JPH1140496A - 膜上への炭素フィルム積層方法 - Google Patents

膜上への炭素フィルム積層方法

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JPH1140496A
JPH1140496A JP14071598A JP14071598A JPH1140496A JP H1140496 A JPH1140496 A JP H1140496A JP 14071598 A JP14071598 A JP 14071598A JP 14071598 A JP14071598 A JP 14071598A JP H1140496 A JPH1140496 A JP H1140496A
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JP14071598A
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John Charles Wolfe
チャールズ ウルフ ジョン
James Richard Wasson
リチャード ワッソン ジェームズ
Bucardo Jose Leonel Torres
レオネル トルレス ブッチャード ジョセ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線/微粒子投影リソグラフィ、例えば、電
子ビームやイオンビームリソグラフィ用のマスクに用い
られる膜上に炭素フィルムを積層する方法を提供する。 【解決手段】この方法においては、スパッタリング法を
利用し、スパッタ基板としての膜をスパッタターゲット
に対してオフアクシス位置に配置する。この様にして形
成された炭素フィルムは、約10MPa以下の圧縮応力
を有する。積層後に、炭素フィルムの特性の改善、例え
ば、化学反応部位の不活性化や応力安定化を行うため、
ヘリウムイオンによるイオン衝撃を利用する。この方法
によれば、初期照射によるフィルムの変性が予期され、
応力がほとんど変化しない、すなわち1MPa以下の範
囲内でしか応力変化しない安定水準が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線/微粒子投影
リソグラフィにおいて、例えば、イオンビームリソグラ
フィ用のステンシルマスクの一部として使用される膜に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造においては、X線/
微粒子ビームリソグラフィが利用される。微粒子ビーム
には、電子やイオンだけでなく、中性原子、水素イオン
3 +などのイオン化または中性分子が含まれる。投影リ
ソグラフィにおいては、ビームのパターニングのための
マスクとして、様々な素材の膜が用いられる。このよう
な膜の素材としては、薄層形成や構造化が可能な素材、
例えば、単結晶α−シリコンや多結晶シリコンなどの半
導体、ニッケルなどの金属、二酸化シリコンや酸化アル
ミニウムなどの絶縁体が含まれ、この技術分野ではその
他数多くの素材が使用可能であり、また、現に使用され
ている。このような膜の寿命は、照射の際の膜へのダメ
ージの影響により限られたものとなっている。イオンビ
ームリソグラフィについて言えば、パターニングが可能
でステンシルマスクとして使用できる露出シリコン膜
は、内部応力が著しく変化するまでに、0.2mC/c
2の照射イオン総電荷密度にしか耐えることができな
い。VLSI、ULSI回路の将来的なリソグラフィの
必要性を満たすためには、1000万回の露光に耐え得
るマスクでなければならない。これは、デザイン形成の
間に露光される回数にほぼ匹敵する。フォトレジストを
完全に露光するために必要なイオン照射量は、約5×1
12イオン/cm2である。したがって、プロクシミテ
ィプリンタで使用されるステンシルマスクは、1000
万回の露光の後に、5×1019イオン/cm 2すなわち
8C/cm2のイオン衝撃を受ける。また、イオンビー
ムは、イオン投影リソグラフィシステムを用いた場合と
同様に、拡大、縮小できる。4倍の縮小では、ステンシ
ルマスクは3.125×1018イオン/cm2のイオン
衝撃を受けるが、これは、ステンシルマスクでの500
mC/cm2の総電荷密度に等しい。
【0003】シリコン膜は、リチウムイオン衝撃の際
に、シリコン結晶の細隙へのイオン注入のために膨張す
ることが以前から示されている。シリコン膜に衝撃を与
える水素またはヘリウムイオンも膜膨張を引き起こし、
この場合、膜内での応力変化の主要な原因となる。水素
は、約30分間温度を450℃に保つとシリコン膜から
拡散し、一方、ヘリウムは、約8時間温度を700℃に
保つとシリコン膜から拡散する。熱処理の後、シリコン
膜は、例えば、0.2mC/cm2程度の低照射量の場
合には元の引張応力に戻るが、高照射量になると永久的
なダメージを受ける。
【0004】シリコン以外の素材のマスクを用いた場合
においても、基本的には問題は変わらないが、照射によ
る応力変化の度合いが異なり、逆の場合もあり得る。例
えば、二酸化シリコンは、水素、ヘリウム、アルゴンイ
オンの照射を受けた場合、膨張せずに収縮する。明らか
に、この現象は、イオン照射に限らず、電気的に中性の
原子や分子の照射の場合にも現れる。さらに、結晶格子
は、原子や分子の注入だけではなく、エネルギー照射そ
のものの衝撃の影響を受けるため、応力変化の影響は、
電子照射やX線などの高エネルギー電磁線の照射にも広
がる。以下の説明では、主にイオン投影リソグラフィに
ついて言及しているが、均等論的な照射量を例示するな
どほんの一部の応用を示しており、以下の考察は、X線
/微粒子投影リソグラフィに関するより一般的な例に適
用される。
【0005】イオンビームリソグラフィに使用されるパ
ターンマスクの寿命を延ばすためには、マスクの膨張と
収縮を防止する必要がある。これは、通常、ボーレンら
に付与された米国特許No.4,448,865に記載
されているような保護コーティングにより達成される。
理想的なイオン吸収コーティングは、以下のような特性
により特徴づけられる。 a)イオン吸収コーティングの応力は、シリコン膜の応
力と同等以下でなければならない。 b)イオン吸収コーティングの応力は、1C/cm2
越える照射量で水素またはヘリウムイオンの注入を行な
った場合に、10%以下の変化にとどまらなければなら
ない。 c)イオン吸収コーティングの応力は、通常のクリーン
ルーム条件下で1年間保存した場合に、10%以下の変
化にとどまらなければならない。 d)イオン吸収コーティングの積層とパターニングは、
マスク形成工程に適合したものでなければならない。
【0006】特に、最後の要件は、数多くの潜在的なイ
オン吸収層の候補を退ける要件である。炭素は、酸素中
で容易にパターニングできるのでこの用途におけるフィ
ルム素材の候補であり、さらに、その酸化物が気体であ
り、輻射率が0.7〜0.8であるという長所を有す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】低応力炭素フィルムを
積層する技術の一つに、スパッタリング法がある。可能
性のある他の技術としては、電子ビーム蒸着を用いる方
法がある。通常モードのスパッタリング法では、基板を
スパッタリングターゲットの直上に配置する。このいわ
ゆる「オンアクシス」スパッタリング法は、炭素フィル
ムの積層に広く用いられてきた。しかし、「オンアクシ
ス」スパッタリング法により形成された炭素フィルム
は、ダイアモンド状であり、非常に高い圧縮応力を有
し、イオン衝撃の際に前述の問題を呈する。すなわち、
イオンが閉じ込められるために膜膨張が起こる。注入さ
れた気体は、室温ではフィルムから拡散できないので、
この様な膜は、イオン吸収層として適切ではない。ダイ
アモンド状の炭素フィルムの圧縮応力により、膜は、著
しく歪み、破壊に至る。リソグラフィマスクを形成する
シリコン薄膜は約10MPaの内部引張応力を有し、一
方、ダイアモンド状の炭素の内部応力は、圧縮応力であ
り、1Gpa〜14Gpaである。従来のスパッタリン
グ法の態様では、陰極で生成された陰イオンが基板に衝
突し、高応力のダイアモンド状の素材を形成する。炭素
は、導電層として用いられ、また、スパッタリングを防
止するために用いられてきたが、例えば、シリコンをイ
オン注入から保護するために応用されたことはない。し
かし、最近、「オフアクシス」スパッタリング法として
知られている新たなスパッタ積層技術が、高温超伝導フ
ィルムの積層のために開発された。この技術は、積層面
がスパッタターゲットに対してオフアクシス位置に配置
されるという点で、異なる配置を採用している。「オフ
アクシス」スパッタリングの技術は、例えば、エオムら
のApplied Physics Letters,
vol.55(1989),p.595に記載されてい
るように、超伝導フィルムの積層に用いられてきた。
【0008】本発明の目的は、元の膜の内部応力よりも
小さな応力を有する膜への炭素層の積層方法を提供する
ことである。本発明のもう一つの目的は、次工程の露光
の際に、500mC/cm2に相当するレベルを超える
照射量で、応力変化が10%以下になるような炭素層の
処理を提供することである。さらに、本発明は、コーテ
ィング層の膨張が起こる前にコーティング層からの注入
ガスの拡散が可能なイオンビームリソグラフィにおいて
用いられる、例えば、シリコン膜に積層される炭素層を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】スパッタ基板としての膜
をスパッタターゲットに対してオフアクシス位置に配置
し、スパッタリングを行うX線/微粒子リソグラフィに
おいて、マスクとして使用する膜上に炭素フィルムを積
層する方法を提供する。この配置では、スパッタガンは
基板と対置しておらず、スパッタされた粒子が基板上に
拡散するようになっている。この配置によれば、所望の
応力特性と低密度を有するフィルムを形成するために、
充分低いエネルギーでも、スパッタされた粒子が基板に
到達する。
【0010】良好な均一性と最大積層速度を確保するた
めに、前記の方法で用いる動作圧力は30mtorr未
満とする。さらに、スパッタターゲットの温度を550
℃を超える温度に設定すれば、アーク放電やスパッタリ
ング速度の低下の原因となるターゲット上での絶縁層の
形成を防止することができる。最良の結果は、600℃
〜1,800℃の温度範囲で得られる。
【0011】積層後の炭素フィルムの特性改善、例え
ば、化学反応部位の不活性化や応力の安定化のために、
ヘリウムイオンによるイオン衝撃を採用することができ
る。この方法では、初期照射によるフィルムの変性が予
期され、応力がほとんど変化しない、すなわち約1MP
a以下の範囲内でしか応力変化しない安定水準に到達す
る。イオンエネルギーは、炭素フィルムの下の膜への注
入を回避するために、ヘリウムイオンの投影範囲が炭素
コーティングの厚さに対応するように、さらにそれより
も小さくなるように適切に選択される。実際には、転化
のための最低照射量は約120mC/cm2であること
がわかっている。
【0012】本発明の重要な特徴は、この様にして形成
された炭素コーティングフィルムは、周知の方法で形成
されたダイアモンド状のフィルムよりも低い約10MP
a以下の圧縮応力を有することと、前記の安定水準とい
う意味合いにおいてこの応力の安定化が可能であるとい
うことである。
【0013】この様な炭素コーティング膜の使用に関わ
る重要な分野の一つに、イオン投影リソグラフィがあ
る。膜の保護のためには、膜が、最低でも、所望のイオ
ンエネルギーでの膜へのイオン浸透を防止できるような
膜厚を有することが好ましい。
【0014】膜の放射冷却が重要な場合は、コーティン
グフィルムの輻射率が大きくなければいけない。本発明
のフィルムコーティングの輻射率は、炭素の嵩輻射率
(0.7〜0.8)と同じではないが、0.5を超える
輻射率を容易に得ることができ、約1μmの膜厚のフィ
ルムでは輻射率0.75を達成できることがわかってい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】「オフアクシス」配置の場合、陰
極として作用するスパッタターゲットと、陽極とを有す
る少なくとも1つのスパッタガンがスパッタリングチェ
ンバ内に設けられており、このスパッタガンがフィルム
積層対象の基板表面と対置しないように、基板がスパッ
タリングチェンバ内に配置される。スパッタリング装置
の一例が、図1に示されており、これについては実施例
において説明する。後述のように低圧に保たれたスパッ
タリングチェンバ内において気体中でスパッタ素材を拡
散させるというのが、主要な積層メカニズムである。ス
パッタされた粒子は、気体分子により拡散され、拡散衝
突を数回経た後、基板に到達する。衝突の平均回数は、
スパッタリング装置の構造と気体圧により決定される。
この積層メカニズムによって、スパッタされた粒子の基
板上への積層エネルギーが小さくなる。陰極で生成され
た高エネルギー陰イオン、例えば、炭素陰イオンが基板
に衝突するのを防止する。本発明においては、スパッタ
ターゲット素材はグラファイトである。グラファイトタ
ーゲットは、後述のような処理条件を満たすためには、
加熱可能であり、熱制御可能である必要がある。一方、
精巧なパターン構造の基板の温度は、常温に保つことが
好ましい。
【0016】低応力の多孔質イオン吸収フィルムを積層
するために、スパッタリングチェンバ内の気体圧を1m
torr〜30mtorrにする必要がある。「オフア
クシス」配置を用いた場合、スパッタされた原子が基板
上に拡散するのに充分に長い平均自由行程を有するよう
に、動作圧を低くするが必要である。30mtorrで
は、スパッタされた原子は、通常、数十回の拡散衝突を
経て、ターゲット上に再析出したり近づいたりする。3
0mtorrを越える圧力では、スパッタされた原子の
平均自由行程がさらに短くなり、積層が著しく阻害され
る。
【0017】冷グラファイトターゲットの直流スパッタ
リングは、著しいアーク放電を起こすことがわかった。
これは、恐らく、アルゴンイオンの衝撃によってターゲ
ット上に炭素絶縁層が形成されるためである。この層
は、ターゲットの軌道内を移動してきた電子により電荷
を帯びた絶縁体を形成する。この帯電の影響により、絶
縁コーティングの破壊電圧よりも高い電圧が生じた場
合、アークがコーティング層を貫通することになる。こ
の様なアークは、炭素フィルム内に粒子の欠陥をもたら
し、安定した積層を妨げる。アーク放電は、プラズマの
維持に必要な二次電子を消費することによってプラズマ
を消滅させ、さらに悪化すれば、アークは、ターゲット
から巨大粒子を放出させ、炭素フィルムの性能を著しく
損なう。基板全体を常温に保ち、500℃を超える温度
でターゲットを動作させた場合、アーク放電が完全にな
くなることがわかった。ターゲット温度を高くすれば、
絶縁コーティングをグラファイトに変えることができる
と考えられる。高温ターゲット上でのスパッタリングに
ついては、チャウらに付与された米国特許No.5,4
15,756に記載されている。コーティングは、60
0℃〜2,400℃のターゲット温度で形成されてい
る。以前より、直流相対スパッタリングにおいて絶縁タ
ーゲットコーティングを蒸発させるために高温が用いら
れていたが、この場合の(絶縁)コーティングの除去の
メカニズムは、明らかに蒸発ではない。
【0018】「オンアクシス」スパッタリング法によっ
て積層された炭素フィルムの外観は、光沢があり、ガラ
ス状で、黒色または灰色であるが、「オフアクシス」ス
パッタリング法によって積層された炭素フィルムは、無
光沢で黒色である。「オンアクシス」フィルムの硬度
は、「オフアクシス」フィルムの硬度よりもはるかに大
きい。「オンアクシス」フィルムの高硬度は、反射した
中性のスパッタガスと炭素陰イオンによる基板の原子衝
撃に起因する。「オフアクシス」フィルムの密度は約
1.5g/cm3であり、これは、バルクグラファイト
の密度(2.2g/cm3)よりもきわめて低いことが
わかった。
【0019】積層される炭素フィルムの厚さは、数マイ
クロメータまでとすることができ、所望の照射エネルギ
ーに従って選択される。イオンビーム露光のために、フ
ィルムの厚さは、イオンが炭素コーティング内に吸収さ
れ、その下の膜には到達しないような厚さにしなければ
ならない。例えば、この見地から、10keVの水素ま
たはヘリウムイオンの場合、約0.5μmの層で充分で
あると推測される。
【0020】シリコン膜を保護炭素フィルムで被覆した
場合、膜内の総応力が低減されるが、それはフィルム厚
により異なる。しかし、膜が水素(またはヘリウム)イ
オンにさらされると、膜内の応力は安定な水準に達する
まで増加する。図2は、厚さ0.5μmの炭素フィルム
でコーティングされたシリコン膜の水素イオン照射量の
関数として、膜応力の依存性を示したものである。この
膜は、10keV/イオンのエネルギーで水素イオンの
衝撃を受けている。安定水準への到達は、約12MPa
の引張応力である。膜内の応力は、膜に与えられたプロ
トン照射量が約25mC/cm2、すなわち、プロトン
数が1.536×1017となるまで、この安定水準値を
維持することがわかっている。フォトレジストを完全に
露光するために5×1012イオン/cm2が必要である
とすれば、この電荷密度では、この膜を用いて、4倍率
リソグラフィシステムにおいて約500,000回の露
光を行うことができる。図中の応力値は、すべてMPa
で与えられている。
【0021】炭素エッチングは水素イオン衝撃の際に起
こることが観測されているが、詳細なメカニズムは未だ
明確ではない。仮定として、注入された水素が充分にエ
ネルギーを失った後、水素と炭素によりメタンCH4
どの炭化水素が形成され、その炭化水素が表面から放出
され、排出されるものと考えられる。このプロセスは、
フィルムの多孔性を増加させ、図2に示す挙動に影響を
与える。 実施例 図1に、本発明にかかる、例えば、シリコンマスク上に
炭素フィルムを積層するためのスパッタ装置の一例の概
要を示す。装置1は、5つのリサーチS−ガン5(スパ
ッタードフィルム社)を使用しており、各S−ガン5
は、陽極とグラファイトスパッタターゲットを有し、
2.4kwの直流電力消費が可能である。S−ガン5
は、ベースプレート6上の10インチ(25.4cm)
の直径の円内に均等に配置され、基板2が中心の基板ホ
ルダ3に載置されている。基板2は、電気的に浮揚状態
にされ、基板ホルダ3を介してヘリウムタンク11から
供給されるヘリウムガスにより冷却可能である。基板ホ
ルダ3は、積層の際に回転され、シャフト10を介して
駆動される。基板ホルダ3は、スペーサスリーブ8とス
ラスト軸受9を用い、フェロフルイディックTRシール7
により真空封止されたベースプレート6に設けられたテ
フロンR(ポリテトラフルオルエチレン)カプラ4を介
してシャフト10に接続されている。装置は、直径58
cm高さ47cmのステンレス鋼チェンバ(図1には図
示せず)内に収納されており、深冷ポンプ(CTI−1
0,クライオジェニック社製)によりポンピングされて
いる。なお、ベースプレート6は、ステンレス鋼チェン
バの一部である。積層速度は、動作圧とスパッタエネル
ギーにもよるが、通常、1〜2.5μm/時の範囲であ
る。
【0022】比較例として、露出シリコン膜の例を図3
に示す。図3は、10keVで水素による衝撃を与えた
露出シリコン膜(●で示す)と30keVでヘリウムイ
オン衝撃を与えた露出シリコン膜(◇で示す)のマスク
応力のイオン照射量への依存性を示している。膜の初期
引張応力を完全に除去するために、0.2mC/cm 2
の電荷照射量しか必要としない。
【0023】ここで与えられた応力値は、膜の片側に異
なる圧力をかけて膜を膨出させ、レーザにより膜歪みを
非接触測定することによって決定したものである。炭素
層内の応力は、総応力の測定と露出膜の総応力との比較
により決定した。
【0024】図4は、10keVで水素イオン衝撃を与
えた厚さ0.5μmの保護炭素コーティングを有する厚
さ2.5μmのシリコン膜の膜応力の電荷照射量に対す
る依存性を示したものである。炭素フィルムの初期応力
は、約 −90MPaである(マイナスの値は、圧縮応
力を表す)。恐らく、この圧縮は、積層フィルムの固有
特性ではなく、フィルムの活性部位での水蒸気吸収によ
り起こったものである。フィルムは、「活性炭」の形状
である。しかし、膜が10keV/プロトンのエネルギ
ーで水素イオンにさらされると、複合膜の応力が約12
MPaの安定な水準に達するまで増加し、フィルムの引
張応力が約32MPaであることを示している。これ
は、水蒸気の脱離によるものであるが、その他のプロセ
スも関与している可能性がある。膜は、膜/フィルムに
与えられた電荷照射量が約25mC/cm2になるま
で、この応力値に保たれる。レジスト感度が5×1012
イオン/cm2であると仮定すると、この電荷密度で
は、4倍率リソグラフィシステムにおいて約500,0
00回の露光にこの膜を使用できる。
【0025】10mC/cm2よりも大きな照射量で
は、イオンが炭素層を貫通してシリコン中へと浸透する
ので、応力はますます圧縮応力となる。炭素層は、明ら
かに最初のコーティングよりも薄くなっている。メタン
CH4などの揮発性炭化水素を生成する水素による炭素
の反応性エッチングが、炭素層の薄層化の原因であると
考えられる。イオン源としての水素の使用は、積層フィ
ルムの大規模エッチングを引き起こすので理想的とはい
えない。そこで、この様な問題のないことが明らかなヘ
リウムを用いて研究を開始した。したがって、次段階の
実験は、20keVでの炭素フィルムへのヘリウムイオ
ン注入に関するものであった。
【0026】図5は、厚さ1.0μmの保護炭素コーテ
ィング膜を有する厚さ2.5μmのシリコン膜へのヘリ
ウムイオン衝撃の際の膜応力の挙動を示したものであ
る。この膜には、最初に、80keVで0.005C/
cm2の照射量でヘリウムイオン衝撃を与えた。エネル
ギーは、イオンがシリコンにまで浸透することなく、炭
素層のほぼ全体がイオンにより転化されるように選択し
た。その後、電圧を30keVまで下げ、0.6C/c
2を適用した。次に、電圧を20keVにまで下げ
た。図5は、20keVでの0.835C/cm2まで
のヘリウムイオンの照射時に得られた応力データを示
す。その後、1.44C/cm2までの総照射量で、応
力は、実験誤差の範囲内で安定した。対応するダイ露光
の回数も、図5に示す。1μC/cm2のレジスト照射
量を想定すれば、イオン照射量0.1C/cm2は、4
倍率投影リソグラフィシステムにおける1,600,0
00回のダイ露光に相当する。
【0027】この工程の後、大気圧条件下での膜応力の
挙動を観察した。図6は、大気暴露における膜上の炭素
フィルムの経時的な応力を示したものである。応力は、
160時間で3MPa未満の変化を示した。この様な小
さな変化は、転化領域の周辺の衝撃を受けていない炭素
の領域によるものであると考えられる。これにより、初
期の活性炭素フィルムは、少なくとも1週間の間、環境
的に安定したものに転化されたことが証明された。
【0028】本発明は、上記の特定の形態に限らず、前
記の特許請求の範囲に記載されている本発明の精神と範
疇から逸脱することなく、その他の実施形態で実施する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、前記のような構成によって、
元の膜の内部応力よりも小さい応力を有する炭素層の積
層が可能となると共に、露光の際に所定のレベルを超え
るX線や徴微粒子の照射量で、応力変化が小さい炭素層
を積層できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる炭素フィルム用の「オフアクシ
ス」スパッタリング装置の概略図である。
【図2】厚さ0.5μmの炭素フィルムでコーティング
し、10keV/イオンのエネルギーで水素イオン衝撃
を与えたシリコン膜のイオン照射量の関数として、膜応
力の依存性を示したものである。
【図3】2つの露出シリコン膜、すなわち、10keV
/イオンのエネルギーで水素イオン衝撃を与えたシリコ
ン膜と、30keV/イオンのエネルギーでヘリウムイ
オン衝撃を与えたシリコン膜のイオン照射量の関数とし
て、膜応力の依存性を示したものである。
【図4】厚さ0.5μmの炭素フィルムでコーティング
し、10keV/イオンのエネルギーで水素イオン衝撃
を与えたシリコン膜のイオン照射量の関数として、膜応
力の依存性を示したものである。
【図5】20keV/イオンのエネルギーでヘリウムイ
オンを照射した際の、厚さ1.0μmの保護炭素コーテ
ィング膜を有する厚さ2.5μmのシリコン膜の応力の
依存性を示したものである。この膜は、最初に、80k
eVのエネルギーで5mC/cm2の照射量で、その
後、さらに30keVのエネルギーで0.6C/cm2
の照射量でヘリウムイオンを照射したものである。
【図6】20keVのエネルギーで0.25C/cm2
の照射量でヘリウムイオン照射した後、膜を大気にさら
した時の膜応力の挙動を示したものである。
【符号の説明】
2 シリコン膜 3 基板ホルダ 4 テフロンカプラ 5 S−ガン(スパッタガン) 6 ベースプレート 7 フェロフルイディックシール 8 スペーサスリーブ 9 スラスト軸受 10 シャフト 11 ヘリウムタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセ レオネル トルレス ブッチャー ド アメリカ合衆国 77039 テキサス ヒュ ーストン デベネイ 4534

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線または微粒子投影リソグラフィにお
    いて、ステンシルマスクなどのリソグラフィ部材の全体
    または一部として用いられる膜の上に炭素フィルムを積
    層する方法であって、前記膜がスパッタ基板として用い
    られ、少なくとも1つのスパッタターゲットに対してオ
    フアクシス位置に配置されていることを特徴とするスパ
    ッタリング工程を含む炭素フィルム積層方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つのスパッタターゲッ
    トの温度が550℃を超える温度であることを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記スパッタターゲットの温度が600
    ℃〜1,800℃の温度であることを特徴とする請求項
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 スパッタリング工程での動作圧が30m
    torr未満であることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法によって形成された炭素
    フィルムの化学反応部位の不活性化や応力安定化など、
    炭素フィルムの改質を行う方法であって、ヘリウムイオ
    ン注入の導入限度がフイルムの膜厚より大きくないよう
    なイオンエネルギーで、イオン衝撃によってヘリウムイ
    オンを前記フィルムに注入することを特徴とする炭素フ
    ィルム改質方法。
  6. 【請求項6】 所望の転化のための最低照射量が120
    mC/cm2であることを特徴とする請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記炭素フィルムが10MPa以下の低
    圧縮応力を有することを特徴とする請求項5に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記投影リソグラフィがイオン投影リソ
    グラフィであり、前記膜がステンシルマスクの一部とし
    て用いられることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 膜の素材がシリコンであることを特徴と
    する請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 微粒子投影リソグラフィに使用される
    膜であって、その膜のイオンビーム露光表面上に、膜へ
    のイオン浸透を防止できるような最低膜厚を有するフィ
    ルムを有し、前記フィルムがオフアクシススパッタリン
    グ法により積層された炭素層であることを特徴とする
    膜。
  11. 【請求項11】 膜素材がシリコンであることを特徴と
    する請求項10に記載の膜。
  12. 【請求項12】 前記炭素層の輻射率が0.5よりも大
    きいことを特徴とする請求項10に記載の膜。
  13. 【請求項13】 前記炭素層の輻射率が0.7〜0.8
    の範囲であることを特徴とする請求項12に記載の膜。
JP14071598A 1997-05-23 1998-05-22 膜上への炭素フィルム積層方法 Withdrawn JPH1140496A (ja)

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