JPH11505648A - 流体調合装置 - Google Patents

流体調合装置

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JPH11505648A
JPH11505648A JP8534655A JP53465596A JPH11505648A JP H11505648 A JPH11505648 A JP H11505648A JP 8534655 A JP8534655 A JP 8534655A JP 53465596 A JP53465596 A JP 53465596A JP H11505648 A JPH11505648 A JP H11505648A
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Abstract

(57)【要約】 流体調合装置は、流体タンク(10)と、この流体タンク(10)から所定量の液体を取り出してその液体を1または2以上のチャンバに送る手段とを備えている。この手段は、液体を集める手段(40,24,36)を備え、所定の大きさの入口(48)を持つ容器(40)を有し、この容器(40)は上記タンク(10)を通る旋回通路を有している。このタンク内の流体を利用するために、上記タンク(10)の外側には出口管(36)が設けられ、充填操作においては容器(40)の旋回中に上記入口(48)を通って流体が容器(40)中に供給される際に、空気が容器(40)から出口管(36)を通して排出され、調合操作中には流体が出口管(36)を通して調合される際に、空気は上記入口(48)を通って容器(40)中に流れるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 流体調合装置 この発明は、とくに(絶対的ではないが)飲み物自動販売機に好適に適用する ことができる流体調合装置に関するものである。 ここに用いられる用語“流体”は水のような液体、香水、およびその他の低粘 度液を含む概念である。 飲み物自動販売機(自立タイプでもテーブル上に設置するタイプでも)は、一 般に水と粉末成分とをそれぞれの貯留部から混合部へ移して調合することにより 操作される。混合部と飲み物カップ部とは別々に設けられ、そこでは飲み物が供 給されるようにし、あるいはカップのみがある。所定の濃度の飲み物を作り、装 置から水が溢れないようにするには、混合部に予め決められた量の水が供給され ることが重要である。 さらに流体調合装置は、故障のおそれを少なくするために、簡単な構成にする ことが望ましい。 典型的な飲み物自動販売機およびその他の流体調合装置は、流体の流れを制御 するためにソレノイドバルブを使用するが、これらのバルブは作動不良になって 、前ぶれなく動きが止まるということが起こりやすい。 この発明の1つの目的は、飲み物自動販売機などへ好適に適用することができ る簡単な構成の流体調合装置を提供することにある。 この発明によれば、流体調合装置は、流体タンクと、この流体タンクから所定 量の流体を取り出してその流体を1または2以上の容器に移す手段と、所定の大 きさの入口を有する容器を備えて流体集積作用を果た す手段とを有し、この容器は上記流体タンクを通る旋回径路をもち、また上記タ ンクの外側に設けられてタンク内の流体を利用する出口管が設けられ、容器の旋 回中であって、流体が上記入口を通して容器内に入る充填時に容器内の空気が出 口管を通して排出され、調合操作において流体が出口管を通して調合される際に 空気が入口を通って容器内に流れるように構成されている。 好ましくは、タンク内の流体は補充され、1または2以上の所定の容器に重力 によって放出されるようにする。 また好ましくは、容器は密閉され、入口は円形の穴とする。容器に供給される 流体の量は、その穴の大きさと容器がタンク内の流体中に留まる時間に依存する 。また容器が充填位置から調合位置に動く際に容器内に留まる流体の量は、上記 穴の大きさと旋回の速度とに依存する。 上記タンクは、望ましくは2つの構成要素からなり、それは上部部材とそれに 着脱可能に取付けられた下部流体タンクとから構成される。上部部材は、例えば 飲み物自動販売機の支持部材のような支持体に取付けられる。 好ましい実施形態として、上記容器は側面形状が扇形で、その頂部が筒形回転 シャフトに取付けられている。このシャフトの壁は、容器中で流体を通すための 1または2以上の開口部が形成されている。さらに単一の開口部は長さ方向に細 長く形成されている。容器は好ましくは、2つの扇形の側壁が放射方向の壁と弓 形の壁とにより間隔を保って設けられ、この弓形の壁には開口部が設けられてい る。この容器は、好ましくは上記シャフトの軸回りに回転可能であり、通常は液 体の外にある停止位置から液体中を通って1または2以上の所定の調合位置に移 動して、 上記停止位置と調合位置との間での旋回の際に集積した液体を放出するように構 成する。 上記シャフトは、好ましくはタンクの上部を通って延び、タンクの背面壁の外 側で閉止され、タンクの上部外側には出口管が結合され、好ましくは出口管はシ ャフトに直角に配置されている。 上記シャフトは、好ましくはモータにより回転され、好ましくは制御プログラ ムを備えた電動モータが用いられる。例えば磁気センサーである位置検出手段は 、旋回中にシャフトの位置を検出する。このシャフトには歯が形成されたプーリ が設けられ、これに対して歯付きベルトが噛合し、このベルトはモータの出力歯 車に噛合してプーリを回転させる。このモータは、通常はタンクの側部に取付け られている。 この発明の流体調合装置は、好ましくは上記出口からの液体を受ける複数の上 下方向に延びるチャンバを備えている。このチャンバは、好ましくは複数個のチ ャンバが寄せ集められて構成されている。好ましくは、この複数のチャンバの頂 部は、上記シャフトの旋回軸に対して放射状に配置されている。好ましくは、そ れぞれのチャンバは受け入れた流体を混合部に移送するための出口部を備え、混 合部では粉状体やその他の液体成分を互いに混合して混合物を作るようにしてい る。すなわち、飲み物調合機に適用された場合に所定の飲み物を作り、その他の 場合には所定の混合物を作る。 上記モータは、好ましくは容器を停止位置から検出位置および充填位置を通っ て1または2以上の放出位置まで旋回させるようにプログラムされ、この放出位 置は選択された混合物を作るために必要なチャンバの組合わせに応じて決められ る。上記出口管は、例えば出口管の一側部な どに制限スクリューなどの手段を設けることによりその量を制御するようにし、 そこでは出口に流体を流すために置換される空気の量が制御される。 この発明について、実施形態により添付図面を参照してさらに説明する。 図1は、本発明の1つの実施の形態を示す飲み物自動販売機用の流体調合装置 の正面図である。 図2は、図1の矢印A方向の側面図である。 図3は、図1のIII−III線断面図である。 図4A,4Bは、それぞれ流体集積手段の正面図および側面図である。 図5A,5B,5C,5Dは、調合装置の明確化のために一部省略した概要図 であり、より小さなスケールで示され、液体集積手段の4つの位置を順に示して いる。すなわち、停止位置、検出位置、充填位置、調合位置(その他の調合位置 が破線で示されている)が示されている。 図6A,6B,6C,6D,6Eは図5と同一スケールでの概略図であって、 明確化のためにタンクの前面が切り欠かれて流体集積手段の内部の異なる位置お よびタンクの液面が示され(それぞれ図5A,5B,5C,5Dに対応して)、 図6Dは調合操作の初めの状態を示し、図6Eは調合操作の終わりの状態を示し ている。 添付図を参照して、多くの場所での販売を目的とする飲み物自動販売機用の流 体調合装置は水を貯留する流体タンク10を備えている。この流体タンク10は 閉じられて概略四角形の構造で、2つの部分からなり、上部部材8に対して下部 流体貯留部9が水密構造で着脱可能に取付けら れている。この上部部材8は飲み物自動販売機用の支持体に対してブラケット7 により取付けられる。上記流体タンク10の上部部材8は前面壁12,背面壁1 4,両側壁16,18および上壁20を備えている。上記流体タンク10の流体 貯留部9は前面壁12’,背面壁14’,両側壁16’,18’および底壁22 を備えている。上記流体貯留部9の前面壁12’,背面壁14’,両側壁16’ ,18’の上端縁によって流体貯留部9の開口部が形成され、これらの上端縁は 内向きに延びてフランジ15を形成している。また上部部材8の前面壁12,背 面壁14,両側壁16,18の下端縁によって上部部材8の開口部が形成され、 これらの下端縁は外向きに延びて角張った肩部17を形成している。このフラン ジ15と肩部17との間にはOリングまたは適宜のガスケット29が介在されて 流体貯留部9が上部部材8にクリップ19によって結合された状態で水密構造に なるようにしている。このクリップ19はフック19Aとリング19B付きのク ランプ式ピボットトグルからなっている。 上記流体タンク10は主水供給源に接続された入口管11を備えている。流体 液面検出器として、例えば電気式検出器13が、補充バルブに電気的に接続され 、これによって流体タンク10内の水21を所定の液面高さに保つように、主水 供給源から入口管11を通して水を補充する制御を行なうようにしている。 上記流体タンク10はさらに電気的に制御される浸漬ヒータ23を備えており 、これによって熱い飲み物を作れるように水21を所定の温度に保つようにして いる。上記入口管11は側壁16の上部近傍に位置し、隔壁25が上壁20から 垂下して水21を下方に導くようにしている。 浸漬ヒータ23は流体タンク10の流体貯留部9の底壁22に近接して設置され ている。 上記流体集積装置は管状シャフト24を備え、この管状シャフト24は流体タ ンク10の上部部材8の背面壁14から前面壁12を通って延びている。この管 状シャフト24は背面壁14の第1ベアリング26と前面壁12の第2ベアリン グ28とによって回転可能に保持されている。キャップ34は管状シャフト24 の第1ベアリング26より外方の端部を閉じ、第2ベアリング28より外方の管 状シャフト24の端部には円筒状ブロック31が取付けられ、この円筒状ブロッ ク31は直角に折り曲げられて放射方向に延びる通路33を備え、この通路33 には出口管36が取付けられている。管状シャフト24の壁には両端部間に1つ の開口部39が形成され、また管状シャフト24には容器40が取付けられてい る。この容器40は側面形状が扇形で2つの扇形側壁を備え、すなわち前壁42 と後壁44とが2つの放射方向壁46Aと1つの弓形壁46Bとによって互いに 間隔を保って設けられている。上記弓形壁46Bには穴が形成され、この穴は長 さ方向のほぼ中間部に形成された円形穴48である。上記容器40はその放射方 向壁46Aが互いに交わる頂部において管状シャフト24に取付けられている。 上記流体タンク10の前面壁12の外側において、この管状シャフト24には 外周部に歯52が形成されたプーリ50が取付けられている。図示の簡易化のた めに、上記歯52は外周の一部のみに示している。上記プーリ50は歯付きベル ト53と噛み合い、また流体タンク10の上部部材8の側壁16に固定された電 動モータ56のシャフトに歯車54が形成され、この歯車54に上記ベルト53 が噛み合っている。 上記プーリ50の下側には、一連の7つのチャンバ60が放射状に配置され、 これらはそれぞれ下部出口ノズル62を備えている。このチャンバ60は互いに 隣接する複数の角形管72によって形成され、それらの頂部は出口管36の端部 が旋回により描く軌跡に対応する円弧状に形成されている。上記流体タンク10 の上部部材8には通気口80が形成され、ここを通して空気が吸引、排出される ようにしている。 磁気センサーのような位置検出手段が設けられ、これによって上記出口管36 が旋回中にその位置を検出するようにしている。この位置検出手段は2つの要素 からなり、第1要素38Aは出口管36に取付けられ、第2要素38Bは流体タ ンク10の流体貯留部9に取付けられている。 上記流体調合装置は、従来構造の飲み物自動販売機の一部を構成することがで きる。上記飲み物自動販売機は、通常、コインや機械専用コインやカードで操作 され、熱湯と粉状物との両方を取り出し、それらをプラスチック容器や紙コップ に注入して混合させ、あるいは混合させた後にコップに注入するようにしてもよ く、また必ずしも機械から自動的に供給されるようにしなくてもよい。 上記流体調合装置はつぎのようにして操作される。流体タンク10の流体貯留 部9には所定の液面レベルまで水が貯留され、電気式検出器13によって補充バ ルブを制御することにより補充がなされてそのレベルが保たれるようにする。貯 留された水は浸漬ヒータ23により加熱される。停止位置にある容器40は流体 タンク10の上部部材8中で、流体貯留部9中の水21の水面上の位置にあり、 装置中の1つの飲み物が選択されると、所定のプログラムを備えたモータ56は 容器40が水21中を通過するようにプーリ50を駆動し、容器40の穴48か ら水を容 器40中に入れるようにしている。容器40が図5C,6Cに示す充填位置に達 すると、水が容器40中に入り、空気は管状シャフト24から出口管36を通っ て排出される。上記容器40自体の容量は一定であるが、容器40に入る水の量 は、容器40が充填位置に停止する時間と容器40に形成された穴48の大きさ により制御される。調合位置で調合されるまでに容器40中に留まる水の量は、 容器40の旋回速度に依存する。 図6A,6B,6C,6D,6Eは集積装置の一連の位置を示している。選択 する飲み物により、水の調合はチャンバ60の1個または2個以上が用いられる 。例えば、1つの飲み物販売機では、複数のドリンク用に別々の粉末用容器を備 え、各粉末はカップに注入される前にそれぞれ水と混合される。もし選択された 飲み物が砂糖入りミルクコーヒーであれば、容器内の水の量は3つのチャンバ6 0中に供給されるだけの量が必要とされる。すなわち、これらのチャンバ60は それぞれの粉末コーヒーと粉末ミルクと粉末甘味料とを混合する混合域まで連結 される。集積装置が調合位置に到達したときに、水は管状シャフト24中に流出 しはじめ、出口管36を通ってチャンバ60に入り、これに対応する出口管36 は電動モータ56により止められる。穴48の位置および旋回速度により水が実 質上放出されなくなり、それによってプーリ50が回転して、選択された飲み物 を作るために出口管36を適宜のチャンバ60に対向させるまで、チャンバ60 内への水の供給が行なわれなくなる。 この発明はとくに飲み物自動販売機について記載したが、香水の混合などのよ うな流体を計量して調合することが要求されるものへも適用することができる。 さらにこの発明は、既存の装置とくに飲み物自動販売 機の一部として、その装置の調合装置の互換品としても適用することができる。 第1の変形例として、管状シャフト24の開口部は単に容器40内にその長さ 方向に形成してもよい。第2の変形例(図示せず)として、容量制限スクリュー を出口管36に設けてその内で排出される空気の容量を制御し、これによって出 口管36を通る水の放出の割合を制御するようにしてもよい。第3の変形例とし て、各チャンバ60の出口ノズル62を、図1〜図3に破線で示すようにチャン バの軸に直角に(軸方向に配置する代わりに)配置してもよい。 上記発明およびクレームされた発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可 能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月21日 【補正内容】 明細書 流体調合装置 この発明は、とくに(絶対的ではないが)飲み物自動販売機に好適に適用する ことができる流体調合装置に関するものである。 ここに用いられる用語“流体”は水のような液体、香水、およびその他の低粘 度液を含む概念である。 液体排出装置は以前から提案されている。米国特許第1327768号は、回 動ホーイル装置を備えた液体収納タンクを開示している。ホーイル装置は、中実 シャフトに取り付けられたハブディスクを有し、ハブディスクはシャフトの径方 向に等間隔に6個の導管を支持している。各導管のディスクから離れた一端には 容器が設けられている。各容器は制限された入り口を有する。導管はクランク状 に取り付けられ、シャフトの軸と平行にディスクを通過している。容器から集め られた流体は各導管からチェンバーに順に排出され、そしてチェンバーから排出 パイプを通って排出される。 フランス特許第2160243号は、一対の液体タンクを開示している。各タ ンクにはディスクを備えた回動ホーイル装置が設けられている。ホーイル装置は 、ハブによって連結された2個のディスクによって一体化されている。各ホーイ ル装置にはそれぞれのディスクに取り付けられた3個の容器を有し、各タンク内 で回転して各容器の2個の開口(25と9)から順に液体を集め、集められた液 体をそれぞれの導管を通して単一の集合タンク16に排出する。 飲み物自動販売機(自立タイプでもテーブル上に設置するタイプでも)は、一 般に水と粉末成分とをそれぞれの貯留部から混合部へ移して調合することにより 操作される。混合部と飲み物カップ部とは別々に設けられ、そこでは飲み物が供 給されるようにし、あるいはカップのみがある。所定の濃度の飲み物を作り、装 置から水が溢れないようにするには、混合部に予め決められた量の水が供給され ることが重要である。 さらに流体調合装置は、故障のおそれを少なくするために、簡単な構成にする ことが望ましい。 典型的な飲み物自動販売機およびその他の流体調合装置は、流体の流れを制御 するためにソレノイドバルブを使用するが、これらのバルブは作動不良になって 、前ぶれなく動きが止まるということが起こりやすい。 この発明の1つの目的は、飲み物自動販売機などへ好適に適用することができ る簡単な構成の流体調合装置を提供することにある。 この発明によれば、流体タンクと、この流体タンクから所定量の液を取り出し 、1または2以上のチャンバに取り出した液を送る手段と、液を集める装置を構 成する手段であって、所定の大きさの入口を持つ容器を有し、この容器は上記タ ンクを通る旋回通路を有し、容器と出口管とは筒状回転シャフトを介して結合さ れ、このシャフトはタンクの相対向する壁間を壁を貫通して延び、その一端部は 閉止され、他端部は壁を通して突出してタンクの外側で出口管が接続され、容器 はシャフトに取付けられ、この出口管はシャフトの直径方向に延び、容器の旋回 軌跡はタンクの外側の出口管の旋回軌跡を形成させ、このタンク内の流体を利用 するために、充填操作においては上記入口を通って流体が容器中に供給される際 に、容器の旋回中に空気が容器から出口管を通して排出され、 調合操作中には流体が出口管を通して調合される際に、空気は上記入口を通って 容器中に流れるように構成されている。 好ましくは、タンク内の流体は補充され、1または2以上の所定の容器に重力 によって放出されるようにする。 また好ましくは、容器は密閉され、入口は円形の穴とする。容器に供給される 流体の量は、その穴の大きさと容器がタンク内の流体中に留まる時間に依存する 。また容器が充填位置から調合位置に動く際に容器内に留まる流体の量は、上記 穴の大きさと旋回の速度とに依存する。 上記タンクは、望ましくは2つの構成要素からなり、それは上部部材とそれに 着脱可能に取付けられた下部流体タンクとから構成される。上部部材は、例えば 飲み物自動販売機の支持部材のような支持体に取付けられる。 好ましい実施形態として、上記容器は側面形状が扇形で、その頂部が筒形回転 シャフトに取付けられている。このシャフトの壁は、容器中で流体を通すための 1または2以上の開口部が形成されている。さらに単一の開口部は長さ方向に細 長く形成されている。容器は好ましくは、2つの扇形の側壁が放射方向の壁と弓 形の壁とにより間隔を保って設けられ、この弓形の壁には開口部が設けられてい る。この容器は、好ましくは上記シャフトの軸回りに回転可能であり、通常は液 体の外にある停止位置から液体中を通って1または2以上の所定の調合位置に移 動して、上記停止位置と調合位置との間での旋回の際に集積した液体を放出する ように構成する。 上記シャフトは、好ましくはタンクの上部を通って延び、タンクの背面壁の外 側で閉止され、タンクの前部外側には出口管が結合され、好ま しくは出口管はシャフトに直角に配置されている。 上記シャフトは、好ましくはモータにより回転され、好ましくは制御プログラ ムを備えた電動モータが用いられる。例えば磁気センサーである位置検出手段は 、旋回中にシャフトの位置を検出する。このシャフトには歯が形成されたプーリ が設けられ、これに対して歯付きベルトが噛合し、このベルトはモータの出力歯 車に噛合してプーリを回転させる。このモータは、通常はタンクの側部に取付け られている。 この発明の流体調合装置は、好ましくは上記出口からの液体を受ける複数の上 下方向に延びるチャンバを備えている。このチャンバは、好ましくは複数個のチ ャンバが寄せ集められて構成されている。好ましくは、この複数のチャンバの頂 部は、上記シャフトの旋回軸に対して放射状に配置されている。好ましくは、そ れぞれのチャンバは受け入れた流体を混合部に移送するための出口部を備え、混 合部では粉状体やその他の液体成分を互いに混合して混合物を作るようにしてい る。すなわち、飲み物調合機に適用された場合に所定の飲み物を作り、その他の 場合には所定の混合物を作る。 上記モータは、好ましくは容器を停止位置から検出位置および充填位置を通っ て1または2以上の放出位置まで旋回させるようにプログラムされ、この放出位 置は選択された混合物を作るために必要なチャンバの組合わせに応じて決められ る。上記出口管は、例えば出口管の一側部などに制限スクリューなどの手段を設 けることによりその量を制御するようにし、そこでは出口に流体を流すために置 換される空気の量が制御される。 16’,18’および底壁22を備えている。上記流体貯留部9の前面壁12’ ,背面壁14’,両側壁16’,18’の上端縁によって流体貯留部9の開口部 が形成され、これらの上端縁は内向きに延びてフランジ15を形成している。ま た上部部材8の前面壁12,背面壁14,両側壁16,18の下端縁によって上 部部材8の開口部が形成され、これらの下端縁は外向きに延びて角張った肩部1 7を形成している。このフランジ15と肩部17との間にはOリングまたは適宜 のガスケット29が介在されて流体貯留部9が上部部材8にクリップ19によっ て結合された状態で水密構造になるようにしている。このクリップ19はフック 19Aとリング19B付きのクランプ式ピボットトグルからなっている。 上記流体タンク10は主水供給源に接続された入口管11を備えている。流体 液面検出器として、例えば電気式検出器13が、補充バルブに電気的に接続され 、これによって流体タンク10内の水21を所定の液面高さに保つように、主水 供給源から入口管11を通して水を補充する制御を行なうようにしている。 上記流体タンク10はさらにサーモカップリング27により、電気的に制御さ れる浸漬ヒータ23を備えており、これによって熱い飲み物を作れるように水2 1を所定の温度に保つようにしている。上記入口管11は側壁16の上部近傍に 位置し、隔壁25が上壁20から垂下して水21を下方に導くようにしている。 浸漬ヒータ23は流体タンク10の流体貯留部9の底壁22に近接して設置され ている。 上記流体集積装置は管状シャフト24を備え、この管状シャフト24は流体タ ンク10の上部部材8の背面壁14から前面壁12を通って延 びている。この管状シャフト24は背面壁14の第1ベアリング26と前面壁1 2の第2ベアリング28とによって回転可能に保持されている。キャップ34は 管状シャフト24の第1ベアリング26より外方の端部を閉じ、第2ベアリング 28より外方の管状シャフト24の端部には円筒状ブロック31が取付けられ、 この円筒状ブロック31は直角に折り曲げられて放射方向に延びる通路33を備 え、この通路33には出口管36が取付けられている。管状シャフト24の壁に は両端部間に1つの開口部39が形成され、また 請求の範囲 1.流体タンクと、この流体タンクから所定量の液を取り出し、1または2以 上のチャンバに取り出した液を送る手段と、液を集める装置を構成する手段であ って、所定の大きさの入口を持つ容器を有し、この容器は上記タンクを通る旋回 通路を有し、容器と出口管とは筒状回転シャフトを介して結合され、このシャフ トはタンクの相対向する壁間を壁を貫通して延び、その一端部は閉止され、他端 部は壁を通して突出してタンクの外側で出口管が接続され、容器はシャフトに取 付けられ、この出口管はシャフトの直径方向に延び、容器の旋回軌跡はタンクの 外側の出口管の旋回軌跡を形成させ、このタンク内の流体を利用するために、充 填操作においては上記入口を通って流体が容器中に供給される際に、容器の旋回 中に空気が容器から出口管を通して排出され、調合操作中には流体が出口管を通 して調合される際に、空気は上記入口を通って容器中に流れるように構成されて いることを特徴とする流体調合装置。 2.請求項1の流体調合装置において、タンク内の流体は補充され、1個また は2個以上の容器に重力で放出されるように構成されていることを特徴とする流 体調合装置。 3.請求項1または2の流体調合装置において、容器は密閉され、所定の大き さの入口が円形の穴で構成されていることを特徴とする流体調合装置。 4.請求項3の流体調合装置において、容器に入る流体の量は入口の大きさと タンク内の流体中に容器が留まる時間とに依存するように構成されていることを 特徴とする流体調合装置。 5.請求項3または4の流体調合装置において、容器が充填位置から調合位置 に移動する間に容器内に留まる流体の量は、入口の大きさと旋回速度に依存する ように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 6.請求項1〜5のいずれかの流体調合装置において、タンクは上部部材と、 それに着脱可能に結合された下部部材との2つの部分からなることを特徴とする 流体調合装置。 7.請求項6の流体調合装置において、上部部材は支持部材に取付けられるよ うに構成されていることを特徴とする流体調合装置。 8.請求項1〜7のいずれかの流体調合装置において、容器は側面形状が扇形 でありその頂部が筒形回転シャフトに取付けられていることを特徴とする流体調 合装置。 9.請求項8の流体調合装置において、容器内での上記シャフトの壁に流体を 通す1または2以上の開口部が形成されていることを特徴とする流体調合装置。 10.請求項9の流体調合装置において、1つの開口部が長さ方向に延びて形 成されていることを特徴とする流体調合装置。 11.請求項8,9,10のいずれかの流体調合装置において、容器は2つの 扇形の側壁が放射方向の壁と弓形の壁とにより間隔を保って設けられ、この弓形 の壁には開口部が設けられていることを特徴とする流体調合装置。 12.請求項6〜11のいずれかの流体調合装置において、容器はシャフトの 軸回りに旋回可能であり、流体外の停止位置から流体中を通って複数の調合位置 のうちの1または2以上の位置に移動し、停止位置と調合位置との間を旋回する 間に集積された流体を排出するように構成さ れていることを特徴とする流体調合装置。 13.請求項6〜12のいずれかの流体調合装置において、シャフトは上記タ ンクの上部を通って延び、タンクの背面側で閉止され、タンク上部の外側には、 シャフトと直角方向の出口管が結合されていることを特徴とする流体調合装置。 14.請求項1〜13のいずれかの流体調合装置において、制御部を備えた電 動モータにより上記シャフトが回転されるように構成されていることを特徴とす る流体調合装置。 15.請求項1〜14のいずれかの流体調合装置において、位置検出手段は出 口管を旋回中に位置検出するものであることを特徴とする流体調合装置。 16.請求項14または15の流体調合装置において、シャフトは歯を備えた プーリを有し、この歯に噛合するベルトがモータの出力歯車に噛合してプーリを 駆動するように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 17.請求項14,15,16のいずれかの流体調合装置において、上記モー タは上記タンクの側部の外側に取付けられていることを特徴とする流体調合装置 。 18.請求項1〜17のいずれかの流体調合装置において、上下方向に延びる 複数個のチャンバが上記出口管からの流体を受けるように構成されていることを 特徴とする流体調合装置。 19.請求項18の流体調合装置において、上記チャンバは複数個のチャンバ が寄せ集められて構成されていることを特徴とする流体調合装置。 20.請求項19の流体調合装置において、それぞれのチャンバの頂部は出口 管の端部が旋回中に描く軌跡に対応して放射状に配置されていることを特徴とす る流体調合装置。 21.請求項18,19,20のいずれかの流体調合装置において、それぞれ のチャンバは受け入れた流体を混合部に移送する出口部を備えこの混合部では粉 状体やその他の液体成分を互いに混合して混合物を造るように構成されているこ とを特徴とする流体調合装置。 22.請求項18(14〜17のいずれかに従属する場合)〜21のいずれか の流体調合装置において、上記モータは、停止位置から検出位置および充填位置 を通って1または2以上の放出位置に容器を回転させるようにプログラムされ、 この放出位置では選択された混合物を作るのに必要なチャンバの所定の組合わせ が行なわれるように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 23.請求項1〜22のいずれかの流体調合装置において、出口管は量の制御 が可能で、出口管に流体を送るために置換する空気の量を調整する制御がなされ るように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 24.上記の説明で実質上記載され、添付図面に示された流体調合装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9515418.3 (32)優先日 1995年7月27日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.流体タンクと、この流体タンクから所定量の液を取り出し、1または2以 上のチャンバに取り出した液を送る手段と、液を集める装置を構成する手段であ って、所定の大きさの入口を持つ容器を有し、この容器は上記タンクを通る旋回 通路を有し、このタンク内の流体を利用するために上記タンクの外側に出口管が 設けられ、充填操作においては上記入口を通って流体が容器中に供給される際に 、容器の旋回中に空気が容器から出口管を通して排出され、調合操作中には流体 が出口管を通して調合される際に、空気は上記入口を通って容器中に流れるよう に構成されていることを特徴とする流体調合装置。 2.請求項1の流体調合装置において、タンク内の流体は補充され、1個また は2個以上の容器に重力で放出されるように構成されていることを特徴とする流 体調合装置。 3.請求項1または2の流体調合装置において、容器は密閉され、所定の大き さの入口が円形の穴で構成されていることを特徴とする流体調合装置。 4.請求項3の流体調合装置において、容器に入る流体の量は入口の大きさと タンク内の流体中に容器が留まる時間とに依存するように構成されていることを 特徴とする流体調合装置。 5.請求項3または4の流体調合装置において、容器が充填位置から調合位置 に移動する間に容器内に留まる流体の量は、入口の大きさと旋回速度に依存する ように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 6.請求項1〜5のいずれかの流体調合装置において、タンクは上部部材と、 それに着脱可能に結合された下部部材との2つの部分からなることを特徴とする 流体調合装置。 7.請求項6の流体調合装置において、上部部材は支持部材に取付けられるよ うに構成されていることを特徴とする流体調合装置。 8.請求項1〜7のいずれかの流体調合装置において、容器は側面形状が扇形 でありその頂部が筒形回転シャフトに取付けられていることを特徴とする流体調 合装置。 9.請求項8の流体調合装置において、容器内での上記シャフトの壁に流体を 通す1または2以上の開口部が形成されていることを特徴とする流体調合装置。 10.請求項9の流体調合装置において、1つの開口部が長さ方向に延びて形 成されていることを特徴とする流体調合装置。 11.請求項8,9,10のいずれかの流体調合装置において、容器は2つの 扇形の側壁が放射方向の壁と弓形の壁とにより間隔を保って設けられ、この弓形 の壁には開口部が設けられていることを特徴とする流体調合装置。 12.請求項8〜11のいずれかの流体調合装置において、容器はシャフトの 軸回りに旋回可能であり、流体外の停止位置から流体中を通って複数の調合位置 のうちの1または2以上の位置に移動し、停止位置と調合位置との間を旋回する 間に集積された流体を排出するように構成されていることを特徴とする流体調合 装置。 13.請求項8〜12のいずれかの流体調合装置において、シャフトは上記タ ンクの上部を通って延び、タンクの背面側で閉止され、タンク 上部の外側には、シャフトと直角方向の出口管が結合されていることを特徴とす る流体調合装置。 14.請求項8〜13のいずれかの流体調合装置において、制御部を備えた電 動モータにより上記シャフトが回転されるように構成されていることを特徴とす る流体調合装置。 15.請求項1〜14のいずれかの流体調合装置において、位置検出手段は出 口管を旋回中に位置検出するものであることを特徴とする流体調合装置。 16.請求項8〜15のいずれかの流体調合装置において、シャフトは歯を備 えたプーリを有し、この歯に噛合するベルトがモータの出力歯車に噛合してプー リを駆動するように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 17.請求項14,15,16のいずれかの流体調合装置において、上記モー タは上記タンクの側部の外側に取付けられていることを特徴とする流体調合装置 。 18.請求項1〜17のいずれかの流体調合装置において、上下方向に延びる 複数個のチャンバが上記出口管からの流体を受けるように構成されていることを 特徴とする流体調合装置。 19.請求項18の流体調合装置において、上記チャンバは複数個のチャンバ が寄せ集められて構成されていることを特徴とする流体調合装置。 20.請求項19の流体調合装置において、それぞれのチャンバの頂部は出口 管の端部が旋回中に描く軌跡に対応して放射状に配置されていることを特徴とす る流体調合装置。 21.請求項18,19,20のいずれかの流体調合装置において、それぞれ のチャンバは受け入れた流体を混合部に移送する出口部を備え、この混合部では 粉状体やその他の液体成分を互いに混合して混合物を造るように構成されている ことを特徴とする流体調合装置。 22.請求項18〜21のいずれかの流体調合装置において、上記モータは、 停止位置から検出位置および充填位置を通って1または2以上の放出位置に容器 を回転させるようにプログラムされ、この放出位置では選択された混合物を作る のに必要なチャンバの所定の組合わせが行なわれるように構成されていることを 特徴とする流体調合装置。 23.請求項1〜22のいずれかの流体調合装置において、出口管は量の制御 が可能で、出口管に流体を送るために置換する空気の量を調整する制御がなされ るように構成されていることを特徴とする流体調合装置。 24.上記の説明で実質上記載され、添付図面に示された流体調合装置。
JP8534655A 1995-05-17 1996-05-17 流体調合装置 Pending JPH11505648A (ja)

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GBGB9515418.3A GB9515418D0 (en) 1995-07-27 1995-07-27 Fluid dispensing system
GB9514963.9 1995-07-27
GB9515418.3 1995-07-27
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AU5771596A (en) 1996-11-29
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GB2300851B (en) 1997-07-09

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