【発明の詳細な説明】
自由空間ガススラブレーザ
I.発明の背景
A.発明の分野
本発明は、一般に各種ガス放電レーザのコヒーレント光発生装置に関し、特に
、改良された電極構造及び改良された熱伝達及び冷却装置を備えた多光路方式の
非導波路形、即ち自由空間形の共振器を有するガススラブレーザに関する。
B.背景及び従来技術の説明
種々の形態の導波路及びスラブCO2レーザについて相当な研究が行われた。
ホバート氏の米国特許第5,123,028号(以下「´028号特許」と略記す
る)の1:9〜3:13(コロンの前の数字は明細書の欄、その後の数字は行を
表すものとする)を参照されたい。
1.インライン方式非スラブガスレーザ
大抵の非スラブレーザ、例えば、ケー・ラークマン氏の米国特許第4,169,
251号(以下「´251号特許」と略記する)及びピー・ラークマン氏の米国
特許第4,805,182号(以下「´182号特許」と略記する)の非スラブレ
ーザは、比較的大きな長さの出力に対する比(以下「長さ対出力比」という)を
必要とする。典型的な周知のインライン方式、例えば、ラークマン氏の´251号
特許では、一対の細長い絶縁性の電極が互いに平行に配置され、無線周波数(以
下「RF」という)源の励起を電極と単光路共振器空洞部の各端に設けられた反
射鏡との間の放電区域内に生じるレーザ光ビームに対して横断方向に及ぼす。所
定の出力強度を達成するためには、空洞部は、十分な光増幅を可能にするほど長
くなければならない。かくして、長さ対出力比は大きい。この構成では、レーザ
装置の長さがレーザ装置を納める外部機器の長さを決定するという点で実用上の
問題が生じる。レーザ装置が長いと、明らかに多くの問題が生じ、その用途が制
限される。たとえば、長いレーザ装置は、持ち運びできず、デスクトップ上で使
用できず、しかも製作費が高い。
金属とセラミックの組合せを利用するインライン設計のレーザ装置(ケー・ラ
ークマン氏の´251号特許)に関するもう一つの問題は、金属製電極とセラミ
ック製壁部材の熱膨張率が異なるために熱膨張が均一ではなく、これにより、レ
ーザ管の変形に起因する機械的な不安定性及び心ずれを含む深刻な動作上の問題
が生じることである。
ピー・ラークマン氏の´182号特許の構成は、類似材料の使用による利点を
取り入れることにより、換言すると、全て金属製の部材を用いることによって、
ケー・ラークマン氏の´251号特許の構成を改良したものであるが、インライ
ン設計の比較的大きな長さ対出力比と関連した問題を解決していない。
したがって、本発明の主目的は、小さな長さ対出力比により設計に融通性をも
たせると共にレーザ装置について多くの新用途をもたらすよう設計されたコンパ
クトなレーザ装置及び共振器を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、レーザ管の変形を無くし、その結果としての機械
的及び動作上の不安定性及び心ずれを生じさせないようにするよう設計された改
良型冷却システム取付け構造及びヒートシンクを提供することにある。
インライン設計の従来技術、例えば、ケー・ラークマン氏の´251号特許及
び´182号特許と関連した更にもう一つの問題は、「導波路効果」である。電
極の表面からの光の反射及び放電区域内に固定対称形ボアを形成するこれら表面
が密接しているために放電区域に隣接している誘電性部材の壁からの光の反射に
より、ビーム中のエネルギが近視野中に不均一に分布して種々の用途で使えなく
なる。この問題は、一層均一に分布する遠視野ビーム又はフィルタリング技術を
用いて解決できそうであるが、かかる解決策は、常に利用でき、或いは実用的で
あるとは限らず、少なくともコストが著しく増加する。利用できるスペースが限
られるコンパクトなレーザ設計では、かかるレーザ出力光学的手法や焦点調節光
学的手法は最適ではない。
したがって、本発明のさらにもう一つの目的は、近視野と遠視野の両方におい
てエネルギを実質的に均一に分布させ、それによりコストを一段と低減すると同
時にコンパクトなレーザ設計の実用性を高める自由空間(全方向性)ガスレーザ
を提供することにある。
2.スラブ導波路レーザ
スラブ導波路レーザはしばらくの間知られていた。初期設計のガススラブレー
ザはチューリップ氏の米国特許第4,719,639号(以下、「チューリップ氏
の´639号特許」という)に示されている。スラブ導波路レーザの最近の設計
例は、ホバート氏の米国特許第5,123,028号(以下、「ホバート氏の´
028号特許」という)に示されている。
スラブ導波路レーザの大きな利点は、短い能動又は活性媒質中で高出力を発生
させることができるということにある。この性能が得られる要因は、スラブ導波
路レーザが、一層大きな総合出力を得るために能動媒質の利用可能な全幅を用い
ることができる一般に横断面矩形の放電区域を有するということにある。
しかしながら、従来技術のスラブ導波路レーザの大きな欠点、即ち、インライ
ン設計のレーザよりもビームの総合的品質が本来的に劣るという欠点を生じるの
は、まさにこのように2つの互いに異なるタイプの共振器を用いているからであ
る。1993年10月発行の産業用レーザレビュー(Industrial Laser Review)に
掲載のピー・ラークマン氏の論文「The Market Continues to Grow for Sealed
Carbon Dioxide Lasers」を参照されたい。この欠点を解決するには、複雑で比
較的高価な光学系を使用するしかない。結果的に得られるかかるハイブリッドガ
ススラブレーザのビームは、異なる方向において異なる性質を有している。幅の
狭い方向では、電極表面は導波路効果を生じる。幅の広い方向では、物理的な制
約はなく、ビームは例えば自由空間レーザ共振器中に形成される。その結果、ビ
ームは、非導波路軸線(幅の広い寸法方向)に沿ってレーザを出た後の発散度よ
りも、導波路軸線(幅の狭い寸法方向)に沿ってレーザを出た後の発散度のほう
が大きい。ホバート氏の´028号特許の図19(明らかな誤記については訂正
されている)を参照されたい。しかしながら、この低品質のビームは不完全なが
らも修正可能であるが、それには比較的高価で複雑な光学系を用いるしかない。
したがって、本発明の目的は、あらゆる方向において高品質の一様ビームを生じ
させると共に複雑な光学系を不要にする自由空間非導波路形の安定共振器を用い
る高効率高出力ガススラブレーザを提供することにある。
折り返し形ガスレーザも新規なものではない。ラークマン氏の´182号特許
の図5〜図6を参照されたい。最近のガススラブ導波路レーザは又、短いレーザ
装置で大きな出力を達成するよう折り返し設計を採用しいてる。コープ氏の米国
特許第5,353,297号(以下、「´297号特許」という)を参照されたい
。コープ氏の´297号特許は、幅の狭い軸線方向では安定導波路として、幅の
広い軸線方向では否定分岐型非安定共振器として動作するハイブリッド共振器の
設計を教示している。さらに、コープ氏の´297号特許は、幅の広い軸線方向
においてビームの折返し路を生じさせるよう電極の各端に一対の鏡を付加してい
る。したがって、コープ氏の´297号特許は、上述の問題の例示となっている
。したがって、本発明の目的は、レーザ光ビームが共振器の放電空洞部中であら
ゆる方向において非導波路モードで動作する簡単で安価な多光路光学系を用いる
コンパクトなガススラブレーザを提供することにある。
ガススラブレーザ設計におけるもう一つの課題は、最小のキャパシタンス且つ
良好な熱伝導性をもたせて電極相互間の所定の隙間をハウジング壁に対して絶縁
関係に維持するよう電極をレーザ管内に位置決めする支持構造である。電極間の
隙間寸法は、最適なレーザ動作にとって重要である。電極とハウジングの間の離
隔距離は、最大伝熱量(狭い間隔が所望される)と高品質RF整合のための構造
体の最大固有キャパシタンス(広い間隔が所望される)を正しくバランスさせる
のに重要である。したがって、本発明の目的は、レーザ装置の動作パラメータを
最適化する改良した電極支持構造と提供することにある。
II.発明の概要
具体的に且つ概略的に説明した本発明の目的と関連した上記及び他の利点を達
成するために本発明の内容の概略を以下に記載する。
本発明の構成上の一観点は、ガススラブレーザであって、ガス閉込め構造体と
、ガス閉込め構造体内に設けられていて、横断面が実質的に矩形のガス放電区域
を形成する一対の互いに平行な電気絶縁性の電極と、ガス閉込め構造体内に封入
されたレーザガス混合物と、各電極に結合されていて、RF励起源に結合される
ようになったRFフィード端子と、ガス閉込め構造体の互いに反対側の端部に取
り付けられてレーザ共振器を形成するようになった反射光学素子から成る装置と
を有し、電極相互間の最小距離は、矩形横断面内で任意の方向において実質的に
自
由空間レーザ共振器として動作できる安定レーザ共振器の基本モード構造の最大
横断面寸法以上であることを特徴とするガススラブレーザにある。
本発明のこの構成のもう一つの特徴では、各電極は、約0.025〜0.01mm
の酸化アルミニウム被膜が施された陽極酸化処理アルミニウムで作られている細
長いT字形の電極である。
本発明の上記構成のもう一つの特徴は、ガス閉込め構造体には、RFフィード
端子が遊び嵌め状態で貫通する孔が設けられ、Oリングが、電極とRFフィード
端子とガス閉込め構造体との間に圧縮されていて、電極に実質的な力を及ぼさな
いでガス閉込め構造体を密封することにある。
本発明の上記構成のもう一つの特徴は、凹状反射面を備えた少なくとも一つの
光学素子と、部分的に反射する出力カプラと、少なくとも2つの光学素子を備え
た多光路レーザ共振器とが設けられ、多光路レーザ共振器の光学素子のうち一方
は、多光路レーザ共振器内の光路数の関数である反射係数を備えた一つの部分反
射光学素子であることにある。
本発明の上記特徴のさらにもう一つの特徴として、光学素子から成る前記装置
は、ガス閉込め構造体の各端部に設けられた光学組立体を含み、各光学組立体は
、ガス閉込め構造体の端部を閉鎖するアパーチャが設けられた端部プレートと、
ピボット点のところで端部プレートに固定された第1の支持プレートと、第1の
支持プレートに取り付けられていて、ガス放電区域から光を受けて反射するよう
端部プレートのアパーチャと整列した少なくとも一つの反射鏡と、端部プレート
と第1の支持プレートで圧縮されていて、ガス閉込め構造体を密封するOリング
とを有し、第1の支持プレートは、ネジによって鉛直軸線の周りにピボット点を
含む水平平面内で、ネジによって水平軸線の周りにピボット点を含む鉛直平面内
で調節可能である。
本発明の上記構成の更にもう一つの特徴では、光学組立体のうち一つは、ガス
閉込め構造体の前端部に位置し、該光学組立体は、アパーチャが設けられていて
、ピボット点のところで第1の支持プレートに固定された第2の支持プレートと
、第2の支持プレートに取り付けられていて、ガス放電区域からの光を受けて反
射し、光をガス閉込め構造体の外部に透過させるようアパーチャと整列した第2
の
反射鏡と、第1の支持プレートと第2の支持プレートの間に圧縮されていて、ガ
ス閉込め構造体を密封するOリングとを有し、第2の支持プレートは、ネジによ
って鉛直軸線の周りにピボット点を含む水平平面内に、ネジによって水平軸線の
周りにピボット点を含む鉛直平面内に調節可能である。
本発明の第2の構成上の観点は、電極間に取り付けられていて、電極の空間的
位置関係を維持する複数の剛性で変形自在な支持部材にある。
本発明の上記構成の別の特徴として、変形自在な支持部材は各々、リングと、
リングの互いに反対側の側部に係合していて、両側部を一方向に圧縮し、電極が
ガス閉込め構造体内にしっかりと固定されるようになるまで電極を別の方向に押
し広げるネジとから成る。
本発明の上記構成の更にもう一つの特徴は、電極をガス閉込め構造体の内壁に
対して間隔を置いた関係に維持すると共に最小のキャパシタンスをもたらす小さ
な横断面を備えた複数の短い円筒形スペーサにある。
本発明の第3の構成上の観点は、各電極が、熱伝達を促進するようガス閉込め
構造体の内壁に密接して支持された広い表面部分を有し、前記ガススラブレーザ
は、ガス閉込め構造体の内部の電極の広い表面部分に隣接したガス閉込め構造体
の外面に隣接して設けられた一対の細長いヒートシンクと、各ヒートシンクにそ
れぞれ固定された一対のカバープレートと、カバープレートとガス閉込め構造体
の間に設けられた複数の可撓性スペーサとを更に有し、ヒートシンクとカバープ
レートは、ガス閉込め構造体を包囲していて、一様な熱伝達を可能にすると共に
ガス閉込め構造体を変形させる傾向のある熱膨張力を無くす可撓性エンクロージ
ャを形成することにある。
本発明のこの構成の別な特徴は、ヒートシンクが、複数のネジ穴を有し、カバ
ープレートは、ネジ穴から内方へ僅かに片寄った複数の皿穴を有し、ネジを皿穴
に通してカバープレートをヒートシンクに固定すると、ヒートシンクは引き寄せ
られてガス閉込め構造体にぴったりと当接すると共に可撓性スペーサが圧縮され
てカバープレートをガス閉込め構造体に対して密な間隔を置いた関係に位置決め
することにある。
本発明の第4の構成上の観点は、可撓性エンクロージャに取り付けられると共
にRFフィード端子に結合された電子部品から成るアセンブリと、熱をガス閉込
め構造体及び電子部品から除去する複数の空気チャンネルを形成するよう各ヒー
トシンクを覆うファン組立体とが設けられていることにある。
本発明のこの構成のもう一つの特徴は、熱をガス閉込め構造体から除去するよ
う液体冷却剤を通す中空管が各ヒートシンク内に設けられていることにある。
本発明の他の構成上の観点は、以下の本発明の詳細な説明を読むと理解されよ
う。
本発明による自由空間スラブレーザとして設計されたガスレーザは、以下の利
点を有している。
1.コンパクトな構成であって、長さ対出力比が小さく、レーザの持ち運びが
可能になると共に実用性が実質的に向上していること。
2.可撓的に取り付けられたヒートシンク組立体が、捩じり変形を無くすと共
に機械的及び動作上の安定性を向上させていること。
3.好都合な幾何学的構成により、頑丈で非常に高密度の最終包装品を得るこ
とができ、それにより全体的な寸法が実質的に小さくなると共にコストが実質的
に低くなること。
4.多光路構成では、レーザビーム中のエネルギの近視野分布が実質的に一様
になり、レーザ出力カプラの近傍にレーザビームの焦点調節が可能になること。
5.多光路構成において、ビーム横断面内のあらゆる方向における発散度が等
しい対称形のガウスビームを生じさせることができ、それにより簡単なビーム伝
送系の使用が容易であること。
6.効率的な熱伝達性及び伝熱設計により動作上の安定性の向上が得られるこ
と。
III.図面の簡単な説明
図1は、基本モードのガウスビームの直径と両方向において安定な共振器とし
て構成された本発明の自由空間スラブレーザの内部の電極との間の空間的位置関
係を示す略図である。
図2は、本発明の安定な自由空間二光路共振器の内部に設けられたビーム軌道
の概略側面図(図6で見て側面図)である。
図3は、本発明の安定自由空間5光路共振器の内部のビーム軌道の概略側面図
(図6で見て側面部)である。
図4は、本発明の自由空間スラブレーザ構成のための電極と支持体とスペーサ
とから成るサブアセンブリの分解斜視図である。
図5は、本発明のレーザ管サブアセンブリの分解斜視図である。
図6は、図5の6−6線における横断面図である。
図7は、本発明のレーザ管とヒートシンクとから成るサブアセンブリの分解斜
視図である。
図7Aは、図7のカバープレートに設けられた片寄り皿穴の拡大横断面図であ
る。
図8は、ヒートシンク付き電子回路基板及び冷却用フィンを含む本発明の自由
空間スラブレーザの最終組立体の分解斜視図である。
図8Aは、水冷式ヒートシンクを示す変形形態の部分斜視図である。
図9は、図5の本発明のスラブレーザの前部に取り付けられた可調式鏡組立体
の分解斜視図である。
図10は、図9の10−10線における前部鏡取付け組立体の横断面図である
。
図11は、図5の本発明の後部可調式鏡組立体の分解斜視図である。
図12は、図11の12−12線における横断面図である。
図13は、本発明の自由空間スラブレーザの第1の変形形態の横断面の略図で
ある。
図14は、本発明の自由空間スラブレーザの第2の変形形態の横断面の略図で
ある。
図15は、本発明の自由空間スラブレーザの第3の変形形態の略図である。
IV.好ましい実施の形態の詳細な説明
A.多光路共振器を備えた本発明の自由空間ガススラブレーザ
本発明の特徴は、最初に図1の部分概略図で分かるように、安定共振器を備え
たガススラブレーザ10を使用すると共に、安定共振器の基本モードを使用する
ことにある。その結果、両方向において、非導波路型、即ち自由空間型のレーザ
である新タイプのガススラブレーザが構成されることになる。
図1の略図でわかるように、ガススラブレーザ10は、高さ“A”及び長さ“
L”の放電区域を形成する一対の互いに平行な細長い電極11,12を有し、そ
の両端には、直径がそれぞれD2,D1の反射鏡14,15が設けられている。
ガウスビーム17は、RF源13の励起が行われると放電区域中に得られる安定
スラブレーザ共振器の基本モードを表わす。出力カプラである鏡15は、放出レ
ーザ光ビーム16を部分的に反射するに過ぎない状態で放出する。
共振器のパラメータ及び電極の寸法は以下の通りに選択されている。すなわち
、共振器10の基本モードの直径は、電極11,12間の距離“A”よりも短く
すべきである。たとえば、もしスラブの長さが500mmであって、出力カプラが
平らであり、完全反射鏡の曲率半径が4.0mであれば、基本モードの外径(湾
曲鏡の近傍において)は、約4.5mmである。そこで、もし電極間の距離A=5.
0mmに選定し、これと同一寸法、即ち5.0mmの出力カプラ有効口径を用いると
、そのレーザは基本モードを発生できる。図1を参照されたい。
しかしながら、この場合、放電区域内の能動媒質の全容積の利用効率は、非常
に低い(例えば、もしスラブの幅“B”(図1の紙面と垂直に測定した距離)が
15mmであれば約30%である)。放電区域の有効体積の利用効率を上げるため
に、本発明者らは、多光路共振器(multi-pass resonator)30,50を用いて
いる(図2及び図3参照)。図2では、この共振器30は3つの鏡、即ち後端部
凹面鏡(完全反射鏡)31及び2つの前部平面鏡32,34(一つは出力カプラ
(部分反射鏡)32、もう一つは中間平面鏡(完全反射鏡)34)を含む。出力
カプラ32の表面は、本光学系の光学軸と垂直に配置され、後端部の鏡31及び
中間の鏡34は、本光学系の光学軸に対して僅かに傾斜しており、したがってレ
ーザビームの多光路反射軌道は、能動媒質の横方向の多光路(2光路)中で鏡3
2から鏡31に進み、この鏡31で反射して鏡34に向き、そして鏡34で反射
して31に戻りそして鏡32に戻るようになる。鏡31,32,34は整列して
いて、鏡からの多数回の反射をした後、ビームは出力カプラの表面上のその当初
の位置に戻り、その一部33が放出されるようになる。この場合、能動媒質の利
用効率は90%に近い。
図3では、共振器50は、光路の数が2(図2)から5になり、そして電極の
幅が“B”に依存するということを除き、図2の共振器30と同様に動作する。
光ビーム53を放出する出力カプラ52は部分反射鏡であり、後端部の鏡51及
び中間の鏡54は完全反射鏡である。もし“A”=5.0mm、“B”=15mmで
あるとすれば、光路の最適数は5であることが判明した。この場合、出力は最大
である。もし、“A”=7mm、“B”=21mm、鏡相互間の距離が500mm、そ
して後部鏡の曲率半径が4mであれば、最適光路数は8又は9(図示せず)であ
る。もし出力カプラ32,52及び中間鏡34,54が平らであれば(又は、こ
れらが同一の曲率半径を有していれば)、出力モード構造は、単光路の場合と同
一であり、光路の数に依存しないことに注目することは重要である。光路の数は
、出力カプラの最適反射係数だけを変化させ、即ち光路の数が多ければ多いほど
、それだけ総合利得が大きくなり、かくして、出力カプラの最適反射係数が小さ
くなり、それにより最適出力が得られる。例えば、上述の単光路共振器の場合、
最適反射率は約92%であり、これに対して上述の5光路共振器の場合、最適反
射率は約70%である。
B.電極とスペーサから成るサブアセンブリ
図4で最も良く分かるように、本発明の電極とスペーサから成るサブアセンブ
リ(以下、「電極−スペーサ・サブアセンブリ」という場合がある)90は、2
本の電極91,92を含み、各電極は、直立の平べったいフランジ部分93及び
内方に延びる矩形のステム部分94から成る横断面T字形のものである。電極は
、厚さが0.025mm〜0.01mmの範囲の厚手であって絶縁性且つ硬質の陽極酸
化処理された酸化アルミニウム被膜を有するアルミニウムで作られている。各電
極の垂直フランジ部分93の内側において、フランジ93の頂部には一対の凹部
95が設けられ、フランジ93の底部にも一対の凹部95が設けられている。各
凹部は平らな底縁105を有している。各電極の垂直フランジ部分93の外側に
おいて、各電極の各端部からの距離の約1/4のところに対をなす凹部96が設
けられている。対をなす凹部96の各々は、互いに間隔をおいて配置されていて
、これらは電極の取り付けを安定化するよう各電極91,92の外側頂縁及び底
縁に近接して位置している。
組立てのために電極を互いに近付けると、支持リング97が各対の対向した凹
部95に嵌まり込み、電極91,92間の所定の最適離隔距離を達成するのに用
いられる変形自在な支持部材としての役目を果たす。支持部材97は、変形自在
なリングである。各部材97はネジ98を回すことによって物理的に変形し、即
ちネジ98を回すと、リングの両側を圧縮し、それにより電極91,92を外方
へ押し離し、そしてスペーサ99(これについては、後述する)を管111のそ
れらの対応内壁に外向きに押し付けることによりリング97が変形する。このよ
うに、電極間の所定の最適離隔距離は、図4及び図6で見て、その上端部及び下
端部、並びにその前端部及び後端部に得られ、電極91,92は管111内にし
っかりと且つ対称に支持される。リング97は好ましくはアルミニウムで作られ
、これはまた、絶縁性で硬質の陽極酸化処理状態の酸化アルミニウム被膜で被覆
されている。これとは別の材料として、例えばステンレス鋼を用いてもよい。
小型の円筒形スペーサ99が電極91,92の外方側部に設けられた対をなす
凹部96に嵌まり込み、そして電極91,92の垂直フランジ93の外側面と管
111の内側面との間の所定の離隔距離を生じさせる(図4及び図6)。円筒形
スペーサ99は、ボール又はワッシャであるのがよい。スペーサ99は好ましく
はアルミニウムで作られ、これ又、硬質で陽極酸化処理状態の酸化アルミニウム
被膜を有するのがよい。使用可能な他の材料としては、セラミック又はステンレ
ス鋼がある。
RFフィード取付けブロック100が、穴102を通る取付けネジ101によ
って電極91,92の上部内方側部に固定された状態でRF端子103に接続さ
れており、これらRF端子はRF供給源と接続され、しかも管111の上方壁を
絶縁状態で貫通している。以下により詳細に説明するように、RFフィードはま
た、これと協働する気密シールにより管111の真空健全性を維持する。
図6で最も良く分かるように、スペーサ99を凹部96内に配置し、支持リン
グ97を凹部95内に嵌入支持して電極−スペーサ・サブアセンブリ90を管1
11の内側に組み立てると、ネジ98を時計回りに回してリング97を変形させ
、電極91,92を互いに押し離し、そしてスペーサ99をそれらの凹部に入れ
た状態で管111の内壁にしっかりと当接支持し、それにより電極を管内に横方
向に位置決めして所定の幅の狭い方向の寸法“A”の隙間40をもたせる。ま
た、リング97の内側縁部には凹部104(図4)が切削加工により設けられて
おり、したがってリング97の隣合う円周方向部分106が凹部95の底縁10
5(図4)上に位置した状態で凹部95に嵌まり込むようになっている。リング
97の隣合う円周方向部分106の垂直高さ(図4)は、電極91,92の頂縁
及び底縁108上に延び、管111の内側頂壁及び内側底壁(図6に見える)から
の電極91,92の所定の上部離隔距離及び底部離隔距離を生じさせ、それによ
り電極91,92を管111内に垂直方向に位置決めするような所定の高さのも
のである。このように、電極は管111の内壁に非常に近接するが、絶縁可能な
間隔を置いて位置決めされる。好ましい電極と壁の離隔距離は0.5mmである。
電極と管の離隔距離を制御状態に保つことにより(離隔距離が大きければ大きい
ほどそれだけ一層キャパシタンスは小さくなる)、電極と管の間の固有キャパシ
タンスは、最小に維持され、RF源による電極の急激な初期励起を妨害しない。
他方、離隔距離が小さければ小さいほどそれだけ一層熱伝導が良好になる。電極
の長い平らな外側表面93と管111の内壁を密接させることにより、良好な熱
伝導性が得られる。レーザガス混合物は又、濃ヘリウム良導体になるように選択
されている。したがって、レーザの急激な始動及び放電区域40からの熱の急速
な除去を行い、それにより動作中の装置の冷却を著しく助長するために、材料、
離隔距離及びガスとの間には最適なバランスがある。
上述の構成により、図1の略図に示すように、幅の狭い方向の寸法“A”、幅
の広い方向の寸法“B”(図16)及び長さ“L”の隙間40が確保される。
C.レーザ管サブアセンブリ
図5で分かるように、レーザ管サブアセンブリは、図4の電極/スペーサ・サ
ブアセンブリ90、管111、前部二重鏡取付けサブアセンブリ120及び後部
鏡取付けサブアセンブリ150を有する。上述しなかったこれらサブアセンブリ
の各々を以下にさらに説明する。
レーザ管サブアセンブリ110の組立てを行うには、まず最初に、電極−スペ
ーサ・サブアセンブリ90を管111内に挿入し、ネジ98を時計回りに回して
電極−スペーサ・サブアセンブリ90を上述のように管111の内壁に対して対
称且つ離隔関係で管111内にしっかりと固定する。RFフィード端子103を
スペーサ113及び絶縁性Oリング112に挿入し、そしてこれをRFフィード
取付けブロック100の上部の対応のネジ穴107にねじ込み、それにより電極
−スペーサ・サブアセンブリ90をRF供給源13に連結されるようになった管
111内にさらに固定する。
図6で一層明確に分かるように、端子103をネジ穴107にねじ込むと、ス
ペーサ113は内方に移動してOリング112をRFフィード取付けブロック1
00の上面112Aに押し付ける。Oリング112は圧縮されて管111内の穴
114の内壁112Bに対して、しかも端子103の凹部112Cの外周部に対
してシールを形成する。シールは、端子103と穴114内のスペーサ113と
の間の遊び嵌めに起因して電極91,92に持ち上げ力を全く及ぼさないで形成
される。かくして、電極91,92に及ぼされる力は、均一分布状態のままであ
る。
1.前部二重鏡取付けサブアセンブリ
図5で分かるように、まず最初に前部二重鏡取付けサブアセンブリ120を組
み立て、その後、これを管111の前部を閉鎖するよう密封的に取り付ける。管
111の前端部への前部鏡サブアセンブリ120の密封取付け(及び管111の
後端部への後部鏡サブアセンブリ150の密封取付け)は、好ましくは溶接によ
って行われる。しかしながら、エポキシ化合物の使用又はネジ取付け具で圧縮さ
れたOリングの使用によりこの取付けを行ってもよい。
図5、図9及び図10で最も良く分かるように、前部鏡取付けサブアセンブリ
120は、中間プレートOリング125を受け入れるようになったOリング用凹
部122を備える前部端プレート121を有し、この凹部122には、実質的に
電極91,92相互間の隙間40に相当する矩形のビームアパーチャ123が設
けられている。
中間鏡支持プレート127が、3本の調節ネジ131A,131B,131C
を支持プレート127に設けられた対応の取付け穴130に挿入することにより
、管の前端部プレート121に固定される。ネジ131A,131B,131C
は前部端プレート121に設けられたネジ穴124にねじ込まれ、環状リング1
25aが凹部122に設けられたOリング125に圧接してこれらの間に気密
シールを形成する(図10)。それと同時に、中間鏡126は中間鏡支持プレー
ト127の内側部に設けられた凹部内に捕捉される(図10)。ネジ131A,
131Cは、ネジ131Bに対して直交関係にある。
鏡126は完全反射鏡であり、調節ネジ131Aによって水平軸線の周りに鉛
直平面内で調節される。鏡126は調節ネジ131Cによって鉛直軸線の周りに
水平平面内で調節される。ネジ131A,131Cを回して調節することにより
、中間鏡支持プレート127は、固定ピボットネジ131Bによる取付け点の周
りにそれぞれの平面内で梃作用を発揮する。シールを破壊しないでネジ131A
,131Cの調節を行うとOリング125はそれぞれ押し下げられる。
中間支持プレート127は、中央アパーチャ128及びその外方側部に設けら
れた出力カプラ用ブラケットのOリング用凹部129を有する。また、これには
、三角形をなす又は直交関係にある出力カプラ用ブラケットネジ穴132が設け
られている。出力カプラ141は、三角形の出力カプラブラケット134を用い
て中間鏡支持プレート127に取り付けられている。ブラケット134は、中間
鏡支持プレート127に当接した状態で設けられていて、出力カプラブラケット
134の内側側部に設けられた環状リング134a(図10)が、支持プレート
127の凹部129内に設けられている出力カプラブラケットOリング133に
圧接して、これらの間に気密シールを形成している。出力カプラブラケット13
4は、中央アパーチャ135を有し、その外方側部には、出力カプラOリング1
40を受け入れる出力カプラOリング用凹部136を有している。出力カプラ1
41は、Oリング140に圧接している出力カプラブラケットの外方側部に、リ
テーナ142(図10)によって固定されており、リテーナ142は、出力カプ
ラリテーナ用ネジ143をリテーナ142に設けられた穴144に通し、出力カ
プラブラケット134に設けられたネジ穴139にねじ込むことによって、出力
カプラブラケット134に固定されている。出力カプラブラケット134は、調
節ネジ137A,137B,137Cによって中間鏡支持プレート127に固定
され、これら調節ネジは、出力カプラ取付けネジ穴138を貫通し、中間支持プ
レート127の外方側部に設けられた出力カプラブラケットネジ穴132内に固
定される。ネジ137Bは、固定ピボット点を形成し、ネジ137A,
137Bはこれに対して直交関係にあり、鉛直平面における調節をネジ137C
によって水平軸線の周りに、そして水平平面における調節を調節ネジ137Aに
より鉛直軸線の周りに行うことができる。Oリング133はそれぞれ圧縮され、
それにより出力カプラ141を光学系の光学軸と垂直に調節できる。
当該技術分野で周知のように、別の光学的構成を使用できる。かかる一つの変
形実施形態は、出力カプラとしての鏡141の部分反射部分透過機能と、中間鏡
126の完全反射機能とを組み合わせて、例えばこれら別個の機能を発揮する上
方部分及び下方部分を備えた単一の鏡にしたものである。
2.後部鏡取り付けサブアセンブリ
後部鏡取り付けサブアセンブリ150は、図5、図11及び図12で最も良く
分かるように、管111の後端部を密封的に閉鎖し、隙間40にほぼ一致する中
央アパーチャ152を有し、その外方側部に後部鏡Oリング用凹部153を備え
た管後部端プレート151を含む。後部鏡のOリング155は凹部153内に嵌
め込まれ、内方側部に設けられた凹部内に鏡156(これまた完全反射鏡である)
を備えた後部鏡ブラケット157が、管後部端プレート151に取り付けられ、
環状リング157Aが凹部153内のOリング155を圧縮してこれらの間に気
密シールを形成している(図12参照)。ブラケット157は、後部鏡調節ネジ
159A,159B,159Cをブラケット157に設けられた取付け穴158
に挿入し、ブラケット151のネジ付き後部鏡取付けネジ穴154内に固定する
ことにより、端プレート151に固定されている。かかる三角測量方式の鏡調節
機構は、前端部取付け組立体120の2つの鏡について使用できたように後部鏡
156に関して使用可能である。ここでは、ピボットネジは159Aであり、ネ
ジ159B,159Cは、水平平面及び鉛直平面においてそれぞれこれに対して
直交関係をなして取り付けられ、それぞれピボットネジ159Aに対して水平平
面及び鉛直平面において調節を行うようになっている。
D.レーザ管−ヒートシンクサブアセンブリ
図7で最も良く分かるように、管とヒートシンクから成るサブアセンブリ16
0は、ヒートシンク161,162、カバープレート164,165及びOリン
グ167と共に図5のレーザ管サブアセンブリ110を有している。ヒート
シンク161,162は、レーザ管サブアセンブリ110の側方に位置決めされ
、これらヒートシンク161,162の頂部内方縁部及び底部内方縁部に設けら
れた凹部にはカバープレート取付け穴163が形成されている。上部カバープレ
ート164及び底部カバープレート165は、それぞれこれらの内面に設けられ
た複数のOリング用凹部166を有している。図7Aで最も良く分かるように、
カバープレート164,165には穴169が設けられ、穴169は皿座ぐりさ
れると共にヒートシンク161,162に設けられたネジ付き取付け穴163に
対し僅かに内方に片寄っている。次に、カバープレート164,165は、カバ
ープレート取付けネジ168をカバープレート取付け皿穴169に挿入すること
により固定され、これらカバープレートはヒートシンク161,162の頂部内
縁部及び底部内縁部に設けられた片寄りネジ付き取付け穴163に係合する。ネ
ジ168を締め付けると、ネジは片寄り皿穴169の外方傾斜縁部に圧接し、ヒ
ートシンク162,163を内方にしっかりと引き寄せて管111の外壁に押し
当ててこれと良好な熱接触関係をなし、Oリング167を凹部166内に捕捉し
、Oリングをレーザ管サブアセンブリ110の管111の外面の頂面及び底面に
押し当てる。
したがって、ヒートシンク161,162とカバープレート164,165は
、レーザ管サブアセンブリ110の周りに一体の円周方向構造体を形成し、ヒー
トシンク161,162は、管111の側面と良好な熱接触状態になるが、カバ
ープレート164,165は、圧縮されたOリング167によって管111の頂
面及び底面から可撓的に間隔を置いて位置する。
この取付け冷却構造は独特のものであり、従来技術とは対照的に、動作中、レ
ーザ管の長さに沿うレーザ管及び冷却フィンの捩じり変形が生ずることが無い点
で特に有利であることが分かった。本発明では、ヒートシンクとカバープレート
は互いにしっかりと固定され、ヒートシンクはレーザの側部にしっかりと当接保
持されるが、それと同時に頂部カバープレート及び底部カバープレートは、管組
立体110のレーザ頂面及び底面に対して間隔を置いた関係に保持され、これを
圧縮された状態のOリング167を介してのみ接触する。Oリング167に代え
て、類似の可撓性スペーサを用いてもよい。この構造により、加熱膨張の際のば
らつきが管111中に生じ、他方、組立体全体の細長い矩形の形を変形させて鏡
を変位させる傾向のある捩じり応力を最小限に抑える。しかしながら、これと同
時に管111と、可撓的に連結されたカバープレート−ヒートシンクエンクロー
ジャとの間の離隔距離は、直接に接触しているヒートシンク161,162を介
するレーザ管サブアセンブリ110からの熱伝導度が、全ての構成部品の適切且
つ有効な冷却を行うのに適したレベル以上になるほど十分に小さいものである。
E.最終ガスレーザ組立体
図8で最も良く分かるように、最終ガスレーザ組立体200は、図8の管及び
ヒートシンクサブアセンブリ160、エレクトロニクスサブアセンブリ170及
び2つのファンサブアセンブリ190,191を含む。
エレクトロニクスサブアセンブリ170は、いくつかの別個のデバイスを支持
したいくつかの従来型エレクトロニクスプリント回路板171及び、整合インピ
ーダンスネットワーク172及び他の制御エレクトロニクスを備えたRF発生器
を含む(ただしこれには限定されない)付加的な従来型エレクトロニクス素子を
含む。これら素子は、動作関係で互いにしっかりと取り付けられ、一対のフィン
付きヒートシンク176,177の間に固定されてエレクトロニクスサブアセン
ブリ170を形成している。カバープレート178が、ヒートシンク176,1
77の上端部に設けられた凹部内のカバープレート取付けネジ穴180を通るカ
バープレート取付けネジ179によって、ヒートシンクの上方側部に固定され、
エレクトロニクスサブアセンブリ170を形成している。このサブアセンブリ1
70は、端プレート181,182及び端プレートネジ184によって管及びヒ
ートシンクサブアセンブリ160に固定され、これら端プレートネジは端プレー
トネジ穴185を貫通し、サブアセンブリ160,170の端部に設けられたネ
ジ穴186にねじ込まれている。かくして、サブアセンブリ160,170は端
部プレート181,182によって互いに係止される。ファンサブアセンブリ1
90,191は、相互リンク状態のヒートシンクに当接して取り付けられ、ヒー
トシンク161,162,176,177の側面に設けられたネジ付き取付けネ
ジ穴193にねじ込まれる取付けネジ192によってこれに固定されている。端
プレート180はアパーチャ183を有し、このアパーチャ183を通って、
出力カプラ鏡141によって伝送されるレーザビームの一部が通過し、光学系を
出ることができる。
ヒートシンクの外部をファンサブアセンブリ190,191で覆うことにより
、フィン付きヒートシンクは、複数の細長いチャンネルの状態に有効に構成され
、ファンを動作させると、これらチャンネルを通って空気が長さ方向に押し込ま
れる。押し込まれた空気は、フィン付きヒートシンク161,162,176,
177の各端部から同時に出る。この冷却方式によって熱が光学系から効果的に
除去され、すべての構成部品が安全な熱動作条件に保たれる。
図8Aで分かるように、変形例としての冷却構造は、水冷システムを含む。上
述のフィン161,162,176,177及びファンサブアセンブリ190,
191によって形成される密閉空気チャンネルではなく、これら構造部材に代え
て、管類を含む類似のボックス状構造体161A,162Aを用いてもよく、こ
れら管類を通って冷却水が、水を冷却するための熱交換器を含む外部供給源から
循環させるのがよい。水冷システムは、冷却装置を、細菌を含んだ空気が送気さ
れない別個の室内に配置することにより、そうでなければ適用除外されるべき種
々の医療用途に用いることができ、しかも温度制御の改良が可能になるので、動
作が静かな空冷システムと比べて利点がある。
図13〜図15は、所望に応じて用いることのできる電極システムの変形例を
示している。好ましい構造体は既に上述した。
図13は、一対の細長いベースプレート300を示し、これらベースプレート
は、その各前端部及び後端部が止めネジ302によってハウジング301内に固
定されている。止めネジ302は、組立ての際、アレンレンチで管301の端部
に到達することによって締め付けられる。というのは、止めネジ302は電極の
外端部に隣接して位置しているからである。この実施形態では、各ベースプレー
ト300には、従来手段によって複数の細長いプレート303,304,305
が固定されており、これらのうち内方の一つには、従来手段によって一方の電極
306が固定されており、この電極は、類似した他方のベースプレート305,
304,303を介して他方のベースプレート300に同様に固定された他方の
電極306から所定の距離を置いて位置している。ベースプレート300は止め
ネジ302を介してハウジング301と電気的接触状態にあるので、スペーサ3
03,304,305は絶縁性、例えば好ましくは陽極酸化処理アルミニウムで
作られる。RFフィード13が端子103を介して電極306に接続されている
。この実施形態は、電極を強制的に押し離してこれらを所定の離隔関係に保つた
めの機構を用いていない。多数のプレート303,304,305を直列状態で
用いることにより、熱伝導性が良くなり、そうではない場合には固有の大きなキ
ャパシタンスとなるものが減少する。
図14は、本発明のさらにもう一つの実施形態を示しており、かかる実施形態
では、互いに類似したベースプレート300が、従来手段によってハウジング3
01に固定され、電極306を、従来手段によってベースプレート300に固定
された絶縁性スペーサ303上に互いに間隔を置いた関係で支持し、スペーサ3
03の各側部には、フライス加工により溝303A,303Bが形成されている
。電極及び溝を小さくすると、良好な熱伝導性を維持しながら総キャパシタンス
を減少させることができる。
図15は、本発明にさらにもう一つの実施形態を示しており、かかる実施形態
では、大きな電極306が、ハウジング301に従来手法で固定されたベースプ
レート301に従来手法で直に固定されている。溝306Aが、フライス加工に
より電極306の外方側部に形成され、それにより大きな電極のキャパシタンス
を減少するのに役立っている。図14及び図15はそれぞれ、図13と比べて改
良された動作特性を示している。しかしながら、最適構成例は、図6に示されて
いる。
F.実施例
実施例の仕様は次の通りである。
A = 5.0mm
B = 15.0mm
L = 445.5mm
RFパワー入力 = 300ワット
周波数 = 40.6MHz
出力 = 25〜30ワット
波長 = 10.6ミクロン
周囲温度 = 25℃
空気冷却は、200cfm空気流(片側100cfm)で実施。
ガス混合物は、二酸化炭素、窒素及びヘリウムを1:1:7の割合で混合した
ものであり、これに5体積%のクセノンが含まれ、全圧は、25〜100トルで
ある。
管、フィン及びカバープレートの好ましい構成材料は、熱伝導性が良好であり
、コストが安く、しかも製造が容易であることに鑑みて、アルミニウムである。
本願の出願時点において本出願人の知る本発明の好ましい実施形態及び最適態
様についての上述の説明は、例示に過ぎない。本発明は、排他的に解釈されるべ
きではなく、即ち、本発明を開示した形態そのものに限定されず、上述の教示に
照らして明らかに多くの設計変更及び変形例を想到できる。本発明の原理及びそ
の適用分野を最も良く説明するために実施形態を選んで説明しており、かくして
当業者は意図した特定の用途に適した種々の実施形態で本発明を最適利用するこ
とができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められるものとする
。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Free space gas slab laser I. Background of the Invention A. Field of the invention The present invention relates generally to coherent light generators for various gas discharge lasers, and more particularly to a multi-path, non-waveguide, i.e., free-space, resonant with improved electrode structure and improved heat transfer and cooling devices. The present invention relates to a gas slab laser having a vessel. B. Background and description of the prior art Various forms of waveguide and slab CO Two Considerable research has been done on lasers. Hobart's U.S. Pat. No. 5,123,028 (hereinafter abbreviated as "'028 patent") at 1: 9-3: 13 (the number before the colon is a column of the description, and the numbers after it are lines. To represent). 1. In-line non-slab gas laser Most non-slab lasers, such as K. Larkman's U.S. Pat. No. 4,169,251 (hereinafter abbreviated as "'251 patent") and P. Larkman's U.S. Pat. No. 4,805,182 ( Non-slab lasers (hereinafter abbreviated as the '182 patent) require a relatively large length to power ratio (hereinafter “length to power ratio”). In a typical known in-line system, such as the Larkman '251 patent, a pair of elongated, insulated electrodes are placed parallel to each other to excite a radio frequency ("RF") source with a single optical path. It has a transverse effect on the laser light beam generated in the discharge zone between the reflector provided at each end of the cavity. To achieve a given output intensity, the cavity must be long enough to allow sufficient optical amplification. Thus, the length to power ratio is large. This configuration poses a practical problem in that the length of the laser device determines the length of the external device that houses the laser device. Long laser devices obviously have many problems and limit their use. For example, long laser devices are not portable, cannot be used on a desktop, and are expensive to manufacture. Another problem with in-line laser devices utilizing a combination of metal and ceramic (K. Larkman, '251 patent) is that the thermal expansion of the metal electrodes and the ceramic wall members is different due to the different thermal expansion rates. Rather than being uniform, this can cause serious operational problems including mechanical instability and misalignment due to laser tube deformation. The construction of P. Larkman's '182 patent improves upon the construction of K. Larkman's' 251 patent by taking advantage of the use of similar materials, in other words, by using all-metal components. However, it does not address the problems associated with the relatively large length-to-power ratio of in-line designs. Accordingly, it is a primary object of the present invention to provide a compact laser device and resonator designed to provide design flexibility with a small length to power ratio and to provide many new uses for the laser device. It is another object of the invention to provide an improved cooling system mounting structure and heat sink designed to eliminate laser tube deformation and consequent mechanical and operational instability and misalignment. Is to provide. Yet another problem associated with prior art in-line designs, such as K. Larkman's '251 and' 182 patents, is the "waveguide effect." The reflection of light from the surface of the electrode and the formation of a fixed symmetric bore in the discharge area, due to the close proximity of these surfaces to the reflection of light from the walls of the dielectric member adjacent the discharge area, causes Energy is unevenly distributed in the near field and cannot be used in various applications. This problem is likely to be solved using more evenly distributed far-field beams or filtering techniques, but such solutions are not always available or practical, at least significantly increasing costs. . In compact laser designs, where available space is limited, such laser power optics and focusing optics are not optimal. Accordingly, yet another object of the present invention is to provide a substantially uniform distribution of energy in both near and far fields, thereby further reducing cost while increasing the practicality of compact laser designs (free space). Omni-directional) gas laser. 2. Slab waveguide laser Slab waveguide lasers have been known for some time. An early design gas slab laser is shown in Tulip U.S. Pat. No. 4,719,639 (hereinafter "Tulip's' 639 Patent"). A recent design example of a slab waveguide laser is shown in U.S. Pat. No. 5,123,028 to Hobart (hereinafter "Hobart's' 028 Patent"). A great advantage of slab waveguide lasers is that they can generate high power in short active or active media. A factor in obtaining this performance is that the slab waveguide laser has a generally rectangular discharge area that can use the entire available width of the active medium to obtain greater overall power. However, the major drawback of the prior art slab waveguide lasers, i.e., the inherently poorer overall beam quality than in-line designed lasers, is just this two different types of resonators. Is used. See P. Larkman's paper, "The Market Continues to Grow for Sealed Carbon Dioxide Lasers," published in the October 1993 Industrial Laser Review. The only solution to this drawback is to use complex and relatively expensive optics. The resulting beam of such a hybrid gas slab laser has different properties in different directions. In the narrow direction, the electrode surface produces a waveguide effect. In the wider direction, there is no physical restriction and the beam is formed, for example, in a free-space laser cavity. As a result, the beam exits the laser along the waveguide axis (narrow dimension) rather than the divergence after exiting the laser along the non-guide axis (wide dimension). Greater divergence. See FIG. 19 of Hobart's' 028 patent, where obvious errors have been corrected. However, this inferior quality beam is incomplete but modifiable, but requires relatively expensive and complex optics. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a high-efficiency, high-power gas slab laser using a free-space, non-waveguide-type stable resonator that produces a high-quality uniform beam in all directions and eliminates the need for complicated optical systems. Is to do. Folded gas lasers are not new. See FIGS. 5-6 of Larkman's' 182 patent. Modern gas slab waveguide lasers also employ a folded design to achieve high power with short laser devices. See Corp's U.S. Patent No. 5,353,297 (the "'297 patent"). Corp's' 297 patent teaches the design of a hybrid resonator that operates as a stable waveguide in the narrow axial direction and as a negative branch unstable resonator in the wide axial direction. Further, Corp's' 297 patent adds a pair of mirrors at each end of the electrode to create a folded beam path in the broad axial direction. Thus, Corp.'s' 297 patent illustrates the problem described above. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a compact gas slab laser using a simple and inexpensive multi-path optics in which the laser light beam operates in non-waveguide mode in all directions in the discharge cavity of the resonator. is there. Another challenge in gas slab laser design is support for positioning the electrodes within the laser tube to maintain a predetermined gap between the electrodes in an insulating relationship to the housing wall with minimal capacitance and good thermal conductivity. Structure. The gap size between the electrodes is important for optimal laser operation. The separation between the electrode and the housing is important to correctly balance the maximum heat transfer (narrow spacing is desired) and the maximum intrinsic capacitance of the structure (high spacing is desired) for high quality RF matching. It is. Accordingly, it is an object of the present invention to provide an improved electrode support structure that optimizes the operating parameters of a laser device. II. Summary of the Invention The following is a summary of the teachings of the present invention to achieve the above and other advantages associated with the objects of the present invention that have been specifically and schematically described. One aspect of the invention is a gas slab laser that includes a gas confinement structure and a pair of gas confinement structures that are provided within the gas confinement structure and that define a gas discharge area having a substantially rectangular cross section. A laser gas mixture encapsulated within the gas confinement structure; an RF feed terminal coupled to each electrode and adapted to be coupled to an RF excitation source; A reflective optical element mounted at opposite ends of the confining structure to form a laser cavity, wherein the minimum distance between the electrodes is any arbitrary within the rectangular cross section. A gas slab laser characterized in that it is at least as large as the maximum cross-sectional dimension of the fundamental mode structure of a stable laser resonator capable of operating as a free space laser resonator in the direction. In another aspect of this arrangement of the invention, each electrode is an elongated T-shaped electrode made of anodized aluminum with an aluminum oxide coating of about 0.025-0.01 mm. Another feature of the above configuration of the present invention is that the gas confinement structure is provided with a hole through which the RF feed terminal is loosely fitted, and the O-ring includes the electrode, the RF feed terminal, and the gas confinement structure. To seal the gas containment structure without exerting any substantial force on the electrodes. Another feature of the above arrangement of the present invention is that at least one optical element having a concave reflecting surface, a partially reflecting output coupler, and a multi-path laser resonator having at least two optical elements are provided. One of the optical elements of the multi-path laser resonator is a single partial reflection optical element having a reflection coefficient that is a function of the number of optical paths in the multi-path laser resonator. In still another aspect of the above aspect of the invention, the apparatus comprising optical elements includes an optical assembly provided at each end of the gas confinement structure, wherein each optical assembly comprises a gas confinement structure. An end plate provided with an aperture for closing the end of the body, a first support plate fixed to the end plate at a pivot point, and attached to the first support plate, from the gas discharge area. At least one reflector aligned with an aperture of the end plate to receive and reflect light, and an O-ring compressed by the end plate and the first support plate to seal the gas confinement structure. The first support plate is adjustable by a screw in a horizontal plane including a pivot point around the vertical axis and by a screw in a vertical plane including the pivot point around the horizontal axis. In still another feature of the above aspect of the invention, one of the optical assemblies is located at a front end of the gas confinement structure, the optical assembly being provided with an aperture and having a pivot point. By the way, a second support plate fixed to the first support plate, and attached to the second support plate, receive and reflect light from the gas discharge area, and transmit the light to the outside of the gas confinement structure. A second reflector, aligned with the aperture for transmission, and an O-ring compressed between the first and second support plates to seal the gas confinement structure; Is adjustable in a horizontal plane containing a pivot point about a vertical axis by a screw and in a vertical plane containing a pivot point about a horizontal axis by a screw. A second structural aspect of the present invention resides in a plurality of rigid, deformable support members that are mounted between the electrodes and maintain the spatial relationship of the electrodes. As another feature of the above arrangement of the invention, the deformable support members are each engaged with the ring and opposite sides of the ring, compressing the sides in one direction, and closing the electrode with the gas. And a screw that pushes the electrode in another direction until it is firmly secured within the containment structure. Yet another feature of the above arrangement of the present invention is that a plurality of short cylindrical shapes with small cross-sections that maintain the electrodes in spaced relation to the inner wall of the gas confinement structure while providing minimal capacitance. On the spacer. A third structural aspect of the present invention is that each electrode has a wide surface portion closely supported on the inner wall of the gas confinement structure to promote heat transfer, wherein the gas slab laser comprises a gas slab laser. A pair of elongate heat sinks provided adjacent to the outer surface of the gas confinement structure adjacent to a wide surface portion of the electrode inside the confinement structure, a pair of cover plates respectively fixed to each heat sink, and a cover plate And a plurality of flexible spacers provided between the gas confinement structure and the heat sink and the cover plate surrounding the gas confinement structure to allow uniform heat transfer. Another object is to form a flexible enclosure that eliminates the thermal expansion forces that tend to deform the gas confinement structure. Another feature of this arrangement of the invention is that the heat sink has a plurality of screw holes, the cover plate has a plurality of countersinks slightly offset inward from the screw holes, and passes the screws through the countersinks. When the cover plate is secured to the heat sink, the heat sink is drawn and snugly abuts the gas confinement structure and the flexible spacers are compressed causing the cover plate to be closely spaced relative to the gas containment structure. It is in positioning the relationship. A fourth structural aspect of the present invention is an assembly of electronic components attached to a flexible enclosure and coupled to an RF feed terminal, and a plurality of air for removing heat from the gas confinement structure and the electronic components. A fan assembly covering each heat sink to form a channel. Another feature of this arrangement of the present invention is that a hollow tube is provided in each heat sink for passing a liquid coolant to remove heat from the gas confinement structure. Other constructional aspects of the present invention will be understood upon reading the following detailed description of the invention. A gas laser designed as a free space slab laser according to the present invention has the following advantages. 1. It has a compact structure, a small length-to-power ratio, allows the laser to be carried, and has substantially improved practicality. 2. A heat sink assembly that is flexibly mounted eliminates torsional deformation and improves mechanical and operational stability. 3. Advantageous geometries allow a robust and very dense final package to be obtained, which substantially reduces overall dimensions and costs. 4. In a multi-path configuration, the near-field distribution of energy in the laser beam is substantially uniform, and the laser beam can be focused near the laser output coupler. 5. In a multi-path configuration, a symmetric Gaussian beam with equal divergence in all directions in the beam cross section can be produced, thereby facilitating the use of a simple beam transmission system. 6. Improved operational stability through efficient heat transfer and heat transfer design. III. BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES FIG. 1 is a schematic diagram showing the spatial relationship between the fundamental mode Gaussian beam diameter and the electrodes inside a free space slab laser of the present invention configured as a resonator that is stable in both directions. FIG. 2 is a schematic side view (side view as viewed in FIG. 6) of a beam trajectory provided inside the stable free space two-path resonator of the present invention. FIG. 3 is a schematic side view (side view as viewed in FIG. 6) of the beam trajectory inside the stable free space 5 optical path resonator of the present invention. FIG. 4 is an exploded perspective view of a subassembly comprising electrodes, supports and spacers for the free space slab laser configuration of the present invention. FIG. 5 is an exploded perspective view of the laser tube subassembly of the present invention. FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 in FIG. FIG. 7 is an exploded perspective view of a subassembly including a laser tube and a heat sink according to the present invention. FIG. 7A is an enlarged cross-sectional view of the offset countersink provided in the cover plate of FIG. 7. FIG. 8 is an exploded perspective view of the final assembly of the free space slab laser of the present invention including an electronic circuit board with a heat sink and cooling fins. FIG. 8A is a partial perspective view of a modification showing a water-cooled heat sink. FIG. 9 is an exploded perspective view of the adjustable mirror assembly attached to the front of the slab laser of the present invention of FIG. FIG. 10 is a cross-sectional view of the front mirror mounting assembly taken along line 10-10 of FIG. FIG. 11 is an exploded perspective view of the rear adjustable mirror assembly of the present invention of FIG. FIG. 12 is a cross-sectional view taken along line 12-12 of FIG. FIG. 13 is a schematic cross-sectional view of a first variation of the free-space slab laser of the present invention. FIG. 14 is a schematic cross-sectional view of a second variation of the free space slab laser of the present invention. FIG. 15 is a schematic diagram of a third variation of the free space slab laser of the present invention. IV. Detailed Description of the Preferred Embodiment A. Free space gas slab laser of the present invention with multi-path resonator A feature of the present invention is to use a gas slab laser 10 with a stable resonator and to use the fundamental mode of the stable resonator, as can be seen first in the partial schematic diagram of FIG. As a result, a new type of gas slab laser which is a non-waveguide type, that is, a free space type laser is formed in both directions. As can be seen in the diagram of FIG. 1, the gas slab laser 10 has a pair of mutually parallel elongated electrodes 11, 12 forming a discharge zone of height "A" and length "L", at both ends. And reflecting mirrors 14 and 15 having diameters D2 and D1, respectively. The Gaussian beam 17 represents the fundamental mode of the stable slab laser cavity obtained in the discharge zone when the excitation of the RF source 13 takes place. The mirror 15, which is an output coupler, emits the emitted laser light beam 16 with only partial reflection. Resonator parameters and electrode dimensions were selected as follows. That is, the diameter of the fundamental mode of the resonator 10 should be shorter than the distance “A” between the electrodes 11 and 12. For example, if the length of the slab is 500 mm, the output coupler is flat, and the radius of curvature of the perfect reflector is 4.0 m, the outer diameter of the fundamental mode (in the vicinity of the curved mirror) will be about 4 mm. .5 mm. Therefore, if the distance A between the electrodes is selected to be 5.0 mm and the output coupler effective diameter of the same dimension, that is, 5.0 mm, is used, the laser can generate the fundamental mode. Please refer to FIG. However, in this case, the utilization efficiency of the total volume of the active medium in the discharge zone is very low (for example, if the slab width "B" (the distance measured perpendicular to the plane of FIG. 1) is about 15 mm). 30%). In order to increase the efficiency of using the effective volume of the discharge area, the present inventors have used multi-pass resonators 30, 50 (see FIGS. 2 and 3). In FIG. 2, this resonator 30 has three mirrors: a rear concave mirror (completely reflecting mirror) 31 and two front plane mirrors 32 and 34 (one is an output coupler (partially reflecting mirror) 32, and the other is An intermediate plane mirror (complete reflection mirror) 34). The surface of the output coupler 32 is arranged perpendicular to the optical axis of the present optical system, and the mirror 31 at the rear end and the intermediate mirror 34 are slightly inclined with respect to the optical axis of the present optical system. The multipath reflection trajectory of the beam travels from mirror 32 to mirror 31 in a multipath (two paths) in the lateral direction of the active medium, is reflected by mirror 31 toward mirror 34, and reflected by mirror 34. Returning to 31 and back to mirror 32. The mirrors 31, 32, 34 are aligned and after a number of reflections from the mirror, the beam returns to its original position on the surface of the output coupler, a portion 33 of which is emitted. In this case, the utilization efficiency of the active medium is close to 90%. In FIG. 3, resonator 50 operates similarly to resonator 30 of FIG. 2, except that the number of optical paths goes from 2 (FIG. 2) to 5 and the width of the electrodes depends on "B". . The output coupler 52 that emits the light beam 53 is a partially reflecting mirror, and the rear end mirror 51 and the middle mirror 54 are completely reflecting mirrors. If "A" = 5.0 mm and "B" = 15 mm, the optimal number of optical paths was found to be five. In this case, the output is maximum. If "A" = 7 mm, "B" = 21 mm, the distance between the mirrors is 500 mm, and the radius of curvature of the rear mirror is 4 m, the optimal number of optical paths is 8 or 9 (not shown). If the output couplers 32, 52 and the intermediate mirrors 34, 54 are flat (or if they have the same radius of curvature), the output mode structure is the same as for a single optical path, and It is important to note that it is independent of numbers. The number of optical paths changes only the optimal reflection coefficient of the output coupler, i.e., the greater the number of optical paths, the greater the overall gain, and thus the smaller the optimal reflection coefficient of the output coupler, thereby reducing the optimal output. can get. For example, in the case of the single-path resonator described above, the optimum reflectance is about 92%, whereas in the case of the five-path resonator described above, the optimum reflectance is about 70%. B. Subassembly consisting of electrodes and spacers As best seen in FIG. 4, a subassembly 90 of the present invention comprising electrodes and spacers (hereinafter sometimes referred to as an "electrode-spacer subassembly") 90 includes two electrodes 91 and 92 and each electrode Has a T-shaped cross section consisting of an upright flat flange portion 93 and an inwardly extending rectangular stem portion 94. The electrode is made of aluminum having a thick, insulating and hard anodized aluminum oxide coating in the range of 0.025 mm to 0.01 mm. Inside the vertical flange portion 93 of each electrode, a pair of recesses 95 are provided at the top of the flange 93, and a pair of recesses 95 are also provided at the bottom of the flange 93. Each recess has a flat bottom edge 105. Outside the vertical flange portion 93 of each electrode, a pair of recesses 96 are provided at about 1/4 of the distance from each end of each electrode. Each pair of recesses 96 are spaced from one another and are located proximate the outer top and bottom edges of each electrode 91, 92 to stabilize the mounting of the electrodes. As the electrodes are brought closer together for assembly, a support ring 97 fits into each pair of opposing recesses 95, as a deformable support member used to achieve a predetermined optimum separation between the electrodes 91,92. Serve the role of. The support member 97 is a deformable ring. Each member 97 is physically deformed by turning a screw 98, ie, turning the screw 98 compresses both sides of the ring, thereby forcing the electrodes 91, 92 outward and away, and a spacer 99 (for which (Described below) against their corresponding inner walls of tube 111 outwardly deforms ring 97. In this way, the predetermined optimum separation distance between the electrodes is obtained at the upper end and the lower end thereof and the front end and the rear end thereof as seen in FIGS. It is firmly and symmetrically supported. Ring 97 is preferably made of aluminum, which is also coated with an insulating, hard anodized aluminum oxide coating. As another material, for example, stainless steel may be used. A small cylindrical spacer 99 fits into a pair of recesses 96 provided on the outer sides of the electrodes 91, 92, and connects the outer surface of the vertical flange 93 of the electrodes 91, 92 to the inner surface of the tube 111. A predetermined separation is created between them (FIGS. 4 and 6). The cylindrical spacer 99 may be a ball or a washer. Spacer 99 is preferably made of aluminum and may also have a hard, anodized aluminum oxide coating. Other materials that can be used include ceramic or stainless steel. An RF feed mounting block 100 is connected to RF terminals 103 while being fixed to the upper inner side of electrodes 91 and 92 by mounting screws 101 passing through holes 102, which are connected to an RF source. In addition, the upper wall of the tube 111 is penetrated in an insulated state. As will be described in more detail below, the RF feed also maintains the vacuum integrity of tube 111 with a hermetic seal associated therewith. As best seen in FIG. 6, when the spacer 99 is placed in the recess 96 and the support ring 97 is fitted and supported in the recess 95 to assemble the electrode-spacer subassembly 90 inside the tube 111, the screws 98 Is rotated clockwise to deform the ring 97, pushing the electrodes 91, 92 away from each other, and firmly supporting the inner wall of the tube 111 with the spacers 99 in their recesses, thereby placing the electrodes in the tube. And a gap 40 having a dimension “A” in a narrow direction with a predetermined width is provided. Also, a recess 104 (FIG. 4) is provided in the inner edge of the ring 97 by cutting, so that the adjacent circumferential portion 106 of the ring 97 is positioned on the bottom edge 105 of the recess 95 (FIG. 4). When it is positioned, it fits into the recess 95. The vertical height (FIG. 4) of the adjacent circumferential portion 106 of the ring 97 extends over the top and bottom edges 108 of the electrodes 91, 92 and the inner top and bottom walls of the tube 111 (visible in FIG. 6). ) Are of a predetermined height such that a predetermined top and bottom separation of the electrodes 91, 92 from the electrodes 91, 92 is created, thereby positioning the electrodes 91, 92 vertically in the tube 111. In this way, the electrodes are positioned very close to the inner wall of tube 111, but spaced at an insulable distance. The preferred electrode-to-wall separation is 0.5 mm. By keeping the separation between the electrode and the tube controlled (the greater the separation, the smaller the capacitance), the inherent capacitance between the electrode and the tube is kept to a minimum and the RF source can rapidly steer the electrode. It does not disturb the initial excitation. On the other hand, the smaller the separation distance, the better the heat conduction. By bringing the long flat outer surface 93 of the electrode into close contact with the inner wall of the tube 111, good thermal conductivity is obtained. The laser gas mixture is also selected to be a rich helium good conductor. Therefore, an optimum balance between materials, separation distances and gases to provide a rapid start-up of the laser and a rapid removal of heat from the discharge zone 40, thereby significantly facilitating cooling of the equipment during operation. There is. With the above configuration, as shown in the schematic diagram of FIG. 1, the gap 40 having the dimension “A” in the narrow direction, the dimension “B” (FIG. 16) in the wide direction, and the length “L” is secured. . C. Laser tube subassembly As can be seen in FIG. 5, the laser tube subassembly has the electrode / spacer subassembly 90, tube 111, front double mirror mounting subassembly 120 and rear mirror mounting subassembly 150 of FIG. Each of these subassemblies not described above is further described below. To assemble the laser tube subassembly 110, first, insert the electrode-spacer subassembly 90 into the tube 111 and turn the screw 98 clockwise to remove the electrode-spacer subassembly 90 as described above. And is firmly fixed in the tube 111 in a symmetrical and spaced relation to the inner wall of the tube 111. The RF feed terminal 103 is inserted into the spacer 113 and the insulating O-ring 112 and screwed into the corresponding screw hole 107 at the top of the RF feed mounting block 100, thereby connecting the electrode-spacer subassembly 90 to the RF source 13 Is further fixed in the tube 111 connected to the tube 111. As can be seen more clearly in FIG. 6, when the terminal 103 is screwed into the screw hole 107, the spacer 113 moves inward and presses the O-ring 112 against the upper surface 112A of the RF feed mounting block 100. The O-ring 112 is compressed to form a seal against the inner wall 112B of the hole 114 in the tube 111 and to the outer periphery of the recess 112C of the terminal 103. The seal is formed without exerting any lifting force on the electrodes 91, 92 due to the play fit between the terminal 103 and the spacer 113 in the hole 114. Thus, the forces exerted on the electrodes 91, 92 remain in a uniform distribution. 1. Front double mirror mounting subassembly As can be seen in FIG. 5, first, the front double mirror mounting subassembly 120 is assembled, and then it is hermetically mounted to close the front of the tube 111. The hermetic mounting of the front mirror subassembly 120 to the front end of the tube 111 (and the hermetic mounting of the rear mirror subassembly 150 to the rear end of the tube 111) is preferably performed by welding. However, this attachment may be made using epoxy compounds or using O-rings compressed with screw fittings. As best seen in FIGS. 5, 9 and 10, the front mirror mounting subassembly 120 has a front end plate 121 with an O-ring recess 122 adapted to receive an intermediate plate O-ring 125. The recess 122 is provided with a rectangular beam aperture 123 substantially corresponding to the gap 40 between the electrodes 91 and 92. The intermediate mirror support plate 127 is fixed to the front end plate 121 of the tube by inserting three adjustment screws 131A, 131B, 131C into corresponding mounting holes 130 provided in the support plate 127. The screws 131A, 131B, and 131C are screwed into screw holes 124 provided in the front end plate 121, and the annular ring 125a is pressed against the O-ring 125 provided in the concave portion 122 to form an airtight seal therebetween. (FIG. 10). At the same time, the intermediate mirror 126 is captured in a recess provided inside the intermediate mirror support plate 127 (FIG. 10). The screws 131A and 131C are orthogonal to the screw 131B. The mirror 126 is a perfect reflector and is adjusted in a vertical plane around a horizontal axis by an adjusting screw 131A. The mirror 126 is adjusted in a horizontal plane about a vertical axis by an adjusting screw 131C. By turning and adjusting the screws 131A, 131C, the intermediate mirror support plate 127 exerts a lever action in the respective planes around the mounting point by the fixed pivot screw 131B. If the screws 131A and 131C are adjusted without breaking the seal, the O-ring 125 is pushed down. The intermediate support plate 127 has a central aperture 128 and an O-ring recess 129 of an output coupler bracket provided on an outer side portion thereof. In addition, this is provided with a bracket screw hole 132 for an output coupler which forms a triangle or is orthogonal to each other. The output coupler 141 is attached to the intermediate mirror support plate 127 using a triangular output coupler bracket 134. The bracket 134 is provided in contact with the intermediate mirror support plate 127, and an annular ring 134 a (FIG. 10) provided on the inner side of the output coupler bracket 134 is provided in a recess 129 of the support plate 127. And press-fit against the output coupler bracket O-ring 133 to form an airtight seal therebetween. The output coupler bracket 134 has a central aperture 135 and, on its outer side, an output coupler O-ring recess 136 for receiving the output coupler O-ring 140. The output coupler 141 is fixed by a retainer 142 (FIG. 10) to the outer side of the output coupler bracket that is in pressure contact with the O-ring 140. The retainer 142 attaches the output coupler retainer screw 143 to the retainer 142. It is fixed to the output coupler bracket 134 by passing it through a hole 144 provided and screwing it into a screw hole 139 provided in the output coupler bracket 134. The output coupler bracket 134 is fixed to the intermediate mirror support plate 127 by adjusting screws 137A, 137B, and 137C. These adjusting screws pass through the output coupler mounting screw holes 138 and are provided on the outer side of the intermediate support plate 127. Is fixed in the output coupler bracket screw hole 132. The screw 137B forms a fixed pivot point, and the screws 137A, 137B are perpendicular to this, with adjustment in the vertical plane around the horizontal axis by the screw 137C and adjustment in the horizontal plane by the adjustment screw 137A. Can be done around the axis. The O-rings 133 are each compressed, so that the output coupler 141 can be adjusted perpendicular to the optical axis of the optical system. Other optical configurations can be used, as is well known in the art. One such alternative embodiment combines the partially reflecting partially transmitting function of mirror 141 as an output coupler with the fully reflecting function of intermediate mirror 126, for example, comprising an upper portion and a lower portion that perform these distinct functions. It is a single mirror. 2. Rear mirror mounting subassembly The rear mirror mounting subassembly 150 has a central aperture 152 sealingly closing the rear end of the tube 111 and substantially matching the gap 40, as best seen in FIGS. Includes a tube rear end plate 151 with a rear mirror O-ring recess 153 on the outer side. The rear mirror O-ring 155 is fitted into the recess 153 and a rear mirror bracket 157 with a mirror 156 (also a perfect reflector) in the recess provided on the inner side is fitted with a tube rear end plate 151. An annular ring 157A compresses the O-rings 155 in the recesses 153 to form an airtight seal therebetween (see FIG. 12). The bracket 157 is fixed to the end plate 151 by inserting the rear mirror adjusting screws 159A, 159B, and 159C into the mounting holes 158 provided in the bracket 157 and fixing the rear mirror adjusting screws 154 in the screwed rear mirror mounting screw holes 154 of the bracket 151. Have been. Such a triangulated mirror adjustment mechanism can be used with the rear mirror 156 as it could be used with the two mirrors of the front end mounting assembly 120. Here, the pivot screw is 159A, and the screws 159B and 159C are mounted in orthogonal relation to the horizontal and vertical planes, respectively, to adjust the pivot screw 159A in the horizontal and vertical planes, respectively. It is supposed to do. D. Laser tube-heat sink subassembly As best seen in FIG. 7, the tube and heat sink subassembly 160 includes the laser tube subassembly 110 of FIG. 5 with heat sinks 161 and 162, cover plates 164 and 165, and O-rings 167. The heat sinks 161 and 162 are positioned on the sides of the laser tube subassembly 110, and cover plate mounting holes 163 are formed in recesses provided at the top inner edge and the bottom inner edge of the heat sinks 161 and 162. ing. The top cover plate 164 and the bottom cover plate 165 each have a plurality of O-ring recesses 166 provided on their inner surfaces. As best seen in FIG. 7A, the cover plates 164, 165 are provided with holes 169, which are countersunk and slightly inward relative to the threaded mounting holes 163 provided in the heat sinks 161, 162. Is leaning toward Next, the cover plates 164 and 165 are fixed by inserting cover plate mounting screws 168 into the cover plate mounting countersunk holes 169, and these cover plates are provided on the top inner edge and the bottom inner edge of the heat sinks 161 and 162, respectively. Engage with mounting holes 163 with offset screws. When the screw 168 is tightened, the screw presses against the outwardly inclined edge of the offset countersunk hole 169, and draws the heat sinks 162, 163 firmly inward and presses against the outer wall of the tube 111, thereby forming a good thermal contact. The O-ring 167 is captured in the recess 166, and the O-ring is pressed against the outer top and bottom surfaces of the tube 111 of the laser tube subassembly 110. Thus, the heat sinks 161 and 162 and the cover plates 164 and 165 form an integral circumferential structure around the laser tube subassembly 110 and the heat sinks 161 and 162 are in good thermal contact with the sides of the tube 111. However, the cover plates 164, 165 are flexibly spaced from the top and bottom surfaces of the tube 111 by compressed O-rings 167. This mounting and cooling arrangement is unique and particularly advantageous in that, in contrast to the prior art, there is no torsional deformation of the laser tube and cooling fins along the length of the laser tube during operation. I understood that. In the present invention, the heat sink and cover plate are fixedly secured to each other and the heat sink is held firmly against the side of the laser, while the top and bottom cover plates are And in a spaced relationship to the bottom surface, which contacts only via the compressed O-ring 167. Instead of the O-ring 167, a similar flexible spacer may be used. This arrangement causes variations in the thermal expansion in the tube 111 while minimizing torsional stresses that tend to deform the elongated rectangular shape of the entire assembly and displace the mirror. However, at the same time, the separation between the tube 111 and the flexibly connected cover plate-heat sink enclosure is limited by the heat transfer from the laser tube subassembly 110 via the heat sinks 161 and 162 in direct contact. The degree is small enough to be above a level suitable for proper and effective cooling of all components. E. FIG. Final gas laser assembly As best seen in FIG. 8, the final gas laser assembly 200 includes the tube and heat sink sub-assembly 160, the electronics sub-assembly 170, and the two fan sub-assemblies 190, 191 of FIG. The electronics subassembly 170 includes (but is not limited to) a number of conventional electronics printed circuit boards 171 supporting a number of discrete devices, and an RF generator with a matched impedance network 172 and other control electronics. (Not included) additional conventional electronics. These elements are rigidly attached to each other in operative relation and secured between a pair of finned heat sinks 176,177 to form an electronics subassembly 170. The cover plate 178 is secured to the upper side of the heat sink by a cover plate mounting screw 179 passing through a cover plate mounting screw hole 180 in a recess provided in the upper end of the heat sink 176, 177 to form an electronics subassembly 170. doing. This subassembly 170 is secured to the tube and heat sink subassembly 160 by end plates 181, 182 and end plate screws 184, which pass through end plate screw holes 185, and the ends of the subassemblies 160, 170. Is screwed into a screw hole 186 provided in the hole. Thus, the subassemblies 160, 170 are locked together by the end plates 181, 182. The fan subassemblies 190 and 191 are mounted in contact with the heat sinks in an interlinked state, and are attached thereto by mounting screws 192 which are screwed into threaded mounting screw holes 193 provided on the side surfaces of the heat sinks 161, 162, 176 and 177. Fixed. The end plate 180 has an aperture 183 through which a portion of the laser beam transmitted by the output coupler mirror 141 can pass and exit the optical system. By covering the exterior of the heat sink with a fan subassembly 190,191, the finned heat sink is effectively configured in a plurality of elongated channels, and when the fan is operated, air is forced longitudinally through these channels. It is. The forced air exits simultaneously from each end of the finned heat sinks 161, 162, 176, 177. This cooling scheme effectively removes heat from the optics and keeps all components at safe thermal operating conditions. As can be seen in FIG. 8A, an alternative cooling structure includes a water cooling system. Instead of the sealed air channels formed by the fins 161, 162, 176, 177 and the fan subassemblies 190, 191 described above, these structural members are replaced by similar box-like structures 161A, 162A including tubing. Cooling water may be circulated through these tubing from an external source that includes a heat exchanger for cooling the water. Water cooling systems can be used in a variety of medical applications that would otherwise be exempt by placing the cooling device in a separate room where no air containing bacteria was blown, and improved temperature control This is an advantage over quietly operated air cooling systems. 13 to 15 show modifications of the electrode system that can be used as desired. Preferred structures have already been described above. FIG. 13 shows a pair of elongated baseplates 300, each of which has a front end and a rear end secured within housing 301 by set screws 302. The set screw 302 is tightened by reaching the end of the tube 301 with an Allen wrench during assembly. This is because the set screw 302 is located adjacent to the outer end of the electrode. In this embodiment, a plurality of elongated plates 303, 304 and 305 are fixed to each base plate 300 by conventional means, and one of these electrodes is fixed to one of the electrodes 306 on one of the inner sides by conventional means. This electrode is located at a predetermined distance from the other electrode 306, which is also fixed to the other base plate 300 via the other similar base plate 305, 304, 303. Since the base plate 300 is in electrical contact with the housing 301 via the set screw 302, the spacers 303, 304, 305 are made of an insulating material, for example, preferably anodized aluminum. The RF feed 13 is connected to the electrode 306 via the terminal 103. This embodiment does not use a mechanism for forcing the electrodes apart to keep them in a predetermined separation relationship. The use of multiple plates 303, 304, 305 in series improves thermal conductivity and otherwise reduces the inherent high capacitance. FIG. 14 illustrates yet another embodiment of the present invention in which similar base plates 300 are secured to housing 301 by conventional means and electrodes 306 are attached to base plate 300 by conventional means. The spacers 303 are supported on a fixed insulating spacer 303 in a spaced relationship with each other, and grooves 303A and 303B are formed on each side of the spacer 303 by milling. Smaller electrodes and grooves can reduce the total capacitance while maintaining good thermal conductivity. FIG. 15 illustrates yet another embodiment of the present invention, in which a large electrode 306 is directly secured in a conventional manner to a base plate 301 that is secured to a housing 301 in a conventional manner. A groove 306A is formed on the outer side of the electrode 306 by milling, thereby helping to reduce the capacitance of the large electrode. FIGS. 14 and 15 each show improved operating characteristics compared to FIG. However, an example of an optimal configuration is shown in FIG. F. Example The specifications of the embodiment are as follows. A = 5.0 mm B = 15.0 mm L = 445.5 mm RF power input = 300 Watts Frequency = 40.6 MHz Output = 25-30 Watts Wavelength = 10.6 microns Ambient temperature = 25 ° C. Air cooling is 200 cfm air flow (100 cfm on one side). The gas mixture is a mixture of carbon dioxide, nitrogen and helium in a ratio of 1: 1: 7, which contains 5% by volume of xenon and has a total pressure of 25-100 torr. The preferred material of construction for the tubes, fins and cover plate is aluminum in view of good thermal conductivity, low cost and ease of manufacture. The above description of preferred embodiments and optimal aspects of the present invention, which were known by the present applicant at the time of filing, is merely illustrative. The invention is not to be construed as exclusive, that is, not limited to the exact form in which the invention is disclosed, and obviously many design modifications and variations are possible in light of the above teaching. The embodiments have been chosen and described in order to best explain the principles of the invention and its fields of application, so that those skilled in the art will be able to best utilize the invention in various embodiments suitable for the particular intended application. it can. The scope of the invention is to be determined based on the claims.
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(72)発明者 リスキン ミカイル イー
アメリカ合衆国 アリゾナ州 85032 フ
ェニックス イースト カクタス ロード
4303 #10−221ビー
(72)発明者 リーザー クリスチャン ジュリアン
アメリカ合衆国 アリゾナ州 85024 フ
ェニックス ノース サーティース スト
リート 20405────────────────────────────────────────────────── ───
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(72) Inventor Riskin Mikaile Y
United States 85032 Arizona
Enix East Cactus Road
4303 # 10-221 Bee
(72) Inventor Reeser Christian Julian
United States Arizona 85024
Enix North thirties strike
REET 20405