JPH1144491A - 回転式熱交換器の取付構造 - Google Patents

回転式熱交換器の取付構造

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JPH1144491A
JPH1144491A JP21246397A JP21246397A JPH1144491A JP H1144491 A JPH1144491 A JP H1144491A JP 21246397 A JP21246397 A JP 21246397A JP 21246397 A JP21246397 A JP 21246397A JP H1144491 A JPH1144491 A JP H1144491A
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JP
Japan
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box
fan
heat exchanger
rotary heat
exhaust
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JP21246397A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Tezuka
武幸 手塚
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Teikoku Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Piston Ring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付の際の自由度が大きく、しかも、筐体内
の発熱部を重点的に冷却可能な回転式熱交換器の取付構
造を提供する。 【解決手段】 回転式熱交換器1の一方のファンの排気
口15が箱体20内に配置し、一方のファンの吸気口1
6と他方のファンの吸気口18と排気口17を箱体20
外に臨むようにして、回転式熱交換器1の周囲を箱体2
0で覆う。箱体20を取り付けた回転式熱交換器1の一
方のファンの吸気口16を制御盤40に形成した吸気口
挿入孔41に挿入して箱体20を制御盤40に固定し、
制御盤40と箱体20とをダクト45で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤等の内部を
冷却するのに使用される回転式熱交換器の取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】各種OA,FA機器の心臓部や各種制御
盤の内部には、ほとんどの場合発熱する基板等があり、
この基板等を保護するために、装置全体を一定の温度以
下に保つ必要がある。
【0003】この一定温度以下に保つための冷却手段と
して、回転式熱交換器が使用される場合がある。回転式
熱交換器は、2つのラジアルファンを備え、筐体内部の
被冷却空気である高温空気の熱を一方のファンに吸収
し、これを他方のファンに伝熱し、他方のファンの熱を
筐体外部の低温空気中に放出することにより、筐体内部
を冷却するものである(例えば実公平6−4229号や
実公平6−45169号参照)。
【0004】この回転式熱交換器の制御盤への取付は次
のようにして行っている。すなわち、制御盤の壁面に大
きな孔をあけ、その孔に、回転式熱交換器の一方のファ
ンの吸気口と排気口が設けられている部分を挿入し、回
転式熱交換器を制御盤の外壁面に固定する。
【0005】これにより、制御盤内の高温空気が一方の
ファンによって吸気口から吸入され排気口から排出され
る過程で高温空気の熱が一方のファンに吸収され、この
熱が他方のファンに伝熱され、この他方のファンに伝熱
された熱が、他方のファンによって吸入された低温空気
(外気)中に放出されることにより、制御盤内部が冷却
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
転式熱交換器の従来の取付方法は次の問題点を有してい
る。 ・新しく設計する制御盤に設置する場合 熱交換器の盤内への突出寸法が大で、盤内に配置する機
器との干渉を避けるため、一回り大きな盤にする必要が
生じることがある。 ・既設の制御盤に設置する場合 取付スペースがない、あるいは既配置の盤内の機器と干
渉する等の理由で自由に取り付けられない場合があっ
た。 ・発熱部を重点的に冷却することが困難であり、また、
盤外部の空気吹き出し方向や位置が制約される場合があ
った。
【0007】本発明の目的は、取付の際の自由度が大き
く、しかも、筐体内の発熱部を重点的に冷却可能な回転
式熱交換器の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのファン
を備え、筐体内部の被冷却空気である高温空気の熱を一
方のファンに吸収し、これを他方のファンに伝熱し、他
方のファンの熱を筐体外部の低温空気中に放出する回転
式熱交換器の取付構造において、前記一方のファンの排
気口が箱体内部に配置し、一方のファンの吸気口と他方
のファンの吸気口および排気口が箱体外部に臨むように
して、回転式熱交換器の周囲を箱体で覆い、この箱体を
取り付けた回転式熱交換器の前記一方のファンの吸気口
を前記筐体内部と連通するように接続し、前記筐体と前
記箱体とをダクトで接続したことを特徴とする。
【0009】本発明は、次のように構成してもよい。す
なわち、2つのファンを備え、筐体内部の被冷却空気で
ある高温空気の熱を一方のファンに吸収し、これを他方
のファンに伝熱し、他方のファンの熱を筐体外部の低温
空気中に放出する回転式熱交換器の取付構造において、
前記一方のファンの吸気口および排気口が箱体内部に配
置し、他方のファンの吸気口および排気口が箱体外部に
配置するようにして、回転式熱交換器の周囲を箱体で覆
い、この箱体の内部は前記一方のファンの吸気口が臨む
吸気室と前記一方のファンの排気口が臨む排気室とに仕
切板で仕切られており、この箱体の吸気室と前記筐体と
をダクトで接続し、この箱体の排気室と前記筐体とをダ
クトで接続したことを特徴とする。
【0010】上記において、前記箱体の壁面に開口を設
け、この開口にフィルタを取り付けるのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図5により説明する。
【0012】回転式熱交換器1の円筒状のケーシング2
は、第1ラジアルファン3が収容されている第1ケーシ
ング4と、第2ラジアルファン5が収容されている第2
ケーシング6とが接合されて構成されており、第1ケー
シング4内と第2ケーシング6内は伝熱仕切板7で仕切
られている。伝熱仕切板7には、ケーシング2内の中央
部に回転自在に支持されている回転軸8が貫通固定され
ており、伝熱仕切板7はケーシング2内を回転可能とさ
れている。伝熱仕切板7の両側には、中央に空気の流入
孔9,10を形成した複数枚の円板11,12が間隔を
おいて対向配置され、それらの間に半径方向に湾曲して
延びる羽根13,14が多数配設され、端の円板11,
12が伝熱仕切板7に接合されることによって、第1ラ
ジアルファン3と第2ラジアルファン5が第1ケーシン
グ4内と第2ケーシング6内にそれぞれ形成されてい
る。
【0013】したがって、第1ラジアルファン3と第2
ラジアルファン5が回転すると、空気は第1ラジアルフ
ァン3と第2ファンの流入孔9,10から流入して、羽
根13,14に案内されて半径方向に放出される。この
際、第1ラジアルファン3と第2ラジアルファン5は、
空気の移動に加えて、空気との間で熱交換を行う。した
がって、第1ラジアルファン3、第2ラジアルファン
5、および伝熱仕切板7は、熱伝導率のよい銀、銅、ア
ルミニウムもしくはこれらの金属の組合せよりなる複合
材等で形成されている。
【0014】第1ケーシング4は、周壁に多数の排気口
15が形成されており、底壁の中央部には第1ラジアル
ファン3の流入孔9に連通する吸気口16が外側に突出
して形成されている。
【0015】第2ケーシング6は、周壁に多数の排気口
17が形成されており、底壁の中央部には第2ラジアル
ファン5の流入孔10に連通する吸気口18が外側に突
出して形成されている。吸気口18にはその中央部にモ
ータユニット19が配設されて回転軸8の端部が連結固
定されている。19aはモータユニット19の配線であ
る。
【0016】以下、上記回転式熱交換器1の作用を説明
する。回転式熱交換器1は後述するように、第1ケーシ
ング4の吸気口16と排気口15が制御盤内に連通し、
第2ケーシング6の吸気口18と排気口17が制御盤外
に配置するように取り付けられる。
【0017】モータユニット19により回転軸8が回転
すると、それに伴って伝熱仕切板7、第1ラジアルファ
ン3、および第2ラジアルファン5が一緒に回転する。
そして回転する第1ラジアルファン3によって第1ケー
シング4の吸気口16から制御盤内の被冷却空気である
高温空気が第1ケーシング4内に吸入され、第1ケーシ
ング4の排気口15から排出される。一方、回転する第
2ラジアルファン5によって第2ケーシング6の吸気口
18から低温空気(外気)が第2ケーシング6内に吸入
され、第2ケーシング6の排気口17から排出される。
【0018】このとき、第1ケーシング4内に吸入され
た制御盤内の高温空気の熱は第1ラジアルファン3に伝
熱され、その熱は伝熱仕切板7を通じて第2ラジアルフ
ァン5に伝熱される。第2ラジアルファン5に伝熱され
た熱は、第2ケーシング6に吸入された低温空気(外
気)中に放出される。このようにして、制御盤内の熱は
制御盤外に効率よく移動して、制御盤内が汚染されるこ
となく、冷却される。
【0019】以下、上記回転式熱交換器1の制御盤への
取付構造を説明する。
【0020】回転式熱交換器1には箱体20が取り付け
られる。箱体20は四角い密閉状の箱で、4つの側面
は、対向する2つの側面が正方形をなし(以下、一方を
正面21、他方を背面22とする。)、対向する他の2
つの側面が縦長の長方形をなし(以下、一方を右側面2
3、他方を左側面24とする。)、上面25および底面
26は横長の長方形をなしている。箱体20は正面から
見て、回転式熱交換器1の第1ケーシング4の外径より
も大きい大きさを有しており、奥行きは第1ケーシング
4の軸方向長さよりも短い長さを有している。
【0021】箱体20の正面21には第1ケーシング4
の外径と略同程度の大きさの円形の第1ケーシング挿入
孔27が形成されており、背面22には第1ケーシング
4の吸気口16の外径と略同程度の大きさの円形の吸気
口挿入孔28が形成されている。
【0022】また、箱体20の底面26の左端部には円
形の排気孔29が形成されている。箱体20の底面26
の排気孔29部には管継手30が固定されており、その
管継手30の一部が排気孔29から外側に突出してい
る。
【0023】箱体20内には排気ガイド板31が設けら
れている。排気ガイド板31は箱体20を正面から見
て、底面26の中央部から右側面23の中央部に内接
し、さらに上面25の中央部に内接して、左側面24の
中央部まで円形に湾曲しながら延びており、その幅方向
両側面は箱体20の正面21壁と背面22壁に密接して
いる。
【0024】したがって、回転式熱交換器1の第1ケー
シング4を箱体20の第1ケーシング挿入孔27から箱
体20内に挿入し、さらに第1ケーシング4の吸気口1
6を箱体20の吸気口挿入孔28に挿入し、回転式熱交
換器1の外周に形成されているフランジ32を箱体20
の正面21壁に押し当てた状態で、フランジ32を箱体
20の正面21壁に止めねじで固定する。
【0025】これにより、回転式熱交換器1の第1ラジ
アルファン3の排気口15が箱体20の内部に配置し、
第1ラジアルファン3の吸気口16が箱体20の背面2
2から外部に突出し、第2ラジアルファン5の吸気口1
8と排気口17が箱体20の外部に配置するようにし
て、回転式熱交換器1の周囲が箱体20で覆われる。箱
体20内にある吸気口16部の周囲にシール材33が設
けられており、吸気口16と吸気口挿入孔28との間の
隙間をシールする。
【0026】次に、箱体20を取り付けた回転式熱交換
器1と制御盤40との接続を説明する。図1において制
御盤40は内部が省略されて図示してある。
【0027】制御盤40の正面には箱体20の背面22
から突出している吸気口16が挿入される円形の吸気口
挿入孔41が形成されており、上面には円形の冷却空気
取入孔42が形成されている。制御盤40の上面の冷却
空気取入孔42部に管継手43が固定されており、その
管継手43の一部が冷却空気取入孔42から外側に突出
している。
【0028】制御盤40の正面の吸気口挿入孔41に、
箱体20の背面22から突出している回転式熱交換器1
の吸気口16を挿入し、箱体20の背面22の左右両端
部に外側に突出形成されているフランジ44を制御盤4
0の正面壁に止めねじで固定する。
【0029】制御盤40の上面の管継手43と箱体20
の底面26の管継手30をフレキシブルチューブからな
る排気ダクト45で連結する。すなわち、箱体20の底
面26に設けられている管継手30と、排気ダクト45
の一端部に固定されている管継手46とをカップリング
47で連結するとともに、排気ダクト45の他端部に固
定されている管継手48と制御盤40の上面に設けられ
ている管継手43とをカップリング49で連結する。
【0030】以下、作用を説明する。
【0031】回転式熱交換器1が作動すると、回転する
第1ラジアルファン3によって第1ケーシング4の吸気
口16から制御盤40内の被冷却空気である高温空気が
第1ケーシング4内に吸入され、第1ケーシング4の排
気口15から箱体20内に排出される。箱体20内に排
出された空気は、排気ガイド板31に案内されて箱体2
0の底面26の排気孔29部から排気ダクト45を通
り、制御盤40の上面の冷却空気取入孔42部から制御
盤40内に戻される。一方、回転する第2ラジアルファ
ン5によって第2ケーシング6の吸気口18から低温空
気(外気)が第2ケーシング6内に吸入され、第2ケー
シング6の排気口17から排出される。
【0032】上記において、第1ケーシング4内に吸入
された制御盤40内の高温空気の熱は第1ラジアルファ
ン3に伝熱され、その熱は伝熱仕切板7を通じて第2ラ
ジアルファン5に伝熱され、第2ケーシング6に吸入さ
れた低温空気(外気)中に放出される。このようにし
て、制御盤40内の高温空気は回転式熱交換器1を通る
間に冷却され、冷却された空気が制御盤40内に戻され
る。
【0033】本実施形態の回転式熱交換器1の取付構造
によれば、制御盤40内には回転式熱交換器1の吸気口
16が挿入されるだけなので、回転式熱交換器1の制御
盤40内における突出寸法および大きさを小さくでき
る。その結果、制御盤40内に配置する機器との干渉を
避けることができる。また、排気ダクト45の制御盤4
0への接続位置を自由に設定できることにより、制御盤
40内の発熱部位置に排気ダクト45を接続することが
でき、発熱部を重点的に冷却することが可能である。
【0034】図6および図7は本発明の別の実施形態2
を示しており、回転式熱交換器1の制御盤への取付構造
が上記実施形態1と異なっている。
【0035】以下、回転式熱交換器1の制御盤への取付
構造を説明する。
【0036】回転式熱交換器1には箱体20Aが取り付
けられる。箱体20Aは四角い密閉状の箱で、4つの側
面は、対向する2つの側面が正方形をなし(以下、一方
を正面21、他方を背面22とする。)、対向する他の
2つの側面が縦長の長方形をなし(以下、一方を右側面
23、他方を左側面24とする。)、上面25および底
面26は横長の長方形をなしている。箱体20Aは正面
から見て、回転式熱交換器1の第1ケーシング4の外径
よりも大きい大きさを有しており、奥行きは第1ケーシ
ング4の軸方向長さよりも長い長さを有している。
【0037】箱体20Aの内部は正面21と背面22と
の間に設けられている仕切板50で、正面21側の排気
室51と背面22側の吸気室52とに仕切られており、
仕切板50には第1ケーシング4の吸気口16の外径と
略同程度の大きさの円形の吸気口挿入孔53が形成され
ている。また、箱体20Aの正面21には第1ケーシン
グ4の外径と略同程度の大きさの円形の第1ケーシング
挿入孔27が形成されている。
【0038】箱体20Aの排気室51が面している底面
26の左端部には円形の排気孔29が形成されている。
箱体20Aの排気室51が面している底面26の排気孔
29部に管継手30が固定されており、その管継手30
の一部が排気孔29から外側に突出している。
【0039】箱体20Aの排気室51内には排気ガイド
板31が設けられている。排気室51内の排気ガイド板
31は箱体20Aを正面から見て、底面26の中央部か
ら右側面23の中央部に内接し、さらに上面25の中央
部に内接して、左側面24の中央部まで円形に湾曲しな
がら延びており、その幅方向両側面は箱体20Aの正面
21壁と仕切板50に密接している。
【0040】箱体20Aの吸気室52が面している底面
26の中央部と右端部には円形の吸気孔54が一対形成
されている。箱体20Aの吸気室52が面している底面
26の各吸気孔54部に管継手55が固定されており、
各管継手55の一部が吸気孔54から外側に突出してい
る。
【0041】したがって、回転式熱交換器1の第1ケー
シング4を箱体20Aの第1ケーシング挿入孔27から
箱体20A内に挿入し、さらに第1ケーシング4の吸気
口16を箱体20A内の仕切板50に形成されている吸
気口挿入孔53に挿入し、回転式熱交換器1の外周に形
成されているフランジ32を箱体20Aの正面21壁に
押し当てた状態で、フランジ32を箱体20Aの正面2
1壁に止めねじで固定する。
【0042】これにより、回転式熱交換器1の第1ラジ
アルファン3の排気口15が箱体20Aの排気室51内
に配置し、第1ラジアルファン3の吸気口16が箱体2
0Aの吸気室52内に突出し、第2ラジアルファン5の
吸気口18と排気口17が箱体20Aの外部に配置する
ようにして、回転式熱交換器1の第1ケーシング4周囲
が箱体20Aで覆われる。箱体20Aの排気室51内に
ある吸気口16部の周囲にシール材34が設けられてお
り、吸気口16と吸気口挿入孔53との間の隙間をシー
ルする。
【0043】次に、箱体20Aを取り付けた回転式熱交
換器1と制御盤40との接続を説明する。図6において
制御盤40は内部が省略されて図示してある。
【0044】制御盤40の上面には円形の高温空気排気
孔56が2個、冷却空気取入孔42が1個形成されてい
る。制御盤40の上面の冷却空気取入孔42部に管継手
43が固定されており、その管継手43の一部が冷却空
気取入孔42から外側に突出している。同様に、制御盤
40の上面の各高温空気排気孔56部には管継手57が
固定されており、各管継手57の一部が高温空気排気孔
56から外側に突出している。
【0045】制御盤40の上面の冷却空気取入孔42部
の管継手43と箱体20Aの排気室51が面している底
面26の管継手30をフレキシブルチューブからなる排
気ダクト45で連結する。すなわち、箱体20Aの底面
26に設けられている管継手30と、排気ダクト45の
一端部に固定されている管継手46とをカップリング4
7で連結するとともに、排気ダクト45の他端部に固定
されている管継手48と制御盤40の上面に設けられて
いる管継手43とをカップリング49で連結する。
【0046】同様にして、制御盤40の上面の高温空気
排気孔56部の管継手57と箱体20Aの吸気室52が
面している底面26の管継手55をフレキシブルチュー
ブからなる吸気ダクト58で連結する。すなわち、箱体
20Aの底面26に設けられている管継手55と、吸気
ダクト58の一端部に固定されている管継手59とをカ
ップリング60で連結するとともに、吸気ダクト58の
他端部に固定されている管継手61と制御盤40の上面
に設けられている管継手57とをカップリング62で連
結する。
【0047】なお、図6では、箱体20Aを取り付けた
回転式熱交換器1が固定されていないが、実際の取付の
際には、箱体20Aを取り付けた回転式熱交換器1は制
御盤40の近くに設けられている台上に、箱体20Aの
底面26を横向きにして載置されればよい。
【0048】以下、作用を説明する。
【0049】回転式熱交換器1が作動すると、回転する
第1ラジアルファン3によって制御盤40内の被冷却空
気である高温空気が高温空気排気孔56部から吸気ダク
ト58を通じて箱体20Aの吸気室52に吸入され、さ
らに、吸気室52内から第1ケーシング4の吸気口16
を通じて第1ケーシング4内に吸入され、第1ケーシン
グ4の排気口15から箱体20Aの排気室51に排出さ
れる。箱体20Aの排気室51に排出された空気は、排
気ガイド板31に案内されて箱体20Aの底面26の排
気孔29部から排気ダクト45を通り、制御盤40の上
面の冷却空気取入孔42部から制御盤40内に戻され
る。一方、回転する第2ラジアルファン5によって第2
ケーシング6の吸気口18から低温空気(外気)が第2
ケーシング6内に吸入され、第2ケーシング6の排気口
17から排出される。
【0050】上記において、第1ケーシング4内に吸入
された制御盤40内の高温空気の熱は第1ラジアルファ
ン3に伝熱され、その熱は伝熱仕切板7を通じて第2ラ
ジアルファン5に伝熱され、第2ケーシング6に吸入さ
れた低温空気(外気)中に放出される。このようにし
て、制御盤40内の高温空気は回転式熱交換器1を通る
間に冷却され、冷却された空気が制御盤40内に戻され
る。
【0051】上記において、排気ダクト45の通路面積
を吸気ダクト58の通路面積より小とすると、制御盤4
0内への空気吹き出し速度が上昇するので、冷却効果が
高まる。
【0052】本実施形態2の回転式熱交換器1の取付構
造によれば、制御盤40内には回転式熱交換器1の吸気
口16は挿入されないので、制御盤40内に配置する機
器との干渉を避けることができる。また、回転式熱交換
器1を制御盤40に固定せずに済むので、回転式熱交換
器の取付に自由度が増す。さらに、吸気ダクト58の制
御盤40への接続位置を自由に設定できることにより、
回転式熱交換器の取付に自由度が増す。また、排気ダク
ト45の制御盤40への接続位置を自由に設定できるこ
とにより、制御盤40内の発熱部位置に排気ダクト45
を接続することができ、発熱部を重点的に冷却すること
が可能である。
【0053】図8は本発明のさらに別の実施形態3を示
している。
【0054】本実施形態3は、前記実施形態2で説明し
た箱体20Aの吸気室52が面している背面22の上端
部に開口70が形成されており、その開口70部にフィ
ルタ71が取り付けられている。他の構造は前記実施形
態2と同じである。
【0055】制御盤40あるいは箱体20Aの一部が負
圧に他の部分が正圧になり、負圧部に隙間があると、埃
や湿気を含んだ外気を吸い込むが、本実施形態3によれ
ばこれを抑制できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、取
付位置、筐体の寸法などに制約されず、取付の際の自由
度が大きく、しかも、筐体内の発熱部を重点的に冷却可
能な回転式熱交換器の取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部断面側面図であ
る。
【図2】(a)は箱体を示す正面図、(b)は同底面図
である。
【図3】回転式熱交換器を示す一部断面側面図である。
【図4】同正面部分図である。
【図5】ファンの羽根を示す図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す一部断面側面図で
ある。
【図7】(a)は箱体を示す正面図、(b)は同底面図
である。
【図8】本発明のさらに別の実施形態を示す一部断面側
面図である。
【符号の説明】
1…回転式熱交換器、2…ケーシング、3…第1ラジア
ルファン、4…第1ケーシング、5…第2ラジアルファ
ン、6…第2ケーシング、7…伝熱仕切板、8…回転
軸、9,10…流入孔、11,12…円板、13,14
…羽根、15…排気口、16…吸気口、17…排気口、
18…吸気口、19…モータユニット、19a…配線、
20,20A…箱体、21…正面、22…背面、23…
右側面、24…左側面、25…上面、26…底面、27
…第1ケーシング挿入孔、28…吸気口挿入孔、29…
排気孔、30…管継手、31…排気ガイド板、32…フ
ランジ、33,34…シール材、40…制御盤、41…
吸気口挿入孔、42…冷却空気取入孔、43…管継手、
44…フランジ、45…排気ダクト、46…管継手、4
7…カップリング、48…管継手、49…カップリン
グ、50…仕切板、51…排気室、52…吸気室、53
…吸気口挿入孔、54…吸気孔、55…管継手、56…
高温空気排気孔、57…管継手、58…吸気ダクト、5
9…管継手、60…カップリング、61…管継手、62
…カップリング、70…開口、71…フィルタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのファンを備え、筐体内部の被冷却
    空気である高温空気の熱を一方のファンに吸収し、これ
    を他方のファンに伝熱し、他方のファンの熱を筐体外部
    の低温空気中に放出する回転式熱交換器の取付構造にお
    いて、 前記一方のファンの排気口が箱体内部に配置し、一方の
    ファンの吸気口と他方のファンの吸気口および排気口が
    箱体外部に臨むようにして、回転式熱交換器の周囲を箱
    体で覆い、この箱体を取り付けた回転式熱交換器の前記
    一方のファンの吸気口を前記筐体内部と連通するように
    接続し、前記筐体と前記箱体とをダクトで接続したこと
    を特徴とする回転式熱交換器の取付構造。
  2. 【請求項2】 2つのファンを備え、筐体内部の被冷却
    空気である高温空気の熱を一方のファンに吸収し、これ
    を他方のファンに伝熱し、他方のファンの熱を筐体外部
    の低温空気中に放出する回転式熱交換器の取付構造にお
    いて、 前記一方のファンの吸気口および排気口が箱体内部に配
    置し、他方のファンの吸気口および排気口が箱体外部に
    配置するようにして、回転式熱交換器の周囲を箱体で覆
    い、この箱体の内部は前記一方のファンの吸気口が臨む
    吸気室と前記一方のファンの排気口が臨む排気室とに仕
    切板で仕切られており、この箱体の吸気室と前記筐体と
    をダクトで接続し、この箱体の排気室と前記筐体とをダ
    クトで接続したことを特徴とする回転式熱交換器の取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記箱体の壁面に開口を設け、この開口
    にフィルタを取り付けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の回転式熱交換器の取付構造。
JP21246397A 1997-07-23 1997-07-23 回転式熱交換器の取付構造 Pending JPH1144491A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019380A1 (en) * 2003-08-16 2005-03-03 Cambridge University Technical Services Limited Bistable ferroelectric liquid crystal cells and devices using siloxane oligmomers and the use thereof

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