JPH11502908A - 削岩機の送りビームにおける装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装置において、アルミニウム製輪郭体から作られる送りビーム（１）が摺動ガイドフレーム（１ａ）からなり、それにより摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）の外面および摺動ガイド（６ａ，６ｂ）の内面は、摺動ガイド（６ａ，６ｂ）が摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）上にあるとき、それらが互いに緊密であるような方法において形作られかつ寸法付けられる。摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）の他の縁部および摺動ガイド（６ａ，６ｂ）の対応する縁部は、摺動ガイド（６ａ，６ｂ）が所定位置に取り付けられるとき、その前記縁部が摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）に対して形状錠止されるような方法において形作られる。摺動ガイド（６ａ，６ｂ）はまた送りビーム（１）に対して交差または長手方向に動くことができないような方法において別個の固定手段によつて送りビーム（１）に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 削岩機の送りビームにおける装置 発明の技術分野 本発明は削岩機の送りビームにおける装置に関し、該装置は送りビームの両側 に少なくとも１つの摺動ガイドフレームおよび各摺動ガイドフレームに配置され た摺動ガイド輪郭体を備える送りビームからなり、それにより摺動ガイド輪郭体 の内面および送りビームの摺動ガイドフレームの外面が実質上互いに接触してい る。 従来の技術 削岩機の送りビームが削岩機のキヤリツジが、送りビームに沿って前後に動く とき摺動するスライド案内からなることは良く知られている。同様に、伸縮自在 な送りビームにおいて該送りビームの部品が対応する摺動ガイドに沿って相対的 に動きかつ送りビームがまた対応する摺動ガイドに沿ってブームの端部で受け台 に対して動き得る。ブームの端部での重量が減少されるとき、軽金属混合物から 作られる送りビームがそれらの重量を減少するために使用された。この結果とし て、別個の鋼製摺動ガイドまたは摺動ガイドの表面を備える輪郭体は軽金属の磨 耗抵抗が穿孔条件において明らかに十分でないため送りビームに固定されること が必須である。この種の装置は、例えば、スエーデン公告明細書第４４４３４６ 号により知られている。 前記スエーデン公告明細書はアルミニウム製送りビームの輪郭体が、相対的な 角度において摺動ガイドの表面に加えて、摺動ガイドから離れて狭くなる表面か らなるように摺動ガイドにおいて形作られる解決を開示している。摺動ガイドは 送りビームの交差方向にその位置に対して押され得る柔軟な鋼製輪郭体から作ら れる。この場合に、送りビームは撓みかつその位置へ摺動することができそして その位置に設定するとき、送りビームの表面に対して押圧しかつそのスプリング バツク係数により所定位置に留まる。この解決の問題は交差方向取り付けを実行 するために、使用されるべき鋼製輪郭体が非常に薄い材料から作られねばならな いということである。この結果として、輪郭体は損傷のためかつ他の理由のため 使用中浮き易く、それにより輪郭体はそのスプリングバツク係数が弱まりかつ抜 けるように屈曲しかつ真っ直ぐになろうとする。さらに、スプリングバツク係数 により固定するため、摺動輪郭体はビームに対して僅かに動くことができかつ結 果として、輪郭体と送りビームとの間の塵埃が送りビームを早く磨耗させ同時に 輪郭体の形状の変化がより早くかつしたがつて送りビームおよび摺動輪郭体の使 用寿命がより短くなる。また、削岩機のキヤリツジの摺動部片が摺動ガイドに対 してあまりにも緊密に締め付けられる状況において、摺動ガイドをガタつかせる かも知れずかつしたがつて当時に永久的に損傷される。 この発明の目的は上述した問題が回避されかつ信頼できかつ実行し易い装置を 提供することにある。本発明による装置は、摺動ガイド輪郭体の他方の縁部およ び摺動ガイド輪郭体の対応する縁部が、摺動ガイドが摺動ガイドフレーム上で所 定位置にあるとき、摺動ガイド輪郭体の縁部が摺動ガイドフレームの縁部に対し て形状錠止されるように形作られる；摺動ガイドフレームおよび摺動ガイド輪郭 体が摺動ガイドが摺動ガイド輪郭体をその交差方向に屈曲することなく摺動ガイ ドフレームに対して送りビームの交差方向に配置されるように形作られ；そして 装置は摺動ガイド輪郭体がそれにより装置に対して固定して送りビームに固定さ れる固定手段からなることにより特徴付けられる。 本発明の必須の概念は、摺動ガイドを形成する鋼製輪郭体が所定位置に取り付 けるときいずれにしてもそれを延長すべきことなしに配置されるが、摺動ガイド が所定位置にあるとき、送りビームの他方の縁部が送りビームの形状によりかつ その固有の形状により錠止さかつしたがつて錠止されないことができないような 送りビームの摺動ガイドによつて形成される輪郭体部分の断面を備えるというこ とである。また、本発明による装置に必須なことは、摺動ガイドが錠止されなく なることができずかつしたがつて錠止手段が最初に除去されることなくその所定 位置から取り外されるように摺動ガイドが錠止手段と送りビームに別個に錠止さ れるということである。 本発明による装置の利点は、摺動ガイド輪郭体が十分に厚い材料からその最終 形状に形成されることができ、それにより所定位置への取り付けが容易でかつ複 雑でなくそして摺動ガイドが取り付け段階においてまたはそれを取り外すときそ の輪郭体の交差方向にいずれにしても力を入れられる必要がないということであ る。さらに他の利点は、輪郭体が送りビームに別個に固定されるとき、輪郭体が 送りビームをすり減らしかつしたがつてそれを磨耗するように長手方向または交 差方向に動くことができないということである。 本発明を添付図面においてより詳細に説明する。 図面の簡単な説明 第１図は本発明による装置からなる送りビームを示す概略図、 第２図は線Ａ−Ａに沿う第１図による送りビームの概略断面図、 第３ａ図ないし第３ｃ図は本発明による装置に示される方法における摺動ガイ ドの送りビームへの取り付けを示す概略図、そして 第４図は本発明の他の実施例の概略図である。 発明を実施するための最良の形態 第１図は削岩機２が送りビームに摺動可能に取り付けられるキヤリツジ３上を 動く送りビーム１の概略図である。該送りビーム１はさらにその長手方向に摺動 可能に受け台４上に取り付けられる。送りビーム１および削岩機２を転送するの に必要とされる調整ユニツトおよび送り装置は他の方法でそれ自体当該技術に熟 練した者に一般に十分知られており、かつそれゆえここではより詳しくは説明し ない。 送りビーム１はその上方および下方縁部両方に送りビーム１に取り付けられる 鋼製輪郭体である摺動ガイド６ａおよび６ｂを備えている。本発明のこの実施例 において、摺動ガイド６ａおよび６ｂはボルト８によつて固定される固定部片７ により送りビーム１に固定される。図はさらに送りビーム１の前方端に穿孔ロツ ド心出し装置９を示す。この種の穿孔ロツド心出し装置はそれ自体一般に十分知 られており、かつそれゆえここではより詳しくは説明しない。 第２図は第１図に示された線Ａ−Ａに沿う第１図による送りビームの断面図で ある。第２図において見ることができるように、送りビーム１は好ましくは軽金 属混合物輪郭体であり、その上方および下方縁部は両側で実質上三角形の外面を 有する摺動ガイド体１ａおよび１ｂを備えている。それらの最も外方の縁部にお いて、すなわち、図において送りビーム１の上方縁部でかつ下方縁部で、摺動ガ イド体１ａおよび１ｂはそれらの断面において屈曲状にかつ好ましくは、円弧状 に形作られる。対応して、両方の摺動ガイド体１ａおよび１ｂの他端にはその高 さが実質上摺動ガイド６ａ，６ｂの厚さと同一である送りビーム１の外面から内 方の凹所がある。摺動ガイド６ａおよび６ｂは、図によれば、それらが所定位置 にあるとき、それらが摺動ガイド体１ａおよび１ｂの外面に対して緊密に配置さ れ、それにより送りビーム１の外方縁部において摺動ガイド１ａおよび１ｂの部 分が所謂形状錠止によつて所定位置に錠止されかつしたがつて送りビーム１の交 差方向に動くことができないような断面からなる。摺動ガイド６ａおよび６ｂの 外方縁部は固定部片７によつて送りビーム１に固定され、固定部片７は摺動ガイ ド６ａおよび６ｂの縁部に置かれかつそれらが送りビーム１に対して緊密に摺動 ガイドの縁部を締め付けるような方法においてボルト８によつて送りビーム１に 固定される。適宜な距離で複数の固定部片があるとき、摺動ガイド６ａおよび６ ｂが送りビーム１に対して非常に安定してかつ所定位置に堅固に固定する。摺動 ガイド輪郭体６ａおよび６ｂが所定位置に取り付けられるとき、摺動面または削 岩機キヤリヤ３の摺動部片の摺動面は相対的な角度において摺動ガイド輪郭体の 突出面に対して置かれかつそれらの上を摺動する。この構造および作動はそれ自 体一般に十分に知られており、かつそれゆえここではより詳しくは説明されない 。 第３ａ図ないし第３ｃ図は摺動ガイド６ａが送りビーム１の摺動ガイドフレー ム１ａ上にどのように置かれるかを示す。送りビームはこれらの図において図示 に必要であるそれらの部分においてのみ示される。 第３ａ図は摺動ガイド６ａが、該摺動ガイド６ａの屈曲された縁部が摺動ガイ ドフレーム１ａの屈曲部分がその表面に対して緊密に置かれるような方法におい て送りビームの上方部分において摺動ガイドフレーム１ａにどのように取り付け られるかを示す。この状況において、摺動ガイド６ａは該摺動ガイド６ａが摺動 ガイドフレーム１ａ上で回転し始めるような方法において第３ｂ図に示される方 向に屈曲面に対して回転され得る。第３ｃ図に見ることができるように、摺動ガ イド６ａが摺動ガイドフレーム１ａにより近接すると、摺動ガイド６ａは、該摺 動ガイド６ａをいずれにしても延長すべきまたはその交差方向に撓ますべきこと なしに、摺動ガイドフレーム１ａの表面に対して置かれる。摺動ガイド６ａが最 後に回転されるとき、第３ａ図ないし第３ｃ図の下方部における摺動ガイド６ｂ のように、摺動ガイドフレーム１ａの表面に対して緊密でありかつ第１図および 第２図において上方に示されるように所定位置に固定され得る。この場合に、摺 動ガイド６ａはその上方縁部において摺動ガイドフレーム１ａに対して形状錠止 されかつ所定位置にしっかり留まる。 第４図は本発明の他の実施例の概略図である。この図は例として送りビーム１ の摺動ガイドフレーム１ａおそれに固定される摺動ガイド６ａのみを示す。図に おいて見ることができるように、摺動ガイド６ａはこの場合に形状が角があり、 それにより上方縁部において矢印Ａで示される短い部分および摺動面からなる矢 印Ｂによつて示される他方の部分が平行である。対応して、摺動ガイドフレーム １ａは摺動ガイド６ａがその部分ＡおよびＢの方向に摺動ガイドフレーム１ａ上 で所定位置に押され得るように２つの平行な表面からなる。摺動ガイド６ａはさ らに送りビーム１に摺動ガイドフレームを通して螺合されるボルト８ａおよびナ ツト８ｂによつて固定され、摺動ガイドは所定位置に安定して留まる。同時に、 摺動ガイド６ａはその部分ＡおよびＢの方向に動くことができず、それにより摺 動ガイド６ａの上方部分、すなわち、送りビームの上方縁部に面する部分は所定 位置に形状錠止される。対応して、摺動ガイド６ａの下方縁部は送りビームの凹 所１ｃに延び、それによりまた所定位置に錠止されかつその位置から突出するこ とができない。 本発明は上記で明細書および図面において例としてのみ示され そしてそれに少しも制限されない。また本発明に必須なことは、送りビームの摺 動ガイドフレームおよび摺動ガイドがそれらが摺動ガイドが所定位置に取り付け られるとき互いに緊密に締め付けるような形状からなることである。また必須な ことは、摺動ガイドはこれを挿入するためにその交差方向に伸張または延長され る必要がないように回転または押圧により所定位置に取り付けられ得るというこ とである。さらに本発明に必須なことは、摺動ガイドの他の縁部および摺動ガイ ドフレームが摺動ガイドの他方の縁部がこれが所定位置にあるとき摺動ガイドフ レームに形状錠止されるような形状からなるということである。本発明は軽金属 混合物の送りビーム輪郭体が使用されるような方法で実行されるとき最も好まし い。しかしながら、幾つかの場合において本発明をまた鋼構造からなる送りビー ムに適用することが好ましく、それにより摺動ガイドの磨耗は再び取り付けられ るべき送りビーム全体しかも新たな摺動ガイド表面が古い摺動ガイドを引出しか つ新しい摺動ガイドをそれらの位置に挿入することにより取り付けが容易である ことを必要としない。この方法において、鋼構造の送りビームの使用および保守 は容易になされかつまったく複雑でない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ライティネン，ティモ フィンランド国 エフ・アイ・エヌ− 37820 ヴィアラ，ヒツアリンティ 18 ビー (72)発明者 ハッキネン，レオ フィンランド国 エフ・アイ・エヌ− 33610 タンペレ，ジェンセニンカツ 27 シー 14

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．送りビーム（１）の両側に少なくとも１つの摺動ガイドフレーム（１ａ， １ｂ）および各摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）に配置された摺動ガイド輪郭 体（６ａ，６ｂ）を備える送りビーム（１）からなり、それにより前記摺動ガイ ド輪郭体（６ａ，６ｂ）の内面および前記送りビーム（１）の摺動ガイドフレー ム（１ａ，１ｂ）の外面が実質上互いに接触している、削岩機の送りビームにお ける装置において、摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）の他方の縁部および前記 摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）の対応する縁部が、前記摺動ガイド（６ａ，６ ｂ）が前記摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）上で所定位置にあるとき、前記摺 動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）の縁部が前記摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ） の縁部に対して形状錠止されるように形作られ；前記摺動ガイドフレーム（１ａ ，１ｂ）および前記摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）が前記摺動ガイド（６ａ， ６ｂ）が前記摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）をその交差方向に屈曲することな く前記摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）に対して前記送りビームの交差方向に 配置されるように形作られ；そして前記装置は前記摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ ｂ）がそれにより前記装置に対して固定して前記送りビームに固定される固定手 段からなることを特徴とする削岩機の送りビームにおける装置。 ２．前記摺動ガイドフレーム（１ａ）の他の縁部はその断面において、好まし くは円弧の形に屈曲されるように形作られそして前記摺動ガイド輪郭体（６ａ， ６ｂ）の対応する縁部が前記摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）が前記摺動ガイド フレーム（１ａ，１ｂ）上に置かれかつ前記屈曲された表面に沿って回転するこ とにより前記摺動ガイドフレーム（１ａ，１ｂ）に対して所定位置に回転され得 るような方法において同様に屈曲されるべく形作られることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の削岩機の送りビームにおける装置。 ３．前記固定手段が別個の固定部片（７）を含み、該固定部片が前記摺動ガイ ド輪郭体（６ａ，６ｂ）上に置かれかつ前記固定部片が前記送りビーム（１）に 対して前記摺動ガイド輪郭体（６ａ，６ｂ）を締め付けるような方法において前 記送りビーム（１）にボルト等によつて固定されることを特徴とする請求の範囲 第２項に記載の削岩機の送りビームにおける装置。 ４．前記摺動ガイドフレーム（１ａ）は他方の摺動ガイド（６）に面する前記 摺動ガイドフレーム（１ａ）の三角形の表面に対して平行であるその最も外方縁 部に実質上真っ直ぐな表面があるような方法においてその断面において実質上角 があり、前記摺動ガイド（６ａ）は該摺動ガイド（６ａ）が側部の方向に前記摺 動ガイドフレーム（１ａ）上で押され得るような方法において互いに平行な２つ の側部（Ａ，Ｂ）からなりそして前記固定手段が前記摺動ガイド内がそれにより 前記送りビームに固定されるボルト（８）を含むことを特徴とする請求の範囲第 １項に記載の削岩機の送りビームにおける装置。 ５．凹所（１ｃ）が前記摺動ガイドフレーム（１ａ）の次に前記送りビーム（ １）に設けられ、該凹所に前記スライド案内の縁部が該摺動ガイド（６ａ）を挿 入するとき押され得ることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の削岩機の送り ビームにおける装置。