はストロンチウム部分塩が開示されており、亜鉛およびストロンチウムは、コポ
リマー塩中のカルシウムカチオン、および場合によりナトリウムカチオンと混ざ
っている。米国特許第5,304,616号公報[ラジャイア(Rajaiah)ら]には、低級
アルキルビニルエーテル/マレイン酸コポリマーのナトリウム、鉄、ストロンチ
ウムおよび亜鉛カチオンの混合塩が有効な義歯固定剤として教示されている。最
後に、別の最近の公報[米国特許第5,204,414号公報:ペラー(Pelah)ら]には
、低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸コポリマーと反応させると有効な義
歯固定剤組成物を形成する、カルシウムおよび/またはナトリウムカチオンと組
み合わせたアルミニウム等の3価の金属塩の使用が記載されている。
そこで、無機および有機架橋剤の組み合わせを、低級アルキルビニルエーテル
と無水マレイン酸もしくはその酸とのコポリマーと反応させることにより形成さ
れた新しい系統の架橋誘導体が、有効な義歯固定剤として使用できることを見い
出した。架橋したコポリマーは、意外にも、2価の無機化合物で架橋した上記コ
ポリマーよりも好ましい接着特性を示す。水または唾液と接触すると、この架橋
したコポリマーは、非常に粘着性のある、粘稠でかつ均質な粘質体を形成する。
形成された粘質体は、義歯−粘膜界面上に容易に広げて隙間を埋めることができ
、また、強い固定特性のみならず、義歯とその支持する歯肉や組織の間にクッシ
ョン性も与える。それは、非常に安定でもあり、不利な温度もしくは化学条件に
よって影響を及ぼされたときでも、その接着性が衰退せず、または無くならない
。
従って、本発明の目的は、十分な密着強度を示して咀嚼圧に耐え、口腔内で生
じる周囲温度やpHの変化の変質的影響に対して抵抗力があり、かつ義歯および
その支持用ガムと組織の間にクッション性を与える、低級アルキルビニルエーテ
ルと無水マレイン酸もしくはマレイン酸とのコポリマーから成る新しいコポリマ
ー誘導体を含む、新規でかつ改良された義歯接着材組成物を提供することである
。本発明の上記目的および他の目的は、以下の詳細な説明から、当業者には自明
である。発明の要旨
本発明は、粉末、液体、ペースト、フィルムおよびゲル状の義歯接着材組成物
に関する。特に、前記義歯固定剤組成物は、高度に架橋した、低級アルキルビニ
ルエーテル/無水マレイン酸/マレイン酸コポリマーを、該コポリマー中の初期
カルボキシル基の総数の約85%までが反応して架橋するように含有する。本発明
において使用する低級アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸もしくはその酸
のコポリマーは、比粘度が1.5以上であり、また、前記低級アルキル基の炭素数
は、約1〜約5個である。
本発明で用いられる架橋剤は、無機および有機化合物の混合物であって、
1.前記無機架橋剤は、
前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0.1〜約80%と反
応するのに十分な量の2価のカチオン、好ましくはカルシウム、マグネシウム、
ストロンチウムおよび亜鉛から成る群より選ばれる単独または組み合わせであり
、および
2.前記有機架橋剤は、
前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0.1〜約20.0%と
反応するのに十分な量の2官能価の化合物、好ましくはポリヒドロキシ化合物、
最も好ましくはポリプロピレグリコールおよびグリセリンから成る群より選ばれ
る単独または組み合わせである。
本発明は、架橋したコポリマーおよび少なくとも1つの親水性ポリマーを含有
する、粉末、液体、クリーム、フィルムおよびゲル形状の義歯接着材組成物を目
的としている。好ましい親水性ポリマーは、ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース、ポリエチレンオキサイド、アルギン酸ナトリウム、およびそれらの混合物
である。発明の詳細な説明
本発明のポリマー接着材は、低級アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸も
しくはマレイン酸のコポリマー(AVE/MA)の架橋した誘導体である。本発
明で使用するAVE/MAは、比粘度が1.5以上、好ましくは約1.8〜約4.0の範
囲である。そのようなコポリマーは、以下の繰り返し構造単位を有する。
(式中、XおよびYは、それぞれ別個に、水酸基を表すか、または合わせて1個
の酸素を表し、Rは、炭素数1〜約5の低級アルキル基を表し、およびnは、1.
5以上の比粘度を有するコポリマーを提供するのに十分大きな数である。)
コポリマーは、低級アルキルビニルエーテルモノマーをマレイン酸もしくは無水
マレイン酸と共重合することによって得られ、アルキルビニルエーテルの混合物
を含むこともある。適したコポリマーは、市販もされている。例えば、ISPイ
ンヴェストメンツ・インコーポレイテッド(Investments Inc.;デラウェアー州
)製GANTREZ Sシリーズ(酸形態)およびGANTREZ ANシリーズ(酸無水物形態)
が、本発明での使用には特に適している。
本発明で使用するコポリマー誘導体は、前記コポリマー中の初期カルボキシル
基の総数の約85%までが反応するように架橋される。初期カルボキシル基の総数
を決定する際、無水物基は、2つのカルボキシル基を有すると考える。本発明の
架橋コポリマーの1.0%水溶液のpHは、少なくとも4.3であり、好ましくは約4.
5〜約6.5の範囲である。
本発明で使用する架橋剤は、無機および有機化合物の混合物である。適した架
橋剤は、以下の通りである。
1.前記無機架橋剤:
前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0.1〜約80%、好ましくは
約30.0〜約75.0%、最も好ましくは約35.0〜約70.0%と反応するのに十分な量の
2価のカチオン、好ましくはカルシウム、マグネシウム、ストロンチウムおよび
亜鉛の単体またはそれらの組み合わせ、および
2.前記有機架橋剤:
2官能価の化合物、好ましくはポリプロピレグリコール、グリセリン、エチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ソルビトール等のようなポリヒドロ
キシ化合物であって、一般に炭素数約2〜約6のもの。最も好ましくは、ポリヒ
ドロキシ化合物は、前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0.1〜約2
0.0%、好ましくは1.0〜約18.0%、最も好ましくは約3.0〜約15.0%と反応する
のに十分な量のポリプロピレグリコールおよびグリセリンである。
無機架橋剤のアニオン部位は限定されないが、好ましくは酸化物、水酸化物、
炭酸塩またはハロゲン化物の形態である。架橋コポリマーは、場合により、ナト
リウムカチオンと反応した初期カルボキシル基の合計の約1.0%までを含む。2
価のカチオンとポリヒドロキシ化合物の混合物で架橋したAVE/MAコポリマ
ーは、2価のカチオン単独で架橋したAVE/MAよりも非常に粘稠な粘質体を
生成する。それは、義歯接着材組成物にとって例外的な特徴や機能性を発現する
。それは、水または唾液と接触すると、口腔内における義歯の安定性や保持性に
極めて有利な固定特性である、粘性があり、均質でかつ粘稠な粘質体を生成する
。
本発明では、AVE/MAコポリマーを架橋するために、架橋剤とコポリマー
を固形分約10.0%の合計量で、周囲温度において水中に分散する。その後、分散
液を、混合および/または加熱して、反応を完了させ、均質で粘稠な溶液を形成
させる。反応温度は、架橋剤の選択やAVE/MAコポリマーの形状に依存して
変化してよい。一般に、架橋剤は、酸形態のコポリマーとは室温で、無水物形態
のコポリマーとは約85℃で反応し得る。次に、前記溶液を、約300℃の温度で約1
0分間、または約85℃の温度で約10〜約16時間乾燥することができる。通常フレ
ーク状もしくはシート状の乾燥した材料を、すりつぶして、100メッシュ篩によ
り篩分けする。
好ましくは架橋したAVE/MAコポリマーは、義歯の接着性能を向上させて
、口腔内で唾液と接触するとすぐに、膨潤性および粘性のある粘稠な粘質体とな
るように、親水性ポリマーと組み合わせる。より抜きの好ましい親水性ポリマー
は、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ア
ルギン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオキサイド、イナゴマメガム、キサン
タンガム、カラギーナン、メチルセルロース、およびそれらの混合物から成る群
より選択される。親水性ポリマーは、接着材組成物の合計重量の約10〜約60%の
量の架橋したAVE/MAコポリマーと組み合わされる。好ましくは、親水性ポ
リマーを、約12〜約50重量%の量で添加する。
本発明の架橋したAVE/MAコポリマーは、唯一の安定剤成分として有効な
量で、または他の水溶性ポリマー、およびフィラー、潤滑剤、香料、着色剤、防
腐剤等のような当該分野において既知の付形剤と組み合わせて義歯接着材組成物
中に組み込んでよい。鉱油、石油、溶融シリカおよびミント香料は、既知の市販
の義歯接着材組成物に使用される通常の付形剤の例である。使用される量は、特
定のAVE/MAコポリマーおよび使用する架橋剤、架橋度、無機架橋剤と有機
架橋剤との比、親水性ポリマーおよび固定剤組成物の他の成分の量に依存して変
化する。一般に、架橋したAVE/MAコポリマーは、固定剤組成物の約10.0〜
約80.0重量%、好ましくは約15.0〜約70.0重量%含まれている。適した親水性ポ
リマーは、天然および合成のガムの両者、好ましくはナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース、ポリエチレンオキサイドおよびアルギン酸ナトリウムを包含する
。
本発明をさらに開示および教示するために、様々な実施例を以下に記載する。
それらは、実例としての目的のためのみであって、組成およびその配合量に関す
る多数の重要でない変更または変化は可能であるものと解される。そのような変
化は、組成物の製造もしくは機能性を不可欠的に変更または変化するものでない
限り、以下の請求の範囲に記載されているような本発明の精神および範囲を逸脱
するものではないと考えられる。
実施例1
比粘度3.0の市販のAVE/MAコポリマー(Gantrez AN169)75部および酸化
亜鉛(ZnO2)21部の予備混合した粉末混合物を、脱イオン水1000部とプロピ
レングリコール(PG)3.8部を含有する撹拌した溶液に素早く加えた。次に、
得られたスラリーを混合している間、85℃に加熱し、その温度でさらに5分間保
持した。その後、得られた溶液を乾燥し、すりつぶして100メッシュ篩によって
篩分けした。このZn−PG・AVE/MAコポリマーは、充填密度0.8g/mL、お
よび1.0%水溶液としてpH4.9である。
脱イオン水中にプロピレングリコールを含有させなかった以外は同様の反応手
順を用いて架橋したAVE/MAコポリマー(Zn・AVE/MA)も、比較の
ために調製した。以下の表1は、上記の溶液レオロジーにおける顕著な相違点を
示している。
実施例2
上記実施例1の記載と同様の反応手順に従って、マグネシウム−プロピレング
リコールAVE/MAおよびカルシウム−プロピレングリコールAVE/MA架
橋コポリマーを調製した。反応に使用したマグネシウムおよびカルシウム化合物
はそれぞれ、酸化マグネシウムおよび水酸化カルシウムであった。上記コポリマ
ーは、粉末を少なくとも100メッシュにすりつぶした後、充填密度0.75〜0.85g/m
Lの範囲、および1.0%水溶液としてのpHが約5.0〜5.3の範囲である。架橋剤と
してプロピレングリコールを含まない、架橋したAVE/MAも、比較のために
調製した。以下の表2は、上記の溶液レオロジーにおける顕著な相違点を示して
いる。
明確に分かるように、本発明のプロピレングリコール組成物は、対照物よりも
粘性が非常に大きく、流動性はより小さい。
実施例3
上記実施例1と同様の反応手順を用いて、ストロンチウム−グリセリンAVE
/MA架橋コポリマー(Sr−Gly・AVE/MA)を調製した。Gantrez AN1
69(比粘度3.0)65.3部、および炭酸ストロンチウム(SrCo3)32.8部から成
る予備混合した粉末組成物を、脱イオン水1000部とグリセリン(Gly)1.9部を含
有する撹拌した溶液に素早く加えた。次に、得られたスラリーを混合している間
、85℃に加熱し、その温度でさらに5分間保持した。その後、得られた溶液をガ
ラス皿において、85℃で16時間乾燥した。通常フレーク状またはシート状の乾燥
した材料を、すりつぶして100メッシュ篩によって篩分けした。Sr−Gly・A
VE/MA架橋コポリマーは、充填密度0.8g/mL、および1.0%水溶液としてpH5.
2
である。
脱イオン水中にグリセリンを含まなかったこと以外は同様の反応手順を用いて
架橋したAVE/MAコポリマーを比較のために調製した。以下の表は、上記の
溶液レオロジーにおける顕著な相違点を示している。
データから分かるように、グリセリンを含む本発明の組成物の粘度は、対照物
よりもはるかに大きく、従って、より厚く、より柔軟な接着材を構成する。
実施例4
上記実施例1と同様の反応手順を用いて、カルシウム−亜鉛−プロピレングリ
コールAVE/MA架橋コポリマーを調製した。Gantrez AN169(比粘度3.0)73
.1部、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)16.5部および酸化亜鉛(ZnO2)6.7
部から成る予備混合した粉末組成物を、脱イオン水1000部とプロピレングリコー
ル(PG)3.7部を含有する撹拌した溶液に素早く加えた。次に、得られたスラ
リーを混合している間、85℃に加熱し、その温度でさらに5分間保持した。その
後、得られた溶液をガラス皿において、85℃で約16時間乾燥した。通常フレーク
状またはシート状の乾燥した材料を、すりつぶして100メッシュ篩によって篩分
けした。このCa−Zn−PG・AVE/MA架橋コポリマーは、充填密度0.82g
/mL、および1.0%水溶液としてpH5.5である。
カルシウム−亜鉛−グリセリンAVE/MA架橋コポリマーを同様の反応手順
を用いて調製した。Gantrez AN169(比粘度3.0)74.5部、水酸化カルシウム(C
a(OH)2)16.8部および酸化亜鉛(ZnO2)6.7部から成る予備混合した粉末
組成物を、脱イオン水1000部とグリセリン(Gly)1.8部を含有する撹拌した
溶液に素早く加えた。次に、得られたスラリーを混合している間、85℃に加熱し
、その温度でさらに5分間保持した。その後、得られた溶液をガラス皿において
、85℃で約16時間乾燥した。通常フレーク状またはシート状の乾燥した材料を、
すりつぶして100メッシュ篩によって篩分けした。このCa−Zn−GLy・AV
E/MA架橋コポリマーは、充填密度0.80g/mL、および1.0%水溶液としてpH5.4
である。
脱イオン水中にプロピレングリコールまたはグリセリンを含まなかったこと以
外は同様の反応手順を用いて架橋したAVE/MAコポリマーも比較のために調
製した。以下の表4は、上記の溶液レオロジーにおける顕著な相違点を示してい
る。
本発明の架橋コポリマーは、対照物よりもはるかに粘性が高かった。
実施例5
上記実施例1と同様の反応手順を用いて、ストロンチウム−亜鉛−プロピレン
グリコール(Sr−An−PG)AVE/MA架橋コポリマーを調製した。Gant
rez AN169(比粘度3.0)65.9部、炭酸ストロンチウム27.6部、および酸化亜鉛3.
9部から成る予備混合した粉末組成物を、脱イオン水1000部とプロピレングリコ
ール3.7部を含有する撹拌した溶液に素早く加えた。次に、得られたスラリーを
混合している間、85℃に加熱し、その温度でさらに5分間保持した。その後、得
られた溶液をガラス皿において、85℃で約16時間乾燥した。通常フレーク状また
はシート状の乾燥した材料を、すりつぶして100メッシュ篩によって篩分けした
。Sr−Zn−PG・AVE/MA架橋コポリマーは、充填密度0.8g/mL、および
1.0%水溶液としてpH5.2である。
脱イオン水中にプロピレングリコールを含まなかったこと以外は同様の反応手
順を用いて架橋コポリマーを比較のために調製した。以下の表5は、Sr−Zn・
AVE/MA架橋コポリマーに対するSr−Zn−PG・AVE/MA架橋コポ
リマーの溶液粘度の上昇と、より優れた保持接着材を形成する性質を示している
。
実施例6
以下の成分を室温において適したミキサーを用いて混合することにより、義歯
固定剤クリームを配合した。
5つの組成物はいずれも、粘性が高く、粘稠であり、義歯プレートに強く接着
する柔軟なしみ出しを形成した。
実施例7
以下の成分を室温において適したミキサーを用いて混合することにより、義歯
固定剤粉末を配合した。
粉末を、標準的なヒト用義歯の内側プレートの周囲に分散し、水で僅かに湿潤
させた。粉末は即座に広がり易く粘性のある粘質体を形成した。
歯肉の線を模擬した、盛り上がりのある表面に押し付けると、しっかりと固定さ
れて、その表面から除去されないように抵抗した。
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- 【特許請求の範囲】 1.高度に架橋した低級アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー を含有する改良された義歯接着材。 2.前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約85%までを架橋剤で架 橋する請求項1記載の義歯接着材。 3.前記架橋剤が、無機および有機化合物の混合物である請求項2記載の義歯 接着材組成物。 4.前記無機架橋剤が、前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0. 1〜約80%と反応するのに十分な量の2価のカチオンから成る群より選ばれる請 求項3記載の義歯接着材組成物。 5.前記有機架橋剤が、前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約0. 1〜約20%と反応するのに十分な量の2官能価の化合物を含む群より選ばれる請 求項4記載の義歯接着材組成物。 6.前記無機架橋剤が、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、亜鉛、 およびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項5記載の義歯接着材組成物 。 7.前記2官能価の化合物が、ポリヒドロキシ化合物を含む群より選ばれる請 求項6記載の義歯接着材組成物。 8.前記ポリヒドロキシ化合物が、ポリプロピレグリコール、グリセリン、お よびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項7記載の義歯接着材。 9.親水性ポリマーをさらに含有する請求項8記載の義歯接着材。 10.前記親水性ポリマーが約10〜約60重量%の量で含まれる請求項9記載の 義歯接着材。 11.前記親水性ポリマーが、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、カル ボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースのようなセルロース誘導体、カ ラギーナン、イナゴマメガム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、ポリオ キシエチレンオキサイド、およびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項 10記載の義歯接着材組成物。 12.フィラー、着色剤、潤滑剤、防腐剤、香料および甘味料をさらに含有す る請求項11記載の義歯接着材組成物。 13.前記接着材が液体、粉末、クリーム、ペーストまたはゲルとして調製さ れる請求項1または12記載の義歯接着材組成物。 14.前記低級アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーの比粘度 が1.5以上である請求項13記載の改良された義歯接着材。 15.前記低級アルキルビニルエーテルが約1個から約5個までの炭素を含有 する請求項14記載の改良された義歯接着材組成物。 16.高度に架橋された低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸コポリマー を含有する改良された義歯接着材組成物。 17.前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約85%までを架橋剤で 架橋する請求項16記載の義歯接着材。 18.架橋剤が、無機および有機化合物の混合物である請求項17記載の義歯 接着材組成物。 19.前記無機架橋剤が、前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約 0.1〜約80%と反応するのに十分な量の2価のカチオンから成る群より選ばれる 請求項18記載の義歯接着材組成物。 20.前記有機架橋剤が、前記コポリマー中の初期カルボキシル基の総数の約 0.1〜約20%と反応するのに十分な量の2官能価の化合物を含む群より選ばれる 請求項19記載の義歯接着材組成物。 21.前記無機架橋剤が、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、亜鉛 、およびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項20記載の義歯接着材組 成物。 22.前記2官能価の化合物が、ポリヒドロキシ化合物を含む群より選ばれる 請求項21記載の義歯接着材組成物。 23.前記ポリヒドロキシ化合物が、ポリプロピレグリコール、グリセリン、 およびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項22記載の義歯接着材。 24.親水性ポリマーをさらに含有する請求項23記載の義歯接着材。 25.前記親水性ポリマーが約10〜約60重量%の量で含まれる請求項24記載 の義歯接着材。 26.前記親水性ポリマーが、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチ ルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースのようなセルロース誘導体、ポ リオキシエチレンオキサイド、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、イナゴ マメガム、カラギーナン、およびそれらの混合物から成る群より選ばれる請求項 25記載の義歯接着材組成物。 27.フィラー、着色剤、潤滑剤、防腐剤、香料および甘味料をさらに含有す る請求項26記載の義歯接着材組成物。 28.前記接着材が液体、粉末、クリーム、ペーストまたはゲルとして調製さ れる請求項17または27記載の義歯接着材組成物。 29.前記低級アルキルビニルエーテル/マレイン酸コポリマーの比粘度が1. 5以上である請求項28記載の改良された義歯接着材。 30.前記低級アルキルビニルエーテルが約1個から約5個までの炭素を含有 する請求項29記載の改良された義歯接着材組成物。
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