JPH11509057A - 広帯域通信システム用の群変調器 - Google Patents

広帯域通信システム用の群変調器

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JPH11509057A
JPH11509057A JP9505221A JP50522197A JPH11509057A JP H11509057 A JPH11509057 A JP H11509057A JP 9505221 A JP9505221 A JP 9505221A JP 50522197 A JP50522197 A JP 50522197A JP H11509057 A JPH11509057 A JP H11509057A
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ボラズジャニ,ラミン
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Abstract

(57)【要約】 広帯域通信システム内の電話信号の伝送のための多重チャネル変調器。フィルタは、IおよびQ信号成分の形態の電話情報のディジタル化されたデータ・ストリームを受取り、これらデータ・ストリームを濾波して濾波されたIおよびQ信号成分を生じる。補間モジュールは、濾波されたI信号およびQ信号の成分をアップサンプリングすることにより、処理されたI信号およびQ信号成分を生成する。更に、これらの処理されたI信号およびQ信号成分は1組のチャネル変調器へ送られ、各チャネル変調器は逆方向帯域のサブバンドの離散的増分チャネル内で変調された信号を生成することができる。各チャネル変調器は、処理されたI信号およびQ信号成分を受取り、これに応答して、選択されたキャリア信号を電話信号の1つで変調して複素被変調信号を生じる。加算モジュールは、実数の結果信号を生じるように実数信号成分を加算することにより、かつ虚数の結果信号を生じるように虚数信号成分を加算することにより、複素被変調信号に応答する。ディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールは、ディジタル・データ・ストリームにより表わされる実数の結果信号と虚数の結果信号とをアナログ信号へ変換する。送信機は、アナログ信号に応答して、広帯域通信ネットワークの周波数帯域内で被変調信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】 広帯域通信システム用の群変調器関連出願の相互参照 本願は、1993年9月17日出願の米国特許出願第08/123,363号 「広帯域通信システム(Broadband Communication S ystem)」の部分継続出願である、1994年3月30日出願の米国特許出 願第08/219,848号「周波数感応広帯域通信システム(Frequen c Agile Broadband Communications Sys tem)」の一部継続出願である1995年6月7日出願の米国特許出願「広帯 域通信システム用の逆方向経路割当ておよび競合解消方式(Reverse P ath Allocation and Contention Resolu tion Scheme for a Broadband Communic ations System)」と関連している。発明の分野 本発明は、ケーブル・テレビジョンまたは共同アンテナ・テレビジョン(CA TV)ネットワークの如き広帯域通信システムのための変調器に関し、特に、電 話信号および他の信号あるいは類似信号のCATVおよび相等ネットワークでの 通信をサポートするための多重チャネル変調器に関する。発明の背景 広帯域通信システムは、電話網の加入者間、およびケーブルまたは共同アンテ ナ(CATV)ネットワークの加入者間に電話信号を通信することができる。電 話信号は、ケーブル・ネットワークの順方向帯域で電話網からCATV加入者へ 通信される。電話信号は、ケーブル・ネットワークの逆方向帯域でCATV加入 者から電話網へ通信される。 「顧客インターフェース装置」即ち「CIU」とも呼ばれる電話端末は、典型 的に、順方向帯域における入りのディジタル電話信号を従来の電話ハンドセット で処理されるアナログ信号へ変換するため、一人以上のCATV加入者の近くに 配置される。CIUはまた、電話ハンドセットからの出のアナログ電話信号を逆 方向帯域で伝送される横軸位相偏移変調(QPSK)された信号へ変換すること ができる。 CIUは、出の電話信号の伝送をサポートするため、選択された無線周波(R F)キャリア信号を電話情報で変調するように動作する。CIUは、順方向帯域 を介してデータ・リンクまたはディレクトリ・チャネルにより提供されるチャネ ル情報に応答してRFキャリア周波数を選択することにより、周波数感応動作を サポートすることができる。これにより、逆方向帯域内の帯域幅の選択的な割当 てが加入者の電話サービス要求を満たし、かつノイズ干渉を受けやすい特定の逆 方向帯域チャネルを回避することを可能にする。 従来のCIUは、ケーブル・ネットワークの逆方向帯域内の変調信号の伝送の ため、DS0チャネルの如き選択されたRFキャリア信号を電話情報で変調する 逆方向帯域変調器とも呼ばれる1つ以上の変調器を含んでいる。各変調器は、デ ィジタル化された電話情報のデータ・ストリームを受取ることができ、これに応 答して、逆方向帯域の利用可能な周波数スロットまたはチャネルで電話情報を送 るように、1つのRFキャリアをQPSK変調することができる。 逆方向帯域の周波数範囲内に1つの被変調信号を置くための単一チャネル変調 器の使用は、従来の1本の電話回線によりサービスされる典型的な居住加入者の 通信需要に応じるのに充分である。しかし、加入者地域内のオフィスまたはアパ ートの集合建築のような多重居住ユニットに住む企業および消費者の電話要件は 、広帯域通信システムのピーク使用時にこれまでのCIUの送信容量を越え得る 。更に、CIUの各変調器がケーブル・ネットワークの逆方向帯域内の特定チャ ネルに1つの変調信号を置く動作に限定されるならば、逆方向帯域の周波数スペ クトルを管理する機会が制限される。 従って、現在ある公衆電話網と両立し得る広帯域通信システムの逆方向帯域内 での被変調信号の伝送をサポートするため、選択されたRFキャリアを変調する ための複数のデータ・ストリームを受取る多重チャネル変調器に対する需要があ る。また、広帯域通信システムの加入者地域内の高密度な使用時に周波数スペク トルの柔軟な管理をサポートするように、逆方向帯域の特定のサブバンド内に独 立のチャネルを置くことができる多重チャネル変調器に対する需要もある。 本発明は、DS0信号の如き電話情報のディジタル化されたデータ・ストリー ムを受取り、ケーブル・ネットワークの逆方向帯域のチャネル内での被変調信号 の伝送のため、選択されたRFキャリアを変調することにより、先に述べた需要 を満たすものである。このような多重チャネル変調器は、選択された各RFキャ リアを「独立」に変調して、逆方向帯域内の任意の周波数スロットまたはチャネ ルに各変調信号を置くことを許容することにより、広帯域通信システムのための 周波数スペクトルの柔軟な管理を容易にする。発明の概要 本発明は、CATV分配ネットワークでの双方向の電話通信を含む広帯域通信 をサポートするよう通信関連情報で複数のキャリア信号を変調することができる 装置の要件を満たす。特に、本発明は、現在の公衆電話網と両立し得る複合ケー ブル・ネットワーク/電話システムの動作環境で使用される多重チャネル変調器 を提供する。 多重チャネル変調器は、電話情報のディジタル化されたデータ・ストリームを 受取り、これに応答して、ケーブル・ネットワークとしても記述されるCATV 分配ネットワークの逆方向帯域内での電話信号の伝送のために、選択されたRF キャリアを変調する。多重チャネル変調器は、選択された各RFキャリアを「独 立」に変調することにより、ケーブル・ネットワークの逆方向チャネルにより使 用されるよう割当てられた周波数スペクトルの柔軟な管理をサポートし、これに より逆方向帯域内の任意の周波数スロットまたはチャネルに各変調された信号を 置くことを許容する。他のチャネルに対する周波数割当ての如何に拘わらず、割 当てられた周波数スペクトル内の任意の場所にチャネルを置くことができるなら ば、このチャネルは「独立」であると見なされる。 変調された信号を逆方向帯域内で隣接状態に置けることは明らかであるが、こ のような代替的な変調手法は、広帯域通信システムの高密度の使用時に加入者地 域において可能な周波数割当ての柔軟性を制限する。例えば、加入者地域におけ る電話サービスの利用に高い集中が生じると、逆方向帯域内で使用するために、 多数の「隣接する」チャネルではなく任意の1つのチャネルが利用可能となるこ とが非常に起り得る。従って、本発明は、広帯域通信ネットワークの周波数スペ クトルの柔軟な管理を容易にする利点を提供する。 広帯域通信システムにおける周波数スペクトルの典型的な事例として、逆方向 帯域内の各チャネルまたは被変調信号は49.5KHzの帯域幅を持ち、逆方向 帯域の各サブバンドは5.0MHzの帯域幅を持つ。被変調信号は、サブバンド の約100個の周波数スロット(特に、101個)またはチャネルのどれかに割 当てられ得る。換言すれば、当該事例では、約100個の周波数スロットが、5 .0MHzのサブバンド内で多重チャネル変調器による割当てに利用可能である 。 多重チャネル変調器は、典型的に、広帯域通信ネットワークに接続される顧客 インターフェース装置(CIU)で使用される。CIUは、ヘッドエンドから第 1の周波数帯域、即ち、広帯域通信ネットワークの順方向帯域またはチャネルで 第1の信号を受取るように動作する。CIUはまた、第2の周波数帯域で、即ち 広帯域通信ネットワークの逆方向帯域で、電話信号を加入者とヘッドエンドとの 間で通信する。第1の復調器は、典型的に、第1の周波数帯域の第1の信号を復 調し、復調された第1の信号を出力ポートへ接続するために用いられる。CIU はまた、各々が同位相(I)信号成分と直角位相(Q)信号成分とを含む電話信 号に従ってキャリア信号を変調することにより、第2の周波数帯域の被変調信号 を生成するための少なくとも1つの多重チャネル変調器をも含み得る。 次に多重チャネル変調器を詳細に述べると、フィルタはI信号成分とQ信号成 分とを受取り、これらを濾波して濾波されたI信号成分およびQ信号成分を生成 する。該フィルタは、入力信号の帯域幅を厳しく規定しかつあり得るシンボル間 干渉を低減するためのナイキスト・フィルタとして構成され得る。補間モジュー ルは、濾波されたI信号成分とQ信号成分とをアップサンプリング(upsam pling)することにより、処理されたI信号成分とQ信号成分とを生成する ことができる。更に、これらの処理されたI信号成分とQ信号成分とは1組のチ ャネル変調器へ送られ、各チャネル変調器は逆方向帯域の離散的増分チャネル内 で被変調信号を生成することができる。 各チャネル変調器は、1対の処理されたI信号成分とQ信号成分を受取り、こ れに応答して、選択されたキャリア信号を電話信号の1つで変調して複素被変調 信号を生じる。この複素被変調信号は、式「f(x)=x+jy」の実数信号成 分と虚数信号成分とを有する。この複素被変調信号は、交差乗算(cross− multiplication)および加算の結果として生成される。 加算モジュールは、実数信号成分を加算して実数の結果信号を生じることによ り、複素被変調信号に応答する。この加算モジュールはまた、虚数成分を加算し て虚数の結果信号を生じるように動作する。ディジタル/アナログ・コンバータ (DAC)モジュールは、ディジタル・データ・ストリームにより表わされる実 数および虚数の結果信号をアナログ信号へ変換することができる。アナログ信号 に応答する送信機は、広帯域通信ネットワークの第2の周波数帯域内で被変調信 号を送信することができる。 多重チャネル変調器はまた、フィルタに対するアクセスを制御するための制御 モジュールを含むことができる。情報信号のI信号成分とQ信号成分とが制御モ ジュールにより待ち行列処理され、待ち行列処理されたI信号成分とQ信号成分 とは、一時に1つずつフィルタへ逐次入力される。制御モジュールは、I信号成 分とQ信号成分とを記憶するため、I信号成分とQ信号成分の各々に対して1つ ずつの1組のシフト・レジスタを含むことができる。シフト・レジスタに接続さ れたマルチプレクサは、アドレス信号に応答して、選択されたI信号成分または 選択されたQ信号成分をフィルタへ与えることができる。このアドレス信号は、 選択されたI信号成分または選択されたQ信号成分に対応する。フィルタとチャ ネル変調器との間に接続されたデマルチプレクサは、濾波されたI信号成分と濾 波されたQ信号成分とをチャネル変調器へ与えるのに有効である。 次に多重チャネル変調器の他の特質について述べると、多重チャネル変調器の 各チャネル変調器は、正弦波(SIN)値と余弦波(COS)値とを記憶するた めの索引テーブルと、交差乗算をサポートする1組の乗算器と、交差乗算により 生成される結果信号を加算する1対の加算器とを含んでいる。キャリア信号周波 数に対応する位相値に応答して、正弦値と余弦値とが前記索引テーブルから読出 されて、乗算器へ与えられる。乗算器はまた、補間モジュールにより出力される 如き「IIN」と「QIN」の処理されたI信号成分とQ信号成分とを受取る。この 1組の乗算器は、加算器により加算されて複素被変調信号を生じる実数成分と虚 数成分とを出力する。複素被変調信号の実数成分は、「IIN×COS(PHAS E)+QIN×SIN(PHASE)」により表わされ、複素被変調信号の虚数成 分は、「QIN×COS(PHASE)−IIN×SIN(PHASE)」により表 わされる。 加算モジュールは、第1の加算器と第2の加算器とにより構成することができ る。第1の加算器は、チャネル変調器の各々により生成される複素被変調信号に 応答して、実数信号成分を加算して実数の結果信号を生じる。同様に、第2の加 算器は、チャネル変調器の各々により生成される複素被変調信号に応答して、虚 数成分を加算して虚数の結果信号を生じる。 多重チャネル変調器のディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュー ルは、実数の結果信号を第1のアナログ信号へ変換するための第1のDACと、 虚数の結果信号を第2のアナログ信号へ変換する第2のDACとを含むことがで きる。送信機は、これらアナログ信号と第2の周波数帯域の選択された周波数を 持つ周波数シフト信号とに応答して、選択された周波数だけ第1のアナログ信号 と第2のアナログ信号とをシフトさせる周波数シフタを含むことができる。加算 器は、第1および第2のアナログ信号を加算して、第2の周波数帯域の被変調信 号を生成する。 以上のことから、本発明の目的は、選択されたRFキャリアを変調するため通 信情報の複数のデータ・ストリームを受取る多重チャネル変調器を提供し、これ により広帯域通信システムの周波数帯域内で被変調信号の送信をサポートするこ とであることが理解されよう。 本発明の更なる目的は、選択されたRFキャリアを変調するため電話情報のデ ータ・ストリームを受取る多重チャネル変調器を提供することにより、既存の公 衆電話網と両立し得る広帯域通信システムのケーブル・ネットワークの逆方向帯 域内での被変調信号の送信をサポートすることにある。 本発明の更に他の目的は、広帯域通信システムの加入者地域内での高密度な使 用時に周波数スペクトルの柔軟な管理をサポートするため、逆方向帯域のサブバ ンド内に独立のチャネルを置くことができる多重チャネル変調器を提供すること にある。 本発明の上記および他の目的、特徴および利点については、添付図面と請求の 範囲に関して以降の詳細な記述を読めば、更によく理解され更に完全に理解され よう。図面の簡単な説明 図1は、本発明により構成された広帯域電話システムのシステム・ブロック図 、 図2は、電話網に接続された図1に示す広帯域通信システムの実施の形態のシ ステム・ブロック図、 図3Aは、順方向と逆方向の信号帯域を示す典型的な分割CATVシステムの 周波数割当ての図形表示、 図3Bは、図2に示した広帯域通信システムの周波数割当ての図形表示、 図3Cは、図2に示した広帯域通信システムの代替的な周波数割当ての図形表 示、 図4は、図2に示した広帯域通信システムのCATVネットワーク入力インタ ーフェースに対する電話網の詳細なブロック図、 図5は、図2に示した広帯域通信システムのCATVネットワーク出力インタ ーフェースに対する電話網の詳細なブロック図、 図6は、CATVネットワークを介して電話網から電話信号を受信してCAT Vネットワークを介して電話網へ電話信号を送信する電話端末の詳細なブロック 図、 図7は、図6に示した電話端末の変調器に対する変調器インターフェースの詳 細なブロック図、 図8は、図6に示した電話端末の多重チャネル変調器の詳細なブロック図、 図9は、図8に示した変調器の1つのチャネルの詳細なブロック図、 図10は、図8に示した変調器の補間フィルタの詳細なブロック図、 図11は、電話端末の代替的な実施の形態の詳細なブロック図である。望ましい実施の形態の詳細な記述 本発明と本発明が解明する諸問題とを紹介するためには、従来のCATV広帯 域通信システムを検討し、電話信号を広帯域通信環境へ導入するための本願の譲 受人による研究を調べることが役立とう。従来のケーブル・テレビジョン・システム(CATV) 時に共同アンテナ・テレビジョン(CATV)システムと呼ばれるケーブル・ テレビジョン・システムは、テレビジョン信号、オーディオ信号およびデータ信 号を加入者の家庭もしくは企業へ分配する同軸ケーブルおよび光ファイバの広帯 域通信ネットワークである。典型的なCATVシステムにおいては、ケーブル・ ネットワークにフィードする1つの有効に配置されたアンテナ・アレイが各個の 加入者に有用なテレビジョン信号を供給する。 ケーブル・ネットワークは、米国内、特に都市部において非常な生長と拡張と に遭遇してきた。CATVネットワークは、現在米国内の人口の略々90%を越 えるものと推定され、全所帯の約60〜65%が実際に接続されている。ケーブ ル・システムは最初から非常に簡単なアーキテクチャを持ち、制限された数の異 なるテレビジョン信号を提供するが、過去数十年にわたるテレビジョン放送会社 とテレビジョン所持者の数の増加は、更に複雑かつ高価な近代的ケーブル分配シ ステムをもたらす結果となった。 典型的なCATVシステムは、4つの主要素、即ち、ヘッドエンド、トランク ・システム、分配システム、および加入者引込み口を含む。 「ヘッドエンド」とは、信号を集め、組織化して分配する信号受信処理センタ ーである。このヘッドエンドは、衛星が送ったビデオおよびオーディオ・プログ ラム、無線放送TV局信号、地上マイクロ波その他の通信システムによって送ら れるネットワーク・フィードを受信する。更に、ヘッドエンドは、コマーシャル やスタジオで生成される生のプログラムのような加入者への信号パッケージへ局 部的放送を注入する。 ヘッドエンドは、信号の出力レベルを制御し、信号対雑音比を調整し、望まし くない帯域外信号を抑制する信号処理装置を含む。典型的な信号処理装置は、ヘ テロダイン・プロセッサあるいは復調器/変調器対を含む。ヘッドエンドは、次 に別個の無線周波(RF)キャリア上で受信信号を変調して、これら信号をケー ブル・システムへ送出するため組合わせる。 「トランク・システム」は、信号をヘッドエンドから地域の多数の分配点へ運 ぶCATVネットワークの大動脈である。今日のトランク・システムは、典型的 に、同軸ケーブルおよび光ファイバと、周期的な間隔で配置されて回線に沿う信 号の減衰を補償するトランク増幅器との組合わせからなる。光ファイバと同軸ケ ーブルを用いるこのような最近のトランク・システムは、しばしば「ファイバ/ 同軸」システムと呼ばれる。 「分配システム」は、光ファイバと同軸ケーブルの組合わせを用いて、加入者 へ分配するためトランク・システムからの信号を個々の近隣点へ供給する。ケー ブル・ネットワークに沿った信号の伝送に固有の色々な損失と歪みを補償するた め、線路延長増幅器がケーブルの全長に沿ってある間隔で置かれている。各増幅 器には、先のケーブル区間の減衰損失を克服するのにちょうど充分な利得が与え られる。分配ネットワークはまた、「フィーダ」と呼ばれる。 光ファイバ通信は従来のネットワークより多くの信号を運ぶことができるので 、光ファイバをできるだけ深く地域に浸透させることをCATVおよび電気通信 産業は強く要望している。技術的および経済的制約により、加入者の家庭に光フ ァイバを提供することが実現可能であるとはまだ証明されていない。今日、光フ ァイバと同軸ケーブルを含む「光ファイバ重用(fiber deep)」CA TV分配システムは、しばしば「供給地域へのファイバ(iber−o−t he−erving−rea)」システム即ち「FTSA」システムと呼ば れる。 「加入者引込み口」とは、個々の75オームの同軸ケーブル線を、「加入者構 内装備」または「顧客構内装備(CPE)」としばしば呼ばれる加入者のテレビ ジョン・セットまたは加入者端末へ供給する分配システムにおけるタップである 。このタップは加入者構内装置の直前の最終的サービス点であるので、スクラン ブルされた、またはプレミアムのプログラムへのアクセスを制御するため、チャ ネル許可回路がしばしばタップ内に配置される。 ケーブル分配システムは、最初はテレビジョン信号およびラジオ信号を「下流 」方向に(即ち、中央のヘッドエンドの場所から複数の加入者の場所へ。「順方 向」経路とも呼ばれる)のみ分配するように設計されていた。従って、増幅器と 補償回路網を含む多くの古いケーブル・システムの構成要素となる装備は、典型 的に順方向にのみ信号を供給するようになされている。下流方向の伝送の場合、 典型的なCATVシステムは、50MHzないし550MHzの範囲の周波数スペ クトルにおいて順方向帯域で周波数分割多重化される、それぞれ帯域幅が6MH zの一連のビデオ・チャネルを提供する。ファイバがファイバ/同軸形態および FTSA形態でサービス地域へ更に深く伸ばされるに伴い、同軸部分の帯域幅は IGHzを越えるまで増加すると予期される。 視聴ごと支払いサービスおよび他の対話型テレビジョン・アプリケーションの 出現は、加入者の場所から逆にヘッドエンドへの信号の伝送をも行う2方向性、 または「双方向」ケーブル・システムの開発を加速した。これは、しばしば「上 流」方向または「逆方向」経路と呼ばれる。この手法は、ケーブル事業者が、イ ンパルス・ペイ・パー・ビュー(IPPV)の如き多くの新規な対話型加入者サ ービスをネットワークに提供することを可能にした。多くのCATVシステムで は、5MHzないし30MHzの信号帯域が逆方向信号に対して用いられる。 しかし、基部にヘッドエンドがあり加入者に対して外側へ分岐する「木と枝」 のように見える典型的なCATVシステムの形態は、ヘッドエンドへ戻る上流方 向に信号を送ることに技術的な問題を生じる。伝統的な木および枝のケーブル・ ネットワークにおいては、下流方向信号の共通の組がネットワークにおける各加 入者の家庭へ分配される。1つの加入者からヘッドエンドへ流れる上流方向信号 は、近隣に信号を供する分配ケーブルのセグメント上の他の全ての上流方向加入 者の家庭を通過する。 標準的な木と枝の形態は、2方向の通信サービスに要求されるような各加入者 の場所から逆にヘッドエンドへ信号を送るのに充分に適することが証明されてい ない。木と枝のケーブル分配システムは、信号が下流方向にのみ分配されるべき 時にはケーブルと分配の使用に関して最も効率的である。ケーブル分配システム は、一般に、非常にノイズの多い環境であり、特に逆方向経路においてはそうで ある。干渉信号が航空機の頭上通過あるいは27MHzの共通周波数で動作する 市民バンド(CB)ラジオの如き多くの共通源から生じ得、これはCATVネッ トワークの典型的な逆方向チャネル帯域幅内にある。木と枝の形態の典型的な逆 方向は反転した木のように見えるので、ノイズは多くの分配点から1つの点、即 ちヘッドエンドへ伝搬される。従って、全ての個々のノイズの影響は一緒に加算 され、非常にノイズの多い環境と通信の問題をヘッドエンドに生じる。 今日のFTSAシステムは、ケーブル・ネットワークの加入者ベースを約40 0ないし2500の加入者の管理可能なサービス地域に分けることにより、逆方 向の信号通信を容易にする。このため、比較的小さなグループの加入者に対して は、制限された逆方向帯域の周波数範囲の再使用を可能にする。ヘッドエンドは 、各サービス地域が1つのファイバ・ノードで終る光通信経路により接続される 星形結線の中央ハブとして働く。ファイバ・ノードは、各サービス地域のフィー ダおよび引込み口の同軸ケーブル分配サブネットワークを介してサービス地域の 加入者に接続される。FTSA形態においては、順方向における信号の一部(例 えば、テレビジョン・プログラム信号)は、同じ加入者サービスが全ての加入者 に提供されるように、各サービス地域に対して同じである。逆方向では、この形 態は、特定のサービス地域に限定される独立の周波数スペクトルを提供する。こ のように、FTSAアーキテクチャは、周波数スペクトルの逆方向部分の帯域幅 にサービス地域数を乗じるという利点を提供する。電話サービスの要求 国内全体のCATVシステムにおける光ファイバ技術の止まることのない展開 は、ケーブル・ネットワーク上に全く新たな範囲の対話型サービスを提供する展 望をケーブル事業者に持たせる。特定の関心となる1つの領域は、電話サービス である。技術における最近の進歩ならびに規制の緩和のゆえに、ケーブル・テレ ビジョン・ネットワークと電話網との間のかっては別個の回線は、著しくぼやけ てきた。現在では、既存のケーブル分配ネットワーク上で電話サービスを有効に 提供することが可能な広帯域通信システムに対する大きな要望がある。 更に、テレビジョン、対話型コンピューティング、ショッピングおよびエンタ ーテイメントなどの新規なサービスを電話加入者に提供するために帯域幅を増加 しようとする理念に対して、電話システム運営企業によりかなりの関心が表明さ れている。今日の「銅」に基く電話サービス(電話回線として銅ワイヤが使用さ れるゆえに、そのように呼ばれる)は、非常に帯域幅が制約され(約3KHz) 、電話網の基礎構造の大きな変更なくしては、電話会社はこのような強化された サービスを提供することができない。 しかし、既存の通信システムは、従来のCATVシステムにおける電話信号の 伝送に充分に適することが証明されていない。電話信号を伝送するためのシステ ムは、1点から1点への(即ち、一人の加入者から一人の加入者へ)の分配を許 容するように構成されねばならない。しかし、充分に確立された米国内の双方向 ネットワークを有する電話企業とは異なり、ケーブル産業は、一般に相互に通信 が不可能な数千の個々のシステムに分割されている。その代わり、このケーブル ・ネットワークは、単一点から多点へ(即ち、単一のヘッドエンドから下流方向 に多数の加入者場所へ)の信号伝送のために理想的に構成されている。 更に、従来のCATVシステムは、点間通信を提供するのに必要な交換能力を 持たない。従って、電話信号の伝送のための通信システムは、電話運営企業によ り運営される公衆電話網(PSTN)と両立し得るものでなければならない。電 話信号の搬送に有効であるために、CATVネットワークは、電話信号を運ぶこ とが商業的に実行可能である地点において電話網へ継ぎ目なしにインターフェー スできなければならない。CATVネットワークはまた、大掛かりな改修やプロ トコルの変更なしに、相互連結された電話システムの他の部分へ通過できる信号 をも提供し、これにより国際的な電話システムの一部となるものでなければなら ない。 本願の譲受人により開発された広帯域通信システムは、これらの通信問題に取 組むものである。更なる背景として、1993年9月17日出願の米国特許出願 第08/123,363号「広帯域通信システム(Broadband Com munication System)」の部分継続出願である、1994年3 月30日出願の米国特許出願第08/219,848号「周波数感応広帯域通信 システム(Frequenc Agile Broadband Commun ications System)」の一部継続出願である1995年6月7日 出願の米国特許出願「広帯域通信システム用の逆方向経路割当ておよび競合解消 方式(Reverse Path Allocation and Conte ntion Resolution Scheme for a Broadb and Communications System)」における広帯域通信 システムの記述を読者は参照されたい。これらの米国特許出願は、本願と同じ譲 受人に譲渡され、本願に参考のため援用される。 広帯域通信システムは、CATV加入者に対して電話網から電話信号をケーブ ル・ネットワークの順方向帯域で通信することができ、かつ電話網に対してCA TV加入者から電話信号をケーブル・ネットワークの逆方向帯域で通信すること ができる。この広帯域通信システムは、個々の加入者電話信号をディジタル化し て、ケーブル・ネットワークの順方向帯域において周波数分割多重化(FDM) されたキャリア上で搬送される多重化された信号を生成できる。ディジタルの多 重化された信号は、CATVネットワークの順方向帯域の未使用部分に位置する キャリア上で直角部分応答(QPR)変調される。このQPR信号は、帯域幅が 約3MHzであることが望ましく、標準的な6MHzのビデオ・チャネルに容易に 適合する。あるいはまた、1対のQPR信号を、約6MHzの帯域幅を用いるよ うにケーブル回線の他の未使用チャネルに置くことができる。強固なディジタル 信号を使用するシステムを作ることにより、順方向CATV帯域の帯域幅を有効 に割当てることができる。システム事業者は、新規なサービスが利用可能にされ るかあるいは古いサービスが回線から外される時、柔軟な方法でこれらの割当て を計画し変更することができる。 電話網に対する加入者電話信号はディジタル化され、CATVシステムの逆方 向帯域内のキャリア上で個々に変調される。説明のための例として、加入者DS 0電話回線は約50KHz帯域幅の信号(例えば、49.5KHz)へQPSK変 調され、CATVネットワークの逆方向帯域上で周波数分割多重化される。個々 の電話信号は、SONETポートまたは電話網のDS1、DS2、あるいはDS 3の如き他の標準的な電話結線へ直結され得る標準的な時分割多重化(TDM) された電話信号に多重化される。 広帯域通信システムに対するアクセスは、典型的には加入者の屋外に設けられ る「顧客インターフェース装置(CIU)」とも呼ばれる居住者用インターフェ ース装置により提供される。広帯域電話信号は、CATV引込みケーブルの端部 で終端され、標準的な2線電話信号として家庭を通過する。加入者の内部電話網 は、電話企業の銅ネットワークから切離すことができ、CIUに接続され、ある いは直接にジャンパ接続することができる。 CATVネットワークの逆方向帯域を約50KHzの小さな増分で用いること により、逆方向信号帯域の柔軟性が汚されることはない。システム事業者は、電 話サービスを提供しながら、依然として対話型TVサービス、IPPVおよび他 の逆方向経路信号を提供することができる。 CATVネットワークがFTSAネットワークであるならば、電話サービスを 供される加入者数を数倍増加させることができる。逆方向帯域で用いられる空間 (周波数)分割多重化(FDM)は、あるサービス地域における実質的な数の加 入者に電話サービスを提供することを経済的にする。1つのサービス地域が50 0人の加入者を含むならば、加入者当たり約50KHzの2路システムに必要な 帯域幅は25MHzとなり、これは最も一般的な分割帯域システムの5ないし3 0MHzの逆方向帯域内に適合する。 逆方向帯域回路は、周波数感応性を支援することができ、ヘッドエンド・イン ターフェース装置から順方向帯域でデータ・リンクあるいはディレクトリ・チャ ネルで与えられるチャネル情報に応答して1つ以上の選択されたキャリア周波数 に同調することができる。顧客インターフェース装置は、電話情報に従って、選 択されたキャリアを変調し、変調された信号を1つ以上の選択されたチャネルに 置くことができる。この周波数感応性は、あるチャネルにおけるノイズに応答す る加入者の要求および逆方向帯域チャネルの変更を満たす帯域幅の選択的な割当 てを可能にする。この周波数感応性により、本発明は、例えば、単一音声回線、 多重音声回線、ISDN、データ通信などの加入者に対する色々なレベルのサー ビスを行うことができ、また、ノイズを受けやすいかあるいはノイズを経験して いる特定の逆方向帯域チャネルを回避するように、動的な帯域幅割当てを実施す ることが可能になる。 広帯域通信システムはまた、特定の加入者に通信を提供するのに適切なサービ ス・レベルを決定し、決定された適切なサービス・レベルと釣合う選択的に変更 可能な帯域幅を提供するように、加入ネットワークの逆方向帯域における1つ以 上の選択された周波数サブバンドを割当てるよう動作する。1つ以上の選択され た周波数サブバンドのアイデンティティは、順方向帯域のデータ・リンクまたは ディレクトリ・チャネルにおいて特定の加入者へ送られる。入りの電話信号は、 特定の加入者に対して順方向帯域の周波数で送られる。特定の加入者と関連する 加入者端末において、データ・リンクまたはディレクトリ・チャネルを監視する ことにより、ヘッドエンドに対して通信される1つ以上の選択された周波数サブ バンドのアイデンティティが受取られる。加入者電話信号は1つ以上の選択され た周波数の逆方向サブバンドでヘッドエンドへ通信される。 次に、図面全体において同じ参照番号が類似の要素を表わす図面において、図 1は、本発明の望ましい動作環境を規定する広帯域通信システムを示す。当シス テムは、電話信号の通信に関して記述されるが、類似あるいは相等の形式の他の 信号もまた使用できることは明らかであろう。更に、ディジタル電話信号につい て記載されるが、当該システムはアナログ電話信号または他の種類のディジタル 信号をも通信することもできる。まず図1において、電話網からの電話信号はC ATVネットワーク12に接続され、CATVネットワークにより、アドレス指 定された加入者構内装置30へ送られる。アドレス指定された加入者30は、電 話信号をCATVネットワーク12で再び通信し、電話信号は電話網10に接続 される。当システムは電話網10の拡張として働き、加入者は電話網10に呼び を行いあるいは電話網から呼びを受取ることができる。このサービスは、CAT Vネットワーク12により各加入者へ与えられる従来のビデオ、オーディオ、デ ータその他のサービスに追加される。 本文における用語「ヘッドエンド」の使用は、CATVヘッドエンド14のよ うな従来のCATVシステムに対する同軸ヘッドエンドに限定されない。その代 わり、ヘッドエンドはまた、電話中央局の如き信号源から多重化された通信信号 を受取り、かかる信号を広帯域ネットワークにおける加入者に対して通信する機 能を供し得る、ノード16のような光ファイバ・ノードまたは他の通信ノードを も含み得る。以降の記述に見られるように、CATVヘッドエンド14は、これ ら機能を実施するための望ましい実施の形態である。 当該システムは、入力インターフェース32を介してCATVネットワーク1 2と結びつく電話網10を含んでいる。CATVネットワーク12は更に、出力 インターフェース34を介して電話網10と結びつく。電話信号は、CATVネ ットワーク12の加入者に対しては入力インターフェース32を介して加入者構 内装置30へ送られる。CATVネットワーク12の加入者構内装置30からの 電話信号は、CATVネットワーク12により且つ出力インターフェース34を 介して電話網10へ送られる。広帯域通信システムは交換を行わず、接続および 交換能力に対する電話網10の強みと広帯域通信経路であるCATVネットワー ク12の強みとを利用する。 CATVネットワーク12は、サービス地域へのファイバ(FTSA)のアー キテクチャを持つように示される。CATVヘッドエンド14は、分配ネットワ ークを介して複数の加入者の加入者構内装置30へ分配されるCATVプログラ ムを提供する。分配ネットワークは、相互に近くに配置される加入者のグループ である20で示される如き複数の「サービス地域」に信号を提供する。各サービ ス地域は、サイズが約50家庭から約2500家庭の範囲のグループからなって いる。ヘッドエンド14は、ファイバ・ノード16で終る光ファイバ18を介し て星形結線で各サービス地域に接続される。CATVプログラムおよび電話信号 は、ヘッドエンド14でRF広帯域信号から光変調へ変換され、光ファイバ18 により伝送され、次いでファイバ・ノード16において再びRF広帯域信号へ変 換される。ファイバ・ノード16の各々からそのサービス地域20全体に対して 信号をブーストするための双方向増幅器24および双方向線路延長器25を備え たフィーダ22の同軸サブネットワークが放射状に広がる。 RF広帯域信号は、最も近いフィーダ22からの信号の一部を、標準の同軸ケ ーブル引込み口28を介して加入者構内装置に接続されたタップ26によって取 出すことにより、各加入者構内装置30へ分配される。このように、CATVネ ットワークは、ヘッドエンド14から数十万になり得る加入者構内装置30の各 々に至る広帯域通信経路を提供する。 広帯域通信システムの一つの実施の形態はファイバ・ノード16に接続された 入力インターフェース32と、ヘッドエンド14に接続された出力インターフェ ース34とを示しているが、RF電話信号の挿入および取出しがこのような単一 のアーキテクチャに限定される必要がないことは明らかである。入力インターフ ェース32と出力インターフェース38(点線で示される)をファイバ・ノード 16で接続することができる。あるいはまた、入力インターフェース36(点線 で示される)と出力インターフェース34をヘッドエンド14に接続することが できる。更に、入力インターフェース36をヘッドエンド14に接続することが でき、出力インターフェース38をファイバ・ノード16に接続することができ る。星形結線と一致しないケーブル・アーキテクチャの場合は、RF電話信号を ヘッドエンドに挿入して、これら信号をヘッドエンドにおいてシステムから取出 すことが一般に最も有効である。各アーキテクチャは、以下に更に詳細に述べる ように、それ自体の利点を有する。 入力インターフェース32と出力インターフェース34は、電話信号を一方向 に挿入し、電話信号を他の方向に取出すための簡便な方法をもたらす。電話信号 は、ネットワークにおける色々な地点において他のプログラムと同じ方法でCA TVネットワーク12に挿入しあるいはそこから取出すことができる両立可能な RF信号へ変換される。RF電話信号はCATVネットワーク12における以前 のRF信号と両立できるので、他の信号に対する干渉あるいはその搬送のための 特別な処置なしに、ネットワークにトランスペアレントに電話信号を伝送させる ことができる。 理論的には、CATVネットワーク12により提供される広帯域通信経路は、 情報を各方向に送ることができるように双方向性である。しかし、規約ゆえに、 また、大半のネットワークが一点対多点の性格であることのゆえに、逆方向経路 、即ち加入者構内装置30から発してヘッドエンド14に送られる通信は、はる かに制約が多い。通常は、逆方向増幅器25は帯域幅が制限されており、CAT Vスペクトルを周波数に基いて順方向と逆方向との経路へ分けるダイプレクサを 含む。 図2は、電話網への延長として構成される広帯域通信システムの望ましい構成 を示す。電話網10に接続するために、クラス5スイッチ41が用いられる。こ のスイッチ41は、スイッチを市内地域、国内通話グリッドおよび国際通話グリ ッドに一体化する従来の市内信号、トランク信号および相互接続信号を処理する ための適切な回路を有する。スイッチ41は、複数の入力のどれか1つを任意の 複数の出力に切換える交差点の切換え回路網を有する。特に、スイッチ41は、 DS1フォーマット・インターフェースを提供する装置を有する。 当業者に周知のように、「DS0」信号は、音声,データ、オーディオなどに 使用することができる64kb/sのディジタル・チャネルに対応する標準の電 話フォーマットである。このため、1つのDS0電話信号は、1つの電話変換と して見ることができる。同様に、「DS1」信号は、24個のDS0チャネルを 含む1.544Mb/sのディジタル・チャネルに対応する。標準のディジタル 電話フォーマットのビット・レートおよびその相互関係の概要については、下表 1を参照されたい。 更に、スイッチ41は、DS1信号を複数のDS0信号へデマルチプレックス して、この信号を送出点へ送ることができる手段を有する。当システムは、入力 インターフェース32で複数のDS1チャネルを受取り、これをCATVネット ワーク12を介して加入者構内装置30に接続する順方向経路を使用する。加入 者構内装置30は、電話信号をCATVネットワーク12を介して出力インター フェース34へ送り、出力インターフェースは電話信号をスイッチ41へ送るた め同数のDS1信号チャネルへ変換する。スイッチ41が入力インターフェース 32および出力インターフェース34の付近に配置されるならば、これらのイン ターフェースは直結され得る。あるいはまた、ヘッドエンドまたはファイバ・ノ ードがクラス5スイッチの付近に配置されていないほとんどの場合におけるよう に、光ファイバ・リンクを用いてスイッチ41とインターフェース32、34と を接続することができる。 順方向においては、光ファイバ送信機43が、複数のDS1電話信号を光信号 へ変換し、この光信号は光ファイバ受信機45へ送られる。光ファイバ受信機4 5は、光信号をDS1フォーマットの電話信号へ変換する。同様に、逆方向経路 における光ファイバ送信機49はDS1の出の電話信号を光信号へ変換し、この 光信号は光ファイバ受信機47により受信されてDS1電話信号フォーマットの 信号へ変換される。 標準の電話フォーマットであるためDS1電話信号フォーマットが選択された が、変換と送信を行う従来の光リンクは、光送信機43、49および光送信機4 5、47に容易に利用可能である。 当該システムはこの双方向の通信モードを使用し、各DS1信号は64kb/ sのディジタル・データ・チャネルのグループであると考えることができる24 個のDS0チャネルを含む。この64kb/sチャネルは、音声、データ、オー ディオ(音楽、記憶情報)などのいずれにも使用することができる。一般に、電 話形式の信号の場合は、接続されたDS1リンクから得られる各DS0チャネル は特定の加入者に向けられ且つ関連付けられる。接続されたDS1リンクにおけ る各DS0信号に対する移送は、入りの電話信号を広帯域システムの順方向経路 において選択されたDS0下流方向チャネルで送出することにより、特定の加入 者に対して行われる。対応するDS0上流方向チャネルが、出の電話信号に対し て広帯域システムの逆方向経路において当該加入者へ割当てられる。加入者から の受取られたDS0信号は、出の信号に対するDS1リンクにおける対応するD S0タイム・スロットへ送られる。このため、スイッチ41は、任意の市内、ト ランクまたは相互接続通話点を順方向経路における任意のDS0チャネルに接続 することができ、通信経路を完成するため逆方向経路におけるその関連するDS 0チャネルを同じ市内、トランクまたは相互接続点に接続することができる。各 加入者構内装置30は、クラス5スイッチ41に直接接続された別のDS0加入 者として現れる。CATVネットワーク12の分配システムは、スイッチ41に 対してトランスペアレントであり、広帯域通信システムに対する更なる通信、情 報または接続を必要としない。 以上のことから、広帯域通信システムには2つの種類の電話通話があることが 理解されよう。1つのタイプの通話は入りの通話であり、他は出の通話である。 これらのタイプの通話を組合わせると、別の電話セット間、あるいはCATVネ ットワーク加入者間の全ての必要な接続が可能である。加入者は、CATVネッ トワーク・システム内の別の加入者を呼出す(あるいは呼出される)ことができ 、電話網の市内地域内の市内電話セットを呼出す(あるいは呼出される)ことが でき、あるいは遠距離および国際電話システムに接続するため電話網を呼出す( あるいは呼出される)ことができる。 入りの通話は、電話網がCATVネットワークに属する加入者のグループの一 人に対するものであることを認識することによりCATVネットワークの特定の 加入者へ向けられる。この通話は、電話網により、当該加入者に割当てられたタ イム・スロットでCATVネットワークに接続されたOC−1あるいは他の標準 の電話信号へ切換えられる。CATVネットワークのアドレス指定・制御システ ムは、多重化された情報を復号し、これを特定の加入者に割当てられた順方向マ ルチプレックスの周波数と時間の位置点へ変換する。当該アドレス指定・制御シ ステムは更に、加入者装置が入りの呼びについて加入者に知らせるのに必要な制 御を行う。 電話網およびCATVネットワークは、一方の話者による「オンフック」信号 、 あるいはメッセージ終了のデータ・パターンのような通信が完了したことを示す 別の信号の表示があるまで、接続を保持する。接続を保持するとは、電話網が被 呼者のデータ・パケットを標準の電話信号における割当てられたDS0位置へ置 き続けること、および広帯域通信システムがこれらパケットを特定の加入者に指 送られる順方向マルチプレックスにおける場所と周波数へ変換し続けることを意 味する。 出の通信の場合は、電話網は、どのデータ・パケットがCATVネットワーク の特定の発信加入者に帰属するかを、標準の電話信号におけるDS0位置から認 識する。これは割当てられた位置であり、CATVシステムは復調器へ入力され る任意のキャリア周波数のデータを逆方向マルチプレックスにおける当該割当て 位置へ変換する。従って、出の通話の場合は、電話網は、標準の電話信号を、逆 方向マルチプレックスにおける場所によって元の加入者が識別される個々のDS 0信号のグループと見なす。 図3Aは、多数の設置された分割帯域CATVネットワークに対する典型的な 周波数割当てを示す。システム事業者に収益を生成するプログラムに用いられる 周波数は、50MHzないし550MHzの順方向帯域で搬送される。550MH zより高い周波数は現在では使用されていないが、現在では約1GHzまで拡張す ることが考えられるこの未使用の順方向帯域幅における付加的なサービスを提供 することへの関心が増加している。これまでは、順方向帯域は、帯域幅がそれぞ れ6MHである一連のビデオ・チャネルを含んでおり、これが順方向帯域にわた って周波数分割多重化される。若干の領域は使用されず、各ビデオ・チャネルは 他の隣接するチャネルとの間に1.5MHzのガードバンドを有する。 順方向帯域との組合わせにおいて、典型的なCATVスペクトルは、約5ない し30MHzの逆方向帯域を含んでいる。これら周波数は、加入者からヘッドエ ンドへ戻る信号に対して割当てられてきた。この帯域は、単一点に加わる多数の 多点信号の効果による高いノイズのゆえに、これまでは比較的狭かった。更に、 過去には、順方向帯域から取出された帯域幅は、他のサービスからの収益が少な いことを意味した。本文に述べる広帯域通信システムは、加入者構内装置に対す る電話信号がスペクトルの順方向帯域で通信され、加入者構内装置からの電話信 号がCATVシステムの逆方向帯域で通信されるシステムの提供により、このよ うな問題に対する解決を提供する。 図3Bに示されるように、広帯域通信システムは、順方向帯域における複数の 周波数分割多重化されたキャリアを用いて電話信号を加入者へ通信する。図示さ れた実施の形態においては、約3MHzの7個のチャネルが用いられて、電話網 10からの入りの電話信号を搬送する。各順方向チャネルはQPR変調されたキ ャリアであり、この場合変調は72個のDS0電話信号を含む3つのDS1電話 信号において6.312Mb/sのディジタル・データ・ストリームとして生じ る。このようなシステムの搬送容量は、少なくとも20個のDS1チャネルであ り、少なくとも480個のDS0音声チャネルに対しては充分である。 逆方向帯域の各信号は帯域幅が約50KHz、望ましくは49.5KHzであり 、これは周波数スペクトルにおける異なる周波数分割多重化された位置に容易に 置かれるに足る狭さである。変調器は、周波数に感応し、システムにおけるトラ フィック、ノイズ、チャネル条件、および使用時間に基いて周波数を再割当てる ことができる。49.5KHz幅のキャリアは、そのためのスペースが存在する 逆方向帯域の任意の場所に置くことができる。CATVシステムに従って、即ち 、分配ネットワークにおける逆方向増幅経路があるかどうかに従って、キャリア は順方向帯域伝送のため通常留保される周波数に割当てることもできる。更に、 このようなシステムは、個々の電話信号の外に、他の使用のための帯域幅だけ広 げることが可能である。例えば、ある特定の加入者が49.5KHzより広い帯 域幅の戻り経路を要求したならば、システムを完全に再構成することなく、帯域 幅をこの用途に対して容易に割当てることができる。このような用途には、高速 データ伝送、小さな主オフィスに対するトランク接続、電話網を起源とするビデ オ・サービス、および標準でない帯域幅を要求する他の用途を含む。 図3Cは、分割帯域CATVネットワークに対する代替的な周波数割当てを示 す。システムの事業者に対して収益を生成するテレビジョン・プログラムに対し て用いられる周波数は、約50MHzおよびそれ以上からの順方向帯域に割当て られる。図3Cにおける周波数スペクトルは、約5MHzないし約30MHzの逆 方向帯域を含んでいる。この5ないし30MHzの帯域は、DS0の対を形成す るよう組合わされ、且つ128KHzの上流方向チャネル即ちUP1、UP2、 、、UP194(各上流方向チャネルUPnは2つのDS0を搬送する)で示さ れるサブバンドでQPSK変調された388個のDS0の形態において上流方向 電話信号に対して使用される。このように、388個のDS0を収容するために は、194個のQPSKキャリアまたはチャネルが要求される。上流方向チャネ ルUPnはそれぞれ、108KHzの被変調信号のスペースと20KHzのガード バンドを含む128KHzの帯域幅を消費する。下流方向の電話信号は、各DN がDS0に対応する下流方向チャネルDN1、DN2、、、DN480で与えら れる。合計21MHzの帯域幅を3.168MHzのサブバンドで提供することが でき、各3.168MHzのサブバンドはQPR変調の形で3つのDS1電話信 号(72個のDS0)の相等物を搬送する。 入力インターフェース32の詳細なブロック図が図4に示される。入力インタ ーフェース32の機能は、20個のDS1電話信号を、CATVシステム12の 順方向帯域における加入者へ送られる7つのQPR変調されたRF信号へ変換す ることである。入力インターフェース32は、光ファイバ受信機45とデマルチ プレクサ44とを含む光インターフェース40に接続される。光ファイバ受信機 45は、光信号を標準の電話フォーマットのRFディジタル信号へ変換するよう に動作する。デマルチプレクサ44は、ディジタルDS3電話信号を受取り、こ れをその28個の成分のDS1信号へ分割する。DS1信号は24個のDS0信 号を含む。光インターフェース40はまた、アドレス指定・制御装置42に、信 号からオーバーヘッド・ビットおよびフレーミング・ビットを復号して取除かせ る。 入力インターフェース32は、一連の5つのマルチプレクサ46を含み、その 各々は4つのDS1信号をデマルチプレクサ44から取り、これら信号をアドレ ス指定・制御装置42からの信号・アドレス指定ビットと組合わせて6.312 Mb/sの直列ディジタル信号を形成する。この5つのディジタル信号はそれぞ れ、関連するQPR変調器48により、選択されたキャリア周波数上で変調され る。QPR変調器48の出力からの5つの電話チャネルは、RFコンバイナ50 において一緒に周波数分割多重化されてから、CATVネットワーク12にこれ までのように挿入される。 出力インターフェース34について、次に図5に関して更に詳細に述べる。出 力インターフェース34は、逆方向帯域キャリア上でQPSK変調された480 個のDS0ディジタル信号を、電話網10に接続するための光フォーマットへ変 換するように機能する。出力インターフェース34は、従来の方法で逆方向帯域 信号を取出して、信号分割器60により複数のチューナ/復調器62へ分配する 。チューナ/復調器62の各々は、逆方向帯域のキャリア周波数の1つに同調し て、これをDS0フォーマットのディジタル信号へ復調する。チューナ/復調器 62のチューナは、可変あるいは固定のものでよく、あるいは逆方向スペクトル の一部の帯域のみに同調するようにできる。チューナ/復調器62の出力は48 0個のDS0信号であり、この信号は、アドレス指定・制御装置66の制御下で 一群のマルチプレクサ64により一群のDS1信号へ集束される。 マルチプレクサ64は各々、24個のDS0フォーマット化された信号を入力 し、1つのDS1フォーマット化された信号を光ファイバ送信機49に対して出 力する。光ファイバ送信機49では、20個のDS3信号がマルチプレクサ68 により1つのDS3ディジタル信号へ集束されて光送信機70へ入力される。ア ドレス指定・制御装置66は、光送信機70に必要な制御情報を加えてから、デ ィジタルDS1信号を光フォーマットで通信する。光送信機70はまた、電話網 の光ファイバが伝送できるようにRF信号を光へ変換する。 加入者構内装置30におけるシステム装置の詳細なブロック図が図6に示され る。一般に、加入者は、CATVビデオ・サービスまたは他のサービスを維持し ようと欲し、この目的のためのCATV端末84をCATV引込み線28とテレ ビジョン受像機88との間に接続する。CATV端末は、CATV同軸サブネッ トワークのフィーダの1つから、引込み線28へ接続されたスプリッタ/コンバ イナ/ダイプレクサ80に接続される。 本文に述べた広帯域通信システムは従来のCATVプログラム・周波数割当て に干渉しあるいはこれを置換するものではないから、CATV端末84は一般に 、設置された端末ベースの動作の修正あるいは変更なしに用いることができる。 システムの事業者は、その分配ネットワークの運用を変更しあるいは再構成する 必 要がなく、新たな電話サービスはその設置されたCATV加入者端末ベースと両 立し得る。 広帯域通信サービスは、「顧客インターフェース装置」即ちCIU82とも呼 ばれる電話端末をスプリッタ/コンバイナ/ダイプレクサ80と電話装置86と の間に接続することにより提供される。顧客インターフェース装置82は、加入 者に対する入りの電話信号をアナログ信号へ変換し、このアナログ信号は1対の 撚り線85を介して標準の電話ハンドセット86により使用することができる。 更に、顧客インターフェース装置82は、電話ハンドセット86からの出の電話 信号を表わすアナログ信号を、CATVネットワークに接続されるQPSK変調 へ変換する。標準の電話ハンドセット86は図示の目的のために示されるが、実 際にはディジタル通信目的のために電話回線に接続される任意の装置でよい。 CIU82は、選択可能な帯域幅特性即ち加入者により予約されるサービスに より利用することができる。典型的なサービスは、単一回線電話サービス、多重 回線電話サービス、ISDNサービス、データ通信サービス、イーサネットなど のデータ通信のローカル・エリアまたは広域・ネットワークを含む。 CIU82は、加入者の電話パンチブロックにあるいはその付近に配置される 別個の顧客構内装置として、あるいは1つ以上のRJ−11または類似の電話コ ネクタを含むCATVセット・トップ端末として物理的に構成できることが理解 されよう。更に、CIU82はコンピュータおよび関連回路を含むので、視聴ご と支払いの制御、デスクランブルなどの従来のCATV信号管理のために用いる ことができる。従って、望ましいCIU82は、セット・トップ端末として、あ るいは別個の回路筺体として構成されるかどうかに拘わらず、支払い不能あるい はプログラム受信せずの選択の場合に、プログラム信号を加入者から遮断させる 制御結線を含むことができる。 CIU82は、2つの通信経路を有する。チューナ/復調器92とデマルチプ レクサ96とライン・カードの一部98a〜nとを含む入りの信号に対する第1 の経路と、ライン・カード98a〜nの一部と複数の変調器94a〜nとを含む 出の信号に対する第2の経路とである。チューナ/復調器92と変調器94とデ マルチプレクサ96とライン・カード98とは、アドレス指定・制御装置(CP U)90の制御下にある。 入りの通信経路は、FDMキャリア上で変調される3MHzチャネルで受取ら れる電話信号を移送する。アドレス指定・制御装置90は、チューナ/復調器9 2に、加入者に向けられた特定の通話情報が搬送されるキャリアに同調させる。 このキャリアは、その上でQPR変調される3つのDS1または3つのE−1電 話信号を持つ7つの3MHzチャネルの1つを規定する。 電話信号は、チューナ/復調器92によって、3つのDS1か3つのE−1電 話信号を含む直列データ・ストリームへ復調されてから、デマルチプレクサ96 へ入力される。デマルチプレクサ96は、64kb/sの入力レートで加入者へ 割当てられる特定のDS0ディジタル電話チャネルを選択し、このデータをライ ン・カード98の入力端子へ入力する。アドレス指定・制御装置90は、どの順 方向電話チャネルに同調するか、および回線89を介してのスプリッタ/コンバ イナ/ダイプレクサ80に対する接続により受信される信号およびアドレス情報 に基いて当該チャネルからどのDS0信号を選択するかを決定する。 DS0ディジタル・フォーマットは、音声チャネルに、音声品質通信のために 充分な帯域幅を提供する。DS0フォーマットは、アナログ音声信号の調時され たサンプルの64kb/sデータ・ストリームである。これは、8KHzのサン プリング速度で、かつ4KHzの帯域幅で8ビット/サンプル(256値)に量 子化された音声信号を生じる。 各ライン・カード98は、標準の出力ポートまたはコネクタの形態で顧客デー タに対する適切な物理的接続を提供し、アドレス指定・制御装置90からのコマ ンドに応答して出力としてディジタル・データ・ストリームを提供する。更に、 ライン・カード98は、顧客に提供されるサービスの特定の形式に従って、所与 の顧客構内装置のCIU82により与えられる。 接続されるサービスの性質に応じて、色々な種類の代替的なライン・カード9 8をCIU82内部で用いることができる。例えば、ライン・カード98は、当 業者には周知のようにチップ(T)とリング(R)を持つ2芯の対撚り線銅結線 を含む従来の音声品質の電話回線に対して適用できる。一方、ライン・カード9 8は、ISDNに対しても適用でき、標準のISDNコネクタを含む。他の形式 のライン・カード98は、ローカル・エリア・ネットワークのデータ通信(例え ば、イーサネット)、保安監視システム、ビデオ遠隔会議などの他の種類の顧客 データ・サービスの接続に供することもできる。 ライン・カード98は、DS0フォーマットにおけるディジタル電話信号を受 取り、この信号を、電話ハンドセット86を駆動する適切なアナログ電圧および 信号へ変換する。更に、ライン・カード98は、信号電流、端末の識別、および 制御装置90の制御下における他の標準の機能を提供する。ライン・カード98 は、電話ハンドセット86からアナログ電話信号を受取り、この信号をディジタ ルDS0フォーマットへ変換する。電話ハンドセット86からのダイヤル信号お よび他のアドレス指定・制御信号もまた、ライン・カード98によってディジタ ル化される。ディジタル化された出の電話信号は、ライン・カード98によって 組合わされて、64kb/sにおけるDS0フォーマットへフォーマット化され て、変調インターフェース95を介して変調器94へ入力される。 各ライン・カード98は、一般に、変調インターフェース95により組合わさ れてフォーマット化される1対のDS0(64kbps)データ・ストリームを 提供し、その後多重チャネル変調器94により逆方向経路でキャリアに乗せて送 信される。ライン・カード98および変調インターフェース95は、変調器の「 独立の」チャネルの各々をサポートするため提供されるように割当てることがで き、即ち、6チャネルの変調器の場合は、6つのライン・カードおよび6つの変 調器インターフェースがこれら変調器の多重チャネルを取扱うように割当てるこ とができる。しかし、ライン・カードおよび変調器インターフェースの機能は多 重チャネル変調器で使用されるこれら装置を有効にパッケージするために1つ以 上のモジュール内部に集積できることが理解されよう。多重チャネル変調器94 に関する以降の論述の目的のため、この変調器がDS0信号の如き電話情報の同 位相および直角位相の信号の対を表わす多重データ・ストリームを受取ることを 理解すれば充分である。 多重チャネル変調器94は、逆方向帯域のサブバンドの5.0MHz帯域幅に おけるDS0信号と関連する電話情報で、6つの独立のキャリア信号を変調する ことができる。特に、多重チャネル変調器94は、制御装置90の調整下で、逆 方向帯域におけるキャリア周波数を選択し、その上のDS0電話信号をQPSK 変調する。49.5KHzの望ましい帯域を持つこのQPSK変調された信号は 、スプリッタ/コンバイナ/ダイプレクサ80を介してCATVネットワークに 接続される。変調器94により出力された6つの被変調信号の任意の1つを、5 .0MHzのサブバンド内の101個の周波数スロットのどれかに割当てること ができる。 変調器インターフェース95の概略図が図7に示される。ライン・カード98 の一部として実現することができる変調器インターフェース95は、ライン・カ ード98における64kbpsの音声信号からのデータ速度を72kbpsの僅 かに増加したデータ速度へ変更するように機能し、これによりフレーミング・バ イトを信号へ追加させる。変調器インターフェース95はまた、データを擬似ラ ンダム・ビット・シーケンス(PRBS)と組合わせ、これにより、CATVネ ットワークに結果として生じる伝送のためデータをランダム化する。多重チャネ ル変調器94は、変調器インターフェース95から72kbpsのデータ・スト リームを受取り、更に、49.5KHzチャネルにおける同軸ケーブル・サブネ ットワークを介して情報をヘッドエンドへ送るようにRFキャリアをQPSK変 調する。多重チャネル変調器94は複数のデータ・ストリームを入力信号として 受取ることができるので、CIU82は変調器インターフェース95の1つ以上 を含むことが望ましい。 次に図6および図7において、音声データは、ディジタル符号化された後、6 4kbpsで3段のバッファ100へシフトインされ、72kbpsでバッファ 100からシフトアウトされる。これは、余分なバイトを26バイト間隔でデー タ・ストリームへ付加することを可能にし、27バイトのサブフレームが生じる 。専用化されたバイトまたはフレーミング・バイトは、フレーム認識、エラー検 出および訂正などのために用いられる。DL(データ・リンク)バイトまたはS IG/MES(信号/メッセージ)バイトは、以下に詳細に述べるように、種々 の実施の形態における信号形成およびデータ・リンクのために用いられる。 データ・ストリームの周波数が増加されると、信号は、27データ・バイトご とに特別なフレーミング・バイトを挿入するフレーマ102でフレーム化される 。 フレーミング・フォーマットは、バイトが偶数および奇数のフレーム時間でデー タ信号へ加算されるヨーロッパのE−1フォーマットに類似している。 従って、ランダマイザ104はデータに対して比較的長い期間にわたり信号の エネルギを分配するように働く。このようなランダム化が中央またはヘッドエン ドの場所における復調器のクロック再生回路に対して有効であることは公知であ る。このランダム化は、擬似ランダム・ビット・ストリング(PRBS)を生成 し、次にこれをバイト単位でデータ信号へ加算することによって行われる。スト リングが長くランダム度が大きいほど、このような動作がデータについて与える ランダム化効果を更に強める。PRBSは、多くの方法で生成することができる が、最も簡単なことは、望ましい構成の127ビット・パターンが用いられるシ ーケンスを連続的に再循環させるシフト・レジスタによることである。出力は、 周知の通り、ビット・ストリームに加算されたと同じ順序で同じシーケンスを差 引くことにより、デランダム化(derandamize)することができる。 このディジタル・データは、エンコーダ106によって同位相(I)および直角 位相(Q)のデータ・ストリームへ分割され、受信端におけるキャリア再生にお ける位相の曖昧性を除去するため差動符号化される。IおよびQのデータ・スト リームの各々は、36kbpsのデータ速度でエンコーダにより出力される。 図8は、多重チャネル変調器94に対する望ましい構成のブロック図を示す。 多重チャネル変調器94は、入力信号として、ケーブル・ネットワークの逆方向 帯域内の周波数を有するキャリア信号を変調するように、電話情報を含む複数の 変調信号を受取ることができる。望ましい実施の形態においては、多重チャネル 変調器94は、逆方向帯域の選択された5.0MHzサブバンド内の6つの「独 立の」DS0チャネルにより表わされる電話情報に従って、6つまでの別個のキ ャリア信号を変調することができる。変調された信号はそれぞれ約50KHz( 特に、49.5KHz)の帯域幅を持つので、変調器94は、6つのDS0チャ ネルの任意の1つの電話情報を逆方向帯域の5.0MHzの帯域幅における約1 00個の周波数スロットのうちの利用可能なスロットに置くことができる。この ため、変調された信号の各々を、逆方向帯域の得られる周波数スペクトル内に容 易に置くことを可能にする。 多重チャネル変調器94により提供される解決法は、DS0信号の電話情報で 「隣接する」キャリア信号を変調すること、即ち、隣接チャネルを介しての電話 情報の伝送という代替的方法と関連する周波数スペクトル管理問題を克服する。 変調された信号またはチャネルは、チャネルが割当てられた周波数スペクトル内 で相互に並置されるならば、「隣接」している。対照的に、他のチャネルに対す る周波数割当てとは無関係に、割当てられた周波数スペクトル内のどこにもチャ ネルを置くことができるならば、チャネルは「独立」と見なされる。広帯域通信 システムの使用の高度の集中を示す加入者地域の場合は、任意の1つの周波数ス ロットが多重チャネル変調器94による電話情報の提供のために利用可能である 見込みは、代替的な隣接チャネル手法により要求される、隣接する周波数スロッ トを使用に供し得る確率よりは高い。このように、多重チャネル変調器94は、 逆方向帯域の独立のチャネル上で被変調信号を送信する能力に基いて、柔軟な周 波数スペクトル管理の所要の目標を達成する。 次に多重チャネル変調器94の構成要素を示す図8において、それぞれが36 kbpsのデータ速度を持つ同位相(I)および直角位相(Q)のデータ・スト リームが、マルチプレクサ112によるIおよびQのデータ・ストリームの任意 の1つの選択を経て、記憶のために一連のシフト・レジスタ1101 〜nを介して ナイキスト・フィルタ114へ入力される。IおよびQのデータ・ストリームは 、選択されたキャリア信号を変調して所要の被変調信号を生じるため変調器94 により使用される電話情報を含む変調信号を表わす。望ましい実施の形態(シフ ト・レジスタ1101 〜nに対して、n=12)においては、12個のシフト・レ ジスタおよび12:1マルチプレクサが、変調器94に対するIおよびQのデー タ・ストリームの6対の逐次の転送をサポートするために用いられる。各シフト ・レジスタ1101 〜nは、Iデータ・ストリームあるいはQデータ・ストリーム のいずれかの過去の7ビットを記憶することが望ましく、1対のシフト・レジス タは対応する1対のIおよびQのデータ・ストリームと関連している。データ・ ストリームの各ビットは、対応するシンボルと関連付けられる。 アドレス発生器116により出力されるアドレス信号に応答して、マルチプレ クサ112はシフト・レジスタ1101 〜nの1つからディジタル・データ・スト リームを選択し、選択されたディジタル・データ・ストリームをナイキスト・フ ィルタ114へ出力する。ナイキスト・フィルタ114は、選択されたIデータ ・ストリーム(または、Qデータ・ストリーム)の7ビットと、アドレス発生器 116からの4ビット・アドレスとをそれぞれ受入れて、シンボルごとに11個 のサンプルを持つ濾波された信号を出力する。4ビット・カウンタとして構成さ れることが望ましいアドレス発生器116は、マルチプレクサ112とナイキス ト・フィルタ114をクロックし、選択されたデータ・ストリームの各入力シン ボルに対してナイキスト・フィルタによる11個のサンプルの出力をサポートす る。このように、I信号およびQ信号に対するデータ速度は、36KHzないし 396KHzへ有効に増加される。 ナイキスト・フィルタ114は、シンボル間干渉がゼロであり、選択された信 号が予め定めた帯域幅、望ましくは396KHz(8×49.5KHz)内に適合 することを保証するように、選択されたI信号またはQ信号の周波数スペクトル を整形する。396KHzにおける選択されたIおよびQのデータ・ストリーム の各々について濾波が行われるので、シンボル当たり11個のサンプル(36K Hz×11=396KHz)がナイキスト・フィルタ114によって出力される。 ナイキスト・フィルタ114に対する望ましい設計は、3/8のロールオフ・フ ァクタを持つナイキスト・フィルタの平方根である。 ナイキスト・フィルタ114は、アナログ領域ではなくディジタル・フィルタ として16キロビットのプログラム消去可能メモリ(EPROM)により構成さ れることが望ましい。ナイキスト・フィルタの所望の全応答はディジタル的な構 成により適正に達成可能であるので、ディジタル・フィルタリングが望ましいこ とが理解されよう。更に、ディジタル・フィルタリングはアナログ・フィルタ設 計と関連する周波数同調に煩わされないことが理解されよう。当業者には公知の ディジタル信号処理手法は、ナイキスト・フィルタ114の設計に有効である。 ナイキスト・フィルタ114の出力は、デマルチプレクサ118へ与えられる 8ビットの濾波された信号である。この濾波された信号に対する帯域幅は、ナイ キスト・フィルタ114の濾波特性により設定される396KHzである。1: 12デマルチプレクサとして構成されることが望ましいデマルチプレクサ118 は、ナイキスト・フィルタ114から8ビットの濾波された信号を、またアドレ ス発生器116から4ビットのアドレス信号を受取る。これに応答して、デマル チプレクサ118は、1組の補間フィルタ1201 〜nに対して、IおよびQの対 の濾波された信号を表わす8ビットのディジタル・データ・ストリームを出力す る。マルチプレクサ112により出力される各ディジタル・データ・ストリーム は、396KHzのデータ速度を有する。 多重チャネル変調器94の望ましい実施の形態は、各対のフィルタがIデータ およびQデータを表わすディジタル・データを処理する12個の補間フィルタの 組を含んでいる。例えば、第1の対の補間フィルタ1201 〜nは第1の対のIお よびQのデータを処理し、第2の対の補間フィルタは第2の対のIおよびQのデ ータを処理し、以下同様である。各補間フィルタ1201 〜nは、サンプリング速 度を6.33MHzへ上昇させるため、396KHzの帯域幅を持つ入力ディジタ ル・データ・ストリームを、係数16だけ「アップサンプリングする(upsa mple)」よう動作する。このように、補間フィルタ120は、IまたはQの データを表わすディジタル・データ・ストリームのサンプリング速度と逆方向帯 域のサブバンドの帯域幅との間に1対1の対応を提供する。 補間フィルタ1201 〜nはそれぞれ、2つの個々の段、即ち、高補間フィルタ (HIF)とアップサンプリング段とで構成されることが望ましい。HIFは、 補間手法を用いることにより、係数8だけ入力ディジタル・データ・ストリーム をアップサンプリングするディジタル・フィルタである。アップサンプリング段 は、サンプル反復手法を用いることにより、ディジタル・データ・ストリームを 係数2だけアップサンプリングする。HIFは、入力ディジタル・データ・スト リームのサンプリング速度を3.168MHzまで上昇させ、サンプル反復段は 更に、サンプリング速度を6.336MHzの所望の目標へ更に上昇させる。望 ましい高補間フィルタに対するアーキテクチャは、図10に関して以下に更に詳 細に述べる。 補間フィルタ1201 〜nにより行われるアップサンプリング動作は、12個の アップサンプリングされたディジタル・データ信号を結果として生じ、その各対 はシフト・レジスタ1101 〜nへ与えられたI信号およびQ信号をディジタル処 理した信号を表わす。この時、I信号とQ信号の各対は、36KHzの元のデー タ速度から6.336MHzのデータ速度へアップサンプリングされている。補 間フィルタ120a 〜nは、処理されたI信号およびQ信号を一連の6つのチャネ ル変調器1221 〜nへ出力し、各変調器はディジタル処理されたI信号およびQ 信号の対に対応する1対の入力信号を受取る。 チャネル変調器1221 〜nは、I信号およびQ信号の対をディジタル処理した 信号により表わされる変調信号に応答して、図9に関して以下に更に詳細に述べ るように、複素被変調信号を生じるための変調動作を行う。各チャネル変調器は 、処理されたI信号およびQ信号の対を受取り、I信号成分およびQ信号成分と 関連する電話情報を含む複素被変調信号を生じる。一般に、複素変調動作は、 選択されたキャリア周波数に対応する位相値「PHASE」に応答して、データ を記憶した索引テーブルから正弦値と余弦値を読出し、下式 (1)OUTREAL=Ix Cos(PHASE)+Qx Sin(PHASE) (2)OUTIMAG=Qx Cos(PHASE)−Ix Sin(PHASE) にそれぞれ示される如き項OUTREALおよびOUTIMAGを含む複素被変調信号を 出力する乗算および加算演算を完了することを含む。 チャネル変調器1221 〜nの各々は、複素被変調信号の実数部OUTREALを加 算器124へ出力し、複素被変調信号の虚数部OUTIMAGを加算器126へ出力 する。 多重チャネル変調器94の望ましい実施の形態は6つのチャネル変調器122 を含んでいるが、本発明がこの特定の構成に限定されず、比較的少数あるいは多 数のチャネル変調器を持つ設計を包含し得ることが理解されよう。 加算器124は、チャネル変調器1221 〜nにより生成される「実数」出力信 号の各々を加算することにより、8ビットの結果信号を生じる。同様に、加算器 126は「虚数」出力信号を加算して8ビットの結果信号を生じる。加算器12 4、126は、8ビットの結果信号を6.336MHzの速度でアナログ信号へ 変換するために、DAC130、132により形成されるディジタル/アナログ ・コンバータ(DAC)モジュール128へ前記結果信号を出力する。DAC1 30は、加算器124により出力される結果信号を変換し、DAC132は、加 算 器126により出力される結果信号を変換する。このように、被変調信号の「実 数」部の和と被変調信号の「虚数」部の和とを表わす結果信号は、アナログ・フ ォーマットへ変換される。DAC130および132は、フィルタ140および 142を介して、被変調信号をアナログ変換した信号を送信機133へ出力する 。更に、送信機133は、逆方向帯域の周波数範囲、望ましい広帯域通信システ ムでは5ないし30MHzの範囲内に被変調信号を置くように動作する。DAC モジュール128と送信機133との間に配置されたフィルタ140、142は 、逆方向帯域の5MHzサブバンドに対する周波数スペクトルのあり得るエイリ アシングを除去するため、5MHzの帯域幅を規定する低域通過フィルタとして 構成されることが望ましい。 送信機133は、周波数シフタ135と加算器140とを含んでいる。周波数 シフタ135は、可変発振器138に対して接続された乗算器134、136に より行われる混合演算に応答して、変換された結果信号の各々に対する周波数を 変換する。乗算器134は、DAC130からの変換された信号と、可変発振器 138からの選択された周波数信号(sin)とを受取る。同様に、乗算器13 6は、DAC132により出力される変換された結果信号と、可変発振器138 からの選択された周波数信号(cos)とを受取る。可変発振器138は、逆方 向帯域に対する帯域幅、即ち5〜30MHzのような予め定めた動作範囲から選 択された任意の周波数を表わす周波数信号を生じることができる。乗算器134 、136の出力は加算器140により加算され、これにより送信機133が被変 調信号を逆方向帯域内の所望の周波数スロットで伝送することを可能にする。 次に、チャネル変調器1221 〜nの各々に対する望ましい構成を示す図9にお いて、I信号およびQ信号をアップサンプリングした信号の対が入力信号または 変調信号としてチャネル変調器へ供給される。各チャネル変調器122は、1対 の索引テーブル150、152と、1組の乗算器154、156、158および 160と、1対の加算器162、164とを含むことが望ましい。索引テーブル 150、152はそれぞれ、読出し専用メモリ(ROM)に記憶された正弦値と 余弦値を含んでいる。この正弦値と余弦値とは、逆方向帯域の5.0MHzサブ バンド内の選択されたキャリア周波数に対応する位相値の印加に応答してアクセ スされることができる。望ましい索引テーブル150、152は、それぞれ8ビ ット幅の64ワードを記憶することができる単一のROMとして構成されること が望ましい。 選択された5ビットの位相値PHASEに応答して、索引テーブル150は、 対応する8ビットの正弦値を乗算器158、160に出力する。同様に、索引テ ーブル152は、8ビットの余弦値を乗算器154、156へ出力することによ り、選択された位相値に応答する。索引テーブル150、152における正弦値 と余弦値とは、アドレス発生器116により出力されたアドレス信号に応答して 、記憶されたデータ、即ち正弦値と余弦値とに対するアドレスによりアクセスさ れる。 更に、乗算器154、158は、直角位相信号即ちQ信号をアップサンプリン グした信号を受取り、各々の積「Q×COS(PHASE)」および「Q×SI N(PHASE)」を出力する。同様に、乗算器156、160は同位相信号即 ちI信号をアップサンプリングした信号を受取り、各々の積「I×COS(PH ASE)」および「I×SIN(PHASE)」を出力する。このように、索引 テーブル150により出力される正弦値は同位相信号をアップサンプリングした 信号と乗算され、索引テーブル152により出力される余弦値は直角位相信号を アップサンプリングした信号と乗算される。 望ましい実施の形態においては、反転/通過ブロック151が、索引テーブル 150と乗算器158、160との間に接続される。同様に、別の反転/通過ブ ロック153が、索引テーブル152と乗算器154、156との間に接続され る。反転/通過ブロック151および153は、(1)関数の正の半サイクルに 対して索引テーブルからの正弦値と余弦値の各々を通過させ、(2)関数の負の 半サイクルに対して索引テーブルからの正弦値と余弦値の各々を反転させること により、アドレス発生器116からの制御信号に応答する。このため、関数の半 分、即ち正の半分のみがメモリ内に保持されるので、索引テーブルにより得られ るメモリ空間の有効利用を可能にする。従って、望ましい索引テーブル150、 153は、データ記憶要件を維持するよう正弦関数と余弦関数の半サイクル値の みを含む。 チャネル変調器122に対する代替的な実施の形態が正弦関数と余弦関数に対 する値の完全サイクルを含む索引テーブルを含み得、これにより反転/通過ブロ ック151、153により供給される関数を不要にすることが理解されよう。 更に図8および図9において、乗算器156、158により出力される積が加 算器162へ与えられる。同様に、乗算器154、160により出力される交差 乗算された信号即ち積が、加算器164へ与えられる。加算器162は、積「Q ×SIN(PHASE)」と「I×COS(PHASE)」を加算するよう動作 し、加算器164は、積「Q×COS(PHASE)」と「I×SIN(PHA SE)」を加算するよう動作する。加算器162により生成される和「I×CO S(PHASE)+Q×SIN(PHASE)」は、複素被変調信号の実数値即 ち「RE」値を表わす。対照的に、加算器164により生成される和「Q×CO S(PHASE)−I×SIN(PHASE)」は、複素被変調信号の虚数値即 ち「IM」値を表わす。 次に図8および図9において、下式(3)に示されるように、加算器124は 被変調信号またはチャネルの実数値成分の和を生じることが理解されよう。 (3)実数和: Icosw1t+Qsinw1t+Icosw2t+Qsinw2t+ ...+Icoswnt+Qsinwnt 但し、 w1=第1のキャリア周波数; w2=第2のキャリア周波数; ... wn=n番目のキャリア周波数; t=時間; wt=位相;および 6チャネルに対して、n=6 同様に、加算器126は、式(4)で以下に示されるように、被変調信号または チャネルの虚数成分の和を生じる。 (4)虚数和: Qcosw1t−Isinw1t+Qcosw2t−Isinw2t+ ...+Qcoswnt−Isinwnt 但し、 w1=第1のキャリア周波数; w2=第2のキャリア周波数; ... wn=n番目のキャリア周波数; t=時間; wt=位相;および 6チャネルに対して、n=6 式(3)および(4)により定義される和、即ち、加算器124により出力さ れた実数和と、加算器126により出力された虚数和とが、DAC130、13 2によりアナログ信号に変換される。更に、実数和と虚数和のアナログ形態は、 周波数シフタ135により選択された周波数だけシフトされ、加算器140によ り加算される。加算器140により生成される和は、下記のように、式(5)に より表わされる。即ち、 (5)sinwmt×[Icosw1t+Qsinw1t+Icosw2t+ Qsinw2t+... +Icoswnt+Qsinwnt]+coswmt ×j[Qcosw1t−Isinw1t+Qcosw2t−Isinw2t + ... +Qcoswnt−Isinwnt] 但し、 w1=第1のキャリア周波数; w2=第2のキャリア周波数; ... wn=n番目のキャリア周波数; wm=シフト周波数 t=時間; wt=位相;および 6チャネルに対して、n=6 加算器140により出力される和は、ケーブル・ネットワークの逆方向帯域内に 置かれた被変調チャネルを表わす。特に、加算器140から出力されたRF信号 は、5.0MHzの帯域幅を持ち、約5MHzおよび30MHzの逆方向帯域に置 かれるサブバンド内の選択されたキャリア周波数のQPSK変調された信号を表 わす。 補間フィルタ120の第1段の機能ブロック、即ち高補間フィルタ165は、 図10に示されている。ここで図10において、高補間フィルタ165に対する 望ましい構成は、第1の時間遅延装置167と第2の時間遅延装置168との間 に接続されたアップサンプリング・セクション166を含んでいる。第1の時間 遅延装置167は、時間遅延部170、174と加算器172、176とを含む 。同様に、第2の時間遅延装置168は、時間遅延部182、186と加算器1 80、184とを含む。 次に図8および図10において、ナイキスト・フィルタ114により出力され た濾波された信号は、デマルチプレクサ118を介して高補間フィルタ165へ 入力として与えられる。濾波された信号は、時間遅延部170と加算器172に 直接与えられる。加算器172は、濾波された信号と時間遅延部170により出 力される濾波された信号を時間遅延させた信号とを加算する。濾波された信号と 該濾波された信号を時間遅延した信号との和を表わす和信号が、加算器176と 遅延部174とに出力される。この和信号とこの和信号を時間遅延させた信号と を加算する加算器176は、結果信号を生じる。この結果信号は次に、アップサ ンプリング・セクション166に与えられる。 アップサンプリング・セクション166は、前記結果信号を係数8だけアップ サンプリングし、これによりこの結果信号に対するデータ速度を増加する。この アップサンプリングされた信号は、次に、アップサンプリング・セクション16 6により第2の時間遅延装置168へ与えられる。 次に第2の時間遅延装置168の機能ブロックを調べると、加算器180が、 前記アップサンプリングされた信号と、加算器180により出力された和信号を 時間遅延させた信号とを入力として受取る。時間遅延部182の出力と加算器1 80に対する入力の1つとの間のループが、和信号を遅延させた信号の加算器1 80へのフィードバックをサポートする。和信号を遅延させた信号もまた、時間 遅延部182により加算器184へ出力される。 これに応答して、加算器184は和信号を遅延させた信号と加算器184によ り出力される別の和信号を遅延させた信号とを組合わせる。時間遅延部186の 出力と加算器184に対する入力の1つとの間のフィードバック・ループが、加 算器814に対する入力信号として、加算器184により出力される和信号をこ のように遅延させた信号のフィードバックをサポートする。加算器184により 出力される和信号を遅延させた信号もまた補間された信号の係数2の反復的アッ プサンプリングのために補間プロセスの第2段、即ちアップサンプリング・セク ションに対して補間された信号として出力される。 図11は、顧客インターフェース装置、即ち周波数感応顧客インターフェース 装置またはCIU200に対する代替的な実施の形態を示している。CIU20 0は、電話端末82に関して先に述べたと同じ方法で使用され、図6に関して述 べたと同じ基本要素を含んでいる。しかし、以下に述べるように、ある相違があ る。 CIU200は、選択可能な帯域幅特性即ち加入者により申し込まれるサービ ス、例えば、単一回線電話サービス、多重回線電話サービス、ISDNサービス 、データ通信サービス、イーサネットなどのデータ通信のローカル・エリア(ま たは広域)ネットワークで使用するため特に適している。 オン・デマンドの選択可能なサービスを実現するため、また、かかるサービス 用の可変帯域幅を収容するために、CIU200は、図6に示したライン・カー ド98と基本的に同じに構成される1つ以上のライン・カード98′を備える。 この代替的なライン・カード98′は、接続されるサービスの性質に依存する種 々の形式を持つ。例えば、ライン・カード98′aは、当業者には公知のチップ (T)とリング(R)を持つ従来の2芯対撚り線銅結線を含む2つの従来の音声 級の電話回線202a、202bに適合するものである。一方、ライン・カード 98′bは、ISDNに対するものであり、標準のISDNコネクタを含む。他 の形式のライン・カード98′nは、ローカル・エリア・ネットワークのデータ 通信(例えば、イーサネット)、保安監視システム、ビデオ遠隔会議などの他の 形式の顧客データ・サービスの接続のため提供される。 このように、ライン・カード98′が、顧客のために提供されるべき特定の形 式のデータ・サービスに適するコネクタを含むことが理解されよう。例えば、保 安警報ネットワークに接続されるよう構成されたライン・カードは、顧客の警報 システム・ネットワークに接続される両立し得る物理的コネクタを含み、警報シ ステム・ネットワークからのデータを上流方向通信に規定される64kbpsの ディジタル・データ・ストリームへ変換するための回路を含むことになる。 標準の電話ライン・カード98′aは、音声級電話回線202で信号を受取り 、これら信号をディジタル化のためコーダ/デコーダ(CODEC)207に接 続する1対の加入者ライン・インターフェース回路(SLIC)205を含む。 音声級電話回線202は、並列に接続される多数の加入者電話が所与の電話回線 にアクセスできるように、加入者の家庭の配線ネットワークに接続される。 望ましいSLIC205は、米国カルフォルニァ州SunnyvaleのAd vanced Micro Devices社製のタイプAM7943またはA M7949である。CODEC207は、音声級電話回線を直列の64kbps ディジタル・データへディジタル化するよう動作する。望ましいCODEC20 7は、Advanced Micro Devices社製のタイプAM79C 02であることが望ましい。 CODEC207の出力は、図6に示した実施の形態におけるアドレス指定・ 制御装置90に対応する容量で働く制御CPU210からのコマンドに応答して 出力される直列ディジタル・データを含む。 98′bのようなISDN用ライン・カードは、SLIC回路が適切なISD N接続を提供するよう働くことを除いて、ライン・カード98′aと実質的に同 じであるが、出力として2つの64kbpsのディジタル・データ・ストリーム を提供する。ライン・カード98′の主な要件は、標準の出力ポート即ちコネク タの形態で顧客データに対する適切な物理的結線を提供し、かつCPU210か らのコマンドに応答して出力としてディジタル・データ・ストリームを提供する ことである。更に、顧客に提供されるべき特定の形式のサービスに従って、複数 のライン・カードが所与の顧客構内装置30に設けられる。 所与のCIU200で提供されるサービスの性質は、選択されたサービスのオ ン・デマンドでの提供を可能にするように予め識別され、電話網インターフェー スとして用いられるヘッドエンド・メモリに予め記憶されねばならないことが理 解されよう。選択されるCIUにおける加入者から発されたサービス要求、ある いはネットワークの外部から発されて加入者に到来するサービスに対する要求に 応答して、即ち、加入者がオフフックしたままのような状態信号、あるいは入り 線におけるリンギング状態に応答して、システムは、選択されたサービスと釣合 う選択可能に変更可能な帯域幅を提供するのに必要な適切な帯域幅、DS0チャ ネル、逆方向チャネル、キャリアなどの選択と割当てを行う。 再び図11において、ライン・カード98′は、その数がいくつであっても、 種々のライン・カードからの信号が適切な変調器と復調器に接続されるように、 CIUにおけるバックプレーン212に接続され、CPU210から制御信号を 受取ることが望ましい。この望ましいバックプレーン212は、TDMA方式で 64kbpsデータを選択されたライン・カードの選択されたCODEC207 から多重チャネル変調器94′へ伝送するように動作する4.096Mbps直 列ディジタル・バスを含んでいる。また、送出のため、データを順方向チャネル 復調器220から選択されたライン・カードにおける選択されたCODEC20 7へ伝送する第2の4.096Mbpsディジタル・バスも提供される。CPU 210は、ライン・カード、逆方向チャネル変調器および順方向チャネル復調器 の選択を制御するように働く。望ましい実施の形態は並列の2つの4.096M bpsディジタル・バスの使用を例示するが、当業者には、単一の8.192M bpsディジタル・バスもまた使用できることが理解されよう。 CIU200におけるバックプレーン212は更に、ライン・カード98′と CPU210との間で和信号を接続する信号バスを含んでいる。この信号バスは 、選択されたサービスと関連する状態情報の一部として含まれるオフフック、オ ンフック、アラーム、使用中、リングの如き電話回線の状態と関連する状態信号 を運ぶ。 ライン・カード98′からの出のデータは、広帯域ネットワークヘ与えるため に1組の多重チャネル変調器94′へ与えられる。各ライン・カードは一般に、 1対のDS0(64kbps)データ・ストリームを提供し、このデータ・スト リームは逆方向経路におけるキャリア上で多重チャネル変調器94′のうちの1 つのチャネル変調器により後で組合わされて送信される。多重チャネル変調器9 4′は、電話端末82に関して先に述べたと同じ方法で用いられ、図6および図 8、図9に関して述べたものと同じ基本要素を含んでいる。しかし、以下に述べ るように、ある相違がある。 本発明の代替的な実施の形態に従って構成される多重チャネル変調器94′は 、ディジタル・バスから電話情報(DS0)の形態で直列データ入力(I信号成 分およびQ信号成分)を受取り、CPU210(アドレス指定・制御装置)から の制御信号に応答し、選択されたRFキャリアを変調して該被変調信号を逆方向 帯域の周波数スペクトルのその多重チャネルの選択された1つへ置くことにより 、入りのデータに応答する。 広帯域通信ネットワークから到来するデータは、入りの電話信号に対して用い られるQPR変調された順方向チャネルにおける予め割当てられたチャネルを監 視するよう働く少なくとも1つの順方向チャネル復調器220から得られる。望 ましい順方向チャネル復調器220は、先に述べた方法で、15.840MHz の指定された電話下流方向サブバンドにおいてQPR変調された順方向チャネル 信号を復調し、オーバーヘッド・データの一部として与えられるディレクトリ・ チャネルと信号チャネルを監視するように働く。 所与のサービス・レベルに必要な適切な帯域幅を提供するために複数の多重チ ャネル変調器94′が要求されることが判るであろう。例えば、選択されたサー ビスが4つのDS0に相等するものを必要とするならば、1つの多重チャネル変 調器94′の4つのチャネル、あるいは複数の変調器94′の1つ以上のチャネ ル が必要になる。更にまた、各多重チャネル変調器94′は周波数に感応し、所与 の固定の上流方向キャリア周波数では必ずしも動作しないことが想起されよう。 これは、上流方向チャネルが動的に、かつノイズ・レベルや、加入者の要求に応 答する帯域幅の再割当ての如き変動条件に応答して再割当てされ得るからである 。RFキャリア周波数の選択は、CPU210からの命令に従って完了される。 複数の多重チャネル変調器94′は、RF出力信号が同軸ケーブルに接続でき るように、コンバイナ225に接続されている。コンバイナ225の出力は、加 入者の同軸ケーブルの引込み口に接続されるスプリッタ232に接続するため信 号を5ないし30MHzの範囲で通過させるダイプレックス・フィルタ230に 接続されている。このダイプレックス・フィルタ230は更に、ディレクトリ・ チャネル、信号チャネルおよび下流方向電話DS0が復調されて適切なライン・ カードに接続されるように、下流方向信号に対する選択された順方向の15.8 40MHzスペクトルの信号を順方向チャネル復調器220へ通過させるように 働く。 スプリッタ232は周知であり、5ないし30MHzの逆方向帯域におけるダ イプレックス・フィルタ230からの信号を受取ってこれら信号を同軸ケーブル 引込み口に接続するように、順方向周波数帯域における入りの下流電話信号を受 取ってこれらを順方向チャネル復調器220へ接続するように、および(従来の CATVのプログラムのスペクトルにおける)30MHzより高い信号を加入者 のテレビジョン装置へ通過させるように働く。 CIU200を、加入者の電話パンチブロックかその付近に配置される別個の 顧客構内装置として、あるいは1つ以上のRJ−11または類似の電話コネクタ を含むCATVセット・トップ端末として物理的に構成できることが理解されよ う。更に、CIUは、コンピュータ(CPU210)と関連回路を含むゆえに、 視聴ごと支払い制御、デスクランブルなどの従来のCATV信号管理のために使 用することができる。従って、望ましいCIUは、セット・トップあるいは別個 の回路筺体のいずれを問わず、スプリッタ232と加入者のテレビジョンとの間 の信号線と関連するスイッチ235へCPU210から提供される制御結線を含 む。このため、不払いあるいは特定プログラム受信せずの選択の場合に、プログ ラム信号を加入者から遮断することが可能になる。 最後に、各CIU200は、ネットワークにおける識別目的のための予め定め た一義的な連続番号と関連している。この連続番号は、読出し専用メモリにおい て内部に保持されることが望ましい。また、特定のネットワーク形態内では、各 CIUには、HIUにより一義的な16ビットのアドレスが割当てられる。CI Uに対するこのアドレスは、CIUがサービスを要求する時常に、HIUに対す る上流方向チャネルにおいて提供される。このアドレス情報は、アドレス情報と 関連する加入者を識別し、提供されるべきサービスの適切なかつ許可されたレベ ルを決定するよう、サービス・レベル・テーブルを調べるためにHIUにより使 用される。例えば、CIUに接続された電話がオフフックになる時、CIUのア ドレスは、上流方向チャネルでオフフック状態情報と関連してHIUへ送られ、 このHIUで受取られて、適切なサービス・レベル、DS0割当て、周波数割当 てなどを決定するため調べられる。 要約すると、広帯域通信システムは、広大な交換装置や該システムの再設計を 必要とすることなく、CATVシステムを有効な方法で使用することにより、デ ィジタル通信、電話および電話と関連するサービスを含む広帯域通信を提供する 。広帯域通信システムは、加入者からあるいは加入者に対する呼びに基いて電話 を接続する時、通常の意味における交換を必要としない。CATVネットワーク の最良の特徴を利用するため該ネットワークの広い帯域幅を用い、しかも、その 最良の特徴を利用するため電話網により行われる呼びの接続のための切換えを備 えるので、システムを介して多数の通話を効率的に行うことができる。 広帯域通信システムの主な利点の1つは、その周波数感応性、およびオン・デ マンドで加入者に対して帯域幅を割当てる能力である。周波数感応性は、通信シ ステムの逆方向帯域において提供されることが望ましく、選択された加入者通信 サービスと釣合う第2の帯域における選択的に変更可能な帯域幅を提供するよう に、加入制ネットワークの逆方向帯域における1つ以上の周波数サブバンドで加 入者からの電話信号を変調するように働く。例えば、加入者は、単一の音声級回 線の電話サービス、複数の音声級の電話回線サービス、ISDN電話サービス、 ローカル・エリアまたは広域ネットワーク通信サービス(例えば、イーサネット 、 アップルトーク)、保安監視通信サービスなどを申し込むことができる。 広帯域通信システムに対する顧客の操作を助けるため、本発明は、広帯域通信 システム内に電話信号を伝送するための多重チャネル変調器を設ける。フィルタ は、I信号成分およびQ信号成分の形態において電話情報のディジタル化された データ・ストリームを受取り、これらデータ・ストリームを濾波して濾波済みの I信号成分およびQ信号成分を生じる。補間モジュールは、濾波されたI信号成 分およびQ信号成分をアップサンプリングすることにより、処理されたI信号成 分およびQ信号成分を生成する。更に、これらの処理されたI信号成分およびQ 信号成分は、各々が逆方向帯域の離散的増分チャネル内で被変調信号を生成する ことができる1組のチャネル変調器へ送られる。各チャネル変調器は、1対の処 理されたI信号成分およびQ信号成分を受取り、これに応答して、選択されたキ ャリア信号を電話信号の1つで変調して複素被変調信号を生じる。加算器モジュ ールは、複素被変調信号に応答して実数信号成分を加算することにより実数の結 果信号を生じ、虚数成分を加算して虚数の結果信号を生じる。ディジタル/アナ ログ・コンバータ(DAC)モジュールは、ディジタル・データ・ストリームに より表わされる実数の結果信号と虚数の結果信号とをアナログ信号へ変換する。 送信機は、このアナログ信号に応答して、変調された信号を広帯域通信ネットワ ークの周波数帯域内で送信する。 本発明の望ましい実施の形態を示したが、当業者には、請求の範囲に記載され る如き本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、種々の修正および変更が 可能であることが明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ミラー,ケヴィン・リー アメリカ合衆国ジョージア州30243,ロー レンスヴィル,ワイルドキャット・ドライ ヴ 625 【要約の続き】 により表わされる実数の結果信号と虚数の結果信号とを アナログ信号へ変換する。送信機は、アナログ信号に応 答して、広帯域通信ネットワークの周波数帯域内で被変 調信号を送信する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.各々が同位相(I)信号成分と直角位相(Q)信号成分とを含む情報信号に 従ってキャリア信号を変調することにより、周波数帯域の離散的増分チャネル内 で被変調信号を生成する装置において、 I信号成分およびQ信号成分とを濾波するフィルタと、 濾波されたI信号成分およびQ信号成分をアップサンプリングすることにより 、処理されたI信号成分およびQ信号成分とを生成する補間モジュールと、 各々が1対の前記処理されたI信号成分およびQ信号成分に応答して、前記キ ャリア信号の選択された1つを前記情報信号の選択された1つで変調し、実数信 号成分と虚数信号成分とを有する複素被変調信号を生じる複数のチャネル変調器 と、 前記各チャネル変調器により生成される前記複素被変調信号に応答して、実数 信号成分を加算して実数の結果信号を生じ、かつ虚数信号成分を加算して虚数の 結果信号を生じる加算モジュールと、 前記実数の結果信号と虚数の結果信号とをアナログ信号に変換するディジタル /アナログ・コンバータ(DAC)モジュールと、 前記アナログ信号に応答して、周波数帯域の離散的増分チャネル内で被変調信 号を送信する送信機と を備える装置。 2.前記I信号成分と前記Q信号成分を待ち行列処理して、待ち行列処理された I信号成分と待ち行列処理されたQ信号成分の各々を逐次入力することにより、 前記フィルタに対する、前記情報信号の前記I信号成分およびQ信号成分による アクセスを制御する制御モジュールを更に備える請求項1記載の装置。 3.前記制御モジュールが、 前記I信号成分と前記Q信号成分と記憶する、前記I信号成分と前記Q信号成 分の各々に1つずつの複数のシフト・レジスタと、 前記複数のシフト・レジスタに接続され、前記I信号成分と前記Q信号成分の 選択された1つに対応するアドレス信号に応答して前記I信号成分と前記Q信号 成分の選択された1つを前記フィルタへ与えるマルチプレクサと、 を含む請求項2記載の装置。 4.前記フィルタと前記チャネル変調器との間に接続され、前記濾波されたI信 号成分と前記濾波されたQ信号成分とを前記チャネル変調器へ与えるデマルチプ レクサを更に備える請求項3記載の装置。 5.入りのデータの宛て先と出のデータの発信元とを規定する顧客インターフェ ース装置(CIU)であって、変調された下流方向キャリアの割当てられたキャ リアを宛て先において復調して前記宛て先の特定の1つと関連する特定のデータ ・チャネルにおいて入りのデータを再生する復調器を含むCIUと、複数の上流 方向チャネルに対して割当てられたキャリアを複数の発信元からの出のデータで 変調することにより、離散的増分チャネル内で被変調信号を生成する多重チャネ ル変調器とを備える双方向通信システムにおいて、 前記出のデータの同位相(I)信号成分と直角位相(Q)信号成分とに応答し て、該I信号成分と該Q信号成分とを濾波するフィルタと、 各々が1対の前記濾波されたI信号成分とQ信号成分とに応答して、複数の上 流方向チャネルに対して割当てられたキャリアの選択された1つを複数の発信元 の選択された1つからの出のデータで変調し、実数信号成分と虚数信号成分とを 有する複素被変調信号を生じる複数のチャネル変調器と、 前記各チャネル変調器により生成された複素被変調信号に応答して、前記実数 信号成分を加算して実数の結果信号を生じ、かつ前記虚数信号成分を加算して虚 数の結果信号を生じる加算モジュールと、 前記実数の結果信号と前記虚数の結果信号とをアナログ信号へ変換するディジ タル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールと、 前記アナログ信号に応答して、前記広帯域通信システムの周波数帯域の離散的 増分チャネル内で被変調信号を送信する送信機と、 を含む多重チャネル変調器。 6.前記フィルタと前記チャネル変調器との間に接続されて、前記濾波されたI 信号成分と前記濾波されたQ信号成分とをアップサンプリングすることにより、 該濾波されたI信号とQ信号のデータ速度を増加させる補間モジュールを更に備 える請求項5記載の多重チャネル変調器。 7.前記I信号成分と前記Q信号成分とを待ち行列処理して、待ち行列処理され たI信号成分と待ち行列処理されたQ信号成分の各々を逐次入力することにより 、前記フィルタに対する、前記情報信号のI信号成分とQ信号成分とによるアク セスを制御する制御モジュールを更に備える請求項5記載の装置。 8.前記制御モジュールが、 前記I信号成分と前記Q信号成分とを記憶する、該I信号成分と該Q信号成分 の各々に対して1つずつの複数のシフト・レジスタと、 前記複数のシフト・レジスタに接続されて、前記I信号成分と前記Q信号成分 の選択された1つに対応するアドレス信号に応答して、前記I信号成分と前記Q 信号成分の選択された1つを前記フィルタへ与えるマルチプレクサと、 を含む請求項7記載の装置。 9.前記フィルタと前記チャネル変調器との間に接続されて、前記濾波されたI 信号成分と前記濾波されたQ信号成分とを前記チャネル変調器へ与えるデマルチ プレクサを更に備える請求項8記載の装置。 10.前記デマルチプレクサと前記チャネル変調器との間に接続されて、前記濾 波されたIおよびQ信号成分をアップサンプリングすることにより、濾波された I信号成分およびQ信号成分のデータ速度を増加させる補間モジュールを更に備 える請求項9記載の多重チャネル変調器。 11.前記加算モジュールが、第1の加算器と第2の加算器とを含み、該第1の 加算器が前記各チャネル変調器により生成される複素被変調信号に応答して、実 数信号成分を加算して実数の結果信号を生じ、かつ前記第2の加算器が前記各チ ャネル変調器により生成される複素被変調信号に応答して虚数成分を加算して虚 数の結果信号を生じる請求項5記載の多重チャネル変調器。 12.前記ディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールが、前記実 数の結果信号を第1の1つのアナログ信号へ変換する第1のDACと、前記虚数 の結果信号を第2の1つのアナログ信号へ変換する第2のDACとを含む請求項 5記載の多重チャネル変調器。 13.前記第2の送信機が、 前記アナログ信号と、前記周波数帯域の離散増分チャネルの1つに対する選択 された周波数を持つ周波数シフト信号とに応答して、前記第1のアナログ信号を 選択された周波数だけシフトさせ、かつ前記第2のアナログ信号を選択された周 波数だけシフトさせる周波数シフタと、 前記第1および第2のアナログ信号を加算して、前記周波数帯域の離散的増分 チャネル内で被変調信号を生成する加算器と、 を含む請求項5記載の多重チャネル変調器。 14.前記各チャネル変調器が、49.5KHzチャネルの離散的チャネル増分 で変化する選択可能なキャリア周波数で動作する横軸位相偏移(QPSK)変調 器であり、前記各キャリア周波数が、チャネル当り144kbps/秒の公称デ ータ速度を持つ周波数帯域の5.0MHzサブバンドの101個のチャネルの1 つ内に置かれる請求項5記載の顧客インターフェース装置。 15.広帯域通信ネットワークに接続され、前記広帯域通信ネットワークと関連 するヘッドエンドから第1の周波数帯域の第1の信号を受取り、前記広帯域通信 ネットワークの第2の周波数帯域において加入者と前記ヘッドエンドとの間に電 話信号を通信するよう動作する顧客インターフェース装置(CIU)と、 前記第1の周波数帯域における第1の信号を復調して、復調された第1の信号 を前記顧客インターフェース装置の出力ポートへ接続する第1の復調器と、 各々が同位相(I)信号成分と直角位相(Q)信号成分とを含む電話信号に従 ってキャリア信号を変調することにより、第2の周波数帯域における被変調信号 を生成する多重チャネル変調器であって、 前記I信号成分と前記Q信号成分とを濾波するフィルタと、 濾波されたI信号成分と濾波されたQ信号成分とをアップサンプリングするこ とにより、処理されたI信号成分とQ信号成分とを生成する補間モジュールと、 各々が処理されたIおよびQ信号成分の対に応答して前記キャリア信号の選択 された1つを前記電話信号の選択された1つで変調して、実数の信号成分と虚数 の信号成分とを有する複素被変調信号を生じる複数のチャネル変調器と、 前記各チャネル変調器により生成された複素被変調信号に応答して、実数信号 成分を加算して実数の結果信号を生じ、かつ虚数成分を加算して虚数の結果信号 を生じる加算モジュールと、 前記実数の結果信号と前記虚数の結果信号とをアナログ信号へ変換するディジ タル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールと、 前記アナログ信号に応答して、前記広帯域通信ネットワークの第2の周波数帯 域内で被変調信号を送信する送信機と、を備える多重チャネル変調器と、 を備える顧客インターフェース装置。 16.前記I信号成分と前記Q信号成分とを待ち行列処理して、待ち行列処理さ れたI信号成分と待ち行列処理されたQ信号成分の各々を逐次入力することによ り、前記フィルタに対する、前記情報信号のI信号成分とQ信号成分によるアク セスを制御する制御モジュールを更に備える請求項15記載の装置。 17.前記制御モジュールが、 前記I信号成分と前記Q信号成分を記憶するための、I信号成分とQ信号成分 のそれぞれに1つずつの複数のシフト・レジスタと、 前記複数のシフト・レジスタに接続され、前記I信号成分と前記Q信号成分の 選択された1つに対応するアドレス信号に応答して、該I信号成分とQ信号成分 の選択された1つを前記フィルタへ与えるマルチプレクサと、 を含む請求項16記載の装置。 18.前記フィルタと前記チャネル変調器との間に接続され、前記濾波されたI 信号成分と濾波されたQ信号成分とを前記チャネル変調器へ与えるデマルチプレ クサを更に備える請求項17記載の装置。 19.前記デマルチプレクサと前記チャネル変調器との間に接続され、前記濾波 されたIおよびQ信号成分をアップサンプリングすることにより、前記濾波され たIおよびQ信号成分のデータ速度を増加させる補間モジュールを更に備える請 求項18記載の多重チャネル変調器。 20.前記加算モジュールが第1の加算器と第2の加算器とを含み、該第1の加 算器が、前記各チャネル変調器により生成された複素被変調信号に応答して、実 数信号成分を加算して実数の結果信号を生じ、前記第2の加算器が前記各チャネ ル変調器により生成された複素被変調信号に応答して、虚数成分を加算して虚数 の結果信号を生じる請求項15記載の多重チャネル変調器。 21.前記ディジタル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールが、前記実 数の結果信号を前記アナログ信号の第1の1つへ変換する第1のDACと、前記 虚数の結果信号を前記アナログ信号の第2の1つへ変換する第2のDACとを含 む請求項15記載の多重チャネル変調器。 22.前記送信機が、 前記アナログ信号と、前記第2の周波数帯域の選択された周波数を持つ周波数 シフト信号とに応答して、前記選択された周波数だけ前記第1のアナログ信号を シフトさせ、前記選択された周波数だけ前記第2のアナログ信号をシフトさせる 周波数シフタと、 前記第1および第2のアナログ信号を加算して、前記第2の周波数帯域の被変 調信号を生成する加算器と、 を含む請求項15記載の多重チャネル変調器。 23.広帯域通信ネットワークに接続され、前記広帯域通信ネットワークと関連 するヘッドエンドから第1の周波数帯域の第1の信号を受取り、前記ヘッドエン ドから第2の信号を受取り、加入者とヘッドエンドとの間に電話信号を通信する よう動作する顧客インターフェース装置(CIU)において、 前記第1の周波数帯域の第1の信号を復調し、これら信号を前記顧客インター フェース装置の出力ポートに接続する第1の復調器と、 第2の信号を受取り、前記ヘッドエンドへ電話信号を通信するため、該第2の 信号から前記広帯域通信ネットワークの第2の周波数帯域における複数の周波数 サブバンドの1つを識別する第2の復調器と、 前記第2の周波数帯域における前記複数の周波数サブバンドの識別された1つ に応答して、前記識別された周波数サブバンドにおける顧客インターフェース装 置からの、同位相(I)信号成分と直角位相(Q)信号成分とを含む電話信号を 変調することにより、被変調信号を生成する周波数感応変調器であって、 前記I信号成分およびQ信号成分を濾波するフィルタと、 濾波されたIおよびQ信号成分をアップサンプリングすることにより、処理さ れたIおよびQ信号成分を生成する補間モジュールと、 前記電話信号の選択された1つで、前記第2の周波数帯域の複数の周波数サブ バンドの識別された1つに応答して、選択されたキャリア信号の1つを変調して 、実数信号成分と虚数信号成分とを有する複素被変調信号を生じる、各々が処理 されたIおよびQ信号成分の対を有する複数のチャネル変調器と、 前記各チャネル変調器により生成された複素被変調信号に応答して、実数信号 成分を加算して実数の結果信号を生じ、前記虚数成分を加算して虚数の結果信号 を生じる加算モジュールと、 前記実数の結果信号と前記虚数の結果信号とをアナログ信号へ変換するディジ タル/アナログ・コンバータ(DAC)モジュールと、 前記アナログ信号に応答して、前記広帯域通信ネットワークの第2の周波数帯 域の識別された周波数サブバンド内の変調された信号を伝送する送信機と を備える周波数感応変調器と、 を備える顧客インターフェース装置。 24.前記第1の信号がテレビジョン・プログラム信号を含み、前記出力ポート がCATVセット・トップ・コンバータに接続されるビデオ信号ポートを含む請 求項23記載の顧客インターフェース装置。 25.前記出力ポートが、前記顧客インターフェース装置に対する電話信号を受 取る電話ポートを含む請求項23記載の顧客インターフェース装置。 26.前記第2の信号が、前記第1の周波数帯域で通信され、選択された加入者 に対応するアドレス情報と、前記周波数帯域の選択された1つに対応する周波数 側波サブバンドとを含むメッセージを含む請求項23記載の顧客インターフェー ス装置。 27.前記周波数感応変調器が、第2の信号として受取られたコマンドに応答し て、電話信号が前記ヘッドエンドへ通信されている周波数を第1の周波数サブバ ンドから第2の周波数サブバンドへ変更するよう動作する請求項23記載の顧客 インターフェース装置。
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