JPH11504632A - カルボキシ末端タンパク質またはペプチドの配列決定法 - Google Patents

カルボキシ末端タンパク質またはペプチドの配列決定法

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JPH11504632A JP8532637A JP53263796A JPH11504632A JP H11504632 A JPH11504632 A JP H11504632A JP 8532637 A JP8532637 A JP 8532637A JP 53263796 A JP53263796 A JP 53263796A JP H11504632 A JPH11504632 A JP H11504632A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アセチルクロリドまたはホスホリルクロリドを用いることによる、カルボキシ末端のチオヒダントインアミノ酸誘導体への誘導化のための酸性条件下での適当なイソチオシアネートとの反応によるタンパク質またはペプチドの有効な新規C−末端配列決定法を提供する。誘導化されたチオヒダントインアミノ酸の開裂は、水中チオシアン酸および酢酸の使用、および緩衝液およびカリウムまたはナトリウムチオシアネートまたはカリウムまたはナトリウムジチオナイト試薬を用いた新規手段により起こる。本発明はまた、まずペプチドまたはタンパク質をアセチルクロリド、またはホスホリルクロリドなどの酸塩化物試薬と反応させることからなる2または3段階プロセスによるタンパク質またはペプチドのC−末端配列決定のための新規で有効な手段を提供する。安定なタンパク質カルボキシ末端アミノ酸塩化物を次に有機イソチオシアネート、有機塩チオシアネート、または金属チオシアネートと反応させてチオヒダントインアミノ酸誘導体を得る。このチオヒダントインアミノ酸誘導体を、好ましくは前記で開示した新規試薬を用いた酸性または塩基性条件を用いて開裂させる。

Description

【発明の詳細な説明】 カルボキシ末端タンパク質またはペプチドの配列決定法発明の分野 本発明はペプチドまたはタンパク質のC−末端アミノ酸の測定法および該方法 において有用な試薬、ならびにそのC−末端からのペプチドまたはタンパク質の 配列決定法に関する。発明の背景 カルボキシ末端からのタンパク質の配列決定は、タンパク質構造決定における 課題である。N−末端配列決定に関する多くの方法が公開され、当業者には容易 に利用可能であるが、C−末端に関してはほとんどなされておらず、商業的用途 に用いられる方法は少ない。 シュラック(Schlack)ら、フィジオロジカル・ケミストリー(Physiol.Chem.) 、154:125−170(1926)により記載されているチオシアネート法 は、タンパク質またはペプチドのある種のイソチオシアネート試薬との無水酢酸 の存在下での反応を含み、C−末端チオヒダントインアミノ酸を形成する。誘導 されたアミノ酸を加水分解して、短縮されたポリペプチドおよびチオヒダントイ ンアミノ酸を得る。チオヒダントインアミノ酸は現在HPLC法により分析され る。この反応は、C−末端アミノ酸の完全な誘導に必要な条件の厳しいことが難 点である。 スターク、ジー・アール(Srark,G.R.)、バイオケミストリー(Biochemistry) 、7:1796−1807(1968)はさらにもう一つの穏やかで、より迅速 な開裂を行うことができる試薬としてのアセトヒドロキサメート試薬の使用を導 入した。米国特許第4837165号はトリメチルシリルイソチオシアネート試 薬(TMS−ITC)の使用を開示し、その結果、チオヒダントイン形成の収率 が向上し、得られる副生成物の数量が減少することを開示している。繰り返すこ とにより行われる分解サイクルの回数が制限され、収率は低かった。さらに、ア ミ ノ酸はすべて、この方法によりチオヒダントイン誘導体を形成できるわけではな かった。 ベイレイ(Bailey)ら、米国特許第5180807号はホスホロイソチオシア ネーチデートとピリジンの組み合わせのイソチオシアネート試薬の配列決定試薬 としての使用を開示する。ホスホロイソチオシアネーチデートは式:(PhO)2− P(O)−NCSのジフェニル部分または(EtO)2−P(O)−NCSのジエチル誘 導体を包含する。ベイレイら、米国特許第5227309号はアルキルまたはRx Sn(NCS)yなどのアリールスズイソチオシアネート誘導体の使用を開示する 。ベイレイら、米国特許第5254475号はカップリング剤としてのシリルイ ソチオシアネートに関する優先性において利用するトリアルキルシラノールのア ルカリ金属塩およびトリアルキルアミンN−オキシドの使用を開示する。 ボイド(Boyd)ら、米国特許第5185266号はアルキル化剤でアシルチオ ヒダントイン結合を開裂し、チオヒダントイン上に付加物を形成する方法を開示 する。アシル−チオヒダントインを含有する付加物は実質的に無水酸性条件下で の反応により開裂する。 ボイドら、米国特許第5051368号はアミノ酸のケテンイミンでの活性化 によりチオヒダントインを形成し、シリルまたはピリジンイソチオシアネートと の反応によりエステルをチオヒダントインに変換する方法を開示する。 ボイドら、米国特許第5041388号はイソチオシアン酸およびカルボン酸 または炭酸の混合無水物の、塩基性条件下での使用を開示し、これはペプチドを 前記のように誘導化した活性化支持体と反応させる。 ボイドら、米国特許第5304497号は、好ましいチオシアネート、例えば TMS−ITC、またはメタロチオシアネートのクラウンエーテル付加物ととも にウロニウム化合物を利用するC−末端ペプチド配列決定において用いるN−保 護アミノ酸の形成法を開示する。 ミラー(Miller)、米国特許第4935494号は、アミノ酸のアリールヒダ ントイン誘導体を得るためのホスホリル(チオ)アミドカップリング剤を開示す る。ミラーら、米国特許第5066785号は、式: (R1)na−P(=Xc)((R2)nb)−N(R3)−C(=Xd)−XeのC−末端ペプチ ドにおいて用いるカップリング試薬を開示する。 ホーク(Hawke)ら、米国特許第5049507号に対する特許出願は、C− 末端配列決定法であって、ペプチドを、イソチアン酸およびカルボン酸、炭酸ま たはスルホン酸の混合無水物と塩基性条件下で反応させる方法を開示する。 C−末端ペプチドの配列決定において用いる種々の基質物質が、活性化カルボ ン酸修飾ポリエチレン膜を開示するベイレイら、米国特許第5306781号お よび多孔質ポリマー材料を開示するシェリントン(Sherringto)ら、米国特許第 5066784号により提案されている。発明の要約 本発明は手動式配列決定に適した一段階プロセスにおいて酸性条件下でのアセ チルイソチオシアネート(Ac−NCS)試薬の使用によるタンパク質のC−末 端でのチオヒダントインアミノ酸(TH−AA)の調製に関する。タンパク質か らのTH−AAのチオシアネート媒介開裂(酸性または塩基性)は、タンパク質 のC−末端配列決定についての新規化学的性質を構成し、公知のタンパク質およ びペプチドのエドマン(Edman)分解に匹敵する。 本発明の他の具体例は、酸塩化物、好ましくは塩化アセチル試薬の使用により タンパク質のC−末端でチオヒダントインアミノ酸(TH−AA)を調製するか 、またはタンパク質カルボキシクロリド誘導体を調製し、これを適当なイソチオ シアネートと反応させて、チオヒダントインアミノ酸(TH−AA)を形成し、 これを酸性または塩基性条件下で開裂させることである。この二段階反応プロセ スは、自動化配列決定機などの商業的設定における使用に適している。図面の説明 図1は適当なタンパク質またはペプチドをアセチルイソチオシアネート試薬と 反応させてカルボキシ末端チオヒダントイン誘導体を形成することによるC−末 端アミノ酸の配列決定および測定に関して提案される反応スキームを示す。カル ボキシ末端チオヒダントイン誘導体をこの例ではリン酸緩衝液およびチオシアン 酸カリウムを用いた塩基性条件下で開裂させてチオヒダントインアミノ酸誘導体 を放出させ、これをHPLCにより分析する。 図2は固定化した適当なタンパク質またはペプチドをアセチルイソチオシアネ ート試薬と反応させてカルボキシ末端チオヒダントイン誘導体を形成することに よるC−末端アミノ酸の配列決定および鑑定に関して提案される反応スキームを 示す。カルボキシ末端チオヒダントイン誘導体をこの例ではチオシアン酸および 酢酸を用いて開裂させる。 図3はpH範囲にわたるC−末端チオヒダントインアミノ酸の安定性を示すグ ラフである。高温下または増加するpH下で、チオヒダントイン誘導体は安定で なく、タンパク質またはペプチドのカルボキシ末端から開裂する。 図4はカルボキシ末端のチオヒダントインアミノ酸誘導体の形成に関するHP LCにより分析した温度依存性を示す。 図5はカルボキシ末端のチオヒダントインアミノ酸誘導体の形成に関するHP LCにより分析した時間依存性を示す。 図6はmg量で調製したプロリンおよびトレオニンのチオヒダントインアミノ 酸誘導体の吸収スペクトルを示す。 図7はHPLCにより分析したアミノ酸チオヒダントイン標準の混合物の分析 を示す。アミノ酸に存在する大きなピークは恐らくアセチル−NCSとともに形 成されるアセチル−SCNによるものであり、例えば塩基での処理により容易に 除去される。 図8は3サイクルでのHPLC分析によるタンパク質リゾチームのC−末端配 列決定を示す。 図9は1サイクルでのHPLC分析による、3種のペプチド、GGI、GGL 、GGFの混合物のC−末端配列決定を示す。 図10は固定化された適当なタンパク質またはペプチドの酸塩化物およびチオ シアン酸塩との反応によりカルボキシ末端チオヒダントイン誘導体を形成するC −末端アミノ酸の配列決定および鑑定に関して提案された反応スキームを示す。 カルボキシ末端チオヒダントイン誘導体は、この例では、リン酸緩衝液、チオシ アン酸カリウムを用いた塩基性反応条件下で開裂して、チオヒダントインアミノ 酸を放出させ、これをHPLCにより分析する。 図11は3種の酸塩化物およびチオシアン酸カリウムを用いたそのチオヒダン トイン形成のHPLC分析による、3種のペプチド、GGI、GGL、GGFの 混合物のC−末端配列決定を示す。発明の詳細な記載 カルボキシ末端配列決定においては、C−末端誘導化の化学的性質;C−末端 誘導体の開裂;誘導体の同定;適当なアミノ酸標準の利用可能性;および各段階 でのチオヒダントインの収率を含む多くの問題がある。本発明は誘導化されたチ オヒダントイン誘導体を産する容易に利用可能な化学反応を提供する。チオヒダ ントイン誘導体は高収率で容易に開裂可能で、公知の技術および標準を用いて得 られたアミノ酸の同定が可能になる。 本発明の一態様は、C−末端誘導化プロセスの発見であり、これにより塩化ア セチル(Ac−Cl)および適当なチオシアネート/イソチオシアネートの使用 によりチオヒダントインアミノ酸(TH−AA)を得、イソチオシアン酸アセチ ル(Ac−NCS)試薬を得るか;またはホスホリルクロリドP(O)Cl3および 適当なチオシアネート/イソチオシアネート試薬の使用により、手動配列決定の ための試薬P(O)Cl2−NCS(P(O)NCS)を得る。好ましくは、用いる最終 的な試薬はAc−NCSである。 P(O)Cl3部のイソチオシアネートとの反応により、P(O)Cl(NCS)2、P (O)Cl2NCSまたはP(O)(NCS)3またはその組み合わせの最終試薬の組み 合わせが得られると理解される。すべて本発明で用いることについて許容され、 モル等量で測定されたその量は当業者には容易に理解できる。 したがって、本発明の一具体例は、一段階プロセスにおける酸性条件下でのA c−NCS、P(O)NCS、またはP(Et)NCSの試薬の使用によるタンパク 質のC−末端でのチオヒダントインアミノ酸(TH−AA)の調製であり、この プロセスは手動配列決定に適している。タンパク質からのTH−AAのチオシア ネート媒介開裂(酸性または塩基性)はタンパク質のC−末端配列決定の新規 化学的作用を構成し、タンパク質およびペプチドの公知のエドマン分解に匹敵す る。 本発明の利点は、アセチルイソチオシアネートが短期間、約10分間で容易に 調製でき、チオヒダントイン標準も遊離アミノ酸から容易に調製されることであ る。 本発明の別の態様は、ペプチドからのTH−AAの新規開裂、または標準の作 成において用いる遊離アミノ酸である。本明細書において記載する場合、C−末 端誘導化TH−AAのタンパク質からの開裂は、酸性または塩基性のいずれかの 条件下で行われる。本発明の好ましい具体例は、新規試薬、チオシアネート、好 ましくは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のチオシアネート、より好まし くは、ナトリウムまたはカリウムチオシアネート、またはアルカリ金属またはア ルカリ土類金属のジチオナイト(S24)、好ましくは、カリウムまたはナトリ ウムジチオナイト(S24)、および緩衝液、例えばリン酸ナトリウム緩衝液、 炭酸緩衝液またはホウ酸緩衝液、好ましくはリン酸ナトリウム緩衝液の有機溶媒 中混合物の使用である。適当には、それぞれのモル濃度は、約0.01Mないし 0.2M、好ましくは約0.1Mである。適当には、有機溶媒はアセトニトリル、 短鎖アルコール、例えばメタノール、イソプロパノール、エタノール、t−ブタ ノール、n−ブタノール、好ましくはアセトニトリルで、約0.5ないし20% (v/v)である。pHは適当には、約8ないし12、適当には10ないし12 である。反応は常温、または好ましくは高温、例えば約40ないし60℃で起こ り得る。反応はまた約5分ないし数時間かかり、好ましくは60℃で約10ない し20分かかる。タンパク質からのTH−AAのチオシアネート媒介塩基性開裂 についての室温の高温に対する比較をさらに図3に記載する。 本発明の別の態様は、適当な酸、例えば約0.1Mないし1.5Mのチオシアン 酸と酢酸を用いた酸性条件下でのタンパク質からのTH−AAの新規開裂である 。反応は常温または高温で起こり得る。反応は、また約20分ないし1時間、好 ましくは約25ないし45分かかる。酸開裂の例を図7に示し、これはチオヒダ ントインアミノ酸の誘導化および開裂の最終生成物である。遊離アミノ酸は溶液 中 アセチルイソチオシアネトで適当に誘導化され、これに水を添加して、Ac−N CSの試薬としての使用(TH−AAの誘導化に関して)から等モル比のチオシ アン酸と酢酸の混合物を形成する。 本発明の別の態様は、酸塩化物、好ましくは塩化アセチル試薬、CH3S(O)2 Cl、P(O)Cl3、ジエチルホスホリルクロリド、またはフェニレンP(O)3Cl の使用によりタンパク質のC−末端でチオヒダントインアミノ酸(TH−AA) を調製して、タンパク質カルボキシクロリド誘導体を得、これを適当なイソチオ シアネートと反応させてチオヒダントインアミノ酸(TH−AA)を形成するこ とである。この二段階反応プロセスは、前記のような酸性または塩基性条件下で の第三の開裂段階に添加した場合、自動化配列決定機における使用に適している 。 本明細書において用いる場合、ペプチドまたはタンパク質部分は、式: によっても表される。 本明細書において用いる場合、ペプチドカルボキシクロリド誘導体は、式: により表される。一段階プロセス 一段階プロセスにおいて、イソチオシアネートカップリング剤は適当なイソチ オシアネート試薬を用いて、好ましくは、KSCNとの反応またはトリメチルシ リルイソチオシアネート(TMS−ITC)との反応のいずれかにより調製され る。 C−末端誘導化を、酢酸、トリフルオロ酢酸および塩酸、好ましくは酢酸を用 いた酸性条件下で行う。反応は、約20ないし約80℃の温度条件下、好ましく は約65℃で行う。適当には、反応時間は約5分ないし約80分、好ましくは約 40分間である。 タンパク質からのC−末端TH−AAの開裂は、前記のような酸性または塩基 性のいずれかの条件下で行う。Ac−NCS試薬のこの一段階プロセスにおける 使用は、タンパク質からのTH−AAの開裂に関する酸性条件下をもたらすと考 えられる。このような条件は、支持されたペプチドの水の添加での処理により促 進できる。反応は、常温または高温、例えば約40ないし80℃で行うことがで きる。反応は、約20分ないし1時間、好ましくは約25ないし45分間行う。二段階プロセス 二段階プロセスにおいて、タンパク質を適当な酸塩化物、例えばアセチルクロ リド、メチルスルホニルクロリド、またはホスホリルクロリドと酸性条件下で反 応させて、安定なタンパク質カルボキシクロリドを得る。タンパク質カルボキシ クロリドを次に酸性条件下で、有機塩チオシアネート、例えばグアニジンチオシ アネート、またはピペリジンチオシアネート;有機イソチオシアネート、例えば TMS−ITCまたは金属チオシアネート、例えばK+またはNa+(イソ)チオ シアネートのいずれかと反応させて、C−末端タンパク質チオヒダントイン誘導 体(AA−TH)を得る。この反応は一般に図10に記載し、実際の実施例をさ らに図11に示す。 タンパク質C−末端誘導化は前記のように、適当な酸、例えば酢酸、トリフル オロ酢酸および塩酸を用いた酸性条件下、約20ないし80℃、好ましくは約5 5ないし65℃の種々の温度条件下で行う。適当には、反応時間は約5ないし8 0分、好ましくは約30ないし約45分間である。 タンパク質からのC−末端TH−AAの開裂は、前記のような酸性または塩基 性条件下で行う。適当には、自動化配列決定に関して、開裂は塩基性条件下で起 こる。このような目的についての適当な試薬は、新規試薬、チオシアネート、好 ましくはアルカリ金属またはアルカリ土類金属チオシアネート、より好ましくは ナトリウムまたはカリウムチオシアネート、またはアルカリ金属またはアルカリ 土類金属ジチオナイト(S24)、好ましくはカリウムまたはナトリウムジチオ ナイト(S24)、および緩衝液、例えばリン酸ナトリウム緩衝液、炭酸緩衝液 またはホウ酸緩衝液、好ましくはリン酸ナトリウム緩衝液の有機溶媒中混合物の 使用である。好ましくは、試薬は緩衝液、好ましくはリン酸ナトリウム緩衝液、 およびカリウムまたはナトリウムチオシアネートまたはカリウムまたはナトリウ ムジチオナイト(S24)の有機溶媒、例えばアセトニトリル中混合物である。合成例 本発明を、単に例示にすぎず本発明の範囲を制限しない以下の実施例を参考に して説明する。特記しないかぎり、温度はすべて摂氏で表し、全溶媒は可能な限 り高純度であり、反応はすべて無水条件下で行う。 実施例1 アセチルイソチオシアネートカップリング溶液の調製 試薬および標準:トリメチルシリルイソチオシアネート(TMS−ITC)、グ アニジンチオシアネート(Gu・HSCN)またはピペリジンHSCN、アセチ ルクロリド、無水酢酸および酢酸(アルトリッチ・ケミカル(登録商標))。 a)Gu・SCNから:200mgのGu・SCNをねじ蓋マイクロ遠心管(シ グマより入手した1.6mlポリプロピレンフリーズバイアル)中0.8mlのア セトニトリル中に溶解した。50ulの無水酢酸および5ulの酢酸を添加し、 混合した。この混合物に、0.15mlのアセチルクロリドを添加し、ボルテッ クスミキサーで約5分間混合した。Gu・HClを沈殿させ、アセチルイソチオ シアネート(Ac−NCS)溶液から遠心分離により分離した。 b)TMS−ITCから:0.5mlのアセトニトリルに、0.3mlのTMS− ITC、0.15mlのアセチルクロリド、50ulの無水酢酸および5ulの 酢酸を添加し、混合した。この場合、遠心分離する必要はない。 工程(a)および(b)において調製した両試薬は同じ結果を生じる。 実施例2 アミノ酸チオヒダントイン標準の調製: 前記の実施例1、工程(a)または(b)にしたがって調製したアセチルイソチ オシアネート試薬を用いて、アミノ酸チオヒダントイン標準の調製を、ベックマ ン・ラボラトリーズまたはピアス・ケミカルズなどの商業的供給源から購入した 容易に入手可能な遊離アミノ酸を用いて行った。遊離アミノ酸および少量のペプ チドもシグマ・ケミカルズまたはアルトリッチ・ケミカルズから購入する。 a)乾燥アミノ酸を個々にまたは混合物(それぞれ<10ナノモル、65℃のオ ーブンまたはReacti−Thermヒーティング・ブロックを用いてねじ蓋 フリーズバイアル中で乾燥した約3ulのアミノ酸標準混合物)を50ないし6 0ulのアセチルイソシアネートカップリング溶液と混合し、約10分間超音波 処理した。バイアルを65℃で40分間加熱した。バイアルを室温に冷却後、反 応混合物を水で0.5mlに希釈し、油状液体が水中に溶解するまでよく混合し た(約5分)。バイアルを再び65℃で45ないし60分間加熱した。反応混合 物のアリコート(25ないし50ul)をHPLCにより分析した。 HPLC分析:チオヒダントインを適当なカラム、例えば、HypercarbpH(3. 0×100mm、黒鉛化炭素、オールテックより入手可能なシャンドン)カラム を用い、水中(溶媒A)およびアセトニトリル中(溶媒B)0.1% TFAを 用いて分離した。用いた流量は、35℃(カラムヒーターを使用)で0.4ml /分であった。AA−TH分離に関して、30分で3ないし60%Bの線状勾配 、続いて100%Bでの洗浄を採用した。Trp−THが洗浄液中に溶出した。 他の適当なカラムを代用してもよい[ベイレイら、プロテイン・サイエンス(Pr otein Science)、1:1662−33(1992)参照]。脱水形については 319nmで検出されたSer−ThおよびThr−Thを除いて、チオヒダン トインを265nmで検出した。 SerおよびThrはこれらの本明細書中に記載した酸性条件下でさえも相当 量の脱水生成物を生じた。Asp、Pro、S−Cm−Cysに関して問題はあ ってもほとんどなく、これはこの方法により非常に容易に製造できる。当業者に よ り理解される適当な修飾を加えた反応条件を10ないし100mgのA−TH標 準を迅速に調製するのに用いることができる。 手動式配列決定に関して、第1サイクルに関する配列化収率は>90%であり 、第2サイクルに関しては第1サイクルの約50%である。この条件はHPLC により同じヒダントインを産するSerおよびCysを有する。 実施例3 タンパク質またはペプチドの末端カルボキシ配列決定 前記の実施例1、工程(a)または(b)にしたがって調製したアセチルイソチ オシアネート試薬を用いて、固定化されたペプチドまたはタンパク質をカルボキ シ末端から配列決定するために調製した。この例においては、タンパク質リゾチ ームを示した。別法として、タンパク質組換えイムノグロブリンG(IgG)、 β−ラクトグロブリン、およびウシ血清アルブミン(BSA)を以下に示すのと 同様の手順を用いて行う。 リゾチームをSequelon(登録商標)−DITC(ミリポア・コーポレイション 製品)(または等価物)膜上に製造業者の指示にしたがって固定した。リゾチー ムを含有するSequelon(登録商標)ディスクを0.1ないし0.2mlのアセチル イソチオシアネートカップリング溶液で45ないし75℃、好ましくは65℃で 、40ないし100分間、好ましくは40分間処理した。タンパク質ディスクを 連続してアセトニトリル、メタノールおよび30%(v/v)水中メタノールで 洗浄した。形成されたC−末端チオヒダントインを0.1M KSCNを含有する 0.15mlの0.1M リン酸ナトリウムpH11(60℃)またはpH12( 外界温度)および30%メタノール溶液を用いて5ないし80分、好ましくは6 0℃で15分、室温で40分間、リゾチームから開裂させた。タンパク質ディス クを開裂溶液から除去し、チオヒダントインを希酢酸で酸性にした。開裂したチ オヒダントインを前記の実施例2のようにしてHypercarbカラムを用いてHPL Cにより確認した。 第二サイクルについて、タンパク質を含有するディスクを連続して、5%水中 トリフルオロ酢酸、30%メタノール−水およびアセトニトリルで洗浄し、前記 の誘導化法をそっくりそのまま繰り返した。 実施例4 酸塩化物およびチオシアネートを用いたカルボキシ末端誘導化: 等モル量のGly−Gly−Leu、Gly−Gly−IleおよびGly− Gly−Pheのペプチド混合物を前記実施例3に記載したようにSequelon−D ITC膜ディスク上に固定化した。ペプチドを含有するディスクをまず過剰の酸 塩化物(例えば、アセチルクロリド、メチルスルホニルクロリド、ホスホリルク ロリドおよびジエチルホスホリルクロリドなど)で約55ないし60℃で約10 分間処理した。ディスクを無水アセトニトリルで洗浄し、チオシアネート溶液( 例えば、KSCNのアセトン中飽和溶液、アセトニトリル中グアニジンチオシア ネートおよびアセトニトリル中トリメチルシリル−イソチオシアネートなど)、 好ましくはアセトニトリル中約2Mグアニジンチオシアネートで、22℃ないし 90℃、好ましくは55ないし60℃で10分間処理した。ディスクを連続して 、アセトニトリル、メタノールおよび30%メタノール溶液(v/v)で洗浄し た。形成されたチオヒダントインを前記実施例2および3のようにして開裂し、 HPLCにより確認した。 実施例5 アミノ酸チオヒダントイン標準の調製: 以下の方法を、大量のアミノ酸チオヒダントイン標準の調製に用いた。この手 順は、他の修飾も可能であるが、実施例2に記載した方法の一修正法である。そ れぞれ4×1.25gのグアニジンチオシアネートを、4つの別々の15mlポ リプロピレンねじ蓋試験管中4×9mlのアセトニトリル中に溶解した。各試験 管に、0.375mlの無水酢酸および0.065mlの酢酸および1.25ml のアセチルクロリドを添加し、シェーカー(Tekmar)を用いて激しく攪拌した。 得られたグアニジン・HClを遠心分離により分離し、上清(カップリング溶液 )を250ml丸底フラスコ中で合した。約500mgの遊離アミノ酸をカップ リング溶液中に溶解した。反応混合物を30℃ないし90℃、好ましくは60℃ で、20ないし120分間、好ましくは60分間加熱した。反応混合物を室温に 冷却 し、等容積の水で希釈し、前記のように、好ましくは60℃で60分間再加熱し た。冷却後、反応混合物をロータリーエバポレーターを用いて乾燥させた。残渣 を酢酸エチル(〜50ないし75ml)中に溶解し、可溶性物質を別のフラスコ に移し、前記のようにして乾燥した。この残渣を最小量の温水中に溶解し、フラ スコを冷蔵庫中に一夜放置した。黄色がかった粉末を溶液から分離し、エーテル または塩化メチレンで洗浄し、乾燥した。チオヒダントインの収率はカップリン グ溶液中のアミノ酸の溶解性にのみ依存する。プロリンおよびトレオニンに関し て、収率はそれぞれ〜90%および40%であった。チオヒダントインはHPL C(1つのピーク)によると純度>98%であった。元素分析および吸収スペク トルは、すでに開示された結果と一致した。 前記の事項は完全にその好ましい具体例を含む本発明を開示するものである。 本明細書に開示した例の修正および改良は、以下の請求の範囲に含まれる。さら に工夫することなく、当業者であれば前記の事項を用いて本発明を最大限に利用 することができると考えられる。したがって、本明細書中の実施例は単なる例示 であって、本発明の範囲をなんら制限するものではない。排他性または優先性を 含む本発明の具体例を以下に定義する。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 性または塩基性条件を用いて開裂させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.カルボキシル末端の誘導化によるペプチドまたはタンパク質の配列決定法 であって、ペプチドまたはタンパク質をイソチオシアネート試薬と反応させてカ ルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を形成し、ここにイソチオシアネート試 薬がアセチルイソチオシアネート、P(O)−(Cl)2−NCSまたはP(O)−(Cl )−(NCS)2であることを特徴とする方法。 2.アセチルクロリドをイソチオシアネートのアルカリ塩または有機イソチオ シアネートと反応させることによりイソチオシアネート試薬を調製する請求項1 記載の方法。 3.イソチオシアネートのアルカリ塩がカリウムイソチオシアネートであり; 有機イソチオシアネート試薬がトリメチルシリルイソチオシアネートである請求 項2記載の方法。 4.タンパク質またはペプチドを固体支持体に共有結合させる請求項1記載の 方法。 5.カルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を酸または塩基で開裂させてチ オヒダントインアミノ酸を遊離させる請求項1記載の方法。 6.アミノ酸の決定のために、遊離したチオヒダントインアミノ酸を分析する 請求項5記載の方法。 7.カルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸の開裂がチオシアン酸および酢 酸でなされる請求項5記載の方法。 8.水を反応混合物に添加する請求項7記載の方法。 9.開裂が緩衝液およびアルカリ金属またはアルカリ土類金属チオシアネート 、またはアルカリ金属またはアルカリ土類金属ジチオナイト(S24)でなされ る請求項5記載の方法。 10.アルカリ金属またはアルカリ土類金属チオシアネートがカリウムまたは ナトリウムチオシアネートであり;アルカリ金属またはアルカリ土類金属ジチオ ナイト(S24)がカリウムまたはナトリウムジチオナイトである請求項9記 載の方法。 11.各試薬のモル濃度が約0.01Mないし0.2Mである請求項9記載の方 法。 12.さらに有機溶媒を有してなる請求項9記載の方法。 13.有機溶媒がアセトニトリルである請求項12記載の方法。 14.反応プロセスを外界温度または約40ないし60℃で行い;そのpHが 適当には約8ないし12である請求項9記載の方法。 15.緩衝液がリン酸ナトリウム緩衝液、炭酸塩緩衝液またはホウ酸塩緩衝液 である請求項9記載の方法。 16.カルボキシル末端誘導化が、酢酸、トリフルオロ酢酸、塩酸またはその 混合物を用いた酸性条件下で行われる請求項1記載の方法。 17.イソチオシアネート試薬がアセチルイソチオシアネートである請求項1 記載の方法。 18.イソチオシアネート試薬がP(O)−(Cl)2−NCSまたはP(O)−(Cl )−(NCS)2である請求項1記載の方法。 19.カルボキシル末端誘導化によるペプチドまたはタンパク質の配列決定方 法であって、 a)ペプチドまたはタンパク質を、アセチルイソチオシアネート、P(O)−( Cl)2−NCSおよびP(O)−(Cl)−(NCS)2からなる群より選択したイソチ オシアネート試薬と反応させてカルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を形成 し; b)カルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を酸または塩基で開裂させてチ オヒダントインアミノ酸を遊離させる ことからなる方法。 20.アミノ酸の決定のために、遊離したチオヒダントインアミノ酸を分析す る請求項19記載の方法。 21.カルボキシル末端誘導化によるペプチドまたはタンパク質の配列決定方 法であって、 1)ペプチドまたはタンパク質を酸塩化物と反応させてタンパク質カルボキシ クロリド誘導体を得; 2)タンパク質カルボキシクロリド誘導体を有機塩チオシアネート、有機イソ チオシアネート、またはイソチオシアネートのアルカリまたはアルカリ土類金属 塩と反応させて、カルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を形成する ことからなる方法。 22.カルボキシ末端チオヒダントインアミノ酸を酸または塩基で開裂させて チオヒダントインアミノ酸を遊離させる請求項21記載の方法。 23.アミノ酸の決定のために、遊離したチドヒダントインアミノ酸を分析す る請求項22記載の方法。 24.イソチオシアネートのアルカリ塩がカリウムまたはナトリウムイソチオ シアネートであり;有機イソチオシアネート試薬がグアニジンチオシアネート、 またはピペリジンチオシアネートであり;チオシアネートの有機塩がトリメチル シリルイソチオシアネートである請求項21記載の方法。 25.酸塩化物誘導体がアセチルクロリド、メチルスルホニルクロリド、ジエ チルホスホリルクロリド、またはホスホリルクロリドである請求項21記載の方 法。 26.酸塩化物の添加による誘導化を、酢酸、トリフルオロ酢酸、塩酸または その混合物を用いた酸性条件下で行う請求項21記載の方法。 27.開裂が緩衝液およびカリウムチオシアネートまたはカリウムジチオナイ ト(S24)の混合物でなされる請求項22記載の方法。 28.各試薬のモル濃度が0.01Mないし0.2Mである請求項27記載の方 法。 29.さらに有機溶媒を有してなる請求項27記載の方法。 30.有機溶媒がアセトニトリルである請求項29記載の方法。 31.反応プロセスを外界温度または約40ないし60℃で行い;そのpHが 約8ないし12である請求項27記載の方法。
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