JPH11503760A - アルケニル又はスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体を含有するトピカルパーソナルケア組成物 - Google Patents

アルケニル又はスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体を含有するトピカルパーソナルケア組成物

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JPH11503760A JP8531752A JP53175296A JPH11503760A JP H11503760 A JPH11503760 A JP H11503760A JP 8531752 A JP8531752 A JP 8531752A JP 53175296 A JP53175296 A JP 53175296A JP H11503760 A JPH11503760 A JP H11503760A
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Abstract

(57)【要約】 水性又はヒドロアルコール性キャリヤー、'シリコーングラフト共重合体および酸含有単量体を含有するトピカルパーソナルケア組成物は、該共重合体のシリコーン部分の加水分解が実質的に改良され又は省かれるという特徴があり、特定のタイプのシリコーンマクロマーの選択してシリコーングラフト共重合体へ合体するにより得られる。シリコーンマクロマーはアルケニル末端キャップシリコーンマクロマー及びスチレン末端キャップシリコーンマクロマー、およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる。シリコーンマクロマーはエチレン性不飽和の重合性単量体であり、その際該単量体はスチレン又はアルケニル末端キャップを介してエチレン性不飽和部分と共有結合したスチレン又はアルケニル末端キャップシリコーン基を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 アルケニル又はスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体 を含有するトピカルパーソナルケア組成物 技術分野 本発明はシリコーングラフト共重合体及び皮膚又は毛髪への適用に適した水性 又はヒドロアルコール性(hydroalcohlic)キャリヤーを含有し、その際該シリ コーングラフト共重合体は該キャリヤーの連続相に溶解性又は分散性である、ト ピカルパーソナルケア組成物に関するものである。 発明の背景 広範な種々のトピカル(局所用)パーソナルケア組成物、例えばヘアケア又は スキンケア組成物へのシリコーングラフト共重合体の使用はよく知られるように なってきた。これらの重合体は、その薄膜形成性及び接着性のために有用であり 、ヘアスプレー、ムース、ローションの接着剤として、並びに化粧品及びスキン コンディショニング組成物のような広範な種々のスキンケア製品用に使用され、 その薄膜形成性が皮膚を滑らかにし、又は他の成分を皮膚へデリバリーするため の補助として使用することができる。シリコーングラフト共重合体の主な利益の 一つは、シリコーン部分が慣用の重合体に比較して改良された触質性を与えるこ とである。例えば、該共重合体で処理された毛髪は使用者の望みに応じてスタイ ルされた形となり、しかも慣用のヘアスタイル用重合体よりもやわらかに感じる 。シリコーングラフト共重合体で処理された皮膚は慣用の重合体で処理された皮 膚よりも触ったよきより滑らかに感じる。 シリコーングラフト共重合体を使用する最も望ましく且つ最も安価な方法の一 つは、該共重合体が水性又はヒドロアルコール性キャリヤーに配合され、その際 シリコーングラフト共重合体は水性/ヒドロアルコール性相に溶解するか、さも なくば該相全体に安定に分布することである。組成物の別の望ましいタイプは、 水性又はヒドロアルコール性キャリヤー全体に分布した液滴の形状で乳化されて いる、シクロメチコーン又は炭化水素のような非水性溶媒に溶解されたシリコー ングラフト共重合体を与える。このタイプの配合物は、多くのタイプの製品に有 用であり且つ望まれているが、溶解しているかまたは水性又はヒドロアルコール 性キャリヤー中で非エマルジョン型の非液滴型に安定に分散しているシリコーン グラフト共重合体を使用することは、多くの他の製品にとってより望まれており 且つ安価なことである。 水性トピカルパーソナルケア組成物、特にヘアスプレー組成物用のシリコーン グラフト共重合体の好ましタイプの一つは、アクリル酸単量体及びメタクリロキ シプロピル末端キャップシリコーンマクロマーを含有する。アクリル基は高度の 極性を与え、それにより重合体が水又はヒドロアルコール性キャリヤーへ溶解又 は分散するので、アクリル酸単量体の使用は非常に望ましいことである。他の高 極性溶媒、例えば多くのカチオン性単量体は重合体に対して類似の溶解性を与え るが、より吸湿性である傾向がある。これは、使用中に、特に湿った状態では製 品を粘稠にしてしまう。不幸なことに、シリコーングラフト共重合体は望ましく ないほど速い速度で水性又はヒドロアルコール性の製品中で加水分解しがちであ り、その結果共重合体残部からシリコーン部分が離れてしまう。同じタイプのシ リコーンマクロマーは含有するがアクリル酸単量体は含有しない類似の共重合体 はそのように速い速度では加水分解しない。従って、重合体がアクリル酸又は他 の酸含有単量体を含有する場合、驚くべきことに加水分解の問題だけが起こるこ とがわかった。 広範な種々の製品がヘアスタイリング重合体及び他のヘアケア及びスキンケア 接着重合体用の主たる溶媒又は共溶媒として水を含有しているので、加水分解が 関係する。それは、水分含量が高く且つ揮発性有機化合物(VOC)のレベルを 減らした製品の開発に向けての最近の傾向からみて、特に係わり合いのある問題 である。数多くの国々で先取りされ又は既に存在する55%及び85%規格とい うような、VOCレベルが減らされた製品の規格化の傾向は特に興味があるとこ ろである。VOCのレベルが減らされたトピカルパーソナルケア製品の傾向とし ては、VOCベース配合物の全部又は一部が水性又はヒドロアルコール性配合物 に置き換えられるであろう。 本発明の目的は、加水分解に対して改良された安定性を有するシリコーングラ フト共重合体を含有する水性又はヒドロアルコール性のトピカルパーソナルケア 組成物を提供することにある。また、本発明の目的は、シリコーングラフト共重 合体中にアクリル酸又は他の酸含有単量体を含有するか、そのような共重合体に 見いだされる製品特性を与えることができる、上記したような組成物を提供する ことにある。本発明の他の目的は、上記目的に合致し且つ揮発性有機化合物が比 較的少ないか又はゼロレベルの組成物を提供することにある。当業者には明らか となり、又は明らかとなるかもしれない本発明のこれらの又は他の利益は、以下 に記載する本発明により得ることができる。 特記しないかぎり、全てのパーセンテージは全組成物の重量により計算され、 全ての割合は重量ベースで計算される。特記しないかぎり、成分の量は活性レベ ルに基づいており、従って商業的にあるいは他の利用可能な材料に含まれうる副 生物やキャリヤーは包含しない。本発明は、ここに記載の必須成分及び種々の任 意及び/又は好ましい成分及び要素を含有し、又はそれらからなり、又はそれら から本質的になるものである。「溶解性」及び「不溶性」という用語は、特記し ないかぎり、組成物中での特定成分の溶解度に関するものである。全ての粘度及 び溶解度は、特記しないかぎり、25℃で測定されるものである。また、特記し ないかぎり、組成物の重量パーセンテージは製品中に合体又は混入される可能性 のある噴射剤を除外した組成物の全重量に基づくものである。 発明の要約 共重合体のシリコーン部分の加水分解が実質的に改良又は省かれたことを特徴 とする、水性又はヒドロアルコール性キャリヤー及びシリコーングラフト共重合 体を含有するトピカルパーソナルケア組成物が本発明により得ることができる。 このような組成物は、酸含有単量体を特定のタイプのシリコーンマクロマーを選 択して、シリコーングラフト共重合体中に合体することにより得ることができる ことがわかった。該シリコーンマクロマーはアルケニルにより末端がキャップさ れたシリコーンマクロマー及びスチレンにより末端がキャップされたシリコーン マクロマー、およびそれらの混合物から選ばれる。シリコーンマクロマーは、特 にスチレン又はアルケニル末端キャップを介して単量体のエチレン性不飽和部分 と共有結合したスチレン又はアルケニル末端キャップシリコーン基を有するエチ レン性不飽和の重合性単量体である。 本発明の組成物は、ヘアケア、スキンケア、化粧品及びパーソナルクレンジン グ組成物を含む広範な種々のトピカルパーソナルケア用途に使用することができ る。これらは、ヘアスプレー、ヘアローション、ヘアトニック、ムース、ヘアリ ンス及びシャンプーのようなヘアスタイリング製品に特に有用である。他の有用 な特別の製品用途としては、皮膚湿潤剤及び他のスキンコンディショニング組成 物、サンスクリーン剤、サンレスタンニング組成物、スキンクレンジング組成物 、抗ニキビ組成物、局所用麻酔組成物、及び他の薬剤含有局所用皮膚組成物のよ うなスキンケア組成物がある。スキンケア組成物は化粧品も含む。 本発明は、より詳しくは、加水分解に対して改良された抵抗性を有するシリコ ーングラフト共重合体を含有するトピカルパーソナルケア組成物を提供するもの であり、該組成物は、 (a)組成物の約0.1重量%〜約50重量%の下記(i)、(ii)及び(iii )を含有するシリコーングラフト共重合体重合体: (i)共重合体の約1重量%〜約99重量%の酸含有単量体であって、該酸含有 単量体の酸は、好ましくはカルボン酸及びスルホン酸及びそれらの組み合わせか らなる群から選ばれる; (ii)約1%〜約50%の下記式を有するシリコーンマクロマー及びそれらの混 合物: 又は X−CH2−(CH2s−Si(R13-m−Zm [上記式中、sは0から約6の整数であり;mは1から3の整数であり;R2は C1−C10のアルキル又はC7−C10のアルキルアリールであり;nは0〜4の整 数であり;Xは式: (式中、R3はH又はC1−C6のアルキルであり;R4はH又はC1−C6のアルキ ルであり;Zは式 (式中、R1の各々は独立して、1〜10の炭素原子を有するアルキル、アリー ル、又はアルキルアリールであり;rは約4〜約700の整数である)]; (iii)0%〜約98%の付加的単量体、及びそれらの混合物;および (b)組成物の約1重量%〜約99.9重量%の、毛髪又は皮膚への適用に適し た前記シリコーングラフト共重合体用の水性又はヒドロアルコール性溶剤; を含有し、その際該共重合体は該溶剤に可溶性又は分散性である。 本発明は、発明の詳細な記載の項により詳しく記載される。 発明の詳細な記載 本発明のトピカルパーソナルケア組成物は、一般に、(a)約0.1重量% 〜約50重量%、好ましくは約0.2重量%〜約20重量%、より好ましくは約 0.5重量%〜約15重量%、さらに好ましくは約1重量%〜約10重量%、最 も好ましくは約2重量%〜約8重量%のスチレン又はアルケニル末端キャップシ リコーングラフト共重合体;(b)約1重量%〜約99.9重量%、好ましくは 約50重量%〜約99.8重量%、より好ましくは約60重量%〜約99.5重 量%、さらに好ましくは約70重量%〜約99重量%、最も好ましくは約80重 量%〜約98重量%の毛髪又は皮膚への適用に適したシリコーングラフト共重合 体用の水性又はヒドロアルコール性溶剤を含有する。シリコーングラフト共重合 体は水性又はヒドロアルコール性溶剤に可溶性又は分散性である。 本発明のトピカルパーソナルケア組成物は、定義すれば皮膚又は毛髪への局所 的適用に適している。「皮膚又は毛髪への局所的適用に適している」とは、組成 物が意図する手法で使用されたとき、皮膚又は毛髪への局所的適用が安全であり 且つ共重合体がその意図する利益をを与えるような手法で皮膚又は毛髪にデリバ リーされるのに有効であることを意味する。 水性又はヒドロアルコール性溶剤 本発明の共重合体用の水性又はヒドロアルコール性溶剤は、水及び1種又はそ れ以上のC1−C6アルコール、好ましくはC2−C3のアルコール、より好ましく はC2アルコール(即ち、エタノール)である。全水性又はヒドロアルコール性 溶剤のレベルは上記されている。ヒドロアルコール性とは、溶剤の少なくとも約 0.5重量%の水を含有する1種又はそれ以上のアルコールと水の混合物を意味 する。 しかしながら、ヘアスプレー及びムースのような一般のヘアケア製品について は、組成物は一般に、少なくとも約5%、より好ましくは少なくとも約10%、 より好ましくは約20%の水を含有するであろう。 本発明の他の面では、本発明の組成物は揮発性有機化合物(VOC)のレベル が減少されているという特徴があり、約40%〜約99.9%の水及び0%〜約 80%、好ましくは0〜55%の一価アルコールを含有する。エアゾール又は非 エアゾールヘアスプレー組成物の特に好ましい態様においては、組成物は約40 %〜約75%の水及び0%〜約55%の一価アルコールを含有する。VOCが減 少された組成物においては、VOCの全レベルは噴射剤を除いて組成物の約80 重量%以下、好ましくは約55重量%以下である。 その目的のためには、VOCは20℃で0.1mmHg以上の蒸気圧を有するか、 12以下の炭素原子を含有する有機化合物(シリコーンを含む)として定義され る。反対に、同じ条件下で0.1mmHg以上の蒸気圧を有するか、12を越える炭 素原子を有する有機化合物は、ここでは非揮発性と定義される。 本発明のスチレン又はアルケニル末端キャップシリコーングラフト共重合体は 水性又はヒドロアルコール性溶剤に溶解性又は分散性である。これは、共重合体 が溶剤に溶解又は分散しないことにより、溶剤と分離した又は非連続な相が存在 する事態と対照的である。 本発明の精神又は趣旨から逸脱することなく、共重合体の溶解度を助けるため に、付加的な溶剤、共溶剤及び溶解性補助剤を本発明の組成物に合体することが できる。そのような成分の例としては、これらに限定されないが、二価アルコー ル及び三価アルコール、界面活性剤及び乳化剤がある。 スチレン/アルケニル末端キャップシリコーングラフト共重合体 シリコーングラフト共重合体(以下、時々共重合体ということがある)は本発 明の必須成分を構成するものである。ここで使用する「共重合体」という用語は 2つ又はそれ以上の単量体種の重合により導かれる重合体を意味する。該共重合 体は、1種又はそれ以上の酸含有単量体、1種又はそれ以上のスチレン又はアル ケニル末端キャップシリコーンマクロマー(その混合物)及び場合により1種又 はそれ以上の他のタイプの単量体の共重合により造られる。便利なのは、該共重 合体は、しばしば前記単量体及びマクロマーから導かれるということができ、こ れは前記単量体及びマクロマーの共重合により造られることを意味する。ここで 使用する「マクロマー」という用語は、高分子置換体により特徴づけられる単量 体をいう。本発明の必須マクロマーはシリコーンマクロマーであり、該マクロマ ーは高分子置換体としてシリコーンを含有する。また、該共重合体はしばしば前 記単量体及びマクロマーを含有すると言われており、これは該共重合体が指摘の 予備重合単量体及びマクロマーに相当する単位を有することを意味する。酸含有単量体 本発明の共重合体は、共重合体の約1重量%〜約99重量%の酸含有単量体を 含有する。一般に、共重合体は、好ましくは約5重量%〜約90重量%、より好 ま しくは約10重量%〜約80重量%、最も好ましくは約15重量%〜約75重量 %の単量体を含有する。特定の組成物に好ましい酸含有単量体の特定のレベルは 、配合物の種類、意図する用途、並びに共重合体中の他の単量体及びマクロマー の種類、及び共重合体の分子量により変えることができる。ヘアスプレー及び他 のヘアケア組成物については、共重合体は組成物の約5重量%〜約50重量%、 好ましくは約10重量%〜約35重量%、最も好ましくは約15重量%〜約25 重量%の酸含有単量体を含有する。 酸含有単量体はカルボン酸及びスルホン酸、最も好ましくはカルボン酸からな る群から選ばれる酸基を含有する単量体から選ぶことが好ましい。他の酸含有単 量体も使用することができ、ホスホン酸含有単量体が含まれるが、これに限定さ れない。上記したタイプの酸含有単量体の組み合わせも使用することができる。 最終の共重合体中に存在する酸含有単量体単位は、重合性酸含有出発原料の単 量体から又は重合により酸官能性に変性される重合性ノニオン単量体から導かれ る。中和したもの、即ちその単量体の塩類は、酸含有単量体の用語に含まれるも のである。中和について以下により詳しく述べる。 酸含有単量体の例としては、 (i)下記式に相当する単量体を含むカルボン酸含有単量体およびそれらの混合 物: (式中、R5及びR6は独立して、H又はC1〜C6のアルキル、好ましくはH又は メチルであり;R7はH、C1〜C6のアルキル又は約12までの炭素原子を有す るカルボン酸部分、好ましくはH又はメチルであり;R7がカルボン酸部分であ るときは、アクリル酸が好ましく;R8は12までの炭素原子を有するカルボン 酸部分である)。 カルボン酸含有単量体の特定の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ イン酸、マレイン酸半エステル、イタコン酸、フマール酸、及びクロトン酸、ヒ ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプ ロピルアクリレートなどのようなヒドロキシル基含有アクリレート及び/又はメ タクリレートを反応させた、琥珀酸及びフタル酸などのような多塩基酸無水物の 半エステルがある。 (ii)スルホン酸含有単量体、例えばスチレンスルホン酸及びスルホアルキルア クリレート及びメタクリレート、好ましくはC1〜C6のアルキル基、より好まし くはC2のアルキルを有するもの、例えばスルホエチルアクリレート、スルホエ チルメタクリレートなど。 (iii)ホスホン酸含有単量体、例えばホスホオキシアルキルアクリレート及び メタクリレート、好ましくはC1〜C6のオキシアルキル基、より好ましくはC1 〜C3のオキシアルキル基を有するもの。特別の例としては、ホスホオキシエチ ルアクリレート、ホスホオキシエチルメタクリレート、3−クロロ−酸ホスホオ キシプロピルアクリレート、ホスホオキシプロピルメタクリレートなどがある。 好ましい酸含有単量体はカルボン酸及びスルホン酸である。カルボン酸が最も 好ましい。非常に好ましい酸含有単量体の例は、アクリル酸、メタクリル酸、及 びスチレンスルホン酸である。特に好ましい酸含有単量体はアクリル酸及びメタ クリル酸である。スチレン及びアルケニル末端キャップマクロマー 本発明の共重合体はその約1重量%〜約50重量%、好ましい約2重量%〜約 40重量%、最も好ましい約5重量%〜約25重量%のスチレン末端キャップシ リコーンマクロマー及びアルケニル末端キャップシリコーンマクロマー、及びそ れらの混合物を含有する。「スチレン」又は「アルケニル」末端キャップシリコ ーンマクロマーとは、マクロマーがシリコーン、即ちスチレン基又はアルケニル 基を介して単量体にそれぞれ共有結合している高分子シロキサン又は「ポリシロ キサン」基を含有することを意味する。 本発明の好ましいスチレン末端キャップシリコーンマクロマー及びアルケニル 末端キャップシリコーンマクロマーは、それぞれ下記式で示されるもの、および それらの混合物である: 及び X−CH2−(CH2s−Si(R13-m−Zm [式中、sは0から約6、好ましくは0、1又は2、より好ましくは0又は1の 整数であり;mは1から3、好ましくは1の整数であり;R2はC1−C10のアル キル又はC7−C10のアルキルアリールであり、好ましくはC1−C6のアルキル 又はC7−C10のアルキルアリールであり、より好ましくはC1〜C2のアルキル であり;nは0〜4、好ましくは0又は1、より好ましくは0の整数であり;X は下記式のエチレン性不飽和基(重合前)である: (式中、R3はH又はC1−C6のアルキル、好ましくはH又はC1〜C2アルキル であり;R4はH又はC1−C6のアルキル、好ましくはH又はC1〜C2アルキル 、より好ましくはH又はメチルであり;Zは式 (式中、R1の各々は独立して、1〜10の炭素原子を有するアルキル、アリー ル、又はアルキルアリールであり、好ましくはC1−C6のアルキルであり、より 好ましくはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはメチルであり;rは約4〜 約700、好ましくは約50〜約500、より好ましくは約100〜約300の 整数である)]。 ヘアスプレーのようなヘアケア組成物については、rは約150〜約200で あることが最も好ましい。スチレン末端キャップシリコーンマクロマーが好まし い。 マクロマーのシリコーン部分は芳香環のXに対してパラ位又はメタ位、より好 ましいパラ位で置換されていることが好ましい。nが0でないときは、R2基は メタ位で置換されていることが好ましい。オルト位は必ずしも未置換であること が好ましいというわけではない。 スチレン及びアルケニル末端キャップシリコーンマクロマー及びその製造法は 当該技術において周知である。例えば、Holohan,George,Barrie and Parkerの“ Monofunctional Polydimethylsiloxane Oligomers For Graft Copolymerization ",Macromol Chem.Phys.195,2965-2979(1994年)参照。この文献には、s=0 のスチレン末端キャップマクロマー及びs=0又は整数のアルケニル末端キャッ プマクロマーであるシリコーンマクロマーが開示されている。さらに、これには そのマクロマーの製造法に関する記載も実験例部分に見いだされる。付加的単量体 本発明の組成物は、一般に、上記酸含有単量体及びスチレン又はアルケニル末 端キャップシリコーンマクロマー以外の付加的な単量体を、共重合体の約0重量 %〜約98重量%、好ましくは約0重量%〜約80重量%、より好ましくは約2 0重量%〜約70重量%含有する。ヘアスプレーのようなヘアケア組成物におい ては、共重合体は40重量%〜約70重量%の付加的単量体を含有することが好 ましい。付加的単量体の使用は、以下に述べるが、他の共重合体のタイプ及びレ ベル、及び水性又はヒドロアルコール性溶剤のタイプ及び量に依存して、特にT gを高めるために又は共重合体の溶解度の調節のために望ましいことである。付 加的単量体がこの目的の一つ又は双方の全部又は一部に使用される場合は、該単 量体は一般に、共重合体の少なくとも約1重量%、より一般には少なくとも約2 重量%、好ましくは少なくとも約5重量%、より好ましくは少なくとも約10重 量%のレベルで使用されるであろう。 広範な種々の付加的単量体を使用することができる。これらの単量体としては 、ノニオン単量体、カチオン単量体及び両性単量体が含まれる。ノニオン単量体 は低又は高極性単量体であることができる。カチオン単量体は、カチオン性状態 で重合させることができ、又はノニオン先駆体として重合させ、ついで四級化す るか、あるいはカチオン置換体を重合させることができる。カチオン単量体が使 用される場合は、2つの帯電された基の間でのイオンの相互作用の発生を最小に するために、カチオン又は酸含有単量体の少なくとも1つの重量%が約10%以 下、好ましくは約5%以下であることが好ましい。 低極性ノニオン単量体の例としては、メタノール、エタノール、アリルアルコ ール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−1 −プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2 メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタ ノール、1−メチル−1−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノール、3− メチル−1−ペンタノール、t−ブタノール、シクロヘキサノール、2−エチル −1−ブタノール、3−ヘプタノール、ベンジルアルコール、2−オクタノール 、6−メチル−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチ ル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリメチル−ヘキサノール、1−デカノー ル、1−ドデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、オレイ ルアルコール、イソボルニルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコールな どのようなC1〜C24のアルコールのアクリル酸及びメタクリル酸エステル、そ の際該アルコールは約1〜18、好ましくは約1〜12の平均炭素数を有するこ とが好ましい;スチレン;t−ブチルスチレンのような、好ましくはC1〜C6の アルキルを有するアルキルスチレン;酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニルのよう なビニルエステル;塩化ビニル;ビニルトルエン;ビニルカプロラクタム;塩化 ビニリデン;アクリロニトリル;アルファ−メチルスチレンのような、好ましく はC1〜C6のアルキル基を有するアルファ−アルキルスチレン;ブタジエン及び シクロヘキサジエンのような1.3−ジアルケン;エチレン及びプロピレンのよ うな、好ましくはC1〜C5アルケンであるエチレン性不飽和炭化水素;メトキシ エチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレートのような、 好ましくはC1〜C6のアルキル基を有するアルコキシアルキル(メタ)アクリレ ート;およびメチルビニルエーテルのような、好ましくはC1〜C6のアルキルビ ニルエーテルである、アルキルビニルエーテルがある。他の低極性単量体として は、ジアクリレート及びジメタクリレート、例えばエチレングリコールジアクリ レート、エチレングリコールジメタクリレート、1.3−ブチレングリコールジ アクリレート及びジメタクリレートのようなアクリレート及びメタクリレート誘 導体;及びジアセトンアクリルアミドがある。ここで使用される「(メタ)アク リレート)とは、「アクリレート」及び「メタクリレート」の両者を意味する。 好ましい低極性ノニオン単量体としては、n−ブチルメタクリレート、イソブ チルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレー ト、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート及びそれらの混合物が ある。 高極性ノニオン単量体の例としては、アクリルアミド;メタクリルアミド;N ,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド、特にC1〜C6のアルキルを有するも の、好ましくはメチル、例えばN,N−ジメチルアクリルアミド;N−アルキル アクリルアミド、特にC1〜C6のアルキルを有するもの、例えばN−t−ブチル アクリルアミド及びイソプロピルアクリルアミド;アクリレート及びメタクリレ ートアルコール、特にC2〜C6の(メタ)アクリレートアルコール、例えばヒド ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロ ピルアクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレート;ビニルピロリドン、 アリルアルコール、及びビニルアルコール(重合後酢酸ビニルを加水分解して造 られる)がある。 カチオン単量体としては、四級化可能な、アミノ官能性のエチレン性不飽和単 量体、例えばスチレン、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸及びメ タクリル酸のC1〜C5のアルキルエステルのような(メタ)アクリレートのアミ ノ官能性誘導体がある。C1〜C5のアルキルアミン、特にC1〜C3のアミンが好 ましい。三級アミン(例えば、トリアルキルアミン)は、モノアルキルアミン、 ジアルキルアミン及びその他のアルキルアミン誘導体を除外する必要はないが、 使用に好ましいものである。ジメチルアミノC1〜C3アルキルアミンは特に好ま しいものである。これらの単量体は重合の前、又は重合に引き続き四級化するこ とができる。 カチオン単量体としては下記のものがある: (i)アクリル酸又はメタクリル酸から誘導される単量体であり、これを、以下 (メタ)アクリル酸、及びアルキル中に1〜5の炭素原子を有するトリアルキル アミンの四級化エピハロヒドリン生成物、例えば(メタ)アクリロキシプロピル トリメチルアンモニウムクロライド及び(メタ)アクリロキシプロピルトリエチ ルアンモニウムブロマイドということがある。 (ii)(メタ)アクリル酸のアミン誘導体、または(メタ)アクリルアミドのア ミン誘導体であり、これらは、(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリルアミド 及びC1〜C4のアルキル基を有するジアルカノールアミン、例えばジメチルアミ ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、 ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート又はジアミノプロピル(メタ)ア クリルアミドから誘導される。 (iii)(1)塩酸又は乳酸のような酸で中和する、(2)塩化メチル、塩化エチル、 臭化メチル又はヨウ化エチルのようなハロゲン化アルキルで変性する、(3)モノ クロロ酢酸エチル、モノクロロプロピオン酸メチルのようなハロゲン化脂肪酸エ ステルで変性する及び(4)硫酸ジメチル又は硫酸ジエチルのような硫酸ジアルキ ルで変性することによる、上記(ii)の基の生成物の誘導体。 このような単量体の特定の例としては、(i)p−ジメチルアミノメチルスチ レン、p−ジメチルアミエチルスチレン;(ii)ジメチルアミノメチルアクリル アミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタ クリアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ ル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、及び ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドがある。また、カチオン単量体 は、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドなどのようなアリル化合物のアミ ン誘導体も包含する。 上記したように、カチオン単量体はカチオン型に重合するか、又はその代わり に、その先駆体の型に重合することができ、該先駆体は、ついで、例えば4級化 剤(例えばモノクロロ酢酸エチル、硫酸ジメチルなど)によりカチオン型に変性 される。 両性単量体の例としては、前記の(メタ)アクリル酸のアミン誘導体又は(メ タ)アクリルアミドのアミン誘導体の双イオン誘導体があり、例えばジメチルア ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルア ミドの、モノクロロ酸カリウム、モノブロモプロピオン酸ナチリウム、モノクロ ロ酢酸のアミノメチルプロパノール塩、モノクロロ酢酸のトリエタノールアミン 塩のようなハロゲン化脂肪酸塩による誘導体;およびプロパンサルトンで変性さ れた、上記したような(メタ)アクリル酸、又は(メタ)アクリルアミドのアミ ン誘導体がある。 これらの単量体は、上記カチオン単量体のように、両性型又はその代わりとし て、両性状態に変換されるその先駆体の型に重合することができる。共重合体 本発明の共重合体は、毛髪又は皮膚へ適用したとき、効果的な接着性又は薄膜 形成性を与える目的のために、少なくとも約20,000の重量平均分子量を有 しているべきである。処理、美感性、特性、配合性などのような実際上の理由の ために本発明の適用が制限される場合を除き、分子量の上限はない。一般には、 重量平均分子量は約10,000,000未満、より一般には約5,000,000未満、好ましく は約3,000,000未満である。重量平均分子量は約50,000〜約2,000,000が好ましく 、より好ましくは約75,000〜1,000,000、最も好ましくは約100,000〜約750,000 である。分子量は屈折率を用いた自在検量によるゲル透過クロマトグラフィー及 びポリスチレン標準を用いた示差粘度検定により測定することができる。 本発明の共重合体は、乾燥したとき、少なくとも−20℃、好ましくは少なく とも20℃のTgを有する薄膜を形成することが好ましいので、触ったとき粘稠 又は「ねばねば」しない。Tgは約20℃〜約120℃であることが好ましい。 ここで使用する、「Tg」という略号は共重合体の非シリコーン主鎖のガラス転 移温度のことである。Tgは示差走査熱量計(DSC)又は動的機械的分析によ るような当該技術において周知の技術により測定することができる。 Tgは使用される種々の酸含有単量体及び付加的単量体のレベル及び種類を変え ることにより調節することができる。 シリコーングラフト共重合体を製造する方法は、公開された技術で周知となっ ている。本発明のシリコーングラフト共重合体は、最終生成物が上記したような 酸含有単量体及びスチレン末端キャップシリコーンマクロマーから構成されるよ うに出発原料を選択するという付加的要求に従わせて、公知の方法により製造す ることができる。シリコーングラフト共重合体の製造方法の例は、Mazurekの米 国特許第4,693,935号(1987年9月15日発行)、Clemensらの米国特許第4,728,571 号(1988年3月1日発行)(これらの特許はここに参考として合体される)に詳し く記載されており、また、Suzukiらの米国特許第5,061,481号(1991年10月29日 発行)、Suzukiらの米国特許第5,219,560号(1993年6月15日発行)、Hayamaらの 米国特許第5,166,276号(1992年11月24日発行)、Bolichらの米国特許第5,100,685 号(1992年3月31日発行)、Bolichらの米国特許第5,106,267号(1992年4月21日発行 )、Ansher-Jacksonらの米国特許第5,100,657号(1992年3月31日発行)、Bolichら の米国特許第5,104,646号(1992年4月14日発行)、TorgersonらのEPO 0412707( 1994年2月4日登録)、BolichらのEPO 0412704(1991年2月13日公開)、Peffl yのEPO 92918969.4(1992年8月18日出願)、HozshuhらのEPO 92918839.9 (1992年8月18日出願)、およびEPO 92919224.3[これらの全てはここに参考 として合体される]に詳細に記載されている。 一般に、本発明の共重合体は、酸含有単量体及び使用することのできる他の単 量体とシリコーンマクロマーのフリーラジカル重合により造ることができる。フ リーラジカル重合法の一般的原理はよく理解されている。例えば、ordainの“Pr inciples of Polymerization”第2版,John Wiley & Sons,1981,pp179-318 参照。望ましい単量体は、十分な量の相互溶剤と共に、全て反応器に入れられる ので、反応が完結したときには、反応粘度は妥当なものとなる。典型的な単量体 の装入量は約20%〜約50%である。望ましくない反応停止剤、特に酸素は必 要に応じて除去される。これは、排気するか、アルゴン又は窒素のような不活性 ガスでパージすることにより行われる。開始剤が導入され、たぶん熱的開始剤が 使用され、反応は反応の誘導を引き起こすために必要な温度にされる。代わりに 、レドックス又は輻射線誘導も望むならば使用することができる。重合は必要で あるかぎり達成されるべき転化率が高いレベルで進められ、典型的には、数時間 から数日である。ついで、通常は蒸発又は非溶剤の添加による沈殿により溶 剤が除去される。重合体は、必要ならば、さらに精製される。 本発明の共重合体は少なくとも一部を中和した形態にすることが好ましい。中 和は組成物中の溶解性及び分散性を促進させることができる。また、中和形態の 使用はシャンプー、石鹸、洗剤又は他のクレンジング製品の皮膚又は毛髪からの 除去を助ける。一般に、重合体の官能度の約10%〜100%、好ましくは約2 0%〜約90%、より好ましくは約40%〜約85%が中和される。 慣用的に使用される塩基、有機物、又は金属は、いずれも中和のために使用す ることができる。アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物はシリコーング ラフト共重合体に使用するための適当な中和剤である。本発明のヘアスプレー組 成物に使用する好ましい中和剤は水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムである。 使用することのできる他の適当な中和剤の例としては、2−アミノ−2−メチル −1,3−プロパンジオール(AMPD)、アミン、特に2−アミノ−2−エチ ル−1,3−プロパンジオール(AEPD)、2−アミノ−2−メチル−1−プ ロパノール(AMP)、2−アミノ−1−ブタノール(AB)、モノエタノール アミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(T EA)、モノイソプロパノールアミン(MIPA)、ジイソプロパノールアミン (DIPA)、トリイソプロパノールアミン(TIPA)及びジメチルステラミ ン(DMS)がある。アミノ及び塩基(金属及び有機物)の混合物も使用するこ とができる。 未反応シリコーンマクロマーが製品の性能を妨害する望ましくないほど高いレ ベルで存在する場合は、該マクロマーの除去を当該技術において公知の方法で行 うことができる。使用することのできる一つの方法は、超臨界二酸化炭素のよう な超臨界流体抽出である。もう一つの一般に適用しうる方法は隔膜分離であり、 当該技術の標準的手法により実施される。 本発明の共重合体に特に有用である精製法は極性溶剤による溶剤抽出である。 適当な溶剤としては、C3〜C8の炭化水素、好ましくはC5〜C6の炭化水素、例 えばヘキサンがある。抽出を行う前に、重反応生成物は反応溶剤から(例えば、 水で)沈殿され、乾燥される。抽出溶剤は接着剤のポリシロキサングラフト重合 体の非シリコーン主鎖部分の平均Tg近くか、又はやや高い温度に加熱すること が好ましい。この温度は、重合体は軟化するのに十分に高くあるべきであるが、 重合体が凝結するほど高くてはならない。抽出溶剤及び反応生成物は溶剤の加熱 前又は後に混合することができる。抽出溶剤及び重合体反応生成物は、好ましく は過剰の溶剤中で、可溶製物質が除去されるのに妥当である期間、混合を維持す べきである。この期間は溶剤のリフラックス温度、共重合体のTg、溶剤を実際 に加熱する温度、未反応単量体の所望の除去レベル及び重合後に残っている低粘 度物質、及び実施される溶剤抽出の回数に依存するであろう。典型的には、溶剤 抽出の期間は約半時間から約1時間、より典型的には、半時間から1時間であろ う。溶剤は、慣用の手段、例えばデカント、濾過などによる各サイクルの後に、 乾燥又は蒸留により除去し、最終抽出サイクル後の生成物中に残っている痕跡の 抽出溶剤を除去することができる。 重合体反応生成物、抽出物質及び精製された薄膜形成剤の分析は、当該技術に おいて公知の慣用の技法により行うことができる。これらの技法としては、核磁 気共鳴(NMR)、赤外分子量スペクトロスコピー、ゲル透過/サイズ除外クロ マトグラフィー、液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、原子吸着 及び発光スペクトロスコピー、及び滴定のような湿式法がある。 トピカルパーソナルケア組成物 本発明においては、ヘアケア組成物及びスキンケア組成物を含む種々のトピカ ルパーソナルケア組成物が意図される。ヘアケア組成物としては、ヘアスプレー (エアゾール及び非エアゾール)、ヘアトニック、ヘアローション、シャンプー 、ヘアリンス及びムースがある。スキンケア組成物としては、皮膚保湿剤及び他 のスキンコンディショニング組成物、サンスクリーン剤、サンレスタンニング組 成物、スキンクレンジング組成物、抗ニキビ組成物、局所用鎮痛組成物及び他の 薬剤含有局所用皮膚適用などがある。また、スキンケア組成物は、化粧品及び香 気剤、特に顔面への使用を意図するものが含まれる。化粧品としては、例えばフ ァンデーション;マスカラのようなアイメークアップ;リップメークアップがあ る。香気剤としては香料、コロン水及びアフターシェイブがある。 本発明のトピカルパーソナルケア組成物は、共重合体が毛髪をスタイリングす るために接着剤として、皮膚のコンディショニングために皮膚の表面を修飾する ために、又は化粧外観の目的のために使用される生成物を包含する。本発明の共 重合体は毛髪又は皮膚へ活性成分のデリバリーを促進するために使用することも できる。本発明の共重合体の硬化中に形成される接着性薄膜による封じ込めの結 果として、このような成分のための皮膚及び毛髪への永続性が高められる。この ような活性成分の例としては、薬剤、化粧用活性剤(例えばヘア又はスキンコン ディショナー、化粧品用染料及び顔料、香料及び香気剤など)、サンスクリーン 活性剤(二酸化亜鉛又はチタンのような物理的光ブロック活性剤、並びにUV− A及び/又はUV−Bの選択的吸収により皮膚又は毛髪を保護する化学的サンス クリーンわ含む)、及びサンレスタン剤がある。 本発明の組成物は、所望の製品の種類への使用が典型的に知られている如何な る成分、並びに本発明のスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体の機 能を不当に妨害することなく望ましい利益を与える他の如何なる成分も含むよう に配合することができる。トピカルパーソナルケア組成物に使用するこのような 種々の成分の非限定的記載は以下に与えられる。 トピカルパーソナルケア組成物は、広範な種々の揮発性物質、例えば、これら に限定されないが、アセトン、炭化水素(例えばイソブタン、ヘキサン、デセン )、ハロゲン化炭化水素(例えばフレオン)、リナロール、エステル(酢酸エチ ル、フタル酸ジブチル)、及び揮発性シリコーン誘導体(特にフェニルペンタメ チルジシロキサン、メトキシプロピルヘプタメチルシクロテトラシロキサン、ク ロロプロピルペンタメチルジシロキサン、ヒドロキシプロピルペンタメチルジシ ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン及びデカメチルシクロペンタシ ロキサンのようなシクロメチコーン、及び例えば、25℃で約15センチポアズ 以下の粘度を有するジメチコーンのようなポリジメチルシロキサン)、及びそれ らの混合物を含有することができる。これらの揮発性物質は通常、スプレー、ト ニック、ジェル及びムースのような局所用組成物に使用される。 ムース及びエアゾールヘアスプレーのようなエアゾールトピカルパーソナルケ ア組成物は、物質をデリバリーするために慣用の噴射剤を使用することができる 。適当な噴射剤の例としては、トリクロロフルオロメタン、シクロロジフルオロ メタン、ジフルオロエタン、シメチルエーテル、プロパン、n−ブタン又はイソ ブタンがある。エアゾール並びに非エアゾールスプレー製品としては、スプレー 量を高めるために界面活性剤を含有させることができる。適当な界面活性剤の例 としては、ノニオン、カチオン、アニオン界面活性剤、及びそれらの混合物があ る。フルオロ界面活性剤も本発明に含まれる。界面活性剤は本発明のスプレー製 品、殊にスプレー量が製品の性能に影響するヘアスプレーのようなスプレー製品 に特に望ましく、これは本発明の組成物が比較的低レベル揮発性有機化合物及び 比較的高レベルの水を含有するからである。さもなけらば、本発明の高い水のレ ベルは反対にスプレー量に影響する。このような界面活性剤が使用される場合に は、全組成物の約0.001重量%〜約7.5重量%のレベルで存在させること が好ましい。噴射剤のレベルは所望のように調節することができる。一般には、 ムース組成物の全組成物(噴射剤を除く重量基準で)の約3重量%〜約30重量 %であり、エアゾールヘアスプレー組成物は約15重量%〜約50重量%である 。他の製品形態中の噴射剤レベルは幅広く変えることができるが、一般には全組 成物の約3重量%〜約7重量%である。 適当なスプレー容器はこの技術において周知であり、慣用の非エアゾールポン プスプレー、即ち“アトマイザー”エアゾール容器又は上記したような噴射剤を 含有する缶、及び噴射剤として圧縮空気を用いたポンプエアゾール容器がある。 ポンプエアゾール容器は、例えば01ofssonの米国特許第4,077,441号(1978年3月 7日発行)及びTerStegeの米国特許第4,850,577号(1989年7月25日発行)[これ らの特許は参考としてここの合体される]、及びGosselin,Lund,Sojka,and Lefe bvreらの米国特許出願第07/839,648号「大きな直径バブルを利用するスプレー装 置を組み込んだ消費製品包装」(1992年2月21日出願)に記載されている。圧縮 空気が使用されるポンプエアゾールヘアスプレーは最近VIDAL SASSOON AIRSPRAY という商品名でプロクターギャンブル社から上市されている。 本発明の組成物は広範な種々の形態であることができる。例えば、単相組成物 並びにエマルジョンであって、シリコーングラフト共重合体が該エマルジョンの 水性又はヒドロアルコール性相に存在するものである。例示的エマルジョンとし ては、これらの限定されないが、水中油型、油中水型、水中油中水型及びシリコ ーン中水中油型エマルジョンがある。本発明のシリコーングラフト共重合体は組 成物の水性又はヒドロアルコール相に存在するであろう。 組成物は広い範囲の粘度、好ましくは25℃で約1から約200,000cSの粘度 を有することができる。 付加的成分 本発明のトピカルパーソナルヘアケア組成物には、広範な種々の付加的成分を を使用することができる。非限定的例としては、下記のものがある。医薬活性剤 本発明の組成物は安全且つ有効な量の医薬活性剤を含有することができる。こ こで使用する「安全且つ有効な」という語句は、正常な医学的判定の範囲におい て、処理される状態を顕著に又は積極的に変えるのに十分に高いが、(妥当な利 益/リスクで)厳しい副作用を避けるのに十分に低い活性剤の量を意味する。医 薬活性剤の安全且つ有効な量は、特定の活性剤、皮膚への活性剤の浸透のための 組成物の能力、塗布される組成物の量、処理される特定条件、処理される患者の 年齢及び肉体的状態、状態の厳しさ、処理期間、併用治療の性質及び類似の因子 により、変えられるであろう。 本発明の組成物に使用することができる医薬活性剤は、組成物の約0.1重量 %〜約20重量%含有することが好ましく、より好ましくは約0.1重量%〜約 10重量%、最も好ましくは約0.1重量%〜約5重量%である。医薬活性剤の 混合物も使用することができる。 医薬活性剤の非限定的例は下記のものを包含する。 本発明で有用な医薬活性剤としては抗ニキビ薬がある。本発明での使用に好ま しい抗ニキビ薬としては、サリチル酸、硫黄、乳酸、グルコール酸、ピルビン酸 、尿素、レゾルシノール及びN−アセチルシステインのような表皮剥離剤;レチ ン酸及びその誘導体(シス及びトランス)のようなレチノイド;過酸化ベンゾイ ル、オクトピロックス、エリスロマイシン、亜鉛、テトラサイクリン、トリクロ サン、アゼライン酸及びその誘導体、フェノキシエタノール及びフェノキシプロ パノール、酢酸エチル、クリンダマイシン及びメクロサイクリンのような抗生物 質及び抗微生物剤;フラビノイド、アルファ及びベータヒドロキシ酸のようなセ ボスタート(sebostat);硫酸サイムノール及びその誘導体、デオキシコレート 及びコレートのような胆汁酸塩がある。サリチル酸が本発明での使用に好ましい 。 本発明の組成物において有用な医薬活性剤としては、非ステロイド系抗鎮痛剤 (NSAIDS)がある。NSAIDSはつぎの範疇から選ぶことができる。プ ロピオン酸誘導体;酢酸誘導体;フェナミン酸誘導体;ビフェニルカルボン酸誘 導体;及びオキシカムである。これらのNSAIDSの全てはSunshineらの米国 特許第4,985,459号(1991年1月15日発行)[ここに参考として合体される]に詳 しく記載されている。プロピオンNSAIDSが最も好ましく、これらに限定さ れないが、アスピリン、アセトアミノフェノン、イブプロフェン、ナプロキセン 、ベノキサプロフェン、フルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン 、ケトプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキ サプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロ フェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェン及びブクロキ シ酸がある。また、ヒドロコルチジン及びその類似物を含むステロイド抗鎮痛剤 も有用である。 本発明の組成物に有用な医薬活性剤は、抗かゆみ止め剤を包含する。本発明に 包含される好ましい抗かゆみ止め剤としてはメタジリジン及びトリメプラジンの 医薬的に許容しうる塩がある。本発明において有用な医薬活性剤は麻酔薬を包含 する。本発明の組成物に包含することが好ましい麻酔薬としては、リドカイン、 ブピバカイン、クロロプロカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、 テトラカイン、ディクロニン、ヘキシルカイン、プロカイン、コカイン、ケタミ ン、パラモキシン、及びフェノールがある。本発明において有用な医薬活性剤は 抗微生物薬(抗菌剤、抗黴剤、抗原虫剤及び抗ウイルス剤)を包含する。本発明 の組成物に包含することが好ましい抗微生物薬としては、b−ラクタム薬、キノ ロン薬、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロ マイシン、アミカシン、トシクロサン、デオキシサイクリン、カプレオマイシン 、クロロヘキシジン、クロロテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、オキ シテトラサイクリン、クリンダマイシン、エタンブトール、メトロニダゾール、 ペンタミジン、ジェンタミシン、カナマイシン、リネオマイシン、メタサイクリ ン、メタナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルミシン、パラモマイシ ン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール及びアマンファディン の医薬的に許容しうる塩がある。本発明の組成物に包含することが好ましい抗微 生物薬としては、塩酸テトラサイクリン、エリスロマイシンエストレート、ステ アリン酸エリスロマイシン(塩)、硫酸アミカシン、塩酸ジオキシサイクリン、 硫酸カプレオマイシン、グルコン酸クロロヘキシジン、塩酸クロロヘキシジン、 塩酸クロロテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイ シン、塩酸エタンブトール、塩酸メトロニダゾール、塩酸ペンタミジン、硫酸ジ ェンタミシン、硫酸カナマイシン、塩酸リネオマイシン、塩酸メタサイクリン、 ピプリン酸メタナミン、マンデル酸メタナミン、塩酸ミノサイクリン、硫酸ネオ マイシン、硫酸ネチルミシン、硫酸パロモマイシン、硫酸ストレプトマイシン、 硫酸トブラマイシン、塩酸ミコナゾール、塩酸アマンファディン、硫酸アマンフ ァディン、トリクロサン、オクトピロックス、パラクロロメタキシレノール、ニ スタチン、トリナフテート及びクロトリマゾールがある。 広範な種々のアルファ及びベータヒドロキシ酸は、老化防止、減乾燥、皮膚脱 皮、及びしわ及び美しい線の外観の減少を含くむ、皮膚の医薬用及び化粧用の目 的に有用である。これらのものとして、サリチル酸、グルコール酸及び乳酸があ る。 サンスクリーン剤も本発明には有用である。広範な種々のサンスクリーン剤が Haffeyらの米国特許最5,087,445号(1992年2月11日発行);Turnerらの米国特許 第5,073,372号(1991年12月17日発行);Turnerらの米国特許第5,073,371号(19 91年12月17日発行)及びSegarinらのCosmetics Science and Technology 第VII I章,189頁以降[これらは参考としてその全てがここに合体される]に記載され ている。これらのサンスクリーン剤には、2−エチルヘキシル−p−メトキシシ ンナメート、2−エチルヘキシル−N,N−ジメチル−p−アミノベンゾエート 、p−アミノ安息香酸、2−フェニルベンツイミダゾール−5−スルホン酸、オ クトクリレン、オキシベンゾン、ホモメチルサリシレート、オクチルサリシレー ト 、4,4’−メトキシ−t−ブチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベ ンゾイルメタン、3−ベンジリデン樟脳、3−(4−メチルベンジリデン)樟脳 、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄及びそれらの混合物からなる群から 選ばれるものがある。 一般に、サンスクリーン剤を本発明で有用な組成物の約0.5%〜約20%含 有することができる。実際の量は選択されるサンスクリーン剤及び所望の日光保 護因子(SPF)に基づいて広範に変えられるであろう。SPFは紅斑に対する サンスクリーン剤の光保護の尺度が通常使用される。Federal Register,第43 巻,No.166,38206-38269(1978年8月25日)[その全体がここの参考として合体 される]参照。 また、サンレスタンニング剤も本発明においては有用であり、ジヒドロキシア セトン、グリセルアルデヒド、インドール及びその誘導体などが含まれる。これ らのサンレスタンニング剤はサンスクリーン剤と組み合わせて使用することもで きる。 他の有用な活性剤としては、ヒドロキノン、アスコルビン酸、こうじ酸及びメ タ亜硫酸水素ナトリウム(これらに限定されない)を含む、皮膚漂白(又は美白 )剤がある。 ヘアケア組成物に特に有用な他の有用な活性剤としては、ピリチオン亜鉛、オ クトピロックス、ジ亜硫酸セレン、硫黄、コールタールなどのような抗ふけ活性 剤がある。 ピリチオン亜鉛及びトリクロサン、並びに抗バクテリア剤も、体、特に腋の下 用の抗発汗組成物及び脱臭組成物に使用することができる。コンディショナー 本発明の組成物は毛髪又は皮膚用のコンディショナーを含有することができる 。コンディショニング剤は典型的には、組成物の約0.05重量%〜約20重量 %、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量% 〜約5重量%のレベルで使用される。ここで使用する非揮発性とは、上記した意 味を有する。 ここで有用な、特にヘアケア及びスキンケア組成物に有用なコンディショニン グ剤としては、非揮発性コンディショニング液体、例えば炭化水素、シリコーン 液体、脂肪エステル、及び脂肪アルコール、並びにカチオン性物質がある。 コンディショニング液体は、一般に約3百万cs以下、好ましくは約2百万c s以下、より好ましくは約1.5百万cs以下の粘度を有する。 コンディショニング液体は、炭化水素油及び脂肪エステルからなる群から選ば れる液体を包含する。脂肪エステルは少なくとも10の炭素原子を有することで 特徴づけられる化合物を包含し、脂肪酸又はアルコールから誘導されるヒドロカ ルビル鎖を有するエステル、例えばモノ−エステル、多価アルコールエステル、 及びジ−及びトリ−カルボン酸エステルを包含する。脂肪エステルのヒドロカル ビル基は他の適合性官能基、例えばアミド及びアルコキシ部分(例えば、エトキ シ又はエーテル結合など)に共有結合しているか、それを含むことができる。 炭化水素油は環状炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)及び分岐鎖 脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)を包含する。直鎖炭化水素油は約12〜約1 9の炭素原子をを含有することが好ましいが、必ずしも炭化水素がこの範囲に限 定されるという意味ではない。分岐鎖炭化水素油は典型的には、多数の炭素原子 を含有することができる。C2〜C6アルケニル単量体のようなアルケニル単量体 の高分子炭化水素もここに包含される。適当な物質の特定の例としては、パラフ ィン油、鉱油、飽和及び不飽和ドデカン、飽和及び不飽和トリデカン、飽和及び 不飽和テトラデカン、飽和及び不飽和ペンタデカン、飽和及び不飽和ヘキサデカ ン及びそれらの混合物がある。好ましい炭化水素重合体は、イソブチレンとブテ ンの共重合体のようなポリブテンである。このタイプの商業的に入手可能な物質 はAmoco Chemical Co.(イリノイ州シカゴ)のL−14ポリブテンである。 モノカルボン酸としては、式:R’COOR(アルキル又はアルケニル基で、 R’及びRの炭素原子の合計は少なくとも10、好ましくは20である)のアル コール及び/又は酸のエステルがある。 脂肪エステルは、例えば約10〜約22の炭素原子を有する脂肪族鎖を持った 脂肪酸のアルキル又はアルケニルエステル、及びアルキル又はアルケニルアルコ ール誘導の約10〜約22の炭素原子を有する脂肪族鎖を有するアルキル又はア ルケニル脂肪アルコールカルボン酸エステル、及びこれらの組み合わせを包含す る。その例としては、イソプロピルイソステアレート、ヘキシルラウレート、イ ソヘキシルラウレート、イソヘキシルパルミテート、イソプロピルパルミテート 、ドデシルオレエート、イソデシルオレエート、ヒキサデシルステアレート、デ シルステアレート、イソプロピルイソステアレート、ジヘキシルデシルアジペー ト、ラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、オレイル ステアレート、オレイルオレエート、オレイルミスチレート、ラウリルアセテー ト、セチルプロピオネート及びオレイルアジペートがある。しかしながら、モノ カルボン酸エステルは、脂肪族鎖の炭素原子の合計数が少なくとも10であるか ぎり、必ずしも少なくとも1つの鎖が少なくとも10の炭素原子を有する必要は ない。この例としてはジイソプロピルアジペート、ジイソヘキシルアジペート及 びジイソプロピルセバケートがある。 カルボン酸のジ−及びトリ−アルキル及びアルケニルエステルも使用すること ができる。これらのものとしては、例えばスクシン酸、グルタル酸、アジピン酸 、ヘキサン酸、ヘプタン酸及びオクタン酸のC1〜C22エステル(好ましくはC1 〜C6)のようなC4〜C8のカルボン酸のエステルがある。特定の例としては、 イソセチルステアロイルステアレート、ジイソプロピルアジペート、及びトリス テアリルシトレートがある。 多価アルコールエステルとしては、アルキレングリコールエステル、例えばエ チレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ及び ジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、プ ロピレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールモ ノオレエート、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル化 プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−及びジ−脂肪酸エス テル、ポリグリセロールポリ脂肪酸エステル、エトキシル化グリセリルモノステ アレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレング リコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソル ビタン脂肪酸エステルがあり、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは ここで使用するのに満足すべき多価アルコールである。 グリセライドはモノ−、ジ−及びトリ−グリセライドを包含する。特に、グリ セロール及び長鎖のカルボン酸、例えばC10〜C22カルボン酸ノモノ−、ジ−及 びトリ−エステルが含まれる。このタイプの物質の変体は、植物及び動物の脂肪 及び油、例えばキャスター油、ベニバナ油、綿種油、コーン油、オリーブ油、タ ラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油、ごま油、ラノリン油、大豆油か ら得ることができる。合成油としては、トリオレイン及びトリステアリングリセ リルジラウレートが含まれる。好ましいグリセライドはジ−及びトリ−グリセラ イドである。トリグリセライドが特に好ましい。 他のコンディショニング剤液体は、脂肪アルコール、好ましくはステアリル及 びセチルアルコールのようなC10〜C22アルコールを包含する。 さらに、毛髪及び/又は皮膚用の他のコンディショニング剤としては、尿素; グアニジン;種々の形態のアロエベラ(例えばアロエベラゲル);ソルビトール 、グリセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ブチレングリコ ールヘキセングリコール及などのようなポリヒドロキシアルコール;砂糖及び澱 粉誘導体(例えばアロコキシル化グルコース);ヒャルロン酸;ラクトアミドモ ノエタノールアミン;アセトアミドモノエタノールアミン;及びそれらの混合物 がある。シリコーンコンディショニング剤 本発明の任意成分は非揮発性のシリコーンコンディショニング剤である。 本発明に使用されるシリコーンコンディショニング剤は、25℃で、約1000〜 2,000,000センチストーク、より好ましくは約10,000〜1,800,000センチストーク 、もっと好ましくは約100,000〜1,500,000センチストークの平均粘度を有するこ とが好ましい。本発明におけるシリコーンは、一般にDow Corning Corporation Test Method CTM0004(1970年7月20日)に記載のガラス細管粘度計により測定す ることができる。 シリコーンコンディショニング剤は、典型的には、組成物の約0.05重量% 〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約 0.5重量%〜約8重量%、最も好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の量で 使用される。 適当な不溶性、非揮発性シリコーン液体としては、ポリアルキルシロキサン、 ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロ キサン共重合体及びそれらの混合物がある。ヘアコンディショニング特性を有す る他の不溶性、非揮発性シリコーン液体も使用することができる。本発明におけ るシリコーンは、シリコーン液体又はシリコーンガムであることができる。「シ リコーン液体」という用語は、25℃で1,000,000センチストーク以下の粘度を 有する流動性シリコーン物質を意味する。一般に、該液体の粘度は約5と1,000, 000センチストーク、好ましくは約10と約100,000センチストークの間にある。 本発明でのシリコーン液体は下記構造のポリアルキル又はポリアリールシロキ サンを包含する: (式中、Rはアルキル又はアリールであり、xは約1〜約8000、好ましくは約5 〜約8000の整数であり、Aはシリコーン鎖の末端をブロックしている基を表す) 。 シロキサン鎖に又はシロキサン鎖の末端(A)で置換しているアルキル又はア リール基(R)は、シリコーンが室温で液体を保持し、疎水性であり、毛髪に付 けたときに刺激性、毒性、その他の害がなく、組成物の他の成分と相溶性であり 、通常の使用及び貯蔵条件下で化学的に安定であり、コンディショニングヘアに 沈着しうる限り、いかなる構造をも有することができる。 適当なA基としては、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びアリール オキシがある。珪素原子の2つのR基は同じか又は異なる基を表す。好ましくは 、2つのRは同じ基である。適当なR基はメチル、エチル、プロピル、フェニル 、メチルフェニル及びフェニルメチルである。好ましいシリコーンはポリジメチ ルシロキサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンであ る。ポリジメチルシロキサンが特に好ましい。 使用することのできる非揮発性ポリアルキルシロキサン液体としては、例えば ポリジメチルシロキサンである。これらのシロキサンは、例えばGeneral Electr ic CompanyからViscasil 及び SF 96として、Dow Corning からDow Corning 200 系列として入手可能である。 ポリアルキルアリールシロキサン液体としては、例えばポリメチルフェニルシ ロキサンがある。これらのシロキサンはGeneral Electric Companyから SF 1075 メチルフェニル流体として、Dow Corning からDow Corning 556 Cosmetic Grade Fluidとして入手可能である。 使用することのできるポリエーテルシロキサン共重合体としては、例えばポリ プロピレンオキサイド変性ポリジメチルシロキサン(例えば、Dow Corning DC-1 248)があるが、エチレンオキサイド又はエチレンオキサイドとプロピレンオキ サイドの混合物も使用することができる。エチレンオキサイド及びプロピレンオ キサイドの量は、水及び組成物への溶解性を妨げるのに充分でなければならない 。 シリコーンコンディショニング剤に特に有用な他のシリコーン物質は不溶性シ リコーンゴムである。ここで用いる「シリコーンゴム」という用語は、25℃で の粘度が1,000,000センチストーク以上のポリオルガノシロキサンを意味する。 シリコーンゴムについては、Spitzerらの米国特許第4,152,416号(1979年5月1日 発行)及びNo.11,Water,Chemistry and Technology of Silicone,New York:Aca demic Press 1968に記載されている。また、シリコーンゴムはGeneral Electric Silicone Rubber Puroduct Data Sheets SE 30,SE 33,SE 54及びSE 76にも記載 されている。これらの記載文献のすべてはここに参考として合体される。「シリ コーンゴム」は、典型的には、約200,000以上、一般には約200,000〜約1,000,00 0の分子量を有する。特定の例としては、ポリジメチルシロキサン(ポリジメチル シロキサン)(メチルビニルシロキサン)共重合体、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジ フェニルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)共重合体及びそれらの混合物を 包含する。カチオン重合体ヘアコンディショニング剤 本発明の組成物は、毛髪用水溶性カチオン有機重合体コンディショニング剤を 含有することができる。この高分子カチオンコンディショニング剤は、一般にシ ャンプー組成物の約0.05重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜 約4重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約3重量%の量で存在する。「水 溶性」カチオン有機重合体とは、25℃で水(蒸留水又はその等価物)に0.1 %の濃度において肉眼で実質的に透明な溶液を形成するのに充分に水に溶ける重 合体を意味する。この重合体は0.5%、好ましくは1,0%の濃度で実質的に 透明な溶液を形成するのに充分に溶けることが好ましい。本発明におけるカチオ ン重合体は、一般に少なくとも約5000、典型的には少なくとも約10,000であって 一千万までの重量平均分子量を有する。分子量は約10,000〜約2,000,000が好ま しい。カチオン重合体は、一般に、四級アンモニウム又はカチオンアミノ部分、 またはそれらの混合物のようなカチオン性窒素含有部分を有する。 水溶解度の規準が合致するかぎり、いずれのアニオン性対イオンをカチオン重 合体のために使用することができる。適当な対イオンは、ハライド(例えば、C l-,Br-,I-又はF-、好ましくはCl-,Br-又はI-)、サルフェート及 びメチルサルフェートである。ここで除外しないように、他のものも使用するこ とができる。 カチオン性窒素含有部分は、一般にカチオンヘアコンディショニング重合体の 全単量体単位の機能の置換基として存在する。従って、カチオン重合体は、四級 アンモニウム又はカチオンアミン置換単量体単位及びここではスペーサー単量体 という他の非カチオン単位のコポリマー又はターポリマーを含有する。このよう なポリマーは当業者に公知であり、種々のものをCTFA Cosmetic Ingredien Dect ionary 第3版 Estrin,Crosley & Haynes編(The Cosmetic,Toiletry,and Frs grsnce Association,Inc.,1982)に見いだすことができる。 適当なカチオン重合体としては、例えばカチオンアミン又は四級アミン官能基 を有するビニル単量体と、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジ アルキルアクリルアミド、アルキル及びジアルキルメタクリルアミド、アルキル アクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロ リドンのような水溶性スペーサー単量体との共重合体を包含する。アルキル及び ジアルキル置換単量体は、好ましくはC1〜C7、より好ましくはC1〜C3のアル キル基を有する。他の適当なスペーサー単量体は、ビニルエステル、ビニルアル コール(ポリビニル酢酸の加水分解により製造される)、無水マレイン酸、プロ ピレングリコール及びエチレングリコールである。 カチオン性アミンは、特定の種類及びシャンプーのpHに依存して、一級、二 級又は三級アミンであることができる。一般には、二級又は三級アミンであり、 特に三級アミンが好ましい。 アミン置換ビニル単量体はアミン形態に重合され、ついで場合により、四級化 反応によりアンモニウムに変換される。また、アミンは重合体の形成に引き続き 同様に四級化される。例えば、三級アミン官能体は、式:R'X(R'は、短アル キル、好ましくはC1〜C7、より好ましくはC1〜C3のアルキル基;Xは四級さ れたアンモニウムにより水溶性塩を形成するアニオンである)の塩との反応によ り四級化することができる。 適当なカチオン性アミン及び四級アンモニウム単量体としては、例えばジアル キルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、 モノアルキルアミノアクリレート、モノアルキルアミノメタクリレート、トリア ルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアクリルオキシ アルキルアンモニウム塩、ジアリル四級アンモニウム塩、及びピリジニウム、イ ミダゾリウムのような環状カチオン性窒素含有環を有するビニル四級アンモニウ ム単量体及び四級化ピロリドン、例えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキ ルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩で置換された化合物がある 。これらの単量体のアルキル部分は、好ましくはC1〜C3、より好ましくはC1 〜C2アルキルのような低級アルキルが好ましい。 本発明で使用される適当なアミン置換ビニル単量体としては、ジアルキルアミ ノアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミノ アルキルアクリルアミド及びジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドがあり 、その際アルキル基は好ましくはC1〜C7、より好ましくはC1〜C3のアルキル である。 本発明におけるカチオン重合体はアミン−及び/又は四級アンモニウム−置換 単量体及び/又は相溶性スペーサー単量体から導かれる単量体単位の混合物を含 有することができる。 適当なカチオンヘアコンディショニング重合体としては、例えば1−ビニル− 2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩の共重合体(例えば 塩化物塩)(The Cosmetic,Toiletry,and Frsgrsnce Association,“CTFA”に よりPolyquaternium-16として引用)、例えばBASF Wyandotte Corp.からLUVIQUA Tの商品名で商業的に入手可能なもの(例えば、LUVIQUAT FC 370);1−ビニル− 2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体(CTFAによりP olyquaternium-11として引用)、例えばGAF CorporationからGAFQUATの商品名で 商業的に入手可能なもの(例えばGAFQUAT 755N);カチオンジアリル四級アンモニ ウム含有重合体、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー 及びアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロライドの共重合体(そ れぞれ、CTFAにPolyquaternium 6及びPolyquaternium 7として引用)、ここに参 考として合体される米国特許第4,009,256号に記載の、3〜5の炭素原子を有す る不飽和カルボン酸のホモ−及びコポリマーのアミノ−アルキルエステルの鉱酸 の塩がある。 使用することのできる他のカチオン重合体としては、カチオン性セルロース誘 導体及びカチオン性澱粉誘導体のようなポリサッカライド重合体がある。 本発明において適したカチオンポリサッカライド重合体は下記式のものを包含 する: Aは、澱粉又はセルロース無水グルコース残基であり、Rはアルキレンオキシア ルキレン、ポリアルキレン又はヒドロキシアルキレン基、またはそれらの組み合 わせであり、R1,R2及びR3は独立して、アルキル、アリール、アルキルアリ ール、アリールアルキル、アルコキシアルキル又はアルコキシアリール基であっ て各々は約18までの炭素原子を有し、各々のカチオン部分についての炭素原子 の合計数(R1,R2及びR3の炭素原子の合計)は約29以下であることが好ま しく、Xは上記したようなアニオン対イオンである。 カチオン性セルロースはAmerican Corp.から入手可能であり、CTFAにPolyquat ernium 10として引用され、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応され たヒドロキシエチルセルロースの塩であるPolymer JR及びLR系列の重合体である 。他の種類のカチオン性セルロースとしては、CTFAにPolyquaternium24として引 用され、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応されたヒドロキシ エチルセルロースの高分子四級塩がある。これらの物質はPolymer LM-200の商品 名でAmerican Corp.から入手可能である。 使用することのできる他のアニオン重合体は、カチオン性グアガム誘導体であ り、例えばグアヒドロキシプロピルトリモニウムクロライド(Celanese Corp.か らJaguar系列として商業的に入手可能)である。他の物質としては、四級窒素含 有セルロースエーテル(例えば、ここに参考として合体される米国特許第3,962, 418号に記載)及びエーテル化されたセルロースと澱粉の共重合体(例えば、こ こに参考として合体される米国特許第3,958,561号に記載)がある。カチオン界面活性コンディショニング剤 本発明においてコンディショニング剤として有用なカチオン界面活性剤として は、四級アンモニウム塩又は脂肪アミンの塩がある。好ましい四級アンモニウム 塩化は、アルキルが12〜22の炭素原子を有し、長鎖脂肪酸から誘導されるジ アルキルジメチルアンモニウムクロライドである。四級アンモニウム塩の代表例 としては、ジタロウジメチルアンモニウムクロライド、ジタロウジメチルアンモ ニウムメチル硫酸、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、及びジ( 水素化タロウ)アンモニウムクロライドがある。本発明において有用な他の四級 アンモニウム塩は、タロウプロパンジアンモニウムクロライドのようなジカチオ ン体である。四級イミダゾリニウム塩も本発明においては有用である。このよう な物質の例は、C1222アルキルを有するイミダゾリニウムであり、例えば、1 −メチル−1−[(ステアロイルアミド)エチル]−2−ペンタデシル−4,5 −ジヒドロイミダゾリニウムクロライド、1−メチル−1−[(パルミトイルア ミド)エチル]−2−ペンタデシル−4,5−ジヒドロイミダゾリニウムクロラ イド、1−メチル−1−[(タロウアミド)エチル]−2−タロウ−イミダゾリ ニウムメチル硫酸である。本発明においては脂肪アミンの塩も有用である。この ような化合物の例としては、ステアリルアミンヒドロクラライド、ソイアミンヒ ドロクラライド及びステアリルアミンホルメートがある。有用なコンディショニ ング剤はBolichの米国特許第4,387,090号(1983年6月7日発行)[ここに 参考として合体される]に記載されている。 カチオン界面活性コンディショニング剤は一般に、組成物の約0.1重量%〜 約5重量%のレベルで使用される。界面活性剤 界面活性剤は本発明の組成物の任意成分である。これを存在させるときは、界 面活性剤は典型的には組成物の約0.05%〜約50%を含有する。界面活性剤 はシャンプー及びスキンクレンジング組成物のようなクレンジング組成物に特に 有用であり、これら及び本発明の他のタイプの組成物における広範な種々の他の 目的に使用することができる。例示的な使用としては、エマルジョン、他の成分 の溶解剤、及びコンディショニング(特にカチオン界面活性剤)がある。シャン プー及び他のクレンジング組成物についての界面活性剤のレベルは、組成物の約 5%〜約30%が好ましく、より好ましくは約12%〜約25%である。コンデ ィショナーについては、界面活性剤の好ましいレベルは約0.05%〜約5%で ある。本発明の組成物において有用な界面活性剤はアニオン、カチオン及び両性 界面活性剤を包含する。本発明において有用な広範な種々の界面活性剤について は、McCallらの米国特許第5,151,209号(1992年9月29日発行);Steuriらの米国 特許第5,151,210号(1992年9月29日発行);及びWellsらの米国特許第5,120,532 号(1992年6月9日発行)[これらは全て参考としてここに合体される]に記載 されている。 本発明において有用なアニオン洗剤としては、アルキル及びアルキルエーテル 硫酸がある。これらの物質は、典型的にはそれぞれ、式:ROSO3M及びRO (C24O)xSO3M(Rは約10〜約20の炭素原子を有するアルキル 又はアルケニルであり、xは1〜10であり、Mは水溶性カチオン、例えばアン モニウム、ナトリウム、カリウム及びトリエタノールである)を有する。 アニオン界面活性剤の他の適した種類のものは、一般式: R1−SO3−M (R1は約8〜約24、好ましくは約12〜約18の炭素原子を有する直鎖又は 分岐鎖の、飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基から選ばれ、Mはカチオンである) の有機硫酸反応生成物の水溶性塩である。重要な塩は、約8〜約24、好ましく は約12〜約18の炭素原子を有する、イソ−、ネオ−及びn−パラフィンを含 むメタン系炭化水素の有機硫酸反応生成物の塩、および漂白及び加水分解を含む 公知のスルホン化法により得られるスルホン化剤、例えば、SO3、H2SO4、 オレウムである。アルカリ金属及びアンモニウムスルホン化C12〜C18パラフィ ンが好ましい。 本発明の範囲に入るアニオン界面活性剤の付加的な例は、イセチオン酸でエス テル化され且つ水酸化ナトリウムで中和された、例えばココナツ油から導かれる 脂肪酸の反応生成物であり、脂肪酸が例えばココナツ油から導かれるタウリン酸 メチルの脂肪酸アミドのナトリウム又はカリウム塩である。他のアニオン界面活 性剤は米国特許第2,486,921号、第2,486,922号及び第2,396、278号に記載されて いる。 さらに他のアニオン界面活性剤としては、琥珀酸エステルに分類されるものが ある。この分類に属するものはN−オクタデシルスルホ琥珀酸二ナトリウム;N −(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホ琥珀酸四ナトリウ ム;スルホ琥珀酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホ琥珀酸ナトリウムのジ ヘキシルエステル;スルホ琥珀酸ナトリウムのジオクチルエステルのような界面 活性剤である。 本発明で使用しうる他の界面活性剤は約12〜約24の炭素原子を有するオレ フィンスルホネートである。「オレフィンスルホネート」という用語は、ここで は、非錯化三酸化硫黄によりα−オレフィンをスルホン化し、ついで、反応中に 形成されたスルホネートを加水分解して対応するヒドロキシアルカンスルホネー トにする条件下に、酸反応混合物を中和することにより製造される化合物を意味 することに使用される。オレフィンスルホネートが誘導されるα−オレフィンは 約12〜約24、好ましくは約14〜約16の炭素原子を有するモノオレフィン である。アニオン有機界面活性剤の他の分類はβ−アルカンスルホネートである 。これらの化合物は下記一般式を有するものである: 1は約6〜約20の炭素原子を有する直鎖アルキル基、R2は約1(好ましくは )〜約3の炭素原子を有する低級アルキル基、Mは上記したような水溶性カチオ ンである。 多くの付加的な非せっけん合成アニオン界面活性剤については、Allured Publ ishing Corporation発行 McCutcheon's ,Deteregent and Emulsifiers,1984 An nual (ここに参考として合体される)に記載されている。Laughlinらの米国特許 第3,929,678号(1975年12月30日発行)は多くの他のアニオン界面活性剤並びに他 の種類の界面活性剤を開示しており、ここに参考として合体される。せっけんも アニオン界面活性剤として使用することができる。 ノニオン界面活性剤は、アルキレンオキサイド基(本来親水性)を本来脂肪族 又はアルキル芳香族でありうる有機疎水性化合物で縮合させることにより製造さ れる化合物であると、広義には定義することができる。この種のノニオン界面活 性剤の例は下記のとおりである: 1.エチレンオキサイドと、プロピレンオキサイド及びエチレンジアミンの反 応から得られる生成物との縮合から導かれるもの。 2.直鎖又は分岐鎖の約8〜約18の炭素原子を有する脂肪族アルコールとエ チレンオキサイドの縮合生成物、例えばココナツアルコールエチレンオキサイド 縮合物であり、ココナツアルコール部分は約10〜約14の炭素原子を有する。 3.長鎖三級アミンオキサイド、例えば下記一般式に相当するもの R122N→O R1は約8〜約18の炭素原子、0〜約10のエチレンオキサイド部分及び0 〜約1のグリセリル部分からなるアルキル、アルケニル又はモノヒドロキシアル キル基であり、R2及びR3は約1〜約3の炭素原子及び0〜約10のヒドロキシ 基、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピ ル基(式中の→印は半極性結合を表す)である。 4.下記一般式に相当する長鎖三級ホスフィン: RR'R"P→O Rは鎖中に約8〜約18の炭素原子、0〜約10のエチレンオキサイド部分及 び0〜約1のグリセリル部分からなるアルキル、アルケニル又はモノヒドロキシ アルキル基であり、R'及びR"は各々約1〜約3の炭素原子を有するアルキル又 はモノヒドロキシアルキル基である。式中の→印は半極性結合を表す。 5.約1〜約3の炭素原子の短鎖アルキル又はヒドロキシアルキル基1個及び 約8〜約20の炭素原子、0〜約10のエチレンオキサイド部分及び0〜約1の グリセリル部分を含有するアルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル又はケト アルキル基を含む長疎水性鎖1個を含有する長鎖ジアルキルスルホキシド。例え ば、オクタデシルメチルスルホキシド、2−ケトトリデシルメチルスルホキシド 、3,6,9−トリキサオクタデシル 2−ヒドロキシエチルスルホキシド、ド デシルメチルスルホキシド、オレリ 3−ヒドロキシプロピルスルホキシド、テ トラデシルメチルスルホキシド、3−メトキシトリデシルメチルスルホキシド、 3−メトキシトリデシルメチルスルホキシド、3−ヒドロキシトリデシルメチル スルホキシド、3−ヒドロキシ−4−ドデコキシブチルメチルスルホキシドがあ る。 6.N−ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、例えば少なくとも3つのヒドロキシ基 を有するポリヒドロキシ官能基含有ポリヒドロキシヒドロカルビルC9〜C19脂 肪酸アミドで、これは好ましくはグルコース、フラクトース、マルトース、ラク トースなどから誘導されるもの。このタイプの界面活性剤はE.R.Wilsonの米国特 許第2,965,576号(1960年12月2日発行)[ここに参考として合体される]に記載さ れている。 本発明の組成物に有用なカチオン界面活性剤は、特にコンディショナー組成物 は、本発明の水性組成物に溶かしたときに陽性に荷電されるアミノ又は四級アン モニウム親水性部分を含有する。本発明で有用なカチオン界面活性剤については 、全てがここに参考として合体される、下記文献に記載されている。M.C.Publis hing Co.の McCutcheon's ,Detergents & Emulsifiers,(North Americaneditio n 1979);SchwartzらのSurface Active Agent, Their Chemistry and Technology New York,Inter Publishers,1949; Hilferの米国特許第3,155,591号(1964年 11月3日発行);Laughlinらの米国特許第3,929,678号(1975年12月30日発行);Ba ileyらの米国特許第3,959,461号(1976年5月25日発行);Bolich Jr.らの米国特 許第4,387,090号(1983年6月7日発行)。本発明の組成物がカチオン界面活性剤を 含有する場合は、一般に約0.05%〜約5%で存在する。 本発明で有用な四級アンモニウム含有カチオン界面活性剤には、下記一般式の ものがある: (式中、R1〜R4は独立して、約1〜約22の炭素原子を有する脂肪族基、また は約12〜約22の炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレ ン、アルキルアミド、ヒドロキシアミド、アリール又はアルキルアリール基であ る)。 本発明で有用な他の四級アンモニウム塩はタロウプロパンジアンモニウムジク ロライドのようなジ四級アンモニウム塩である。 四級アンモニウム塩としては、ジアルキルジメチル−アンモニウムクロライド があり、その際、アルキル基は約12〜約22の炭素原子を有し、水素化牛脂脂 肪酸のような長鎖脂肪酸から導かれる(牛脂脂肪酸はR1及びR2が主として16 〜18の炭素原子である四級化合物を生成する)。本発明において有用な四級ア ンモニウム塩としては、ジタロウジメチルアンモニウムクロライド、ジタロウジ メチルアンモニウムメチルサルフェート、ジヘキサデシルジメチルアンモニウム クロライド、ジ(水素化牛脂)ジメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデシ ルジメチルアンモニウムクロライド、ジエオコシオールジメチルアンモニウムク ロライド、ジドコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジ(水素化牛脂)ジメ チルアンモニウムアセテート、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド 、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムアセテート、ジタロウジプロピルアンモ ニウムホスフェート、ジタロウジメチルアンモニウムニトレート、ジ(ココナツ アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド及びステアリルジメチルベンジルア ンモニウムクロライドを包含する。ジタロウジメチルアンモニウムクロライド、 ジセチルジメチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモ ニウムクロライド及びセチルトリメチルアンモニウムクロライドは本発明で有用 な好ましい四級アンモニウム塩である。ジ(飽和又は不飽和牛脂)ジメチルアン モニウムクロライドは特に好ましい四級アンモニウム塩である。 一級、二級及び三級脂肪アミンの塩も適した界面活性剤物質である。このよう なアミンのアルキル基は約12〜約22の炭素原子を有することが好ましく、置 換又は未置換であってもよい。本発明で有用なアミンとしては、ステアルアミド プロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアルアミド、ジメチルステ アルアミン、ジメチルソヤアミン、ソヤアミン、ミリスチルアミン、トリデシル アミン、エチルステアリルアミン、N−タロウプロパンジアミン、エトキシ化( 5モルEO)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン及びアラ チジルベヘニルアミンを包含する。適当なアミン塩としては、ハロゲン、、アセ テート、ホスフェート、ナイトレート、シトレート、ラクテート及びアルキルサ ルフェート塩がある。このような塩としては、ステアリルアミンヒドロクロライ ド、ソヤアミンクロライド、ステアリルアミンホルメート、N−タロウプロパン ジアミンジクロライド及びステアルアミドジプロピルジメチルアミンシトレート がある。本発明において有用な界面活性剤に包含されるカチオンアミン界面活性 剤については、ここに参考として合体されるNochtigalらの米国特許第4,275,055 号(1981年6月23日発行)に開示されている。 両性界面活性剤としては、脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホ ニウム化合物の誘導体として広範に記載されているものが包含され、これらにお いて脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であることができ、その際脂肪族置換基の一つは 約8〜約18の炭素原子を有し、1つはアニオン水溶性基、例えばカルボキシ、 スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートを有する。これら の化合物の一般式は下記のとおりである: (式中、R2は約8〜約18の炭素原子、0〜約10のエチレンオキサイド部分 及び0〜約1のグリセリル部分を含有するアルキル、アルケニル又はヒドロキシ アルキル基;Yは窒素、燐及び硫黄原子からなる群から選ばれるもの;R3は約 1〜約3の炭素原子を有するアルキル又はモノヒドロキシアルキル基;xはYが 硫黄原子であるときは1であり、Yが窒素又は燐であるときは2であり;R4は 約1〜約4の炭素原子を有するアルキレン又はヒドロキシアルキレン基;Zはカ ルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスホネート及びホスフェート からなる群から選ばれる基である)。 ベタインのような他の両性界面活性剤も本発明では有用である。本発明におい て有用なベタインの例としては、高級アルキルベタイン、例えばココジメチルカ ルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリ ルジメチルアルファカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチ ルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイ ン、ステアリル−(2−ヒドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレ イルジメチルガンマ−カルボキシプロピルベタイン及びラウリル−(2−ヒドロ キシプロピル)アルファカルボキシメチルベタインがある。スルホベタインは、 ココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタ イン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキ シエチル)スルホプロピルベタイン等を代表するものであり、RCONH(CH2 )3基がベタインの窒素原子に結合したアミドベタイン及びアミドスルホベタイン も本発明では有用である。 本発明の組成物において使用することができる他の両性界面活性剤の例は、脂 肪族基が直鎖又は分岐鎖であり、その一つは約8〜約18の炭素原子を有し、一 つはアニオン水溶性基、例えばカルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホス フェート又はホスホネートを有する、脂肪族三級及び四級アミンの誘導体として 広義に記載されているものである。この定義に属する化合物の例としては、3− ドデシル−アミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパン]スル ホン酸ナトリウム、米国特許第2,658,072号の教示によりドデシルアミノとイセ チオン酸ナトリウムの反応により製造されるもののようなN−アルキルタウリン 、米国特許第2,438,091号の教示により製造されるもののようなN−高級アルキ ルアスパラギン酸、及び米国特許第2,528,378号に記載され、“Miranol”の商品 名で販売されている製品がある。増粘剤及び懸濁剤 本発明の組成物は、増粘剤及び/又は懸濁剤のような、広範な種々の流動性変 性剤を含有することができる。このタイプの成分の例を下記する。 組成物はゲル状ビヒクル物質を含有することができる。これらはヘアリンス、 クリーム及びローションのような製品に使用するのに特に有用である。 ゲル状ビヒクルは2つの必須成分;脂質ビヒクル物質及びカチオン界面活性剤 ビヒクル物質を含有することができる。カチオン界面活性剤ビヒクル物質は以下 に詳しく記載する。ゲル状ビヒクルは一般に、次記の文献(全てここに参考とし て合体される)に記載されている。Barry,“The Self Bodying Action of the M ixed Emulsifier Sodium Dodecyl Sulfate/Cetyl Alcohol”,28 J.of Colloid and Interface Sceience 82-91(1968);Barryらの“The Self-Bodying Actio n of Alkyltrimethylammonium Bromides/Cetostearyl Alcohol Mixed Emulsifie r;Influence of Quaternary Chain Length”,35 J.of Colloid and Interface Sceince 689-708(1971);Barryらの“Rheology of Systema Containing Cetomax rogol 1000-Cetostearyl Alcohol,I.Self Bodying Action”,38 J.Colloid an d Interface Seience 616-625(1972)。 キャリヤーは、1つ又はそれ以上の脂質ビヒクル物質を合体することができ、 それがカチオン界面活性剤を含有するかどうかにかかわらず、該物質は本質的に 水不溶性である。脂質ビヒクル物質は天然の又は合成された酸、酸誘導体、アル コール、エステル、エーテル、ケトン、及びアミンであり、約12から約22、 好ましくは約16から約18の長さの炭素鎖を有する。脂肪アルコール及び脂肪 エーテルが好ましく、脂肪アルコールが特に好ましい。 本発明で使用される好ましいエステルとしては、セチルパルミテート及びグリ セリルモノステアレートである。セチルアルコール及びステアリルアルコールは 好ましいアルコールである。特に好ましい脂質ビヒクル物質は、セチルアルコー ルを(混合物の重量で)約55%〜約65%含有する、セチルアルコールとステ アリルアルコールの混合物からなるものである。 本発明の組成物中に脂質ビヒクル物質が含有される場合は、該物質は典型的に は組成物の約0.1%〜約10.0%存在し、カチオン界面活性剤ビヒクル物質 は組成物の約0.05%〜約5.0%存在する。 増粘組成物用の水溶性ガム及びノニオン性セルロースエーテルの使用も意図さ れる。例えば、グルカングム、グアガム及びヒドロキシエチルセルロースの1つ からなる懸濁系を含有するヘアコンディショナーを教示する、Gloverの米国特許 第4,557,928号(1985年12月10日発行);増粘剤としてヒドロキシエチルセルロ ース又は水溶性植物増粘剤、例えばグアガムを含有する毛髪処理用の化粧品組成 物を教示する、Grollierらの米国特許第4,581,230号(1986年4月8日発行)[こ れらの各々はここに参考として合体される]参照。 粘稠な組成物を製造するのに有用なセルロースエーテルとしては、メチル、ヒ ドロキシエチル及びヒドロキシプロピルからなる群から選ばれるノニオン置換体 が十分な度合いで水溶性にされ、さらに約0.2重量%から水に可溶な1重量% 未満のセルロースエーテルが残る量までの間の量で約10〜約24の炭素原子を 有する炭化水素基で置換されるものを包含する。変性されるセルロースエーテル は、低又は中分子量;即ち800,000未満、好ましくは20,000〜700,000(約75〜 2500D.P.)のものである ノニオン水溶性セルロースエーテルはヘアケア組成物に使用することができる 。商業的に入手可能なノニオンセルロースエーテルは、幅広く使用され、メチル セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー ス、ヒドロキシプロピルセルロース及びエチルヒドロキシセルロースがある。 本発明の組成物、特にヘアリンスに使用される他の増粘剤は、疎水性に変性さ れた重合体物質と界面活性剤の組み合わせ、例えば(ジタロウジメチルアンモニ ウムクロライドのような)四級アンモニウム化合物を包含する。これらのビヒク ルはBolichらの米国特許第5,106,609号(1992年4月21日発行)、Bolichらの米国 特許第5,100,658号(1992年3月31日発行)、Bolichらの米国特許第5,104,646号 (1992年4月14日発行)、Ansher-Jacksonらの米国特許第5,100657号(1992年3月 31日)[これら各々はここに参考として合体される]に記載されている。「疎水 性に変性されたノニオン水溶性重合体」とは、十分な量の疎水性基による置換に より重合体が水に殆ど溶けない様に変性され得るノニオン水溶性重合体を意味す る。「水溶性」とは、重合体又は増粘剤の重合体主鎖を構成する重合体の塩が2 5℃で溶液の1重量%のレベルで水に溶解したとき、実質的に透明な溶液を形成 するのに十分に可溶であることを意味する。疎水性置換基はC8〜C22のアルキ ル、アリールアルキル、アルキルアリール基及びそれらの混合物であることがで きる。重合体主鎖における疎水性置換の程度は、特定の重合体主鎖に基づき約0 .10%〜約1.0%であるべきである。より一般的には、親水性部分と疎水性 部分の割合は約10:1〜約1000:1である。 ノニオン水溶性セルロースエーテルはこれらの疎水性に変性された重合体の重 合体基材として使用することが好ましい。従って、例えばヒドロキシエチルセル ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ ルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース及びメチルヒドロキシ セルロースを使用することができる。 また、組成物を増粘し及び/又は組成物の不溶性成分を懸濁するために懸濁剤 を使用することもできる。適当な懸濁剤は長鎖アシル誘導体、長鎖アミン酸化物 及びそれらの混合物であり、その際該懸濁剤は結晶形態でシャンプー組成物に存 在する。種々のこのような懸濁剤はGroteらの米国再発行特許第34,584号(1994 年4月12日発行)に記載されている。エチレングリコールジステアレートが特に 好ましい。 懸濁剤として有用な長鎖アシル誘導体は、N,N−ジ(水素化)C8〜C22( 好ましくはC12〜C22、より好ましくはC16〜C18)アミド安息香酸、又はその 可溶性塩(例えばK,Na塩)、特にN,N−ジ(水素化)タロウアミド安息香 酸であり、これはStepan Company(イリノイ州ノースフィールド)から商業的に 販売されている。 本発明の増粘剤又は懸濁剤不溶性成分として組成物に有用な他の化合物は架橋 カルボン酸高分子増粘剤である。これらの架橋重合体はアクリル酸、置換アクリ ル酸及びそれらの塩、アクリル酸と置換アクリル酸のエステルから誘導される1 種以上の単量体であり、その際架橋剤は2以上の炭素−炭素結合を含有し、多価 アルコールから誘導される。 商業的に入手可能なカルボン酸重合体の例としては、サクロース又はペンタエ リトリトールのアリルエーテルで架橋されたアクリル酸のホモポリマーであるカ ルボマーがある。カルボマーはCarbopol 900シリーズとしてB.F.Goodrichから入 手可能である。また、商業的に入手可能な共重合体としては、C10〜C30アルキ ルアクリレートと1種以上のアクリル酸、メタクリル酸それらの短鎖(例えばC1-4 アルコール)エステルの単量体との共重合体、その際架橋剤はサクロース又 はペンタエリトリトールのアリルエーテルである。これらの共重合体はアクリレ ート/C10〜C30アルキルアクリレート架橋重合体として公知であり、Carbopol 1342,PemulenTR-1,及びPemulen TR-2としてB.F.Goodrichから商業的に入手可 能である。 本発明の組成物を使用する場合は、該組成物は一般には、約0.01%〜約2 %、より好ましくは約0.05%〜約1%、最も好ましくは約0.10%〜約0 .75%のカルボン酸重合体増粘剤を含有するであろう。 他の増粘剤としては、低pH増粘剤、例えばSeppic Corp.からSepigelとして 入手可能なポリアクリルアミド;及びAllied ColloidsからSalcare SC95として 入手可能な架橋メチル四級化ジメチルアミノメタクリレートがある。乳化剤 本発明の組成物は種々の乳化剤を含有することができる。これらの乳化剤は本 発明の組成物の種々のキャリヤー成分を乳化させるのに有用であり、本発明の共 重合体を溶解又は分散させるために必要ではない。適当な乳化剤としては、上記 し且つ一般的な文献に記載の広範な種々のノニオン、アニオン及び双イオン性界 面活性剤が包含される。例えば、Allured Publishing Corp.発行 McCutcheon',D etergent and Emulsifiers ,North American Edition(1986年);Ciottiらの米 国特許第5,011,681号(1991年4月30日発行);Dixoneの米国特許第5,011,681号 (1983年12月20日発行);Dickertらの米国特許第3,755,560号(1973年8月28日 発行)参照。 また、適当な乳化剤としては、グリセリンのエステル、プロピレングリコール のエステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコ ールの脂肪酸エステル、ソルビトールのエステル、ソルビタン無水物のエステル 、カルボン酸共重合体、グルコースのエステル及びエーテル、エトキシル化エー テル、エトキシル化アルコール、りん酸アルキル、ポリオキシエチレン脂肪エー テルリん酸、脂肪酸アミド、アシルラクチレート、セッケン及びそれらの混合物 がある。 また、適当な乳化剤としては、これらに限定されないが、ポリエチレングリコ ール 20ソルビタンモノラウレート(Polysorbate 20)、ポリエチレングリコー ル5ソヤステロール、Steareth-20、Ceteareth-20、PPG−2メチルグルコース エーテルジステアレート、Cethes-10、Polysorbate 80、りん酸セチル、りん酸 セチルカリウム、りん酸セチルジエタノールアミン、Polysorbate 60、グリセリ ルステアレート、PEG−100ステアレート、及びそれらの混合物がある。 乳化剤は個々に、あるいは2種以上を混合して使用することができ、本発明の組 成物の約0.1%〜約10%、より好ましくは約%1〜約%7、最も好ましくは 約1%〜約5%含有する。付加的成分 本発明の組成物は貯蔵安定性及び効能を改良するため、あるいは組成物に付加 的な使用利益を与えるために、組成物が化粧品又は美感的に許容し得るようにす るのに適当な、種々の他の付加的な成分を含有することができる。このような付 加的成分は当業者には周知であり、例えば着色剤又は染料、香料、エチレングリ コールジステアレートのような乳白補助剤;ベンジルアルコール、メチルパラベ ン、プロピルパラベン及びイミダゾリジニル尿素のような防腐剤;長鎖脂肪酸の ジエタノールアミン(例えばPEG 3ラウリルジエタノールアミン)ココモノ エタノールアミド、グアガム、メチルセルロース、澱粉及び澱粉誘導体のような 増粘剤及び粘度変性剤;塩化ナトリウム;硫酸ナトリウム;ポリビニールアルコ ール;エチルアルコール;くえん酸、くえん酸ナトリウム、琥珀酸、ホスホン酸 、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムのようなpH調整剤;酢酸カリウム及び塩 化ナトリウムのような一般的な塩;FD&C又はD&C染料のような着色剤;香 料;エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウムのような金属イオン封鎖剤;グリ セリン、アジピン酸ジイソブチル、ステアリン酸ブチル及びプロピレングリコー ルのような重合体可塑剤;ビタミン及びその誘導体(例えばアスコロビン酸、ビ タミンE、酢酸トコフェリル、レチン酸、レチノール、レチノイドなど):皮膚 感覚剤、アストリンゼン、皮膚円滑化剤、皮膚治療剤など、これらの非限定的例 はパンテノール及びその誘導体(例えばエチルパンテノール)、パントテン酸及 びその誘導体、クローブ油、メタノール、樟脳、ユーカリ油、オイゲノール、乳 酸、ウイッチハーゼル蒸留物、アラントイン、ビサバロール、グリシルヒジン酸 ジカリウムなどを含有する;組成物の薄膜形成性及び永続性を助けるための重合 体(例えばエイコセンとビニルピロドンの共重合体であり、これは例えば、GAFC hemical Corp.からGanexV-220として入手可能);組成物の抗微生物の保全を維 持するための防腐剤;DMSO、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン( Upjohn Co.からAzoneとして入手可能);などがある。このような任意成分は、 一般には個々に組成物の約0.01%〜約10.0%、好ましくは約0.05% 〜約5.0%のレベルで使用される。 トピカルパーソナルケア組成物の使用法 本発明の組成物は、ヘアケア組成物についての、ヘアのスタイリング、ホール ディング、クレンジング、コンディショニングなどのような製品に適当な、所望 の利益、及び保湿、日光保護、抗ニキビ、抗しわ、人工タンニング、鎮痛及び他 のスキンケア組成物についての化粧品及び医薬的な利益を与えるために慣用の手 法を使用することができる。このような手法は使用される組成物の種類に依存す るが、一般には毛髪又は皮膚へ製品の有効量を塗布し、ついで毛髪又は皮膚から リンスするか(シャンプー及びある種のコンディショニング製品の場合)、毛髪 に残すか(スプレー、ムース又はジェル製品の場合)、又は皮膚に残すか(スキ ンケア製品の場合)に関係する。「有効量」とは、所望の利益を与えるのに十分 な量を意味する。ヘアリンス、ムース及びジェル製品は、毛髪の乾燥又はスタイ リング前の湿った又は湿気のある毛髪に塗布することが好ましい。このような組 成物を塗布した後、使用者の通常やり方で毛髪が乾燥又はスタイリングされる。 ヘアスプレーは典型的には、毛髪を乾燥又はスタイリングした後に塗布される。 化粧品及び医薬用局所皮膚組成物は皮膚に塗布され、そして皮膚に擦り込まれる 。 下記の実施例は、本発明の範囲内の好ましい態様をさらに説明するものである 。これらの実施例は単に説明の目的だけのものであり、本発明の限定と解すべき ではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、多くの改編が可能であ る。 実験 シリコーンマクロマーI及びII、および重合体I、II及びIIIは下記の方法に より合成することができる。これらの手法には、もっぱら合成化学者の裁量であ る種々の改編がある(例えば脱ガス法及びガスの選択、開始剤の種類の選択、転 化率の程度、反応添加量など)。種類の単量体は特定の開始剤に対して異なる溶 解度及び反応性を有するから、開始剤及び溶剤の選択はしばしば、使用される特 定の単量体により決定される。1−(ジメチルクロロシリル)−2−(p−スチリル)エタン−末端キャップの 合成 磁気撹拌機、温度計及び添加用管を備えた三つ口丸底フラスコ中で、乾燥テト ラヒドロフラン(THF)(200mL)中で、ジビニルベンゼン(50.0g,0.384 モル)及びクロロジメチルシラン(11.113g,0.128モル)の溶液を製造する。こ の溶液に、クロロ白金酸溶液(20mLTHF中0.150g)を滴下する。反応は非常 な発熱反応であるので、クロロ白金酸はゆっくり添加する必要がある。白金酸の 添加後、溶液をさらに1時間連続して撹拌する。この溶液(10.64M)を以下に記 載のスチレン末端キャップシリコーンマクロマーIの製造に使用する。 シリコーンマクロマーI及びII:磁気撹拌機を備えた丸底フラスコ中で、乾燥 シクロヘキサン(150g)中で、ヘキサメチルシクロトリシロキサン単量体(150g )を製造する。s−ブチルリチウム(0.0125g)開始剤を滴下する。反応混合物 を10分間撹拌する。この工程に続き、反応混合物にTHF(150g)を加える。 溶液を一昼夜撹拌し、ついで50℃で5時間加熱する。ついで末端キャップ(0. 025モル)をゆっくりと溶液に加える。シリコーンマクロマーIを、上記で製造 した、1−(ジメチルクロロシリル)−2−(p−スチリル)エタン−末端キャ ップを用いて製造する。上記の末端キャップ合成の末端キャップ溶液を滴下する 。シリコーンマクロマーIIはクロロジメチルスチリルシラン末端キャップを用い て製造するが、これはHolohan,George,Barrie,and Parcker,“Monofunctional P olydimethylsiloxane Oligomers For Graft Copolymerization”,Macromol.Chem .Phys.195,2965-2979(1994年)に記載され且つ示されているように製造する ことができる。この合成からの末端キャップを溶液に加える。代わりに、末端キ ャップはTHFに溶解し、ついで溶液に滴下することもできる。マクロマーはメ タノール中で最終溶液を沈殿することにより回収される。 重合体I:フラスコに、アクリル酸20部、t−ブチルアクリレート63部及 び、スチレン末端キャップポリジメチルシロキサンマクロマー(シリコーンマク ロマーI)17部を入れる。反応溶剤として、酢酸エチル又はアセトン(好まし くはアセトン)を十分加えて最終単量体濃度を25%にする。開始剤、アズビス ブチロジトリルを、単量体の量に対して0.5重量%加える。液体表面下にアル ゴンガスラインを挿入し、反応溶剤中で約15分間バブリングすることによりフ ラスコ中の酸素をパージする。60℃に加熱し、撹拌しながらこの温度を48時 間維持する。室温に冷却して反応を終了させ。反応混合物をテフロン被覆パンに 注ぐことにより乾燥し、真空オーブンに入れる。 重合体II:フラスコに、アクリル酸20部、t−ブチルアクリレート63部及 び、スチレン末端キャップポリジメチルシロキサンマクロマー(シリコーンマク ロマーII)17部を入れる。反応溶剤として、酢酸エチル又はアセトン(好まし くはアセトン)を十分加えて最終単量体含量を25%にする。開始剤、アズビス ブチロジトリルを、単量体の量に対して0.5重量%加える。液体表面下にアル ゴンガスラインを挿入し、反応溶剤中で約15分間バブリングすることによりフ ラスコ中の酸素をパージする。60℃に加熱し、撹拌しながらこの温度を48時 間維持する。室温に冷却して反応を終了させ。反応混合物をテフロン被覆パンに 注ぐことにより乾燥し、真空オーブンに入れる。 重合体III:フラスコに、アクリル酸20部、N−イソプロピルアクリルアミ ド30部、t−ブチルアクリレート35部及びスチレン末端キャップポリジメチ ルシロキサンマクロマー(シリコーンマクロマーI)15部を入れる。反応溶剤 として、て、酢酸エチル又はアセトン(好ましくはアセトン)を十分加えて最終 単量体含量を25%にする。開始剤、アズビスブチロジトリルを、単量体の量に 対して0.5重量%加える。液体表面下にアルゴンガスラインを挿入し、反応溶 剤中で約15分間バブリングすることによりフラスコ中の酸素をパージする。6 0℃に加熱し、撹拌しながらこの温度を48時間維持する。室温に冷却して反応 を終了させ。反応混合物をテフロン被覆パンに注ぐことにより乾燥し、真空オー ブンに入れる。 実施例 下記の重合体は本発明の範囲内の態様をさらに記載し且つ実証するものである 。これらの実施例は説明のためのみに与えられており、本発明を限定するものと 解すべきではないので、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多くの改変 が可能である。下記の配合におけるエタノールは、特記しないかぎり、無水物せ ある。 実施例 1〜4 本発明のムース組成物の例を以下に記載する。 組成物は、水中でシリコーングラフト共重合体をKOH溶液と混合し、ついで 香料を除く残りの成分を撹拌しながらを加え、撹拌しながら40〜60℃に加熱 し、組成物を室温に冷却しながら、さらに約8時間撹拌し、ついで香料を加えて 製造する。ついで生成物を慣用のエアゾール又は非エアゾールムーススプレー容 器でパケッジする。 実施例 5〜8 本発明のVOCを減らしたヘアスプレー組成物の例を以下に示す。 組成物は、まず混合容器にエタノールを加え、ついで上記に示した順序で非噴 射成分の残りを加え、ついで2〜3時間激しく撹拌することにより製造する。つ いで、実施例5及び6の組成物は慣用の方法で慣用のエアゾール缶に入れ、噴射 剤を供給する。これらの実施例の組成物は慣用の非エアゾールポンプスプレー容 器に入れる。 実施例9 以下は本発明のシャンプー組成物の代表例である。 成分 重量% アンモニウムラウレスサルフェート 5.00 コカミドプロピルベタイン 6.00 重合体III 4.00 NaOH溶液(活性分30%) 0.10 PEG150ジステアレート 2.00 Glydant1 0.38 アミノメチルプロパノール 0.40 香料 1.00 脱イオン水 q.s 注:1 Glyco,Inc.から商業的に入手可能な防腐剤 シャンプーはアンモニウムラウレスサルフェート及びシリコーングラフト共重 合体(重合体III)を組み合わせ、撹拌下に70℃に30分間加熱することによ り製造する。残り成分を加え、さらに30分間混合する。ついでバッチを室温に 冷却する。必要ならば、くえん酸又は水酸化ナトリウムを加えて、pH6.5に 調整する。 実施例10 以下は、本発明のスタイリング及びコンディショニングヘアリンス組成物の代表 例である。成分 重量% 重合体III 3.00 NaOH溶液(活性分30%) 0.90シリコーン予備混合物 シリコーンゴムGESE761 0.50 デカメチルシクロペエンタシロキサン 4.00主混合物 セチルヒドロキシエチルセルロース2 0.60 ローカストビーンガム 0.50 EDTA二ナトリウム塩 0.15 DTDMAC 0.65 Glydant3 0.40 脱イオン水 q.s 注:1 General Electricから商業的に入手可能 2 Aqualon Co.のPolysurf 3 Glyco,Inc.から商業的に入手可能な防腐剤 シリコーン予備混合物は慣用の方法により別々にブレンドする。主混合物は、 全ての成分を混合し、撹拌下に95℃に30分間加熱して製造する。バッチを約 60℃に冷却し、シリコーン予備混合物、シリコーングラフト共重合体(重合体 III)及びNaOH溶液を主混合物に撹拌下に加え、バッチを室温に冷却する。 実施例11 VOCを減らしたヘアスプレーを下記の成分から製造する。 これらの製品は、まず撹拌下に重合体をエタノールに溶解することにより製造 する。ついで、残りの成分を撹拌下に加える。ついで、得られたヘアスプレー組 成物は非エアゾールスプレーポンプにパケッジすることができる。代わりに、該 組成物は慣用の噴射剤と組み合わせ、エアゾールスプレー容器にパケッジするこ とができる。 実施例12 慣用の混合技術を利用して、下記の成分からムース組成物を製造する。 これらの製品は、まず撹拌下に重合体を水に溶解して製造する。ついで、噴射 剤を除き、残りの成分を撹拌下に加える。ついで、得られたムースを慣用の噴射 剤(Propellant A461)と組み合わせ、エアゾールスプレー中にパケッジする。 これらのムースはスタイリング及びホールディング利益を与えるための毛髪への 適用に有用である。 実施例13 ヘアトニック組成物を慣用の混合技術を利用して下記の成分から製造する。 これらの製品は、撹拌下に重合体をエタノールに溶解し、ついで香気剤及び着 色剤を加える。これらのヘアトニックはスタイリング及びホールディング利益を 与えるための適用に有用である。 実施例14 コンディショニング及びスタイリングシャンプー組成物を、慣用の混合技術を 利用して下記の成分から製造する。成分 重量% スタイリング剤 重合体III 3.00 NaOH溶液(活性分30%) 0.20予備混合物 シリコーンガム 0.50 ジメチコーン,350cs流体 0.50主混合物 水 QS100 ラウリル硫酸アンモニウム 11.00 コカミドMEA 2.00 エチレングリコールジステアレート 1.00 キサンタンガム 1.20 メチルクロロイソチアゾリノン 及びメチルイソチアゾリノン 0.04 必要ならば、くえん酸でpH4.5にする 主混合物は、まずキサンタンガムを慣用の混合法で水に溶解して製造する。得 られた主混合物成分を加え、主混合物を撹拌下に、30分間150°Fに加熱す る。ついで、スタイリング剤及び予備混合物を添加中約10分間撹拌して加え、 全混合物を撹拌しながらバッチを室温に冷却する。粒度を変えるために、高剪断 混合又は通常撹拌の一方又は両方を使用して、スタイリング剤及び予備混合物を 時間を変えて加える。 実施例15 慣用の混合技術を使用して、下記の成分を組み合わせて抗ニキビ組成物を製造 する。 成分 重量% 水 QS100 サリチル酸 2.00 重合体I II又はIII 2.00 エタノール(SDA40) 40.00 アミノメチルプリロパノール 0.40 実施例16 慣用の混合技術を利用して、下記の成分を組み合わせて局所用鎮痛組成物を製 造する。 成分 重量% 純水 QS100 イブプロフェン 2.00 重合体III 2.00 アミノメチルプロパノール 0.45 エタノール(SDA40) 20.00 実施例17 慣用の混合技術を利用して、下記の成分を組み合わせてサンレスタンニング用 組成物を製造する。 成分 重量% 相A 水 QS100 重合体III 2.00 NaOH溶液(活性分30%) 0.70 Carbomer 9431 0.20 Carbomer 9802 0.15 アクリル酸共重合体3 0.15相B PPG−20メチルグルコース エーテルジステアレート 2.00 酢酸トコフェリル 1.20 鉱油 2.00 ステアリルアルコール 1.00 シェアバター 1.00 セチルアルコール 1.00 Ceteareth-20 2.50 Ceeteth-2 1.00 Ceteth-10 1.00相C DEA−セチルホスフェート 0.75相D ジヒドロキシアセトン 3.00相E ブチレングリコール 2.00 DMDMヒダントイン及び ヨードプロピニルブチルカーバメート 0.25相F 香気剤 1.00 シクロメチコーン 2.00 註:1 Caropol 934(商品名),B.F.Goodrichから入手可能 2 Caropol 980(商品名),B.F.Goodrichから入手可能 3 Pemulen TR1,B.F.Goodrichから入手可能 適当な容器中で、相A成分を水に分散し、75〜85℃に加熱する。別の容器 で相B成分を組み合わせ、溶融するまで85〜90℃に加熱する。ついで、DE A−セチルホスフェートを液状の相Bに加え、溶解するまで撹拌する。ついでこ の混合物を相Aに加えてエマルジョンを造る。エマルジョンを連続撹拌して40 〜45℃に冷却する。ついで、別の容器でジヒドロキシアセトンを水に溶解し、 得られた溶液をエマルジョンへ混合する。もう一つの容器で、相E成分を撹拌し ながら、透明な溶液が形成されるまで、40〜45℃に加熱し、ついでこの溶液 をエマルジョンに加える。最後に、相F成分を混合しながらエマルジョンに加え 、ついで39〜35℃に冷却し、ついで室温に冷却する。このエマルジョンは入 口タンを与えるために、皮膚の局所適用に有用である。 実施例18 サンスクリーン組成物 慣用の混合技術を利用して、下記の成分を組み合わせて水中油型エマルジョン を製造する。 成分 重量% 相A 水 QS100 Carbomer 9541 0.24 Carbomer 13422 0.16 重合体III 1.75 NaOH溶液(30%) 0.70 EDTA二ナトリウム塩 0.05相B イソアラチジルネオペンタノエート3 2.00 PVPエイコセン共重合体4 2.00 オクチルメトキシシンナメート 7.50 オクトクリレン 4.00 オキシベンゾン 1.00 二酸化チタン 2.00 パルミチン酸セチル 0.75 ステアロキシトリメチルシラン及び ステアリルアルコール5 0.50 グリセリルトリベヘネート6 0.75 ジメチコーン 1.00 酢酸トコフェリル 0.10 DEA−セチルホスフェート 0.20相C 水 2.00 トリエタノールアミン99% 0.60相D 水 2.00 ブチレングリコール 2.00 DMDMヒダントイン及び ヨードプロピニルブチルカーバメート7 0.25 dLパンテノール 1.00相E シクロメチコーン 1.00 註:1 Caropol 954(商品名),B.F.Goodrichから入手可能 2 Caropol 1342(商品名),B.F.Goodrichから入手可能 3 Elefac 1-205,Bernel Chemicalから入手可能 4 Ganex V-220,GAF Corp.から入手可能 5 DC 580 Wax,Dow Corningから入手可能 6 Synchrowax HRC,Crodaから入手可能 7 Glydant Plus,Lonzaから入手可能 適当な容器中で、相A成分を水に分散し、75〜85℃に加熱する。別の容器 で相B成分(DEA−セチルホスフェートを除く)を組み合わせ、溶融するまで 85〜90℃に加熱する。ついで、DEA−セチルホスフェートを液状の相Bに 加え、溶解するまで撹拌する。ついでこの混合物を相Aに加えてエマルジョンを 造る。エマルジョンを連続撹拌して40〜45℃に冷却する。もう一つの容器で 、相D成分を混合しながら、透明な溶液が得られるまで、40〜45℃に加熱す る。最後に、エマルジョンを35℃にし、相Eを成分を加え、混合する。このエ マルジョンは、紫外線照射の有害な作用からの保護を皮膚に与えるために、局所 的適用に有用である。 実施例19 慣用の混合技術を利用して、下記の成分を組み合わせてエマルジョン組成物を 製造する。 成分 重量% 水 QS100 重合体III 1.00 NaOH溶液(活性分30%) 0.40 グリセリン 3.00 パルミチン酸セチル 3.00 セチルアルコール 1.26 Quaternium-22 1.00 グリセリルモノヒドロキシステアレート 0.74 ジメチコーン 0.60 ステアリン酸 0.55 ミリスチン酸オクチルドデシル 0.20 Carbomer 1342 0.125 EDTA四ナトリウム 0.10 DMDMヒダントイン及び ヨードプロピニルブチルカーバメート 0.10 Carbomer 951 0.075

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.加水分解に対して改良された抵抗性を有する、シリコーングラフト共重合 体を含有するトピカルパーソナルケア組成物であって、該組成物は皮膚又は毛髪 への局所塗布に適しており、そして該組成物は、 (a)組成物の0.1重量%〜50重量%の下記(i)、(ii)及び(iii)を 含有するシリコーングラフト共重合体重合体: (i)共重合体の1重量%〜99重量%の酸含有単量体; (ii)共重合体の1重量%〜50重量%の、それぞれ下記式を有するスチレン末 端キャップ又はアルケニル末端キャップシリコーンマクロマー及びそれらの混合 物: 又は X−CH2−(CH2s−Si(R13-m−Zm [上記式中、sは0から約6の整数であり;mは1から3の整数であり;R2は C1−C10のアルキル又はC7−C10のアルキルアリールであり;nは0〜4の整 数であり;Xは式: (式中、R3はH又はC1−C6のアルキルであり;R4はH又はC1−C6のアルキ ルであり;Zは式 (式中、R1の各々は独立して、1〜10の炭素原子を有するアルキル、アリー ル、又はアルキルアリールであり;rは約4〜約700の整数である)]; (iii)共重合体の0重量%〜98重量%の付加的単量体、及びそれらの混合物 ;および (b)組成物の1重量%〜99.9市量%の、毛髪又は皮膚への適用に適した前 記シリコーングラフト共重合体用の水性又はヒドロアルコール性溶剤; を含有し、その際該共重合体は該溶剤に可溶性又は分散性である組成物。 2.前記シリコーンマクロマーが、スチレン末端キャップシリコーンマクロマ ーであり、nが0であり、前記シリコーンマクロマーのー(CH2s−Si(R13-m−ZmがXに対してパラ位で置換されており、式中のsは0〜2であり、 mは1であり、nは0であり、R3はHであり、R4はH又はCH3であり、 R1はアルキルであり、好ましくはR1はメチルであり、rは50〜500である 、請求項1記載の組成物。 3.全記共重合体が、共重合体の1重量%〜50重量%の付加的単量体を含有 し、該付加的単量体はノニオン、カチオン、両性又はそれらの組み合わせであり 、好ましくはその際該付加的単量体は、C1〜C24アルコールのアクリル酸及び メタクリル酸エステル;スチレン;アルキルスチレン;クロロスチレン;ビニル エステル;塩化ビニル;ビニルトルエン;ビニルカブロラクタム;塩化ビニリデ ン;アクリロニトリル;アルファーアルキルスチレン;1.3−ジアルケン;エ チレン性モノ不飽和炭化水素;アルコキシアルキル(メタ)アクリレート;アル キルビニルエーデル;ジアクリレート及びジメタクリレート;アクリルアミド; メタクリルアミド;ジアセトンアクリルアミド;N,N−ジアルキル(メタ)ア クリルアミド;N−アルキル(メタ)アクリルアミド;アクリレート及びメタク リレートアルコール;ビニルピロリドン;アリルアリル;ビニルアルコール;及 びそれらの組み合わせからなる群から選ばれるノニオン単量体である、請求項1 または2記載の組成物。 4.前記酸含有単量体がカルボン酸及びスルホン酸からなる群から選ばれる請 求項1〜3のいずれか一項記載の組成物。 5.前記酸含有単量体がカルボン酸である請求項1〜4のいずれか一項記載の 組成物。 6.前記カルボン酸単量体が下記式に相当するもの、およびそれらの混合物か ら群から選ばれる請求項1〜5のいずれか一項記載の組成物。 (式中、R5及びR6は独立して、H又はC1〜C6のアルキル;R7はH、C1〜C6 のアルキル又は約12までの炭素原子を有するカルボン酸部分;R8は12まで の炭素原子を有するカルボン酸部分である)。 7.前記共重合体が (i)該共重合体の5重量%〜90重量%の酸含有単量体; (ii)該共重合体の2重量%〜40重量%のシリコーンマクロマー; (iii)該共重合体の0重量%〜70重量%の付加的単量体 を含有する請求項1〜6のいずれか一項記載の組成物。 8.前記共重合体が (i)該共重合体の10重量%〜75重量%の酸含有単量体; (ii)該共重合体の5重量%〜40重量%のシリコーンマクロマー; (iii)該共重合体の5重量%〜70重量%の付加的単量体 を含有する請求項1〜7のいずれか一項記載の組成物。 9.前記共重合体が (i)該共重合体の15重量%〜50重量%の酸含有単量体; (ii)該共重合体の5重量%〜25重量%のシリコーンマクロマー; (iii)該共重合体の40重量%〜70重量%の付加的単量体 を含有する請求項1〜8のいずれか一項記載の組成物。 10 エアゾール又は非エアゾールスプレー容器に入れられた前記請求項1〜 9記載の組成物を含有するヘアスプレー製品。
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