JPH114421A - 伝送装置 - Google Patents
伝送装置Info
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- JPH114421A JPH114421A JP17103897A JP17103897A JPH114421A JP H114421 A JPH114421 A JP H114421A JP 17103897 A JP17103897 A JP 17103897A JP 17103897 A JP17103897 A JP 17103897A JP H114421 A JPH114421 A JP H114421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- packet
- information
- multiplexing
- pid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Television Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パケツト化データの多重化の際の時間管理を正
確になし得る伝送装置及び伝送方法を提案する。 【解決手段】複数のエンコーダから入力される符号化さ
れた複数のパケツト列各々を時分割に多重化して単一の
データ列に変換する多重化手段と、パケツト列のタイム
コード情報を読み取るタイムコード読取り手段と、パケ
ツト列の各パケツトに付加する所定の付加情報を生成す
る付加情報生成手段と、タイムコード情報及び時間情報
をもとに、各パケツトを多重化する所定のタイミングに
応じて付加情報を多重化手段に送出させる送出制御手段
とを備える。
確になし得る伝送装置及び伝送方法を提案する。 【解決手段】複数のエンコーダから入力される符号化さ
れた複数のパケツト列各々を時分割に多重化して単一の
データ列に変換する多重化手段と、パケツト列のタイム
コード情報を読み取るタイムコード読取り手段と、パケ
ツト列の各パケツトに付加する所定の付加情報を生成す
る付加情報生成手段と、タイムコード情報及び時間情報
をもとに、各パケツトを多重化する所定のタイミングに
応じて付加情報を多重化手段に送出させる送出制御手段
とを備える。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送装置に関し、例
えばMPEG2による圧縮符号化方法を用いて番組デー
タを圧縮符号化及び多重化して伝送する伝送装置に適用
して好適なものである。
えばMPEG2による圧縮符号化方法を用いて番組デー
タを圧縮符号化及び多重化して伝送する伝送装置に適用
して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】近年、テレビ放送等では、複数の番組デ
ータを高画質及び高音質でかつ限られた周波数帯域内で
伝送するための技術が要求されている。このような要求
を満たすものとして、番組データを圧縮符号化処理及び
多重化処理して伝送する手法が考えられており、そのた
めの規格として代表的なものにMPEG2(Moving Pic
ture image coding Expert Group phase2 )方法があ
る。またMPEG2方法を用いたデイジタル放送システ
ムの一つの形態としてDVB(Digital Video Broadcas
ting)方法が提案されており、現在規格化が進められて
いる。
ータを高画質及び高音質でかつ限られた周波数帯域内で
伝送するための技術が要求されている。このような要求
を満たすものとして、番組データを圧縮符号化処理及び
多重化処理して伝送する手法が考えられており、そのた
めの規格として代表的なものにMPEG2(Moving Pic
ture image coding Expert Group phase2 )方法があ
る。またMPEG2方法を用いたデイジタル放送システ
ムの一つの形態としてDVB(Digital Video Broadcas
ting)方法が提案されており、現在規格化が進められて
いる。
【0004】MPEG2方法による圧縮符号化により得
られるパケツト列、及び多重化により得られるデータ列
(以下、これをトランスポートストリームと呼ぶ)は、
ISO/IEC13818-1 によつて以下に説明するように
定義されている。MPEG2方法による圧縮符号化で形
成されるパケツトは、188[Byte] で1つのパケツトを形
成するフオーマツト構造でなる。トランスポートストリ
ームは、このようなパケツトを連続的に連ねたパケツト
列を時分割に多重化することで1本のデータの流れ(ス
トリーム)に変換され、この状態で伝送するようになさ
れている。このため、このようなデータの流れは、デー
タを輸送する流れという意味でトランスポートストリー
ムと呼ばれる。
られるパケツト列、及び多重化により得られるデータ列
(以下、これをトランスポートストリームと呼ぶ)は、
ISO/IEC13818-1 によつて以下に説明するように
定義されている。MPEG2方法による圧縮符号化で形
成されるパケツトは、188[Byte] で1つのパケツトを形
成するフオーマツト構造でなる。トランスポートストリ
ームは、このようなパケツトを連続的に連ねたパケツト
列を時分割に多重化することで1本のデータの流れ(ス
トリーム)に変換され、この状態で伝送するようになさ
れている。このため、このようなデータの流れは、デー
タを輸送する流れという意味でトランスポートストリー
ムと呼ばれる。
【0005】MPEG2方法によるトランスポートスト
リームの1パケツト単位の基本構成は、4[Byte]のヘツ
ダ部と144[Byte] のデータ部からなつている。ヘツダ部
にはPID(Packet IDentifier )と呼ばれるパケツト
識別子と、アダプテーシヨンフイールド制御と呼ばれる
2[bit] の識別子とが設定、記録されている。またデー
タ部にはペイロードと呼ばれるデータを記録する場合
と、アダプテーシヨンフイールドと呼ばれる制御データ
を記録する場合とがある。ペイロードとして記録される
データは、画像データ及び音声データ等の番組データや
システム情報である。またアダプテーシヨンフイールド
として記録されるデータは個別のエレメンタリーストリ
ームに関する動的な状態変化についての制御データであ
り、例えばトランスポートストリームを復号する際に用
いられる時間基準情報等がある。ここでデータ部にペイ
ロードが記録されているか、アダプテーシヨンフイール
ドが記録されているかは、アダプテーシヨンフイールド
制御のビツトの値によつて判別することができるように
なされている。
リームの1パケツト単位の基本構成は、4[Byte]のヘツ
ダ部と144[Byte] のデータ部からなつている。ヘツダ部
にはPID(Packet IDentifier )と呼ばれるパケツト
識別子と、アダプテーシヨンフイールド制御と呼ばれる
2[bit] の識別子とが設定、記録されている。またデー
タ部にはペイロードと呼ばれるデータを記録する場合
と、アダプテーシヨンフイールドと呼ばれる制御データ
を記録する場合とがある。ペイロードとして記録される
データは、画像データ及び音声データ等の番組データや
システム情報である。またアダプテーシヨンフイールド
として記録されるデータは個別のエレメンタリーストリ
ームに関する動的な状態変化についての制御データであ
り、例えばトランスポートストリームを復号する際に用
いられる時間基準情報等がある。ここでデータ部にペイ
ロードが記録されているか、アダプテーシヨンフイール
ドが記録されているかは、アダプテーシヨンフイールド
制御のビツトの値によつて判別することができるように
なされている。
【0006】MPEG2ではペイロードに記録するシス
テム情報(以下、これをPSI(Program Specific Inf
ormation)と呼ぶ)として、PAT(Program Associat
ionTable )、PMT(Program Map Table )、CAT
(Conditional Access Table)、NIT(Network Info
rmation Table )等が定義されている。PATはパケツ
ト構造を管理するPSIの最上層に位置付けられてお
り、例えば多重化処理によつて複数の番組データを多重
化したトランスポートストリームにおいて、各番組デー
タをそれぞれ管理する各PMTがどこに記録されている
かを示している。またPMTは1つの番組データについ
てPSIや画像データ又は音声データを記録したパケツ
トのPID値をそれぞれ示しており、これを参照するこ
とによつて所望の情報が記録されたパケツトがどれであ
るかを知ることができる。またCATは有料番組等の暗
号化された番組データを解読する暗号解読情報が記録さ
れたPIDを示している。さらにNITはネツトワーク
に関するデータを管理するようになされているが、現状
では具体的な内容は定義されていない。NITはDVB
の規格であるETS300-468 により詳細に定義されてい
る。
テム情報(以下、これをPSI(Program Specific Inf
ormation)と呼ぶ)として、PAT(Program Associat
ionTable )、PMT(Program Map Table )、CAT
(Conditional Access Table)、NIT(Network Info
rmation Table )等が定義されている。PATはパケツ
ト構造を管理するPSIの最上層に位置付けられてお
り、例えば多重化処理によつて複数の番組データを多重
化したトランスポートストリームにおいて、各番組デー
タをそれぞれ管理する各PMTがどこに記録されている
かを示している。またPMTは1つの番組データについ
てPSIや画像データ又は音声データを記録したパケツ
トのPID値をそれぞれ示しており、これを参照するこ
とによつて所望の情報が記録されたパケツトがどれであ
るかを知ることができる。またCATは有料番組等の暗
号化された番組データを解読する暗号解読情報が記録さ
れたPIDを示している。さらにNITはネツトワーク
に関するデータを管理するようになされているが、現状
では具体的な内容は定義されていない。NITはDVB
の規格であるETS300-468 により詳細に定義されてい
る。
【0007】図7に示すように、例えばPID値が0x00
00であるパケツトにはPATを記録し、またPID値が
0x0001であるパケツトにはCATを記録するというよう
に、PSIや番組データはそれぞれ予め決められたPI
D値のパケツトに記録するようになされている。トラン
スポートストリームを受信した受信装置側では、PID
の値に基づいて所望のデータを取り出すことができる。
すなわち、PID値が0x0000であるパケツトを取り出す
ことでPATが得られ、PID値が0x0001であるパケツ
トを取り出すことでCATを得られる。
00であるパケツトにはPATを記録し、またPID値が
0x0001であるパケツトにはCATを記録するというよう
に、PSIや番組データはそれぞれ予め決められたPI
D値のパケツトに記録するようになされている。トラン
スポートストリームを受信した受信装置側では、PID
の値に基づいて所望のデータを取り出すことができる。
すなわち、PID値が0x0000であるパケツトを取り出す
ことでPATが得られ、PID値が0x0001であるパケツ
トを取り出すことでCATを得られる。
【0008】トランスポートストリームを受信した受信
装置側で所望の番組を選択した場合、まず受信装置はト
ランスポートストリームの先頭位置にあるPID値0x00
00のパケツトに記録されたPATを参照して、選択した
番組のデータを管理するPMTが記録されたパケツトの
PID値を検出する。PATに記録された情報から所望
の番組に関する各データを管理するPMTのPID値を
見つけた場合、次に受信装置は当該PID値で示される
パケツトを見つけ出す。続いて受信装置は見つけ出した
PMTからPSIや画像データ及び音声データ等を記録
した各パケツトのPID値を得る。こうして受信装置側
ではPID値及びそれを管理するPAT、PMT等に基
づいて、複数の番組が多重化されているトランスポート
ストリームから所望の番組に関するデータを容易に見つ
け出すことができる。
装置側で所望の番組を選択した場合、まず受信装置はト
ランスポートストリームの先頭位置にあるPID値0x00
00のパケツトに記録されたPATを参照して、選択した
番組のデータを管理するPMTが記録されたパケツトの
PID値を検出する。PATに記録された情報から所望
の番組に関する各データを管理するPMTのPID値を
見つけた場合、次に受信装置は当該PID値で示される
パケツトを見つけ出す。続いて受信装置は見つけ出した
PMTからPSIや画像データ及び音声データ等を記録
した各パケツトのPID値を得る。こうして受信装置側
ではPID値及びそれを管理するPAT、PMT等に基
づいて、複数の番組が多重化されているトランスポート
ストリームから所望の番組に関するデータを容易に見つ
け出すことができる。
【0009】さらにこのようなトランスポートストリー
ムには、アダプテーシヨン・フイールド内にPCR(Pr
ogram Clock Reference )と呼ばれる時間基準情報が記
録されている。PCRは全てのパケツトに記録されてい
る訳では無く所定のパケツト内に限り記録されており、
PMTによつて指定されているPID値を参照すること
によつて当該PCRが記録されたパケツトを判別するこ
とができる。MPEG2方法を用いたデイジタル放送シ
ステム等ではPCRによつて時間基準情報を伝送するこ
とにより、送信側と受信側との同期を実現すると共に復
号処理に用いるクロツクを所望の時点で容易に変更する
ことが可能となつている。
ムには、アダプテーシヨン・フイールド内にPCR(Pr
ogram Clock Reference )と呼ばれる時間基準情報が記
録されている。PCRは全てのパケツトに記録されてい
る訳では無く所定のパケツト内に限り記録されており、
PMTによつて指定されているPID値を参照すること
によつて当該PCRが記録されたパケツトを判別するこ
とができる。MPEG2方法を用いたデイジタル放送シ
ステム等ではPCRによつて時間基準情報を伝送するこ
とにより、送信側と受信側との同期を実現すると共に復
号処理に用いるクロツクを所望の時点で容易に変更する
ことが可能となつている。
【0010】PCRは全42[bit] で構成されており、下
位9[bit] のプログラム・クロツク・リフアレンス・エ
クステンシヨンの部分と上位33[bit] のプログラム・ク
ロツク・リフアレンス・ベースの部分とからなつてい
る。PCRでは下位9[bit] で0〜299 までをカウント
し、299 から0にカウントされる際のキヤリーによつて
上位33[bit] を1加算する。ここでMPEG2によるシ
ステムクロツクは27[MHz] のクロツク信号でなる。この
ため42[bit] でなるPCRは、システムクロツクのタイ
ミングでカウントすることにより、24時間をカウント
することができる。したがつて、PCRはシステムクロ
ツクでカウントされるカウント値であると言える。
位9[bit] のプログラム・クロツク・リフアレンス・エ
クステンシヨンの部分と上位33[bit] のプログラム・ク
ロツク・リフアレンス・ベースの部分とからなつてい
る。PCRでは下位9[bit] で0〜299 までをカウント
し、299 から0にカウントされる際のキヤリーによつて
上位33[bit] を1加算する。ここでMPEG2によるシ
ステムクロツクは27[MHz] のクロツク信号でなる。この
ため42[bit] でなるPCRは、システムクロツクのタイ
ミングでカウントすることにより、24時間をカウント
することができる。したがつて、PCRはシステムクロ
ツクでカウントされるカウント値であると言える。
【0011】すなわち伝送装置はシステムクロツクによ
つてカウントされるPCR値をトランスポートストリー
ム内の所定のパケツトに記録する。このトランスポート
ストリームは所定の伝送路を介して受信装置に送信され
る。受信装置は、受信したトランスポートストリームか
らPCRが記録されたパケツトを取り出して、そのパケ
ツトが到着した時間がパケツト内に記録されているPC
Rの値と同じ値になるようにシステムクロツクをPLL
(Phase Locked Loop )によりロツクする。この際、伝
送路による遅延が一定であるのならば、受信装置側では
伝送装置側のシステムクロツクと同じ周波数によるシス
テムクロツクを得ることができる。これにより受信装置
側では、システムクロツクを伝送装置側のシステムクロ
ツクに同期させることができる。
つてカウントされるPCR値をトランスポートストリー
ム内の所定のパケツトに記録する。このトランスポート
ストリームは所定の伝送路を介して受信装置に送信され
る。受信装置は、受信したトランスポートストリームか
らPCRが記録されたパケツトを取り出して、そのパケ
ツトが到着した時間がパケツト内に記録されているPC
Rの値と同じ値になるようにシステムクロツクをPLL
(Phase Locked Loop )によりロツクする。この際、伝
送路による遅延が一定であるのならば、受信装置側では
伝送装置側のシステムクロツクと同じ周波数によるシス
テムクロツクを得ることができる。これにより受信装置
側では、システムクロツクを伝送装置側のシステムクロ
ツクに同期させることができる。
【0012】このように伝送装置側でシステムクロツク
から生成されるPCRをトランスポートストリーム内に
記録し、トランスポートストリームを受信した受信装置
側で当該PCRに基づいてシステムクロツクのタイミン
グを制御することにより伝送装置側と受信装置側とを同
期させることができ、また所望の時点でシステムクロツ
クのタイミングを変更することができる。
から生成されるPCRをトランスポートストリーム内に
記録し、トランスポートストリームを受信した受信装置
側で当該PCRに基づいてシステムクロツクのタイミン
グを制御することにより伝送装置側と受信装置側とを同
期させることができ、また所望の時点でシステムクロツ
クのタイミングを変更することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来はマルチ
プレクサ内の秒単位の時計あるいは、外部からのタイム
コードを参照しながら、PSI/SI情報の多重化を行
つていた。ところがこの方法では1秒間に送出されるP
SI/SI情報の総パケツト数をある程度は制御するこ
とができるが、バースト的な送出が発生する場合がある
という問題があつた。またタイムコード等を用いた時間
制御では例えば100 〔msec〕に1パケツトを送出する制
御ができない問題がある。さらにマルチプレクサ内の時
計を参照しながらの送出制御では、マルチプレクサ内の
CPUに対して割り込みが発生すると参照のタイミング
によつては処理間隔が例えば0.8 秒であつたり1.3 秒で
ある等、正確性を欠くという問題がある。このため放送
免許によるPSI/SI情報の多重化の際の100 〔mse
c〕間隔の時間規定を必ずしも満たせないという問題が
あつた。
プレクサ内の秒単位の時計あるいは、外部からのタイム
コードを参照しながら、PSI/SI情報の多重化を行
つていた。ところがこの方法では1秒間に送出されるP
SI/SI情報の総パケツト数をある程度は制御するこ
とができるが、バースト的な送出が発生する場合がある
という問題があつた。またタイムコード等を用いた時間
制御では例えば100 〔msec〕に1パケツトを送出する制
御ができない問題がある。さらにマルチプレクサ内の時
計を参照しながらの送出制御では、マルチプレクサ内の
CPUに対して割り込みが発生すると参照のタイミング
によつては処理間隔が例えば0.8 秒であつたり1.3 秒で
ある等、正確性を欠くという問題がある。このため放送
免許によるPSI/SI情報の多重化の際の100 〔mse
c〕間隔の時間規定を必ずしも満たせないという問題が
あつた。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、パケツト化データの多重化の際の時間管理を正確に
なし得る伝送装置及び伝送方法を提案しようとするもの
である。
で、パケツト化データの多重化の際の時間管理を正確に
なし得る伝送装置及び伝送方法を提案しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数のエンコーダから入力される
符号化された複数のパケツト列各々を時分割に多重化し
て単一のデータ列に変換する多重化手段と、パケツト列
のタイムコード情報を読み取るタイムコード読取り手段
と、パケツト列の各パケツトに付加する所定の付加情報
を生成する付加情報生成手段と、タイムコード情報及び
時間情報をもとに、各パケツトを多重化する所定のタイ
ミングに応じて付加情報を多重化手段に送出させる送出
制御手段とを備える。符号化された複数のパケツト列各
々を時分割に多重化する際に、タイムコード情報及び時
間情報に基づいた所定の多重化タイミングによつて各パ
ケツトに所定の付加情報を付加して単一のデータ列に多
重化するようにしたことにより、正確な送出タイミング
及び送出レートで多重化し得る。
め本発明においては、複数のエンコーダから入力される
符号化された複数のパケツト列各々を時分割に多重化し
て単一のデータ列に変換する多重化手段と、パケツト列
のタイムコード情報を読み取るタイムコード読取り手段
と、パケツト列の各パケツトに付加する所定の付加情報
を生成する付加情報生成手段と、タイムコード情報及び
時間情報をもとに、各パケツトを多重化する所定のタイ
ミングに応じて付加情報を多重化手段に送出させる送出
制御手段とを備える。符号化された複数のパケツト列各
々を時分割に多重化する際に、タイムコード情報及び時
間情報に基づいた所定の多重化タイミングによつて各パ
ケツトに所定の付加情報を付加して単一のデータ列に多
重化するようにしたことにより、正確な送出タイミング
及び送出レートで多重化し得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
施の形態を詳述する。
【0017】図1において、1は全体として伝送装置を
示し、各チヤンネル毎に入力される番組データS1〜S
4を各々エンコーダ2〜5に与える。各エンコーダ2〜
5は入力された番組データS1〜S4を画像データ及び
音声データに分割して符号化する。但し、エンコーダ2
〜5は全て同じ構成を有するので、ここでは以下、エン
コーダ2について説明する。
示し、各チヤンネル毎に入力される番組データS1〜S
4を各々エンコーダ2〜5に与える。各エンコーダ2〜
5は入力された番組データS1〜S4を画像データ及び
音声データに分割して符号化する。但し、エンコーダ2
〜5は全て同じ構成を有するので、ここでは以下、エン
コーダ2について説明する。
【0018】図2に示すように、エンコーダ2は入力さ
れる番組データS1をスイツチ10に与える。スイツチ
10はビデオエンコーダ11又はオーデイオエンコーダ
12との接続を選択的に切り換えることによつて、入力
された番組データS1を画像データと音声データとに分
離して画像データをビデオエンコーダ11に、また音声
データをオーデイオエンコーダ12に供給する。ビデオ
エンコーダ11及びオーデイオエンコーダ12は制御部
7(図1)と接続されており、画像データ又は音声デー
タでなる番組データS1を符号化してパケツト化データ
を生成すると共に、制御部7から与えられるPID情報
信号S5によつてパケツト化データにPID値を割り当
てて付加する。
れる番組データS1をスイツチ10に与える。スイツチ
10はビデオエンコーダ11又はオーデイオエンコーダ
12との接続を選択的に切り換えることによつて、入力
された番組データS1を画像データと音声データとに分
離して画像データをビデオエンコーダ11に、また音声
データをオーデイオエンコーダ12に供給する。ビデオ
エンコーダ11及びオーデイオエンコーダ12は制御部
7(図1)と接続されており、画像データ又は音声デー
タでなる番組データS1を符号化してパケツト化データ
を生成すると共に、制御部7から与えられるPID情報
信号S5によつてパケツト化データにPID値を割り当
てて付加する。
【0019】具体的にはパケツト化データのフオーマツ
ト内の所定位置に記録する。ビデオエンコーダ11及び
オーデイオエンコーダ12は、生成したパケツト化デー
タをスイツチ13に送出する。スイツチ13はビデオエ
ンコーダ11又はオーデイオエンコーダ12との接続を
選択的に切り換えることによつて、画像データを符号化
して得られたパケツト化データと、音声データを符号化
して得られたパケツト化データとを多重化してパケツト
化データS6として多重化部6(図1)に送出する。
ト内の所定位置に記録する。ビデオエンコーダ11及び
オーデイオエンコーダ12は、生成したパケツト化デー
タをスイツチ13に送出する。スイツチ13はビデオエ
ンコーダ11又はオーデイオエンコーダ12との接続を
選択的に切り換えることによつて、画像データを符号化
して得られたパケツト化データと、音声データを符号化
して得られたパケツト化データとを多重化してパケツト
化データS6として多重化部6(図1)に送出する。
【0020】図3に示すように制御部7は、CPU30
によつてPID情報信号S5を各エンコーダ2〜5に供
給して各パケツト化データS6〜S9にPID値を割り
当てる。またCPU30はPID情報信号S5をシステ
ムデータ生成部31にも供給する。システムデータ生成
部31は、このPID情報信号S5に基づいて各PID
値のパケツト化データに応じたシステムデータS10を
生成し、多重化部6に供給している。このシステムデー
タS10はPSI(Program Specific Information)/S
I(Service Information) と呼ばれる番組に関する付加
情報である。
によつてPID情報信号S5を各エンコーダ2〜5に供
給して各パケツト化データS6〜S9にPID値を割り
当てる。またCPU30はPID情報信号S5をシステ
ムデータ生成部31にも供給する。システムデータ生成
部31は、このPID情報信号S5に基づいて各PID
値のパケツト化データに応じたシステムデータS10を
生成し、多重化部6に供給している。このシステムデー
タS10はPSI(Program Specific Information)/S
I(Service Information) と呼ばれる番組に関する付加
情報である。
【0021】また制御部7はCPU30から、予め設定
される多重化部6からのデータ伝送容量に応じて制御信
号S11を送出することにより多重化部6による各パケ
ツト化データS6〜S9及びシステムデータによるパケ
ツト化データS10の多重化順序を制御している。さら
に制御部7は予め設定される多重化部6のデータ伝送容
量及び多重化するパケツト化データの数に応じて所定の
オフセツト値を算出し、これを所定のパケツト化データ
内に記録されているPCRの値を修正するために多重化
部6に供給している。
される多重化部6からのデータ伝送容量に応じて制御信
号S11を送出することにより多重化部6による各パケ
ツト化データS6〜S9及びシステムデータによるパケ
ツト化データS10の多重化順序を制御している。さら
に制御部7は予め設定される多重化部6のデータ伝送容
量及び多重化するパケツト化データの数に応じて所定の
オフセツト値を算出し、これを所定のパケツト化データ
内に記録されているPCRの値を修正するために多重化
部6に供給している。
【0022】制御部7は外部から供給されるPSI/S
Iの元データSI0からCPU30においてPID情報
信号S5を生成し、当該PID情報信号S5をシステム
データ生成部31に送出してPSIパケツト又はSIパ
ケツトを生成する。さらにタイムコードリーダ32では
外部のタイムコードジエネレータで生成されるタイムコ
ードTCをビデオリフアレンス信号SVref に基づいて
読み取ることにより時間情報TIを得る。かくしてCP
U30はフレーム割り込みされるビデオリフアレンス信
号SVref 及び時間情報TIに基づいてPID情報信号
S5をシステムデータ生成部31に送出し、さらに当該
システムデータ生成部31より高精度のビデオリフアレ
ンス信号SVref 及び時間情報TIに基づいて所定の指
定された時間にPSI/SIによるシステムデータS1
0をマルチプレクサ6Bに転送する。
Iの元データSI0からCPU30においてPID情報
信号S5を生成し、当該PID情報信号S5をシステム
データ生成部31に送出してPSIパケツト又はSIパ
ケツトを生成する。さらにタイムコードリーダ32では
外部のタイムコードジエネレータで生成されるタイムコ
ードTCをビデオリフアレンス信号SVref に基づいて
読み取ることにより時間情報TIを得る。かくしてCP
U30はフレーム割り込みされるビデオリフアレンス信
号SVref 及び時間情報TIに基づいてPID情報信号
S5をシステムデータ生成部31に送出し、さらに当該
システムデータ生成部31より高精度のビデオリフアレ
ンス信号SVref 及び時間情報TIに基づいて所定の指
定された時間にPSI/SIによるシステムデータS1
0をマルチプレクサ6Bに転送する。
【0023】マルチプレクサ6Aは、入力バツフア6B
でバツフアリングされた後、マルチプレクサ6Aに出力
される画像データ及び音声データのパケツトストリーム
及びシステムデータ生成部31より転送されるシステム
データS10を即時、多重化して出力する。この場合、
マルチプレクサ6Aは例えばシステムデータS10の
内、PAT(Program Association Table) を100 〔mse
c〕に1回、PMT(Program Map Table) を200 〔mse
c〕に1回多重するようになされている。因にNTSC
(National Television System Committee)標準の場合、
フレーム割り込みは1/30秒に1回の割合である。
でバツフアリングされた後、マルチプレクサ6Aに出力
される画像データ及び音声データのパケツトストリーム
及びシステムデータ生成部31より転送されるシステム
データS10を即時、多重化して出力する。この場合、
マルチプレクサ6Aは例えばシステムデータS10の
内、PAT(Program Association Table) を100 〔mse
c〕に1回、PMT(Program Map Table) を200 〔mse
c〕に1回多重するようになされている。因にNTSC
(National Television System Committee)標準の場合、
フレーム割り込みは1/30秒に1回の割合である。
【0024】制御部7は以下に説明する手順に従つてP
SI/SIを多重化部6に送出する。すなわち図4に示
すように、制御部7はステツプSP0でシステムデータ
の送出制御手順を開始する。まずステツプSP1におい
て、CPU30にビデオリフアレンス信号SVref によ
る割り込みが発生すると、制御部7は次のステツプSP
2において、フレーム数のカウント値Fをカウントアツ
プする。そして制御部7は次のステツプSP3において
フレーム数のカウント値Fが3の倍数であるか否かを判
別する。この場合、制御部7はフレーム数のカウント値
Fが3の倍数であれば、ステツプSP4の処理に進み、
またフレーム数のカウント値Fが3の倍数でなかつた場
合はステツプSP8に移つて割り込み処理を終了する。
SI/SIを多重化部6に送出する。すなわち図4に示
すように、制御部7はステツプSP0でシステムデータ
の送出制御手順を開始する。まずステツプSP1におい
て、CPU30にビデオリフアレンス信号SVref によ
る割り込みが発生すると、制御部7は次のステツプSP
2において、フレーム数のカウント値Fをカウントアツ
プする。そして制御部7は次のステツプSP3において
フレーム数のカウント値Fが3の倍数であるか否かを判
別する。この場合、制御部7はフレーム数のカウント値
Fが3の倍数であれば、ステツプSP4の処理に進み、
またフレーム数のカウント値Fが3の倍数でなかつた場
合はステツプSP8に移つて割り込み処理を終了する。
【0025】ステツプSP4において、制御部7は1/30
(約33〔msec〕)秒毎にカウントアツプするフレーム数
のカウント値Fが3の倍数であることから、ビデオリフ
アレンス信号SVref による割り込み処理からほぼ100
〔msec〕が経過したと判断して100 〔msec〕毎にカウン
トするカウント値nを1つカウントアツプする。そして
ステツプSP5では、このカウントアツプのタイミング
でPSI/SIの内、予め用意しておいたPATを多重
化部6に送出する。
(約33〔msec〕)秒毎にカウントアツプするフレーム数
のカウント値Fが3の倍数であることから、ビデオリフ
アレンス信号SVref による割り込み処理からほぼ100
〔msec〕が経過したと判断して100 〔msec〕毎にカウン
トするカウント値nを1つカウントアツプする。そして
ステツプSP5では、このカウントアツプのタイミング
でPSI/SIの内、予め用意しておいたPATを多重
化部6に送出する。
【0026】さらに制御部7は、ステツプSP6におい
てカウント値nが2の倍数であるか否かを判別する。こ
の場合、カウント値nが2の倍数であれば処理手順はス
テツプSP7の処理に進む。ここで制御部7は、約100
〔msec〕)秒毎にカウントアツプするカウント値nが2
の倍数であることから、ビデオリフアレンス信号SV
ref による割り込み処理からほぼ200 〔msec〕が経過し
たと判断して、このカウントアツプのタイミングでPS
I/SIの内、PMTを多重化部6に送出する。また制
御部7はステツプSP6においてフレーム数のカウント
値nが2の倍数でなかつた場合はステツプSP8に移つ
て割り込み処理を終了する。これにより精度の高いビデ
オリフアレンス信号SVref に基づいて100 〔msec〕単
位で時間管理された正確な送出タイミングによりPSI
/SIの送出がなし得ると共に、ビデオリフアレンス信
号SVref に基づいて多重化処理することにより多重化
部6における多重化レートを正確にすることができる。
てカウント値nが2の倍数であるか否かを判別する。こ
の場合、カウント値nが2の倍数であれば処理手順はス
テツプSP7の処理に進む。ここで制御部7は、約100
〔msec〕)秒毎にカウントアツプするカウント値nが2
の倍数であることから、ビデオリフアレンス信号SV
ref による割り込み処理からほぼ200 〔msec〕が経過し
たと判断して、このカウントアツプのタイミングでPS
I/SIの内、PMTを多重化部6に送出する。また制
御部7はステツプSP6においてフレーム数のカウント
値nが2の倍数でなかつた場合はステツプSP8に移つ
て割り込み処理を終了する。これにより精度の高いビデ
オリフアレンス信号SVref に基づいて100 〔msec〕単
位で時間管理された正確な送出タイミングによりPSI
/SIの送出がなし得ると共に、ビデオリフアレンス信
号SVref に基づいて多重化処理することにより多重化
部6における多重化レートを正確にすることができる。
【0027】図5に示すように多重化部6(図1)は、
制御部7から与えられる制御信号S11によつて多重化
処理を制御されると共に、制御部7から供給されるシス
テムデータS10をカウンタ値検出部14に出力する。
またエンコーダ2から送出されるパケツト化データS6
をカウンタ値検出部15に入力する。同様に、エンコー
ダ3から送出されるパケツト化データS7をカウンタ値
検出部16に、エンコーダ4から送出されるパケツト化
データS8をカウンタ値検出部17に、エンコーダ5か
ら送出されるパケツト化データS9をカウンタ値検出部
18に、各々入力する。ここで各カウンタ値検出部15
〜18は、多重化処理するために入力する各番組データ
のチヤンネル毎に設けられている。
制御部7から与えられる制御信号S11によつて多重化
処理を制御されると共に、制御部7から供給されるシス
テムデータS10をカウンタ値検出部14に出力する。
またエンコーダ2から送出されるパケツト化データS6
をカウンタ値検出部15に入力する。同様に、エンコー
ダ3から送出されるパケツト化データS7をカウンタ値
検出部16に、エンコーダ4から送出されるパケツト化
データS8をカウンタ値検出部17に、エンコーダ5か
ら送出されるパケツト化データS9をカウンタ値検出部
18に、各々入力する。ここで各カウンタ値検出部15
〜18は、多重化処理するために入力する各番組データ
のチヤンネル毎に設けられている。
【0028】カウンタ値検出部14〜18には、システ
ムクロツク部19が生成するシステムクロツクに基づき
PCRカウンタ20がカウントするカウント値データS
12が供給されている。カウンタ値検出部14〜18
は、このカウント値データS12に基づいて、各パケツ
ト化データS6〜S9及びシステムデータS10が入力
された際のカウント値をそれぞれ検出する。カウンタ値
検出部14で検出されたカウント値はシステムデータS
10と共にFIFOメモリ21に記憶される。同様に、
カウンタ値検出部15で検出されたカウント値はパケツ
ト化データS6と共にFIFOメモリ22に、カウンタ
値検出部16で検出されたカウント値はパケツト化デー
タS7と共にFIFOメモリ23に、カウンタ値検出部
17で検出されたカウント値はパケツト化データS8と
共にFIFOメモリ24に、カウンタ値検出部18で検
出されたカウント値はパケツト化データS9と共にFI
FOメモリ25に、各々一対一の対応関係で記憶され
る。
ムクロツク部19が生成するシステムクロツクに基づき
PCRカウンタ20がカウントするカウント値データS
12が供給されている。カウンタ値検出部14〜18
は、このカウント値データS12に基づいて、各パケツ
ト化データS6〜S9及びシステムデータS10が入力
された際のカウント値をそれぞれ検出する。カウンタ値
検出部14で検出されたカウント値はシステムデータS
10と共にFIFOメモリ21に記憶される。同様に、
カウンタ値検出部15で検出されたカウント値はパケツ
ト化データS6と共にFIFOメモリ22に、カウンタ
値検出部16で検出されたカウント値はパケツト化デー
タS7と共にFIFOメモリ23に、カウンタ値検出部
17で検出されたカウント値はパケツト化データS8と
共にFIFOメモリ24に、カウンタ値検出部18で検
出されたカウント値はパケツト化データS9と共にFI
FOメモリ25に、各々一対一の対応関係で記憶され
る。
【0029】スイツチ26は制御信号S11によつて制
御されており、各FIFOメモリ21〜25の何方かと
カウンタ値検出部27との接続を選択的に切り換える。
ここで制御部7(図1)は多重化部6から送出されるデ
ータの伝送容量に基づいて設定される所定回数以上、各
パケツト化データS6〜S10がそれぞれ連続して多重
化処理されないようにスイツチ26の切換え制御を行つ
ている。各パケツト化データS6〜S9及びシステムデ
ータS10は、このような切換え制御によつて上述した
対応するカウント値と共に読み出され、カウンタ値検出
部27に送出される。ここでFIFOメモリ21〜25
に記憶されているデータが無い場合、スイツチ26はヌ
ル(Null)パケツト生成部28に接続を切り換えて、デー
タ部分が空白でなるヌルパケツトを読み出して多重化す
ることで、出力するデータ容量を満たすようにしてい
る。
御されており、各FIFOメモリ21〜25の何方かと
カウンタ値検出部27との接続を選択的に切り換える。
ここで制御部7(図1)は多重化部6から送出されるデ
ータの伝送容量に基づいて設定される所定回数以上、各
パケツト化データS6〜S10がそれぞれ連続して多重
化処理されないようにスイツチ26の切換え制御を行つ
ている。各パケツト化データS6〜S9及びシステムデ
ータS10は、このような切換え制御によつて上述した
対応するカウント値と共に読み出され、カウンタ値検出
部27に送出される。ここでFIFOメモリ21〜25
に記憶されているデータが無い場合、スイツチ26はヌ
ル(Null)パケツト生成部28に接続を切り換えて、デー
タ部分が空白でなるヌルパケツトを読み出して多重化す
ることで、出力するデータ容量を満たすようにしてい
る。
【0030】カウンタ値検出部27にはPCRカウンタ
20からカウント値データS12が供給されており、各
パケツト化データS6〜S9及びシステムデータS10
がFIFOメモリ21〜25から読み出されて到着した
時点でのカウント値を検出する。カウンタ値検出部27
はこうして得られたカウント値を、先に読み出された各
パケツト化データS6〜S9及びシステムデータS10
とこれに対応するカウント値と共にPCR値変更部29
に供給する。PCR値変更部29は、こうして与えられ
る各パケツト化データS6〜S9又はシステムデータS
10に記録されているPCRを、カウンタ値検出部14
〜18で得られたカウント値及びカウンタ値検出部27
で得られたカウント値と、多重化部6から送出するデー
タ伝送容量及び多重化処理の対象となるチヤンネル数に
応じて制御部7が算出する所定のオフセツト値とに基づ
いて変更する。具体的な変更内容に関しては後述する。
PCR値変更部29はPCR値を変更後、各パケツト化
データS6〜S9及びシステムデータS10をトランス
ポートストリームS13(図1)として変調器8に送出
する。
20からカウント値データS12が供給されており、各
パケツト化データS6〜S9及びシステムデータS10
がFIFOメモリ21〜25から読み出されて到着した
時点でのカウント値を検出する。カウンタ値検出部27
はこうして得られたカウント値を、先に読み出された各
パケツト化データS6〜S9及びシステムデータS10
とこれに対応するカウント値と共にPCR値変更部29
に供給する。PCR値変更部29は、こうして与えられ
る各パケツト化データS6〜S9又はシステムデータS
10に記録されているPCRを、カウンタ値検出部14
〜18で得られたカウント値及びカウンタ値検出部27
で得られたカウント値と、多重化部6から送出するデー
タ伝送容量及び多重化処理の対象となるチヤンネル数に
応じて制御部7が算出する所定のオフセツト値とに基づ
いて変更する。具体的な変更内容に関しては後述する。
PCR値変更部29はPCR値を変更後、各パケツト化
データS6〜S9及びシステムデータS10をトランス
ポートストリームS13(図1)として変調器8に送出
する。
【0031】変調器8(図1)は所定の変調処理を施す
ことによつて、多重化部6(図1)から与えられたトラ
ンスポートストリームS13を搬送波S14に変換す
る。搬送波S14は変調器8から送出された後、アンテ
ナ9(図1)を介して送信される。図5に示すように、
こうして送信された搬送波S14は受信装置32により
受信される。受信装置32は、アンテナ33を介して受
信した搬送波S14を復調器34に出力する。復調器3
4は搬送波S14を復調して、トランスポートストリー
ムS13に復元する。こうして得られたトランスポート
ストリームS13はデコーダ35に供給され、選択され
た所望の番組データS1〜S4の何方かが復号されて出
力される。
ことによつて、多重化部6(図1)から与えられたトラ
ンスポートストリームS13を搬送波S14に変換す
る。搬送波S14は変調器8から送出された後、アンテ
ナ9(図1)を介して送信される。図5に示すように、
こうして送信された搬送波S14は受信装置32により
受信される。受信装置32は、アンテナ33を介して受
信した搬送波S14を復調器34に出力する。復調器3
4は搬送波S14を復調して、トランスポートストリー
ムS13に復元する。こうして得られたトランスポート
ストリームS13はデコーダ35に供給され、選択され
た所望の番組データS1〜S4の何方かが復号されて出
力される。
【0032】以上の構成において、エンコーダ2によつ
て画像データ及び音声データとに分離されパケツト化さ
れた各パケツトデータに対して、制御部7から与えられ
るぴPID情報信号S5によつてPID値が割り当てら
れ付加されパケツト化データS6として多重化部6に送
出される。このとき同時にCPU30がシステムデータ
生成部31に供給するPID情報信号S5に基づいて各
PID値のパケツト化データに応じたシステムデータS
10が生成され、多重化部6に供給される。
て画像データ及び音声データとに分離されパケツト化さ
れた各パケツトデータに対して、制御部7から与えられ
るぴPID情報信号S5によつてPID値が割り当てら
れ付加されパケツト化データS6として多重化部6に送
出される。このとき同時にCPU30がシステムデータ
生成部31に供給するPID情報信号S5に基づいて各
PID値のパケツト化データに応じたシステムデータS
10が生成され、多重化部6に供給される。
【0033】実際、システムデータS10の多重化部6
への送出は、制御部7によつて制御される。制御部7
は、CPU30に対するビデオリフアレンス信号SV
ref の割り込みに応じて約30〔msec〕毎の割り込みフレ
ーム数のカウント値Fをカウントアツプし、さらにカウ
ント値Fのカウントアツプに応じて100 〔msec〕毎のカ
ウント値nをカウントする。そしてフレーム数のカウン
ト値Fが3の倍数であるか又は100 〔msec〕毎のカウン
ト値nが2の倍数であるかに応じて時間間隔を判定す
る。
への送出は、制御部7によつて制御される。制御部7
は、CPU30に対するビデオリフアレンス信号SV
ref の割り込みに応じて約30〔msec〕毎の割り込みフレ
ーム数のカウント値Fをカウントアツプし、さらにカウ
ント値Fのカウントアツプに応じて100 〔msec〕毎のカ
ウント値nをカウントする。そしてフレーム数のカウン
ト値Fが3の倍数であるか又は100 〔msec〕毎のカウン
ト値nが2の倍数であるかに応じて時間間隔を判定す
る。
【0034】すなわちカウント値Fが3の倍数であつた
場合には100 〔msec〕が経過したとしてタイムコードT
Cによる時間情報TIをもとにしてシステムデータS1
0の内、PATを多重化部6に送出し、またカウント値
nが2の倍数であつた場合には200 〔msec〕が経過した
として時間情報TIをもとにしてシステムデータS10
の内、PMTを多重化部6に送出する。これにより精度
の高いビデオリフアレンス信号SVref に基づいて100
〔msec〕単位で時間管理された正確な送出タイミングに
よりシステムデータS10を送出することができると共
に、その結果多重化部6においてパケツトデータを正確
なレートで多重化することができる。
場合には100 〔msec〕が経過したとしてタイムコードT
Cによる時間情報TIをもとにしてシステムデータS1
0の内、PATを多重化部6に送出し、またカウント値
nが2の倍数であつた場合には200 〔msec〕が経過した
として時間情報TIをもとにしてシステムデータS10
の内、PMTを多重化部6に送出する。これにより精度
の高いビデオリフアレンス信号SVref に基づいて100
〔msec〕単位で時間管理された正確な送出タイミングに
よりシステムデータS10を送出することができると共
に、その結果多重化部6においてパケツトデータを正確
なレートで多重化することができる。
【0035】各FIFOメモリ21〜25とカウンタ値
検出部27との接続をスイツチ26によつて順次選択的
に切り換えることによつて各パケツト化データS6〜S
9及びシステムデータS10は、精度の高いビデオリフ
アレンス信号SVref に基づいたカウント値と共に読み
出されることによつて、正確な多重化レートのトランス
ポートストリームS13に変換された後、変調器8に送
出される。トランスポートストリームS13は変調器8
による所定の変調処理を施されることによつて搬送波S
14に変換された後、アンテナ9を介して送信される。
検出部27との接続をスイツチ26によつて順次選択的
に切り換えることによつて各パケツト化データS6〜S
9及びシステムデータS10は、精度の高いビデオリフ
アレンス信号SVref に基づいたカウント値と共に読み
出されることによつて、正確な多重化レートのトランス
ポートストリームS13に変換された後、変調器8に送
出される。トランスポートストリームS13は変調器8
による所定の変調処理を施されることによつて搬送波S
14に変換された後、アンテナ9を介して送信される。
【0036】以上の構成によれば、システムデータS1
0を生成する際に、ビデオリフアレンス信号SVref を
基準とした時間間隔でPID情報信号S5をCPU30
からシステムデータ生成部31に供給することにより、
高い精度の時間間隔でシステムデータS10を送出し
得、これにより正確な送出タイミングによりシステムデ
ータS10を制御部7より多重化部6に送出することが
できる。さらに、正確なタイミングで送出し得ることに
より、多重化部6においてパケツトデータを正確なレー
トで多重化することができる。かくしてシステムデータ
多重化の際の放送免許によつて規定される時間規定を確
実に満たした多重化が実現し得る。
0を生成する際に、ビデオリフアレンス信号SVref を
基準とした時間間隔でPID情報信号S5をCPU30
からシステムデータ生成部31に供給することにより、
高い精度の時間間隔でシステムデータS10を送出し
得、これにより正確な送出タイミングによりシステムデ
ータS10を制御部7より多重化部6に送出することが
できる。さらに、正確なタイミングで送出し得ることに
より、多重化部6においてパケツトデータを正確なレー
トで多重化することができる。かくしてシステムデータ
多重化の際の放送免許によつて規定される時間規定を確
実に満たした多重化が実現し得る。
【0037】なお上述の実施の形態においては、4本の
番組データS1〜S4を多重化して形成したトランスポ
ートストリームS13を送出する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば10本の番組データ
を多重化してトランスポートストリームを形成する伝送
装置に用いてもよい。すなわち本発明によれば番組デー
タの数に係わらず、実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
番組データS1〜S4を多重化して形成したトランスポ
ートストリームS13を送出する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば10本の番組データ
を多重化してトランスポートストリームを形成する伝送
装置に用いてもよい。すなわち本発明によれば番組デー
タの数に係わらず、実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0038】また上述の実施の形態においては、複数の
番組データを多重化することにより形成したトランスポ
ートストリームS13又はS19に、変調器8で所定の
変調処理を施して搬送波S14に変換してアンテナ9か
ら送信する伝送装置1又は50の場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばケーブル等の伝送路
を介して受信装置側に送信するようにしてもよい。また
変調器によつて所定の変調処理を施す場合、変調により
得られる搬送波は衛星波又は地上波のどちらでもよい。
さらに本発明による実施の形態の効果は変調方式に係わ
らない。さらに上述の実施の形態においては、時間情報
としてビデオリフアレンス信号SVref を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、精度の高い時
計による時間情報を外部の時計から得るようにしても良
い。
番組データを多重化することにより形成したトランスポ
ートストリームS13又はS19に、変調器8で所定の
変調処理を施して搬送波S14に変換してアンテナ9か
ら送信する伝送装置1又は50の場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばケーブル等の伝送路
を介して受信装置側に送信するようにしてもよい。また
変調器によつて所定の変調処理を施す場合、変調により
得られる搬送波は衛星波又は地上波のどちらでもよい。
さらに本発明による実施の形態の効果は変調方式に係わ
らない。さらに上述の実施の形態においては、時間情報
としてビデオリフアレンス信号SVref を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、精度の高い時
計による時間情報を外部の時計から得るようにしても良
い。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、符号化さ
れた複数のパケツト列各々を時分割に多重化する際に、
タイムコード情報及び時間情報に基づいた所定の多重化
タイミングによつて各パケツトに所定の付加情報を付加
して単一のデータ列に多重化するようにしたことによ
り、正確な送出タイミング及び送出レートで多重化し得
る伝送装置を実現し得る。
れた複数のパケツト列各々を時分割に多重化する際に、
タイムコード情報及び時間情報に基づいた所定の多重化
タイミングによつて各パケツトに所定の付加情報を付加
して単一のデータ列に多重化するようにしたことによ
り、正確な送出タイミング及び送出レートで多重化し得
る伝送装置を実現し得る。
【図1】本発明による伝送装置の実施の形態を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図2】エンコーダの内部構成を示すブロツク図であ
る。
る。
【図3】制御部及び多重化部の構成を示すブロツク図で
ある。
ある。
【図4】システムデータの送出処理手順を示すフローチ
ヤートである。
ヤートである。
【図5】多重化部の内部構成を示すブロツク図である。
【図6】受信装置の構成を示すブロツク図である。
【図7】各パケツトに記録されるデータの種別と、これ
に応じたPIDの値を示す略線図である。
に応じたPIDの値を示す略線図である。
【符号の説明】 1……伝送装置、2〜5……エンコーダ、6……多重化
部、7……制御部、9……アンテナ、26……スイツ
チ、21〜25、59……FIFOメモリ、28……N
ullパケツト生成部、29……PCR値変更部、30
……CPU。
部、7……制御部、9……アンテナ、26……スイツ
チ、21〜25、59……FIFOメモリ、28……N
ullパケツト生成部、29……PCR値変更部、30
……CPU。
Claims (3)
- 【請求項1】複数のエンコーダから入力される符号化さ
れた複数のパケツト列各々を時分割に多重化して単一の
データ列に変換する多重化手段と、 上記パケツト列のタイムコード情報を読み取るタイムコ
ード読取り手段と、 上記パケツト列の各パケツトに付加する所定の付加情報
を生成する付加情報生成手段と、 上記タイムコード情報及び時間情報をもとに、上記各パ
ケツトを多重化する所定のタイミングに応じて上記付加
情報を上記多重化手段に送出させる送出制御手段とを具
えることを特徴とする伝送装置。 - 【請求項2】上記時間情報は、 ビデオリフアレンス信号であることを特徴とする請求項
1に記載の伝送装置。 - 【請求項3】上記付加情報は、 番組情報であることを特徴とする請求項1に記載の伝送
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17103897A JPH114421A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17103897A JPH114421A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114421A true JPH114421A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15915946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17103897A Pending JPH114421A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH114421A (ja) |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP17103897A patent/JPH114421A/ja active Pending
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