JPH1139958A - 信号用ケーブル - Google Patents

信号用ケーブル

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Publication number
JPH1139958A
JPH1139958A JP20264697A JP20264697A JPH1139958A JP H1139958 A JPH1139958 A JP H1139958A JP 20264697 A JP20264697 A JP 20264697A JP 20264697 A JP20264697 A JP 20264697A JP H1139958 A JPH1139958 A JP H1139958A
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JP
Japan
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pair
cable
signal
power supply
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP20264697A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hirakawa
芳司尋 平川
Tetsuo Harada
哲夫 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル内に対角に位置する夫々2つの
信号対と電源対を有し、これらを被う電気シールドと絶
縁外被を有する信号用ケーブル。 信号対と電源対と
の絶縁体の比誘電率の比が60〜100%の範囲内とな
る。 信号対と電源対との絶縁体外径の比が1:1、
2:3、3:2のいずれかで、撚合わせた時の断面にお
ける外接円の楕円の離心率が0.6以下(短径/長径>
0.8)である。 【解決手段】 限られたケーブル外径で減衰量の小さい
ケーブルを製造できる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータとそ
の周辺機器とを接続する場合等に使用される、限られた
ケーブル外径で減衰量の小さい構造の電線(ケーブル)
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータとその周辺機器の用
途に、例えば図5に示されるように、ツイストされたポ
リエチレン絶縁被覆の対の信号対2と2芯の半硬質PV
C絶縁被覆の対の電源対1を別々に配列させ、撚合わせ
て全体を外被3で覆った構造のケーブルが知られてい
る。これは小型コンピュータ用のインターフェイスを構
成する時等に使用されているものである。図5は、電源
対と信号対との配列を示す従来のケーブルの構造の横断
面を示す模式図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなケーブル
では、ケーブルの外径が制限される場合に、信号の減衰
量を低下させることが困難であると言う問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を種
々検討した結果、ケーブル内に配列させる信号対と電源
対との位置を特定の関係とすることにより、限られた外
径内で低減衰のケーブルを提供できることを見出し、本
発明を完成するに至った。従って、本発明の信号用ケー
ブルは、従来の信号用ケーブルに対して夫々の電源対と
信号対とを構成する導体の配列の変更及び、それら導体
を被覆する各絶縁体の比誘電率の管理を行うことに特徴
がある。
【0005】即ち、本発明は: ケーブル内に対角に位置する夫々2つの信号対1+
2と電源対3+4を有し、これら全体を被う電気シール
ドと絶縁外被を有する信号用ケーブルを提供する。ま
た、 信号対に使用される絶縁体と電源対に使用される絶
縁体の比誘電率の比が60〜100%の範囲内となる点
にも特徴を有する。また、 信号対に使用される絶縁体と電源対に使用される絶
縁体の比誘電率の差が50%以内となる点にも特徴を有
する。また、 信号対の絶縁体外径と電源対の絶縁体外径の比が
1:1、2:3、3:2のいずれかとなり、撚合わせ集
合を行った時の断面図における外接円の楕円の離心率が
0.6以下となる(短径/長径>0.8)点にも特徴を
有する。
【0006】以下、本発明を図面に基いて詳細に説明す
る。本発明の信号用ケーブルは、基本的に、夫々対の信
号対と電源対とが対角に配列され、これら全体を電気シ
ールドと絶縁外被とで被う構造を持つことが、信号減衰
の阻止に必須である。即ち、ケーブル内に対角に位置す
る夫々2つの信号対1+2と電源対3+4を有し、これ
ら全体を被う電気シールドと絶縁外被を有する構造とな
る。これを図1〜3によって詳細に説明する。図1〜3
は、対角に配列された信号対と電源対についての種々の
配列の仕方を説明するケーブルの横断面を示す模式図で
ある。図1〜3において、1は電源対、2は信号対、3
は外被、4はシールド1、5はシールド2である。
【0007】図1は、信号対と電源対との絶縁体外径の
比が3:2で、信号対が上下に電源対が左右に配列した
構造のケーブルの横断面を示す模式図である。図2は、
図1において、信号対が左右に電源対が上下に配列した
ケーブルの横断面を示す模式図である。図3は、信号対
と電源対の絶縁体外径の比が1:1で、信号対が上下に
電源対が左右に配列した構造のケーブルの横断面を示す
模式図である。
【0008】本発明のケーブルは、信号減衰の阻止に
は、基本的に、信号対と電源対とが対角に配列されこと
が必要であるが、更に、 (イ) 信号対と電源対の絶縁体
外径の比が1:1、2:3、3:2のいずれかであり、
且つ (ロ) 撚合わせ集合を行った時の断面図における外
接円の楕円の離心率が0.6以下(短径/長径>0.
8)、好ましくは (イ)〜 (ロ)との2つの要件を満たすこ
とが望ましい。このような絶縁体外径の比 (イ)と外接円
の楕円の離心率 (ロ)とのいずれかの要件を満たさない
と、ケーブル内の電界分布の点から信号減衰の阻止が十
分ではなくなる。勿論、これ以外の比及び離心率の場合
でも或る程度の信号減衰の阻止に貢献することができ
る。
【0009】更に、 (ハ) 信号対と電源対との絶縁被覆
を構成する絶縁体の比誘電率の比が60〜100%、好
ましくは80〜100%の範囲内となることが、ケーブ
ル内の電界分布の点から信号の減衰の阻止のために望ま
しい。従って、 (ニ) 信号対と電源対との絶縁体の比誘
電率の差が50%以内、好ましくは0〜30%となるこ
とが望ましい。
【0010】
【作用】本発明のケーブルの構造によると、限られたケ
ーブル外径内で信号対のインピーダンスを必要な値に制
御しようとした時に、図4に示すような従来構造のケー
ブルに比して大きな導体サイズを選択できる。また、本
発明のケーブルでは、配列上又は各絶縁体の誘電率が管
理されているために、信号を供給した場合に、ケーブル
内での電界分布がケーブル長さ方向で安定する。このた
めに、ケーブルでの信号減衰量を低減することができ
る。
【0011】
【実施例】本発明は以下の実施例により具体的に説明す
るが、これらは本発明の範囲を制限しない。 実施例1;導体としてAWG26 7/0.16の
錫メッキ軟銅線、絶縁被覆として絶縁径1.05mmの
ポリエチレンを用いた信号対並びに、導体としてAWG
247/0.203の錫メッキ軟銅線、絶縁被覆として
絶縁径1.05mmのポリエチレンを用いた電源対を作
製し、一対ずつ対角に信号対を上下に、電源対を左右に
配列させた後、それらの上に夫々厚さ0.025mmの
アルミ貼りPETテープ製外部シールド1と錫メッキ軟
銅線編組製外部シールド2とで覆い、更にPVC製外被
で被覆して、図4に示すような構造の本発明のケーブル
とした。
【0012】図4は、実施例に従って製造された本発明
のケーブルの構造を示す模式図である。図4によると、
信号対と電源対との絶縁体外径比は1:1であり、且つ
離心率が0(短径/長径=1.0)であることが読み取
れる。信号対と電源対に使用された絶縁体の比誘電率は
夫々2.3、2.3である。従って、両者の絶縁体の比
誘電率の比が100%であることが分かる。また、両者
の絶縁体の比誘電率の差が0%であることが計算され
る。
【0013】 比較例1;導体としてAWG28 7
/0.127の錫メッキ軟銅線、絶縁被覆として絶縁径
0.76mmのポリエチレンを用いた信号対並びに、導
体としてAWG247/0.203の錫メッキ軟銅線、
絶縁被覆として絶縁径1.10mmのポリエチレンを用
いた電源対を作製し、ツイストされた絶縁被覆の対の信
号対1と2芯の絶縁被覆の対の電源対2を別々に配列さ
せ、それらの上に夫々厚さ0.025mmのアルミ貼り
PETテープ製外部シールド1と錫メッキ軟銅線編組製
外部シールド2とで覆い、撚合わせて全体を外径4.5
mmの外被3で覆った構造の従来法のケーブルとした。
【0014】図6は、従来法で製造された比較例のケー
ブルの構造を示す模式図である。(なお、比誘電率はA
STM−D−150に従って測定された。比誘電率は真
空の誘電率との比のため、単位はない。)その場合、信
号対と電源対に使用された絶縁体の比誘電率は夫々2.
3、4.2である。 減衰量の測定;更に、この2種のケーブルを製造
し、減衰量を測定した結果を図7に示した。図7による
と、本発明のケーブルでは従来構造のケーブルに比して
低減衰のケーブルとなっていることが分かる。図7は、
本発明のケーブルと従来のケーブルとの減衰量を比較し
たグラフである。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、限られた
ケーブル外径で減衰量の小さいケーブルを製造できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号対と電源対との絶縁体外径の比が3:2
で、信号対が上下に電源対が左右に配列した構造のケー
ブルの横断面を示す模式図である。
【図2】図1において、信号対が左右に電源対が上下に
配列したケーブルの横断面を示す模式図である。
【図3】信号対と電源対の絶縁体外径の比が1:1で、
信号対が上下に電源対が左右に配列した構造のケーブル
の横断面を示す模式図である。
【図4】実施例に従って製造された本発明のケーブルの
構造を示す模式図である。
【図5】電源対と信号対との配列を示す従来のケーブル
の構造の横断面を示す模式図である。
【図6】従来法で製造された比較例のケーブルの構造を
示す模式図である。
【図7】本発明のケーブルと従来のケーブルとの減衰量
を比較したグラフである。
【符号の説明】
1 電源対 2 信号対 3 外被 4 シールド1 5 シールド2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル内に対角に位置する夫々2つの
    信号対1+2と電源対3+4を有し、これら全体を被う
    電気シールドと絶縁外被を有する信号用ケーブル。
  2. 【請求項2】 信号対に使用される絶縁体と電源対に使
    用される絶縁体の比誘電率の比が60〜100%の範囲
    内となることを特徴とする、請求項1記載の信号用ケー
    ブル。
  3. 【請求項3】 信号対に使用される絶縁体と電源対に使
    用される絶縁体の比誘電率の差が50%以内となること
    を特徴とする、請求項1記載の信号用ケーブル。
  4. 【請求項4】 信号対の絶縁体外径と電源対の絶縁体外
    径の比が1:1、2:3、3:2のいずれかとなり、撚
    合わせ集合を行った時の断面図における外接円の楕円の
    離心率が0.6以下となる(短径/長径>0.8)こと
    を特徴とする、請求項1記載の信号用ケーブル。
JP20264697A 1997-07-14 1997-07-14 信号用ケーブル Pending JPH1139958A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105210159A (zh) * 2013-05-15 2015-12-30 矢崎总业株式会社 信号用线缆及线束
CN108091419A (zh) * 2017-11-26 2018-05-29 安徽宏源特种电缆股份有限公司 一种高柔性机器人用综合电缆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105210159A (zh) * 2013-05-15 2015-12-30 矢崎总业株式会社 信号用线缆及线束
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