JPH11506512A - キャニスタパージ流レギュレータ - Google Patents
キャニスタパージ流レギュレータInfo
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Abstract
(57)【要約】
内燃機関への燃料蒸気収集キャニスタのパージを調整するためのキャニスタパージ流レギュレータが、パージ流路において、2つの平行な分岐通路と、各分岐通路のための関連した弁とを有している。2つの弁は、作動機構によって一緒に運動するために作用的に関係している。2つの弁が閉鎖されている場合には、マニホルドの負圧が反対方向に加えられ、ひいてはパージ流レギュレータの開放に対するマニホルドの負圧の変化の影響を相殺する。作動機構は、オリフィスを介して生ぜしめられる差圧低下を検知し、ソレノイドへの電気信号入力によって命令されるパージ流を維持するために弁を自動的に調整する。
Description
【発明の詳細な説明】
キャニスタパージ流レギュレータ
発明の分野
本発明は、概して自動車の燃料蒸発ガス発散防止装置、特に内燃機関へ燃料蒸
気収集キャニスタのパージを調整するためのキャニスタパージ流レギュレータに
関する。
発明の背景および概要
自動車の典型的な燃料蒸発ガス発散防止装置は、蒸気収集キャニスタを有して
おり、この蒸気収集キャニスタは、燃料タンク内の液体燃料の蒸発によって生じ
る燃料蒸気を収集するので、これらの蒸気が大気へ散逸することはない。収集さ
れた蒸気は、キャニスタから内燃機関へ周期的にパージされ、内燃機関において
、内燃機関の燃焼室空間内における続いて行われる燃焼のために吸気流と混合さ
れる。このようなキャニスタパージは、自動車に適応される、放出に関する法律
や規制を遵守しながら、パージにつながる内燃機関運転条件のもとで行われる。
これまでキャニスタパージを制御するために様々な形式のキャニスタパージ弁
が提案および/または使用されてきた。所定の形式では、電気機械的なアクチュ
エータを使用しており、このアクチュエータが、内燃
機関の運転に関する様々な機能を管理する内燃機関制御コンピュータからの電気
的な制御信号に基づきキャニスタパージ弁の開放を制御するようになっている。
様々なキャニスタパージ弁の例が、たとえば米国特許第5199404号明細書
等の明細書に開示されている。
ある意味では、本発明は米国特許第5199404号明細書に開示されている
ようなキャニスタ式パージ弁に一層の改良を提供するものとして考えられてよい
。
本発明の原理を具体化したキャニスタパージ流レギュレータによって提供され
る1つの改良点は、より優れたパージ制御の達成である。なぜならば、パージ流
レギュレータに作用する流入ポートと流出ポートとの圧力差の変化によるパージ
制御への不都合な影響の効果が著しく低減されるからである。この結果、より正
確なパージ制御が達成されるだけでなく、たとえより小さな数値の吸気マニホル
ド負圧であっても、制御されたパージを生ぜしめることができる。所定の従来の
パージ流レギュレータは、このような低い吸気マニホルド負圧において制御され
たパージを行うことは不可能だった。
別の改良点は、本発明のキャニスタパージ流レギュレータにおける大気へのブ
リード通路が存在しないことに関する。つまり、このようなブリードが所定の従
来装置では必要だった。一般的に、内燃機関系コンポーネント内のブリード通路
を排除することにより、内燃機関のアイドリング特性が改善され、また、より低
い内燃機関アイドル速度を可能にすると望ましい。したがって、本発明の装置に
おいてブリード通路が存在しないことにより、低いアイドル速度での内燃機関の
運転が改善され、また所定の運転環境においては微小な汚染物侵入のための潜在
的な進入通路となり得るものが排除される。
さらに別の改良点は、所定のパージ流を命令する電気的な入力信号に対して正
確に応答し、命令されたパージ流を著しく変化させるおそれのあるパージ流の間
に生じる圧力変化を自動的に補償する本発明のキャニスタ式パージ流レギュレー
タの能力に関する。
本発明のキャニスタは、電気による直接的な作動をも組み込まれており、この
作動により、従来公知の負圧作動式装置よりも迅速に、入力制御電気信号におけ
るあらゆる変化に応答することができる。
さらに別の改良点は、所定の組立てサイズ寸法を縮小する可能性を提供する。
つまり、このような縮小は、スペースが極めて重要であるあらゆる車両における
組立て取付けを容易にする場合に重要であり得る。
以上のことおよびその他の本発明の特徴、利点および利益は、図面に基づく以
下の説明および請求項に記載されている。図面は、本発明を実施する上で現時点
で考えられる最良の形式に基づく本発明の有利な実施例を開示している。
図面の簡単な説明
第1図は、自動車の燃料蒸発ガス発散防止装置の概略的なブロック線図である
。
第2図は、本発明の原理を具体化したキャニスタパージ流レギュレータの縦断
面図である。
第3図は、キャニスタパージ流レギュレータの操作の所定の側面を説明するの
に役立つグラフ図である。
有利な実施例の説明
第1図には燃料蒸発ガス発散防止装置10が示されており、この燃料蒸発ガス
発散防止装置10は、蒸気収集用のキャニスタ12と、本発明の原理を備えたキ
ャニスタパージ流レギュレータ14とから成っている。燃料蒸発ガス発散防止装
置10は自動車に取り付けられており、この自動車は、吸気マニホルド18を備
えた内燃機関16によって動力を供給される。内燃機関16のための液体燃料は
燃料タンク20に貯蔵されており、汎用の手段(図示せず)によって内燃機関へ
供給される。
キャニスタ12は、タンクポート12tと、パージポート12pと、通気ポー
ト12vとを有している。キャニスタパージ流レギュレータ14は、流入ポート
14iと、流出ポート14oとを有している。タンクポート12tは、燃料タン
ク20の上部空間に連通す
るように配置されており、通気ポート12vは、大気へ連通しており、パージポ
ート12pは、キャニスタパージ流レギュレータ14の流入ポート14iに連通
している。流出ポートoは、内燃機関の吸気マニホルド18に連通して配置され
ている。
キャニスタパージ流レギュレータ14はさらに電気コネクタ14cを有してお
り、この電気コネクタ14cは、内燃機関管理コンピュータ22の適切な端子に
電気的に接続された電気端子から成っており、前記機関管理コンピュータ22は
、キャニスタパージ流レギュレータ14の操作を制御する電気的なパージ制御信
号を供給する。キャニスタパージにつながる、内燃機関が運転している条件にお
いては、内燃機関管理コンピュータ22からの適切なパージ制御信号が、キャニ
スタパージ流レギュレータ14の適切な開放を生ぜしめる。内燃機関16の運転
によって吸気マニホルド18に生ぜしめられる負圧によって、収集された燃料蒸
気はキャニスタ12からキャニスタパージ流レギュレータ14を通じて吸気マニ
ホルド18へ吸引される。次に、第2図を参照してキャニスタパージ流レギュレ
ータ14を詳しく説明する。
キャニスタパージ流レギュレータ14は、部材26a,26b,26c,26
dを含む複数の部材から成るハウジング26を有している。これらのハウジング
部材は、非導電性の適切なプラスチック材料から射出
成形されていると有利である。部材26aは、仮想の軸線28に対してほぼ半径
方向に突出した個々のニップルとして形成された流入ポート14iと流出ポート
14oとを有しているが、特定の車両モデルにおける組立て取付けを提供する等
の理由から、本発明の装置の別のモデルではジオメトリの変更が行われるという
ことが認められるべきである。部材26b,26dは、部材26aの一方の軸線
方向側に軸線28に沿って配置されて示されているのに対して、部材26cは他
方の軸線方向側に配置されている。
部材26b,26dは、軸線28と同軸的なソレノイドコイルアセンブリ30
を密閉して取り囲むための包囲部を形成している。ソレノイドコイルアセンブリ
30は、コイル30cと、関連した固定子部材30s,30dとから成っている
。固定子部材30sは、関連した可動子32のための開口を底部に形成している
以外には、コイル30cの上部、側部および底部を取り囲んだ強磁性のシェルで
ある。固定子部材30dは、強磁性のコアであり、このコアの上端部は、シェル
30cの上端壁に対して配置されており、またこの強磁性コアは、中心でコイル
30cの開口中心部内に同軸的に延びているが、固定子部材30sの反対側の端
部よりも短く形成されている。部材26dには電気コネクタ14cが設けられて
おり、この電気コネクタ14cは、電気ターミナル36,38を取り囲んで配置
された一体的な包囲部から成っており、前記電気ターミナル36,38は、ハウ
ジング26の外部に露出しており、また、コイル30cを形成している磁気ワイ
ヤと電気的な接続を形成するように包囲部内に延びている。可動子32がアセン
ブリ30の開口中心部に突入している箇所では、部材26bが円筒状の壁を備え
て成形されており、この壁が、軸線28に沿った可動子の軸線方向運動のための
案内を提供する。
部材26bは、ソレノイドコイルアセンブリ30の下方に同軸的に、取り囲ま
れた室空間40を形成するように成形されてもいる。この室空間40は、部材2
6aに取り付けられかつ結合された周囲縁部42を備えた、ほぼ環状の形状を有
している。部材26aは、周囲縁部46を備えた取り囲まれた室空間44を形成
するように成形されており、周囲縁部46に周囲縁部42が結合されている。結
合された周囲縁部42,46は、ダイヤフラム部材48の周囲縁部をシールした
状態で掴んでおり、ダイヤフラム部材48は、室空間40,44を互いに分割す
る可動壁50の一部を形成している。可動壁50の中心領域は、剛性のベアリン
グ部材52を有しており、可動壁50はファスナ54によって可動子32に結合
されており、ファスナ54は、ベアリング部材52の中心部を、軸線28と同軸
的な可動子32の下端部に固定している。
弁エレメント56が、軸線28と同軸的な可動子3
2とは反対側で、可動壁50の表面に中心で固定されており、さらに弁エレメン
ト56は、軸線28と同軸的な部材26aに形成された円筒状の壁60の軸線方
向端面に対してシールするように示された周囲縁部57を有している。ヘリカル
コイルばね62は、室空間40内で可動子32の周囲に配置されているが、可動
子32から半径方向外方へ間隔を置いて配置されていて、部材26bのシート6
3に当て付けられた一方の軸線方向端部と、弁エレメント56の周囲を負荷して
面58とシール係合させるように、部材52の周囲縁部の位置で可動壁50を強
く支持している反対側の軸線方向端部とを有している。
室空間40は、流入ポート14iへの接続通路以外は液密である。部材26b
に一体的に形成されておりかつ、流入ポート14iを形成するニップルの側壁に
設けられた貫通孔と一方の端部で合致しているエルボ64は、前記貫通孔と連通
して、室空間40を流入ポート14iと接続させるための通路66を提供してい
る。2つの部材26a,26bが結合している、通路66を取り囲んだジョイン
ト部は、Oリングシール68によって液密にシールされている。
円筒状の壁60は、端面58の反対側では軸線方向の端面70を有しており、
この端面70はハウジング26の内部空間72内に配置されている。内部空間7
2は、ジョイント部74で液密に結合された部材26
a,26cによって形成されている。流出ポート14oを形成しているニップル
は、この内部空間と連通しており、かつこの内部空間から半径方向外方へ延びて
いる。
周方向に間隔を置かれた複数のガイドエレメント76は、壁60の内面から半
径方向内方へ延びていて案内道を形成しており、この案内道は、軸線28と同軸
的で、かつ後で詳しく説明するように、軸線28に沿った運動のために弁アセン
ブリ78を案内するために使用される。ガイド76間の周方向の間隔は、キャニ
スタパージ流レギュレータがキャニスタをパージするために機能している場合に
、パージ流の一部ためのチャネル77を提供する。
弁アセンブリ78は円筒状のシャフト80を有しており、このシャフト80は
ガイドエレメント76によって形成されたガイド軌道によってガイドされている
。シャフト80は軸線方向下端部の近くに環状のフランジ82を有しており、こ
のフランジ82は、弁アセンブリ78を形成するためにシャフト80上で弁エレ
メント84を支持している。第2図に示した位置では、弁エレメント84の周囲
縁部86は、軸線28と同軸的な部材26cに形成された円筒状の壁90の軸線
方向端面をシールするように示されている。壁90の軸線方向下端部は、横方向
の端部壁によって閉鎖されており、この端部壁は、ねじ山付き孔92を有してお
り、このねじ山付き孔92には調整ねじ94が軸線28と同軸的に螺合されてい
る。調整ねじ94は、適切に成形されたヘッドを有しており、このヘッドは、調
整ねじ94の位置を軸線28に沿って調整するために、適切な回転工具(図示せ
ず)を介してハウジング26の外部からアクセス可能である。ハウジング26の
内部では、調整ねじ94はショルダを有しており、このショルダは、小さなヘリ
カルコイルばね98の軸線方向下端部に取り付けるための先端部を形成している
。シャフト80の軸線方向下端部は、ばね98の軸線方向上端部に取り付けられ
るためにフランジ82に取り付けられた弁エレメント84の部分より下方に突出
している。調整ねじ94が孔92にねじ込まれる程度が、ばね98が圧縮される
程度を設定し、これにより、ばね98によって弁アセンブリ78に加えられる力
がシャフト80を可動壁50に対して押しつける。
部材26a,26cの一部によって形成された通路100は、壁90の内面に
よって規定された空間に室空間44を連通させている。栓26eは、部材26c
に設けられた通路100の半径方向部分を射出成形した結果として形成される孔
を、室空間44との通路の連通を妨げることなしに閉鎖している。
室空間44は、オリフィス102によって流入ポート14iにも連通しており
、オリフィス102は、流入ポート14iを形成しているニップルの半径方向内
端部の位置において、部材26aの側壁を貫通して延びている。このオリフィス
102は、キャニスタパージ流レギュレータの操作において重要な、差圧対流れ
の特性曲線を有している。以下にキャニスタパージ流レギュレータの操作を説明
する。
第2図に示した状態においては、ソレノイドコイル30cに電流が流れておら
ず、両部材14i,14oとハウジング26の内部空間内とには大気圧が存在し
ている。ばね62は、可動壁50に弾性的な負荷力を加えており、この負荷力に
よって、個々の弁エレメント56,84の周囲縁部が個々の面58,88をシー
ルしている。シャフト80は、可動壁50に取付けまたは結合されていないが、
このシャフト80は、以下にさらに詳しく説明するように、調整の目的でばね9
8によって設定された量だけ可動壁50に対して上向きの力を加えている。この
上向きの力は、弁アセンブリ78が可動壁50の中心部の動きを追跡するかまた
はこの動きに追従するためには十分であるので、2つの弁エレメントが軸線28
に沿って一緒に両方向に移動するが、2つの周囲縁部57,86が個々の面58
,88とのシール係合を解除するには、ばね62の力に対して不十分である。壁
60の軸線方向下端部は、弁アセンブリ78の十分な移動を許容するように配置
されているが、弁エレメントおよびフランジを含んだアセンブリの一部によって
接触された場合に妨害を阻
止するノッチを有している。
第2図の状態においては、弁エレメント56が壁60の上端部を閉鎖している
のに対し、弁エレメント84は壁90の上端部を閉鎖している。すなわち、室空
間44を流出ポート14oに連通させる2つの平行な分岐流過通路は閉鎖されて
いる。特に、弁エレメント84は、通路100と、壁90の内側と、空間72と
を通る第1の分岐流過通路を閉鎖しているのに対し、弁エレメント56は、壁6
0の内側に沿って軸線方向に延びて空間72に達するチャネル77から成る第2
の分岐流過通路を閉鎖している。流入ポート14iはオリフィス102によって
室空間44と連通しているので、流入ポート14iと流出ポート14oとの間で
ハウジング26を貫通している(かつ前記2つの分岐流過通路を有する)流過通
路も閉鎖される。
内燃機関16が運転されている時には、吸気マニホルド18に負圧が生ぜしめ
られ、この負圧が流出ポート14oに通じている。2つの弁エレメント56,8
4がこの負圧にさらされるが、その結果として生じる力は軸線28に沿って両方
向に作用する。この負圧にさらされる一方の弁エレメントの領域が、この負圧に
さらされる他方の弁エレメントの領域に等しいならば、開示された新規構造によ
り、一方の力は他方の力によって相殺される。したがって、吸気マニホルドの負
圧の変化は、本発明のキャニスタパージ流レギュレー
タを開放してキャニスタ12のパージを開始するのに必要な作動力にはほとんど
影響しない。
流入ポート14iと流出ポート14oとの間でのキャニスタパージ流レギュレ
ータ14によるパージ流の開放は、パージ流レギュレータ14の作動機構によっ
て行われる。通常、パルス幅変調電圧をコンピュータ22から電気端子36,3
8へ加えることによって生ぜしめられる適切な電流でソレノイドコイル30cが
通電されると、可動子32がソレノイドコイル30c内部に引き込まれる。2つ
の弁エレメント56,84を個々のシートに当て付けかつ閉鎖させて保持するば
ね負荷力に打ち勝つ磁力を生ぜしめるように、この電流は十分に大きくなければ
ならない。
可動子32の上方運動は可動壁50の中心領域を上方に移動させ、両弁エレメ
ント56,86を離反させて両分岐流過通路を開放する。今や流出ポート14o
に加えられた吸気マニホルド負圧のために、キャニスタ12に収集された蒸気は
パージ流レギュレータ14を通じて吸気マニホルド18にまで流過する。パージ
される蒸気は流入ポート14iを形成しているニップルを通過した後、オリフィ
ス102を通じて室空間44内へ流入する。流れは、室空間44から2つの平行
な分岐通路によって分割され、流出ポート14oを形成するニップルを通って流
出するために再び合流される。弁エレメント56,84が開放されると、吸気マ
ニホルドの負圧に曝されることによって室空間44内に生ぜしめられる負の差圧
が、可動壁50全体に作用する。
オリフィス102は、流れの特性曲線に対する所定の差圧を有していて、これ
は、所要の最大パージ流を提供するが、流入ポート14iでの差圧がキャニスタ
パージポート差圧(このキャニスタパージポート差圧は通常パージの間は僅かに
大気よりも小さい、つまり僅かに負圧であるだけである)よりも低下し得る程度
を制限するので、流入ポート14iにおける圧力、ひいては室空間40における
圧力は、全ての運転条件において大気と同じであるか、または大気より僅かに低
いだけである。パージを行う間にオリフィス102を介して生ぜしめられる差圧
減少は、2つの室空間40,44の圧力差と等しくなるが、可動壁を介して生ぜ
しめられる差圧は、ほとんど室空間44における負圧によるものである。パージ
流が増加するにしたがって、オリフィス102を介して生ぜしめられる差圧減少
が増大する。室空間40,44間の圧力差が、この圧力差に基づく可動壁におけ
る正味力と、ばね62によって加えられる下向きの力との合計が、ばね92によ
って加えられる力と、可動子32によって加えられる力との合計に等しくなる値
に達した時に、可動壁の上方運動が終了する。マニホルドの負圧またはキャニス
タパージポートの差圧のあらゆる変化に関わらず、電
気的なパージ制御入力信号に対応した流れが維持される。なぜならば、可動壁5
0は、オリフィス102を介して生ぜしめられる差圧の減少を検知し、このよう
なあらゆる変化に対応して、命令された流れを維持するために自動的に再位置決
めを行うからである。ほぼい直線状の操作は、第2図に示したように固定子コア
をテーパさせるなど、可動子32と固定子のコア30dとの間の磁気的なインタ
フェースを適切に成形することによって行うことができる。
第3図には、本発明のキャニスタパージ流レギュレータのための、デューティ
サイクルに対する代表的な流れの特性曲線が示されている。横軸は、コンピュー
タ22からのパルス幅変調パージ制御信号入力のデューティサイクルを示してい
る。縦軸は、パージ流レギュレータを流過するパージ流を示している。最大流れ
は、オリフィス102のサイズによって決定される。パージ流レギュレータを開
放するために電気的な入力に必要なデューティサイクルは、ねじ94の調整によ
って決定される。本発明のパージ流レギュレータのあらゆる与えられた形式は、
前の開示に基づく汎用の工学的な原理を用いて設計されるということが認識され
るべきである。有利な実施例では、2つの弁が等しい領域であるように示されて
いるが、個々の分岐通路を閉鎖するときにマニホルドの負圧にさらされる弁領域
が完全に等しくなくとも、マニホルドの負圧の変化の
ある程度の補償を行うことができる。可動壁50に作用するオフセット力のため
に、可動壁の直径は、インスタントパージ流レギュレータのこの本発明の特徴を
用いていない、所定の他の装置の場合よりも小さくすることが可能となる。
本発明の有利な実施例を図示および説明したが、原理は以下の請求の範囲に当
てはまる別の実施例にも摘要可能であることが認識されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年2月19日
【補正内容】
明細書
キャニスタパージ流レギュレータ
発明の分野
本発明は、概して自動車の燃料蒸発ガス発散防止装置、特に内燃機関へ燃料蒸
気収集キャニスタのパージを調整するためのキャニスタパージ流レギュレータに
関する。
発明の背景および概要
自動車の典型的な燃料蒸発ガス発散防止装置は、蒸気収集キャニスタを有して
おり、この蒸気収集キャニスタは、燃料タンク内の液体燃料の蒸発によって生じ
る燃料蒸気を収集するので、これらの蒸気が大気へ散逸することはない。収集さ
れた蒸気は、キャニスタから内燃機関へ周期的にパージされ、内燃機関において
、内燃機関の燃焼室空間内における続いて行われる燃焼のために吸気流と混合さ
れる。このようなキャニスタパージは、自動車に適応される、放出に関する法律
や規制を遵守しながら、パージにつながる内燃機関運転条件のもとで行われる。
これまでキャニスタパージを制御するために様々な形式のキャニスタパージ弁
が提案および/または使用されてきた。所定の形式では、電気機械的なアクチュ
エータを使用しており、このアクチュエータが、内燃
機関の運転に関する様々な機能を管理する内燃機関制御コンピュータからの電気
的な制御信号に基づきキャニスタパージ弁の開放を制御するようになっている。
様々なキャニスタパージ弁の例が、たとえば米国特許第5199404号明細書
等の明細書に開示されている。
ある意味では、本発明は米国特許第5199404号明細書に開示されている
ようなキャニスタ式パージ弁に一層の改良を提供するものとして考えられてよい
。
キャニスタパージ流レギュレータの別の公知の形式は、ヨーロッパ特許第06
04285号明細書に開示されている。この明細書には、第2の室空間と流出ポ
ート部材との間の単一の分岐通路を通るパージ流を制御するための単一の弁部材
が示されている。
請求の範囲
1.キャニスタパージ流レギュレータ(14)へのパージ制御入力信号に基づき
内燃機関(16)への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタ(12)
から内燃機関の吸気マニホルド(18)へ揮発性燃料蒸気のパージ流を調整する
ためのキャニスタパージ流レギュレータ(14)であって、該キャニスタパージ
流レギュレータに、
a)ハウジング(26)が設けられており、該ハウジング(26)が、燃料蒸
気収集キャニスタ(18)と連通して配置されるように適応させられた流入ポー
ト部材(141)と、内燃機関(16)の吸気マニホルドと連通して配置される
ように適応させられた流出ポート部材(14o)とを有しており、
b)前記流入ポート部材(141)と前記流出ポート部材(14o)との間で
前記ハウジング(26)を貫通している蒸気パージ流路を規定する部材(102
,100,77)が設けられており、
c)パージ制御入力信号を受信するための作動部材(30)が設けられており
、
d)前記作動部材(30)へのパージ制御入力信号に応答して前記蒸気パージ
流路を開放および閉鎖するための、前記作動部材(30)によって操作される弁
部材(56,78)が設けられている形式のも
のにおいて、
e)前記作動部材(30)が、前記蒸気パージ流の開放を命令するパージ制御
信号を受信しない場合に前記蒸気パージ流路(102,100,77)を閉鎖す
るために、前記弁部材(56,78)を閉鎖位置に弾性的に負荷するための弾性
的な負荷部材(62)から成っており、
f)前記蒸気パージ流路が、第1の平行な分岐通路(77)と第2の平行な分
岐通路(100)とから成っており、
g)前記弁部材が、前記第1の分岐通路(77)を通る流れを制御するために
前記作動部材(30)によって操作される第1の弁部材(56)と、前記第2の
分岐通路(100)を通る流れを制御するために前記作動部材(30)による前
記第1の弁部材(78)の操作に追従するように、前記第1の弁部材(56)に
対して弾性的に負荷されている第2の弁部材(78)とから成っていることを特
徴とする、キャニスタパージ流レギュレータ。
2.前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部材(78)とが両方向に一緒に
移動可能であり、前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部材(78)とが閉
鎖されているときには、前記流出ポート部材(14o)における圧力が両方向移
動の一方の方向で前記第1の弁部材(56)または前記第2の弁部材
(78)のどちらか一方に、また、両方向移動の別の方向で前記第1の弁部材(
56)または前記第2の弁部材(78)の他方に加えられるようになっており、
これにより、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答し
て前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部材(78)とを一緒に閉鎖位置か
ら開放位置へ操作するための前記作動部材(30)の操作に対する前記流出ポー
ト部材における圧力変化の影響が、前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部
材(78)とが閉鎖されている時に前記流出ポート手段における圧力に個々に曝
される、前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部材(78)との個々の有効
領域の間のあらゆる差に依存している、請求項1記載のキャニスタパージ流レギ
ュレータ。
3.前記流出ポート部材(14o)における圧力に曝された前記第1の弁部材(
56)の前記有効領域が、前記流出ポート部材(14o)における圧力にさらさ
れた前記第2の弁部材(78)の前記有効領域にほぼ等しい、請求項2記載のキ
ャニスタパージ流レギュレータ。
4.前記一緒の両方向移動のために前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部
材(78)とを互いに関連操作するための部材(98)が設けられている、請求
項2記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
5.前記一方の方向と前記他方の方向とが、直線状の軸線に沿った互いに逆方向
である、請求項4記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
6.可動壁(50)が、前記ハウジング(26)の一部を第1および第2の室空
間(40,44)に分割しており、前記第1の弁部材(56)が、前記第2の室
空間(44)内で前記可動壁(50)の中心領域に配置された第1の弁エレメン
トから成っており、前記第2の弁部材(78)が、シャフト(80)を備えた部
材(82)に同軸的に配置された第2の弁エレメント(84)から成っており、
前記シャフト(80)が、前記第2の弁部材から離れる方向に同軸的に延びてお
り、かつ前記線形の軸線に沿った線形運動のために前記部材(82)を案内する
ように、前記ハウジング(26)の内部で直線状のガイド部材(76)によって
係合されており、一緒に両方向運動させるために前記第1の弁部材(56)と前
記第2の弁部材(78)とを互いに関連操作するための前記部材が、前記部材(
82)を前記1つの方向に弾性的に負荷しこれにより前記第1の弁部材(56)
に対して前記シャフト(80)を負荷するためのばね負荷部材(98)から成っ
ていて、パージ制御信号が前記蒸気パージ流路の開放を命令した時に、前記第2
の弁部材(84)を前記第1の弁部材の運動に追従させるようになっている、請
求項2
から4までのいずれか1項記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
7.前記蒸気パージ流との開放を命令するパージ制御信号を受信しない場合に前
記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを
弾性的に負荷して閉鎖させるための前記弾性的な負荷部材が、前記可動壁(50
)を前記第2の室空間(44)に向かって弾性的に負荷するように前記可動壁(
50)に作用する前記ばね部材(62)から成っている、請求項6記載のキャニ
スタパージ流レギュレータ。
8.前記ばね部材(62)が、前記第1の室空間(40)内に配置されている、
請求項5記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
9.前記直線状のガイド部材が、前記ハウジング(26)の円筒状の内壁(60
)から前記シャフト(80)に向かって半径方向内方に突出した、周方向に間隔
を置かれた一連のガイド(76)から成っており、前記円筒状の内壁(60)が
、一方の軸線方向端部を有しており、該端部が、前記第2の室空間(44)に配
置されており、かつシートを形成した面(58)から成っており、該面(58)
に、前記第1の弁部材が閉鎖されている時に前記第1の弁部材(56)の周囲縁
部が当て付けられるようになっており、前記ガイド(76)の周方向間隔が、前
記第
1の分岐通路(100)の長手方向のセグメントを形成している、請求項6記載
のキャニスタパージ流レギュレータ。
10.前記円筒状の内壁(60)が、別の軸線方向端部(70)を有しており、
該軸線方向端部(70)が、前記一方の軸線方向端部(58)とは反対側に位置
しており、かつ前記第1の弁部材(56)と前記第2の弁部材(78)とが閉鎖
されている時には、前記第2の弁部材(78)を所定の距離に沿って前記第1の
弁部材(56)と一緒に移動させるように前記第2の弁部材から十分に間隔を置
かれており、さらに、所定の距離に沿った移動のあらゆる位置において、前記第
1の分岐通路(100)の前記セグメントを貫通する流れを前記第2の弁部材(
78)が妨害するのを阻止するための部材を有している、請求項9記載のキャニ
スタパージ流レギュレータ。
11.前記シャフト(80)を前記第1の弁部材(56)に対して所望の負荷力
で弾性的に負荷するために、前記ばね負荷部材(98)を調整するための調整部
材が設けられている、請求項6記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
12.前記調整部材が、前記ばね負荷部材(92)を調整するために前記ハウジ
ングに対して選択的に位置決めするための、前記ハウジング(26)の外部
からアクセス可能な調整部材(94)から成っている、請求項11記載のキャニ
スタパージ流レギュレータ。
13.前記流入ポート部材(141)が、前記第1の室空間(40)および前記
オリフィス部材(102)に連通を提供するニップルから成っている、請求項1
から12までのいずれか1項記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
14.前記作動部材(30)が、可動子(32)を備えたソレノイド(30c,
30s,30d)から成っており、前記可動子(32)が、前記蒸気パージ流路
の開放を命令する前記ソレノイドへのパージ制御信号によって前記ソレノイドが
通電されている時に前記可動壁(50)を前記第1の室空間(40)内に位置決
めするために、前記可動壁(50)と作用的に連結されている、請求項1から1
3までのいずれか1項記載のキャニスタパージ流レギュレータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき内燃機関 への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関の吸気マニホ ルドへ揮発性の燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギュ レータにおいて、該キャニスタパージ流レギュレータに、 a)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、燃料蒸気収集キャニスタ と連通して配置されるように適応させられた流入ポート部材と、内燃機関の吸気 マニホルドと連通して配置されるように適応させられた流出ポート部材とを有し ており、 b)作動部材が設けられており、該作動部材が、可動壁を有しており、該可動 壁が、前記ハウジングの一部を第1および第2の室空間に分割しており、 c)前記流入ポート部材を前記第1の室空間に連通させて、前記第1の室空間 内の圧力を前記流入ポート部材における圧力とほぼ等しくするための部材が設け られており、 d)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫通 する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 e)前記ハウジングを貫通する前記蒸気パージ流路が、オリフィス部材を有し ており、該オリフィス部 材を通じて、前記流入ポート部材から前記流出ポート部材へ蒸気流が流過させら れ、さらに、前記オリフィス部材が、前記流入ポート部材を前記第2の室空間に 連通させるように配置されており、前記オリフィス部材は、前記第2の室空間に おける圧力が吸気マニホルドの圧力にほぼ近い作動条件下においては前記流入ポ ート部材における圧力が前記第2の室空間における圧力よりも著しく高いままで あるように、前記オリフィス部材を通る最大流において所定の圧力低下を生ぜし める、差圧対流れの特性曲線を有しており、 f)前記蒸気パージ流路が、前記第2の室空間を前記流出ポート部材に連通さ せるようにそれぞれ配置された第1および第2の平行な分岐通路を有しており、 g)前記第1の分岐通路を通る流れを制御するための第1の弁部材が設けられ ており、 h)前記第2の分岐通路を通る流れを制御するための第2の弁部材が設けられ ており、 i)前記第1の弁部材と第2の弁部材とを一緒に両方向運動させるために、第 1の弁部材と第2の弁部材とを互いに関連操作するための手段が設けられており 、 j)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号を 受信しない場合には前記 蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを弾 性的に負荷して閉鎖させるための弾性的な負荷部材を有しており、 k)前記第1の弁部材および前記第2の弁部材が閉鎖されている場合に、前記 流出ポート部材における圧力を、前記両方向運動の一方の方向で前記第1の弁部 材または前記第2の弁部材のどちらか一方に加え、前記両方向運動の別の方向で 前記第1の弁部材または前記第2の弁部材のどちらか他方に加えるための手段が 設けられており、 l)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号に 応答して、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを前記一方の方向に一緒に移 動させて前記第1の分岐通路と前記第2の分岐通路とを個々に開放させるために 前記可動壁に作用するための部材を有しており、この場合、前記蒸気パージ流路 の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して、前記第1の弁部材と第2の弁 部材とを一緒に閉鎖位置から開放位置へ操作するための前記作動部材の操作に対 する、前記流出ポート部材における圧力変化の影響が、前記第1の弁部材と前記 第2の弁部材との両方が閉鎖されている場合に前記流出ポート部材における圧力 に個々にさらされる前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とのそれぞれの有効領 域の間のあらゆる差に依存していることを特徴と する、キャニスタパージ流レギュレータ。 2.前記流出ポート部材における圧力にさらされる前記第1の弁部材の前記有効 領域が、前記流出ポート部材における圧力にさらされる前記第2の弁部材の前記 有効領域にほぼ等しい、請求項1記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 3.前記一方の方向と前記他方の方向とが、直線的な軸線に沿った互いに逆方向 である、請求項1記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 4.前記第1の弁部材が、前記第2の室空間内で可動壁の中心領域に配置された 第1の弁エレメントから成っており、前記第2の弁部材が、シャフトを備えた部 材に同軸的に配置された第2の弁エレメントから成っており、前記シャフトが、 前記第2の弁部材から離れる方向で同軸的に延びており、かつ前記線形の軸線に 沿った線形の運動のために前記部材を案内するために、前記ハウジングの内部で 線形のガイド部材によって係合されており、一緒に両方向運動させるために前記 第1の弁部材と前記第2の弁部材とを互いに関連操作するための前記部材が、ば ね負荷部材から成っており、該ばね負荷部材が、パージ制御信号が前記蒸気パー ジ流路の開放を命令している場合に、前記部材を前記一方の方向に弾性的に負荷 し、これにより前記シャフトを前記第1の弁部材に負荷して、前記第2の弁部材 を前記第1の弁部材 の運動に追従させるようになっている、請求項3記載のキャニスタパージ流レギ ュレータ。 5.前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号を受信しない場合に前 記パージ流路を閉鎖するために、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを弾性 的に負荷して閉鎖させるための前記弾性的な負荷部材が、前記可動壁を前記室空 間に向かって弾性的に押し付けるように前記可動壁に作用するばね部材から成っ ている、請求項4記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 6.前記ばね部材が、前記第1の室空間に配置されている、請求項5記載のキャ ニスタパージ流レギュレータ。 7.前記直線形のガイド部材が、前記ハウジングの円筒状の内壁から半径方向内 方へ前記シャフトに向かって突出した、周方向に間隔を置かれた一連のガイドか ら成っており、前記円筒状の内壁が、1つの軸線方向端部を有しており、該軸線 方向端部が、前記第2の室空間に配置されており、かつシートを形成した面から 成っており、該シートに、前記第1の弁部材が閉鎖されている時には前記第1の 弁エレメントの周囲縁部が当て付けられ、前記ガイドの周方向の間隔が、前記第 1の分岐通路の長手方向のセグメントを形成している、請求項4記載のキャニス タパージ流レギュレータ。 8.前記円筒状の内壁が、前記一方の軸線方向端部にとは反対側の別の軸線方向 端部を有しており、該軸線方向端部が、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材と が両方とも閉鎖されている時には、前記第2の弁部材を前記第1の弁部材と一緒 に所定の距離に沿って移動させるために前記第2の弁エレメントから十分に間隔 を置かれており、さらに、前記軸線方向端部が、前記所定の距離に沿った移動の 全ての位置において前記第1の分岐通路の前記セグメントを通る流れを妨害する ことを回避するための部材を有している、請求項7記載のキャニスタパージ流レ ギュレータ。 9.前記シャフトを所望の負荷力で前記第1の弁部材に対して弾性的に負荷する ために前記ばね負荷部材を調整するための調整部材が設けられている、請求項4 記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 10.前記調整部材が、前記ばね負荷部材を調整するための前記ハウジングに対 する選択的な位置決めのために、前記ハウジングの外部からアクセス可能な調整 部材から成っている、請求項9記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 11.前記流入ポート部材が、前記第1の室空間と前記オリフィス部材とに流通 を提供するニップルから成っている、請求項1記載のキャニスタパージ流レギュ レータ。 12.前記作動部材が、可動子を備えたソレノイドから成っており、前記可動子 が、前記蒸気パージ流路の開放を命令する前記ソレノイドへのパージ制御信号に よって前記ソレノイドが通電されている時に前記可動壁を前記第1の室空間内に 位置決めするために、前記可動壁に作用的に連結されている、請求項1記載のキ ャニスタパージ流レギュレータ。 13.キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき、内燃 機関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関吸気マニ ホルドへ揮発性燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギュ レータにおいて、該キャニスタパージ流レギュレータに、 a)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、燃料蒸気収集キャニスタ に連通して配置されるように適応させられた流入ポート部材と、内燃機関の吸気 マニホルドに連通して配置されるように適応させられた流出ポート部材とを有し ており、 b)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫通 する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 c)パージ制御入力信号を受信するための作動部材が設けられており、 d)前記作動部材へのパージ制御入力信号に基づき前記蒸気パージ流路を開放 および閉鎖するための、 前記作動部材によって操作される弁部材が設けられており、該弁部材が、前記流 出ポート部材における圧力に直接に曝されるようになっており、 e)前記作動部材が、前記蒸気パージ流の開放を命令するパージ制御信号を受 信していない場合に前記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記弁部材を閉鎖位 置に弾性的に負荷するための弾性的な負荷部材を有しており、 f)前記弁部材を閉鎖位置から開放させる前記作動部材に基づき前記弁部材が 直接に曝される前記流出ポート部材の圧力に抗して、前記流出ポート部材におけ る圧力を前記弁部材においても有効にするために、前記弁部材が閉鎖位置を占め ている場合に作動可能な圧力補償手段が設けられており、この場合、前記蒸気パ ージ流路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して前記弁部材を閉鎖位置 から開放位置に操作するための前記作動装置の操作に対する、前記流出ポートに おける圧力変化の影響は、前記流出ポート部材における圧力にさらされる前記弁 部材の有効領域と、前記圧力補償部材が前記弁部材に対して有効な程度との間の あらゆる差に依存しているを特徴とする、キャニスタパージ流レギュレータ。 14.前記圧力補償手段が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御入 力信号に応答して前記弁部材を閉鎖位置から開放位置へ操作するための前記 作動部材の操作に対する、前記流出ポート部材における圧力変化の影響をほぼ取 り消す手段から成っている、請求項13記載のキャニスタパージ流レギュレータ 。 15.キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき、内燃 機関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関吸気マニ ホルドへ揮発性燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギュ レータにおいて、該キャニスタパージ流レギュレータに、 a)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、燃料蒸気収集キャニスタ に連通して配置されるように適応させられた流入ポート部材と、内燃機関の吸気 マニホルドに連通して配置されるように適応させられた流出ポート部材とを有し ており、 b)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫通 する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 c)作動部材が設けられており、該作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を 命令する、作動部材へのパージ制御入力信号によって操作されるようになってお り、前記作動部材が、可動壁から成っており、該可動壁が、前記ハウジングの一 部を第1の室空間と第2の室空間とに分割しており、かつ前記蒸気パージ流路の 開放を命令するパージ制御入力信号に応 答して前記第1の室空間に向かって移動するようになっており、 d)前記蒸気パージ流路の開放を命令する前記作動部材へのパージ制御入力信 号に応答して、前記蒸気パージ流を開放するために前記可動壁によって操作され る弁部材が設けられており、 e)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号を 受信していない時に前記弁部材を閉鎖位置へ弾性的に負荷するための弾性的な負 荷部材から成っており、 f)前記第1の室空間における圧力を前記流入ポート部材における圧力とほぼ 等しくするために、前記流入ポート部材を前記第1の室空間に連通させるための 部材が設けられていることを特徴とする、キャニスタパージ流レギュレータ。 16.前記弁部材が閉鎖位置を占めている時には前記弁部材が直接に前記流出ポ ート部材における圧力に曝されるようになっており、前記弁部材が直接に曝され る前記流出ポート部材における圧力に抗して、前記流出ポートにおける圧力を前 記弁部材においても有効にするために前記弁部材が閉鎖位置を占めている時に操 作可能な圧力補償手段が設けられており、この場合、前記可動壁が、前記蒸気パ ージ流路の開放を命令するパージ制御信号に応答して前記弁部材を閉鎖位置から 開放させることに基づき、前記蒸 気パージ流路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して前記弁部材を閉鎖 位置から開放位置に操作するための前記可動壁の操作に対する前記流出ポートに おける圧力変化の影響は、前記流出ポート部材における圧力に曝される前記弁部 材の有効領域と、前記圧力補償手段が前記弁部材に対して有効な程度とのあらゆ る差に依存していることを特徴とする、キャニスタパージ流レギュレータ。 17.前記圧力補償手段が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御入 力信号に応答して前記弁部材を閉鎖位置から開放位置へ操作するための前記可動 壁の操作に対する、前記流出ポート部材における圧力変化の影響をほぼ取り消す ための部材から成っている、請求項16記載のキャニスタパージ流レギュレータ 。 18.キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき、内燃 機関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関吸気マニ ホルドへ揮発性燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギュ レータにおいて、該キャニスタパージ流レギュレータに、 a)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、燃料蒸気収集キャニスタ に流通して配置されるように適応させられた流入ポート部材と、内燃機関の吸気 マニホルドに流通して配置されるように適応さ せられた流出ポート部材とを有しており、 b)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫通 する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 c)パージ制御入力信号を受信するための作動部材が設けられており、 d)前記作動部材へのパージ制御入力信号に基づき前記蒸気パージ流路を開放 および閉鎖するための、前記作動部材によって操作される弁部材が設けられてお り、 e)前記作動部材が、前記蒸気パージ流の開放を命令するパージ制御信号を受 信しない場合に前記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記弁部材を閉鎖位置に 弾性的に負荷するための弾性的な負荷部材を有しており、 f)前記蒸気パージ流路が、第1および第2の平行な分岐通路から成っており 、 g)前記弁部材が、前記第1の分岐通路を通る流れを制御するために前記作動 部材によって操作される第1の弁部材と、前記第2の分岐通路を通る流れを制御 するために前記作動部材によって前記第1の弁部材の操作に追従するために、前 記第1の弁部材に対して弾性的に負荷される第2の弁部材とから成っていること を特徴とする、キャニスタパージ流路レギュレータ。 19.前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とが、両方向で一緒に可動であり、 前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とが閉鎖されている時には、前記流出ポー ト部材における圧力が、両方向移動の一方の方向で前記第1の弁部材または前記 第2の弁部材のどちらか一方に、また、両方向移動の別の方向で前記第1の弁部 材または前記第2の弁部材のどちらか一方の加えられ、これにより、前記蒸気パ ージ流路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して前記第1の弁部材と前 記第2の弁部材とを一緒に閉鎖位置から開放位置へ操作するための前記作動部材 の操作に対する、前記流出ポート部材における圧力変化の影響が、前記第1の弁 部材と前記第2の弁部材とが閉鎖されている時に前記流出ポート部材における圧 力に個々に曝される、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材との個々の有効領域 の間のあらゆる差に依存している、請求項18記載のキャニスタパージ流レギュ レータ。 20.前記流出ポート部材における圧力に曝される前記第1の弁部材の前記有効 領域が、前記流出ポート部材における圧力に曝される前記第2の弁部材の前記有 効領域にほぼ等しい、請求項19記載のキャニスタパージ流レギュレータ。 21.内燃機関と、該内燃機関のための燃料の供給を保持する燃料タンクとを有 する自動車のための蒸気 放出制御装置において、 a)燃料タンクから揮発性の燃料蒸気を収集するための燃料蒸気収集キャニス タが設けられており、 b)キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき内燃機 関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関の吸気マニ ホルドへ揮発性燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギュ レータが設けられており、 c)該キャニスタパージ流レギュレータに、 1)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、前記燃料蒸気収集キャニ スタに連通した流入ポート部材と、内燃機関の吸気マニホルドに連通した流出ポ ート部材とを有しており、 2)作動部材が設けられており、該作動部材が、可動壁を有しており、該可動 壁が、前記ハウジングの一部を第1および第2の室空間に分割しており、 3)前記第1の室空間における圧力を前記流入ポート部材での圧力にほぼ等し くするために前記流入ポート部材を前記第1の室空間に連通させるための部材が 設けられており、 4)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫通 する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 5)前記ハウジングを貫通する前記蒸気パージ流路 が、オリフィス部材を有しており、該オリフィス部材を通じて、前記流入ポート 部材から前記流出ポート部材への蒸気流が流過させられ、さらに、前記オリフィ ス部材が、前記流入ポート部材を前記第2の室空間に連通させるために配置され ており、前記オリフィス部材が、前記第2の室空間における圧力が吸気マニホル ドの圧力に近い作動条件下においては前記流入ポート部材における圧力が前記第 2の室空間における圧力よりも著しく高いままであるように、前記オリフィス部 材を通る最大流において所定の圧力降下を提供する差圧対流れの特性曲線を有し ており、 6)前記蒸気パージ流路が、前記第2の室空間を前記流出ポート部材に連通さ せるためにそれぞれ配置された第1および第2の平行な分岐通路を有しており、 7)前記第1の分岐通路を通る流れを制御するための第1の弁部材が設けられ ており、 8)前記第2の分岐通路を通る流れを制御するための第2の弁部材が設けられ ており、 9)一緒に両方向運動させるために、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材と を作用的に関係させるための手段が設けられており、 10)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号 を受信しない場合には前 記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを 弾性的に負荷して閉鎖させるための弾性的な負荷部材を有しており、 11)前記第1の弁部材および前記第2の弁部材が閉鎖されている場合に、前 記流出ポート部材における圧力を、前記両方向運動の一方の方向で前記第1の弁 部材または前記第2の弁部材のどちらか一方に加え、前記両方向運動の別の方向 で前記第1の弁部材または前記第2の弁部材のどちらか他方に加えるための手段 が設けられており、 12)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号 に応答して、前記第1の弁部材と前記第2の弁部材とを前記一方の方向に一緒に 移動させて前記第1の分岐通路と前記第2の分岐通路とを個々に開放させるため に前記可動壁に作用するための部材を有しており、この場合、前記蒸気パージ流 路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して、前記第1の弁部材と第2の 弁部材とを一緒に閉鎖位置から開放位置へ操作するための前記作動部材の操作に 対する、前記流出ポート部材における圧力変化の影響が、前記第1の弁部材と前 記第2の弁部材との両方が閉鎖されている場合に前記流出ポート部材における圧 力に個々にさらされる前記第1の弁部材と前記第2の弁部材との有効領域の間の あらゆる差に依存していることを特徴とする、キ ャニスタパージ流レギュレータ。 22.内燃機関と、該内燃機関のための燃料の供給を保持する燃料タンクとを有 する自動車のための蒸気放出制御装置であって、 a)燃料タンクから揮発性の燃料蒸気を収集するための燃料蒸気収集キャニス タが設けられており、 b)キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき内燃機 関への吸気流と混合するために前記燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関の吸気 マニホルドへ揮発性の燃料蒸気をパージ流を調整するためのキャニスタパージ流 レギュレータが設けられており、該キャニスタパージ流レギュレータに、 1)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、前記燃料蒸気収集キャ ニスタに連通した流ポート部材と、内燃機関の吸気マニホルドに連通した流出ポ ート部材とを有しており、 2)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫 通した蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 3)パージ制御入力信号を受信するための作動部材が設けられており、 4)該作動部材へのパージ制御入力信号に応答して前記蒸気パージ流路を開 放および閉鎖するための、前記作動部材によって作動される弁部材が設けら れており、該弁部材が、前記流出ポート部材における圧力に直接に曝されるよう になっており、 5)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号 を受信しない場合に前記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記弁部材を弾性的 に負荷して閉鎖させるための弾性的な負荷部材を有しており、 6)前記作動部材が前記弁部材を閉鎖位置から開放させることに基づき、前 記弁部材が直接にさらされる前記流出ポート部材の圧力に抗して、前記流出ポー ト部材における圧力を前記弁部材においても有効にするために、前記弁部材が閉 鎖位置を占めている場合に操作可能な圧力補償部材が設けられており、この場合 、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御入力信号に応答して前記弁部 材を閉鎖位置から開放位置に操作するための前記作動装置の操作に対する、前記 吸気マニホルドの圧力変化の影響は、前記吸気マニホルドの圧力にさらされる前 記弁部材の有効領域と、前記圧力補償部材が前記弁部材に対して有効な程度との 間のあらゆる差に依存しているを特徴とする、蒸気放出制御装置。 23.内燃機関と、該内燃機関のための燃料の供給を保持する燃料タンクとを有 する自動車のための蒸気放出制御装置であって、 a)燃料タンクから揮発性の燃料蒸気を収集するた めの燃料蒸気収集キャニスタが設けられており、 b)キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき内燃機 関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関の吸気マニ ホルドへ揮発性の燃料蒸気をパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギ ュレータが設けられており、 c)該キャニスタパージ流レギュレータに、 1)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、前記燃料蒸気収集キャ ニスタに連通した流入ポート部材と、内燃機関の吸気マニホルドに連通した流出 ポート部材とを有しており、 2)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫 通する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 3)作動部材が設けられており、該作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放 を命令する作動部材へのパージ制御入力信号によって操作されるようになってお り、前記作動部材が、可動壁から成っており、該可動壁が、前記ハウジングの一 部を第1の室空間と第2の室空間とに分割しており、かつ前記蒸気パージ流路の 開放を命令するパージ制御入力信号に応答して前記第1の室空間に向かって移動 するようになっており、 4)前記蒸気パージ流路の開放を命令する前記作 動部材へのパージ制御入力信号に応答して前記蒸気パージ流路を開放するために 、前記可動壁によって操作される弁部材が設けられており、 5)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号 を受信しない時に前記弁部材を閉鎖位置へ弾性的に負荷するための弾性的な負荷 部材から成っており、 6)前記第1の室空間における圧力を前記流入ポート部材における圧力にほ ぼ等しくするために、前記流入ポート部材を前記第1の室空間に連通させる部材 が設けられていることを特徴とする、蒸気放出制御装置。 24.内燃機関と、該内燃機関のための燃料の供給を保持する燃料タンクとを有 する自動車のための蒸気放出制御装置であって、 a)燃料タンクから揮発性の燃料蒸気を収集するための燃料蒸気収集キャニス タが設けられており、 b)キャニスタパージ流レギュレータへのパージ制御入力信号に基づき内燃機 関への吸気流と混合するために燃料蒸気収集キャニスタから内燃機関の吸気マニ ホルドへ揮発性の燃料蒸気のパージ流を調整するためのキャニスタパージ流レギ ュレータが設けられており、該キャニスタパージ流レギュレータに、 1)ハウジングが設けられており、該ハウジングが、前記燃料蒸気収集キャ ニスタに連通した流入ポ ート部材と、内燃機関の吸気マニホルドに連通した流出ポート部材とを有してお り、 2)前記流入ポート部材と前記流出ポート部材との間で前記ハウジングを貫 通する蒸気パージ流路を規定する部材が設けられており、 3)パージ制御入力信号を受信するための作動部材が設けられており、 4)該作動部材へのパージ制御入力信号に応答して前記蒸気パージ流路を開 放および閉鎖するための、前記作動部材によって作動される弁部材が設けられて おり、 5)前記作動部材が、前記蒸気パージ流路の開放を命令するパージ制御信号 を受信しない場合には前記蒸気パージ流路を閉鎖するために、前記弁部材を弾性 的に負荷して閉鎖させるための弾性的な負荷部材を有しており、 6)前記蒸気パージ流路が、第1および第2の平行な分岐通路から成ってお り、 7)前記弁部材が、前記第1の分岐通路を通る流れを制御するために前記作 動部材によって操作される第1の弁部材と、前記第2の分岐通路を通る流れを制 御するために前記作動部材によって前記第1の弁部材の操作に追従するために、 前記第1の弁部材に対して弾性的に負荷されている第2の弁部材とから成ってい ることを特徴とする、蒸気放出制御装置。
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A762 | Written abandonment of application |
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