JPH11509804A - 可変キャンバーウイング機構 - Google Patents
可変キャンバーウイング機構Info
- Publication number
- JPH11509804A JPH11509804A JP9536833A JP53683397A JPH11509804A JP H11509804 A JPH11509804 A JP H11509804A JP 9536833 A JP9536833 A JP 9536833A JP 53683397 A JP53683397 A JP 53683397A JP H11509804 A JPH11509804 A JP H11509804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- swing arm
- slat
- rotation
- leading edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C9/00—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
- B64C9/14—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders forming slots
- B64C9/22—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders forming slots at the front of the wing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C7/00—Structures or fairings not otherwise provided for
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C9/00—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
- B64C9/02—Mounting or supporting thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C9/00—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
- B64C9/14—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders forming slots
- B64C9/22—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders forming slots at the front of the wing
- B64C9/24—Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders forming slots at the front of the wing by single flap
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
可変キャンバーウィング機構が開示されており、リーディングエッジ(3)を有した主ウィング部分(1)と、少なくとも2体のスイングアーム部材(4)によって主ウィング部分に接続されたスラット部材(2)とを含んでいる。各スイングアーム部材(4)はその第1端部で主ウィング部分(1)に旋回可能に接続されており、その第2端部でスラット部材(2)に接続されている。各スイングアーム部材はウィングのリーディングエッジに設けられた開口部(6)を通過するように配置されている。スイングアーム(4)の周囲で開口部(6)をシールするためのシーリング手段(10)が提供されており、主ウィング部分内への氷や水の侵入を防止する。
Description
【発明の詳細な説明】
可変キャンバーウイング機構
本発明は可変キャンバーウィング(camber wing)機構に関し、特に限定はし
ないが、航空機や船舶のウィングのための展開用リーディングエッジ(leading
edge)のリフト増強ウィング面の機構システムに関する。
空気力学(aerodynamics)は流体力学の分野の1原理に過ぎず、空気力学装置
に関する全ての技術は水力学(hydorodynamic)的な利用に容易に適用すること
ができる。よって、以下の記載における航空機ウィングに関する説明は船舶ウィ
ングにも適用できるものである。
航空機設計、特に航空機ウィングの設計は、空気力学的ドラッグ、スペース、
及びマス(重量)といったパラメータによる主要な要因によって制約される。さ
らに、ウィングのリーディングエッジの設計は氷着という問題によっても制約さ
れる。この氷着が極端に発生すると、機械全体の故障の原因となり、内部機材の
破壊につながるからである。
ウィングの形状の変更、すなわちキャンバーの変更は異なるフライト条件、特
に巡航、離陸、及び着陸のためのウィングセクションの空気力学リフト及びドラ
ッグの最良化に関して効果的である。
可変キャンバー装置の1つの形態としては可変キャンバークルーガーフラップ
システム(Camber Kreuger flap system)として知られている。このシステムに
よる空力面はウィングにDノーズ(D−nose)を採用し、そのDノーズの下側背
面部のポジションからウィングの前方下面側のポジションへと広がる。このクル
ーガーシステムに対する種々な改良点が提案されてきたが、それらは一般的に多
重リンク構造を必要とするものである。その1従来例は、ボーイング社に譲渡さ
れた米国特許第5,158,252号で説明されており、第1と第2のリ
ンクサブアッセンブリー構造を作動させる回転式ドライブアームを有した可変キ
ャンバーシステムについて開示している。
可変キャンバー装置の別実施例はスラットシステム(slat system)として知
られている。このスラットシステムはボーイング社に譲渡された米国特許第4,
753,402号に開示されており、スラットが主ウィングに直接前方部に位置
する収納状態(retract position)から前方で下方に延びた展開状態(deploye
d position)にまでスラットを平行移動させて回転させる1対の湾曲トラックを
利用するものである。
以上のような周知なスラット及びクルーガーフラップシステムは欠点を有して
いるのである。すなわち、それらの大きさゆえに特定のウィング類の使用に限定
されるのである。例えば、超音速航空機は薄型のウィングを有しているため、ス
ラットあるいはクルーガーフラップ機構を適用することができない。さらに、そ
れら両発明とも非効率的な荷重耐久特性を有するものである。なぜなら、それら
は薄い垂直断面を有していることから、クルーガーフラップシステムも伝統的な
スラット技術も高重量及び高コストであるという欠点を持っているからである。
トラックを備えた多様なリーディングエッジシステムの欠点は、スラットを移
動させるペアーのトラックが、アクチュエータ(actuator)に遊びを提供し、バ
ランスがとれた配置を提供するように相互に接続されなければならないことであ
る。このようなシステム設計には充分な注意が必要であり、機構のロックを引き
起こす可能性がある非対称の配置を避けなければならないものである。
したがって、大気に対するシーリング処理が不十分になるため、このようなス
ラットとクルーガーシステムには氷が侵入する可能性が高いものである。
よって、巡航飛行中にウィングの縦断面を増加させることなく、相互連結して
いるトルクシャフトを必要とせず、1つのアクチュエータが作動していないとき
にも機能することができるコンパクトで単純な
ウィング可変キャンバー機構の存在が必要とされていることは明らかなことであ
る。そのようなシステムは最小限の重量で空気力学的な荷重に耐えることができ
るように構造的にも効率がよいものでなければならず、その空力ウィング面に最
良な伸展と回転とを達成させるものでなければならない。また、氷の侵入を防止
することができ、さらに低コストでその効果を発揮させるものでなければならな
い。
本発明の1つの目的は、少なくとも従来のシステムに付随する欠点の一部を軽
減するような航空機及び船舶用の可変キャンバー装置を提供することである。
本発明によれば、リーディングエッジを有している主ウィング部分と、その主
ウィング部分に少なくとも2体のスイングアーム部材(swing arm member)で接
続されたスラット部材と、氷や水が主ウィング部分に侵入しないようにウィング
アーム周囲の開口部をシールするシーリング手段とを含む可変キャンバーウィン
グ機構が提供される。この各スイングアームは第1端部で主ウィング部分に回動
自在に接続され、第2端部でスラットに接続されており、ウィングのリーディン
グエッジの開口部を通過できるように配置されている。
この可変キャンバーウィング機構はスイングアームを使用してスラット部材を
配置しており、こうして得られた機構は単純でコンパクトなものとなっており、
巡航中のウィングの縦断面を増加させることはない。この機構は1つのアクチュ
エータが作動していなくても相互接続トルクシャフト(inteconnecting torque s
haft)を必要としないで機能することができる。このシステムは構造的にも効率
的であり、空力ウィング面の最良な伸延と回転とを達成させることができる。こ
のシステムはさらに氷や水の侵入が防止できるようにシーリングされている。
好適には、ウィングのリーディングエッジの開口部はスリット形状を有してお
り、スイングアーム部材はそのスリットに沿って移動できるように配置されてい
る。
好適には、シーリング手段はスイングアーム部材に接続され、共に移動するよ
うに配置された開閉装置(shutter member)を含んでいる。
この開閉装置はウィングのリーディングエッジに沿って移動するように配置す
ることも可能であり、好適にはウィングのリーディングエッジに沿ってスライド
式に移動するように搭載される。
スイングアーム部材は開閉装置の間隔(aperture)を通過して延びることがで
きる。開閉装置はスイングアーム部材の隙間の周囲をシールするための少なくと
も1つのシーリング要素を含むことができる。
好適には、スイングアーム部材は、開閉装置の平面で、その断面が実質的に一
定となるように設けられる。これで水に対するシールをスイングアームの周囲に
設けるための問題点が簡略化される。
好適には、各スイングアーム部材はその第1端部の第1回転支持部材(pivot
bearing)によって主ウィング部に接続され、その第2端部の第2回転支持部
材によってスラット部材に接続される。第1と第2の回転支持部材は非平行にな
っており、第1回転支持部材の周囲での収納状態から展開状態までのスイングア
ーム部材の回転は、リーディングエッジの前方でかつ下側へのスラット部材の平
行移動と、飛行方向に対して実質的に垂直な軸周囲でのスラット部材の回転とを
提供する。
好適には、第1と第2の回転支持部の旋回軸はスイングアーム部材の長軸に対
して実質的に垂直である。
第2回転支持部を、例えばスイベルブラケットのような回転部材によってスラ
ット部材に接続させることができる。
好適には、その回転部材の回転軸は、スラット部材が収納状態にあるときは飛
行方向と実質的に垂直である。
好適には、この機構は、スイングアームに作用してスラット部材を収納あるい
は展開させる回転アクチュエータを含んでいる。
本発明によれば、リーディングエッジを有した主ウィングと、その
主ウィング部分に少なくとも2体のスイングアーム部材によって接続されたスラ
ット部材とを含んだ可変キャンバーウィング機構が提供される。各スイングアー
ム部材はその第1端部の第1回転支持部よって主ウィング部分に、その第2端部
の第2回転支持部によってスラット部材に接続されている。第1と第2の回転支
持部の旋回軸は非平行であり、第1回転支持部周囲での収納状態から展開状態へ
のスイングアーム部材の回転は、リーディングエッジの前方でかつ下側へのスラ
ット部材の平行移動と、飛行方向に実質的に垂直な軸周囲でのスラット部材の回
転とを提供する。
本発明の実施例を添付図面に沿って、その1例を説明する。
図1は、4体の可動面あるいはスラットをリーディングエッジに有したウィン
グの平面概略図である。
図2は、収納状態にあるスラットを表した図1のII−II線の断面概略図で
ある。
図3は、展開状態にあるスラットの図1のIII−III線の断面概略図であ
る。
図4は、スラット収納機構の平面概略図であり、トップウィングスキン(top
wing skin)は外されており、収納状態と展開状態にあるスイングアームを表し
ている。
図5は、図4の矢印Vで示される方向からウィング内を見た開閉機構の側面概
略図である。
図6はウィングの前方部の拡大断面概略図であり、図4の矢印VIの方向から
見たスラット展開機構の一部を示している。
図1はそのリーディングエッジ3に沿って4体のスラット2a−2dを有した
航空機ウィング1を示している。最も内側にあるスラット2aは完全展開状態に
ある場合を示しており、次のスラット2bは半展開状態にある場合であり、他の
外側スラット2cと2dの2体は完全に収納状態にある場合を示している。実際
には、全てのスラットが
同時に展開されたり収納される。スラットは一般的に航空機が離陸したり着陸す
るときに展開され、巡航時に収納される。
ウィング1は湾曲された形状であり、スラットが展開されたときにはこれらは
内側方向、すなわちウィングの根元方向に多少ずれる。この内側方向へのずれに
よって、スラットが展開されたとき(スラットがリーディングエッジ3に垂直方
向に展開されるとき)にスラット2aとウィング1の根元との間にはギャップが
なくなる。ウィングの根元のギャップを消滅させることは重要である。なぜなら
、ウィングによって発生されるリフトはそこで最大となるからである。図1では
全展開状態と半展開状態のスラット2aと2bとの間と、半収納状態のスラット
2bと全収納状態のスラット2cとの間に存在するギャップが示されている。こ
れらギャップは図面では誇張されており、実際には全部のスラットは同時的に展
開されるので問題とはならない。
スラット2とその関連する展開機構が、図2から図4にかけて示されている。
2体またはそれ以上のスイングアーム4によって主ウィング表面1のリーディン
グエッジ(Dノーズ)3に取り付けられた流線形部材である。スラット2は一体
のみが図示されている。スラット2は凸状外表面と、Dノーズ3の輪郭と適合し
て、収納状態にあるときに密着する凹状内表面とを有している(図2)。スラッ
ト2が展開状態にあるとき(図3)、スラット2はウィングの前方でかつ下側に
平行移動し、ウィングのリーディングエッジ3の下の軸周囲を約24°から27
°だけ前方に回転する。この展開状態によって、スラット2はウィングのキャン
バーを効果的に増加させて、低空気速度と高アタック角とで失速する危険を回避
させる。
スラット2は主ウィング1のリーディングエッジ(Dノーズ)3に2体のスイ
ングアーム4で接続されており、その1体が図示されている。スイングアーム4
は主ウィング表面1に第1回転支持部5で接続されており、その旋回軸5aは飛
行方向に実質的に平行な垂直平面内に存在し、その平面に対し約22°だけ前方
に傾斜している。スイン
グアームの長軸は旋回軸5aに実質的に垂直である。スイングアーム4は旋回軸
5aに垂直な円面内で回転するように搭載されており、ウィングのリーディング
エッジ3を横断する。
スイングアーム4の外端部はウィングのリーディングエッジ3の水平スリット
6を通過する。このスリット6は図5、図6とでさらに明瞭に図示されている。
図4に示すように、スイングアーム4は収納状態Aから回転支持部5の周囲で回
転が可能である。その場合、アームの長軸はリーディングエッジ3に対して鋭角
に存在し、アーム4の自由端のみがリーディングエッジ3を超えて展開状態Bに
まで延び出る。その場合、アーム4の長軸はリーディングエッジ3に対して実質
的に垂直であり、アーム4の約半分の長さの外部分4aがリーディングエッジ3
から延び出る。
図2に示すようにスイングアーム4が収納状態にあるとき(図4のポジション
A)、アーム4は主ウィング1の高さ方向と幅方向の内側に実質的に収容されて
おり、スラット2に接続された先端部のみがウィングのリーディングエッジ3の
前方に延び出している。図3に示すようにスラットが展開状態にあるとき(図4
のポジションB)、スイングアーム4は主ウィング1の前方でかつ下側に延び出
している。
スイングアーム4の外部分4aはアームの自由端に向かって幅が次第に細くな
っているが、高さは実質的に一定である。アームのこの外部分4aは、リーディ
ングエッジ3の平面におけるアームの断面が実質的に一定となるように形成され
ている。スイングアームの外部分4aがこの形状の理由は以下で詳述する。
スイングアーム4は第2回転支持部7、スイベルブラケット8及びスイベルベ
アリング9によってその外端部でスラット2に接続されている。スイングアーム
4をスイベルブラケット8に接続する第2回転支持部7の軸7aはスイベルアー
ムの長軸に対して実質的には垂直であるが、その軸周囲で約10°だけ第1回転
支持部5の軸5aに対して角度的にずれている。
スイングアーム4をスラット2に接続するスイベルブラケット8は、第2回転
支持部7の軸7aに対して実質的に垂直であり、スラット2が図2に示す収納状
態にあるときには、飛行方向に対して実質的に平行な旋回軸9aの周囲でスイベ
ルベアリング9の内部で回転が可能である。
第2回転支持部7の軸7aはスイベルアームの長軸の周囲で第1中枢支持軸5
の軸5aに関して角度的にずれ、スラット2は、スイングアーム4が図2に示す
収納状態から図3に示す展開状態にまで第1中枢支持軸5の周囲で回転するとき
に約24°から27°だけ前方に傾斜する。
スラット2が収納状態にあるとき、第2回転支持部7の軸7aは飛行方向と実
質的に垂直な平面に存在し、垂直に対して鋭角に外側に傾斜する(航空機が水平
飛行している場合)。回転支持部9の旋回軸9aは飛行方向と実質的に垂直とな
る。スラット2が展開状態に移動すると、第1回転支持部5の周囲におけるスイ
ベルアーム4の回転は、第2回転支持部7の軸7aを飛行方向と、実質的に平行
になるように垂直平面内に存在する位置にまで進行させ、約24°から27°だ
けその平面内で前方に傾斜させる。回転支持部9の旋回軸9aは約24°から2
7°だけ飛行方向に対して下側に傾斜する。
第1旋回軸5の周りをスイベルアーム4を回転させ、飛行方向に平行でスラッ
ト2が展開状態のとき、それは、第1回転支持部5の作用でウィング1のリーデ
ィングエッジ3の前方でかつ下側に平行移動し、第2回転支持部7とスイベルブ
ラケット8の作用で飛行方向に垂直である想像水平線の周囲で回転する。
図5と図6で示したように、スイングアーム4は主ウィング1のリーディング
エッジあるいはDノーズのスリット6を通過して延びる。Dノーズ内への雪や氷
の侵入を防止するため、スリット6は開閉要素10で閉じられる。この開閉要素
10は間隔11を含んでおり、そこを通ってスイングアーム4が延び出す。この
間隔11はリーディング
エッジ3の平面におけるスイングアームの断面に実質的に適応しており、スイン
グアーム4の周囲に密接的なシールを提供するシーリング部材(例えば、ラバー
シーリング)が提供されている。
前述したように、スイングアーム4の外部分4aはその外端部方向に傾斜され
ており、リーディングエッジ3の平面におけるスイングアームの断面は実質的に
一定である。これでアーム4と間隔11の縁部との間のギャップは容易にシーリ
ングされる。これで雪や氷のDノーズ3内への侵入は阻止される。
開閉装置10は、スリット6の上下に搭載されたガイド12内でウィングのリ
ーディングエッジ3に沿って移動するように搭載される。ガイド12と開閉装置
10はDノーズの内側(図4と図6)か外側(図示せず)のいずれかに搭載が可
能である。
ガイド12はローラーベアリングであっても、単純なスライド具であっても構
わない。後者の場合には、スライド具は、例えば、PTFEのような摩擦防止剤
でコーティングすることができ、開閉装置10のスライド移動を滑らかにする。
スイングアーム4の回転は従来方式によって提供が可能である。例えば、アー
ム4はウィングとスイングアームとの間で作用するロータリアクチュエータで回
転させることができる。あるいは、リニアアクチュエータを使用し、ウィング1
とスラット2との間、あるいはウィング1とスイングアーム4との間で作用させ
ることもできる。
もちろん、本発明の多様な改良は可能である。例えば、第2回転支持部7、ス
イベルブラケット8、及びスイベルベアリング9はボールベアリングで代用させ
ることも可能であり、1端でスラット2と接続され、多端でスイングアームと接
続された支柱をさらに提供して、スラット2の回転を制御することもできる。
アームを通過させる間隔を有した1体の開閉装置10の代用として、スイング
アーム4の各サイドに配置した2体の別々な開閉装置を利用することもできる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.可変キャンバーウィング機構であって、リーディングエッジを有した主ウ ィング部と、その主ウイング部分に少なくとも2体のスイングアーム部材で接続 されたスラット部材と、を含んでおり、 各スイングアーム部材はその第1端部で前記主ウイング部分と旋回可能に接続 されており、その第2端部で前記スラット部材と接続されており、前記ウィング のリーディングエッジの開口部を通過するように配置されており、本機構は、前 記スイングアームの周囲でその開口部をシールし、前記主ウイング部分内への氷 や水の侵入を防止するシーリング手段をさらに含んでいる、ことを特徴とするウ ィング機構。 2.前記ウィングのリーディングエッジの開口部はスリットであり、前記スイ ングアーム部材はそのスリットの長さ方向に沿って移動するように配置されてい ることを特徴とする請求項1記載の機構。 3.前記シーリング手段は、前記スイングアーム部材に接続され、共に移動す るように配置された開閉装置を含んでいることを特徴とする請求項1あるいは2 に記載の機構。 4.前記開閉装置は、前記ウィングのリーディングエッジに沿って移動するよ うに配置されていることを特徴とする請求項2に従属した状態の請求項3に記載 の機構。 5.前記開閉装置は、前記ウィングのリーディングエッジに沿ってスライドす るように搭載されていることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の機構。 6.前記スイングアーム部材は、前記開閉装置の間隔を通過して延び出ている ことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の機構。 7.前記開閉装置は前記スイングアーム部材の周囲で前記間隔をシールするた めの少なくとも1体のシーリング要素を含んでいることを特徴とする請求項6記 載の機構。 8.前記スイングアーム部材は、前記開閉装置の存する平面でのその断面が実 質的に一定であるように形成されていることを特徴とする請求項3から7のいず れかに記載の機構。 9.前記の各スイングアーム部材は、その第1端部で第1回転支持部によって 前記主ウイング部分に接続されており、その第2端部で第2回転支持部によって 前記スラット部材に接続されており、それら第1と第2の回転支持部は非平行で あり、収納状態から展開状態へのその第1回転支持部の周囲での前記スイングア ーム部材の回転は、前記リーディングエッジの前方でかつ下側への前記スラット 部材の平行移動と、飛行方向に実質的に垂直な軸の周囲での前記スラット部材の 回転とを提供することを特徴とする前記請求項1から8のいずれかに記載の機構 。 10.前記第1と第2の回転支持部の旋回軸は前記スイングアーム部材の長軸に 実質的に垂直であることを特徴とする請求項9記載の機構。 11.前記第2回転支持部は、回転部材によって前記スラット部材に接続されて いることを特徴とする請求項9あるいは10に記載の機構。 12.前記回転部材の回転軸は、前記スラット部材が収納状態にある 飛行中の飛行方向に実質的に垂直であることを特徴とする請求項11記載の機構 。 13.前記スラット部材を展開状態あるいは収納状態にするために前記スイング アーム部材に作用する回転アクチュエータを含んでいることを特徴とする前記請 求項1から12のいずれかに記載の機構。 14.可変キャンバーウィング機構であって、リーディングエッジを有した主ウ イング部分と、その主ウイング部分に少なくとも2体のスイングアーム部材で接 続されたスラット部材と、を含んでおり、各スイングアーム部材はその第1端部 で第1回転支持部によって前記主ウイング部分と接続されており、その第2端部 で第2回転支持部によって前記スラット部材と接続されており、それら第1と第 2の回転支持部の旋回軸は非平行であり、収納状態から展開状態への前記第1回 転支持部の周囲での前記スイングアーム部材の回転は、前記リーディングエッジ の前方で下側への前記スラット部材の平行移動と、飛行方向に実質的に垂直な軸 の周囲での前記スラット部材の回転とを提供することを特徴とするウイング機構 。 15.可変キャンバーウィング機構であって、添付の図面を基にして本明細書で 実質的に説明した機構であることを特徴とするウィング機構。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9607707.8A GB9607707D0 (en) | 1996-04-13 | 1996-04-13 | A self-sealing parallelogram slat mechanism |
GB9621194A GB2311969B (en) | 1996-04-13 | 1996-10-11 | Variable camber wing mechanism |
GB9607707.8 | 1996-10-11 | ||
GB9621194.1 | 1996-10-11 | ||
PCT/GB1997/000979 WO1997038900A1 (en) | 1996-04-13 | 1997-04-09 | Variable camber wing mechanism |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11509804A true JPH11509804A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=26309125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9536833A Pending JPH11509804A (ja) | 1996-04-13 | 1997-04-09 | 可変キャンバーウイング機構 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6015117A (ja) |
JP (1) | JPH11509804A (ja) |
WO (1) | WO1997038900A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007525370A (ja) * | 2004-02-27 | 2007-09-06 | ザ・ボーイング・カンパニー | 航空機の前縁装置システムおよび対応するサイズ決定方法 |
JP2013028339A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Air China Ltd | 飛行機の着陸品質の検出方法 |
Families Citing this family (43)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU5239098A (en) | 1996-10-22 | 1998-05-15 | Boeing Company, The | Airplane with unswept slotted cruise wing airfoil |
GB0012176D0 (en) * | 2000-05-20 | 2000-07-12 | Broadbent Michael C | Deployment system for a moveable wing surface |
US6435458B1 (en) * | 2001-02-12 | 2002-08-20 | The Boeing Company | Tailored wing assembly for an aircraft moveable slat system |
GB0114634D0 (en) | 2001-06-15 | 2001-08-08 | Broadbent Michael C | Contiguous variable camber device |
US7258308B2 (en) * | 2002-07-02 | 2007-08-21 | The Boeing Company | Method and apparatus for controlling airflow with a gapped trailing edge device having a flexible flow surface |
US7059563B2 (en) * | 2003-06-03 | 2006-06-13 | The Boeing Company | Systems, apparatuses, and methods for moving aircraft control surfaces |
US6974112B2 (en) * | 2003-06-17 | 2005-12-13 | Michael Craig Broadbent | Deployment system for a moveable wing surface |
US6935592B2 (en) * | 2003-08-29 | 2005-08-30 | Supersonic Aerospace International, Llc | Aircraft lift device for low sonic boom |
US6824092B1 (en) * | 2003-10-30 | 2004-11-30 | Supersonic Aerospace International, Llc | Aircraft tail configuration for sonic boom reduction |
US6921045B2 (en) | 2003-10-30 | 2005-07-26 | Supersonic Aerospace International, Llc | Supersonic aircraft with channel relief control |
US6799739B1 (en) * | 2003-11-24 | 2004-10-05 | The Boeing Company | Aircraft control surface drive system and associated methods |
US7424350B2 (en) * | 2004-02-02 | 2008-09-09 | The Boeing Company | Vehicle control systems and corresponding sizing methods |
US6978971B1 (en) * | 2004-06-15 | 2005-12-27 | The Boeing Company | Methods and apparatuses for controlling airflow proximate to engine/airfoil systems |
US7270305B2 (en) * | 2004-06-15 | 2007-09-18 | The Boeing Company | Aircraft leading edge apparatuses and corresponding methods |
US7494094B2 (en) * | 2004-09-08 | 2009-02-24 | The Boeing Company | Aircraft wing systems for providing differential motion to deployable lift devices |
US7264206B2 (en) * | 2004-09-30 | 2007-09-04 | The Boeing Company | Leading edge flap apparatuses and associated methods |
US7322547B2 (en) * | 2005-01-31 | 2008-01-29 | The Boeing Company | Aerospace vehicle leading edge slat devices and corresponding methods |
US7338018B2 (en) * | 2005-02-04 | 2008-03-04 | The Boeing Company | Systems and methods for controlling aircraft flaps and spoilers |
US7309043B2 (en) * | 2005-04-27 | 2007-12-18 | The Boeing Company | Actuation device positioning systems and associated methods, including aircraft spoiler droop systems |
US7300021B2 (en) * | 2005-05-20 | 2007-11-27 | The Boeing Company | Aerospace vehicle fairing systems and associated methods |
US7721999B2 (en) * | 2005-05-20 | 2010-05-25 | The Boeing Company | Aerospace vehicle fairing systems and associated methods |
US7367530B2 (en) * | 2005-06-21 | 2008-05-06 | The Boeing Company | Aerospace vehicle yaw generating systems and associated methods |
US7500641B2 (en) * | 2005-08-10 | 2009-03-10 | The Boeing Company | Aerospace vehicle flow body systems and associated methods |
US7611099B2 (en) * | 2005-09-07 | 2009-11-03 | The Boeing Company | Seal assemblies for use with drooped spoilers and other control surfaces on aircraft |
US7475854B2 (en) | 2005-11-21 | 2009-01-13 | The Boeing Company | Aircraft trailing edge devices, including devices with non-parallel motion paths, and associated methods |
US7708231B2 (en) | 2005-11-21 | 2010-05-04 | The Boeing Company | Aircraft trailing edge devices, including devices having forwardly positioned hinge lines, and associated methods |
US8608441B2 (en) | 2006-06-12 | 2013-12-17 | Energyield Llc | Rotatable blade apparatus with individually adjustable blades |
US7578484B2 (en) * | 2006-06-14 | 2009-08-25 | The Boeing Company | Link mechanisms for gapped rigid krueger flaps, and associated systems and methods |
GB0709128D0 (en) * | 2007-05-14 | 2007-06-20 | Airbus Uk Ltd | Electrical connector |
US7744034B2 (en) * | 2007-07-27 | 2010-06-29 | The Boeing Company | Translating flap drive door |
US7954769B2 (en) | 2007-12-10 | 2011-06-07 | The Boeing Company | Deployable aerodynamic devices with reduced actuator loads, and related systems and methods |
US7766282B2 (en) * | 2007-12-11 | 2010-08-03 | The Boeing Company | Trailing edge device catchers and associated systems and methods |
US8763959B2 (en) * | 2008-09-17 | 2014-07-01 | Israel Aerospace Industries Ltd. | Two-element airfoil configured for minimizing accretion of contaminant |
US8226048B2 (en) * | 2008-12-09 | 2012-07-24 | The Boeing Company | Link mechanisms, including Stephenson II link mechanisms for multi-position flaps and associated systems and methods |
US8382045B2 (en) | 2009-07-21 | 2013-02-26 | The Boeing Company | Shape-changing control surface |
GB201121447D0 (en) * | 2011-12-14 | 2012-01-25 | Airbus Operations Ltd | Translating cable device sealing |
GB2533311A (en) * | 2014-12-15 | 2016-06-22 | Airbus Operations Ltd | A track container |
FR3061131B1 (fr) * | 2016-12-22 | 2019-05-31 | Airbus Operations | Element cintrable par gonflage d'une enveloppe, latte et structure cintrables comprenant un tel element et procedes de cintrage associes |
US10207791B2 (en) | 2017-06-23 | 2019-02-19 | The Boeing Company | Actuator assemblies to deploy aircraft leading edge flaps and seals for aircraft leading edge flaps |
EP3498596A1 (en) | 2017-12-14 | 2019-06-19 | Tallinn University of Technology | Actuating mechanism for trailing edge flaps and leading edge slats |
US11242130B2 (en) * | 2019-03-26 | 2022-02-08 | Yaborä Indústria Aeronáutica S.A. | Shuttering mechanism for wing slat telescopic tube duct |
US11713106B2 (en) * | 2019-03-26 | 2023-08-01 | Embraer S.A. | Articulated cover assembly for wing leading edge slat telescopic tube duct |
US11235854B2 (en) * | 2019-04-01 | 2022-02-01 | Yaborä Indústria Aeronáutica S.A. | Shutter door mechanism for wing leading edge slat cut-outs |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1353666A (en) * | 1920-07-06 | 1920-09-21 | Handley Page Ltd | Wing and similar member of aircraft |
US1394344A (en) * | 1921-04-27 | 1921-10-18 | Handley Page Ltd | Wing and similar member of aircraft |
GB298508A (en) * | 1927-07-09 | 1928-10-09 | Frederick Handley Page | Improvements in means for controlling aeroplanes |
DE697606C (de) * | 1937-10-29 | 1940-10-19 | Messerschmitt Boelkow Blohm | Flugzeugtragwerk |
US3847369A (en) * | 1973-03-08 | 1974-11-12 | Us Navy | Control surface deployment mechanism |
US4360176A (en) * | 1979-11-05 | 1982-11-23 | The Boeing Company | Wing leading edge slat |
US4640477A (en) * | 1984-12-31 | 1987-02-03 | The Boeing Company | Closing device for an airfoil |
GB2186849B (en) * | 1986-02-19 | 1989-11-08 | British Aerospace | Variable camber leading edge arrangements for aircraft wings |
GB2204538B (en) * | 1987-05-06 | 1990-12-12 | British Aerospace | Wing leading edge arrangements for aircraft |
GB8729655D0 (en) * | 1987-12-19 | 1988-02-03 | British Aerospace | Wing leading edge arrangements for aircraft |
GB8910654D0 (en) * | 1989-05-09 | 1989-06-21 | British Aerospace | Flexible closing device for a wing leading edge |
GB2260521B (en) * | 1991-10-19 | 1995-03-22 | British Aerospace | An aircraft wing leading edge arrangement |
WO1996009955A1 (en) * | 1994-09-29 | 1996-04-04 | West-Walker, Francis, Nigel | Linkage to deploy a surface relative to a wing |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9536833A patent/JPH11509804A/ja active Pending
- 1997-04-09 US US08/973,260 patent/US6015117A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-09 WO PCT/GB1997/000979 patent/WO1997038900A1/en active Application Filing
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007525370A (ja) * | 2004-02-27 | 2007-09-06 | ザ・ボーイング・カンパニー | 航空機の前縁装置システムおよび対応するサイズ決定方法 |
JP4703638B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2011-06-15 | ザ・ボーイング・カンパニー | 航空機の前縁装置システムおよび対応するサイズ決定方法 |
JP2013028339A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Air China Ltd | 飛行機の着陸品質の検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1997038900A1 (en) | 1997-10-23 |
US6015117A (en) | 2000-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11509804A (ja) | 可変キャンバーウイング機構 | |
US5570859A (en) | Aerodynamic braking device | |
US5094412A (en) | Flaperon system for tilt rotor wings | |
US8226048B2 (en) | Link mechanisms, including Stephenson II link mechanisms for multi-position flaps and associated systems and methods | |
US4283029A (en) | Actuating apparatus for a flap system having an upper surface blowing powered lift system | |
US4202519A (en) | Airfoil leading edge slat apparatus | |
US5158252A (en) | Three-position variable camber Krueger leading edge flap | |
US4434959A (en) | Airfoil flap assembly with flap track member | |
US4405105A (en) | Airfoil flap actuation | |
US7744034B2 (en) | Translating flap drive door | |
US5161757A (en) | Extending bent shaft flap drive | |
WO1998023483A1 (en) | Mechanism for streamwise fowler flap deployment | |
EP2433863A2 (en) | Slat support assembly | |
US5474265A (en) | Rigid kruger nose for the leading edge of an aircraft wing | |
JPS62157895A (ja) | 前縁スラツト装置 | |
JPH04500649A (ja) | フラツプ装置 | |
US6345786B1 (en) | Linked multi-segment landing gear door for aircraft | |
US4640477A (en) | Closing device for an airfoil | |
US4167258A (en) | Aft cargo door for aircraft | |
US5096142A (en) | Folding internal cover | |
US3915415A (en) | Overwing thrust reverser | |
USRE32907E (en) | Airfoil flap assembly with flap track member | |
EP3418185B1 (en) | Aircraft leading edge flap and method to deploy a leading edge flap | |
US3645477A (en) | Swing-wing aircraft | |
WO1996009955A1 (en) | Linkage to deploy a surface relative to a wing |