JPH11501936A - 光除去可能な保護基を用いた核酸合成 - Google Patents

光除去可能な保護基を用いた核酸合成

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JPH11501936A JP8527819A JP52781996A JPH11501936A JP H11501936 A JPH11501936 A JP H11501936A JP 8527819 A JP8527819 A JP 8527819A JP 52781996 A JP52781996 A JP 52781996A JP H11501936 A JPH11501936 A JP H11501936A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般的には核酸合成方法に関し、特定すれば5’から3’への核酸合成方法に関する。該方法を用いることにより、5’末端を通して支持体に結合した配列(array)を製造することができる。本発明は、そのような配列を用いた変異分析法にも関する。本発明は、さらにそのような方法に適切に使用される化合物および組成物にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 光除去可能な保護基を用いた核酸合成 本出願はエネルギー部門により付与された政府補助金番号DEFG0592E Rによりなされた。政府は本発明における権利を有する。 技術分野 本発明は、一般的には核酸合成方法に関し、特定すれば5’から3’への核酸 合成方法に関する。該方法を用いることにより、5’末端を通して支持体に結合 した配列(array)を製造することができる。本発明は、そのような配列を用い た変異分析法にも関する。本発明は、さらにそのような方法に適切に使用される 化合物および組成物にも関する。 背景 1980年代に生じたDNA技術における進歩を通じて、現在、ヒトゲノムを マップすること、含まれる遺伝子すべてを同定すること、およびそれらの機能を 研究することが可能である。遺伝子すべてが公知になれば、それらがいかに協調 するのかを分析することができ、それにより、疾患の理解における大きな進歩に つながる。事実、次世紀における医薬は、DNAに対して次第に焦点を合わせる ことになると期待されうる。DNAを合成し、配列決定し、そしてDNAの意味 を理解する可能性は、臨床実験室、薬剤産業および研究実験室における必須の道 具となるであろう。 24染色体各々の詳細な遺伝地図の新事実は、特定の遺伝子疾患の追跡の助け となるであろう。ゲノムの物理地図は遺伝子自身を得るための必須の中間工程で ある。染色体中の各々の遺伝子の位置が公知である重複したクローン化DNAの ライブラリーは適切な物理地図を構築する。個々のクローンに対して遺伝子が位 置決めされたら、次に配列決定される。野生型の配列が利用可能になれば、この ベースラインの情報は遺伝に基づく疾患の症状前の診断に使用可能である。 上記方法の成功の鍵は、迅速に、正確にそして余裕をもって提供されるDNA 配列決定技術の利用可能性である。DNA分析に現在提案される最も広く推奨さ れる方法は、ハイブリダイゼーションによる配列決定(sequencing-by-hybridiz ation:SBH)に使用可能なマイクロチップである(Banis et al.,J.Theor.Bi ol.135:303(1988);Drmanac et al.,Genomics 4:114(1989);Khrapko e t al.,FEBS Lett.256:118(1989))。理論上、nマーのオリゴヌクレオチド の完全セットを有するチップは、標的DNA中のワトソン−クリック相補による 二重鎖形成によるDNA配列決定を可能にするが、その際、唯一の制限は同じ配 列の繰り返しおよびn以上の同一塩基の合成(run)である。 理論上、SBH法は固定化されたプローブおよび溶液中の標的(リバースブロ ット)またはその反対のいずれかで適用されうる。事実、この技術を証明するた めの最初の実験は両者を用いた。光−作動合成(米国特許第5,143,854;Fador e t al.,Science 251:767(1991))は、しかしながら、DNA合成の化学が何 千もの位置において平行に指揮されるのを可能にし、プローブの固定化を必要と する。この技術を用いて製造される配列の数は、要求される化学反応の数をはる かに越える。事実、長さ1のオリゴマーの光−作動DNA合成のためには、製造 される配列の数は41であるが、必要とされる工程の数はたった4×1である。 最近、Pease et al(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:5022(1994))は、光 作動合成を通したDNAチップの合成並びに偽配列決定実験におけるそれらの使 用に際しての初期の努力の結果を報告した。MeNPOC光除去可能基の侵入に より修飾されたホスホロアミダイト化学を用いて、Peaseとその仲間は256の オクタマー配列を製造した(2つのCGクランプを周辺に有する4つの混合され たヌクレオチド位置)。彼らは、蛍光標識された標的DNAが配列中でその相補 体に選択的に結合することを見いだした。幾つかの一塩基のミスマッチは、しか しながら、完全相補の蛍光ハイブリダイゼーションシグナルのほんの20%しか 示さない。これは、ハイブリダイゼーションが、プローブの正確な配列、ハイブ リダイゼーション条件およびミスマッチの位置に依存する事実による[5’末端 における切断(fraying)はミスハイブリダイゼーションに共通である(Wood et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 82:1585(1985))]。ミスハイブリダイ ゼーションは配列中にたった一つの相補を有する標的に関して容易に処理可能で あるが、完全なオクタマーまたはデカマー配列およびKbのDNA標的で生じる 何百のハイブリダイゼーションスポットの解釈を極めて疑わしく(challenging )させうる。 処理能力の高いDNA配列決定のための第二の新規な方法は、プライマー伸長 合成の逆転可能な停止に基づいて生じる。この方法によれば、プライマー、鋳型 および3’末端にブロッキング基を有する慣用的デオキシヌクレオチドである4 つのターミネーターを用いて、DNAポリメラーゼ反応を実施する。dNTPs は含まれない。たった一つのブロックされたデオキシヌクレオチドを、鋳型/プ ライマー配列およびポリメラーゼの忠実性に基づいて導入する。導入されたター ミネーターの同定は、異なる発色の蛍光体を付することにより決定されうる。別 のポリメラーゼサイクルのための遊離3’末端を提供するために、ブロッキング 基は除去される(DNAを損傷しない条件下で)。道理にかなうストラテジーは ブロッキング基への塩基特異的発色団の取り込みである。 この方法は幾つもの実験上の落とし穴を有するが、もっとも大きなのは、酵素 の存在下におけるDNA重合の可逆性である。これは、処理により市販のポリメ ラーゼ調製物の多くから除去される5’−3’エキソヌクレアーゼ活性のことを 意味するのではなく、むしろ化学反応の自然な可逆性を意味する。通常のプライ マー伸長合成条件下においてこの可逆性は見えないが、何故ならば存在するdN TPsが消化鎖の再合成を可能にするからである。各サイクルにおいて可逆物が ほんの僅かな量であっても、そのようなエラーの蓄積は、顕著な長さの鋳型の配 列決定に必要な何百何千のサイクルをはるかに越えるほど顕著になる。 本発明は、核酸の光化学合成および変異が疾患をもたらすような場合を含む、 遺伝子の迅速な分析を可能にするオリゴマーの高質な配列の製造に対する新しい アプローチを提供する。本発明は、核酸合成に対する現在のアプローチに使用可 能な、新規且つ光化学で除去可能な保護基も提供する。 発明の総括 1つの具体例として、本発明は核酸の5’から3’への合成を行う方法に関す る。該方法は下記からなる: 核酸の5'から3'への合成を行う方法であって: i)光除去可能な3'ヒドロキシル保護基を含むヌクレオシドを支持体に付加 する工程であって、ここで前記付加は前記ヌクレオシドの5'ヒドロキシルを介 して行われ; ii)工程(i)で得られた前記支持体結合ヌクレオシドに照射を行い、それに よって前記保護基が除去されそれにより前記3'ヒドロキシル基が遊離される工 程;および、 iii)工程(ii)で得られた支持体結合ヌクレオシドを5'ホスホラミダイトを 含むヌクレオチドと、前記5'ホスホラミダイトが遊離3'ヒドロキシルと反応し てジヌクレオチドが形成される条件下で接触させる工程。 もう1つの具体例として、本発明は、下記からなる核酸の5’から3’への合 成を行う方法に関する: i)第1のヌクレオチドを前記ヌクレオチドの5'ヒドロキシルを介して支持 体に付加する工程であって、ここで前記ヌクレオチドは3'ホスホトリエステル を含み、前記3'ホスホトリエステルの前記エステルのうちの1種は光除去可能 な基であり; ii)工程(i)で得られた前記支持体結合ヌクレオチドに照射を行い、それに よって前記光除去可能な基が除去され、それにより3'ホスホジエステルが形成 される工程;および、 iii)工程(ii)で得られた支持体結合ヌクレオチドを、工程(ii)で得られ た支持体結合ヌクレオチドの3'ホスホジエステルと反応する5'ヒドロキシル基 を含む第2のヌクレオチドと接触させ、それによってジヌクレオチドが形成され る工程。 さらにもう1つの具体例として、本発明はヌクレオチドの5’ヒドロキシル基 上のホスホラミダイトおよびヌクレオチドの3’ヒドロキシル基上のベンゾイニ ル カーボネートを含むヌクレオチドに関する。 さらに、もう1つの具体例として、本発明は下記式の化合物に関する: 式中、Bは窒素原子を有する芳香族複素環式基であり; XはH,OHまたは保護されたOHであり; Yはベンゾイニル カーボネートであり; Zはホスホラミダイトである。 さらに、もう1つの具体例として、本発明は3’−O−ホスホリル アリール オキシベンゾイニル ヌクレオチドまたは3’−O−ホスホリル シアノエトキ ジベンゾイニル ヌクレオチド、または3’−O−ホスホリル アリールオキシ ニトロベンジル ヌクレオチドに関する。 さらなる具体例として、本発明は、基質ならびにそれにヌクレオチドまたはヌ クレオシドの5’ヒドロキシル基によって付加した複数のヌクレオチドまたはヌ クレオシドからなるアレイに関する。発明の詳細な説明 本発明は、核酸、例えば固体支持体に結合させた核酸を5’から3’方向へ合 成する方法に関する。好ましい態様では、本発明は核酸オリゴマーの配列(arra y)を調製する方法に関する。オリゴマーをその5’末端を介して配列基質(支 持体)に結合し、これによってその3’ヒドロキシル基を、酵素反応(例えば、 ライゲーションや多量化)を含む反応に提供する。好ましくは、その5’酸素上 にホスホラミダイトをもち、その3’酸素上にはジメトキシトリチル(DMTr )、ベンゾイニルカーボネート(例えば、ジメトキシベンゾイン(DMB)カー ボネート)、MeNPOC、ニトロベンジルカーボネート又は出願番号08/339,2 16(J.Org.Chem.58:6961,1993も参照のこと)に記載するようなスチリル シリル基をもつヌクレオチドモノマーを製造することによってこの方向性は得ら れる。あるいは、例えばモノマーが3'−O−ホスホリルアリールオキシベンゾ イニル又はアリールオキシニトロベンジルヌクレオシド又は3’−O−ホスホリ ルシアノエトキシベンゾイニルヌクレオシドであるような、逆(5’から3’) ホスホトリエステル合成法を用いることができる。本発明の配列は標的核酸サン プル中の突然変異の検出を含む種々の用途をもつ。 固体支持体上での核酸合成には、伸長する鎖を支持体に結合するための化学; 結合形成を含むヌクレオチド間の結合を行うための化学;及び複素環塩基上での 官能基を保護するための化学、を必要とする。これらの化学については本明細書 中ではDNA合成を参照して記載しているが、そのアプローチはRNA合成につ いても応用でき、リボースの2’ヒドロキシル基のための保護基を加えるとよい (Narang,"Synthesis and Applications of DNA and RNA",Chapter 5,Academic Press,New York,1987)。オリゴ配列は直接使用するので、 オリゴマーができる限り純粋であることが重要である。これには脱保護とカップ リング工程のそれぞれでほぼ定量的収率を必要とすることを当業者は理解するで あろう。 本発明の5’から3’へのホスホラミダイト核酸合成を行うための好ましいモ ノマーは以下の3つのクラスに分けられる: a)合成を開始するためのモノマー b)伸長する核酸鎖をふやすためのモノマー c)鎖伸長を終了するためのモノマー 上記の構造中における”Base(塩基)”とは、アデニン、グアニン、チミン、シ チジン、イノシン、ウラシルなどの核酸におけるあらゆる窒素含有芳香族複素環 物質をいう。塩基上に存在するアミノ基はDNA骨格又は支持体への結合を損傷 することなく除去しうる基で保護されている。適当な保護基には、イソブチリル 、アセチル、フェノキシアセチルを含み、あるいは好ましくはアリルオキシカル ボニル(AOC)を含む(AOCは触媒量のパラジウム錯体及び蟻酸ブチルア ンモニウム又はジメドンを含む種々の親核体によって容易に除去される:Tsuji et al.,Acc.Chem.Res.20:140,1987)。上記の構造において塩基が結合 する糖は、リボース、デオキシリボース又はその修飾体、例えば,2’O−アル キルリボース又は2’ハロリボース、例えば,2’−フルオロリボースでありう る。上記の構造(b)及び(c)における”X”はR2Nであり、ここでRは同 一又は異なっていてよく、アルキル又はアリール、好ましくはC1−C4アルキル (例えばイソプロビル)又はフェニルである。上記の構造(b)及び(c)にお ける”Z”はO−アリル、O−シアノエチル又はO−クロロフェニルである。構 造(c)における”Allyl(アリル)”とは (式中、 R1=H、アルキル(例えばC1−C4アルキル)又はアリール(例えばフェニ ル); R2=H; R3=H、ハロゲン、アルキル(例えばC1−C4アルキル)又はアリール(例 えばフェニル); R4=H; R5=H、ハロゲン、アルキル(例えばC1−C4アルキル)又はアリール(例 えばフェニル)) である。好ましいR1−R5は水素である。 AOCで保護された塩基から上記のモノマーを製造する方法は以下に示される : (式中,TCAはトリクロロ酢酸であり、TBDPSはtert-ブチルジフェニル シリルであり、DMTrはジメトキシトリチルであり、AOC−ClはCH2C HCH2OCOClである。 上記の保護された化学種(protected species)である(a)、(b)および (c)を用いる合成(5’から3’方向への)は次のようにして実施することが できる。3’−DMBカーボネート(上記(a))を適当なリンカーを介して支 持体(support)に結合する。次いでこの支持体に300nmを越える波長の光 線を照射し、支持体に結合しているヌクレオチドの3’ヒドロキシルを遊離させ る。第二のヌクレオチドを3’DMBカーボネート−5’−ホスホルアミダイト (phosphoramidite)(上記(b))として付加し、テトラゾール介在カップリ ング(tetrazoli-mediated coupling)を実施する。その結果生じる亜リン酸ト リエステル(phosphite triester)を酸化し(例えば、t−ブチルヒドロペルオ キシドまたはヨウ素/水/ピリジンを用いて)そのホスフェートにする。未反応 の3’末端を、例えば、無水酢酸/ピリジンを用いてキャップ(cap)する。さ らに光線を照射すると次のカップリングのための新たな3’末端が生じる。光線 照射、カップリング、キャッピング(capping)および酸化のプロセスを繰り返 して、最後から2番目の配列を与える。最後のヌクレオチドを、例えば、3’ア リルカーボネート(allylcarbonate)として加える。塩基とインターヌクレオチ ドホスフェート(internucleotide phosphate)保護基は、例えば、パラジウム 触媒とギ酸ブチルアンモニウム(butylammonium formate)で処理することによ り、3’アリルカーボネートと同時に除去することができる(ハヤカワ等、J. Am.Chem.Soc.112,1691−1696(1990)) ホスホトリエステル(phosphotriester)化学を用いて5’から3’方向への 核酸合成を実施する場合、そのモノマー類は3’−ホスホトリエステル類(その うちの1つは光により除去可能である)で保護される。光により除去可能な好ま しいホスフェート保護基はアリールオキシベンゾイニル(aryloxybenzoinyl)基 、好適には、ジアルコキシベンゾイニル基(例えば、3’,5’または2’,3 ’−ジメトキシベンゾイニル基)またはメチルニトロピペロニル(methyl nitro piperonyl)基である。3’ホスホトリエステルは実施例1に記載されていると おり、5’−O−DMT塩基保護ヌクレオシド類から製造することができる。合 成に際して、5’位における保護基は、TBDPSまたはDMTrを含む当該技 術 分野において公知の保護基から選択することができる。 例として、2つのジヌクレオチド(5’−G−T−3’およびT−T)の合成 を以下に記載することができる。5’−t−ブチルジフェニルシリル−N7−ア リルオキシカルボニル−O6−アリル デオキシグアニン−3’−シアノエチル (ジメトキシベンゾイン)ホスフェート(300mg,0.295ミリモル)を 100mlベンゼン/1mlピリジン中に溶解する。この溶液にアルゴンを散布 することにより脱気してRayonet反応器中で30分間350nmランプで 光線照射する。溶媒を除去し、残渣をトリエチルアミン処理シリカカラム上で9 0:9:1のジクロロメタン(CH2Cl2):エタノール(EtOH):トリエ チルアミン(Et3N)を用いてクロマトグラフを行い、多量のトリエチルアミ ン塩酸塩(Et3N.HCl)とともに生成物を得る。多量のトリエチルアミン 塩酸塩は酢酸エチルを加えて沈殿させ除去する。単一の明瞭なリンの線が31P NMRによって観察され、この物質は次の工程に回される。このdC塩、デオキ シチミジン−3’−シアノエチル(ジメトキシベンゾイン)ホスフェート(0. 278g,0.443ミリモル)、および4−エトキシピリジンN−オキシド( 0.205g,1.48ミリモル)をピリジンから3度共沸させて、12mlの ジクロロエタン中に取り込む。(トリイソプロピル)ベンゼンスルホニルクロリ ド(0.183g,0.590ミリモル)を加えて、その混合物をアルゴン雰囲 気下で一晩中撹拌する。TLCは3つのスポット、すなわち、Tモノマーの5’ スルホネート、目的の生成物および過剰のdTモノマーが存在することを明らか にする。溶媒を除去し残渣をシリカゲル上で95:5のジクロロメタン:エタノ ールを用いてクロマトグラフを行い、白色泡状物(white foam)として生成物( 5’−G−T−3’,305mg,75%)を得る。この生成物はその構造的帰 属(structural assignment)と一致するスペクトルデータおよびHRMS(F AB)を示す。また、前述の方法は5’−t−ブチルジフェニルシリル−デオキ シチミジン−3’−シアノエチル(ジメトキシベンゾイン)ホスフェートにも適 用することができ、262mg(68%)のT−Tを得る。トリヌクレオチド、 5’−G−T−3’は5’−G−T−3’ジヌクレオチド(240mg,0. 175ミリモル)を100mlベンゼン/1mlピリジン中に溶解し、アルゴン を用いて脱気することにより製造することができる。前述と同様にして光照射を 行い、1mlのトリエチルアミンを加え、溶媒を除去する。この塩、デオキシシ チジン−3’−シアノエチル(ジメトキシベンゾイン)ホスフェート(0.35 ミリモル)および4−エトキシピリジンN−オキシドをピリジンから3度共沸さ せて、次の10mlのジクロロエタン中に取り込む。(トリイソプロピル)ベン ゼンスルホニルクロリド(0.106g,0.350ミリモル)を加えて、その 混合物を一晩中撹拌する。前記と同様のクロマトグラフ処理により219mg( 69%)の5’−G−T−3’を得る。 上に示したように、本発明の核酸合成方法は第1のモノマー(例えば上記(a ))を支持体(基質)に直接的に若しくは適切なリンカーを介して結合すること を含む。支持体への結合は該モノマーの5’ヒドロキシルによって行われる。適 切な支持体の例としては、長鎖アルキルアミノで調整した小孔ガラス(long-cha in alkylamino controlled pore glass)が挙げられる。米国特許5,143, 854(基質表面処理について記載されている)に記載されている基質は本発明 において使用するのに適している。官能性を付与されたガラススライド(glass slide)(例えば、アミノプロピル化ガラススライド)の使用が好ましい。 リンカー分子が用いられる場合、該リンカー分子はジカルボン酸誘導体(例え ば、コハク酸若しくはフタル酸のエステル類およびアミド類)またはジイソシア ネート類のビス付加物(例えば、トルエンジイソシアネート)である。スクシネ ート(succinate)が好ましい。米国特許5,143,854に記載されている リンカー類は本発明において使用するのに適している。エチレングリコールオリ ゴマー類(例えば、トリエチレングリコール)、スクシネート類(例えば、ジグ リシンスクシネート)およびトリス(アミノヘキソネート)(tris(aminohexona te))が好ましい。 本発明において使用するのに好適なリンカー類は保護基、すなわち、末端ヒド ロキシル上にある光により除去可能な基(例えば、DMB−カルボネート、Me NPDC等)が付与される。米国特許5,143,854に記載されている保護 基は本発明において適用可能である。好ましくは、該リンカーはDMBカーボネ ート若しくはDMBホスフェート、または出願番号08/339,216に記載 されているように、光により除去可能なスチリルシリル基である(また、J.O rg.Chem.58:6961(1993))も参照)。 スクシネートリンカー類の基質への結合はジシクロヘキシルカルボジイミドま たは他のカルボジイミドを用いて実施することができる。例えば、米国特許5, 143,854に記載されている結合プロトコル(protocol)を用いることがで きる。 前述のモノマー類から核酸配列の5’から3’への光化学的合成は直接的な“ ストライプマスキング(stripe masking)を用いて実施することができる。一般 に、適当な官能基密度(functional group density)を有する支持体は、第1の 塩基を付加するために保護されたヌクレオシドで処理される。次いでこの支持体 をマスク(例えば、5mmの縞状マスク)を通して光照射し、次の塩基を結合さ せる。この操作は、望ましい長さ(例えば、8ないし12塩基)のオリゴマーを 製造するまで繰り返される。 例えば、上述のようにして製造されたオリゴマーの配列は標的核酸試料におけ る突然変異(mutation)を検出する際に用いることができる(例えば、p53腫 瘍抑制遺伝子)。標的核酸内のある部位に相補的であるプライマー(オリゴマー )を有する各配列場所(each array location)を、分離可能に標識された4つ のジデオキシヌクレオチドのうちの1つのポリメラーゼによる触媒結合を促進す るために用いることができる。検出可能な標識として蛍光が使用される場合、各 々の場所における蛍光の色によって突然変異部位におけるヌクレオチドを同定す ることができる。あるいは、蛍光タッグ(fluorescent tag)の存在は、標的に 相補的な配列を有する配列オリゴマーを同定するために利用することができる。 この方法を用いると、タッグを獲得しないオリゴマー類は鋳型(template)の突 然変異による標的内のミスマッチ(mismatch)を反映している。各ヌル部位(ea chnull location)におけるプライマー配列の知見は突然変異部位の決定を可能 にする。 前記の用途に加えて、本発明の方法および得られた配列は、例えば、細菌性も しくはウイルス性病原体に特異的な配列の試料中における存在を検出するために 用いることができる。 本発明のある側面は以下に続く非制限的な実施例中でより詳細に記述する。実 施例I、は3’−O−ホスホリルアリールオキシベンゾイニルヌクレオシド類を 用いたホスホトリエステルの5’から3’方向への合成に関する。実施例IIは 、ジメトキシベンゾイニルカーボネート類の製造および(5’保護剤としての) 使用に関し、実施例IIIは、ベンゾイニルカーボネート類を3’−ヒドロキシ ル保護基として用いた5’から3’方向へのホスホルアミダイトの合成に関する 。(ピルング(Pirrung)およびシュエイ(Shuey),J.Org.Chem.5 9:3890(1994)も参照されたい)。 実施例I ジメトキシベンゾイン類の不整合成、ホスホトリエステルの発生及びジヌクレ オチド合成 使用した方法は、Hayasi et al,J.Chem.Soc.,Ch em.Commun.1364(1990)のものに基づいていた。基本的に、 ジメトキシベンズアルデヒドをトリメチルシリルシアニド、チタンイソプロポキ シド及び酒石酸ジエチルで処理することによってトリメチルシリルシアノヒドリ ン類を製造した。シリルシアノヒドリン類を0℃においてジエチルエーテル中で フェニルマグネシウムブロミド2モル当量で1時間処理し、そして2N塩酸中で 6時間室温で加水分解させて置換ベンゾイン(そのアルコールはDMBOHと称 される)を得た。このように製造したベンゾインを、キラルNMRシフト試薬E u(fod)3の使用によって光学的純度について分析した。光学的に純粋では ないそれらの化合物のために、葡萄酸塩(racemate)の結晶化をエナン チオマー過剰を上げるために使用した。 5’−保護、塩基保護ヌクレオシド類の誘導体化を次のように行った。N−ベ ンゾイル−5’−O−アセチルアデノシンをアセトニトリル中でLetsing er試薬、クロロジメチルアミノ(o−クロロフェニル)ホスフィット(1.2 当量)で室温において2時間処理した。光学的に活性なベンゾイン(1.4当量 )を触媒量のテトラゾールの存在下に加えて、カップリングを一晩進行させた。 ホスホトリエステルへの酸化は1:1THF/水中のヨウ素の5%溶液で達成し た。生成物を水の添加及びクロロホルム抽出によって単離した(以下を参照)。 溶媒の蒸発の後、粗生成物をメタノール中に懸濁させ、数滴のトリエチルアミン を加えた。室温で1時間後、反応混合物を濃縮して、水性エタノール中から生成 物を結晶化させた。NMR分析は、リンでのジアステレオマーの混合物によって 、ベ ンゾイン基中のメチンとヌクレオシド中の3’−メチンのシグナルのダブリング を示した。これらはいかなるクロマトグラフ的または結晶化法によっても分離で きなかった。これらの化合物を3’−O−PArベンズ(ホスホリルアリールオ キシベンゾイニル)ヌクレオシドと呼ぶ。 ジヌクレオチドの光化学的合成を次の試験によって示した。5’−O−アセチ ル−3’−O−PArベンズ−チミジンをベンゼン中で10mW/cm2の出力 で365nmにおいて10分間照射して、3’−O−ホスフェートジエステルを 製造した。この溶液に直接N−ベンゾイルアデノシン3’−O−PArベンズ( 1当量)、メシチレンスルホニルニトロトリアゾール(MSNT、1当量)及び ピリジン−N−オキシド(0.005当量)を加えた。室温で2時間攪拌した後 、反応混合物を水中へ入れて急冷し、クロロホルムで抽出し、そして生成物を合 わせた有機層の蒸発によって単離した。粗製材料を次にメタノール/水(1:1 )中に溶解し、そして0.1Mのp−ニトロベンズアルデヒデオキシム/テトラ メチルグアニジンを加えた。40℃で2時間攪拌後、HPLC分析は、o−クロ ロフェニル、アセチル、及びベンジル基が完全に除去されたことを示した。生成 物をアニオン交換クロマトグラフィー(DEAE−Sephasil)でpH5 .5の重炭酸トリエチルアンモニウムで溶離することによって94%より大きい 収率で単離した。 核酸の固体相合成のために、ガラスのビーズまたはスライドを10%のジメチ ルジクロロシラン及びヘキサエチレングリコールで誘導体化(官能化)し、続い て110℃で2時間アニーリングし、アルゴン下で冷却した。次に担体を室温に おいてLetsingerの試薬で2時間、続いて室温で5’−OH−3’−O −PArベンズヌクレオシドで一晩処理した。この手順によって最初のヌクレオ シドがその5’−ヒドロキシル基を介して担体に結合した。この担体を次に、ト リエチルアミン及びp−ジエチルアミノニトロベンゼンを含む溶液と接触させて 、10mW/cm2の出力で365nmにおいて10分間照射した(カップリン グのためのホスホジエステルの製造のためにこの照射時間は重要であり、6分が 最適であることがわかった)。担体がスライドであれば、照射は表面のパターン を課するためにマスクを通して行うことができる。担体を純粋なメチレンクロラ イドで洗浄した。次に5’−OH−3’−O−PArベンズヌクレオシド及びメ シチレンスルホニルニトロトリアゾール(MSNT)の溶液を担体に加えて、そ して2時間室温まで放置した。担体を次の照射サイクルの準備のためにメチレン クロライドで再度洗浄した。この段階で、3’−O−PArベンズ基を含むジヌ ク レオチドが存在し、そして望まれるシーケンスを強めるために前述の手順を繰り 返すことができる。完全なシーケンスが組み立てられた後に、最終の照射が3’ −の光不安定性基を除去し、そしてニトロベンズアルデヒドロオキシムによる前 述の処理が担体に結合したオリゴヌクレオチドを保護されなくする(deprotect )。 このヌクレオチドのシーケンスは2つの方法で確立された。一つのシーケンス のみを含む担体を水性フッ化カリウムで処理して全てのDNA鎖を分離した。こ のDNAをエタノール沈殿させ、そしてFABマス分光光度分析にかけた。これ らのDNA分子はPCRプライマーとしても使用でき、そして慣用の方法で製造 され精製された既知量の同じシーケンスと比較して、この望まれるシーケンスの 量(従ってその得られたシーケンスの純度)の推定を行った。 担体上の合成サイクルの収率を、ヒドロキシル表面を3’−PArベンズ基を 含むチミンとカップリングさせることによって確立した。それはストライプ中で 保護されなくなり、そして3’−アセチルチミンとカップリングした。アセチル 基をMeOH/Et3Nで除去して、3’−ヒドロキシルフルオレセイン化した 。第2ストライプ重複及び直交において、基体を光化学的に保護されなくし、そ して第1及び3’−ヒドロキシルをフルオレセイン化した。両方の工程において 脱保護及びカップリングが完全であることを条件として、この試験の結果は全体 にわたって均一な蛍光の十字(cross)であるべきである。脱保護が完全で ないと、中心領域は「二重にカップリングしている」ので蛍光が多いはずである 。 実施例II ジメトキシベンゾインカーボネート類 ニトロメタン中でメチル化(Sahaら,J.Am.Chem.Soc.111:4856(1989))により 活性化したカルボニルジイミダゾールによって、DMBの単一アシル化(室温で 1時間)を実施すると、還流温度であっても安定である以下の”1”の化合物が 得られた(以下の式1)。アルコール溶液(0.5当量)次いでピリジンを添加 すると、アシル置換が誘導され、室温で1時間以内にDMBカーボネートが生成 した(以下の式2)。第1級、第2級及びアリールアルコール類及びチオール類 (ベンジルアルコール、ベンジルメルカプタン、p−メトキシフェノール、コレ ステロール、シクロドデカノール及びボルネオールを含む)が高い収率で保護さ れた。これらの化合物を、ベンゼンまたはアセトニトリル中の希釈溶液(3m M)として350nmランプ(Rayonet 反応器)で照射することにより、直ちに 脱保護した。典型的な反応時間は、0.25mmolスケールで1時間(アセト ニトリル中では2倍以上)であり、アルコール類の単離収率は、一様に高かった (>96%)。低濃度に於けるDMBアセテート及びベンジルDMBカーボネー トの同様の照射は本質的に同一速度の脱保護を示し、これらのカーボネート類に 関する脱保護の特定収率は、アセテートに関して報告されているもの、0.64 と同様であることを示唆している。ニトロベンジル類に対するこれらのベンゾイ ン基の非常に優れた点は、不活性なフェニルジメトキシベンゾフラン副生成物に ある。その長波長(300nm)吸収及び強い396nm蛍光は、1μMという 低い濃度でもその検出が可能であるため、光化学脱保護の収率の光学方法による 直接測定が可能になる。 固体基体上のDNAの光化学合成用のDMBカーボネート保護基の有用性を示 すために、2つのトリマーを調製した。5’アルコールにおけるDMB-カーボ ネートによるチミジンの誘導体形成及び、得られた以下の”3”化合物を以下の ”4”合物3’-ホスホアミダイトへの転換を標準方法によって実施した[式3 (Gait”Oligonucleotide Synthesis:A Practical Approach”IRL Press Oxfor d 1984;Narang,”Synthesis and Applications of DNA and RNA”Academic Pre ss,New York(1987);Gassen and Lang,”Chemical and Enzymatic Synthesi s of Gene Fragments”Varlag-Chemie,Weinheim(1982):Caruthers,Science 230:281(1985)]。5'-DMTr−T(25μmol/g)で誘導体形成した 市販の長鎖アルキルアミンコントロール-ポアグラス(lcaa-cpg)ビーズを酸で 処理し、テトラゾール触媒作用下、無水酢酸/ジメチルアミノピリジン(DMA P)キャッピングで以下の”4”化合物に結合させた。照射(以下の式4)及び 5’−DMTr−Bz−チトシン3’−CE−ホスホアミダイトとのカップリン グによりトリヌクレオチドが得られた。この保護基及びテザーをアンモニアで開 裂させ、生成物をHPLC精製にかけた(逆相,0.1M Et3N.HOAc/24−3 2% CH3CN)。配列5’−DMTr−CTTを含む画分の吸収を、真正サンプル (慣用のDMTr合成により調製)の既知濃度の吸収と比較すると、全収率の7 6.5%であった。配列5’−ATT−3’を最初に5’−DMB−CO2−T (ベンゾフラン離脱により184nmol)にその3’スクシネートを介して、 ジシクロヘキシルカルボジイミド処理によりlcaa-cpg基体を充填することにより 調製した。照射(t1/2=2.7分;全時間=30分)及び”4”の化合物との カップリングを上述のように実施した。第2の照射(t1/2=3.3分;全時間 =45分)及び5’−DMTr−Bz−アデノシン3’−CE−ホスホアミダイ トとのカップリング(ベンゾフラン離脱により167nmol)はトリヌクレオ チドを与えた。これを基体から開裂させ、HPLCにより分析すると単一ピーク を示した。この生成物も、OPCカートリッジ(Applied Biosystems,Foster C ity,CA)を用いて精製し、ヘビ毒フォスフォジエステラーゼ/アルカリフォ スファターゼで消化させた(Cadetら,Can.J.Chem.63:2861(1985))。得られ たサンプル中のヌクレオシドをHPLCで分析した。64.5%/35.5% (T/A)の割合が観察され、これは予想配列と一致した。これらの2つの配列 中の隣接T残基にもかかわらず、光化学脱保護は、真正サンプルと比較すること によって全くT−Tダイマー生成物が存在しないことによって確認されるように 、DNAにとって有害ではなかった(Greenbergら,J.Org.Chem.59:746(1994) )。 第2級ダイマーも上記の”1”の化合物により保護され、照射により脱保護で きた。 実施例III ヌクレオシドの3’アルコールの光除去可能なカーボネート誘導体による保護、 ホスホアミダイトによる5’アルコールの保護及び3’−アルコールの5’−リ ン誘導体とのカップリング カルボニルジイミダゾールをニトロメタン中でメチルトリフレートと処理する と、N−アルキルイミダゾリウム誘導体が生成した(上記実施例II参照)。この 種の3’,5’−ジメトキシベンゾインとのin-situ処理により、混合カーボネ ートエステル/イミダゾールが生成した。5’−保護ヌクレオシドを添加し、溶 液を2時間還流すると、DMB及びヌクレオシドの3’ヒドロキシル由来の混合 カーボネートが得られた。この物質は5’末端で脱保護し得、さらに、ホスホア ミダイト試薬で5’−ヒドロキシル上でさらに誘導体形成した(Caruthers,Scie nce 230:281(1985))。この5’−リン誘導体と第2のヌクレオシドの3’− アルコールとのカップリングをテトラゾール触媒で実施する。発生期のDNA鎖 を>300nmの波長の光で照射することによりもうひとつのカップリングサイ クルのために調製すると、ベンゾフラン誘導体、二酸化炭素及び遊離3’−OH 基が生成した。上記のものを使用して、ヌクレオシドの5’アルコール類を含む 他のアルコールの保護のために使用できる(実施例II参照)。チオール保護も上 述のように実施し得る。 上述のすべての参照文献はすべて本明細書中に含まれる。 当業者はこの開示を読むことにより、本発明の趣旨及び範囲を逸脱せずに種々 の変形を考え得るであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C12N 15/09 C12N 15/00 A (72)発明者 シューイー,スティーブン・ダブリュー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27713,ダーラム,ティモンズ・ドライブ 5011 (72)発明者 ブラドリー,ジーン−クロード アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27705,ダーラム,サウス・ラサル・スト リート 311,アパートメント・ナンバー 41エル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.核酸の5'から3'への合成を行う方法であって: i)光除去可能な3'ヒドロキシル保護基を含むヌクレオシドを支持体に付加 する工程であって、ここで前記付加は前記ヌクレオシドの5'ヒドロキシルを介 して行われ; ii)工程(i)から得られた前記支持体結合ヌクレオシドに照射を行い、それ によって前記保護基が除去されそして前記3'ヒドロキシル基が遊離される工程 ;および、 iii)工程(ii)から得られた支持体結合ヌクレオシドを5'ホスホラミダイト を含むヌクレオチドと、前記5'ホスホラミダイトが遊離3'ヒドロキシルと反応 してジヌクレオチドが形成される条件下で接触させる工程; を含む方法。 2.3'ヒドロキシル保護基はベンゾイニルカーボネートである、請求項1記 載の方法。 3.ベンゾイニルカーボネートはジアルコキシベンゾイニルカーボネートであ る、請求項2記載の方法。 4.ジアルコキシベンゾイニルカーボネートは3',5'または2',3'ジメトキ シベンゾイニルカーボネートである、請求項3記載の方法。 5.ヌクレオチドは3'ヒドロキシル保護基を含む、請求項1記載の方法。 6.ヌクレオチドの3'ヒドロキシル保護基は光除去可能である、請求項5記 載の方法。 7.ヌクレオチドの3'ヒドロキシル保護基はベンゾイニルカーボネートであ る、請求項6記載の方法。 8.核酸の5'から3'への合成を行う方法であって; i)第1のヌクレオチドの5'ヒドロキシルを介して支持体に付加する工程で あって、ここでヌクレオチドは3'ホスホトリエステルを含み、3'ホスホトリエ ステルのエステルのうちの1種は光除去可能な基であり; ii)工程(i)から得られた前記支持体結合ヌクレオチドに照射を行い、それ によって前記光除去可能な基が除去されそして3'ホスホジエステルが形成され る工程;および、 iii)工程(ii)から得られた支持体結合ヌクレオチドを、工程(ii)から得 られた支持体結合ヌクレオチドの3'ホスホジエステルと反応する5'ヒドロキシ ル基を含む第2のヌクレオチドと接触させ、それによってジヌクレオチドが形成 される工程; を含む方法。 9.光除去可能な基はアリールオキシベンゾイニル基である、請求項8記載の 方法。 10.光除去可能な基はニトロベンジル基である、請求項8記載の方法。 11.アリールオキシベンゾイニル基はアリールオキシジアルコキシベンゾイニ ル基である、請求項9記載の方法。 12.アリールオキシジアルコキシベンゾイニル基はアリールオキシジメトキシ ベンゾイニル基である、請求項11記載の方法。 13.第2のヌクレオチドは3'ホスホトリエステルを含み、前記エステルのう ちの1種は光除去可能な基である、請求項8記載の方法。 14.その5'ヒドロキシル上にホスホラミダイトを含み、且つその3'ヒドロキ シル上にベンゾイニルカーボネートを含む、ヌクレオチド。 15.次式: [式中、Bは窒素質芳香族複素環式基であり、XはH、OH、または保護された OHであり、Yはベンゾイニルカーボネートであり、Zはホスホラミダイトであ る] からなる化合物。 16.Yはジアルコキシベンゾイニルカーボネートである、請求項15記載の化合 物。 17.Yはジ(C1-C4)アルコキシベンゾイニルカーボネートである、請求項1 6記載の化合物。 18.Yは3',5'または2',3'ジメトキシベンゾイニルカーボネートである、 請求項17記載の化合物。 19.Bはウラシル、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、またはイノシン である、請求項15記載の化合物。 20.3'-o-ホスホリルアリールオキシベンゾイニルヌクレオチド。 21.ヌクレオチドは3'-o-ホスホリルアリールオキシジアルコキシベンゾイ ニルヌクレオチドである、請求項20記載のヌクレオチド。 22.ヌクレオチドは3'-o-ホスホリルアリールオキシジ(C1-C4)-アルコ キシベンゾイニルヌクレオチドである、請求項21記載のヌクレオチド。 23.ヌクレオチドは3'-o-ホスホリルアリールオキシジメトキシベンゾイニ ルヌクレオチドである、請求項22記載のヌクレオチド。 24.支持体、およびヌクレオシドまたはヌクレオチドの5'ヒドロキシル基を 介して該支持体に付加した複数のヌクレオチドまたはヌクレオシドを有する配列 (array)。 25.ヌクレオチドまたはヌクレオシドの3'ヒドロキシは光除去可能な保護基 を含む、請求項24記載の配列。
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