JPH11503475A - シンジオタクティック形臭化スチレン重合体並びにその製造及び使用方法 - Google Patents

シンジオタクティック形臭化スチレン重合体並びにその製造及び使用方法

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JPH11503475A JP8530331A JP53033196A JPH11503475A JP H11503475 A JPH11503475 A JP H11503475A JP 8530331 A JP8530331 A JP 8530331A JP 53033196 A JP53033196 A JP 53033196A JP H11503475 A JPH11503475 A JP H11503475A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規且つ改良されたシンジオタクティック形臭化スチレン重合体からなる難燃添加剤並びに該添加剤の新規な製造及び使用方法を提供する。この添加剤は、325℃を超える溶融点を有し、ノンクリスタルオーダーを示す。添加剤の製造方法は、シンジオタクティック形スチレン重合体のソースを得る工程と、大気温度及び大気圧力でシンジオタクティック形スチレン重合体をほとんど分解させない不活性反応媒質のソースを得る工程と、臭素化剤のソースを得る工程と、ルイス酸触媒を得る工程と、シンジオタクティック形スチレン重合体を不活性反応媒質及びルイス酸触媒と混合する工程と、シンジオタクティック形スチレン重合体を臭素化剤と反応させてシンジオタクティック形臭化スチレン重合体を作る工程とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の名称) シンジオタクティック形臭化スチレン重合体並びにその製造及び使用方法 (発明の分野) 本発明は、難燃剤(flame retardant)として用いる新材料または添加剤に関す るものである。特に本発明は、シンジオタクティック形臭化スチレン重合体(bro minated syndiotactic styrenic polymer)からなる新規且つ改良された難燃添加 剤(flame-retardant additive)並びにその製造方法及び使用方法に関するもので ある。 (発明の背景) 難燃添加剤並びにその製造方法及び使用方法は、従来より知られている。難燃 添加剤は、重合体によって作られる最終製品に耐火性(resistant to ignition) を付与するように多くの重合体に添加されている。 産業上広く用いられているある種の難燃剤は、スチレン単量体(styrenic mono mers)からなるハロゲン化重合体(halogenated polymers)により構成されている 。この種の材料は、例えば、ポリアミド,PET及びPBTのようなポリエステ ル,ポリオレフィン並びにHIPS,ABS,SAN等のようなスチレン重合体 のように広い範囲に亘る重合体樹脂(polymeric resins)に難燃の特性を与えるた めに用いられている。この種の材料において、商業的に成功した製品の例として は、パイロ−チェック68PB(PYRO-chek 68PB)の商品名で、オハイオ州クレバ イトのフェローコーポレイション(Ferro Corporation)から販売されている臭化 ポリスチレン難燃添加剤(brominated polystyrene flame-retardent additive) がある。 フェローコーポレイションが所有する米国特許第4,352,909号には、 パイロ−チェック68PBのような臭化ポリスチレン難燃添加剤の製造方法が示 されている。臭化スチレン重合体の製造方法を開示する他の文献としては、ナー マン(Naarmann)等の米国特許第4,143,221号、ディーベル(Diebel)等の 米国特許第4,200,703号、リンデンシュミット(Lindenschmidt)等の米 国特許第4,360,455号がある。上記に述べた各特許において教示されて いるスチレン重合体を有用な程度に臭素化する従来の方法では、全て、臭素化工 程(bromination step)中に溶媒を用いて溶液中にスチレン重合体を入れる工程を 教示している。 商業的利益を得るに至り始めたある種のスチレン重合体は、シンジオタクティ ック形スチレン重合体である。ナカノ(Nakano)の米国特許第5,200,454 号は、ホスト(host)またはベース(base)となる重合体樹脂がシンジオタクティッ ク形スチレン重合体からなる難燃樹脂組成物(flame-retardant resin compositi on)に関するものである。ナカノの米国特許第5,200,454号は、シンジ オタクティック形のハロゲン化ポリスチレンをシンジオタクティック形のポリス チレン重合樹脂に添加することを簡潔に述べている。しかしながら、ナカノの米 国特許第5,200,454号は、シンジオタクティック形のハロゲン化ポリス チレンをどのようにしての製造するかについていかなる洞察も提供していない。 この10年間における商業的な傾向は、より高温の使用温度を示すホスト重合樹 脂(host polymeric resins)を用いることである。本発明は、今日の高温重合樹 脂(high temperature polymeric resins)の使用に好適な難燃添加剤を提供する ことにより、このような傾向によって生み出された試みに合致している。更に言 えば、本発明は、従来の方法を用いて製造した添加剤に比べて独創的で改良され た特性を示すシンジオタクティック形の臭化スチレン重合体添加剤の新規な製造 方法を提供することにある。 (発明の概要) 本発明は、新規且つ改良されたシンジオタクティック形臭化スチレン重合体か らなる難燃添加剤並びに該添加剤の新規な使用方法を提供するものである。本発 明の難燃添加剤は、従来のホスト重合体樹脂の臭化ポリスチレンの使用に比べて より良いカラーと改良された熱安定性とを供給している。 本発明のシンジオタクティック形の臭化ポリスチレンからなる難燃添加剤は、 325℃を超える融点(melting temperature)と325℃を超える減成温度(degr adation temperature)とを有している。この添加剤は、好ましくは、大気温度 及び大気圧力において、シンジオタクティック形ポリスチレンを全くと言ってい いほどほとんど分解しない(incapable of dissolving to any appreciable degr ee)不活性反応媒質を用いて製造される。 更に、発明は、本発明のシンジオタクティック形臭化ポリスチレンを利用する 難燃性ホスト重合樹脂の製造方法、及び本発明のシンジオタクティック形臭化ポ リスチレンの製造方法を提供することにある。 全く予期しなかったことであるが、本発明の方法は、シンジオタクティック形 スチレン重合体を分解する工程を含んでいない。有用な程度(例えば、臭素含有 量が15重量%を上回る)までポリスチレンのようなスチレン重合体を臭素化す る従来の方法は、臭素化工程を始める前に溶媒を用いて溶液中にポリスチレンの ようなスチレン重合体を入れる工程を教示している。この従来技術の示唆に対し て、シンジオタクティック形スチレン重合体を臭素化する際に、臭素化前に溶媒 を用いて溶液を作ることは好ましくないことを出願人は発見した。 通常、シンジオタクティック形臭化ポリスチレンの製造方法は、シンジオタク ティック形スチレン重合体のソース(source)を得る工程と、大気温度及び大気圧 力において、シンジオタクティック形スチレン重合体をほとんど分解しない反応 媒質のソースを得る工程と、臭素化剤のソースを得る工程と、ルイス酸触媒を得 る工程と、シンジオタクティック形スチレン重合体を反応媒質及びルイス酸触媒 と混合する工程と、シンジオタクティック形スチレン重合体を臭素化剤と反応さ せてシンジオタクティック形臭化スチレン重合体からなる難燃剤を作る工程とを 具備している。 本発明の前述した特徴及び他の特徴は、以下により詳しく説明されており、特 に請求の範囲において更に記載されている。本発明が詳細且つ正確に示された実 施例を説明しているが、本発明の原理は他の方法にも採用し得ることは明らかで ある。 (詳細な説明) 本発明によるシンジオタクティック形臭化スチレン重合体の好ましい製造方法 では、シンジオタクティック形スチレン重合体を不活性反応媒質中で懸濁(suspe nd)し、ルイス酸触媒の存在下で臭素化剤と反応させて、通常の構造を有するシ ンジオタクティック形臭化スチレン重合体を作る。 以下に述べるように、反応媒質の選択は重要である。従来技術では、スチレン 重合体を有用な臭素化程度(即ち、臭素含有量が15重量%を上回る)まで行う 臭素化は、常に溶媒を利用して溶液中で行われていた。しかしながら、全く予期 しないことに、臭素化中にシンジオタクティック形スチレン重合体を分解しない 不活性反応媒質を用いる本発明においては、従来の溶液中での方法を用いて得た シンジオタクティック形臭化ポリスチレンを含有する臭化スチレン重合体よりも 優れた特性を有するシンジオタクティック形臭化ポリスチレンのようなシンジオ タクティック形スチレン重合体を得ることができることを出願人は見出した。 本発明の方法で用いるシンジオタクティック形スチレン重合体は、主にシンジ オタクティック形の配列を有するスチレン重合体である。主にシンジオタクティ ック形の配列を有するスチレン重合体とは、炭素と炭素との結合からなりフェニ ル基または置換されたフェニル基を有する主鎖(main polymer chain)に対して該 主鎖の平面の両側に交互に位置する複数の置換基を有する配列を持つスチレン重 合体を意味している。 本発明で用いる主にシンジオタクティック形の配列を有するスチレン重合体と しては、ポリスチレン(polystylene),芳香環に置換基を有するポリ(アルキル スチレン)[poly(alkylstyrene)],ポリ(ハロゲン化スチレン)[poly(halog enated stlyrene)]及びポリ(アルコキシスチレン)[poly(alkoxystyrene)] がある。好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも75重量 %のシンジオタクティック形の配列を持つスチレン重合樹脂を用いる。 ポリ(アルキルスチレン)の典型的な例としては、ポリ(メチルスチレン)[ poly(methylstyrene)]及びポリ(エチルスチレン)[poly(ethylstyrene)]が ある。ポリ(ハロゲン化スチレン)の典型的な例としては、ポリ(クロロスチレ ン)[poly(chlorostyrene)],ポリ(ブロモスチレン)[poly(bromostyrene) ],ポリ(フロロスチレン)[poly(fluorostyrene)]等がある。ポリ(アルコ キシスチレン)の典型的な例としては、ポリ(メソキシスチレン)[poly(metho xystyrene)],ポリ(エソキシスチレン)[poly(ethoxystyrene)]等がある。 シンジオタクティック形スチレン重合体の特に好ましい例としては、ポリスチレ ン,ポリ−p−メチルスチレン(poly-p-methylstyrene),ポリ−オルト−メチル スチレン(poly-ortho-methylstyrene),ポリ−p−テルト−ブチルスチレン(pol y-p-tert-butylstyrene),ポリ−p−クロロスチレン(poly-p-chlorostyrene), ポリ−オルト−クロロスチレン(poly-ortho-chlorostyrene)及びポリ−p−フロ ロスチレン(poly-p-florostyrene)がある。 本発明で用いられるスチレン重合体は分子量が異なっている。本発明で用いら れるスチレン重合体の分子量の配分は重要ではない。そして、様々な分子量配分 を有するスチレン重合体を用いることができる。シンジオタクティック形スチレ ン重合体の平均分子量は、通常、約200,000から約550,000である 。しかしながら、これに限定されるものではない。 例えば、チタン化合物及びアルミニウム有機化合物からなる触媒のような触媒 の存在下でスチレン単量体(上記スチレン重合体に対応するもの)を重合するこ とにより、主にシンジオタクティック形の配列を有するスチレン重合体を作るこ とができる。キャンベル・ジュニア(Cambell,Jr)等の米国特許第4,774,3 01号、シュミット(Schmidt)等の米国特許第4,808,680号及びサイツ( Seitz)等の米国特許第4824629号には、シンジオタクティック形スチレン 重合体の製造方法を教示する内容が示されている。 本発明は、従来のペレット形状に比べて粉体を用いる方が最も実用的であると 出願人は信じている。特に、シンジオタクティック形スチレン重合体は、約0. 1ミクロンから10ミクロンの平均粒子寸法を有するものを用いるのが好ましい 。 本発明の方法に好適なルイス酸触媒は、例えば、三塩化鉄(FeCl3),S bCl3,SbCl5,三臭化鉄(FeBr3),三塩化アルミニウム(AlCl3 ),三臭化アルミニウム(AlBr3),三臭化ボロン(BBr3),三塩化ボロ ン(BCl3),二臭化銅(CuBr2),SbBr3,TiCl4,TiBr4, SnCl2,SnCl4,AlBr3,BeCl2,CdCl2,ZnCl2,BF3 ,BiCl3,ZrCl4及びこれらの混合物があり、これらを用いるまたはチャ ージ(charge)されるスチレン重合体の重量に対して約0.10重量%から40重 量%の量、好ましくは約0.20重量%から20重量%の量を用いる。反応媒質 を含むハロゲンを用いる場合には、ハロゲン化プロセス中にシンジオタクティッ ク形スチレン重合体を架橋するルイス酸触媒を用いないように注意する必要があ る。参考資料として添付されたディーベル(Diebel)等の米国特許第4,200, 703号には、臭素化中の架橋を防ぐためのルイス塩基(base)の使用に関する教 示がある。 ルイス酸触媒は、複数の異なる活性のレベルを示す。この触媒と錯体を生成す る水分,メタノール及びその他の材料は、添加された触媒の活性のレベルに影響 を与える。例えば、SbCl3に関して言えば、反応系(system)が本質的に乾燥( essentially dry)している場合に、5%未満の触媒SbCl3が三臭素化(tribro mination)の達成のために用いることができる。“本質的に乾燥(essentially dr y)”即ち“実質的に無水(substantially anhydrous)”の反応系(system)または 反応混合物は、用いられる全ての反応媒質が水を取り除くために共沸蒸留された ものである。典型的には、これはエチレンジクロライド(ethylene dichloride) 反応媒質の使用に対して0.002%またはそれ未満の分水量を作ることになる 。SbCl3のような触媒を用いる場合には、他の成分は、できるだけ乾燥した 状態のものを作るまたは購入する。もし高いレベルの水分が存在していると、比 較可能な臭素化結果を得ることはできない。 臭素または塩化臭素は、臭素化剤として用いることができる。SbCl3また は同様の活性を有する触媒を用いる場合には、塩化臭素は、本発明の好ましい態 様を実施するにあたって好適に用いられる臭素化剤である。臭素それ自体(bromi ne per se)の使用に比べると塩化臭素の方が一般的に好ましい。 このプロセスにおいて用いられる反応媒質は重要(critical)である。標準的な 臭素化温度及び大気圧力(即ち70度F[21℃]及び1気圧)において、この 反応媒質はシンジオタクティック形スチレン重合体をほとんど分解するものであ ってなならない。臭素化工程における適当な反応媒質は、シンジオタクティック 形スチレン重合体のオーダーが標準的な臭素化条件で実質的に変わらないもので ある。 シンジオタクティック形ポリスチレンを用いる場合に、本発明で用いるのに好 適な反応媒質の例としては、例えば、1,2−ジクロロエタン(1,2-dichloroeth an)、クロロフォルム(chloroform)、カーボンテトラクロライド(carbon tetrach loride)、臭化メチレン(methylene bromide)、1,2−ジブロモエタン(1,2-dib romoethan)、1,1,2−トリクロロエタン(1,1,2-trichloroethan)及びエチレ ンジクロライド(elhylene dichloride)(EDC)及びこのような媒質の混合物がある 。 シンジオタクティック形ポリスチレンを用いる場合に、本発明で用いるのに好 適でない材料(materials)の例としては、例えば、シンジオタクティック形ポリ スチレンを分解して溶液を作る1,1,2,2−テトラクロロエタン(1,1,2,2-t etrachloroethan)がある。 本発明によるプロセスを実施するには、まず、シンジオタクティック形スチレ ン重合体及び好適な反応媒質を、例えば、混ぜ合わせ容器もしくは他の機械式の 撹拌容器またはコンテナ(container)からなる反応容器器具に入れる。そして、 公知の臭素化触媒の一つを添加する。その後、これらの混合物を攪拌または混ぜ 合わせ、約−30℃から約50℃、より好ましくは約−20℃から約45℃中で 適宜な量の臭素化剤を入れる。反応が完了した後に、ソディウムビサルファイト (sodium bisulfite)のような還元剤により余分な臭素化剤を中和する。生成品は 、例えば、反応混合物を熱水に入れて反応媒質をフラッシュ(flash)させるよう な従来の分離技術の一つを利用して分離する。その後、生成品を従来の濾過装置 により水から分離してから乾燥する。 上記の方法で得た生成品は、難燃性熱可塑性樹脂に用いることができる。上記 の方法で得た添加剤の高温安定性及び合成カラー(good resultant color)は特に 言及に値する。このような難燃剤を含有させるのに好適な熱可塑性樹脂としては 、 例えば、ポリフタルアミド,ナイロン6,ナイロン6,6,ナイロン4,6及び ナイロン6,12のようなポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET) ,ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレート(PCT)及びポリブチレンテ レフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリエチレン,ポリプロピレン ,ポリブテン,ポリ−4−メチルペンテン−1,プロピレン/エチレン共重合体 ,4から18の炭素原子を含むα−オレフィンに繋がる4−メチルペンテン−1 (4-methyl penten-1 with linear α-olefins containing 4 to 18 carbon ato ms)の共重合体及びエチレン/ビニルアセテートの共重合体のような重合体及び α−オレフィンの共重合体、ポリスチレン(アタクティック形及びシンジオタク ティック形の両方),高衝撃ポリスチレン(HIPS),スチレン/アクリロニ トリル共重合体(SAN),アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンの共重合 体(ABS)ようなスチレン重合体、塩化ビニル,ビニルアセテート,ビニルブ チルの重合体及び共重合体、並びにα−メチルスチレン,メチルメタクリレート 及び塩化ビニリデン,ポリサルフォン及びコポリサルフォン,ポリフェニレンオ キサイド,ポリカーボネート,アセタールの重合体及び共重合体及び熱可塑性ポ リウレタンのようなスチレンに代る樹脂がある。また、上記に述べた熱可塑性樹 脂をブレンドしたものにも用いることができる。 シンジオタクティック形臭化スチレン重合体添加剤及び相乗添加剤(synergist ic agent)(使用する場合としない場合があり)の熱可塑性樹脂への混合は、更 に添加される他の添加剤と同様に、例えば、押出機(extruders),バンバリーミ キサー(Banbury mixers),トゥーロールミル(two roll mills)または他のプラス チック処理装置(plastic processing equipment)を用いる従来の好適な混合工程 で実施することができる。自己消炎性モールド及び形状(self-extingjishing mo ldings and profiles)は、本発明による方法で得た添加剤生成物または混合生成 物を用いて準備された熱可塑性樹脂の混合物から、射出成形(injection-molding )または押出成形(extrusion)により作り出される。 本発明のシンジオタクティック形臭化ポリスチレンの効果的な量は、通常では 、最終化合物[即ちホストまたはベースの重合樹脂及びシンジオタクティック形 臭化ポリスチレン、増量剤(filler)、他の添加物等]に対して約2重量%から約 4 0重量%であり、好ましくは、約5重量%から約35重量%である。 本発明の配合品は、公知の技術で知られているような従来の量の従来の種々の 添加物を含むことができる。例えば、紫外線防止剤または安定剤のような添加剤 、ステアリン酸カルシウムのような潤滑剤、アンチモンベースの相乗添加剤(ant imony base synergists)、熱安定剤、及び他の添加剤である。 本発明により作られたシンジオタクティック形臭化ポリスチレンは、325℃ を超える溶融点(即ち、材料の少なくとも一部が溶ける温度)を示し、臭化水素 等価(HBr equivalents)で測定したポリスチレンの主鎖(backbone)上のハロゲン 元素の量は1500ppm未満である。これに対して、溶液内で作られるシンジ オタクティック形臭化ポリスチレンは、300℃を優に下回る軟化点を有し、臭 化水素等価で測定したポリスチレンの主鎖上のハロゲン元素の量は3500pp m(典型的には6000ppmを上回る)を優に上回る。ポリスチレンの主鎖上 のハロゲン元素は、好ましいものではない。ハロゲン元素は、ポリスチレンの環 上に存在しているのが好ましい。主鎖上のハロゲン元素は、エンドユーザーにと っては、熱安定性を低下させるような数多くの問題につながる。 また、溶液を用いて作るシンジオタクティック形臭化ポリスチレンでは、GE 熱安定性試験で約6000ppm HBr を上回る熱安定性を示すのに対して、本発明 により作られたシンジオタクティック形臭化ポリスチレンは、GE熱安定性試験 で約1500ppm HBr を下回る熱安定性を示す。更に、本発明により作られたシ ンジオタクティック形臭化ポリスチレンは、溶融点を示し、ノンアモルファス(n on-amorphous)であり、大気条件では、によりノンクリスタルオーダー(noncryst alline order)を示す。これに対して、溶液内で作られるシンジオタクティック 形臭化ポリスチレンは、通常、アモルファスであり、溶融点を示さない。ノンク リスタルオーダーは、よく論文化されており、1966年版エンサイクロペディ ア・オブ・ポリマーサイエンスアンドテクノロジー(Encyclpedia of Polymer Sc ience and Technology)の第4巻449頁以降に論じられている。様々な有効な 特性を示すノンクリスタルオーダーを有する添加剤は、本発明の方法を用いての み得ることができる。 本発明をより詳しく説明するために、以下の実例を示す。明細書全文及び添付 された請求の範囲と同様に以下の実例において、特に指示がなければ、成分及び パーセンテージは全て重量によるものであり、温度は全て摂氏(Centigrade)によ るものである。 (実例1) 機械式撹拌装置,温度計,蛇管冷却器(spiral condenser)及び500mlジャ ケット付圧力釣り合い付加漏斗(jacketed pressure equalized addition funnel )を備えた5Lレジンフラスコ(resin flask)中に、450,000の平均分子量 を有するシンジオタクティック形ポリスチレンの粉末300.6g(スチレンの 反復単位(repeating unit)の分子量に対して2.886モル)と1,2ジクロロ エタン(1,2 dichloroethan)(EDC)2100mLとを配置した。このかき混ぜられ た混合物にアンチモントリクロライド(antimony trichloride)(EDC中に溶液 として0.4g/ml添加されたもの)15g(0.06576モル)を加え、 この混合物を15℃まで冷却した。そして、臭素化温度をおよそ20℃±2℃に 維持しながら、塩化臭素(BrCl)1125.0g(9.75モル)(EDC中に溶 液として50重量%添加されたもの)をフラスコ内に3.25モル/hrの割合 で加えた。塩化臭素の添加が完了した後、更に反応マスを3時間かけて20〜2 5℃の温度に保持する(全接触時間は6時間)。亜硫酸水素ナトリウム水溶液(a queous sodium bilsulfite)(20%NaHSO4が620g)を35℃を超えな いような速度で添加した。ここで用いた亜硫酸水素ナトリウム水溶液と同じ重量 の脱イオン水を混合物に加えた。全てのマスを更に10分間撹拌する。そして、 これを濾過して白色の固形物を得た。 2500mLの新鮮な脱イオン水を用いて2時間かけて毎回スラリング(slurr ing)し且つ濾過することにより白色の固形物を3回洗浄した。2回目と3回目の 洗浄中には、生成品はクリーミー/シェービンクリームのような手触りを示した 。3回目の洗浄の後に、機械式撹拌装置,蒸留器ヘッド(distillation head), 凝縮器(condenser),受け器(receiver)及び加熱マントル(heating mantle)を備 えた適宜な大きさのレジンフラスコ(resin flask)中に6リットルの脱イオン水 と共にこの固形物を入れた。生成されたスラリーを徐々に加熱して、その後ED C/水の共沸物(azeotrope)をこの反応系(system)からとり除いた。最終的にス ラ リーを100℃まで加熱して、更にその温度で2時間維持した。この間に、Na OHの10%水溶液を増加させながら加えることによりスラリーのpHを4から 8に調整した。湿潤補助(wetting aid)として働くためにスラリーにプロパノー ル(propanol)を加え、そして80℃で4時間スラリーを撹拌する。 4Lの熱湯の脱イオン水を用いてフィルタを洗浄してから2Lの冷却した脱イ オン水を用いてフィルター上で洗浄して行う濾過により生成品を収集した。生成 品を100℃、5〜10Torrで48時間真空乾燥した。シンジオタクティッ ク形臭化ポリスチレン生成品の総生成量は、およそ930gであった。 (実例2) シンジオタクティック形ポリスチレン86gを実例1のシンジオタクティック 形臭化ポリスチレン10gとSb234gと共に押出機で混ぜ合わせた。難燃性 化合物は、1/8インチUL94でV−Oの難燃性を示した。 (実例3) 実例1のシンジオタクティック形臭化ポリスチレン(BrSPS)を用い、ツ インスクリュー押出機(twin screw extruder)を使用して、以下に示すような難 燃性配合品を作った。 (実例4) 3羽根付き後退式羽根撹拌装置(three-bladed retreating blade agitator), ディップチューブ(dip tube),温度計保護管付きH形フィンガーバッフル(H-sty le finger baffle with thermowell),凝縮器(condenser),受け器(receiver) 及びスクルーバー(scrubbber)を備えた100ガロン[378.5リットル]の ガラスライニング反応器(glass-lined reactor)中に、ドライ1,2ジクロロエ タン(dry 1,2 dichloroethan)(EDC)421.0ポンド[191.0kg]と、シ ンジオタクティック形ポリスチレンの粉末47.5ポンド(スチレンの反復単位 (repeating unit)の分子量に対して0.4561ポンド−モル)[21.5kg ]と、ドライジクロロエタン0.75ガロン[2.84リットル]中に溶解した アンチモントリクロライド(antimony trichloride)2.399ポンド(0.01 052ポンド−モル)[1.09kg]とを配置した。この混合物を撹拌して1 6℃まで冷却した。そして、反応温度を20〜25℃の間に維持しながら、塩化 臭素180.0ポンド(1.560ポンド−モル)[81.6kg]を1lb/ min[0.45kg/min]の割合で混合物に加えた。塩化臭素を加えて約 2.75時間すると混合物はペースト状になるが、撹拌可能なマスになった。塩 化臭素を加えてから3時間後、更に温度を20〜25℃に維持しながら、別に9 時間撹拌する。10重量%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液(aqueous sodium bisu lfite)400ポンド[181.4kg]を未反応の塩化臭素を中和させるために 入れ、その後10重量%水酸化ナトリウム水溶液310ポンド[140.6kg ]を用いて反応混合物をpH7にまでpH調整した。そして粗原料(crude produ ct)を遠心機により収集した。 反応器内で500lb[226.8kg]の新鮮な水を用いて毎回行うスラー リング(slurrying)と遠心処理とにより固形物を3回洗浄した。3回目の洗浄を した後、固形物を反応器内に戻し、500ポンド[226.8kg]の新鮮な水 を加えてから混合物を撹拌しながら約77℃まで加熱した。これにより、EDC /水の共沸物(azeotrope)をこの反応系(system)からとり除いた。その後、生成 したスラリーを徐々に100℃まで加熱し、そのまま2時間保持した。そして、 スラリーを冷却してから、湿ったケーク(wet cake)となった固形生成品を集める ために遠心処理をおこなった。 この湿ったケークをロータリー真空乾燥機(rotary vacuumdrier)を用いて11 0℃/25−26′′Hg真空で48時間乾燥した。この工程により約141ポ ンド[63.9kg]の材料を得た。 ここで、本発明を好ましい実施例に関連して説明してきた。本明細書を読んだ 当業者にとって、様々な修正が行えることは明らかである。そのため、ここで開 示した本発明が添付した請求の範囲の範囲内においてそのような修正をカバー(c over)することを意図していることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,CN,J P,KR,MX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.シンジオタクティック形臭化スチレンポリマーからなり、 前記シンジオタクティック形臭化スチレンポリマーが約325℃を超える溶融 点を有していることを特徴とする難燃添加剤。 2.a.シンジオタクティック形スチレン重合体のソースを得る工程と、 b.大気温度及び大気圧力でシンジオタクティック形スチレン重合体をほとん ど分解させない不活性反応媒質のソースを得る工程と、 c.臭素化剤のソースを得る工程と、 d.ルイス酸触媒のソースを得る工程と、 e.前記シンジオタクティック形スチレン重合体を前記不活性反応媒質及び前 記ルイス酸触媒と混合する工程と、 f.前記シンジオタクティック形スチレン重合体を前記臭素化剤と反応させて シンジオタクティック形臭化スチレン重合体を作る工程とからなる請求項1で特 定されたシンジオタクティック形臭化スチレン重合体の製造方法。 3.前記不活性反応媒質は、エチレンジクロライド、1,2−ジブロモエタン 、1,1,2−トリクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、クロロフォルム、 カーボンテトラクロライド、臭化メチレン及びこれらの混合物の中から選択した 材料からなることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記臭素化剤のソースは、塩化臭素からなることを特徴とする請求項2に 記載の方法。 5.前記ルイス酸触媒は、SbCl3、SbBr3、SbCl5、FeCl3、F eBr3、CuBr2、AlCl3、TiCl4、TiBr4、SnCl2、SnCl4 、AlBr3、BeCl2、CdCl2、ZnCl2、BF3、BCl3、BBr3、 BiCl3、ZrCl4及びこれらの混合物の中から選択した触媒からなることを 特徴とする請求項2に記載の方法。 6.前記シンジオタクティック形スチレン重合体は、ポリスチレン、ポリ(ア ルキルスチレン)、ポリ(ハロゲン化スチレン)およびポリ(アルコキシスチレ ン)中から選択した重合体からなることを特徴とする請求項2に記載の方法。 7.前記シンジオタクティック形臭化スチレン重合体を前記反応媒体から抽出 する工程gは、熱湯を用いることを特徴とする請求項2に記載の方法。 8.前記反応媒質は、エチレンジクロライドからなり、前記シンジオタクティ ック形スチレン重合体は、ポリスチレンからなることを特徴とする請求項2に記 載の方法。 9.a.1以上の重合体ベース樹脂(polymeric base resins)を得る工程と、 b.325℃を超える溶融点を有するシンジオタクティック形臭化ポリスチレ ン重合体のソースを得る工程と、 c.前記シンジオタクティック形臭化ポリスチレン重合体を前記1以上の重合 体ベース樹脂と混合する工程とからなる難燃重合体の製造方法。 10.1以上の前記重合体ベース樹脂は、スチレン重合体、ポリアミド、ポリ エステル、α−オレフィンの重合体及び共重合体並びにこれらの混合物からなる グループから選択した1以上の樹脂からなることを特徴とする請求項9に記載の 方法。
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