JPH1146220A - データキャリア用送信回路及びデータキャリアシステム - Google Patents
データキャリア用送信回路及びデータキャリアシステムInfo
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- JPH1146220A JPH1146220A JP9202723A JP20272397A JPH1146220A JP H1146220 A JPH1146220 A JP H1146220A JP 9202723 A JP9202723 A JP 9202723A JP 20272397 A JP20272397 A JP 20272397A JP H1146220 A JPH1146220 A JP H1146220A
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 41
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 3
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- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 同調回路のQを低下させることなく、FSK
変調に対応できるデータキャリア用送信回路を提供す
る。 【解決手段】 基本発振回路21の出力は送信データの
“1”、“0”に応じて可変分周回路22で分周される
ことによりFSK変調されてアンテナコイル25に送ら
れる。アンテナコイル25には共振する同調回路26が
接続されており、同調回路26はアンテナコイル25と
第1のコンデンサ26aと第2のコンデンサ26bと、
スイッチングトランジスタ26dを有する。スイッチン
グトランジスタ26dは送信データの“1”、“0”に
応じて切り替えられ、同調周波数がFSK変調の2つの
搬送波周波数に常に合うように制御される。
変調に対応できるデータキャリア用送信回路を提供す
る。 【解決手段】 基本発振回路21の出力は送信データの
“1”、“0”に応じて可変分周回路22で分周される
ことによりFSK変調されてアンテナコイル25に送ら
れる。アンテナコイル25には共振する同調回路26が
接続されており、同調回路26はアンテナコイル25と
第1のコンデンサ26aと第2のコンデンサ26bと、
スイッチングトランジスタ26dを有する。スイッチン
グトランジスタ26dは送信データの“1”、“0”に
応じて切り替えられ、同調周波数がFSK変調の2つの
搬送波周波数に常に合うように制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、親機(質
問器若しくは(リーダ/ライタ)とも呼ばれる)と子機
(非接触式ICカード)との間で信号の授受行うデータ
キャリアシステムに関する。
問器若しくは(リーダ/ライタ)とも呼ばれる)と子機
(非接触式ICカード)との間で信号の授受行うデータ
キャリアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】親機と子機のカードとの間で、電磁結合
方式又は電磁誘導方式等により信号の授受を行う方式の
データキャリアシステム(例えば、「非接触式ICカー
ドシステム」として実用化が進められている。)が広く
知られている。特に、搬送波を子機側で整流して、子機
の電力として使用する無電池方式の非接触式ICカード
システムがIDカード用、搬送物の認識用タグ等として
広く用いられる様になってきた。
方式又は電磁誘導方式等により信号の授受を行う方式の
データキャリアシステム(例えば、「非接触式ICカー
ドシステム」として実用化が進められている。)が広く
知られている。特に、搬送波を子機側で整流して、子機
の電力として使用する無電池方式の非接触式ICカード
システムがIDカード用、搬送物の認識用タグ等として
広く用いられる様になってきた。
【0003】図2は、このような電磁結合方式の非接触
式ICカードシステムの一般的なブロック図である。同
図の非接触式ICカードシステムにおいては、親機は、
OSC(発振器)1で発生させた搬送波をデータ処理回
路2からの信号に応じて第1、第2の分周回路3、4で
第1、第2の分周比で分周して変調し、その変調波をド
ライバー回路6で増幅し、アンテナコイル7を駆動して
子機に送信する。子機は、アンテナコイル11で質問器
からの信号を受信すると、整流回路で搬送波を整流して
内部で使用する電力を得るとともに、復調回路14で受
信信号を復調してデータ処理回路16に送り、データ処
理回路16でデータ処理を行い、また所定のデータを変
調回路17で変調してアンテナコイル11から親機へ送
出する。親機は、この子機からの信号をアンテナコイル
5で受信すると、それを復調回路18で復調し、データ
処理回路2に送り、データの判定等の処理を行う。
式ICカードシステムの一般的なブロック図である。同
図の非接触式ICカードシステムにおいては、親機は、
OSC(発振器)1で発生させた搬送波をデータ処理回
路2からの信号に応じて第1、第2の分周回路3、4で
第1、第2の分周比で分周して変調し、その変調波をド
ライバー回路6で増幅し、アンテナコイル7を駆動して
子機に送信する。子機は、アンテナコイル11で質問器
からの信号を受信すると、整流回路で搬送波を整流して
内部で使用する電力を得るとともに、復調回路14で受
信信号を復調してデータ処理回路16に送り、データ処
理回路16でデータ処理を行い、また所定のデータを変
調回路17で変調してアンテナコイル11から親機へ送
出する。親機は、この子機からの信号をアンテナコイル
5で受信すると、それを復調回路18で復調し、データ
処理回路2に送り、データの判定等の処理を行う。
【0004】ところで、子機には親機からの信号の選択
度を高めるため、図2に示したように、アンテナコイル
11とコンデンサ12からなる同調用の共振回路Aが組
まれている。この共振回路Aの同調周波数f0 は、イン
ダクタンスLとキャパシタンスCにより決定される。と
ころが、FSK変調方式の場合は搬送波の周波数が1つ
では無く、論理“1”を表す第1の周波数f1と論理
“0”を表す第2の周波数f2の2つになり同調周波数
を1つに定められない。そこで従来は第1の周波数と第
2の周波数の真ん中の周波数を同調周波数f0 に定め、
同調周波数f0 を得るためには、アンテナコイル11及
びコンデンサ12として、それぞれ所定のインダクタン
スとキャパシタンスを有するものを使用していた。
度を高めるため、図2に示したように、アンテナコイル
11とコンデンサ12からなる同調用の共振回路Aが組
まれている。この共振回路Aの同調周波数f0 は、イン
ダクタンスLとキャパシタンスCにより決定される。と
ころが、FSK変調方式の場合は搬送波の周波数が1つ
では無く、論理“1”を表す第1の周波数f1と論理
“0”を表す第2の周波数f2の2つになり同調周波数
を1つに定められない。そこで従来は第1の周波数と第
2の周波数の真ん中の周波数を同調周波数f0 に定め、
同調周波数f0 を得るためには、アンテナコイル11及
びコンデンサ12として、それぞれ所定のインダクタン
スとキャパシタンスを有するものを使用していた。
【0005】このようにデータキャリア(非接触式IC
カード)に対して電力用の搬送波及びデータを供給する
データキャリアの送信機においても電力効率を改善する
為に、送信コイルに共振コンデンサを接続して同調回路
を構成していた。
カード)に対して電力用の搬送波及びデータを供給する
データキャリアの送信機においても電力効率を改善する
為に、送信コイルに共振コンデンサを接続して同調回路
を構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FSK
変調方式の場合は搬送周波数がf1とf2の2つ在るた
め両者の中間に同調を取っていた。このため、高周波で
の損失の少ないコイルとコンデンサを用いて同調させて
も、実質的なQ値は約f1/(f2−f1)としかなら
ない。
変調方式の場合は搬送周波数がf1とf2の2つ在るた
め両者の中間に同調を取っていた。このため、高周波で
の損失の少ないコイルとコンデンサを用いて同調させて
も、実質的なQ値は約f1/(f2−f1)としかなら
ない。
【0007】2つの搬送周波数がf1、f2を近づけれ
ば電力の伝送上は有利であるが、子機でのFSK復調が
困難となり、実質的なQ値は10から20程度しか取れ
ないと言う問題があった。本発明は以上のような従来技
術の問題点を解決しようとするものであり、共振回路の
Qを低下させることなく、FSK変調に対応できるデー
タキャリア用送信回路を提供する事を目的とする。
ば電力の伝送上は有利であるが、子機でのFSK復調が
困難となり、実質的なQ値は10から20程度しか取れ
ないと言う問題があった。本発明は以上のような従来技
術の問題点を解決しようとするものであり、共振回路の
Qを低下させることなく、FSK変調に対応できるデー
タキャリア用送信回路を提供する事を目的とする。
【0008】本発明はFSK変調を行うデータキャリア
システムにおいて、2つの搬送波周波数f1、f2の両
方の周波数で送信回路の同調回路において高いQを得ら
れるデータキャリアシステムを提供することを目的とす
る。
システムにおいて、2つの搬送波周波数f1、f2の両
方の周波数で送信回路の同調回路において高いQを得ら
れるデータキャリアシステムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータキャリア用送信回路は、送信データに
応じて第1、第2の周波数の信号を切り替えて出力する
FSK変調回路を備えたデータキャリア用送信回路にお
いて、FSK変調回路に接続された送信コイルと、前記
送信コイルに接続された共振コンデンサと、共振コンデ
ンサの容量を送信データに応じて切り替える容量切換手
段とを備える。
に本発明のデータキャリア用送信回路は、送信データに
応じて第1、第2の周波数の信号を切り替えて出力する
FSK変調回路を備えたデータキャリア用送信回路にお
いて、FSK変調回路に接続された送信コイルと、前記
送信コイルに接続された共振コンデンサと、共振コンデ
ンサの容量を送信データに応じて切り替える容量切換手
段とを備える。
【0010】共振コンデンサと送信コイルからなる同調
回路の共振コンデンサの容量をFSK変調の結果によっ
て変化する搬送周波数に合わせて変化させる。第1、第
2の周波数のそれぞれにおいて高いQを得られる様に共
振コンデンサの容量を予め設計しておけば両方の搬送周
波数において高いQ値が得られ効率の良いデータ、電力
伝送が可能になる。
回路の共振コンデンサの容量をFSK変調の結果によっ
て変化する搬送周波数に合わせて変化させる。第1、第
2の周波数のそれぞれにおいて高いQを得られる様に共
振コンデンサの容量を予め設計しておけば両方の搬送周
波数において高いQ値が得られ効率の良いデータ、電力
伝送が可能になる。
【0011】共振コンデンサの容量切換は、例えば、第
1のコンデンサに第2のコンデンサを並列に若しくは直
列に接続する事で達成できる。
1のコンデンサに第2のコンデンサを並列に若しくは直
列に接続する事で達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をデータキャリアシ
ステムの一つである非接触式ICカードシステムに適用
した実施の形態を図面を用いて説明する。図1に本発明
の実施の形態の非接触式ICカードシステムのブロック
図を示す。データキャリア用の送信機には、図1におい
てデータ処理回路20で代表される各種信号処理回路が
含まれ、データ処理回路20の出力は、データキャリア
用送信回路60によって子機(非接触式ICカード)に
送信される。
ステムの一つである非接触式ICカードシステムに適用
した実施の形態を図面を用いて説明する。図1に本発明
の実施の形態の非接触式ICカードシステムのブロック
図を示す。データキャリア用の送信機には、図1におい
てデータ処理回路20で代表される各種信号処理回路が
含まれ、データ処理回路20の出力は、データキャリア
用送信回路60によって子機(非接触式ICカード)に
送信される。
【0013】図1に示す本発明の実施の形態のデータキ
ャリア用送信回路60は、基本発振回路21と、データ
処理回路20からのデータの“1”、“0”に応じて基
本発振回路20からの基本周波数信号を分周して“1”
にたいして周波数f1の搬送波を生成し、“0”にたい
して周波数f2の搬送波を生成する可変分周回路22
と、アンテナコイル25に対して送信電力を供給する為
の駆動回路24と、アンテナコイル25を含み駆動回路
24の出力と共振する同調回路26を備える。
ャリア用送信回路60は、基本発振回路21と、データ
処理回路20からのデータの“1”、“0”に応じて基
本発振回路20からの基本周波数信号を分周して“1”
にたいして周波数f1の搬送波を生成し、“0”にたい
して周波数f2の搬送波を生成する可変分周回路22
と、アンテナコイル25に対して送信電力を供給する為
の駆動回路24と、アンテナコイル25を含み駆動回路
24の出力と共振する同調回路26を備える。
【0014】駆動回路24は送信信号入力端子51と増
幅段52と、送信トランジスタ53、54と、出力端子
55を備える。同調回路26は出力端子55に一方の端
子が接続されたアンテナコイル25とアンテナコイル2
5の他方の端子Bに接続された第1のコンデンサ26a
と第1のコンデンサ26aに直列に接続された第2のコ
ンデンサ26bと、第1のコンデンサ26aと第2のコ
ンデンサ26bの接続点26cに接続されたスイッチン
グトランジスタ26dを有する。26eは動作を安定さ
せるための抵抗である。
幅段52と、送信トランジスタ53、54と、出力端子
55を備える。同調回路26は出力端子55に一方の端
子が接続されたアンテナコイル25とアンテナコイル2
5の他方の端子Bに接続された第1のコンデンサ26a
と第1のコンデンサ26aに直列に接続された第2のコ
ンデンサ26bと、第1のコンデンサ26aと第2のコ
ンデンサ26bの接続点26cに接続されたスイッチン
グトランジスタ26dを有する。26eは動作を安定さ
せるための抵抗である。
【0015】子機70はアンテナコイル71、同調コン
デンサ72、整流回路73、復調回路74、変調回路7
5、処理回路76を有する。基本発振回路21は13.
6MHzの基準信号を生成する。この基準信号は第1、
第2の分周回路22a、22bに供給され、第1の分周
回路22aで1/17に分周された信号(800KH
z)と第2の分周回路22bで1/16に分周された信
号(850KHz)が得られる。これらの信号は更に第
3の分周回路23で1/8分周して100KHzの第1
の信号と106.25KHzの第2の信号が得られる。
デンサ72、整流回路73、復調回路74、変調回路7
5、処理回路76を有する。基本発振回路21は13.
6MHzの基準信号を生成する。この基準信号は第1、
第2の分周回路22a、22bに供給され、第1の分周
回路22aで1/17に分周された信号(800KH
z)と第2の分周回路22bで1/16に分周された信
号(850KHz)が得られる。これらの信号は更に第
3の分周回路23で1/8分周して100KHzの第1
の信号と106.25KHzの第2の信号が得られる。
【0016】データ処理回路20からは送信データに応
じた“0”又は“1”のディジタル信号が供給される。
このデータ処理回路20からの信号に応じてスイッチ2
2cが切り替えられ、第1の信号または第2の信号が選
択的に駆動回路24に供給される。駆動回路24ではア
ンテナコイル25での送信に充分なパワーまで電力増幅
される。駆動回路24の出力はPMOSトランジスタ5
3とNMOSトランジスタ54の接続点55に出力され
る。同調回路26は、第1のコンデンサ26aとアンテ
ナコイル25のインダクタンスLとの共振周波数が10
0KHzの第1の信号に共振するように第1のコンデン
サの容量C1の値が設定される。また、第1のコンデン
サ26aと第2のコンデンサ26bが直列に接続された
状態での容量C3=C1×C2/(C1+C2)でアン
テナコイル25のインダクタンスLとの共振周波数が1
06.25KHzの第2の信号に共振するように第2の
コンデンサの容量C2の値が設定される。
じた“0”又は“1”のディジタル信号が供給される。
このデータ処理回路20からの信号に応じてスイッチ2
2cが切り替えられ、第1の信号または第2の信号が選
択的に駆動回路24に供給される。駆動回路24ではア
ンテナコイル25での送信に充分なパワーまで電力増幅
される。駆動回路24の出力はPMOSトランジスタ5
3とNMOSトランジスタ54の接続点55に出力され
る。同調回路26は、第1のコンデンサ26aとアンテ
ナコイル25のインダクタンスLとの共振周波数が10
0KHzの第1の信号に共振するように第1のコンデン
サの容量C1の値が設定される。また、第1のコンデン
サ26aと第2のコンデンサ26bが直列に接続された
状態での容量C3=C1×C2/(C1+C2)でアン
テナコイル25のインダクタンスLとの共振周波数が1
06.25KHzの第2の信号に共振するように第2の
コンデンサの容量C2の値が設定される。
【0017】スイッチ22cに供給されたデータ処理回
路20からの信号は同時に同調回路のスイッチングトラ
ンジスタ26dのゲートにも供給され、スイッチ22c
の切換に同期してスイッチングトランジスタ26dが切
り替えられる。従って、“1”に対応する周波数の10
0KHzの第1の信号が送信される時の同調回路26は
100KHzを中心周波数として共振し、高いQ値を得
ることが出来る。また、“0”に対応する周波数の10
6.250KHzの第2の信号が送信される時の同調回
路26は106.25KHzを中心周波数として共振
し、この場合においても高いQ値を得ることが出来る。
路20からの信号は同時に同調回路のスイッチングトラ
ンジスタ26dのゲートにも供給され、スイッチ22c
の切換に同期してスイッチングトランジスタ26dが切
り替えられる。従って、“1”に対応する周波数の10
0KHzの第1の信号が送信される時の同調回路26は
100KHzを中心周波数として共振し、高いQ値を得
ることが出来る。また、“0”に対応する周波数の10
6.250KHzの第2の信号が送信される時の同調回
路26は106.25KHzを中心周波数として共振
し、この場合においても高いQ値を得ることが出来る。
【0018】尚、本実施の形態において、FSK変調回
路は、基本発振回路21と可変分周回路22と第3の分
周回路23と駆動回路24とを含んで構成される。この
様に、本実施の形態においてはFSK変調を施された信
号を送信する場合に送信周波数に応じて同調回路26の
同調中心周波数をFSK変調の変調周波数に応じて変化
させているためFSK変調の2つの搬送周波数のどちら
においても高いQ値を得る事が出来る。
路は、基本発振回路21と可変分周回路22と第3の分
周回路23と駆動回路24とを含んで構成される。この
様に、本実施の形態においてはFSK変調を施された信
号を送信する場合に送信周波数に応じて同調回路26の
同調中心周波数をFSK変調の変調周波数に応じて変化
させているためFSK変調の2つの搬送周波数のどちら
においても高いQ値を得る事が出来る。
【0019】従って、従来に比べ少ない消費電力で同じ
通信距離を得ることが出来る。また同じ消費電力の場合
にはより長い通信距離を得ることが出来る。尚、本実施
の形態の非接触式ICカードシステムにおいては、送信
側はFSK変調された送信信号がFSK変調の第1、第
2の周波数のどちらの信号であるかを予め知っているた
め、スイッチングトランジスタ26dを切り替える信号
を発生させるための特別な回路を必要としない。ダイオ
ード26fはスイッチングトランジスタ26dの寄生ダ
イオードであり、同トランジスタのドレイン側の電圧を
正常な動作範囲に収める働きをしている。
通信距離を得ることが出来る。また同じ消費電力の場合
にはより長い通信距離を得ることが出来る。尚、本実施
の形態の非接触式ICカードシステムにおいては、送信
側はFSK変調された送信信号がFSK変調の第1、第
2の周波数のどちらの信号であるかを予め知っているた
め、スイッチングトランジスタ26dを切り替える信号
を発生させるための特別な回路を必要としない。ダイオ
ード26fはスイッチングトランジスタ26dの寄生ダ
イオードであり、同トランジスタのドレイン側の電圧を
正常な動作範囲に収める働きをしている。
【0020】次に本発明の第二の実施の形態を図面を用
いて説明する。この実施の形態は図3に示すように図1
における回路で第1のコンデンサ26aに第2のコンデ
ンサ26bを並列に接続するか否かで同調回路26の共
振周波数を変化させたものである。その他の構成は図1
の回路と同じであるので説明は省略する。この場合、ス
イッチングトランジスタ26dに対する耐圧の要求は高
くなるが電流能力は減る。
いて説明する。この実施の形態は図3に示すように図1
における回路で第1のコンデンサ26aに第2のコンデ
ンサ26bを並列に接続するか否かで同調回路26の共
振周波数を変化させたものである。その他の構成は図1
の回路と同じであるので説明は省略する。この場合、ス
イッチングトランジスタ26dに対する耐圧の要求は高
くなるが電流能力は減る。
【0021】尚、図1の回路においては駆動回路24の
増幅段52に複雑な回路を用いた。これは貫通電流を防
止する為であって、図4に示すように単純にインバータ
56をCMOSトランジスタ対53、54のゲート端子
に接続し、1/8分周回路23からの出力をインバータ
56を介してCMOSトランジスタ対53、54に供給
するようにしても良い。図4においては、要部のみ示し
ている。インバータ56の入力は図1の分周回路23の
出力であり、切換信号は信号処理回路20の出力であ
る。
増幅段52に複雑な回路を用いた。これは貫通電流を防
止する為であって、図4に示すように単純にインバータ
56をCMOSトランジスタ対53、54のゲート端子
に接続し、1/8分周回路23からの出力をインバータ
56を介してCMOSトランジスタ対53、54に供給
するようにしても良い。図4においては、要部のみ示し
ている。インバータ56の入力は図1の分周回路23の
出力であり、切換信号は信号処理回路20の出力であ
る。
【0022】また、以上の説明では駆動回路24の出力
トランジスタとしてCMOSトランジスタ対53、54
を用いた例を説明して来たが、バイポーラトランジスタ
57、58を用いて、図5の様に構成する事も出来る。
図5においても、インバータ56の入力は図1の分周回
路23の出力であり、切換信号は信号処理回路20の出
力である。
トランジスタとしてCMOSトランジスタ対53、54
を用いた例を説明して来たが、バイポーラトランジスタ
57、58を用いて、図5の様に構成する事も出来る。
図5においても、インバータ56の入力は図1の分周回
路23の出力であり、切換信号は信号処理回路20の出
力である。
【0023】更に、図6に示す様に1/8分周回路23
からの出力をフィルタ61によって高調波を取り除く事
により正弦波でバイポーラトランジスタ62を駆動する
ようにしても良い。フィルタ61の入力には図のように
矩形波が入力されるが、フィルタ61の出力には高調波
が除かれた正弦波が出力されバイポーラトランジスタ6
2のベース端子に供給される。この場合にはフィルタ6
1による遅延を考慮してスイッチングトランジスタ26
dを駆動する選択信号にも遅延回路64を介す事により
位相調整を行う必要がある。
からの出力をフィルタ61によって高調波を取り除く事
により正弦波でバイポーラトランジスタ62を駆動する
ようにしても良い。フィルタ61の入力には図のように
矩形波が入力されるが、フィルタ61の出力には高調波
が除かれた正弦波が出力されバイポーラトランジスタ6
2のベース端子に供給される。この場合にはフィルタ6
1による遅延を考慮してスイッチングトランジスタ26
dを駆動する選択信号にも遅延回路64を介す事により
位相調整を行う必要がある。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、FSK変調を行うデー
タキャリアシステムにおいて、2つの搬送波周波数f
1、f2の両方の周波数で送信回路の同調回路において
高いQを得られ、結果として同じ消費電力ならばより遠
くまでのデータ伝送が可能になり、同じ距離ならばより
少ない電力でデータ伝送を行う事が出来る。
タキャリアシステムにおいて、2つの搬送波周波数f
1、f2の両方の周波数で送信回路の同調回路において
高いQを得られ、結果として同じ消費電力ならばより遠
くまでのデータ伝送が可能になり、同じ距離ならばより
少ない電力でデータ伝送を行う事が出来る。
【図1】本発明の実施の形態の非接触式ICカードシス
テムのブロック図である。
テムのブロック図である。
【図2】従来の非接触式ICカードシステムのブロック
図である。
図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の非接触式ICカード
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の非接触式ICカード
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の非接触式ICカード
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の非接触式ICカード
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
21 基本発振回路 20 データ処理回路 22 可変分周回路 22a 第1の分周回路 22b 第2の分周回路 23 第3の分周回路 24 駆動回路 25、71 アンテナコイル 26 同調回路 26a 第1のコンデンサ 26b 第2のコンデンサ 26d スイッチングトランジスタ 26f 寄生ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 送信データに応じて第1、第2の周波数
の信号を切り替えて出力するFSK変調回路を備えたデ
ータキャリア用送信回路において、 前記FSK変調回路に接続された送信コイルと、前記送
信コイルに接続された共振コンデンサと、前記共振コン
デンサの容量を送信データに応じて切り替える容量切換
手段とを備えた事を特徴とするデータキャリア用送信回
路。 - 【請求項2】 請求項1において、前記共振コンデンサ
は第1、第2のコンデンサを有し、前記容量切換手段は
送信データに応じて前記第1のコンデンサに前記第2の
コンデンサを並列に若しくは直列に接続する事を特徴と
するデータキャリア用送信回路。 - 【請求項3】 非接触式ICカードに対して電磁結合に
より電力とデータ信号を送信する非接触式ICカード用
ライト装置において、 送信データに応じて第1、第2の周波数の信号を切り替
えて出力するFSK変調回路と、前記FSK変調回路に
接続された送信コイルと、前記送信コイルに接続された
共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を送信デ
ータに応じて切り替える容量切換手段とを備えた事を特
徴とする非接触式ICカード用ライト装置。 - 【請求項4】 送信データに応じて第1、第2の周波数
の信号を切り替えて出力するFSK変調回路と、前記F
SK変調回路に接続された送信コイルと、前記送信コイ
ルに接続された第1の共振コンデンサと、前記第1の共
振コンデンサの容量を送信データに応じて切り替える容
量切換手段とを備えデータキャリア用送信手段と:受信
コイルと、前記受信コイルに接続された第2の共振コン
デンサと、受信コイルに接続された整流回路とを備えた
データキャリア手段とを有するデータキャリアシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202723A JPH1146220A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | データキャリア用送信回路及びデータキャリアシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202723A JPH1146220A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | データキャリア用送信回路及びデータキャリアシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146220A true JPH1146220A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16462103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9202723A Pending JPH1146220A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | データキャリア用送信回路及びデータキャリアシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1146220A (ja) |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP9202723A patent/JPH1146220A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |