JPH11502195A - 清涼組成物 - Google Patents

清涼組成物

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JPH11502195A
JPH11502195A JP8527604A JP52760496A JPH11502195A JP H11502195 A JPH11502195 A JP H11502195A JP 8527604 A JP8527604 A JP 8527604A JP 52760496 A JP52760496 A JP 52760496A JP H11502195 A JPH11502195 A JP H11502195A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、適合可能なキャリヤーと、グリコール及び清涼剤の清涼混合物とを含む組成物に関し、ここで、該組成物のpHは、組成物自体において又は使用時に約8.2よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】 清涼組成物 発明の背景 種々のタイプの組成物は、その中に粘膜及び/又は皮膚に対して清涼感を与え る成分を組み込んでいる。このような組成物には、練り歯磨き、マウスウオッシ ュ液、香水、ローション、シェービングクリーム、ポストシェービング製剤、シ ャンプー、発汗抑制剤、消臭剤、飲料、チューイングガム、タバコ製品及び、と りわけ医薬品が含まれる。 メンソールの「清涼」効果は、熱又は冷の検知に寄与する人体の神経終末での メンソールの直接的作用によるものであって蒸発の潜熱によらない生理学的効果 であることが、十分に立証されている。メンソールは、続いて中央神経系を刺激 する神経終末での冷リセプターにおける直接的な刺激物として作用するものと、 信じられている。 メンソールは、生理学的清涼剤として十分に確立されているが、ある組成物中 での単独使用は、その強いハッカの香りと相対揮発度により制限される。 いくつかの他の化合物は、技術論文において、メンソールに類似した香りや風 味を有するものとして報告されており、また、時として、局所的な、また摂取可 能な種々の組成物中での香味剤や付臭剤として提案されている。例えば、日本国 特許公告39−19627号は、3−ヒドロキシメチル p−メンタン(メンチルカル ビノール)は、1−メンソールのものにかなり似ている風味を有しており、糖菓 子、チューイングガム及びタバコ中に香味剤としての使用が示唆されている。ス イス国特許第484,032号には、ある種のメンソールのサッカライドエステルが、 タバコへの添加剤として提案されている。フランス国特許第1,572,332号には、 N,N−ジメチル2−エチルブタンアミドが、ハッカの香りとリフレッシュ効果 を有するものとして報告され、また、N,N−ジエチル2,2−ジメチルプロパ ンアミドのハッカの香りに言及している。Berichte,39,1223,(1906)には、N, N−ジエチル2−エチルブタンアミドについて同様の効果が報告されている。ハ ッカの香りは、また、2,4,6−トリメチルヘプタン−4−オール及び2,4 ,6−トリメチルヘプタ−2−エン−4−オールについても、Parfums-Cosmetiq ues-Savons、1956年5月、1956、pp.17-20 に報告されている。メンソールと他 の関連したテルペンアルコール及びその誘導体との清涼効果もまた研究されてお り、Koryo,95,(1970),pp.39-43.に報告されている。2,3−p−メンタンジオ ールは、また鮮明な清涼風味を有するものとして報告されている(Beilstein,Han dbuch der Organischen Chemie、第4版、(1923)、第6巻、p744)。 カルボキシアミドは、また種々の組成物における使用に関して開示されている 。Watsonらの1979年1月23日の米国4,136,163号及びRowsellらの1980年10月28日 の米国4,230,688号は、このような物質及び組成物を開示する2つの特許である 。これらの特許は、上で説明したものと同様に、全文援用して本文の一部とする 。 広汎の製品に対して増強清涼特性を提供するために、これらの多大な努力が払 われているが、より大きなさっぱり感の知覚を含む改良性能を提供する必要性は 未だにある。 従って、本発明の目的は、改良された清涼組成物を用いた改良組成物を提供す ることである。 更なる目的は、グリコール及び清涼剤を含み、ここでpHは約8.2よりも大 きい改良清涼組成物を提供することである。 本発明の更なる目的は、グリコール、カルボキシアミド及び二級清涼剤を含む 改良清涼組成物を提供することである。 本発明のこれらの及び他の目的は、詳細に後述される。 本文において参照される測定は、25℃において成され、全てのパーセンテー ジは、特に断らない限り重量換算による。 発明の要約 本発明は、適合可能なキャリヤーと、グリコールと、清涼剤とを含む組成物を 包含し、ここで、該組成物のpHは、約8.2よりも大きい。清涼の提供方法も また、この発明の範囲内に含まれる。 発明の詳細な記載 本発明の組成物を、以下に詳細に説明する。グリコール : 本出願において「グリコール」という用語の使用は、皮膚、粘膜表面例えば口 腔での使用に好適な、又は摂取される全てのグリコールを含むことを意味してい る。好適なグリコールには、とりわけプロピレングリコール、ブチレングリコー ル、ヘキシレングリコール及びこれらの混合物が含まれる。好ましいグリコール はプロピレングリコールである。 グリコール物質は、単独で又は組み合わせて使用される際、約0.1%から約 10%、好ましくは約1%から約8%、最も好ましくは約2%から約6%のレベ ルで組成物中に存在する。清涼剤 本発明の第2の必要な成分は、清涼剤である。清涼剤は、広汎な物質のいずれ であることもできる。このような物質の中にはカルボキシアミドが含まれる。 本発明において最も有用であると認められるカルボキシアミドは、Watsonらの 1979年1月23日の米国特許第4,136,163号と、Rowsellらの1980年10月28日の米国 特許第4,230,688号に記載されたものであり、共にその全文を援用して本文の一 部とする。 '163号特許中のカルボキシアミドは、N−置換−p−メンタン−3−カルボキ シアミドである。これらの化合物は、下記の化学式の3−置換−p−メンタンで あり、 ここで、R’は、分離しているときには、水素又は25までの炭素原子を含む脂 肪族基であり、R”は、分離しているときには、水素又は25までの炭素原子を 含む脂肪族基であるが、但しR’が水素のときにはR”は、また10までの炭素 原子のアリール基であってもよく、置換フェニル、フェナルキル若しくは置換フ ェナルキル、ナフチル及び置換ナフチル、ピリジルからなる群から選択すること ができ、R’及びR”は、接触している窒素原子と一緒になっているときには、 25までの炭素原子の環状又は複素環基、例えばピペリジノ、モルフォリノ等を 表す。 上記定義において「脂肪族」とは、全ての直鎖、分岐鎖又は環状基未含有の若 しくは芳香族の不飽和のものを含むことを意図し、従って、アルキル、シクロア ルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、ア シルオキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アシ ルアミノアルキル、カルボキシアルキル及び同様の組み合わせ物を包含する。 R’及びR”が脂肪族であるときの典型的なものは、メチル、エチル、プロピ ル、ブチル、イソブチル、n−デシル、シクロプロピル、シクロヘキシル、シク ロペンチル、シクロヘプチルメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシ− n−プロピル、6−ヒドロキシ−n−ヘキシル、2−アミノエチル、2−アセト キシエチル、2−エチルカルボキシエチル、4−ヒドロキシブチ−2−ニル、カ ルボキシメチル等である。 R”がアリールのときの典型的なものは、ベンジル、ナフチル、4−メトキシ フェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−メチルフェニル、3−ヒドロキシ−4 −メチルフェニル、4−フルオロフェニル、4−ニトロフェニル、2−ヒドロキ シナフチル、ピリジル等である。 '688特許のカルボキシアミドは、ある種の非環式の三級及び二級カルボキシア ミドである。これらは、下記の構造を有し、 ここで、R’及びR”が、分離しているときには、それぞれ水素、C1−C5のア ルキル又は、C1−C8のヒドロキシアルキルであり、但し、合計で8を越えない 炭素原子であり、ただし、R’が水素であるとき、R”もまた、6までの炭素原 子のアルキルカルボキシアルキルであり得る。 R’及びR”は、一緒になっている場合、6までの炭素原子のアルキレン基を 表し、基の反対側の末端はアミド窒素原子に接触し、それにより、窒素複素環を 形成し、これの炭素鎖は、任意に酸素原子によって分断され得る。 R1は、水素又はC1−C5のアルキルであり、R2及びR3はそれぞれC1−C5 のアルキルであるが、但しここで、(i)R1、R2及びR3は一緒になって、合計で 少なくとも5の炭素原子、好ましくは、5から10の炭素原子となり、(ii)R1 が水素のとき、R2はC2−C5のアルキルであり、R3はC1−C5のアルキルであ り、R2及びR3の少なくとも1つは分岐した、好ましくは、上記化学式中におい て(*)を付した炭素原子に対してアルファ位又はベータ位で分岐している。更 なる清涼剤は、ケタール、メンソール及びジオールのような物質を含む。本発明 に用いられる好適なケタールは、下記化学式を有し、 ここで、R1は、少なくとも1つで3つを越えないヒドロキシル基、好ましくは 1つのヒドロキシ基を有するC1−C6−アルキレン基を表し、R2及びR3は共に 、互いに独立して、場合によりヒドロキシル、アミノ及びハロゲン(例えば、フ ッ化物、塩化物、臭化物及びヨウ化物)を含む群から選択された1から3の基で 置換されたC1−C10−アルキル、C5−C7−シクロアルキル、好ましくはシク ロヘキシル、C6−C12−アリール、好ましくはフェニルを表し、但し、R2及び R3の合計の炭素原子は3よりも少なくなく、又はR2及びR3は、共に、基R2及 びR3を伴う炭素原子と一緒になって5−7員環を形成するアルキレン基を表し 、このアルキレン基は、引き続いてC1−C6−アルキル基により置換することは 可 能である。 好ましい基R2及びR3は、メチル、イソプロピル及びtert-ブチルを含む。 基R2及びR3の長さは、化合物Iの効果に影響する。より短い基は、即時的な 短い効果を誘導し、より長い基は、遅れるが延長された効果を誘導する。化粧品 産業に対する重要な局面は、この化合物の水中での溶解性である。これは特にR2 及びR3が短い基を有する場合である。 好ましい基R1は、1,2−及び1,3−アルキレン基を含み、これは、2つ の酸素原子と一緒になって、及び、2つの酸素原子と接触した炭素原子と一緒に なって、ジオキソラン又はジオキサン環を形成する。 R2及びR3が一緒になってアルキレン基を表す好ましい化合物Iは、下記の化 学式のものであり、 ここで、R4からR15までは互いに独立して水素又はC1−C6−アルキルを示し 、好ましくは、水素又はC1−C4−アルキル、であり、m及びnは、互いに独立 して0又は1を示す。 この化学式Iaの好ましい化合物は、m+nの合計が1であるもの、即ち、場 合により置換されたシクロヘキサノンのケタールである。 特に1から3個で存在し得る好ましい置換は、メチル、イソプロピル、及びte rt-ブチルである。 ケタールIは、既知の製法によって調製されることができる。例えば、ケター ルIは、一般に、ケタールIの基礎となるケトンと、3以上5以下の、好ましく は3のヒドロキシル基を有する等量以上の脂肪族C3−C6−アルコールとの酸触 媒反応によって調製される。一般に、ケタールIの基礎となるケトンと、0.5 モル当量以上であるが、普通、この量の1.2から4倍、好ましくは1.5から 3倍過剰量で、3から5個のヒドロキシル基を有するC3−C6アルコールとが用 いられる。使用可能な酸触媒の例は、触媒的有効量(例えば、ケトン1モル当た り0.1から3gのp−トルエンスルホン酸)のp−トルエンスルホン酸、ホス ホン酸又は硫酸水素カリウムである。反応は、好ましくは、水と一緒になって共 沸混合物を形成し、ケタールの形成中に、遊離する水を共沸的なエントレイメン トによって排除することができる有機溶媒か、又は、例えばトリアルキルオルソ エステルのような水消費性共試薬(coreagents)において実施される。好ましい有 機溶媒の例には、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、塩化メチレン 及びトリクロロエチレンが含まれる。 反応は、水がもはや分離しない場合又はエステル/アルコール混合物がもはや 分離しない場合に、完了したとみなすことができる。生成物は次いで希釈アルカ リで及び水で洗浄し、有機相を分離して乾燥し、溶媒を除去し、適当ならば残渣 を例えば蒸留によって精製することが推奨される。特に好ましいケタールIは、 下記の化学式のものであり、 ここで、R1は、上述した意味であり、中でも特に好ましい物質は、ケタールII からVIのそれぞれの場合においてグリセロールケタールである。 本発明はまたケタールIIIからVIに関する。本発明による組成物中で用いられ るべきケタールIは、不斉炭素原子を有することができ、これにより光学異性体 を生ずることができる。開始物質及び用いられる製造方法に依存して、光学異性 体の混合物の形態又は純性異性体の形態で存在することができる。異性体の清涼 効果は異なり得、1又は他の異性体がおそらく好ましい。 メンソールは本発明において用いられ得る他の清涼剤である。メンソールは、 ペパーミント油の成分であり、口内治療製品、食糧品及び化粧品に広く用いられ る。 さらに他の適当な第2の清涼剤は、ジオールである。好ましいジオールは、Am anoらの1984年7月10日の米国特許第4,459,425号において説明されたものであり 、この全体を援用して本文の一部とする。好ましいジオールは、3−1−メトキ シプロパン−1,2−ジオールである。 清涼化合物は、本組成物において有効な量のいずれでも用いられ得る。一般に 、組成物中でのレベルは、約0.01%から約1%、好ましくは約0.05%か ら約0.60%、さらに好ましくは約0.07%から約0.29%である。キャリヤー : 前述した清涼物質がその中で使用される組成物は、多種多様である。これらの 組成物には、人体により消費されると共に人体に適用される広汎な組成物が含ま れる。一般的に言えば、これらの組成物は、食料に適するもの(comestible)と局 所性の組成物に分けることができ、これらの用語は共に可能な限り広い意味に取 られる。従って食料に適するとは、口から取り込まれ飲み込まれる食糧及び飲料 のみならず、例えば、服用タブレット、制酸調製物、通じ薬などの他の栄養的な 意義に取られる経口摂取組成物を含むように取られる。食料組成物はまた、口か ら摂取されるが、飲み込む必要がない食用組成物(edible composition)、例えば チューイングガムをも含む。局所性組成物は、香料、粉末や、医学的に又は他の 理由から人体の外表に塗布される他のトイレタリーや、ローション、リニメント 剤、オイル及び軟膏のような組成物だけでなく、直接的若しくは間接的塗布か又 は吸入によって、体の内部粘膜例えば鼻、口又は喉の内部粘膜に対して適用し又 は、通常の使用において人体の内部粘膜に接触する組成物を含み、従って、鼻孔 及び咽喉スプレー、歯磨き剤、マウスウオッシュ及びうがい薬組成物を含む。ま た、本発明には、化粧品、例えば活性化清涼化合物を染み込ませるか又は被覆し た化粧用ティッシュ及びつまようじも含まれる。 本発明の範囲内に含まれる組成物の更なる部類には、タバコ及び関連品例えば パイプ及び紙巻きタバコフィルター、特に、紙巻きタバコ用のフィルターチップ が含まれる。 本発明の組成物の配合において、清涼組成物は、通常、完全に不活性であり得 るか又は、他の活性配合剤であり得るか若しくはこれを含んでいるキャリヤーに 組み込まれる。広汎な多くのキャリヤーが、組成物の最終使用に関係なく好適で あり、このようなキャリヤーには、固体、液体、エマルジョン、成形品及びジェ ルが含まれる。清涼組成物のための典型的なキャリヤーには、水性又はアルコー ル溶液が含まれ、油及び脂肪例えば炭化水素油、脂肪酸エステル、長鎖アルコー ル及びシリコーン油、微細固体例えばでんぷん若しくはタルク、セルロース系材 料、例えばペーパーティシュ、タバコ、エアロソル噴射剤として用いられる低沸 点炭化水素及びハロ炭化水素、ガム並びに、天然若しくは合成樹脂が含まれる。 本清涼組成物が含まれ得る組成物の範囲を以下に説明する。 1.食用又は携帯組成物:アルコール及び非アルコール飲料、糖菓、砂糖衣 、チューイングガム、口中薬、アイスクリーム、ゼリーを含む。 2.トイレタリー:アフターシェーブローション、ひげそり用石鹸、クリー ム及び成形品、化粧水、消臭剤及び発汗抑制剤、「固形オーデコロン」、化粧石 鹸、バスオイル及びバスソルト、シャンプー、ヘアーオイル、タルカムパウダー 、フェースクリーム、ハンドクリーム、日焼け用ローション、化粧用ティッシュ 、歯磨き粉、つまようじ、デンタルフロス、歯ブラシ、マウスウオッシュ、ヘア トニック、義歯接着剤を含む。 3.薬物:防腐軟膏、リニメント剤、ローション、充血緩和剤、反対刺激剤 、咳の薬、喉用ロゼンジ、制酸及び不消化調製剤、経口鎮痛剤を含む。 4.タバコ製剤:葉巻タバコ、紙巻きタバコ、パイプタバコ、噛みタバコ及 び嗅ぎタバコ、タバコフィルター、特に紙巻きタバコ用フィルターチップを含む 。 5.その他の組成物:封筒、切手、接着ラベルなどのための水溶性接着組成 物など。 本発明による特定の調製物は、以下に、一層詳細に説明する。食用及び携帯組成物 本発明の食用及び携帯組成物には、食用キャリヤーと組み合わせた清涼組成物 と、調味剤又は着色剤とが通常含まれている。清涼化合物の特定効果は、口の中 で、ある場合には胃の中でさえ、ひんやりと爽やかな感じを作り出すことであり 、従って、この組成物は、砂糖主体の糖菓子、例えば、チョコレート、ハードキ ャンディ及びキャンディに、アイスクリーム及びゼリーに、並びにチューイング ガムに、特定の用途を見出す。このような糖菓の配合は、一般技術により、また 、従来の手段や本発明の一部ではない類似した形態に従ったものである。清涼組 成物は、最終産物において所望される清涼効果を生成するために十分な量で、都 合よい時に最終成分へ添加される。既に示したように、量は、特定成分、所望さ れる清涼効果の程度及び組成物中での他の香味剤の強さに依存して変化する。 同じような考えが飲料の配合に適用される。一般にこの組成物は、炭酸又は非 炭酸ソフトドリンク、例えばフルーツ、レモネード、コーラなどに最も多い用途 を見出すが、アルコール飲料においても使用され得る。トイレタリー 皮膚にもたらされる清涼感のため、清涼組成物の主な用途は、広い範囲の化粧 製剤及び化粧品にある。後述する特定の製剤は、例示として挙げたものである。 主な用途は、アフターシェーブローション、化粧水などにおいてであり、この 場合、この配合物は、アルコール又は水性アルコール溶液において用いられ、こ のような溶液は通常、例えば香料若しくは刺激の弱い防腐剤又はこれらの両方も 含む。 他の使用分野は、石鹸、シャンプー、バスオイル等においてである。この組成 物が油若しくは脂肪又は天然若しくは合成界面活性剤、例えば、脂肪酸塩又はラ ウロイル硫酸塩と組み合わされて使用され、この組成物は通常、製油又は香料を も含む。石鹸配合物の範囲には、例えば化粧石鹸、ヒゲソリ用石鹸、シェービン グフォーム等の全ての種類の石鹸が含まれる。 本組成物が含まれ得る化粧組成物の他の部類には、化粧品クリーム及び皮膚軟 化剤を含み、このようなクリーム及び皮膚軟化剤は通常、基材エマルジョンと、 場合によっては、ワックス、防腐剤、香料、防腐剤、収斂剤、顔料等のような配 合剤の範囲のものとを含む。この部類の中には、口紅組成物、例えば油及びワッ クス基材を通常含む組成物が含まれ、これには本清涼組成物が慣用配合剤、即ち 顔料、香料等と共に組み込まれることができる。繰り返しになるが、このような 組成物の配合は、慣用的なものである。 本清涼組成物を含む口腔衛生のための組成物は、マウスウオッシュ及び歯磨き 剤組成物を含み、好ましい組成物である。まず、しばしば着色されるか又は口に 合うように香り付けされた水性、アルコール又は水性−アルコールの防腐溶液を 重量換算で0.1%から1.0%の量で通常含むであろう。 歯磨き粉組成物は、粉状、ペースト状又は液状のタイプのものとし得、通常、 微細研磨剤又は磨き剤物質、例えば沈降炭酸カルシウム、シリカ、ケイ酸マグネ シウム、水酸化アルミニウム又は本技術分野においてよく知られた他の類似物質 と、洗浄剤若しくは発泡剤を含むであろう。また含み得る任意の配合剤は、調味 剤及び着色剤、防腐剤、離型剤、増粘剤、乳化剤又は可塑剤である。 本発明に用いられる他の任意の成分は、Parranらの1985年5月7日の米国特許 第4,515,772号に記載されているようなピロリン酸塩である。この文献は援用し て本文の一部とする。また、Nabiらの1990年1月16日の米国特許第4,894,220号 に記載されているトリクロサンのようなノニオン性抗微生物剤も有用である。両 方の特許は援用して本文の一部とする。このような試薬の例は、トリクロサン及 び他のフェノール性化合物を含む。 本発明の組成物に使用可能な他の試薬は、炭酸水素ナトリウムのようなアルカ リ金属炭酸水素塩である。これらは商業的に安定した品であり、Schaefferの米 国特許第4,849,213号及び米国特許第4,528,180号に記載されているような別々の コンパートメント中の過酸化化合物と一緒に用いられることができる。 経口組成物に有用な好ましい清涼混合物は、グリコールと1以上のカルボキシ アミドとの混合物を含む。清涼剤の好ましいレベルは、'688号の特許の清涼剤に ついて約0.0500から約0.2000であり、'163号特許の清涼剤について 約0.0500から約0.1000である。薬物 皮膚に対して、また口、喉及び鼻や消化管の粘膜に対するその清涼効果のため に、清涼組成物は、特に、反対刺激剤が要求される場合に、種々の経口医薬、鼻 孔及び咽喉スプレー並びに局所的組成物に用いられ得る。特に、清涼組成物は、 制酸及び消化不良薬剤、特に、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸カ ルシウム若しくはマグネシウム、水酸化アルミニウム若しくはマグネシウム、又 はマグネシウムトリシリケートを主体とするものに配合され得る。 清涼組成物はまた、経口鎮痛組成物例えば、アセチルサリチル酸又はその塩、 アセトアメノピン、イブプロフェン、ナプロキセン及び他のプロプロン(propron ic)誘導体中に、また、鼻孔充血緩和剤例えば、エフェドリンを含むものの中に 含まれ得る。 本発明のある種の組成物は、下記の制限するものではない実施例によって説明 される。これらの実施例は、説明目的のためにのみ用いられ、ここで説明される 本発明の精神及び範囲から逸脱することなく可能な多くの変更例がある場合に、 本文中に記述される説明の制限するものではない。 実施例1 以下に、本発明を代表する例示的な歯磨き粉組成物を挙げる。 成分 重量% ソルビトール 52.512 シリカ 20.000 水 11.165 プロピレングリコール 5.000 合成アルキル硫酸ナトリウム 4.000 炭酸水素ナトリウム 1.500 リン酸三ナトリウム 1.450 香料 1.000 水酸化ナトリウム 0.600 リン酸一ナトリウム 0.590 二酸化チタン 0.525 フッ化ナトリウム 0.243 キサンタンガム 0.475 サッカリンナトリウム 0.350 カルボポール 0.300 WS−231 0.200 WS−32 0.090 1 Watsonらの1979年1月23日の米国特許第4,136,163号 2 Rowsellらの1980年10月28日の米国特許第4.230,688号 実施例2−5 別の練り歯磨き粉を以下に示す。 実施例6 本発明の代表的な口ゆすぎ液の例を以下に示す。 成分 重量% グリセリン 7.5000 香料 0.1200 安息香酸 0.0030 エタノール 8.5000 ポリソルベート80 0.1200 ポロクソマー 407 0.2000 水 82.7291 WS−23 0.0500 WS−3 0.0250 プロピレングリコール 1.2500 炭酸水素ナトリウム 0.3750 臭化ドミフェン(Domiphen) 0.0050 塩化セチルピリジニウム 0.0450 サッカリンナトリウム 0.0765 着色剤 0.0014 実施例7 本発明の代表的な喉飴の例を以下に示す。 成分 重量% プロピレングリコール 0.500 炭酸水素ナトリウム 0.200 WS−23 0.020 WS−3 0.015 喉飴基材 必要量 100.000 実施例8 本発明の代表的なチューイングガムの例を以下に示す。 成分 重量% WS−23 0.200 WS−3 0.090 プロピレングリコール 2.000 炭酸水素ナトリウム 1.500 チューイングガム基材 必要量 100.000
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG ,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK, EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG ,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール及びこ れらの混合物からなる群から選択されたグリコールと、清涼剤物質と、適合可能 なキャリヤー組成物とを含む組成物であって、該組成物のpHは該組成物それ自 体において又は使用する際においての測定で8.2よりも大きい当該組成物。 2.前記清涼剤は、カルボキシアミド、メンソール、ケタール、ジオール及びこ れらの混合物からなる群より選択される請求項1に記載の組成物。 3.炭酸水素塩をpH調整剤として含む請求項1又は請求項2に記載の組成物。 4.炭酸水素化塩をpH調整剤として含む請求項1乃至請求項3のいずれか1項 に記載の組成物。 5.前記清涼剤がカルボキシアミドである請求項1乃至請求項4のいずれか1項 に記載の組成物。 6.歯磨き粉の形態である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の組成物 。 7.さらに、研磨剤を含む請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の組成物 。 8.さらに、可溶性フッ化物イオン供給源を含む請求項1乃至請求項7のいずれ か1項に記載の組成物。 9.前記研磨剤がシリコ研磨剤である請求項4に記載の組成物。 10.マウスウオッシュの形態である請求項4に記載の組成物。 11.喉飴の形態である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の組成物。 12.チューイングガムの形態である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記 載の組成物。 13.さらに炭酸水素塩を含み、これは共通容器の一部に存在し、容器の他の部 分には過酸化物供給源を含む請求項8の組成物。
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