JPH11500606A - 核タンパク質セリン/スレオニンキナーゼ - Google Patents

核タンパク質セリン/スレオニンキナーゼ

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JPH11500606A JP8519509A JP51950996A JPH11500606A JP H11500606 A JPH11500606 A JP H11500606A JP 8519509 A JP8519509 A JP 8519509A JP 51950996 A JP51950996 A JP 51950996A JP H11500606 A JPH11500606 A JP H11500606A
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アーサー ヘミングス,ブライアン
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ノバルティス アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、広く発現されるヒトおよびショウジョウバエ〔D.メラノガスター(D .melanogaster)の新規セリン/スレオニンプロテインキナーゼ(核Dbf2関連キナーゼ、またはNdrと命名;以前にPun キナーゼと呼ばれたもの)並びにアゴニストおよびアンタゴニストの同定へのこのキナーゼの利用に関する。このキナーゼは核タンパク質であり、核内蓄積の原因である短い塩基性ペプチドKRKAETWKRNRRを含む。

Description

【発明の詳細な説明】核タンパク質セリン/スレオニンキナーゼ 本発明は、広く発現されるヒトおよびキイロショウジョウバエ〔D.メラノガ スター(D .melanogaster)〕の新規セリン/スレオニンプロテインキナーゼ( 核Dbf2関連キナーゼ、またはNdr と命名;前はPun キナーゼと呼ばれたもの)お よびそれのモジュレーターの同定へのこのキナーゼの利用に関する。このキナー ゼは核タンパク質であり、核内蓄積の原因である短い塩基性ペプチドKRKAETWKRN RRを含む。 可逆的なタンパク質リン酸化は、代謝、増殖および分化をはじめとする真核生 物における多数の基本的な細胞機能を協調調節する主要機序である。特定の標的 タンパク質のリン酸化状態および結果としてのその活性は、プロテインキナーゼ とプロテインホスファターゼの正反対の作用によって調節される。一般に、それ らの酵素はセリン/スレオニンまたはチロシンリン酸受容体のいずれかに特異的 であるが、幾つかの二元特異性キナーゼおよびホスファターゼも記載されている 。リン酸化カスケードの重要性は、多数のキナーゼ、ホスファターゼ、およびそ れらが関与するシグナル変換経路が進化の過程で高度に保存されているという所 見からわかる。近年、細胞周期の調節におけるタンパク質リン酸化の役割に関心 が集中している。多数の細胞性プロトオンコジーン(癌原遺伝子)がセリン/ス レオニンキナーゼ類のメンバーをコードし、或る種のセリン/スレオニンキナー ゼが細胞周期調節網の重要な成分として機能することが次第に明らかになってき ている。従って、それらの経路の完全な描写は発癌や腫瘍の進行の解明のための 重要な目標である。 C.エレガンス(C .elegans)EST(expressed sequence tags)cm11b7およ びcm11b8は、ヒトキナーゼRAC/Akt(RAC-PK)およびS.セレビシエ(S .cerevisi ae )細胞周期調節キナーゼDfb2の蠕虫同族体として最初に記載された重複するcD NAクローンである〔Waterston 他,(1992)Nat.Genet.1,114-123〕。それらの クローンの完全な配列決定により、この相同性指定が正しくないことが決定され た。 驚くべきことに、RAC-PKおよびDbf2とは異なる、cm11b8に高度に相同である新 規キナーゼがヒトおよびキイロショウジョウバエ源から単離できることを発見し た。このキナーゼNdr はカルシウム依存性方式でカルモジュリンに結合する。Nd r をコードする遺伝子はヒト染色体6上の、6p21.2と6p21.31 の間の、主要組織 適合性複合体(MHC)クラス1遺伝子を含む染色体6の領域に位置する。適当な発 現系に含めるとNdr をコードするDNAを過剰発現させることができること、お よびタンパク質配列が該タンパク質の核限局化(nuclear localisation)の原因 となる短い断片を含有することも発見した。発明の要約 本発明の第一の面では、Ndr プロテインキナーゼ、並びにそれの相同体および 類似体を提供する。更に、本発明は、Ndr から誘導される核限局化配列およびカ ルシウム応答(signalling)の調節へのNdr の利用に関する。発明の詳細な説明 C.エレガンスcm11b7とcm11b8を使って配列決定および相同性研究を行うこと により、それらがRAC-PKの蠕虫相同体というよりむし ろ新規プロテインキナーゼを表すことを決定付けた。本発明は配列番号2および 配列番号7に与えられるようなアミノ酸配列を含んで成る新規プロテインキナー ゼ;またはそれの相同体に関する。本発明のキナーゼはNdr と命名される。 Ndr およびそれの相同体は、それらがヒトおよびショウジョウバエNdr により 表されるようなNdr プロテインキナーゼと起源または機能に関して相同性を共有 することを技術者が決定するのに十分な程の類似性を有するポリペプチドである 。本発明は、Ndr の全ての種相同体を包含する。配列番号7と配列番号2に表さ れるヒトおよびショウジョウバエNdr は種相同体である。他の生物からの種相同 体は本明細書中に記載する常用される方法に従って単離することができる。更に 、適当な別法も当業者に知られており、それは文献中に見つけることができる。 Ndr の種相同体は本明細書中に記載されるポリペプチド配列の誘導体であると見 なすことができる。しかしながら、本発明はC.エレガンスcm11b7およびcm11b8 の配列それ自体は包含しない。 好ましい場合には、配列の同一性を指すのに相同性が本明細書中で使われる。 相同体は本明細書中に記載の Ndrプロテインキナーゼと或る量の配列同一性を有 するポリペプチドでもある。好ましくは、配列同一性が50%以上、より好ましく は60%以上、最も好ましくは75%以上である。ヒトとショウジョウバエ Ndr配列 は68%の配列同一性を有する。他方、Dbf2はヒトNdr と32%しか総合アミノ酸同 一性を持たず、これは、Dbf2はNdr に関連しているが、両者が種相同体ではない ことを示唆する。 Ndr プロテインキナーゼ群のメンバーの中でアミノ酸残基が同一でない場合、 それらは多分類似しており、存在する置換が好ましくはキナーゼの領域の構造/ 機能関係を変えないような保存的置換ま たは変更であるだろう。ヒトとショウジョウバエ Ndr間の配列相同性は約80%で ある。 本発明の部分を構成する前記ポリペプチドの誘導体は、Ndr の変異体および断 片も含んで成る。変異体は、例えば1または複数のアミノ酸の欠失、付加または 置換を有するポリペプチドであり、即ちある領域が欠けているかまたは別のポリ ペプチドに連結されている(例えば融合タンパク質の形で)ポリペプチドである 。本発明の変異体は、例えば酵素活性または特異性に関して、生来のNdr と同等 に反応し、よって、それの総合活性はわずかな形で変調または改変され得るけれ ども、Ndr とそれの変異体とは本質上は機能的に等価である。 Ndr の断片は、ポリペプチドの実質的部分が削除されているNdrポリペプチド またはそれの変異体を含んで成る。Ndr の断片は生来のNdr と実質的に異なる活 性を有してもよい。よって、Ndr 断片はそれの個々のキナーゼ領域、または生来 のNdr のキナーゼ領域のサブセット、またはカルモジュリン結合領域、核限局化 シグナルなどを含んで成ることができる。 例えば、ヒトNdr のアミノ酸265〜276(KRKAETWKRNRR)は核限局化シグナルを コードすることがわかった。従って、本発明は核限局化シグナルとして働き且つ アミノ酸配列 KRKAETWKRNRR を有するNdr の断片;同じ核限局化作用を有するそ れの機能性誘導体;およびこの核限局化シグナルをコードするDNAにも関する 。また、主として核内に限局化されるポリペプチドの作製へのこのポリペプチド の利用も包含する。 更に、Ndr は、Hanks およびQuinn 〔Meth.Enzymol.(1991)200,38-62〕によ り同定された12のプロテインキナーゼ触媒亜領域の全部を含んで成ることがわか る。それらのうち、亜領VIbとVIIの存 在はNdr がセリン/スレオニンキナーゼであることを暗示する。よって、本発明 はNdr のキナーゼ領域の任意のサブセット、特にセリン/スレオニンキナーゼ領 域を包含する。 本発明のポリペプチドが融合タンパク質の形で発現されるならば、融合される ポリペプチドは直接またはスペーサーによって連結され得る。例えば、天然に存 在しない場合、特異的に認識されそして化学的にまたは酵素的に開裂される領域 を挿入することが可能である。選択的開裂試薬または酵素の例はCNBr、V8プロテ アーゼ、トリプシン、トロンビン、第X因子、ペプチダーゼ yscαおよびyscFで ある。組換え技術または化学技術による融合タンパク質、変異体または断片の作 製方法は当業界で既知である。単離 本発明のポリペプチドは常用手段により天然源から、組織からまたは培養細胞 から単離することができる。単離の最中に、常用の添加剤、例えばタンパク質安 定剤、プロテイナーゼ阻害剤などを添加してもよい。例えば、ポリペプチドを組 織培養物から単離する時、通常第一段階は細胞を溶解し、またはポリペプチドが 培地中に分泌される場合には、遠心分離によって培養液から細胞を分離すること にある。得られた上清を、追加のタンパク質および不純物の存在下で、例えば非 タンパク様物質の大部分を除去するためのポリエチレンイミンでの処理、および 溶液を硫酸アンモニウム等で飽和することによるタンパク質の沈澱により、本発 明のポリペプチドについて濃縮することができる。存在するならば宿主タンパク 質も、酢酸での酸性化および他の常用手段により沈澱させることができる。他の 精製段階は、例えば、レクチンの除去、脱塩、クロマトグラフィー処理、例えば イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、分配クロマトグ ラフィー、HPLC、逆相HPLCなどを含む。 混合物の成分分離は、透析により、電荷に従ってゲル電気泳動もしくは無担体電 気泳動の手段により、分子の大きさに従って適当なSephadexカラム、ゲル浸透も しくは限外濾過により、アフィニティークロマトグラフィーにより、または他の 方法により、特に文献から既知であるものにより、達成される。 ポリペプチド、および特にその誘導体は、天然源から得られるよりもむしろ合 成手段により得ることができる。本明細書中に含まれる情報を利用して、市販の タンパク質合成装置を使って合成することができ、または商業的ペプチド合成サ ービスから注文してもよい。合成したNdr 誘導体は、変更されたアミノ酸残基の 使用または該ポリペプチドへの非相同基もしくは側鎖の付加を含む、任意の所望 の配列変更を含んでもよい。本発明のポリペプチドの使用 Ndr のようなキナーゼは細胞内でのシグナル変換に関与することが知られてい る。この関与は、キナーゼを通信経路の変更により生物学的効果を得ようとする 剤の標的とする。典型的には、通信経路の変更は特定の刺激に対する細胞の応答 を変更するだろう。例えば、ホルモンレセプターから生物学的エフェクター(典 型的には遺伝子発現の調節因子である)へのシグナル変換に関与するキナーゼを ターゲティングすることにより、ホルモンの作用を変更することができる。 カルモジュリンは細胞の主要なカルシウムイオン結合タンパク質であり、カル シウム媒介作用に関与している。Ndr へのカルモジュリンの結合がカルシウムイ オン封鎖により十分に可逆的であるようにカルシウム依存形式でNdr がカルモジ ュリンに結合することは決定されている。Ndr の活性はカルモジュリンにより調 節される。 従って、細胞に対するカルモジュリンの作用に影響を及ぼす方法 であってそれに対するNdr の応答を変更することを含んで成る方法が提供される 。好ましくは、該方法は、前記細胞をNdr の活性化剤または阻害剤と接触させる ことを含んで成る。Ndr 模倣物を含みそして集合的にモジュレーターと呼ばれる 活性化剤と阻害剤は、カルモジュリン結合部位のところまたはその近くでNdr と 相互作用し、それによりNdr 活性に対するカルモジュリンの作用に影響を与える ことができる。あるいは、モジュレーターはカルモジュリン結合部位から離れた 部位のところで作用し、他の手段によりNdr の活性を促進または抑制してもよい 。例えば、モジュレーターは、おそらくNdr の三次元構造を変えることにより、 例えばNdr とそれの基質との間の結合エネルギーに影響を及ぼすか、またはNdr の細胞レベル下の限局化、関連した細胞因子とNdr との相互作用、などに影響を 及ぼすことにより、基質をリン酸化するNdr の能力に影響を及ぼすことができる 。更に、モジュレーターは、Ndr それ自身よりもむしろNdr と相互作用する因子 や基質をターゲッティングすることにより、Ndr の活性に影響を及ぼし得る。 本発明は、カルモジュリン応答の異常に関連づけられる病気を治療する方法で あって、患者に医薬上有効な量のNdr モジュレーターを投与することを含んで成 る方法も提供する。そのような方法で使われるNdr モジュレーターは、モジュレ ーターの的確な性質に依存して従来の方法論に従って処方することができ、典型 的には生物学的に許容される担体と共に該モジュレーターまたはそれの前駆体を 含んで成るだろう。 ある状況では、カルモジュリン応答の欠乏が、Ndr と直接関連づけられる異常 によって引き起こされると確定できる場合、その状態が外因性Ndr を投与するこ とにより処置されるように、Ndr モジュレーターはNdr それ自体の形態をとるこ とができる。この場合、 Ndr をタンパク様物質の製剤投与に許容される剤と共に処方し、そして許容され る経路により、例えばリポソームによって、患者に供給することができる。 更に、Ndr またはそれのモジュレーターは、細胞中で翻訳されてその場でNdr またはそれのモジュレーターを与えることができる核酸の形態で、細胞に提供す ることができる。よって、本発明は、核酸が細胞内で発現されてNdr またはそれ のモジュレーターを産生するように、Ndr またはそれのモジュレーターをコード する核酸を細胞に投与することを含んで成る遺伝子治療法を包含する。本発明は 、それ自体Ndr 変調活性を有する核酸、例えばNdr それ自体をまたはNdr の活性 に影響を及ぼす分子をターゲッティングするアンチセンスオリゴヌクレオチドの 投与を包含する。 Ndr はそのまま結合研究におよび可能性あるNdr モジュレーターのスクリーニ ングにおいて利用することもできる。結合研究には、本発明のポリペプチドは、 例えば、マイクロタイタープレートまたはビーズのような固形担体上に固定化す ることができ;あるいはビオチンまたは放射性、発光性もしくは化学発光性基の ような1もしくは複数の識別可能なマーカーを有することができる。本発明の好 ましい態様では、Ndr はNdr 活性の潜在的モジュレーターをスクリーニングする 方法において使われる。そのような方法では、適当な手段により、例えばNdr の キナーゼ活性を測定する機能分析により、Ndr の活性をモニタリングする。キナ ーゼ活性アッセイは技術の現状で既知である。従って、本発明は、Ndr 活性の潜 在的モジュレーターである化合物をスクリーニングする方法であって、次の段階 : a)請求項1に記載のキナーゼを前記化合物と共にインキュベートし; b)前記化合物により誘導されるキナーゼの活性の変化を測定し、 前記化合物の存在下における該活性の変化が前記化合物と前記キナーゼとの機能 的相互作用を表す を含んで成る方法を提供する。 インキュベーション条件は、キナーゼとスクリーニングされる化合物との相互 作用を検出するのに用いる正確な方法に従って異なるだろう。転写活性化検出系 、例えば酵母二ハイブリッド系の場合、インキュベーション条件は遺伝子の転写 に適切であり、例えば生存細胞の内側に普及しているものである。しかしながら 、他の検出系は異なるインキュベーション条件を要求するだろう。例えば、相互 作用の検出が例えばアフィニティークロマトグラフィーにおいて知られるように クロマトグラフィーアッセイによる相対親和力に基づくならば、インキュベーシ ョン条件は結合を促進するように調整され、次いでスクリーニングされる化合物 がもはやNdr に結合しなくなる点が決定されるように徐々に変更されるだろう。 本発明に従ったインキュベーションは多くの手段により達成することができる が、基本的な要件は、キナーゼまたはそれの断片とスクリーニングされる化合物 とが互いに接触することができることである。これは、Ndr またはその断片と化 合物とを混合することにより、または例えばそれらをコードする核酸の発現によ ってそれらをその場で生産せしめることにより、達成することができる。Ndr も しくはNdr 断片および/または該化合物が別のポリペプチドとの融合体の形態で ある場合、それらはそういうものとしてその場で発現させてもよい。 好ましくは、本発明の方法は二ハイブリッド系に基づく。そのような系は、分 離可能なDNA結合領域と転写活性化領域を有する転写活性化因子、例えば酵母 GAL4活性化因子を利用することにより、特異的なタンパク質:タンパク質相互作 用を検出する。使う予定で ある転写活性化因子に応答性である要素にレポーター遺伝子が作用可能に連結さ れ、そしてNdr またはその断片とスクリーニングしようとする化合物とに暴露さ れる。ここでそのうちの一方が転写活性化因子の転写活性化領域と複合体形成し 他方が該因子のDNA結合領域に連結される。Ndr またはその断片と化合物との 特異的相互作用が存在すれば、転写活性化因子のDNA結合領域と転写活性化領 域は並列になり、レポーター遺伝子からの転写は活性化されるだろう。 あるいは、検出は、Ndr またはその断片(例えばそれの核限局化シグナルまた はそれの触媒領域)とスクリーニングされる化合物またはその断片との間で観察 される結合に基づいてもよい。例えば、モジュレーション現象に関係することが 知られているモジュレーターの一部分とNdr との間の相互作用をモニタリングす ることにより、Ndr と潜在的モジュレーターとの相互作用をアッセイすることが できる。 Ndr またはその断片は、それをスクリーニングしようとする化合物と共にイン キュベートし、続いてNdr 特異的抗体とのNdr 複合体を「取り壊す(pulling-do wn)」ことにより、それに結合する化合物についてスクリーニングするのに用い ることができる。免疫沈澱または免疫アフィニティークロマトグラフィーに適当 な抗体は、当業者に公知である常用技術に従って調製することができ、性質がモ ノクローナルであってもポリクローナルであってもよい。Ndr −化合物複合体を 親和性により単離した後、該化合物をNdr 抗体から解離せしめ、そして常用技術 により特徴づけることができる。 Ndr またはそれの断片とスクリーニングされる化合物との相互作用は間接的に 観察することもできる。例えば、化合物の存在下または非存在下で基質に対する Ndr の作用を観察することにより、Ndr 機能の阻害剤または活性化剤を検出してもよい。 Ndr またはそれの触媒領域の活性は、キナーゼ基質を使ったキナーゼ活性アッ セイにより評価することができる。例えば、確立されたアッセイ手順に従って自 己リン酸化を測定することができる。外因性の生理学的基質を使ってもよい。 本発明は更に、スクリーニング系におけるNdr またはその断片の使用を含んで 成る。このスクリーニング系は、好ましくはカルモジュリン活性のモジュレータ ーである化合物、特にその活性が細胞増殖に関連する化合物についてスクリーニ ングするのに使われる。 そのような化合物をスクリーニングするのに有用なキットを作製することがで き、このキットは本質的にNdr とスクリーニングされる化合物との相互作用を検 出するための手段と共にNdr またはその断片を含んで成るだろう。従って、好ま しくは、スクリーニングキットは上述した検出系の1つを含んで成る。 本発明のキットに使われるNdr は、タンパク質の形で、例えば溶液、懸濁液も しくは凍結乾燥物において、または発現系により所望によりその場でのNdr もし くはその断片の生産を可能にする核酸配列の形で、提供することができる。好ま しくは、Ndr またはその断片をコードする核酸は、融合タンパク質、例えばGST 融合体の形でそれをコードする。 更に別の態様では、本発明はNdr またはその断片と直接的にまたは間接的に相 互作用する化合物を提供する。そのような化合物は無機または有機化合物、例え ば抗生物質であり、好ましくは細胞内通信(Signalling)に関与するタンパク様 化合物である。 本発明に係る化合物は、上述した技術を使ってスクリーニングすることにより 同定することができ、そして確立された手順に従った天然源からの抽出により、 または特に低分子量化学化合物の場合に は合成により、調製することができる。タンパク様化合物は組換え発現系、例え ばバキュロウイルス系、または細菌系における発現により調製することができる 。タンパク様化合物は治療用途を有してもよいが主として通信経路の機能の研究 に有用である。 他方で、低分子量化合物は好ましくは確立された手順に従って化学合成により 製造される。それらは主に治療薬として望ましい。低分子量化合物と有機化合物 は一般に増殖抑制薬として有用であろう。 好ましくは、Ndr 活性のモジュレーターは細胞内のカルシウム応答のモジュレ ーターである。よって本発明は、カルシウム応答の潜在的モジュレーターをスク リーニングする方法であって、Ndr の活性に対するそのようなモジュレーターの 効果をアッセイし、ここで前記活性に対する効果がカルシウム応答モジュレータ ーとしての化合物の可能性を表すことを含んで成る方法を提供する。 Ndr 活性の理解を高めそしてNdr モジュレーターを潜在的に改良するために、 単離されたポリペプチドを使って全タンパク質のまたは少なくとも酵素活性と調 節の原因となる領域の三次元構造を同定することができる。三次元構造の同定の ための常法は、例えば、X線解析またはNMR解析である。それらのまたは同等 の方法を使って得られたデータは、Ndr モジュレーターの同定または改良に直接 または間接的に使うことができる。この点で汎用される方法は例えばコンピュー ターを使った薬剤デザインまたは分子模型製作である。 本発明の更なる態様は、本発明のポリペプチドを使ってまたはそれから得られ る三次元構造の助けをかりて同定された、治療方法に使われるモジュレーターに 関する。プラスミドおよびDNA 本発明の他の態様はNdr をコードする核酸である。この核酸DNA は1または複 数のイントロンを含んでもよい。 Ndr をコードする核酸は、本明細書中に開示されるようなNdr ポリペプチドの 全体をコードしない核酸を包含する。よって、本発明は全Ndr コード配列の断片 を提供する。そのような断片は好ましくは上記に明記したようなNdr の断片また はその誘導体をコードする。核酸の断片は、例えば、関連タンパク質をコードす るDNAを同定するためのハイブリダイゼーションプローブとして使うことがで き、またはある組織における本発明のタンパク質の転写産物についてスクリーニ ングするのに用いることができる。適当な断片は好ましくは20ヌクレオチドより 大きいものである。 上述したような本発明のタンパク質をコードするDNAは、上記核酸におよび 場合により転写終結シグナルに作用可能に連結されたプロモーターを含んで成る 核酸発現カセットの中に含まれてもよい。 プロモーターはほとんど全ての源のものであることができる。例えば、Ndr 遺 伝子に本来隣接しているプロモーターまたは密着制御型プロモーターを使うこと が可能である。好ましいのは、選ばれた宿主細胞において活性であるプロモータ ー、例えばSV40、tac 、β−アクチン、メタロチオネイン、T7、ポリヘドリン およびシトメガロウイルスプロモーターである。 転写終結シグナルを含むDNA配列は、好ましくは所望の宿主に適当な転写終 結シグナルおよびポリアデニル化シグナルを含む遺伝子の3′隣接配列である。 適当なシグナルは例えばヒト成長ホルモンの、DHFR遺伝子の、およびウサギβ− グロビン遺伝子のポリアデニル化シグナルである。 本発明のポリペプチドをコードする好ましいDNAは配列番号1と配列番号6 に記述される。 産生されたタンパク質を培地中に分泌させるシグナル配列を更に含有するポリ ペプチド発現カセットを使うこともできる。適当なシ グナル配列は既知である。従って、それらの種類の発現カセットでは、プロモー ターがシグナルペプチドをコードする第一のDNA配列に作用可能に連結され、 それに正しい読み枠において本発明のポリペプチドをコードする第二のDNA配 列、および転写終結シグナルを含むDNA配列が連結される。 プロモーター、本発明のタンパク質をコードするDNA配列および転写終結シ グナルを含むDNA配列は互いに作用可能に連結され、即ち、それらはそれらの 正常機能が維持されるような形で並列される。この配置は、プロモーターが構造 遺伝子の適切な発現を行い且つ転写終結シグナルが適切な転写の終結とポリアデ ニル化を行うような配置である。それらの配列の連結は、例えば、エンドヌクレ アーゼの認識配列を含む合成オリゴデオキシヌクレオチドリンカーを使って達成 することができる。 本発明の発現カセットは、安定なプラスミドの形で所望の宿主に挿入してもよ く、または染色体中に直接挿入してもよく、後者の方が好ましい。 その上本発明に係る発現プラスミドは、1または複数の、特に1つまたは2つ の、プラスミドの作製、増幅および試験に使われる宿主のための選択遺伝子マー カー、例えば細菌宿主、特にエシェリキア・コリ(Escherichia coli)のマーカ ーと複製開始点を含む。 選択遺伝子マーカーについては、該マーカー遺伝子の表現型発現の結果形質転 換体の選択を容易にする任意のマーカー遺伝子を使うことができる。適当なマー カーは例えば、抗生物質耐性を発現するもの、または栄養素要求性宿主変異体の 場合、宿主の欠陥を補完する遺伝子である。対応する遺伝子は、例えば、抗生物 質テトラサイクリン、アンピシリン、G418、ヒグロマイシンもしくはブレオマイ シンに対する耐性を付与するか、または例えばURA3LEU2LYS2HIS3 もしくはTRP1遺伝子が欠損している栄養素要求変異体における原栄養性に備 える。 発現プラスミドの増幅は通常原核生物、例えばE.コリ中で行われるので、有 利には複製開始点が含まれる。それらは対応する原核生物プラスミド、例えばE .コリプラスミド、例えばpBluescript はpUC19 から得ることができ、これらは原核生物(例えばE.コリ)の複製開始 点と抗生物質(例えばアンピシリンおよびテトラサイクリン)に対する耐性を付 与する遺伝子マーカーの両方を含有する。 ポリペプチド発現カセット、1または複数の複製開始点および遺伝子マーカー の他に、本発明の発現プラスミドは所望により追加の発現カセット、例えば同一 であっても異なってもよい1〜3個の追加のポリペプチド発現カセットを含有す ることができる。 本発明の発現プラスミドは、当業界で既知の方法により、例えばポリペプチド 発現カセット、試験に使う宿主および場合により細菌宿主のための選択遺伝子マ ーカーを含むDNA断片、1または複数の複製開始点、並びに場合により追加の ポリペプチド発現カセットを、予め決められた順序で、通常の化学的または生物 学的試験管内合成方法を使って連結せしめることにより調製される。好ましくは 、プラスミドは組換えDNA技術を使って作製および調製される。組換えDNA 技術による調製の場合、適当なDNA断片を通常のやり方で試験管内で連結せし める。次いで連結混合物を用いて、使った調節因子の性質に応じて適当な原核ま たは真核宿主を形質転換せしめ、そして通常のやり方で所望のベクターを含有す る形質転換体を選択する。形質転換された宿主を使ってプラスミドを増殖させる ことができ、そして通常のやり方でプラスミドを単離することができる。宿主の 選択はベクター上に置かれた調節配列に依存する。ベク ターの作製および増幅には、原核宿主、例えばE.コリが好ましい。宿主、トランスフェクションおよび培養 本発明のポリペプチドの生産に適当な宿主は真核または原核細胞、例えば哺乳 動物、線虫、昆虫、酵母または細菌細胞である。 上述したような適当な宿主は、遺伝子工学の標準法により、例えばウイルス、 脂質小胞、粒子衝撃またはエレクトロポレーションの助けをかりて、トランスフ ェクションすることができる。生産されるタンパク質の量を増やすために、高コ ピー数プラスミドを使うことが有利であり、またはプラスミドDNAを数コピー でゲノム中に組み込む。後者は、例えば、例えばメトトレキセートを使って選択 応力を適用することから、達成することができる。 トランスフェクションされた宿主細胞は標準法により細胞培養において培養す ることができる。 従って、本発明の更なる態様は、上述したようなトランスフェクションされた 宿主を培養し、そしてそれによって生産されたポリペプチドを単離することを含 んで成る、本発明のポリペプチドの生産方法に関する。 本発明のポリペプチドをコードするDNAは、例えば生来のNdrの過剰発現ま たは規制解除(deregulation)により引き起こされ得る作用に影響を与えるため に、並びに自身がNdr に影響を与える因子をターゲティングするために、生物中 でのNdr の翻訳を阻害するアンチセンスRNAまたはDNAのデザインにも利用 することができる。 本発明の他の態様は、Ndr 、特にヒトNdr に特異的である抗体に関する。その ような抗体は例えば免疫染色または免疫分離によってNdr を同定または単離する のに、あるいは生体内または試験管内でNdr 活性を破壊するのに有用である。 Ndr 特異的抗体は当業界で既知の技術に従って調製することができる。ポリク ローナル血清を調製するためには、Ndr 由来のペプチド(例えばC末端ペプチド )から成るNdr の抗原性部分、または完全なキナーゼを、所望によりアジュバン トの存在下でまたは免疫刺激薬(例えばアオガイヘモシアニン)に接合させた状 態で、哺乳類(例えばマウスまたはウサギ)に注射し、そして固相に結合したキ ナーゼまたはそれの抗原性部分を使ったアフィニティー精製によりそこから抗体 を回収する。モノクローナル抗体も同様な確立された手法に従って調製すること ができる。 例示目的でのみ、本発明を次の実施例において更に説明する。実施例 ランダムプライミング、サブクローニング、配列決定、制限酵素での開裂、ゲ ル精製、連結、形質転換およびアニーリングといった遺伝子工学における標準法 は、本質的にはSambrook他,Molecular Cloning: A laboratory manual,第2版 ,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor NY,1989に記載 された通りに実施する。略号: bp 塩基対 C.エレガンス セノラディティス・エレガンス (C .elegans) (Caenorhabditis elegans) D.メラノガスター ドロソフィア・メラノガスター (D .melanogaster) (Drosophia melanogaster) DMEM ダルベッコ改良イーグル培地 FCS ウシ胎児血清 IPTG イソプロピルβ−D−チオガラクトピラノ シド nt ヌクレオチド nts 複数のヌクレオチド PBS リン酸塩緩衝化塩溶液 pI 等電点 SDS ドデシル硫酸ナトリウム SSC 0.15 M NaCl/15 mM クエン酸Na,pH 7.0実施例1:ショウジョウバエ Ndrの同定 C.エレガンス(C .elegans)ESTクローン cm11b8〔Waterston 他,Natur e Genet(1992),1,114-123〕をランダムプライミングにより放射性標識し、そ れを使ってλZAPII(Stratagene)中に作製したショウジョウバエ胚cDNAライブ ラリーを低緊縮性でスクリーニングする(Sambrook他)。この結果2.1 kbクロー ン SDEpunk-12(DSMに寄託した)が単離され、それを完全に配列決定する( 配列番号1)。それは456 アミノ酸の完全転写解読枠(配列番号2)を含む。実施例2:ヒト Ndrの同定 C.エレガンス cm11b8 (配列番号3)とショウジョウバエ Ndr(配列番号2 、実施例1から)との間で保存されているアミノ酸配列に相当する縮重オリゴヌ クレオチドをヒト相同体の増幅のためにデサインする。この増幅は、配列番号4 (XbaI部位に下線が引かれている)および配列番号5(HindIII 部位に下線が引 かれている)を有するプライマーを使って、Sambrook他に記載されたようなグア ニジンイソチオシアネート法によりHeLa細胞から単離された逆転写した全RNA 上でPCRを行うことにより実施した。 最終反応混合物(50μl)は10 mM Tris-HCl,pH 8.3,50 mMKCl,2 mM MgCl2 ,200μM の各dNTP,50ピコモルの各プライマー,5μlのcDNAおよび2.5 単位 のTaq ポリメラーゼを含有する。反応は95℃(1分)、55℃(2分)および72℃ (3分)までを30回繰り返す。この後、反応液5μlを取り出し、上記と同様に 再増幅させる。 ングし、ランダムプライミングにより標識し、そして胎児の脳、胎児の網膜、胎 盤および成人の心臓から誘導されたヒトcDNAライブラ (Stratagene,上記参照)中に作製した〕をスクリーニングするのに使う。それ らのライブラリーの各々において部分長さのクローンが見つかる。 製造業者(Stratagene)により推奨されるようにしてプラスミド救援を実施す る。スクリーンにおいて陽性シグナルを示すPCR生成物およびライブラリーク ローンを、シークエナーゼ(USB)と注文合成したプライマーを使って両方の 鎖に関して完全に配列決定する。 イブラリーの2つのクローン BBZpunk-16b(DSMに寄託)とBBZpunK-3a(DS Mに寄託)を使用して、それらの共通のXmnI部位 のEcoRI 部位の中に全長ヒトNdr cDNAを構築する。クローンBBZpunk-16b の1.1 kb EcoRI/XmnI断片とクローンBBZpunk-3aの 部位の間に連結せしめる。この中間体プラスミドをSacIで消化し、BBZpunk-3aの 1.3 Kb SacI/SacI断片と連結せしめる。得られたプラスミドをpBLM-punk と命 名する。構築したcDNAをHindIIIとXbaIによりそこから切り出し、HindIII/XbaI で切断されたpECE〔SV40系発現ベクター;これはEllis 他,Cell(1986),45,72 1-732に与えられた記載に従って作製する〕の中にサブクローニングし、プラス ミドpECE-punk を得る。 このクローンは、nt 566〜nt 1990 に及ぶ単一転写解読枠を有する計3018 bp を包含する。転写解読枠中の最初のメチオニンはnts596-598 位にある。このメ チオニンからの翻訳は、7.2 のpIと54.2KDa の分子量を有する465 アミノ酸ポリ ペプチドを与える。ショウジョウバエのものとの推定アミノ酸配列の整列は多数 の高度に保存された領域を示す;ヒト Ndrとショウジョウバエ Ndrとの総合アミ ノ酸同一性は68%である。 完全なヒトNdr 配列は配列番号6および7に記載される。配列はウィスコンシ ン大学GCG ソフトウエアパッケージを使って分析した。実施例3:ヒト組織におけるNdr の発現 BBZpunk-3aの 1.7 kb EcoRI 断片(実施例2参照)をランダムプライミングに より約1×109cpm/μg の比活性に32P標識し、製造業者の推奨に従ってヒト組 織RNAブロット(Clontech)を探査するのに使う。 次の組織を試験する: 心臓、脳、胎盤、肺、肝臓、骨格筋、腎臓および膵臓。 ハイブリダイゼーション後、ブロットを60℃にて0.2 ×SSC/0.1 %SDS (1×SSC=0.15 M NaCl /15 mM クエン酸Na,pH7.0)の最終緊縮性に洗浄 し、次いで2枚の映像強化膜を使って−70℃にて3週間Kodak XAR フィルムに暴 露する。定量のため、ブロ このノーザン分析を使って、分析した全ての組織において単一の3.9 Kb転写物 が検出される。このmRNAは腎臓に最も豊富であるが、成人の脳においては微量し か検出できず、転写レベルは腎臓と脳で約30倍の差がある。3.9 kbの転写物サイ ズはcDNAライブラリースクリーニングの結果と一致する。スクリーニング中に、 ヒト心筋ライブラリーから部分長さのcDNAが単離され、これはnt 1375 から始ま りこれの2515 bp 下流のポリ(A)末尾で終わる胎児脳配列と同焦点である、。 よって、異なるライブラリーからクローンを集めることにより、計3890 bp のcD NAを回収する。RT-PCRにより試験した幾つかの細胞系(実施例2に記載したよう な)およびスクリーニングした全てのヒトcDNAライブラリーにおけるNdr転写物 の存在は、Ndrが広く発現される(おそらく構成的に)という考えと一致する。 分岐した真核生物を越えたそれの保存を合わせて考えると、これはNdr が本質的 な細胞機能において重要であるということを一層暗示する。実施例4:細菌におけるNdr 酵素活性の発現 Ndr 活性の試験管内特徴付けのために、BBZpunk-16b(実施例2参照)からヒ トcDNAを単離し、細菌発現ベクターpGEX2T〔Pharmacia,Smith およびJohnson, Gene(1988),67,31-40〕中にクローニングしてグルタチオン−S−トランスフ ェラーゼ(GST)−Ndr 融合タンパク質を作製した。陰性対照として、リジン118 がアラニンに変わったNdr の変異形を作製した。リジン118 は、ATPのαおよ びβホスフェートを接触させる全てのプロテインキナーゼの不変リジンに相当し 、触媒作用に不可欠である。 突然変異誘発のための増幅はPfu ポリメラーゼ(Stratagene)を 全ての増幅領域を配列決定し、変異の存在と追加の変異の不在を確認する。次の 変異原性プライマーを使用する: プラスミドpGEX2T-punkを作製するために、cDNAクローンBBZpunk-16bを配列番 号8と配列番号10のプライマーを使って増幅させる。クローニングしたPCR生 成物のBamHI/XmnI断片を、cDNAクローンBBZpunK-3aの5′XmnI/EcoRI断片と一緒 に、BamHI/EcoRIで切断したpGEX2Tの中に連結せしめる。得られたプラスミドをE coRI で切断し、BBZpunK-3aの3′EcoRI 断片と連結せしめる。 リジン118 をアルギニンに変更するために、2段階PCR法を使う。配列番号 8/配列番号11と配列番号9/配列番号12のプライマー対を使って、プラスミド pBLM-punk を増幅させる。2つの生成物をゲル精製し、変性させ、互いにアニー リングさせ、そして配列番号8と配列番号9のプライマーを使って再増幅させる 。第二次PCR生成物をNcoIとEcoRI で切断し、pGEX2T-punk 中の対応する部位 の間にクローニングしてpGEX2T-punkK118Aを作製する。 どちらの場合でも、グルタチオン−アガロース上での精製は約0.25mg/l細菌 の収率で期待のサイズ(約82 kDa)のタンパク質を与えた。精製したタンパク質 の約50%が全長タンパク質であり;28〜35 kDaで移動する微量種は該融合タンパ ク質の分解産物であると推定される。というのは、同一条件下での遊離GSTの 精製は事実上均一なタンパク質を与えたからである。 活性を測定するために、適当なプラスミドにより形質転換された E.コリ JM109細胞(Clontech)を標準条件下で対数中期まで増殖させ、次いで 0.1 mM IPTG で室温で一晩誘導する。この後、細菌を収得し、超音波処理により 溶解し、そして本質的にSmith およびJohnson,Gnen(1988),67,31-40 に記載 された通りにグルタチオンアガロース(Sigma)上で融合タンパク質を精製する 。組換えタンパク質を100 μM の[32P]-γ-ATP(15〜25μCi)を含有する20〜35 μlの50 mM Tris-HCl,pH 7.5/10 mM MgCl2/1 mMジチオトレイトール中でキ ナーゼ活性についてアッセイする。30℃で30分後、Laemmli 試料緩衝液〔Laemml i 他,Nature(1970)227,680〕を添加し、10%SDS-PAGEの後、2枚の映像強化 膜を使った−70℃での乾燥ゲルのオートラジオグラフィーにより反応を分析した 。 ヒストンHI、ミエリン塩基性タンパク質、カゼインおよびホスビチンを含む 非特異的キナーゼ基質のリン酸化は全く検出されない。しかしながら、GST-Ndr の自己リン酸化に由来する約82 kDaバンドのリン酸化は一貫して観察される。試 験管内自己リン酸化Ndr のホスホアミノ酸分析〔Cooper他,Methods Enzymol.( 1983),99,387-402に記載された通りに実施する〕は、ホスホセリンとホスホス レオニンの存在を明らかにした。よって、組換えNdr は活性なセリン/スレオニ ンプロテインキナーゼであり、少なくとも2つの部位で自己リン酸化を受けるこ とができる。融合タンパク質は遊離のGSTをリン酸化することができなかったの で、それらの2部位はNdr 自身の内部に位置しているらしい。実施例5:COS-1 細胞におけるヒトNdr の発現および限局化 過剰発現されるタンパク質の検出のために、ヒトNdr の推定カルホキシ末端( 配列番号7)由来の合成ペプチド(TARGAIPSYMKAAK)をHendrix 他,J.Biol.C hem.(1993),268,7330-7337 に記載されたようにしてアオガイヘモシアニンに 結合させたものに対してウ サギ抗血清(Ab452-465)を惹起せしめる。組換えNdr を発現するE.コリの溶 解物(実施例4から)を含むウエスタンブロット上で抗体価を試験する〔Hendri x 他,J.Biol.Chem.(1993),268, で製造業者の教示に従って免疫原性ペプチドをカップリングさせて 体を精製する。6M尿素を含む50 mM Tris-HCl,pH 7.4を使って抗体を溶出させ 、PBSに対して十分に透析する。 COS-1 細胞(ATCC CRL 1650)を10%FCS が補足されたDMEM中で37℃で維持す る。トランスフェクションのために、pECE-punk(実施例2参照)からの0.7 μg /mlのプラスミドDNAと7μg/mlのリ 細胞をインキュベートする。5時間後、同容量のDMEM/20%FCS を加える。12時 間後、培地を新鮮なDMEM/10%FCS と交換するか、または細胞をカバーガラス( 免疫検査用)上を通過させることにより、トランスフェクションを終わらせる。 24時間後、免疫ブロッティングによりタンパク質発現を分析する。 免疫ブロティングは、1:20の希釈度でAb452-465を使って、HendriX 他,J.Bi ol.Chem.(1993),268,7330-7337 に記載され 検出する。 COS-1 細胞中へのヒトcDNAのトランスフェクションは、全細胞溶解物のウエス タンブロット上に約55 kDaの免疫反応性ポリペプチドの出現をもたらす。この種 は、pECEベクターだけでトランスフェクションした細胞からの溶解物中には通常 観察されない。実施例6:Ndr の細胞レベル下限局化の分析 同じ抗体を使って、間接免疫蛍光法により細胞を分析してNdr の 細胞レベル下(subcellular)の限局化を評価する。 酸で洗浄し、ポリリジンでコーティングしたカバーガラス上にトランスフェク ションの12時間後に接種したCOS-1 細胞に対して免疫細胞化学分折を実施する。 細胞を3.7 %パラホルムアルデヒド/PBS中で20分間固定し、次いでアセトン で浸透性にする(−20℃、30秒間)。PBS/3%BSAを使って37℃にて30分 間、非特異的結合をブロックする。アフィニティー精製したAb452-465(PBS /0.2 %BSA中1:6)、ビオチン/ヤギ抗ウサギIgG(1:100 、Amersham )およびストレプトアビジン/テキサスレッド(1:200 、Amersham)と共に全 て37℃でカバーガラスを順次インキュベーションする。洗浄はPBS/0.2 %B SA中で3×5分である。染色した細胞は、アルゴン/クリプトンレーザーを装 備したLeicaTCS 同焦点顕微鏡(40倍の倍率)を使って観察し、約1μmの10の 走査断片から投影を集成する。 ヒトcDNAによりトランスフェクションした細胞は、強い核染色と弱い細胞質シ グナルを示す。実施例7:核限局化シグナルの同定 核限局化シグナルを同定するために、アミノ酸1-84,65-81 および265-276 を それぞれ欠いている変異体を実施例4に記載のようにして作製し、実施例6に記 載のようにして分析する。 次のプライマーを使用する: pECE-punkΔ1-84を作製するために、配列番号16と配列番号9のプライマーを 使ってPfu ポリメラーゼ(Stratagene)を用いてPCRによりpBLM-punk のnts 848-1403を増幅せしめる。増幅生成物をNcoIとEcoRI で消化し、それをpECE-pun k の対応部位の間にクローニングする。 pECE-punkΔ65-81 は、配列番号8/配列番号13と配列番号9/配列番号14の プライマー対を使ってpBLM-punk(実施例4)から作製した2つのPCR生成物 から得られる。PCR増幅生成物をそれ とEcoRI 部位の間に互いに平滑末端連結せしめる。連結生成物をそこからNcoI/E coRI断片として単離し、該断片を使ってpECE-punk 中の対応する野性型配列を置 き換える。 pECE-punkΔ265-276 は、配列番号8と配列番号15のプライマーを使ってプラ スミドpBLM-punk の一領域を増幅せしめることにより作製する。得られた生成物 をNcoIとNheIで切断し、それをpBLM-punk 中の対応部位の間に連結せしめる。こ の後、HindIII−NheI断片を得、HindIII/NheIで切断したpECE-punk 中に該断片 をクローニングする。 アミノ酸65〜81の削除はNdr の核内蓄積に全く影響を与えない。同様に、アミ ノ末端領域全部の削除は核内取込みを減少させない。従って、それらの配列はNd r の核限局化に役割を果たすようには見えない。しかしながら、触媒領域挿入断 片中のアミノ酸265 〜276の削除は発現されるタンパク質の有意な再分配を引き 起こす。強い核シグナルの代わりに、細胞はもっと拡散した染色パターンを示す 。多くの細胞では、核は細胞質に対してより暗い領域として見える。発現される タンパク質は完全には核から排除されない(核からの排除がまだ見られる)が、 これは欠失変異体のサイズが受動的な入核のためのカットオフサイズ(40〜60 k Da)に近いために核の中にゆ っくりと分散できることにより説明することができる。よって、Ndr の核限局化 シグナルはペプチドKRKAETWKRNRR(アミノ酸265 〜276)の中に含まれるらしい 。寄託 次の微生物株をDSM(the Deutsche Sammlung von Mikroorga-nismen),Ma scheroder Weg 1b,D-38124 Braunschweigに寄託した(受入れ番号と寄託日を示 す):
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 38/00 A61K 39/395 N 38/45 48/00 ADU 39/395 C12N 5/00 A A61K 37/52 48/00 ADU 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS,JP ,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LV, MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,R O,RU,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA ,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.配列番号2または配列番号7に相同であるNdr プロテインキナーゼ。 2.ヒト Ndrプロテインキナーゼであり且つ配列番号7のアミノ酸配列を有す る、請求項1に記載のキナーゼ。 3.ショウジョウバエ(D .melanogaster)Ndrプロテインキナーゼであり且つ 配列番号2のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のキナーゼ。 4.配列番号2または配列番号7に少なくとも50%相同である、請求項1に記 載のキナーゼ。 5.核限局化、セリン/スレオニンキナーゼおよび他のプロテインキナーゼ活 性から成る群より選ばれた活性を有する請求項1に記載のキナーゼの断片。 6.請求項1に記載の Ndrプロテインキナーゼまたは請求項5に記載のその断 片をコードする核酸。 7.配列番号1または配列番号6に表される配列の全部または一部を有し且つ 長さが20ヌクレオチド以上である、請求項6に記載の核酸。 8.請求項6に記載の核酸およびそれに作用可能に連結されたプロモーターを 含んで成る発現ベクター。 9.前記核酸によりコードされるポリペプチドが融合タンパク質の形で発現さ れる、請求項8に記載の発現ベクター。 10.請求項6に記載の核酸により形質転換された宿主細胞。 11.Ndr 活性の潜在的モジュレーターである化合物をスクリーニングする方法 であって、次の段階: a)請求項1に記載のキナーゼを前記化合物と共にインキュベー トし;そして b)前記化合物により誘導される前記キナーゼの活性の変化を測定し、ここで 前記化合物の存在下での前記活性の変化が前記化合物と前記キナーゼの間の機能 的相互作用を表す を含んで成る方法。 12.前記化合物が細胞中のカルシウム応答の潜在的モジュレーターである、請 求項11に記載の方法。 13.Ndr 活性のモジュレーターである化合物。 14.カルモジュリン応答に関連づけられる状態の治療に使われる、請求項13に 記載の化合物。 15.細胞を Ndrモジュレーターと接触せしめることを含んで成る、カルモジュ リンの作用に影響を与える方法。 16.Ndr モジュレーターの医薬上有効な量を患者に投与することを含んで成る 、カルシウム応答の異常に関連づけられる病気の治療方法。 17.Ndr 特異的抗体。
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