JPH1145251A - 検索機能を用いた情報分析支援装置およびその装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

検索機能を用いた情報分析支援装置およびその装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH1145251A
JPH1145251A JP9199611A JP19961197A JPH1145251A JP H1145251 A JPH1145251 A JP H1145251A JP 9199611 A JP9199611 A JP 9199611A JP 19961197 A JP19961197 A JP 19961197A JP H1145251 A JPH1145251 A JP H1145251A
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Sumio Fujita
澄男 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な情報の収集,収集した情報からの数値
データの生成,生成した数値データを用いたグラフ作成
作業を自動化してグラフ作成処理の利便性の向上を図る
ことにより、情報の分析作業を支援することができるよ
うにすること。 【解決手段】 検索条件を入力し、入力した検索条件に
基づいて、該当する情報を検索する機能を有した検索サ
ーバ103と、検索サーバ103から入力した検索結果
に対して加工条件を入力し、入力した加工条件に基づい
て、検索結果からグラフ作成を行うための数値データを
生成し、生成した数値データを用いて、グラフを作成す
る機能を有したクライアント100と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、必要な情報の収
集,収集した情報からの数値データの生成,生成した数
値データを用いたグラフ作成作業を自動化してグラフ作
成処理の利便性の向上を図ることにより、情報の分析作
業を支援することができるようにした検索機能を用いた
情報分析支援装置およびその装置としてコンピュータを
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の分析・解析を行う手法の1つとし
て、情報をグラフ化して視覚的に判断するものがある。
これは、情報をグラフ化して、変化の様子を視覚化する
ことが人間にとって最も理解しやすいものとなるからで
ある。
【0003】ところで、円相場の変動を表したグラフを
コンピュータを用いて作成するには、円相場に関する情
報を収集し、収集した情報から具体的な数値データを探
し出す作業を行った後、専用のグラフ作成ソフトを利用
して、数値の入力,グラフの種類の指定等を行い、描画
を指定すると、各種グラフを画面上に表示することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、グラフの描画についてはコンピュ
ータを用いることにより自動化することができるが、情
報の収集,収集した情報からグラフ化するための数値デ
ータの抽出,数値データの入力作業等は人手を介して行
う必要があるため、大量の情報を処理する場合には、大
変な労力が必要であるという問題点があった。
【0005】一方、情報を検索するための技術の発達に
伴って、容易に必要な情報を収集することができるよう
になってきているが、検索によって得た情報は単に検索
結果リストとして一覧表示されるだけであり、グラフ化
するための数値データの抽出や入力作業は、相変わらず
人手によって行う必要があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、必要な情報の収集,収集した情報からの数値データ
の生成,生成した数値データを用いたグラフ作成作業を
自動化してグラフ作成処理の利便性の向上を図ることに
より、情報の分析作業を支援することができるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の検索機能を用いた情報分析支援装置は、
検索条件に基づいて任意の情報を検索する検索機能を用
いた情報分析支援装置であって、前記検索条件を入力す
るための検索条件入力手段と、前記入力手段を介して入
力された検索条件に基づいて、該当する情報を検索する
検索手段と、前記検索手段による検索結果を対象とした
加工条件を入力するための加工条件入力手段と、前記加
工条件入力手段を介して入力した加工条件に基づいて、
前記検索手段による検索結果からグラフ作成を行うため
の数値データを生成する生成手段と、前記生成手段で生
成した数値データを用いて、グラフを作成するグラフ作
成手段と、を備えたものである。
【0008】また、請求項2の検索機能を用いた情報分
析支援装置は、請求項1に記載の検索機能を用いた情報
分析支援装置において、前記検索条件入力手段が、前記
検索条件として、前記情報を検索するために用いる検索
語および/または前記情報を任意の範囲に絞り込むため
の制約条件を入力可能であるものである。
【0009】さらに、請求項3のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、前記請求項1または2に記載の検索
機能を用いた情報分析支援装置の各手段としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムを記録したものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、検索機能を用いた情報分析
支援装置およびその装置としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体の一実施の形態について、添付の図面を参
照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施の形態の検索機能を用いた
情報分析支援装置のシステム構成図である。図1に示す
検索機能を用いた情報分析支援装置は、所望の文書を検
索するための検索条件を出力すると共に、検索結果を入
力し、入力した検索結果に基づいてグラフを作成する機
能を有した複数のクライアント100と、文書DB(デ
ータベース)101の文書から転置ファイル102を生
成すると共に、ベクトル空間検索およびブーリアン検索
を行うことが可能な検索エンジン(例えば、CLARI
TECH社のCLARIT等)を備え、クライアント1
00から検索条件を入力し、入力した検索条件に基づい
て、転置ファイル102を用いて該当する文書を検索す
る検索サーバ103と、上記クライアント100や検索
サーバ103等を接続するネットワーク104と、から
構成されている。
【0012】図1において、文書DB101は、複数の
文書、例えば、新聞記事等の文書を格納したものであ
る。本実施の形態においては、文書DB101に格納さ
れた文書として新聞記事を例とし、この新聞記事を検索
対象とする。ただし、検索対象を新聞記事や文書DB1
01中の文書に限定するものではない。
【0013】転置ファイル102は、文書DB101中
の複数の文書と、これら複数の文書それぞれから後述す
る方法で抽出した複数の索引語との関係を規定し、ある
索引語が各文書それぞれにおいてどの程度重要な語彙で
あるかをベクター表現を用いて示したものであって、こ
の索引語を用いて該当する文書を検索することができる
ようにしたものである。
【0014】具体的には、1つの文書を予め複数のセン
テンスからなるサブドキュメント単位に区切り、サブド
キュメントから上記索引語となる名詞句を抽出して、抽
出した名詞句それぞれについて、サブドキュメント中の
出現頻度,文書DB101全体における分布等の統計情
報を求め、求めた名詞句毎の統計情報を用いて各サブド
キュメントをベクター表現に変換する。そして、変換し
たサブドキュメントのベクター表現に基づいて、文書の
ベクター表現を生成する。転置ファイル102は、この
ようにしてベクター表現された文書DB101中の文書
を格納したものである。
【0015】なお、各索引語には、対応する文書中の重
要度に応じた重み付けを行うことができる。また、文書
のベクター表現については、実際の検索を行う際に、サ
ブドキュメントのベクター表現に基づいて生成すること
にしても良い。
【0016】クライアント100および検索サーバ10
3は、パーソナルコンピュータやワークステーション等
によって構成される。図2は、クライアント100の処
理を示す概略ブロック図である。クライアント100
は、自然言語によって記述されたクエリー(Quer
y)200を入力し、入力したクエリー200につい
て、品詞情報等を格納した辞書202および各単語の係
り受け等を解析するための文法辞書203を用いて形態
素解析,構文解析等の解析処理を行い、解析処理の結果
に基づいて、クエリー200から日付等の制約条件20
4と、上記転置ファイル102の索引語に対応する名詞
句からなる検索語205とを抽出する処理を行い、抽出
した制約条件204および検索語205を検索条件20
6として検索サーバ103に出力する自然言語処理モジ
ュール201を備えている。
【0017】また、クライアント100は、検索サーバ
103による検索結果に基づいて、グラフを作成するた
めの加工条件を入力する加工条件入力部207と、加工
条件入力部207を介して入力した加工条件に基づい
て、検索結果からグラフ作成を行うための数値データを
生成する数値データ生成部208と、数値データ生成部
208で生成した数値データを用いて、図示しないディ
スプレイやプリンタにグラフを出力するための描画処理
を行うグラフ描画処理部209と、を備えている。
【0018】なお、上記制約条件204は、文書の本文
に記載された事項に関するものではなく、文書の作成日
や作成者等の文書情報に関するものである。一方、検索
語205は、文書の本文に記載された事項に関するもの
である。すなわち、検索語205に該当する文書が検索
され、さらに、制約条件204に基づいて、検索語20
5に該当する文書の作成日,作成者等の文書情報を参照
して検索結果に絞り込みをかける処理が行われる。ここ
では上記文書情報を対象として、制約条件204を用い
た絞り込みを行うことにするが、本文中の日付等を対象
として絞り込みをかけるようにしても良い。
【0019】また、図3は、検索サーバ103の処理を
示す概略ブロック図である。検索サーバ103は、文書
DB101中の文書を転置ファイル102に登録する処
理と、ベクトル空間検索およびブーリアン検索による検
索処理とを行うものである。
【0020】この検索サーバ103は、文書DB101
から文書を入力し、文書のフォーマットの認識処理や、
品詞情報等を格納した辞書301および各単語の係り受
け等を解析するための文法辞書302を用いて形態素解
析,構文解析,名詞句抽出等の解析処理を行い、上述し
たサブドキュメント毎の名詞句リストを含むドキュメン
ト・セット303を生成する自然言語処理モジュール3
00と、自然言語処理モジュール300で生成したドキ
ュメント・セット303を入力し、入力したドキュメン
ト・セット303中の各サブドキュメントをベクター表
現に変換すると共に、変換したサブドキュメントのベク
ター表現に基づいて、文書のベクター表現を生成して転
置ファイル102に登録するデータベース・ビルド・コ
ンポーネント304と、クライアント100から制約条
件204および検索語205からなる検索条件206を
入力し、入力した検索条件206の検索語205を構成
する各名詞句について、クエリー200中の出現頻度,
文書DB101全体における分布等の統計情報を求め、
求めた名詞句毎の統計情報を用いて検索語205をベク
ター表現に変換したクエリー・ドキュメント306を生
成するクエリー・ビルド・コンポーネント305と、ク
エリー・ビルド・コンポーネント305で生成したクエ
リー・ドキュメント306を入力し、転置ファイル10
2中の各文書のベクトルとクエリー・ドキュメント30
6のベクトルとを比較して、クエリー・ドキュメント3
06との類似度に応じたスコアを各文書に付与し、所定
の閾値を超えるスコアが付与された文書のリストを生成
すると共に、制約条件204を用いてリスト中の文書を
さらに絞り込む処理を行った後、検索結果として文書リ
スト308を出力する検索エンジン307と、を備えて
いる。
【0021】なお、図1においては、文書DB101お
よび転置ファイル102をネットワーク104に単独に
接続した構成を示したが、これらを検索サーバ103に
直接接続する構成としても良い。また、図1において
は、本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援装置
をネットワーク104を介したシステムで構成するよう
に示したが、図2に示したクライアント100の処理を
図3に示した検索サーバ103の自然言語処理モジュー
ル300に行わせるように構成することにより、1台の
コンピュータで本実施の形態の検索機能を用いた情報分
析支援装置を構成することができる。
【0022】次に、上述した構成を備えた検索機能を用
いた情報分析支援装置の動作について、(1)転置ファ
イルの生成処理,(2)新聞記事の検索処理,(3)グ
ラフの作成処理の順で詳細に説明する。
【0023】(1)転置ファイルの生成処理 図4は、転置ファイルの生成処理を示すフローチャート
である。検索サーバ103は、新たな文書、即ち新聞記
事が文書DB101に登録される毎に(S401)、新
たに登録された新聞記事を入力して転置ファイル102
に登録するための処理を開始する(S402)。
【0024】検索サーバ103において、自然言語処理
モジュール300は、ステップS402で入力した新聞
記事を解析する処理を行う(S403)。具体的には、
入力した新聞記事がワープロ文書,HTML等の構造化
文書等、いかなるフォーマットの文書であるかを判定す
る処理を行う。その後、辞書301および文法辞書30
2を用いて形態素解析,係り受け等の構文解析を行い、
新聞記事を複数のサブドキュメントに区分すると共に、
区分したサブドキュメントから名詞句を抽出する等の処
理を行う。
【0025】そして、自然言語処理モジュール300
は、ステップS403における処理の結果に基づいて、
サブドキュメント毎に名詞句リストを生成し、生成した
名詞句リストを含むドキュメント・セット303を生成
する(S404)。
【0026】その後、データベース・ビルド・コンポー
ネント304は、自然言語処理モジュール300で生成
したドキュメント・セット303を入力し、新聞記事の
ベクター表現を生成して転置ファイル102に登録する
処理を行う(S405)。
【0027】具体的には、ドキュメント・セット303
中のサブドキュメントの各名詞句を転置ファイル102
の索引語とし、サブドキュメント中の出現頻度,文書D
B101全体における分布等の統計情報を求め、求めた
名詞句毎の統計情報を用いてサブドキュメントをベクタ
ー表現に変換する。この処理をドキュメント・セット3
03中の全てのサブドキュメントについて行い、変換し
たサブドキュメントのベクター表現に基づいて、新聞記
事のベクター表現を生成して転置ファイル102に登録
する。
【0028】(2)新聞記事の検索処理 続いて、新聞記事の検索処理について説明する。ここで
は、1週間における円相場の変動を示したグラフを作成
するために、円相場の変動を伝える1週間分の記事を検
索する処理について説明する。
【0029】図5は、検索処理を示すフローチャートで
ある。クライアント100の自然言語処理モジュール2
01は、ユーザによって入力されたクエリー200を入
力する(S501)。ここでは、クエリー200の例と
して、「円相場の変動を伝える1週間分の記事」を入力
することにする。
【0030】自然言語処理モジュール201は、入力し
たクエリー200の解析処理を行う(S502)。具体
的には、辞書202および文法辞書203を用いて形態
素解析,係り受け等の構文解析処理を行う。
【0031】続いて、自然言語処理モジュール201
は、ステップS502における解析結果に基づいて、ク
エリー200から制約条件204および検索語205を
抽出して、検索条件206を設定する(S503)。ク
エリー200の例である「円相場の変動を伝える1週間
分の記事」からは、「1週間分」が制約条件204とし
て、また、「円相場の変動」または「円相場」および
「変動」が検索語205として抽出される。なお、抽出
された「1週間分」は、検索を行っている日を含む1週
間を表す「日付範囲=YYMMDD〜YYMMDD」等
の記事の日付に関する制約条件204に変換される。
【0032】上述したようにして設定された制約条件2
04および検索語205からなる検索条件206は、ク
ライアント100から検索サーバ103に出力される。
【0033】そして、検索サーバ103のクエリー・ビ
ルド・コンポーネント305は、クライアント100か
ら制約条件204および検索語205からなる検索条件
206を入力し、入力した検索条件206の検索語20
5を構成する各名詞句について、クエリー200中の出
現頻度,文書DB101全体における分布等の統計情報
を求め、求めた名詞句毎の統計情報を用いて検索語20
5をベクター表現に変換したクエリー・ドキュメント3
06を生成する(S504)。
【0034】検索エンジン307は、クエリー・ビルド
・コンポーネント305で生成したクエリー・ドキュメ
ント306を入力し、転置ファイル102中の各新聞記
事のベクトルとクエリー・ドキュメント306のベクト
ルを比較して、クエリー・ドキュメント306との類似
度に応じたスコアを各新聞記事に付与し、所定の閾値を
超えるスコアが付与された新聞記事のリストを生成する
(S505)。すなわち、ベクトル空間検索による検索
処理を行って、検索語205に該当する文書DB101
中の新聞記事のリストを生成する。
【0035】なお、類似度に応じたスコアは、各新聞記
事とクエリー・ドキュメント306との類似度を余弦距
離に基づいて表現したものであり、スコアが大きい新聞
記事がよりクエリー・ドキュメント306と類似してい
ることを表している。そして、検索エンジン307に
は、予めスコアの閾値が設定されており、この閾値を超
えるスコアが付与された新聞記事が検索結果の候補とさ
れる。
【0036】続いて、検索エンジン307は、各新聞記
事の作成日等の文書情報を参照し、制約条件204を用
いて検索結果の候補を1週間分の円相場の変動に関する
記事に絞り込む処理を行い、検索結果である文書リスト
308を生成する(S506)。すなわち、ここでは、
制約条件204を用いたブーリアン検索が行われること
になる。
【0037】その後、検索エンジン307は、生成した
文書リスト308を検索結果としてクライアント100
に出力し、この文書リスト308はクライアント100
に画面表示される(S507)。クライアント100の
ユーザは、画面表示された文書リスト308から任意の
新聞記事を選択することにより、文書DB101中の該
当する新聞記事を画面表示させることができる。
【0038】なお、上述した説明においては、「1週間
分」という制約条件204を含む検索処理について説明
したが、文書DB101中の円相場の変動に関する全て
の記事を対象とするような場合には、制約条件204を
付加する必要はない。したがって、このような場合に
は、「円相場の変動」という検索語205のみで検索処
理を行うことになり、図5に示したステップS506の
制約条件204による絞り込み処理は不要となる。
【0039】(3)グラフの作成処理 次に、上記円相場の変動に関する記事を検索した結果に
基づいて、グラフを作成する処理について説明する。図
6は、グラフ作成処理を示すフローチャートである。
【0040】まず、クライアント100の加工条件入力
部207は、検索結果に対し、グラフを作成するための
加工条件を入力する(S601)。入力する加工条件に
は、棒グラフや円グラフ等のグラフの種類の指定,生成
する数値データの条件の指定,検索結果を対象とした制
約条件204および/または検索語205に基づく検索
処理の指定等が含まれる。ここでは、グラフの種類とし
て、折れ線グラフを指定し、数値データの条件として、
円相場の変動をグラフ化するため、「円」の前の数値や
記事の日付を抽出することを指定する。
【0041】なお、ここで、円相場の変動を表すグラフ
を作成するための数値データの生成ルール等を予め設定
しておき、このルールをリスト表示して、選択できるよ
うにしておいても良い。さらに、グラフに付与するキャ
プション等もここで指定することができる。
【0042】数値データ生成部208は、加工条件入力
部207を介して加工条件を入力すると共に、検索結果
に該当する新聞記事を文書DB101から入力し、入力
した加工条件の中の数値データの条件および新聞記事を
自然言語処理モジュール201に出力する。そして、自
然言語処理モジュール201は、数値データ生成部20
8から数値データの条件および新聞記事を入力し、辞書
202および文法辞書203を用いて各新聞記事を解析
し、数値データの条件に基づいて、グラフ作成を行うた
めに必要なデータを抽出する処理を行う(S602)。
すなわち、各新聞記事から日付および円の値を抽出する
処理を行う。
【0043】続いて、数値データ生成部208は、自然
言語処理モジュール201から抽出した日付と円の値を
入力し、加工条件に基づいて、グラフ作成を行うための
数値データを生成する(S603)。
【0044】その後、グラフ描画処理部209は、数値
データ生成部208から生成した数値データおよび加工
条件であるグラフの種類を入力し、グラフを画面に描画
する処理を行う(S604)。
【0045】図7は、円相場の変動に関する1週間分の
記事を検索し、検索結果に基づいて、グラフを作成して
画面表示した例を示している。図7に示したグラフは、
そのまま印刷したり、他の文書に貼り付けたりすること
ができる。また、数値データは保持されているため、グ
ラフのプロット部分をマウス等でクリックすることによ
り、図7に示すように、該当する日の正確な円相場の値
を表示することもできる。
【0046】このように、本実施の形態の検索機能を用
いた情報分析支援装置によれば、大量の新聞記事の中か
ら、円相場の変動に関する1週間分の記事を検索して収
集し、収集した記事を用いて図7に示すようなグラフを
作成することができるため、グラフ作成処理に関する利
便性の向上を図ることができ、もって情報の分析作業を
支援することができる。
【0047】なお、本実施の形態においては、円相場の
変動に関するグラフを作成することを例としたが、本実
施の形態の検索機能を用いた情報分析支援装置の用途
は、これのみに限定されるものではない。例えば、高血
圧の患者の中である薬が投与されている患者が占める割
合等もグラフ化することもできる。
【0048】この場合、電子化されたカルテを検索対象
として、高血圧の患者を検索語205とする検索を行う
と共に、加工条件として、この検索結果を検索対象と
し、薬品名を検索語205とした検索を行う。
【0049】その結果、高血圧の患者を検索語205と
した検索により、高血圧の患者数を特定することができ
ると共に、薬品名を検索語205とした検索により、あ
る薬品が使用されている高血圧の患者数を特定すること
ができる。したがって、数値データ生成部208は、高
血圧の患者の中である薬が投与されている患者が占める
割合を演算して求めることができ、グラフを作成するた
めの数値データを生成することができる。
【0050】図8は、高血圧の患者の中で血管拡張剤お
よび降圧利尿剤が投与されている患者が占める割合をグ
ラフ化した様子を示している。このように、数値データ
生成部208に演算機能を持たせることにより、単に文
書等から抽出した数値データを用いてグラフを生成する
だけでなく、演算によって求めた数値データを用いてグ
ラフを生成することもできる。
【0051】また、上述した本実施の形態の情報検索装
置で得た検索結果である文書リスト308において、ユ
ーザが検索結果としてふさわしいと思う文書やふさわし
くないと思う文書については、その結果を検索サーバ1
03にフィードバックすることができる。すなわち、ユ
ーザは、検索結果としてふさわしいと思う文書に対し
て、正の重み、例えば「+」を指定することができ、検
索結果としてふさわしくないと思う文書に対して負の重
み、例えば「−」を指定することができる。その結果、
入力した重みが正の指定である場合には、転置ファイル
102中の該当する文書の重みが強化され、入力した重
みが負の指定である場合には、文書の重みが弱められ
る。
【0052】さらに、本実施の形態で説明した検索機能
を用いた情報分析支援装置は、予め用意されたプログラ
ムをコンピュータやワークステーションで実行すること
によって実現される。このプログラムは、ハードディス
ク,フロッピーディスク,CD−ROM,MO,DVD
等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録さ
れ、コンピュータによって記録媒体から読み出されるこ
とによって実行される。また、このプログラムは、上記
記録媒体を介して、またはネットワークを介して配布す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の検索機能
を用いた情報分析支援装置(請求項1)によれば、検索
条件を入力するための検索条件入力手段と、入力手段を
介して入力された検索条件に基づいて、該当する情報を
検索する検索手段と、検索手段による検索結果を対象と
した加工条件を入力するための加工条件入力手段と、加
工条件入力手段を介して入力した加工条件に基づいて、
検索手段による検索結果からグラフ作成を行うための数
値データを生成する生成手段と、生成手段で生成した数
値データを用いて、グラフを作成するグラフ作成手段
と、を備えたため、必要な情報の収集,収集した情報か
らの数値データの生成,生成した数値データを用いたグ
ラフ作成作業を自動化してグラフ作成処理の利便性の向
上を図ることができる。したがって、本発明の検索機能
を用いた情報分析支援装置を用いることにより、情報の
分析作業を支援することができる。
【0054】また、本発明の検索機能を用いた情報分析
支援装置(請求項2)によれば、請求項1に記載の検索
機能を用いた情報分析支援装置において、検索条件入力
手段は、検索条件として、情報を検索するために用いる
検索語および/または情報を任意の範囲に絞り込むため
の制約条件を入力可能であるため、グラフを作成する情
報の範囲を容易に絞り込むことができ、所望のグラフを
作成することができる。
【0055】さらに、本発明のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体(請求項3)によれば、請求項1または2
に記載の検索機能を用いた情報分析支援装置の各手段と
してコンピュータを機能させるためのプログラムを記録
したため、このプログラムをコンピュータに実行させる
ことにより、必要な情報の収集,収集した情報からの数
値データの生成,生成した数値データを用いたグラフ作
成作業を自動化してグラフ作成処理の利便性の向上を図
り、情報の分析作業を支援することができる検索機能を
用いた情報分析支援装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置のシステム構成図である。
【図2】図1に示したクライアントの処理を示す概略ブ
ロック図である。
【図3】図1に示した検索サーバの処理を示す概略ブロ
ック図である。
【図4】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置において、転置ファイルの生成処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置において、情報検索処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置において、グラフ作成処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置において、円相場の変動に関する1週間分の記事を
検索し、検索結果に基づいて、グラフを作成して画面表
示した例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態の検索機能を用いた情報分析支援
装置において、高血圧の患者の中で血管拡張剤および高
圧利尿剤が投与されている患者が占める割合をグラフ化
した様子を示す説明図である。
【符号の説明】
100 クライアント 101 文書DB 102 転置ファイル 103 検索サーバ 104 ネットワーク 200 クエリー 201,300 自然言語処理モジュール 202,301 辞書 203,302 文法辞書 204 制約条件 205 検索語 206 検索条件 207 加工条件入力部 208 数値データ生成部 209 グラフ描画処理部 303 ドキュメント・セット 304 データベース・ビルド・コンポーネント 305 クエリー・ビルド・コンポーネント 306 クエリー・ドキュメント 307 検索エンジン 308 文書リスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索条件に基づいて任意の情報を検索す
    る検索機能を用いた情報分析支援装置であって、 前記検索条件を入力するための検索条件入力手段と、 前記入力手段を介して入力された検索条件に基づいて、
    該当する情報を検索する検索手段と、 前記検索手段による検索結果を対象とした加工条件を入
    力するための加工条件入力手段と、 前記加工条件入力手段を介して入力した加工条件に基づ
    いて、前記検索手段による検索結果からグラフ作成を行
    うための数値データを生成する生成手段と、 前記生成手段で生成した数値データを用いて、グラフを
    作成するグラフ作成手段と、 を備えたことを特徴とする検索機能を用いた情報分析支
    援装置。
  2. 【請求項2】 前記検索条件入力手段は、前記検索条件
    として、前記情報を検索するために用いる検索語および
    /または前記情報を任意の範囲に絞り込むための制約条
    件を入力可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    検索機能を用いた情報分析支援装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の検索機能
    を用いた情報分析支援装置の各手段としてコンピュータ
    を機能させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP9199611A 1997-07-25 1997-07-25 検索機能を用いた情報分析支援装置およびその装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH1145251A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010069137A (ko) * 2000-01-12 2001-07-23 이만성 정보 분석 시스템
KR100714764B1 (ko) * 2006-03-16 2007-05-04 주식회사 아토테크 튜브의 축경장치
JP2007199902A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 National Institute Of Information & Communication Technology 情報抽出・表示装置、情報抽出・表示方法および情報抽出・表示プログラム
JP2008021052A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 National Institute Of Information & Communication Technology 情報抽出装置、情報抽出方法及び情報抽出プログラム

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