JPH114702A - 導電性履物 - Google Patents

導電性履物

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JPH114702A
JPH114702A JP9157239A JP15723997A JPH114702A JP H114702 A JPH114702 A JP H114702A JP 9157239 A JP9157239 A JP 9157239A JP 15723997 A JP15723997 A JP 15723997A JP H114702 A JPH114702 A JP H114702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境下における作業者の作業姿勢の如何
に係らず、常に人体に蓄積された電荷のアースと塵埃の
付着防止が可能として、これらが起因する半導体素子等
の回路の破壊を解消するとともに、作業姿勢の拘束によ
る疲労を軽減して作業能率を良好とすることができる導
電性履物の提供を課題とする。 【解決手段】 接地導電性を具備させて人体に蓄積した
静電気を大地にアースするようにした作業靴(1) に、履
物底の接地によるアース経路とは別に、所望長さの導線
(5) を用いて大地にアースする導線接続手段を具備させ
たことを特徴とするものであり、導線接続手段として
は、作業靴(1) の踵胛部(1a)に、導通状態を確保して、
直接又はホック等の脱着自在手段を介して導線(5) の一
端を接続し、他端を大地に直接又は大地と導通関係を維
持させるためのアンカー状の導電性杭(6) 等の導電部材
を介してアースするようにした導電性履物の構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体(衣服等を含
む、以下同じ)に蓄積した静電気を大地にアースするよ
うにした導電性履物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、人体を動かすと着衣が擦れて静
電気が生じ、人体に電荷が蓄積され、大地に対して電位
を持つ(帯電する)ようになるだけでなく、塵の付着な
どが発生する。このように帯電した人がドアのノブや車
両のドアの引き手等に手を触れると、これに電荷がアー
スし、ショックを受けることは、日常生活においてよく
経験して知るところであるが、このような現象が、半導
体素子等を取り扱う作業時において、静電気の蓄積とこ
れらに起因する塵の付着が生じると、絶縁破壊を起こす
ことも知られている。
【0003】そのため、半導体素子等を取り扱う作業室
を導電性床としたクリーンルームとし、作業者は導電性
履物(電気抵抗値・1.0 ×105 〜 1.0×108 Ω・JIS-T-
8103)を履いて人体に蓄積された電荷を速やかに導電性
床を通して大地に逃がし、塵の付着を解消し又作業者の
指先と取扱物との間に電位差を生じさせないようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記職場作業環境下に
おける作業者の作業姿勢が常に立ち姿勢である場合は、
従来から使用されているJIS 規定の要件を具備した導電
性履物を履くことによって、人体に蓄積された電荷を履
物底から速やかに直接又は導電性床を通して大地に逃が
すことができることから、作業者の指先と取扱物との間
に電位差を生じさせない。
【0005】しかし、椅子に腰かけて作業台上或はライ
ン上の半導体素子等を取り扱う作業が行なわれるような
場合には、導電性履物を履いた足は、常に履物底が床や
大地に接地した状態の姿勢において作業わ行わなければ
ならないが、非常に窮屈であって疲労も倍加して能率低
下にも繋がるので、このような窮屈さ、疲労の蓄積及び
能率低下を招き、これに反して足を床面、大地から浮か
したり、作業台やライン下の横フレームに足を掛けて、
楽な作業姿勢とした場合には履物底と床面等とが絶縁状
態となる場合があって、最早、人体に蓄積された電荷を
履物底から逃がすことができず、塵の付着が発生し又人
体に静電気が蓄積され又塵芥のの付着を招く結果、導電
性履物を履いていることの意味がなくなり、半導体素子
等の回路が破壊され不良製品が生じることとなる。
【0006】また作業室を導電性床としている場合であ
っても、その電気抵抗値がJIS において規定している抵
抗値よりも高、低があって、正確な或は平均的な抵抗値
となっていない場合、特に抵抗値がJIS 規定抵抗値より
も高い場合には、人体に蓄積された電荷を導電性床を介
して大地へ確実に逃すことができず、人体或は導電床に
蓄積される結果を招き、これが半導体素子等を取り扱う
作業時において塵の付着を招き或は絶縁破壊を起こす場
合がある。
【0007】本発明は上記作業環境下における作業者の
作業姿勢に着眼して、どのような体勢の作業姿勢を採ろ
うとも、また導電床の抵抗値に高低があっても、人体に
蓄積された電荷を確実に大地に逃がすことを可能とし
て、作業者への塵埃の付着を防止し、これらが起因する
半導体素子等の回路の破壊を解消するとともに、導電性
床の電気抵抗値に関係なくアース手段を選択的に使用で
きるようにし、半導体素子等の品質を確保した上で作業
者の作業姿勢を拘束することなく楽に能率的な組立て作
業を遂行できる導電性履物の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る導電性履物
は、接地導電性を具備させて人体に蓄積した静電気を大
地にアースするようにした履物主体に、履物底の接地に
よるアース経路とは別の、所望長さの導線を用いて大地
にアースする導線接続手段を具備させたことを特徴とす
るものであり、導線接続手段としては、履物主体の導通
部位に、導通状態を確保して、直接又はホック等の脱着
自在手段を介して導線の一端を接続し、導線の他端を大
地に直接又は大地と導通関係を維持させるためのアンカ
ー状の導電性杭等の導電部材を介して接続する手段の
他、履物主体の一部から履物底接地を阻害しない構成と
することを条件として突設した導通端子と、大地と導通
状態にある固定物とを、導線の両端又はいずれか一方に
具備させた接続用クリップを用いて接続する手段を採用
して、必要に応じて脱着できるようにすることが好まし
いが、これらに限定されるものではなく、履物底の直接
地によるアース経路とは別に、所望長さの導線を用いて
大地にアースする導線接続手段を具備させたものであれ
ば本発明の課題は達成される。
【0009】
【発明の効果】上記のように人体に蓄積した静電気を大
地にアースするようにした接地導電性を具備させた履物
主体に、履物底の接地によるアース経路とは別に、所望
長さの導線を用いて大地にアースする導線接続手段を具
備させたことによって、作業環境下における作業者の作
業姿勢が立ち姿勢の場合には、従来の導電性履物と同様
に電荷を直接又は電動性床を介して大地に逃がすことが
できるとともに塵芥の付着を防止できることは勿論、こ
れと重複して導線を用いた別の導線接続手段により履物
底からの電荷を大地に逃がすことができるようになっ
て、立ち姿勢における履物底の接地状態が不確実であっ
ても、また気温、湿度等の変化や導電性床材の老化等に
よる抵抗変化等があっても、電化が人体に蓄積されるこ
となく確実にアースして逃がすことができる。
【0010】特に椅子に腰かけて作業台上或はライン上
の半導体素子等を取り扱う作業を行う場合に、導電性履
物を履いた足を床や大地から浮かしたり、作業台やライ
ン下の横フレームに足を掛けて、楽な作業姿勢とするこ
とがあっても又導電性履物底が接地されない姿勢となっ
ても、常に導線を用いた別の導線接続手段により静電気
による電荷を大地に逃がすことができて、人体に電荷が
蓄積されることなく、また人体に塵埃が付着することが
解消されことから、これら静電気や塵埃による半導体素
子等の回路の破壊等の不良製品が生じないとともに、作
業者の作業姿勢を拘束することなく、楽に且つ能率良く
半導体素子等の組立て作業が遂行できる導電性履物を提
供することができる。
【0011】そして請求項2に記載のように、導線接続
手段として、履物主体の導通部位に、導通状態を確保し
て、直接又はホック等の脱着自在手段を介して導線の一
端を接続し、導線の他端を大地に直接又は大地と導通関
係を維持させるためのアンカー状の導電杭等の導電部材
を介して接続する手段を採用する場合には、最も効果的
なアース位置に導電性杭等を接地することができるとと
もに、導電性履物と導線との脱着が自在であることか
ら、作業室内を移動する必要が生じた場合には、導線か
ら外して導線が障害となることなく独立した導電性履物
として自由に移動することができる。
【0012】また請求項3に記載のように、導線接続手
段として、履物主体の一部から履物底接地を阻害しない
ことを条件として突設した導通端子と、大地と導通状態
にある固定物とを、両端又はいずれか一方に接続用クリ
ップを備えた導線で接続する手段を採用する場合には、
前記請求項2記載の構成の場合と同様の効果を達成する
ことができるとともに、作業場所を変更する場合におい
ても、簡単に接続用クリップを導電性履物と導電杭等の
一方又は両方から外して、接続用クリップ付きの導線を
独立させることができ、外した接続用クリップ付きの導
線を、別のアースの必要な作業環境部分に利用したり、
分離移動して接続手段として使用することができる。
【0013】したがって各作業場所に導電性杭等を設け
ておけば、作業場所が限定されることなく自由に選定で
きるとともに、その作業性を良好とすることができ、ま
た任意に長さが設定できるところの導線を用いているこ
とから、作業場所とアース位置とが離れていても、その
距離に応じた長さに設定して使用することができ、アー
ス場所の位置に制限又は拘束されることなく人体に帯電
した静電気の電荷を確実に大地等に逃がすことができ
る。
【0014】そして請求項4に記載のように、履物主体
からの二つのアース経路の内、接地導電性部材からなる
履物底を通してのアース経路を遮断するようにしたスイ
ッチ手段を具備させたものとすることによって、作業室
の導電性床の電気抵抗値が、JIS において規定している
抵抗値範囲と比較して高、低があったり、正確な或は平
均的な抵抗値となっていない場合、特に抵抗値がJIS 規
定抵抗値よりも高い場合等においては、接地導電性部材
からなる履物底を通してのアース経路をスイッチ手段に
より遮断することができるから、導電性床に静電気が蓄
積されることが防止され、人体に蓄積された静電気を専
ら導通状態にある導線を使用したアース経路から大地へ
アースされる。したがって、半導体素子等を取り扱う作
業時において塵の付着を招かず、また半導体素子等の絶
縁破壊を防止する。
【0015】 履物主体の履物底を、通常使用されてい
るゴム、皮革等の絶縁領域に属する高抵抗値の部材を用
い、履用時に人体との導通状態を確保した履物主体の導
通部位に、直接又はホック等の脱着自在手段を介して導
線の一端を接続し、導線の他端を大地と導通関係を確保
するための導電性杭等の固定物に接続するようにした導
電性履物とした場合には、履物底として高価な導電性部
材を使用することなく、人体に耐電した静電気を大地に
逃がすことができて、前記と同様の作用効果を達成する
ことができるだけでなく、作業場の床に導電性を保有さ
せる必要もなくなり、設備投資が軽減される。
【0016】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1に係る導電性履物の構成
を説明すると、図1は作業靴(1) を対象とした導電性履
物の爪先部分を省略した断面構成略図、図2は導電性銅
板(3) の装着状態斜視説明図、図3は中敷体平面図、図
4は中敷体裏面図であって、公知の又は市販されている
JIS-T-8103に規定された電気抵抗値(1.0 ×105 〜1.0
×108 Ω)を具備する導電性部材からなる導電性履物底
(2) とした作業靴(1) の靴内に、銅製導電板(3) と導電
性中敷体(4) とを、導通性を確保して敷設するととも
に、前記銅製導電板(3) に接続される、絶縁被覆した導
線(5) 及び該導線(5) の他端に接続した導電性杭(6) と
から構成されている。
【0017】上記導電性履物底(2) 及び導電性中敷体
(4) に使用する導電性部材としては、例えば、可撓性を
有するゴム又は/及び合成樹脂に、導電性の金属粉末、
繊維、カーボンブラック、金属繊維製ウェブ(銅、鉄、
アルミニウム、ステンレス等)のいずれかを混入してな
る導電性もの、ポリ塩化ビニル樹脂に常用配合薬品(可
塑剤、安定剤、着色剤、その他必要に応じて使用される
発泡剤、充填剤等)とともに、カチオン系第4級アンモ
ニウム塩、ポリエチレングリコール、水酸化アルミニウ
ムを配合したもの等を使用したが、履物底としての可撓
性とJIS-T-8103に規定された電気抵抗値(1.0 ×105
1.0 ×108 Ω)を具備するものであれば特に限定される
ものではない。
【0018】そして図1、特に図2に明示しているよう
に、作業靴(1) の踵胛部(1a)には端子引出用孔(1b)を設
け、また前記銅製導電板(3) は、前記踵胛部(1a)の端子
引出用孔(1b)に合致する接続用孔(3a)を開設した引出片
(3b)を接続用プレート(3c)から延設した構成として、導
電性履物底(2) の内面の踵部に接続用プレート(3c)を導
電性接着剤を用いて接着するとともに、引出片(3b)を踵
胛部(1a)の内面に沿わせて立ち上がらせてその接続用孔
(3a)を端子引出用孔(1b)に合致させ、踵胛部(1a)と引出
片(3b)を挟むように加締金具(7a)の筒部を通して金属製
雄ホック(7) を固定し、該固定部を覆うように踵胛部(1
a)の内面を絶縁性クッションシート(9)を設けて、足踵
への当たりを緩和して保護する。
【0019】また導電性中敷体(4) は、図1、図3及び
図4に示すように導電性部材からなる中敷層(4a)を表裏
に露呈させるための接触用穴(4b)を形成した絶縁シート
(4c)で被覆した構成であり、導電性中敷体(4) の導電性
部材からなる中敷層(4a)が、裏面において前記接続用プ
レート(3c)に接するように導電性履物底(2) の内面全域
にわたって導電性接着剤(図示省略)で接着して固定さ
れ、その表面の接触用孔(4b)から中敷層(4a)が露呈して
足裏に接するようになっている。
【0020】さらに絶縁被覆した導線(5) は、その一端
に前記金属製雄ホック(7) と脱着自在に係合する金属製
雌ホック(8) が導通状態で固定され、他端には大地に打
ち込むためのステンレス製芯を絶縁部材で被覆した導電
性杭(6) が接続された構成となっている。
【0021】(実施例2)次に本発明の実施例2に係る
導電性履物の構成を図6、図7により説明すると、前記
実施例1における踵部内面に、導電性履物底(2) と導通
状態に設けた接続用プレート(3c)が、接触状態と非接触
状態となるようにプレート用遊び凹部(2a)を形成すると
ともに、踵胛部(1a)の端子引出用孔(1b)を上下方向に長
くした長孔としてグロメット金具(1c)を固定し、また接
続用プレート(3c)の引出片(3b)には、前記グロメット金
具(1c)に対して上下方向にスライド固定自在のスイッチ
を兼ねたスライド端子(7b)を固定して、該スライド端子
(7b)をグロメット金具(1c)から突出させ、これに金属製
雄ホック(7) を固定して、前記グロメット金具(1c)に対
してスライド自在とした構成であって、他の構成は実施
例1と同様であるから説明は省略する。
【0022】上記のように構成した実施例2に係る導電
性履物は、図6に示すように、スライド端子(7b)をグロ
メット金具(1c)の長孔の上方に固定した場合には、接続
用プレート(3c)がプレート用遊び凹部(2a)内で引き上げ
られて、導電性履物底(2) の踵部内面と非接触状態とな
って、導電性履物底(2) との導通が遮断される状態とな
り、また図7に示すように、スライド端子(7b)をグロメ
ット金具(1c)の長孔の下方に下げて固定した場合には、
接続用プレート(3c)がプレート用遊び凹部(2a)内の底と
接触して導電性履物底(2) の踵部において接触して導通
状態となる。
【0023】このように、接地導電性部材からなる履物
底を通してのアース経路をスイッチ手段により遮断した
場合には、導電性床に静電気が蓄積されることが防止さ
れ、人体に蓄積された静電気を専ら導通状態にある導線
を使用したアース経路から大地へアースされるようにな
るから、導電性床がJIS 規定の電気的性質(抵抗)を具
備していなくても、選択的なアース手段を採用して、静
電気を大地に確実に逃がすことができ、また導線との接
続を離脱解放すれば、導線に拘束されることなく作業場
内を移動することもできる。
【0024】以上説明した実施例1、2に係る導電性履
物は、椅子に腰かけて作業台上或はライン上の半導体素
子等を取り扱う作業を行う場所の近く又は作業に影響の
ない領域ににおいて大地に通じるように導電性杭(6) を
打ち込んでアースして使用する。この場合、本発明の導
電性履物から導線(5) を分離した状態で導電性杭(6)を
所定箇所に設置し、これに接続されている導線(5) と作
業靴(1) とを接続するようにする。
【0025】なお上記実施例1においては、銅製導電板
(3) を踵胛部(1a)の近くに敷設してその引出片(3b)を踵
胛部(1a)に立ち上がらせたが、その位置は限定されるも
のではなく、図5に示すように作業靴(1) の土踏まず部
分近傍の胛部材であっても又その反対側であっても或は
爪先胛部であっても良く、また靴内面と足との接触によ
る不都合、例えば、内面に凸部が形成されてこれが足に
疼痛を与えるような場合等には、引出片(3b)の自由端部
を胛部材表面に設ける。この場合、図示省略したが胛部
材の上端縁を跨ぐように引出片(3b)を折り返し、その自
由端部を胛部材表面に固定して接続端子を形成すれば良
い。
【0026】また銅製導電板(3) の引出片(3b)と導線
(5) の接続は、引出片(3b)の前記折り返し部を利用して
或は胛部材(1a)から導通端子を突設して、大地と導通状
態にある固定物とを、両端又はいずれか一方を接続用ク
リップで挟んで接続するようにしても良く、また脱着自
在の接続手段が好ましいが、脱着自在接続とせずに導通
状態に結合しても、作業者が作業場所から離れる場合に
はスリッパ等に履き代えるようにすれば本発明の課題は
達成される。
【0027】さらに導電性杭(6) に代えて、作業場所に
配線された共通のアース線を利用することもできる。こ
の場合には、大地に打ち込まれたメインのアース杭を設
けてこれに前記アース線を接続すれば良い。
【0028】さらにまた上記実施例においては作業靴に
ついて説明しているが、胛部の材質は問わず、また履物
としては導電性スリッパ、導電性ブーツ等その種類は問
わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る導電性履物の爪先部分
を省略した作業靴の断面構成略図である。
【図2】図1における銅製導電板の装着状態斜視説明図
である。
【図3】実施例1に係る導電性履物内に敷かれる導電性
中敷体の平面図である。
【図4】実施例1に係る導電性履物内に敷かれる導電性
中敷体の裏面図である。
【図5】銅製導電板の引出片を土踏まず部分近くの胛部
材表面に設けた場合の部分側面図である。
【図6】本発明の実施例2に係る導電性履物の爪先部分
を省略した作業靴の断面構成略図であり、履物底との導
通を遮断した状態を示す。
【図7】本発明の実施例2に係る導電性履物の爪先部分
を省略した作業靴の断面構成略図であり、履物底と導通
の状態を示す。
【符号の説明】
(1) 作業靴 (1a) 踵胛部 (1b) 端子引出用孔 (1c) グロメット金具 (2) 導電性履物底 (3) 銅製導電板 (3a) 接続用孔 (3b) 引出片 (3c) 接続用プレート (4) 導電性中敷体 (4a) 中敷層 (4b) 接触用穴 (4c) 絶縁シート (5) 導線 (6) 導電性杭 (7) 金属製雄ホック (7b) スライド端子 (8) 金属製雌ホック (9) 絶縁性クッションシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に蓄積した静電気を大地にアースす
    るようにした接地導電性を具備する履物底に、該履物底
    の接地によるアース経路とは別の、所望長さの導線を用
    いて大地にアースする導線接続手段を具備させたことを
    特徴とする導電性履物。
  2. 【請求項2】 導線接続手段は、導通状態を確保した履
    物主体の導通部位に、直接又はホック等の脱着自在手段
    を介して導線の一端を接続し、導線の他端を大地に直接
    又は大地と導通関係を維持させるための導電性杭等の導
    電部材を介して接続する手段である請求項1記載の導電
    性履物。
  3. 【請求項3】 導線接続手段は、履物主体の一部から履
    物底接地を阻害しないことを条件として突設した導通端
    子及び大地と導通状態にある固定物とを、両端又はいず
    れか一方に接続用クリップを備えた導線で接続する手段
    である請求項1又は2記載の導電性履物。
  4. 【請求項4】 履物主体からの二つのアース経路の内、
    接地導電性部材からなる履物底を通してのアース経路を
    遮断するようにしたスイッチ手段を具備する請求項1、
    2又は3記載の導電性履物。
  5. 【請求項5】 履物主体の履物底を、通常使用されてい
    るゴム、皮革等の絶縁領域に属する高抵抗値の部材を用
    い、履用時に人体との導通状態を確保した履物主体の導
    通部位に、直接又はホック等の脱着自在手段を介して導
    線の一端を接続し、導線の他端を大地と導通関係を確保
    するための導電性杭等の固定物に接続するようにした導
    電性履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104095340A (zh) * 2014-06-27 2014-10-15 苏州市景荣科技有限公司 一种具有防静电功能的开合式鞋套

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CN104095340A (zh) * 2014-06-27 2014-10-15 苏州市景荣科技有限公司 一种具有防静电功能的开合式鞋套

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