JPH1144544A - 位相変調方式光ファイバジャイロ - Google Patents

位相変調方式光ファイバジャイロ

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Publication number
JPH1144544A
JPH1144544A JP9203285A JP20328597A JPH1144544A JP H1144544 A JPH1144544 A JP H1144544A JP 9203285 A JP9203285 A JP 9203285A JP 20328597 A JP20328597 A JP 20328597A JP H1144544 A JPH1144544 A JP H1144544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
sensing coil
phase modulation
modulation type
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9203285A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sakuma
一浩 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP9203285A priority Critical patent/JPH1144544A/ja
Publication of JPH1144544A publication Critical patent/JPH1144544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光位相変調器と光ファイバセンシングコイル
とを一体化した構造において、作業工数を低減すると共
にセンシングコイルの巻き乱れを防止する。 【解決手段】 ピエゾ素子より成るボビン15に第1光
ファイバ16を所定回数巻線して光位相変調器14を構
成する。緩衝用外被を有し、第1光ファイバ16の端末
に融着接続された太径の第2光ファイバ18がボビン1
5に連続して所定回数巻線され、それら第1,第2光フ
ァイバによって光ファイバセンシングコイル8が構成さ
れる。第2光ファイバ18は第1光ファイバ16の外層
に緩衝用外被を設けて作ることができる。第1,第2光
ファイバのコア同士及びクラッド同士がそれぞれ同径と
され、例えば第1光ファイバの外径が100〜200μ
m ,第2光ファイバの外径が400〜600μm に設定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は位相変調方式光フ
ァイバジャイロに関し、特に位相変調器とセンシングコ
イルとを共通のボビンに巻いて小型化したものである。
【0002】
【従来の技術】従来の位相変調方式光ファイバジャイロ
を図3を参照して略説する。偏波維持性の第1光ファイ
バカプラ3及びx偏波を選択し、不要なy偏波を消光す
る偏光子5を敷設した光ファイバ2の一端が光源1に接
続され、光ファイバ2の他端が偏波維持性の第2光ファ
イバカプラ7の入力ポートに接続される。x偏光は光フ
ァイバカプラ7で2分され、偏波維持性の光ファイバセ
ンシングコイル(以下単にセンシングコイルと言う)8
を互いに反対方向に周回する。すなわち、このセンシグ
コイル8中ではx偏波モードのみが励振されている。両
周回光は第2光ファイバカプラ7で再び合波し、干渉し
て光ファイバ2のxモードを帰還し、第1光ファイバカ
プラ3を介して受光器10に到る。
【0003】ここで、センシングコイル8にコイルを貫
く軸まわりの角速度運動があると、第2光ファイバカプ
ラ7で合波されるセンシングコイル8の両周回光にサニ
ャック効果による位相差 Φs =(4πrL/cλ)Ω ……… (1) を生じる。そこで受光器10で検出される干渉光の強度
変動によって入力角速度Ωを知り得る。ここにrとLが
センシングコイル8のそれぞれ半径と全長、cとλがそ
れぞれ真空中の光速度と光波長である。
【0004】実際の角速度計測には受光器到達光の直接
的なモニタでなく、位相変調法が行われる。最も単純に
はループ端点に敷設した光位相変調器14を十分な振動
数で駆動し、両周回光がこれを通過する時間差によって
合波光に振動位相差を作り、干渉光出力の当該振動成分
を同期検波器11で検波する。これによって入力角速度
の零点近傍に最大感度を作り、その極性と大きさを知る
ことができる。
【0005】従来、位相変調器14は図4に示すように
ピエゾ素子より成るボビン14aに光ファイバ14bを
巻いたものであり、センシングコイル8と別体の部品で
あった。最近この位相変調器14とセンシングコイル8
とを一体化させて小型化を図ったものが提案されてい
る。すなわち、図5に示すように、ピエゾ素子より成る
ボビン15に光ファイバ16を所定巻数Na巻いて光位
相変調器14を構成し、その外層にスポンジ等の緩衝層
17を巻き、その上に光ファイバ16より延長された光
ファイバ18を連続してNb回巻線し、これらの光ファ
イバ16,18によって図3のセンシングコイル8を構
成している。緩衝層17はピエゾ素子で作られたボビン
15の振動応力を光ファイバ16のみに伝えることによ
り位相変調器として動作するようにしている。もし緩衝
層17が無ければ、光位相変調器14の光ファイバの巻
数はNa+Nbとなり、変調器としての特性が変化し、
使用できなくなってしまう。
【0006】なお、ピエゾ素子より成るボビンは搬送波
発振器13で励振されて機械的振動が与えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】位相変調方式光ファイ
バジャイロにおいて、センシングコイル8と光位相変調
器14とを、ピエゾ素子より成る共通のボビンを用い
て、光位相変調器用光ファイバをNa回巻き、その上に
緩衝層17を設け、その上に光ファイバをNb=N−N
a回巻いて一体化させたものが提案されている。ところ
が、スポンジ等の緩衝層17を層間に巻いて固定する作
業は自動化が難しく、かなりの手間がかかり、作業工数
が増大し、コストアップとなる欠点があった。
【0008】また、スポンジ等の緩衝層17は軟らかい
ので、その上に光ファイバを整列させて巻くことが困難
となり、巻き乱れが生じ、光ファイバジャイロの性能を
低下させる恐れがあった。この発明は、これら従来の問
題を解決して、作業工数及びコストが増加せず、またセ
ンシングコイルに巻き乱れの生ずる恐れのない位相変調
器とセンシングコイルを一体化した光ファイバジャイロ
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明は、光位相変調器と光ファイバセンシン
グコイルとを一体化した構造をもつ位相変調方式光ファ
イバジャイロに関する。請求項1では特に、ピエゾ素子
より成るボビンに第1光ファイバが所定回数巻線されて
光位相変調器が構成される。更に、緩衝用外被を有し、
第1光ファイバの端末に融着接続された太径の第2光フ
ァイバが前記ポビンに連続して所定回数巻線され、それ
ら第1,第2光ファイバによって光ファイバセンシング
コイルが構成される。
【0010】(2)請求項2の発明では、第2光ファイ
バは第1光ファイバの外層に緩衝用外被を設けて構成さ
れる。 (3)請求項3の発明は、第1,第2光ファイバのコア
同士及びクラッド同士が同径とされ、第1光ファイバの
外径が100〜200μm ,第2光ファイバの外径が4
00〜600μm にそれぞれ設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明では、図1に示すように
ピエゾ素子より成るボビン15に第1光ファイバ16を
所定回数(Na)巻線して光位相変調器を構成する。こ
こまでは従来の図5の例と同様である。しかし、従来の
ような緩衝層17を用いないで、第1光ファイバ16の
端末に融着接続され、緩衝用外被を有する太径の第2光
ファイバ18をボビン15に連続して所定回数(Nb)
巻線し、これらの第1光ファイバ16と第2光ファイバ
18とによりセンシングコイル8を構成する。
【0012】図2に示すように、第1光ファイバ16は
例えば外径約5μm のコア16aの周りに外径約80μ
m のクラッド16bが設けられ、その周りに外径約12
5μm または150μm のボリウレタン被覆16cが設
けられる。第2光ファイバ18は例えば第1光ファイバ
16と同様に構成し、そのボリウレタン被覆に更に外径
約500μm の緩衝用外被18dを設けている。第1,
第2光ファイバ16,18のコア同士及びクラッド同士
がそれぞれ同径であるので、融着接続するのが容易とな
る。
【0013】第1光ファイバ16としては外径をあまり
細くすると強度が低下するので、100〜200μm に
選ぶのが望ましい。また、第2光ファイバ18はその外
径をあまり細くすると緩衝用外被が薄くなり、緩衝効果
が小さくなり、またあまり太くするとセンシングコイル
が大型になるので、400μm 〜600μm の範囲に選
ぶのが望ましい。
【0014】第1光ファイバ16をボビン15に巻線し
てから、その端末に第2光ファイバ18を融着接続する
と、接続作業がやりにくく、時間も掛かるので、巻線す
る前に予め両者を融着接続しておくのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】 従来の光ファイバジャイロでは、第1光ファイバ1
6を巻いたコイルと第2光ファイバ18を巻いたコイル
との間に緩衝層17を設けていたが、この発明の光ファ
イバジャイロでは、緩衝層を設けず、第2光ファイバ1
8に緩衝用外被を設けた太径のファイバを用いるように
したので、予め融着接続しておくこともできる第1,第
2光ファイバ16,18をボビン15に連続して巻線す
ることができる。従って、巻線の作業工数を従来より大
幅に縮減して、コストを下げることができる。
【0016】 また、従来の緩衝層17が無いので、
第2光ファイバ18を第1光ファイバ16の外層に連続
して巻くことができる。従って、第2光ファイバ18を
巻き乱れが生じないように整列させて巻くことが容易に
できる。よって、従来のように第2光ファイバの巻き乱
れによってジャイロの性能が低下する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の光ファイバジャイロに使用され
る光位相変調器とセンシングコイルを一体化した構造を
示す縦断面図、BはAの一体化構造における巻線作業を
説明するための原理的な平面図。
【図2】図1の第1光ファイバ16と第2光ファイバ1
8の構成を示す断面図。
【図3】位相変調方式光ファイバジャイロのブロック
図。
【図4】従来の光ファイバジャイロにおいて、位相変調
器とセンシングコイルを別個に構成した場合の要部の原
理的な斜視図。
【図5】従来の光ファイバジャイロの位相変調器とセン
シングコイルを一体化した構造を示す縦断面図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光位相変調器と光ファイバセンシングコ
    イルとを一体化した構造をもつ位相変調方式光ファイバ
    ジャイロにおいて、 ピエゾ素子より成るボビンに第1光ファイバが所定回数
    巻線されて前記光位相変調器が構成され、 緩衝用外被を有し、前記第1光ファイバの端末に融着接
    続された太径の第2光ファイバが前記ボビンに連続して
    所定回数巻線され、それら第1,第2光ファイバによっ
    て前記光ファイバセンシングコイルが構成されることを
    特徴とする位相変調方式光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2光ファイバ
    は前記第1光ファイバの外層に前記緩衝用外被を設けて
    構成されることを特徴とする位相変調方式光ファイバジ
    ャイロ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1,第2光フ
    ァイバのコア同士及びクラッド同士が同径とされ、前記
    第1光ファイバの外径が100〜200μm,前記第2光
    ファイバの外径が400〜600μm にそれぞれ設定さ
    れることを特徴とする位相変調方式光ファイバジャイ
    ロ。
JP9203285A 1997-07-29 1997-07-29 位相変調方式光ファイバジャイロ Withdrawn JPH1144544A (ja)

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JPH1144544A true JPH1144544A (ja) 1999-02-16

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ID=16471523

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JP9203285A Withdrawn JPH1144544A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 位相変調方式光ファイバジャイロ

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