JPH11506189A - 金属工作機械用途に使用する高圧クーラント用分配弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 高圧クーラントを金属工作機械の種々のステーションへ誘導するための分配弁（１０）。中空シャフト（４４）はシールプレート（４０）内の孔（４２）へ高圧流体を誘導する。孔（４２）はハウジング（３８）内に取付けられたいくつかのシール（５０）の１つへ選択的に連結される。各シール（５０）は孔（４２）と整列するときにその対応するステーションへ流体を誘導するための軸通路と共に形成されている。付勢手段（５８）はシール（５０）をシールプレート（４０）へ付勢して漏れ無し界面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 金属工作機械用途に使用する高圧クーラント用分配弁 発明の分野 本発明は回転分配弁、特に金属工作機械または同様装置の種々ステーションへ 高圧クーラントを誘導するために使用できる弁に関する。 発明の背景 近年、金属工作機械における高圧クーラントの使用は生産効率を高めかつ機械 加工部品の仕上げに有用であることが証明されている。高圧流体媒体および高圧 流体システムは、一般的に、種々の要素へ高圧流体を分配するために種々の弁の 使用、および弁使用技術に依存している。これらの弁は分配弁、分配装置、回転 マニフォールド、その他の同様の種々の名称で呼ばれ、一次封止要素として弾性 シール、または一次動的（移動）封止要素として金属−金属シール要素が使用さ れている。 金属工作機械用の切削油または滑剤として使用されるクーラントおよび殆どの 流体は寸法の異なる粒子により汚染されているかまたは汚染されることになる。 これらの粒子はその流体に潜在的に浮揚しているか、または流体が流れる系の磨 耗または腐食により発生する。金属工作機械において、クーラントは金属の切削 または粉砕によるチップで汚染される。殆どの流体系は種々の寸法の粒子を除去 する設計の濾過を使用している。如何なる濾過も完全でなく、その結果として金 属粒子、腐食物質、その他の鉱物がいかなる流体媒体内にも常時存在する。 弾性シールを使用する弁および分配装置において、これらの粒子は弾性シール 内または弾性シールと動的シール内の移動要素との間に閉じ込められるかまたは 埋め込まれ、磨耗、切断、最終的に腐食を起こし、系内のシールその他の要素の 破壊により終極的に漏洩、要素の破損および系の破損に繋がる可能性がある。 金属−金属シールを使用する弁および分配装置において、粒子は封止面間の非 常に小さい隙間に閉じ込められる。相対的に大きな粒子は、流体がその粒子をシ ール要素の重合縁部上方へ運び、その縁部が相互に接近するときに閉じ込められ る。障害物に対してはさみを閉鎖するときと同様である。これらの作用は、また 、シール面を損傷し、かつ構成要素の損傷に繋がる。ある既存のシール法は黄銅 または他の銅合金シール要素等の軟質金属を使用する。これらの装置は弾性封止 さた要素の場合と同様の破損を受けている。 最後に、殆どの従来技術による分配弁において、流体通路はシール要素を収容 するには直径が小さい。 従って、今日、流体媒体中の汚染に対する損傷抵抗のある弁分配系に対するニ ーズがある。 発明の概要 本発明はこのニーズを満たす弁分配系に関する。従って、本発明の好適形態に より、高圧クーラントを誘導するための入口および出口を有する中空シャフトか ら成る金属工作機械における高圧クーラント分配用の回転分配弁を提供する。 前記中空シャフトはシールプレートへ取付けられている。前記シールプレート は前記中空シャフトの出口へ連結された孔を有する。前記孔は前記中空シャフト の出口と連結するためにハウジング内に設置された複数のシールの１つと選択的 に整列する。前記シールは １端部でフラットな放射面を有する軸通路と共に形成されている。各シールは前 記フラット面を前記シールプレートと接触保持するための付勢手段を有する。 好適には、前記シールのフラット面は前記軸通路と前記シールプレート間に漏 れの無い界面を形成するために上昇環状リングと共に形成されている。前記軸通 路は前記環状リングよりも小さい直径をもって構成され、それにより高圧クーラ ントがそこを通過するときに前記シールプレートに対して前記環状リングを付勢 する。前記付勢手段は前記ハウジングと前記環状リングとの間で前記各シールの 軸通路のまわりに配設された弾性部材であってよい。 好適には、前記ハウジングおよび前記シールプレートは共通中心軸を中心に回 転自在に連結されている。この形態において、前記シールプレートの孔は前記共 通中心軸からオフセットし、かつ前記複数シールは前記共通中心軸を中心に半径 方向に配置され、前記孔のオフセットと実質的に等しい半径を有する。金属工作 機械のステーション数に対応して、第１セットのシールと同心に配設された第２ セットのシールが設けられてよい。この形態は、第２孔が第２セットの同心シー ルの半径に等しい前記共通中心軸からのオフセットを有することを必要とする。 １形態において、前記ハウジングは固定維持され、かつ前記シールプレートは 回転して金属工作機械の適宜ステーションを選択する。他の形態において、前記 シールプレートが固定維持されかつ前記ハウジングが回転する。 本発明の形態の魅力的特徴は、前記シールの表面が常時シールプレートと接触 維持され、かつそれにより金属工作機械の冷却用途に使用される従来分配弁の上 述の問題の全てを克服することである。従って、シールとシールプレートの封止 面は分離することなく、こ れらの臨界面を汚染により損傷する危険はない。更に、シールはロータ表面を拭 き取り、かつ封止面から如何なる破片をも清掃する。各ステーションが選択され かつシールがシールプレートに対して移動するので、シール面はシールプレート を横切って拭き取りその通路から汚染を一掃する。シールは分配弁を通る無制限 のクーラントに完全穴の流路を提供する。 図面の簡単な説明 本発明の上記および他の特徴、形態および利点は次の説明、添付請求の範囲、 および添付図面からより良く理解されるであろう。 添付図面において、図１は代表的用途に使用される金属工作機械（タレット旋 盤）上に設置された分配弁の１形態を示す。 図２は分配弁の１形態の正面図である。 図３は分配弁の１形態の側面図である。 図４は分配弁の１形態の側断面図である。 図５は６個の出口弁のためのシール装置を示す分配弁の１形態の前断面図であ る。 図６は８個の出口弁のためのシール装置を示す分配弁の１形態の前断面図であ る。 図７はシールと同列のシールプレートを示す分配弁の１形態の拡大断面図であ る。 図８は閉鎖位置における閉塞された流路およびシールプレートを有するシール およびシールプレートの配置を示す分配弁の１形態の拡大断面図である。 詳細な説明 本発明の好適形態において、金属工作機械の代表的用途に使用さ れる高圧クーラント用分配弁は図１に示されている。高圧クーラントはモータま たはポンプ１４から流路またはパイプ１６を通って金属工作機械１１へ配送され る。保持室または受器１２は流路１５を介してポンプ１４へクーラントを供給す るために設けられている。分配弁１０は、クーラントが工具ステーション１８の 各々へ誘導されるように、適宜位置で金属工作機械１１へ取付けられる。クーラ ント用ノズル２０は工具ステーション１８からの高圧クーラントを切削工具２１ およびワークピース２２で誘導される高速ジェット流へ変換するために設けられ てよい。工具内部にクーラント用通路およびチャンネルを有する中ぐり棒および ドリルビット等の切削工具がクーラント用ノズルを必要としないことは当業者に より理解されるところである。 図１を参照すると、例示金属工作機械はタレット旋盤１７として示されている 。この形態において、複数の工具ステーション１８がワークピース２２を切削、 成形、および穿孔するために使用される工具２１を保持するために設けられてい る。これらの工具ステーション１８は典型的にはタレット旋盤１７上に円形パタ ーンに配置され、分配弁１０はタレット旋盤１７の中心に設置される。 クーラントは機械加工時に２つの主目的を達成する。その第１は加工時にワー クピース２２を冷却することである。これはクーラントが最大の冷却効率を発揮 するようにワークピース２２へ誘導されることを必要とする。ワークピース２２ の切削工具の冷却は切削工具の寿命を延ばす上で重要であり、かつ高速でのワー クピース２２の加工を可能にする。最大冷却効率を達成するために、クーラント の工具ステーション１８への分配に使用される弁は完全流弁であってクーラント 流に対する障害は最小限でなければならない。 クーラント流の第２の効果的利点はワークピース２２上での金属 工作機械１１の切削運動により生じる材料砕片の除去である。切削工具からの効 率的砕片除去はワークピース表面のより精密な仕上げに繋がり、これは高い要求 がある。精度およびワークピース２２の加工速度はクーラントの速度の関数であ り、これは、順次、クーラントの作業圧力の関数である。本発明の好適形態は、 弁封止面上でのこれらの作業条件に有害効果を伴うことなく高圧、高速、かつ高 流量でクーラントを工具ステーション１８の各々へ分配する。 図２、３および４を参照すると、分配弁１０は入口３２および複数の出口３４ を有する中空包囲体３０を含み、各出口は金属工作機械のステーションへ連結さ れる。好適形態において、メンテナンスおよび製造の容易性から、中空包囲体３ ０はボンネット３６およびハウジング３８から成る２つの適合するセクションで 形成され、ハウジング３８へ螺合された複数のボルト５２により結合されている 。ボルト５２と交互に位置決めされたボルト５４は、分配弁１０を金属工作機械 へ取付けるために使用されている。ボンネット３６とハウジング３８間のジョイ ントは弾性Ｏリングシール５６で封止される。 円形シールプレート４０はその中心で中空シャフト４４へ固定されている。こ のシャフトは軸受け４６により支持されている。孔４２がシールプレート内に形 成されている。この孔はクーラントを入口３２から選択された出口３４へ通過さ せるためにハウジング３８内に取付けられた複数のシール５０の１つと回転自在 に整列する。プレート４０が回転するときに、逐次出口３４は入口３２と連通す る。 スラスト軸受４８はシール５０を横切る差圧によりシールプレート４０上の圧 力の軸力を吸収するために使用される。この差圧はポンプ１４からのクーラント 配送圧力とシールプレート４０により閉 塞される各シール５０における大気圧間の差圧である。 図５および６を参照すると、異なる同心シールパターンが特定用途に要求され る出口３４の個数およびコンパクト程度によって使用できる。図５および６はそ れぞれ６個の出口弁および８個の出口弁を有するシールパターンを示す。 本発明の形態はハウジング３８内に取付けられる同軸または円形パターンのシ ール５０を示すが、他の形態として直線パターンを含む他のシールを使用できる 。シールプレート４０は四辺形または矩形断面を有しかつ回転ではなく直線状に 運動するものであってよい。 他の形態として、図４に示されたようにタレット旋盤へ延びたシャフト４４を 有しかつ中空シャフトへクーラント流を誘導するタレット旋盤へ取付けたボンネ ット３６を有するものであってよい。他の形態として、中実シャフトおよび回転 自在タレット旋盤へ取付けたハウジングであってよく、図４に示されたように流 れをチャンネルから交互入口３２へ誘導するものであってよい。 シール５０の作用は図７および８を参照することにより最良に理解される。シ ール５０はシール体５１、ばね５８、および弾性Ｏリングシール６０で構成され る。好適には、ばね５８はシールフランジ５６とハウジング３８間で圧縮される 円形波形ばねである。他の形態として従来コイルワイヤ圧縮ばねまたは当分野で 既知の他のいずれの手段の使用も含む。ばね５８の機能は、クーラントが減圧さ れるときにシール体５１とシールプレート４０との接触を確実にする。シール５ ０はフランジ５６上に上昇環状リング６２を形成しており、このリングは漏洩の 無い界面をシールプレート４０とシール５０との対面間に形成するようにシール プレート４０のフラット性と仕上げに対応するフラット性と仕上げを有する。前 記シールプレ ート面に要求されるフラット性およびシールの上昇環状リングはヘリウム光帯域 またはヘリウム光の波長により測定され、かつ代表的には４ヘリウム光帯域より も小さい。このフラット性の程度はシールプレート４０とシール５０の環状リン グ６２の両者をフラットラップ仕上することにより達成される。 環状リング６２の直径とＯリングシール溝の内径６４との関係は、そのシール 面上の力、シールをシールプレートと接触状態で保持するために常時働く力が、 クーラントの圧力上昇を伴う程に増大し過ぎないように圧力の均衡を保つ上で重 要である。これは過剰磨耗を解消し、弁を無効トルクを伴うことなく回転させる 。特に、Ｏリングシールの内径６４はそのシールの環状リング６２の直径よりも 常に小さく、それによりクーラント圧が作用するときにシールプレートとシール との接触を維持する力を生じる圧力領域を形成する。このシール条件が本発明の 分配弁を高効率で作動させかつ従来技術の問題点を克服する。 作用として、金属工作機械と連動して、上記分配弁は活動し、金属工作機械が 新しい作動工具ステーションを選択するごとに作動し、その時、分配弁を取付け たタレット旋盤が回転して分配弁へ固定されたシールを運搬する。弁シャフト４ ４は取付けられたシールプレート４０と同様に固定される。このようにして、次 のステーションが回転して孔４２の上方へ位置決めされると、クーラントをその 工具ステーションへ送り、他の全ステーションを図８に示されたように封止する 。 シールプレート４０およびシール５０の両者は硬質材料により形成される。シ ール５０はシールプレートよりも交換が容易かつ安価であるので、如何なる磨耗 もシールプレート４０ではなくシール５０に生じるように、好適には、シールプ レート４０はシール５０よ りも硬質、即ち、ロックウエル硬度スケールで約１０点を越える硬度である。 上記説明から明らかなように、本発明は流れ媒体内の汚染に対して損傷抵抗を 有する分配弁に対する直接的ニーズを満足させる。本発明はシールプレートと接 触保持されるシールを有する回転分配弁を提供することによりこのニーズを満足 させる。この分配弁は他の特定形態で具体化させてよく、本発明の精神または必 須属性から逸脱しない種々の装置に使用できる。従って、上述の形態はあらゆる 点で図解のためであり、限定的と理解されるべきでなく、上述の説明ではなく本 発明の範囲を示す添付請求の範囲に基礎を置くべきである。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年９月２１日 【補正内容】 (1) 明細書を次の通り補正します。 明細書第２頁第24行、「連結された」を『連結される』に補正。 明細書第５頁第２〜３行ならびに第６行、および同第５頁末行から同第 ６頁第１行の「金属工作機械11」を『金属工作機械17』に補正。 明細書第５頁第８行、「ワークピース22で」を『ワークピース22に』に補 正。 明細書第７頁第16行、「交互入口」を『反対側入口』に補正。 (2) 請求の範囲を別紙の通り補正します。 請求の範囲 １．高圧クーラントを通過させる入口および出口を有する中空シャフト、 前記中空シャフトへ取付けられたシールプレート、前記シールプレートは前記 中空シャフトの出口へ連結される孔を有する、および 複数のシールを有するハウジング、前記複数のシールの各々は軸通路、１端部 において前記軸通路と前記シールプレート間に漏れの無い界面を形成するための 上昇した環状リングを有するフラットな放射面、および反対端部に隣接してＯリ ングを支持するための環状面から成り、前記環状リングは前記環状面の外径と実 質的に同一の直径を有する、から成る金属工作機械における高圧クーラント分配 のための分配弁。 ２．前記シールプレートに対して前記フラット面を付勢するための、前記ハウ ジングと前記環状リング間に介在する前記軸通路の外部のまわりに設置された弾 性部材を更に含む請求項１の分配弁。 ３．前記ハウジングおよび前記シールプレートは共通中心軸を有し、前記シー ルプレートの孔は前記共通中心軸からオフセットし、かつ前記複数のシールは前 記共通中心軸を中心に半径方向に配置されていて、前記複数のシールの各々の半 径は前記共通中心軸からの前記孔のオフセットと実質的に等しい請求項１の分配 弁。 ４．前記シールプレートは前記ハウジングの複数のシールの１つと前記シール プレートの孔を回転自在に整列するために前記共通中心軸を中心に回転自在であ る請求項３の分配弁。 ５．前記ハウジングは前記ハウジングの複数のシールの１つと前記シールプレ ートの孔を回転自在に整列するために前記共通中心軸を中心に回転自在である請 求項３の分配弁。 ６．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットの第 ２孔を更に含む請求項３の分配弁。 ７．前記高圧クーラントを前記中空シャフトの出口から前記シールプレートの 孔へ誘導するための前記ハウジングへ連結されたボンネットを更に含む請求項１ の分配弁。 ８．前記ハウジングは、前記シールが前記シールプレートの孔と整列するとき に、前記金属工作機械のステーションへ高圧クーラントを通過させるための前記 複数のシールの各々のための出口を更に含む請求項１の分配弁。 ９．その中心軸のまわりで半径方向へ配設された複数のシールを有するハウジ ング、前記複数のシールの各々は高圧クーラントを通過させるための軸部、１端 部において上昇した環状リングと共に形成された環状フランジ、および反対端部 に隣接してＯリングを支持するための環状面を有し、前記環状リングは前記環状 面の外径と実質的同一の直径を有する、および 前記ハウジングと共通の中心軸を中心に回転自在に連結されたシールプレート 、前記シールプレートは前記複数のシールの１つを回転自在に高圧クーラント源 へ連結するために前記半径方向へ配設された複数のシールの半径と実質的に同一 間隔で前記中心軸からオフセットした孔を有する、から成る金属工作機械におけ る高圧クーラント分配のための分配弁。 １０．前記複数のシールの各々のための弾性部材を更に含み、前記弾性部材は 前記シールプレートに対して前記環状リングを付勢するために前記ハウジングと 前記環状フランジ間に介在する前記軸部の外部のまわりに配設されている請求項 ９の分配弁。 １１．前記ハウジングおよび前記シールプレートの一方は前記ハウジングの複 数のシールの１つを前記シールプレートの孔と整列させるための前記共通軸を中 心に回転自在である請求項９の分配弁。 １２．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットの 第２孔を更に含み、かつ前記ハウジングは前記複数のシールと同心に配設された 複数の第２シールを更に含み、前記複数の第２シールの各々の前記共通中心軸か らの半径は前記第２孔の前記共通中心軸からのオフセットに実質的に等しい請求 項９の分配弁。 １３．高圧クーラント源と金属工作機械のステーション間を連絡するための１ つの入口および複数の出口を有する分配弁において、 前記入口へ連結される孔を有するシールプレート、 前記複数の出口へそれぞれ連結された複数のシールを有するハウジング、前記 複数のシールの各々は軸通路、１端部において前記シールプレートとの間に漏れ の無い界面を形成するための上昇した環状リングを有するフラットな放射面、お よび反対端部に隣接してＯリングを支持するための環状面から成り、前記上昇環 状リングは前記環状面の外径と実質的同一の直径を有し、前記ハウジングは前記 高圧クーラント源を前記金属工作機械のステーションの１つへ選択的に接続する ために前記シールプレートへ移動自在に連結される、から成る分配弁。 １４．前記複数のシールの各々に対する弾性部材を更に含み、前記弾性部材は 前記シールプレートと接触して前記フラット面を保持するために前記ハウジング と前記環状リング間に介在する前記軸通路の外部のまわりに配設されている請求 項１３の分配弁。 １５．前記ハウジングおよび前記シールプレートは共通中心軸を有し、前記シ ールプレートの孔は前記共通中心軸からオフセットし、かつ前記複数のシールは 前記共通中心軸のまわりに放射状に配設され、前記複数のシールの各々の前記共 通中心軸からの半径は前記孔の前記共通中心軸からのオフセットに実質的に等し い請求項１３の分配弁。 １６．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットの 第２孔を更に含み、かつ前記ハウジングは前記複数のシールと同心に配設された 複数の第２シールを更に含み、前記複数の第２シールの各々の前記共通中心軸か らの半径は前記第２孔の前記共通中心軸からのオフセットと実質的に等しい請求 項１３の分配弁。 １７．前記シールプレートは前記シールよりも硬質の材料で形成されている、 請求項１３の分配弁。 １８．前記環状面の外径は前記上昇環状リングの直径よりも僅かに小さい、請 求項１の分配弁。 １９．前記ハウジングと前記シール間の界面を封止するための前記環状面のま わりに配置されたＯリングを更に含む、請求項１の分配弁。 ２０．前記環状面の外径は前記上昇環状リングの直径よりも僅かに小さい、請 求項９の分配弁。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．高圧クーラントを通過させる入口および出口を有する中空シャフト、 前記中空シャフトへ取付けられたシールプレート、前記シールプレートは前記 中空シャフトの出口へ連結された孔を有する、および 複数のシールを有するハウジング、前記複数のシールの各々は１端部でフラッ トな放射面を有する軸通路および前記フラット面を前記シールプレートへ向けて 付勢するための付勢手段から成り、前記軸通路は前記シールプレートの孔と整列 するときに前記中空シャフトの出口へ選択的に連結される、から成る金属工作機 械における高圧クーラント分配のための分配弁。 ２．前記フラット面は前記軸通路と前記シールプレート間に漏れの無い界面を 形成するために上昇環状リングと共に形成されている請求項１の分配弁。 ３．前記軸通路は高圧クーラントがそこを通過するときに前記シールプレート に対して前記環状リングを付勢するために前記環状リングよりも小さい直径を有 する請求項２の分配弁。 ４．前記付勢手段は前記ハウジングと前記環状リングとの間に介在する前記軸 通路の外部のまわりに配設された弾性部材から成る請求項３の分配弁。 ５．前記ハウジングおよび前記シールプレートは共通中心軸を有し、前記シー ルプレートの孔は前記共通中心軸からオフセットし、かつ前記複数のシールは前 記共通中心軸を中心に半径方向に配設されていて、前記複数のシールの各々の半 径は前記共通中心軸からの前記孔のオフセットと実質的に等しい請求項１の分配 弁。 ６．前記シールプレートは前記ハウジングの複数のシールの１つ と前記シールプレートの孔を回転自在に整列するために前記共通中心軸を中心に 回転自在である請求項５の分配弁。 ７．前記ハウジングは前記ハウジングの複数のシールの１つと前記シールプレ ートの孔を回転自在に整列するために前記共通中心軸を中心に回転自在である請 求項５の分配弁。 ８．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットを有 する第２孔を更に含む請求項５の分配弁。 ９．前記高圧クーラントを前記中空シャフトの出口から前記シールプレートの 孔へ誘導するための前記ハウジングへ連結されたボンネットを更に含む請求項１ の分配弁。 １０．前記ハウジングは、前記シールが前記シールプレートの孔と整列すると きに、前記金属工作機械のステーションへ高圧クーラントを通過させるための前 記複数のシールの各々のための出力を更に含む請求項１の分配弁。 １１．その中心軸のまわりで半径方向へ配設された複数のシールを有するハウ ジング、前記複数のシールは高圧クーラントを通過させるための軸部を有し、前 記軸部は上昇環状リングを有する環状フランジを有し、前記環状リングは前記軸 部よりも大きい直径を有する、 前記ハウジングと共通の中心軸を中心に回転自在に連結されたシールプレート 、前記シールプレートは前記複数のシールの１つを回転自在に高圧クーラント源 へ連結するための、前記複数のシールの半径と実質的に同一間隔をおいて前記中 心軸からオフセットした孔を有する、および 前記シールプレートへ前記環状リングを付勢するための付勢手段から成る金属 工作機械における高圧クーラント分配のための分配弁。 １２．前記付勢手段は前記複数のシールの各々のための弾性部材から成り、前 記弾性部材は前記ハウジングと前記環状フランジ間に介在する前記軸部の外部の まわりに配設されている請求項１１の分配弁。 １３．前記ハウジングおよび前記シールプレートの一方は前記ハウジングの複 数のシールの１つを前記シールプレートの孔と整列させるために前記共通軸を中 心に回転自在である請求項１１の分配弁。 １４．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットを 有する第２孔を更に含み、かつ前記ハウジングは前記複数のシールと同心に配設 された複数の第２シールを更に含み、前記複数の第２シールの各々の半径は前記 第２孔の前記共通中心軸からのオフセットに実質的に等しい請求項１１の分配弁 。 １５．高圧クーラント源と金属工作機械のステーション間を連絡するための入 口および複数の出口を有する分配弁において、 前記入口へ連結された孔を有するシールプレート、 前記複数の出口へそれぞれ連結される複数のシールを有するハウジング、前記 複数のシールの各々は１端部にフラットな放射面を有する軸通路および前記フラ ット面を前記シールプレートと接触保持するための付勢手段から成り、前記ハウ ジングは前記高圧クーラント源を前記金属工作機械のステーションの１つへ選択 的に連結するために前記シールプレートへ移動自在に連結される、から成る分配 弁。 １６．前記フラット面は前記フラット面と前記シールプレート間に漏れ無し界 面を形成するための上昇環状リングと共に形成されている請求項１５の分配弁。 １７．前記軸通路は前記高圧クーラントが通過するときに前記シ ールプレートへ前記環状リングを付勢するために前記環状リングよりも小さい直 径を有する請求項１６の分配弁。 １８．前記付勢手段は前記複数のシールの各々に対する弾性部材から成り、前 記弾性部材は前記ハウジングと前記環状リング間に介在する前記軸通路の外部の まわりに配設されている請求項１７の分配弁。 １９．前記ハウジングおよび前記シールプレートは共通中心軸を有し、前記シ ールプレートの孔は前記共通中心軸からオフセットし、かつ前記複数のシールは 前記共通中心軸のまわりに放射状に配設され、前記複数のシールの各々の半径は 前記孔の前記共通中心軸からのオフセットに実質的に等しい請求項１５の分配弁 。 ２０．前記シールプレートは前記共通中心軸から前記孔と異なるオフセットを 有する第２孔を更に含み、かつ前記ハウジングは前記複数のシールと同心に配設 された複数の第２シールを更に含み、前記複数の第２シールの各々の半径は前記 第２孔の前記共通中心軸からのオフセットと実質的に等しい請求項１５の分配弁 。