JPH10185648A - 液体定量供給装置 - Google Patents

液体定量供給装置

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JPH10185648A
JPH10185648A JP35440896A JP35440896A JPH10185648A JP H10185648 A JPH10185648 A JP H10185648A JP 35440896 A JP35440896 A JP 35440896A JP 35440896 A JP35440896 A JP 35440896A JP H10185648 A JPH10185648 A JP H10185648A
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JP
Japan
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liquid
motor
suction pipe
flow rate
supply device
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Application number
JP35440896A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Wada
佳晃 和田
Shunsuke Terashi
峻介 寺師
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MARCOM KK
Malcom Co Ltd
Original Assignee
MARCOM KK
Malcom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チュービングポンプを用いた方式のものより
も、種々の制御を行わすための機構を設ける余裕を持た
せる。 【解決手段】 液体1を貯蔵するタンク2を備え、液体
取り出し口3に液体吸引用パイプ4を挿入し、回転する
ことで、液体吸引用パイプ4の下端開口部5から液体1
を吸引してパイプ4の上方に羽根車7と、これを回転さ
せるモータ6とで構成した自吸式遠心力ポンプ8を液体
吸引用パイプ4に内蔵構成し、タンク2に装着された液
体1の定量供給コントロールボックス9を備え、液体吸
引用パイプ4内を上昇吸引させた液体1の流量を検出す
る手段10を備え、液体1の流量信号に基づいてモータ
6の回転状態を制御するための液体定量供給コントロー
ラ回路11を設け、液体定量供給コントロールボックス
9には、液体吸引用パイプ4側に接続され、液体1を外
部に排出するための排出口12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、液体定量供給装置に関し、例え
ば食用油その他の処理しようとする廃液などの液体を微
生物を用いて行うようにした微生物の混入処理液の定量
供給装置、濃縮液状洗剤、濃縮消毒薬等の液体供給装置
等に用い適する装置である。
【0002】
【従来技術】以上のように液体の定量供給を行う必要が
ある分野は、多数存在するが、ここでは液体として微生
物混入処理液の場合を以下に例に挙げて説明する。
【0003】グリーストラップ等の廃液処理箇所、水
槽、池や生けす、トイレの大便や小便の処理などにおい
て、目的とする対象物を微生物を用いて発酵分解するこ
とが、環境上望ましいとして、昨今では多くの分野で、
微生物が活躍している。
【0004】微生物には、主に大きく分けると空気を好
む好気性菌と、逆に空気を嫌う嫌気性菌とがある。上記
分野における処理物、生ごみあるいは汚泥などの空気に
どうしても接触する箇所では、用いる微生物として好気
性菌が採用されている。空気に触れる箇所では、嫌気性
菌は、悪臭の原因となって好ましくないためでもある
が、嫌気性菌の有効利用は、ここでは省略するとして、
一般に市販されている好気性菌の場合は、液状のもの
と、粉末状のものの2種類がある。
【0005】ここで、液状のものとか、粉末状のものと
いうのは、好気性菌そのものが液状のものであるとか、
粉末状のものであるとかいうものでなく、好気性菌がど
のような状態で貯蔵されているかをいう。
【0006】微生物は、活性化するのに最適な状態にな
いと死滅するか、芽包状態、即ち休眠状態になる。死滅
させる場合は、薬品を用いたり、高温を与えることで可
能になるが、ここでは微生物を死滅させることが目的で
はなく、有効な微生物の貯蔵方法を考えているので、微
生物を死滅させる場合のことは、除去する。
【0007】微生物を長期間に渡って保存させる場合
は、微生物を休眠状態、即ち芽包状態にすることが望ま
しいため、微生物が活性化するために必要な水分を与え
ない方法を採用する必要がある。微生物を活性化させる
場合には、即ち、微生物の栄養分となるトウモロコシ等
の有機物や多孔質体などを使用して、微生物に温度や水
分などの最適な状態が与えられた場合には、そこを住み
かとして活性化し、増殖していくようにすることが望ま
しい。そこで、微生物を長期間に渡り、保存しておくよ
うな場合には、トウモロコシなどの栄養物のある有機粉
体、或は多孔質体などの担体に微生物を担持し、粉末状
態にしておくのがよい。
【0008】以上のように粉末状にした微生物の場合の
欠点は、活性化させずにそのまま、例えばグリーストラ
ップ等に散布すると、微生物が活性化していない状態に
あるので、処理しようとする動植物油などに付着する以
前に、そのまま更にその先に無駄に流れていってしま
い、充分な微生物の活躍が期待できないばかりか、微生
物が無駄になることである。
【0009】液状の微生物の場合は、本明細書中では、
微生物混入処理液というが、この表現からも分かるよう
に、予め微生物が活性化するための水分が与えれている
場合をいう。この場合、その液体には、更に微生物が有
効に活性化するための有機栄養分までも充分に入れてい
るものもある。更には、水分に多くの微生物を濃縮して
入れた濃縮微生物混入処理液もある。
【0010】このような微生物混入処理液の場合は、予
め微生物が活性化するための栄養分となる水分が与えら
れているため、これを、例えばグリーストラップ等に流
し込めば、微生物が既に活性化されている状態にあるの
で、その先に一部が無駄に流れる量があっても、一部は
確実に処理しようとするグリーストラップ内の動植物油
などに付着し、それら動植物油を確実に分解していくた
め、充分に微生物の活躍が期待できる利点がある。
【0011】尚、動植物油を直接分解するのは微生物で
はない。微生物が分泌するあるいは微生物に付着してい
る酵素が、まず高級脂肪酸である動植物油を微生物が食
べ易い低級脂肪酸とグリセリンに分解するのである。グ
リセリンは水に溶け易い状態になっており、低級脂肪酸
は微生物が食することができる状態になっているため、
微生物がこれらを食べることによって主に水と二酸化炭
素とに分解する。
【0012】以上のように微生物混入処理液の場合は、
粉末状のものより即効性があり、使用し易い。
【0013】しかも、液状であるので、チュービングポ
ンプ(例えば、この種のものとしては、モータによって
ローラを回転させチューブを圧接することでチューブ内
の液体を圧送する構造が殆ど)によって液体を極めて容
易に定量供給できる利点がある。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のチュービングポンプは、チューブをローラで圧接する
必要上、やがてチューブは外界温度や経時変化により弾
力性を無くし、その復帰力を無くし、ともすると、チュ
ーブがつぶれ、液体の圧送を行えなくなる欠点がある。
即ち、寿命が短く、メンテナンスの必要回数が多くなる
欠点がある。その上、構造が複雑であるため、高価にな
る欠点がある。
【0015】本発明の課題は、寿命が短く、メンテンア
ンスがしばしば必要で、しかも高価になる大型のチュー
ビングポンプを使用することなく、即ち、小型且つ安価
でモータを用いた長寿命が期待できる自吸式遠心力ポン
プを採用して尚且つ液体を定量供給できるようにするこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、液体を貯
蔵するためのタンクを備え、該液体貯蔵タンクの蓋など
の液体取り出し口に液体吸引用パイプを挿入し、回転す
ることで、上記液体吸引用パイプの下端開口部から液体
を吸引して上記パイプの上方に液体を自吸するように構
成された羽根車と、該羽根車を回転させるモータとで構
成した自吸式遠心力ポンプを上記液体吸引用パイプに内
蔵構成し、上記タンクに装着された液体の定量供給コン
トロールボックスを備え、上記液体吸引用パイプ内を上
昇吸引させた液体の流量を検出する手段を備え、該液体
流量検出手段からの液体の流量信号に基づいて上記モー
タの停止などの回転状態を制御するための液体定量供給
コントローラ回路を設け、上記液体定量供給コントロー
ルボックスには、液体吸引用パイプ側に接続され、上記
液体を外部に排出するための排出口を設けた液体定量供
給装置を提供することで達成できる。
【0017】上記液体流量検出手段を、上記液体吸引用
パイプと液体排出口間に設けた液体流量検出センサとす
ることで当該液体定量供給装置をより具体的に構成でき
る。
【0018】上記液体流量検出手段をは、モータの電流
と電圧とから当該モータの回転量を検出し、液体供給流
量を予測し、検量線を引くようにすることで当該液体定
量供給装置をより有用なものに構成できる。
【0019】また上記液体定量供給装置において、上記
液体貯蔵タンク内の液体の液面レベルを検出する液面検
出センサを備えることでより良く構成できる。
【0020】また上記モータの回転が停止した場合、液
体吸引用パイプの上方に吸引された液体が液体排出口か
ら流れ出ないようにするための液切れ通路を上記排出口
の高さ位置より下面位置で且つ上記液体貯蔵タンク内の
液体に接しないように液体吸引用パイプの上方位置に設
けることで外部への液垂れを防ぐことができる。
【0021】更にまた上記液体定量供給装置において、
上記液体吸引用パイプ側の通路口径よりもその後の連通
する液体排出口側の液体排出パイプの口径を小さくして
液体の当該液体排出口からの外部圧送力を増加させるこ
とができる。
【0022】(作用)先ず第1実施例の場合について説
明すると、電源電池15の電源スイッチ26(図2参
照)によって定量供給コントローラ回路11への電源が
投入され、定量供給コントローラボックス9の表面に設
けた液晶表示部16面に設けたセットボタン17(図2
参照)でタイマー18のセットした時刻が到来するとD
Cモータ6が回転するので、このモータ6のシャフト1
9に取り付けられた羽根車7も図4で示す方向に回転す
る。
【0023】羽根車7が回転すると、下端開口部5から
液体吸引用パイプ4の内部に液体1が吸引される。吸引
された液体1は、液体吸引用パイプ4の内壁にぶつか
り、DCモータ6と液体吸引用パイプ4の内壁間の通路
27を通って当該液体吸引用パイプ4の上方に吸い上げ
られ、液体流量検出手段として用いた羽根車20を持つ
流量検出センサ10、液体排出パイプ21を介して液体
外部排出口12に導かれ、該液体外部排出口12に装着
された液体供給チューブ22によって、例えば、厨房の
グリーストラップに液体1、例えば微生物混入処理液を
タイマー18によって定めた時刻に定量供給し、微生物
混入処理液の油分解微生物によってグリーストラップ内
に付着している油を二酸化炭素と水等に分解し、当該グ
リーストラップ内を清掃する。
【0024】上記において上記液体吸引用パイプ4側の
通路口径よりもその後の連通する液体排出口12側の液
体排出パイプ21の口径を小さく形成しているため、液
体1の当該液体排出口12からの外部圧送力を増加させ
て当該液体1を外部に圧送できる。
【0025】液体1が流量検出センサ10に流れ込む
と、流れ込んだ液体1によって羽根車20が回転する。
流量センサ10の本体10aは透明な樹脂で形成されて
おり、本体10aには羽根車20の回転を検出するため
の発光素子23と受光素子24を持つフォトリフレクタ
25が装着されている。発光素子23からの照射光が羽
根車20から反射されてきた断続的な光を受光素子24
が検出することで、その回数を知り、一定の反射光の回
数が得られた時、一定量の液体1が液体外部排出口12
側に供給されたものとして定量供給コントローラ回路1
1によってDCモータ6への通電を停止し、当該モータ
6の回転を停止させる。尚、流量検出センサ19は、こ
のような構造のものに限らず、他の構造、例えば差動ト
ランス方式のものであってもよい。
【0026】DCモータ6の回転が停止されると液体1
の、液体吸引用パイプ4の上方への吸い上げ力が無くな
るため、何も施していないと既に液体吸引用パイプ4の
上方へ吸い上げられた液体1が液体外部排出口12側へ
だらだらと流れる。
【0027】それを防止するために、モータ6の回転が
停止した場合、液体吸引用パイプ4の上方に吸引された
液体1が液体排出口12から流れ出ないようにする必要
がある。そこで液切れ通路14を上記排出口12の高さ
位置より下面位置で且つ上記液体貯蔵タンク2内の液体
1に接しないように液体吸引用パイプ4の上方位置に設
けている。このため、既に液体吸引用パイプ4の上方に
吸引された液体1は、液体排出口12側に流れることな
く、液切れ通路14を介して液体貯蔵タンク1内に還流
される。
【0028】上記のようにして液体貯蔵タンク1内の液
体1が液体排出口12を介して外部に供給され、消耗し
ていき、液体貯蔵タンク1内の液体1を液面検出センサ
13が検出しなくなると、該液面検出センサ13からの
信号に基づいて液体貯蔵タンク1内の液体1が無い旨、
即ち液体貯蔵タンク1を交換、または液体貯蔵タンク1
内に液体を供給する必要がある旨の表示を液晶表示部1
6にて行う。
【0029】次に第3実施例の液体定量供給装置の液体
流量検出手段10’について説明すると、これはDCモ
ータ6の起電力を利用するもので、電流と電圧とから当
該モータ6の回転量を検出し、液体供給流量を予測する
ように構成したものである。即ち、供給液体量が一定と
なるようにモータ6の回転を制御する。
【0030】図7を参照して、モータ6の制御と供給液
体6の関係を、ポンプ揚程、負荷を一定とするとモータ
6の回転数を一定にして液体1の流量を検知するように
すると、パルス発振器28よりの発振パルス29(図8
参照)の周期Tよりも充分に小さい時間幅tのパルスa
をスイッチ30が得れば、図7のような液体定量供給装
置の液体流量検出手段10’のモータ制御回路において
モータ6は、設定電圧bでモータ6の回転数を一定に出
来る。
【0031】モータ6の回転数を一定で羽根車7を回転
させるとき、モータ6に流れる電流iと液体1の流量Q
の関係を予め測定しておけば、図7においてモータ6の
電流Viは流量Qの関数として表現できる。
【0032】従って、モータ6の電流Viと電圧bとか
ら供給液体1の流量が一定となるようにモータ6の回転
を制御すれば、供給される液体1の流量を一定に保つこ
とができる。
【0033】第4実施例の場合も同様で、第4実施例の
液体定量供給装置の液体流量検出手段10’’について
説明すると、DCモータ6の電流と電圧とから当該モー
タ6の回転量を検出し、液体供給流量を予測するように
構成したものである。即ち、供給液体量が一定となるよ
うにモータ6の回転を制御する。
【0034】第4実施例の場合は、モータ6の荷電圧V
0 、電流iから液体1の流量Qを検出する方法である。 いま、モータ6の動力Lは、L=V0 ×i 液体1の流量を、Q 液体1の揚程を、H 液体1の比重を、ρ ポンプ8の効率を、η とすると、ベルヌーイの定理から L=ηρQH となる。従って、液体1の揚程Hの値に応じて、モータ
6の動力L=V0 iから液体1の流量Qを知ることがで
きる。
【0035】液体定量供給装置の液体流量検出手段1
0’’におけるモータの等価回路を図9に示すと、DC
モータ6は同図において右図のように回転時における誘
起電圧Vを発生して抵抗RとコイルLの直列回路を形成
している。コイルLの直流抵抗分が充分に小さいとする
と、 i=(V0 ーV)/R の関係式がある。
【0036】ここに誘起電圧Vは、モータ6の回転数と
比例するから上式からモータ1の回転数を知ることがで
きる。モータ6の荷電圧V0 、電流i或は誘起電圧Vと
液体1の流量との関係を予め測定しておけば、モータ6
の動力L=V0 iを知って液体1の流量を判定すること
ができる。そこで、液体1の供給量が一定となるように
モータ6を制御して当該モータ6の回転数を一定にする
ことで、供給液体1の流量を一定にできる。
【0037】
【発明の実施の態様】
【発明の第実施例】図1は、本発明の第1実施例の液体
定量供給装置1の概略構成図で、図2は、同液体定量供
給装置1の外観斜視図で、図3は、自吸式遠心力ポンプ
8を内蔵した液体吸引用パイプ4の部分の説明図で、図
4は、羽根車7の回転方向の説明図である。以下、図1
乃至図4を参照して本発明の第1実施例としての液体定
量供給装置について説明する。
【0038】液体貯蔵タンク2は、微生物混入処理液、
濃縮液状洗剤あるいは濃縮消毒液体等の液体1を入れた
ポリ(ウレタン)タンク等の樹脂からなる一般的なもの
を用いている。この液体貯蔵タンク2の上端部には、上
記液体1を当該タンク2内に入れたり、あるいは該タン
ク2から液体1を取り出すための液体取り出し口3が設
けられており、通常、この液体取り出し口3には図示せ
ぬ蓋が装着され、当該タンク2内に液体1を収納してい
る。
【0039】上記タンク2の液体取り出し口3に装着し
た図示せぬ蓋を外し、当該タンク2の上部に以下に説明
する液体定量供給装置を適宜な手段で装着すると共に、
上記液体定量供給装置に設けた液体吸引用パイプ4を上
記液体取り出し口3を介して液体1に挿入している。
【0040】液体定量供給装置は、タンク2の上部に適
宜な手段にて取り付けるための定量供給コントロールボ
ックス9があり、この定量供給コントロールボックス9
をタンク2の上部に適宜な手段にて装着している。
【0041】定量供給コントロールボックス9内には、
液体流量検出手段として設けた流量検出センサ10を設
けている。この流量検出センサ10は、その流量センサ
本体10aを透明な樹脂で形成し、内部に羽根車20を
回動自在に設け、後記する液体吸引用パイプ4側から流
入されてきた液体1を液体流入口10bから取り入れ、
流量センサ本体10a内に取り入れた液体1によって羽
根車20を回した後、液体排出口10cを介して該液体
排出口10cに接続された液体排出パイプ21側に後記
する液体貯蔵タンク2内に貯蔵された液体1を流す。
【0042】羽根車20の回転を検出するためのフォト
リフレクタ25を流量検出センサ本体10aに設けて、
上記羽根車20を有する流量センサ本体10aとで液体
流量検出手段としての液体流量検出センサ10を構成す
る。
【0043】フォトリフレクタ25は、羽根車20のイ
ンペラ20aに照射する発光素子23とインペラ20a
からの反射光を検出する受光素子24を持つ。従って、
受光素子24が検出した反射光量の回数を検出すること
で、液体流量検出センサ10を通過した液体1の量が判
明する。
【0044】上記液体流入口10bには、液体貯蔵タン
ク2の液体取り出し口3を介して当該液体貯蔵タンク2
内の液体1に挿入されるL字形の液体吸引用パイプ4が
取り付けられている。
【0045】定量供給コントロールボックス9の下端部
には、上記液体貯蔵タンク2の液体取り出し口3を介し
て当該液体貯蔵タンク2内の液体1に挿入されるL字形
の液体吸引用パイプ4が取り付けられ、その他端部を上
記液体流量センサ10の液体流入口10bに連結してい
る。
【0046】液体吸引用パイプ4は、その一端部、即ち
液体2内に挿入される下端部に下端開口部5を有し、該
下端近傍部を肥大部4aに形成し、その内部に自吸式遠
心力ポンプ8を内蔵している。
【0047】自吸式遠心力ポンプ8は、DCモータ6
(尚、このモータは、必ずしもDCモータである必要は
なく、ACモータであってもよいが、この実施例では、
手近な部分に100Vコンセントが無い場合を考慮し
て、また安価になるようにするため、電源電池15使用
で駆動できるようにしているので、DCモータ6を用い
ている)と、DCモータ6のシャフト19に取り付け
た、例えば図4に示すように矢印方向に回転すること
で、上記液体吸引用パイプ4の下端開口部5から液体1
を吸引して当該パイプ4の上方に液体1を自吸するよう
に構成された形状の羽根車7とからなる。電源電池15
は、コントローラボックス9内の電源電池ボックス35
内に収納され、電池15の交換に当たっては、コントロ
ーラボックス9に設けた図示せず開閉蓋を介して行うよ
うになっている。電源電池15のバッテリーチェック
は、液晶表示部16で行えるようになっている。
【0048】以上のような形状の羽根車7を用いれば、
モータ6の回転によって羽根車7を矢印方向に回転させ
ることで、液体吸引用パイプ4の下端開口部5から液体
貯蔵タンク2内の液体1を吸引し、該吸引した液体1を
して液体吸引用パイプ4(肥大部4a)の内壁に当て、
上記モータ6と液体吸引用パイプ4(肥大部4a)間の
通路27を介して液体1を上記液体吸引用パイプ4の上
方に吸い上げる。
【0049】上記液体吸引用パイプ4の上方に吸い上げ
られた液体1は、上記液体吸引用パイプ4の垂直方向に
折曲された他端部を介して流量センサ本体10aの液体
流入口10bを介して当該流量センサ本体10aの液体
排出口10cに接続された液体排出パイプ21を通って
液体外部排出口12に接続された液体供給チューブ22
によって、例えば、厨房のグリーストラップに液体1
を、例えば微生物混入処理液をタイマー18によって定
めた時刻に定量供給し、微生物混入処理液の油分解微生
物によってグリーストラップ内に付着している油を二酸
化炭素と水等に分解し、当該グリーストラップ内を清掃
する。
【0050】タイマー18は、液体1の自動供給時刻を
1日に数回行えるものを選択し、タイマー18の設定時
刻は、液晶表示部16で確認できるようになっている。
【0051】液体1が流量センサ10の本体10a内を
通過することで、その本体10a内に回動自在に設けた
羽根車9を回転させる。ここに流量センサ10の本体1
0aは透明な樹脂で形成されており、本体10aには羽
根車20の回転を検出するための発光素子23と受光素
子24を持つフォトリフレクタ25が装着されているた
め、発光素子23からの照射光が羽根車20から反射さ
れてきた断続的な光を受光素子24が検出し、その回数
を定量供給コントローラ回路11が知り、一定の反射光
の回数が得られた時、一定量の液体1が液体外部排出口
12側に供給されたものとして定量供給コントローラ回
路11によってDCモータ6への通電を停止し、当該モ
ータ6の回転を停止させる。尚、流量検出センサ19
は、このような構造のものに限らず、他の構造、例えば
差動トランス方式のものであってもよい。
【0052】DCモータ6の回転が停止されると液体1
の、液体吸引用パイプ4の上方への吸い上げ力が無くな
るため、何も施していないと既に液体吸引用パイプ4の
上方へ吸い上げられた液体1が液体外部排出口12側へ
だらだらと流れてしまうことになるので、これを防止す
るために、モータ6の回転が停止した場合、液体吸引用
パイプ4の上方に吸引された液体1が液体排出口12か
ら流れ出ないようにするため、液切れ通路14を上記排
出口12の高さ位置より下面位置で且つ上記液体貯蔵タ
ンク2内の液体1に接しないように液体吸引用パイプ4
の上方位置に設けている。このため、既に液体吸引用パ
イプ4の上方に吸引された液体1は、液体排出口12側
に流れることなく、液切れ通路14を介して液体貯蔵タ
ンク1内に還流される。
【0053】コントローラボックス9には、その下端部
に延びた一対の電極13a及び13bからなる液面検出
センサ13が設けられ、この液面検出センサ13を液体
貯蔵タンク2内の液体1に浸潰している。このため、上
記のようにして液体貯蔵タンク1内の液体1が液体排出
口12を介して外部に供給され、消耗していくと、液体
貯蔵タンク1内の液体1を液面検出センサ13が検出し
なくなる。上記液面検出センサ13からの信号に基づい
て液体貯蔵タンク1内の液体1が無い旨、即ち液体貯蔵
タンク1を交換、または液体貯蔵タンク1内に液体を供
給する必要がある旨の表示を液晶表示部16にて行う。
【0054】モータ6の通電用のリード線32、液面検
出用センサ13の検出信号用リード線33、フォトリフ
レクタ25の通電用リード線34それぞれは定量供給用
コントローラ回路11に電気的に接続され、該定量供給
用コントローラ回路11は定量供給用コントローラボッ
クス9内の電源電池ホルダ35内の電源電池15と電気
的に接続している。尚、必ずしも電源電池15を用いる
必要はない。充電式の場合やモータとしてACモータを
用いる場合である。
【0055】
【発明の第2実施例】図5は、本発明の第2実施例を示
す液体貯蔵タンク2’の縦断面図である。この液体貯蔵
タンク2’は、その液体貯蔵タンク本体2’aをダンボ
ール箱で形成し、該液体貯蔵タンク本体2’aの上部に
透孔を形成し、液体貯蔵タンク本体2’aの内部にビニ
ルでできた液体貯蔵袋36を収納し、該液体貯蔵袋36
の上端部に設けた透孔に上記液体貯蔵タンク本体2’a
の上端部に設けた透孔を突出し尚且つ液体貯蔵タンク本
体2’aの上端部と係合する樹脂で形成した液体取り出
し口3’を上記液体貯蔵袋36の上端部に設けた透孔と
一体形成する。即ち、液体取り出し口3’の径を上記液
体貯蔵タンク本体2’aの上部に形成した透孔よりも大
きなものに形成する。従って、製造方法としては、上記
のような液体取り出し口3’を有する液体貯蔵袋36の
外周を後からの液体貯蔵タンク本体2’で覆うことにな
る。このような方法にて液体貯蔵タンク2’を形成する
と、液体貯蔵タンクが非常に安価に形成できる。
【0056】
【発明の第3実施例】この第3実施例の場合は、機構的
には図6に示すように図1で示した液体定量供給装置か
ら、単に液体流量検出手段としての流量検出センサ10
を外したものとなっているに過ぎず、他の構成は殆ど同
じであるので、共通する箇所の説明は省略する。
【0057】液体吸引用パイプ4の一端部に継手37を
介して液体排出パイプ21に接続して、上記流量検出セ
ンサ10を省いているのは、この実施例の液体定量供給
装置では、液体流量検出手段10’としてDCモータ6
の起電力を利用するもので、電流と電圧とから当該モー
タ6の回転量を検出し、液体供給流量を予測するように
構成したためである。即ち、供給液体量が一定となるよ
うにモータ6の回転を制御する。
【0058】図7を参照して、この図7の液体流量検出
手段10’としてのDCモータ6の制御回路は、一般的
な原理に関しては公知と考えられるので、その詳細は省
くとして、DCモータ6の正負の端子は電源電池15に
接続され、モータ6の負電源側には抵抗38を介してア
ンプ39の出力端子からモータ6に流れる電流iをアン
プ39の出力端子にて電流Viの情報を得ることができ
る。
【0059】グランド40、モータ6の負電源側端子及
びアンプ39の負側入力端子との接続点に反転電流が流
れないように一方向性ダイオード41を接続してスイッ
チ30の入力側に接続することで、モータ6の逆起電力
がスイッチ30に与えられる。
【0060】モータ6の制御と供給液体6の関係を、ポ
ンプ揚程、負荷を一定とするとモータ6の回転数を一定
にして液体1の流量を検知するようにすると、パルス発
振器28よりの発振パルス29(図8参照)の周期Tよ
りも充分に小さい時間幅tのパルスaをスイッチ30が
得れば、図7のような液体定量供給装置の液体流量検出
手段10’のモータ制御回路においてモータ6は、設定
電圧bでモータ6の回転数を一定に出来る。
【0061】パルス発振器28の出力は、スイッチ30
及びNAND回路42に接続され、NAND回路42の
出力はスイッチ31に接続され、スイッチ31には反転
したパルスaを入力する。スイッチ30の出力とオペア
ンプ43の非反転入力との接続点にグランド40に接続
されたコンデンサ44を接続している。オペアンプ43
の出力はスイッチ31に接続され、スイッチ31の出力
はトランジスタ45のベースに接続している。トランジ
スタ45のコレクタを電源電池15の正側に接続し、ト
ランジスタ45のエミッタをモータ6の正側に接続し、
モータ6の負側を抵抗38を介して、電源電池15の負
側とグランド40との接続点に接続している。
【0062】モータ6の回転数を一定にして羽根車7を
回転させるとき、モータ6に流れる電流iと供給する液
体の流量Qの関係を予め測定しておけば、アンプ39の
出力端子の電流Viを流量Qの関数として表現できる。
従って、モータ6の設定電圧bで当該モータ6の回転数
を制御できる。即ち、モータ6の設定電圧bを調節すれ
ば、オペアンプ43を介してスイッチ31の出力でトラ
ンジスタ45を制御すれば、当該モータ6の回転数を一
定にできる。この結果、供給する液体1の流量を一定に
制御することが出来る。
【0063】以上のようにモータ6の電流Viと電圧b
とから供給液体1の流量が一定となるようにモータ6の
回転を制御すれば、供給される液体1の流量を一定に保
つことが極めて容易且つ安価にできる。
【0064】
【発明の第4実施例】この第4実施例の場合も、機構的
には図6に示す液体定量供給装置と同じで、液体流量検
出手段10’’としてDCモータ6の起電力を利用する
もので、電流と電圧とから当該モータ6の回転量を検出
し、液体供給流量を予測するように構成したためであ
る。即ち、供給液体量が一定となるようにモータ6の回
転量を検出し、液体供給流量を予測するように構成した
ものである。即ち、供給液体量が一定となるようにモー
タ6の回転を制御する。
【0065】図9は液体定量供給装置の液体流量検出手
段10’’としてのモータの等価回路で、この場合の液
体定量供給装置の液体流量検出手段10’’におけるモ
ータの等価回路において図9の左図に示すようにモータ
6の荷電圧V0 、電流iが与えられるときの液体1の流
量Qを検出する方法である。 いま、モータ6の動力Lは、L=V0 ×i 液体1の流量を、Q 液体1の揚程を、H 液体1の比重を、ρ ポンプ8の効率を、η とすると、ベルヌーイの定理から L=ηρQH となる。従って、液体1の揚程Hの値に応じて、モータ
6の動力L=V0 iから液体1の流量Qを知ることがで
きる。
【0066】この場合の液体定量供給装置の液体流量検
出手段10’’における図9のモータ6の左図の等価回
路を右図のように描くことが出来るので、モータ6を当
該モータ6の回転時における誘起電圧Vを発生して抵抗
RとコイルLの直列回路を形成したものに描くことが出
来る。コイルLの直流抵抗分が充分に小さいとすると、 i=(V0 ーV)/R の関係式がある。
【0067】ここに誘起電圧Vは、モータ6の回転数と
比例するから上式からモータ1の回転数を知ることがで
きる。モータ6の荷電圧V0 、電流i或は誘起電圧Vと
液体1の流量との関係を予め測定しておけば、モータ6
の動力L=V0 iを知って液体1の流量を判定すること
ができる。そこで、液体1の供給量が一定となるように
モータ6を制御して当該モータ6の回転数を一定にする
ことで、供給液体1の流量を一定にできる。
【0068】
【効果】本発明の液体定量供給装置によれば、チュービ
ングポンプを用いた方式のものよりも極めて安価且つ小
型に形成でき、長寿命に形成できる。また安価に形成で
きることから種々の制御を行わすための機構を設ける余
裕を持たせることが可能になるため、これらを設けるこ
とで、従来に無く安価で性能のよいものを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の液体定量供給装置の概
略構成図である。
【図2】 同液体定量供給装置の外観斜視図である。
【図3】 自吸式遠心力ポンプを内蔵した液体吸引用パ
イプの部分の説明図である。
【図4】 自吸式遠心力ポンプの羽根車の回転方向の説
明図である。
【図5】 本発明の第2実施例の液体定量供給装置に用
いる液体貯蔵タンクの説明図である。
【図6】 本発明の第3実施例の液体定量供給装置の概
略構成図である。
【図7】 液体流量検出手段としてのDCモータの制御
回路図である。
【図8】 パルス発振器からの発振パルス図である。
【図9】 本発明の第3実施例の液体定量供給装置に用
いた液体流量検出手段としてのDCモータの等価回路図
である。
【符号の説明】
1 液体 2、2’ 液体液貯蔵タンク 2’a 液体液貯蔵タンク本体 3、3’ 液体取り出し口 4 液体吸引用パイプ 4a 肥大部 5 下端開口部 6 モータ(DCモータ) 7 羽根車 8 自吸式遠心力ポンプ 9 定量供給コントローラボックス 10 液体流量検出手段(流量検出センサ) 10a 流量検出センサ本体 10b 液体流入口 10c 液体排出口 10’ 液体流量検出手段 11 定量供給コントローラ回路 12 液体外部排出口 13 液面検出センサ 13a、13b 電極 14 液切れ通路 15 電源電池 16 液晶表示部 17 セットボタン 18 タイマー 19 シャフト 20 羽根車 21 液体排出パイプ 22 液体供給チューブ 23 発光素子 24 受光素子 25 フォトリフレクタ 26 電源スイッチ 27 通路 28 パルス発振器 29 発振パルス 30、31 スイッチ 32、33、34 リード線 35 電源電池ボックス 36 液体貯蔵袋 37 継手 38 抵抗 39 アンプ 40 グランド 41 一方向性ダイオード 42 NAND回路 43 オペアンプ 44 コンデンサ 45 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構成要素乃至からなることを特
    徴とする液体定量供給装置。 液体(1)を貯蔵するためのタンク(2)を備える
    こと。 該液体貯蔵タンク(2)の蓋などの液体取り出し口
    (3)に液体吸引用パイプ(4)を挿入していること。 回転することで、上記液体吸引用パイプ(4)の下
    端開口部(5)から液体(1)を吸引して上記パイプ
    (4)の上方に液体(1)を自吸するように構成された
    羽根車(7)と、該羽根車(7)を回転させるモータ
    (6)とで構成した自吸式遠心力ポンプ(8)を上記液
    体吸引用パイプ(4)に内蔵構成していること。 上記タンク(2)に装着された液体(1)の定量供
    給コントロールボックス(9)を備えること。 上記液体吸引用パイプ(4)内を上昇吸引させた液
    体(1)の流量を検出する手段(10)を備えること。 該液体流量検出手段(10、10’、10’’)か
    らの液体(1)の流量信号に基づいて上記モータ(6)
    の停止などの回転状態を制御するための液体定量供給コ
    ントローラ回路(11)を設けていること。 上記液体定量供給コントロールボックス(9)に
    は、液体吸引用パイプ(4)側に接続され、上記液体
    (1)を外部に排出するための排出口(12)を設けて
    いること。
  2. 【請求項2】 上記液体流量検出手段(10)は、上記
    液体吸引用パイプ(4)と液体排出口(12)間に設け
    た液体流量検出センサであることを特徴とする請求項1
    に記載の液体定量供給装置。
  3. 【請求項3】 上記液体流量検出手段(10’、1
    0’’)は、モータ(6)の電流と電圧とから当該モー
    タ(6)の回転量を検出し、液体供給流量を予測するよ
    うに構成したものであることを特徴とする請求項1に記
    載の液体定量供給装置。
  4. 【請求項4】 上記液体定量供給装置において、上記液
    体貯蔵タンク(2)内の液体(1)の液面レベルを検出
    する液面検出センサ(13)を備えていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の液体定量供給装置。
  5. 【請求項5】 上記モータ(6)の回転が停止した場
    合、液体吸引用パイプ(4)の上方に吸引された液体
    (1)が液体排出口(12)から流れ出ないようにする
    ための液切れ通路(14)を上記排出口(12)の高さ
    位置より下面位置で且つ上記液体貯蔵タンク(2)内の
    液体(1)に接しないように液体吸引用パイプ(4)の
    上方位置に設けていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4いずれかに記載の液体定量供給装置。
  6. 【請求項6】 上記液体定量供給装置において、上記液
    体吸引用パイプ(4)側の通路口径よりもその後の連通
    する液体排出口(12)側の液体排出パイプ(21)の
    口径を小さくして液体(1)の当該液体排出口(12)
    からの外部圧送力を増加させたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項5いずれかに記載の液体定量供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006058494A1 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Convergence Technologies Limited Vapor chamber with boiling-enhanced multi-wick structure
CN106420332A (zh) * 2016-11-30 2017-02-22 邹彤昕 一种集定量涂抹按摩液与多种按摩方式于一体的按摩系统

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CN106420332B (zh) * 2016-11-30 2019-01-11 安徽誉望之子科技有限公司 一种集定量涂抹按摩液与多种按摩方式于一体的按摩系统

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