JPH11506348A - ステージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 マスメディア的放送用のステージが記載される。このステージの下にはホログラフイックな画像をその表面に持つ物体が設けられ、この物体は上記ステージの上方位置まで垂直に上昇可能であると共に、上記ホログラフイックな画像と共に舞台の道具立又はその一部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 ステージ 本発明はマスメディア的作品の放送用ステージに関する。 後方に向けて迫りあがる観客席の前または観客席の間の中央に設けられて沈下 、移動が可能であり、しかも／または支持装置と結合して上方から下降すること ができるステージ構成物を備えたステージは公知であり、このようなステージは 古典的な劇場作品、オペラ、オペレッタ、ミュージカル等々の全てに奉仕する。 最近の上演物や作品の場合には、ステージの上方に配されたビデオ・モニターが 、ステージ構成物中に部分的に組み込まれるか、あるいはこのステージ構成物に 完全に取って代わることがある。 さらに水平面内で３６０°、垂直面内で１６０°の角度を有する小丸屋根形投 影を備えた映画やプラネタリュウムは公知であるが、この種の小丸屋根形投影は 単に二次元的な表現を描写するに過ぎず、観客に空間的な印象を伝達することが ない。 ビデオ情報装置は欧州特許出願ＥＰ ０ ２６７ ９７１ Ａ１から知られる が、この装置は少なくとも２列の多部分から成る投影を含み、それらの全ての組 み合わせかあるいは任意の組み合わせによって、特殊の情報が少なくとも１つの 投影器から出てくる。そしてこれにより、上記多部分から成る投影の少なくとも ２列は、空間内のかつ少なくとも一方向内の旋回および／または移動の可能性を 持つことヽなり、空間内で変化する三次元的多平面−投影システムを構成するこ とになる。なおこのビデオ情報装置は、観客を円筒状に囲繞している。 公知であるこの種ビデオ情報装置の短所は、ビデオ情報装置が単に観客を囲繞 するだけであり、全ての観客のために中心に無いこと、および全ての観客の側か ら見ることができないことにある。さらにこのビデオ情報装置は、劇場やコンサ ートのために旧くから知られている媒体の使用に単に依存しているに過ぎない。 この発明の課題は、マスメディア的作品の放送用ステージまたはドームを提供 することにある。 この課題は、ホログラフイックな画像をその表面に持つ物体をステージ下に設 け、この物体を上記ステージの上方位置まで垂直に上昇できるようにし、また上 記ホログラフイックな画像と共に舞台の道具立又はその一部を形成するようにこ の物体を構成することによって解決するであろう。 この発明のさらなる有利な発展は従属クレイムを引き出すことにある。 以下に１実施例を述べる。すなわち、 図１は１実施例の断面を示し、 図２は観客領域と、その周りに配された部屋とを備えるステージの平面図を示す 。 図１は球形状のエアドーム１を示す。このエアドーム１は１つの外部球状体２ 、１つの内部球状体３および幾つかの入場通路４を有する。なおこのエアドーム １は、好ましくは曲馬場天幕のように一ヶ所にしっかりと固定されないものであ る。上記内部球状体３の内部空間５には、観客領域８にて囲繞されかつ中央に配 された２つのステージ６、７がある。上記観客領域８は上記ステージ６、７の周 りに円環状に配せられ、個々のシートの列９は上記ステージ６、７からの距離が 増すにつれて迫り上がり、全観客の目は中央に配され たステージ６、７に向かう。上記内部球状体３のほぼ球状中心Ｍの高さで、しか も最上位のシートの列１０の背後には、上記内部球状体３の全周縁１１に沿って 延びるモニター仕切り１２が存在する。それは例えばビデオ録画を再生する個々 の再生ユニットから成るが、透明陽画やフィルム映写用のスクーリン、あるいは その他の光学的再生または複写装置による上記モニター仕切り１２の完全なまた は部分的な代用も考えられる。上記内部球状体３の外側１４には、上記内部球状 体３の頂点Ｚから放射状に配された支持梁１５が、床の上方を延びている。この 支持梁１５は、例えばスポットライトやその他の光源、制御自在な平面鏡、レー ザー、光投射器、拡声器等々のごとき技術的に不可欠な屋内システムを支持する 。 上記ステージ６、７は、円環状のステージ７内に円形状のステージ６が配され るように設けてある。各ステージ６、７は、上記内部球状体３から下方に向かう 継続の印象を観客に伝えるように透明な底部１６、１７を有し、それらの下には この種の光学的予防手段を備えた空間１８が存在する。上記中心にあるステージ ６の上方には円筒形のホログラム１９の形で物体１８′が存在する。このホログ ラム１９は回転子（図示省略）によって旋回される。この円筒形ホログラム１９ の径２０は実施例では内側ステージ６の大きさと一致する。上記ステージ６、７ 間には環状の隙間１９′があり、上記円筒形のホログラム１９はこの隙間内に這 入ることができる。上記外部球状体２と内部球状体３との間には、図２に示すよ うに例えば入場ホール２１、レストラン２２、化粧室２３、談話室２４、技術室 ２５、並びに支持空気供給設備２６のごとき部屋が設けられる。 上記エアドーム１の近くにはより小さなエアドーム２７が設けられ、そこには 例えば俳優の事務兼居間が設けられる。上記大きなエ アドーム１には俳優用入り口２８を経ず、この小さなエアドーム２７から直接に 達することができる。 「移動可能な」エアドーム１に代わって固定された建物もまた、この種マスメ ディア的作品の放送に役立つ。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年８月２７日 【補正内容】 請求の範囲 １．ホログラフイックな画像をその表面に持つ物体をステージ（６，７）下に備 え、この物体は上記ステージ（６，７）の上方位置まで垂直に上昇可能でかつ上 記ホログラフイックな画像と共に舞台の道具立又はその一部を形成することを特 徴とするステージ（６，７）を備えて、マルチメディア的作品を放送するステー ジシステム。 ２．上記物体は（１８′）は中空円筒状のホログラム（１９）であることを特徴 とする請求項１記載のステージ。 ３．上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１８′）はその垂直軸まわりに回 転可能であることを特徴とする請求項１または２記載のステージ。 ４．上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１８′）は上記ホログラフイック な画像に必要でない表面において透明であることを特徴とする請求項１、２また は３記載のステージ。 ５．上記ステージ（６，７）は透明であることを特徴とする請求項１、２、３ま たは４記載のステージ。 ６．上記ステージ（６，７）および上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１ ８′）の内部は使用可能であることを特徴とする請求項１、２、３、４または５ 記載のステージ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ホログラフイックな画像をその表面に持つ物体をステージ（６，７）下に備 え、この物体は上記ステージ（６，７）の上方位置まで垂直に上昇可能でかつ上 記ホログラフイックな画像と共に舞台の道具立又はその一部を形成することを特 徴とするマルチメディア的作品の放送用ステージ。 ２．上記物体は（１８′）は中空円筒状のホログラム（１９）であることを特徴 とする請求項１記載のステージ。 ３．上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１８′）はその垂直軸まわりに回 転可能であることを特徴とする請求項１または２記載のステージ。 ４．上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１８′）は上記ホログラフイック な画像に必要でない表面において透明であることを特徴とする請求項１、２また は３記載のステージ。 ５．上記ステージ（６，７）は透明であることを特徴とする請求項１、２、３ま たは４記載のステージ。 ６．上記ステージ（６，７）および上記ホログラフイックな画像を持つ物体（１ ８′）の内部は使用可能であることを特徴とする請求項１、２、３、４または５ 記載のステージ。 ７．上記放送に用いるドームは地表面上に約３／４を残して下部を切り取られた 球形状であり、上記ステージ（６，７）は上記観客領域（８）と同芯に設けられ ることを特徴とする請求項１、２、３、４、５または６記載のステージを具備す るドーム。 ８．ビデオ画像用のモニター仕切り（１２）が上記球状体の内面にかつ周縁（１ １）に沿って設けられることを特徴とする請求項７記 載のドーム。 ９．画像投影用のプロジェクタが上記球形状空間の内面に予め備えられることを 特徴とする請求項７または８記載のドーム。 10．空間内でかつ観客領域（８）の前方、後方、および上方に、対称的に配した 拡声器設備が設けられたことを特徴とする請求項７、８または９記載のドーム。 11．外側領域に事務用建物およびホテル設備が予め設けられることを特徴とする 請求項７、８、９または１０記載のドーム。 12．上記ドームは２重壁の球形状エアドーム（１）であることを特徴とする請求 項７、８、９、１０または１１記載のドーム。 13．上記ドームは移動可能なエアドーム（１）であることを特徴とする請求項７ 、８、９、１０、１１または１２記載のドーム。