JPH1143034A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH1143034A JPH1143034A JP20175497A JP20175497A JPH1143034A JP H1143034 A JPH1143034 A JP H1143034A JP 20175497 A JP20175497 A JP 20175497A JP 20175497 A JP20175497 A JP 20175497A JP H1143034 A JPH1143034 A JP H1143034A
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- brake fluid
- pipe
- plunger
- reservoir
- discharge valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気抜き性が良好なブレーキ液圧制御装置を
提供する 【解決手段】 管路3は、車両天地方向に平行となる直
線形状で形成し、吸入弁22を介してブレーキ液を吸入
する吸入経路及び吐出弁23を介してブレーキ液を吐出
する吐出経路が共に、管路3の直線軸と同軸を成すよう
にする。このように、管路3を車両天地方向と平行とな
る略直線形状にして、吸入経路と吐出経路が管路の直線
軸と同軸になるようにすれば、空気が溜まる場所をなく
すことができる。このため、ブレーキ液中に空気が混入
していてもブレーキ液圧制御装置中に空気が溜まること
がなく、空気抜け性を良好にることができる
提供する 【解決手段】 管路3は、車両天地方向に平行となる直
線形状で形成し、吸入弁22を介してブレーキ液を吸入
する吸入経路及び吐出弁23を介してブレーキ液を吐出
する吐出経路が共に、管路3の直線軸と同軸を成すよう
にする。このように、管路3を車両天地方向と平行とな
る略直線形状にして、吸入経路と吐出経路が管路の直線
軸と同軸になるようにすれば、空気が溜まる場所をなく
すことができる。このため、ブレーキ液中に空気が混入
していてもブレーキ液圧制御装置中に空気が溜まること
がなく、空気抜け性を良好にることができる
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるブレ
ーキの液圧を制御する装置に関し、特にアンチロックブ
レーキシステム(以下。ABS装置という)やトラクシ
ョンコントロールシステム(以下、TRC装置という)
等に適用して好適である。
ーキの液圧を制御する装置に関し、特にアンチロックブ
レーキシステム(以下。ABS装置という)やトラクシ
ョンコントロールシステム(以下、TRC装置という)
等に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】ABS制御は、車輪に制動力を発生させ
るホイールシリンダの圧力(以下。W/C圧という)を
減圧制御、保持制御、増圧制御することにより、車輪の
ロックを回避しながらタイヤと路面の摩擦係数に追随
し、安定した制動力に制御するものである。
るホイールシリンダの圧力(以下。W/C圧という)を
減圧制御、保持制御、増圧制御することにより、車輪の
ロックを回避しながらタイヤと路面の摩擦係数に追随
し、安定した制動力に制御するものである。
【0003】上記減圧制御では、マスタシリンダとホイ
ールシリンダとを連通する管路内におけるブレーキ液を
ABS制御用リザーバに逃がすことによってW/C圧を
減圧させている。この減圧制御時において、ABS制御
用リザーバがブレーキ液で満杯にならないようにABS
制御用リザーバ内に貯留したブレーキ液をポンプで吸入
し、この吸入したブレーキ液をマスタシリンダに向けて
吐出するようにしている。
ールシリンダとを連通する管路内におけるブレーキ液を
ABS制御用リザーバに逃がすことによってW/C圧を
減圧させている。この減圧制御時において、ABS制御
用リザーバがブレーキ液で満杯にならないようにABS
制御用リザーバ内に貯留したブレーキ液をポンプで吸入
し、この吸入したブレーキ液をマスタシリンダに向けて
吐出するようにしている。
【0004】そして、従来ではこのように用いられるポ
ンプは、特開平8−40234号公報に示されように、
ABS制御用リザーバとマスタシリンダとを連通する管
路をL字形状にした部分に配置されている。具体的に
は、ABS制御用リザーバとポンプとを連通する管路が
鉛直方向に配置されると共に、ポンプとマスタシリンダ
とを連通する管路が水平方向に配置されている。そし
て、水平方向に配置された管路内にプランジャを設ける
と共に、このプランジャに対して上流側(ABS制御用
リザーバ側)に吸入側弁、下流側(マスタシリンダ側)
に吐出側弁を設け、プランジャによるピストン運動によ
ってABS制御用リザーバ内のブレーキ液を吸入し、マ
スタシリンダに向けて吐出できるようになっている。
ンプは、特開平8−40234号公報に示されように、
ABS制御用リザーバとマスタシリンダとを連通する管
路をL字形状にした部分に配置されている。具体的に
は、ABS制御用リザーバとポンプとを連通する管路が
鉛直方向に配置されると共に、ポンプとマスタシリンダ
とを連通する管路が水平方向に配置されている。そし
て、水平方向に配置された管路内にプランジャを設ける
と共に、このプランジャに対して上流側(ABS制御用
リザーバ側)に吸入側弁、下流側(マスタシリンダ側)
に吐出側弁を設け、プランジャによるピストン運動によ
ってABS制御用リザーバ内のブレーキ液を吸入し、マ
スタシリンダに向けて吐出できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように配置されたポンプにおいては、L字形状をなして
いるため、ABS制御用リザーバから吸入するブレーキ
液中に空気が混入している場合に、吐出側弁とプランジ
ャとの間における上部に空気が溜まり易く、空気抜き性
が悪いという問題がある。
ように配置されたポンプにおいては、L字形状をなして
いるため、ABS制御用リザーバから吸入するブレーキ
液中に空気が混入している場合に、吐出側弁とプランジ
ャとの間における上部に空気が溜まり易く、空気抜き性
が悪いという問題がある。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
空気抜き性が良好なブレーキ液圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
空気抜き性が良好なブレーキ液圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記
載の発明においては、リザーバ(1)に貯留されたブレ
ーキ液をマスタシリンダに向けて戻すための管路(3)
は、直線形状で形成されており、吸入弁(22)を介し
てブレーキ液を吸入する吸入経路及び吐出弁(23)を
介してブレーキ液を吐出する吐出経路が、管路(3)の
直線軸と同軸を成すようになっていることを特徴として
いる。
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記
載の発明においては、リザーバ(1)に貯留されたブレ
ーキ液をマスタシリンダに向けて戻すための管路(3)
は、直線形状で形成されており、吸入弁(22)を介し
てブレーキ液を吸入する吸入経路及び吐出弁(23)を
介してブレーキ液を吐出する吐出経路が、管路(3)の
直線軸と同軸を成すようになっていることを特徴として
いる。
【0008】このように、管路(3)を略直線形状にし
て、吸入経路と吐出経路が管路の直線軸と同軸になるよ
うにすれば、空気が溜まる場所をなくすことができる。
このため、ブレーキ液中に空気が混入していてもブレー
キ液圧制御装置中に空気が溜まることがなく、空気抜け
性を良好にすることができる。なお、このようなブレー
キ液圧制御装置は、車両搭載時に管路(3)が車両天地
方向になるため、空気抜け性を良好にできる。
て、吸入経路と吐出経路が管路の直線軸と同軸になるよ
うにすれば、空気が溜まる場所をなくすことができる。
このため、ブレーキ液中に空気が混入していてもブレー
キ液圧制御装置中に空気が溜まることがなく、空気抜け
性を良好にすることができる。なお、このようなブレー
キ液圧制御装置は、車両搭載時に管路(3)が車両天地
方向になるため、空気抜け性を良好にできる。
【0009】請求項2に記載の発明においては、シート
部材(24)には、スプリング(25)内に突出するよ
うな突出部(24b)が備えられていることを特徴とし
ている。このように、シート部材(24)に突出部(2
4b)を設けて、突出部(24b)がスプリング(2
5)内に突出するようにすれば、ポンプ室内の容量が突
出部(25b)分だけ少なくなる。ポンプ効率は、ポン
プ容量が少ないほど良くなるため、このようにシート部
材(24)に突出部(24b)を設けることによって、
ポンプ効率を向上させることができる。なお、突出部
(24b)はプランジャ(21)側にあってもよい。
部材(24)には、スプリング(25)内に突出するよ
うな突出部(24b)が備えられていることを特徴とし
ている。このように、シート部材(24)に突出部(2
4b)を設けて、突出部(24b)がスプリング(2
5)内に突出するようにすれば、ポンプ室内の容量が突
出部(25b)分だけ少なくなる。ポンプ効率は、ポン
プ容量が少ないほど良くなるため、このようにシート部
材(24)に突出部(24b)を設けることによって、
ポンプ効率を向上させることができる。なお、突出部
(24b)はプランジャ(21)側にあってもよい。
【0010】請求項3に記載の発明においては、管路
(3)は、吐出弁(23)と吸入弁(22)の間におい
て径が小さくなっており、吐出弁(23)は、マスタシ
リンダ側から管路(3)に挿入されて、管路(3)の径
を小さくした部分にて固定されていることを特徴として
いる。上述したポンプ容量は、吐出弁(23)と吸入弁
(22)の間における体積が少なくなればそれだけ少な
くなる。従って、このように管路(3)のうち吐出弁
(23)と吸入弁(22)の間の径を小さくすれば、よ
りポンプ効率を向上させることができる。なお、例え
ば、吐出弁(23)をマスタシリンダ側から挿入するよ
うにすれば、管路(3)のうち吐出弁(23)と吸入弁
(22)の間において吐出弁(23)を通過させる必要
がないため、その間における管路(3)の径を小さくす
ることができる。
(3)は、吐出弁(23)と吸入弁(22)の間におい
て径が小さくなっており、吐出弁(23)は、マスタシ
リンダ側から管路(3)に挿入されて、管路(3)の径
を小さくした部分にて固定されていることを特徴として
いる。上述したポンプ容量は、吐出弁(23)と吸入弁
(22)の間における体積が少なくなればそれだけ少な
くなる。従って、このように管路(3)のうち吐出弁
(23)と吸入弁(22)の間の径を小さくすれば、よ
りポンプ効率を向上させることができる。なお、例え
ば、吐出弁(23)をマスタシリンダ側から挿入するよ
うにすれば、管路(3)のうち吐出弁(23)と吸入弁
(22)の間において吐出弁(23)を通過させる必要
がないため、その間における管路(3)の径を小さくす
ることができる。
【0011】請求項4に記載の発明においては、管路
(3)は、マスタシリンダ側からリザーバ(1)側に向
かって段階的に径大になっており、吐出弁(23)は、
リザーバ(1)側から管路(3)に圧入配置されると共
に、シート部材(24)の一部によって管路(3)内に
保持されていることを特徴としている。このように、吐
出弁(23)をリザーバ(1)側から圧入配置すると共
に、シート部材(24)の一部によって管路(3)内に
保持するようにすれば、吐出弁(23)をかしめ固定す
る必要がないため、吐出弁(23)をかしめ固定するた
めの段差を管路(3)に設ける必要がない。このため、
結果的に吐出弁(23)と吸入弁(22)の間における
管路(3)の径を小さくすることができる。
(3)は、マスタシリンダ側からリザーバ(1)側に向
かって段階的に径大になっており、吐出弁(23)は、
リザーバ(1)側から管路(3)に圧入配置されると共
に、シート部材(24)の一部によって管路(3)内に
保持されていることを特徴としている。このように、吐
出弁(23)をリザーバ(1)側から圧入配置すると共
に、シート部材(24)の一部によって管路(3)内に
保持するようにすれば、吐出弁(23)をかしめ固定す
る必要がないため、吐出弁(23)をかしめ固定するた
めの段差を管路(3)に設ける必要がない。このため、
結果的に吐出弁(23)と吸入弁(22)の間における
管路(3)の径を小さくすることができる。
【0012】さらに、吐出弁(23)をマスタシリンダ
側から挿入する場合には、マスタシリンダ側からハウジ
ング(4)の一部をかしめて固定するため、吐出弁
(3)を保持する段差が必要となり、吐出弁(3)と収
容スペース(5)との間に所定の空間が介在してポンプ
容量が多くなるが、シート部材(24)の一部によって
吐出弁(23)を固定するようにすれば、このような空
間がなくなるためポンプ容量を少なくすることができ、
よりポンプ効率を向上させることができる。
側から挿入する場合には、マスタシリンダ側からハウジ
ング(4)の一部をかしめて固定するため、吐出弁
(3)を保持する段差が必要となり、吐出弁(3)と収
容スペース(5)との間に所定の空間が介在してポンプ
容量が多くなるが、シート部材(24)の一部によって
吐出弁(23)を固定するようにすれば、このような空
間がなくなるためポンプ容量を少なくすることができ、
よりポンプ効率を向上させることができる。
【0013】
(第1実施形態)図1にABS装置100にプランジャ
ポンプ2を組付けた時の実施形態を示す。このABS装
置100は、紙面上下方向が車両天地方向になるように
取り付けられる。以下、図1に基づいてABS装置10
0について説明する。
ポンプ2を組付けた時の実施形態を示す。このABS装
置100は、紙面上下方向が車両天地方向になるように
取り付けられる。以下、図1に基づいてABS装置10
0について説明する。
【0014】ABS装置100は、ABS制御の減圧制
御時に、図示しないマスタシリンダとホイールシリンダ
間における管路から逃がされたブレーキ液を貯留するA
BS制御用リザーバ1と、ABS制御用リザーバ1に逃
がされたブレーキ液を吸引してマスタシリンダに向けて
吐出するプランジャポンプ2を備えている。ABS制御
用リザーバ1は、カバー11により固定されたスプリン
グ12でリザーバピストン13が引っ張られるようにな
っており、上記減圧制御時にはリザーバピストン13の
摺動によって形成された空間にブレーキ液が貯留される
ようになっている。そして、ABS装置100を構成す
るハウジング4内には、ABS制御用リザーバ1とマス
タシリンダとを連通する直線状の管路3が設けられてお
り、この管路3においてブレーキ液の吸入・吐出が行え
るようにプランジャポンプ2が組付けられている。
御時に、図示しないマスタシリンダとホイールシリンダ
間における管路から逃がされたブレーキ液を貯留するA
BS制御用リザーバ1と、ABS制御用リザーバ1に逃
がされたブレーキ液を吸引してマスタシリンダに向けて
吐出するプランジャポンプ2を備えている。ABS制御
用リザーバ1は、カバー11により固定されたスプリン
グ12でリザーバピストン13が引っ張られるようにな
っており、上記減圧制御時にはリザーバピストン13の
摺動によって形成された空間にブレーキ液が貯留される
ようになっている。そして、ABS装置100を構成す
るハウジング4内には、ABS制御用リザーバ1とマス
タシリンダとを連通する直線状の管路3が設けられてお
り、この管路3においてブレーキ液の吸入・吐出が行え
るようにプランジャポンプ2が組付けられている。
【0015】具体的に、プランジャポンプ2の構成及び
組付け構造について説明する。プランジャポンプ2は、
偏心したカム20の回転によってピストン運動を行う円
筒形状のプランジャ21と、プランジャ21に対して上
流側(ABS制御用リザーバ1側)に設けられた吸入弁
22と、プランジャに対して下流側(マスタシリンダ
側)に設けられた吐出弁23とを備えている。
組付け構造について説明する。プランジャポンプ2は、
偏心したカム20の回転によってピストン運動を行う円
筒形状のプランジャ21と、プランジャ21に対して上
流側(ABS制御用リザーバ1側)に設けられた吸入弁
22と、プランジャに対して下流側(マスタシリンダ
側)に設けられた吐出弁23とを備えている。
【0016】プランジャ21は、管路3を貫通するよう
にハウジング内に設けられた収納スペース5に配置され
ている。この収納スペース5はプランジャ21よりも若
干径大な円筒形状で形成されており、プランジャ21が
この収容スペース5を摺動できるようになっている。そ
して、収容スペース5の入口は、収容スペース5の入口
側におけるハウジング4の一部をかしめて固定したシー
ト部材24によってシールされており、このシート部材
24とプランジャ21の間にスプリング25が配されて
いる。このスプリング25による弾性力によってプラン
ジャ21の一端は常に偏心したカム20と接するように
なっていて、偏心したカム20の回転にてプランジャ2
1がピストン運動を行うようになっている。なお、プラ
ンジャ21の摺動面(外周面)には溝が形成されてお
り、この溝内にOリング等のシールリング26が配置さ
れていて液密が保持できるようになっている。
にハウジング内に設けられた収納スペース5に配置され
ている。この収納スペース5はプランジャ21よりも若
干径大な円筒形状で形成されており、プランジャ21が
この収容スペース5を摺動できるようになっている。そ
して、収容スペース5の入口は、収容スペース5の入口
側におけるハウジング4の一部をかしめて固定したシー
ト部材24によってシールされており、このシート部材
24とプランジャ21の間にスプリング25が配されて
いる。このスプリング25による弾性力によってプラン
ジャ21の一端は常に偏心したカム20と接するように
なっていて、偏心したカム20の回転にてプランジャ2
1がピストン運動を行うようになっている。なお、プラ
ンジャ21の摺動面(外周面)には溝が形成されてお
り、この溝内にOリング等のシールリング26が配置さ
れていて液密が保持できるようになっている。
【0017】吸入弁22及び吐出弁23は、それぞれ弁
孔をなす中空形状の弁座31、41、弁孔を連通・遮断
するボール弁(弁体)32、42、ボール弁32、42
を弁座31、41に押し付けるスプリング33、43及
び上記スプリング33、43のストッパーとなるスリー
ブ34、44を備えており、所定の圧力差によってボー
ル弁32、42がスプリング33、43を収縮させて弁
孔を連通状態にするようになっている。
孔をなす中空形状の弁座31、41、弁孔を連通・遮断
するボール弁(弁体)32、42、ボール弁32、42
を弁座31、41に押し付けるスプリング33、43及
び上記スプリング33、43のストッパーとなるスリー
ブ34、44を備えており、所定の圧力差によってボー
ル弁32、42がスプリング33、43を収縮させて弁
孔を連通状態にするようになっている。
【0018】すなわち、吸入弁22と吐出弁23の間に
おけるポンプ室内のブレーキ液圧と、吸入弁22及びA
BS制御用リザーバ1の間における空間(以下、リザー
バ側空間という)のブレーキ液圧の圧力差によって吸入
弁22が連通・遮断し、ポンプ室内のブレーキ液圧と、
吐出弁23及マスタシリンダ間における空間(以下、マ
スタシリンダ側空間という)のブレーキ液圧の圧力差に
よって吐出弁23が連通・遮断するようになっている。
おけるポンプ室内のブレーキ液圧と、吸入弁22及びA
BS制御用リザーバ1の間における空間(以下、リザー
バ側空間という)のブレーキ液圧の圧力差によって吸入
弁22が連通・遮断し、ポンプ室内のブレーキ液圧と、
吐出弁23及マスタシリンダ間における空間(以下、マ
スタシリンダ側空間という)のブレーキ液圧の圧力差に
よって吐出弁23が連通・遮断するようになっている。
【0019】そして、吸入弁22及び吐出弁23は、管
路3内にかしめ固定されている。具体的には、管路3
は、収納スペース5によって2つの管路に分離され、吐
出弁23はマスタシリンダ側の管路(以下、吐出側管路
という)3aに固定されており、吸入弁22はABS制
御用リザーバ1側の管路(以下、吸入側管路という)3
bに固定されている。
路3内にかしめ固定されている。具体的には、管路3
は、収納スペース5によって2つの管路に分離され、吐
出弁23はマスタシリンダ側の管路(以下、吐出側管路
という)3aに固定されており、吸入弁22はABS制
御用リザーバ1側の管路(以下、吸入側管路という)3
bに固定されている。
【0020】まず、吐出弁23は、ABS制御用リザー
バ1側から吐出側管路3aに圧入され、その後ABS制
御用リザーバ1側からハウジング4の一部をかしめるこ
とによって固定されている。また、吸入弁22は、AB
S制御用リザーバ1側から吸入側管路3bに圧入され、
その後ABS制御用リザーバ1側からハウジング4の一
部をかしめることによって固定されている。
バ1側から吐出側管路3aに圧入され、その後ABS制
御用リザーバ1側からハウジング4の一部をかしめるこ
とによって固定されている。また、吸入弁22は、AB
S制御用リザーバ1側から吸入側管路3bに圧入され、
その後ABS制御用リザーバ1側からハウジング4の一
部をかしめることによって固定されている。
【0021】このため管路は、マスタシリンダ側から段
階的に径大にされていて、吐出弁23を固定するための
かしめ用の段差と、吸入弁22を固定するためのかしめ
用の段差が形成されるようになっている。続いて、AB
S装置100の作動について説明する。減圧制御が実行
されると、図示しない減圧制御弁が連通状態にされ、マ
スタシリンダとホイールシリンダとの間における管路
と、ABS制御用リザーバ1が連通状態となる。そし
て、スプリング12の引っ張り力によってリザーバピス
トン13が摺動し、このリザーバピストン13の摺動に
よって形成された空間にブレーキ液が逃がされる。
階的に径大にされていて、吐出弁23を固定するための
かしめ用の段差と、吸入弁22を固定するためのかしめ
用の段差が形成されるようになっている。続いて、AB
S装置100の作動について説明する。減圧制御が実行
されると、図示しない減圧制御弁が連通状態にされ、マ
スタシリンダとホイールシリンダとの間における管路
と、ABS制御用リザーバ1が連通状態となる。そし
て、スプリング12の引っ張り力によってリザーバピス
トン13が摺動し、このリザーバピストン13の摺動に
よって形成された空間にブレーキ液が逃がされる。
【0022】また、減圧制御が実行されるとカム20が
回転運動を始め、カム20の回転によってプランジャ2
1がピストン運動を行う。そして、プランジャ21が紙
面右側に移動したときには、ポンプ室内の容量が大きく
なるため、ポンプ室内よりもABS制御用リザーバ1側
の空間の方がブレーキ液圧が高くなって吸入弁22が連
通状態になり、ポンプ室内よりもマスタシリンダ側空間
の方がブレーキ液圧が高くなって吐出弁23が遮断状態
になる。このため、ABS制御用リザーバ1に貯留され
たブレーキ液がポンプ室内に吸引される。
回転運動を始め、カム20の回転によってプランジャ2
1がピストン運動を行う。そして、プランジャ21が紙
面右側に移動したときには、ポンプ室内の容量が大きく
なるため、ポンプ室内よりもABS制御用リザーバ1側
の空間の方がブレーキ液圧が高くなって吸入弁22が連
通状態になり、ポンプ室内よりもマスタシリンダ側空間
の方がブレーキ液圧が高くなって吐出弁23が遮断状態
になる。このため、ABS制御用リザーバ1に貯留され
たブレーキ液がポンプ室内に吸引される。
【0023】一方、プランジャ21が紙面左側に移動し
たときには、ポンプ室内の容量が小さくなるため、ポン
プ室内の方がABS制御用リザーバ1側空間よりもブレ
ーキ液圧が高くなって吸入弁22が遮断状態になり、ポ
ンプ室内の方がマスタシリンダ側空間よりもブレーキ液
圧が高くなって吐出弁23が連通状態になる。このた
め、ポンプ室内のブレーキ液がマスタシリンダに向かっ
て吐出される。なお、図示していないが、吐出弁23と
マスタシリンダとの間には、オリフィスを備えたダンパ
(アキュムレータ)が配設されており、このダンパによ
って吐出されたブレーキ液の脈動を緩和できるようにな
っている。
たときには、ポンプ室内の容量が小さくなるため、ポン
プ室内の方がABS制御用リザーバ1側空間よりもブレ
ーキ液圧が高くなって吸入弁22が遮断状態になり、ポ
ンプ室内の方がマスタシリンダ側空間よりもブレーキ液
圧が高くなって吐出弁23が連通状態になる。このた
め、ポンプ室内のブレーキ液がマスタシリンダに向かっ
て吐出される。なお、図示していないが、吐出弁23と
マスタシリンダとの間には、オリフィスを備えたダンパ
(アキュムレータ)が配設されており、このダンパによ
って吐出されたブレーキ液の脈動を緩和できるようにな
っている。
【0024】このようにして、プランジャポンプ2によ
ってABS制御用リザーバ1におけるブレーキ液を吸引
して、マスタシリンダに吐出できるようになっている。
ここで、プランジャポンプ2によるブレーキ液の流動経
路を考慮すると、直線状の管路内に吐出弁23及び吸入
弁22を配置しているため、ABS制御用リザーバ1か
らブレーキ液を吸引する経路と、吸引したブレーキ液を
吐出する経路とが同軸直線状になっていることがわか
る。
ってABS制御用リザーバ1におけるブレーキ液を吸引
して、マスタシリンダに吐出できるようになっている。
ここで、プランジャポンプ2によるブレーキ液の流動経
路を考慮すると、直線状の管路内に吐出弁23及び吸入
弁22を配置しているため、ABS制御用リザーバ1か
らブレーキ液を吸引する経路と、吸引したブレーキ液を
吐出する経路とが同軸直線状になっていることがわか
る。
【0025】このように、ブレーキ液を吸引する経路
と、ブレーキ液を吐出する経路とが同軸直線状にある場
合、ブレーキ液中に空気が混入していても空気を溜める
ことなく、空気が混入したままの状態でブレーキ液をマ
スタシリンダに送ることができる。そして、マスタリザ
ーバに送られた空気は、マスタシリンダに連通するマス
タリザーバに送られてブレーキ液中から排除することが
できる。このように、ブレーキ液を吸引する経路と、ブ
レーキ液を吐出する経路とが同軸直線状にすることによ
り、空気の抜け性のよいABS装置100にすることが
できる。
と、ブレーキ液を吐出する経路とが同軸直線状にある場
合、ブレーキ液中に空気が混入していても空気を溜める
ことなく、空気が混入したままの状態でブレーキ液をマ
スタシリンダに送ることができる。そして、マスタリザ
ーバに送られた空気は、マスタシリンダに連通するマス
タリザーバに送られてブレーキ液中から排除することが
できる。このように、ブレーキ液を吸引する経路と、ブ
レーキ液を吐出する経路とが同軸直線状にすることによ
り、空気の抜け性のよいABS装置100にすることが
できる。
【0026】(第2実施形態)図2に、ABS装置10
0にプランジャポンプ2の組付けた第2実施形態を示
す。本実施形態におけるプランジャポンプ2の組付け構
造における基本的構成は、第1実施形態と同様である
が、本実施形態においてはポンプ室内の容量を小さくす
ることによってプランジャポンプ2のポンプ効率の向上
を図っている点が第1実施形態と相違する。すなわち、
プランジャ21が1度のピストン運動によって吸引、吐
出できるブレーキ液量は、ポンプ室内の容量が大きいよ
りも小さい方が多い。このため、ポンプ容量が小さい方
がポンプ効率が良いといえる。以下、本実施形態につい
て、第1実施形態と相違する点についてのみ説明する。
0にプランジャポンプ2の組付けた第2実施形態を示
す。本実施形態におけるプランジャポンプ2の組付け構
造における基本的構成は、第1実施形態と同様である
が、本実施形態においてはポンプ室内の容量を小さくす
ることによってプランジャポンプ2のポンプ効率の向上
を図っている点が第1実施形態と相違する。すなわち、
プランジャ21が1度のピストン運動によって吸引、吐
出できるブレーキ液量は、ポンプ室内の容量が大きいよ
りも小さい方が多い。このため、ポンプ容量が小さい方
がポンプ効率が良いといえる。以下、本実施形態につい
て、第1実施形態と相違する点についてのみ説明する。
【0027】まず、シート部材24に段差部24aを設
けてシート部材24の一部をスプリング25内まで突出
させた突出部24bを備えることによって、この突出部
24bの分だけポンプ室内の容量が小さくなるようにし
ている。このシート部材24は、収容スペース5の入口
側から圧入されたのち、ハウジング4の一部をかしめる
ことによってハウジング4に固定されている。また、シ
ート部材24の突出量は、プランジャ21がピストン運
動を行ったときにプランジャ21とシート部材24とが
接触しない程度になっている。
けてシート部材24の一部をスプリング25内まで突出
させた突出部24bを備えることによって、この突出部
24bの分だけポンプ室内の容量が小さくなるようにし
ている。このシート部材24は、収容スペース5の入口
側から圧入されたのち、ハウジング4の一部をかしめる
ことによってハウジング4に固定されている。また、シ
ート部材24の突出量は、プランジャ21がピストン運
動を行ったときにプランジャ21とシート部材24とが
接触しない程度になっている。
【0028】また、ポンプ室内のうち、直線状の管路3
によって形成される領域を小さくするために、管路3の
うち吐出弁23と吸入弁22の間の部分の径を小さくし
ている。具体的には、管路3のマスタシリンダ側から吐
出弁23が挿入できるようにすることによって、管路3
のうち吐出弁23と吸入弁22の間の部分の径を小さく
している。
によって形成される領域を小さくするために、管路3の
うち吐出弁23と吸入弁22の間の部分の径を小さくし
ている。具体的には、管路3のマスタシリンダ側から吐
出弁23が挿入できるようにすることによって、管路3
のうち吐出弁23と吸入弁22の間の部分の径を小さく
している。
【0029】このような場合、吐出弁23を管路3内に
マスタシリンダ側から挿入し、径を小さくした部分によ
って形成される段差によって吐出弁23がABS制御用
リザーバ1側へ移動しないようにさせつつ、ハウジング
4の一部をかしめることによって吐出弁23をハウジン
グ4に固定している。このように、シート部材24に突
出部24bを設けたり、吐出弁24をマスタシリンダ側
から挿入できるようにして管路3のうち吐出弁23と吸
入弁22の間の部分の径を小さくすることによってポン
プ室内の容量を小さくすることができる。このため、プ
ランジャ21による1度のピストン運動で吸引、吐出で
きるブレーキ液量が多くなり、ポンプ効率を向上させる
ことができる。
マスタシリンダ側から挿入し、径を小さくした部分によ
って形成される段差によって吐出弁23がABS制御用
リザーバ1側へ移動しないようにさせつつ、ハウジング
4の一部をかしめることによって吐出弁23をハウジン
グ4に固定している。このように、シート部材24に突
出部24bを設けたり、吐出弁24をマスタシリンダ側
から挿入できるようにして管路3のうち吐出弁23と吸
入弁22の間の部分の径を小さくすることによってポン
プ室内の容量を小さくすることができる。このため、プ
ランジャ21による1度のピストン運動で吸引、吐出で
きるブレーキ液量が多くなり、ポンプ効率を向上させる
ことができる。
【0030】なお、吐出弁23をABS制御用リザーバ
1側から挿入する必要がなくなるため、ABS制御用リ
ザーバ1側から挿入する必要がある吸入弁22は径が小
さいものになる。又、突出部はプランジャ21側にあっ
てもよい。 (第3実施形態)図3に、ABS装置100にプランジ
ャポンプ2の組付けた第3実施形態を示す。本実施形態
におけるプランジャポンプ2の組付け構造における基本
的構成は、第2実施形態と同様であるが、本実施形態に
おいてはポンプ室内の容量を第2実施形態よりさらに小
さくすることによって、プランジャポンプ2のポンプ効
率のさらなる向上を図っている点で第2実施形態と相違
する。以下、本実施形態におけるプランジャポンプ2の
組付け構造について、第2実施形態と相違する点につい
てのみ説明する。
1側から挿入する必要がなくなるため、ABS制御用リ
ザーバ1側から挿入する必要がある吸入弁22は径が小
さいものになる。又、突出部はプランジャ21側にあっ
てもよい。 (第3実施形態)図3に、ABS装置100にプランジ
ャポンプ2の組付けた第3実施形態を示す。本実施形態
におけるプランジャポンプ2の組付け構造における基本
的構成は、第2実施形態と同様であるが、本実施形態に
おいてはポンプ室内の容量を第2実施形態よりさらに小
さくすることによって、プランジャポンプ2のポンプ効
率のさらなる向上を図っている点で第2実施形態と相違
する。以下、本実施形態におけるプランジャポンプ2の
組付け構造について、第2実施形態と相違する点につい
てのみ説明する。
【0031】第2実施形態では、管路3のマスタシリン
ダ側から吐出弁23を挿入できるようにすることによっ
て管路3のうちの吐出弁23と吸入弁22の間の部分の
径を小さくしているが、このようにマスタシリンダ側か
ら挿入する場合には、吐出弁23をかしめ固定するため
に、吐出弁23と収納スペース5との間を所定間隔空け
る必要があるため、それによってできた空間分だけポン
プ容量が大きくなる。このため、本実施形態では、吐出
弁23をABS制御用リザーバ1側から吐出側管路3a
へ圧入し、シート部材24によって吐出弁23がABS
制御用リザーバ1側に移動しないようにすることで、か
しめ固定によらなくても吐出弁23を固定できるように
し、吐出弁23と収納スペース5との間における空間を
なくすことによってポンプ容量を小さくしている。
ダ側から吐出弁23を挿入できるようにすることによっ
て管路3のうちの吐出弁23と吸入弁22の間の部分の
径を小さくしているが、このようにマスタシリンダ側か
ら挿入する場合には、吐出弁23をかしめ固定するため
に、吐出弁23と収納スペース5との間を所定間隔空け
る必要があるため、それによってできた空間分だけポン
プ容量が大きくなる。このため、本実施形態では、吐出
弁23をABS制御用リザーバ1側から吐出側管路3a
へ圧入し、シート部材24によって吐出弁23がABS
制御用リザーバ1側に移動しないようにすることで、か
しめ固定によらなくても吐出弁23を固定できるように
し、吐出弁23と収納スペース5との間における空間を
なくすことによってポンプ容量を小さくしている。
【0032】具体的には、シート部材24は、第2実施
形態と同様に段差部24aを設けることによってシート
部材24のに突出部24bを備えて、この突出部24b
をスプリング25内に突出させるようになっているが、
本実施形態ではシート部材24に設けられた段差部24
aが吐出側管路3aの一部にオーバラップするようにな
っている。そして、このシート部材24に設けられた段
差部24aの一部によって吐出弁23がABS制御用リ
ザーバ1側に移動しないようになっている。
形態と同様に段差部24aを設けることによってシート
部材24のに突出部24bを備えて、この突出部24b
をスプリング25内に突出させるようになっているが、
本実施形態ではシート部材24に設けられた段差部24
aが吐出側管路3aの一部にオーバラップするようにな
っている。そして、このシート部材24に設けられた段
差部24aの一部によって吐出弁23がABS制御用リ
ザーバ1側に移動しないようになっている。
【0033】また、吐出弁23をかしめ固定する必要が
ないため、吐出弁23をかしめ固定するための段差を管
路3に設ける必要がないことから、吸入側管路3bの径
を小さくすることができるため、吸入側管路3bにおけ
るポンプ容量も小さくすることができる。このように、
吐出弁23をかしめ固定するのではなく、シート部材2
4の一部(段差部24a)を用いて固定することにより
ポンプ容量を小さくすることができ、よりポンプ効率を
向上させることができる。
ないため、吐出弁23をかしめ固定するための段差を管
路3に設ける必要がないことから、吸入側管路3bの径
を小さくすることができるため、吸入側管路3bにおけ
るポンプ容量も小さくすることができる。このように、
吐出弁23をかしめ固定するのではなく、シート部材2
4の一部(段差部24a)を用いて固定することにより
ポンプ容量を小さくすることができ、よりポンプ効率を
向上させることができる。
【図1】第1実施形態におけるプランジャポンプの組付
け構造を示す図である。
け構造を示す図である。
【図2】第2実施形態におけるプランジャポンプの組付
け構造を示す図である。
け構造を示す図である。
【図3】第3実施形態におけるプランジャポンプの組付
け構造を示す図である。
け構造を示す図である。
1…ABS制御用リザーバ、2…プランジャポンプ、3
…管路、3a…吐出側管路、3b…吸入側管路、4…ハ
ウジング、5…収納スペース、20…カム、21…プラ
ンジャ、22…吸入弁、23…吐出弁、24…シート部
材、100…ABS装置。
…管路、3a…吐出側管路、3b…吸入側管路、4…ハ
ウジング、5…収納スペース、20…カム、21…プラ
ンジャ、22…吸入弁、23…吐出弁、24…シート部
材、100…ABS装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 車輪にかかるブレーキ液圧を減圧するた
めに、マスタシリンダとホイールシリンダとの間から逃
がされるブレーキ液を貯留するリザーバ(1)と、 前記リザーバ(1)に貯留されたブレーキ液を前記マス
タシリンダに向けて戻すための管路(3)と、 前記管路(3)を通じて、前記リザーバ(1)内に貯留
されたブレーキ液を吸入し、この吸入したブレーキ液を
前記マスタシリンダに向けて吐出するプランジャポンプ
(2)と、 前記リザーバ(1)、前記プランジャポンプ(2)及び
前記管路(3)を内蔵するハウジング(4)とを備えて
なり、 前記管路(3)は、直線形状で形成されており、 前記プランジャポンプ(2)は、前記ハウジング(4)
に前記管路(3)を貫通するように設けられた収納スペ
ース(5)にてピストン運動を行うプランジャ(21)
と、前記管路(3)のうち前記プランジャ(21)より
も上流側に備えられた吸入弁(22)と、前記管路
(3)のうち前記プランジャ(21)よりも下流側に備
えられた吐出弁(23)と、前記収納スペース(5)の
入口をシールするシート部材(24)とを有しており、
前記吸入弁(22)を介してブレーキ液を吸入する吸入
経路及び前記吐出弁(23)を介してブレーキ液を吐出
する吐出経路が、前記管路(3)の直線軸と同軸を成し
ていることを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 前記プランジャ(21)は、このプラン
ジャ(21)と前記シート部材(24)との間に配され
たスプリング(25)によって偏心したカム(20)に
接するようになっていて、前記カム(20)の回転によ
って前記収納スペース(5)内でピストン運動するよう
になっており、 前記シート部材(24)には、前記スプリング(25)
内に突出するような突出部(25b)が備えられている
ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御装
置。 - 【請求項3】 前記管路(3)は、前記吐出弁(23)
と前記吸入弁(22)の間において径が小さくなってい
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のブレーキ液
圧制御装置。 - 【請求項4】 前記管路(3)は、前記マスタシリンダ
側から前記リザーバ(1)側に向かって段階的に径大に
なっており、 前記吐出弁(23)は、前記リザーバ(1)側から前記
管路(3)に圧入配置されると共に、前記シート部材
(24)の一部によって前記管路(3)内に保持されて
いることを特徴とする請求項1又は2に記載のブレーキ
液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20175497A JPH1143034A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20175497A JPH1143034A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143034A true JPH1143034A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16446391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20175497A Pending JPH1143034A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143034A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003503259A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
EP2306012A2 (en) | 2009-09-17 | 2011-04-06 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Plunger pump |
JP2011168209A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
GB2619328A (en) * | 2022-05-31 | 2023-12-06 | Continental Automotive Gmbh | Hydraulic pump and braking system |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20175497A patent/JPH1143034A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003503259A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
JP4965041B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2012-07-04 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | 液圧機器アセンブリ |
EP2306012A2 (en) | 2009-09-17 | 2011-04-06 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Plunger pump |
JP2011168209A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
US8556352B2 (en) | 2010-02-19 | 2013-10-15 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Brake fluid pressure control device for vehicle |
GB2619328A (en) * | 2022-05-31 | 2023-12-06 | Continental Automotive Gmbh | Hydraulic pump and braking system |
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