JPH11506671A - 尿道キャップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 使用者の身体に取り付けた時に尿失禁を緩和する尿道キャップを提供する。キャップは、手で把持する部分と身体と接触する輪状表面とを有する少なくとも部分的に変形可能なキャップ本体を有する。本体は、使用者に適用した時に、尿道キャップと身体との間が大気圧で封止され、尿道キャップより先への尿流を防止するよう、真空封止できるような室を規定する

Description

【発明の詳細な説明】 尿道キャップ発明の背景 緊張性失禁などの女性の尿失禁は、世界中で重要な問題になっている。この問 題に悩む女性にとって医学的ばかりでなく社会的にも問題となり得るこの状態を 緩和するため、種々の装置の使用が示唆されている。 女性の尿失禁を緩和するため示唆された医療用具の多くは、尿道に入り、装置 の使用時には体内に配置しておくカテーテル、バルーンおよびペッサリなどの内 部構成要素を使用する必要がある。このような内部構成要素は、身体にとって刺 激源となり、場合によっては感染またはその他の望ましくない身体的反応をもた らすかもしれない。さらに、知られているようなこの種の装置は、使用するには 使用や移送に費用がかかったり、不便であったりする。発明の概要 女性の緊張性失禁などの尿失禁を緩和するための尿道キャップを提供すること が、本発明の目的であり、このキャップは安価で、着脱が簡単で、身体への感染 の危険性が高くない。 本発明のさらに別の目的は、大気圧を利川してキャップを使用者の身体上の所 定の位置に維持する、前記のキャップに従う尿道キャップを提供することである 。 本発明のさらに別の目的は、潤滑剤または身体への取付けに役立つ接着剤にな り得る封止材料を組み込むことができる、前記のキャップに従う尿道キャップを 提供することである。 本発明のさらに別の目的は、道で尿道外口を遮蔽する尿道キャップを適用し、 空気圧差を利用してキャップを使用者の身体上に維持することによって、使用者 の尿夫禁を緩和する方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、キャップを身体に保持することと組み合わせて接 着剤を使用する、上記の方法に従う方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、使用者が迅速に実行することができ、女性の失禁 に対する安全かつ確実な保護手段を提供する、上記の目的による方法を提供する ことである。 本発明によると、使用者の身体に取り付けたときに尿失禁を緩和する尿道キャ ップは、弾性で少なくとも部分的に変形可能なキャップ本体を有し、手で把持す る部分を伴う。本体はキャップ本体を往復弾性変形でき、その中を真空にして使 用者の身体上に尿道キャップを保持することができる室を規定する。室の下部分 は、キャップを身体へ適用した時に、道に接触して道を制限する働きをする。キ ャップ本体はさらに、使用者の身体との封止表面として作用する身体接触表面を 有する輪状フランジも規定する。 この輪状フランジは、約３センチメートルの直径を有することが好ましく、約 ２．４ないし３．３センチメートルの範囲で、女性の身体の尿道口に適切に配置 できるようにすることが好ましい。キャップはシリコンゴムなどの、弾性本体に 適合するゴム性材料で形成し、無菌状態で殺菌し梱包できることが好ましい。 本発明の方法によると、内部室を有する尿道キャップを使用者の尿道外体口に 適用することによって、女性の尿失禁が緩和され、望ましくない尿流が防止され る。キャップは、手で把持する部分と、尿道キャップを使用者の身体に封止する のに役立つ身体との接触表面を有する輪状フランジとを規定する。大気圧より低 い空気圧を使用して、キャップを所定の位置に維持し、道を圧迫する。所望の時 に尿道キャップを外し、排尿することができる。 キャップのどの構成要素も使用者の尿道に入ったり、これを通過したりせず、 キャップが身体の外側にあるので、使用者へ感染および体内の刺激を与える可能 性が低くなることが、本発明の特徴である。キャップは、シリコンゴムなどの、 標準的な無刺激性の身体適合性材料で作成することができる。使用時には、キャ ップの室と大気との間の空気圧差が、キャップを所定の位置に保持する。この配 置は、所望する場合は接着性封止材料を使用することによって強化することがで き、あるいは非接着性の封止材料を使用して強化することが好ましい。封止材料 を事前に適用することができる。キャップは内部室の中に少量の尿を収集するこ とができ、さらに尿流のために容易に外し、容易に交換することができる。通常 の使用では、尿道キャップによって道が閉鎖され、室や身体の外側への尿の漏出 は生じない。キャップは、必要に応じて適切なサイズにした安価な材料で、比較 的低コストで作成することができる。少ない数のサイズを使用して、使用者の大 多数に適合させることができる。図面の簡単な説明 本発明の上記およびその他の目的、特徴および利点は、添付図面と組み合わせ て以下の説明を参照することにより、さらに理解される。 図１は、本発明による尿道キャップの好ましい実施形態の平面図である。 図２は、図１の線２−２に沿って切り取った断面図である。 図３は、実施形態の底面図である。 図４は、複数の封止層を適用した、図１によるキャップのフランジの断面を通 る断面図である。 図５は、使用者の身体の所定の位置にある、図１の尿道キャップの半図解式上 面図である。 図６は、使用者の身体の所定の位置にあるときの尿道キャップの、図１の線２ −２を通る線断面図である。詳細な説明 尿道キャップまたは失禁装置の好ましい実施形態を、図１ないし３で最もよく 示すように、１０で示す。キャップは、内部室１２を規定し、外部フランジ１３ および中間直円錐部分１４を伴う本体１１を備える。 図１の好ましい実施形態にある尿道キャップの本体は、キャップの中心軸４０ を中心とした円筒形の壁１５を有し、これには丸い外端壁１６、指で把持する棚 １７、および身体と接触する輪状表面１８が設けてある。 尿道キャップは、従来の成形法により一体成形することが好ましいが、浸漬、 射出またはその他の技術で作成することができる。一体キャップの材料はＦＤＡ 認証の医療用シリコンゴムであることが好ましい。しかしDow Corning Co.が販 売 する医療用シリコンゴム、弾性ウレタン、ポリ塩化ビニル、天然および他のゴム 材料または合成ポリマー材料などの弾性材料を使用することができる。場合によ っては、本体を一体成形する必要がなく、ポリマーまたは金属質の剛性材料で形 成することができる。その場合、少なくとも内部室１２へと開く本体の一部は、 図２で示すような休止位置から指で弾性状に往復運動して圧縮または減少した室 位置になり、次に休止位置に拡張することができる。これは、以下で述べるよう に、室を少なくとも部分的に真空にして、室内の空気と大気圧との気圧差によっ てキャップを身体に封止するために必要である。 キャップの側壁厚は、側壁１５が、壁１５から先細りになっているフランジ部 分１３より厚い区画を有し、これより大気圧による挫折または変形に対する抵抗 力が強くなるよう構成されている。壁１５の厚さは、たとえば１．７５ミリメー トルでよく、１．５ないし２．５ミリメートルの範囲が好ましく、フランジ１３ の厚さｌは、たとえば好ましい実施形態では０．７５ミリメートルで、０．５な いし１．５ミリメートルの範囲が好ましく、ＦＤＡ認証の医療用シリコンゴムで 形成することができる。この壁圧の差によって、使用中の装置はそれ自体で挫折 せず、しかも使用時にフランジを身体に向かって動かすことができる。 図６の断面図で最もよく分かるように、フランジ１３は、身体の道周辺の平面 部分または尿道口で、身体に向かって変形するか、それに密着することができる キャップの位置を維持し、フランジ１３で身体を封止して、尿流道を封止するた め、２０で示す尿道口の部分を、道を閉鎖するよう働くフランジ１３および直円 錐部分１４に接触するよう引っ張ることができる。 使用時には、道は道の周囲の部分を穏やかに圧迫し、空気圧の差によって所定 の位置に維持された閉鎖部を形成することによって、閉鎖することが好ましい。 尿流道を閉鎖し、しかも快適に使用でき、容易に再使用できる構造ならすべて、 本発明の利点を提供することができる。この利点は、装置本体１４のいかなる部 分も使用者の身体に入らず、身体の外部でのみ作用する装置１０によって獲得す ることができる。 キャップの端壁１６は、手で把持する壁１７を提供することが好ましいが、キ ャップを指で把持し、使用者の指で身体から着脱できるなら、いかなる構造でも よい。したがって、キャップは側壁が円筒形で、円形の端壁の頂部があり、直円 錐区間１４および輪状フランジ１３を伴うよう図示されているが、形状は大きく 変化することができる。区画１４は、道を閉鎖するために重要である。概して、 表面１８と中間壁の表面１４１との角度は、道の閉鎖を強化するために鈍角であ る。この内壁表面１４１は室１２の下部分であり、圧力によって道を閉鎖する。 フランジ１３は身体の尿道の口または道の周囲に連続輪を形成する、身体との 接触表面１８を提供する。しかし、キャップの他の部分は、正方形、円形、長方 形、球根状、または任意の望ましい形状でよい。円形ではなく平坦な端壁１６を 使用することができる。いかなる場合も、フランジの先端まで延びる内部室１２ には十分な内部空間が設けられて、指で圧迫することによって室内に少なくとも 部分的な真空を形成し、図６のように配置するよう弾性回復させることができる 。 尿道キャップの寸法は、大きく変化することができる。 しかし、米国における女性の通常の解剖学的構造に従い、直径Ａは２．３ない し３．４センチメートルの範囲であることが好ましく、２．４ないし３．３セン チメートルであることがより好ましく、好ましい実施形態では３センチメートル を使用する。フランジ１３が楕円か、あるいは正方形、長方形、三角形などの他 の輪状の形状である場合、陰唇間のフランジ１３の直径に対応するフランジ最大 幅は、約３．４センチメートルである。直径Ｂは、１センチメートルないし２． ５センチメートルの範囲であることが好ましく、１．５ミリメートルが好ましい 。装置の高さＤは、１ないし３センチメートルであることが好ましく、好ましい 実施形態では２センチメートルである。この高さは大きく変化することができる が、装置の高さを約１ないし３センチメートルに維持することによって、不快感 なく装置を装着し、容易に配置することができ、使用者の着用する衣服によって 無理に装置が移動することがなく。 距離Ｅは、たとえば好ましい実施形態では１．３５センチメートルでよく、Ｆ で示す室１２の室直径は、好ましい実施形態では７５ミリメートルである。内部 室を部分的に規定する距離Ｈは、好ましい実施形態では５．２５ミリメートルで よいが、この場合も大きく変化することができる。最も重要な寸法は、身体に適 切に配置するため、フランジ１３の２．３ないし３．４センチメートルという範 囲の外径に関し、容易に使用および再使用できるよう、高さは約３センチメート ル以下であることが好ましい。 好ましい実施形態では、ミシガン州MidlandのDow-Corning Corp.が製造するSi lastic HS-30を一体キャップ１０の弾性材料として使用する。Silastic HS-30は 、ショアーＡ押込硬度計で３２、引張り強さ１３２５ｐｓｉ（９．１３Ｍｐａ） 、および伸び率１０２０％であることが好ましい。Silasticシリコンゴムは、ニ ューヨーク州BuffaloのPenwalt Corp.の製品であるLupersol 101などの従来通り の過酸化物硬化剤で硬化することができる。従来通りの着色剤を使用して、たと えば有機および無機顔料として色を加えることができる。 使用時には、接着剤でもよいが接着剤である必要がない封止剤を、身体との接 触表面１８に適用する。図４の３０で示すこの材料の目的は、身体の皮膚とフラ ンジとの間で、空気および液体を封止することである。封止材が接着性である場 合は、空気および液体の圧力による漏出に対する封止材であるばかりでなく、装 置と身体との接触を保持する働きもすることができる。しかし、身体への接着部 分として接着剤を単独で使用しないことが好ましい。というのは、適切に保護す るのに十分な接着剤を使用すると、身体を刺激する可能性があるからである。こ れに対して、封止材料に接着特性をほぼ使用しない場合、尿漏れに対する十分な 保護は、本発明の失禁装置１０によって提供される。 キャップは図２および図３に示す中心軸４０を中心に対称形であることが好ま しいが、すべての実施形態で対称形である必要はない。 封止材料３０は、身体を刺激せず、長時間身体に接触して使用することができ る既知の接着剤でよい。このような接着剤には、ニュージャージー州Jersey Cit yのBlock Drugが生産する水溶性ペーストのFIXADENT^RまたはCONFIDENTという接 着剤などがある。しかし、接着特性なく、Vaseline^Rなどのワセリンやワセリン ・ゼリーなどの従来通りの潤滑剤のような封止材料を使用することができる。ワ セリン・ゼリーなどの封止材料は、皮膚またはキャップの封止表面フランジの凸 凹 を補償し、したがって装置を身体に適用したときに、装置の使用における空気お よび尿が漏出しないよう保護する。 封止材料３０は、Ｑチップ・アプリケータまたは指先を使用して、使用直前に ワセリンまたは接着剤を身体の封止表面にすり込むことにより、使用者が塗布す ることができる。場合によっては、潤滑剤または接着剤を装置上に予め配置し、 カバーまたは剥離細片３１をそれに適用して、封止剤または接着剤が適用前に付 着したり、外れたりするのを防止することができる。場合によっては、複数の封 止剤およびカバー用細片を、図４の３２および３３で示唆するように使用するこ とができる。したがって、第１の適用では、身体にまず適用するため、下部細片 ３３を除去して、その下の接着剤または潤滑封止材料の表面３２を露出させる。 これは、フランジに直接接着する封止剤が接着剤で、したがって製品が身体上に 保持される場合に実行することができる。最初に除去した後、第２の適用のため に、第２カバー用細片３１を除去して、その下の接着剤３０２を露出させること ができる。好ましい実施形態では、使用者がワセリン・ゼリーを使用する場合の ように、使用直前に封止材料を適用する。 図５および図６は、身体上への配置を概略的に示す。図５では、陰唇４１が、 線図で図示され、尿道口または道４２は、フランジ１３をその上に配置した状態 で示す。図６では、キャップ１０を所定の位置に示し、道の周囲の身体の皮膚が 引っ張られ、フランジの身体との接触表面１８および直円錐部分１４の下側と直 接接触している。これによって尿道口が閉鎖され、フランジの下に皮膚を配置す ることによって、身体の所定の位置にキャップを中心合わせして維持し、さらに 尿の流出を防止することに役立つ。同様に、フランジ１３が道の周囲の平面部分 で、陰唇４１のすぐ内側に配置されるので、配置が維持され、この間隔は尿道キ ャップを所定の位置に位置決めし、配置するのに役立つ。 本発明の尿道キャップを適用する方法では、キャップを使用者の指で内側に変 形させ、次に尿道口に適用し、図２に示すような元の形状に拡張できるようにす る。これは内部室１２内に真空を生成し、外側の大気圧がフランジ１３および直 円錐部分１４に押しつけられ、尿道キャップを身体との良好な封止噛み合い状態 に維持する。道のすぐ周囲の皮膚または組織が、空気圧の差によって圧迫され、 表面１４１でキャップ１０との封止が形成される。身体との接触表面１８に予め 適用された封止材料が、封止の維持に役立つ。キャップの内側と大気との圧力差 は、大きく変化できる。これは、大気の状態、さらに図２で示す通常位置へ弾性 復帰する前の室の押下量によっても左右される、場合によっては、適用時に側壁 を圧迫した後、図２を完全に位置変更することはできないが、いずれの場合にも 、キャップ内には多少の室の真空または部分的真空が残る。内部室１２は、キャ ップが所定の位置にある間に多少の漏れがある場合は、容器としても働くことが できるが、これは通常は生じない。 上述したように、スカートのサイズは、スカートを尿道口の適切な位置に配置 し、キャップを所定の位置に維持することにも役立つようなサイズである。指の 把持部は、特に年長者の患者の場合、配置するために重要である。指の把持部は 、単に室１２の円筒形の外壁でもよい。 キャップ内部と大気との間の空気圧の差は、確認するのが困難である。多くの 場合、空気圧の差は１ｐｓｉしかないか、２〜５ｐｓｉまたは６〜１０ｐｓｉ以 上である。圧力は、壁が弾性変形できるので、キャップの押下および元の形状へ の拡張によって与えることが好ましい。これによって、同じキャップを使用して も、適用方法や押下量に応じて圧力の量に差が生じることになる。驚くべきこと に、本発明の方法による小さいキャップでも、キャップを所定の位置に維持し、 尿流を防止するのに十分な空気圧の差が得られることが分かっている。 したがって、キャップを尿道口の上に適用し、陰唇の間隔を用いてキャップの 配置に役立てることにより、使用者は緊張性失禁などの尿夫禁を緩和することが できる。キャップは、身体に接触する前に、手で把持する部分で弾性押下し、輪 状フランジを口の周囲の皮膚に接触させる。フランジの身体との接触部分は、前 述したように、前もってワセリン・ゼリーまたは接着剤で処理されている。皮膚 にわずかに圧力をかけ、キャップを変形させる圧力を解除すると、キャップ内が 吸引され、フランジおよび直円錐部分１４の外側に空気圧の差が生じ、これがキ ャップを身体の所定の位置に維持し、図６に示すように道を閉鎖する。キャップ は、所望の時に容易に外し、排尿することができる。場合によっては、キャップ を単に皮膚から引き剥がすことができるが、最初に圧力差を緩和するよう、指で 把持する部分をわずかに押下することが望ましい。装置は快適に使用され、大多 数の患者は容易に適用することができ、尿漏れを防止することが分かっており、 したがって緊張性尿失禁を含む女性の尿失禁を緩和する。 好ましい実施形態では、これを囲む透明なプラスチック容器または５０で線図 で示すエンベロープに入れて包装する。これによって、使用前のキャップの清潔 さが維持される。このようなエンベロープは当技術分野では周知で、透かして見 えるが不透明の薄いプラスチック膜で構成してもよい。尿道キャップを保存、移 送し、清潔さを維持するため、他の従来通りの包装を使用することができる。場 合によっては、複数のキャップを１つの包装に包装することができ、包装が不要 のこともある。場合によっては、本発明のキャップを殺菌することができる。本 発明のキャップ１０は、ＩＳＯ９０００規格に適合する方法で製造、包装して、 清潔さと製造品質を提供し、ロットを管理することが好ましい。したがって、バ クテリア汚染などの汚染は最小限に抑えられる。 本発明の尿道キャップは、殺菌して皮膚への感染または刺激の危険を軽減する ことができる。装置は身体の外側にあり、尿道内を通過する構成要素がないので 、殺菌する必要はない。 このタイプのキャップは、長時間役立ち、場合によっては２ないし６時間以上 の期間、封止関係で皮膚への接触を維持することが分かっている。 本発明の特定の実施形態について図示し述べてきたが、当業者には多くの変形 が可能であることが明白である。本発明の装置の特定の材料、一体性、および幾 何学的形状は大きく変化することができる。いかなる場合でも、身体と接触封止 し、失禁状態を緩和するには圧力差が役立ち、封止が道の機械的閉鎖とともに作 用する。フランジ１３、部分１４および身体が室と大気との空気圧の差によって 形成する封止、および場合によっては接着接触は、尿道口で通常遭遇する尿圧力 で、長期間にわたって尿のキャップからの流出に持ちこたえ、それを防止するの に十分な強さを有する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 シュレシンガー ロバート アメリカ合衆国 02026 マサチューセッ ツ州 デドハム リオン ストリート １

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．使用者の身体の道上に適用すると、尿失禁を緩和する尿道キャップで、 前記キャップが、手で把持する部分を有する、弾性で少なくとも部分的に変形 可能なキャップ本体を備え、 前記装置本体が、前記キャップ本体の往復弾性変形を可能にし、その内部に真 空を提供して前記尿道キャップを使用者の身体上に保持し、前記使用者の身体の 道を閉鎖することができるサイズ内に室を規定し、 前記キャップ本体が、身体との接触表面を有して、使用者の身体との封止表面 として作用する輪状フランジを規定する尿道キャップ。 ２．さらに、前記キャップの使用時に、身体との接触表面と個人の身体との間の 流体の流れを防止するのに役立てるため、前記身体との接触表面を覆う封止材料 を備える、請求項１に記載の尿道キャップ。 ３．前記輪状フランジが、約２．３センチメートルないし約３．４センチメート ルの外径を有する、請求項１に記載の尿道キャップ。 ４．前記輪状フランジが約３センチメートルの外径を有する、請求項２に記載の 尿道キャップ ５．前記室が、前記キャップの頂部から前記キャップの底部まで延びる中心軸を 規定し、前記底部が前記輪状フランジによって規定され、前記頂部から底部が約 ２センチメートルの高さを有する、請求項１に記載の尿道キャップ。 ６．前記キャップが、前記キャップの室を変形し、尿道口の周囲で前記キャップ を使用者の身体に当て、前記変形圧力を解除して、前記フランジを使用者に封止 して身体によって放出される尿液で通常遭遇する圧力で液体が流出するのを防止 するのに十分な前記室と大気との空気圧の差を規定することによって、使用者の 本体に容易に当てることができる弾性材料で一体成形され、 前記キャップがさらに、前記キャップを配置するよう働く前記圧力差を前記キ ャップにかけた場合に、道を紋窄する表面を規定して前記道を閉鎖する、請求項 １に記載の尿道キャップ。 ７．前記キャップがＦＤＡ認証のシリコンゴムで形成される、請求項１に記載の 尿道キャップ。 ８．前記身体との接触表面上の封止材料の層と、 前記封止材料を覆う剥離細片とを担持する、請求項１に記載の尿道キャップ。 ９．前記剥離細片の上の封止材料の第２層と、前記封止材料の第２層の上にある 第２剥離細片とを備える、請求項８に記載の尿道キャップ。 １０．前記封止材料が、接着特性のない潤滑剤である、請求項２に記載の尿道キ ャップ。 １１．前記封止材料が接着剤である、請求項２に記載の尿道キャップ。 １２．前記キャップがＩＳＯ９０００製造規格に適合する、請求項１に記載の尿 道キャップ。 １３．前記キャップがＩＳＯ９０００製造規格に従って包装される、請求項１２ に記載の尿道キャップ。 １４．前記キャップが、身体の皮膚に適合し、これを刺激しないシリコンゴム材 料で一体成形される、請求項２に記載の尿道キャップ。 １５．前記輪状フランジが、約２．３ないし約３．４センチメートルの外径を有 する、請求項２に記載の尿道キャップ。 １６．さらに、前記キャップの使用時に、身体との接触表面と個人の身体との間 の流体の流れを防止するのに役立てるため、前記身体との接触表面を覆う封止材 料を備える、請求項５に記載の尿道キャップ。 １７．前記キャップが、前記フランジの身体との接触表面に隣接した、おおむね 直円錐形の内面を提供して、圧迫による前記道の閉鎖に役立つ、請求項１６に記 載の尿道キャップ。 １８．使用者の尿失禁を緩和する方法で、 内部室を有する尿道キャップを使用者の尿道外部体口に当てるステップを含み 、前記キャップが、手で把持する部分と、前記尿道キャップの使用者の身体への 封止を補助する身体との接触表面を有する輪状フランジとを規定し、さらに、 周囲の大気圧より低い空気圧を使用して、前記キャップを所定の位置に維持す るステップと、 所望の時に前記尿道キャップを外して排尿を可能にするステップとを含む方法 。 １９．前記キャップを使用者の身体の口に当てる前に、封止材料を前記身体との 接触表面に適用し、 前記空気圧が尿流道を圧迫して、これを封止する働きをする、請求項１８に記 載の方法。 ２０．前記尿道キャップが、前記キャップを弾性圧迫し、前記身体との接触表面 部分を使用者の身体に接触させ、前記キャップの中心軸を前記尿道外部体口の上 に配置し、キャップを元の形状へと弾性復帰できるようにすることによって適用 される、請求項１９に記載の方法。 ２１．女性使用者の身体からの望ましくない尿流を防止する方法において、 尿道キャップを尿道口上に当てるステップと、空気圧を使用し、前記キャップ より先への尿流を防止することによって、前記キャップを使用者の身体の所定の 位置に維持するステップとを含む方法。 ２２．尿失禁を緩和する方法において、手で適用する装置を使用して、望ましく ない尿流を防止し、 身体の外側に取り付けて身体の尿流道を閉鎖する、手で適用する着脱式装置を 使用することと、 所望の時に前記装置を身体から外して、道が開放した自然状態に復帰して尿が 流れることができるようにすることを含む改良点。 ２３．使用者の身体に取付け時に尿疾患を緩和しながら、構成要素が前記使用者 の尿道を通過するのを防止することによって、感染を最小限に抑える尿道キャッ プで、 前記キャップが、前記身体の尿道外口に前記キャップを取り付けるのに使用す る、手で把持する部分を備え、 前記キャップが、内面および外面を有し、前記尿道キャップと大気との圧力差 を確立して前記身体に取り付けた前記キャップを所定の位置に維持するのに役立 つ内部室を規定し、さらに 道を圧迫し、閉鎖する表面と、 身体との接触表面を有して、使用者の身体との封止表面として作用する輪状フ ランジとを備え、前記輪状フランジが前記尿道外口の周囲に構築され、配置され る前記尿道キャップ。