JPH1145769A - タップコンセントおよびタップコンセント装置 - Google Patents

タップコンセントおよびタップコンセント装置

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JPH1145769A
JPH1145769A JP5398798A JP5398798A JPH1145769A JP H1145769 A JPH1145769 A JP H1145769A JP 5398798 A JP5398798 A JP 5398798A JP 5398798 A JP5398798 A JP 5398798A JP H1145769 A JPH1145769 A JP H1145769A
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JP
Japan
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connection
plug
switch
power supply
outlet
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Pending
Application number
JP5398798A
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English (en)
Inventor
Shiori Fujiyoshi
枝折 藤好
Noriko Onozeki
典子 小野関
Tatsuo Matsuno
達夫 松野
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Jimbo Electric Co Ltd
Original Assignee
Jimbo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続される複数の電気機器を二つに区分し、
それぞれ別個に電源を入/切できるようして操作性の向
上を図る。 【解決手段】 電気機器のプラグが差し込まれるプラグ
接続部を第1,第2プラグ接続部11,12に区分す
る。そして、第1プラグ接続部11と電源プラグとの間
を第1スイッチ17により電気的に導通または切断する
とともに、第2プラグ接続部12と電源プラグとの間を
第2スイッチ18により導通または切断する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機器への電
力供給に用いられるタップコンセントおよびタップコン
セント装置に関し、特に電源プラグ等の電源接続部材と
プラグ接続部との間を導通または切断するスイッチ機能
を備えたタップコンセントおよびタップコンセント装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器の普及に伴いオフィスや
住居において種々の電気機器が利用されている。これら
の電気機器のほとんどは、室内の壁面あるいは床面に設
置されたコンセントから電源供給を受けて作動する。一
般に、室内の壁面あるいは床面には複数箇所にコンセン
トが設けられているものの、同コンセントは電気機器の
設置場所に近接して設けられているとは限らない。そこ
で、タップコンセントを用いてプラグ接続部を電気機器
の設置場所近くまで延長することが行なわれている。さ
て、従来のタップコンセントにもスイッチ機能を備えた
ものはある。しかし、従来のこの種のスイッチ機能付き
タップコンセントは、接続された電気機器への電力供給
を一括して入/切する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年急速に
普及しつつあるパーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンという)関連の電気機器は、パソコン本体およびその
周辺機器で構成されており、それら構成機器の間で電源
の入/切操作に時間差をもたせる必要がある。
【0004】例えば、電源投入時は、まず周辺機器から
電源投入し、続いてパソコン本体に電源投入する必要が
ある。逆に、電源切断時は、まずパソコン本体の電源を
切り、その後、周辺機器の電源を切る必要がある。した
がって、従来はタップコンセントにスイッチ機能があっ
ても、上記のとおり電力供給を一括して入/切する構造
のため有効に使われておらず、もっぱら各機器に設けら
れた電源スイッチを使い個別的に電源の入/切操作が行
なわれていた。
【0005】しかし、各機器(特に周辺機器)の電源ス
イッチは、一般に機器の背面に設置されているため、わ
かり辛くて操作しにくい。しかも、周辺機器相互間は上
記のごとき操作順序が厳密には定められていないにもか
かわらず、機器の電源スイッチを使い個別に電源の入/
切操作を行なうのは煩わしい。また、上記電源の入/切
操作の順序を間違えると、パソコン本体が周辺機器を認
識しなかったり、パソコン本体が動作不良を引き起こす
等のおそれがあった。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、接続される複数の電気機器を二つに区分し、そ
れぞれ別個に電源を入/切できるようして操作性の向上
を図ることを目的とする。またこの発明は、接続された
電気機器が所定の順序で電源を入/切する必要のある場
合、その順序に沿って適正に電気機器の電源を入/切で
きるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のタップコンセントは、電源に接続される電
源プラグ等の電源接続部材と、電気機器のプラグが差し
込まれる第1,第2プラグ接続部と、第1プラグ接続部
と電源接続部材との間を電気的に導通または切断する第
1スイッチ回路と、第2プラグ接続部と電源接続部材と
の間を導通または切断する第2スイッチ回路とを備えた
構成としてある。
【0008】これにより、第1プラグ接続部につないだ
電気機器は、第1スイッチ回路により電源の入/切操作
が行なえ、一方、第2プラグ接続部につないだ電気機器
は、第2スイッチ回路により電源の入/切操作が行なえ
る。したがって、例えば、パソコン本体を第1プラグ接
続部につなぎ、その周辺機器を第2プラグ接続部につな
ぐことで、パソコン本体および周辺機器に対し、別個に
電源の入/切操作ができるようになる。
【0009】上記第1スイッチ回路は、第2スイッチ回
路が導通状態のときのみ、第1プラグ接続部と電源接続
部材との間を電気的に導通する構成としてもよい。この
ような構成とすれば、各プラグ接続部につなげた電気機
器が時間差をもって電源投入する必要のある場合に、後
で電源投入する電気機器を第1プラグ接続部につなげる
ことで、該電気機器が先に電源投入される誤操作を防止
することができる。例えば、パソコン本体を第1プラグ
接続部に、その周辺機器を第2プラグ接続部につなぐこ
とで、少なくとも周辺機器より先にパソコン本体に電源
投入されることを防止できる。
【0010】さらに、この発明のタップコンセントは、
第1スイッチ回路を入/切操作する第1操作部と、第2
スイッチ回路を入/切操作する第2操作部と、各操作部
のいずれか一方を選択的に被覆するカバー部材とを備え
てもよい。この構成によれば、カバー部材で被覆された
操作部は、ユーザが入/切操作できないため、カバー部
材の位置をもってユーザに対する操作の確認を促すこと
ができるとともに、各操作部を順次操作する際に、カバ
ー部材の位置変更という作業を介在させることで、誤っ
た電源の入/切操作を防止することが可能となる。
【0011】例えば、上記と同様にパソコン本体を第1
プラグ接続部に、その周辺機器機を第2プラグ接続部に
つないだ場合、まず第1操作部を被覆する位置にカバー
部材を配置しておき、この状態で第2操作部を「入」操
作することにより周辺機器に電力が供給されるようにな
る。続いて、第2操作部を被覆する位置にカバー部材を
もっていき、この状態で第1操作部を「入」操作するこ
とによりパソコン本体に電力が供給されるようになる。
カバー部材をそのままの位置に保持しておけば、電源を
切る際には、第2操作部がカバー部材で被覆されている
ので、ユーザは間違いなく第1操作部を「切」操作して
パソコン本体から電源を切ることができる。
【0012】またこの発明は、第1,第2プラグ接続部
をコンセント本体に設けるとともに、第1スイッチ回路
および第2スイッチ回路をコンセント本体とは別体の外
付スイッチ部材に設け、かつコンセント本体と外付スイ
ッチ部材とを延長コードにより接続した構成としてもよ
い。延長コードにより第1,第2スイッチ回路をコンセ
ント本体から引き離すことにより、これらのスイッチ回
路をユーザの手元で操作できるようになり、操作性が一
段と向上する。
【0013】このように別体の外付けスイッチを備える
構成とした場合は、既述した第1スイッチ回路を入/切
操作する第1操作部、第2スイッチ回路を入/切操作す
る第2操作部、および各操作部のいずれか一方を選択的
に被覆するカバー部材は、外付スイッチ部材に設ければ
よい。
【0014】さらにこの発明は、延長コードを外付スイ
ッチ部材から延出させるとともに、該延長コードの先端
にスイッチ接続コネクタを設け、かつコンセント本体
に、スイッチ接続コネクタが着脱自在な外付スイッチ接
続部と、第1プラグ接続部と電源接続部材との間を電気
的に導通または切断するとともに、第2プラグ接続部と
電源接続部材との間を導通または切断する第3スイッチ
回路とを備えた構成とすることができる。すなわち、外
付スイッチ部材および延長コードを、コンセント本体に
対して着脱自在とすることにより、ユーザの必要に応じ
て外付スイッチ部材を装着し、あるいは取り外すことが
でき、目的に応じた多様な使用形態を実現することがで
きるようになる。
【0015】さて、外付スイッチ部材とともに、第1,
第2スイッチ回路がコンセント本体から切り離される
と、コンセント本体内部では、第1,第2プラグ接続部
が共に電源接続部材と電気的に遮断されてしまうため、
コンセントとして機能しなくなってしまう。そこで、第
3スイッチ回路を設け、外付スイッチ部材がコンセント
本体から切り離されたときは、この第3スイッチ回路に
より第1,第2プラグ接続部と電源接続部材とを電気的
に導通させるようにしてある。
【0016】第3スイッチ回路は、外付スイッチ接続部
にスイッチ接続コネクタが接続されたとき、第1プラグ
接続部と電源接続部材との間、および第2プラグ接続部
と電源接続部材との間をコンセント本体内にて電気的に
切断し、一方、外付スイッチ接続部からスイッチ接続コ
ネクタが抜かれたとき、第1プラグ接続部と電源接続部
材との間、および第2プラグ接続部と電源接続部材との
間をコンセント本体内にて電気的に導通させる。この第
3スイッチ回路としては、手動操作による切替えスイッ
チ回路の他、上記外付スイッチ接続部に対するスイッチ
接続コネクタの着脱に連動する連動スイッチ回路で構成
することができる。
【0017】また、外付スイッチ部材を着脱自在とする
場合は、スイッチ接続コネクタと外付スイッチ接続部と
の間の接続状態を保持する係止手段を設けることが好ま
しい。この係止手段により、外付スイッチ部材の意図し
ない抜けを確実に防止して、各プラグ接続部に接続され
た電気機器の正常な動作を保証することができる。
【0018】次に、この発明のタップコンセント装置
は、上記構成のタップコンセントと、電気機器のプラグ
が差し込まれる増設プラグ接続部を備え、上記タップコ
ンセントと電気的に接続されるコンセントアダプタとで
構成してある。そして、タップコンセントに設けた第2
スイッチ回路を、第2プラグ接続部と電源接続部材との
間を導通または切断するとともに、増設プラグ接続部と
電源接続部材との間も導通または切断する構成としてあ
る。
【0019】これにより、コンセントアダプタの増設プ
ラグ接続部に接続された電気機器に対し、タップコンセ
ントの第2プラグ接続部に接続された電気機器と同様
に、電源の入/切を行なうことが可能となる。この発明
の構成によれば、タップコンセントに接続したい電気機
器の増加に応じてコンセントアダプタを追加すること
で、タップコンセント自体を買い替えることなく経済的
にプラグ接続部を増やすことが可能となる。
【0020】例えば、一般にパソコンの周辺機器は随時
増設されていく傾向にある。このため、周辺機器の増設
に伴い、タップコンセントのプラグ接続部だけでは不足
することがよくある。このような場合にも、コンセント
アダプタを追加するだけで、タップコンセント自体を買
い替えることなく経済的にプラグ接続部を増やすことが
可能となる。なお、本発明はパソコン関連の電気機器に
限らず、別個に電源を入/切する必要のある複数の電気
機器に対し有効であることは勿論である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の
実施形態に係るタップコンセントの斜視図、図2は同タ
ップコンセントの回路図である。
【0022】図1に示すように、本実施形態のタップコ
ンセントは、長尺な函形の本体ケース(コンセント本
体)10を有しており、この本体ケース10に第1プラ
グ接続部11,11、および第2プラグ接続部12,1
2を備えている。これらの各プラグ接続部11,11,
12,12は、長手方向に一定間隔をおいて形成してあ
り、本体ケース正面10aからそれぞれ電気機器のプラ
グが差し込み可能となっている。
【0023】各プラグ接続部11,11,12,12に
は、それぞれ刃受端子ユニット13,13,14,14
が設けてある(図2参照)。これら、刃受端子ユニット
13,13,14,14は、本体ケース正面10aから
各プラグ接続部11,11,12,12に差し込まれた
電気機器のプラグを挾持して電気的な接続状態を形成す
る。
【0024】この実施形態では、図2に示すように、い
わゆる3P式の刃受端子構造を採用しており、各刃受端
子ユニット13,13,14,14が、電圧側極刃受端
子13Eまたは14E、接地側極刃受端子13Wまたは
14W、接地用刃受端子13Gまたは14Gという3本
の刃受端子を備えている。
【0025】本体ケース10の一端面10bからは、電
源コード15が引き出されており、この電源コード15
の先端に電源プラグ16が取り付けてある(図2参
照)。この電源プラグ16は、室内の壁面または床面に
設けられた室内コンセントに差し込み、電力供給を受け
るためのものである。3P式の刃受端子構造に対応し
て、電源プラグ16には電圧側極プラグ刃16E,接地
側極プラグ刃16W,接地用プラグ刃16Gという3本
のプラグ刃が設けてある。
【0026】また、本体ケース10には、第1,第2ス
イッチ17,18が設けてある。第1スイッチ17は、
本体ケース正面10aに露出する第1操作ボタン(第1
操作部)19の操作により接点17a,17b間(図2
参照)を接離するスイッチ回路(第1スイッチ回路)を
構成している。一方、第2スイッチ18は、本体ケース
正面10aに露出する第2操作ボタン(第2操作部)2
0の操作により接点18a,18b間(図2参照)を接
離するスイッチ回路(第2スイッチ回路)を構成してい
る。
【0027】本体ケース10の他端面10cには、アダ
プタ接続部21が形成してある。このアダプタ接続部2
1には、図1(b)に示すように接続プラグ差し込み口
22が形成してあり、この接続プラグ差し込み口22
に、後述するコンセントアダプタ接続プラグ34を差し
込み可能となっている。
【0028】本体ケース10の内部には、接続プラグ差
し込み口22に対応して、接続プラグ刃受端子ユニット
23が設けてある。この接続プラグ刃受端子ユニット2
3も3P式の刃受端子構造を採用し、電圧側極接続プラ
グ刃受端子23E、接地側極接続プラグ刃受端子23
W、接地用接続プラグ刃受端子23Gを備えている。
【0029】次に、上述したタップコンセントの回路構
成を、図2を参照して説明する。各刃受端子ユニット1
3,13,14,14における接地側極刃受端子13
W,13W,14W,14W、およびアダプタ接続部2
1を構成する接続プラグ刃受端子ユニット23の接地側
極接続プラグ刃受端子23Wは、電気的に接続されてお
り、これら各端子が電源プラグ16の接地側極プラグ刃
16Wと電気的につながっている。
【0030】また、各刃受端子ユニット13,13,1
4,14における接地用刃受端子13G,13G,14
G,14G、および接続プラグ刃受端子ユニット23の
接地用接続プラグ刃受端子23Gは、電気的に接続され
ており、これら各端子が電源プラグ16の接地用プラグ
刃16Gと電気的につながっている。さらに、第1プラ
グ接続部11,11の刃受端子ユニット13,13は、
電圧側極刃受端子13E,13Eが電気的に接続されて
おり、これら各端子は第1スイッチ17に設けた一方の
端子17aと電気的につながっている。
【0031】一方、第2プラグ接続部12,12の刃受
端子ユニット14,14は、電圧側極刃受端子14E,
14Eが電気的に接続されている。また、アダプタ接続
部21を構成する接続プラグ刃受端子ユニット23の電
圧側極接続プラグ刃受端子23Eも、これら電圧側極刃
受端子14E,14Eと電気的に接続されている。そし
て、これら電圧側極刃受端子14E,14Eおよび電圧
側極接続プラグ刃受端子23Eは、第2スイッチ18に
設けた一方の端子18aと電気的につながっている。
【0032】そして、第1スイッチ17に設けた他方の
端子17bと、第2スイッチ18に設けた上記端子18
aとが電気的に接続してあり、一方、第2スイッチ18
に設けた他方の端子18bが、電源プラグ16の電圧側
極プラグ刃16Eと電気的につながっている。
【0033】上述した回路構成のタップコンセントは、
電源プラグ16を室内コンセントに差し込むことによ
り、まず接地用の各端子13G,14G,23Gがアー
スされる。また、第1,第2スイッチ17,18が
「切」の状態(各端子17a−17b間、18a−18
b間が切断)では、電圧側極の各端子13E,14E,
23Eと、電源プラグ16の電圧側極プラグ刃16Eと
の間が遮断されているので、各刃受端子ユニット13,
13,14,14、および接続プラグ刃受端子ユニット
23への電力供給はない。
【0034】次に、第2スイッチ18のみ「入」の状態
(端子18a−18b間を接続)にすると、第2プラグ
接続部12,12の電圧側極刃受端子14E,14E、
および接続プラグ刃受端子ユニット23の電圧側極接続
プラグ刃受端子23Eが、電源プラグ16の電圧側極プ
ラグ刃16Eと電気的につながる。したがって、刃受端
子ユニット14,14および接続プラグ刃受端子ユニッ
ト23への電力供給が行なわれる。ただし、第1プラグ
接続部11,11の電圧側極刃受端子13E,13E
は、第1スイッチ17により電圧側極プラグ刃16Eと
遮断されているため、刃受端子ユニット13,13への
電力供給はない。
【0035】続いて、第2スイッチ18に加えて第1ス
イッチ17をも「入」の状態(各端子17a−17b
間、18a−18b間を接続)にすると、第1プラグ接
続部11,11の電圧側極刃受端子13E,13Eも、
第1,第2スイッチ17,18を介して電圧側極プラグ
刃16Eと電気的につながるので、刃受端子ユニット1
3,13へも電力供給が行なわれる。
【0036】上述した構成のタップコンセントは、本体
装置と周辺機器とで時間差をつけて電源の入/切をする
必要のある電気機器に好適である。例えば、パソコン関
連の電気機器は、まず周辺機器の電源を投入し、次いで
パソコン本体の電源を投入する必要がある。そこで、第
1プラグ接続部11,11へパソコン本体の電源プラグ
を差し込み、一方、第2プラグ接続部12,12へ周辺
機器の電源プラグを差し込む。そして、まず第2スイッ
チ18を接続することにより、周辺機器への電力供給が
行なわれ、次いで、第1スイッチ17を接続すること
で、パソコン本体への電力供給が可能となる。
【0037】また、パソコン関連の電気機器は、電源を
切る際にも、まずパソコン本体の電源を切り、次いで周
辺機器の電源を切る必要がある。このような場合は、ま
ず第1スイッチ17をオフにすることで、パソコン本体
への電力供給を切断し、次いで第2スイッチ18をオフ
にすることで、周辺機器への電力供給を切断することが
できる。
【0038】本実施形態の第1,第2操作ボタン19,
20には、上述したスイッチ操作をユーザが誤りなく実
行できるように、誤操作防止用のカバー部材25が設け
てある(図1参照)。このカバー部材25は、第1,第
2操作ボタン19,20と対向する位置をスライド自在
に設けてある。このカバー部材25は、いずれか一方の
操作ボタン19または20を被覆できる大きさに形成し
てあり、スライド操作によっていずれか一方の操作ボタ
ン19または20のみを被覆することができる。
【0039】すなわち、カバー部材25をスライドし
て、一方の操作ボタン19(または20)を露出させた
とき、他方の操作ボタン20(または19)は、同カバ
ー部材25により被覆され操作することができなくな
る。したがって、電源投入時に第2操作ボタン20を露
出させておき、同操作ボタン20を「入」とした後、カ
バー部材25をスライドさせて同操作ボタン20を被覆
する。このスライド操作に伴い、第1操作ボタン19が
露出する。
【0040】そこで、第1操作ボタン19を「入」とし
て第1スイッチ17を接続するとともに、カバー部材2
5をそのままの位置に放置しておけば、その後電源を切
る際には、先行して「切」にする必要のある第1操作ボ
タン19が露出したままとなっているので、操作を誤る
ことなく第1スイッチ17を「切」に操作することがで
きる。
【0041】続いて、カバー部材25をスライドして、
第1操作ボタン19を被覆すれば、第2操作ボタン20
が露出した状態となる。そこで第2操作ボタン20を
「切」に操作して、その後もカバー部材25をそのまま
の位置に放置しておけば、次に電源を投入する際、先行
して「入」にする必要のある第2操作ボタン20が露出
した状態となっているので、操作を誤ることなく第2操
作ボタン20操作することができる。
【0042】なお、カバー部材25の自由なスライドを
規制するために、各操作ボタン19,20の被覆位置に
カバー部材25の係止手段を設けてもよい。この係止手
段は、例えば、本体ケース10とカバー部材25との間
に、係脱自在な係合溝および係止爪を形成することによ
り構成できる。
【0043】次に、この発明の実施形態に係るコンセン
トアダプタについて説明する。図3はこの発明の実施形
態に係るコンセントアダプタの斜視図、図4は同コンセ
ントアダプタの回路図である。これらの図に示すコンセ
ントアダプタは、既述したタップコンセントのアダプタ
接続部に連結して、一体のタップコンセント装置を構成
するものである。
【0044】図3に示すように、本実施形態のコンセン
トアダプタは、長尺な函形のアダプタケース30を有し
ており、このアダプタケース30に複数(図4では4
つ)の増設プラグ接続部31を備えている。これらの増
設プラグ接続部31は、長手方向に一定間隔をおいて形
成してあり、それぞれ電気機器のプラグをアダプタケー
ス正面30aから差し込み可能となっている。
【0045】アダプタケース30は、背面から正面30
aまでの高さが、既述したタップコンセントにおける本
体ケース10の高さ(背面から正面10aまでの高さ)
とほぼ同一の寸法に形成してある。各増設プラグ接続部
31は、それぞれ増設刃受端子ユニット32を備えてい
る(図4参照)。ここで、増設刃受端子ユニット32
は、アダプタケース正面30aから差し込まれた電気機
器の電源プラグを挾持して電気的な接触状態を形成す
る。
【0046】この実施形態のコンセントアダプタも、既
述したタップコンセントと同様、いわゆる3P式の刃受
端子構造を採用しており、各増設刃受端子ユニット32
が、電圧側極増設刃受端子32E、接地側極増設刃受端
子32W、接地用増設刃受端子32Gという3本の増設
刃受端子を備えている。
【0047】アダプタケース30の一端面30bには、
コンセント接続部33が形成してある。このコンセント
接続部33には、図3(a)に示すように接続プラグ3
4が設けてある。この接続プラグ34は、既述したタッ
プコンセントの接続プラグ差し込み口22に差し込み可
能となっている。この接続プラグ34も3P式のプラグ
構造を採用しており、電圧側極接続プラグ刃34E、接
地側極接続プラグ刃34W、接地用接続プラグ刃34G
を備えている。
【0048】一方、アダプタケース30の他端面30c
には、補助アダプタ接続部35が形成してある。この補
助アダプタ接続部35は、既述したタップコンセントの
アダプタ接続部21と同一の構造となっている。すなわ
ち、図3(b)に示すように接続プラグ差し込み口36
が形成してあり、この接続プラグ差し込み口36に、別
個のコンセントアダプタに設けた接続プラグ34を差し
込み可能となっている。
【0049】アダプタケース30の内部には、接続プラ
グ差し込み口36に対応して、接続プラグ刃受端子ユニ
ット37が設けてある。この接続プラグ刃受端子ユニッ
ト37も、3P式の刃受端子構造を採用し、電圧側極接
続プラグ刃受端子37E、接地側極接続プラグ刃受端子
37W、接地用接続プラグ刃受端子37Gを備えてい
る。
【0050】次に、上述したコンセントアダプタの回路
構成について、図4を参照して説明する。各増設刃受端
子ユニット32の接地側極増設刃受端子32W、および
接続プラグ刃受端子ユニット37の接地側極接続プラグ
刃受端子37Wは、電気的に接続されており、これら各
端子32W,37Wは、コンセント接続部33に設けた
接地側極接続プラグ刃34Wと電気的につながってい
る。
【0051】また、各増設刃受端子ユニット32の電圧
側極増設刃受端子32E、および接続プラグ刃受端子ユ
ニット37の電圧側極接続プラグ刃受端子37Eは、電
気的に接続されており、これら各端子32E,37E
は、コンセント接続部33に設けた電圧側極接続プラグ
刃34Eと電気的につながっている。さらに、各増設刃
受端子ユニット32の接地用増設刃受端子32G、およ
び接続プラグ刃受端子ユニット37の接地用接続プラグ
刃受端子37Gは、電気的に接続されており、これら各
端子32G,37Gは、コンセント接続部33に設けた
接地用接続プラグ刃34Gと電気的につながっている。
【0052】上述した回路構成のコンセントアダプタ
は、コンセント接続部33を既述のタップコンセントに
おけるアダプタ接続部21に連結して用いる(図4,図
2参照)。すなわち、コンセント接続部33に設けた接
続プラグ34を、アダプタ接続部21に設けた接続プラ
グ差し込み口22へ差し込むと、接続プラグ34の接地
側極接続プラグ刃34Wが、アダプタ接続部21の接地
側極接続プラグ刃受端子23Wと電気的に接続される。
同様に、接続プラグ34の電圧側極接続プラグ刃34E
が、アダプタ接続部21の電圧側極接続プラグ刃受端子
23Eと電気的に接続され、接続プラグ34の接地用接
続プラグ刃34Gが、アダプタ接続部21の接地用接続
プラグ刃受端子23Gと電気的に接続される。
【0053】これにより、増設刃受端子ユニット32
は、第2プラグ接続部12の刃受端子ユニット14と並
列接続された構成となる。したがって、増設プラグ接続
部31がタップコンセントの第2プラグ接続部12と同
一の機能をもつこととなり、それら各差し込み部31,
12に電源プラグを差し込んだ電気機器に、一括して電
力を供給することができる。
【0054】増設プラグ接続部31の電圧側極増設刃受
端子32Eは、接続プラグ34の電圧側極接続プラグ刃
34E、およびアダプタ接続部21の電圧側極接続プラ
グ刃受端子23Eを介して、第2スイッチ18の端子1
8aに接続される。したがって、増設プラグ接続部31
は、第2スイッチ18の入/切により、第2プラグ接続
部12と同様に電源プラグ16との間を導通または切断
される。
【0055】上述したタップコンセントのアダプタ接続
部21と、コンセントアダプタのコンセント接続部33
は、相互に連結したとき、アダプタケース30の正面3
0aと本体ケース10の正面10aとを、ほぼ同一の平
面上に配置するように、接続プラグ差し込み口22と接
続プラグ34の形成位置が調整してある。したがって、
本体ケース10の正面10aに形成してあるプラグ接続
部11,12と、アダプタケース30の正面30aに形
成してある増設プラグ接続部31とが、ほぼ同一平面上
に並べて配置されることになり、障害もなく容易に電源
プラグの抜き差しを行なうことができる。
【0056】また、コンセントアダプタのコンセント接
続部33には、接続プラグ34の周囲にカバー38が設
けてあり、タップコンセントのアダプタ接続部21は、
連結に際し周面がこのカバー38に嵌合する構成となっ
ている。そして、カバー38の側面には、先端が内側に
突き出た係止片39が形成してあり(図3参照)、一
方、アダプタ接続部21の側面には、係合溝40が形成
してある(図1参照)。
【0057】係止片39の先端は係止爪39aとなって
おり、また基端は解除操作部39bを形成している。係
止片39は弾力性を有し、解除操作部39bを押圧する
と、係止爪39aが図示しない支点を中心に外側へ押し
上げれられる構造となっている。係止爪39aは、アダ
プタ接続部21とコンセント接続部33とを連結したと
き、係合溝40に係合してその連結状態を保持する。す
なわち、係止片39と係合溝40は、アダプタ接続部2
1とコンセント接続部33の連結状態を保持する係止手
段を構成している。このような係止手段を備えることに
より、不用意にタップコンセントからコンセントアダプ
タが離脱することを防止でき、安定した電源供給が可能
となる。
【0058】タップコンセントからコンセントアダプタ
を取り外すときは、解除操作部39bを押圧して係止爪
39aを外側へ押し上げる。これにより、係止爪39a
と係合溝40との間の係合状態が解除されるため、接続
プラグ34を接続プラグ差し込み口22から引き抜くこ
とができる。
【0059】周辺機器が増え、タップコンセントのプラ
グ接続部11,12、およびコンセントアダプタの増設
プラグ接続部31でも不足するときは、コンセントアダ
プタに形成した補助アダプタ接続部35に、別個のコン
セントアダプタを連結することもできる。
【0060】すなわち、新たに用意したコンセントアダ
プタの接続プラグ(34)を、補助アダプタ接続部35
に設けた接続プラグ差し込み口36へ差し込むと、接続
プラグ(34)の接地側極接続プラグ刃(34W)が、
補助アダプタ接続部35の接地側極接続プラグ刃受端子
37Wと電気的に接続される。同様に、接続プラグ(3
4)の電圧側極接続プラグ刃(34E)が、補助アダプ
タ接続部35の電圧側極接続プラグ刃受端子37Eと電
気的に接続され、接続プラグ(34)の接地用接続プラ
グ刃(34G)が、補助アダプタ接続部35の接地用接
続プラグ刃受端子37Gと電気的に接続される。
【0061】これにより、新たに用意したコンセントア
ダプタの増設刃受端子ユニット(32)は、既に使用し
ているコンセントアダプタの増設刃受端子ユニット32
と並列接続された構成となり、周辺機器の増加に対応す
ることができる。
【0062】図5〜図7はこの発明の第2実施形態に係
るタップコンセントを示す図で、図5は同タップコンセ
ントを示す斜視図、図6はタップコンセントに接続され
た外付スイッチを示す斜視図、図7は同タップコンセン
トの回路図である。なお、先に示した図1,図2のタッ
プコンセントと同一部分には、同一符号を付してある。
この実施形態では、第1,第2スイッチ17,18を外
付スイッチとし、延長コード50により本体ケース10
から引き出された外付スイッチ部材51に設けてある。
【0063】一般に、タップコンセントの本体ケース1
0は、接続される電気機器の背部に据え付けられるた
め、同本体ケース10に第1,第2スイッチ17,18
を設けた場合、スイッチ操作が面倒である。そこで、本
実施形態のように第1,第2スイッチ17,18を本体
ケース10から引き出して備えることにより、スイッチ
操作が容易となり操作性が向上する。
【0064】外付スイッチ部材51の正面には、第1,
第2操作ボタン19,20が露出している。またその前
方には、カバー部材25がスライド自在に設けてあり、
第1,第2操作ボタン19,20を選択的に被覆する。
本実施形態のタップコンセントも、図7に示すように、
第1,第2スイッチ17,18が本体ケースの外部に引
出された以外、図2に示した先の実施形態と同様の回路
構成となっている。
【0065】図8はこの発明の第3実施形態に係るタッ
プコンセントを示す斜視図である。同図に示したタップ
コンセントは、本体ケース10にノイズフィルタ60を
組み込んだ構成となっている。その他の構成は図1に示
した先の実施形態と同様である。ノイズフィルタ60
は、図2に示した回路構成において、電源プラグ16と
刃受端子ユニット13との間に挿入してあり、通電によ
り生じるノイズを吸収する機能を有している。
【0066】図9〜図13はこの発明の第4実施形態に
係るタップコンセントを示す図であり、図9は本体ケー
ス(コンセント本体)の外観を示す斜視図、図10は本
体ケースとは別体の電源コードを一部切欠いて示す斜視
図、図11は本体ケースとは別体の外付スイッチ部材を
一部切欠いて示す斜視図、図12は電源コードおよび外
付スイッチ部材の接続部を拡大して示す斜視図、図13
はタップコンセントの回路図である。なお、これらの図
面において、先に示した第1〜第3実施形態の図面と同
一部分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省
略する。
【0067】この第4実施形態では、電源コード15お
よび外付スイッチ部材51を本体ケース10と別体に備
え、これら電源コード15および外付スイッチ部材51
を本体ケース10に着脱自在としてある。
【0068】本体ケース10の一端部には、電源接続部
100および外付スイッチ接続部200が形成してあ
る。電源接続部100には、図12に拡大して示すよう
に、電源コネクタ差し込み口110が形成してあり、後
述する電源コネクタ140が差し込み可能となってい
る。電源コネクタ差し込み口110の内部には、三枚の
電源接続刃120G,120W,120Eが設けてあ
る。
【0069】このうち、電源接続刃120Gは、図13
に示すように、各接地用刃受端子13G,13G,14
G,14G、および接地用接続プラグ刃受端子23Gと
それぞれ電気的に接続されている。また、電源接続刃1
20Wは、各接地側極刃受端子13W,13W,14
W,14W、および接地側極接続プラグ刃受端子23W
と電気的に電気的に接続されている。さらに、電源接続
刃120Eは、切替えスイッチ130を介して各電圧側
極刃受端子13E,13E,14E,14E、および電
圧側極接続プラグ刃受端子23Eと電気的に接続されて
いる。
【0070】切替えスイッチ130は、後述する外付ス
イッチ接続部200に外付スイッチ部材51のSWコネ
クタ230が差し込まれたとき、電源接続刃120Eと
各電圧側極刃受端子13E,13E,14E,14Eお
よび電圧側極接続プラグ刃受端子23Eとの間を遮断す
る第3スイッチ回路を形成している。一方、外付スイッ
チ接続部200から外付スイッチ部材51のSWコネク
タ230が抜かれたとき、電源接続刃120Eと各電圧
側極刃受端子13E,13E,14E,14Eおよび電
圧側極接続プラグ刃受端子23Eとの間を接続する。こ
の切り替え動作は、手動またはSWコネクタ230の挿
脱動作に連動する構成とすることができる。図9に示す
切替えスイッチ130は、手動によってこの切り替えを
行なう構成のものを示している。同図に示すように、手
動式の切替えスイッチ130を本体ケース10に設けた
場合には、同スイッチ130の誤操作を防止するため
に、開閉式またはスライド式のカバー等からなる誤操作
防止手段を付設しておくことが好ましい。
【0071】電源コード15の一端には、電源コネクタ
140が設けてある(図10,図12参照)。電源コネ
クタ140の内部には、本体ケース10の電源接続部1
00に差し込んだとき、上記電源接続刃120G,12
0W,120Eを各々挾持する電源刃受端子150G,
150W,150Eが設けてある(図13参照)。
【0072】また、電源コード15の他端には、電源接
続部材として、図10に示すように電源プラグ16また
は電源キャップ160のいずれか一方が設けてある。電
源キャップ160は、主に床面コンセントに接続する形
態のもので、本体ケース10に設けた電源接続部100
とほぼ同じ構造となっており、内部に三枚のプラグ刃1
70G,170W,170Eが設けてある(図10参
照)。
【0073】電源プラグ16のプラグ刃16G,16
W,16E、またはこれらに相当する電源キャップ16
0のプラグ刃170G,170W,170Eは、電源コ
ード15を介して電源刃受端子150G,150W,1
50Eとそれぞれ電気的に接続されている。
【0074】電源プラグ16と電源キャップ160のい
ずれを電源接続部材として選択するかは、使用場所とな
る室内の壁面や床面に設けられた室内コンセントの形態
に応じて、任意に選択することができる。勿論、タップ
コンセントの製造元は、電源プラグ16を設けたもの、
および電源キャップ160を設けたものの双方を用意し
ておくことが好ましい。
【0075】本体ケース10に形成した外付スイッチ接
続部200は、図12に拡大して示すように、SWコネ
クタ差し込み口210が形成してあり、後述するSWコ
ネクタ230が差し込み可能となっている。SWコネク
タ差し込み口210の内部には、三枚のSW接続用刃受
端子220a,220b,220cが設けてある。
【0076】このうち、SW接続用刃受端子220a
は、図13に示すように、第2プラグ接続部12,12
に設けられた電圧側極刃受端子14E,14E、および
接続プラグ刃受端子ユニット23に設けられた電圧側極
接続プラグ刃受端子23Eと電気的に接続されている。
また、SW接続用刃受端子220bは、第1プラグ接続
部11,11に設けられた電圧側極刃受端子13E,1
3Eと電気的に接続されている。さらに、SW接続用刃
受端子220cは、既述した電源接続部100の電源接
続刃120Eと電気的に接続されている。
【0077】外付スイッチ部材51から延びる延長コー
ド50の一端には、SWコネクタ(スイッチ接続コネク
タ)230が設けてある(図11,図12参照)。この
SWコネクタ230の内部には、本体ケース10の外付
スイッチ接続部200に差し込んだとき、上記SW接続
用刃受端子220a,220b,220cに各々挾持さ
れるSW接続刃240a,240b,240cが設けて
ある(図13参照)。
【0078】外付スイッチ部材51に設けられた第1ス
イッチ17は、スイッチ接続刃240aと240bの間
に設けてあり、これらSW接続刃240a,240bの
間を入/切する。また第2スイッチ18は、SW接続刃
240aと240cとの間に設けてあり、これらSW接
続刃240a,240cの間を入/切する。
【0079】また、電源接続部100の側面には係止片
180が設けてあり(図9参照)、一方、電源コネクタ
140には係合溝190が形成してある(図10参
照)。係止片180の先端には、電源コネクタ差し込み
口110側に突出する係止爪(図示せず)が形成してあ
り、同差し込み口110に差し込まれた電源コネクタ1
40の係合溝190と係合して、電源コネクタ140の
抜けを防止する。係止片180は弾力性を有し、基部1
80aを押圧操作することにより係合溝190に対する
係止爪の係合状態を解除できる構造となっている。
【0080】さらに、SWコネクタ230の側面にも係
止片250が設けてあり、一方、外付スイッチ接続部2
00には係合溝260が形成してある(図12参照)。
係止片250の先端には、SWコネクタ230の内部側
に突出する係止爪(図示せず)が形成してあり、同コネ
クタ230を外付スイッチ接続部200に差し込んだと
き、その係止爪が係合溝260と係合して、同コネクタ
230の抜けを防止する。係止片250は弾力性を有
し、基部250aを押圧操作することにより係合溝26
0に対する係止爪の係合状態を解除できる構造となって
いる。
【0081】上述した構成の第4実施形態に係るタップ
コンセントによれば、本体ケース10に対して電源コー
ド15および外付スイッチ部材51が着脱自在であるた
め、搬送等に際して取扱いが容易となる。しかも、用途
に応じて外付スイッチ部材51を装着した状態と取り外
した状態のいずれでも使用することができ、汎用性が向
上する。
【0082】なお、この発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、上記の実施形態では、カ
バー部材25が、第1,第2操作ボタン19,20の間
をスライドする構成としたが(図1,図6等参照)、こ
れに限らず、例えば支軸を中心に回動して第1,第2操
作ボタン19,20の一方を被覆するようにカバー部材
25を構成することもできる。
【0083】また、上記の実施形態では3P式の刃受端
子構造を採用したが、接地用増設刃受端子32Gを省略
した2P式の刃受端子構造であってもよい。また、アダ
プタ接続部に接続プラグ(34)を設け、一方、コンセ
ント接続部に接続プラグ差し込み口(22)および接続
プラグ刃受端子ユニット(23)を設けた構造とするこ
ともできる。この場合は、補助アダプタ接続部も接続プ
ラグ(34)を備えた構造とする。
【0084】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
第1,第2プラグ接続部に接続される複数の電気機器に
対し、それぞれ別個に電源を入/切できるようになり、
操作性の向上を図ることができる。しかも、接続された
電気機器が所定の順序で電源を入/切する必要のある場
合、その順序に沿って適正に電気機器の電源を入/切す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るタップコンセントの
斜視図である。
【図2】同タップコンセントの回路図である。
【図3】同タップコンセントに接続されるコンセントア
ダプタの斜視図である。
【図4】同コンセントアダプタの回路図である。
【図5】この発明の第2実施形態に係るタップコンセン
トを示す斜視図である。
【図6】同タップコンセントに接続される外付スイッチ
の斜視図である。
【図7】同タップコンセントの回路図である。
【図8】この発明の第3実施形態に係るタップコンセン
トを示す斜視図である。
【図9】この発明の第4実施形態に係るタップコンセン
トの本体ケースの外観を示す斜視図である。
【図10】同本体ケースとは別体の電源コードを一部切
欠いて示す斜視図である。
【図11】同本体ケースとは別体の外付スイッチ部材を
一部切欠いて示す斜視図である。
【図12】同本体ケースに形成した電源コードおよび外
付スイッチ部材の接続部を拡大して示す斜視図である。
【図13】この発明の第4実施形態に係るタップコンセ
ントの回路図である。
【符号の説明】
10:本体ケース 10a:正面 11:第1プラグ接続部 12:第2プラグ接続部 13:14:刃受端子ユニット 15:電源コード 16:電源プラグ 17:第1スイッチ 18:第2スイッチ 19:第1操作ボタン 20:第2操作ボタン 21:アダプタ接続部 22:接続プラグ差し込み口 23:接続プラグ刃受端子ユニット 25:カバー部材 30:アダプタケース 31:増設プラグ接続部 32:増設刃受端子ユニット 33:コンセント接続部 34:接続プラグ 35:補助アダプタ接続部 39:係止爪 40:係合溝 51:外付スイッチ部材 60:ノイズフィルタ 100:電源接続部 110:電源コネクタ差し込み口 120E,120W,120G:電源接続刃 130:切替えスイッチ 140:電源コネクタ 150E,150W,150G:電源刃受端子 160:電源キャップ 170E,170W,170G:プラグ刃 180:係止片 190:係合溝 200:外付スイッチ接続部 210:SWコネクタ差し込み口 220a,220b,220c:SW接続用刃受端子 230:SWコネクタ 240a,240b,240c:SW接続刃 250:係止片 260:係合溝

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続される電源接続部材と、電気
    機器のプラグが差し込まれる第1,第2プラグ接続部
    と、前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材との間を
    電気的に導通または切断する第1スイッチ回路と、前記
    第2プラグ接続部と前記電源接続部材との間を導通また
    は切断する第2スイッチ回路とを備えたことを特徴とす
    るタップコンセント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタップコンセントにおい
    て、 前記第1スイッチ回路は、前記第2スイッチ回路が導通
    状態のときのみ、前記第1プラグ接続部と前記電源接続
    部材との間を電気的に導通可能とするものであることを
    特徴とするタップコンセント。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のタップコンセン
    トにおいて、 前記第1スイッチ回路を入/切操作する第1操作部と、
    前記第2スイッチ回路を入/切操作する第2操作部と、
    前記各操作部のいずれか一方を選択的に被覆するカバー
    部材とを備えたことを特徴とするタップコンセント。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のタップコンセン
    トにおいて、 前記第1,第2プラグ接続部をコンセント本体に設ける
    とともに、 前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路を前記コ
    ンセント本体とは別体の外付スイッチ部材に設け、 かつ、前記コンセント本体と外付スイッチ部材とを延長
    コードにより接続したことを特徴とするタップコンセン
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のタップコンセントにおい
    て、 前記第1スイッチ回路を入/切操作する第1操作部と、
    前記第2スイッチ回路を入/切操作する第2操作部と、
    前記各操作部のいずれか一方を選択的に被覆するカバー
    部材とを、前記外付スイッチ部材に備えたことを特徴と
    するタップコンセント。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のタップコンセン
    トにおいて、 前記延長コードを前記外付スイッチ部材から延出させる
    とともに、該延長コードの先端にスイッチ接続コネクタ
    を設け、 かつ前記コンセント本体に、 前記スイッチ接続コネクタが着脱自在な外付スイッチ接
    続部と、 前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材との間を電気
    的に導通または切断するとともに、前記第2プラグ接続
    部と前記電源接続部材との間を導通または切断する第3
    スイッチ回路とを備えたことを特徴とするタップコンセ
    ント。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のタップコンセントにおい
    て、 前記第3スイッチ回路は、 前記外付スイッチ接続部にスイッチ接続コネクタが接続
    されたとき、前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材
    との間、および前記第2プラグ接続部と前記電源接続部
    材との間を前記コンセント本体内にて電気的に切断し、 一方、前記外付スイッチ接続部からスイッチ接続コネク
    タが抜かれたとき、前記第1プラグ接続部と前記電源接
    続部材との間、および前記第2プラグ接続部と前記電源
    接続部材との間を前記コンセント本体内にて電気的に導
    通させるものであることを特徴とするタップコンセン
    ト。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のタップコンセン
    トにおいて、 前記スイッチ接続コネクタと外付スイッチ接続部との間
    の接続状態を保持する係止手段を設けたことを特徴とす
    るタップコンセント。
  9. 【請求項9】 電源に接続する電源接続部材と、電気機
    器のプラグが差し込まれる第1,第2プラグ接続部と、
    前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材との間を電気
    的に導通または切断する第1スイッチ回路と、前記第2
    プラグ接続部と前記電源接続部材との間を導通または切
    断する第2スイッチ回路とを備えたタップコンセント
    と、 電気機器のプラグが差し込まれる増設プラグ接続部を備
    え、前記タップコンセントと電気的に接続されるコンセ
    ントアダプタと、 を含むタップコンセント装置であって、 前記第2スイッチ回路は、前記第2プラグ接続部と前記
    電源接続部材との間を導通または切断するとともに、前
    記増設プラグ接続部と前記電源接続部材との間も導通ま
    たは切断することを特徴とするタップコンセント装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のタップコンセント装置
    において、 前記第1スイッチ回路は、前記第2スイッチ回路が導通
    状態のときのみ、前記第1プラグ接続部と前記電源接続
    部材との間を電気的に導通可能とするものであることを
    特徴とするタップコンセント装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載のタップコン
    セント装置において、 前記第1スイッチ回路を入/切操作する第1操作部と、
    前記第2スイッチ回路をオンオフ操作する第2操作部
    と、前記各操作部のいずれか一方を選択的に被覆するカ
    バー部材とを備えたことを特徴とするタップコンセント
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項9または10記載のタップコン
    セント装置において、 前記第1,第2プラグ接続部をコンセント本体に設ける
    とともに、 前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路を前記コ
    ンセント本体とは別体の外付スイッチ部材に設け、 かつ、前記コンセント本体と外付スイッチ部材とを延長
    コードにより接続したことを特徴とするタップコンセン
    ト装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のタップコンセント装
    置において、 前記第1スイッチ回路を入/切操作する第1操作部と、
    前記第2スイッチ回路を入/切操作する第2操作部と、
    前記各操作部のいずれか一方を選択的に被覆するカバー
    部材とを、前記外付スイッチ部材に備えたことを特徴と
    するタップコンセント装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載のタップコ
    ンセント装置において、 前記延長コードを前記外付スイッチ部材から延出させる
    とともに、該延長コードの先端にスイッチ接続コネクタ
    を設け、 かつ前記コンセント本体に、 前記スイッチ接続コネクタが着脱自在な外付スイッチ接
    続部と、 前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材との間を電気
    的に導通または切断するとともに、前記第2プラグ接続
    部および増設プラグ接続部と前記電源接続部材との間を
    導通または切断する第3スイッチ回路とを備えたことを
    特徴とするタップコンセント装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のタップコンセント装
    置において、 前記第3スイッチ回路は、 前記外付スイッチ接続部にスイッチ接続コネクタが接続
    されたとき、前記第1プラグ接続部と前記電源接続部材
    との間を前記コンセント本体内にて電気的に切断すると
    ともに、前記第2プラグ接続部および増設プラグ接続部
    と前記電源接続部材との間を前記コンセント本体内にて
    電気的に切断し、 一方、前記外付スイッチ接続部からスイッチ接続コネク
    タが抜かれたとき、前記第1プラグ接続部と前記電源接
    続部材との間を前記コンセント本体内にて電気的に導通
    させるとともに、前記第2プラグ接続部および増設プラ
    グ接続部と前記電源接続部材との間を前記コンセント本
    体内にて電気的に導通させるものであることを特徴とす
    るタップコンセント装置。
  16. 【請求項16】 請求項14または15記載のタップコ
    ンセント装置において、 前記スイッチ接続コネクタと外付スイッチ接続部との間
    の接続状態を保持する係止手段を設けたことを特徴とす
    るタップコンセント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009158161A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Jimbo Electric Co Ltd コンセント装置

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