JPH1143198A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JPH1143198A
JPH1143198A JP19970597A JP19970597A JPH1143198A JP H1143198 A JPH1143198 A JP H1143198A JP 19970597 A JP19970597 A JP 19970597A JP 19970597 A JP19970597 A JP 19970597A JP H1143198 A JPH1143198 A JP H1143198A
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JP
Japan
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liquid
liquid supply
supply device
storage tank
valve
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JP19970597A
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Manabu Harada
学 原田
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Malcom Co Ltd
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MARCOM KK
Malcom Co Ltd
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で乾電池によって長期間の使用が
可能であり、供給液体の定量性が高く、高い信頼性を有
し、大きな耐久性を有し、小型で安価な、微生物処理液
の供給に好適な液体供給装置を提供すること。 【解決手段】 液体供給装置は、液体貯留槽50からの
液体を所定の供給個所に供給するための液体流通管路4
1,45と、この液体流通管路に介挿されたダイヤフラ
ム型ポンプ10と、このダイヤフラム型ポンプを駆動す
る電池を電源とする直流モータ33と、液体流通管路か
ら分岐する分岐管路45に配設された、圧力差によって
作動するサイホン防止弁43とを有する。この液体供給
装置は、液体供給装置本体52を液体貯留槽に着脱自在
に固定する固定機構55,56を有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体供給装置、特に
廃油を処理するための微生物処理液を供給するために好
適な液体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レストラン、食堂、居酒屋など
の飲食店、その他の厨房設備においては、通常、当該厨
房から排出される廃液を下水路に排出するための排水路
にグリーストラップが設けられている。このグリースト
ラップは、内部に複数の油脂付着板が設けられて構成さ
れ、廃油となった食用油脂分と水分との混合排水が流入
され、油脂付着板に油脂分が付着して水分から分離して
貯留され、油脂付着板をオーバーフローした水分を主と
する排水が下水路に流出される構造を有するものであ
る。
【0003】このようなグリーストラップにおいては、
これに貯留された油脂分を処理することが必要である
が、その処理のための一方法として、例えば一定量の微
生物処理液を、毎日所定の時刻にグリーストラップ内に
供給することが行われる。この微生物処理液は、微生物
の作用によって油脂分をグリセリンと低級脂肪酸とに分
解するものであって、これらの分解生成物はいずれも水
溶性の物質であるために当該グリーストラップから排水
と共に下水路に排出されるようになり、結局、通常の下
水設備による処理が可能となる。
【0004】現在、このような微生物処理液の一定量を
毎日供給するための液体供給装置としては、プログラム
タイマーと定量ポンプとを組合せたものが使用されてい
る。そして、この液体供給装置における定量ポンプとし
て、図5に示すような原理によるロータリー式のチュー
ビングポンプ70が用いられている。図5において、7
1はしごきローラーを示す。しごきローラー71は、駆
動モータ(図示せず)により駆動される回転駆動軸72
に連結されており、互いに等しい角度間隔で放射状に突
出する複数(図の例では4本)のアーム73と、各アー
ム73の先端に回転自在に設けられたローラー体74と
により構成されている。また、75はバックアップ部材
を示し、このバックアップ部材75には、しごきローラ
ー71の回転によってローラー体74が移動する円形の
通路の外周縁に沿って伸びる円弧状背面76が形成され
ている。
【0005】このチュービングポンプ70においては、
変形自在な材質よりなる液体供給チューブ78がバック
アップ部材75の円弧状背面76に沿って配置され、回
転駆動軸72の駆動によるしごきローラー71の回転に
伴い、ローラー体74と円弧状背面76との間で液体供
給チューブ78が圧潰されると共に当該圧潰位置が円弧
状背面76に沿って移動して行くしごき動作により、液
体供給チューブ78の入口側78Aから導入された液体
が強制的に当該チューブ78内を移動させられて出口側
78Bから排出される。このようなチュービングポンプ
70は、駆動モータによる回転駆動軸72の回転数が一
定であれば、液体供給量が一定であり、しかも駆動モー
タを停止したときには、ローラー体74と円弧状背面7
6とによってチューブ78が圧潰されているために液止
め効果が確実であって、余分の液体が吐出されない点で
好ましいものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チュー
ビングポンプによる液体供給装置においては、しごきロ
ーラー71のローラー体74が液体供給チューブ78を
しごいて変形させながら移動させられるものであるため
に負荷が大きく、従って消費電力が大きなものとなると
共に、液体供給チューブ78の寿命が短いためにこれを
頻繁に交換しなければならず、従ってコストが高価なも
のとなり、また液体供給チューブ78に恒久的な変形が
生じ易く、このために液体供給量の安定性が経時的に低
くなる、という問題点がある。
【0007】特に、消費電力が大きいことは、微生物処
理液を供給するための液体供給装置としては実用上、重
大な欠点となる。すなわち、グリーストラップは通常狭
い厨房に設けられるために、このような液体供給装置の
ための電源として商用電源を利用することが一般に困難
であり、このため、実際上は電源として乾電池を使用せ
ざるを得ないが、乾電池は容量が小さいために使用可能
期間が短く、頻繁にその交換が必要となり、ランニング
コストが高くなる、という問題点がある。
【0008】本発明は以上のような事情に基いてなされ
たものであって、本発明の目的は、簡単な構成であって
乾電池によって長期間の使用が可能であり、供給される
液体の定量性が高く、誤動作することがなくて高い信頼
性を有し、しかも大きな耐久性を有し、小型で安価な液
体供給装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、液体貯留槽る容易に固定することができて実用上便
利な液体供給装置を提供することにある。本発明の具体
的な目的は、特に廃油を処理するための微生物処理液の
供給に好適な液体供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の液体供給装置
は、液体貯留槽内の液体を所定の供給個所に供給するた
めの液体流通管路と、この液体流通管路に介挿されたダ
イヤフラム型ポンプと、このダイヤフラム型ポンプを駆
動する電池を電源とする直流モータと、前記液体流通管
路から分岐する分岐管路に配設された、サイホン現象を
防止する、圧力差によって作動するサイホン防止弁とを
有することを特徴とする。以上において、サイホン防止
弁は、平板状ゴムよりなる弁体を有する逆止弁であるこ
とが好ましい。
【0010】また、本発明の液体供給装置は、ダイヤフ
ラム型ポンプおよび直流モータが共通のハウジングに配
設されてなる液体供給装置本体と、この液体供給装置本
体から伸びて液体貯留槽内に挿入される、液体流通管路
の一部を形成する液体吸引管と、この液体吸引管の先端
が前記液体貯留槽内に挿入された状態で前記液体供給装
置本体を液体貯留槽に着脱自在に固定する、前記ハウジ
ングに設けられた固定機構とを有する構成とすることが
できる。この固定機構は、液体貯留槽の開口に装着され
るキャップによって構成することが好ましい。そして、
本発明の液体供給装置は、液体貯留槽内に充填される液
体を、廃油を処理するための微生物処理液とすることが
できる。
【0011】
【作用】上記の構成の液体供給装置によれば、液体供給
用のポンプとしてダイヤフラム型ポンプを利用するた
め、乾電池を電源とする直流モータによって駆動するこ
とにより長い使用期間が得られると共に供給される液体
の定量性が高く、またサイホン防止弁が設置されている
ためにサイホン現象の発生が確実に防止されるので誤動
作することがなくて高い信頼性を有し、従って小型で安
価な液体供給装置を提供することができる。そして、サ
イホン防止弁が平板状ゴムよりなる弁体を有する逆止弁
であることにより、構成が簡単でしかも大きな耐久性を
得ることができる。
【0012】また、ダイヤフラム型ポンプおよび直流モ
ータがハウジングに配設されてなる液体供給装置本体に
固定機構が設けられている構成によれば、当該液体供給
装置本体を液体貯留槽に対してきわめて容易に装着する
ことができるため、きわめて簡便に使用することができ
る。従って、当該液体供給装置は、例えば液体貯留槽内
に微生物処理液を充填しておくことにより、廃油を処理
するためのグリーストラップに微生物処理液を供給する
ための液体供給装置としてきわめて好適に使用すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体供給装置の一
実施例について、図面を用いて具体的に説明する。図1
は、本発明の液体供給装置を構成するダイヤフラム型ポ
ンプの一例を示す説明用断面図である。この例のダイヤ
フラム型ポンプ10は、第1の弁ブロック12と第2の
弁ブロック14が上下に一体に重なるよう液密に連結さ
れてなり、第1の弁ブロック12には、側面の液体流入
口15から上面に開口する液体流入路17が形成されて
おり、この液体流入路17の出口開口を開閉する平板状
のゴムよりなる入力弁18が配設されている。
【0014】第2の弁ブロック14の上部には出力弁室
20が形成されており、第1の弁ブロック12にはその
上面から当該出力弁室20に伸びる連通路22が形成さ
れており、この連通路22の出力弁室20における出口
開口には平板状のゴムよりなる出力弁25が配設されて
いる。また、第2の弁ブロック14には、出力弁室20
から下方に伸びて液体流出口26に至る液体流出路27
が形成されている。
【0015】そして、第1の弁ブロック12の上面に
は、中央部が上方に膨出する帽子状のゴムベローよりな
るダイヤフラム30が、その外周縁が液密に固定されて
設けられており、このダイヤフラム30と第1の弁ブロ
ック12の上面とによって形成されるポンプ室31内
に、前記液体流入路17の出口開口および連通路22の
入口開口が位置されている。
【0016】また、乾電池を電源として駆動される直流
モータ33が設けられており、その回転駆動軸34には
偏心カム35が連結されている。この偏心カム35は、
回転駆動軸34に固定された回転板36と、この回転板
36の周縁部において突出する突子37とを有し、この
突子37に対して、上下に伸びる駆動杆40の上端がベ
アリング38によって回転自在に連結されると共に、駆
動杆40の上下動自在に支持された下端がダイヤフラム
30の中央頂部に連結されている。
【0017】図2は、ダイヤフラム型ポンプとサイホン
防止弁とを示す説明図である。この図に示すように、ダ
イヤフラム型ポンプ10の液体流入口15には液体吸入
管41が接続されると共に液体流出口26に液体供給管
42が接続されて液体流入管路が形成される。この液体
供給管42の途中にはこれより分岐する分岐管路45が
設けられ、この分岐管路45の先端にサイホン防止弁4
3が配置される。このサイホン防止弁43は、弁室46
を形成する弁筐体と、この弁筐体に形成された開口48
と、弁室46内に設けられ、開口48を開閉する平板状
のゴムよりなる弁体を有する逆止弁47により構成され
ており、分岐管路45内の圧力が低くなったときには、
逆止弁47が開いて開口48を介して当該弁室46内が
大気と連通される。
【0018】図3は、本発明の液体供給装置の実際の使
用状態を示す説明図である。すなわち、上記の構成の液
体供給装置は、ダイヤフラム型ポンプ10に接続された
液体吸入管41の先端が、例えば微生物処理液Lが充填
された液体貯留槽50内に位置された状態とされると共
に、液体供給管42の先端が当該液体が供給されるべき
個所、例えば地表面部に設置されたグリーストラップG
T内に位置される。このような状態で、直流モータ33
を駆動すると、偏心カム35の回転板36が回転して突
子37が円運動するために駆動杆40の下端が上下に往
復移動し、これによりダイヤフラム30の中央部が上下
に往復変位する結果、ポンプ室31内では高圧状態と低
圧状態が交互に生ずる。
【0019】その結果、図1に示したポンプ室31内が
低圧状態のときには、入力弁18が開いて液体流入口1
5から液体が液体流入路17を介して吸引される。この
とき出力弁25は閉じたままである。次にポンプ室31
内が高圧状態となると、入力弁18が閉じると共に出力
弁25が開いて、ポンプ室31内の液体が連通路22お
よび出力弁室20を介して液体流出路27に流出し、液
体流出口26から吐出される。以上のようなダイヤフラ
ム型ポンプ10の作動により、液体貯留槽50内の液体
が液体吸入管41を介して吸入され、液体供給管42か
ら目的とする個所、例えばグリーストラップGTに供給
される。
【0020】以上において、ダイヤフラム型ポンプ10
は、1回のダイヤフラム30の往復変位により、その特
性によって定まる一定の量だけ液体を吸入・吐出するも
のであるから、所定の時間だけ直流モータ33を駆動す
ることにより正確に制御された量の液体が供給されるこ
ととなり、従って供給される液体の定量性がきわめて安
定なものとなる。
【0021】また、ダイヤフラム型ポンプ10は、その
構成が簡単であるために小型の装置として構成すること
ができると共に、消費電力の小さい直流モータ33で十
分に駆動することができるため、乾電池よりなる電源に
よって長期間の使用が可能である。また機構上、弁体と
して平板状のゴムよりなる弁体を用いればよいので、構
造がきわめて簡単なものとなり、従って小型で大きな耐
久性が得られ、しかも安価な液体供給装置が得られる。
【0022】また、所期の液体の供給が完了したときに
は直流モータ33を停止されるが、例えば図3に示され
ているように、液体の供給を受ける個所がグリーストラ
ップGTなどの低いレベルにある場合には、液体貯留槽
50の液面レベルと液体供給管42の先端のレベルとの
間に大きな落差Dがあるため、仮にサイホン防止弁43
が設けられていないと、直流モータの停止後においてサ
イホン現象が生じて液体の供給が連続的に継続される事
態となる場合がある。これは、液体供給管42内の液体
が重力によって排出されるためにダイヤフラム型ポンプ
10において、液体流出口26側の圧力が液体流入口1
5側の圧力より低くなる結果、入力弁18および出力弁
25が共に開いたままの状態となるからである。
【0023】しかしながら、上記の構成によれば、サイ
ホン防止弁43が設けられているため、そのようなサイ
ホン現象が生ずることが防止される。すなわち、サイホ
ン現象が生ずるような圧力条件では、液体供給管42の
先端側が低圧状態となるが、このときには、液体供給管
42から分岐した分岐管路45に設けられたサイホン防
止弁43の逆止弁47が圧力差によって開くために開口
48を介して当該弁室46内が大気と連通して大気圧と
なり、その結果、入力弁18が閉じてサイホン現象が生
ずることが防止される。従って、誤動作することがな
く、目的とする液体の供給を高い信頼性をもって達成す
ることができる。
【0024】このような構成のサイホン防止弁43によ
れば、逆止弁47を構成する弁体が平板状のゴムである
ことにより構造が簡単で大きな耐久性が得られ、しかも
電磁弁のような駆動源を必要とするものではなく、圧力
差によって動作するので、そのためのエネルギーが不要
である。
【0025】図4は、装着用の固定機構が設けられた本
発明の液体供給装置の一例を示す説明図である。この図
において52は液体供給装置本体であり、この液体供給
装置本体52は、上記のダイヤフラム型ポンプ10およ
びこれを駆動するための直流モータ33並びに乾電池に
よる電源部などが共通のハウジング内に設けられて構成
されている。この例において、液体貯留槽50の上面部
に上方に突出する開口筒状部55が形成されており、そ
の外周面にはキャップ装着用ネジ55Aが形成されてい
る。そして、液体供給装置本体52には、その下面部か
ら下方に伸びる液体吸入管41の基部に、前記開口筒状
部55のネジ55Aに螺合するネジ56Aを内周面に有
するキャップ56が、ハウジングに固定された筒状支持
部材57の周りに回動自在に設けられている。なお、5
8は、液体貯留槽50内に配置された、微生物処理液L
が充填された高分子シート製の袋容器である。
【0026】このような構成によれば、液体供給装置本
体52から伸びる液体吸入管41の先端を、液体貯留槽
50の開口筒状部55から袋容器58内の微生物処理液
L中に没入させ、この状態でキャップ56を開口筒状部
55に螺合させることにより、きわめて簡便に液体貯留
槽50に液体供給装置本体52を固定して装着すること
ができる。この結果、液体供給装置本体52が液体貯留
槽50に確実に装着されて固定されるので、実用上きわ
めて便利である。
【0027】本発明の液体供給装置は、供給される液体
が特定の種類の液体に限定されるものではなく、いずれ
の液体を供給するためにも用いることができるが、その
定量供給の安定性、消費電力が小さいこと、電源が乾電
池であること、構造が簡単で大きな耐久性が得られるこ
と、小型で安価であることにより、特に微生物処理液を
例えばグリーストラップなどの廃油処理装置に供給する
ための装置としてきわめて好適である。この場合には、
当該液体供給装置を毎日の定時に一定時間駆動するため
に、プログラムタイマーなどの直流モータ制御機構を利
用することができる
【0028】以上、本発明の実施例について具体的に説
明したが、本発明においては種々の変更が可能である。
例えば、ダイヤフラム型ポンプ、直流モータによるポン
プ駆動機構およびサイホン防止弁などの具体的構成は特
に図示の構成に限定される必要はなく、またサイホン防
止弁を設けるための分岐管路は、液体供給管でなくてダ
イヤフラム型ポンプより上流側の液体吸入管に設けるこ
ともできる。更に、液体供給装置本体を液体貯留槽に装
着するための機構としては、開口筒状部とキャップ部の
螺合によらずに他の着脱自在な固定機構または装着機構
を利用することもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係る液体供給装置によれば、
液体供給用のポンプとしてダイヤフラム型ポンプを利用
するため、乾電池を電源とする直流モータによって駆動
することにより長い使用期間が得られると共に供給され
る液体の定量性が高く、またサイホン防止弁が設置され
ているためにサイホン現象の発生が確実に防止されるの
で誤動作することがなくて高い信頼性を有し、ダイヤフ
ラム型ポンプは、弁体として平板状のゴムよりなる弁体
を用いればよいので構造がきわめて簡単なものとなり、
従って小型で安価な液体供給装置を提供することができ
る。
【0030】請求項2に係る液体供給装置によれば、サ
イホン防止弁が平板状ゴムよりなる弁体を有する逆止弁
であることにより、構成が簡単でしかも大きな耐久性を
得ることができる。
【0031】請求項3または請求項4に係る液体供給装
置によれば、液体供給装置本体を液体貯留槽に対して容
易に装着することができるため、きわめて簡便に使用す
ることができる。請求項5に係る液体供給装置によれ
ば、液体貯留槽内に微生物処理液を充填しておくことに
より、廃油を処理するためのグリーストラップに微生物
処理液を供給するためにきわめて好適に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体供給装置を構成するダイヤフラム
型ポンプの一例を示す説明用断面図である。
【図2】本発明の液体供給装置におけるダイヤフラム型
ポンプとサイホン防止弁とを示す説明図である。
【図3】本発明の液体供給装置の使用状態を示す説明図
である。
【図4】装着用の固定機構が設けられた本発明の液体供
給装置の一例を示す説明図である。
【図5】ロータリー式のチュービングポンプの原理を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 ダイヤフラム型ポンプ 12 第1の弁
ブロック 14 第2の弁ブロック 15 液体流入
口 17 液体流入路 18 入力弁 20 出力弁室 22 連通路 25 出力弁 26 液体流出
口 27 液体流出路 30 ダイヤフ
ラム 31 ポンプ室 33 直流モー
タ 34 回転駆動軸 35 偏心カム 36 回転板 37 突子 38 ベアリング 40 駆動杆 41 液体吸入管 42 液体供給
管 43 サイホン防止弁 45 分岐管路 46 弁室 47 逆止弁 48 開口 50 液体貯留
槽 GT グリーストラップ D 落差 52 液体供給装置本体 55 開口筒状
部 55A キャップ装着用ネジ 56 キャップ 56A ネジ 57 筒状支持
部材 58 袋容器 L 微生物処理
液 70 チュービングポンプ 71 しごきロ
ーラー 72 回転駆動軸 73 アーム 74 ローラー体 75 バックア
ップ部材 76 円弧状背面 78 液体供給
チューブ 78A 入口側 78B 出口側

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯留槽内の液体を所定の供給個所に
    供給するための液体流通管路と、この液体流通管路に介
    挿されたダイヤフラム型ポンプと、このダイヤフラム型
    ポンプを駆動する電池を電源とする直流モータと、前記
    液体流通管路から分岐する分岐管路に配設された、サイ
    ホン現象を防止する、圧力差によって作動するサイホン
    防止弁とを有することを特徴とする液体供給装置。
  2. 【請求項2】 サイホン防止弁は、平板状ゴムよりなる
    弁体を有する逆止弁である請求項1に記載の液体供給装
    置。
  3. 【請求項3】 ダイヤフラム型ポンプおよび直流モータ
    が共通のハウジングに配設されてなる液体供給装置本体
    と、この液体供給装置本体から伸びて液体貯留槽内に挿
    入される、液体流通管路の一部を形成する液体吸引管
    と、この液体吸引管の先端が前記液体貯留槽内に挿入さ
    れた状態で前記液体供給装置本体を液体貯留槽に着脱自
    在に固定する、前記ハウジングに設けられた固定機構と
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の液体供給装置。
  4. 【請求項4】 固定機構は、液体貯留槽の開口に装着さ
    れるキャップによって構成されている請求項3に記載の
    液体供給装置。
  5. 【請求項5】 液体貯留槽内に充填される液体が、廃油
    を処理するための微生物処理液である請求項1〜請求項
    4のいずれか一に記載の液体供給装置。
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